JP2020191147A - 磁気ヘッド保守用媒体及びデータ読取装置 - Google Patents

磁気ヘッド保守用媒体及びデータ読取装置 Download PDF

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Abstract

【課題】磁気ヘッドを延命化することができ、磁気ヘッドの交換頻度を低減できるようにする。【解決手段】磁気ヘッドを保守するための磁気ヘッド研磨カード1において、磁気ヘッドによる読取をチェックするための弱い出力でデータが書き込まれた磁気ストライプ2と、磁気ヘッドを研磨するための砥粒を含む1以上の砥粒接着フィルム3,4と、を備えるように構成する。磁気ヘッド研磨カード1において、磁気ストライプ2は、所定の方向に延びて形成され、砥粒接着フィルム3,4は、磁気ストライプ2と平行な方向に伸びて形成されていてもよい。【選択図】図3

Description

本発明は、磁気ヘッドの保守を行うための技術に関する。
例えば、銀行等の金融機関の営業店端末において用いられ、通帳の磁気ストライプのデータを磁気ヘッドにより読み出して利用する通帳伝票プリンタが知られている。
通帳伝票プリンタにおいて、磁気ヘッドにごみや埃等の異物が付着すると、磁気ヘッドによる磁気ストライプからのデータの読み出しが適切に行われないという問題が生じる。
これに対して、例えば、特許文献1には、磁気ヘッド面を傷つけることなく、磁気ヘッドに付着した異物をクリーニングすることのできる磁気ヘッドクリーニングカードが開示されている。
特開平11−265504号公報
特許文献1に開示された磁気ヘッドクリーニングカードによると、磁気ヘッドに付着された異物を除去することができる。
しかしながら、磁気ヘッドにおいては、磁気ストライプとの接触により、磁気ヘッド表面に傷や摩耗による凹凸が発生することがある。このように、磁気ヘッド表面に傷や摩耗による凹凸が発生した場合には、磁気ストライプの読み取り時に、磁気ストライプと磁気ヘッド表面との間に隙間(エアギャップ)が発生し、磁気の書込み性能や、読取性能が低下するため、磁気書込みエラーや、磁気読取エラーが増加してしまう。
このような場合には、特許文献1に記載された磁気ヘッドクリーニングカードでは対処することができず、磁気ヘッドを交換する必要がある。
本発明は、上記事情に鑑みなされたものであり、その目的は、磁気ヘッドを延命化することができ、磁気ヘッドの交換頻度を低減することのできる技術を提供することにある。
上記目的を達成するため、一観点に係る磁気ヘッド保守用媒体は、磁気ヘッドを保守するための磁気ヘッド保守用媒体であって、磁気ヘッドによる読取をチェックするための弱い出力でデータが書き込まれた磁気ストライプと、磁気ヘッドを研磨するための砥粒を含む1以上の研磨部と、を備える。
本発明によれば、磁気ヘッドを延命化することができ、磁気ヘッドの交換頻度を低減することができる。
図1は、第1実施例に係る通帳伝票プリンタの機能構成図である。 図2は、第1実施例に係る通帳伝票プリンタの側面図である。 図3は、第1実施例に係る磁気ヘッド研磨カードの構成図である。 図4は、第1実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理のフローチャートである。 図5は、第1実施例における通帳伝票プリンタによる磁気ストライプリード時の状態を示す図である。 図6は、第1実施例における通帳伝票プリンタによる荒削り研磨時の状態を示す図である。 図7は、第1実施例における通帳伝票プリンタによる仕上げ削り研磨時の状態を示す図である。 図8は、第1実施例において、磁気ヘッド研磨処理の前後の磁気ヘッドを説明する図である。 図9は、第2実施例に係る磁気ヘッド研磨カードの構成図である。 図10は、第2実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理のフローチャートである。 図11は、第3実施例に係る磁気ヘッド研磨カードの構成図である。
いくつかの実施例について、図面を参照して説明する。なお、以下に説明する実施例は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではなく、また実施例の中で説明されている諸要素及びその組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、第1実施例に係る通帳伝票プリンタの機能構成図である。
データ読取装置の一例としての通帳伝票プリンタ100は、読取判定部、搬送制御部、及び研磨制御部の一例としての制御部101と、搬送部102と、読取処理部の一例としての磁気データ読み書き部103と、印字機構部10と、光学読取機構部9とを備える。これら各部は、内部バス106を介して接続されている。
制御部101は、通帳伝票プリンタ100を統括制御する。制御部101は、図示しないインタフェースを介して、例えば、PC(パーソナルコンピュータ)等の上位装置200と接続され、上位装置107の指示に基づいて、通帳伝票プリンタ100を制御し、通帳に印字等する。また、制御部101は、後述する磁気ヘッド8を保守するための磁気ヘッド保守処理を制御する。搬送部102は、通帳や、後述する磁気ヘッド研磨カード1等の媒体を搬送する。磁気データ読み書き部103は、媒体の磁気ストライプに対してデータを書き込んだり、磁気ストライプからデータを読み込んだりする磁気ヘッド8(図2参照)と、磁気ヘッド8を媒体に対して押圧する押圧機構と、磁気ヘッド8を所定の読取方向(本例では、媒体の搬送方向と垂直な方向)に移動させるスライド機構とを有する。磁気ヘッド8は、例えば、磁気を読み取る面を上方に向けて配置されている。印字機構部10は、媒体に対して印字を行う。光学読取機構部9は、媒体のバーコードや帳票の内容を光学的に読み取る。
次に、通帳伝票プリンタ100のハードウェア構成について説明する。
図2は、第1実施例に係る通帳伝票プリンタの側面図である。
通帳伝票プリンタ100においては、挿入口5から挿入された媒体を搬送する搬送経路7が形成されている。搬送部102の図示しない搬送モータによって、図示しない、ベルト、ギヤ等を介して、複数の搬送ローラ6a〜6d等が駆動されることにより、装置内部の搬送経路7において媒体が搬送される。搬送経路7においては、搬入口5から順番に、磁気ヘッド8、光学読取部9、印字機構部10が配置されている。通帳伝票プリンタ100においては、媒体の磁気ストライプの読取を行う際には、媒体の磁気ストライプの面が下側となるように搬入口5に挿入することとなっている。
次に、第1実施例に係る磁気ヘッド保守用媒体の一例である磁気ヘッド研磨カードについて説明する。
図3は、第1実施例に係る磁気ヘッド研磨カードの構成図である。ここで、図3(a)は、磁気ヘッド研磨カード1の磁気ストライプ2が配置されている一方の面(表面)を示し、図3(b)は、磁気ヘッド研磨カード1の他方の面(裏面)を示している。
磁気ヘッド研磨カード1は、通帳伝票プリンタ100が処理対象とする通帳を開いた状態の大きさのカードである。本実施例では、通帳伝票プリンタ100は、通帳に対して横方向に磁気ストライプが配置された通帳(横磁気ストライプ通帳)を処理対象としている。この処理対象の通帳においては、通帳伝票プリンタ100の通帳を搬送方向に対して横方向に磁気ストライプが配置されることとなる。磁気ヘッド研磨カード1の材質は、紙であっても、樹脂であってもよい。磁気ヘッド研磨カード1の表面には、図3(a)に示すように、磁気ストライプ2と、第1の研磨部の一例としての砥粒接着フィルム3と、第2の研磨部の一例としての砥粒接着フィルム4とが貼付されている。
磁気ストライプ2は、磁気ヘッド研磨カード1の搬送方向(図中上側)に対して垂直な方向に伸びた形状となっている。磁気ストライプ2には、磁気ヘッド8による読取をチェックするための弱い出力でデータが書き込まれている、換言すると、磁気ストライプ2には、弱い磁力のデータが書き込まれている。砥粒接着フィルム3は、荒削り用の砥粒、(第1砥粒、例えば、#200〜600、一例としては、#400の粒度の砥粒)が含まれている。砥粒接着フィルム3は、磁気ストライプ2と平行な方向に伸びた形状となっている。砥粒接着フィルム3の搬送方向の幅は、磁気ヘッド8の搬送方向の幅よりも広くなっている。砥粒接着フィルム4は、荒削り用の砥粒よりも細かい仕上げ用の砥粒(第2砥粒、例えば、#800〜1200、一例としては、#1000の粒度の砥粒)が含まれている。砥粒接着フィルム4は、磁気ストライプ2と平行な方向に伸びた形状となっている。砥粒接着フィルム4の搬送方向の幅は、磁気ヘッド8の搬送方向の幅よりも広くなっている。なお、砥粒接着フィルム3,4によると、研磨によって生じた削りかすをフィルムに付着させることができ、削りかすによる汚れを低減することができる。
磁気ヘッド研磨カード1の裏面には、図3(b)に示すように、通帳伝票プリンタ100の挿入口5に磁気ヘッド研磨カード1を挿入する際における、磁気ヘッド研磨カード1の搬送時の面の向き(すなわち、表面を下側とすること)及び搬送方向(図中上側の辺から搬送)を示すマーク21(搬送情報の一例)が表示されている。
通帳伝票プリンタ100の銀行等の金融機関の取引を行うオペレータ又は保守員(単にユーザという)は、マーク21を視認しながら、通帳伝票プリンタ100の挿入口5に磁気ヘッド研磨カード1を挿入することにより、磁気ヘッド研磨カード1を用いた磁気ヘッド保守処理を適切に行うことができる。
次に、通帳伝票プリンタ100による磁気ヘッド保守処理について説明する。
図4は、第1実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理のフローチャートである。図5は、第1実施例における通帳伝票プリンタによる磁気ストライプリード時の状態を示す図である。図6は、第1実施例における通帳伝票プリンタによる荒削り研磨時の状態を示す図である。図7は、第1実施例における通帳伝票プリンタによる仕上げ削り研磨時の状態を示す図である。図5(a)、図6(a)、図7(a)は、通帳伝票プリンタ100の側面図を示し、図5(b)、図6(b)、図7(b)は、通帳伝票プリンタ100の上面図を示す。
磁気ヘッド保守処理においては、ユーザにより、磁気ヘッド研磨カード1が通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットされると(ステップF1)、制御部101は、搬送部102を制御して、挿入口5から磁気ヘッド研磨カード1を吸引し、搬送ガイド12(図5参照)に沿って所定の搬送方向(図5の上方)に搬送を開始する(ステップF2)。その後、制御部101は、搬送部102を制御して、図5に示すように、磁気ヘッド研磨カード1の磁気ストライプ2が、磁気ヘッド8による読取可能位置(磁気ヘッド8の搬送方向における中心位置)に到達した時点で、磁気ヘッド研磨カード1の搬送を停止する(ステップF3)。
次いで、制御部101は、磁気データ読み書き部103の押圧機構により磁気ヘッド8を磁気ストライプ2に押し付け、スライド機構により、磁気ヘッド8を左右方向に移動させることにより、磁気ストライプ2のデータをリードする(読み込む)。そして、制御部101は、磁気ストライプ2からデータを正しくリードできたか否かを判定し(ステップF4)、正しくリードできた場合(ステップF4:リード可)には、処理をステップF9に進める。ここで、磁気ストライプ2のデータは、弱い出力で書き込まれたものであるから、このリードに関する判定処理によると、磁気ストライプ2のデータの書き込み状態が悪い場合においてもリードできるか否かを適切に判定することができる。
一方、正しくリードできなかった場合(ステップF4:リード不可)には、磁気ヘッド8が凹状になっていると考えられるので、制御部101は、搬送部102を制御して、図6に示すように、磁気ヘッド研磨カード1の荒削り用の砥粒接着フィルム3が、磁気ヘッド8による読取可能位置となるように磁気ヘッド研磨カード1を搬送させて停止させる(ステップF5)。
次いで、制御部101は、磁気データ読み書き部103の押圧機構により磁気ヘッド8を砥粒接着フィルム3に押し付け、スライド機構により、磁気ヘッド8を左右方向に所定回数(例えば40回)移動させることにより、磁気ヘッド8の表面に対して荒削り用の研磨を実行する(ステップF6)。
次いで、制御部101は、搬送部102を制御して、図7に示すように、磁気ヘッド研磨カード1の仕上げ削り用の砥粒接着フィルム4が、磁気ヘッド8による読取可能位置となるように磁気ヘッド研磨カード1を搬送させて停止させる(ステップF7)。
次いで、制御部101は、磁気データ読み書き部103の押圧機構により磁気ヘッド8を砥粒接着フィルム4に押し付け、スライド機構により、磁気ヘッド8を左右方向に所定回数(例えば40回)移動させることにより、磁気ヘッド8の表面に対して仕上げ削り用の研磨を実行する(ステップF8)。これにより、磁気ヘッド8における凹凸部分が低減され、磁気ヘッド8と、磁気ストライプ2とのエアギャップが減少し、リードエラーの発生を低減することができる。
そして、磁気ストライプ2からデータを正しくリードできた場合(ステップF4:リード可)又は、磁気ヘッド8の仕上げ削り用の研磨を終えた場合(ステップF8)には、制御部101は、搬送部102を制御して、磁気ヘッド研磨カード1を搬入口5へ搬送して、排出する(ステップF9,F10)。
ここで、磁気ストライプ2のデータが正しくリードできなかった場合における磁気ヘッド8の状態と、ステップF6及びステップF8に示す磁気ヘッド研磨処理を実行した後の磁気ヘッド8の状態とを説明する。
図8は、第1実施例において、磁気ヘッド研磨処理の前後の磁気ヘッドを説明する図である。図8(a)は、磁気ストライプ2のデータが正しくリードできなかった場合における磁気ヘッド8の状態を示し、図8(b)は、磁気ヘッド研磨処理を行った後の磁気ヘッド8の状態を示している。
磁気ストライプ2のデータが正しくリードできなかった場合においては、磁気ヘッド8は、図8(a)に示すように、磁気ヘッド8の磁気ストライプ2と接触する側の面には、磁気ストライプ2との接触による摩耗により凹部8aが形成されている。このような状態では、磁気ヘッド8を磁気ストライプ2に押し当ててリードする場合においては、凹部8aの影響で、エアギャップが存在することとなるので、磁気ストライプ2のデータが正しく読むことができない。
これに対して、磁気ヘッド研磨処理を行った後においては、図8(b)に示すように、磁気ヘッド8の磁気ストライプ2と接触する側の面が平らになる。これにより、磁気ヘッド8を磁気ストライプ2に押し当ててリードする場合においては、磁気ヘッド8と磁気ストライプ2との間のエアギャップが減少し、磁気ストライプ2のデータを正しくリードすることができるようになる。
以上説明したように、磁気ヘッド保守処理によると、磁気ストライプ2のデータが正しきリードできなかった場合には、磁気ヘッド8を研磨することにより、磁気ヘッド8と磁気ストライプ2との間のエアギャップが減少でき、磁気ストライプ2のデータを正しくリードすることができるようになる。これにより、磁気ヘッド8を交換することなく、磁気ストライプ2のデータを正しくリードすることができるようになり、磁気ヘッド8を延命化することができる。これにより、磁気ヘッド8の交換頻度を低減することができる。
次に、第2実施例について説明する。第2実施例は、図3の磁気ヘッド研磨カード1に代えて、図9の磁気ヘッド研磨カード1aを用いるようにした例である。
図9は、第2実施例に係る磁気ヘッド研磨カードの構成図である。ここで、図9(a)は、磁気ヘッド研磨カード1aの磁気ストライプ2aが配置されている一方の面(表面)を示し、図9(b)は、磁気ヘッド研磨カード1aの他方の面(裏面)を示している。
磁気ヘッド研磨カード1aは、通帳伝票プリンタ100が処理対象とする通帳を開いた状態の大きさのカードである。本実施形態では、通帳伝票プリンタ100は、搬送方向に対して垂直な方向に磁気ストライプが配置された通帳(横磁気ストライプ通帳)を処理対象としている。磁気ヘッド研磨カード1aの材質は、紙であっても、樹脂であってもよい。磁気ヘッド研磨カード1aの表面には、図9(a)に示すように、磁気ストライプ2aと、第1の研磨部の一例としての砥粒接着フィルム3aとが貼付されている。磁気ストライプ2aと、砥粒接着フィルム3aとは、平行に貼付されている。
磁気ストライプ2aは、磁気ヘッド研磨カード1aの表面を下側とし、図中上側の辺から通帳伝票プリンタ100の挿入口5に挿入した場合に、所定の距離だけ搬送されると、磁気ヘッド8による読取可能位置となる位置に貼付されている。
砥粒接着フィルム3aは、荒削り用の砥粒(第1砥粒:例えば、#200〜600、一例としては、#400の粒度の砥粒)が含まれている。砥粒接着フィルム3aは、磁気ヘッド研磨カード1aの表面を下側とし、図中下側の辺から通帳伝票プリンタ100の挿入口5に挿入した場合に、所定の距離(磁気ストライプ2aを読取可能位置に搬送する際と同じ距離)だけ搬送されると、磁気ヘッド8による読取可能位置となる位置に貼付されている。
磁気ヘッド研磨カード1aの裏面には、図9(b)に示すように、第2の研磨部の一例としての砥粒接着フィルム4aが、磁気ストライプ2aと平行な方向に伸びるように貼付されている。砥粒接着フィルム4aは、荒削り用の砥粒よりも細かい仕上げ用の砥粒(第2砥粒、例えば、#800〜1200、一例としては、#1000の粒度の砥粒)が含まれている。砥粒接着フィルム4aは、磁気ヘッド研磨カード1aの裏面を下側とし、図中上側の辺から通帳伝票プリンタ100の挿入口5に挿入した場合に、所定の距離(磁気ストライプ2aを読取可能位置に搬送する際と同じ距離)だけ搬送されると、磁気ヘッド8による読取可能位置となる位置に貼付されている。
更に、磁気ヘッド研磨カード1aの表面には、図9(a)に示すように、砥粒接着フィルム4aを使用する際における、磁気ヘッド研磨カード1aの搬送時の面の向き(すなわち、裏面を下側とすること)、搬送方向(図中上側の辺から挿入すること)、及び挿入する順番((3):3番目を示す順番情報)を示すマーク24(搬送情報の一例)が表示されている。
また、磁気ヘッド研磨カード1aの裏面には、図9(b)に示すように、磁気ストライプ2aを使用する際における、磁気ヘッド研磨カード1aの搬送時の面の向き(すなわち、表面を下側とすること)、搬送方向(図中上側の辺から挿入すること)、及び挿入する順番((1):1番目を示す順番情報)を示すマーク22(搬送情報の一例)が表示されている。
また、磁気ヘッド研磨カード1aの裏面には、図9(b)に示すように、砥粒接着フィルム3aを使用する際における、磁気ヘッド研磨カード1aの搬送時の面の向き(すなわち、裏面を下側とすること)、搬送方向(図中下側の辺から挿入すること)、及び挿入する順番((2):2番目を示す順番情報)を示すマーク23(搬送情報の一例)が表示されている。
これらマーク22〜24によると、磁気ヘッド研磨カード1aをどの順番で、どのように挿入口5に挿入すればよいかをユーザが容易に把握することができる。
次に、第2実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理について説明する。
図10は、第2実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理のフローチャートである。
磁気ヘッド保守処理においては、まず、ユーザが、磁気ストライプ2aが磁気ヘッド8の読取可能位置に搬送されるように、磁気ヘッド研磨カード1aを通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットすることとなる。この場合には、ユーザは、磁気ヘッド研磨カード1aの図9(b)に示すマーク22を視認できるように面の向きを維持し、矢印の向きに従って、磁気ヘッド研磨カード1aを挿入口5にセットすればよい。
磁気ヘッド研磨カード1aが通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットされると(ステップF11)、制御部101は、搬送部102を制御して、挿入口5から磁気ヘッド研磨カード1aを吸引し、搬送を開始し、所定の距離だけ搬送する(ステップF12)。この結果、磁気ヘッド研磨カード1aの磁気ストライプ2aが、磁気ヘッド8による読取可能位置(磁気ヘッド8の搬送方向における中心位置)に位置することとなる。
次いで、制御部101は、磁気データ読み書き部103の押圧機構により磁気ヘッド8を磁気ストライプ2aに押し付け、スライド機構により、磁気ヘッド8を左右方向に移動させることにより、磁気ストライプ2aのデータをリードする(読み込む)。そして、制御部101は、磁気ストライプ2aからデータを正しくリードできたか否かを判定し(ステップF13)、正しくリードできた場合(ステップF13:リード可)には、処理をステップF24に進める。ここで、磁気ストライプ2aのデータは、弱い出力で書き込まれたものであるから、このリードに関する判定処理によると、磁気ストライプ2aのデータの書き込み状態が悪い場合においてもリードできるか否かを適切に判定することができる。
一方、正しくリードできなかった場合(ステップF13:リード不可)には、磁気ヘッド8が凹状になっていると考えられるので、制御部101は、搬送部102を制御して、磁気ヘッド研磨カード1aを排出するために搬送し、磁気ヘッド研磨カード1aを挿入口5から排出する(ステップF14,F15)。この際、通帳伝票プリンタ100は、砥粒接着フィルム3aを読取可能位置に搬送させるように挿入させる指示、例えば、マーク23に従って挿入させる指示を表示してもよい。
ここで、ユーザは、砥粒接着フィルム3aが磁気ヘッド8の読取可能位置に搬送されるように、磁気ヘッド研磨カード1aを通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットすることとなる。この場合には、ユーザは、磁気ヘッド研磨カード1aの図9(b)に示すマーク23を視認できるように面の向きを維持し、矢印の向きに従って、磁気ヘッド研磨カード1aを挿入口5にセットすればよい。
磁気ヘッド研磨カード1aが通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットされると(ステップF16)、制御部101は、搬送部102を制御して、挿入口5から磁気ヘッド研磨カード1aを吸引し、搬送を開始し、所定の距離だけ搬送する(ステップF17)。ここで、磁気ヘッド研磨カード1aを搬送する距離は、ステップF12の距離と同じでよい。この結果、磁気ヘッド研磨カード1aの砥粒接着フィルム3aが、磁気ヘッド8による読取可能位置に位置することとなる。
次いで、制御部101は、磁気データ読み書き部103の押圧機構により磁気ヘッド8を砥粒接着フィルム3aに押し付け、スライド機構により、磁気ヘッド8を左右方向に所定回数(例えば、40回)移動させることにより、磁気ヘッド8の表面に対して荒削り用の研磨を実行する(ステップF18)。
次いで、制御部101は、搬送部102を制御して、磁気ヘッド研磨カード1aを排出するために搬送し、磁気ヘッド研磨カード1aを挿入口5から排出する(ステップF19,F20)。この際、通帳伝票プリンタ100は、砥粒接着フィルム4aを読取可能位置に搬送させるように挿入させる指示、例えば、マーク24に従って挿入させる指示を表示するようにしもよい。
ここで、ユーザは、砥粒接着フィルム4aが磁気ヘッド8の読取可能位置に搬送されるように、磁気ヘッド研磨カード1aを通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットすることとなる。この場合には、ユーザは、磁気ヘッド研磨カード1aの図9(a)に示すマーク24を視認できるように面の向きを維持し、矢印の向きに従って、磁気ヘッド研磨カード1aを挿入口5にセットすればよい。
磁気ヘッド研磨カード1aが通帳伝票プリンタ100の挿入口5にセットされると(ステップF21)、制御部101は、搬送部102を制御して、挿入口5から磁気ヘッド研磨カード1aを吸引し、搬送を開始し、所定の距離だけ搬送する(ステップF22)。ここで、磁気ヘッド研磨カード1aを搬送する距離は、ステップF12の距離と同じでよい。この結果、磁気ヘッド研磨カード1aの砥粒接着フィルム4aが、磁気ヘッド8による読取可能位置に位置することとなる。
次いで、制御部101は、磁気データ読み書き部103の押圧機構により磁気ヘッド8を砥粒接着フィルム4aに押し付け、スライド機構により、磁気ヘッド8を左右方向に所定回数(例えば、40回)移動させることにより、磁気ヘッド8の表面に対して仕上げ削り用の研磨を実行する(ステップF23)。これにより、磁気ヘッド8における凹凸部分が低減され、磁気ヘッド8と、磁気ストライプ2aとのエアギャップが減少し、リードエラーの発生を低減することができる。
そして、磁気ストライプ2aからデータを正しくリードできた場合(ステップF13:リード可)又は、磁気ヘッド8の仕上げ削り用の研磨を終えた場合(ステップF23)には、制御部101は、搬送部102を制御して、磁気ヘッド研磨カード1aを搬入口5へ搬送して、排出する(ステップF24,F25)。
以上説明したように、磁気ヘッド保守処理によると、磁気ストライプ2aのデータが正しきリードできなかった場合には、磁気ヘッド8を研磨することにより、磁気ヘッド8と磁気ストライプとの間のエアギャップが減少でき、磁気ストライプのデータを正しくリードすることができるようになる。これにより、磁気ヘッド8を交換することなく、磁気ストライプのデータを正しくリードすることができるようになり、磁気ヘッド8を延命化することができる。これにより、磁気ヘッド8の交換頻度を低減することができる。
また、上記した第2実施例に係る磁気ヘッド研磨カード1aによると、磁気ヘッド研磨カード1aの搬送面及び搬送方向を変えるだけで、磁気ストライプ2aと、砥粒接着フィルム3aと、砥粒接着フィルム4aとを同一の搬送を行うことにより、磁気ヘッド8による読取可能位置に搬送することができる。このため、第1実施例のように、通帳伝票プリンタ100側で、磁気ストライプ1と、砥粒接着フィルム3と、砥粒接着フィルム4とのいずれを磁気ヘッド8による読取可能位置に搬送するかに応じて、搬送処理を変えなくてもよく、処理を簡素化することができる。
次に、第3実施例について説明する。第3実施例は、通帳に対して縦方向に磁気ストライプが貼付けられている通帳(縦磁気ストライプ通帳)に対応する通帳伝票プリンタに対応する例である。
縦磁気ストライプ通帳に対応する通帳伝票プリンタは、第1実施例に係る通帳伝票プリンタ100において、例えば、磁気ヘッド8の配置や移動方向等を縦方向の磁気ストライプに対応するように変えればよいだけであり、その他の構成は同様であるので、詳細な説明は省略する。なお、第3実施例においては、第3実施例の通帳伝票プリンタにおける、第1実施例の通帳伝票プリンタと同様な機能部については、便宜的に、第1実施例の通帳伝票プリンタの符号を用いて説明する。
次に、第3実施例に係る磁気ヘッド研磨カード1bについて説明する。
図11は、第3実施例に係る磁気ヘッド研磨カードの構成図である。ここで、図11(a)は、磁気ヘッド研磨カード1bの磁気ストライプ2bが配置されている一方の面(表面)を示し、図11(b)は、磁気ヘッド研磨カード1bの他方の面(裏面)を示している。
磁気ヘッド研磨カード1bは、通帳伝票プリンタ100が処理対象とする通帳を開いた状態の大きさのカードである。本実施形態では、通帳伝票プリンタ100は、搬送方向に対して平行な方向に磁気ストライプが配置された通帳(縦磁気ストライプ通帳)を処理対象としている。磁気ヘッド研磨カード1bの材質は、紙であっても、樹脂であってもよい。磁気ヘッド研磨カード1bの表面には、図11(a)に示すように、磁気ストライプ2bと、第1の研磨部の一例としての砥粒接着フィルム3bとが貼付されている。磁気ストライプ2bと、砥粒接着フィルム3bとは、平行に貼付されている。
磁気ストライプ2bは、磁気ヘッド研磨カード1bの表面を下側とし、図中上側の辺から通帳伝票プリンタ100の挿入口5に挿入した場合に、所定の距離だけ搬送されると、磁気ヘッド8による読取可能位置となる位置に貼付されている。
砥粒接着フィルム3bは、荒削り用の砥粒(第1砥粒:例えば、#200〜600、一例としては、#400の粒度の砥粒)が含まれている。砥粒接着フィルム3bは、磁気ヘッド研磨カード1bの表面を下側とし、図中下側の辺から通帳伝票プリンタ100の挿入口5に挿入した場合に、所定の距離だけ搬送されると、磁気ヘッド8による読取可能位置となる位置に貼付されている。
磁気ヘッド研磨カード1bの裏面には、図11(b)に示すように、第2の研磨部の一例としての砥粒接着フィルム4bが、磁気ストライプ2bと平行な方向に伸びるように貼付されている。砥粒接着フィルム4bは、荒削り用の砥粒よりも細かい仕上げ用の砥粒(第2砥粒:例えば、#800〜1200、一例としては、#1000の粒度の砥粒)が含まれている。砥粒接着フィルム4bは、磁気ヘッド研磨カード1bの裏面を下側とし、図中上側の辺から通帳伝票プリンタ100の挿入口5に挿入した場合に、所定の距離だけ搬送されると、磁気ヘッド8による読取可能位置となる位置に貼付されている。
更に、磁気ヘッド研磨カード1bの表面には、図11(a)に示すように、砥粒接着フィルム4bを使用する際における、磁気ヘッド研磨カード1bの搬送時の面の向き(すなわち、裏面を下側とすること)、搬送方向(図中上側の辺から挿入すること)、及び挿入する順番((3):3番目を示す順番情報)を示すマーク24b(搬送情報の一例)が表示されている。
また、磁気ヘッド研磨カード1bの裏面には、図11(b)に示すように、磁気ストライプ2bを使用する際における、磁気ヘッド研磨カード1bの搬送時の面の向き(すなわち、表面を下側とすること)、搬送方向(図中上側の辺から挿入すること)、及び挿入する順番((1):1番目を示す順番情報)を示すマーク22b(搬送情報の一例)が表示されている。
また、磁気ヘッド研磨カード1bの裏面には、図11(b)に示すように、砥粒接着フィルム3bを使用する際における、磁気ヘッド研磨カード1bの搬送時の面の向き(すなわち、裏面を下側とすること)、搬送方向(図中下側の辺から挿入すること)、及び挿入する順番((2):2番目を示す順番情報)を示すマーク23b(搬送情報の一例)が表示されている。
これらマーク22b〜24bによると、磁気ヘッド研磨カード1bをどの順番で、どのように挿入口5に挿入すればよいかを容易に把握することができる。
第3実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理は、図10に示す第2実施例に係る通帳伝票プリンタによる磁気ヘッド保守処理と同様な処理により行うことができる。
以上説明したように、磁気ヘッド保守処理によると、磁気ストライプ2bのデータが正しきリードできなかった場合には、磁気ヘッド8を研磨することにより、磁気ヘッド8と磁気ストライプとの間のエアギャップが減少でき、磁気ストライプのデータを正しくリードすることができるようになる。これにより、磁気ヘッド8を交換することなく、磁気ストライプのデータを正しくリードすることができるようになり、磁気ヘッド8を延命化することができる。これにより、磁気ヘッド8の交換頻度を低減することができる。
また、上記した第3実施例に係る磁気ヘッド研磨カード1bによると、磁気ヘッド研磨カード1bの搬送面及び搬送方向を変えるだけで、磁気ストライプ2bと、砥粒接着フィルム3bと、砥粒接着フィルム4bとを同一の搬送を行うことにより、磁気ヘッド8による読取可能位置に搬送することができる。このため、第1実施例のように、通帳伝票プリンタ100側で、磁気ストライプ1と、砥粒接着フィルム3と、砥粒接着フィルム4とのいずれを磁気ヘッド8による読取可能位置に搬送するかに応じて、搬送処理を変えなくてもよく、処理を簡素化することができる。
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、適宜変形して実施することが可能である。
例えば、上記実施例では、磁気ヘッド研磨カードに、粒度の異なる2つの砥粒接着フィルムを備えるようにしていたが、本発明はこれに限られず、1つの砥粒接着フィルムのみを備えるようにしてもよく、3つ以上の砥粒接着フィルムを備えるようにしてもよい。
また、上記実施例では、研磨部として、砥粒接着フィルムを用いた例を示したが、本発明はこれに限られず、例えば、磁気ヘッド研磨カード上に直接砥粒を接着させて研磨部を構成するようにしてもよい。
また、上記実施例では、磁気ヘッド研磨カードに、磁気ストライプを備えるようにしていたが、磁気ヘッド研磨カードに磁気ストライプを備えないようにしてもよい。
1,1a,1b…磁気ヘッド研磨カード、2,2a,2b…磁気ストライプ、3,3a,3b,4,4a,4b…砥粒接着フィルム、8…磁気ヘッド、21,22,22b,23,23b,24,24b…マーク、100…通帳伝票プリンタ、101…制御部

Claims (9)

  1. 磁気ヘッドを保守するための磁気ヘッド保守用媒体であって、
    磁気ヘッドによる読取をチェックするための弱い出力でデータが書き込まれた磁気ストライプと、
    前記磁気ヘッドを研磨するための砥粒を含む1以上の研磨部と、
    を備える磁気ヘッド保守用媒体。
  2. 前記磁気ストライプは、所定の方向に延びて形成され、
    前記研磨部は、前記磁気ストライプと平行な方向に伸びて形成されている
    請求項1に記載の磁気ヘッド保守用媒体。
  3. 第1砥粒を含む第1の研磨部と、
    前記第1砥粒よりも細かい第2砥粒を含む第2の研磨部と、
    を備える請求項1又は請求項2に記載の磁気ヘッド保守用媒体。
  4. 前記磁気ヘッド保守用媒体を搬送する際の面の向き、又は搬送方向の少なくとも一方を変えて搬送させた際に、前記磁気ヘッドによる読取可能位置に搬送される複数の位置のいずれかに、前記磁気ストライプと、前記研磨部とが配置されている
    請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の磁気ヘッド保守用媒体。
  5. 前記磁気ヘッドを保守する際に、前記磁気ストライプを前記磁気ヘッドによる前記読取可能位置に搬送させる場合の搬送面の向き及び搬送方向と、前記研磨部を前記磁気ヘッドによる読取可能位置に搬送させる位置の搬送面の向き及び搬送方向とを示す搬送情報が表示されている
    請求項4に記載の磁気ヘッド保守用媒体。
  6. 前記搬送情報は、対応する前記磁気ストライプ又は前記研磨部を搬送させる順番を特定可能な順番情報を含む
    請求項5に記載の磁気ヘッド保守用媒体。
  7. 前記研磨部は、前記砥粒が接着された砥粒接着フィルムで形成されている
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の磁気ヘッド保守用媒体。
  8. 媒体の磁気ストライプに書き込まれたデータを読み取る磁気ヘッドを有するデータ読取装置であって、
    前記媒体は、前記磁気ヘッドによる読取をチェックするための低出力でデータが書き込まれた磁気ストライプと、前記磁気ヘッドを研磨するための砥粒を含む研磨部と、を備える磁気ヘッド保守用媒体であり、
    前記磁気ヘッド保守用媒体の磁気ストライプに書き込まれたデータを前記磁気ヘッドにより読み取る読取処理部と、
    前記磁気ヘッド保守用媒体の前記磁気ストライプに書き込まれたデータを適切に読み取れたか否かを判定する読取判定部と、
    前記読取判定部により、前記磁気ストライプに書き込まれたデータを適切に読み取れなかったと判定された場合に、前記磁気ヘッド保守用媒体の前記研磨部が、前記磁気ヘッドの読取可能位置となるように、前記磁気ヘッド保守用媒体を搬送する搬送制御部と、
    前記磁気ヘッドの読取可能位置に搬送された前記研磨部により、前記磁気ヘッドの研磨を行わせる研磨制御部と、
    を備えるデータ読取装置。
  9. 前記磁気ヘッド保守用媒体は、第1砥粒を含む第1の研磨部と、前記第1砥粒よりも細かい第2砥粒を含む第2の研磨部と、を備え、
    前記搬送制御部は、前記読取判定部により、前記磁気ストライプに書き込まれたデータを適切に読み取れなかったと判定された場合に、前記第1の研磨部が前記磁気ヘッドの読取可能位置となるように、前記磁気ヘッド保守用媒体を搬送し、その後、前記第2の研磨部が前記磁気ヘッドの読取可能位置となるように、前記磁気ヘッド保守用媒体を搬送し、
    前記研磨制御部は、前記磁気ヘッドの読取可能位置に搬送された前記第1の研磨部及び前記第2の研磨部により、前記磁気ヘッドの研磨を行わせる
    請求項8に記載のデータ読取装置。
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