JP2020190608A - 画像形成装置及び画像読取装置 - Google Patents

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杉山 慎一
Shinichi Sugiyama
慎一 杉山
寧正 貴堂
Yasumasa Kido
寧正 貴堂
崇 平塚
Takashi Hiratsuka
崇 平塚
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Abstract

【課題】筐体に設けられた駆動ギアの回転軸と、筐体に対して回動可能な回動部材に設けられた被駆動ギアの回転軸との平行度の悪化を抑制する。【解決手段】筐体に軸支される駆動ギア4と、駆動ギア4の回転軸3aに取り付けられた軸受5a、5bと、ドアに設けられ、ドアが開位置の時に駆動ギア4から離間し、閉位置の時に駆動ギア4と噛合する被駆動ギア2と、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bと、筐体に設けられ、ドアが開位置から閉位置に移動する際に軸受6a、6bが進入し、ドアが閉位置の時に軸受6a、6bが嵌合して軸受6a、6bを保持する嵌合溝7c、7dを有する第一ホルダ部材7と、ドアが開位置から閉位置に移動する際に軸受6a、6bが進入して軸受6a、6bを保持し、軸受6a、6bの嵌合溝7c、7d内のドアの回動方向の位置を決める嵌合溝8c、8dを有する第二ホルダ部材8と、を備える。【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真複写機、電子写真プリンタ(例えばレーザビームプリンタ、LEDプリンタ等)などの画像形成装置と、スキャナなどの画像読取装置に関する。
画像形成装置においては、ジャムを引き起こしたシートを取り除く場合や、装置の内部に装着された消耗品を交換する場合に、画像形成装置の筐体に対して回動し、筐体に対して開閉可能な開閉部材を開いて、これらの作業を行う構成が知られている。
また開閉部材によってシートを搬送する搬送ローラを支持する構成が知られている。この構成では、筐体に設けられたモータの駆動力を、ギアを介して搬送ローラに伝達する。具体的には、筐体側に駆動ギアを設け、開閉部材に駆動ギアと噛合する被駆動ギアを設け、これらのギアを介してモータの駆動力を搬送ローラに伝達する。被駆動ギアは、開閉部材が開かれた時には駆動ギアから離間しており、開閉部材が閉じられた時に駆動ギアと噛合してモータの駆動力の伝達が可能となる。
ここで開閉部材は、その回動部分のガタや、大きさのバラツキにより、筐体に対する位置精度を確保するのが容易ではない。従って、駆動ギアと被駆動ギアの噛合精度を確保するもの容易ではない。これに対して特許文献1では、筐体に設けられたガイド部材によって被駆動ギアの回転軸を所定の位置へガイドし、駆動ギアと被駆動ギアとの噛合精度を向上させる構成が記載されている。
特開2006−117426号公報
特許文献1に記載の構成において、被駆動ギアの回転軸は、そのスラスト方向における被駆動ギアに対する一方側はガイド部材によってガイドされて所定の位置で保持されるものの、他方側は保持されない構成となっている。このように被駆動ギアの回転軸の一方側のみが保持される場合、被駆動ギアの回転軸が傾いて、駆動ギアの回転軸と被駆動ギアの回転軸との平行度が悪化するおそれがある。両者の平行度が悪化する場合、駆動ギアと被駆動ギアとのアライメントが崩れて次の問題が生じ得る。
図18は、駆動ギアと被駆動ギアの斜視図である。ここで図18(a)は、駆動ギアの回転軸と被駆動ギアの回転軸とが平行に配置された構成を示す。図18(b)に示す様に、駆動ギアの回転軸と被駆動ギアの回転軸が鉛直方向に角度θ1傾いて配置される場合、駆動ギアと被駆動ギアの歯面同士が捩れた関係となる食い違い誤差が生じる。図18(c)に示す様に、駆動ギアの回転軸と被駆動ギアの回転軸が水平方向に角度θ2傾いて配置される場合、互いの回転軸の回転軸線が交差する関係となる平行誤差が生じる。このような食い違い誤差や平行誤差は、駆動ギアと被駆動ギアとの間の偏摩耗、駆動伝達誤差、異音の原因となる。従って、駆動ギアの回転軸と被駆動ギアの回転軸の平行度は良好に保たれることが望ましい。
そこで本発明はこのような現状に鑑み、筐体に設けられた駆動ギアの回転軸と、筐体に対して回動可能な回動部材に設けられた被駆動ギアの回転軸との平行度の悪化を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係る画像形成装置の代表的な構成は、画像形成装置の筐体に設けられたモータと、回転軸を備え、該回転軸が前記筐体に軸支され、前記モータの駆動力により回転する第1ギアと、前記第1ギアの回転軸に取り付けられ、前記第1ギアの回転軸線方向において前記第1ギアの一方側に配置された第1軸受と、他方側に配置された第2軸受と、回転軸を備え、前記第1ギアと噛合し、前記第1ギアを介して前記モータの駆動力が伝達されて回転する第2ギアと、前記第2ギアが取り付けられ、前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合する第1位置と、前記第2ギアが前記第1ギアから離間した第2位置とを取り得るように、前記筐体に対して回動可能な回動部材と、前記第2ギアの回転軸に取り付けられ、前記第2ギアの回転軸線方向において前記第2ギアの一方側に配置された第3軸受と、他方側に配置された第4軸受と、前記筐体に設けられ、前記第1軸受と前記第2軸受を一体的に保持する第1保持部材であって、前記回動部材の回動に伴う前記第3軸受の移動軌跡上に形成され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第3軸受が進入し、前記回動部材が前記第1位置に位置する時に前記第3軸受を保持する、前記回動部材の回動方向に延びる第1溝部と、前記回動部材の回動に伴う前記第4軸受の移動軌跡上に形成され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第4軸受が進入し、前記回動部材が前記第1位置に位置する時に前記第4軸受を保持する、前記回動部材の回動方向に延びる第2溝部と、を有する第1保持部材と、前記第1軸受と前記第2軸受を一体的に保持する第2保持部材であって、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第3軸受が進入して前記第3軸受を保持し、前記第3軸受の前記第1溝部内の前記回動方向の位置を決める、前記第2ギアの回転軸線方向と前記回動方向と直交する方向に延びる第3溝部と、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第4軸受が進入して前記第4軸受を保持し、前記第4軸受の前記第2溝部内の前記回動方向の位置を決める、前記直交する方向に延びる第4溝部と、を有する第2保持部材と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、画像形成装置において、筐体に設けられた駆動ギアの回転軸と、筐体に対して回動可能な回動部材に設けられた被駆動ギアの回転軸との平行度の悪化を抑制することができる。
画像形成装置の断面概略図である。 画像形成装置の斜視概略図である。 搬送ローラを駆動させる駆動部の概略図である。 第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材の斜視図である。 第一ホルダ部材と第二ホルダ部材の動作を示す図である。 第一ホルダ部材と第二ホルダ部材の動作を示す図である。 ホルダ部材の他の構成を示す図である。 搬送ローラを駆動させる駆動部の概略図である。 搬送ローラを駆動させる駆動部の概略図である。 第一ホルダ部材及び第二ホルダ部材の斜視図である。 第一ホルダ部材と第二ホルダ部材の動作を示す図である。 画像読取装置の断面概略図である。 ADFの駆動部の斜視図である。 ADFの駆動部の断面図である。 ADFの筐体と駆動ギアの斜視図と正面図である。 ホルダ部材と被駆動ギアの斜視図と断面図である。 開閉カバーが開位置から閉位置に移動する際の駆動ギアと被駆動ギアの動作を示す図である。 駆動ギアと被駆動ギアの斜視図である。
(第1実施形態)
<画像形成装置>
以下、まず本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の全体構成を画像形成時の動作とともに図面を参照しながら説明する。なお、以下に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1は、画像形成装置Aの断面概略図である。図1に示す様に、画像形成装置Aは、シートにトナー像を転写して画像を形成する画像形成部61と、画像形成部61に向けてシートを供給するシート給送部62と、シートにトナー像を定着させる定着部36を備える。また画像形成装置Aの上部には、原稿の画像を読み取る画像読取装置80が設けられている。画像読取装置80の詳しい構成については後述する。
画像形成部61は、プロセスカートリッジ65(65Y、65M、65C、65K)、レーザスキャナユニット28、一次転写ローラ31(31Y、31M、31C、31K)、中間転写ベルト30、二次転写ローラ13、二次転写対向ローラ32などを備える。プロセスカートリッジ65は、感光ドラム26(26Y、26M、26C、26K)、帯電ローラ27(27Y、27M、27C、27K)、現像装置29(29Y、29M、29C、29K)をそれぞれ備える。
次に、画像形成動作について説明する。まず不図示の制御部が画像形成ジョブ信号を受信すると、シートカセット22に積載収納されたシートSが、給送ローラ66によってレジストローラ24に搬送される。なお、手差しトレイ45に積載されたシートSを給送する場合、手差しトレイ45に積載されたシートSは、給送ローラ67によってレジストローラ24に搬送される。
レジストローラ24は、二次転写ローラ13と二次転写対向ローラ32から形成される二次転写部に所定のタイミングでシートSを搬送する。なお、レジストローラ24は、対を成す二つのローラ(レジストローラ24a、24b)によってニップ部を形成し、ニップ部においてシートSを挟持して搬送する。
一方、画像形成部61においては、まず帯電ローラ27Yによって感光ドラム26Y表面が帯電させられる。その後、画像読取装置80から入力された画像信号や、パーソナルコンピュータなどの外部機器から入力された画像信号に応じて、レーザスキャナユニット28が感光ドラム26Y表面にレーザ光を照射する。つまり画像形成装置Aは、画像読取装置80から画像信号が入力された場合は複写機として機能し、外部機器から画像信号が入力された場合はプリンタとして機能する。このようにして感光ドラム26Y表面に静電潜像が形成される。
その後、現像装置29Yにより感光ドラム26Yの表面に形成された静電潜像にイエローのトナーを付着させ、感光ドラム26Y表面にイエローのトナー像を形成する。感光ドラム26Y表面に形成されたトナー像は、一次転写ローラ31Yにバイアスが印加されることで、中間転写ベルト30に一次転写される。
同様のプロセスにより、感光ドラム26M、26C、26Kにも、マゼンダ、シアン、ブラックのトナー像が形成される。そして一次転写ローラ31M、31C、31Kにバイアスが印加されることで、これらのトナー像が中間転写ベルト30上のイエローのトナー像に対して重畳的に転写される。これにより中間転写ベルト30表面にフルカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルト30は、二次転写対向ローラ32が不図示のモータの駆動力によって回転し、これに従動して周回移動する。トナー像を担持した中間転写ベルト30が移動すると、トナー像が二次転写部に送られる。そして二次転写部において二次転写ローラ13にバイアスが印加されることで、中間転写ベルト30上のトナー像がシートSに転写される。
次に、トナー像が転写されたシートSは、定着部36において加熱、加圧処理が施され、これによりシートS上のトナー像がシートSに定着される。その後、トナー像が定着されたシートSは、排出ローラ38によって排出部40に排出される。
またシートSの両面に画像を形成する場合、排出ローラ38にシートSが搬送された段階で、排出ローラ38を逆回転させると共に、不図示のフラッパによってシートSの搬送路を切り替える。これによりシートSは表裏が反転した状態で反転搬送路69に搬送される。その後、シートSは、反転搬送路69において搬送ローラ41、42、43に搬送された後、レジストローラ24に搬送される。その後、上述したプロセスと同様に、シートSの裏面に画像が形成される。
<ドア>
次に、画像形成装置Aの筐体1に対して開閉可能な各ドアの構成について説明する。
図2は、画像形成装置Aの斜視概略図である。図2に示す様に、画像形成装置Aには、前ドア10、右ドア11、排紙ドア12が設けられている。これらの部材は、筐体1に対して開いた開位置と、筐体1に対して閉じた閉位置とに移動可能に構成されている。
前ドア10は、筐体1に対して矢印R1方向に回動可能に支持されている。排紙ドア12は、筐体1に対して矢印R2方向に回動可能に支持されている。排紙ドア12は、ユーザは、搬送ローラ41を支持する。前ドア10を開位置に位置させた状態で、プロセスカートリッジ65の交換を行うことができる。
右ドア11(回動部材)は、筐体1に対して矢印R3方向に回動可能に支持されている。右ドア11は、二次転写ローラ13、レジストローラ24a、搬送ローラ42、43を支持する。右ドア11を閉位置から開位置に移動させると、二次転写ローラ13は、中間転写ベルト30から離間する。これにより両者に挟持されている、ジャムの原因となっているシートSを容易に取り除くことができる。また右ドア11を閉位置から開位置に移動させると、レジストローラ24aはレジストローラ24bから離間する。これにより両者に挟持されている、ジャムの原因となっているシートSを容易に取り除くことができる。
<駆動部>
次に、搬送ローラ42を駆動させる駆動部の構成について説明する。
図3は、搬送ローラ42を駆動させる駆動部の概略図であり、右ドア11を上方から見た時の図である。なお、図3において、右ドア11は筐体1に対して閉じた閉位置に位置している。
図3に示す様に、筐体1には、モータ3が設けられている。モータ3の回転軸3aには、駆動ギア4(第1ギア)が取り付けられている。またモータ3の回転軸3aには、樹脂製の軸受5a(第1軸受)と軸受5b(第2軸受)が取り付けられている。
モータ3の回転軸3aのスラスト方向、即ち駆動ギア4の回転軸線方向において、軸受5aは駆動ギア4の一方側で駆動ギア4に隣接して配置され、軸受5bは駆動ギア4の他方側で駆動ギア4に隣接して配置されている。軸受5a、5bは、モータ3の回転軸3aと同心円状の部材であり、その内径は回転軸3aの外径よりも数μm大きく、外径は内径の寸法から基本肉厚の2倍程度大きい寸法となっている。
またモータ3の回転軸3aに取り付けられた駆動ギア4は、搬送ローラ42の回転軸42aの一端部に取り付けられた被駆動ギア2(第2ギア)と噛合する。搬送ローラ42の回転軸42a、即ち被駆動ギア2の回転軸42aには、樹脂製の軸受6a(第3軸受)と軸受6b(第4軸受)が取り付けられている。
搬送ローラ42の回転軸42aのスラスト方向、即ち被駆動ギア2の回転軸線方向において、軸受6aは被駆動ギア2の一方側で被駆動ギア2に隣接して配置され、軸受6bは被駆動ギア2の他方側で被駆動ギア2に隣接して配置されている。軸受6a、6bは、搬送ローラ42の回転軸42aと同心円状の部材であり、その内径は回転軸42aの外径よりも数μm大きく、外径は内径の寸法から基本肉厚の2倍程度大きい寸法となっている。また軸受6bのスラスト方向の幅は12mmである。
上述した通り、搬送ローラ42は右ドア11に支持されているため、右ドア11が開位置(第2位置)に位置する場合、被駆動ギア2は駆動ギア4から離間し、両者は噛合せずに駆動力の伝達ができない状態となる。これに対して右ドア11が閉位置(第1位置)に位置する場合、被駆動ギア2と駆動ギア4は噛合し、モータ3の駆動力が被駆動ギア2から駆動ギア4へ伝達される。このようにモータ3の駆動力は、被駆動ギア2と駆動ギア4を介して搬送ローラ42に伝達され、搬送ローラ42が回転駆動する。
<ホルダ部材>
右ドア11は、その回動部分のガタや、大きさのバラツキにより、筐体1に対する位置精度を確保するのが容易ではない。従って、駆動ギア4の回転軸3aと被駆動ギア2の回転軸42aとの平行度を確保するのも容易ではない。両者の平行度が確保されない場合、駆動ギア4と被駆動ギア2との間で上述した食い違い誤差や平行誤差が生じ得る。そこで本実施形態では、第一ホルダ部材7及び第二ホルダ部材8により駆動ギア4の回転軸3aと被駆動ギア2の回転軸42aの平行度の悪化を抑制する。以下、第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の構成について説明する。
図4は、第一ホルダ部材7及び第二ホルダ部材8の斜視図である。ここで図4(a)は右ドア11が開位置と閉位置の間の位置に位置する時の状態を示し、図4(b)は右ドア11が閉位置に位置する時の状態を示す。
図4に示す様に、第一ホルダ部材7(第1保持部材)は、筐体1に設けられ、金属板に曲げ加工等を施して形成された部材である。第一ホルダ部材7は、駆動ギア4の回転軸3aに取り付けられた軸受5a、5bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合孔7a、7b(第1嵌合孔、第2嵌合孔)を有する。嵌合孔7a、7bは、第一ホルダ部材7における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア4の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。
また第一ホルダ部材7は、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合溝7c、7d(第1溝部、第2溝部)を有する。嵌合溝7c、7dは、第一ホルダ部材7における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア4の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。なお、駆動ギア4の回転軸線方向に関して、嵌合溝7cと嵌合溝7dとの間の距離は20mmである。また軸受5a、5bと軸受6a、6bは、第一ホルダ部材7に対して回転しないように第一ホルダ部材7に保持される。
上述した通り、被駆動ギア2の回転軸42aは、右ドア11に支持されている。従って、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bは、右ドア11の回動により、被駆動ギア2の回転軸42aが軸受6a、6bの開口に挿通された状態で被駆動ギア2の回転軸42aと共に回動する。第一ホルダ部材7の嵌合溝7cは、右ドア11の回動に伴う軸受6aの移動軌跡上に形成され、右ドア11の回動方向に延びる溝である。嵌合溝7dは、右ドア11の回動に伴う軸受6bの移動軌跡上に形成され、右ドア11の回動方向に延びる溝である。嵌合溝7c、7dは、第一ホルダ部材7における右ドア11と対向する面から右ドア11の回動方向に凹んだ凹部とも言うことができる。
また嵌合溝7cの開口側には、右ドア11の回動方向と被駆動ギア2の回転軸線方向と直交する方向(図5に示す矢印Z1方向)の幅が奥側に向かうにつれて小さくなる傾斜部7c1が設けられている(図5参照)。同様に、嵌合溝7dの開口側には、右ドア11の回動方向と被駆動ギア2の回転軸線方向と直交する方向(図5に示す矢印Z1方向)の幅が奥側に向かうにつれて小さくなる傾斜部7d1が設けられている(図5参照)。
第二ホルダ部材8は、筐体1に設けられ、金属板に曲げ加工等を施して形成された部材である。第二ホルダ部材8は、第一ホルダ部材7に内包される位置に配置されている。なお、第一ホルダ部材7が第二ホルダ部材8に内包される位置関係としてもよい。第二ホルダ部材8は、駆動ギア4の回転軸3aに取り付けられた軸受5a、5bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合孔8a、8b(第3嵌合孔、第4嵌合孔)を有する。嵌合孔8a、8bは、第二ホルダ部材8における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア4の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。
また第二ホルダ部材8は、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合溝8c、8d(第3溝部、第4溝部)を有する。嵌合溝8c、8dは、第二ホルダ部材8における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア4の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。また嵌合溝8c、8dは、被駆動ギア2の回転軸線方向と右ドア11の回動方向に直交(交差)する方向に延びる溝である。なお、駆動ギア4の回転軸線方向に関して、嵌合溝8cと嵌合溝8dの間の距離は15mmである。また軸受5a、5bと軸受6a、6bは、第二ホルダ部材8に対して回転しないように第二ホルダ部材8に保持される。
また第二ホルダ部材8は、後述するように、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bの移動軌跡上に配置され、軸受6a、6bがそれぞれ突き当たる突当部8e、8fを有する。突当部8e、8fは、右ドア11が開位置から閉位置に回動する際の回動方向において、嵌合溝8c、8dの上流側に位置する壁部である。第二ホルダ部材8は、その突当部8e、8fに軸受6a、6bが突き当たると、駆動ギア4の回転軸3aを回動中心として回動するにように構成されている。
<右ドアの開位置から閉位置への移動時の第一ホルダ部材と第二ホルダ部材の動作>
次に、右ドア11が開位置から閉位置に移動する際の第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の動作について説明する。図5は、右ドア11が開位置から閉位置に移動する際の第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の動作を図5(a)〜図5(c)の順に示す図である。
図5(a)に示す様に、右ドア11が開位置に位置する時、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bは第一ホルダ部材7から離間しているため、第一ホルダ部材7に保持されていない。これに対して駆動ギア4の回転軸3aに取り付けられた軸受5a、5bは、第一ホルダ部材7の嵌合孔7a、7b、第二ホルダ部材8の嵌合孔8a、8bにそれぞれ嵌合して保持されている。この状態では、駆動ギア4と被駆動ギア2は噛合していない。
図5(b)に示す様に、右ドア11が開位置から閉位置に移動される過程で、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bは、第一ホルダ部材7に形成された嵌合溝7c、7dの内部に進入する。この時、まず軸受6a、6bは、嵌合溝7c、7dの開口部側に形成された傾斜部7c1、7d1を通過する。これにより公差等の影響によって軸受6a、6bの位置が少しずれている場合であっても、軸受6a、6bが傾斜部7c1、7d1に当接することで、嵌合溝7c、7dの内側へと案内される。
次に、嵌合溝7c、7dの内側に進入した軸受6a、6bは、右ドア11の回動方向において嵌合溝7c、7dと重なる位置に位置する第二ホルダ部材8の突当部8e、8fに突き当たる。これにより第二ホルダ部材8は、軸受6a、6bから受ける反力によって駆動ギア4の回転軸3aを中心として図5(b)に示す矢印R4方向(第1方向)に回動し、軸受6a、6bの移動軌跡上から外れる。
その後、図5(c)に示す様に、右ドア11が閉位置まで移動すると、軸受6a、6bは右ドア11の回動方向において第二ホルダ部材8の突当部8e、8fの先端部よりも嵌合溝7cの奥側の位置である嵌合溝8c、8dの位置まで到達する。これにより第二ホルダ部材8は自重及び不図示のバネ(付勢部材)の付勢力によって、図5(c)に示す矢印R4方向と反対の矢印R5方向(第2方向)に回動し、軸受6a、6bが第二ホルダ部材8の嵌合溝8c、8dに嵌合する。これにより軸受6a、6bは、第二ホルダ部材8の嵌合溝8c、8dの内壁に当接して右ドア11の回動方向の移動が規制され、第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dの内部における右ドア11の回動方向の位置が決められる。このように被駆動ギア2の回転軸42aは、軸受6a、6bを介して、第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dと第二ホルダ部材8の嵌合溝8c、8dにより保持される。
このように第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8は、駆動ギア4の回転軸線方向に関して、駆動ギア4の一方側に配置された軸受5aと、他方側に配置された軸受5bを所定の位置で一体的に保持する。また被駆動ギア2の回転軸線方向に関して、被駆動ギア2の一方側に配置された軸受6aと、他方側に配置された軸受6bを所定の位置で一体的に保持する。これにより軸受5a、5bが取り付けられ、駆動ギア4を軸支するモータ3の回転軸3aと、軸受6a、6bが取り付けられ、被駆動ギア2を軸支する搬送ローラ42の回転軸42aの平行度の悪化を抑制することができる。従って、駆動ギア4と被駆動ギア2との間で上述した食違い誤差や平行誤差が生じることを抑制することができ、駆動ギア4と被駆動ギア2との間の偏摩耗、駆動伝達誤差、異音の発生を抑制することができる。
また右ドア11が閉位置に位置する時、第二ホルダ部材8によって第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dの内部における軸受6a、6bの右ドア11の回動方向の位置が決められる。これにより右ドア11が閉位置に位置する時に、軸受6a、6bが嵌合溝7c、7dの内部で動くことが規制され、駆動ギア4の回転軸3aと被駆動ギア2の回転軸42aの平行度の悪化をより効果的に抑制することができる。
<右ドアの閉位置から開位置への移動時の第一ホルダ部材と第二ホルダ部材の動作>
次に、右ドア11が閉位置から開位置に移動する際の第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の動作について説明する。図6は、右ドア11が開位置から閉位置に移動する際の第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の動作を、図6(a)〜図6(c)の順に示す図である。
図6に示す様に、右ドア11には、ラッチレバー60が設けられている。ラッチレバー60は、右ドア11に対して支軸部60aを介して支持されており、支軸部60aを中心に回動可能に構成されている。ラッチレバー60は、第二ホルダ部材8の表面から駆動ギア4の回転軸線方向に突出する規制解除軸8gの鉛直方向の上方に配置されている。またラッチレバー60には、筐体1に形成された規制軸63が係合する規制溝60bが設けられている。
図6(a)に示す様に、右ドア11が閉位置に位置する時、筐体1の規制軸63が、ラッチレバー60の規制溝60bに係合する。この状態では、規制軸63がラッチレバー60の規制溝60bの内壁に当接することで、右ドア11の閉位置から開位置への移動が規制される。つまり右ドア11は、筐体1の規制軸63とラッチレバー60により、閉位置においてロックされている。
図6(b)に示す様に、支軸部60aと一体的に形成された不図示の開放レバーがユーザ等により引かれると、ラッチレバー60は、支軸部60aを中心として矢印R6方向に回動する。これにより筐体1の規制軸63とラッチレバー60の規制溝60bとの係合が解除される。またラッチレバー60が矢印R6方向に回動すると、ラッチレバー60の下面が第二ホルダ部材8の規制解除軸8gに当接し、規制解除軸8gが下方に押し下げられる。これにより第二ホルダ部材8には、駆動ギア4の回転軸3aを中心に矢印R4方向に回動するモーメントが発生し、第二ホルダ部材8が回動し、第二ホルダ部材8の突当部8e、8fが軸受6a、6bの移動軌跡上から外れる。これにより軸受6a、6bと第二ホルダ部材8の嵌合溝8c、8dとの嵌合が解除されるとともに、右ドア11が閉位置から開位置に移動可能となり、軸受6a、6bが第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dから退避可能となる。
その後、図6(c)に示す様に、右ドア11が開位置まで回動すると、右ドア11に支持されているラッチレバー60や軸受6a、6bも共に回動し、軸受6a、6bは第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dから退避する。軸受6a、6bが第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dから退避すると、第二ホルダ部材8は、その自重と不図示のバネの付勢力によって駆動ギア4の回転軸3aを中心に矢印R5方向に回動し、元の位置に戻る。
また右ドア11が開位置から閉位置に移動する際の筐体1の規制軸63やラッチレバー60の動作に関しては、上述した動作と逆の動作が行われる。具体的には、図6(a)、図6(b)に示す様に、右ドア11の開位置から閉位置の移動に伴ってラッチレバー60と規制軸63が当接し、ラッチレバー60が規制軸63から受ける反力によって矢印R6方向に回動する。その後、規制軸63がラッチレバー60の規制溝60bまで到達すると、右ドア11に設けられたバネ64によってラッチレバー60が付勢され、ラッチレバー60が矢印R7方向に回動し、規制軸63がラッチレバー60の規制溝60bに係合する。
なお、本実施形態では、第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dが被駆動ギア2の回転軸線方向において貫通している構成について説明したものの、本発明はこれに限られるものではない。即ち、図7に示す様に、第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dにおいて、被駆動ギア2の回転軸42aの端部側に壁を設ける構成としても、上記同様の効果を得ることができる。
また本実施形態では、第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8を筐体1に設ける構成について説明したものの、本発明はこれに限られるものではない。即ち、第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の少なくてもいずれか一方を右ドア11に設ける構成としてもよい。第一ホルダ部材7を右ドア11に設ける場合、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bを嵌合孔7a、7bに嵌合させ、駆動ギア4の回転軸3aに取り付けられた軸受5a、5bを嵌合溝7c、7dに嵌合させる。第二ホルダ部材8を右ドア11に設ける場合、被駆動ギア2の回転軸42aに取り付けられた軸受6a、6bを嵌合孔8a、8bに嵌合させ、駆動ギア4の回転軸3aに取り付けられた軸受5a、5bを嵌合溝8c、8dに嵌合させる。これにより上記同様の効果を得ることができる。
また本実施形態では、駆動ギア4の回転軸3aと被駆動ギア2の回転軸42aを、軸受5a、5bと軸受6a、6bを介して、第一ホルダ部材7、第二ホルダ部材8に保持させる構成について説明した。しかし本発明はこれに限られるものではない。即ち、例えばアイドラギア等、駆動ギア4や被駆動ギア2がこれらの回転軸に対して回転可能に保持されるような構成では、軸受を用いずに、駆動ギア4の回転軸3aや被駆動ギア2の回転軸42aを第一ホルダ部材7、第二ホルダ部材8に直接保持させる構成としてもよい。この場合、駆動ギア4の回転軸線方向に関して、駆動ギア4の回転軸3aにおける駆動ギア4に対する一方側の部分(第1部分)が嵌合孔7a、8aで保持され、他方側の部分(第2部分)が嵌合孔7b、8bで保持される。また被駆動ギア2の回転軸線方向に関して、被駆動ギア2の回転軸42aにおける被駆動ギア2に対する一方側の部分(第3部分)が嵌合溝7c、8cで保持され、他方側の部分(第4部分)が嵌合溝7d、8dで保持される。これにより上記同様の効果を得ることができる。
<排紙ドアに設けられた搬送ローラの駆動部>
次に、排紙ドア12に設けられた搬送ローラ41の駆動部の構成について説明する。
図8、図9は、搬送ローラ41を駆動させる駆動部の概略図であり、排紙ドア12を上方から見た時の図である。ここで図8は、排紙ドア12が筐体1に対して閉じた閉位置に位置する状態を示し、図9は、筐体1に対して開いた開位置に位置する状態を示す。
図8、図9に示す様に、筐体1には、モータ54が設けられている。モータ54の回転軸54aには、駆動ギア55(第1ギア)が取り付けられている。またモータ54の回転軸54aには、樹脂製の軸受56a、56bが取り付けられている。
モータ54の回転軸54aのスラスト方向、即ち駆動ギア55の回転軸線方向において、軸受56aは駆動ギア55の一方側で駆動ギア55に隣接して配置され、軸受56bは駆動ギア55の他方側で駆動ギア55に隣接して配置されている。軸受56a(第1軸受)、軸受56b(第2軸受)は、モータ54の回転軸54aと同心円状の部材であり、その内径は回転軸54aの外径よりも数μm大きく、外径は内径の寸法から基本肉厚の2倍程度大きい寸法となっている。
またモータ54の回転軸54aに取り付けられた駆動ギア55は、搬送ローラ41の回転軸41aの一端部に取り付けられた被駆動ギア53(第2ギア)と噛合する。搬送ローラ41の回転軸41a、即ち被駆動ギア53の回転軸41aには、樹脂製の軸受57a、57bが取り付けられている。
搬送ローラ41の回転軸41aのスラスト方向、即ち被駆動ギア53の回転軸線方向において、軸受57aは被駆動ギア53の一方側で被駆動ギア53に隣接して配置され、軸受57bは被駆動ギア53の他方側で被駆動ギア53に隣接して配置されている。軸受57a(第3軸受)、軸受57b(第4軸受)は、搬送ローラ41の回転軸41aと同心円状の部材であり、その内径は回転軸41aの外径よりも数μm大きく、外径は内径の寸法から基本肉厚の2倍程度大きい寸法となっている。また軸受57bのスラスト方向の幅は24mmである。
上述した通り、搬送ローラ41は排紙ドア12に支持されているため、排紙ドア12が開位置(第2位置)に位置する場合、被駆動ギア53は駆動ギア55から離間し、両者は噛合せずに駆動力の伝達ができない状態となる。これに対して排紙ドア12が閉位置(第1位置)に位置する場合、被駆動ギア53と駆動ギア55は噛合し、モータ54の駆動力が被駆動ギア53から駆動ギア55へ伝達される。このようにモータ54の駆動力は、被駆動ギア53と駆動ギア55を介して搬送ローラ41に伝達され、搬送ローラ41が回転駆動する。
<ホルダ部材>
排紙ドア12は、その回動部分のガタや、大きさのバラツキにより、筐体1に対する位置精度を確保するのが容易ではない。従って、駆動ギア55の回転軸54aと被駆動ギア53の回転軸41aとの平行度を確保するのも容易ではない。両者の平行度が確保されない場合、駆動ギア55と被駆動ギア53との間で上述した食い違い誤差や平行誤差が生じ得る。そこで本実施形態では、第一ホルダ部材58及び第二ホルダ部材59により駆動ギア55の回転軸54aと被駆動ギア53の回転軸41aの平行度の悪化を抑制する。以下、第一ホルダ部材58と第二ホルダ部材59の構成について説明する。
図10は、第一ホルダ部材58及び第二ホルダ部材59の斜視図である。図10(a)、図10(b)は、排紙ドア12が開位置と閉位置の間の位置に位置する時の第一ホルダ部材58及び第二ホルダ部材59をそれぞれ別の角度から見た図である。図10(c)は、排紙ドア12が閉位置に位置する時の第一ホルダ部材58及び第二ホルダ部材59を示している。
図10に示す様に、第一ホルダ部材58(第1保持部材)は、筐体1に設けられ、金属板に曲げ加工等を施して形成された部材である。第一ホルダ部材58は、駆動ギア55の回転軸54aに取り付けられた軸受56a、56bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合孔58a、58b(第1嵌合孔、第2嵌合孔)を有する。嵌合孔58a、58bは、第一ホルダ部材58における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア55の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。
また第一ホルダ部材58は、被駆動ギア53の回転軸41aに取り付けられた軸受57a、57bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合溝58c、58d(第1溝部、第2溝部)を有する。嵌合溝58c、58dは、第一ホルダ部材58における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア55の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。なお、駆動ギア55の回転軸線方向に関して、嵌合溝58cと嵌合溝58dとの間の距離は40mmである。また軸受56a、56bと軸受57a、57bは、第一ホルダ部材58に対して回転しないように第一ホルダ部材58に保持される。
上述した通り、被駆動ギア53の回転軸41aは、排紙ドア12に支持されている。従って、被駆動ギア53の回転軸41aに取り付けられた軸受57a、57bは、排紙ドア12の回動により、被駆動ギア53の回転軸41aが軸受57a、57bの開口に挿通された状態で被駆動ギア53の回転軸41aと共に回動する。第一ホルダ部材58の嵌合溝58cは、排紙ドア12の回動に伴う軸受57aの移動軌跡上に形成され、排紙ドア12の回動方向に延びる溝である。嵌合溝58dは、排紙ドア12の回動に伴う軸受57bの移動軌跡上に形成され、排紙ドア12の回動方向に延びる溝である。嵌合溝58c、58dは、第一ホルダ部材58における排紙ドア12と対向する面から排紙ドア12の回動方向に凹んだ凹部とも言うことができる。
また嵌合溝58cの開口側には、排紙ドア12の回動方向と被駆動ギア53の回転軸線方向と直交する方向の幅が奥側に向かうにつれて小さくなる傾斜部58c1が設けられている。同様に、嵌合溝58dの開口側には、排紙ドア12の回動方向と被駆動ギア53の回転軸線方向と直交する方向の幅が奥側に向かうにつれて小さくなる傾斜部58d1が設けられている。
第二ホルダ部材59は、筐体1に設けられ、金属板に曲げ加工等を施して形成された部材である。第二ホルダ部材59は、第一ホルダ部材58に内包される位置に配置されている。なお、第一ホルダ部材58が第二ホルダ部材59に内包される位置に配置してもよい。第二ホルダ部材59は、駆動ギア55の回転軸54aに取り付けられた軸受56a、56bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合孔59a、59b(第3嵌合孔、第4嵌合孔)を有する。嵌合孔59a、59bは、第二ホルダ部材59における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア55の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。
また第二ホルダ部材59は、被駆動ギア53の回転軸41aに取り付けられた軸受57a、57bがそれぞれ嵌合する二つの嵌合溝59c、59d(第3溝部、第4溝部)を有する。嵌合溝59c、59dは、第二ホルダ部材59における互いに対向して平行に延びる壁部において、駆動ギア55の回転軸線方向の同じ位置で同形状に形成されている。また嵌合溝59c、59dは、被駆動ギア53の回転軸線方向と排紙ドア12の回動方向に直交(交差)する方向に延びる溝である。なお、駆動ギア55の回転軸線方向に関して、嵌合溝59cと嵌合溝59dの間の距離は30mmである。また軸受56a、56bと軸受57a、57bは、第二ホルダ部材59に対して回転しないように第二ホルダ部材59に保持される。
また第二ホルダ部材59は、後述するように、被駆動ギア53の回転軸41aに取り付けられた軸受57a、57bの移動軌跡上に配置され、軸受57a、57bがそれぞれ突き当たる突当部59e、59fを有する。突当部59e、59fは、排紙ドア12が開位置から閉位置に回動する際の回動方向において、嵌合溝59c、59dの上流側に位置する壁部である。第二ホルダ部材59は、その突当部59e、59fに軸受57a、57bが突き当たると、駆動ギア55の回転軸41aを中心として回動するにように構成されている。
<排紙ドアの移動時の第一ホルダ部材と第二ホルダ部材の動作>
次に、排紙ドア12の移動時の第一ホルダ部材58と第二ホルダ部材59の動作について説明する。図11は、排紙ドア12が開位置から閉位置に移動する際の第一ホルダ部材58と第二ホルダ部材59の動作を図11(a)、図11(b)の順に示す図である。
図11(a)に示す様に、排紙ドア12が開位置に位置する時、被駆動ギア53の回転軸41aに取り付けられた軸受57a、57bは第一ホルダ部材58から離間しているため、第一ホルダ部材58に保持されていない。これに対して駆動ギア55の回転軸54aに取り付けられた軸受56a、56bは、第一ホルダ部材58の嵌合孔58a、58b、第二ホルダ部材59の嵌合孔59a、59bにそれぞれ嵌合して保持されている。この状態では、駆動ギア55と被駆動ギア53は噛合していない。
排紙ドア12が開位置から閉位置に移動される過程で、被駆動ギア53の回転軸41aに取り付けられた軸受57a、57bは、第一ホルダ部材58に形成された嵌合溝58c、58dの内部に進入する。なお、軸受57bの嵌合溝58dへの進入に先立ち、軸受57aが嵌合溝58cに進入する。これは軸受57aが排紙ドア12のヒンジ12aと近い位置にあるためである。この時、まず軸受57a、57bは、嵌合溝58c、58dの開口部側に形成された傾斜部58c1、58d1を通過する(図10参照)。これにより公差等の影響によって軸受57a、57bの位置が少しずれている場合であっても、軸受57a、57bが傾斜部58c1、58d1に当接することで、嵌合溝58c、58dの内側へと案内される。
次に、嵌合溝58c、58dの内側に進入した軸受57a、57bは、排紙ドア12の回動方向において嵌合溝58c、58dと重なる位置に位置する第二ホルダ部材59の突当部59e、59fに突き当たる。これにより第二ホルダ部材59は、軸受57a、57bから受ける反力によって駆動ギア55の回転軸54aを中心として図11(a)に示す矢印R8方向(第1方向)に回動し、軸受57a、57bの移動軌跡上から外れる。
その後、図11(b)に示す様に、排紙ドア12が閉位置まで移動すると、軸受57a、57bは排紙ドア12の回動方向において第二ホルダ部材59の突当部59e、59fの先端部よりも嵌合溝58cの奥側の嵌合溝59c、59dの位置まで到達する。これにより第二ホルダ部材59は自重及び不図示のバネ(付勢部材)の付勢力によって図11(b)に示す矢印R9方向(第2方向)に回動し、軸受57a、57bが第二ホルダ部材59の嵌合溝59c、59dに嵌合する。これにより軸受57a、57bは、第二ホルダ部材59の嵌合溝59c、59dの内壁に当接して排紙ドア12の回動方向の移動が規制され、第一ホルダ部材58の嵌合溝58c、58dの内部における排紙ドア12の回動方向の位置が決められる。このように被駆動ギア53の回転軸41aは、軸受57a、57bを介して、第一ホルダ部材58の嵌合溝58c、58dと第二ホルダ部材59の嵌合溝59c、59dにより保持される。なお、排紙ドア12が閉位置から開位置に移動する際の第一ホルダ部材58と第二ホルダ部材59の動作は、右ドア11が閉位置から開位置に移動する際の第一ホルダ部材7と第二ホルダ部材8の動作と同様である。
このように第一ホルダ部材58と第二ホルダ部材59は、駆動ギア55の回転軸線方向に関して、駆動ギア55の一方側に配置された軸受56aと、他方側に配置された軸受56bを所定の位置で一体的に保持する。また被駆動ギア53の回転軸線方向に関して、被駆動ギア53の一方側に配置された軸受57aと、他方側に配置された軸受57bを所定の位置で一体的に保持する。これにより軸受56a、56bが取り付けられ、駆動ギア55を軸支するモータ3の回転軸54aと、軸受57a、57bが取り付けられ、被駆動ギア53を軸支する搬送ローラ41の回転軸41aの平行度の悪化を抑制することができる。従って、駆動ギア55と被駆動ギア53との間で上述した食違い誤差や平行誤差が生じることを抑制することができ、駆動ギア55と被駆動ギア53との間の偏摩耗、駆動伝達誤差、異音の発生を抑制することができる。つまり筐体1の奥側にヒンジ12aを有する排紙ドア12においても、右ドア11と同様に、第一ホルダ部材58と第二ホルダ部材59により、駆動ギア55の回転軸54aと被駆動ギア53の回転軸41aの平行度の悪化を抑制することができる。
また排紙ドア12が閉位置に位置する時、第二ホルダ部材59によって第一ホルダ部材58の嵌合溝58c、58dの内部における軸受57a、57bの排紙ドア12の回動方向の位置が決められる。これにより排紙ドア12が閉位置に位置する時に、軸受57a、57bが嵌合溝58c、58dの内部で動くことが規制され、駆動ギア55の回転軸54aと被駆動ギア53の回転軸41aの平行度の悪化をより効果的に抑制することができる。
また駆動ギア55の回転軸線方向に関する、第一ホルダ部材58の嵌合溝58c、58dの間の幅や第二ホルダ部材59の嵌合溝59c、59dの間の幅は、約100mmまでの間で可能な限り広い方が精度的に好ましい。これにより加工によって生じるガタに起因する、図18に示す角度θ1、θ2に相当するミスアライメント角度を抑制することができる。この点に関して、駆動ギア55の回転軸線方向における第一ホルダ部材58の嵌合溝58c、58dの間の幅は、上述した駆動ギア4の回転軸線方向における第一ホルダ部材7の嵌合溝7c、7dの間の幅の2倍に設定されている。また駆動ギア55の回転軸線方向における第二ホルダ部材59の嵌合溝59c、59dの間の幅は、上述した駆動ギア4の回転軸線方向における第二ホルダ部材8の嵌合溝8c、8dの間の幅の2倍に設定されている。
<画像読取装置>
次に、画像読取装置80の構成について説明する。
図12は、画像読取装置80の断面概略図である。図12に示す様に、画像読取装置80は、リーダ81と、ADF82(:Auto Document Feeder:自動原稿搬送装置)から構成されている。ADF82は、リーダ81に対して、不図示のヒンジによって回動可能に支持されている。
リーダ81は、原稿であるシートSの画像を読み取る第一スキャナユニット304と、コンタクトガラス303と、原稿台ガラス71を備える。第一スキャナユニット304は、不図示の駆動ベルトにより、コンタクトガラス303の下部と原稿台ガラス71の下部との間を矢印D方向に移動可能に構成されている。
第一スキャナユニット304は、光源72、ミラー73、画像読取素子であるCCD74を備える。第一スキャナユニット304は、光源72からシートSに光を走査し、シートSからの反射光をミラー73でCCD74に案内する。CCD74は、反射光を受光してシートSの画像データを読み取り、画像データを電気信号に変換する。
リーダ81でシートSの画像を読み取る場合、原稿台ガラス71の上にシートSを載置し、第一スキャナユニット304を不図示の駆動ベルトによって矢印D方向に移動させながら、シートSの画像を読み取る。原稿台ガラス71へのアクセスは、ADF82を回動させて上方に開放することで可能となる。
ADF82は、原稿であるシートSを積載する原稿トレイ251と、原稿トレイ251に積載されたシートSを給送する給送ローラ203と、給送ローラ203により給送されたシートSを搬送する搬送ローラ207を備える。給送ローラ203は、不図示の移動機構によって昇降可能に構成されており、シートSを給送する時は下降して、原稿トレイ251に積載されたシートSに当接する。搬送ローラ207は、分離パッド208に圧接して設けられている。
またAFD82は、シートSを搬送するフィードローラ300a〜300c、レジストローラ301を備える。レジストローラ301は、対を成す二つのローラ(レジストローラ301a、301b)によってニップ部を形成し、ニップ部においてシートSを挟持して搬送する。ここでレジストローラ301bは、図13に示すモータ230の駆動力によって回転し、レジストローラ301aはレジストローラ301bに従動して回転する。
またADF82は、シートSの画像を読み取る第二スキャナユニット307を備える。第二スキャナユニット307は、光源75、ミラー76、画像読取素子であるCCD77を備える。第二スキャナユニット307は、光源75からシートSに光を走査し、シートSから反射した反射光をミラー76でCCD77に案内する。CCD77は、反射光を受光してシートSの画像データを読み取り、画像データを電気信号に変換する。
またADF82は、原稿トレイ251に積載されたシートSが搬送路に進入することを規制するストッパ206を備える。ストッパ206は、支持部206aにおいて回動可能に支持されている。ストッパ206は、給送ローラ203が上昇し、シートSの給送が行わない時は起立してシートSの搬送路への進入を規制する。またストッパ206は、給送ローラ203が下降し、シートSの給送が行われる時はシートSの搬送方向に沿った姿勢となるように回動してシートSの搬送路への進入を許容する。
またADF82は、外装として開閉カバー209(回動部材)を備える。開閉カバー209は、ADF82の筐体50に設けられた支持軸50cに回動可能に支持されており、筐体50に対して開いた開位置と、閉じた閉位置との間を図9に示す矢印R4方向に回動する。開閉カバー209は、給送ローラ203、搬送ローラ207、レジストローラ301a、ストッパ206を支持する。
ADF82によりシートSの画像を読み取る場合、まず原稿トレイ251に積載されたシートSが、分離パッド208によって一枚に分離されながら、給送ローラ203、搬送ローラ207、フィードローラ300aによってレジストローラ301に搬送される。レジストローラ301に搬送されたシートSは、その先端部が停止した状態のレジストローラ301のニップ部に突き当てられながら押し込まれることで斜行が補正される。
次に、シートSは、フィードローラ300bに搬送され、コンタクトガラス303上に到達する。そして、コンタクトガラス303上で第一スキャナユニット304によりシートSの第一面の画像が読み取られる。その後、シートSはフィードローラ300cによって搬送され、コンタクトガラス306上に到達する。ここでユーザからシートSの第二面の画像を読み取る指示がされている場合、コンタクトガラス306上で第二スキャナユニット307によりシートSの第二面の画像が読み取られる。その後、シートSは、排出ローラ308によって排出トレイ309に排出される。
<駆動部>
次に、ADF82の駆動部の構成について説明する。
図13は、開閉カバー209が閉位置に位置する時のADF82の駆動部の斜視図である。図14は、ADF82の駆動部の断面図である。ここで図14(a)は、開閉カバー209が開位置に位置する状態を示し、図14(b)は、開閉カバー209が閉位置に位置する状態を示す。
図13に示す様に、ADF82の筐体50には、モータ230が設けられている。モータ230の回転軸230aと、レジストローラ301bの回転軸301b1には、回転ベルト254が架け回されている。これによりモータ230の駆動力は、回転ベルト254を介して、レジストローラ301bの回転軸301b1へと伝達される。
またレジストローラ301bの回転軸301b1には、アイドラギア253が取り付けられている。アイドラギア253は、アイドラ軸252cに取り付けられたアイドラギア252aと噛合する。またアイドラ軸252cにおいて、アイドラギア252aと同軸上には、アイドラギア252bが取り付けられている。
アイドラギア252bは、駆動ギア255(第1ギア)と噛合する。駆動ギア255は、摺動性を有する樹脂材料で形成され、大径ギア255bと小径ギア255cが一体的に成形された段ギアである。アイドラギア252bは、駆動ギア255の大径ギア255bと噛合する。駆動ギア255の小径ギア255cは、搬送ローラ207の回転軸207aに取り付けられた被駆動ギア220(第2ギア)と噛合する。駆動ギア255の内径は、駆動ギア255の回転軸255aの外径より数μm大きく設定されており、回転軸255aに対して回転自在に支持される。
開閉カバー209が閉位置に位置する状態において、モータ230に電流が供給されると、モータ230の駆動力は、回転ベルト254、アイドラギア252a、252b、駆動ギア255、被駆動ギア220の順番で伝達される。そしてモータ230の駆動力が被駆動ギア220に伝達されると、被駆動ギア220が取り付けられた搬送ローラ207の回転軸207aが回転する。
また搬送ローラ207の回転軸207aと、給送ローラ203の回転軸203aには、プーリー223a、223bがそれぞれ取り付けられている。プーリー223a、223bには回転ベルト225が架け回されている。搬送ローラ207の回転軸207aに伝達されたモータ230の駆動力は、プーリー223a、223bと回転ベルト225を介して、給送ローラ203の回転軸203aに伝達される。
図14に示す様に、ADF82は、上ガイド板273aと下ガイド板273bを備え、両者によって原稿であるシートSを搬送する搬送路Hが形成されている。上ガイド板273aは、開閉カバー209に支持されている。下ガイド板273bは、ADF82の筐体50に支持されている。
開閉カバー209が閉位置から開位置に回動すると、開閉カバー209に支持された上ガイド板273aも共に回動し、原稿トレイ251からコンタクトガラス303までの搬送路Hが露出する。このように開閉カバー209を開位置に位置させることで、ユーザは搬送路Hに滞留するジャムの原因となっているシートSを容易に取り除くことができる。
ここで上述したように、搬送ローラ207は開閉カバー209に支持されているため、開閉カバー209が開位置(第2位置)に位置する場合、被駆動ギア220は駆動ギア255から離間し、両者は噛合せずに駆動力の伝達ができない状態となる。これに対して開閉カバー209が閉位置(第1位置)に位置する場合、被駆動ギア220と駆動ギア255は噛合し、モータ230の駆動力が駆動ギア255から被駆動ギア220へ伝達され、搬送ローラ207が回転駆動する。
開閉カバー209は、その回動部分のガタや、大きさのバラツキにより、ADF82の筐体50に対する位置精度を確保するのが容易ではない。従って、駆動ギア255の回転軸255aと被駆動ギア220の回転軸207aとの平行度を確保するのも容易ではない。両者の平行度が確保されない場合、駆動ギア255と被駆動ギア220との間で上述した食い違い誤差や平行誤差が生じ得る。そこで本実施形態では、次に説明する構成により、駆動ギア255の回転軸255aと搬送ローラ207の回転軸207aの平行度の悪化を抑制する。
図15は、ADF82の筐体50と駆動ギア255の斜視図(図15(a))と正面図(図15(b))である。図15に示す様に、ADF82の筐体50は、互いに対向する2つの側壁50a、50bを有する。ADF82の筐体50は、樹脂製であり、側壁50aと側壁50bは一体成形されている。
側壁50a、50bには、駆動ギア255の回転軸255aが挿通されて嵌合する嵌合孔50a1、50b1(第1嵌合孔、第2嵌合孔)が形成されている。嵌合孔50a1には、駆動ギア255の回転軸線方向に関する、駆動ギア255の回転軸255aにおける駆動ギア255に対する一方側の部分255a1(第1部分)が、嵌合孔50a1に対して回転できない状態で保持される。嵌合孔50b1には、駆動ギア255の回転軸線方向に関する、駆動ギア255の回転軸255aにおける駆動ギア255に対する他方側の部分255a2(第2部分)が、嵌合孔50b1に対して回転できない状態で保持される。
また側壁50a、50bには、被駆動ギア220の回転軸207aが嵌合する嵌合溝50a2、50b2(第1溝部、第2溝部)が形成されている。嵌合溝50a2には、被駆動ギア220の回転軸線方向に関する、被駆動ギア220の回転軸207aにおける被駆動ギア220に対する一方側の部分207a1(第3部分)が、後述する軸受部260aを介して保持される(図16参照)。嵌合溝50b2には、被駆動ギア220の回転軸線方向に関する、被駆動ギア220の回転軸207aにおける被駆動ギア220に対する他方側の部分207a2(第4部分)が、後述する軸受部260bを介して保持される(図16参照)。上述した通り、被駆動ギア220の回転軸207aは、開閉カバー209に支持されている。嵌合溝50a2は、開閉カバー209の回動に伴う被駆動ギア220の回転軸207aの一方側の部分207a1の移動軌跡上に形成され、開閉カバー209の回動方向に延びる溝である。嵌合溝50b2は、開閉カバー209の回動に伴う被駆動ギア220の回転軸207aの他方側の部分207a2の移動軌跡上に形成され、開閉カバー209の回動方向に延びる溝である。嵌合溝50a2、50b2の奥部は、円弧状のエッジ処理が施されている。
図16は、ホルダ部材260と被駆動ギア220の斜視図(図16(a))と断面図(図16(b))である。図16に示す様に、ホルダ部材260は、POM(ポリアセタール樹脂)やABS樹脂で一体成型された部材である。ホルダ部材260は、駆動ギア255の回転軸線方向において、筐体50の側壁50a、50bの間の位置に配置される。
ホルダ部材260は、被駆動ギア220の回転軸207aの一方側の部分207a1を軸支する軸受部260aと、他方側の部分207a2を軸支する軸受部260bを有する。軸受部260a、260bには、被駆動ギア220の回転軸線方向に貫通する貫通孔260a1、260b1が形成されており、被駆動ギア220の回転軸207aはこの貫通孔260a1、260b1に挿通される。軸受部260a、260bの内径は、被駆動ギア220の回転軸207aの外径より数μm大きな径に設定されている。従って、被駆動ギア220は回転軸207aと一体的に回転し、被駆動ギア220の回転軸207aは軸受部260a、260bに対して回転する。
またホルダ部材260は、後述するように、駆動ギア255の回転軸255aがそれぞれ嵌合する二つの嵌合溝260c、260d(第3溝部、第4溝部)を有する。嵌合溝260cには、駆動ギア255の回転軸255aの一方側の部分255a1が嵌合する。嵌合溝260dには、駆動ギア255の回転軸255aの他方側の部分255a2が嵌合する。嵌合溝260c、260dは、駆動ギア255の回転軸線方向と開閉カバー209の回動方向に直交(交差)する方向に延びる溝である。
またホルダ部材260は、バネ261の一端部が引っ掛けられて保持される鉤型形状のバネ保持部260eを有する。バネ261の他端部は、開閉カバー209に保持される。バネ261は、ホルダ部材260を被駆動ギア220の回転軸207aを中心に矢印R10方向に付勢する。
またホルダ部材260は、後述するように、開閉カバー209の移動に伴って駆動ギア255の回転軸255aの一方側の部分255a1及び他方側の部分255a2とそれぞれ突き当たる突当部260g、260hを有する。突当部260g、260hは、開閉カバー209が開位置から閉位置に回動する際の回動方向において、嵌合溝260c、260dの上流側に位置する壁部である。ホルダ部材260は、その突当部260g、260hに駆動ギア255の回転軸255aが突き当たると、被駆動ギア220の回転軸207aを中心として回動するにように構成されている。
またホルダ部材260は、開閉カバー209の上面から露出する開閉レバー部260fを有する。開閉レバー部260fがユーザ等によって上方に持ち上げられると、ホルダ部材260は被駆動ギア220の回転軸207aを中心に矢印R11方向に回動する。
次に、開閉カバー209が開位置から閉位置に移動する際の駆動ギア255と被駆動ギア220の動作について説明する。図17は、開閉カバー209が開位置から閉位置に移動する際の駆動ギア255と被駆動ギア220の動作を図17(a)〜図17(c)の順に示す図である。
図17(a)に示す様に、開閉カバー209が開位置に位置する時、被駆動ギア220の回転軸207aは筐体50の側壁50a、50bから離間しているため、側壁50a、50bに保持されていない。これに対して駆動ギア255の回転軸255aは、側壁50a、50bの嵌合孔50a1、50b1に嵌合して保持されている。この状態では、駆動ギア255と被駆動ギア220は噛合していない。
図17(b)に示す様に、開閉カバー209が開位置から閉位置に移動される過程で、被駆動ギア220の回転軸207aを保持するホルダ部材260の軸受部260a、260bが、側壁50a、50bの嵌合溝50a2、50b2の内側に進入する。つまり被駆動ギア220の回転軸207aは、ホルダ部材260の軸受部260a、260bと共に側壁50a、50bの嵌合溝50a2、50b2の内側に進入する。
次に、ホルダ部材260の突当部260g、260hが、側壁50a、50bに保持されている駆動ギア255の回転軸255aに突き当たる。これによりホルダ部材260は、駆動ギア255の回転軸255aから受ける反力によって被駆動ギア220の回転軸207aを中心としてR10方向(第1方向)に回動して持ち上がる。
その後、図17(c)に示す様に、開閉カバー209が閉位置まで移動すると、ホルダ部材260も嵌合溝50a2、50b2の奥側へと移動し、ホルダ部材260の嵌合溝260c、260dが駆動ギア255の回転軸255aの位置まで到達する。この時、ホルダ部材260は、バネ261の付勢力によって被駆動ギア220の回転軸207aを中心として矢印R11方向(第2方向)に回動する。これにより駆動ギア255の回転軸255aがホルダ部材260の嵌合溝260c、260dに進入し、嵌合溝260c、260dに嵌合して保持される。これによりホルダ部材260の開閉カバー209の回動方向への移動が規制されて、軸受部260a、260bの嵌合溝50a2、50b2内の開閉カバー209の回動方向の位置が決められる。
つまり被駆動ギア220の回転軸207aの一方側の部分207a1と他方側の部分207a2は、軸受部260a、260bを介して、側壁50a、50bの嵌合溝50a2、50b2に保持される。駆動ギア255の回転軸255aが嵌合溝260c、260dに嵌合すると、被駆動ギア220の回転軸207aの一方側の部分207a1と他方側の部分207a2の嵌合溝50a2、50b2内の位置が決められる。
また開閉カバー209がユーザによって閉位置から開位置に移動される際、ユーザはホルダ部材260の開閉レバー部260fを把持して引き上げる。これによりホルダ部材260は、バネ261の付勢力に抗して矢印R10方向に回動し、駆動ギア255の回転軸255aと嵌合溝260c、260dとの嵌合が解除される。その後、上述した動作と逆の動作が行われる。
このように筐体50は、駆動ギア255の回転軸255aにおける駆動ギア255に対する一方側の部分255a1と他方側の部分255a2を所定の位置で一体的に保持する。また被駆動ギア220の回転軸207aにおける被駆動ギア220に対する一方側の部分207a1と他方側の部分207a2を所定の位置で一体的に保持する。これにより駆動ギア255の回転軸255aと、被駆動ギア220の回転軸207aの平行度の悪化を抑制することができる。従って、駆動ギア255と被駆動ギア220との間で上述した食違い誤差や平行誤差が生じることを抑制することができ、駆動ギア255と被駆動ギア220との間の偏摩耗、駆動伝達誤差、異音の発生を抑制することができる。
また開閉カバー209が閉位置に位置する時、ホルダ部材260によって筐体50の嵌合溝50a2、50b2の内部における被駆動ギア220の回転軸207aの開閉カバー209の回動方向の位置が決められる。これにより開閉カバー209が閉位置に位置する時に、被駆動ギア220の回転軸207aが嵌合溝50a2、50b2の内部で動くことが規制される。従って、駆動ギア255の回転軸255aと被駆動ギア220の回転軸207aの平行度の悪化をより効果的に抑制することができる。
またホルダ部材260において、軸受部260a、260bと嵌合溝260c、260dが一体成形されているため、位置決め精度の向上を図ることができる。また駆動ギア255はアイドラギアであるため、その回転軸255aを、ホルダ部材260や筐体50に対して軸受を介さずに保持させることができ、部品点数の削減が可能となる。また筐体50に嵌合孔50a1、50b1と嵌合溝50a2、50b2を形成し、第一ホルダ部材7に相当する部材を筐体50と一体成形している。従って、筐体50側にホルダ部材を別途設ける必要がなくなり、部品点数の削減が可能となる。
1…筐体
3…モータ
3a…回転軸(第1ギアの回転軸)
2…第二ギア(第2ギア)
4…第一ギア(第1ギア)
5a…軸受(第1軸受)
5b…軸受(第2軸受)
6a…軸受(第3軸受)
6b…軸受(第4軸受)
7…第一ホルダ部材(第1保持部材)
8…第二ホルダ部材(第2保持部材)
11…右ドア(回動部材)
42…搬送ローラ
42a…回転軸(第2ギアの回転軸)
50…筐体(筐体、第1保持部材)
80…画像読取装置
207…搬送ローラ
207a…回転軸(第2ギアの回転軸)
209…開閉カバー(回動部材)
220…第二ギア(第2ギア)
230…モータ
255…第一ギア(第1ギア)
255a…回転軸(第1ギアの回転軸)
260…ホルダ部材(第2保持部材)
A…画像形成装置

Claims (12)

  1. 画像形成装置の筐体に設けられたモータと、
    回転軸を備え、該回転軸が前記筐体に軸支され、前記モータの駆動力により回転する第1ギアと、
    前記第1ギアの回転軸に取り付けられ、前記第1ギアの回転軸線方向において前記第1ギアの一方側に配置された第1軸受と、他方側に配置された第2軸受と、
    回転軸を備え、前記第1ギアと噛合し、前記第1ギアを介して前記モータの駆動力が伝達されて回転する第2ギアと、
    前記第2ギアが取り付けられ、前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合する第1位置と、前記第2ギアが前記第1ギアから離間した第2位置とを取り得るように、前記筐体に対して回動可能な回動部材と、
    前記第2ギアの回転軸に取り付けられ、前記第2ギアの回転軸線方向において前記第2ギアの一方側に配置された第3軸受と、他方側に配置された第4軸受と、
    前記筐体に設けられ、前記第1軸受と前記第2軸受を一体的に保持する第1保持部材であって、前記回動部材の回動に伴う前記第3軸受の移動軌跡上に形成され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第3軸受が進入し、前記回動部材が前記第1位置に位置する時に前記第3軸受を保持する、前記回動部材の回動方向に延びる第1溝部と、前記回動部材の回動に伴う前記第4軸受の移動軌跡上に形成され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第4軸受が進入し、前記回動部材が前記第1位置に位置する時に前記第4軸受を保持する、前記回動部材の回動方向に延びる第2溝部と、を有する第1保持部材と、
    前記第1軸受と前記第2軸受を一体的に保持する第2保持部材であって、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第3軸受が進入して前記第3軸受を保持し、前記第3軸受の前記第1溝部内の前記回動方向の位置を決める、前記第2ギアの回転軸線方向と前記回動方向と直交する方向に延びる第3溝部と、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第4軸受が進入して前記第4軸受を保持し、前記第4軸受の前記第2溝部内の前記回動方向の位置を決める、前記直交する方向に延びる第4溝部と、を有する第2保持部材と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第2保持部材は、前記第1ギアの回転軸に対して回動可能に支持され、前記第3軸受及び前記第4軸受の移動軌跡上に配置され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第3軸受及び前記第4軸受と当接して第1方向に回動して前記移動軌跡上から外れ、前記回動部材が前記第1位置に到達する際に前記第1方向と反対の第2方向に回動することで、前記第3軸受が前記第3溝部に進入し、前記第4軸受が前記第4溝部に進入することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第2保持部材を前記第2方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第1保持部材は、前記第1軸受が嵌合する第1嵌合孔と、前記第2軸受が嵌合する第2嵌合孔を有し、
    前記第2保持部材は、前記第1軸受が嵌合する第3嵌合孔と、前記第2軸受が嵌合する第4嵌合孔を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第2ギアは、前記回動部材に支持され、シートを搬送する搬送ローラを回転駆動させる駆動力を伝達することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  6. 画像読取装置の筐体に設けられたモータと、
    回転軸を備え、該回転軸が前記筐体に軸支され、前記モータの駆動力により回転する第1ギアと、
    回転軸を備え、前記第1ギアと噛合し、前記第1ギアを介して前記モータの駆動力が伝達されて回転する第2ギアと、
    前記第2ギアが取り付けられ、前記第1ギアと前記第2ギアとが噛合する第1位置と、前記第2ギアが前記第1ギアから離間した第2位置とを取り得るように、前記筐体に対して回動可能な回動部材と、
    前記筐体に設けられ、前記第1ギアの回転軸線方向に関して、前記第1ギアの回転軸における前記第1ギアに対する一方側の第1部分と他方側の第2部分とを一体的に保持する第1保持部材であって、前記第2ギアの回転軸線方向に関して前記第2ギアの回転軸における前記第2ギアに対する一方側の第3部分の前記回動部材の回動に伴う移動軌跡上に形成され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第3部分が進入し、前記回動部材が前記第1位置に位置する時に前記第3部分を保持する、前記回動部材の回動方向に延びる第1溝部と、前記第2ギアの回転軸線方向に関して前記第2ギアの回転軸における前記第2ギアに対する他方側の第4部分の前記回動部材の回動に伴う移動軌跡上に形成され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第4部分が進入し、前記回動部材が前記第1位置に位置する時に前記第4部分を保持する、前記回動部材の回動方向に延びる第2溝部と、を有する第1保持部材と、
    前記第2ギアの回転軸における前記第3部分と前記第4部分を一体的に保持する第2保持部材であって、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第1部分が進入して前記第1部分が保持され、該第2保持部材の前記回動方向への移動が規制されて前記第3部分の前記第1溝部内の前記回動方向の位置が決められる、前記第2ギアの回転軸線方向と前記回動方向と直交する方向に延びる第3溝部と、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第2部分が進入して前記第2部分が保持され、該第2保持部材の前記回動方向への移動が規制されて前記第4部分の前記第2溝部内の前記回動方向の位置が決められる、前記直交する方向に延びる第4溝部と、を有する第2保持部材と、
    を備えることを特徴とする画像読取装置。
  7. 前記第2保持部材は、前記第2ギアの回転軸に対して回動可能に支持され、前記回動部材が前記第2位置から前記第1位置に移動する際に前記第1部分及び前記第2部分と当接して第1方向に回動し、前記回動部材が前記第1位置に到達する際に前記第1方向と反対の第2方向に回動することで、前記第1部分が前記第3溝部に進入し、前記第2部分が前記第4溝部に進入することを特徴とする請求項6に記載の画像読取装置。
  8. 前記第2保持部材を前記第2方向に付勢する付勢部材を備えることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第1保持部材は、前記筐体と一体成形されていることを特徴とする請求項6乃至8のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  10. 前記第2保持部材は、前記第2ギアの回転軸における前記第3部分を支持する第1軸受部と、前記第4部分を支持する第2軸受部を有し、
    前記第3部分は前記第1軸受部とともに前記第1溝部に進入し、前記第4部分は前記第2軸受部とともに前記第2溝部に進入することを特徴とする請求項6乃至9のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  11. 前記第1保持部材は、前記第1部分が嵌合する第1嵌合孔と、前記第2部分が嵌合する第2嵌合孔を有し、
    前記第2保持部材は、前記第3部分が嵌合する第3嵌合孔と、前記第4部分が嵌合する第4嵌合孔を有することを特徴とする請求項6乃至10のいずれか1項に記載の画像読取装置。
  12. 前記第2ギアは、前記回動部材に支持され、シートを搬送する搬送ローラを回転駆動させる駆動力を伝達することを特徴とする請求項6乃至11のいずれか1項に記載の画像読取装置。
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