JP2015141407A - 画像形成装置 - Google Patents

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宏三 山崎
Kozo Yamazaki
宏三 山崎
光孝 中村
Mitsutaka Nakamura
光孝 中村
高志 藤本
Takashi Fujimoto
高志 藤本
宗和 平田
Munekazu Hirata
宗和 平田
敏生 山木
Toshio Yamaki
敏生 山木
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Abstract

【課題】開閉カバーの開閉動作に応じて装置同士の連動関係に必要な位置を規定する場合に、開閉カバーの変形を防止すると共に開閉カバーを排紙台として用いる場合には排紙路に段差などが生じないようできる画像形成装置を提供することにある。【解決手段】開閉可能な開閉カバー112の開放時に、上ケース113A、下ケース113Bにより形成されたトナーカートリッジ113の挿入離脱が可能とされるトナーカートリッジ装填部100Bと、トナーカートリッジ装填部100Bに装填されたトナーカートリッジ113の位置を定位置に規定するために、開閉カバー112の開位置から閉鎖位置への回動に連動する回転伝達手段124およびセクタ126を有するラックアンドピニオン機構1000を備えてトナーカートリッジ113に装備されているギヤカバー119を押圧してトナーカートリッジ113を定位置に向け押圧する位置規定手段123とを有する画像形成装置。【選択図】図8

Description

本発明は、感光体等の像担持体を備えた、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の単体あるいはこれらの複合機である画像形成装置に関する。
電子写真方式を用いる画像形成装置は、感光体などの潜像担持体に形成された静電潜像が現像装置により可視像処理される。
現像装置は、可視像処理に用いられる現像剤の成分であるトナーが消費された際のトナー濃度の低下を防ぐために、新規トナーを収容しているトナーカートリッジを備える場合(例えば、特許文献1)がある。
一方、近年では、トナーの補給作業を含めた保守点検作業の容易化、また、保守点検をユーザ自身でも行えるようにするための技術(例えば、特許文献2,3)が提案されてきている。
つまり、潜像担持体を含めこれに対する画像形成処理を行う装置の一部を纏めて一つのユニット内に収容してプロセスカートリッジとする技術が知られている。
プロセスカートリッジは、画像形成装置本体に対して着脱可能な関係を持つものである。このため、例えば、トナーカートリッジ内のトナーがなくなった場合には、画像形成装置からプロセスカートリッジを取り出して新たなものと交換することで、ユーザ自身でも作業を行うことができる。
ところで、プロセスカートリッジに収容される現像装置は、潜像担持体への現像剤供給および供給される現像剤の攪拌のための部材としてスクリューオーガなどの回転部を備えている。スクリューオーガは、画像形成装置本体側に設けられているギヤなどに噛み合うギヤを軸端に備えることで回転力を伝達される。
ギヤ同士の噛み合いは、ギヤが取り付けられている回転軸の位置が両方で適正な位置にあることが必須である。ここでいう回転軸同士の位置が適正でない場合とは、ギヤ同士が充分に噛み合える位置になく、一方のギヤが他方のギヤから浮き上がっていることや回転開始時の力の作用によって浮き上がる場合であり、この場合には駆動伝達が正確に行えなくなる。
このように、双方の位置関係を規定するための技術として、プロセスカートリッジを装填される画像形成装置本体に設けられた開閉カバーを利用する技術が知られている(例えば、特許文献2,4,5)。
つまり、開閉カバーを閉じた際にプロセスカートリッジの上面を、開閉カバーの一部に設けられた弾性部材によって押圧し、プロセスカートリッジ内のギヤなど連動部材と画像形成装置側のギヤなどの駆動部材との位置関係が変化するのを防止するようになっている。
開閉カバーによるプロセスカートリッジの押圧を行った場合には、プロセスカートリッジを押圧した際に開閉カバーに対して反力が作用する。
このため、開閉カバーの一部が浮き上がるなどの変形を生じることがある。開閉カバーの変形は、例えば、画像形成装置における開閉カバーの受け面と閉じられた開閉カバーの接触面との間に隙間を生じさせる場合がある。これにより、開閉カバーが閉じられているにも拘わらず、画像形成装置本体側での開閉カバーの接触面に隙間が生じて外観上、体裁が悪くなる。
本発明の目的は、開閉カバーの開閉動作に応じて装置同士の連動関係に必要な位置を規定する場合に、開閉カバーの変形を防止または抑制する画像形成装置を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明は、開閉可能な開閉カバーの開放時にトナーカートリッジの挿入離脱が可能とされるトナーカートリッジ装填部と、前記トナーカートリッジ装填部に装填された前記トナーカートリッジの位置を定位置に規定するために、前記開閉カバーの開位置から閉鎖位置への回動によって該トナーカートリッジを該定位置に向け押圧する位置規定手段とを備えた画像形成装置にある。
本発明によれば、開閉カバーの回動に応じて位置規定手段がトナーカートリッジを押圧することにより、開閉カバーの上面への反力を防止または抑制しながらトナーカートリッジの位置を規定することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる開閉カバーを開放した時の状態を説明するための模式図である。 図1に示した画像形成装置に備えられた開閉カバーの構成および開閉カバーの閉鎖状態を維持するための構成を説明するための図である。 図1に示した画像形成装置に備えられた現像装置に適用されるトナーカートリッジの構成を説明するための図である。 図4に示したトナーカートリッジの位置規定構造に関する従来例を説明するための模式図である。 図5に示した位置規定構造による弊害を説明するための開閉カバーおよび画像形成装置本体側の閉鎖部の状態を示す図である。 図1に示した画像形成装置におけるトナーカートリッジ装填部の構成を説明するための図である。 図1に示した画像形成装置に用いられる位置規定手段の一例を説明するための図である。 図8に示した位置規定手段の要部変形例を説明するための図である。 図8に示した位置規定手段に用いられる押圧部の詳細構造を説明するための図である。 図8に示した位置規定手段の要部変形例を説明するための図である。 図8に示した位置規定手段に関する別例を説明するための図である。 図12に示した別例に用いられる押圧部材の配置構造を説明するための図である。 図12に示した別例による作用を説明するための図である。
以下、図面を参照にして本発明を実施するための形態について説明する。
図1に示す画像形成装置100は、複数色の作像部101Y、101M、101C、101Kを備えたフルカラープリンタである。符号Y、M、C、Kは形成される画像の色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)を意味している。
各作像部101Y、101M、101C、101Kは、画像形成装置100の装置本体100A内で同じ構成を備えている。イエローの作像部101Yを代表して構成を説明すると次の通りである。
作像部101Yにおいて、潜像担持体である感光体102の周囲には、感光体102の回転方向に沿って画像形成処理を実行するための帯電装置103、露光装置104、現像装置105、転写装置106、クリーニング装置107が配置されている。
各装置を備えた作像部101Y、101M、101C、101Kでは、一様帯電後に画像情報に応じて書き込み光を照射可能なLED等の光源を備えた画像形成用露光装置104によって感光体102に静電潜像が形成される。
静電潜像は、現像装置105から供給されるトナーにより可視像処理され、転写装置106に順次転写される。
各作像部101(Y,M,C,K)で形成された可視像を転写される転写装置106には、作像部101(Y,M,C,K)の並置方向に沿った展張部を有する転写ベルト106Aが備えられている。転写ベルト106Aは、複数のローラ106B、106Cに掛回されて周回移動することができ、感光体102と対向する転写ローラ106Dを介して感光体102に担持されているトナー像が静電転写される。
転写後の感光体102は、クリーニング装置107によって未転写トナーを除去され、次回の画像形成に備えられる。
転写ベルト106Aに重畳転写されたトナー像は、装置本体100Aの下方に配置されている給紙装置108からレジストローラ109によりレジストタイミングを設定されて繰り出される記録紙に対して2次転写装置110によって一括転写される。
給紙装置108は、給紙カセット108Aに収容されている記録紙を繰り出す繰り出しローラ108Bおよびレジストローラ109に向け記録紙を搬送する給送ローラ108Cを備えている。
2次転写装置110を通過した記録紙は、定着装置111によってトナー像を定着された後、装置本体100Aの上面に位置する開閉カバー112が用いられる排紙台に向け排紙ローラ113を介して排出される。
装置本体100Aでは、排紙台に用いられる開閉カバー112が装置本体100Aの上面に位置している。これにより、開閉カバー112の開放時に、新規トナーを収容しているトナーカートリッジ113の挿入離脱を行える空間であるトナーカートリッジ装填部100Bが開放される。
図1に示されているトナーカートリッジ装填部100Bは、後で詳細を説明するが、トナーカートリッジ113の搭載面を有するハウジング構造の中カバー100B1によって形成されている。なお、トナーカートリッジ113は、上述した中カバー100B1に搭載する形式に限らず、現像装置105のトナー補給部に直接連結される形式であってもよい。
トナーカートリッジ装填部100Bでは、開閉カバー112が開放されると中カバー100B1に搭載されているトナーカートリッジ113を装置本体100Aの上方から挿入離脱してトナーカートリッジ113の交換作業を行うことが可能となる。
図1に示した構成において、トナーカートリッジ装填部100Bを形成する中カバー100B1は、図7において詳細を説明するが、装置本体100A内で開閉カバー112と同様な開閉基端側を持つことで開閉することができる。これにより、開閉カバー112および中カバー100B1が開放されると、作像部101に装備されている各装置を纏めて収容したプロセスカートリッジ(図示されず)を装置本体100Aの上方から挿入離脱が可能となる。
また、図1において中カバー100B1には、図1,図2に示すように、中カバー100B1の底面から感光体102に向けて突出する画像形成用露光装置104が取り付けられている。これにより、中カバー100B1が開閉カバー112を開放した後に開放することで、画像形成用露光装置104をトナーカートリッジ装填部100Bが占めていた空間を通って移動させることができる。
このような露光装置104の移動は、現像装置105を取り出すよりも前の段階で現像装置105から遠ざけることができ、現像装置105の取り出し時に発生しやすいトナー飛散による汚れを防止するうえで効果的である。
さらに、図1に示す構成では、トナーカートリッジ113が現像装置105の上部に位置していることにより、トナーカートリッジ113に収容されている新規トナーが重力により現像装置105内に導入されるので、特別な供給機構を要しないという利点がある。
装置本体100Aにおいて排紙台として用いられる開閉カバー112は、図2に示すように、図1に示した閉鎖位置から開放することが可能な部材である。
開閉カバー112の開閉は、開閉基端を装置本体100A側に設けられている回転支軸100A1に支持されることにより可能となる。
開閉カバー112の開閉および閉鎖位置での保持は、図3(A)、(B)に示すように、開閉カバー112の開閉端側において回動可能に設けられた操作レバー114が用いられる。
操作レバー114は、開閉カバー112の開閉端側で装置本体100A側に対向する面に設けられている支軸112A(図3(C))に回動基端が一体化されており、回動させることで支軸112Aを回転させて開放し、この状態で開閉カバー112を持ち上げる。
支軸112Aには、図3(D)に示すように、装置本体100A側に設けられている係合部115に対して回動方向に応じて係合(ロック)および離脱(アンロック)可能な係止爪114Aが一体化されている。このため、操作レバー114の回動方向に応じて係止爪114Aを係合部115に対して係合および係合解除することが可能となる。
開閉カバー112は、操作レバー114の係止爪114Aが装置本体100A側の係合部115に係合している状態で閉鎖位置に保持され、係止爪114Aを係合部115から離脱させる方向に操作レバー114を回動させることにより、開放することができる。
開閉カバー112が開放されると、前述したように、トナーカートリッジ113の上面が開放され、トナーカートリッジ装填部100Bからトナーカートリッジ113の抜き差しができる。
ところで、現像装置105の上部に搭載されるトナーカートリッジ113は、以下に挙げる図4において詳細を説明するが、内部に複数の回転部材を備えており、これら回転部材が装置本体100A側に設けられている回転部材に連動する関係を持っている。このため、双方の回転部材同士の位置関係が適正でないと回転部材同士の連動関係が崩れてトナーカートリッジ113の機能、つまり、新規トナーに対する撹拌、搬送機能が不良になる。
そこで、従来から上述した双方の回転部材間での位置関係を適正化するための構成を用いることが、既に述べたように、提案されている。例えば、開閉カバー112の排紙台となる面を利用してトナーカートリッジ113の回転部材を装置本体100A側の回転部材に係合させる向きに押圧する構成が用いられている。
以下に、トナーカートリッジ113およびこれを押圧する従来構成について、図4および図5を用いて説明する。なお、図4,5において、図4は、画像形成装置100に備えられているトナーカートリッジ113の構成を示し、図5は、従来構成を示している。
図4に示すトナーカートリッジ113は、新規トナーの収容空間を構成する上ケース113Aとこれに溶着などによって一体化された下ケース113Bにより外殻部が形成されている。
下ケース113Bの内部には、図4(B)に示すように、トナーカートリッジ113の長手方向に沿った軸方向を有するアジテータ116および吐出口(図示されず)に向けて新規トナーを搬送するスクリュー117が隣接して配置されている。
アジテータ116およびスクリュー117はいずれも回転部材であり、両者の回転軸116A、117Aの軸端が下ケース113Bの長手方向一端側から外側に突出させてある。
回転軸116A、117Aの軸端にはそれぞれアジテータギヤ116B、スクリューギヤ117Bが取り付けられている。各ギヤ116B,117B同士は、仲介ギヤとして下ケース113Bに回転支持されているアイドラギヤ118を介して連動するようになっている。
スクリューギヤ117Bは、装置本体100A側に設けられている駆動側ギヤ(図示されず)との噛み合いを行うために、ギヤの位置部がギヤカバー119よりも外側に位置している。
一方、トナーカートリッジ113の上ケース113Aには、図4(C)に示すように、アジテータギヤ116Bおよびスクリューギヤ117Bが位置する側に衝立状の支持ブラケット113A1が設けられている。支持ブラケット113A1には、図4(D)に示すように、各ギヤ116B、117B、118の全体を覆うことで防塵や保護などが可能なギヤカバー119が取り付けられている。
このような構成を備えたトナーカートリッジ113は、トナーカートリッジ装填部100Bに搭載されて定位置を占めると、装置本体100A側の駆動側ギヤと連動することにより収容している新規トナーの撹拌および搬送が行われる。
装置本体100A側の駆動側ギヤに対してスクリューギヤ117Bの噛み合いが不適正となるのを防止する構成として、装置本体100A側に設けられている開閉カバー112の内面が用いられる。つまり、図5に示すように、開閉カバー112の内面には、トナーカートリッジ113の上カバー113Aに装備されているギヤカバー119の上面と対向可能な押圧部材120が設けられている。
押圧部材120は、開閉カバー112の内面に設けられているシリンダ部112B内に配置されているコイルバネなどの弾性部材121によってギヤカバー119側に向け突出付勢されている。弾性部材121による押圧部材120の突出量は、シリンダ部112Bに形成されている段部に押圧部材120と一体の係止片120Aが係止されることで規定されている。
この構成では、開閉カバー112が閉じられると、押圧部材120によってギヤカバー119が押圧され、その状態が弾性部材121の付勢により維持される。これにより、トナーカートリッジ113は駆動側ギヤに向けて押圧されるので、駆動開始時などに生じるスクリューギヤ117Bの浮き上がりが阻止されることになり、連動関係が維持される。
しかし、図5に示した従来のトナーカートリッジ113の押圧構造では、トナーカートリッジ113を押圧した際に開閉カバー112に対してトナーカートリッジ113側からの反力が生じる。この反力は、図5において開閉カバー112の一部を浮き上がらせる方向である。
一方、装置本体100Aには、図6に示すように、開閉カバー112の閉鎖位置近傍に外装カバー100Cおよび側面カバー100Dが設けられている。そして、閉鎖位置にある開閉カバー112の周囲との間には、所定の隙間(図6中、符号Sで示す)を設けて干渉防止が図られている。
このような外装カバー100C、側面カバー100Dに対して従来構成を採用すると、開閉カバー112が上述した反力により浮き上がり(図6中、矢印Dで示す方向への浮き上がり)、予め設定されている隙間寸法にムラが生じて外観上、体裁が悪くなる。
さらに、前述したように、開閉カバー112が装置本体100A側での排紙台として用いられる部材である場合には、装置本体100A内の定着装置111から連続する排紙路の一部に段差が生じることもあり、円滑な排紙が行えなくなる虞もある。
そこで、図1に示す画像形成装置100では、トナーカートリッジ113の押圧時に反力を直接受けることがない、開閉カバー112の上面以外の位置でトナーカートリッジ113の押圧動作を行う。以下、この構成について説明する。
なお、以下に挙げる例において、図8および図12にそれぞれ押圧部材と称する部材が示されているが、便宜上、前者の押圧部材(125)が第1の押圧部材に相当し、後者の押圧部材(125’)が第2の押圧部材に相当していることを前置きしておく。
図7に示すように、トナーカートリッジ装填部100Bは、これの外殻を形成するハウジング構造からなる中カバー100B1に形成されている。
中カバー100B1は、開閉カバー112が閉鎖される上面および開閉カバー112の開閉端側がそれぞれ開口しているトレイ状の形状を有し、図7(B)に示すように、色毎の新規トナーを収容しているトナーカートリッジ113が搭載面である底面に搭載される。
中カバー100B1におけるトナーカートリッジ113の長手方向一端に位置する壁部100B2には、下方部にトナーカートリッジ113側のスクリューギヤ117Bに噛み合う駆動側ギヤ122が配置されている。
また、中カバー100B1には、トナーカートリッジ113の並列方向で開閉カバー112の開閉端側と反対側の壁部100B3には、開閉カバー112の開閉支点に用いられる回転支軸100A1が支持されている。
中カバー100B1は、前述したように、装置本体100Aに対して開閉可能な部材であるので、開閉カバー112の開閉端側と同じ側に、開閉カバー112の開閉端に設けられた構造と同様な係止爪100B4が設けられている。係止爪100B4に対向する装置本体100A側には、図示しないが、係合部が設けられ、係止爪100B4が掛け止められることにより中カバー100B1が閉じ位置に保持される。図7(C)は、トナーカートリッジ装填部100Bの上面が開閉カバー112により塞がれている状態を示している。この状態で開閉カバー112は、排紙台として用いられる。
中カバー100B1の壁部100B2には、開閉カバー112の回動量に応じて移動量を変化させる位置規定手段123が設けられている。位置規定手段123の構成を図8により説明すると次の通りである。
位置規定手段123は、中カバー100B1においてトナーカートリッジ113の上面近傍に設けられて回転可能な回転伝達部材124を備えている。回転伝達部材124を支持する回転軸124Aには、これに同軸支持されて回転伝達部材124の回転位相に応じて起倒可能な第1の押圧部材125が備えられている。
第1の押圧部材125は、回転伝達部材124の回転方向に応じて起倒し、倒伏時にはトナーカートリッジ113の上面、詳しくは、ギヤカバー119の上面を押圧可能な部材として用いられる。このように、第1の押圧部材125は、回転伝達部材124の回転位相に応じてトナーカートリッジ113に接離することができ、接触した場合には押圧状態が得られる。
図8(A)に示すように、位置規定手段123に用いられる回転伝達部材124にはピニオンギヤが用いられている。
つまり、回転伝達部材124であるピニオンギヤは、図1,図2および図8(C)に示すように、開閉カバー112の回転支軸100A1に設けられているセクタ126に形成された駆動側回転部材であるラック部126Aに噛み合う。このため、回転伝達部材124に用いられるピニオンギヤは、ラック部126Aと互いに噛み合ってラックアンドピニオン機構1000を形成している。なお、図8では、図8(A)に示した回転伝達部材124と図8(B)に示したセクタ126のラック部126Aとを対象として符号1000によりラックアンドピニオン機構の構成部材であることを示している。
一方、押圧部材125は、回転伝達部材124が設けられている回転軸124Aの軸方向に沿って各トナーカートリッジ113に有するギヤカバー119の位置に対応させて複数配置された偏心アームである。
回転伝達部材124は、回転位相に応じてトナーカートリッジ113に接離する第1の押圧部材である押圧部材125の回転位相を設定して、例えば、起倒状態を設定する部材である。
このため、開閉カバー112が開位置から閉鎖位置への回動により、駆動側回転部材であるラック126Aが揺動して回転位相が変化するのに応じて回転伝達部材124は、第1の押圧部材125の倒伏させることができる回転位相を設定されるように回動する。つまり、倒伏時には、ギヤカバー119側に当接可能となる。
図8(C)において実線で示すように、位置規定手段123は、第1の押圧部材125が倒伏すると、トナーカートリッジ113側のギヤカバー119での浮き上がりが阻止される。しかも、トナーカートリッジ113をトナーカートリッジ装填部100Bでの定位置に向け押圧した状態が得られる。これにより、トナーカートリッジ装填部100Bに装填されたトナーカートリッジ113の位置を定位置に規定することができる。定位置に規定されたトナーカートリッジ113は、スクリューギヤ117Bが装置本体100A側の駆動側ギヤ122(図7参照)と確実に噛み合った状態を維持される。
このような第1の押圧部材125を用いることによりトナーカートリッジ113の浮き上がりを阻止する構成においては、トナーカートリッジ113に対する押圧部分が開閉カバー112の上面以外である。これにより、開閉カバー112の上面への反力が防止または抑制されて殆ど作用しない。このため、開閉カバー112の変形を生じることなくトナーカートリッジ113側と装置本体100A側での回転部材の連動関係が維持される。しかも、開閉カバー112の上面の一部が反力によって浮き上がることもないので、排紙台に向けた排紙路の一部に段差が生じることがない。これにより、記録紙の排出不良を未然に防止することも可能となる。
なお、上述した開閉カバー112側の回転部材であるラック126Aと位置規定手段123に用いられる回転伝達部材124としてのピニオンギヤを備えたラックアンドピニオン機構を伝達機構に用いる構成は、これに限られるものではない。例えば、図9に示すように、開閉カバー112の回転支軸100A1の軸端に取り付けられた傘歯車127とこれに噛み合う位置規定手段123側の回転伝達部材として傘歯車128に置き換えた傘歯車機構2000とすることも可能である。
ところで、第1の押圧部材である押圧部材125は回転伝達部材124の回転方向および回転位相に応じて倒伏できるが、倒伏時での押圧力を緩和できるようになっている。
つまり、図10に示すように、押圧部材125は、回転伝達部材124を支持する回転軸124Aに対して回動可能である。そして、回転軸124Aには、これと一体で回転する係止部材129に用いられるキー部材が嵌め込まれている。
また、係止部材129と第1の押圧部材である押圧部材125との間には、これら両者間に配置された第1の押圧部材である押圧部材125を一方向に付勢する弾性部材130が備えられている。
弾性部材130は、トナーカートリッジ113をトナーカートリッジ装填部120Bに向けて押圧して定位置に位置決めできる付勢力を確保しつつ、それよりも強い付勢力を出せるようになっている。
この構成では、回転軸124と押圧部材125とが一体の場合と違って、回転軸124の回転量に応じて倒伏しようとする押圧部材125に対して不用意な外力が作用した場合に押圧部材125のみが倒伏方向と逆方向に回動できる。これにより、押圧部材125に過大な負荷が作用した際の破損を防止できる。
上述した構成では、位置規定手段123に用いられる回転伝達部材124と第1の押圧部材である押圧部材125とを回転軸124Aにそれぞれ取り付けて構成したが、これに限ることはない。例えば、図11に示すように、第1の押圧部材である押圧部材125と回転伝達部材124の回転軸124Aを一体成形することも可能である。また、押圧部材125に加えて回転伝達部材124およびこれの回転軸124Aを共に一体成形することも可能である。この構成では、部品の組み立て工数低減さらには部品個数低減により部品管理コストの低減が図れる。
次に、開閉カバー112の開閉動作に連動してトナーカートリッジ113の押圧動作を行うための別例について説明する。
図12に示す構成は、図8に示したギヤの噛み合いによる位置規定手段123の動作に代えて、トナーカートリッジ113側に設けられたスクリュー117の回転軸117Aの上面を横断可能な第2の押圧部材(便宜上、符号125’で示す)を用いた点を特徴とする。
つまり、位置規定手段123は、開閉カバー112に延長方向一端が掛け止められて一体化されて開閉カバー112の開閉に応じて変位するワイヤなどの牽引部材131を備えている。
牽引部材131は、その延長方向他端側が第2の押圧部材125’に掛止められて一体化され、第2の押圧部材125’は、牽引部材131の変位に応じてトナーカートリッジ装填部100Bに装填されているトナーカートリッジ113に接離する。
第2の押圧部材125’は、図13においてスクリューギヤ117Bの回転軸(以下、便宜上、スクリュー回転軸という)117Aの軸方向と直角な方向である紙面と直角な方向に摺動する。これにより、第2の押圧部材125’は、スクリュー回転軸117Aの上面を横断すると、トナーカートリッジ113に所定の距離以上に離れないように規制する。
第2の押圧部材125’は、牽引部材131の移動方向によって、トナーカートリッジ113の一部であるスクリュー回転軸117Aを覆ってトナーカートリッジ113を定位置に位置決めする位置とその一部から外れる位置とに移動可能な部材である。
牽引部材131は、図12に示すように、中カバー100B1側に設けられているコロ132に延長方向両端部の間が周回されることにより、開閉カバー112の開閉動作を第2の押圧部材125’の摺動動作に変換できる。
第2の押圧部材125’は、図14に示すように、各トナーカートリッジ113側のスクリュー回転軸117Aに対向する位置で摺動部材133に一体化されている。
摺動部材133には、一部に設けられた係止片133Aと中カバー100B1の不動部との間に配置された弾性部材134が配置されている。
弾性部材134は、開閉カバー112が開位置にあるときに、第2の押圧部材125’をスクリュー回転軸117Aの位置から外れさせて押圧状態を解除する位置に移動する習性を付与している。
この構成では、図12に示すように、開閉カバー112の回動に応じてコロ132の位置から第2の押圧部材125’を備えた摺動部材133までの間の牽引部材131の長さが変化する。つまり、図12(A)に示すように、開閉カバー112が開放されて開位置に移動すると、牽引部材131が牽引されて引き動かされることにより、コロ132と前記摺動部材133との間の牽引部材131の長さが短くなる。この結果、摺動部材133は図12(A)において矢印Fで示す方向、換言すれば、図14(B)に示すようにスクリュー回転軸117Aの規制状態が解除される位置に移動する。
一方、開閉カバー112が開位置から閉鎖位置に移動すると、牽引部材131が押し動かされることにより、コロ132と摺動部材133との間の牽引部材131の長さが長くなる。この結果、摺動部材133は、図12(A)に示すように、弾性部材134の付勢を利用して第2の押圧部材125’がスクリュー回転軸117Aの上方への規制状態が得られて全てのトナーカートリッジ113が定位置を占める位置に移動する。
このような構成では、開閉カバー112が開放されると、第2の押圧部材125’によるスクリュー回転軸117Aの規制が解除されてトナーカートリッジ113の取り出しを妨げることがない。
以上の構成においては、牽引部材131の押し引き動作を用いて第2の押圧部材125’によるスクリュー回転軸117Aの規制状態およびこの状態の解除が行えるので、ギヤ同士の噛み合い精度などを要することがない。しかも、この構成においても、前述した構成と同様に、トナーカートリッジ側と装置本体側との回転部材の連動位置関係を開閉カバー112の変形を生じることなく行うことができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、上述の説明で特に限定していない限り、特許請求の範囲に記載された本発明の趣旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
たとえば、前述したラックアンドピニオン機構あるいは傘歯車機構に限らず、互いに連動関係を持つ機構を用いることもできる。
本発明の実施の形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施の形態に記載されたものに限定されるものではない。
100 画像形成装置
100A 装置本体
100A1 開閉カバーの回転支軸
100B トナーカートリッジ装填部
100B1 中カバー
100B2 壁部
112 開閉カバー
113 トナーカートリッジ
122 駆動側ギヤ
123 位置規定手段
124 ラックアンドピニオン機構の一部材であるピニオンギヤが用いられる回転伝達部材
124A 回転伝達部材の回転軸
125 第1の押圧部材
125’ 第2の押圧部材
126 セクタ
126A ラックアンドピニオン機構の一部材であるラック
127,128 傘歯車
129 係止部材
130 弾性部材
131 牽引部材
1000 ラックアンドピニオン機構
2000 傘歯車機構
特許第3578889号 特開06−317960号公報 特許第3197112号 特開2008−32916号公報 特開2002−351283号公報

Claims (9)

  1. 開閉可能な開閉カバーの開放時にトナーカートリッジの挿入離脱が可能とされるトナーカートリッジ装填部と、
    前記トナーカートリッジ装填部に装填された前記トナーカートリッジの位置を定位置に規定するために、前記開閉カバーの開位置から閉鎖位置への回動によって該トナーカートリッジを該定位置に向け押圧する位置規定手段とを備えた画像形成装置。
  2. 前記位置規定手段は、前記トナーカートリッジ装填部を形成する中カバーに回転可能に支持された回転伝達部材と、該回転伝達部材の回転位相に応じて前記トナーカートリッジ装填部に装填された前記トナーカートリッジに接離する第1の押圧部材とを備え、
    前記回転伝達部材は、前記開閉カバーの回転支軸に設けられ前記回動によって回転する駆動側回転部材に当接し該駆動側回転部材の回転に応じて前記回転位相を設定される請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記駆動側回転部材と前記回転伝達部材とは、互いに噛み合ってラックアンドピニオン機構を形成している請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記駆動側回転部材と前記回転伝達部材とは、互いに噛み合って傘歯車機構を形成している請求項2記載の画像形成装置。
  5. 前記第1の押圧部材は、前記回転伝達部材を支持する回転軸に対して回動可能であり、
    該回転軸と一体で回転する係止部材と、
    該係止部材と前記第1の押圧部材との間に配置され該第1の押圧部材を一方向に付勢する弾性部材とを有する請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第1の押圧部材と前記回転伝達部材の回転軸とが一体成形されている請求項2乃至5のうちのいずれか一つに記載の画像形成装置。
  7. 前記第1の押圧部材と前記回転伝達部材および該回転伝達部材の回転軸とが一体成形されている請求項2乃至5のうちのいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記位置規定手段は、前記開閉カバーに一端側が一体化され前記回動によって変位する牽引部材と、該牽引部材の他端側が一体化され該変位に応じて前記トナーカートリッジ装填部に装填された前記トナーカートリッジに接離する第2の押圧部材とを備えた請求項1記載の画像形成装置。
  9. 前記トナーカートリッジ装填部を形成する中カバーは、画像形成用露光装置を一体化され、前記開閉カバーが開放された状態で前記画像形成用露光装置を該トナーカートリッジ装填部側に移動させる請求項1乃至8のうちのいずれか一つに記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108873659A (zh) * 2018-07-24 2018-11-23 珠海天威飞马打印耗材有限公司 处理盒
US10649400B2 (en) 2017-10-30 2020-05-12 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus with features that suppress deformation of door caused by counterforce from cartridge

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