JP2020189386A - 治具およびロボット取外方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、作業スペースを抑制し得る治具およびロボット取外方法を提供する。【解決手段】治具10は、壁18に対して着脱可能であり、ロボット12を支持しながら壁18から離間する方向に移動させる可動機構20と、ロボット12を支持可能なスライダ24をスライド可能に案内するものであって、一端部が、壁18から離間する方向に配置されたロボット12と壁18との間の隙間に挿入された状態で壁18に対して固定される一対のレール22と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、治具およびロボット取外方法に関する。
ロボットを保守または点検するため、壁に固定されたロボットを交換する場合がある。この場合、一般的には、クレーンを用いてロボットが交換される。下記の特許文献1には、クレーンによる吊り荷の吊り作業の容易化を図るための吊り具装置が開示されている。
下記の特許文献1の吊り具装置は、クレーンに連結されるチェーンと、チェーンに取り付けられたフックと、フックに吊り上げられる吊り金具とを備えている。吊り金具は、吊り荷に取り付けられるものであり、チェーンを下方へ誘導するチェーン貫通孔と、チェーン貫通孔の下側に設けられたはめ合い溝とを有する。吊り金具のチェーン貫通孔を介して下方へ誘導されたチェーンがクレーンで吊り上げられるときに、そのチェーンに取り付けられたフックが吊り金具のはめ合い溝と係合する。これにより、吊り金具が取り付けられている吊り荷を吊り上げることができる。
特開2003−341974号公報
ところで、上記特許文献1の吊り具装置では、チェーンをクレーンで吊り上げる過程において吊り荷が揺れる場合がある。したがって、クレーンで吊り上げるときの作業スペースを広く確保することが望まれる。しかし、ロボットの周りには、ロボット以外の物が配置されている場合があり、作業スペースが制約される傾向にある。
そこで、本発明は、作業スペースを抑制し得る治具およびロボット取外方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、壁に固定されたロボットを取り外すために用いられる治具であって、前記壁に対して着脱可能であり、前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構と、前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内するものであって、一端部が、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと、前記壁との間の隙間に挿入された状態で、前記壁に対して固定される少なくとも一対のレールと、を備える。
本発明の第2の態様は、壁に固定されたロボットを取り外すロボット取外方法であって、前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構を前記壁に装着する可動機構装着工程と、前記可動機構を用いて前記ロボットを移動させるロボット移動工程と、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと前記壁との間の隙間に、前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内する少なくとも一対のレールの一端部を挿入し、前記壁に対して前記一端部を固定するレール固定工程と、を含む。
本発明によれば、ロボットの移動方向を、壁から離間する方向および一対のレールが延びる方向に収めることができるため、作業スペースを抑制することができる。
治具の設置状態を示す図である。 ロボットが壁に固定された状態を示す図である。 治具を示す模式図である。 ロボット取外方法を示すフローチャートである。 壁に可動機構が装着された状態を示す図である。 壁からロボットが移動された状態を示す図である。 壁にレールベースが取り付けられた状態を示す図である。 レールベースに一対のレールの一端部が取り付けられた状態を示す図である。 ロボットにスライダが装着された状態を示す図である。 スライダにロボットが装着されたまま可動機構が脱離された状態を示す図である。 一対のレールの他端部側にロボットが搬送された状態を示す図である。
本発明について、好適な実施の形態を掲げ、添付の図面を参照しながら以下、詳細に説明する。
〔実施の形態〕
図1は、治具10の設置状態を示す図である。この図1は上下方向を示している。下方向は、重力が働く方向であり、上方向は、重力が働く方向とは逆の方向である。なお、上下方向(鉛直方向)と直交する方向は水平方向である。
治具10は、ロボット12を交換するための治具である。つまり、治具10は、ロボット12を取り外すための治具であり、ロボット12を取り付けるための治具でもある。ロボット12は、工作機械14に取り付け可能な産業用ロボットであり、本実施の形態では、天吊り式のロボットとする。
工作機械14は、保護カバー16を有し、保護カバー16には、加工対象物などを保護カバー16の内外に出し入れするための開口OPが設けられる。この開口OPは、不図示の開閉扉によって開閉される。
保護カバー16の内部には、ロボット12を固定するための壁18が設けられる。この壁18は、保護カバー16に固定される。なお、保護カバー16の上壁が、ロボット12を取り付けるための壁18とされてもよい。
図2は、ロボット12が壁18に固定された状態を示す図である。ロボット12は、ロボット12の基台12Aに設けられた複数の固定用孔12Hと、当該固定用孔12Hに対応する位置関係で壁18に設けられた複数の固定用孔18Hとの各々に挿入される螺合部材SMによって、壁18に吊り下げられた状態で固定される。螺合部材SMは、棒状のねじ部の一端に頭部が設けられたボルトであってもよい。
複数の固定用孔12Hの各々は、ロボット12の基台12Aを貫通する状態で設けられる。一方、複数の固定用孔18Hの各々は、壁18を貫通する状態で設けられてもよく、壁18を非貫通の状態で設けられていてもよい。
なお、本実施の形態では、複数の固定用孔18Hの各々は壁18を貫通する状態で設けられているものとし、複数の固定用孔12H、18Hは4つとする。また、本実施の形態では、複数の固定用孔12Hの各々には、螺合部材SMに対応するねじ溝が設けられていないものとし、複数の固定用孔18Hの各々には、螺合部材SMに対応するねじ溝が設けられているものとする。
図3は、治具10を示す模式図である。治具10は、可動機構20、一対のレール22、スライダ24、レールベース26、および、レール支持部材28を主な構成要素として備える。
可動機構20は、壁18に対して着脱可能であり、ロボット12を支持しながら、壁18から離間する方向(下方向)または壁18に近づく方向(上方向)に移動させるものであり、本実施の形態では、棒状部材20Aおよび可動支持具20Bの組を2つ有する。
棒状部材20Aは、基台12Aの固定用孔12H(図2参照)および壁18の固定用孔18Hに挿入されて壁18に固定されるものである。可動支持具20Bは、ロボット12を支持しながら棒状部材20Aに沿って棒状部材20Aを移動可能なものである。棒状部材20Aの具体例としては、固定用孔18Hに設けられるねじ溝に螺合可能な全ねじが挙げられ、可動支持具20Bの具体例としては、全ねじに螺合可能なナットが挙げられる。
一対のレール22は、スライダ24をスライド可能に案内するものであり、互いの間隔を同程度に保って延びている。一対のレール22は、概ね地平面と平行に延びていてもよく、当該一対のレール22の一端部から他端部に向かうほど地平面から離れる傾斜部を有していてもよい。
一対のレール22の一端部は、壁18から下方向へ離間した位置に配置され、その位置で壁18に固定される。具体的には、一対のレール22の一端部は、壁18から下方向へ離間した位置で壁18に固定されるレールベース26に支持される。
一対のレール22の他端部は屈曲しており、当該他端部の先端にはスライダ24の移動を停止させるストッパ22Sが設けられる。なお、図1および図3に示す例では、一対のレール22の他端部が屈曲しているが、他の部分が屈曲していてもよい。また、一対のレール22に屈曲部がなくてもよい。
スライダ24は、ロボット12を支持しながら一対のレール22を移動可能なものであり、本実施の形態では、スライダ本体24A、支持台24B、連結部24Cおよびロボット支持部24Dを有する。
スライダ本体24Aは、一対のレール22をスライド可能なものであり、例えば、一対のレール22の間隔よりも大きい直径を有する円板状に形成される。このスライダ本体24Aは、一対のレール22の上に載置される。
支持台24Bは、ロボット支持部24Dが設けられる台座であり、スライダ本体24Aと間隔をあけて配置され、一対のレール22の上にスライダ本体24Aが載置されたときには一対のレール22の下方に位置する。
連結部24Cは、スライダ本体24Aと支持台24Bとを連結するものであり、一対のレール22の間に通される。この連結部24Cは、例えば、一対のレール22の間を挿通可能な棒状に形成される。なお、連結部24Cは、一対のレール22の間を挿通可能であれば1つであっても複数であってもよい。
ロボット支持部24Dは、ロボット12を支持するものであり、支持台24Bに設けられる。本実施の形態では、一対のロボット支持部24Dが支持台24Bに設けられ、支持台24Bからスライダ本体24Aとは逆側に向かって概ね平行に延びている。一対のロボット支持部24Dの各々は、ロボット12における基台12Aの固定用孔12H(図2参照)に取り付けられる。例えば、一対のロボット支持部24Dの各々は、固定用孔12Hに挿通可能で外周面にねじ溝を有する棒状に形成されており、当該固定用孔12Hに挿通されて固定用孔12Hから突出する部分にナットを螺合することで、固定用孔12Hに取り付けられる。
レールベース26は、一対のレール22の一端部を支持するものであり、壁18から下方向へ離間した位置に配置され、その位置で壁18に固定される。レールベース26は、本実施の形態では、レール支持枠26A、回転軸26C、固定台26B、一対の固定棒26D、および、ストッパ26Sを有する。
レール支持枠26Aは、一対のレール22が延びる方向に沿ってスライダ24が移動可能な状態で一対のレール22の一端部を支持するものであり、一対のレール22の一端部を支持した状態では、スライダ24のスライダ本体24Aを挿入可能な挿入空間ISを有する。このレール支持枠26Aの断面は、例えば、断面コ字形の両端を内側に屈曲した形状である。
固定台26Bは、一対の固定棒26Dの台座であり、レール支持枠26Aと間隔をあけて配置される。固定台26Bは、例えば、板状に形成されており、一対のレール22の一端部を挿入空間ISに挿入する挿入方向と略平行に配置される。
回転軸26Cは、固定台26Bを基準としてレール支持枠26Aを回転させるものであり、回転軸26Cの一端はレール支持枠26Aの外周面側に回転可能に設けられ、回転軸26Cの他端側は固定台26Bに固定される。回転軸26Cは、壁18にレールベース26が取り付けられた状態では、上下方向に延び、一対のレール22の一端部を挿入空間ISに挿入する挿入方向と略直交する。
一対の固定棒26Dは、固定台26Bからレール支持枠26Aとは逆側に向かって概ね平行に延びている。一対の固定棒26Dの各々は、壁18の固定用孔18Hに取り付けられる。例えば、一対の固定棒26Dの各々は、固定用孔18Hに挿通可能で外周面にねじ溝を有しており、当該固定用孔18Hに挿通されて固定用孔18Hから突出する部分にナットを螺合することで、固定用孔18Hに取り付けられる。
なお、本実施の形態では、一対の固定棒26Dは、4つの固定用孔18Hのうち、可動機構20における一対の棒状部材20Aが取り付けられる2つの固定用孔18H以外の残りの2つの固定用孔18Hに取り付けられる。
ストッパ26Sは、レール支持枠26Aに挿入されるスライダ24の移動を停止させるものである。ストッパ26Sは、レール支持枠26Aに取り付けられており、レール支持枠26Aに支持される一対のレール22の一端部と対向する側に配置される。
レール支持部材28は、一対のレール22の他端部側を支持するものである。レール支持部材28は、本実施の形態では、一対の脚部28Aおよびレール固定部28Bと、補強部28Cとを有する。
一対の脚部28Aは、レール支持部材28の基礎となるものである。一対の脚部28Aの各々は、例えば、土台およびその土台に対して鉛直方向に延びる棒状の支柱により構成される。
一対のレール固定部28Bの一方は、一対のレール22の一方を、一対の脚部28Aの一方に固定し、一対のレール固定部28Bの他方は、一対のレール22の他方を、一対の脚部28Aの他方に固定するものである。一対のレール固定部28Bの各々は、例えば、棒状に形成されており、各々のレール固定部28Bの一端は、地平面に沿って略水平に配置された状態で脚部28Aに取り付けられる。各々のレール固定部28Bの他端には一対のレール22がボルトなどを用いて固定される。
補強部28Cは、一対の脚部28Aを補強するものである。補強部28Cは、例えば、棒状に形成されており、地平面に沿って略水平に配置される。この補強部28Cの一端は、一対の脚部28Aの一方に取り付けられ、補強部28Cの他端は、一対の脚部28Aの他方に取り付けられる。なお、図1および図3に示す例では、補強部28Cは複数であるが、1つであってもよい。
次に、壁18に固定されたロボット12を取り外すロボット取外方法を説明する。ロボット取外方法は、治具10を用いて作業者により実行される。作業者は、人であってもロボットであってもよい。
図4は、ロボット取外方法を示すフローチャートである。ロボット取外方法は、可動機構装着工程S1、ロボット移動工程S2、レール固定工程S3、スライダ装着工程S4、可動機構脱離工程S5、ロボット搬送工程S6、スライダ脱離工程S7およびレール固定解除工程S8を含む。
可動機構装着工程S1は、可動機構20を壁18に装着する工程である。図5は、壁18に可動機構20が装着された状態を示す図である。
可動機構装着工程S1では、作業者は、壁18に対してロボット12を固定している4つの螺合部材SMのうち対角関係にある2つの螺合部材SMを外す。次に、作業者は、螺合部材SMを外した箇所の固定用孔12H、18Hに可動機構20の棒状部材20Aを挿入し、挿入した棒状部材20Aを壁18に固定する。次に、作業者は、壁18に固定された棒状部材20Aに対して可動支持具20Bを取り付け、取り付けた可動支持具20Bを棒状部材20Aに沿って移動させてロボット12の基台12Aに当接させる。
このように可動機構20は、ロボット12を固定するために壁18に設けられた既存の固定用孔18Hを用いて壁18に装着することができる。したがって、治具10の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
ロボット移動工程S2は、壁18に装着された可動機構20を用いてロボット12を移動させる工程である。図6は、壁18からロボット12が移動された状態を示す図である。
ロボット移動工程S2では、作業者は、可動機構装着工程S1で外していない残りの2つの螺合部材SMを外し、壁18から離間する方向(下方向)に可動支持具20Bを移動させる。これにより、ロボット12は、棒状部材20Aに沿って壁18から離間する方向(下方向)に移動する。
このように可動機構20は、棒状部材20Aに沿ってロボット12を移動させることができる。したがって、作業者は、ロボット12を揺らすことなく、棒状部材20Aが延びる方向に限定してロボット12を移動させることができる。
レール固定工程S3は、壁18から離間した位置(ロボット移動工程S2で壁18から離間されたロボット12と壁18との間の隙間)に一対のレール22の一端部を挿入し、その一端部を壁18に固定する工程である。図7は壁18にレールベース26が取り付けられた状態を示す図であり、図8はレールベース26に一対のレール22の一端部が取り付けられた状態を示す図である。
レール固定工程S3では、作業者は、図7に示すように、レールベース26を壁18に固定する。具体的には、作業者は、壁18に設けられる4つの固定用孔18Hのうち、可動機構20の棒状部材20Aが未挿入となる2つの固定用孔18Hの各々に、レールベース26の固定棒26Dを挿入し、挿入した固定棒26Dを壁18に固定する。
このようにレールベース26は、ロボット12を固定するために壁18に設けられた既存の固定用孔18Hを用いて、壁18に取り付けることができる。したがって、治具10の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
レールベース26は、壁18に取り付けられた状態では、壁18から離間されたロボット12と壁18との間の隙間に位置し、その位置において上下方向に沿った回転軸26Cの周りを回転可能な状態である。したがって、作業者は、レール支持枠26Aを回転させることで、保護カバー16(図1参照)の内部にある工作機械14の部品などを避けて一対のレール22を配置できるように、レールベース26の位置を必要に応じて予め調整することができる。
次に、作業者は、保護カバー16の開口OP(図1参照)を介して、保護カバー16の内部に一対のレール22の一端部を進入させ、図8に示すように、一対のレール22の一端部をレールベース26のレール支持枠26Aに挿入する。この際、作業者は、保護カバー16の外部に配置されている一対のレール22の他端部側をレール支持部材28に固定する(図1参照)。
スライダ装着工程S4は、ロボット移動工程S2で壁18から離間されたロボット12をスライダ24に装着する工程である。図9は、ロボット12にスライダ24が装着された状態を示す図である。
スライダ装着工程S4では、まず、作業者は、レール支持枠26Aに支持された一対のレール22の一端部にスライダ24を配置する。具体的には、図3に示すように、作業者は、一対のレール22の他端部側から、一対のレール22の間にスライダ24の連結部24Cを通してスライダ本体24Aを一対のレール22上に載置する。その後、作業者は、スライダ本体24Aをレール支持枠26Aの挿入空間ISにまで移動させる。これにより、レール支持枠26Aに支持された一対のレール22の一端部にスライダ24が配置される。
次に、作業者は、一対のレール22の一端部に配置したスライダ24をロボット12に装着する。具体的には、図9に示すように、作業者は、ロボット12の基台12Aに設けられる4つの固定用孔12Hのうち、可動機構20の棒状部材20Aが未挿入となる2つの固定用孔12Hの各々に、スライダ24のロボット支持部24Dを挿入し、挿入したロボット支持部24Dを基台12Aに固定する。これにより、ロボット12は、スライダ24に支持される。
このようにスライダ24は、ロボット12を壁18に固定するためにロボット12に設けられた既存の固定用孔12Hを用いてロボット12を支持することができる。したがって、治具10の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
可動機構脱離工程S5は、スライダ24にロボット12が装着された状態で、可動機構装着工程S1で装着された可動機構20を脱離する工程である。図10は、スライダ24にロボット12が装着されたまま可動機構20が脱離された状態を示す図である。
可動機構脱離工程S5では、作業者は、棒状部材20Aに可動支持具20Bが取り付けられている状態で、あるいは、棒状部材20Aから可動支持具20Bを取り外した後に、壁18の固定用孔18Hから棒状部材20Aを外す。これにより、壁18からロボット12が取り外され、当該ロボット12を支持するスライダ24によって保護カバー16の外部にロボット12を搬送可能な状態となる。
ロボット搬送工程S6は、スライダ24に支持されたロボット12を搬送する工程である。図11は、一対のレール22の他端部側にロボット12が搬送された状態を示す図である。ロボット搬送工程S6では、作業者は、ロボット12を支持した状態のスライダ24を、一対のレール22の一端部から他端部に移動させることで、保護カバー16(図1参照)の内部から外部にロボット12を搬送する。
スライダ脱離工程S7は、スライダ24をロボット12から外す工程である。スライダ脱離工程S7では、作業者は、ロボット12の固定用孔12Hに固定されたスライダ24のロボット支持部24Dの固定を解除することで、スライダ24をロボット12から外す。これにより、ロボット12は、例えばカートなどを用いて他の場所に運搬可能となる。
レール固定解除工程S8は、壁18に対する一対のレール22の一端部の固定を解除する工程である。レール固定解除工程S8では、作業者は、レールベース26のレール支持枠26Aに挿入された一対のレール22の一端部を抜去し、壁18の固定用孔18Hに固定されたレールベース26の固定棒26Dを外す。
次に、壁18に固定されたロボット12を取り付けるロボット取付方法を説明する。ただし、ロボット取付方法は、ロボット取外方法と類似するため、ここでは、ロボット取外方法と異なる点を主として説明する。
ロボット取付方法は、レール固定工程S3、スライダ装着工程S4、ロボット搬送工程S6、可動機構装着工程S1、スライダ脱離工程S7、レール固定解除工程S8、ロボット移動工程S2および可動機構脱離工程S5の順に実行される。
レール固定工程S3では、作業者は、壁18における2つの固定用孔18Hの各々にレールベース26の固定棒26Dを挿入し、挿入した固定棒26Dを壁18に固定する。その後、作業者は、一対のレール22の一端部をレールベース26のレール支持枠26Aに挿入する。この際、作業者は、保護カバー16の外部に配置されている一対のレール22の他端部側をレール支持部材28に固定する。
スライダ装着工程S4では、作業者は、一対のレール22の他端部にスライダ24を配置する。その後、作業者は、カートなどを用いて運搬してきたロボット12における2つの固定用孔12Hの各々にスライダ24のロボット支持部24Dを挿入し、挿入したロボット支持部24Dを基台12Aに固定する。
ロボット搬送工程S6では、作業者は、ロボット12を支持した状態のスライダ24を、一対のレール22の他端部から一端部に移動させる。これによりロボット12は、壁18から下方向に離間した位置に配置される。
可動機構装着工程S1では、作業者は、ロボット12においてスライダ24のロボット支持部24Dが挿入となる2つの固定用孔12Hと、壁18においてレールベース26の固定棒26Dが挿入となる2つの固定用孔18Hとに可動機構20の棒状部材20Aを挿入する。その後、作業者は、固定用孔12H、18Hに挿入した棒状部材20Aを壁18に固定し、その棒状部材20Aに対して可動支持具20Bを取り付けてロボット12の基台12Aに当接させる。これにより、ロボット12が壁18に連結される。
スライダ脱離工程S7では、作業者は、固定用孔12Hに固定されたスライダ24のロボット支持部24Dの固定を解除し、一対のレール22の一端部から別の箇所にスライダ24を移動させる。
レール固定解除工程S8では、作業者は、レールベース26のレール支持枠26Aに挿入された一対のレール22の一端部を抜去する。その後、作業者は、壁18の固定用孔18Hに固定されたレールベース26の固定棒26Dを外し、別の箇所にレールベース26を移動させる。これにより、壁18と、その壁18から離間した位置において棒状部材20Aを介して壁18に連結されているロボット12との間の隙間に空間が確保される。
ロボット移動工程S2では、作業者は、壁18に近づく方向(上方向)に可動支持具20Bを移動させることで、壁18にロボット12の基台12Aを接触させる。
可動機構脱離工程S5では、作業者は、可動機構20の棒状部材20Aが未挿入となる固定用孔12H、18Hに螺合部材SMを取り付けてロボット12を壁18に仮固定する。次に、作業者は、壁18の固定用孔18Hから棒状部材20Aを外して固定用孔12H、18Hから抜去するとともに、当該固定用孔12H、18Hに螺合部材SMを取り付けてロボット12を壁18に仮固定する。その後、作業者は、仮固定した4か所の螺合部材SMを調整してロボット12を壁18に固定する。
〔変形例〕
以上、本発明の一例として上記実施の形態が説明されたが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることはもちろんである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
(変形例1)
上記実施の形態では、一対のレール22の一端部を壁18に固定するためにレールベース26が用いられた。しかし、レールベース26はなくてもよい。レールベース26がない場合、一対のレール22の一端部は、レールベース26に代わる所定の固定具によって壁18に固定される。なお、上記の可動機構20を、一対のレール22の一端部を壁18に固定する固定具として用いてもよい。
(変形例2)
上記実施の形態では、ロボット12が、壁18に吊り下げられた状態で固定される天吊り式のものであった。しかし、ロボット12は、例えば、鉛直方向に延びる壁に固定されるものであってもよい。ロボット12が鉛直方向に延びる壁に固定される場合、一対のレール22からスライダ24が脱落することを防止するために、当該一対のレール22に対してスライダ24を支持するスライダ支持部が設けられていてもよい。
(変形例3)
上記実施の形態では、一対のレール22が採用された。しかし、複数対のレール22が採用されてもよい。複数対のレール22が採用される場合、一対のレール22に比べて、より重量が大きいロボット12を搬送し易くなる。この場合、レール支持枠26Aは、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22の一端部を支持するものとして形成されてもよい。また、スライダ本体24Aは、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22上をスライド可能に形成されてもよい。また、スライダ24の連結部24Cは、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22の間の各々に通されるものであってもよく、互いに同じ方向に沿って並べられる複数対のレール22のうち特定のレール22の間に通されるものであってもよい。
(変形例4)
上記の実施の形態および変形例1〜3は、矛盾の生じない範囲で任意に組み合わされてもよい。
〔実施の形態から得られる発明〕
以上の実施の形態および変形例から把握しうる発明について、以下に記載する。
(第1の発明)
第1の発明は、壁(18)に固定されたロボット(12)を取り外すために用いられる治具(10)である。治具(10)は、可動機構(20)および少なくとも一対のレール(22)を備える。可動機構(20)は、壁(18)に対して着脱可能であり、ロボット(12)を支持しながら壁(18)から離間する方向に移動させるものである。一対のレール(22)は、ロボット(12)を支持可能なスライダ(24)をスライド可能に案内するものであって、一端部が、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)と、壁(18)との間の隙間に挿入された状態で、壁(18)に対して固定されるものである。
これにより、ロボット(12)の移動方向を、壁(18)から離間する方向および一対のレール(22)が延びる方向に収めることができるため、作業スペースを抑制することができる。
壁(18)およびロボット(12)の各々には、ロボット(12)を壁(18)に固定するための螺合部材(SM)が挿入される固定用孔(18H、12H)が形成され、可動機構(20)は、壁(18)およびロボット(12)に形成された固定用孔(18H、12H)に挿入されて、壁(18)に固定される棒状部材(20A)と、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を支持しながら移動可能な可動支持具(20B)とを有してもよい。これにより、可動機構(20)は、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を移動させることができる。したがって、作業者は、ロボット(12)を揺らすことなく、棒状部材(20A)が延びる方向に限定してロボット(12)を移動させることができる。
一対のレール(22)は、一端部から他端部に向かって、他端部に向かうほど地平面から離れる傾斜部を有してもよい。これにより、ロボット(12)を支持したスライダ(24)が、一端部から他端部に向かってスライドするときに加速することを抑制することができる。
治具(10)は、他端部側を支持するレール支持部材(28)を備えてもよい。これにより、一対のレール(22)は、スライダ(24)を安定した状態でスライド可能に案内することができる。
治具(10)は、上記の隙間に位置する状態で壁(18)に固定され、一端部を支持するレールベース(26)を備えてもよい。これにより、一対のレール(22)を安定させ易くなる。
レールベース(26)は、壁(18)から離間する方向に沿った回転軸(26C)を有し、回転軸(26C)の周りを回転可能な状態で壁(18)に固定されてもよい。これにより、レールベース(26)は、作業者に対して、レールベース(26)を回転させることで、工作機械(14)の部品などを避けて一対のレール(22)を配置できるように、レールベース(26)の位置を必要に応じて予め調整させることができる。
レールベース(26)は、壁(18)に形成される複数の固定用孔(18H)のうち、棒状部材(20A)が固定される固定用孔(18H)とは別の固定用孔(18H)の少なくとも1つに固定されてもよい。これにより、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(18H)を用いて、レールベース(26)を壁(18)に取り付けることができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
治具(10)は、スライダ(24)を備え、スライダ(24)は、一対のレール(22)をスライド可能なスライダ本体(24A)と、ロボット(12)を支持するロボット支持部(24D)と、ロボット支持部(24D)が設けられる支持台(24B)と、スライダ本体(24A)と支持台(24B)とを連結し、一対のレール(22)の間に通される連結部(24C)と、を有してもよい。これにより、スライダ(24)は、一対のレール(22)のスライド時に脱離することなく安定してスライドすることができる。
レールベース(26)は、一対のレール(22)が延びる方向に沿ってスライダ(24)が移動可能な状態で一端部を支持するレール支持枠(26A)を有してもよい。これにより、レールベース(26)は、スライダ(24)の移動(スライド)を確保しながら、一対のレール(22)の一端部における支持位置を一定に支持し易くなる。
ロボット支持部(24D)は、ロボット(12)に形成される複数の固定用孔(12H)のうち、棒状部材(20A)が挿入される固定用孔(12H)とは別の固定用孔(12H)の少なくとも1つに取り付けられてもよい。これにより、スライダ(24)は、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(12H)を用いて、ロボット(12)を支持することができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
(第2の発明)
第2の発明は、壁(18)に固定されたロボット(12)を取り外すロボット取外方法である。ロボット取外方法は、可動機構装着工程(S1)、ロボット移動工程(S2)およびレール固定工程(S3)を含む。可動機構装着工程(S1)は、ロボット(12)を支持しながら壁(18)から離間する方向に移動させる可動機構(20)を壁(18)に装着する。ロボット移動工程(S2)は、可動機構(20)を用いてロボット(12)を移動させる。レール固定工程(S3)は、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)と壁(18)との間の隙間に、ロボット(12)を支持可能なスライダ(24)をスライド可能に案内する少なくとも一対のレール(22)の一端部を挿入し、壁(18)に対して一端部を固定する。
これにより、ロボット(12)の移動方向を、壁(18)から離間する方向および一対のレール(22)が延びる方向に収めることができるため、作業スペースを抑制することができる。
壁(18)およびロボット(12)の各々には、ロボット(12)を壁(18)に固定するための螺合部材(SM)が挿入される固定用孔(18H、12H)が形成され、可動機構装着工程(S1)は、螺合部材(SM)を外し、壁(18)およびロボット(12)に形成された固定用孔(18H、12H)に可動機構(20)の棒状部材(20A)を挿入して壁(18)に固定し、ロボット移動工程(S2)は、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を支持しながら移動可能な可動機構(20)の可動支持具(20B)を用いて、ロボット(12)を移動させてもよい。これにより、棒状部材(20A)に沿ってロボット(12)を移動させることができる。したがって、作業者は、ロボット(12)を揺らすことなく、棒状部材(20A)が延びる方向に限定してロボット(12)を移動させることができる。
レール固定工程(S3)は、一端部を支持するレールベース(26)を隙間に配置し、配置したレールベース(26)を壁(18)に固定することで、壁(18)に対して一端部を固定してもよい。これにより、一対のレール(22)を安定させ易くなる。
レール固定工程(S3)は、壁(18)に形成される複数の固定用孔(18H)のうち、棒状部材(20A)が固定される固定用孔(18H)とは別の固定用孔(18H)の少なくとも1つにレールベース(26)を固定してもよい。これにより、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(18H)を用いて、レールベース(26)を壁(18)に取り付けることができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
ロボット取外方法は、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)をスライダ(24)に装着するスライダ装着工程(S4)と、スライダ(24)にロボット(12)が装着された状態で、可動機構装着工程(S1)で装着された可動機構(20)を脱離する可動機構脱離工程(S5)と、を含んでもよい。
スライダ装着工程(S4)は、壁(18)から離間する方向に配置されたロボット(12)に形成される複数の固定用孔(12H)のうち、棒状部材(20A)が挿入される固定用孔(12H)とは別の固定用孔(12H)の少なくとも1つに、スライダ(24)のロボット支持部(24D)を取り付けてもよい。これにより、ロボット(12)を固定するために壁(18)に設けられた既存の固定用孔(12H)を用いて、ロボット(12)をスライダ(24)に支持することができる。したがって、治具(10)の部品点数が低減でき、また作業効率が高まり易い。
10…治具 12…ロボット
14…工作機械 16…保護カバー
18…壁 20…可動機構
22…一対のレール 24…スライダ
26…レールベース 28…レール支持部材

Claims (16)

  1. 壁に固定されたロボットを取り外すために用いられる治具であって、
    前記壁に対して着脱可能であり、前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構と、
    前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内するものであって、一端部が、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと、前記壁との間の隙間に挿入された状態で、前記壁に対して固定される少なくとも一対のレールと、
    を備える治具。
  2. 請求項1に記載の治具であって、
    前記壁および前記ロボットの各々には、前記ロボットを前記壁に固定するための螺合部材が挿入される固定用孔が形成され、
    前記可動機構は、
    前記壁および前記ロボットに形成された前記固定用孔に挿入されて、前記壁に固定される棒状部材と、
    前記棒状部材に沿って前記ロボットを支持しながら移動可能な可動支持具と、
    を有する、治具。
  3. 請求項1または2に記載の治具であって、
    前記一対のレールは、前記一端部から他端部に向かって、前記他端部に向かうほど地平面から離れる傾斜部を有する、治具。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の治具であって、
    前記他端部側を支持するレール支持部材を備える、治具。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の治具であって、
    前記隙間に位置する状態で前記壁に固定され、前記一端部を支持するレールベースを備える、治具。
  6. 請求項5に記載の治具であって、
    前記レールベースは、前記壁から離間する方向に沿った回転軸を有し、前記回転軸の周りを回転可能な状態で前記壁に固定される、治具。
  7. 請求項2に従属する請求項5または6に記載の治具であって、
    前記レールベースは、前記壁に形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が固定される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに固定される、治具。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の治具であって、
    前記スライダを備え、
    前記スライダは、前記一対のレールをスライド可能なスライダ本体と、前記ロボットを支持するロボット支持部と、前記ロボット支持部が設けられる支持台と、前記スライダ本体と前記支持台とを連結し、前記一対のレールの間に通される連結部と、を有する、治具。
  9. 請求項5〜7のいずれかに従属する請求項8に記載の治具であって、
    前記レールベースは、前記一対のレールが延びる方向に沿って前記スライダが移動可能な状態で前記一端部を支持するレール支持枠を有する、治具。
  10. 請求項2に従属する請求項8または9に記載の治具であって、
    前記ロボット支持部は、前記ロボットに形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が挿入される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに取り付けられる、治具。
  11. 壁に固定されたロボットを取り外すロボット取外方法であって、
    前記ロボットを支持しながら前記壁から離間する方向に移動させる可動機構を前記壁に装着する可動機構装着工程と、
    前記可動機構を用いて前記ロボットを移動させるロボット移動工程と、
    前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットと前記壁との間の隙間に、前記ロボットを支持可能なスライダをスライド可能に案内する少なくとも一対のレールの一端部を挿入し、前記壁に対して前記一端部を固定するレール固定工程と、
    を含むロボット取外方法。
  12. 請求項11に記載のロボット取外方法であって、
    前記壁および前記ロボットの各々には、前記ロボットを前記壁に固定するための螺合部材が挿入される固定用孔が形成され、
    前記可動機構装着工程は、前記螺合部材を外し、前記壁および前記ロボットに形成された前記固定用孔に前記可動機構の棒状部材を挿入して前記壁に固定し、
    前記ロボット移動工程は、前記棒状部材に沿って前記ロボットを支持しながら移動可能な前記可動機構の可動支持具を用いて、前記ロボットを移動させる、ロボット取外方法。
  13. 請求項11または12に記載のロボット取外方法であって、
    前記レール固定工程は、前記一端部を支持するレールベースを前記隙間に配置し、配置した前記レールベースを前記壁に固定することで、前記壁に対して前記一端部を固定する、ロボット取外方法。
  14. 請求項12に従属する請求項13に記載のロボット取外方法であって、
    前記レール固定工程は、前記壁に形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が固定される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに前記レールベースを固定する、ロボット取外方法。
  15. 請求項11〜14のいずれか1項に記載のロボット取外方法であって、
    前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットを前記スライダに装着するスライダ装着工程と、
    前記スライダに前記ロボットが装着された状態で、前記可動機構装着工程で装着された前記可動機構を脱離する可動機構脱離工程と、
    を含む、ロボット取外方法。
  16. 請求項12に従属する請求項15に記載のロボット取外方法であって、
    前記スライダ装着工程は、前記壁から離間する方向に配置された前記ロボットに形成される複数の前記固定用孔のうち、前記棒状部材が挿入される前記固定用孔とは別の前記固定用孔の少なくとも1つに、前記スライダのロボット支持部を取り付ける、ロボット取外方法。
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