JP2020189173A - バルーンチューブ器具 - Google Patents

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【課題】子宮内等へのバルーンの装着や取り出しが安全確実で、かつ、容易なバルーンチューブ器具を提供すること。【解決手段】バルーンチューブ器具は、連通する通路を備えるチューブシャフト1と、チューブシャフトの中途に設ける第一のバルーン2と、該バルーンに流体を注入、排出する第一の流体ルートと、第一の流体ルートの一方端に設けるコネクタよりなる第一の流体注入口6と、他方端に設ける第一の流体排出口と、前記チューブシャフトに第一のバルーンと間隔を備えて隣接しする第二のバルーン3と、第二のバルーンに流体を注入、排出する第二の流体ルートと、該第二の流体ルートの一方端部に設けるコネクタよりなる第二の流体注入口7と、他方端部に設ける第二の流体排出口より構成し、前記第一の流体注入口6及び第二の流体注入口7は、前記チューブシャフトの同じ端部側にあって、各々が前記チューブシャフトの通路内に収容可能な態様に形成される。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、前置胎盤による帝王切開手術において、胎盤剥離後に発生する剥離面からの止血し難い出血をバルーンにより圧迫することにより止血するために用いられるバルーンチューブ器具に関する。
通常、胎盤は子宮壁の上方に付着しており、胎児の娩出後に剥離して、その剥離面からは出血を生じるが、子宮体部には子宮筋が多く存在することで、筋が速やかに収縮して出血が止まるため止血に格別の困難は生じないことが多い。しかし、前置胎盤の場合、胎盤は子宮下部に付着しており子宮の出口が塞がれているため胎児の娩出は帝王切開によりなされ、娩出後の胎盤剥離により発生する出血は、子宮下部には子宮筋が少ないことから、速やかな子宮収縮が生じ難く、結果、止血困難なケースの頻度が高くなっている。
この出血に対する対処として、輸血を行ないながら子宮壁の縫合を行なったり、子宮収縮剤を局注したり、あるいは、子宮動脈の血流を遮断するなどの止血が試みられるが、不可能なときは子宮摘出を行なわざるを得ないこともある。
このような場合に適用となる胎児娩出後に子宮からの出血を制御するための器具として、子宮内に挿入したバルーンを膨張させ剥離面に接触させて止血しようとするタンポナーデデバイスが提案されている。(特許文献1)このデバイスは、両端を開口して通路を形成した子宮内に溜まる血液等を体外へ排出する内側排出管と、該内側排出管を全長にわたって包囲する外側鞘が設けられ、外側鞘には内側排出管を部分的に包囲するバルーンと、該バルーンへ流体を注入する弁を備えた注入口を設けて構成し、バルーンに均一な圧力をかけることで出血する子宮壁に密着させて出血を制御しようとするものである。
また、子宮内を適用とする膨張バルーンを備えたチューブ器具として、子宮内に挿入されて膨張する第一のバルーンと、外子宮口に当接させて膨張する第二のバルーンを備えて、該第一及び第二のバルーンで子宮を挟持して保持する形態の子宮固定具が提案されている。(特許文献2)
米国特許6676680号公報 特開平7‐275256号公報
前記文献の器具によると、バルーンを子宮内で膨張させて、子宮の胎盤剥離面に密着させ覆うことで出血を制御でき、適当な時間(12時間程度)留置することで止血することが期待できる。しかし、これら従来の器具のバルーン部分を子宮内に導入するさいは、いずれも体外部から経腟的に挿入することになり、挿入するさいや膨張させるさいに盲目的な手技が必要となったり、子宮内でのバルーンの留置状況を把握するため超音波などによる確認が必要になったりすることがある。
また、帝王切開の場合は、子宮が開創されているため子宮側から膣側に向けチューブを導入することにより直視下での挿入も可能であるが、従来はその様な発想が無く、従来のチューブ器具では、流体注入口が分岐しているなどによりチューブの挿入あるいは抜去のさいに子宮頚管や膣の通過に支障が生じてしまう懸念がある。
そこで、本発明は、帝王切開での胎盤剥離後の出血をバルーンの圧迫により止血する器具として特に好適であって、子宮内等へのバルーンの装着や取り出しが安全確実で、かつ、容易なバルーンチューブ器具を提供することを課題とした。
本発明のバルーンチューブ器具は、一方端側から他方端側まで連通する通路を備えるチューブシャフトと、該チューブシャフトの中途に設ける第一のバルーンと、該第一のバルーンに流体を注入、排出する通路となる前記チューブシャフトと並列に設ける第一の流体ルートと、該第一の流体ルートの一方端部に設ける逆止弁を備えるコネクタよりなる第一の流体注入口と、前記第一の流体ルートの他方端部に設ける第一の流体排出口と、前記チューブシャフトに前記第一のバルーンと間隔を備えて隣接して設ける第二のバルーンと、該第二のバルーンに流体を注入、排出する通路となる前記チューブシャフトと並列に備える第二の流体ルートと、該第二の流体ルートの一方端部に設ける逆止弁を備えるコネクタよりなる第二の流体注入口と、前記第二の流体ルートの他方端部に設ける第二の流体排出口より構成し、前記第一の流体注入口及び第二の流体注入口は、前記チューブシャフトの同じ端部側にあって、各々が前記チューブシャフトの通路内に収容可能な態様に形成されてなる。また、前記第一の流体注入口、第一の流体排出口、第二の流体注入口、及び、第二の流体排出口は、チューブシャフトの外径と同等か、あるいは、小さな外径に形成されることが好ましい。
前記第一の流体注入口と第二流体注入口は、一方が前記チューブシャフトの端部に挿入等して設けられ、他方が前記チューブシャフトの軸から分岐突出した状態と、チューブシャフトの通路内に収納された状態を可変可能に形成されることが好ましい。
前記チューブシャフトには、前記第一の流体注入口、あるいは、第二の流体注入口の分岐突出した状態のコネクタを通路内に収容する注入口収納孔を備えることが好ましい。
前記第一の流体排出口及び第二の流体排出口は、前記チューブシャフトの同じ端部側にあって、双方が第一の流体ルートの端部及び第二の流体ルートの端部を閉塞して形成するか、あるいは、一方が、逆止弁を備えるコネクタとして形成し、他方が、流体ルートの端部を閉塞して形成するかのいずれかとすることが好ましい。
(作用)
本手段によると、第一及び第二のバルーンへの流体注入口と流体排出口をチューブシャフトの両端側、即ち反対側の位置に設けており、例えば、本器具を帝王切開での胎盤剥離後に発生する出血を第一のバルーンの圧迫により止血するのに用いる場合、本器具を子宮内に留置するときは、不潔側となる膣腔側からではなく、手術中は開創されている清潔側となる子宮側から、流体排出口側を先端側として、膣側に向けて器具を挿入し、子宮側に位置する流体注入口からバルーンを膨張させることができる。一方、バルーンを留置し、切開創を縫合して手術を終了した後に器具を抜去するさいは、流体排出口が膣側(体外側)にあることで、体外にある流体排出口からバルーン内の流体を排出し、膣側からスムーズに器具を抜去することができる。また、子宮内に留置する第一のバルーンに開創されている子宮側から流体を注入することで、該第一のバルーンの膨張状態や出血面との密着状態を目視下に直接観察しながら手技を進めることができる。そして、第一の流体注入口と第二の流体注入口、第一の流体排出口と第二の流体排出口をチューブシャフトの同じ端部側に設けることで、第二のバルーンへの流体注入も第一のバルーンへの流体注入と同じく子宮側から、バルーンからの排出を膣側(体外側)から行うことができる。
また、第一のバルーンと隣接して第二のバルーンを備え、該第一のバルーンを子宮内で、第二のバルーンを外子宮口に膨張した状態で配置することで、該子宮内の第一のバルーンを前置胎盤のさいの出血部となる子宮下部に確実に密着させた状態で保持しておくことができる。これにより、特許文献1のようなバルーンひとつの器具を用いる場合に、バルーンを出血部に密着しておくのに必要な、チューブを膣側から引っ張った状態に保持しておく手段(例えば、チューブを患者の脚部に固定しておく等)を必要としない。
更に、第一及び第二の流体注入口や流体排出口をチューブシャフトの通路内に収容可能な態様に形成し、チューブシャフトの外径と同等か、あるいは、小さな外径に形成すると、チューブシャフトの外周から外側に突出しないものとなり、従来の器具のようなチューブシャフトとの分岐部などが挿入、抜去のさい子宮頸管や膣で引っ掛ることなく通過できるスムーズな操作ができる。また、第一の流体注入口と第二の流体注入口のように、コネクタがチューブシャフトの同じ端部側に2つあり、一方を分岐せざる得ない構成の場合であっても、一方の該流体注入口コネクタをチューブシャフトに注入口収納孔を設けるなど通路内に収納可能な構成を採ることで、チューブシャフトの円周方向に突出部が生じることがない。
第一及び第二の流体排出口も前記第一及び第二の流体注入口と同様に逆止弁を備えたコネクタとして形成しても良いが、専ら排出口のみに用いられる流体排出口を、流体ルートを閉塞した形態とするとコネクタが不要になり器具の構成を簡易化することができる。またその場合でも、閉塞部を切断することによりバルーン内の流体を排出することが可能であることから機能上問題がない。一方、流体排出口側にも逆止弁付きのコネクタを備えると、バルーン内へ流体を再注入することができる等、閉腹後の流体量の調整が可能となり、また、流体排出時にはシリンジ等を用いて徐々にバルーンを萎ませることができる。
本発明のバルーンチューブ器具によると、帝王切開のさいに直視下に視認しながら子宮側から膣側にチューブを導入し、バルーンを膨張、設置することが可能となるなど前記作用のため、子宮内へのバルーンの装着を安全確実で、かつ、容易なものとすることができる。
本発明の実施の形態のバルーンチューブ器具を示す全体構成図。 前記形態の流体注入口が通路内に収納され、かつ、バルーンを膨張させた状態を示す構成図。 前記形態のチューブシャフトを断面図として、通路内部の構成を示した構成図。 前記断面及び構成図の拡大図。 前記形態の子宮内への取付け状態を示す模式図。 本発明の第二の実施の形態でバルーンを拡張した状態を示す全体構成図。 前記形態のチューブシャフトを断面図として、通路内部の構成を示したバルーン収縮時の構成図。 前記形態のバルーンチューブ器具を子宮から導入するときの状態を示す模式図。
以下、本発明のバルーンチューブ器具の実施の形態について図面を参考に詳細に説明する。
図1は、本実施の形態の全体構成図を示し、流体注入口のひとつがチューブシャフトから分岐突出した状態を、図2は、前記の注入口がチューブシャフト内に収納され、かつ、バルーンが膨張した状態が示される。また、図3はチューブシャフトを断面図として示すと同時に、シャフトチューブの内腔通路内部の構成を示しており、図4はその拡大図で、Aが子宮側先端側部分、Bがバルーン部分、Cが膣側先端側部分を示している。
本形態の器具は、例えば、前置胎盤による帝王切開手術において、娩出後の胎盤剥離により高頻度で発生する止血し難い出血を制御するため、子宮内の胎盤剥離部にバルーンを密着させ適当時間(12時間程度)留置して圧迫止血するなどの手技に用いられる、特に圧迫止血に好適なバルーンチューブ器具である。尚、本説明においては具体的な理解を容易とするため、この前置胎盤剥離後の止血に適用となるバルーンチューブとして説明している。
本形態の器具は、両端側11、12を連通する通路16が形成されたチューブシャフト1と、チューブシャフト1の中途に設ける子宮内に留置される第一のバルーン2と、該第一のバルーン2と間隔を開け隣接して膣側に設ける外子宮腔口に位置させる第二のバルーン3と、前記チューブシャフト1の排液通路16内に並列に内挿されて前記第一のバルーン2に流体を注入、排出するためのルートとなる第一のルートチューブ4と、同様にチューブシャフト1に内挿され第二のバルーン3への流体ルートとなる第二のルートチューブ5と、前記チューブシャフト1の一方側(子宮側)端側11に位置し、第一のルートチューブ4の一方側(子宮側)端部に取り付ける第一の流体注入口となる第一の注入口コネクタ6、及び、チューブシャフト1の他方側(膣側)端側12に位置し、第一のルートチューブ4の他方側(膣側)端部となる第一の流体排出口42と、同様に第二のルートチューブ5の一方端側(子宮側)端側に取り付ける第二の流体注入口となる第二の注入口コネクタ7、及び、第二のルートチューブ5の他方側(膣側)端部となる第二の流体排出口52とにより基本構成される。
次に各部に付いて詳細に説明する。
チューブシャフト1は、柔軟な可撓性樹脂(本形態ではシリコーンゴム)のチューブよりなり、内腔が排出液(血液等)の排液通路16として子宮側端側11から膣側端側12まで連通されており、子宮内に留置される一方端部側には子宮内の血液等体液の排液口としてチューブシャフト1の周面に長穴形状の側孔13を複数設け、また、後記する第一の注入口コネクタ6を収納する注入口収納孔14を備えている。尚、本形態の側孔13、及び、収納孔14は、収納孔14を子宮側端部11に近い側面1か所に注入口コネクタ6を出し入れできる大きさ(本例では、長径20mm、短径10mm)で設定し、該収納孔14が設定されていない側面であって、注入口コネクタ6を通路16内に収納しても排液通路が確保されるなるべく端部に近い位置に2段3列6か所の側孔13となる長穴(本例では、端側の3側面(90度間隔)に長径13mm、短径3mm、バルーン側の3側面(90度間隔)に長径8mm、短径3mm)を配置した。この側孔13、及び、収納孔14を設定するさい、シャフトチューブ1の子宮側端部11になるべく近く設定すると、第一のバルーン2からのシャフトチューブ1の突出長が短くなることで子宮内に無理なく留置することができる。尚、本例においては、側孔13は端部から14mmと該孔から間隔3mmを開けた位置に、収納孔14は端部から16mmの位置に配置している。
更に、本構成においては、後記するルートチューブ4、5の膣側端部となる流体排出口42、52を切断により開口する手法をとることから、チューブシャフト1の膣側端部12近傍の後記するルートチューブ4、5の閉塞部44、53より内側に該切断位置の指標となる切断マーク15を設け、また、チューブシャフト1を体内に導入のための先端部となる膣側の先端には、チューブの導入が容易となるように先端がテーパー状に形成され、排液口81が開口された柔軟な樹脂(本形態ではシリコーンゴム)よりなる先端チップ8を取り付けて構成した。チューブシャフト1のサイズは、特定するものではないが、本形態における用途に適合して、一般的な子宮や膣のサイズ及び使用勝手を勘案した、外径直径13mm、内径10mm、長さ330mmのチューブが用いられた。
そして、該チューブシャフト1は、子宮内から導入し、子宮頚部、膣内を通して体外部まで導出されて留置し、留置中に子宮内に溜まる血液や体液を側孔13や注入口収納孔14の開口部から、排液通路16を通し、体外部に位置する先端チップ8の排液口81へと排液する。
出血部を含む子宮内の下部(内子宮口側)に配置される第一のバルーン2、及び、外子宮口に配置される第二のバルーン3は、外部から流体を注入して膨張する公知のバルーンで、本形態では膨張した状態で半日程度留置されることから必要な流体バリア性や強度をもつシリコーンゴムにより形成され、前記チューブシャフト1の子宮側端部11寄りの中途で子宮側に比較的大きな第一のバルーン2、膣側に比較的小さな第二のバルーン3が間隔を設けて隣接して配置され、バルーン2、3各々両端の接続縁21、31が内側に折り返されるなどしてシャフトチューブ1の外表面に接着により取り付けられる。取り付け位置やサイズは、特定するものではないが、本形態における用途に適合して、第一のバルーン2をチューブシャフト1の子宮側端部から40mmの位置に75mmの長さで、第二のバルーン3を第一のバルーン2と20mmの間隔(膨張前)を設けて30mmの長さで設定し配置した。また、バルーン膨張時の最大外径を留置する子宮内の下部及び外子宮口の大きさを考慮して、第一のバルーン2で約70mm、第二のバルーンで約40mmとなるように設定した。尚、バルーン2、3を膨張させたときの大きさは、状況に応じ流体の注入量によっても調整することができる。
そして、子宮内に装着したさい、第一のバルーン2は、子宮下部の出血部となる胎盤剥離面に膨張して密着するように配置し、第二のバルーン3は、外子宮口に膨張して密着するように配置して、子宮頚部を挟み第一のバルーン2と第二のバルーン3により挟持して第一のバルーン1により出血部となる胎盤剥離面を適度に圧迫した状態に保持する構成としている。
第一及び第二のバルーン2、3に流体を供給するルートとなる第一のルートチューブ4、及び、第二のルートチューブ5は、柔軟な可撓性樹脂(本形態ではシリコーンゴム)のチューブよりなり、各々をチューブシャフト1に並列して子宮側端側11から膣側端側12に亘る長さで、該チューブシャフト1の内腔に内挿し、かつ、少なくともバルーン2、3にあたる位置で、該チューブシャフト1内腔面と接触する外周面を接合して配置し、該バルーン2、3にあたる位置にチューブシャフト1と共に貫通する、第一のルートチューブ4には第一のバルーン2への流体供給孔41を、第二のルートチューブ5には第二のバルーン3への流体供給孔51を各々複数備えて形成する。サイズは特定するものではないが、チューブシャフト1に2本のルートチューブ4、5が無理なく内挿され、かつ、排液通路16が確保されるチューブとして外径3.2mm、内径2.2mmのチューブが用いられ、長さはチューブシャフト1に適合して決められた。また各々のルートチューブ4、5に開けられる流体供給孔41、51として、孔径2mm孔を第一のバルーン2へのルートチューブ4には4つ、第二のバルーン3へのルートチューブ5には2つ設けた。尚、本形態においては、流体の供給通路として2本のルートチューブ4、5をチューブシャフト1に内挿したが、シャフトチューブ1をトリプルルーメン(子宮からの排液通路、及び、バルーンへの流体供給通路2通路)のチューブとして一体に形成されるようなものであっても良い。
バルーン2、3への流体供給口となる第一の注入口コネクタ6、及び、第二の注入口コネクタ7は、逆止弁を備えたシリンジが接続可能なメスルアーテーパーのコネクタで、バルーンへの流体供給・排出口として一般的な構造のもので足りるため詳細な説明を省略するが、流体注入、排出のためコネクタ6のメスルアーテーパー部にシリンジ先端のオスルアーテーパー部を接続することで通路が開通して流体の注入及び排出を許容し、シリンジを取り外すことで弁が閉塞して流通を遮断する構造となる。
そして、第一のバルーン2に流体を供給する第一の注入口コネクタ6は、チューブシャフト1に内挿されている第一のルートチューブ4の子宮側端部に接続され、前記したチューブシャフト1の子宮側端部11近傍に設けられた注入口収納孔14から出没自在に形成され、バルーン2への流体注入のさいは、収納孔14からルアーテーパー部を外方に引き出して注入操作を可能とし、注入操作後は、該収納孔14からシャフトチューブ1の内腔通路に収納して、該チューブシャフト1からの分岐による出っ張りとならない構成としている。サイズは、前記チューブシャフト1に内挿され、通路を閉塞することから、最大外径部の外径は該チューブシャフト1の内径と同等の外径に設定され、ルアーテーパーの長さなど仕様上不都合のない範囲でなるべく短く設定されることが好ましい。尚、本例においては最大外径部をチューブシャフト1の内径と同様の10mmとし、長さを24mmに設定した。
一方、第二のバルーン3に流体を供給する第二の注入口コネクタ7は、チューブシャフト1に内挿される第二のルートチューブ5の子宮側端部に接続され、チューブシャフト1の子宮側端部11の開口部に差し込んで開口を閉塞するように、シリンジとの接続口(メスルアーテーパー部)を僅かに突出した態様で配置される。尚、前記第一の注入口コネクタ6と第二の注入口コネクタ7は配置を入れ替えて設定しても良い。このように、第一の注入口コネクタ6によりチューブシャフト1の中途が、また、第二の注入口コネクタ7によりチューブシャフト1の子宮側端部11開口部が閉塞されるため、子宮内の出血等を体外に排出する排液口としてチューブシャフト1に前記側孔13が備えられている。
バルーン2、3からの流体排出部となる流体排出口42、52は、第一のバルーン2からの流体排出口42が第一のルートチューブ4の膣側端部近傍部にあたり、第二のバルーン3からの流体排出口52が第二のルートチューブ5の膣側端部近傍部にあたっており、チューブシャフト1の膣側先端部12とほぼ同じ長さの位置に設定される。また、各々のルートチューブ4、5の膣側の最先端部分は閉塞部44、53としており、本例においては樹脂接着剤を充填することで閉塞し、バルーン2、3からの流体流出を遮蔽している。
そして、本器具を子宮内から抜去する段階で、前記流体排出口42、52から流体を排出しバルーン2、3を萎ませるには、前記したチューブシャフト1の切断マーク15の位置でチューブシャフト1と共に該ルートチューブ4、5最先端部の閉塞部44、53を含む部分を切断してルートを開通し、流体排気口42、52として機能する構成とした。また、第一のルートチューブ4の切断部を含む部位にはマーカー43を施しており、一方、第二のルートチューブ5にはマーカーを設けないことで、該マーカー43により第一のバルーン1に連通する第一のルートチューブ4であることを判別する指標としている。
尚、流体排出口42、52は、前記注入口コネクタ6、7と同様の逆止弁を備えたコネクタ形態のものでも良く、その場合は、注入口コネクタ6、7の取付け形態と同様に、シャフトチューブ1に排液口となる側孔を備えたり、一方の排出口コネクタを収納する収納孔を設けたりすることが好ましい。また、バルーン2、3からの流体の排出を促進する場合、シリンジ、及び、シリンジとルートチューブの開口部を接続するノズルを用意して、該シリンジにより吸引排出しても良い。
ここで、バルーン2、3は、本形態のように子宮下部91と外子宮口92に設定される2つを備えることが望ましいが、第二のバルーン3は器具の留置位置を維持するものであることから、外子宮口92の保持部分にはバルーンではなく、器具挿着時に引掛りとならない開閉可能なフラワー状カフのような位置保持手段を設けるものであったり、あるいは、体外部でチューブシャフト1を引っ張った状態で固定して置くテープなどの手段を用いたりしても良い。
次に、本形態のバルーンチューブ器具の前置胎盤症例での使用方法に付いて説明する。図5は、本形態の器具を子宮に留置した状態を示している。
1.前置胎盤症例での帝王切開による娩出、胎盤剥離後、本器具を子宮9の切開創から直視下に確認しながら、先端チップ8を先端側として子宮頸管を通して先端部を膣、体外へと導入し、第二のバルーン3が子宮内を出るまで挿入する。(このとき、チューブシャフト1の子宮側先端部11は子宮内に、膣側先端部12は体外に位置している)
2.第二のバルーン3が外子宮口92に位置し、第一のバルーン2が子宮内に位置したら、第二の注入口コネクタ7にシリンジを接続して、第二のバルーン3に流体を注入し膨張させる。(流体は、該注入口コネクタ7、第二のルートチューブ5、流体供給孔51を通してバルーン3に供給される。)これにより第二のバルーン3が外子宮口92に設定される。
3.続いて、第一の注入口コネクタ6にシリンジを接続して、第二のバルーン3を外子宮口に密着するため器具を軽く子宮側に牽引しながら、第一のバルーン2に流体を注入して膨張させる。(流体は、該注入口コネクタ6、第一のルートチューブ4、流体供給孔41を通してバルーン2に供給される。)これにより、第一のバルーン2が子宮内に設定され、該第一のバルーン2により出血部位となる子宮下部91が、第二のバルーン3により外子宮口92が保持され、双方から挟持して子宮下部91(出血部位)が適度に圧迫された止血処置の状態となる。(図5参照)
4.第一のバルーン2による出血部への接触、圧迫の状態が確認できたら、第一の注入口コネクタ6を注入口収納孔14からシャフトチューブ1の内腔通路16内に押し込み収納し、本器具を留置したまま子宮切開創を閉じ、閉腹して手術を終了する。この状態で、子宮内と体外に通路(排液通路16)が形成されているため子宮内の血液等は側孔13、排液通路16を通って排液口81から体外に排出される。
5.術後、適当時間(本症例ではおおよそ12時間)留置し、止血を確認した後、体外に位置している膣側端側12の切断マーク15の部位(ルートチューブの閉塞部44、53を含む)を切断し、ルートチューブ4、5端部近傍部である流体排出口42、52を開口してバルーン2、3内の流体を排出する。この時、必要であれば流体排出口42、52にノズルを介してシリンジを装着して吸引排出する。
6.流体を排出し、バルーン2、3が萎んだら子宮内から本器具を抜去する。このとき本チューブ器具には、ルートチューブ4、5や注入口コネクタ6など分岐部やバルーン2、3以外の出っ張りがないことにより容易な抜去が可能となる。
図6から図8は本発明の第二の実施の形態で、図6は、バルーンを膨張させた状態の構成図、図7は、バルーンを萎めた状態の一部断面図でチューブシャフト内部の構成を示している。また、図8は、本器具を子宮内から膣に挿着するさいの形態を示している。尚、以後の説明において本形態が前記形態と共通となる構成部については、説明を省略し、また、構成部材の名称、符号は前記形態と共通のものを用いている。
本形態のチューブ器具は、前記第一の形態の器具の流体排出口42、52の一方を、前記形態の流体供給口となる注入口コネクタ6、7と同様の逆止弁を備えるメスルアーテーパーのコネクタとして形成するもので、第一のバルーンに連通する第一のルートチューブ4の端部に該コネクタを設け第一の排出口コネクタ61とし、一方、第二のルートチューブ5の端部となる流体排出口52は前記形態と同様の閉塞部53を備える構成とした。尚、本形態の排出口コネクタ61は、流体の排出口のみの用途ではなく、流体の注入口としても機能することができるが、手術中は、膣腔や下肢側は不潔領域とされることから、該排出口コネクタ61が不潔領域を通過するため、また、常に清潔側で手術を行なっている術者が注入のため不潔側で操作することになるため、術中に排出口コネクタ6を注入口として用いることは好ましくなく、このさいの第一のバルーンへの流体注入は、清潔野となる子宮側に設定される第一の注入口コネクタ6より行われる。
本形態の第一のバルーン2から流体を排出する第一の排出口コネクタ61は、前述の通り第一のルートチューブ4の先端部に前記注入口コネクタ6、7と同様なコネクタを接続するが、このとき、第一のルートチューブ4をチューブシャフト1の先端チップ8から、この排出口コネクタ61の長さと同じ程度の長さ(本例においては25mm)突出させ、その先端に該コネクタ61を接続して形成する。これにより、本器具を子宮内から膣に導入するさい、図8の矢印ようにルートチューブ4先端の突出部を折り返し、第一の排出口コネクタ61の開口側(メスルアーテーパー側)を先端チップ8の内腔に差し込んで収納しておくことができ、器具導入時に第一の排出口コネクタ61が挿入操作の邪魔になることが無く子宮頚部等を通過でき、またコネクタの開口部(メスルアーテーパー部)を不潔にすることが無い。そして、留置後は排出口コネクタ61を先端チップ8から抜いておくことで、排液口81の開口を確保することができる。ここで、ルートチューブ4の先端チップ8からの突出の長さを、短く設定しすぎると先端チップ8への第一の排出口コネクタ61の収納や取り出し操作がしづらく、一方、長く設定しすぎるとコネクタ61を収納したさいチューブの突出が長くなるため器具の導入操作がしづらくなることから、ルートチューブ4先端の突出の長さを排出口コネクタ61の長さと同じ程度の長さとしている。尚、該排出口コネクタ61による第一のバルーン2への流体の注入、排出は前記形態の注入口コネクタ6、7と同様にメスルアーテーパーにシリンジを接続することで行なわれ、第二のバルーン3からの流体の排出は、前記形態の排出口42、52と同様に切断マーク15を切断することにより行われる。
第一のバルーン2からの流体排出口を、本形態の第一の排出口コネクタ61とすると、器具を子宮内に留置した後で、必要に応じた第一のバルーン2への流体の再注入など調整が可能で、また、第一のバルーン2を萎ませるさいに止血の状態を確認しながら徐々に収縮させることができるなど、より安全で使い勝手の良い器具とすることができる。尚、前記の通り、手術中は子宮側に設ける流体注入口6、7を流体注入口として、該第一の排出口コネクタ61は注入口としては使用しない。
本実施の形態は、前置胎盤の帝王切開による娩出後に剥離面に生じる出血をバルーンの圧迫により止血するチューブ器具としているが、本発明の構成によれば中途にバルーンを設けたチューブの両側から流体が注入、排出できることで、注入と排出を別方向から行いたい用途に対して広く適用することができる。
1. チューブシャフト
11. 子宮側端部
12. 膣側端部
13. 側孔
14. 収納孔
15. 切断マーク
16. 排液通路
2. 第一のバルーン
21. 接続縁
3. 第二のバルーン
31. 接続縁
4. 第一のルートチューブ
41. 流体供給孔
42. 流体排出口(第一のルートチューブ端部)
43. マーカー
44. 閉塞部
5. 第二のルートチューブ
51. 流体供給孔
52. 流体排出口(第二のルートチューブ端部)
53. 閉塞部
6. 第一の注入口コネクタ
61. 第一の排出口コネクタ
7. 第二の注入口コネクタ
8. 先端チップ
81. 排液口
9. 子宮

Claims (5)

  1. 一方端側から他方端側まで連通する通路を備えるチューブシャフトと、該チューブシャフトの中途に設ける第一のバルーンと、該第一のバルーンに流体を注入、排出する前記チューブシャフトと並列に設ける第一の流体ルートと、該第一の流体ルートの一方端部に設ける逆止弁を備えるコネクタよりなる第一の流体注入口と、前記第一の流体ルートの他方端部に設ける第一の流体排出口と、
    チューブシャフトに前記第一のバルーンと間隔を備えて隣接する第二のバルーンと、該第二のバルーンに流体を注入、排出する前記チューブシャフトと並列に備える第二の流体ルートと、該第二の流体ルートの一方端部に設ける逆止弁を備えるコネクタよりなる第二の流体注入口と、前記第二の流体ルートの他方端部に設ける第二の流体排出口より構成し、
    前記第一の流体注入口及び第二の流体注入口は、前記チューブシャフトの同じ端部側にあって、各々が前記チューブシャフトの通路内に収容可能な態様に形成されることを特徴とするバルーンチューブ器具。
  2. 前記第一の流体注入口と第二流体注入口は、一方が前記チューブシャフトの端部に設けられ、他方が前記チューブシャフトの軸から分岐突出した状態と、チューブシャフトの通路内に収納された状態を可変可能に形成される請求項1のバルーンチューブ器具。
  3. 前記チューブシャフトには、前記第一の流体注入口、あるいは、第二の流体注入口を通路内に収容する注入口収納孔を備える請求項1乃至2のいずれかのバルーンチューブ器具。
  4. 前記第一の流体排出口及び第二の流体排出口は、前記チューブシャフトの同じ端部側にあって、双方が第一の流体ルートの端部及び第二の流体ルートの端部を閉塞して形成するか、あるいは、一方が、逆止弁を備えるコネクタとして形成し、他方が、流体ルートの端部を閉塞して形成するかのいずれかとする請求項1乃至3のいずれかのバルーンチューブ器具。
  5. 前記第一の流体注入口、第一の流体排出口、第二の流体注入口、及び、第二の流体排出口は、チューブシャフトの外径と同等か、あるいは、小さな外径に形成される請求項1乃至4のいずれかのバルーンチューブ器具。
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