JP2020187996A - 蛍光カラーホイール及びそれを用いた光源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】蛍光カラーホイールを提供する。【解決手段】基板と、基板に設けられ、コロイド層、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、散乱粒子及び第1のフォトルミネッセンス粒子が共にコロイド層内に分布され、散乱粒子の少なくとも1つが基板と第1のフォトルミネッセンス粒子の少なくとも1つとの間に位置し、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子の少なくとも他方が基板と散乱粒子の少なくとも他方との間に位置するエレクトロルミネセント層と、を備える蛍光カラーホイール。【選択図】図1C

Description

本開示内容は、蛍光カラーホイール及びそれを用いた光源システムに関する。
近年、光学プロジェクタは、多くの分野に適用されており、また、例えば、消費者向け製品からハイテク機器へのように、適用範囲も徐々に拡大している。様々な光学プロジェクタは、信号源によって提供される表示パターンを拡大して投影スクリーンに表示するように、学校、家庭、商業的用途にも広く適用されている。
光学プロジェクタの光源については、レーザー光源によって蛍光材料を発光させるように配置されてよく、蛍光材料の特性及び構成形態が光学プロジェクタの提供する色域に関係する。ただし、異なる色の要求に直面する場合、光学プロジェクタによって提供される色域もそれに応じて調整される必要がある。そのため、如何に光学プロジェクタの提供する色域を効果的に調整して、色の要求をよりよく満たすかは、現在の重要な研究開発1つになっている。
これに鑑みて、本開示内容の一実施形態は、基板と、基板に設けられ、コロイド層、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、散乱粒子及び第1のフォトルミネッセンス粒子が共にコロイド層内に分布され、散乱粒子の少なくとも1つが基板と第1のフォトルミネッセンス粒子の少なくとも1つとの間に位置し、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子の少なくとも他方が基板と散乱粒子の少なくとも他方との間に位置するエレクトロルミネセント層と、を備える蛍光カラーホイールを提供する。
一部の実施形態において、散乱粒子の各々の粒子径は第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の粒子径よりも小さく、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の粒子径は10μm〜15μmにある。
一部の実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子のエレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度は3%〜35%にある。
一部の実施形態において、波長430〜460nmのビームがエレクトロルミネセント層に入射された後、エレクトロルミネセント層からのビームに対応する発光スペクトルにおいて、波長約450nmの箇所に第1のピークがあり、波長490〜540nmの箇所に第2のピークがあり、且つ第1のピークのピーク輝度の第2のピークのピーク輝度に対する比率は2〜36にある。
一部の実施形態において、蛍光カラーホイールは、基板又はエレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含む第1の波長変換層を更に備え、第1の波長変換層の基板における垂直投影とエレクトロルミネセント層の基板における垂直投影との重なり面積はエレクトロルミネセント層の基板における垂直投影面積よりも小さい。
一部の実施形態において、蛍光カラーホイールは、エレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第3のフォトルミネッセンス粒子を含む第2の波長変換層を更に備え、第1の波長変換層と第2の波長変換層がそれぞれエレクトロルミネセント層の上面の異なる領域に位置し、且つエレクトロルミネセント層の上面の少なくとも一部が第1の波長変換層又は第2の波長変換層によって覆われていない。
本開示内容の一実施形態は、基板と、基板に設けられ、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、散乱粒子の各々の基板に対する高さの何れも第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の基板に対する高さと異なり、エレクトロルミネセント層の第1のブロック内の粒子濃度がエレクトロルミネセント層の第2のブロック内の粒子濃度よりも大きく、且つ第1のブロックが基板と第2のブロックの間に位置するエレクトロルミネセント層と、を備える蛍光カラーホイールを提供する。
一部の実施形態において、散乱粒子の各々の基板に対する高さの何れも第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の基板に対する高さよりも小さく、且つ散乱粒子が第1のブロック内に位置し、第1のフォトルミネッセンス粒子が第2のブロック内に位置する。
一部の実施形態において、散乱粒子の各々の基板に対する高さの何れも第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の基板に対する高さよりも大きく、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子が第1のブロック内に位置し、散乱粒子が第2のブロック内に位置する。
一部の実施形態において、蛍光カラーホイールは、基板又はエレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含む第1の波長変換層を更に備え、第1の波長変換層の基板における垂直投影とエレクトロルミネセント層の基板における垂直投影との重なり面積はエレクトロルミネセント層の基板における垂直投影面積よりも小さい。
本開示内容の一実施形態は、蛍光カラーホイールと、光送信器と、光送信器と蛍光カラーホイールとの間に光結合され、蛍光カラーホイールに向かう反射面を有する光反射器と、を含む光源システムを提供する。
本開示内容の一実施形態は、基板と、基板に設けられ、コロイド層、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、散乱粒子及び第1のフォトルミネッセンス粒子が共にコロイド層内に分布され、エレクトロルミネセント層が励起光を受けて変調光を発生するように配置され、変調光の発光スペクトルが第1のピーク輝度及び第2のピーク輝度を有し、第1のピーク輝度が第2のピーク輝度よりも大きく、且つ第1のピーク輝度の第2のピーク輝度に対する比率は2〜36にあるエレクトロルミネセント層と、を備える蛍光カラーホイールを提供する。
一部の実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子が励起光を受けて発生した光線のピーク輝度の対応する波長は、励起光のピーク輝度の対応する波長以上である。
一部の実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の粒子径は10μm〜15μmにあり、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子のエレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度は3%〜35%にある。
一部の実施形態において、蛍光カラーホイールは、基板又はエレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含む第1の波長変換層を更に備え、第1の波長変換層の基板における垂直投影とエレクトロルミネセント層の基板における垂直投影との重なり面積はエレクトロルミネセント層の基板における垂直投影面積よりも小さい。
一部の実施形態において、第2のフォトルミネッセンス粒子が励起光を受けて発生した光線のピーク輝度の対応する波長は、第1のフォトルミネッセンス粒子が励起光を受けて発生した光線のピーク輝度の対応する波長以上である。
本開示内容の第1の実施形態による光源システムを示す配置模式図である。 図1Aの蛍光カラーホイールを示す上面模式図である。 図1Bの線分1C−1C’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 図1Bの線分1D−1D’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 青色光がエレクトロルミネセント層に入射された後、エレクトロルミネセント層からのビームに対応して示す発光スペクトルである。 本開示内容の第2の実施形態による光源システムの蛍光カラーホイールを示す上面模式図である。 図2Aの線分2B−2B’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 図2Aの線分2C−2C’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 本開示内容の第3の実施形態による光源システムの蛍光カラーホイールを示す上面模式図である。 図3Aの線分3B−3B’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 図3Aの線分3C−3C’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 本開示内容の第4の実施形態による光源システムの蛍光カラーホイールを示す上面模式図である。 図4Aの線分4B−4B’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 図4Aの線分4C−4C’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。 図4Aの線分4D−4D’に沿った蛍光カラーホイールを示す断面模式図である。
以下、図面で本開示内容の複数の実施形態を説明し、明らかに説明するために、数多くの実際の細部を以下の説明で併せて説明する。しかしながら、これらの実際の細部は本開示内容を制限するためのものではないことが理解すべきである。つまり、本開示内容の一部の実施形態において、これらの実際の細部は必要なものではない。また、図面を簡略化するために、ある従来慣用の構造と素子を図面において簡単に模式的に示す。
本文において、第1、第2と第3等の用語が様々な素子、部品、領域、層を説明するために用いられることは、理解することができる。しかし、これらの素子、部品、領域、層は、これらの用語に限定されない。これらの用語は、単一の素子、部品、領域、層を識別することに限定される。従って、本開示内容の基本的な意図から逸脱しない限り、下文における第1の素子、部品、領域、層は、第2の素子、部品、領域、層と呼ばれてもよい。
本文に使われる「約」又は「実質的に」は、記載された値、及び当業者によって確定された特定値の許容偏差範囲内の平均値を含み、検討された測定、及び測定に関連する誤差(即ち、測定システムの制限)が考慮される。例えば、「約」又は「実質的に」は、記載された値の1つ又は複数の標準偏差内、又は±30%、±20%、±10%、±5%内にあることを示してよい。また、「均一」とは、材料又は混合光線の手段又はプロセスによる混合を意味するが、実際的な物質構造又はエネルギーへの定量的又は定性的な制限ではない。
まず、本開示内容の第1の実施形態による光源システム100を示す配置模式図である図1Aを参照されたい。本開示内容の光源システム100は、光学プロジェクタの光源として用いられるように、光学プロジェクタに適用されることができる。光源システム100は、光送信器110、第1のレンズ120、反射鏡130、光反射器140、レンズ群150、蛍光カラーホイール160、回転軸180、第2のレンズ182及び光結合器184を含む。
光送信器110は、ビームL1を発射することに用いられることができる。一部の実施形態において、光送信器110は、レーザービームを提供できるレーザー発射器であってよい。第1のレンズ120、反射鏡130、光反射器140及びレンズ群150は、光線を光送信器110と蛍光カラーホイール160との間に光結合させて、光送信器110によるビームL1を蛍光カラーホイール160にガイドすることができる。具体的に、光送信器110によるビームL1は、最初に第1のレンズ120を通過してよく、第1のレンズ120は、ビームL1にフォーカス効果を与えるように、収束レンズであってよい。そして、ビームL1の進行方向としては、反射鏡130及び光反射器140を介して転向してレンズ群150及び蛍光カラーホイール160へ進行してよく、光反射器140は、蛍光カラーホイール160に向かう反射面142を有する。
レンズ群150は、少なくとも1つの収束レンズ、発散レンズ又はそれらの組み合わせを含んでよく、これにより、転向されたビームL1をガイドして蛍光カラーホイール160に集束させる。蛍光カラーホイール160は、ビームL1を受けた後で、少なくとも反射及び光ルミネセンスのメカニズムにより、レンズ群150へ進行するビームL2を提供することができる。また、蛍光カラーホイール160は、回転軸180に接続されてよく、光送信器110がビームL1を提供する期間中に、蛍光カラーホイール160に接続される回転軸180がモータ(図示せず)によって駆動されて、蛍光カラーホイール160の回転を連動して、これにより、ビームL1の照射により蛍光カラーホイール160の固定位置に蓄積される過剰な熱エネルギーを回避することができる。一部の実施形態において、蛍光カラーホイール160は、蛍光カラーホイール160の下面に配置されてよいヒートシンク(図示せず)を更に含んでよい反射カラーホイールである。
第2のレンズ182は、光線を蛍光カラーホイール160と光結合器184との間に光結合させて、蛍光カラーホイール160からのビームL2を光結合器184にガイドすることができる。具体的に、蛍光カラーホイール160によるビームL2は、まず、レンズ群150を通過して、レンズ群150によって平行光(即ち、平行レンズ群150の光軸)に変調された後で、第2のレンズ182へ進行する。そして、第2のレンズ182は、光源システム100が光結合器184によってビームを出力できるように、ビームL2を光結合器184内にガイドすることができる。好ましくは、光結合器184は均一ビームであり、光反射器140は全スペクトル反射鏡又はダイクロイツクミラーである。
本開示内容において、蛍光カラーホイール160の層構成を調整することで、対応的に光源システム100の出力できるビームの色域を向上させることができ、以下、これに対して更に説明する。図1B及び図1Cを参照されたく、図1Bは図1Aの蛍光カラーホイール160を示す上面模式図であり、図1Cは図1Bの線分1C−1C’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図であり、図1Dは図1Bの線分1D−1D’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図である。
蛍光カラーホイール160は、基板162、エレクトロルミネセント層164及び第1の波長変換層166を含む。基板162は、金属材料又は非金属材料を含んでよく、且つ複合構造であってよい。例として、基板162は、底部が金属材料であってよく、頂部が非金属材料であってよく、貼り合わせられるように組み合わせられてよく、非金属材料としては、例えば、サファイア材料、ガラス材料、ホウケイ酸ガラス材料、フロートホウケイ酸ガラス材料、溶融石英材料又はフッ化カルシウム材料、セラミック材料或いはそれらの組み合わせであってよい。
エレクトロルミネセント層164は、基板162に設けられてよく、コロイド層168、複数の散乱粒子170及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子172を含み、且つ散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172が共にコロイド層168内に分布される。一部の実施形態において、まず散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172を共にコロイドに調合して、コロイドの中に均一に分散させてよい。そして、散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172を有するコロイドを基板162にコーティングし、コロイドをコロイド層168に硬化させてよい。
これに対して、プロセスにおいて散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172をコロイドに均一に分散させると、コロイドがコロイド層168に硬化した後で、コロイド層168内の散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172も均一に分散される。更に、散乱粒子170の少なくとも1つ(例えば、散乱粒子170A)は、基板162と第1のフォトルミネッセンス粒子172の少なくとも1つ(例えば、第1のフォトルミネッセンス粒子172A)との間に位置し、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子172の少なくとも他方(例えば、第1のフォトルミネッセンス粒子172B)は、基板162と散乱粒子170の少なくとも他方(例えば、散乱粒子170B)との間に位置する。つまり、散乱粒子170の少なくとも1つ(例えば、散乱粒子170A)から基板162までの距離は第1のフォトルミネッセンス粒子172の少なくとも1つ(例えば、第1のフォトルミネッセンス粒子172A)から基板162までの距離よりも小さく、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子172の少なくとも他方(例えば、第1のフォトルミネッセンス粒子172B)から基板162までの距離は散乱粒子170の少なくとも他方(例えば、散乱粒子170B)から基板162までの距離よりも小さい。
この配置により、ビーム(例えば、図1AのビームL1)がエレクトロルミネセント層164に入射する場合、エレクトロルミネセント層164は、散乱粒子170によってビームを反射する以外、第1のフォトルミネッセンス粒子172が同時に光送信器110からのビーム及び/又は散乱粒子170によるビームによって励起され、励起光を提供する。例として、第1のフォトルミネッセンス粒子172が緑色光を青色光で励起できる物理的特性を有する場合、光送信器110が青色光をエレクトロルミネセント層164に入射して、エレクトロルミネセント層164に青色光と緑色光との混合光(又は変調された青色光と呼ばれる)を放出させる。このように、エレクトロルミネセント層164によるビームの色域を調整することができる。ここで、記載される「エレクトロルミネセント層164によるビームの色域の調整」は、ビームの色空間内における座標及び輝度を調整することを含む。具体的に、散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172をコロイド層168内に共に分布されるように配置することで、第1のフォトルミネッセンス粒子172が青色光で緑色光を励起させることができる場合、エレクトロルミネセント層164によるビームにより広い色域を持たせる以外、既存の光送信器110からの紫がかったビームの大部分を変調してエレクトロルミネセント層164によるビームの紫がかった問題を避けることができ、更に光源システム100の出力ビームを関連仕様に合致させることができる。
一部の実施形態において、散乱粒子170は、二酸化チタン(TiO)、酸化亜鉛(ZnO)、窒化ホウ素(BN)、二酸化ジルコニウム(ZrO)、酸化アルミニウム(Al)又はそれらの組み合わせであってよい。一部の実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子172は、緑色蛍光体であってよく、色空間での座標がx<0.35且つy>0.56であってよい。一部の実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子172は、LuAGのガーネット(garnet)構造の蛍光体、又はSiAlON、硫化物又はケイ酸塩(Silicate)材料であってよい。加えて、第1のフォトルミネッセンス粒子172のパラメータを調整することで、エレクトロルミネセント層164からのビームの光学特性を調整することができ、第1のフォトルミネッセンス粒子172のパラメータはその粒子径、エレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度又はその他のパラメータを含む。
散乱粒子170の各々の粒子径は、第1のフォトルミネッセンス粒子172の各々の粒子径よりも小さい。一部の実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子172の各々の粒子径は、約5μm〜約40μm又は約10μm〜約15μmにあってよい。これに対して、第1のフォトルミネッセンス粒子172の粒子径、及びそのエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度は、少なくともエレクトロルミネセント層164が青色光によって照射されて発射するビームの輝度に関係する。
例として、散乱粒子170のパラメータが変わらずに、粒子径約20μmの第1のフォトルミネッセンス粒子172を使用し、且つそのエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度が約20%である場合、エレクトロルミネセント層164が青色光によって照射されて発射するビームの輝度を輝度Bとする。粒子径約12μmの第1のフォトルミネッセンス粒子172を使用し、且つそのエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度が約10%である場合、エレクトロルミネセント層164が青色光によって照射されて発射するビームの輝度は、輝度Bの1.03倍となる。粒子径約12μmの第1のフォトルミネッセンス粒子172を使用し、且つそのエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度が約20%である場合、エレクトロルミネセント層164が青色光によって照射されて発射するビームの輝度は、輝度Bの1.6倍となる。上記のデーターから分かるように、同じ重量パーセント濃度で、12μmの単位面積あたりの粒子数が20μmの5〜6倍であるため、第1のフォトルミネッセンス粒子172は、散乱粒子170の粒子径に近づけるほど輝度表現が向上する。同じような12μmの条件下では、高い重量パーセント濃度でも好適な輝度表現を有するため、上記のパラメータは何れも輝度表現に反映される。
一方、第1のフォトルミネッセンス粒子172のエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度も、エレクトロルミネセント層164が青色光によって照射されて発射するビームの波形に関係している。これに対して、青色光がエレクトロルミネセント層に入射された後、エレクトロルミネセント層からのビームに対応して示す発光スペクトルである図1Eを参照されたく、図1Eに示す発光スペクトルは、光送信器110が430〜460nmにある波長のビームをエレクトロルミネセント層164に入射させた後で生じたものである。また、図1Eにおいて、横軸は波長であり、単位がナノメートルであり、縦軸は光強度であり、縦軸の単位が任意の単位(arb.Unit)であり、相対的な大小関係が数値で表される。
図1Eに示すように、エレクトロルミネセント層の発光スペクトルにおいて、波長約450nmの箇所に第1のピークP1があり、この第1のピークP1は大まかに光送信器110の励起ビームのスペクトルによって反射され、波長約490〜約540nmの箇所に第2のピークP2があり、前記第2のピークP2のスペクトルは第1のフォトルミネッセンス粒子によって励起されたレーザーによって反射され、且つ第1のピークP1のピーク輝度は第2のピークP2のピーク輝度よりも大きい。これに対して、第1のフォトルミネッセンス粒子(例えば、図1Cの第1のフォトルミネッセンス粒子172)のエレクトロルミネセント層(例えば、図1Cのエレクトロルミネセント層164)における重量パーセント濃度を調整すると同時に、第1のピークP1のピーク輝度の第2のピークP2のピーク輝度に対する比率も調整することができる。具体的に、「第1のフォトルミネッセンス粒子のエレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度」と「第1のピークのピーク輝度の第2のピークのピーク輝度に対する比率」との関係は、負の相関関係であり、例として、第1のフォトルミネッセンス粒子のエレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度が3%〜35%に調整される場合、第1のピークP1のピーク輝度の第2のピークP2のピーク輝度に対する比率を36〜2に調整することができ、このような比率により、光源システムの出力するビームを仕様に合致させることができる。一部の実施形態において、第1のピークP1のピーク輝度の第2のピークP2のピーク輝度に対する比率を4〜6に調整してもよく、これは、プロジェクタに適用される好適な色と輝度の出光表現である。第1のフォトルミネッセンス粒子のエレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度は3%よりも小さく又は35%よりも大きい場合、表示される色は紫がかり又は緑がかり、プロジェクタに必要な色の要求を満たしていない。
図1B、図1C及び図1Dに戻す。第1の波長変換層166は、エレクトロルミネセント層164が基板162と第1の波長変換層166との間に位置するように、エレクトロルミネセント層164に設けられる。つまり、エレクトロルミネセント層164と光反射器(図1Aの光反射器140)との間の距離は第1の波長変換層166と光反射器(図1Aの光反射器140)との間の距離よりも大きく、間接的に言うと、第1の波長変換層166は、光路上でエレクトロルミネセント層164よりも光送信器110に近い。
第1の波長変換層166は、コロイド層174及び複数の第2のフォトルミネッセンス粒子176を含んでよく、第2のフォトルミネッセンス粒子176がコロイド層174の中に分布され、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子172と励起された後で異なる色光を生じる。例として、第1のフォトルミネッセンス粒子172が青色光で緑色光を励起させる場合、第2のフォトルミネッセンス粒子176は、青色光で励起されて赤色光を発してよい。一部の実施形態において、第2のフォトルミネッセンス粒子176は、黄色蛍光体、緑色蛍光体又は赤色蛍光体等のような、ピーク輝度の対応する波長範囲が490〜650nmにある波長変換材料であってよい。
また、第1の波長変換層166の基板162における垂直投影とエレクトロルミネセント層164の基板162における垂直投影とは、互いに重なって、エレクトロルミネセント層164の基板162における垂直投影面積よりも小さい重なり面積を形成する。即ち、エレクトロルミネセント層164の上面視での形が完全なリング形状であり、第1の波長変換層166の上面視での形が切欠きを有する部分的なリング形状であるため、少なくとも一部のエレクトロルミネセント層164は、第1の波長変換層166によって覆われていない。他の態様では、もちろん、回転軸180が回転する時に、あるタイミングでより多くの変調された青色光を得るために、要求に応じて、複数の切欠きを設定してもよい。
この配置では、蛍光カラーホイール160が青色光で照射される場合、第1の波長変換層166によって覆われていないエレクトロルミネセント層164は、青色光と緑色光との混合光を提供することができ、第1の波長変換層166は赤色光を提供することができ、第1の波長変換層166によって覆われるエレクトロルミネセント層164は第1の波長変換層166の反射基板として使用されてよい。他の変形例の実施態様では、基板162の材質が十分な反射能力を有し又は特別な考慮がある場合、第1の波長変換層166は、プロセスにおいて比較的複雑であるにもかかわらず、エレクトロルミネセント層164に設けられなく、直接基板162に設けられてよもよい(図示せず)。
短波長の光線を材料から貫通させて長波長の光線に変換させる波長変換の原理のために、図1Dの構造から言えば、第1の波長変換層166による光線はエレクトロルミネセント層164によってある程度で反射されることができるが、光送信器110のビームが第1の波長変換層166を透過してエレクトロルミネセント層164に到達して変調された青色光を生成しても、このような変調された青色光は同様に第1の波長変換層166を励起させて赤色光を生じることができる。従って、エレクトロルミネセント層164内の第1のフォトルミネッセンス粒子172のパラメータを調整する場合、第1の波長変換層166による赤色光の光学特性はあまり影響を受けない。例として、第1のフォトルミネッセンス粒子172のエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度が0%に調整される場合、第1の波長変換層166による赤色光の色空間内における座標(x,y)は(0.650,0.3424)となり、第1のフォトルミネッセンス粒子172のエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度が10%に調整される場合、第1の波長変換層166による赤色光の色空間内における座標(x,y)は(0.6496,0.3427)となり、第1のフォトルミネッセンス粒子172のエレクトロルミネセント層164における重量パーセント濃度が20%に調整される場合、第1の波長変換層166による赤色光の色空間内における座標(x,y)は(0.6498,0.3425)となる。つまり、エレクトロルミネセント層164内の第1のフォトルミネッセンス粒子172のパラメータを調整することでエレクトロルミネセント層164からのビームの光学特性に対する調整を達成させる場合、第1の波長変換層166による赤色光の光学特性にあまり影響を与えなく、第1のフォトルミネッセンス粒子172のパラメータ設計の簡素化が促進される。
上記の実施形態では、青色光をエレクトロルミネセント層に入射し、励起された後で緑色光を生じる第1のフォトルミネッセンス粒子を例として説明したが、本開示内容は、これに限定されなく、エレクトロルミネセント層の性質も実際の要求に応じて調整することができる。他の実施形態において、エレクトロルミネセント層の第1のフォトルミネッセンス粒子は、青色光で励起された後で緑色光以外の色光を生じてもよいし、可視光帯域で色光を生成するように、紫外線のような青色光以外の色光で励起されてもよい。また、第1の波長変換層の第2のフォトルミネッセンス粒子は、光線で励起された後で黄色光、赤色光を生じてよく又は第1のフォトルミネッセンス粒子と同等の材料であってよく、材料の選択原則としては、第2のフォトルミネッセンス粒子を励起させて生じる光線のピーク輝度の対応する波長が第1のフォトルミネッセンス粒子による光線のピーク輝度の対応する波長以上となり、第1のフォトルミネッセンス粒子を励起させて生じる光線のピーク輝度の対応する波長も光送信器からの光線のピーク輝度の対応する波長以上となるようにすることである。
また図2A、図2B及び図2Cを参照されたく、図2Aは本開示内容の第2の実施形態による光源システムの蛍光カラーホイール160を示す上面模式図であり、図2Bは図2Aの線分2B−2B’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図であり、図2Cは図2Aの線分2C−2C’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図である。本実施形態は、エレクトロルミネセント層164において、その散乱粒子170の各々の基板162に対する高さの何れもその第1のフォトルミネッセンス粒子172の各々の基板162に対する高さと異なるという少なくとも1つの相違点に、第1の実施形態と異なっている。
具体的に、本実施形態のエレクトロルミネセント層164は、積層されたコロイド層168A及び168Bを含んでよく、且つ散乱粒子170がコロイド層168Aの中に分布され、第1のフォトルミネッセンス粒子172がコロイド層168Bの中に分布される。この配置形態は、2回のコーティングによって達成されてよく、例として、最初に散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172をそれぞれ異なるコロイドに調合して、次に散乱粒子170を有するコロイド及び第1のフォトルミネッセンス粒子172を有するコロイドを順次に基板162にコーティングしてよい。散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172が順次に基板162にコーティングされるため、散乱粒子170の各々の基板162に対する高さは、何れも第1のフォトルミネッセンス粒子172の各々の基板162に対する高さよりも小さい。
加えて、散乱粒子170及び第1のフォトルミネッセンス粒子172にとって、わりに基板162に近い粒子は、高い濃度を有する。更に言えば、コロイド層168A及び168Bをそれぞれエレクトロルミネセント層164の第1のブロック及び第2のブロックと見なしてよく、即ち第1のブロックが基板162と第2のブロックとの間に位置し、散乱粒子170が第1のブロック内に位置し、第1のフォトルミネッセンス粒子172が第2のブロック内に位置する。この配置で、散乱粒子170が第1のフォトルミネッセンス粒子172に対して基板162に近いため、散乱粒子170の粒子濃度を第1のフォトルミネッセンス粒子172の粒子濃度よりも大きくなるように調合して、エレクトロルミネセント層164の第1のブロック内の粒子濃度がエレクトロルミネセント層164の第2のブロック内の粒子濃度よりも大きくしてよい。
このように配置された蛍光カラーホイール160も、前記のエレクトロルミネセント層164によるビームにより大きな色域を持たせ及び光送信器110からのビームを変調する機能を達成させることができ、また、これらの効果を達成するために異なるプロセス形態を採用することができるため、蛍光カラーホイール160の製造の柔軟性を向上させることができる。また、第1の波長変換層166が同様にエレクトロルミネセント層164に設けられ、且つ第1の波長変換層166の基板162における垂直投影とエレクトロルミネセント層164の基板162における垂直投影が依然として互いに重なって、エレクトロルミネセント層164の基板162における垂直投影面積よりも小さい重なり面積を形成する。
また図3A、図3B及び図3Cを参照されたく、図3Aは本開示内容の第3の実施形態による光源システムの蛍光カラーホイール160を示す上面模式図であり、図3Bは図3Aの線分3B−3B’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図であり、図3Cは図3Aの線分3C−3C’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図である。本実施形態は、エレクトロルミネセント層164において、散乱粒子170がコロイド層168Bの中に分布され、第1のフォトルミネッセンス粒子172がコロイド層168Aに分布されるので、散乱粒子170の各々の基板162に対する高さの何れも第1のフォトルミネッセンス粒子172の各々の基板162に対する高さよりも大きいという少なくとも1つの相違点に、第2の実施形態と異なっている。
つまり、本実施形態において、第1のフォトルミネッセンス粒子172は第1のブロック内に位置し、散乱粒子170は第2のブロック内に位置する。これに対して、第1のフォトルミネッセンス粒子172の粒子濃度が散乱粒子170の粒子濃度よりも大きくなるように調合されて、エレクトロルミネセント層164の第1のブロック内の粒子濃度が依然としてエレクトロルミネセント層164の第2のブロック内の粒子濃度よりも大きい。同様に、これらの効果を達成するために異なるプロセス形態を採用することができるため、蛍光カラーホイール160の製造の柔軟性を向上させることができる。また、第1の波長変換層166の配置形態については、前記実施形態と同じであってよいので、ここで説明しない。
また図4A、図4B、図4C及び図4Dを参照されたく、図4Aは本開示内容の第4の実施形態による光源システムの蛍光カラーホイール160を示す上面模式図であり、図4Bは図4Aの線分4B−4B’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図であり、図4Cは図4Aの線分4C−4C’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図であり、図4Dは図4Aの線分4D−4D’に沿った蛍光カラーホイール160を示す断面模式図である。本実施形態は、蛍光カラーホイール160がエレクトロルミネセント層164に設けられる第2の波長変換層167を更に含み、且つ第1の波長変換層166と第2の波長変換層167がそれぞれエレクトロルミネセント層164の上面の異なる領域に位置するという少なくとも1つ相違点に、第1の実施形態と異なっている。基板162に設けられるエレクトロルミネセント層164の上面視での形は完全なリング形状であり、基板162に設けられる第1の波長変換層166及び第2の波長変換層167の上面視での形は部分的なリング形状であるため、エレクトロルミネセント層164の上面の少なくとも一部が第1の波長変換層166又は第2の波長変換層167によって覆われていない。
第2の波長変換層167は、コロイド層177及び複数の第3のフォトルミネッセンス粒子178を含む。第3のフォトルミネッセンス粒子178は、コロイド層174の中に分布され、且つ第2のフォトルミネッセンス粒子176と励起されて異なる色光を生じる。例として、一部の実施形態において、第2のフォトルミネッセンス粒子176及び第3のフォトルミネッセンス粒子178は、励起された後でそれぞれ赤色光及び緑色光を生じる。
この配置により、エレクトロルミネセント層164の上面の少なくとも一部が第1の波長変換層166又は第2の波長変換層167によって覆われていないため、蛍光カラーホイール160は、青色光が照射される場合、依然としてエレクトロルミネセント層164により青色光と緑色光との混合光を提供することができ、エレクトロルミネセント層164を反射基材とする第1の波長変換層166及び第2の波長変換層167がそれぞれ赤色光と緑色光を提供する。このように、前記のエレクトロルミネセント層164によるビームにより大きな色域を持たせ、及びほとんどの既存の光送信器110からのビームを変調する機能を達成させることができる。また、本実施例は、あるタイミングでより多くの変調された光線を得るために、もちろん要求に応じて複数の波長変換層によって覆われていない領域を設けてもよい。
以上をまとめると、本開示内容の蛍光カラーホイールは、基板と、エレクトロルミネセント層と、波長変換層と、を備える。エレクトロルミネセント層は、基板に設けられ、コロイド層、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含む。散乱粒子及び第1のフォトルミネッセンス粒子は、蛍光カラーホイールの反射基材として、共にコロイド層内に分布されてよい。波長変換層は、エレクトロルミネセント層に設けられてよく、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含み、第1のフォトルミネッセンス粒子と第2のフォトルミネッセンス粒子が励起されて生じる色光が異なる。この配置により、蛍光カラーホイールは、青色光が照射される場合、エレクトロルミネセント層により青色光と他の色光との混合光を提供することができ、このように、エレクトロルミネセント層によるビームにより大きな色域を持たせ及びエレクトロルミネセント層によるビームの色が過度に紫がかったという問題を回避することができる。一方、エレクトロルミネセント層を反射基材とする波長変換層は、青色光以外の色光を提供することができ、且つ第1のフォトルミネッセンス粒子を加えることでエレクトロルミネセント層の光学特性を調整する形態は、波長変換層にあまり影響を与えないので、第1のフォトルミネッセンス粒子のパラメータ設計の簡素化が促進される。
本開示内容の実施形態を前述の通りに本開示内容したが、これは、本開示内容を限定するものではなく、当業者であれば、本開示内容の精神と範囲から逸脱しない限り、多様の変更や修飾を加えてもいので、本開示内容の保護範囲は、後の特許請求の範囲で指定した内容を基準とするものである。
100 光源システム
110 光送信器
120 第1のレンズ
130 反射鏡
140 光反射器
142 反射面
150 レンズ群
160 蛍光カラーホイール
162 基板
164 エレクトロルミネセント層
166 第1の波長変換層
167 第2の波長変換層
168、168A、168B、174、177 コロイド層
170、170A、170B 散乱粒子
172、172A、172B 第1のフォトルミネッセンス粒子
176 第2のフォトルミネッセンス粒子
178 第3のフォトルミネッセンス粒子
180 回転軸
182 第2のレンズ
184 光結合器
1C−1C’、1D−1D’、2B−2B’、2C−2C’、3B−3B’、3C−3C’ 、4B−4B’、4C−4C’、4D−4D’ 線分
L1、L2 ビーム
P1 第1のピーク
P2 第2のピーク

Claims (16)

  1. 基板と、
    前記基板に設けられ、コロイド層、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、前記散乱粒子及び前記第1のフォトルミネッセンス粒子が共に前記コロイド層内に分布され、前記散乱粒子の少なくとも1つが前記基板と前記第1のフォトルミネッセンス粒子の少なくとも1つとの間に位置し、且つ前記第1のフォトルミネッセンス粒子の少なくとも他方が前記基板と前記散乱粒子の少なくとも他方との間に位置するエレクトロルミネセント層と、
    を備える蛍光カラーホイール。
  2. 前記散乱粒子の各々の粒子径は前記第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の粒子径よりも小さく、且つ前記第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の粒子径は10μm〜15μmにある請求項1の蛍光カラーホイール。
  3. 前記第1のフォトルミネッセンス粒子の前記エレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度は3%〜35%にある請求項1又は2に記載の蛍光カラーホイール。
  4. 波長430〜460nmのビームが前記エレクトロルミネセント層に入射された後、前記エレクトロルミネセント層からのビームに対応する発光スペクトルにおいて、波長約450nmの箇所に第1のピークがあり、波長490〜540nmの箇所に第2のピークがあり、且つ前記第1のピークのピーク輝度の前記第2のピークのピーク輝度に対する比率は2〜36にある請求項1〜3の何れか1項に記載の蛍光カラーホイール。
  5. 前記基板又は前記エレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含む第1の波長変換層を更に備え、前記第1の波長変換層の前記基板における垂直投影と前記エレクトロルミネセント層の前記基板における垂直投影との重なり面積は前記エレクトロルミネセント層の前記基板における垂直投影面積よりも小さい請求項1〜4の何れか1項に記載の蛍光カラーホイール。
  6. 前記エレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第3のフォトルミネッセンス粒子を含む第2の波長変換層を更に備え、前記第1の波長変換層と前記第2の波長変換層がそれぞれ前記エレクトロルミネセント層の上面の異なる領域に位置し、且つ前記エレクトロルミネセント層の前記上面の少なくとも一部が前記第1の波長変換層又は前記第2の波長変換層によって覆われていない請求項5の蛍光カラーホイール。
  7. 基板と、
    前記基板に設けられ、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、前記散乱粒子の各々の前記基板に対する高さの何れも前記第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の前記基板に対する高さと異なり、エレクトロルミネセント層の第1のブロック内の粒子濃度が前記エレクトロルミネセント層の第2のブロック内の粒子濃度よりも大きく、且つ前記第1のブロックが前記基板と前記第2のブロックの間に位置するエレクトロルミネセント層と、
    を備える蛍光カラーホイール。
  8. 前記散乱粒子の各々の前記基板に対する高さの何れも前記第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の前記基板に対する高さよりも小さく、且つ前記散乱粒子が前記第1のブロック内に位置し、前記第1のフォトルミネッセンス粒子が前記第2のブロック内に位置する請求項7の蛍光カラーホイール。
  9. 前記散乱粒子の各々の前記基板に対する高さの何れも前記第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の前記基板に対する高さよりも大きく、且つ前記第1のフォトルミネッセンス粒子が前記第1のブロック内に位置し、前記散乱粒子が前記第2のブロック内に位置する請求項7又は8の蛍光カラーホイール。
  10. 前記基板又は前記エレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含む第1の波長変換層を更に備え、前記第1の波長変換層の前記基板における垂直投影と前記エレクトロルミネセント層の前記基板における垂直投影との重なり面積は前記エレクトロルミネセント層の前記基板における垂直投影面積よりも小さい請求項7〜9の何れか1項に記載の蛍光カラーホイール。
  11. 請求項1〜10の何れか1項に記載の蛍光カラーホイールと、
    光送信器と、
    前記光送信器と前記蛍光カラーホイールとの間に光結合され、前記蛍光カラーホイールに向かう反射面を有する光反射器と、
    を含む光源システム。
  12. 基板と、
    前記基板に設けられ、コロイド層、複数の散乱粒子及び複数の第1のフォトルミネッセンス粒子を含み、前記散乱粒子及び前記第1のフォトルミネッセンス粒子が共に前記コロイド層内に分布され、エレクトロルミネセント層が励起光を受けて変調光を発生するように配置され、前記変調光の発光スペクトルが第1のピーク輝度及び第2のピーク輝度を有し、前記第1のピーク輝度が前記第2のピーク輝度よりも大きく、且つ前記第1のピーク輝度の前記第2のピーク輝度に対する比率は2〜36にあるエレクトロルミネセント層と、
    を備える蛍光カラーホイール。
  13. 前記第1のフォトルミネッセンス粒子が前記励起光を受けて発生した光線のピーク輝度の対応する波長は、前記励起光のピーク輝度の対応する波長以上である請求項12の蛍光カラーホイール。
  14. 前記第1のフォトルミネッセンス粒子の各々の粒子径は10μm〜15μmにあり、且つ前記第1のフォトルミネッセンス粒子の前記エレクトロルミネセント層における重量パーセント濃度は3%〜35%にある請求項12又は13の蛍光カラーホイール。
  15. 前記基板又は前記エレクトロルミネセント層に設けられ、複数の第2のフォトルミネッセンス粒子を含む第1の波長変換層を更に備え、前記第1の波長変換層の前記基板における垂直投影と前記エレクトロルミネセント層の前記基板における垂直投影との重なり面積は前記エレクトロルミネセント層の前記基板における垂直投影面積よりも小さい請求項12〜14の何れか1項に記載の蛍光カラーホイール。
  16. 前記第2のフォトルミネッセンス粒子が前記励起光を受けて発生した光線のピーク輝度の対応する波長は、前記第1のフォトルミネッセンス粒子が前記励起光を受けて発生した光線のピーク輝度の対応する波長以上である請求項15の蛍光カラーホイール。
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