JP2020187624A - 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム - Google Patents

車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム Download PDF

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順平 野口
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雄太 高田
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Abstract

【課題】仮権限を設定することで駐車施設や車両に生じた不都合を解消することができる車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムを提供する。【解決手段】車両制御装置は、他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御による車両の操作を可能とする仮想鍵を他装置に送信する鍵発行部と、前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる動作制御部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムに関する。
近年、車両を自動的に制御することについて研究が進められている。この制御を用いた技術として、例えば、駐車施設の入口又は入庫位置に配された車両が駐車施設内の駐車位置空間に駐車可能か否を判定する駐車支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2015−75899号公報
上記特許文献1に開示された技術では、車両が駐車施設入ってから入庫位置に入庫されるまでは車両の制御を行っているが、何らかの不都合が生じた場合に、一時的に仮権限を設定することについて考慮されていなかった。このため、不都合を解消することができない場合があった。
本発明は、このような事情を考慮してなされたものであり、仮権限を設定することで駐車施設や車両に生じた不都合を解消することができる車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムを提供することを目的の一つとする。
この発明に係る車両制御装置、車両制御方法、及びプログラムは、以下の構成を採用した。
(1):この発明の一態様に係る車両制御装置は、他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御による車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信する鍵発行部と、前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる動作制御部と、を備える車両制御装置である。
(2):上記(1)の態様において、前記車両の操作は、前記車両のシステム起動および走行を指示する操作を含むものである。
(3):上記(1)または(2)の態様において、前記鍵発行部は、前記車両が前記駐車施設に入場した後、前記車両のユーザが前記車両から降車するまでの間に、前記他装置に前記仮想鍵を送信するものである。
(4):上記(1)から(3)のいずれかの態様において、前記動作制御部は、前記車両が前記駐車施設から退場した場合に、前記仮想鍵を無効とするものである。
(5):上記(1)から(4)のいずれかの態様において、前記動作制御部は、前記駐車施設における駐車スペースに駐車された前記車両が、前記車両のユーザの出庫指示に基づいて前記駐車スペースから退出した場合に、前記仮想鍵を無効とするものである。
(6):上記(1)から(5)のいずれかの態様において、前記動作制御部は、前記車両が前記駐車施設に設けられた通信装置の通信可能範囲を逸脱した場合に、前記仮想鍵を無効とするものである。
(7):上記(1)から(6)のいずれかの態様において、前記動作制御部は、前記通信部と前記他装置との間の通信強度に応じて、前記車両の動作を調整するものである。
(8):上記(7)の態様において、前記動作制御部は、前記通信強度が第1強度以上の場合には前記車両の操作に応じた動作を前記車両に行わせ、前記通信強度が第1強度未満第2強度以上の場合には、前記通信強度が前記第1強度以上であるときの前記車両の動作よりも制御度合の低い動作を前記車両に行わせ、前記通信強度が前記第2強度未満である場合には前記車両を停止させるものである。
(9):上記(1)から(8)のいずれかの態様において、前記鍵発行部は、ユーザの許可に応じて、前記車両の操作に前記車両のドアのアンロックを指示する操作を含めるものである。
(10): この発明の一態様に係る車両制御方法は、コンピュータが、他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御による車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信し、前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる、車両制御方法である。
(11):この発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御による車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信させ、前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる処理を行わせる、プログラムである。
(1)〜(11)によれば、仮権限を設定することで駐車施設や車両に生じた不都合を解消することができる。
(3)によれば、仮想鍵の誤送を防止できる。
(4)〜(6)によれば、他装置による過剰な操作を防止できる。
(7)(8)によれば、他装置による誤操作を防止できる。
(9)によれば、他装置による過度の介入を防止できる。
実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。 第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。 駐車場管理装置400の構成の一例を示す図である。 駐車施設Pを含む領域を模式的に示す図である。 駐車施設Pの電波強度の分布の一例を示す図である。 仮想鍵制御装置180で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 仮想鍵制御装置180で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 駐車場管理装置400で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 実施形態の仮想鍵制御装置180のハードウェア構成の一例を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の車両制御装置、車両制御方法、およびプログラムの実施形態について説明する。
[全体構成]
図1は、実施形態に係る車両制御装置を利用した車両システム1の構成図である。車両システム1が搭載される車両は、例えば、二輪や三輪、四輪等の車両であり、その駆動源は、ディーゼルエンジンやガソリンエンジンなどの内燃機関、電動機、或いはこれらの組み合わせである。電動機は、内燃機関に連結された発電機による発電電力、或いは二次電池や燃料電池の放電電力を使用して動作する。車両システム1は、仮想鍵を発行して他装置、例えば駐車場管理装置400に電波によって送信することができる。車両システム1は、仮想鍵を受信した他装置により送信される仮想鍵の使用情報(以下、仮想鍵使用情報)が受信された場合に、仮想鍵を送信した他装置に対して、車両システムを制御することにより、例えば、車両のシステム起動(車両システム1の起動)、走行(停止を含む)、ドアのアンロックの仮権限を設定する。仮想鍵使用情報が受信された場合としては、例えば、仮想鍵がPIN(Personal Identification Number)である場合に、仮想鍵使用情報として送信されたPINが、駐車場管理装置400に記憶されたPINと一致する場合がある。
車両システム1は、例えば、カメラ10と、レーダ装置12と、ファインダ14と、物体認識装置16と、通信装置20と、HMI(Human Machine Interface)30と、車両センサ40と、ナビゲーション装置50と、MPU(Map Positioning Unit)60と、運転操作子80と、自動運転制御装置100と、仮想鍵制御装置180と、ボディー系制御装置190と、走行駆動力出力装置200と、ブレーキ装置210と、ステアリング装置220と、ドアロック装置250とを備える。これらの装置や機器は、CAN(Controller Area Network)通信線等の多重通信線やシリアル通信線、無線通信網等によって互いに接続される。なお、図1に示す構成はあくまで一例であり、構成の一部が省略されてもよいし、更に別の構成が追加されてもよい。
カメラ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等の固体撮像素子を利用したデジタルカメラである。カメラ10は、車両システム1が搭載される車両(以下、自車両M)の任意の箇所に取り付けられる。前方を撮像する場合、カメラ10は、フロントウインドシールド上部やルームミラー裏面等に取り付けられる。カメラ10は、例えば、周期的に繰り返し自車両Mの周辺を撮像する。カメラ10は、ステレオカメラであってもよい。
レーダ装置12は、自車両Mの周辺にミリ波などの電波を放射すると共に、物体によって反射された電波(反射波)を検出して少なくとも物体の位置(距離および方位)を検出する。レーダ装置12は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。レーダ装置12は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式によって物体の位置および速度を検出してもよい。
ファインダ14は、LIDAR(Light Detection and Ranging)である。ファインダ14は、自車両Mの周辺に光を照射し、散乱光を測定する。ファインダ14は、発光から受光までの時間に基づいて、対象までの距離を検出する。照射される光は、例えば、パルス状のレーザー光である。ファインダ14は、自車両Mの任意の箇所に取り付けられる。
物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14のうち一部または全部による検出結果に対してセンサフュージョン処理を行って、物体の位置、種類、速度などを認識する。物体認識装置16は、認識結果を自動運転制御装置100に出力する。物体認識装置16は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14の検出結果をそのまま自動運転制御装置100に出力してよい。車両システム1から物体認識装置16が省略されてもよい。
通信装置20は、例えば、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRC(Dedicated Short Range Communication)などを利用して、自車両Mの周辺に存在する他車両または駐車場管理装置400などの他装置、或いは各種サーバ装置と通信する。通信装置20は、例えば、仮想鍵制御装置180の操作に応じて、仮想鍵を他装置、例えば駐車場管理装置400に送信する。通信装置20は、例えば、仮想鍵制御装置180の操作に応じて、他装置により送信された情報、例えば駐車場管理装置400により電波によって送信された仮想鍵使用情報を受信して仮想鍵制御装置180に出力する。
HMI30は、自車両Mの乗員に対して各種情報を提示すると共に、乗員による入力操作を受け付ける。HMI30は、各種表示装置、スピーカ、ブザー、タッチパネル、スイッチ、キーなどを含む。HMI30のスイッチには、アンロック許可スイッチが含まれる。HMI30は、アンロック許可スイッチがONであるときに、ドアのアンロックを許可する許可情報を、自動運転制御装置100を介して仮想鍵制御装置180に出力する。HMI30は、許可情報を仮想鍵制御装置180に直接出力してもよい。
車両センサ40は、自車両Mの速度を検出する車速センサ、加速度を検出する加速度センサ、鉛直軸回りの角速度を検出するヨーレートセンサ、自車両Mの向きを検出する方位センサ等を含む。さらに、車両センサ40は、駐車場管理装置400により送信される電波の電波強度(通信強度)を検出する電波強度センサを含む。車両センサ40は、各種センサの検出結果を自動運転制御装置100に出力する。自動運転制御装置100は、各種センサの検出結果のうち、電波強度センサにより検出された電波強度を仮想鍵制御装置180に出力する。
ナビゲーション装置50は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機51と、ナビHMI52と、経路決定部53とを備える。ナビゲーション装置50は、HDD(Hard Disk Drive)やフラッシュメモリなどの記憶装置に第1地図情報54を保持している。GNSS受信機51は、GNSS衛星から受信した信号に基づいて、自車両Mの位置を特定する。自車両Mの位置は、車両センサ40の出力を利用したINS(Inertial Navigation System)によって特定または補完されてもよい。ナビHMI52は、表示装置、スピーカ、タッチパネル、キーなどを含む。ナビHMI52は、前述したHMI30と一部または全部が共通化されてもよい。経路決定部53は、例えば、GNSS受信機51により特定された自車両Mの位置(或いは入力された任意の位置)から、ナビHMI52を用いて乗員により入力された目的地までの経路(以下、地図上経路)を、第1地図情報54を参照して決定する。第1地図情報54は、例えば、道路を示すリンクと、リンクによって接続されたノードとによって道路形状が表現された情報である。第1地図情報54は、道路の曲率やPOI(Point Of Interest)情報などを含んでもよい。地図上経路は、MPU60に出力される。ナビゲーション装置50は、地図上経路に基づいて、ナビHMI52を用いた経路案内を行ってもよい。ナビゲーション装置50は、例えば、乗員の保有するスマートフォンやタブレット端末等の端末装置の機能によって実現されてもよい。ナビゲーション装置50は、通信装置20を介してナビゲーションサーバに現在位置と目的地を送信し、ナビゲーションサーバから地図上経路と同等の経路を取得してもよい。
MPU60は、例えば、推奨車線決定部61を含み、HDDやフラッシュメモリなどの記憶装置に第2地図情報62を保持している。推奨車線決定部61は、ナビゲーション装置50から提供された地図上経路を複数のブロックに分割し(例えば、車両進行方向に関して100[m]毎に分割し)、第2地図情報62を参照してブロックごとに推奨車線を決定する。推奨車線決定部61は、左から何番目の車線を走行するといった決定を行う。推奨車線決定部61は、地図上経路に分岐箇所が存在する場合、自車両Mが、分岐先に進行するための合理的な経路を走行できるように、推奨車線を決定する。
第2地図情報62は、第1地図情報54よりも高精度な地図情報である。第2地図情報62は、例えば、車線の中央の情報あるいは車線の境界の情報等を含んでいる。また、第2地図情報62には、道路情報、交通規制情報、住所情報(住所・郵便番号)、施設情報、電話番号情報などが含まれてよい。第2地図情報62は、通信装置20が他装置と通信することにより、随時、アップデートされてよい。
運転操作子80は、例えば、アクセルペダル、ブレーキペダル、シフトレバー、ステアリングホイール、異形ステア、ジョイスティックその他の操作子を含む。運転操作子80には、操作量あるいは操作の有無を検出するセンサが取り付けられており、その検出結果は、自動運転制御装置100、もしくは、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220のうち一部または全部に出力される。
自動運転制御装置100は、例えば、第1制御部120と、第2制御部160とを備える。第1制御部120と第2制御部160は、それぞれ、例えば、CPU(Central Processing Unit)などのハードウェアプロセッサがプログラム(ソフトウェア)を実行することにより実現される。また、これらの構成要素のうち一部または全部は、LSI(Large Scale Integration)やASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field-Programmable Gate Array)、GPU(Graphics Processing Unit)などのハードウェア(回路部;circuitryを含む)によって実現されてもよいし、ソフトウェアとハードウェアの協働によって実現されてもよい。プログラムは、予め自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリなどの記憶装置(非一過性の記憶媒体を備える記憶装置)に格納されていてもよいし、DVDやCD−ROMなどの着脱可能な記憶媒体に格納されており、記憶媒体(非一過性の記憶媒体)がドライブ装置に装着されることで自動運転制御装置100のHDDやフラッシュメモリにインストールされてもよい。
図2は、第1制御部120および第2制御部160の機能構成図である。第1制御部120は、例えば、認識部130と、行動計画生成部140とを備える。第1制御部120は、例えば、AI(Artificial Intelligence;人工知能)による機能と、予め与えられたモデルによる機能とを並行して実現する。例えば、「交差点を認識する」機能は、ディープラーニング等による交差点の認識と、予め与えられた条件(パターンマッチング可能な信号、道路標示などがある)に基づく認識とが並行して実行され、双方に対してスコア付けして総合的に評価することで実現されてよい。これによって、自動運転の信頼性が担保される。
認識部130は、カメラ10、レーダ装置12、およびファインダ14から物体認識装置16を介して入力された情報に基づいて、自車両Mの周辺にある物体の位置、および速度、加速度等の状態を認識する。物体の位置は、例えば、自車両Mの代表点(重心や駆動軸中心など)を原点とした絶対座標上の位置として認識され、制御に使用される。物体の位置は、その物体の重心やコーナー等の代表点で表されてもよいし、表現された領域で表されてもよい。物体の「状態」とは、物体の加速度やジャーク、あるいは「行動状態」(例えば車線変更をしている、またはしようとしているか否か)を含んでもよい。
また、認識部130は、例えば、自車両Mが走行している車線(走行車線)を認識する。例えば、認識部130は、第2地図情報62から得られる道路区画線のパターン(例えば実線と破線の配列)と、カメラ10によって撮像された画像から認識される自車両Mの周辺の道路区画線のパターンとを比較することで、走行車線を認識する。なお、認識部130は、道路区画線に限らず、道路区画線や路肩、縁石、中央分離帯、ガードレールなどを含む走路境界(道路境界)を認識することで、走行車線を認識してもよい。この認識において、ナビゲーション装置50から取得される自車両Mの位置やINSによる処理結果が加味されてもよい。また、認識部130は、一時停止線、障害物、赤信号、料金所、その他の道路事象を認識する。
認識部130は、走行車線を認識する際に、走行車線に対する自車両Mの位置や姿勢を認識する。認識部130は、例えば、自車両Mの基準点の車線中央からの乖離、および自車両Mの進行方向の車線中央を連ねた線に対してなす角度を、走行車線に対する自車両Mの相対位置および姿勢として認識してもよい。これに代えて、認識部130は、走行車線のいずれかの側端部(道路区画線または道路境界)に対する自車両Mの基準点の位置などを、走行車線に対する自車両Mの相対位置として認識してもよい。
認識部130は、後述する自走駐車イベントにおいて起動する駐車スペース認識部132を備える。駐車スペース認識部132の機能の詳細については後述する。
行動計画生成部140は、原則的には推奨車線決定部61により決定された推奨車線を走行し、更に、自車両Mの周辺状況に対応できるように、自車両Mが自動的に(運転者の操作に依らずに)将来走行する目標軌道を生成する。目標軌道は、例えば、速度要素を含んでいる。例えば、目標軌道は、自車両Mの到達すべき地点(軌道点)を順に並べたものとして表現される。軌道点は、道なり距離で所定の走行距離(例えば数[m]程度)ごとの自車両Mの到達すべき地点であり、それとは別に、所定のサンプリング時間(例えば0コンマ数[sec]程度)ごとの目標速度および目標加速度が、目標軌道の一部として生成される。また、軌道点は、所定のサンプリング時間ごとの、そのサンプリング時刻における自車両Mの到達すべき位置であってもよい。この場合、目標速度や目標加速度の情報は軌道点の間隔で表現される。
行動計画生成部140は、目標軌道を生成するにあたり、自動運転のイベントを設定してよい。自動運転のイベントには、定速走行イベント、低速追従走行イベント、車線変更イベント、分岐イベント、合流イベント、テイクオーバーイベント、バレーパーキングなどにおいて無人走行して駐車する自走駐車イベント、仮想鍵を使用した仮想鍵走行イベントなどがある。行動計画生成部140は、起動させたイベントに応じた目標軌道を生成する。行動計画生成部140は、自走駐車イベントを実行する場合に起動する自走駐車制御部142を備える。行動計画生成部140は、仮想鍵走行イベントを実行する場合に起動する仮想鍵走行制御部144を備える。自走駐車制御部142および仮想鍵走行制御部144の機能の詳細については後述する。
第2制御部160は、行動計画生成部140によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を制御する。
図2に戻り、第2制御部160は、例えば、取得部162と、速度制御部164と、操舵制御部166と、を備える。取得部162は、行動計画生成部140により生成された目標軌道(軌道点)の情報を取得し、メモリ(不図示)に記憶させる。速度制御部164は、メモリに記憶された目標軌道に付随する速度要素に基づいて、走行駆動力出力装置200またはブレーキ装置210を制御する。操舵制御部166は、メモリに記憶された目標軌道の曲がり具合に応じて、ステアリング装置220を制御する。速度制御部164および操舵制御部166の処理は、例えば、フィードフォワード制御とフィードバック制御との組み合わせにより実現される。一例として、操舵制御部166は、自車両Mの前方の道路の曲率に応じたフィードフォワード制御と、目標軌道からの乖離に基づくフィードバック制御とを組み合わせて実行する。
仮想鍵制御装置180は、鍵発行部182と、鍵受付部184と、操作認識部186と、動作制御部188とを備える。仮想鍵制御装置180は、「車両制御装置」の一例である。
鍵発行部182は、自車両Mを制御するための仮想鍵を発行する。仮想鍵は、例えばPINやパスコードなどの電子データからなり、通信装置20を利用して他装置に送信可能である。鍵発行部182は、例えば使用する他装置を限定して仮想鍵を発行する。仮想鍵は、発行された時点で有効となるが、使用先として限定された他装置が使用する場合のみ有効となる。仮想鍵は、例えば駐車施設P(図3)の範囲内で自車両Mが自動バレーパーキング制御による自車両Mの操作を他装置に可能とさせる。自動バレーパーキング制御には、入庫要求や出庫要求のほか、停車中の自車両Mに対する移動要求が含まれる。また、自動バレーパーキング制御では、地域(例えば、駐車施設内か否か)、モード(自動バレーパーキングのモード中か否か)、時間(駐車場を予約しているか否か)などの要素に基づく判定が行われる。
鍵発行部182は、例えば駐車施設Pを利用するたびに仮想鍵を発行してもよいし、複数の仮想鍵を備えておき、複数の仮想鍵の中から送信する仮想鍵を選択して発行してもよい。鍵発行部182は、発行した仮想鍵を、通信装置20を用いて他装置、例えば駐車場管理装置400に送信する。鍵発行部182は、HMI30により許可情報が出力された場合には、出力された許可情報を仮想鍵に付加する。
鍵発行部182は、仮想鍵が有効であるときに、仮想鍵を無効とする条件が成立した場合に、有効としていた仮想鍵を無効とする。仮想鍵を無効とする条件としては、自車両Mが駐車施設Pから退場することと、他装置との通信可能範囲を逸脱することと、自車両Mがユーザの指示に基づいて、駐車スペースPS(図4)から退出することとされている。鍵発行部182は、自車両Mが駐車施設Pから退場した場合、駐車場管理装置400との通信可能範囲から逸脱した場合、またはユーザの指示に基づいて駐車スペースPSから退出した場合に、有効としていた仮想鍵を無効とする。
なお、仮想鍵を無効とした場合には、駐車場管理装置400において行われていた自車両Mの制御を停止すること、及び将来同じ仮想鍵が駐車場管理装置400以外の他装置に送信されても、駐車場管理装置400では、そのときに自車両Mの制御を行うことはできないことを含む。具体的には、仮想鍵を送信した仮想鍵制御装置180は、有効とした仮想鍵の鍵リストを一時的に図示しない記憶部に記憶させておき、無効とした仮想鍵を、その鍵リストから削除するようしてもよい。あるいは、鍵リストに含まれる仮想鍵について、無効とした仮想鍵に無効フラグを付加するようにしてもよい。
鍵受付部184は、他装置により送信され、通信装置20により受信されて出力された仮想鍵使用情報を受け付ける。鍵受付部184は、仮想鍵使用情報を受信した場合に、仮想鍵使用情報を送信した他装置における仮想鍵を有効として扱い、当該他装置に対して、自車両Mを制御可能とさせる。例えば、駐車場管理装置400が仮想鍵使用情報を送信した場合に、鍵受付部184は、駐車場管理装置400に対して自車両Mを制御可能とさせる。
他装置による自車両Mの操作には、車両のシステム起動および走行を指示する操作が含まれる。また、仮想鍵使用情報を送信した他装置が受信した仮想鍵に許可情報が付加されていた場合には、他装置による自車両Mの操作に、自車両Mのアンロックを指示する操作が含まれ、仮想鍵使用情報を送信した他装置が受信した仮想鍵に許可情報が付加されていない場合には、他装置による自車両Mの操作には自車両Mのアンロックを指示する操作が含まれない。
操作認識部186は、他装置により送信される自車両Mの操作指示を受信して、他装置が要求する自車両Mの操作の内容を認識する。例えば、駐車場管理装置400が、アンロック指示を含む操作指示を送信した場合に、操作認識部186は、自車両Mのドアのアンロックする操作の要求を認識する。あるいは、駐車場管理装置400が起動指示および走行指示を含む操作指示を送信した場合に、操作認識部186は、自車両Mを起動させ、駐車スペースPSから所定の移動位置まで移動させるための操作の要求を認識する。操作認識部186は、認識した他装置により要求された操作に応じた情報を動作制御部188に出力する。
動作制御部188は、他装置により要求された自車両Mの操作に応じた動作を制御する。例えば、動作制御部188は、操作認識部186がアンロック指示を含む操作指示を受信した場合に、ドアをアンロックさせる動作の情報をボディー系制御装置190に出力し、ドアをアンロックさせる。動作制御部188は、操作認識部186が起動指示および走行指示を含む操作指示を受信した場合に、操作指示に含まれる移動経路に沿って自車両Mを移動させるための情報を自動運転制御装置100に出力し、自車両Mを起動させて移動させる。
ボディー系制御装置190は、ドアロック装置250を作動させて、自車両Mのドアをロックさせたりアンロックさせたりする。ボディー系制御装置190は、自車両Mのドアロックされているときに動作制御部188によりドアをアンロックさせる動作の情報を出力された場合に、ドアロック装置250にドアをアンロックさせる。ボディー系制御装置190は、自車両Mのボディーに関する装置、例えば上記のドアロック装置250のほか、ワイパー、パワーウインドウ、オートドア等の一部または全部の制御を合わせて行うものでもよい。
走行駆動力出力装置200は、車両が走行するための走行駆動力(トルク)を駆動輪に出力する。走行駆動力出力装置200は、例えば、内燃機関、電動機、および変速機などの組み合わせと、これらを制御するECU(Electronic Control Unit)とを備える。ECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、上記の構成を制御する。
ブレーキ装置210は、例えば、ブレーキキャリパーと、ブレーキキャリパーに油圧を伝達するシリンダと、シリンダに油圧を発生させる電動モータと、ブレーキECUとを備える。ブレーキECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って電動モータを制御し、制動操作に応じたブレーキトルクが各車輪に出力されるようにする。ブレーキ装置210は、運転操作子80に含まれるブレーキペダルの操作によって発生させた油圧を、マスターシリンダを介してシリンダに伝達する機構をバックアップとして備えてよい。なお、ブレーキ装置210は、上記説明した構成に限らず、第2制御部160から入力される情報に従ってアクチュエータを制御して、マスターシリンダの油圧をシリンダに伝達する電子制御式油圧ブレーキ装置であってもよい。
ステアリング装置220は、例えば、ステアリングECUと、電動モータとを備える。電動モータは、例えば、ラックアンドピニオン機構に力を作用させて転舵輪の向きを変更する。ステアリングECUは、第2制御部160から入力される情報、或いは運転操作子80から入力される情報に従って、電動モータを駆動し、転舵輪の向きを変更させる。
図3は、駐車場管理装置400の構成の一例を示す図である。駐車場管理装置400は、例えば、通信部410と、制御部420と、記憶部430と、生成部440とを備える。記憶部430には、駐車場地図情報432、駐車スペース状態テーブル434などの情報が格納されている。
ドアロック装置250は、例えば、自車両Mの各ドアが開かないように各ドアをロック可能な装置である。ドアロック装置250は、例えば、各ドアに設けられた係合部材と、車体側に設けられた係合受部と、契合部材を係合受部に着脱可能に係合させる電動アクチュエータ等を含む。ドアロック装置250は、係合部材を係合受部に係合させることで、各ドアが開かないように各ドアをロックする。一方で、ドアロック装置250は、係合部材を係合受部から離間させることで、各ドアのロックを解除(アンロック)する。ボディー系制御装置190は、ドアロック装置250における電動アクチュエータを制御して、ドアロック装置250をロックしたりアンロックしたりする。なお、ドアロック装置250は、この例に限らず、ボディー系制御装置190の制御によって各ドアをロックすることができる装置であればその構成は問わない。
通信部410は、セルラー網やWi−Fi網、Bluetooth(登録商標)、DSRCなどを利用して、駐車場管理装置400の周辺に存在する車両や他の端末装置などの他装置、或いは各種サーバ装置と無線により通信する。通信部410は、駐車施設P内における車両との間で通信可能とされており、駐車施設P内が通信可能範囲となっている。制御部420は、通信部410により取得された情報と、記憶部430に格納された情報とに基づいて、車両を駐車スペースPSに誘導する。駐車場地図情報432は、図4に示す駐車場PAの構造を幾何的に表した情報である。
図4は、駐車施設Pを含む領域を模式的に示す図である。図4に示すように、道路Rdの脇には、訪問先施設Vおよび駐車施設Pが並んで設けられている。駐車施設Pは、ゲート通路300Gと、巡回通路300Rと、連絡通路300Cを備える。ゲート通路300Gは、道路Rdから訪問先施設に至るまでに設けられ、ゲート通路300Gには、ゲート300−inおよび300−outが設けられている。巡回通路300Rは、ゲート通路300Gの先で環状(長円状)に設けられている。巡回通路300Rにおける訪問先施設Vの隣接部には、停止エリア310が設定され、停止エリア310と訪問先施設Vの間に乗降エリア320が設けられている。停止エリア310は、訪問先施設に接続されている乗降エリア320に面している。乗降エリア320には、雨や雪を避けるための庇が設けられている。
停止エリア310は、巡回通路300Rにおける一方の長辺の上に設けられており、他方の長辺には、巡回通路300Rと駐車場PAの間を連絡する連絡通路300Cが接続されている。駐車場PAは、略長方形状をなしており、巡回通路300Rの長辺に沿って駐車場PAが設けられている。巡回通路300Rと連絡通路300Cと駐車場PAに3方を囲まれた位置に駐車場管理装置400が設けられている。
図3に戻り、駐車場地図情報432は、駐車スペースPSごとの座標を含む。駐車スペース状態テーブル434は、例えば、駐車スペースPSの識別情報である駐車スペースIDに対して、空き状態であるか、満(駐車中)状態であるかを示す状態と、満状態である場合の駐車中の車両の識別情報である車両IDとが対応付けられたものである。
制御部420は、通信部410が車両から駐車リクエストを受信すると、駐車スペース状態テーブル434を参照して状態が空き状態である駐車スペースPSを抽出し、抽出した駐車スペースPSの位置を駐車場地図情報432から取得し、取得した駐車スペースPSの位置までの好適な経路を通信部410を用いて車両に送信する。また、制御部420は、複数の車両の位置関係に基づいて、同時に同じ位置に車両が進行しないように、必要に応じて特定の車両に停止・徐行などを指示する。
経路を受信した車両(以下、自車両Mであるものとする)では、自走駐車制御部142が、経路に基づく目標軌道を生成する。また、目標となる駐車スペースPSが近づくと、駐車スペース認識部132が、駐車スペースPSを区画する駐車枠線などを認識し、駐車スペースPSの詳細な位置を認識して自走駐車制御部142に提供する。自走駐車制御部142は、これを受けて目標軌道を補正し、自車両Mを駐車スペースPSに駐車させる。
生成部440は、自車両Mにより送信される仮想鍵を、通信部410を利用して受信する。生成部440は、仮想鍵を受信した場合に、仮想鍵を送信した自車両Mに送信するための仮想鍵使用情報を生成する。生成部440は、生成した仮想鍵使用情報を、通信部410を利用して自車両Mに送信する。
生成部440は、車両が駐車施設P内に滞在しているときに車両を移動させる必要が生じる不都合が生じた場合、仮想鍵を使用して、仮想鍵を送信した車両を制御する。例えば、生成部440は、自車両Mをアンロックする必要が生じてアンロック要請を取得した場合、例えば自車両Mの中に動物が残されている場合などに、アンロックを指示するアンロック指示を含む操作指示を生成する。生成部440は、例えば、自車両Mが駐車している駐車スペースPSを、救急車等の緊急車両に提供する必要が生じて車両移動要請を取得した場合に、自車両Mの起動指示および走行指示を含む操作指示を生成する。このとき、操作指示には、自車両Mの移動経路を含める。続いて、生成部440は、自車両Mに仮想鍵使用情報を送信し、続いて、生成した操作指示を送信する。自車両Mでは、生成部440により送信された操作指示に基づいて自車両Mが制御され、例えばドアをアンロックする制御が行われ、または操作指示に含まれる移動経路に基づいて自車両Mを移動させる制御が行われる。
動作制御部188は、車両センサ40に含まれる電波強度センサにより出力される電波強度に基づいて、第2制御部160により制御される自車両Mの制御量を調整する。例えば、図5に示すように、内側仮想境界線BL1の内側の領域であり、駐車場管理装置400により送信される電波の電波強度が第1強度以上である領域を第1強度領域PS1とする。また、内側仮想境界線BL1と外側仮想境界線BL2の間の領域であり、駐車場管理装置400により送信される電波の電波強度が第1強度未満第2強度以上である領域を第2強度領域PS2とする。なお、第2強度の電波強度は、第1強度の電波強度よりも弱い電波強度である。また、外側仮想境界線BL2の外側の領域であり、駐車場管理装置400により送信される電波の強度が第2強度未満である領域を第3強度領域PS3とする。なお、駐車施設P内における電波強度は、電波強度センサにより検出に代えてまたは加えて、駐車施設P内の電波強度マップを生成し、自車両Mの現在位置を電波強度マップに参照しても求めるようにしてもよい。
動作制御部188は、自車両Mが第1強度領域PS1に滞在する場合には、通常の制御量である第1制御量で第2制御部160に自車両Mを制御させる。動作制御部188は、自車両Mが第2強度領域PS2に滞在する場合には、第1制御量よりも制御度合が低い第2制御量で自車両Mを動作させる。ここで、第1制御量よりも制御度合が低い第2制御量で自車両Mを動作させると、自車両Mの挙動の変化、例えば、速度、加速度、舵角等の変化が小さくなり、例えば、挙動の変化により軌道は一致するが移動時間が長くなる。
動作制御部188は、自車両Mが第3強度領域PS3に滞在する場合には、第2制御部160に自車両Mを停止させる。動作制御部188は、自車両Mが第1強度領域PS1〜第3強度領域PS3のいずれかにあったとしても、駐車施設Pから退場しているときには、有効としていた仮想鍵を無効とする。
[自走駐車イベント−入庫時]
自走駐車制御部142は、例えば、通信装置20によって駐車場管理装置400から取得された情報に基づいて、自車両Mを駐車スペース内に駐車させる。図4は、自走駐車イベントが実行される場面を模式的に示している。図4に示すように、自車両Mは、手動運転または自動運転によって、ゲート300−inを通過して停止エリア310まで進行する。自車両Mは、停止エリア310で乗員を下した後、無人で自動運転を行い、駐車場PA内の駐車スペースPSまで移動する自走駐車イベントを開始する。自走駐車イベントの開始トリガは、例えば、乗員による何らかの操作であってもよいし、駐車場管理装置400から無線により所定の信号を受信したことであってもよい。自走駐車制御部142は、自走駐車イベントを開始する場合、通信装置20を制御して駐車リクエストを駐車場管理装置400に向けて発信する。そして、自車両Mは、停止エリア310から駐車場PAまで、駐車場管理装置400の誘導に従って、或いは自力でセンシングしながら移動する。
[自走駐車イベント−出庫時]
自走駐車制御部142および通信装置20は、自車両Mが駐車中も動作状態を維持している。自走駐車制御部142は、例えば、通信装置20が乗員の端末装置から迎車リクエストを受信した場合、自車両Mのシステムを起動させ、自車両Mを停止エリア310まで移動させる。この際に、自走駐車制御部142は、通信装置20を制御して駐車場管理装置400に発進リクエストを送信する。駐車場管理装置400の制御部420は、入庫時と同様に、複数の車両の位置関係に基づいて、同時に同じ位置に車両が進行しないように、必要に応じて特定の車両に停止・徐行などを指示する。停止エリア310まで自車両Mを移動させて乗員を乗せると自走駐車制御部142は動作を停止し、以降は手動運転、或いは別の機能部による自動運転が開始される。
なお、上記の説明に限らず、自走駐車制御部142は、通信に依らず、カメラ10、レーダ装置12、ファインダ14、または物体認識装置16による検出結果に基づいて空き状態の駐車スペースを自ら発見し、発見した駐車スペース内に自車両Mを駐車させてもよい。
[仮想鍵走行イベント]
仮想鍵制御装置180、仮想鍵走行制御部144、および通信装置20は、自車両Mが駐車施設Pの範囲内に入場した後、駐車施設Pから退場するまで、自車両Mが走行中でも駐車中でも作動状態を維持している。仮想鍵制御装置180は、例えば、通信装置20が駐車場管理装置400により送信される仮想鍵使用情報を受信した場合、自車両Mが停止中であれば自車両Mのシステムを起動させる。続いて、仮想鍵制御装置180は、駐車場管理装置400により送信される仮想鍵使用情報を受け付けた場合に、駐車場管理装置400により送信される操作指示に基づいて、自車両Mを制御する。例えば、仮想鍵制御装置180は、操作指示に含まれる移動経路に基づいて、仮想鍵走行制御部144に移動経路に基づく目標軌道を生成させる。第2制御部160は、仮想鍵走行制御部144によって生成された目標軌道を、予定の時刻通りに自車両Mが通過するように、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220を操作する操作情報を、走行駆動力出力装置200、ブレーキ装置210、およびステアリング装置220に出力する。このとき、自車両Mは、駐車場管理装置400の誘導に従って、或いは自力でセンシングしながら移動する。
[仮想鍵制御装置180によるドアロック装置250の制御]
仮想鍵制御装置180、ボディー系制御装置190、および通信装置20は、自車両Mが駐車施設Pに入場した後、駐車施設Pから退場するまで、自車両Mが走行中でも駐車中でも作動状態を維持している。仮想鍵制御装置180は、例えば、通信装置20が駐車場管理装置400により送信されるアンロック指示を含む操作指示を受信した場合に、ボディー系制御装置190にドアロック装置250を動作させて、自車両Mのドアをアンロックする。
次に、他装置が駐車場管理装置400である場合を例として、仮想鍵制御装置180および駐車場管理装置400において実行される処理について説明する。自車両Mに搭載される車両システム1は、駐車施設Pに入場すると、仮想鍵を発行して駐車場管理装置400に送信する。自車両Mは、駐車施設Pに入場した後、駐車施設Pから退場するまでの間、仮想鍵を送信された駐車場管理装置400には自車両Mを制御する仮権限が設定される。このため、駐車場管理装置400は、自車両Mを制御が可能な状態となる。駐車場管理装置400は、自車両Mを制御する場合には、自車両Mに仮想鍵使用情報を送信する。
まず、仮想鍵制御装置180における処理について説明する。図6は、仮想鍵制御装置180で実行される処理の一例を示すフローチャートである。仮想鍵制御装置180は、自車両Mが駐車施設Pに入場したか否かを判定する(ステップS101)。自車両Mが駐車施設Pに入場していないと判定した場合、仮想鍵制御装置180は、図6に示す処理を終了する。
自車両Mが駐車施設Pに入場したと判定した場合、鍵発行部182は、HMI30により、許可情報が送信されて、アンロック許可スイッチがONとなっているか否かを判定する(ステップS103)。アンロック許可スイッチがONとなっていると判定した場合、鍵発行部182は、仮想鍵に許可情報を付加する(ステップS105)。アンロック許可スイッチがONとなっていないと判定した場合、鍵発行部182は、そのままステップS107に進む。
続いて、鍵発行部182は、自車両Mに乗員が降車したか否かを判定する(ステップS107)。自車両Mに乗員が降車していないと判定した場合、鍵発行部182は、図6に示す処理を終了する。自車両Mに乗員が降車したと判定した場合、鍵発行部182は、仮想鍵を発行して、駐車場管理装置400に送信する(ステップS109)。駐車場管理装置400は、仮想鍵を受信することにより、自車両Mを制御する仮権限を取得する。仮権限を取得した駐車場管理装置400は、必要に応じて仮想鍵使用情報や操作指示を自車両Mに送信して自車両Mを制御する。自車両Mを制御するときの駐車場管理装置400における処理については、後に説明する。
続いて、鍵受付部184は、駐車場管理装置400により送信される仮想鍵使用情報を受信中であるかを判定する(ステップS111)。仮想鍵使用情報を受信中でないと判定した場合、鍵受付部184は、ステップS121の処理に進む。仮想鍵使用情報を受信中であると判定した場合、操作認識部186は、駐車場管理装置400により送信される起動指示を含む操作指示を受信したか否かを判定する(ステップS113)。
起動指示を含む操作指示を受信したと判定した場合、動作制御部188は、操作指示に含まれる移動経路に沿って自車両Mを移動させるための情報を第2制御部160に送信することにより、走行指示に基づいて、第2制御部160に自車両Mを制御させる(ステップS115)。走行指示に基づく自車両Mを制御については、後に説明する。続いて、動作制御部188は、ステップS121の処理に進む。
起動指示を含む操作指示を受信していないと判定した場合、操作認識部186は、アンロック指示を含む操作指示を受信したか否かを判定する(ステップS117)。アンロック指示を含む操作指示を受信していないと判定した場合、操作認識部186は、ステップS121の処理に進む。操作認識部186がアンロック指示を含む操作指示を受信したと判定した場合、動作制御部188は、ボディー系制御装置190にドアロック装置250を作動させて、ドアをアンロックさせる(ステップS119)。
続いて、動作制御部188は、自車両Mが駐車施設Pから退場したか、駐車場管理装置400との通信可能範囲から逸脱したか、またはユーザの出庫指示により、駐車スペースPSに駐車していた自車両が駐車スペースPSから退出したかの無効条件が成立したか否かを判定する(ステップS121)。自車両Mが駐車施設Pから退場せず、駐車場管理装置400との通信可能範囲から逸脱せず、ユーザの出庫指示により、駐車スペースPSに駐車していた自車両が駐車スペースPSから退出しておらず、無効条件が成立していないと判定した場合、動作制御部188は、ステップS111に戻る。自車両Mが駐車施設Pから退場したか、駐車場管理装置400との通信可能範囲から逸脱したか、またはユーザの出庫指示により、駐車スペースPSに駐車していた自車両が駐車スペースPSから退出して無効条件が成立したと判断した場合、動作制御部188は、仮想鍵を送信した駐車場管理装置400に無効情報を送信し(ステップS123)、仮想鍵を無効にする。こうして、仮想鍵制御装置180は、図6に示す処理を終了する。
次に、操作指示に含まれる走行指示に基づく自車両Mを制御について、図7を参照して説明する。走行指示を含む操作指示を受信した動作制御部188は、車両センサ40に含まれる電波強度センサにより出力される電波強度が第1強度であるか否かを判定する(ステップS151)。電波強度センサにより出力される電波強度が第1強度であると判定した場合、動作制御部188は、第2制御部160に対して第1制御量で自車両Mを走行させる制御をさせる(ステップS153)。
電波強度センサにより出力される電波強度が第1強度でないと判定した場合、動作制御部188は、電波強度センサにより出力される電波強度が第2強度であるか否かを判定する(ステップS155)。電波強度センサにより出力される電波強度が第2強度であると判定した場合、動作制御部188は、第2制御部160に対して第2制御量で自車両Mを走行させる制御をさせる(ステップS157)。
続いて、動作制御部188は、操作指示に含まれる移動経路の最終地点に自車両Mが到達したか否かを判定する(ステップS159)。操作指示に含まれる移動経路の最終地点に自車両Mが到達したと判定した場合、動作制御部188は、第2制御部160に自車両Mを停止させる制御を行わせ(ステップS161)、図7に示す処理を終了する。
操作指示に含まれる移動経路の最終地点に自車両Mが到達していないと判定した場合、動作制御部188は、自車両Mが駐車施設を退場したか否かを判定する(ステップS163)。自車両Mが駐車施設を退場したと判定した場合、動作制御部188は、仮想鍵を送信した駐車場管理装置400に無効情報を送信し(ステップS165)、仮想鍵を無効にする。その後、動作制御部188は、第2制御部160に自車両Mを停止させる制御を行わせ(S161)、図7に示す処理を終了する。ステップS159において、自車両Mが駐車施設を退場していないと判定した場合、動作制御部188は、ステップS151に戻る。
ステップS155において、電波強度センサにより出力される電波強度が第2強度でないと判定した場合、動作制御部188は、自車両Mが走行中であるか否かを判定する(ステップS167)。自車両Mが走行中でないと判定した場合、動作制御部188は、そのまま図7に示処理を終了する。自車両Mが走行中であるないと判定した場合、仮想鍵走行制御部144は、第2制御部160に自車両Mを停止させる制御を行わせ(ステップS161)、図7に示す処理を終了する。
続いて、駐車場管理装置400における処理について説明する。図8は、駐車場管理装置400で実行される処理の一例を示すフローチャートである。図8に示すように、生成部440は、自車両Mにより送信される仮想鍵を受信したか否かを判定する(ステップS201)。仮想鍵を受信していないと判定した場合、生成部440は、図8示す処理を終了する。
仮想鍵を受信したと判定した場合、生成部440は、自車両Mに仮想鍵使用情報を送信する(ステップS203)。生成部440は、自車両Mをアンロックする必要が生じてアンロック要請を取得したか否かを判定する(ステップS205)。アンロック要請を取得していないと判定した場合、生成部440は、そのままステップS211の処理に進む。
アンロック要請を取得したと判定した場合、生成部440は、ステップS201で受信した仮想鍵に許可情報が含まれているか否かを判定する(ステップS207)。許可情報が含まれていると判定した場合、ユーザは、駐車場管理装置400に自車両Mのアンロックを許可しており、駐車場管理装置400には、自車両Mのドアをアンロックする仮権限が設定されているので、生成部440は、アンロック指示を含む操作指示を生成する(ステップS209)。
ステップS201で受信した仮想鍵に許可情報が含まれていないと判定した場合、ユーザは、駐車場管理装置400にアンロックを許可しておらず、駐車場管理装置400には、自車両Mのドアをアンロックする仮権限が設定されていない。このため、生成部440は、アンロックの要請にかかわらず、アンロック指示を含む操作指示を生成することなく、ステップS211に進む。したがって、駐車場管理装置400は、ユーザの許可がない状態で自車両Mのアンロックを行うことができず、ユーザの許可をもって自車両Mのアンロックを行うことができるようにされている。
続いて、生成部440は、自車両Mを移動させる必要が生じて車両移動要請を取得したか否かを判定する(ステップS211)。車両移動要請を取得したと判定した場合、生成部440は、自車両Mのシステムを起動させる起動指示を含む操作指示を生成する(ステップS213)。
続いて、生成部440は、自車両Mを移動させる必要が生じた状況に応じて、自車両Mの移動経路を生成する(ステップS215)。続いて、生成部440は、生成した移動経路を含めて、走行指示を含む操作指示を生成する。(ステップS217)。
続いて、生成部440は、生成した操作指示があるか否かを判定する(ステップS219)。また、ステップS211において、車両移動要請を取得していないと判定した場合、生成部440は、生成した操作指示があるか否かを判定する(ステップS219)。生成した操作指示があると判定した場合、生成部440は、生成した操作指示を自車両Mに送信する(ステップS221)。生成した操作指示がないと判定した場合、生成部440は、そのままステップS223に進む。
続いて、生成部440は、自車両Mにより送信される無効情報を受信したか否かを判定する(ステップS223)。無効情報を受信していないと判定した場合、生成部440は、ステップS205に戻る。無効情報を受信したと判定した場合、生成部440は、受信した仮想鍵を無効にする(ステップS225)。その後、駐車場管理装置400は、図8に示す処理を終了する。
以上説明したように、実施形態の仮想鍵制御装置180は、仮想鍵を発行し、他装置、例えば駐車場管理装置400に送信し、他装置によって車両を制御する仮権限を設定する。このため、例えば車両を駐車中に、駐車場や車両に不都合が生じて車両の移動などの制御が要求される場合に、近隣にユーザがいなくても、駐車場管理装置400によって車両を制御することができる。したがって、近隣にユーザがいない場合でも、仮権限を設定することで駐車施設や車両に生じた不都合を解消することができる。
なお、上記の実施形態では、他装置は駐車場管理装置400であるが、他装置は、駐車場管理装置以外の装置、例えばユーザや駐車場の管理者または係員等が所有する携帯端末装置などでもよい。また、他装置が携帯端末装置である場合、通信部は、Wi−Fi網などを利用する通信装置でもよいし、NFC(Near Field Communication)などの近距離通信で車両と通信を行う通信装置でもよい。他装置が携帯端末装置である場合、車両により送信される仮想鍵は、車両から直接送信されるものでもよいし、駐車場管理装置などを介して送信されるものでもよい。
具体的な一例としては、例えば、他装置が、駐車場の係員が所有する携帯端末装置である場合、自車両Mは、駐車場管理装置400に仮想鍵を送信し、駐車場管理装置400は、受信した仮想鍵を携帯端末装置に送信するようにしてもよい。この場合、駐車場の係員は、携帯端末装置によって自車両Mの制御を行うようにすればよい。駐車場管理装置400と携帯端末装置との間の通信は、Wi−Fi網等を利用してもよいし、近距離通信を利用してもよい。
具体的な他の一例としては、例えば、他装置が、駐車場の係員が所有する携帯端末装置である場合、自車両Mは、携帯端末装置に直接仮想鍵を送信するようにしてもよい。この場合、駐車場の係員は、携帯端末装置によって自車両Mの制御を行うようにすればよい。自車両Mと携帯端末装置との間の通信は、Wi−Fi網等を利用してもよいし、近距離通信を利用してもよい。
また、上記の実施形態では、駐車場管理装置400に仮想鍵が送信された場合、駐車場管理装置400が仮想鍵使用情報を送信して行う自車両Mの制御は、仮想鍵制御装置180の制御による自動運転制御装置100の制御で行われていたが、他の態様で行われてもよい。例えば、自車両Mの走行に関しては、仮想鍵制御装置180が直接制御できるようにしてもよいし、自動運転制御装置100の制御によらず、例えば駐車場の係員による手動運転で行うようにしてもよい。係員による手動運転を行う場合、例えば、仮想鍵制御装置180が直接または自動運転制御装置100等を介して自車両Mのシステムを起動させる情報を走行駆動力出力装置200に送信して、自車両Mのシステムを起動させるようにしてもよい。
また、上記の実施形態では、仮想鍵に許可情報が付加されてない場合には、駐車場管理装置400は、自車両Mのドアをアンロックできないようにされているが、許可情報の有無にかかわらず、駐車場管理装置400は、自車両Mのドアをアンロックできるようにしてもよい。また、仮想鍵に許可情報が付加されてない場合において、駐車場管理装置400が自車両Mのドアをアンロックしたい場合に、例えば、ユーザが所有する携帯端末装置に、駐車場管理装置400が許可要求情報を送信するようにしてもよい。この場合、ユーザが許可要求情報に応えて許可情報を駐車場管理装置400に送信した場合に、駐車場管理装置400は、自車両Mのドアをアンロックできるようにしてもよい。
[ハードウェア構成]
図9は、実施形態の仮想鍵制御装置180のハードウェア構成の一例を示す図である。図示するように、仮想鍵制御装置180は、通信コントローラ180−1、CPU180−2、ワーキングメモリとして使用されるRAM(Random Access Memory)180−3、ブートプログラムなどを格納するROM(Read Only Memory)180−4、フラッシュメモリやHDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置180−5、ドライブ装置180−6などが、内部バスあるいは専用通信線によって相互に接続された構成となっている。通信コントローラ180−1は、仮想鍵制御装置180以外の構成要素との通信を行う。記憶装置180−5には、CPU180−2が実行するプログラム180−5aが格納されている。このプログラムは、DMA(Direct Memory Access)コントローラ(不図示)などによってRAM180−3に展開されて、CPU180−2によって実行される。これによって、鍵発行部182、鍵受付部184、操作認識部186、動作制御部188のうち一部または全部が実現される。
上記説明した実施形態は、以下のように表現することができる。
プログラムを記憶した記憶装置と、
ハードウェアプロセッサと、を備え、
前記ハードウェアプロセッサが前記記憶装置に記憶されたプログラムを実行することにより、
他装置と通信して、駐車施設の範囲内で前記車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信し、
前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる、
ように構成されている、車両制御装置。
以上、本発明を実施するための形態について実施形態を用いて説明したが、本発明はこうした実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
1…車両システム
10…カメラ
12…レーダ装置
14…ファインダ
16…物体認識装置
20…通信装置
40…車両センサ
30…HMI
50…ナビゲーション装置
60…MPU
80…運転操作子
100…自動運転制御装置
120…第1制御部
130…認識部
132…駐車スペース認識部
140…行動計画生成部
142…自走駐車制御部
144…仮想鍵走行制御部
160…第2制御部
162…取得部
164…速度制御部
166…操舵制御部
180…仮想鍵制御装置
182…鍵発行部
184…鍵受付部
186…操作認識部
188…動作制御部
190…ボディー系制御装置
200…走行駆動力出力装置
210…ブレーキ装置
220…ステアリング装置
250…ドアロック装置
310…停止エリア
320…乗降エリア
400…駐車場管理装置
410…通信部
420…制御部
430…記憶部
440…生成部
M…自車両
PA…駐車場
PS…駐車スペース

Claims (11)

  1. 他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御による車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信する鍵発行部と、
    前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる動作制御部と、
    を備える車両制御装置。
  2. 前記車両の操作は、前記車両のシステム起動および走行を指示する操作を含む、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記鍵発行部は、前記車両が前記駐車施設に入場した後、前記車両のユーザが前記車両から降車するまでの間に、前記他装置に前記仮想鍵を送信する、
    請求項1または2に記載の車両制御装置。
  4. 前記動作制御部は、前記車両が前記駐車施設から退場した場合に、前記仮想鍵を無効とする、
    請求項1から3のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記動作制御部は、前記駐車施設における駐車スペースに駐車された前記車両が、前記車両のユーザの出庫指示に基づいて前記駐車スペースから退出した場合に、前記仮想鍵を無効とする、
    請求項1から4のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
  6. 前記動作制御部は、前記車両が前記駐車施設に設けられた通信装置の通信可能範囲を逸脱した場合に、前記仮想鍵を無効とする、
    請求項1から5のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
  7. 前記動作制御部は、前記通信部と前記他装置との間の通信強度に応じて、前記車両の動作を調整する、
    請求項1から6のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
  8. 前記動作制御部は、前記通信強度が第1強度以上の場合には前記車両の操作に応じた動作を前記車両に行わせ、
    前記通信強度が第1強度未満第2強度以上の場合には、前記通信強度が前記第1強度以上であるときの前記車両の動作よりも制御度合の低い動作を前記車両に行わせ、
    前記通信強度が前記第2強度未満である場合には前記車両を停止させる、
    請求項7に記載の車両制御装置。
  9. 前記鍵発行部は、ユーザの許可に応じて、前記車両の操作に前記車両のドアのアンロックを指示する操作を含める、
    請求項1から8のうちいずれか1項に記載の車両制御装置。
  10. コンピュータが、
    他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御による車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信し、
    前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる、
    車両制御方法。
  11. コンピュータに、
    他装置と通信する通信部を用いて、自動バレーパーキング制御中による車両の操作を可能とする仮想鍵を前記他装置に送信させ、
    前記通信部により、前記仮想鍵の使用情報が受信された場合に、前記車両の操作情報に基づいて、前記車両を動作させる処理を行わせる、
    プログラム。
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