JP2020184708A - 制御サーバ、車両及び遠隔制御システム - Google Patents

制御サーバ、車両及び遠隔制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】バッテリからの電力消費を抑えつつ、乗車前に、車室内の空気調節を行うこと。【解決手段】ユーザ端末(3)からの指示に応じて車両(1)に搭載されるエアコンシステムの作動を制御する制御サーバ(2)であって、現在時刻を計時する計時部(24)と、ユーザ端末から車両に対する遠隔操作に関する情報を受信する通信部(22)と、遠隔操作に関する情報に基づいて、エアコンシステムの遠隔操作指示時刻を演算すると共に、車両に対する遠隔操作指令を生成する制御部(21)と、遠隔操作指示時刻になると、遠隔操作指令を車両に対して送信する通信部(22)と、を備える構成とした。【選択図】図1

Description

本発明は、制御サーバ、車両及び遠隔制御システムに関する。
従来、車両内に設けられるエアコンシステムを乗車前に作動させ、実際の乗車時に車室内に快適な運転環境を提供する技術が提案されている。例えば、特許文献1では、予め設定した時刻にエアコンシステムの作動を指示するタイマ装置を設け、乗車前に車室内の空気調節を行うことが提案されている。タイマ装置に対するエアコンシステムの作動時刻の設定は、ユーザによるリモコン操作等によって行われる。タイマ装置を利用することにより、所定の設定時刻に車室内の空気調節を行うことができる。
特開平8−268036号公報
上述した特許文献1に記載の技術においては、乗車時刻が決まっているような場合に車室内に快適な運転環境を確保することができる。しかしながら、ユーザの予定変更に伴い、タイマ装置に設定したエアコンシステムの作動時刻が変更される場合には、リモコン操作により作動時刻を再設定する必要が生じ、車両とリモコンとの間の通信回数が増加してしまう。この結果、車両内に搭載されるバッテリの電力が消費されるという問題がある。
また、車両内に設けられるタイマ装置によってエアコンシステムの作動時刻を管理することから、タイマ装置で現在時刻を正確に維持する制御が必要となる。例えば、タイマ装置に現在時刻を設定する制御やタイマ装置で計時する現在時刻を補正する制御などが必要となる。このため、これらの制御の実行に伴い、車両内に設けられるバッテリから電力が消費されるという問題がある。
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、バッテリからの電力消費を抑えつつ、乗車前に、車室内の空気調節を行うことができる制御サーバ、車両及び遠隔制御システムを提供することを目的の一つとする。
本発明の制御サーバの一態様は、ユーザ端末からの指示に応じて車両に搭載されるエアコンシステムの作動を制御する制御サーバであって、現在時刻を計時する計時部と、前記ユーザ端末から前記車両に対する遠隔操作に関する情報を受信する受信部と、前記遠隔操作に関する情報に基づいて、前記エアコンシステムの遠隔操作指示時刻を演算すると共に、前記車両に対する遠隔操作指令を生成する制御部と、前記遠隔操作指示時刻になると、前記遠隔操作指令を前記車両に対して送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バッテリからの電力消費を抑えつつ、乗車前に、車室内の空気調節を行うことができる。
本実施の形態に係る遠隔制御システムのシステム構成図である。 本実施の形態に係る遠隔制御システムにて車両を遠隔操作(予約空調)する際の動作を説明するためのシーケンス図である。 車両を遠隔操作する際の制御サーバの動作を説明するためのフロー図である。 制御サーバから遠隔操作される際の車両の動作を説明するためのフロー図である。 本実施の形態に係る車両が利用する空調駆動時間マップの説明図である。
以下、本発明の各実施形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る遠隔制御システムにおいては、車両に搭載されるエアコンシステムを遠隔的に操作するものである。より具体的には、これらのエアコンシステムの作動を遠隔操作により予約するものである。
図1は、本実施の形態に係る制御サーバ2を有する遠隔制御システム100のシステム構成図である。なお、図1においては、本発明の説明に必要な構成のみを示している。本遠隔制御システム100の構成については、図1に示す内容に限定されず、適宜変更が可能である。
図1に示すように、本実施の形態に係る遠隔制御システム100は、車両1と、車両1に搭載されたエアコンシステムを遠隔操作する制御サーバ2と、車両1のユーザが所有するユーザ端末3とを含んで構成される。遠隔制御システム100では、これらの車両1、制御サーバ2及びユーザ端末3をインターネット等の通信回線網4を介して互いに通信可能とし、ユーザ端末3のユーザに各種サービスを提供するように構成されている。
車両1には、車両の状態を制御する複数の電子制御装置(ECU)が設けられている。例えば、車両1には、オートエアコン(エアコン)11aを制御するための制御部の一例を構成する空気調節ECU(以下、「空調ECU」という)11と、バッテリ12aを充電するための充電ECU12とが設けられている。これらの空調ECU11及び充電ECU12は、CAN(Controller Area Network)13に接続され、このCAN13を介して各種信号を送受信できるように構成されている。
空調ECU11は、マイコンを主要部として構成される。空調ECU11には、エアコン11aと、車室内の温度を検出する車室内温度センサ11bと、外気温度を検出する外気温度センサ11cとが接続されている。車室内温度センサ11b及び外気温度センサ11cは取得部の一例を構成し、これらが検出(取得)する車室内の温度や外気温度は環境情報の一例を構成する。空調ECU11は、これらの車室内温度センサ11b及び外気温度センサ11cの検出温度と、ユーザから設定された設定温度とに基づいてエアコン11aにより車室内の空調制御を行う。例えば、空調ECU11と、これに接続されたエアコン11a、車室内温度センサ11b及び外気温度センサ11cとによりエアコンシステムが構成されるが、これに限定されない。詳細について後述するように、空調ECU11は、エアコンシステムの駆動開始時期(空調開始時期)を演算可能に構成されている。
充電ECU12は、マイコンを主要部として構成される。充電ECU12には、図示しない受電口からバッテリ12aへの充電路に設けられる充電器12bが接続されている。充電ECU12は、受電口に充電用ケーブルが接続された状態で充電器12bを作動させることにより、家庭用コンセント又は図示しない給電装置からバッテリ12aの充電制御を行う。例えば、充電ECU12と、これに接続されたバッテリ12a及び充電器12bとによりバッテリ充電システムが構成されるが、これに限定されない。
CAN13には、主制御部14、外部通信部15、近距離通信部16及びタイマ17が接続されている。主制御部14は、CAN13を介して空調ECU11や充電ECU12等とでデータ通信して制御情報を取得し、或いは、空調ECU11や充電ECU12等に指令を出力する。外部通信部15は、受信部の一例を構成するものであり、通信回線網4を介して制御サーバ2と各種情報の送受信を行う。近距離通信部16は、ユーザ端末3と近距離無線通信を行う。本実施の形態において、近距離通信部16は、その通信方式として、Bluetooth(登録商標)を用いるが、Wi−Fiなどの他の通信方式を採用してもよい。タイマ17は、タイマ部の一例を構成するものであり、特定のタイミングからの経過時間を計時し、現在時刻を計時する機能を有していない。タイマ17は、後述する空調待機時間をカウントダウンする。
本実施形態における車両1は、バッテリ12aの電力で走行用モータを駆動する電気自動車(EV)、或いは、走行用モータと内燃機関とを備え走行用モータの電源となるバッテリを外部充電可能なプラグイン式ハイブリッド自動車など、外部電源によりバッテリ充電可能なプラグイン式電動車両で構成される。しかしながら、本実施の形態に係る遠隔制御システム100に適用できる車両は、走行用モータを備えず、内燃機関により走行する車両であってもよい。
制御サーバ2は、ユーザ端末3から送信される情報を利用して車両1の遠隔操作を行うと共に、ユーザ端末3に遠隔操作に伴う情報を提供する。制御サーバ2は、サーバ全体を制御する制御部21と、制御部21に接続された通信部22、記憶部23及び計時部24を含んで構成される。制御サーバ2の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。
制御部21は、遠隔操作指示時刻演算部211及び遠隔操作指令生成部212を有している。遠隔操作指示時刻演算部211は、車両1に対して遠隔操作を指示する時刻(以下、適宜「遠隔操作指示時刻」という)を演算する。遠隔操作指令生成部212は、車両1に対する遠隔操作を実行するための指令(以下、適宜「遠隔操作指令」という)を生成する。なお、これらの遠隔操作指示時刻演算部211及び遠隔操作指令生成部212の処理の詳細については後述する。
通信部22は、受信部及び送信部の一例を構成するものであり、通信回線網4を介して車両1及びユーザ端末3と各種情報の送受信を行う。例えば、通信部22は、ユーザ端末3から車両1に対する遠隔操作に関する情報を受信する。また、通信部22は、車両1に対して遠隔操作指令を送信する。記憶部23は、通信部22を介して受信した車両1に関する情報や、車両1に対する遠隔操作に関する情報を記憶する。計時部24は、例えば、リアルタイムクロック回路で構成され、制御サーバ2が設置された場所における現在時刻を計時する。
ユーザ端末3は、例えば、スマートフォンや携帯電話などで構成される。ユーザ端末3は、端末全体を制御する制御部31と、制御部31に接続された外部通信部32、表示部33、記憶部34、入力部35及び近距離通信部36を含んで構成される。ユーザ端末3の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。ユーザ端末3は、電話機能、メール機能、インターネットと接続する機能、各種のアプリケーションプログラムを実行する機能に加え、制御サーバ2と接続して各種の情報や指令を授受する機能を備えている。
外部通信部32は、通信回線網4を介して制御サーバ2と各種情報の送受信を行う。例えば、外部通信部32は、後述する空調予約情報を制御サーバ2に送信する一方、制御サーバ2から空調開始や空調完了などの通知を受信する。表示部33は、ユーザ端末3を制御するための各種情報を表示する。例えば、表示部33には、後述する空調予約情報入力画面が表示される。
記憶部34は、ユーザ端末3を制御するためのプログラムや、外部通信部32を介して受信した情報を記憶する。例えば、記憶部34には、後述する予約空調アプリケーションを実行するための情報や、これらのアプリケーションを介して指定された情報が記憶される。
入力部35は、ユーザ端末3のユーザからの指示の入力を受け付ける。例えば、入力部35は、タッチパネルで構成される。入力部35は、後述する空調予約情報の入力を受け付ける。近距離通信部36は、車両1と近距離無線通信を行う。本実施の形態において、近距離通信部36は、車両1の近距離通信部16と同様に、通信方式として、Bluetooth(登録商標)を用いるが、Wi−Fiなどの他の通信方式を採用してもよい。
次に、このような構成を有する遠隔制御システム100にて車両1を遠隔操作する際の動作の一例について、図2を参照して説明する。図2は、本実施の形態に係る遠隔制御システム100にて車両1を遠隔操作する際の動作を説明するためのシーケンス図である。図2においては、車両1のエアコンシステムを制御サーバ2で遠隔操作することで乗車前に空気調節(空調)を予約する際の動作について説明する。以下においては、適宜、乗車前における空調の予約を「予約空調」とよぶ。
遠隔制御システム100にて車両1の予約空調を実行する場合、ユーザの指示の下、ユーザ端末3にて予約空調アプリケーションが起動される。ここで、予約空調アプリケーションとは、ユーザ端末3から車両1に対して予約空調を実行する際に情報入力等に利用されるアプリケーションである。例えば、予約空調アプリケーションは、通信回線網4上に接続された図示しないアプリケーションサーバからダウンロード可能に構成される。
予約空調アプリケーションが起動されると、表示部33に空調予約情報入力画面が表示される。例えば、空調予約情報入力画面は、予約空調のための情報として、出発予定時刻、空調設定温度(目標空調温度)及び空調実施時間(継続運転時間)が入力可能に構成される。なお、ユーザ端末3から予約空調のための情報として入力される内容は、これらに限定されない。エアコンシステムにおける空調の延長の可否(許否)を示す情報(延長可否情報)を入力可能としてもよい。これらの予約空調のための情報は、車両1に対する遠隔操作に関する情報の一例を構成する。
出発予定時刻等が入力された後、制御サーバ2への送信ボタンが選択されると、制御サーバ2に対して空調予約情報が送信される(ST201)。空調予約情報には、空調予約情報入力画面で指定された出発予定時刻等の情報が含まれる。なお、上述した延長可否情報が予約空調のための情報として指定される場合、この延長可否情報も空調予約情報に含まれる。
ユーザ端末3から空調予約情報を受信すると、制御サーバ2では、車両1に対して遠隔操作を指示する時刻(遠隔操作指示時刻)を演算する処理(遠隔操作指示時刻演算処理)が行われる(ST202)。この遠隔操作指示時刻演算処理は、制御部21の遠隔操作指示時刻演算部211により行われる。遠隔操作指示時刻演算処理では、空調予約情報で指定された出発予定時刻から、予め定められた最大空調時間に基づいて遠隔操作を指示すべき時刻が演算される。
ここで、最大空調時間は、設計変数として適宜定められる時間で構成される。最大空調時間としては、どのような環境下であっても、車室内の温度を目標空調温度に設定することができる時間が想定される。一例を挙げると、最大空調時間は、どのような高温状態であっても、最低となる目標設定温度に空調が可能な時間が設定される。例えば、最大空調時間は2時間に設定されるが、これに限定されない。ST202では、空調予約情報に含まれる出発予定時刻から最大空調時間(例えば、2時間)を遡った時刻が遠隔操作指示時刻として演算される。
また、制御サーバ2では、車両1に対する遠隔操作の指令を生成する処理(遠隔操作指令生成処理)が行われる(ST203)。この遠隔操作指令生成処理は、制御部21の遠隔操作指令生成部212で行われる。遠隔操作指令生成処理では、空調予約情報で指定された出発予定時刻や空調設定温度等に基づいて、車両1に対する遠隔操作の指令の内容が生成される。
遠隔操作指令生成処理により遠隔操作の指令内容が生成された後、計時部24で計時している現在時刻が遠隔操作指示時刻になると、制御サーバ2から車両1に対して遠隔操作指令が出力される(ST204)。遠隔操作指令には、遠隔操作指令生成処理で生成された遠隔操作指令情報(空調指令情報)が含まれる。
制御サーバ2から遠隔操作指令を受信すると、車両1にて、エアコン11aの作動開始時期を演算する処理(空調開始時期演算処理)が行われる(ST205)。この空調開始時期演算処理は、空調ECU11により行われる。空調開始時期演算処理では、遠隔操作指示に含まれる出発予定時刻や空調設定温度等からエアコン11aの駆動を開始すべき時期(以下、適宜「空調開始時期」という)が演算される。
空調開始時期演算処理では、ST204における遠隔操作指令の受信時刻からの待機時間(空調待機時間)を算出することで、エアコン11aの駆動開始時期を求める。この空調待機時間がタイマ17におけるタイマ値として設定される。タイマ値の設定を受けると、タイマ17は、タイマ値のカウントダウンを開始する。タイマ値が0になると、空調ECU11によりエアコン11aが駆動される(ST206:空調駆動)。エアコン11aが駆動されると、車両1から制御サーバ2に対して空調駆動開始情報が出力される(ST207)。空調駆動開始情報には、遠隔操作の指令内容に応じてエアコン11aが駆動されたことを示す情報が含まれる。
車両1から空調駆動開始情報を受信すると、制御サーバ2からユーザ端末3に対して空調開始通知が出力される(ST208)。空調開始通知には、車両1にて空調が開始されたことを示す情報が含まれる。空調開始通知を受信することにより、ユーザ端末3のユーザは、空調予約情報で指定した通りに車両1にて空調が実行されていることを把握することができる。
車両1にて、エアコン11aが駆動された後、空調実施時間が経過すると、制御サーバ2に対して空調完了を示す空調完了情報が送信される(ST209)。空調完了情報は、外部通信部15から通信回線網4を介して制御サーバ2に送信される。
車両1から空調完了情報を受信すると、制御サーバ2からユーザ端末3に対して空調完了通知が出力される(ST210)。空調完了通知には、車両1にて空調が完了したことを示す情報が含まれる。空調完了通知を受信することにより、ユーザ端末3のユーザは、空調予約情報で指定した車両1の空調が完了したことを把握することができる。
なお、空調予約情報に、空調の延長を許容する延長可否情報が指定されている場合であって、空調実施時間が経過したにも関わらず空調設定温度(目標空調温度)に到達していない場合には、ST209にて、車両1から制御サーバ2に対して空調延長情報(延長情報)が送信される。空調延長情報が送信される場合には、これに限定されない。空調の延長を許容する延長可否情報が指定されている場合であって、設定された出発時間に到達したにも関わらずユーザが乗車しない場合に空調延長情報を送信するようにしてもよい。この空調延長情報には、空調が延長されたことを示す情報が含まれる。
車両1から延長情報を受信すると、ST210にて、制御サーバ2からユーザ端末3に対して空調延長通知(延長通知)が出力される。空調延長通知には、車両1にて空調が延長されたことを示す情報が含まれる。空調延長通知を受信することにより、ユーザ端末3のユーザは、空調予約情報で指定した車両1の空調が延長されたことを把握することができる。
ST209にて空調が延長された場合であって、空調の延長が許容される空調延長時間が経過した場合には、車両1から制御サーバ2に対して延長空調完了を示す延長終了情報が送信される(ST211)。延長終了情報には、延長された空調が終了したことを示す情報が含まれる。
車両1から延長終了情報を受信すると、制御サーバ2からユーザ端末3に対して空調延長終了通知(延長終了通知)が出力される(ST212)。延長終了通知には、車両1にて延長した空調が終了したことを示す情報が含まれる。延長終了通知を受信することにより、ユーザ端末3のユーザは、車両1にて延長された空調が終了したことを把握することができる。
ここで、図2に示すシーケンスにおける制御サーバ2及び車両1の動作の一例について、それぞれ図3及び図4を参照して説明する。図3は、遠隔操作により予約空調を実行する際の制御サーバ2の動作を説明するためのフロー図である。図4は、制御サーバ2から遠隔操作により予約空調が実行される際の車両1の動作を説明するためのフロー図である。
図3に示すように、制御サーバ2は、待機状態において、ユーザ端末3から空調予約情報を受信するか監視している(ST301)。制御サーバ2において、制御部21は、通信部22を介してユーザ端末3から空調予約情報を受信するか監視している。ユーザ端末3から空調予約情報を受信しない場合(ST301:No)、制御部21は、ST301の監視動作を継続する。
通信部22を介して空調予約情報を受信すると(ST301:Yes)、制御部21は、空調予約情報を記憶部23に保存する。ユーザ端末3からは、例えば、出発予定時刻、空調設定温度及び空調実施時間が空調予約情報として送信される。記憶部23には、ユーザ端末3の識別情報と共に、これらの空調予約情報が保存される。
空調予約情報が保存された後、遠隔操作指示時刻演算部211は、遠隔操作指示時刻演算処理を行う(ST302)。ここでは、車両1に対する遠隔操作を指示する時刻(以下、適宜「遠隔操作指示時刻」)が演算される。遠隔操作指示時刻演算部211は、空調予約情報に含まれる出発予定時刻に基づいて遠隔操作指示時刻を演算する。
遠隔操作指示時刻演算部211は、出発予定時刻から、予め定められた最大空調時間だけ遡って遠隔操作指示時刻を演算する。例えば、予め最大空調時間が2時間に設定されている場合において、空調予約情報に含まれる出発予定時刻が12時であると、遠隔操作指示時刻演算部211は、12時から2時間遡って、遠隔操作指示時刻を10時と演算する。
遠隔操作指示時刻演算部211は、遠隔操作指示時刻の演算を完了すると、その旨を遠隔操作指令生成部212に通知すると共に、演算した遠隔操作指示時刻を空調予約情報に対応づけて記憶部23に保存する。遠隔操作指令生成部212は、この通知を受けると、車両1に対する遠隔操作指令(空調指令)を生成する(ST303)。遠隔操作指令生成部212は、記憶部23に保存された空調予約情報及び遠隔操作指示時刻に基づいて遠隔操作指令を生成する。遠隔操作指令生成部212は、生成した遠隔操作指令を空調予約情報に対応づけて記憶部23に保存する。
そして、制御部21(例えば、遠隔操作指令生成部212)は、計時部24が計時する現在時刻が、演算した遠隔操作指示時刻に到達するかを判定する(ST304)。現在時刻が遠隔操作指示時刻に到達していない場合には(ST304:No)、制御部21は、現在時刻が遠隔操作指示時刻に到達するまでST304の監視動作を継続する。
一方、現在時刻が遠隔操作指示時刻に到達した場合には(ST304:Yes)、遠隔操作指令生成部212は、車両1に対して遠隔操作を指示する(ST305)。より具体的には、遠隔操作指令生成部212は、記憶部23から遠隔操作指令を呼び出して車両1に送信することで、車両1に対して遠隔操作を指示する。例えば、遠隔操作指令には、出発予定時刻、空調設定温度、空調実施時間及び空調延長可否が含まれる。
ST305で遠隔操作を指示した後、制御部21は、通信部22を介して車両1から空調駆動開始情報(駆動開始情報)を受信するか判定する(ST306)。上述したように、空調駆動開始情報は、車両1にて空調の駆動開始を示す情報である。車両1から空調駆動開始情報を受信しない場合(ST306:No)、制御部21は、ST306の監視動作を継続する。
空調駆動開始情報を受信すると(ST306:Yes)、制御部21(例えば、遠隔操作指令生成部212)は、ユーザ端末3に対して空調開始を通知する(ST307)。制御部21は、記憶部23に保存された遠隔操作指令に基づいて空調開始通知情報を生成し、ユーザ端末3に送信することで、ユーザ端末3に対して空調開始を通知する。例えば、空調開始通知情報には、出発予定時刻、空調設定温度、空調実施時間及び空調延長可否が含まれる。
ST307で空調開始を通知した後、制御部21は、通信部22を介して車両1から空調完了情報を受信するか判定する(ST308)。車両1から空調完了情報を受信しない場合(ST308:No)、制御部21は、ST308の監視動作を継続する。
空調完了情報を受信すると(ST308:Yes)、制御部21(例えば、遠隔操作指令生成部212)は、ユーザ端末3に対して空調完了を通知する(ST309)。制御部21は、記憶部23に保存された遠隔操作指令に基づいて空調完了通知情報を生成し、ユーザ端末3に送信することで、ユーザ端末3に対して空調完了を通知する。このようにして遠隔操作により予約空調を実行する際の制御サーバ2の一連の動作が終了する。
一方、車両1は、図4に示すように、待機状態において、制御サーバ2から遠隔操作指令を受信するか監視している(ST401)。車両1において、主制御部14は、外部通信部15を介して制御サーバ2から遠隔操作指令を受信するか監視している。制御サーバ2から遠隔操作指令を受信しない場合(ST401:No)、主制御部14は、ST401の監視動作を継続する。
外部通信部15を介して遠隔操作指令を受信すると(ST401:Yes)、空調ECU11は、車両1の周辺の環境情報を取得する(ST402)。より具体的にいうと、空調ECU11は、車室内温度センサ11b及び外気温度センサ11cから、環境情報として車両1の車室内温度及び外気温度を取得する。なお、環境情報の取得方法については、これに限定されない。
環境情報を取得した後、空調ECU11は、エアコン11aの空調開始時期演算処理を行う(ST403)。空調ECU11は、遠隔操作指令に含まれる出発予定時刻、空調設定温度、並びに、ST402で取得した車室内温度及び外気温度に基づいて空調開始時期を演算する。ここで、空調ECU11は、空調駆動時間マップを参照して空調開始時期を演算する。例えば、空調駆動時間マップは、空調ECU11に保持されるが、空調ECU11の外部の構成要素で保持してもよい。
ここで、空調開始時期演算処理で利用される空調駆動時間マップの一例について説明する。図5は、本実施の形態に係る車両1が利用する空調駆動時間マップの説明図である。図5に示すように、空調駆動時間マップにおいては、横軸に車室内温度を設定し、縦軸に外気温度を設定してエアコン11aの駆動時間が空調設定温度(目標空調温度)毎に保持されている。このような空調駆動時間マップを参考にして、空調ECU11は、空調設定温度、外気温度及び車室内温度に応じてエアコン11aの駆動時間(空調駆動時間)を演算する。
空調駆動時間を演算した後、空調ECU11は、最大空調時間から空調駆動時間を減算することで空調待機時間を算出する。空調ECU11は、制御サーバ2から遠隔操作指令を受信した時刻から空調待機時間が経過したタイミングを、空調開始時期として求める。この空調待機時間の経過を検出すべく、空調ECU11は、空調待機時間をタイマ値としてタイマ17に設定する(ST404)。
例えば、最大空調時間(遠隔操作指令を受信した時刻から出発予定時刻までの差分である時間)が2時間に設定された場合について考える。図5に示す空調駆動時間マップから空調駆動時間として「1時間」が演算されると、空調待機時間が「1時間」と算出される。この場合、空調開始時期演算処理では、遠隔操作指令を受信したタイミングから1時間(空調待機時間)が経過したタイミングが空調開始時期として求められる。
ST404にて、空調待機時間をタイマ17にセットした後、空調ECU11は、タイマ17によりカウントされるタイマ値が0になったか判定する(ST405)。タイマ値が0になるまでは、ST405の判定が繰り返される。タイマ値が0になったと判定すると、空調ECU11は、エアコン11aを駆動させる(ST406)。空調ECU11は、エアコン11aを駆動すると、その旨を主制御部14に通知すると共に、タイマ17によるカウントを開始させる。
空調ECU11から通知を受けると、主制御部14は、外部通信部15から通信回線網4を介して制御サーバ2に空調駆動開始を通知する(ST407)。主制御部14は、予め用意されている空調駆動開始情報を制御サーバ2に送信することで、制御サーバ2に空調駆動開始を通知する。
ST406でエアコン11aを駆動した後、空調ECU11は、空調実施時間(空調時間)が経過したか判定する(ST408)。空調ECU11は、タイマ17によるカウント値が、空調開始指示に含まれる空調実施時間に到達したかを判定する。空調実施時間が経過していない場合には(ST408:No)、空調ECU11は、空調実施時間が経過するまでST408の判定動作を継続する。
一方、空調実施時間が経過した場合(ST408:Yes)、空調ECU11は、空調開始指示で指定された空調処理(空気調節処理)が完了したか否かを判定する(ST409)。より具体的には、空調ECU11は、空調開始指示で指定された空調実施時間が0(ゼロ)であるか否かにより空調処理の完了を判定する。すなわち、空調実施時間が0(ゼロ)となった時に出発予定時刻を示す。
空調処理が完了している場合(ST409:Yes)、空調ECU11は、その旨を主制御部14に通知する。空調ECU11から通知を受けると、主制御部14は、外部通信部15から通信回線網4を介して制御サーバ2に対して空調終了を通知する(ST414)。主制御部14は、予め用意されている空調完了情報を制御サーバ2に送信することで、制御サーバ2に空調完了を通知する。
空調処理が完了していない場合には(ST409:No)、空調ECU11は、空調開始指示にて空調処理の延長が許容されているかを判定する(ST410)。空調処理の延長が許容されていない場合には(ST410:No)、空調ECU11は、空調処理を終了し(ST415)、その旨を主制御部14に通知する。空調ECU11から通知を受けると、主制御部14は、外部通信部15から通信回線網4を介して制御サーバ2に対して空調終了を通知する(ST414)。
空調処理の延長が許容されている場合(ST410:Yes)、空調ECU11は、空調処理の延長を開始する(ST411)。空調処理を延長すると、空調ECU11は、その旨を主制御部14に通知すると共に、タイマ17によるカウントを開始させる。空調ECU11から通知を受けると、主制御部14は、外部通信部15から通信回線網4を介して制御サーバ2に空調処理の延長を通知する(ST412)。
ST412で空調処理を延長した後、空調ECU11は、予め指定された延長時間が経過したか判定する(ST413)。空調ECU11は、タイマ17によるカウント値が、空調開始指示に含まれる延長時間に到達したかを判定する。空調延長時間が経過していない場合には(ST413:No)、空調ECU11は、空調延長時間が経過するまでST413の判定動作を継続する。
一方、空調延長時間が経過した場合には(ST413:Yes)、空調ECU11は、その旨を主制御部14に通知する。空調ECU11から通知を受けると、主制御部14は、外部通信部15から通信回線網4を介して制御サーバ2に対して空調終了を通知する(ST414)。主制御部14は、予め用意されている空調完了情報を制御サーバ2に送信することで、制御サーバ2に空調完了を通知する。このようにして制御サーバ2から遠隔操作により予約空調が実行される際の車両1の一連の動作が終了する。
このように本実施の形態に係る遠隔制御システム100においては、制御サーバ2に計時部24を備え、制御サーバ2にて、ユーザ端末3からの空調予約情報に基づいて遠隔操作指示時刻を管理している。そして、車両1にて、その遠隔操作指示時刻に基づいてエアコンシステムの駆動開始時期が演算される。このため、ユーザの予定変更に伴って車両1とユーザ端末3との間で通信回数が増加するような事態を回避でき、このような通信回数の増加に応じてバッテリ12aの電力が消費される事態を確実に防止することができる。
また、制御サーバ2に計時部24を備え、制御サーバ2にて、遠隔操作指示のタイミングが管理されることから、車両1にリアルタイムクロック回路などの計時手段を備える必要がない。このため、このような計時手段に現在時刻を設定する制御や計時手段で計時する現在時刻を補正する制御などを省略できるので、これらの制御の実行に伴い、バッテリ12aの電力が消費される事態を確実に防止することができる。
そして、計時部24で計時する現在時刻が、制御サーバ2(制御部21)で演算された遠隔操作指示時刻になると、制御サーバ2から車両1に対して遠隔操作指令が出力される。そして、この遠隔操作指令に基づいて車両1にてエアコンシステムが駆動される。この結果、バッテリ12aからの電力消費を抑えつつ、乗車前に車室内の空気調節を行うことができる。
また、制御サーバ2では、通信部22にて、ユーザ端末3から空調予約情報として、車両1の出発予定時刻を受信し、制御部21(遠隔操作指示時刻演算部211)にて、これらの空調予約情報に応じてエアコンシステムの遠隔操作指示時刻を演算している。これにより、ユーザから指定された出発予定時刻に基づいて、出発予定時刻までに必要な空調実施時間を確保し、適切に予約空調を実行することができる。
特に、制御サーバ2では、空調予約情報に含まれる車両1の出発予定時刻から、予め定められる最大空調時間を遡ったタイミングを遠隔操作指示時刻として演算している。これにより、制御サーバ2から車両1に対する遠隔操作指令のタイミングをできる限り遅くすること(言い換えると、出発予定時刻に近付けること)ができる。この結果、ユーザから予定変更の度に車両1と制御サーバ2との間における通信回数を削減することができる。
一方、本実施の形態に係る遠隔制御システム100においては、制御サーバ2から遠隔操作指令(空調指令情報)を受信すると、空調開始時期までの空調待機時間を演算する空調ECU11と、当該空調待機時間をカウントダウンするタイマ17とを車両1に備え、空調待機時間の経過に応じてエアコンシステムを駆動する。これにより、遠隔操作指令を受信するまでは、ユーザの予定変更に伴って車両1とユーザ端末3との間で通信回数が増加するような事態が回避でき、このような通信回数の増加に応じてバッテリ12aの電力が消費される事態を確実に防止することができる。
また、制御サーバ2に計時部24を備え、制御サーバ2にて、遠隔操作指示のタイミングが管理されることから、車両1にリアルタイムクロック回路などの計時手段を備える必要がない。このため、このような計時手段に現在時刻を設定する制御や計時手段で計時する現在時刻を補正する制御などを省略できるので、これらの制御の実行に伴い、バッテリ12aの電力が消費される事態を確実に防止することができる。
さらに、空調ECU11は、環境情報(車室内温度や外気温度)に基づいてエアコンシステムの目標空調温度への到達に必要となる空調駆動時間を演算し、当該空調駆動時間に応じて空調待機時間を演算する。これにより、車室内温度や外気温度に応じて柔軟に空調待機時間を演算できるので、効果的に車室内の空気調節を実行することができる。
さらに、空調ECU11は、遠隔操作指令(空調指令情報)に含まれる出発予定時刻と、遠隔操作指令の受信時刻との差分である最大空調時間から空調駆動時間を減算することで空調待機時間を求める。これにより、車両1にリアルタイムクロック回路などの計時手段を備える必要がなく、空調待機時間をカウントダウンするタイマ17だけでエアコンシステムの駆動を制御することができる。この結果、車両1の製造に要するコストを低減することができる。
なお、以上の説明では、最大空調時間が空調駆動時間よりも長く、空調待機時間が発生する場合について説明している。この場合には、遠隔操作指令の受信タイミングから空調待機時間の経過を待ってエアコン11aが駆動される。しかしながら、最大空調時間の設定状況によっては、空調駆動時間が最大空調時間よりも長くなる事態も発生し得る。このような場合、遠隔操作指令を受信すると同時にエアコン11aを駆動することは実施の形態として好ましい。この場合には、エアコンシステムの駆動時間が最大空調時間に制限されることから、バッテリ12aに蓄えられた電力のうち、空調駆動に利用される電力を低減できるので、車両1の航続可能距離を確保することができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、種々変更して実施することが可能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更することが可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施することが可能である。
例えば、以上の説明においては、車両1における状態変化(例えば、空調完了等)を制御サーバ2経由でユーザ端末3に通知する場合について説明している。しかしながら、このような通知経路は、上記実施の形態に限定されるものではなく適宜変更が可能である。これらの通知の一部及び全部は、制御サーバ2を経由することなくユーザ端末3に直接送信するようにしてもよい。
以上説明したように、本発明はバッテリからの電力消費を抑えつつ、乗車前に、車室内の空気調節又はバッテリの充電を行うことができるという効果を有し、特に、電気自動車(EV)やプラグイン式ハイブリッド自動車などを遠隔操作するシステムに有用である。
1 :車両
11 :空調ECU
11a :エアコン
11b :車室内温度センサ
11c :外気温度センサ
12 :充電ECU
12a :バッテリ
12b :充電器
13 :CAN(Controller Area Network)
14 :主制御部
15 :外部通信部
16 :近距離通信部
17 :タイマ
2 :制御サーバ
21 :制御部
211 :遠隔操作指示時刻演算部
212 :遠隔操作指令生成部
22 :通信部
23 :記憶部
24 :計時部
3 :ユーザ端末
31 :制御部
32 :外部通信部
33 :表示部
34 :記憶部
35 :入力部
36 :近距離通信部
4 :通信回線網
100 :遠隔制御システム

Claims (8)

  1. ユーザ端末からの指示に応じて車両に搭載されるエアコンシステムの駆動を制御する制御サーバであって、
    現在時刻を計時する計時部と、
    前記ユーザ端末から前記車両に対する遠隔操作に関する情報を受信する受信部と、
    前記遠隔操作に関する情報に基づいて、前記エアコンシステムの遠隔操作指示時刻を演算すると共に、前記車両に対する遠隔操作指令を生成する制御部と、
    前記遠隔操作指示時刻になると、前記遠隔操作指令を前記車両に対して送信する送信部と、を備えることを特徴とする制御サーバ。
  2. 前記受信部は、前記遠隔操作に関する情報として、前記車両の出発予定時刻を受信し、
    前記制御部は、前記車両の出発予定時刻に応じて前記遠隔操作指示時刻を演算することを特徴とする請求項1に記載の制御サーバ。
  3. 前記制御部は、前記車両の出発予定時刻から、予め定められる最大空調時間を遡った時刻を前記遠隔操作指示時刻として演算することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の制御サーバ。
  4. 制御サーバからの指示に応じて搭載されるエアコンシステムの駆動を制御する車両であって、
    前記制御サーバから前記車両に対する遠隔操作指令を受信する受信部と、
    車両周辺と車両室内の環境情報を取得する取得部と、
    前記遠隔操作指令と前記環境情報とに基づいて前記エアコンシステムの駆動開始時期までの待機時間を演算する制御部と、
    前記待機時間をカウントダウンするタイマ部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記待機時間の経過に応じて前記エアコンシステムを駆動することを特徴とする車両。
  5. 前記受信部は、前記遠隔操作指令に含まれる前記エアコンシステムの目標空調温度を受信し、
    前記制御部は、前記環境情報に基づいて前記目標空調温度への到達に必要となる空調駆動時間を演算し、当該空調駆動時間に応じて前記待機時間を演算することを特徴とする請求項4に記載の車両。
  6. 前記受信部は、前記遠隔操作指令に含まれる当該車両の出発予定時刻を受信し、
    前記制御部は、前記出発予定時刻と、前記遠隔操作指令の受信時刻との差分である最大空調時間から前記空調駆動時間を減算することで、前記待機時間を求めることを特徴とする請求項5に記載の車両。
  7. 前記制御部は、前記最大空調時間よりも前記空調駆動時間が長い場合に、前記遠隔操作指令の受信と同時に前記エアコンシステムを駆動することを特徴とする請求項6に記載の車両。
  8. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の制御サーバと、
    請求項4から請求項7のいずれかに記載の車両と、
    前記制御サーバに対して前記車両に対する遠隔操作に関する情報を送信するユーザ端末と、を具備することを特徴とする遠隔制御システム。
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