JP2020179952A - 物品仕分け装置および物品仕分け倉庫 - Google Patents

物品仕分け装置および物品仕分け倉庫 Download PDF

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Naoyuki Koga
直幸 古賀
伊藤 敦
Atsushi Ito
敦 伊藤
勉 添田
Tsutomu Soeda
勉 添田
清水 慎一
Shinichi Shimizu
慎一 清水
博紀 有田
Hironori Arita
博紀 有田
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Abstract

【課題】種類数の増えた物品に対応し、作業者の負担増を抑えて必要な物品をピッキングする物品仕分け装置を提供する。【解決手段】本発明の物品仕分け装置1は、複数の区画を有し、複数の種類の物品を収容する物品棚2と、前記複数の区画に対応する種類の物品を、前記区画に供給する供給手段4と、前記物品棚の前記区画のいずれかに連結して、ピッキング頻度の高い種類の物品群をピッキング可能に供給する高頻度取り出し台5と、ピッキング頻度の低い種類の物品群を、ピッキング可能に供給する低頻度取り出し台6と、前記高頻度取り出し台から高頻度物品群を、前記低頻度取り出し台から低頻度物品群を、ピッキングするピッキング手段7と、を備え、前記物品棚は、所定の仕分け作業時間帯において必要となる種類の物品を収容しており、前記高頻度物品群は高頻度でピッキングされる物品を、前記低頻度物品群は、低頻度でピッキングされる物品を、含む。【選択図】図3

Description

本発明は、物品棚に種類毎に分けて用意されている物品をピッキングして必要な物品セットとして効率的に仕分ける物品仕分け装置および物品仕分け倉庫に関する。
近年、インターネットショッピングが隆盛である。顧客が、従来の店舗型商店(スーパーマーケットや百貨店)などに直接訪問して商品を購入して持ち帰るスタイルから、インターネット上で商品を発注して電子決済するようになっている。このようなインターネットショッピングでも、注文・決済された商品が、購入者へ配送される必要がある。
このようなインターネットショッピングでは、様々な種類の物品が売買される。このため、配送業者の配送施設においては、非常に多くの種類の物品を用意しておいて、配送先の注文に応じた複数の種類の物品が組み合された物品セットを構成する必要がある。例えば、配送先Xに対して、3個の物品A、2個の物品B、4個の物品Cを物品セットとして配送する必要があることがある。
この場合には、配送施設において、物品A〜物品Cをはじめとして、多くの種類の物品をあらかじめ用意しておく必要がある。例えば、物品棚にこれらの商品が用意されている(ストックされている)。作業者が、これらの物品棚から、必要となる種類と個数の物品を取り出して(ピッキングして)、配送用ケースに詰める。この配送用ケースの中に、3個の物品A、2個の物品B、4個の物品Cが物品セットとしてつめられる。この配送用ケースが、上述したように配送先Xに配送される。
すなわち、配送施設において、複数の種類、個数の物品を、配送先に必要となる組み合わせである物品セットに仕分ける処理が必要となる。
このように、インターネットショッピングや通信販売に対応する配送施設においては、多数の種類と個数の物品を用意する物品棚があり、これから必要な物品をピッキングして配送用の物品セットを作ることが行われている。
あるいは、ある製造業者、サード・バーティー・ロジスティクス業者、物流業務受託業者、物流専門業者など(以下、必要に応じて「製造業者等」あるいは「物流業者等」と略す)においては、多数の種類の物品を製造している。この製造業者から、仲介業者や小売店などに、複数の種類で複数の個数の物品の組み合わせを、物品セットとして配送することが行われる。すなわち、複数の種類の物品を、配送先に必要となる組み合わせの物品セットに仕分ける処理が必要となる。
このように、物流業者等においても、複数の種類、個数の物品を、配送先に必要となる組み合わせである物品セットに仕分ける処理が必要となる。上述の配送施設や物流業者等に限られず、このような仕分け処理は、様々な場所、場面で必要となっている。
このような中で、スタッカクレーンを用いて物品を仕分ける自動倉庫の技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−46242号公報
特許文献1は、主コンベヤの途中のピッキングステーションに設けられる流動棚と、流動棚の各間口に設けられるピッキング数の表示器と、ピッキング後の満杯容器又は仕分け完了容器を入出庫する自動倉庫と、仕掛容器を段積みしたコラムを一時貯留するストレージコンベヤと、ストレージコンベヤから切り出されたコラムを主コンベヤへ戻す戻しコンベヤと、コラムをばらす段バラシ装置と、コラムをストレージコンベヤの始端に戻すコラムバイパスコンベヤと、ばらした仕掛容器を段積み装置へ送る仕掛容器バイパスコンベヤと、自動倉庫から出庫した満杯容器又は仕分け完了容器を店舗別に段積みする出荷用段積み装置と、各機器を制御する管理コンピュータとを備える仕分け設備を開示する。
しかしながら、近年のインターネットショッピングや通信販売においては、ネット社会の広がりに応じて、きわめて多数の種類の物品が売買されるようになってきている。このため、配送施設における物品の仕分け処理に必要となる物品の種類が多大となっている現状がある。
同様に、製造業者等において製造される物品の種類数も非常に多くなってきている。例えば、洗剤を製造する製造業者等で製造される洗剤も、その種類が非常に多くなってきている。このため、製造業者等から出荷される物品の種類が非常に多くなってきている現状がある。
ここで、物品の仕分け処理おいては、複数の区画に分割された物品棚と、この物品棚からの物品のピッキングが用いられることがある。複数の区画のそれぞれには、種類ごとに異なる物品が保管されている。例えば、区画Aには物品Aが、区画Bには物品Bが、区画Cには物品Cが保管されている。ここで、物品A、物品B、物品Cは、物品の種類を表す。
作業者は、物品棚の区画の前においてピッキング作業する。例えば、配送先Xに対して、3個の物品A、2個の物品B、4個の物品Cを物品セットとして仕分ける必要があるとする。作業者は、区画Aから3個の物品Aをピッキングし、区画Bから2個の物品Bをピッキングし、区画Cから4個の物品Cをピッキングする。
更に、作業者は、これらの物品を物品セットとして、配送先Xに対応する配送ケースに詰める。このようにして、物品の仕分け処理を完了する。
しかしながら、上述したように、物品の種類が非常に増えている現状がある。加えて、多数の種類の物品の内、出荷の頻度が高い物品と、出荷頻度の低い物品とが混在する状態もある。
物品の種類が増加していることで、物品棚の区画の数を増加させなければならない問題がある。しかしながら、ピッキング作業を作業者が行う現状においては、物品棚の区画が無制限に増加して、物品棚が巨大化することは好ましくない。作業者が区画から物品を取り出すことが困難になるからである。作業者から離れた区画に収容されている物品をピッキングするために、作業者の移動量が大きくなり、ピッキング作業の効率が著しく低下する問題が生じる。
作業者ではなく、機械であるピッキング装置を用いる場合でも、物品棚が巨大化したり、区画の数が増えすぎたりすることは、ピッキング装置の作業効率を低下させる。あるいは、ピッキング装置が巨大化や複雑化がする問題もある。
また、区画の数が増えるのに対応して、物品棚に配置するピッキング作業者の数を増やすことも考えられる。しかしながら、上述したように、出荷頻度の高い種類の物品と、出荷頻度の低い種類の物品とが混在している問題がある。このため、ある場所に配置された作業者は、出荷頻度の高い種類の物品をピッキングする必要があり忙しく、別の場所に配置された作業者は、出荷頻度の低い種類の物品をピッキングするので暇となるといった、作業者による仕事量のばらつきが生じる問題がある。
また、出荷頻度の低い物品が作業者から遠い場所におかれていたりすることで、作業者がそれを取りに行く必要が生じる問題もある。あるいは、これによって、作業者の間での仕事量のばらつきが生じる問題もある。
もちろん、作業者ではなく複数のピッキング装置を配置する場合でも、このような問題は生じうる。
一方で、上述したように消費者の嗜好の多様化や他社との差別化を図るために、流通業者等が取り扱う物品の種類は増えることはあっても減ることは少ない。このため、上述した問題は今後も続いていく。
本発明は、上記の課題に鑑み、種類数の増えた物品に対応し、作業者の負担増を抑えて必要な物品をピッキングして配送に必要となる物品セットへの仕分けを実現する、物品仕分け装置を提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明の物品仕分け装置は、複数の区画を有して、複数の種類の物品を収容する物品棚と、
前記複数の区画のそれぞれに対応する種類の物品を、区画に供給する供給手段と、
物品棚の区画のいずれかに連結して、複数の種類の物品の内、ピッキング頻度の高い種類の物品群(以下、「高頻度物品群」と言う)をピッキング可能に供給する高頻度取り出し台と、
物品棚の区画のいずれかに連結して、複数の種類の物品の内、ピッキング頻度の低い種類の物品群(以下、「低頻度物品群」と言う)を、ピッキング可能に供給する低頻度取り出し台と、
高頻度取り出し台から高頻度物品群を、低頻度取り出し台から低頻度物品群を、ピッキングするピッキング手段と、を備え、
物品棚は、所定の仕分け作業時間帯において必要となる種類の物品を収容しており、
高頻度物品群は、単数もしくは複数の種類の高頻度でピッキングされる物品(以下、「高頻度物品」という)を、含み、
低頻度物品群は、単数もしくは複数の種類の低頻度でピッキングされる物品(以下、「低頻度物品」という)を、含む。
本発明の物品仕分け装置は、ピッキング頻度の高い高頻度物品を取り出しやすい高頻度取り出し台と、ピッキング頻度の低い低頻度物品を取り出しやすい低頻度取り出し台とを、作業者の作業範囲に分離して配置している。これにより、作業者は、高頻度物品と低頻度物品を間違えることなくピッキングできる。
また、高頻度物品を取り出しつつ、低頻度物品を取り出すことを並列できるので、作業効率を上げることができる。また、低頻度物品であっても、物品棚につながる低頻度取り出し台からピッキングできるので、作業者が物品棚以外に用意されている低頻度物品を取りに移動する必要がない。
加えて、物品棚には、仕分け作業時間において必要となる種類の物品のみが収容されるので、製造業者等において製造されるすべての種類の物品の収容に対応せずに済む。これにより、物品棚の無制限な巨大化を防止できる。また、物品棚の各区画に収容される物品は、クレーンによって自動供給される。この自動供給の結果、高頻度取り出し台および低頻度取り出し台においても、物品が自動供給される。これにより、作業者のピッキング作業の効率が高まる。
物品の種類が増加することで、物品棚が巨大化する問題を説明する模式図である。 物品棚と配置エリアとを備える仕分け処理を説明する模式図である。 本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の上面図である。 本発明の実施の形態1のける物品仕分け装置の側面図である。 本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の正面図である。 本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の正面図である。 本発明の実施の形態1におけるピッキング処理を説明する説明図である。 本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の側面図である。 本発明の実施の形態1における物品棚を正面から見た正面図である。 本発明の実施の形態1における物品棚の正面図である。 本発明の実施の形態2における物品仕分け倉庫の模式図である。
本発明の第1の発明に係る物品仕分け装置は、複数の区画を有して、複数の種類の物品を収容する物品棚と、
複数の区画のそれぞれに対応する種類の物品を、区画に供給する供給手段と、
物品棚の区画のいずれかに連結して、複数の種類の物品の内、ピッキング頻度の高い種類の物品群(以下、「高頻度物品群」と言う)をピッキング可能に供給する高頻度取り出し台と、
物品棚の区画のいずれかに連結して、複数の種類の物品の内、ピッキング頻度の低い種類の物品群(以下、「低頻度物品群」と言う)を、ピッキング可能に供給する低頻度取り出し台と、
高頻度取り出し台から高頻度物品群を、低頻度取り出し台から低頻度物品群を、ピッキングするピッキング手段と、を備え、
物品棚は、所定の仕分け作業時間帯において必要となる種類の物品を収容しており、
高頻度物品群は、単数もしくは複数の種類の高頻度でピッキングされる物品(以下、「高頻度物品」という)を、含み、
低頻度物品群は、単数もしくは複数の種類の低頻度でピッキングされる物品(以下、「低頻度物品」という)を、含む。
この構成により、高頻度と低頻度でのピッキングの違いがある物品を、容易かつ確実に識別してピッキングを行うことができる。
本発明の第2の発明に係る物品仕分け装置では、第1の発明に加えて、供給手段は、
高頻度取り出し台に連結する区画を通じて、高頻度取り出し台に、高頻度物品群を供給し、
低頻度取り出し台に連結する区画を通じて、低頻度取り出し台に、低頻度物品群を供給する。
この構成により、ピッキング手段に対向する面に、ピッキング対象となる高頻度物品と低頻度物品が、次々と分類されて供給される。結果として、ピッキング作業の効率化が図られる。
本発明の第3の発明に係る物品仕分け装置では、第1または第2の発明に加えて、ピッキング手段に対して、配送される物品セットに対応する、必要な種類の物品の種類と個数の組み合わせを指示する、ピッキング指示部を更に備える。
この構成により、ピッキング指示部の指示により、ピッキング手段はピッキングすべき物品および詰めるべき物品の組み合わせを把握したうえで、ピッキング処理できる。加えて、高頻度物品と低頻度物品とで分離して供給されるので、ピッキング作業も容易かつ確実に行える。
本発明の第4の発明に係る物品仕分け装置では、第1から第3のいずれかの発明に加えて、ピッキング手段は、ピッキング作業者を含む。
この構成により、人力によるピッキングで、仕分け作業全体の一部を行える。一部が人力であることで、フレキシビリティな仕分け作業を実現できる。
本発明の第5の発明に係る物品仕分け装置では、第4の発明に加えて、ピッキング作業者は、物品棚の前に位置して、ピッキング指示部の指示に基づいて、高頻度取り出し台から高頻度物品を、低頻度取り出し台から低頻度物品を、ピッキングする。
この構成により、ピッキング作業者は指示に従いながら、高頻度と低頻度との区別をしながら、確実に高頻度物品と低頻度物品をピッキングできる。
本発明の第6の発明に係る物品仕分け装置では、第4の発明に加えて、ピッキング手段は、ピッキング作業者と協同するあるいはピッキング作業者に代替するピッキング装置を含む。
この構成により、自動化がより高まる。
本発明の第7の発明に係る物品仕分け装置では、第1から第6のいずれかの発明に加えて、高頻度取り出し台は、分割された複数の取り出し部を備え、
高頻度物品群に含まれる高頻度物品の種類ごとに、取り出し部に配置され、
ピッキング手段は、高頻度取り出し台から必要となる高頻度物品をピッキングする。
この構成により、複数の種類の高頻度物品も、それぞれを区別してピッキングできる。結果として、多種な高頻度物品があっても、確実にピッキングできる。
本発明の第8の発明に係る物品仕分け装置では、第1から第7のいずれかの発明に加えて、低頻度取り出し台は、分割された複数の取り出し部を備え、
低頻度物品群に含まれる低頻度物品の種類ごとに、取り出し部に配置され、
ピッキング手段は、低頻度取り出し台から必要となる低頻度物品をピッキングする。
この構成により、複数の種類の低頻度物品も、それぞれを区別してピッキングできる。結果として、多種な低頻度物品があっても、確実にピッキングできる。
本発明の第9の発明に係る物品仕分け装置では、第8の発明に加えて、高頻度取り出し台に備わる取り出し部と高頻度物品との組み合わせは、仕分け作業時間帯の変更により変更可能であり、
低頻度取り出し台に備わる取り出し部と低頻度物品との組み合わせは、仕分け作業時間帯の変更により変更可能である。
この構成により、作業時間帯によって、高頻度物品と低頻度物品の供給内容を変えて対応力を高めることができる。
本発明の第10の発明に係る物品仕分け装置では、第1から第9のいずれかの発明に加えて、区画のいずれかに連結して、複数の種類の物品の内、ピッキング頻度が中程度である種類の物品群(以下、「中頻度物品群」という)を、ピッキング可能に供給する中頻度取り出し台を更に備え、
高頻度取り出し台、低頻度取り出し台および中頻度取り出し台のそれぞれは、複数の区画の内、異なる区画に連結する。
この構成により、中頻度物品も区別して確実にピッキングできる。
本発明の第11の発明に係る物品仕分け装置では、第1から第10のいずれかの発明に加えて、ピッキングされた物品セットを詰める配送ケースを供給および搬出する配送ケースラインを更に備える。
この構成により、配送ケースへの仕分けと出荷がピッキング手段の手元で行える。
本発明の第12の発明に係る物品仕分け倉庫は、複数の請求項1から11のいずれか記載の物品仕分け装置と、
複数の物品仕分け装置を制御する制御部と、を備え、
複数の仕分け装置のそれぞれは、高頻度取り出し台と低頻度取り出し台を備え、
複数の仕分け装置のそれぞれの供給手段は、高頻度取り出し台に高頻度物品群を、低頻度取り出し台に低頻度物品群を供給し、
制御部は、複数の仕分け装置のそれぞれにおける高頻度物品群と低頻度物品群のピッキング頻度を一定範囲に収める制御を行う。
この構成により、物品仕分けが容易かつ平準化できる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(実施の形態1)
(発明者による分析)
発明者は、物品棚の区画から物品をピッキングして仕分ける処理についての問題を次のように分析した。
(物品棚の無制限な巨大化)
従来技術で説明したように、配送施設が取り扱う物品の種類や製造業者等が製造する物品の種類は、消費者の嗜好の多様化によって増加している。このため、配送施設での出荷や製造業者等での出荷において、出荷用の物品の組み合わせの物品セットを作るのに、多くの種類の物品を取り扱わないといけない状態となっている。
配送施設や製造業者等においては、複数の種類の物品が物品棚に収容されている。この物品棚には、供給手段などが次々と物品を供給する。この物品棚に収容されている物品をピッキングして、配送先ごとに異なる物品セットを作る必要がある。例えば、配送先Xには、3個の商品A、2個の商品B、4個の商品Cの組み合わせを、物品セットとして作る必要がある。ただ、この物品の種類が増加しており、物品A〜物品Zなどのように、その物品の種類が多くなっている状態がある。
ここで、物品セットは、配送先に必要となる種類と個数による、物品の組み合わせをいう。このように物品棚から必要となる種類と個数の物品をピッキングして物品セットを作る。物品セットは、例えば、配送先Xに合わせた配送ケースに詰められる。このように、物品棚を基準とした物品の仕分けが行われる。仕分けられた物品セットを詰めた配送ケースは、その後、実際に出荷されたり配送されたりする。
図1は、物品の種類が増加することで、物品棚が巨大化する問題を説明する模式図である。物品棚100は、複数の区画101を備えている。複数の区画101のそれぞれに、同一種類の物品200が収容されている。例えば、ある区画101には種類Aの物品200が、別の区画101には種類Bの物品200が、他の区画には種類Cの物品200が収容されている。
配送先に送る物品セットを作るためには、物品棚100から必要となる種類の物品200をピッキングする必要がある。しかしながら、物品200の種類が増加しすぎると、図1のように物品棚100が巨大化してしまう。ピッキング作業を作業者が人力で行う場合には、巨大化した物品棚100から必要となる種類の物品200をピッキングすることが困難である。ピッキング作業を機械であるピッキング装置が行う場合でも同様の問題が生じる。
また、物品棚100に複数の作業者やピッキング装置が配置される場合でも、必要となる種類の物品200が身近にないこともあり得る。この場合には、作業者やピッキング装置が、物品棚100に平行に移動する移動工程を必要として、仕分け作業が非効率的となる問題がある。
また、多数の種類の物品200の中には、物品セットを作るときに頻繁に選択される物品200と、たまにしか選択されない物品200とが存在する。図1の物品棚100に、このような頻繁に選択される物品200とたまにしか選択されない物品200とが混在して収容されているとする。この場合で、複数の作業者で物品棚100から物品200をピッキング作業する際には、頻繁に選択される物品200の区画101を担当する作業者と、たまにしか選択されない物品200の区画101を担当する作業者とで、作業量が偏るという問題がある。
このような、頻繁に選択される物品200とたまにしか選択されない物品200とが混在することに対応するために、図2のように、物品棚100以外に配置エリア150を利用することも行われる。図2は、物品棚と配置エリアとを備える仕分け処理を説明する模式図である。
物品棚100には、頻繁に選択される物品200が収容されている。これに対して、配置エリア150には、たまにしか選択されない物品200が設置されている。物品棚100は、複数が組み合されており、全体として仕分け倉庫300が構成されている。
複数の物品棚100の前には、複数の作業者400がピッキング作業を行うように配置されている。また、作業者400の後ろ(物品棚100と逆側)には、配送ケースライン160が備わっており、この上を配送ケース170が流れている。作業者400は、物品セットとして必要となる種類と個数の物品200をピッキングしたら、この配送ケース170に詰める。配送ケースのそれぞれは、出荷先や配送先を示しており、ある配送ケース170に詰められた物品セット(必要な種類と個数の物品200の組み合わせ)は、配送ケース170に定義された出荷先や配送先に配送される。
後述する実施の形態においても、作業者が物品棚100から必要となる種類と個数の物品200(これらの組み合わせが物品セットである)をピッキングして、配送ケースライン160を流れる配送ケース170に詰める。これが仕分け装置や仕分け倉庫での仕分け作業である。
ここで、図2では、たまにしか選択されない物品200は、物品棚100に収容せずに、配置エリア150に置かれている。高い頻度で選択される種類の物品200は、作業者400の作業効率を考えて物品棚100に収容されているが、たまにしか選択されない種類の物品は、物品棚100の巨大化を防止するために、配置エリア150に置かれる。
物品棚100の巨大化を防止できるが、物品セットによっては、この配置エリア150に物品200を取りに行く必要が生じることもある。この場合には、作業者400は、物品棚100の前から配置エリア150に移動する必要がある。この移動は、仕分け作業の効率を下げる問題を生じさせる。もちろん、作業者400ではなく機械のピッキング装置である場合にも、ピッキング装置が移動するあるいはピッキング機構を配置エリア150まで延伸させる必要があり、現実的でない問題がある。
発明者は、これらの分析に基づいて、本発明に至った。
(全体概要)
まず、本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の全体概要について説明する。図3は、本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の上面図である。物品仕分け装置1を上方から見た状態を示している。また、図の見易さおよび説明の容易性のために、内部を透視状態として示している。図4は、本発明の実施の形態1のける物品仕分け装置の側面図である。図3の物品仕分け装置1を側面から見た状態で示している。図5は、本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の正面図である。図3の物品棚2を正面から(ピッキング手段7から)見た状態を示している。
これら3方向の図面により、物品仕分け装置1の全体構造が把握できる。
物品仕分け装置1は、物品棚2、供給手段4、高頻度取り出し台5、低頻度取り出し台6、ピッキング手段7と、を備える。
物品棚2は、複数の区画3を有する。複数の区画3には、対応する種類の物品200が収容されている。物品棚2には、複数の種類の物品200が収容されている。この物品200には、後述する高頻度物品220と低頻度物品230とが含まれる。
供給手段4は、物品棚2の外部から物品棚2に物品200を運び込む(供給する)。あるいは、物品棚2の内部において、区画3に収容されている物品200を、奥から前方(ピッキング手段7がある側)に移動させる。奥から前方に移動させることで、ピッキング手段7による物品200のピッキング処理が容易となるようにできる。このため、供給手段4は、物品棚2の外部から物品棚2内部に物品200を供給する処理と、物品棚2(区画3)内部で、物品200を前方に移動させる処理とを行う。ここで、供給手段4としては、物品200を物品棚2の外部から内部に取り入れたり、物品棚2内部で位置を移動させたりする機能を持つ種々の機械、機構、装置、要素であればよい。例えば、供給クレーン、供給ロボットなどが、供給手段4の一例として使用される。
すなわち、供給手段4は、物品200を、ピッキング手段7によってピッキング可能とする位置へ、ピッキング対象となる物品200を供給する処理を行う。物品棚2の外部からあるいは内部においても、結果としては、供給手段4は、ピッキング手段7による物品200のピッキングが可能となるように、物品200を供給する。
高頻度取り出し台5は、物品棚2の区画3のいずれかに連結している。その上で、複数の種類の物品200の内、ピッキング頻度の高い種類の物品群である高頻度物品群2200をピッキング可能に供給する。図3〜図5では、高頻度取り出し台5には、高頻度物品群2200が供給可能になっている状態が示されている。高頻度物品群2200は、ピッキング頻度の高い種類の物品である高頻度物品220であって、複数の種類の高頻度物品220を含む概念である。高頻度取り出し台5は、この高頻度物品220をピッキング手段7がピッキング可能に供給する。
低頻度取り出し台6は、物品棚2の区画3のいずれかに連結している。その上で、複数の種類の物品200の内、ピッキング頻度の低い種類の物品群である低頻度物品群2300を、ピッキング可能に供給する。図3〜図5では、低頻度取り出し台6に、低頻度物品群2300が供給可能になっている状態が示されている。低頻度物品群2300は、ピッキング頻度の低い種類の物品である低頻度物品220であって、複数の種類の低頻度物品230を含む概念である。低頻度取り出し台6は、この低頻度物品230をピッキング手段7がピッキング可能に供給する。
ピッキング手段7は、高頻度取り出し台5から高頻度物品220をピッキングする(高頻度物品群2200をピッキングすることと同じ概念である。種類が複数としてみた場合には、高頻度物品群2200をピッキングするとの意味になり、高頻度物品群2200に含まれるいずれかの高頻度物品220をピッキンングするのであれば、高頻度物品220をピッキングするとの意味になる。いずれを厳密に区別する意図ではない。以降においては、説明の容易性のために、高頻度物品220をピッキングするという表現を主に用いる)。
同様に、ピッキング手段7は、低頻度取り出し台6から低頻度物品230をピッキングする(低頻度物品群2300をピッキングすることと同じ概念である。種類が複数としてみた場合には、低頻度物品群2300をピッキングするとの意味になり、低頻度物品群2300に含まれるいずれかの低頻度物品230をピッキンングするのであれば、低頻度物品230をピッキングするとの意味になる。いずれを厳密に区別する意図ではない。以降においては、説明の容易性のために、低頻度物品230をピッキングするという表現を主に用いる)。
ここで、ピッキングとは、ピッキング手段7によって、物品が取り出されることをいう。あるいは、物品がとられて別の場所に移動させられる工程をいう。
このように、ピッキング手段7は、分離している高頻度取り出し台5と低頻度取り出し台6とを区別して、高頻度取り出し台5からは高頻度物品220をピッキングし、低頻度取り出し台6からは低頻度物品230をピッキングする。物品棚2の前面において、高頻度取り出し台5と低頻度取り出し台6とが分離していることで、ピッキング手段7は、高頻度物品220と低頻度物品230とを、簡単に区別してピッキングできる(取り出せる)。
このとき、ピッキング手段7には、ある配送ケース170に詰める種類の物品200が指示されている。この指示に基づいて、ピッキング手段7は、どの種類の物品200をピッキングすべきかを把握している。このピッキングすべき物品200の種類と個数の組み合わせが、配送ケース170に詰める物品セットである。この物品セットは、高頻度物品220と低頻度物品230を含む可能性がある。
高頻度取り出し台5と低頻度取り出し台6とが分離して区別可能であることで、ピッキング手段7は、ピッキングすべき物品セットに含まれる高頻度物品220と低頻度物品230とを確実に把握してピッキングできる。これにより、間違えてピッキングすることを防止できる。
また、頻繁にピッキングしなければならない高頻度物品220は、高頻度取り出し台5に供給されるので、ピッキング手段7は、この高頻度取り出し台5をピッキング処理の中心とすればよい。また、時折必要となる低頻度物品230は、区別されている低頻度取り出し台6からピッキングすればよい。このように、作業の多い高頻度物品220の取り出し台と、作業の少ない低頻度物品230の取り出し台とが分離していることで、ピッキング手段7によるピッキング処理の効率化が図れる。加えて、分離していることで、別の物品棚2でのピッキング手段7によるピッキング処理との作業量の差分を小さくできる。
また、物品棚2は、物品仕分け装置1における所定の仕分け作業時間帯において必要となる種類の物品200を収容している。例えば、半日とか1日といった単位での作業時間帯である。この作業時間帯において必要となる種類の物品200を、物品棚2は、収容している。この結果、ピッキング手段7は、図2のように物品棚2とは別の場所に置かれている物品200を取りに行く必要がない。
また、高頻度物品220と低頻度物品230とが分離した取り出し台からピッキングできるので、低頻度物品230であってもピッキング漏れがない上に、物品棚2から供給される。一方で、高頻度物品220は、高頻度取り出し台5からまとめて供給されるので、ピッキング手段7がこれを確実かつ容易にピッキングできる。
作業時間帯で必要となる種類の物品200が物品棚2に収容されていることで、低頻度物品230を図2のような別の場所に取りに行く必要がない。一方で、高頻度物品220は、高頻度取り出し台5から集中的に取り出せるので、物品セットに必要となる高頻度物品220のピッキングが、ピッキング手段7の処理の中心となる。これは、物品棚2のそれぞれに配置されるピッキング手段7によって同じであるので、ピッキング手段7によって作業量のばらつきを抑えることができる。この結果、図1のような問題も低減することができる。
なお、高頻度物品群2200は、単数または複数の種類の高頻度物品220を含み、低頻度物品群2300は、単数または複数の種類の低頻度物品230を含む。
次に、各部の詳細やバリエーションについて説明する。
(供給手段)
供給手段4は、物品棚2において物品200の供給を行う。上述の通り、物品棚2へ外部から物品200を供給すると共に、物品棚2内部での物品200の移動(ピッキング手段7側への移動)をさせる。
供給手段4は、高頻度取り出し台5に連結する区画3を通じて、高頻度取り出し台5に高頻度物品220を供給する。このとき、複数の種類の高頻度物品220を供給する場合には、高頻度物品群2200を供給することになる。
後述するように、高頻度物品220は、高い頻度でピッキングを必要とする。このため、物品棚2に収容されている複数の種類の物品200の中でも、高頻度物品220の種類は多くなりやすい。このため、高頻度取り出し台5には、複数の種類の高頻度物品220が供給される。この状況により、物品棚2の複数の区画3に、複数の種類の高頻度物品220が収容されている。このため、供給手段4は、複数の種類の高頻度物品220を、高頻度取り出し台5に供給する。もちろん、状況に応じて、単数の種類の高頻度物品220を供給してもよい。
同様に、供給手段4は、低頻度取り出し台6に連結する区画3を通じて、低頻度取り出し台6に低頻度物品230を供給する。このとき、複数の種類の低頻度物品220を供給する場合には、低頻度物品群2300を供給することになる。
後述するように、低頻度物品230は、低い頻度でピッキングされる物品である。このため、その種類は少ない可能性が高い。あるいは種類が多くても、ピッキング間隔は大きく、あるタイミングで必要となる低頻度物品230は、その数が少ない可能性が高い。このため、低頻度取り出し台6には、その都度種類が異なるが、一つずつあるいは少数ずつの低頻度物品230が供給されることが好ましい場合がある。
例えば、図5では、高頻度取り出し台5には、8個の高頻度物品220が供給されている。これは、8種類で1個ずつの高頻度物品220が供給されていることもあるし、4種類で2個ずつの高頻度物品220が供給されていることもあるし、同一種類で8個の高頻度物品220が供給されていることもある。
同様に、図5では、低頻度取り出し台6には、2個の低頻度物品230が供給されている状態が示されている。これは、2種類で1個ずつ、あるいは1種類で2個の低頻度物品230が供給されている。このように、低頻度取り出し台6においては、比較として、高頻度取り出し台5よりも少ない数の低頻度物品230が供給されることになりやすい。
すなわち、あるタイミング(ピッキング処理のタイミング)で見れば、図5のように、
高頻度取り出し台5での高頻度物品220の数 > 低頻度取り出し台6での低頻度物品230の数
という、関係が生じる。
このような関係により、ある配送ケース170に仕分けるべき物品セットが、多数の高頻度物品220と少数の低頻度物品230との組み合わせとなる場合に(多くの場合にはこのような組み合わせとなる)、ピッキング手段7によるピッキング処理が効率化される。
供給手段4は、このような組み合わせに応じた高頻度物品220と低頻度物品230をピッキング手段7の側に供給する。供給手段4は、ある配送ケース170に必要となる物品セットに対応する高頻度物品220と低頻度物品230を、それぞれに対応する取り出し台に供給する。このとき、制御部8によって、制御されてもよい。
制御部8は、コンピュータープログラムなどの組み込みにより、ある配送ケース170に必要となる物品セットの物品200の種類と個数を把握している。この把握に基づいて、供給手段4に指示を出して、必要となる物品200の供給を行わせる。あるピッキング処理のタイミングに必要となる物品200の組み合わせの供給を行わせる。これは、配送ケース170を一つの単位として制御してもよいし、あるピッキング処理の時間帯を一つの単位として制御してもよい。制御部8が、供給手段4を制御することで、ピッキング処理を含む物品仕分け作業が効率化される。また、図1、図2などで説明した問題を、制御部8による供給手段4の上述のような制御によって、低減できる。
(ピッキング手段)
ピッキング手段7は、高頻度取り出し台5から高頻度物品220を、低頻度取り出し台6から低頻度物品230をピッキングする。ここで、図6に示されるように、物品仕分け装置1は、ピッキング指示部9を更に備えることも好適である。図6は、本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の正面図である。
ピッキング指示部9は、ピッキング手段7に対して、配送される物品セット(ある配送ケース170に仕分けられる物品セット)に対応する必要な種類と個数の物品の組み合わせを指示する。例えば、高頻度物品220である3個の物品A、2個の物品Bと、低頻度物品230である1個の物品Xとの組み合わせを、ピッキング対象として指示する。
ピッキング手段7は、このピッキング指示部9による指示に基づいて、高頻度取り出し台5から高頻度物品220を、低頻度取り出し台6から低頻度物品230をピッキングする。このとき、ピッキング指示部9に指示される、高頻度物品220である3個の物品A、2個の物品Bと、低頻度物品230である1個の物品Xとの組み合わせに対応して、物品をピッキングする。
ピッキング指示部9での指示内容は制御部8が制御する。上述のように、制御部8は、ピッキングすべき物品セットを把握しており、これに基づいて指示を出すからである。併せて、制御部8は、上述のように把握している物品セットに対応して、供給手段4に高頻度取り出し台5と低頻度取り出し台6に物品を供給させる。
これらが相まって、ピッキング手段7がピッキング処理するために対向している取り出し台には、ピッキングすべき物品が並んでいる。この状態に対応してピッキング手段7が物品をピッキングすることで、ある配送ケース170に仕分けるべき物品セットのピッキングが確実に行える。間違いが生じにくい。
図7は、本発明の実施の形態1におけるピッキング処理を説明する説明図である。ピッキング指示部9には、「高頻度物品220である3個の物品A、2個の物品Bと、低頻度物品230である1個の物品Xとの組み合わせ」が指示されている。これに合わせて、高頻度取り出し台5には、高頻度物品220である3個の物品A、2個の物品Bとが供給されている。図示の関係上示されていないが、低頻度取り出し台6には、低頻度物品230である1個の物品Xが供給されている。図7において、破線でこれらが示されているのは、ピッキングされた後を明示するためである。
ピッキング手段7は、高頻度取り出し台5から高頻度物品220である3個の物品A、2個の物品Bと、をピッキングする。同様に、ピッキング手段7は、低頻度取り出し台6から頻度物品230である1個の物品Xをピッキングする。その上で、ある配送ケース170に、これらを詰める。図7では、詰められた状態が示されている。後述するように、この物品セットが詰められた配送ケース170が、出荷や配送のために、配送ケースライン160を移動する。
ピッキング手段7は、ピッキング作業者を含むことでもよい。図8は、本発明の実施の形態1における物品仕分け装置の側面図である。図8は、ピッキング手段7が、ピッキング作業者71を含む場合を示している。
ピッキング作業者71は、上述したように、ピッキング指示部9の指示に基づいて、高頻度取り出し台5から高頻度物品220を、低頻度取り出し台6から低頻度物品230をピッキングする。このピッキング作業者71によるピッキング処理は、手作業あるいは一部の機械作業によって行われる。人力であるピッキング作業者71が、ピッキングを行うことで、ピッキング処理の丁寧さが実現される。また、物品仕分け装置1における機械化による大型化や高コスト化を抑えることもできるし、仕分け全体の構造の変更などのフレキシビリティが向上するメリットがある。
あるいは、ピッキング手段7は、人力であるピッキング作業者71と協同するあるいはピッキング作業者71に代替するピッキング装置であってもよい。ピッキング装置は、空気吸着、把持手段などの機構により構成されればよい。これによって、自動化された機械としてのピッキング装置が、ピッキング手段7として用いられれば良い。
なお、ピッキング手段7がピッキング作業者71である場合には、ピッキング作業者71は、担当する物品棚2の前に位置して作業する。図1などで示したように、複数の物品棚2が並列に並ぶ自動倉庫の場合には、それぞれの担当の物品棚2の前に、ピッキング作業者71が位置して作業する。
(高頻度取り出し台と低頻度取り出し台)
高頻度取り出し台5は、上述したように、高頻度物品群2200が供給される。すなわち、高頻度物品220が供給される。高頻度物品220は、高頻度でのピッキングが必要となる物品である。このため、次々とピッキング手段7に対して供給される必要がある物品である。
このような物品については、ピッキング手段7が対面する区画3にばらばらに収容されていることは好ましくない。高頻度でピッキングしないといけない高頻度物品220を、ピッキング手段7が様々な区画にピッキングに行く不便がある。ピッキング作業者71でのピッキングの場合には、作業者の負担が大きくなる問題もある。
これに対して、本発明の物品仕分け装置1では、高頻度物品220が供給される高頻度取り出し台5が備わっている。高頻度取り出し台5には、ある仕分け作業時間帯において高頻度と判断される種類の高頻度物品220が供給される。これは、単数の種類のこともあるし、複数の種類のこともある。
特に、高頻度物品220は、複数の種類であることが多い。このため、図9のように、高頻度取り出し台5は、分割された複数の取り出し部51を備えることも好適である。図9は、本発明の実施の形態1における物品棚を正面から見た正面図である。物品棚2の正面(ピッキング手段7)側であり、高頻度取り出し台5を見える側の図である。
高頻度取り出し台5は、分割された複数の取り出し部51を備える。取り出し部51のそれぞれには、種類の異なる高頻度物品220が供給される。場合によっては、複数の取り出し部51に、同一種類の高頻度物品220が供給されてもよい。すなわち、複数の種類の高頻度物品220が、取り出し部51のそれぞれに配置されている。
ピッキング手段7は、取り出し部51のそれぞれに種類別に分かれた状態で高頻度物品220が配置されている状態で、これら高頻度物品220をピッキングする。ピッキング指示部9には、ピッキングすべき種類と個数の物品が指示されている。ピッキング手段7は、この指示を見て、必要となる高頻度物品220を、取り出し部51のそれぞれから取り出す。分割された取り出し部51に、種類ごとに分けられた高頻度物品220が配置されているので、必要となる高頻度物品220をすぐに識別できる。また、ピッキング対象を間違えることも低減する。
また、高頻度物品220の種類が多い場合でも、複数に分割された取り出し部51のそれぞれに配置されてピッキング可能に供給されるので、ピッキング手段7が対面する位置に、ピッキングすべき高頻度物品220がまだ供給されていないとの事態を防止できる。また、物品仕分け作業において必要となる高頻度物品220の種類が多い場合でも、ピッキング作業の効率低下を防止できる。
なお、分割された取り出し部51の数が、高頻度物品220の種類の数よりも少ない場合には、制御部8は、供給手段4を制御して、ピッキングに最適な順序で、同じ取り出し部51に別種類の高頻度物品220を供給する。この供給により、ピッキング手段7は、次のタイミングで必要となる高頻度物品220をピッキングできる。
同様に、低頻度取り出し台6は、分割された複数の取り出し部61を備える。低頻度物品群2300に含まれる低頻度物品230の種類ごとに、取り出し部61に配置される。この場合も、ピッキング手段7は、低頻度取り出し台6の取り出し部61から、必要となる低頻度物品230をピッキングする。
この場合も、ピッキング手段7は、分割された取り出し部61に配置されているピッキングすべき低頻度物品230を容易に把握できる。この把握によって、ピッキング手段7は、ピッキングする低頻度物品230を間違えることを防止できる。特に、ピッキング作業者71によるピッキングの場合には、このようなミスを低減できる。
低頻度取り出し台6は、低頻度でのピッキングされる低頻度物品230を供給する。ピッキング手段7の対面にこの低頻度取り出し台6があることで、ピッキング手段7は、低頻度物品230を確実にピッキングできる。特に、高頻度物品220とは異なる場所に低頻度取り出し台6が備わることで、取り出しでのミスも防止しやすい。
低頻度物品230は、ピッキング頻度が低いので、ピッキング指示部9での指示を、ピッキング手段7が見落としやすかったり忘れてしまったりする可能性がある。特に、ピッキング作業者71の場合には起こりやすい。このため、ある配送ケース170に詰めるべき物品セットの内、低頻度物品230を仕分けるのを忘れてしまう可能性がある。
これに対して、低頻度物品230をはっきりさせる低頻度取り出し台6が備わっていることで、ピッキング作業者71がこれをピッキングする意識を向けやすく、ピッキング忘れを防止できる。特に、上述したように取り出し部61に、種類ごとに分けて配置されていることで、ピッキング作業者71は、必要となる低頻度物品230を確実にピッキングできる。
なお、図8、図9のように、低頻度取り出し台6の上に高頻度取り出し台5が備わっていることも好適である。ピッキング手段7が人力のピッキング作業者71であっても、機械のピッキング装置であっても、ピッキング回数の多い高頻度物品220が、上側にあるほうが、作業性、作業効率が高くなるからである。特に、ピッキング作業者71にとっては、腰をかがめる回数が減り、体への負担も少なくなる。
また、ピッキング頻度の高い高頻度物品220は、上側であることで、ピッキング手段7から見て隠れにくい。このため、ピッキングの確実性や容易性を上げることもできる。
高頻度取り出し台5の下に位置する低頻度取り出し台6は、ピッキング頻度が低いので、高頻度取り出し台5にやや隠れる位置関係であっても、低い場所であっても、ピッキング手段7(ピッキング作業者71)にとっての不便は少ない。適切なバランスが図られる。
このように、高頻度取り出し台5と低頻度取り出し台6とが、上下の位置関係を有することも好適である。左右の位置関係であると、ピッキング作業者71の横方向の移動量が多くなってしまい、ピッキング作業の効率を下げることもあるからである。
(物品の供給)
ある仕分け作業時間帯においては、ピッキングに必要となる(仕分けに必要となる)種類の物品200を、物品棚2に収容している。あるいは、収容できるようにしている。ある仕分け作業時間帯では、ある種類の高頻度物品220とある種類の低頻度物品230を、仕分けとして必要とする。これらが物品棚2に収容されている。
また、この収容に併せて、高頻度取り出し台5に収容されている高頻度物品220が供給され、低頻度取り出し台6に収容されている低頻度物品230が供給される。これら、高頻度取り出し台5に供給される高頻度物品220は、その種類に応じて、取り出し部51に配置される。同様に、低頻度取り出し台6に供給される低頻度物品230は、その種類に応じて取り出し部61に配置される。
ここで、仕分け作業時間帯が変更されると、高頻度取り出し台5の取り出し部51と高頻度物品220との組み合わせは変更可能である。同様に、低頻度取り出し台6の取り出し部61と低頻度物品230との組み合わせは変更可能である。
仕分け作業時間帯が変わると、高頻度となる物品や低頻度となる物品が変わる可能性がある。また、高頻度としてピッキング対象の物品も変更となる可能性がある。あるいは、低頻度としてピッキング対象の商品も変更となる可能性がある。すなわち、仕分け作業時間帯が変わると、高頻度取り出し台5に供給すべき高頻度物品220と低頻度取り出し台6に供給すべき低頻度物品230とが変更になる可能性がある。
このような観点から、仕分け作業時間帯の変更により、物品と取り出し部との組み合わせは、適宜変更可能であることも好適である。
(中頻度取り出し台)
図10は、本発明の実施の形態1における物品棚の正面図である。図9と同じく、ピッキング手段7側から物品棚2を見た状態を示している。
図10の物品棚2には、区画3のいずれかに連結して複数の種類の物品の内、ピッキング頻度が中程度である種類の物品具である中程度物品群2400を、ピッキング可能に供給する中頻度取り出し台11を更に備える。中頻度物品群2400は、中頻度物品240を含む。
中頻度取り出し台11は、高頻度取り出し台5および低頻度取り出し台6と分離しており、異なる区画3に連結している。また、中頻度取り出し台11は、複数の取り出し部111を備えることも好適である。
中頻度取り出し台11は、中頻度物品240を供給し、ピッキング手段7は、これをピッキングする。高頻度にも低頻度にも分類しにくい物品が、仕分け対象となる場合には、中頻度物品240として中頻度取り出し台11に供給される。この供給により、ピッキング処理の効率化を更に高めることができる。
(配送ケースライン)
図3に示されるように、物品仕分け装置1は、配送ケース170を供給および搬出する配送ケースライン160を更に備える。配送ケース170は、ある配送先に紐付けされており、この配送ケース170に必要となる種類と個数の物品2200(物品セット)が詰められる。物品セットを構成する物品200は、高頻度物品220や低頻度物品230の組み合わせであり(いずれかのみのこともある)、上述したように、ピッキング手段7でピッキングされた物品である。
これらは、配送ケース170に詰められる。このため、ピッキング指示部9は、ある配送ケース170に詰めるべき物品セットを構成する物品200を、ピッキング対象として指示する。これに合わせて、高頻度取り出し台5や低頻度取り出し台5に物品200が供給される。
物品の供給と配送ケース170へのつめこみとが、物品セットによって統一されていることで、ピッキング処理と詰め込み処理との一貫性が保たれる。ピッキング手段7やピッキング作業者71は、ピッキング処理に加えて、つめこみ処理も行う。このため、一貫性があることで、仕分け作業に含まれるピッキング処理、詰め込み処理が効率化される。もちろん、供給手段4による物品供給も、仕分け作業に含まれるので、効率化される。
これらの一貫性は、制御部8によってコントロールされればよい。
配送ケース170は、詰め込み前は、空の状態で配送ケースライン160にて対象となるピッキング手段7の位置に供給される。供給されれば、ピッキング手段7は、ピッキングした物品セットを、配送ケース170に詰める。詰め込み処理が終われば、配送ケース170は、出荷として配送ケースライン160にて搬出される。
配送ケースライン160は、ベルトコンベアのような構造を有しており、配送ケース170の供給および搬出を可能とする。
以上のように、実施の形態1における物品仕分け装置1は、ピッキング頻度の違いに対応して、ピッキング作業を効率化する。結果として、仕分け作業のミスなどを防止できる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
実施の形態2では、実施の形態1で説明した物品仕分け装置1が複数組み合された物品仕分け倉庫について説明する。図11は、本発明の実施の形態2における物品仕分け倉庫の模式図である。物品仕分け倉庫500を上から見た状態を示している。
物品仕分け倉庫500は、実施の形態1で説明した複数の物品仕分け装置1を組み合わせている。このため、複数の物品棚2が並んだ状態である。複数の物品棚2が組み合されていればよい。また、物品棚2のそれぞれに供給手段4が備わっている。ただし、複数の物品棚2に共用される供給手段4が備わってもよい。
制御部8は、実施の形態1で説明した制御部8の機能を有する要素であり、物品仕分け装置1のそれぞれに設けられているものをまとめた概念でもよいし、複数の物品仕分け装置1全体を統括する制御部8であってもよい。
複数の物品仕分け装置1のそれぞれは、高頻度取り出し台5と低頻度取り出し台6とを備える。供給手段4は、高頻度取り出し台5に高頻度物品220を供給し、低頻度取り出し台6に低頻度物品230を供給する。ピッキング手段7は、高頻度取り出し台5から高頻度物品220をピッキングし、低頻度取り出し台6から低頻度物品230をピッキングする。
ピッキング処理や詰め込み処理については、実施の形態1で説明した通りである。
このとき、制御部8は、複数の仕分け装置1のそれぞれにおける高頻度物品220(高頻度物品群2200)と、低頻度物品230(低頻度物品群2300)のピッキング頻度を、仕分け装置1のそれぞれにおいて一定範囲に収める制御を行う。
すなわち、ある物品仕分け装置1においてピッキング必要な高頻度物品220の数と低頻度物品230の数とは、他の物品仕分け装置1においてピッキング必要な高頻度物品220の数と低頻度物品230の数との差は、一定範囲に収まる(数の面あるいは種類の面で)。
このような結果、物品仕分け倉庫500に含まれる複数の物品仕分け装置1において、仕分け装置1毎でのピッキング手段7(ピッキング作業者71)の作業量のばらつきを減少させることができる。図11のように、ピッキング作業者71は、担当する物品仕分け装置1毎に配置されている。この配置に基づいて、ピッキング作業者71は、ピッキング処理を行う。高頻度物品220や低頻度物品230のばらつきが少ないことにより、ピッキング作業者71毎の不公平が減少する。また、配送ケース170の到着と搬出における遅延を減少させることもできる。
このように、実施の形態1の物品仕分け装置1は、物品仕分け倉庫500に組み上げることができる。この結果、実施の形態2における物品仕分け倉庫500は、多量の物品の仕分け作業を効率的かつ高い精度で行うことができる。特に、複数のピッキング手段7やピッキング作業者71のそれぞれでの作業負担の平準化を図ることができる。結果として、物品仕分け倉庫500全体で見た場合の、物品仕分け作業の効率化と短時間化を実現できる。
なお、実施の形態1〜2で説明された物品仕分け装置、物品仕分け倉庫は、本発明の趣旨を説明する一例であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲での変形や改造を含む。
1 物品仕分け装置
2 物品棚
3 区画
4 供給手段
5 高頻度取り出し台
51 取り出し部
6 低頻度取り出し台
61 取り出し部
7 ピッキング手段
71 ピッキング作業者
8 制御部
9 ピッキング指示部
11 中頻度取り出し台
160 配送ケースライン
170 配送ケース
200 物品
220 高頻度物品
2200 高頻度物品群
230 低頻度物品
2300 低頻度物品群
240 中頻度物品
2400 中頻度物品群
500 物品仕分け倉庫

Claims (13)

  1. 複数の区画を有して、複数の種類の物品を収容する物品棚と、
    前記複数の区画のそれぞれに対応する種類の物品を、前記区画に供給する供給手段、
    前記物品棚の前記区画のいずれかに連結して、前記複数の種類の物品の内、ピッキング頻度の高い種類の物品群(以下、「高頻度物品群」と言う)をピッキング可能に供給する高頻度取り出し台と、
    前記物品棚の前記区画のいずれかに連結して、前記複数の種類の物品の内、ピッキング頻度の低い種類の物品群(以下、「低頻度物品群」と言う)を、ピッキング可能に供給する低頻度取り出し台と、
    前記高頻度取り出し台から前記高頻度物品群を、前記低頻度取り出し台から前記低頻度物品群を、ピッキングするピッキング手段と、を備え、
    前記物品棚は、所定の仕分け作業時間帯において必要となる種類の物品を収容しており、
    前記高頻度物品群は、単数もしくは複数の種類の高頻度でピッキングされる物品(以下、「高頻度物品」という)を、含み、
    前記低頻度物品群は、単数もしくは複数の種類の低頻度でピッキングされる物品(以下、「低頻度物品」という)を、含む、物品仕分け装置。
  2. 前記供給手段は、
    前記高頻度取り出し台に連結する前記区画を通じて、前記高頻度取り出し台に、前記高頻度物品群を供給し、
    前記低頻度取り出し台に連結する前記区画を通じて、前記低頻度取り出し台に、前記低頻度物品群を供給する、請求項1記載の物品仕分け装置。
  3. 前記ピッキング手段に対して、配送される物品セットに対応する、必要な物品の種類と個数の組み合わせを指示する、ピッキング指示部を更に備える、請求項1または2記載の物品仕分け装置。
  4. 前記ピッキング手段は、ピッキング作業者を含む、請求項1から3のいずれか記載の物品仕分け装置。
  5. 前記ピッキング作業者は、前記物品棚の前に位置して、前記ピッキング指示部の指示に基づいて、前記高頻度取り出し台から前記高頻度物品を、前記低頻度取り出し台から前記低頻度物品を、ピッキングする、請求項4記載の物品仕分け装置。
  6. 前記ピッキング手段は、前記ピッキング作業者と協同するあるいは前記ピッキング作業者に代替するピッキング装置を含む、請求項4記載の物品仕分け装置。
  7. 前記高頻度取り出し台は、分割された複数の取り出し部を備え、
    前記高頻度物品群に含まれる前記高頻度物品の種類ごとに、前記取り出し部に配置され、
    前記ピッキング手段は、前記高頻度取り出し台から必要となる前記高頻度物品をピッキングする、請求項1から6のいずれか記載の物品仕分け装置。
  8. 前記低頻度取り出し台は、分割された複数の取り出し部を備え、
    前記低頻度物品群に含まれる前記低頻度物品の種類ごとに、前記取り出し部に配置され、
    前記ピッキング手段は、前記低頻度取り出し台から必要となる前記低頻度物品をピッキングする、請求項1から7のいずれか記載の物品仕分け装置。
  9. 前記高頻度取り出し台に備わる前記取り出し部と前記高頻度物品との組み合わせは、前記仕分け作業時間帯の変更により変更可能であり、
    前記低頻度取り出し台に備わる前記取り出し部と前記低頻度物品との組み合わせは、前記仕分け作業時間帯の変更により変更可能である、請求項8記載の物品仕分け装置。
  10. 前記区画のいずれかに連結して、前記複数の種類の物品の内、ピッキング頻度が中程度である種類の物品群(以下、「中頻度物品群」という)を、ピッキング可能に供給する中頻度取り出し台を更に備え、
    前記高頻度取り出し台、前記低頻度取り出し台および前記中頻度取り出し台のそれぞれは、前記複数の区画の内、異なる区画に連結する、請求項1から9のいずれか記載の物品仕分け装置。
  11. 前記ピッキングされた物品セットを詰める配送ケースを供給および搬出する配送ケースラインを更に備える、請求項1から10のいずれか記載の物品仕分け装置。
  12. 複数の請求項1から11のいずれか記載の物品仕分け装置と、
    前記複数の物品仕分け装置を制御する制御部と、を備え、
    前記複数の仕分け装置のそれぞれは、前記高頻度取り出し台と前記低頻度取り出し台を備え、
    前記複数の仕分け装置のそれぞれの前記供給手段は、前記高頻度取り出し台に前記高頻度物品群を、前記低頻度取り出し台に前記低頻度物品群を供給し、
    前記制御部は、前記複数の仕分け装置のそれぞれにおける前記高頻度物品群と前記低頻度物品群のピッキング頻度を一定範囲に収める制御を行う、物品仕分け倉庫。
  13. 前記複数の物品仕分け装置のそれぞれに、ピッキング作業者が配置される、請求項12記載の物品仕分け倉庫。
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