JP2020179478A - チャックテーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】チャックテーブルにおいて、セルフグラインドによって保持面が低くなって限界に達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面が研削されたか否かを認識できるようにしたりする。【解決手段】被加工物を保持する保持面30aを有し厚みがあるチャックテーブル3であって、保持面30aが研削されたことにより減じられた厚みに対応して保持面30aに厚みが減じられたことを示す標32が現れる、チャックテーブル3。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体ウェーハ等の被加工物を保持するチャックテーブルに関する。
半導体ウェーハ等の被加工物を研削して所望の厚みまで薄化する研削装置においては、研削装置のチャックテーブルの保持面を研削砥石で研削して、研削砥石の下面と平行な保持面を形成させるセルフグラインドを実施している(例えば、特許文献1参照)。
特開2008−114336号公報
上記のセルフグラインドをする度にチャックテーブルの保持面は低くなっていく。また、セルフグラインドは、保持面に研削砥石を当接させて実施しているが、装置設定、即ち、研削手段の研削送り高さの設定によっては研削砥石が保持面に接触しないでセルフグラインドが完了してしまうことがある。
よって、チャックテーブルにおいては、セルフグラインドによって保持面が低くなって限界に達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面が研削されたか否かを認識したりしたいという課題がある。
上記課題を解決するための本発明は、被加工物を保持する保持面を有し厚みがあるチャックテーブルであって、該保持面が研削されたことにより減じられた厚みに対応して該保持面に厚みが減じられたことを示す標が現れる、チャックテーブルである。
被加工物を保持する保持面を有し厚みがある本発明に係るチャックテーブルは、保持面が研削されたことにより減じられた厚みに対応して保持面に厚みが減じられたことを示す標が現れることで、チャックテーブルの保持面が研削された量を作業者による目視や撮像手段による撮像で確認することが可能となり、セルフグラインドによって保持面が低くなって限界に達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面が研削されたか否かを把握したりできるようになる。
標が逆円錐状の外形を備えるチャックテーブルの分解斜視図である。 標が逆円錐状の外形を備えるチャックテーブルをセルフグラインドする場合を説明する斜視図である。 標が逆円錐状の外形を備えるチャックテーブルをセルフグラインドする場合を説明する側面図である。 図4(A)は、標が逆円錐状の外形を備えるチャックテーブルをセルフグラインドした後の保持面を説明する斜視図である。図4(B)は、標が逆円錐状の外形を備えるチャックテーブルの保持面をセルフグラインドした後の状態を説明する側面図である。 図5(A)は、標が斜円柱状の外形を備えるチャックテーブルのセルフグラインド前の保持面を説明する斜視図である。図5(B)は、標が斜円柱状の外形を備えるチャックテーブルの保持面をセルフグラインドする前の状態を説明する側面図である。 図6(A)は、標が斜円柱状の外形を備えるチャックテーブルのセルフグラインド後の保持面を説明する斜視図である。図6(B)は、標が斜円柱状の外形を備えるチャックテーブルの保持面をセルフグラインドした後の状態を説明する側面図である。 図7(A)は、3つの標がそれぞれ環状壁の外側面から内側面に向かって延びるように配設されたチャックテーブルのセルフグラインド前の保持面を説明する斜視図である。図7(B)は、3つの標がそれぞれ環状壁の外側面から内側面 に向かって延びるように配設されたチャックテーブルの保持面をセルフグラインドする前の状態を説明する側面図である。 図8(A)は、3つの標がそれぞれ環状壁の外側面から内側面に向かって延びるように配設されたチャックテーブルのセルフグラインド後の保持面を説明する斜視図である。図8(B)は、3つの標がそれぞれ環状壁の外側面から内側面に向かって延びるように配設されたチャックテーブルの保持面をセルフグラインドした後の状態を説明する側面図である。 図9(A)は、長さの異なる5つの標がそれぞれ環状壁の上面から厚み方向に延びるように配設されたチャックテーブルのセルフグラインド前の保持面を説明する斜視図である。図9(B)は、長さの異なる5つの標がそれぞれ環状壁の上面から厚み方向に延びるように配設されたチャックテーブルの保持面をセルフグラインドする前の状態を説明する側面図である。 図10(A)は、長さの異なる5つの標がそれぞれ環状壁の上面から厚み方向に延びるように配設されたチャックテーブルのセルフグラインド後の保持面を説明する斜視図である。図10(B)は、長さの異なる5つの標がそれぞれ環状壁の上面から厚み方向に延びるように配設されたチャックテーブルの保持面をセルフグラインドした後の状態を説明する側面図である。
半導体ウェーハ等の被加工物を保持する保持面30aを有し厚みがある本発明に係るチャックテーブル3は、例えば、被加工物を吸引保持し図示しない吸引源に連通するポーラス板30と、ポーラス板30を収容する凹部310を備えた枠体31と、を備えている。
なお、チャックテーブル3は、例えば、ポーラス板30を備えずに、金属やセラミック等の平滑な上面である保持面と下面とを貫通する貫通孔を備え、保持面に貫通孔に連通する複数の吸引溝が形成されており、貫通孔の下端側を吸引源に連通させて、吸引源の吸引力を保持面に伝達させることで保持面で被加工物を吸引保持するものであってもよい。
図1に示すように、ポーラス板30は、例えば、ポーラスセラミックス、ポーラスメタル、多孔質ポリテトラフルオロエチレン、又はポーラスカーボン等で構成されており、その外形が円形状である。
枠体31は、例えば、ステンレス等の金属又はセラミックスで構成されており、その外形が平面視円形板状に形成されている。枠体31の上面の外周側には所定の高さの環状壁312が立設されており、環状壁312の内側の領域はポーラス板30が収容される凹部310となっている。凹部310の直径(環状壁312の内径)は、例えば、ポーラス板30の直径よりも僅かに小さく設定されており、凹部310にポーラス板30が嵌合可能となっている。
枠体31の上面の環状壁312の外周囲には、周方向に一定の間隔をおいて複数(例えば45度間隔で8つ)のボルト挿通穴313が厚み方向(Z軸方向)に向かって貫通形成されている。
ポーラス板30の上面と枠体31の環状壁312の上面とで構成されるチャックテーブル3の保持面30a(図2参照)は、チャックテーブル3の回転中心を頂点とし肉眼では目視できない程度の極めて緩やかな円錐面となっている。なお、保持面30aは平坦面であってもよい。
チャックテーブル3は、図示しない研削装置等のテーブル基台の上面に形成されたねじ穴とボルト挿通穴313とを重ね合わせて、ボルト挿通穴313を通した固定ボルト368を図示しないねじ穴に螺合させ締め付けることにより、研削装置等に配設された状態になる。
図1に示すように、枠体31の凹部310の底面には、枠体31の回転中心を中心とするように形成された1条の円環状の吸引溝310cと、枠体31の中心に重なる吸引孔310dとが形成されている。なお、枠体31の凹部310に形成される吸引溝は、本実施形態に限定されるものではなく、チャックテーブル3の中心を中心とする同心円状の複数の円環状の吸引溝310cから、周方向に均等に吸引溝310c同士を連結するように放射状に延びる連結溝がさらに形成されていてもよい。
円環状の吸引溝310cの底には、周方向に均等間隔を空けて吸引溝310cを図示しない真空発生装置等の吸引源に連通する吸引孔310eがZ軸方向に貫通形成されている。また、枠体31の中心に形成された吸引孔310dも、図示しない吸引源に連通している。
チャックテーブル3は、保持面30aが研削されたことにより減じられたチャックテーブル3の厚みに対応して保持面30aに厚みが減じられたことを示す標32(しるし32)が現れる機能を備えている。なお、図1、2に示すチャックテーブル3は、保持面30aがセルフグラインドされる前の状態となっている。
標32は、例えば、枠体31の環状壁312の上面から環状壁312の内部の所定の高さ位置まで鉛直方向(Z軸方向)に延びる逆円錐状の外形であり、金属、樹脂、又はセラミック等で構成されている。標32は、例えば、環状壁312の上面に埋設されており、標32の上面と環状壁312の上面とは面一に形成されている。なお、標32は、上面が露出せず、環状壁312内に全体が埋め込まれていてもよい。図1、2においては、標32は、1つのみ枠体31に配設されているが、周方向に複数配設されていてもよい。
また、標32は、環状壁312の上面から環状壁312の内部の所定の高さ位置まで鉛直方向(Z軸方向)に延びる逆円錐状の穴であってもよい。
標32の色は、例えば、枠体31の色とは区別可能な色(例えば、黒色)となっている。なお、標32の形は逆円錐状に限定されるものではなく、円錐状であってもよいし、逆角錐状であってもよい。標32の形は、例えば、円柱状であってもよく、この場合には、チャックテーブル3の厚み方向(標32の厚み方向)において段階的に色が異なっていたり、色の濃度が変化していったりすることで、チャックテーブル3の厚みの変化を認識できるようになっていてもよい。
チャックテーブル3をセルフグラインドする図2に示す研削手段7は、図2に示すボールネジ機構等からなる研削送り手段79によって、Z軸方向に往復移動可能となっている。研削手段7は、軸方向が鉛直方向(Z軸方向)である回転軸70と、回転軸70を回転駆動する図示しないモータと、回転軸70の下端に接続された円形状のマウント73と、マウント73の下面に着脱可能に接続された研削ホイール74とを備える。そして、研削ホイール74は、ホイール基台74aと、ホイール基台74aの底面に環状に配設された複数の研削砥石74bとを備える。
研削砥石74bは、例えば、金属又はビトリファイドの結合材(ボンド材)に、ダイヤモンド、CBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒を混合・焼結等して略同一の大きさの直方体状に形成されている。なお、結合材や砥粒の種類に制限はなく、被加工物の種類等に応じて適切に選択、変更できる。
図2に示すチャックテーブル3のセルフグラインドを開始する際には、図示しない傾き調整手段によって、例えばチャックテーブル3の+Y方向の外周側を上げることにより、研削手段7の中心の回転軸70とチャックテーブル3の中心の回転軸とを相対的に僅かな角度だけ傾けて、研削砥石74bの研削面(下面)を非常に緩やかな円錐面である保持面30aの頂点(中心)から外周に至る面に対して平行となるように調整する。
次いで、図示しない回転手段によりチャックテーブル3を略鉛直方向(略Z軸方向)の回転軸を軸として所定の回転速度で回転させる。また、研削送り手段79により研削手段7を所定の研削送り速度で下降させつつ、研削手段7は、図3に示すように、回転軸70を回転させることにより、研削ホイール74を回転させ、研削砥石74bで保持面30aを押圧しながら研削する。そして、研削砥石74bは常に保持面30aの中心を通過しながら、保持面30a全面の研削を行っていく。また、保持面30aに表れている標32も同時に研削されていく。研削加工中においては、保持面30aと研削砥石74bとの接触部位に研削水が供給されて洗浄・冷却が行われる。そして、所定時間上記研削が行われた後、研削手段7が+Z方向へと移動しチャックテーブル3から離間する。
チャックテーブル3の保持面30aには、保持面30aが上記のような研削(セルフグラインド)がされたことにより減じられた厚みに対応して厚みが減じられたことを示す研削後の標32が現れている。図4(A)、(B)に示す保持面30aにおける標32の面積及び直径は、図2に示す保持面30aにおける標32の面積及び直径よりも小さくなっている。
例えば、作業者がチャックテーブル3の保持面30aを確認したり、チャックテーブル3が配設される研削装置等に備えられた撮像手段によってチャックテーブル3の保持面30aが撮像されて撮像画像が形成され画像解析がされたりすることで、図2に示す研削前の保持面30aの標32よりも、図4(A)、(B)に示す保持面30aにおける標32の面積及び直径が小さくなっていることが認識される。その結果、作業者又は研削装置等自体が、セルフグラインドによって保持面30aが低くなって限界に達しそうなこと、又は達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面30aが研削されたか否かを把握したりできるようになる。
例えば、作業者又は研削装置が、保持面30aにおける標32の面積又は直径とチャックテーブル3の厚みとの関係を示すデータ表を備えており、作業者又は研削装置が、保持面30aの標32の面積又は直径を計測し、計測値とデータ表とからチャックテーブル3のセルフグラインド後の厚みを認識できるようになっていてもよい。例えば、研削装置は、研削前の保持面30aの標32よりも保持面30aにおける標32の面積及び直径が小さくなっていることを撮像画像から認識し、セルフグラインドによって保持面30aが低くなって限界に達しそうなこと又は達したことを把握した場合には、チャックテーブル3を交換すべきとの警告を装置スピーカーから発報又は装置モニターで表示してもよい。
チャックテーブル3は、図2、3に示す標32の代わりに、図5(A)、(B)に示す標33を備えてもよい。標33は、例えば、枠体31の環状壁312の上面から環状壁312の内部の所定の高さ位置まで径方向外側に向かって斜め下方に延びる斜円柱状であり、金属、樹脂、又はセラミック等で構成されている。標33は、例えば、環状壁312の上面に埋設されており、保持面30aのセルフグラインド前において、標33の上面と環状壁312の上面とは面一に形成されている。なお、標33は、上面が露出せず、環状壁312内に全体が埋め込まれていてもよい。図5(A)、(B)においては、標33は、1つのみ枠体31に配設されているが、周方向に複数配設されていてもよい。
また、標33は、枠体31の環状壁312の上面から環状壁312の内部の所定の高さ位置まで径方向外側に向かって斜め下方に延びる斜円柱状の穴であってもよい。
図6(A)、(B)は、標33を備えるチャックテーブル3が、先に説明したのと同様のセルフグラインドが施された後の状態を示している。チャックテーブル3の保持面30aには、保持面30aが上記のような研削(セルフグラインド)がされたことにより減じられた厚みに対応して厚みが減じられたことを示す研削後の標33が現れている。保持面30aにおける標33の位置は、図5(A)、(B)に示す保持面30aにおける標33の位置よりも径方向外側、即ち、環状壁312の外周縁により近づいた状態になっている。
例えば、作業者がチャックテーブル3の保持面30aを確認したり、チャックテーブル3が配設される研削装置等に備えられる撮像手段によってチャックテーブル3の保持面30aが撮像されて撮像画像が形成され画像解析がされたりすることで、研削前の保持面30aの標33よりも保持面30aにおける標33の径方向位置がより外側になっていることが認識される。その結果、作業者又は研削装置等自体が、セルフグラインドによって保持面30aが低くなって限界に達しそうなこと又は達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面30aが研削されたか否かを把握したりできるようになる。
例えば、作業者又は研削装置が、保持面30aにおける標33の環状壁312における径方向位置とチャックテーブル3の厚みとの関係を示すデータ表を備えており、作業者又は研削装置が、保持面30aの標33の径方向位置を計測し、計測値とデータ表とからチャックテーブル3の厚みを認識できるようになっていてもよい。
チャックテーブル3は、図2に示す標32の代わりに、図7(A)、(B)に示す複数(例えば3つ)の標34、標35、及び標36を備えてもよい。標34〜標36は、例えば、枠体31の環状壁312の外側面から環状壁312の内側面側に向かって延びる略円柱状または四角柱状の外形であり、金属、樹脂、又はセラミック等で構成されている。標34〜標36は、チャックテーブル3の厚み方向(Z軸方向)において高さ位置が順に低くなるように配設されており、研削前の図7(A)、(B)に示す保持面30aにおいては、標34のみが保持面30aと面一の状態で露出している。
例えば、標34〜標36は、チャックテーブル3の厚み方向において互いに所定量重なっていると好ましい。
なお、標34〜標36はそれぞれが異なった形や、異なった色を備えてもよい。例えば、標34は、環状壁312の外側面から環状壁312の内側面側に向かって延びる略円柱状であり、標35は、環状壁312の外側面から環状壁312の内側面側に向かって延びる円錐状であり、標36は、環状壁312の外側面から環状壁312の内側面側に向かって延びる逆円錐状であってもよい。
また、標34〜標36は、環状壁312の外側面から環状壁312の内側面側に向かって延びる円柱状又は四角柱状の穴であってもよい。
図8(A)、(B)は、標34〜標36を備えるチャックテーブル3が、先に説明したのと同様のセルフグラインドが施された後の状態を示している。チャックテーブル3の保持面30aには、保持面30aが上記のような研削(セルフグラインド)がされたことにより、交換すべき厚み又は交換すべき厚みに近い厚みまで減じられたチャックテーブル3の厚みに対応して厚みが減じられたことを示す研削後の標34、標35、及び標36が現れている。
例えば、作業者がチャックテーブル3の保持面30aを確認したり、チャックテーブル3が配設される研削装置等に備えられる撮像手段によってチャックテーブル3の保持面30aが撮像されて撮像画像が形成され画像解析がされたりすることで、標34に加えて研削前の保持面30aには現れていなかった標35及び標36が、保持面30aに現れていることが認識される。その結果、作業者又は研削装置等自体が、セルフグラインドによって保持面30aが低くなってチャックテーブル3が使用の限界に達しそうなこと又は使用の限界に達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面30aが研削されたか否かを把握したりできるようになる。
チャックテーブル3は、図2に示す標32の代わりに、図9(A)、(B)に示す複数(例えば5つ)の標37、標38、標39、標40、及び標41を備えてもよい。標37〜標41は、環状壁312の上面から環状壁312の内部の所定の高さ位置まで鉛直方向(Z軸方向)に延びる円柱状の穴であり、チャックテーブル3の周方向に均等間隔を空けて配設されている。標37〜標41は、チャックテーブル3の厚み方向における長さ(深さ)が順に長くなっている。図9(A)、(B)に示すチャックテーブル3は、保持面30aがセルフグラインドされる前の状態を示している。
なお、標37〜標41は、チャックテーブル3の厚み方向における長さが順に長くなっていく円柱や角柱であってもよい。
図10(A)、(B)は、標37〜標41を備えるチャックテーブル3が、先に説明したのと同様のセルフグラインドが施された後の状態を示している。チャックテーブル3の保持面30aには、保持面30aが上記のような研削(セルフグラインド)がされたことにより減じられた厚みに対応して厚みが減じられたことを示す研削後の標39〜標41が現れている。即ち、研削前の保持面30aに現れていた標37及び標38が研削により消えた状態になっており、標の本数が減っている。
例えば、作業者がチャックテーブル3の保持面30aを確認したり、チャックテーブル3が配設される研削装置等に備えられる撮像手段によってチャックテーブル3の保持面30aが撮像されて撮像画像が形成され画像解析がされたりすることで、研削前の保持面30aの標の本数よりも保持面30aにおける標の本数が減っていることが認識される。その結果、作業者又は研削装置等自体が、セルフグラインドによって保持面30aが低くなって限界に達しそうなこと又は達したことを把握したり、また、セルフグラインドで保持面30aが研削されたか否かを把握したりできるようになる。
例えば、作業者又は研削装置が、図9(A)、(B)に示す保持面30aにおける標の本数とチャックテーブル3の厚みとの関係を示すデータ表を備えており、作業者又は研削装置が、保持面30aの標の本数を計測し、本数とデータ表とからチャックテーブル3の厚みを認識できるようになっていてもよい。
本発明に係るチャックテーブル3は上記実施形態に限定されず、その技術的思想の範囲内において種々異なる形態にて実施されてよいことは言うまでもない。また、添付図面に図示されているチャックテーブル3の各構成の形状等についても、これに限定されず、本発明の効果を発揮できる範囲内で適宜変更可能である。
3:チャックテーブル 30:ポーラス板 30a:保持面 31:枠体 310:凹部310c:吸引溝 310d、310e:吸引孔 312:環状壁 313:ボルト挿通穴
32:逆円錐状の標
7:研削手段 70:回転軸 73:マウント 74:研削ホイール 74b:研削砥石
33:斜円柱状の標
34〜36:環状壁の外側面から内側面側に向かって延びる標
37〜41:環状壁の上面からチャックテーブルの厚み方向に延びそれぞれ長さの違う標

Claims (1)

  1. 被加工物を保持する保持面を有し厚みがあるチャックテーブルであって、該保持面が研削されたことにより減じられた厚みに対応して該保持面に厚みが減じられたことを示す標が現れる、チャックテーブル。
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