JP2023064421A - ドレッシングボード - Google Patents

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Abstract

【課題】保管する際の管理が容易なドレッシングボードを提供する。【解決手段】保持プレートの表面の中央領域において開口する貫通孔を介してチャックテーブルから吸引力を作用させることによって、この中央領域に配置されたドレスプレートをチャックテーブルが保持する。この場合、ドレスプレートと保持プレートとを一体化する必要がなく、両者を分離して個別に保管可能である。そして、この場合には、n種類のドレスプレートのいずれかと、m種類の保持プレートのいずれかとを組み合わせることによって、n×m種類のドレッシングボードを構成することができる。そのため、この場合には、n×m種類のドレッシングボードを構成するために、n+m種類の構成要素(ドレスプレート及び保持プレート)のみを保管すればよくなる。これにより、ドレッシングボードを保管する際の管理が容易になる。【選択図】図2

Description

本発明は、チャックテーブルから作用する吸引力によって保持された被加工物を加工するための加工砥石のドレスに利用されるドレッシングボードに関する。
IC(Integrated Circuit)及びLSI(Large Scale Integration)等のデバイスのチップは、携帯電話及びパーソナルコンピュータ等の各種電子機器において不可欠の構成要素である。このチップは、例えば、表面に多数のデバイスが形成されたウェーハ等の被加工物を薄化した後に個々のデバイスを含む領域毎に分割することで製造される。
被加工物を薄化する方法としては、例えば、研削装置による研削が挙げられる。この研削装置は、一般的に、環状に離散して配置された複数の研削砥石を備える研削ホイールが先端部に装着されたスピンドルと、保持面近傍の空間に吸引力を作用させることができるチャックテーブルとを有する。
そして、この研削装置においては、チャックテーブルの保持面に表面側が置かれた被加工物に吸引力を作用させることによって被加工物がチャックテーブルに保持される。なお、この保持面は、被加工物を保持する際にリークが生じないように被加工物の表面と概ね同じサイズになるように設計されている。
また、この研削装置において被加工物を薄化する際には、研削ホイールとチャックテーブルとのそれぞれを回転させ、かつ、加工点(研削砥石と被加工物との接触界面)に研削液(例えば、水)を供給しながら、研削砥石の研削面と被加工物の裏面とを接触させる。これにより、被加工物の裏面側が研削されて被加工物が薄化される。
被加工物を研削するための研削砥石は、例えば、気孔が内在するビトリファイドボンド又はレジンボンド等のボンド材と、ボンド材に分散されたダイヤモンド又は立方晶窒化ホウ素(cBN:cubic Boron Nitride)等の砥粒とを有する。そして、被加工物は、研削砥石の研削面に露出した砥粒によって削られる。
ただし、未使用の研削砥石においては、研削砥石の研削面に砥粒が十分に露出していないことがある。また、研削ホイールに含まれる複数の研削砥石のそれぞれの研削面が同一平面上に位置していないこともある。
さらに、研削によって生じた研削屑が研削砥石の研削面に付着すると、研削砥石の研削面に砥粒が十分に露出しない(目詰まりする)ことがある。また、研削を繰り返し行うことで研削面に露出した砥粒が摩耗する(目潰れする)こともある。
これらの場合、研削装置における研削効率が低下するおそれがある。そのため、研削装置においては、適宜のタイミングで、複数の研削砥石の研削面側を削って研削に適した状態に整える処理(ドレス)が行われることが多い。
このドレスは、例えば、研削ホイールとドレッシングボードに吸引力を作用させて保持するチャックテーブルとのそれぞれを回転させ、かつ、加工点(研削砥石とドレッシングボードとの接触界面)に研削液(例えば、水)を供給しながら、研削砥石の研削面とドレッシングボードの表面とを接触させることによって行われる(例えば、特許文献1及び2参照)。
特開2006-15423号公報 特開2008-221360号公報
ドレッシングボードは、一般的に、気孔が内在するボンド材とボンド材に分散された砥粒とを含むドレスプレートと、表面の中央領域にドレスプレートが固定されている保持プレートとを一体化することによって構成される。
なお、ドレスプレートに含まれるボンド材及び/又は砥粒は、ドレスが施される研削砥石の種類(研削砥石に含まれるボンド材及び/又は砥粒)に応じて選択される。ここで、研削砥石の種類は様々である。そのため、ドレスプレートは、複数種類の研削砥石のいずれにも対応可能な汎用品ではなく、それらのいずれかのみに対応した専用品である。
そして、研削砥石のドレスを行う際には、チャックテーブルの保持面に保持プレートの裏面を置いた後、この保持プレートにチャックテーブルから吸引力を作用させることによってドレッシングボードをチャックテーブルで保持する。
なお、保持プレートの裏面は、ドレッシングボードが保持される際にリークが生じないようにチャックテーブルの保持面を過不足なく覆うようなサイズになるように設計される必要がある。すなわち、保持プレートの裏面は、このチャックテーブルにおいて保持される被加工物の表面と概ね同じサイズになるように設計される必要がある。
ここで、被加工物のサイズは様々であり、それを保持するチャックテーブルの保持面のサイズも様々である。そのため、保持プレートは、それぞれの保持面のサイズが異なる複数のチャックテーブルのいずれにも対応可能な汎用品ではなく、それらのいずれかのみに対応した専用品である。
そして、ドレッシングボードは、特定のドレスプレートと特定の保持プレートとが一体化されることによって構成される。そのため、ドレスが施される研削砥石がn種類存在し、かつ、研削砥石のドレスを行う際に利用されるチャックテーブルのサイズがm種類存在する場合には、n×m種類のドレッシングボードを用意する必要がある。
しかしながら、このように多数の種類のドレッシングボードを保管して管理することは煩雑である。この点に鑑み、本発明の目的は、保管する際の管理が容易なドレッシングボードを提供することである。
本発明によれば、チャックテーブルから作用する吸引力によって保持された被加工物を加工するための加工砥石のドレスに利用されるドレッシングボードであって、表面の中央領域において開口する貫通孔が形成されている保持プレートと、該中央領域に配置された状態で該貫通孔を介して該チャックテーブルから該吸引力が作用することによって該保持プレートを介して該チャックテーブルに保持されるドレスプレートと、を備えるドレッシングボードが提供される。
好ましくは、該保持プレートの表面側には、該ドレスプレートが嵌合する凹部が形成され、該中央領域は、該凹部の底面に位置し、該底面において該貫通孔が開口する。
好ましくは、該保持プレートは、円盤状であり、該ドレスプレートは、下面の直径が該保持プレートの表面の直径より小さい円盤状の支持部と、上面の直径が該支持部の該下面の直径と等しい、又は、それより小さいドレス部と、を含み、該ドレス部の下面が該支持部の上面に固定されている。
好ましくは、該保持プレートは、天板と、該天板の外周部から垂下する側壁と、を含み、該側壁は、該保持プレートが該チャックテーブルに嵌合するように、該チャックテーブルの外周面に対応する内周面を有する。
本発明のドレッシングボードにおいては、保持プレートの表面の中央領域において開口する貫通孔を介してチャックテーブルから吸引力を作用させることによって、この中央領域に配置されたドレスプレートがチャックテーブルに保持される。この場合、ドレスプレートと保持プレートとを一体化する必要がなく、両者を分離して個別に保管可能である。
そして、この場合には、それぞれに含まれるボンド材及び/又は砥粒が異なる複数種類のドレスプレートのいずれかと、それぞれのサイズが異なる複数の保持プレートのいずれかとを任意に組み合わせてドレッシングボードを構成することが可能である。すなわち、この場合には、n種類のドレスプレートのいずれかと、m種類の保持プレートのいずれかとを組み合わせることによって、n×m種類のドレッシングボードを構成することができる。
そのため、この場合には、n×m種類のドレッシングボードを構成するために、n+m種類の構成要素(ドレスプレート及び保持プレート)のみを保管すればよくなる。これにより、それぞれが一体化されたドレスプレートと保持プレートとによって構成されるn×m種類のドレッシングボードを保管する場合と比較して、ドレッシングボードを保管する際の管理が容易になる。
図1は、研削装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2(A)は、ドレッシングボードの第1の例を模式的に示す斜視図であり、図2(B)ドレッシングボードの第1の例を模式的に示す断面図であり、図2(C)は、チャックテーブルに保持されたドレッシングボードの第1の例を模式的に示す断面図である。 図3(A)は、ドレッシングボードの第2の例を模式的に示す斜視図であり、図3(B)ドレッシングボードの第2の例を模式的に示す断面図であり、図3(C)は、チャックテーブルに保持されたドレッシングボードの第2の例を模式的に示す断面図である。 図4(A)は、ドレッシングボードの第3の例を模式的に示す斜視図であり、図4(B)ドレッシングボードの第3の例を模式的に示す断面図であり、図4(C)は、チャックテーブルに保持されたドレッシングボードの第3の例を模式的に示す断面図である。 図5(A)は、ドレッシングボードの第4の例を模式的に示す斜視図であり、図5(B)ドレッシングボードの第4の例を模式的に示す断面図であり、図5(C)は、チャックテーブルに保持されたドレッシングボードの第4の例を模式的に示す断面図である。
添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。図1は、研削装置の一例を模式的に示す斜視図である。図1に示される研削装置2は、ウェーハ等の被加工物又はドレッシングボードを保持可能なチャックテーブル4を有する。このチャックテーブル4は、例えば、セラミックス等からなる円盤状の枠体6を有する。
そして、枠体6の上面側には円形状の開口を上端に持つ凹部が形成されており、この凹部にはセラミックス等からなる円盤状のポーラス板8が固定されている。また、ポーラス板8の上面は、中心が外縁より僅かに突出した円錐の側面に相当する形状に構成されており、この上面が被加工物又はドレッシングボードが置かれるチャックテーブル4の保持面として機能する。
さらに、ポーラス板8の下面側は、枠体6の内部に設けられた流路(不図示)及びバルブ(不図示)等を介して、エジェクタ等の吸引源(不図示)に連通する。そのため、このバルブを開き、かつ、この吸引源を動作させれば、ポーラス板8の上面(チャックテーブル4の保持面)に置かれた被加工物又はドレッシングボードがチャックテーブル4によって吸引される。
また、チャックテーブル4は、水平方向移動機構(不図示)に連結されている。この水平方向移動機構は、例えば、ボールねじ及びモータ等を有する。そして、この水平方向移動機構が動作すると、チャックテーブル4は、水平方向に沿って移動する。
また、チャックテーブル4は、回転機構(不図示)に連結されている。この回転機構は、例えば、スピンドル及びモータ等を有する。そして、この回転機構が動作すると、チャックテーブル4が図1に示される矢印aの方向に回転する。
また、チャックテーブル4の上方には、研削ユニット10が設けられている。研削ユニット10は、上端部がモータ等の回転駆動源に連結されているスピンドル12を有する。そして、このスピンドル12の下端部には、円盤状のホイールマウント14が固定されている。
このホイールマウント14には、それぞれがホイールマウント14を厚さ方向に貫通する複数の開口(不図示)がホイールマウント14の周方向に沿って概ね等間隔に形成されている。そして、複数の開口のそれぞれには、ボルト16が挿入されている。
また、ホイールマウント14の下部には、研削ホイール18が装着されている。この研削ホイール18は、環状の基台20を有する。そして、基台20の上部には、複数の雌ねじ部(不図示)が設けられており、各雌ねじ部にボルト16の下端部が螺合することで研削ホイール18がホイールマウント14の下部に装着される。
また、基台20の下端部には、基台20の周方向に沿って概ね等間隔に複数の研削砥石22が固定されている。そして、複数の研削砥石22の下面は、概ね同じ高さに配置されており、これらの下面が研削砥石22の研削面として機能する。
さらに、スピンドル12は、鉛直方向移動機構(不図示)に連結されている。この鉛直方向移動機構は、例えば、ボールねじ及びモータ等を有する。そして、この鉛直方向移動機構が動作すると、スピンドル12、ホイールマウント14及び研削ホイール18は、鉛直方向に沿って移動する。
また、スピンドル12は、モータ等の回転駆動源(不図示)に連結されている。そして、この回転駆動源が動作すると、スピンドル12は、図2に示される矢印bの方向に回転する。
図2(A)は、ドレッシングボードの第1の例を模式的に示す斜視図であり、図2(B)は、ドレッシングボードの第1の例を模式的に示す断面図である。図2(A)及び図2(B)に示されるドレッシングボード24は、円盤状の保持プレート26と円盤状のドレスプレート28とを有する。
保持プレート26は、例えば、ポリ塩化ビニルからなる。また、保持プレート26の表面(上面)26a及び裏面(下面)26bのそれぞれの直径は、例えば、チャックテーブル4の枠体6の上面の内径より大きく、その外径より小さい。さらに、保持プレート26には、表面26aの円状の中央領域26cにおいて開口する複数の貫通孔26dが形成されている。
ドレスプレート28は、例えば、炭化珪素(SiC)からなるグリーンカーボランダム(GC)砥粒又は酸化アルミニウム(Al)からなるホワイトアランダム(WA)砥粒をビトリファイドボンド又はレジンボンドからなるボンド材に混錬した後に焼成して形成される。また、ドレスプレート28の表面(上面)及び裏面(下面)のそれぞれの直径は、保持プレート26の表面26aの中央領域26cの直径に概ね等しい。
図2(C)は、チャックテーブル4に保持されたドレッシングボード24を模式的に示す断面図である。チャックテーブル4においてドレッシングボード24を保持する際には、まず、保持プレート26の裏面26bによってポーラス板8の上面(チャックテーブル4の保持面)が覆われるように、保持プレート26をチャックテーブル4に置く。
次いで、この保持プレート26の表面26aの中央領域26cにドレスプレート28を配置する。次いで、バルブを介してポーラス板8の下面側と連通している吸引源を動作させるとともに、このバルブを開く。これにより、保持プレート26に形成されている貫通孔26dを介してチャックテーブル4からドレスプレート28に吸引力が作用する。
この時、チャックテーブル4とドレスプレート28との間に位置付けられた保持プレート26には、ドレスプレート28側からチャックテーブル4側に向かう押圧力が作用する。その結果、保持プレート26とドレスプレート28とを有するドレッシングボード24がチャックテーブル4に保持される。
ドレッシングボード24においては、保持プレート26の表面26aの中央領域26cにおいて開口する貫通孔26dを介してチャックテーブル4から吸引力を作用させることによって、この中央領域26cに配置されたドレスプレート28がチャックテーブル4に保持される。この場合、ドレスプレート28と保持プレート26とを一体化する必要がなく、両者を分離して個別に保管可能である。
そして、この場合には、それぞれに含まれるボンド材及び/又は砥粒が異なる複数種類のドレスプレート28のいずれかと、それぞれのサイズが異なる複数の保持プレート26のいずれかとを任意に組み合わせてドレッシングボード24を構成することが可能である。すなわち、この場合には、n種類のドレスプレート28のいずれかと、m種類の保持プレート26のいずれかとを組み合わせることによって、n×m種類のドレッシングボード24を構成することができる。
そのため、この場合には、n×m種類のドレッシングボード24を構成するために、n+m種類の構成要素(ドレスプレート28及び保持プレート26)のみを保管すればよくなる。これにより、それぞれが一体化されたドレスプレート28と保持プレート26とによって構成されるn×m種類のドレッシングボード24を保管する場合と比較して、ドレッシングボード24を保管する際の管理が容易になる。
図3(A)は、ドレッシングボードの第2の例を模式的に示す斜視図であり、図3(B)は、ドレッシングボードの第2の例を模式的に示す断面図である。図3(A)及び図3(B)に示されるドレッシングボード30は、円盤状の保持プレート32と円盤状のドレスプレート28とを有する。
保持プレート32は、ドレスプレート28が嵌合する円柱状の凹部32bが表面32aに形成されている点を除いて、図2(A)及び図2(B)に示される保持プレート26と同様の構造を有する。そして、保持プレート32においては、表面32aの中央領域が凹部32bの底面に位置し、この底面において複数の貫通孔32cが開口する。
図3(C)は、チャックテーブル4に保持されたドレッシングボード30を模式的に示す断面図である。ドレッシングボード30は、図2(C)に示されるドレッシングボード24と同様の手順でチャックテーブル4に保持される。
そして、このドレッシングボード30は、ドレッシングボード24と同様に、保管する際の管理が容易である。さらに、このドレッシングボード30においては、保持プレート32とドレスプレート28との位置合わせが容易である。
図4(A)は、ドレッシングボードの第3の例を模式的に示す斜視図であり、図4(B)は、ドレッシングボードの第3の例を模式的に示す断面図である。図4(A)及び図4(B)に示されるドレッシングボード34は、円盤状の保持プレート32と円盤状のドレスプレート36とを有する。このドレスプレート36は、円盤状の支持部36aと、支持部36aの上面に下面が固定されている円盤状のドレス部36bとを有する。
支持部36aは、例えば、ポリ塩化ビニルからなり、平坦な下面を有する。また、支持部36aの下面(ドレスプレート36の裏面)の直径は、例えば、保持プレート32の表面32aの中央領域に形成されている凹部32bの直径に概ね等しい。すなわち、支持部36aの下面(ドレスプレート36の裏面)の直径は、保持プレート32の表面32aの直径より小さい。
ドレス部36bは、例えば、図2(A)及び図2(B)に示されるドレスプレート28と同様に、砥粒をボンド材に混錬した後に焼成して形成される。また、ドレス部36bの上面(ドレスプレート36の表面)の直径は、保持プレート32の表面32aの中央領域に形成されている凹部32bの直径に概ね等しい。なお、ドレス部36bの上面の直径は、凹部32bの直径より小さくてもよい。この場合、ドレス部36bの上面の直径は、支持部36aの下面の直径より小さくなる。
図4(C)は、チャックテーブル4に保持されたドレッシングボード34を模式的に示す断面図である。ドレッシングボード34は、図2(C)に示されるドレッシングボード24と同様の手順でチャックテーブル4に保持される。
そして、このドレッシングボード34は、ドレッシングボード24と同様に、保管する際の管理が容易である。また、このドレッシングボード34においては、図3(C)に示されるドレッシングボード30と同様に、保持プレート32とドレスプレート28との位置合わせが容易である。
さらに、このドレッシングボード34は、ドレスプレート36の支持部36aの平坦な下面が保持プレート32の表面32aの中央領域に形成されている凹部32bの底面に接触した状態でチャックテーブル4に保持される。これにより、チャックテーブル4においてドレッシングボード34を保持する際に生じるリークを抑制し、ドレスプレート36に作用する吸引力を向上させることができる。
図5(A)は、ドレッシングボードの第4の例を模式的に示す斜視図であり、図5(B)は、ドレッシングボードの第4の例を模式的に示す断面図である。図5(A)及び図5(B)に示されるドレッシングボード38は、円盤状の保持プレート40と円盤状のドレスプレート36とを有する。この保持プレート40は、円盤状の天板40aと、この天板40aの外周部から垂下する円環状の側壁40bとを有する。
天板40aは、図3(A)及び図3(B)に示される保持プレート32と同様の構造を有する。ただし、天板40aの表面(上面)の外径は、チャックテーブル4の枠体6の上面の外径より大きい。側壁40bは、保持プレート40がチャックテーブル4に嵌合するように、チャックテーブル4の外周面に対応する内周面を有する。
図5(C)は、チャックテーブル4に保持されたドレッシングボード38を模式的に示す断面図である。ドレッシングボード38は、図2(C)に示されるドレッシングボード24と同様の手順でチャックテーブル4に保持される。
そして、このドレッシングボード38は、ドレッシングボード24と同様に、保管する際の管理が容易である。また、このドレッシングボード38においては、図3(C)に示されるドレッシングボード30と同様に、保持プレート32とドレスプレート28との位置合わせが容易である。また、このドレッシングボード38においては、図4(C)に示されるドレッシングボード34と同様に、ドレスプレート36に作用する吸引力を向上させることができる。
さらに、このドレッシングボード38においては、保持プレート40とチャックテーブル4との位置合わせが容易である。また、チャックテーブル4においてドレッシングボード38を保持する際には、チャックテーブル4の上部の周囲に保持プレート40の側壁40bに存在するため、チャックテーブル4の保持面の汚染(コンタミネーション)を抑制することができる。
なお、上述したドレッシングボード24,30,34,38は本発明の一態様であって、本発明のドレッシングボードは上述したドレッシングボード24,30,34,38に限定されない。例えば、本発明のドレッシングボードは、被加工物を切削するための円環状の切削砥石(加工砥石)のドレスに利用されるドレッシングボードであってもよい。
その他、上述した実施形態にかかる構造及び方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 :研削装置
4 :チャックテーブル
6 :枠体
8 :ポーラス板
10:研削ユニット
12:スピンドル
14:ホイールマウント
16:ボルト
18:研削ホイール
20:基台
22:研削砥石
24:ドレッシングボード
26:保持プレート(26a:表面(上面)、26b:裏面(下面))
(26c:中央領域、26d:貫通孔)
28:ドレスプレート
30:ドレッシングボード
32:保持プレート(32a:表面(上面)、32b:凹部、32c:貫通孔)
34:ドレッシングボード
36:ドレスプレート(36a:支持部、36b:ドレス部)
38:ドレッシングボード
40:保持プレート(40a:天板、40b:側壁)

Claims (4)

  1. チャックテーブルから作用する吸引力によって保持された被加工物を加工するための加工砥石のドレスに利用されるドレッシングボードであって、
    表面の中央領域において開口する貫通孔が形成されている保持プレートと、
    該中央領域に配置された状態で該貫通孔を介して該チャックテーブルから該吸引力が作用することによって該保持プレートを介して該チャックテーブルに保持されるドレスプレートと、
    を備えることを特徴とするドレッシングボード。
  2. 該保持プレートの表面側には、該ドレスプレートが嵌合する凹部が形成され、
    該中央領域は、該凹部の底面に位置し、該底面において該貫通孔が開口することを特徴とする請求項1に記載のドレッシングボード。
  3. 該保持プレートは、円盤状であり、
    該ドレスプレートは、
    下面の直径が該保持プレートの表面の直径より小さい円盤状の支持部と、
    上面の直径が該支持部の該下面の直径と等しい、又は、それより小さいドレス部と、を含み、
    該ドレス部の下面が該支持部の上面に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のドレッシングボード。
  4. 該保持プレートは、
    天板と、
    該天板の外周部から垂下する側壁と、を含み、
    該側壁は、該保持プレートが該チャックテーブルに嵌合するように、該チャックテーブルの外周面に対応する内周面を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のドレッシングボード。
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