JP2020179418A - レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置 - Google Patents

レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置 Download PDF

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Abstract

【課題】溶接前の状態で互いの間に隙間が空いている場合であっても、金属部材同士を高い接合強度で且つ高い作業効率を以って接合可能なレーザ溶接方法およびレーザ溶接装置を提供する。【解決手段】集光部は、レーザ光を板材501における溶接箇所に集光するとともに、レーザ光のスポットを周回中心AxLB1周りに周回させる。ワイヤ供給機は、レーザ光の照射によって溶融するワイヤ20をレーザ光のスポットの走査領域内に供給する。ワイヤ供給機は、レーザ光のスポットが通過する箇所に、当該スポットが通過する前にワイヤ20の先端を配置し、レーザ光のスポットの走査が終了する直前に溶融池からワイヤ20を離間させる。レーザ溶接装置を用いたレーザ溶接を行うことにより、互いに一体のベース部101と増肉部102とからなる溶接部100が形成される。【選択図】図4

Description

本発明は、レーザ溶接方法およびレーザ溶接装置に関する。
金属部材同士の接合には、レーザ溶接技術が用いられることがある。レーザ溶接を用いた金属部材の接合は、レーザ光の照射により金属部材の一部を溶融させ、凝固させることでなされる。レーザ溶接を用いて金属部材同士を接合する場合には、抵抗溶接などを用いる場合に比べて、溶接速度が速く、熱影響が少ない、という優位性がある。また、レーザ溶接を用いて金属部材同士を接合する場合には、金属部材に対して非接触で溶接を行うことができ、加工効率が高く、連続溶接による剛性アップを図ることが可能である。
ところで、溶接前の状態で互いの間に隙間が空いた金属部材同士をレーザ溶接によって接合する場合には、溶接部に大きな窪みができ、場合によってはえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちが発生することがある。また、上記のような状態で溶接を行った場合には、えぐれや溶け落ちには至らないまでも、溶接部の外周部分の肉厚が薄くなってしまい、薄肉化による急冷に起因しての脆弱組織の形成などの問題を生ずる場合も考えられる。
このような問題に対して、特許文献1に開示された技術を採用することも考えられる。特許文献1に開示の技術では、所定領域に対してレーザ光を照射して溶融池を形成し、続いて溶融池に対してワイヤ(溶加材)を近づけるとともに、当該ワイヤの先端を溶融させてできた溶滴を溶融池の外周部分に堆積させている。そして、該技術では、溶滴が堆積された溶融池に対して再びレーザ光を照射して溶融池の表面を平滑化して溶接部を形成している。
溶接前の状態で互いの間に隙間が空いた金属部材同士をレーザ溶接によって接合する場合において、溶接部の外周部分における薄肉化および脆弱組織化の抑制のために特許文献1に開示の技術を採用することも可能ではある。
特開2016−179500号公報
しかしながら、上記特許文献1に開示の技術を採用して外周部分での薄肉化および脆弱組織化を抑制しようとする場合には、作業効率の低下が問題となる。具体的に、上記特許文献1に開示の技術では、レーザ光の照射によって溶融池を形成し、その後にワイヤの先端を溶融して形成した溶滴を溶融池上に堆積させ、さらにその後にレーザ光を照射して表面の平坦化を行うため、高速で溶接を行うことが困難である。よって、上記特許文献1に開示の技術を採用する場合には、作業効率の低下が避けられないものと考えられる。
本発明は、上記のような問題の解決を図ろうとなされたものであって、溶接前の状態で互いの間に隙間が空いている場合であっても、金属部材同士を高い接合強度で且つ高い作業効率を以って接合可能なレーザ溶接方法およびレーザ溶接装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るレーザ溶接方法は、複数の金属部材をレーザ溶接により接合するレーザ溶接方法であって、レーザ光を発振し、当該発振されたレーザ光を溶接箇所に集光するレーザ光照射ステップと、前記レーザ光のスポットを走査する走査ステップと、金属からなり、前記レーザ光の照射によって溶融する溶加材を前記スポットの走査領域内に供給する溶加材供給ステップと、を備え、前記レーザ光のスポットを、所定箇所を中心としてその周りを周回するように走査して金属部材を溶融させた平面視ドット状の溶接部を形成するとともに、前記レーザ光のスポットが通過する前の箇所に前記溶加材を供給するとともに、前記溶接部への前記レーザ光の照射が終了する前に、前記溶加材を前記金属部材の溶融により形成された溶融池から離間させる。
先ず、上記態様に係るレーザ溶接方法では、複数の金属部材をレーザ溶接により接合するので、抵抗溶接などを用いる場合に比べて、溶接速度が速く、熱影響が少なく、また、金属部材に対して非接触で溶接を行うことができ、加工効率が高く、連続溶接による剛性アップを図ることが可能である。
次に、上記態様に係るレーザ溶接方法では、走査ステップの実行により、レーザ光のスポットを所定箇所を中心としてその周りを周回させて当該部分の金属部材を溶融・攪拌して、溶接部を形成するので、溶接前の状態で金属部材同士の間に隙間が空いている場合であっても、溶融金属が金属部材間の隙間に流れ込むことになる。
また、上記態様に係るレーザ溶接方法では、溶加材供給ステップの実行により、走査中のレーザ光により溶加材を溶融させて溶接部の一部とするので、凝固した後の溶接部にえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちが発生するのを抑制することができる。
また、上記態様に係るレーザ溶接方法では、レーザ光のスポットを走査している間に(走査ステップの実行中に)、スポットの走査軌跡上に溶加材を供給して溶加材を溶融させるので(溶加材供給ステップを実行するので)、金属部材の溶融とは別ステップで溶加材の溶融を行う上記特許文献1に開示の技術よりも高い作業効率を実現することができる。
さらに、上記態様に係るレーザ溶接方法では、レーザ光の照射により溶加材が溶融されてなる溶融金属も、金属部材が溶融されてなる溶融金属とともに、レーザ光のスポットの周回走査により攪拌され溶融池の表面が平坦化される。このように、上記態様に係るレーザ溶接方法では、溶融池の平坦化についても連続したレーザ光のスポットの走査によりなされるので、溶加材を溶融させてなる溶滴を堆積後にレーザ光の照射を再開して表面の平坦化を行う上記特許文献1に開示の技術よりも、高い作業効率を実現することができる。
従って、上記態様に係るレーザ溶接方法では、溶接前の状態で互いの間に隙間が空いている場合であっても、金属部材同士を高い接合強度で且つ高い作業効率を以って接合することが可能である。
上記態様に係るレーザ溶接方法において、前記溶接部を前記レーザ光の照射方向から平面視する場合に、前記溶加材の供給は、前記溶接部の外縁よりも内周側になされ、前記溶加材の先端は、前記レーザ光のスポットが通過することにより溶融して当該先端よりも根元側の部分から切り離される、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、溶加材を溶接部の外縁よりも内周側に供給することにより、レーザ光のスポットが当該溶加材を通過することにより通過部分で溶加材が溶断されることになる。よって、溶加材の供給量の多少にかかわらず、溶融池からの溶加材の離間を容易に制御することができる。
上記態様に係るレーザ溶接方法において、前記金属部材同士の間の隙間を測定する隙間測定ステップをさらに備え、前記溶加材の供給は、前記隙間が空いている場合に選択的になされる、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、金属部材間に隙間がなく、溶接部にえぐれや溶け落ちの問題が生じ難い場合にまで不所望に溶加材が供給されるような事態を避けることができる。
上記態様に係るレーザ溶接方法において、前記溶加材供給ステップでは、前記隙間が相対的に大きいほど前記溶加材の供給量を相対的に多くする、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、隙間が相対的に大きいほど溶加材の供給量を相対的に多くする、換言すると、隙間の大小に応じて溶加材の供給量を調整するので、隙間が互いに異なる領域同士の間で、レーザ光の照射側から見た場合の溶接部の形態を揃えることができる。よって、上記のような構成を採用する場合には、高い接合強度を確保しながら、溶接部の高い外観品質を実現することができる。例えば、隙間が小さいにもかかわらず多くの溶加材を供給してしまった場合には、表面が大きく盛り上がった溶接部が形成されてしまうこととなるが、上記構成を採用することでこのような事態が避けられる。
上記態様に係るレーザ溶接方法において、前記金属部材の溶融により形成された溶融池表面までの深さを測定する測定ステップをさらに備え、前記溶加材供給ステップでは、前記溶加材に対して前記レーザ光が照射される前の状態での前記深さが相対的に深いほど、前記溶加材の供給量を相対的に多くする、との構成を採用することもできる。
ここで、上記における「溶融池表面までの深さ」とは、溶接前の状態の金属部材のレーザ光照射表面と溶接中の溶接池表面との距離である。
上記のような構成を採用する場合には、溶加材にレーザ光が照射される前の状態、換言すると、溶加材が溶融される前の状態の上記深さの大小に応じて溶加材の供給量を調整するので、金属部材同士の間の隙間の大小などにかかわらず、上記深さを予め設定した所定の深さとすることができる。よって、上記のような構成を採用する場合には、高い接合強度を確保しながら、溶接部の高い外観品質を実現することができる。
上記態様に係るレーザ溶接方法において、前記溶加材および前記金属部材のそれぞれには、炭素を含む金属が用いられ、前記溶加材の炭素当量は、前記母材の炭素当量が相対的に大きいほど相対的に小さく、前記母材の炭素当量が相対的に小さいほど相対的に大きくなるように設定されている、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、母材の炭素当量が相対的に大きいほど炭素当量を少ない溶加材を供給することにより、溶融池の炭素量を希釈して組織が脆くなるのを抑制することができ、逆に母材の炭素当量が相対的に小さいほど炭素当量が多い溶加材を供給することにより、溶融池の炭素量を増やして接合部(溶接部)の強度向上を図ることができる。
本発明の一態様に係るレーザ溶接装置は、複数の金属部材をレーザ溶接により接合するレーザ溶接装置であって、レーザ光を発振するレーザ発振器と、前記レーザ光を溶接箇所に集光する集光部と、前記レーザ光のスポットを走査する走査部と、金属からなり、前記レーザ光の照射によって溶融する溶加材を前記スポットの走査領域内に供給する溶加材供給部と、前記レーザ発振器、前記走査部、および前記溶加材供給部を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記レーザ光のスポットを、所定箇所を中心としてその周りを周回するように走査して金属部材を溶融させた平面視ドット状の溶接部を形成するように前記レーザ発振器および前記走査部を制御するとともに、前記レーザ光のスポットが通過する前の箇所に前記溶加材を供給させるとともに、前記溶接部への前記レーザ光の照射が終了する前に、前記溶加材が前記金属部材の溶融により形成された溶融池から離間するように前記溶加材供給部を制御する。
先ず、上記態様に係るレーザ溶接装置は、複数の金属部材をレーザ溶接により接合するので、抵抗溶接などを用いる場合に比べて、溶接速度が速く、熱影響が少なく、また、金属部材に対して非接触で溶接を行うことができ、加工効率が高く、連続溶接による剛性アップを図ることが可能である。
次に、上記態様に係るレーザ溶接装置では、レーザ光のスポットを所定箇所を中心としてその周りを周回させて当該部分の金属部材を溶融・攪拌して、溶接部を形成するので、溶接前の状態で金属部材同士の間に隙間が空いている場合であっても、溶融金属が金属部材間の隙間に流れ込むことになる。
また、上記態様に係るレーザ溶接装置では、走査中のレーザ光により溶加材を溶融させて溶接部の一部とするので、凝固した後の溶接部にえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちが発生するのを抑制することができる。
また、上記態様に係るレーザ溶接装置では、レーザ光のスポットを走査している間に、スポットの走査軌跡上に溶加材を供給して溶加材を溶融させるので、金属部材の溶融とは別ステップで溶加材の溶融を行う上記特許文献1に開示の技術よりも高い作業効率を実現することができる。
さらに、上記態様に係るレーザ溶接装置では、レーザ光の照射により溶加材が溶融されてなる溶融金属も、金属部材が溶融されてなる溶融金属とともに、レーザ光のスポットの周回走査により攪拌され溶融池の表面が平坦化される。このように、上記態様に係るレーザ溶接装置では、溶融池の平坦化についても連続したレーザ光のスポットの走査によりなされるので、溶加材を溶融させてなる溶滴を堆積後にレーザ光の照射を再開して表面の平坦化を行う上記特許文献1に開示の技術よりも、高い作業効率を実現することができる。
従って、上記態様に係るレーザ溶接装置では、溶接前の状態で互いの間に隙間が空いている場合であっても、金属部材同士を高い接合強度で且つ高い作業効率を以って接合することが可能である。
上記態様に係るレーザ溶接装置において、前記溶接部を前記レーザ光の照射方向から平面視する場合に、前記溶加材の供給は、前記溶接部の外縁よりも内周側になされ、前記溶加材の先端は、前記レーザ光のスポットが通過することにより溶融して当該先端よりも根元側の部分から切り離される、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、溶加材を溶接部の外縁よりも内周側に供給することにより、レーザ光のスポットが当該溶加材を通過することにより通過部分で溶加材が溶断されることになる。よって、溶加材の供給量の多少にかかわらず、溶融池からの溶加材の離間を容易に制御することができる。
上記態様に係るレーザ溶接装置において、前記金属部材同士の間の隙間を測定し、測定結果を前記制御部に送出する隙間測定部をさらに備え、前記制御部は、前記隙間が空いていると判断した場合に、前記溶加材供給部に対して前記溶加材を供給させる、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、金属部材同士の間に隙間がなく、溶接部にえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちの問題が生じ難い場合にまで不所望に溶加材が供給されるような事態を避けることができる。
上記態様に係るレーザ溶接装置において、前記制御部は、前記隙間が相対的に大きいほど前記溶加材の供給量が相対的に多くなるように、前記溶加材供給部を制御する、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、隙間が相対的に大きいほど溶加材の供給量を相対的に多くする、換言すると、隙間の大小に応じて溶加材の供給量を調整するので、隙間が互いに異なる領域同士の間で、レーザ光の照射側から見た場合の溶接部の形態を揃えることができる。よって、上記のような構成を採用する場合には、高い接合強度を確保しながら、溶接部の高い外観品質を実現することができる。例えば、隙間が小さいにもかかわらず多くの溶加材を供給してしまった場合には、表面が大きく盛り上がった溶接部が形成されてしまうこととなるが、上記構成を採用することでこのような事態が避けられる。
上記態様に係るレーザ溶接装置において、前記金属部材の溶融により形成された溶融池表面までの深さを測定する深さ測定部をさらに備え、前記制御部は、前記溶加材に対して前記レーザ光が照射される前の状態での前記深さが相対的に深いほど、前記溶加材の供給量が相対的に多くなるように、前記溶加材供給部を制御する、との構成を採用することもできる。
上記のような構成を採用する場合には、溶加材にレーザ光が照射される前の状態、換言すると、溶加材が溶融される前の状態の上記深さの大小に応じて溶加材の供給量を調整するので、金属部材同士の間の隙間の大小などにかかわらず、上記深さを予め設定した所定の深さとすることができる。よって、上記のような構成を採用する場合には、高い接合強度を確保しながら、溶接部の高い外観品質を実現することができる。
上記の各態様では、溶接前の状態で互いの間に隙間が空いている場合であっても、金属部材同士を高い接合強度で且つ高い作業効率を以って接合することが可能である。
本発明の第1実施形態に係るレーザ溶接装置の概略構成を示す模式図である。 溶接前の板材の配置状態を示す模式側面図である。 第1実施形態に係るレーザ溶接装置を用いたレーザ溶接方法を説明するための模式平面図である。 図3のIV−IV線断面を示す模式断面図である。 図4のA部を拡大して示す模式断面図である。 比較例に係るレーザ溶接方法を用いて溶接を行った場合の溶接部の外周部分の構成を示す模式断面図である。 本発明の第2実施形態に係るレーザ溶接方法を説明するための模式断面図である。 本発明の第3実施形態に係るレーザ溶接装置の概略構成を示す模式図である。 (a)は、本発明の第4実施形態に係るレーザ溶接方法を説明するための模式平面図であり、(b)は、本発明の第5実施形態に係るレーザ溶接方法を説明するための模式平面図である。 (a)は、本発明の第6実施形態に係る溶接形態を示す模式図である、(b)は、本発明の第7実施形態に係る溶接形態を示す模式図であり、(c)は、本発明の第8実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。 (a)は、本発明の第9実施形態に係る溶接形態を示す模式図である、(b)は、本発明の第10実施形態に係る溶接形態を示す模式図であり、(c)は、本発明の第11実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
以下では、本発明の実施形態について、図面を参酌しながら説明する。なお、以下で説明の形態は、本発明の一例であって、本発明は、その本質的な構成を除き何ら以下の形態に限定を受けるものではない。
[第1実施形態]
1.レーザ溶接装置1の概略構成
本発明の第1実施形態に係るレーザ溶接装置1の概略構成について、図1を用いて説明する。図1は、本実施形態に係るレーザ溶接装置1の概略構成を示す模式図である。
図1に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置1は、レーザ発振器10と光路11と集光部(走査部)12とを備える。レーザ発振器10は、当該レーザ発振器10に接続されたコントローラ(制御部)16からの指令に従ってレーザ光を発振する。
レーザ発振器10で発振されたレーザ光は、光路11を通り集光部12へと伝搬される。集光部12では、伝搬されてきたレーザ光が板材積層体500における板材(金属部材)501の表面に集光される(スポットが形成される)。そして、集光部12は、コントローラ16からの指令に従って、板材501の表面でレーザ光のスポットを走査する。
なお、本実施形態では、光路11の一例として光ファイバーケーブルを用いているが、これ以外にもミラーを用いた光反射による伝搬など、種々の光路を採用することができる。ここで、本実施形態では、溶接の対象としての板材積層体500は、板材(金属部材)501と板材(金属部材)502との積層体である。
また、レーザ溶接装置1は、溶接ロボット13と、該溶接ロボット13の駆動に係る駆動回路部14と、を備える。溶接ロボット13は、その先端部分に集光部12が取り付けられており、駆動回路部14に接続されたコントローラ16からの指令に従って、集光部12を3次元で移動させることができる。
さらに、本実施形態に係るレーザ溶接装置1は、溶接ロボット13の先端部分に取り付けられたワイヤ供給機(溶加材供給部)15を備える。ワイヤ供給機15は、溶接箇所に向けて溶加材であるワイヤ20を供給する。なお、ワイヤ供給機15は、コントローラ16からの指令に従って、溶接箇所へのワイヤ20の供給と、溶接箇所(溶融池)からのワイヤ20の離間とを実行する。
2.板材積層体500の概略構成
板材積層体500の概略構成について、図2を用い説明する。図2は、板材積層体500を構成する板材501,502の溶接前における配置状態を示す模式側面図である。
板材501と板材502とは板厚方向(Z方向)に重ね合わされているが、溶接前のこれらの間には、図2に示すように、例えば最大で1mm程度の隙間Gが存在する。
3.レーザ溶接装置1を用いたレーザ溶接
本実施形態に係るレーザ溶接装置1を用いたレーザ溶接について、図を用いて説明する。図3は、レーザ溶接装置1を用いたレーザ溶接方法を説明するための模式平面図である。
図3に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置1を用いた溶接では、コントローラ16がレーザ発振器10にレーザ光を発振する旨の指令(レーザ光照射ステップの実行指令)を出した状態で、レーザ光のスポットが周回中心(所定箇所)AxLB1を中心としてその周りを平面視略円形に周回するように集光部12を制御する。即ち、コントローラ16は、板材積層体500の溶接において、所謂、レーザスクリュ溶接を実行するように集光部12を制御してレーザ光のスポットの走査を行い(走査ステップの実行指令)、溶接部100における板材501,502の溶融・攪拌を実行する。
また、コントローラ16は、ワイヤ20の先端がレーザ光のスポットの走査領域(形成しようとする溶接部100)の外縁100bよりも内周側となるように、ワイヤ供給機15を制御する。
なお、本実施形態に係るレーザ光のスポットの走査は、周回中心AxLB1側である内周側から外周部分100aに向けて連続的に行うものであって、ワイヤ20の先端を当該領域(外周部分100a)内に供給する。
ここで、コントローラ16は、少なくともレーザ光のスポットが通過する前に、当該スポットが通過する箇所にワイヤ20の先端が位置するようにし、レーザ光の照射が終了する前にワイヤ20(ワイヤ20の溶融した先端を除く根元側部分)を溶融池から離間させる。
4.溶接部100の形態
図3を用いて説明したようなレーザ光照射を行って形成された溶接部100の形態について、図4〜図6を用いて説明する。図4は、図3のIV−IV線断面を示す模式断面図であり、図5は、図4のA部を拡大して示す模式断面図である。図6は、比較例に係るレーザ溶接方法を用いて溶接を行った場合の溶接部の外周部分の構成を示す模式断面図である。
図4に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接により形成された溶接部100は、レーザ光の照射により板材501,502が溶融・攪拌・凝固されることで形成されたベース部101と、レーザ光の照射によりワイヤ20の先端が溶融・攪拌・凝固されることで形成された増肉部102と、からなる。溶融金属の一部は、隙間Gにも流れ込み、ベース部101がレーザ光を照射した領域の周囲の隙間Gにも形成されている。
なお、図4では、説明の便宜のためにベース部101と増肉部102との間に境界が存在するように図示をしているが、実際にはベース部101と増肉部102とが一体的に形成されて溶接部100が形成されている。
図4に示すように、本実施形態では、先端がレーザ光のスポットの走査領域(形成しようとする溶接部100)の外縁100bよりも内周側となる外周部分100aにワイヤ20を供給しているので、レーザ光の照射によりワイヤ20の先端が溶融し、根元側部分から分離される。
次に、図5に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接方法を採用した場合には、溶接部100における径方向外側部分の外周部分100aにおいて、肉厚が薄肉化されるのが抑制されている。これは、ベース部101に加えて増肉部102により溶接部100が形成され、また、レーザ光のスポットを周回走査することで溶融金属が攪拌されることによるものである。よって、本実施形態に係るレーザ溶接方法を用いる場合には、外周部分100aの薄肉化が抑制され、応力集中が緩和されるとともに、これによって当該部分が急冷されるのが抑制されて脆弱組織となることも抑制される。
一方、レーザ光の照射の際にワイヤを供給しなかった比較例の場合には、図6に示すように、溶接部900の外周部分900aの肉厚が本実施形態に係る外周部分100aの肉厚よりも薄くなってしまう。このため、溶接対象となる板材901の板厚や板材間の隙間が本実施形態と同じであったとしても、外周部分900aの薄肉化が生じ、これによって急冷されることに起因して該部分に脆弱組織が形成される場合がある。
5.効果
本実施形態に係るレーザ溶接装置1およびこれを用いたレーザ溶接方法では、レーザ溶接により板材501と板材502とを接合するので、抵抗溶接などを用いる場合に比べて、溶接速度が速く、熱影響が少なく、また、板材501,502に対して非接触で溶接を行うことができ、加工効率が高く、連続溶接による剛性アップを図ることが可能である。
また、本実施形態に係るレーザ溶接装置1およびこれを用いたレーザ溶接方法では、レーザ光のスポットを周回中心AxLB1周りを周回させて当該部分の金属部材を溶融・攪拌して、溶接部100を形成するので、溶接前の状態で板材501と板材502との間に隙間Gが空いている場合であっても、溶融金属が隙間Gに流れ込むことになる。
また、本実施形態に係るレーザ溶接装置1およびこれを用いたレーザ溶接方法では、走査中のレーザ光によりワイヤ20の先端を溶融させて増肉部(溶接部100の一部)102とするので、凝固した後の溶接部100にえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態に係るレーザ溶接装置1およびこれを用いたレーザ溶接方法では、レーザ光のスポットを走査している間に、レーザ光走査軌跡LNLB上に先端が配されるようにワイヤ20を供給してレーザ光の照射によりワイヤ20の先端を溶融させるので、板材の溶融とは別ステップでワイヤの溶融を行う上記特許文献1に開示の技術よりも高い作業効率を実現することができる。
さらに、本実施形態に係るレーザ溶接装置1およびこれを用いたレーザ溶接方法では、レーザ光の照射によりワイヤ20が溶融されてなる溶融金属も、板材501,502が溶融されてなる溶融金属とともに、レーザ光のスポットの周回走査により攪拌され溶融池の表面が平坦化される。このように、本実施形態では、溶融池の平坦化についても連続したレーザ光のスポットの走査によりなされるので、ワイヤを溶融させてなる溶滴を堆積させ、その後にレーザ光の照射を再開して溶融池の表面を平坦化する上記特許文献1に開示の技術よりも、高い作業効率を実現することができる。
本実施形態に係るレーザ溶接装置1およびこれを用いたレーザ溶接方法では、ワイヤ20を溶接部100の外縁100bよりも内周側の外周部分100aに供給することにより、レーザ光のスポットがワイヤ20の先端に照射されることによりレーザ光の照射部分でワイヤ20が溶断されることになる。よって、ワイヤ20の供給量の多少にかかわらず、溶融池からのワイヤ20の離間を容易に制御することができる。
[第2実施形態]
図7は、本発明の第2実施形態に係るレーザ溶接方法を説明する模式断面図である。
図7に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接方法では、板材(金属部材)506と板材(金属部材)507とを略直交する方向に突き合わせ、突き合わせに係るコーナー部分をレーザ溶接して突合体505を形成する、所謂、隅肉溶接方法である。なお、本実施形態においても、溶接前の状態で板材506と板材507との間には、例えば最大1mm程度の隙間Gが存在する。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、板材506の延在方向(Z方向)と板材507の延在方向(X方向)の両方向に交差する周回中心AxLB2を中心としてその周りをスポットが周回するようにレーザ光を照射する。
本実施形態でも、先端がレーザ光のスポットの走査領域(形成しようとする溶接部105)の外縁よりも内周側の外周部分105aにワイヤ20を供給する。特に、本実施形態のレーザ溶接方法では、隅肉溶接を行うことからワイヤ20の供給量が少量であるので、ワイヤ20の挿入(前進)および引き離し(後退)に係るワイヤ20の移動量が極わずかであるが、ワイヤ20を外縁よりも内周側の外周部分105aに供給することでレーザ光の照射によりワイヤ20をカットする(切り離す)ことができるので、制御が容易である。
本実施形態では、以上のようなレーザ溶接方法を採用することにより、ベース部106と増肉部107とからなる溶接部105を形成することができる。なお、本実施形態においても、溶融金属の一部が隙間Gに流れ込んでいる。
隅肉溶接を行う本実施形態においても上記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第3実施形態]
図8は、本発明の第3実施形態に係るレーザ溶接装置2の概略構成を示す模式図である。
図8に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置2は、上記第1実施形態に係るレーザ溶接装置1と同様に、レーザ発振器10、光路11、集光部(走査部)12、溶接ロボット13、駆動回路部14、ワイヤ供給機(溶加材供給部)15、およびコントローラ(制御部)16を備える。
さらに、本実施形態に係るレーザ溶接装置2は、撮像カメラ(隙間測定部)25を備える。撮像カメラ25は、積層体510を構成する板材(金属部材)511と板材(金属部材)512との間の境界部分を撮像し、隙間の有無、および隙間がある場合にはその大きさを測定して測定結果をコントローラ16に送出する。
本実施形態に係るレーザ溶接装置2では、コントローラ16が、撮像カメラ25からの隙間測定結果を受けて、板材511と板材512との間に隙間がある場合に選択的にワイヤ20を供給するようにワイヤ供給機15を制御する。換言すると、コントローラ16は、板材511と板材512との間に隙間がない場合にはワイヤ20の供給を行わないようにワイヤ供給機15を制御する。
また、本実施形態に係るレーザ溶接装置2では、コントローラ16が、板材511と板材512との間の隙間の大きさに応じてワイヤ20の供給量を調整するようにワイヤ供給機15を制御する。具体的に、コントローラ16は、板材511と板材512との間の隙間が相対的に大きいほどワイヤ20の供給量を相対的に多く、隙間が相対的に小さいほどワイヤ20の供給量を相対的に少なくするように、ワイヤ供給機15を制御する。
本実施形態に係るレーザ溶接装置2およびこれを用いたレーザ溶接方法では、上記第1実施形態および上記第2実施形態と同様の効果を得ることができるのに加えて、次のような効果を得ることができる。
本実施形態に係るレーザ溶接装置2およびこれを用いたレーザ溶接方法では、板材511,512間に隙間がなく、溶接部にえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちの問題が生じ難い場合にワイヤ20が供給されるような事態を避けることができる。これにより、必要に応じてワイヤ20を供給することで、板材511,512間の隙間の有無にかかわらず、高い接合強度を確保することができる。
また、本実施形態に係るレーザ溶接装置2およびこれを用いたレーザ溶接方法では、板材511,512間の隙間の大小に応じてワイヤ20の供給量を調整することで、隙間が互いに異なる領域同士の間で、レーザ光の照射側から見た場合の溶接部の形態を揃えることができる。よって、本実施形態では、例えば、隙間が小さいにもかかわらず多くの溶加材を供給することで溶接部の表面が大きく盛り上がるようなことを抑制できる。なお、板材511,512間の隙間が大きい場合に、ワイヤ20の供給量が多くなるように制御することで、十分な量の溶融金属で当該隙間を充填することが可能となり、板材同士の高い接合強度を確保することができる。
[第4実施形態]
図9(a)は、本発明の第4実施形態に係るレーザ溶接方法を説明するための模式平面図である。
図9(a)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接方法においても、溶接しようとする板材(金属部材)のうちの一方の板材表面に対して、周回中心(所定箇所)AxLB3を中心としてその周りを周回するようにレーザ光のスポットを走査してレーザ光を照射する。これにより、レーザ光を照射した部分の金属部材を溶融・攪拌し、平面視で略角丸多角形(本実施形態では、一例として角丸四角形)の溶接部110を形成する。そして、本実施形態においても、レーザ光のスポットを走査する領域(溶接部110)の外周部分にワイヤ20を供給する。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、レーザ光のスポットを角丸多角形に走査する点で上記第1実施形態から上記第3実施形態とは異なっている。
以上のようなレーザ溶接方法でも、上記第1実施形態などと同様の効果を得ることができる。
[第5実施形態]
図9(b)は、本発明の第5実施形態に係るレーザ溶接方法を説明するための模式平面図である。
図9(b)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接方法においても、溶接しようとする板材(金属部材)のうちの一方の板材表面に対して、周回中心(所定箇所)AxLB4を中心としてその周りを周回するようにレーザ光のスポットを走査してレーザ光を照射する。これにより、レーザ光を照射した部分の金属部材を溶融・攪拌し、平面視略楕円形の溶接部115を形成する。そして、本実施形態においても、レーザ光のスポットを走査する領域(溶接部115)の外周部分にワイヤ20を供給する。
以上のようなレーザ溶接方法でも、上記第1実施形態などと同様の効果を得ることができる。
[第6実施形態]
図10(a)は、本発明の第6実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
図10(a)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接方法では、レーザ溶接を行うことにより、平面視略円形のスクリュ部121と、スクリュ部121に連続しX方向に平面視線状に延びる線状部122と、線状部122に連続し平面視略円形のスクリュ部123と、からなる溶接部(ナゲット)120を形成する。
スクリュ部121およびスクリュ部123の形成については、上記第1実施形態などと同様に、所定箇所周りに周回するようにレーザ光のスポットを走査することによりなされる。なお、本実施形態では、スクリュ部121の金属部材が凝固する前に、線状部122へのレーザ光の照射を連続して行い、線状部122の金属部材が凝固する前に、他方のスクリュ部123へのレーザ光の照射を連続して行う。
図10(a)では、詳細な図示を省略しているが、レーザ光のスポットの走査領域内に先端が配されるようにワイヤ(溶加材)の供給を行う。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、上記第1実施形態などと同様の効果を得ることができるのに加えて、次のような効果を得ることができる。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、スクリュ部121の金属部材が凝固する前に、線状部122へのレーザ光の照射を連続して行い、線状部122の金属部材が凝固する前に、スクリュ部123へのレーザ光の照射を連続して行うので、溶接前の状態において重ね合わせた金属部材同士の間に隙間が空いている場合にあっても、スクリュ部121の形成で溶融された金属部材に加えて、ワイヤが溶融してなる溶融金属が線状部122を形成しようとする部分の部材間の隙間に流れ込む。よって、本実施形態では、金属部材間に隙間が空いる場合であっても、スクリュ部のみならず、線状部についても高い強度で接合することが可能である。
また、本実施形態に係るレーザ溶接方法でも、上記第1実施形態などと同様に、スクリュ部121,123の形成に際してワイヤ(溶加材)を供給し、溶融させたワイヤを溶接部120の一部とするので、凝固した後の溶接部120にえぐれ(アンダーフィル)や溶け落ちが発生するのを抑制することができる。
また、本実施形態に係るレーザ溶接方法でも、レーザ光のスポットを走査している間に、スポットの走査軌跡上にワイヤを供給して当該ワイヤの先端を溶融させるので、板材(金属部材)の溶融とは別ステップでワイヤの溶融を行う上記特許文献1に開示の技術よりも高い作業効率を実現することができる。
さらに、本実施形態に係るレーザ溶接方法でも、レーザ光の照射によりワイヤが溶融されてなる溶融金属も、板材(金属部材)が溶融されてなる溶融金属とともに、レーザ光のスポットの周回走査により攪拌され溶融池の表面が平坦化される。
[第7実施形態]
図10(b)は、本発明の第7実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
図10(b)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接方法では、レーザ溶接を行うことにより、平面視略円形のスクリュ部126と、スクリュ部126に連続し平面視線状に延びる線状部127と、線状部127に連続し平面視略円形のスクリュ部128と、からなる溶接部(ナゲット)125を形成する。
本実施形態に係るレーザ溶接方法は、基本的に上記第6実施形態と同様である。
ただし、図10(b)に示すように、本実施形態に係る溶接部125の線状部127は、スクリュ部126およびスクリュ部128に対する接続箇所が上記第6実施形態とは異なっている。即ち、本実施形態に係る溶接部125においては、線状部127がスクリュ部126およびスクリュ部128の各々における径方向の一方側端部(Y方向外縁部)において接線を形成するように接続されている。
本実施形態に係る溶接方法では、上記第6実施形態と同様の効果を得ることができる。
[第8実施形態]
図10(c)は、本発明の第8実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
図10(c)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置では、レーザ溶接を行うことにより、平面視略円形のスクリュ部131と、スクリュ部131に連続し平面視線状に延びる線状部132と、線状部132に連続し平面視略円形のスクリュ部133と、スクリュ部133に連続し平面視線状に延びる線状部134と、線状部134に連続し平面視略円形のスクリュ部135と、を含む溶接部(ナゲット)130を形成する。なお、図10(c)では、3か所のスクリュ部131,133,135と2つの線状部132,134からなる溶接部130を形成する一例を示しているが、スクリュ部および線状部がさらに連続する形態とすることも勿論可能である。
各スクリュ部131,133,135および各線状部132,134の形成については、上記第6実施形態および上記第7実施形態と同様の方法である。
本実施形態に係るレーザ溶接方法でも、上記第6実施形態および上記第7実施形態と同様の効果を得ることができる。また、本実施形態では、上記第6実施形態および上記第7実施形態よりも多くのスクリュ部131,133,135および線状部132,134を含む溶接部130を形成することで、溶接速度の高速化を図りながら、より高い接合強度を確保することができる。
[第9実施形態]
図11(a)は、本発明の第9実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
図11(a)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置では、レーザ溶接を行うことにより、平面視略円形のスクリュ部141と、スクリュ部141に連続し平面視線状に延びる線状部142と、からなる溶接部(ナゲット)140を形成する。
スクリュ部141および線状部142のそれぞれの形成については、上記第6実施形態から上記第8実施形態と同様の方法によりなされる。また、本実施形態に係るレーザ溶接方法においても、上記第6実施形態から上記第8実施形態と同様に、溶接部140の形成に際して、スクリュ部141の金属部材が凝固する前に、線状部142へのレーザ光の照射を連続して行う。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、上記第6実施形態などと同様の効果を得ることができる。
[第10実施形態]
図11(b)は、本発明の第10実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
図11(b)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置では、レーザ溶接を行うことにより、平面視略円形のスクリュ部146と、スクリュ部146に連続し平面視線状に延びる線状部147と、からなる溶接部(ナゲット)145を形成する。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、溶接部145の線状部147の、スクリュ部146に対する接続箇所が上記第9実施形態とは異なり、スクリュ部146における径方向の一方側端部(Y方向外縁部)において接線方向に延びるように接続されている。
なお、スクリュ部146および線状部147のそれぞれの形成については、上記第6実施形態から上記第9実施形態と同様の方法によりなされる。また、本実施形態に係るレーザ溶接方法においても、上記第6実施形態から上記第9実施形態と同様に、溶接部145の形成に際して、スクリュ部146の金属部材が凝固する前に、線状部147へのレーザ光の照射を連続して行う。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、上記第6実施形態などと同様の効果を得ることができる。
[第11実施形態]
図11(c)は、本発明の第11実施形態に係る溶接形態を示す模式図である。
図11(c)に示すように、本実施形態に係るレーザ溶接装置では、レーザ溶接により、平面視略円形のスクリュ部152と、該スクリュ部152から当該スクリュ部152の径方向の一方側に向けて離間するように(矢印Bで示すように)延びる平面視線状の線状部151と、スクリュ部152から径方向の他方側に向けて離間するように(矢印Bで示すように)延びる平面視線状の線状部153と、からなる溶接部150を形成する。
なお、スクリュ部152および線状部151,153のそれぞれの形成については、上記第6実施形態から上記第10実施形態と同様の方法によりなされる。また、本実施形態では、線状部151でのレーザ溶接の開始および線状部153でのレーザ溶接の開始との両方を、スクリュ部152の溶融金属が凝固する前に行う。
本実施形態に係るレーザ溶接方法では、上記第6実施形態などと同様の効果を得ることができる。
[変形例]
以下では、変形例に係るレーザ溶接装置およびこれを用いたレーザ溶接方法について、説明する。
本変形例に係るレーザ溶接装置は、上記第1実施形態に係るレーザ溶接装置1または上記第2実施形態に係るレーザ溶接装置2が採用される。
本変形例では、溶接対象である金属部材が共に炭素を含む金属材料からなる。具体的には、炭素鋼からなる金属部材を溶接対象としている。また、本変形例では、溶加材であるワイヤも炭素を含む金属材料からなる。
そして、本変形例では、溶接対象である金属部材の炭素当量に応じて炭素当量が設定されてなるワイヤが供給される。具体的には、溶接対象である金属部材の炭素当量が相対的に大きい場合に炭素当量が相対的に小さいワイヤが供給され、金属部材の炭素当量が相対的に小さい場合に炭素当量が相対的に大きいワイヤが供給される。
本変形例では、溶接対象である金属部材の炭素当量が相対的に大きい場合には炭素当量が相対的に小さいワイヤを供給することで溶融池の炭素量を希釈して組織が脆くなるのを抑制することができ、逆に金属部材の炭素当量が相対的に小さい場合には炭素当量が相対的に大きい溶加材を供給することで溶融池の炭素量を増やして溶接部の強度向上を図ることができる。
なお、本変形例においては、一例として、金属部材の炭素当量が0.25%の場合を閾値として、ワイヤの炭素当量の大小を変化させる。
[その他の変形例]
上記第1実施形態から上記第11実施形態では、レーザ光のスポットを走査するために集光部12を制御することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、溶接ロボット13の先端部分を駆動制御することでレーザ光のスポットを走査してもよいし、X−Yテーブルなどを用いてレーザ光のスポットを走査させることとしてもよい。また、上記第1実施形態から上記第11実施形態では、集光部12を制御してレーザ光のスポットを移動させることとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、溶接に供される金属部材を移動させてレーザ光のスポットを走査することとしてもよい。また、一定範囲の溶接であれば、溶接ロボット13を用いず、集光部12の走査のみによっても所望位置への溶接が可能である。
また、上記第1実施形態から上記第11実施形態では、2つの金属部材同士の接合を行うこととしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、3つ以上の金属部材を接合するのにも本発明を適用すれば上記同様の効果を得ることができる。
また、上記第3実施形態に係るレーザ用溶接装置2では、撮像カメラ25により隙間の有無および隙間の大小を測定することとしたが、本発明は、これに限定を受けるものではない。例えば、超音波などにより隙間を測定することとしてもよい。
また、溶接部に測定用のレーザ光を照射し、溶接部表面の溶接によって形成される窪みの深さ(溶接前の状態の金属部材のレーザ光照射表面と溶接中の溶接池表面との距離)をリアルタイムに測定する(測定ステップを実行する)深さ測定部を更に具備しておき、測定した窪みの深さ(ワイヤにレーザ光が照射される前の状態での深さ)に合わせて供給するワイヤ(溶加材)の量を制御することとしてもよい。
また、本発明では、上記第1実施形態から上記第11実施形態を相互に組み合わせて適用することも可能である。
1、2 レーザ溶接装置
10 レーザ発振器
12 集光部(走査部)
13 溶接ロボット
15 ワイヤ供給機(溶加材供給部)
16 コントローラ(制御部)
20 ワイヤ(溶加材)
25 撮像カメラ(隙間測定部)
100,105,110,115,120,125,130,140,145,150 溶接部
100a,105a 外周部分
100b,105b 外縁
101,106 ベース部
102,107 増肉部
121,123,126,128,131,133,135,141,146,152 スクリュ部
122,127,132,134,142,147,151,153 線状部
501,502,506,507,511,512 板材(金属部材)
AxLB1,AxLB2,AxLB3,AxLB4 周回中心(所定箇所)
G 隙間
LNLB レーザ光走査軌跡

Claims (11)

  1. 複数の金属部材をレーザ溶接により接合するレーザ溶接方法であって、
    レーザ光を発振し、当該発振されたレーザ光を溶接箇所に集光するレーザ光照射ステップと、
    前記レーザ光のスポットを走査する走査ステップと、
    金属からなり、前記レーザ光の照射によって溶融する溶加材を前記スポットの走査領域内に供給する溶加材供給ステップと、
    を備え、
    前記レーザ光のスポットを、所定箇所を中心としてその周りを周回するように走査して金属部材を溶融させた平面視ドット状の溶接部を形成するとともに、前記レーザ光のスポットが通過する前の箇所に前記溶加材を供給するとともに、前記溶接部への前記レーザ光の照射が終了する前に、前記溶加材を前記金属部材の溶融により形成された溶融池から離間させる、
    レーザ溶接方法。
  2. 請求項1に記載のレーザ溶接方法において、
    前記溶接部を前記レーザ光の照射方向から平面視する場合に、前記溶加材の供給は、前記溶接部の外縁よりも内周側になされ、
    前記溶加材の先端は、前記レーザ光のスポットが通過することにより溶融して当該先端よりも根元側の部分から切り離される、
    レーザ溶接方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載のレーザ溶接方法において、
    前記金属部材同士の間の隙間を測定する隙間測定ステップをさらに備え、
    前記溶加材の供給は、前記隙間が空いている場合に選択的になされる、
    レーザ溶接方法。
  4. 請求項3に記載のレーザ溶接方法において、
    前記溶加材供給ステップでは、前記隙間が相対的に大きいほど前記溶加材の供給量を相対的に多くする、
    レーザ溶接方法。
  5. 請求項1または請求項2に記載のレーザ溶接方法において、
    前記金属部材の溶融により形成された溶融池表面までの深さを測定する測定ステップをさらに備え、
    前記溶加材供給ステップでは、前記溶加材に対して前記レーザ光が照射される前の状態での前記深さが相対的に深いほど、前記溶加材の供給量を相対的に多くする、
    レーザ溶接方法。
  6. 請求項1から請求項5の何れかに記載のレーザ溶接方法において、
    前記溶加材および前記金属部材のそれぞれには、炭素を含む金属が用いられ、
    前記溶加材の炭素当量は、前記母材の炭素当量が相対的に大きいほど相対的に小さく、前記母材の炭素当量が相対的に小さいほど相対的に大きくなるように設定されている、
    レーザ溶接方法。
  7. 複数の金属部材をレーザ溶接により接合するレーザ溶接装置であって、
    レーザ光を発振するレーザ発振器と、
    前記レーザ光を溶接箇所に集光する集光部と、
    前記レーザ光のスポットを走査する走査部と、
    金属からなり、前記レーザ光の照射によって溶融する溶加材を前記スポットの走査領域内に供給する溶加材供給部と、
    前記レーザ発振器、前記走査部、および前記溶加材供給部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記レーザ光のスポットを、所定箇所を中心としてその周りを周回するように走査して金属部材を溶融させた平面視ドット状の溶接部を形成するように前記レーザ発振器および前記走査部を制御するとともに、前記レーザ光のスポットが通過する前の箇所に前記溶加材を供給させるとともに、前記溶接部への前記レーザ光の照射が終了する前に、前記溶加材が前記金属部材の溶融により形成された溶融池から離間するように前記溶加材供給部を制御する、
    レーザ溶接装置。
  8. 請求項7に記載のレーザ溶接装置において、
    前記溶接部を前記レーザ光の照射方向から平面視する場合に、前記溶加材の供給は、前記溶接部の外縁よりも内周側になされ、
    前記溶加材の先端は、前記レーザ光のスポットが通過することにより溶融して当該先端よりも根元側の部分から切り離される、
    レーザ溶接装置。
  9. 請求項7または請求項8に記載のレーザ溶接装置において、
    前記金属部材同士の間の隙間を測定し、測定結果を前記制御部に送出する隙間測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記隙間が空いていると判断した場合に、前記溶加材供給部に対して前記溶加材を供給させる、
    レーザ溶接装置。
  10. 請求項9に記載のレーザ溶接装置において、
    前記制御部は、前記隙間が相対的に大きいほど前記溶加材の供給量が相対的に多くなるように、前記溶加材供給部を制御する、
    レーザ溶接装置。
  11. 請求項7または請求項8に記載のレーザ溶接装置において、
    前記金属部材の溶融により形成された溶融池表面までの深さを測定する深さ測定部をさらに備え、
    前記制御部は、前記溶加材に対して前記レーザ光が照射される前の状態での前記深さが相対的に深いほど、前記溶加材の供給量が相対的に多くなるように、前記溶加材供給部を制御する、
    レーザ溶接装置。
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