JP2020178384A - ステータコアおよび回転電機 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、回転電機100の構成の一例を示す図である。具体的に図1は、回転電機100を、その軸Oに垂直に切った断面を示す図である。以下の説明では、回転電機100の周方向(回転電機100の軸O回りの方向)、径方向(回転電機100の軸Oから放射状に延びる方向)、高さ方向(軸Oに平行な方向(Z軸方向))を、必要に応じて、それぞれ、周方向、径方向、高さ方向と略称する。また、回転電機100の軸Oを、必要に応じて、軸Oと略称する。
ロータ110は、回転軸130(軸O)と同軸になるように、直接または部材を介して回転軸130に取り付けられる。ロータ110は、例えば、ロータコア(鉄心)と、永久磁石とを有する。ロータ110は、公知の技術で実現することができるので、ここではその詳細な説明を省略する。
ステータコアの平面の全体形状(図1に示す形状)に合わせて切り抜かれた無方向性電磁鋼板として、同じ形状および大きさを有する複数の無方向性電磁鋼板を積層して固定することによりステータコアが構成される。ステータコアの固定は、例えば、加締めを用いることにより実現される。無方向性電磁鋼板を切り抜く方法は、特に限定されない。例えば、金型による打ち抜き加工や、ワイヤー放電加工等を用いて、無方向性電磁鋼板を切り抜くことができる。
以下の説明では、無方向性電磁鋼板の圧延方向を基準とした場合の、無方向性電磁鋼板の圧延方向と、ティース121a〜121lの長さ方向とのなす角度を、必要に応じて、圧延方向からの角度と称する。尚、以下の説明では、説明の都合上、圧延方向からの角度を、図1に括弧を付さずに示す角度のように定義した角度として説明する場合と、図1に括弧を付して示す角度のように定義とした角度として説明する場合とがあるが、前述したように、括弧を付さずに示す角度と、その後に括弧を付して示す角度とは、表記の仕方が異なるものであり、その意味は同じである。
図2において、初磁化曲線201は、圧延方向からの角度が0°の方向(圧延方向)を励磁方向(主磁束が流れる方向)とする場合の初磁化曲線を示す。
尚、図2において、括弧を付して示す角度(圧延方向からの角度)は、図1において括弧を付さずに示す角度(0°、30°、60°、90°)に対応する。また、圧延方向からの角度は、例えば、圧延時に鋼板の表面に圧延方向に沿って形成されるロールマーク(疵)に基づいて定めることができる。
本発明者らは、空気の比透磁率は、略1であり、電磁鋼板の比透磁率に比べて桁違いに小さいことに着目した。そして、本発明者らは、図2に示すような磁気特性の差により生じるステータコア内の磁束密度の分布を低減するために、ステータコア(ティースの先端面)とロータコアとの間のエアギャップを調整することを着想した。具体的に、本発明者らは、ステータコアのティース121a〜121lのうち、相対的に磁気特性が劣るティースの長さを、相対的に磁気特性が優れたティースの長さよりも長くして、相対的に磁気特性が劣るティースの先端面とロータコアとのエアギャップを小さくすればよいことを着想した。
例えば、ステータコアの複数のティースのうち、当該ティースの長さ方向を励磁方向としてステータコアに使用される無方向性電磁鋼板を励磁した場合の無方向性電磁鋼板の磁気特性の値が基準値以下になるティースを、長さを長くするティースとすることができる。基準値は、ステータコアに使用される無方向性電磁鋼板の板面に平行な方向において予め設定された複数の方向を励磁方向として無方向性電磁鋼板を励磁した場合の無方向性電磁鋼板の磁気特性の値の平均値に基づいて定められる。以下の説明では、ステータコアに使用される無方向性電磁鋼板の板面に平行な方向において予め設定された複数の方向を励磁方向として無方向性電磁鋼板を励磁した場合の無方向性電磁鋼板の磁気特性の値の平均値を、必要に応じて、無方向性電磁鋼板の磁気特性の平均値と称する。
無方向性電磁鋼板の磁気特性の平均値としては、例えば、磁気特性が最も優れていることを示す値と、磁気特性が最も劣ることを示す値と、磁気特性が最も優れていることを示す値と最も劣ることを示す値との間の少なくとも1つの値との算術平均値を採用することができる。
例えば、圧延方向(C方向)と圧延方向からの角度が90°の方向(L方向)とを軸として無方向性電磁鋼板の磁気特性が軸対称であると仮定すると、図1に示す例では、圧延方向からの角度が0°(180°)の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値と、圧延方向からの角度が30°(150°、210°、330°)の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値の2倍の値と、圧延方向からの角度が60°(120°、240°、300°)の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値の2倍の値と、圧延方向からの角度が90°(270°)の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値と和を6で割った値を、無方向性電磁鋼板の磁気特性の平均値とすることができる。より具体的には、磁気特性をB50とし、圧延方向からの角度がθ°の方向を励磁方向とする場合のB50をB50_θとすると、無方向性電磁鋼板のB50の平均値B50_aveは、以下の(1)式で表される。
B50_ave=(B50_0+2B50_30+2B50_60+B50_90)÷6 ・・・(1)
例えば、圧延方向(L方向)と圧延方向からの角度が90°の方向(C方向)とを軸とした場合の無方向性電磁鋼板の磁気特性が軸対称であると仮定すると、圧延方向からの角度が0°の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値と、圧延方向からの角度が22.5°の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値の2倍の値と、圧延方向からの角度が45°の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値の2倍の値と、圧延方向からの角度が67.5°の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値の2倍の値と、圧延方向からの角度が90°の方向を励磁方向とする場合の磁気特性の値との和を8で割った値を、無方向性電磁鋼板の磁気特性の平均値としてもよい。より具体的には、磁気特性をB50とし、圧延方向からの角度がθ°の方向を励磁方向とする場合のB50をB50_θとすると、無方向性電磁鋼板のB50の平均値B50_aveは、以下の(2)式で表される。
B50_ave=(B50_0+2B50_22.5+2B50_45+2B50_67.5+B50_90)÷8 ・・・(2)
図3において、Gsは、エアギャップの最小値である。エアギャップの最小値Gsは、エアギャップの長さとして最低限確保しなければならない長さである。Gaは、エアギャップの最小値Gsに対する余裕代である。一般に、エアギャップを設計する場合には、エアギャップの長さとして最低限確保しなければならない長さに対して余裕代Gaが設けられている。そこで、本実施形態では、この余裕代Gaの範囲内で、ティース121d、121j(の径方向)の長さを、その他のティース121a〜121c、121e〜121i、121k、121l(の径方向)の長さよりも長くする。即ち、ティース121d、121jにおけるエアギャップGr2を、ティース121a〜121c、121e〜121i、121k、121lにおけるエアギャップGr1よりも短くする(Gr2<Gr1)。尚、エアギャップGr1(=Gs+Ga)は、ティース(の径方向)の長さが全て同じであるとして設計した場合のエアギャップの設計値になる。
このようにする場合のティース121a〜121l(の径方向)の長さの導出は、例えば、前述した磁気回路の計算や、マクスウェル方程式に基づく電磁場解析を行うことにより実現することができる。
次に、以上のようにして磁気特性が劣るティース(の径方向)の長さを長くすることによりステータコア内の磁束密度の分布が低減することを、二次元の(X−Y平面での)有限要素法による電磁場解析により確認した結果を示す。
本計算例では、無方向性電磁鋼板として、磁気特性が相互に異なる2つの素材A、Bで構成された無方向性電磁鋼板を用いる。図5は、これら2つの素材A、Bの正規化B50と圧延方向からの角度との関係を示す図である。正規化B50は、素材BにおけるB50の最大値で、各B50の値を正規化したもの(正規化B50=B50の値÷素材BにおけるB50の最大値)である。グラフ501は、素材Aの正規化B50を示し、グラフ502は、素材Bの正規化B50を示す。また、図5では、表記の都合上、圧延方向からの角度の表記を、図1等において括弧を付して示す角度と同様の表記とする。
以下、ステータコアのコイルを分布巻とした第1の計算例と、ステータコアのコイルを集中巻とした第2の計算例の結果について説明する。
図6は、第1の計算例における計算対象のモータ600の構成を示す図である。具体的に図6は、モータ600を、その軸Oに垂直に切った断面を示す図である。
図6において、モータ600は、埋込永久磁石式同期モータ(IPMSM:Interior Permanent Magnet Synchronous Motor)であり、ロータ610と、ステータ620とを有する。
ロータ610は、回転軸630(軸O)と同軸になるように回転軸630に取り付けられる。ロータ610は、永久磁石611a〜611h、612a〜612h、613a〜613h、614a〜614hと、ロータコア615とを有する。永久磁石611a〜611h、612a〜612h、613a〜613h、614a〜614hはロータコア615に埋め込まれている。図6に示すようにモータ600の極数は8である。ロータ610の外径は133[mm]である。
ステータ620は、ステータコア621とコイル622とを有する。ステータ620の外径は207[mm]である。ティース(の径方向)の長さが全て同じであるとして設計した場合のステータ620の内径は135[mm]である。ステータコア621のスロット数は48である。第1の計算例では、コイル622を分布巻とする。
ティース(の径方向)の長さが全て同じであるとして設計した場合のティースの長さは、22.0[mm]である。第1の計算例において、素材Aを用いたステータコア621では、ティース621a〜621h(の径方向)の長さを、0.1[mm]長くし(ティース621a〜621h(の径方向)の長さを22.1[mm]とし)、その他ティース(の径方向)の長さを22.0[mm]とした。また、素材Bを用いたステータコア621では、ティース621i〜621p(の径方向)の長さを0.1[mm]長くし(ティース621i〜621p(の径方向)の長さを22.1[mm]とし)、その他ティース(の径方向)の長さを22.0[mm]とした。
そして、素材A、B毎に、比較例を基準とした発明例の損失比を導出した。図8は、第1の計算例における損失比を示す図である。素材Aの損失比は、第1の発明例のモータ600の損失を、第1の比較例のモータ600の損失で割った値である。素材Bの損失比は、第2の発明例のモータ600の損失を、第2の比較例のモータ600の損失で割った値である。
図8より、磁気特性が劣るティース(の径方向)の長さを長くすることにより、12[%]〜13[%]程度、モータ600の損失を低減することができることが分かる。
σ−Bmax=σBmax÷σBmax_ave ・・・(3)
σBmax_aveは、ステータコア621内の全要素(全メッシュ)における最大磁束密度Bmaxの平均値[T]である。σBmaxは、ステータコア621内の全要素における最大磁束密度Bmaxの標準偏差[T]である。ここで、最大磁束密度Bmaxは、電気角1周期における磁束密度の最大値である。
図10は、第2の計算例における計算対象のモータ1000の構成の一例を示す図である。具体的に図10は、モータ1000を、その軸Oに垂直に切った断面を示す図である。
図10において、モータ1000は、埋込永久磁石式同期モータであり、ロータ1010と、ステータ1020とを有する。
ロータ1010は、回転軸1030(軸O)と同軸になるように回転軸1030に取り付けられる。ロータ1010は、永久磁石1011a〜1011h、1012a〜1012hと、ロータコア615とを有する。永久磁石1011a〜1011h、1012a〜1012hはロータコア615に埋め込まれている。図10に示すようにモータ1000の極数は4である。ロータ1010の外径は85[mm]である。
ステータ1020は、ステータコア1021とコイル1022とを有する。ステータ1020の外径は134[mm]である。ティース(の径方向)の長さが全て同じであるとして設計した場合のステータ1020の内径は87.5[mm]である。ステータコア1021のスロット数は12である。第2の計算例では、コイル1022を集中巻とする。
ティース(の径方向)の長さが全て同じであるとして設計した場合のティースの長さは、16.25[mm]である。第2の計算例において、素材Aを用いたステータコア1021では、ティース1021a〜1021d(の径方向)の長さを0.075[mm]長くし(ティース1021a〜1021d(の径方向)の長さを16.325[mm]とし)、その他ティース(の径方向)の長さを16.25[mm]とした。また、素材Bを用いたステータコア621では、ティース1021e〜1021h(の径方向)の長さを0.075[mm]長くし(ティース1021e〜1021h(の径方向)の長さを16.325[mm]とし)、その他ティース(の径方向)の長さを16.25[mm]とした。
そして、素材A、B毎に、比較例を基準とした発明例の損失比を導出した。図12は、第2の計算例における損失比を示す図である。素材Aの損失比は、第3の発明例のモータ1000の損失を、第3の比較例のモータ1000の損失で割った値である。素材Bの損失比は、第4の発明例のモータ1000の損失を、第4の比較例のモータ1000の損失で割った値である。
図12より、磁気特性が劣るティース(の径方向)の長さを長くすることにより、5[%]〜6[%]程度、モータ1000の損失を低減することができることが分かる。
そして、素材A、B毎に、正規化Bmax標準偏差比を導出した。図13は、第2の計算例における正規化Bmax標準偏差比を示す図である。素材Aの正規化Bmax標準偏差比は、第3の発明例のモータ1000に対する正規化最大磁束密度標準偏差σ−Bmaxを、第3の比較例のモータ1000に対する正規化最大磁束密度標準偏差σ−Bmaxで割った値である。素材Bの正規化Bmax標準偏差比は、第4の発明例のモータ1000に対する正規化最大磁束密度標準偏差σ−Bmaxを、第4の比較例のモータ1000に対する正規化最大磁束密度標準偏差σ−Bmaxで割った値である。
以上のように、ステータコアのコイルを集中巻としても分布巻と同様の効果が得られることが分かる。
以上のように本実施形態では、ステータコアのティース121a〜121jのうち、磁気特性が最も優れたティース121a、121gを除く少なくとも1つのティース(の径方向)の長さを、当該磁気特性が最も優れたティース121a、121gの長さ(の径方向)よりも長くする。従って、ステータコアの外径寸法を大きくすることなく、ステータコア内の磁束密度の分布を低減することができる。これにより、ステータコアの鉄損(ひいては回転電機100の損失)を低減することができる。電磁鋼板に比べて空気の比透磁率は極めて小さいため、エアギャップの僅かな変更であっても、磁気抵抗を大きく調整することができる。このため、特許文献1に記載のように、ステータコアのヨークの断面積を大きくすることに比べ、効率良くステータコア内の磁束密度の分布を低減することができる。ここで、ステータコアの複数のティースのうち、磁気特性が最も優れたティースを除く少なくとも1つのティースの長さが、当該磁気特性が最も優れたティースの長さよりも長いことは、磁気特性が最も優れたティースを除く少なくとも1つのティースの先端とロータとの間に生じるギャップが、当該磁気特性が最も優れたティースの先端とロータの間に生じるギャップより短いことを意味する。
また、磁気特性が最も優れたティース121a、121g以外のティース121b〜121f、121h〜121lの全ての長さを長くすることにより、ステータコア内の磁束密度の分布をより低減することができる。
本実施形態では、インナーロータ型のモータを例に挙げて説明したが、アウターロータ型のモータであっても、本実施形態で説明した手法で、磁気特性が劣るティース(の径方向)の長さを長くすることにより、本実施形態と同等の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、ラジアルギャップ型のモータ(ステータのティースの先端面とロータコアとが径方向においてエアギャップを介して相互に対向する構成のモータ)を例に挙げて説明したが、アキシャルギャップ型のモータ(ステータのティースの先端面とロータコアとが高さ方向(軸方向)においてエアギャップを介して相互に対向する構成のモータ)であっても、本実施形態で説明した手法で、磁気特性が劣るティース(の高さ方向(軸方向))の長さを長くすることにより、本実施形態と同等の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、回転電機100が、モータである場合を例に挙げて説明したが、回転電機100は発電機(ジェネレータ)であってもよい。
また、本実施形態のように、磁気特性が劣るティースの長さを長くすることに加えてまたは代えて、コイルを配置するスペースが確保される範囲で磁気特性が劣るティースの先端幅(周方向の長さ)を長くすることにより、ステータコア内の磁束密度の分布を低減させるようにしてもよい。ティースの先端幅の増加量は、例えば、本実施形態で説明したような磁気回路の計算や、マクスウェル方程式に基づく電磁場解析を行うことにより実現することができる。
Claims (7)
- 積層された複数の無方向性電磁鋼板を有するステータコアであって、
前記ステータコアの複数のティースのうち、磁気特性が最も優れたティースを除く少なくとも1つのティースの長さが、当該磁気特性が最も優れたティースの長さよりも長いことを特徴とするステータコア。 - 前記ステータコアの複数のティースのうち、少なくとも磁気特性が最も劣るティースの長さが、前記磁気特性が最も優れたティースの長さよりも長いことを特徴とする請求項1に記載のステータコア。
- 前記ステータコアの複数のティースのうち、磁気特性が最も優れたティースを除く全てのティースの長さが、当該磁気特性が最も優れたティースの長さよりも長いことを特徴とする請求項1または2に記載のステータコア。
- 前記ステータコアの複数のティースのうち、磁気特性の値が基準値以下であるティースの長さが、前記磁気特性が最も優れたティースの長さよりも長く、
前記基準値は、前記無方向性電磁鋼板の板面に平行な方向において予め設定された複数の方向を励磁方向として前記無方向性電磁鋼板を励磁した場合の前記無方向性電磁鋼板の磁気特性の値の平均値に基づいて定められることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載のステータコア。 - 前記ティースの前記磁気特性の値は、当該ティースの長さ方向に無方向性電磁鋼板を励磁した場合の無方向性電磁鋼板の磁気特性の値であり、
前記ティースの長さ方向は、当該ティースの周方向の中心と、前記ステータコアの軸とを通る仮想線であって、当該軸に垂直な平面に平行な仮想線が伸びる方向に平行な方向であることを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のステータコア。 - 前記磁気特性は、磁化力が5000[A/m]であるときの磁束密度の値であるB50、磁化力が2500[A/m]であるときの磁束密度の値であるB25、または磁化力が1000[A/m]であるときの磁束密度の値であるB10であることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のステータコア。
- 請求項1〜6の何れか1項に記載のステータコアを有するステータと、ロータとを有することを特徴とする回転電機。
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- 2019-04-15 JP JP2019077008A patent/JP7303422B2/ja active Active
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