JP2020177938A - 制御弁、コイルユニットおよびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は、第1実施形態に係る電動弁1を表す断面図である。
電動弁1は、図示しない自動車用空調装置の冷凍サイクルに適用される。この冷凍サイクルには、循環する冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒を凝縮する凝縮器、凝縮された冷媒を絞り膨張させて霧状に送出する膨張弁、霧状の冷媒を蒸発させてその蒸発潜熱により車室内の空気を冷却する蒸発器等が設けられている。電動弁1は、その冷凍サイクルの膨張弁として機能する。
モータユニット3は、ロータ54とステータ56とを含む三相ステッピングモータとして構成されている。モータユニット3は有底円筒状のキャン58を有し、そのキャン58の内方にロータ54、外方にステータ56を配置して構成される。
図2は、ステータ56およびその周辺の構成を表す図である。(A)は図1のA−A矢視断面に対応し、ステータ56とケース66の断面図である。(B)はステータ56のみ(樹脂モールド前の状態)を表す図である。なお、図2(A)には参考のため、キャン58、ロータ54を示している(二点鎖線参照)。
図3は、ステータ56の構成を表す図である。(A)はコイルユニット100を組み付けた積層コア60の平面図、(B)は正面図である。
図6は、ボビン104の構成を表す図である。(A)は図5(C)におけるC−C矢視断面図、(B)は図6(A)におけるD部拡大図である。
一対の端子106は、対称構造を有する2つの端子106によって構成される。各端子106は、金属板を打ち抜いて得られたブランク材107を曲げ成形して得られる。打ち抜き加工の際、切り抜かれたブランク材107には切断痕としてバリとダレが生じる。ダレは、ブランク材107の一側面のうち上端部を除き、その面の周縁に形成される。バリはダレが形成される面とは反対側の面のうち上端部を除き、その面の周縁に形成される。図7(A)において、ダレ部130は正面側に形成されている。ブランク材107の側面には、曲げ加工によって折り曲げられる成形対象部109が延設されている。
図4(B)に示すように、2つの収容壁110には、対となる端子106がダレ部130を露出する向きで1つずつ収容されている。すなわち、1つのコイルユニット100に対して2つの端子106が設けられている。基端部115は穴部134に圧入され、4つの側面のうち3つの面を覆われる態様で収容壁110に収容される。すなわち、収容壁110と穴部134は、基端部115を収容する「収容部」として機能する。この圧入によって突部138(図7(B)参照)が穴部134に押し付けられ、端子106が穴部134から抜け落ちるのが防止される。端子本体114の先端部は、回路基板68(図1参照)に接続される。ガイド部116は、段部112に支持される。固着部118は収容壁110から離隔した位置において端子本体114の側面に突設される。
図8は、コイルユニット100の組み付けを順に示す説明図である。(A)はボビン104に端子106を組み付ける図、(B)はボビン104に巻線120を巻回し始める図、(C)は巻線120の巻き終わりを示す図である。
変形例においては、固着部144が互いの端子140へ向かい合う態様で、端子本体142が収容壁110に収容される。端子140においては、図9における背面にダレ部130(不図示)が形成されている。すなわち、端子140においても、折り返し部148の内側にダレ部130を有する形状となっている。変形例においては、引き出し線122が折り返し部148の隙間を挿通し、折り返し部148とガイド部146との間、ガイド部146と収容壁110との間に架け渡されている。収容壁110に巻きつけられた後、巻線120はボビン104に対して正面視反時計回りに巻回されてコイル102を形成する。
図10は、第2実施形態におけるコイルユニット200を表す図である。(A)はコイルユニット200の平面図、(B)は図10(A)におけるE部拡大図である。
コイルユニット200は、ボビン220、端子230からなる。端子230において、ダレ部234が存在する面はボビン220の収容壁224に対向する。また、ダレ部234が存在する面とは反対側の面(バリ部232が存在する面)は収容壁224に対向せず、露出される。すなわち、コイルユニット200に対する端子230の向きは、コイルユニット100に対する端子106の向き(図4(A)参照)と表裏が逆となっている。
Claims (10)
- 樹脂製のボビンと、
前記ボビンに一体に設けられた金属製の端子と、
前記ボビンに巻回されて電磁コイルを構成し、端部が前記端子に固着される巻線と、
を備えるコイルユニットであって、
前記ボビンは、
前記巻線が巻回されるボビン本体と、
前記端子の基端部を収容する収容部と、
を含み、
前記端子は、
金属板の切断痕であるダレ部を有するブランク材を成形して得られた部品であり、
前記ボビン本体から離間する方向に延出する端子本体と、
前記収容部に近接した位置にて前記端子本体の側面に突設されたガイド部と、
前記収容部から離隔した位置にて前記端子本体の側面に突設された固着部と、
を含み、
前記ボビン本体から延びる前記巻線の端部である引き出し線が、前記収容部に巻き付けられる巻回部と、前記固着部に接合される接合部と、前記巻回部と前記接合部との間で前記ガイド部に引っ掛けられる係合部とを有し、前記係合部と前記接合部とにおいて、前記ガイド部と前記固着部のそれぞれのダレ部と当接していることを特徴とするコイルユニット。 - 前記固着部は、前記ブランク材の一部を前記ダレ部が内側に位置するように折り返して得られた折り返し部を含み、
前記引き出し線の接合部が前記折り返し部に挟持され、固定されていることを特徴とする請求項1に記載のコイルユニット。 - 前記収容部は、前記端子の前記ダレ部が存在する面とは反対側面を露出させつつ前記基端部を収容する凹部を有し、
前記凹部の高さが、前記基端部の厚みよりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載のコイルユニット。 - 前記端子は、前記反対側面にバリ部を有し、
前記凹部の高さが、前記基端部のバリ部を含む厚みよりも大きいことを特徴とする請求項3に記載のコイルユニット。 - 前記端子の基端部は、長方形状の断面を有し、
前記収容部は、前記反対側面を除く前記基端部の3つの面を収容する断面コ字状を有することを特徴とする請求項3又は4に記載のコイルユニット。 - 前記収容部は、
前記基端部を支持する穴部と、
前記基端部を取り囲み、ボビン本体から立設される収容壁と、
を含み、
前記巻回部が前記収容壁に巻きつけられ、
前記ボビンの外周面と前記収容壁との最短距離が、前記巻線の線径よりも大きいことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコイルユニット。 - 弁部を含む弁本体と、前記弁部を駆動する駆動ユニットとを組み付けて構成された制御弁であって、
前記駆動ユニットは、通電により電磁力を発生させるためのコイルユニットを備え、
前記コイルユニットは、
樹脂製のボビンと、
前記ボビンに一体に設けられた金属製の端子と、
前記ボビンに巻回されて電磁コイルを構成し、端部が前記端子に固着される巻線と、
を備え、
前記ボビンは、
前記巻線が巻回されるボビン本体と、
前記端子の基端部を収容する収容部と、
を含み、
前記端子は、
金属板の切断痕であるダレ部を有するブランク材を成形して得られた部品であり、
前記ボビン本体から離間する方向に延出する端子本体と、
前記収容部に近接した位置にて前記端子本体の側面に突設されたガイド部と、
前記収容部から離隔した位置にて前記端子本体の側面に突設された固着部と、
を含み、
前記ボビン本体から延びる前記巻線の端部である引き出し線が、前記収容部に巻き付けられる巻回部と、前記固着部に接合される接合部と、前記巻回部と前記接合部との間で前記ガイド部に引っ掛けられる係合部とを有し、前記係合部と前記接合部とにおいて、前記ガイド部と前記固着部のそれぞれのダレ部と当接していることを特徴とする制御弁。 - 前記巻線の線径が0.3mm以下であることを特徴とする請求項7に記載の制御弁。
- アクチュエータに適用されるコイルユニットの製造方法であって、
金属板から所定形状のブランク材を切り出す切断工程と、
前記ブランク材を成形して端子を得る端子成形工程と、
樹脂材を成形してボビンを得るボビン成形工程と、
前記端子と前記ボビンとを一体化する一体化工程と、
前記ボビンに巻線を巻回する巻装工程と、
前記巻線の端部である引き出し線を前記端子に固着させる固着工程と、
を備え、
前記ボビン成形工程は、前記巻線が巻回されるボビン本体と、前記端子の基端部を収容する収容部とを一体に成形し、
前記切断工程により前記ブランク材の片面側にダレ部が形成され、
前記ブランク材は、前記端子の側方に突出する突出部として、前記端子の基端側からガイド部および成形対象部を有し、
前記端子成形工程は、前記成形対象部を前記ダレ部を内側に位置させつつ折り返すことにより折り返し部を成形し、
前記巻装工程は、
前記折り返し部の隙間に前記引き出し線を挿通させる工程と、
前記引き出し線を前記折り返し部と前記ガイド部との間、および前記ガイド部と前記収容部との間に架け渡す工程と、
前記引き出し線を前記収容部に巻き付ける工程と、
を含み、
前記架け渡す工程は、前記引き出し線を前記折り返し部と前記ガイド部のそれぞれのダレ部に当接させるようにして架け渡し、
前記固着工程は、前記折り返し部を加締めて前記引き出し線を挟持させる工程を含むことを特徴とするコイルユニットの製造方法。 - 前記固着工程は、前記折り返し部の前記引き出し線を挟持する箇所にヒュージングを施す工程をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載のコイルユニットの製造方法。
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JP2019076843A JP7240722B2 (ja) | 2019-04-15 | 2019-04-15 | 制御弁、コイルユニットおよびその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2023179856A1 (de) * | 2022-03-23 | 2023-09-28 | Riester Familien-Holding KG | Stellantrieb |
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JP2000311813A (ja) * | 1999-04-27 | 2000-11-07 | Aisin Seiki Co Ltd | 電磁駆動機構 |
JP2002353026A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-06 | Toyoda Mach Works Ltd | ソレノイド用ボビン及びソレノイドの製造方法 |
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JP2010135430A (ja) * | 2008-12-02 | 2010-06-17 | Sumida Corporation | ソレノイドコイル |
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