JP2020172380A - リール運搬用台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】積み込み作業の負担を軽減できる、リール運搬用台車2の提供。【解決手段】この台車2は、リールRが載置される載置モジュール8と、幅方向において載置モジュール8の外側に位置し、リールRを載置モジュール8に案内する案内モジュール10とを備える。案内モジュール10は、支持軸14と、支持軸14を軸芯として回動可能に支持軸14に支持されたメインプレート18とを備える。メインプレート18は幅方向に対して傾斜する。幅方向において外側からメインプレート18にリールRを載せて、リールRを内側に移動させると、メインプレート18が回動する。【選択図】図3

Description

本発明は、リール運搬用台車に関する。
タイヤは、トレッド、サイドウォール等の多数の構成部材を組み合わせて構成される。タイヤの製造では、これら構成部材のための部品が準備される。この部品の中には、例えば、ベルトのための部品のようにシートの形態で準備される部品がある。シート状の部品(以下、シート材)の運搬には、リールが用いられる。
リールは、一対のフランジと、両フランジの間に位置するドラムとを備える。前述のシート材は、ドラムに巻かれる。フランジはディスク状であり、リールは転動可能である。
リールの運搬には、台車が用いられる。シート材が巻かれたリールの質量は、60〜120kgである。リールは重く、リールを台車に積み込む際の負荷は大きい。作業者の負担を軽減し、作業効率の向上を図るために、リールを運搬するための装置に関して様々な検討が行われている(例えば、下記の特許文献1)。
特開平11−199137号公報
リールを台車に積み込むとき、路面と台車との間にはスロープが設けられる。このスロープは、例えばプレートを傾けてセットすることにより構成される。前述したように、リールは重い。このため、スロープを用いたとしても、リールの台車への積み込みは容易ではない。
プレートの傾きを緩く設定すれば、積み込み作業の負担は軽減する。しかし緩い傾斜を設定するには、ある程度のスペースが必要である。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、積み込み作業の負担を軽減できる、リール運搬用台車を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係るリール運搬用台車は、一対のディスク状のフランジと、両フランジの間に位置するドラムと、を備えるリールを運搬するための台車である。この台車は、本体フレームと、前記本体フレームに固定され、前記リールが載置される載置モジュールと、幅方向において前記載置モジュールの外側に位置し、前記リールを当該載置モジュールに案内する案内モジュールと、を備える。前記案内モジュールは、前記本体フレームに固定され、長さ方向に延びる支持軸と、当該支持軸を軸芯として回動可能に当該支持軸に支持されたメインプレートとを備える。前記メインプレートは幅方向に対して傾斜する。幅方向において外側から前記メインプレートに前記リールを載せて、当該リールを内側に移動させると、前記メインプレートが回動する。
好ましくは、このリール運搬用台車では、前記メインプレートの回動後の傾斜角度は、当該メインプレートの回動前の傾斜角度よりも小さい。
好ましくは、このリール運搬用台車では、前記メインプレートの回動前の傾斜角度と当該メインプレートの回動後の傾斜角度との差は5°以上15°以下である。
好ましくは、このリール運搬用台車では、前記メインプレートの回動前の傾斜角度は15°以上25°以下である。
好ましくは、このリール運搬用台車では、前記案内モジュールは復帰ユニットを備える。前記復帰ユニットは、前記メインプレートと共に回動する支持プレートと、前記本体フレームと前記支持プレートとを架け渡すスプリングとを備える。
好ましくは、このリール運搬用台車では、前記案内モジュールは、幅方向において、前記メインプレートの外側に位置するサブプレートを備える。前記サブプレートは、幅方向に対して傾斜した状態で前記本体フレームに固定される。
好ましくは、このリール運搬用台車では、前記サイドプレートの傾斜角度は、前記メインプレートの回動前の傾斜角度と同じである。
本発明のリール運搬用台車によれば、リールの積み込み作業の負担が軽減される。
図1は、本発明の一実施形態に係るリール運搬用台車が示された側面図である。 図2は、図1のII−II線に沿った断面図である。 図3は、リールを載置モジュールに案内するための案内モジュールの概要が示された説明図である。 図4は、本発明の他の実施形態に係るリール運搬用台車における案内モジュールの概要が示された説明図である。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて、本発明が詳細に説明される。
図1及び2には、本発明の一実施形態に係るリール運搬用台車2(以下、台車2とも称される。)の一例が示される。図1において、左右方向は台車2の長さ方向である。この紙面に対して垂直な方向は、この台車2の幅方向である。図2において、左右方向は台車2の幅方向である。紙面に対して垂直な方向は、台車2の長さ方向である。
図2において、一点鎖線CLは台車2の幅方向中心線である。台車2は、幅方向中心線CLに対して対称な構成を有する。
この台車2は、リールRを運搬する。リールRは、一対のフランジFと、ドラムDとを備える。それぞれのフランジFは、ディスク状である。ドラムDは、両フランジFの間に位置する。ドラムDは、筒状である。フランジFは、ドラムDの端から径方向外向きに延びる。リールRの径方向において、フランジFの外縁はドラムDの外周面の外側に位置する。フランジFは、ドラムDから突出している。このリールRは、転動可能である。
図示されないが、リールRのドラムDにはシート材が巻かれる。このシート材は、並列した多数のコードを含む。コードはトッピングゴムで覆われる。コードの材質はスチールである。このシート材は、タイヤの構成部材としてのベルトの部品である。
この台車2は、本体フレーム4と、車輪6と、載置モジュール8と、案内モジュール10とを備える。本体フレーム4は、車輪6、載置モジュール8、案内モジュール10等の要素を保持する。詳述しないが、本体フレーム4は、棒材、プレート等の部品により構成される。この本体フレーム4の構成に特に制限はなく、台車2の仕様等が考慮され、その構成は適宜整えられる。
車輪6は、本体フレーム4に固定される。車輪6は、路面Gと本体フレーム4との間に位置する。台車2は、車輪6を介して路面Gに支持されるので、路面G上を自在に走行できる。
載置モジュール8は、本体フレーム4に固定される。この載置モジュール8は、本体フレーム4の底部に設けられる。
載置モジュール8には、リールRが載置される。この台車2では、リールRを載置できるのであれば、載置モジュール8の構成に特に制限はない。
この台車2の載置モジュール8は、2本の丸棒12により構成される。丸棒12の外径は通常、20mm〜40mmの範囲で設定される。これら丸棒12は幅方向に並列され、それぞれの丸棒12の両端は本体フレーム4に固定される。幅方向において、台車2の中心線CLから一方の丸棒12までの距離は、この台車2の中心線CLから他方の丸棒12までの距離と同じである。
図2に示されるように、この台車2では、リールRのフランジFが2本の丸棒12に載せられる。これにより、リールRは載置モジュール8に保持される。リールRが台車2に載置された状態では、幅方向において、リールRの中心CRの位置は台車2の中心線CLの位置と一致する。
案内モジュール10は、本体フレーム4に固定される。この案内モジュール10は、本体フレーム4の底部に設けられる。この案内モジュール10は、幅方向において、載置モジュール8の外側に位置する。案内モジュール10は、載置モジュール8にリールRを案内する。
この台車2では、幅方向一方側と他方側のそれぞれに、案内モジュール10が設けられる。幅方向において、一方側にのみ案内モジュール10が設けられてもよく、他方側にのみこの案内モジュール10が設けられてもよい。
図3は、案内モジュール10の概要を示す。この図3において、左右方向は台車2の幅方向である。紙面に対して垂直な方向は、台車2の長さ方向である。
案内モジュール10は、支持軸14と、回動部材16と、メインプレート18とを備える。支持軸14は、長さ方向に延びる。図示されないが、支持軸14はその両端において本体フレーム4に固定される。回動部材16は、軸受けを介して支持軸14に取り付けられる。回動部材16は、支持軸14に対して回動可能である。メインプレート18は、回動部材16に固定される。このメインプレート18は、支持軸14を軸芯として回動可能に支持軸14に支持される。この台車2のメインプレート18は平らなプレートである。
この台車2では、メインプレート18の上面をリールRが転動する。メインプレート18の上面は平面である。この図3において、符号PSはメインプレート18の外端であり、符号PUはメインプレート18の内端である。この台車2では、メインプレート18の外端PS及び内端PUは、リールRが転動するメインプレート18の上面に基づいて特定される。
図3(a)は、リールRを積み込む前の台車2の状態を示す。図3(a)に示されるように、メインプレート18は、幅方向に対して傾斜する。このメインプレート18は、その外端PSが内端PUよりも下方に位置するように台車2にセットされる。これにより、台車2の載置モジュール8と路面Gとの間にスロープが構成される。リールRを台車2に積み込む前の状態において、路面Gからメインプレート18の外端PSまでの距離は、30mm〜50mmの範囲にある。
リールRの台車2への積み込み作業では、リールRは台車2の幅方向外側に配置される。作業者がリールRを押すことにより、幅方向において外側から内側に向けてリールRは転動させられ、メインプレート18に載せられる。メインプレート18に載せられたリールRは、さらに内側に移動させられる。これにより、リールRはメインプレート18を転動しつつ、上方に移動させられる。やがてこのリールRは、載置モジュール8に案内される。
図3(b)は、リールRを台車2に積み込む際のメインプレート18の状態を示す。この台車2では、リールRとメインプレート18との接触面が支持軸14の部分を通過する際、図3(b)に示されるように、リールRの自重によりメインプレート18が支持軸14を軸芯として回動し、メインプレート18の外端PSは上方に移動し、内端PUは下方に移動する。これにより、リールRを転動させるために要する力が低減されるので、この台車2では、リールRの積み込み作業の負担が軽減される。この台車2は、作業効率の向上に貢献する。
図3(b)において、符号αは、リールRを積み込む前の台車2における、メインプレート18の上面が幅方向に対してなす角度である。この角度αは、メインプレート18の回動前の傾斜角度である。符号βは、リールRの自重によりメインプレート18が支持軸14を軸芯として回動した後における、メインプレート18の上面が幅方向に対してなす角度である。この角度βは、メインプレート18の回動後の傾斜角度である。
この台車2では、メインプレート18の回動後の傾斜角度βはこのメインプレート18の回動前の傾斜角度αよりも小さい。図3(b)に示されるように、メインプレート18が回動することでメインプレート18の傾斜が緩くなる。この台車2では、リールRを転動させるために要する力が低減されるので、リールRの積み込み作業の負担が軽減される。この観点から、この台車2では、メインプレート18の回動後の傾斜角度βはこのメインプレート18の回動前の傾斜角度αよりも小さいのが好ましい。具体的には、この傾斜角度αと傾斜角度βとの差は、5°以上が好ましく、15°以下が好ましい。
この台車2では、メインプレート18の回動前の傾斜角度αは15°以上が好ましく、25°以下が好ましい。この傾斜角度αが15°以上に設定されることにより、適切な幅を有するメインプレート18でスロープが構成される。この観点から、この傾斜角度αは18°以上がより好ましい。この傾斜角度αが25°以下に設定されることにより、リールRをメインプレート18に載せて上方に移動させるために要する力が適正に抑えられる。この観点から、この傾斜角度αは22°以下がより好ましい。
この台車2では、メインプレート18の回動後の傾斜角度βは5°以上が好ましく、15°以下が好ましい。この傾斜角度βが5°以上に設定されることにより、適切な幅を有するメインプレート18でスロープが構成される。この観点から、この傾斜角度βは8°以上がより好ましい。この傾斜角度βが15°以下に設定されることにより、リールRをメインプレート18に載せて上方に移動させるために要する力の低減を図ることができる。この観点から、この傾斜角度βは12°以下がより好ましい。
この台車2では、案内モジュール10は復帰ユニット20を備えることができる。この復帰ユニット20は、長さ方向において、メインプレート18の両側に設けられる。この復帰ユニット20は、支持プレート22と、スプリング24とを備える。
支持プレート22は、回動部材16に固定される。この台車2では、メインプレート18が回動すると回動部材16が回動する。したがって、メインプレート18が回動すると、この支持プレート22は回動部材16共に回動する。つまり、この支持プレート22は、メインプレート18と共に回動する。
スプリング24は、その両端にフック26を備える。図3に示されるように、上側に位置する一方のフック26は本体フレーム4に固定されたロッド28に掛けられる。下側に位置する他方のフック26は、支持プレート22に固定されたロッド30に掛けられる。これにより、スプリング24が本体フレーム4と支持プレート22とに架け渡される。
この台車2では、リールRの転動によりメインプレート18が回動すると、このメインプレート18と共に支持プレート22が回動し、支持プレート22に固定されたロッド30は下方に移動する。これにより、スプリング24に力が作用し、図3(b)に示されるように、スプリング24が引き延ばされる。
この台車2では、リールRが載置モジュール8に案内されると、メインプレート18に作用していた荷重が除かれる。これにより、スプリング24に作用していた荷重が除かれスプリング24が復元する。このスプリング24の復元により、図3(a)に示されるように、メインプレート18が回動前の状態に復帰する。
この台車2では、リールRを載置モジュール8に案内すると、メインプレート18が回動前の状態に自動的に復帰する。この台車2では、複数のリールRを順次積み込むことが容易である。この復帰モジュールは、リールRの積み込み作業の負担軽減に貢献する。この台車2によれば、作業効率のさらなる向上が図れる。この観点から、この台車2は復帰ユニット20を備え、この復帰ユニット20がメインプレート18と共に回動する支持プレート22と、本体フレーム4とこの支持プレート22とを架け渡すスプリング24とを備えるのが好ましい。
この台車2では、案内モジュール10は、回動前のメインプレート18の傾斜状態を保持する第一傾斜保持ユニット32を備えることができる。この第一傾斜保持ユニット32は、長さ方向に延びる。この第一傾斜保持ユニット32は、幅方向において支持軸14の外側に位置する。この第一傾斜保持ユニット32は、メインプレート18の下側において、本体フレーム4に固定される。
図3(a)に示されるように、この台車2では、支持軸14と第一傾斜保持ユニット32とによって、回動前のメインプレート18が支持される。メインプレート18が2点で支持されるので、このメインプレート18の傾斜状態が安定に保持される。メインプレート18の不意な動きが抑えられるので、作業者はメインプレート18に沿ってリールRをスムーズに移動させることができる。この観点から、この台車2の案内モジュール10は、回動前のメインプレート18の傾斜状態を保持する第一傾斜保持ユニット32を備えるのが好ましい。
この台車2では、第一傾斜保持ユニット32は角棒から構成される。この第一傾斜保持ユニット32が丸棒から構成されてもよい。この第一傾斜保持ユニット32の位置、大きさ等の仕様は、前述の傾斜角度αが考慮されて適宜決められる。
この台車2では、案内モジュール10は、回動後のメインプレート18の傾斜状態を保持する第二傾斜保持ユニット34を備えることができる。この第二傾斜保持ユニット34は、長さ方向に延びる。この第二傾斜保持ユニット34は、幅方向において支持軸14の内側に位置する。詳細には、この第二傾斜保持ユニット34は、幅方向において、支持軸14と前述の載置モジュール8との間に位置する。この第二傾斜保持ユニット34は、メインプレート18の下側において、本体フレーム4に固定される。
図3(b)に示されるように、この台車2では、支持軸14と第二傾斜保持ユニット34とによって、回動後のメインプレート18が支持される。メインプレート18が2点で支持されるので、このメインプレート18の傾斜状態が安定に保持される。メインプレート18の不意な動きが抑えられるので、作業者はメインプレート18に沿ってリールRを動かしスムーズに載置モジュール8に案内することができる。この観点から、この台車2の案内モジュール10は、回動後のメインプレート18の傾斜状態を保持する第二傾斜保持ユニット34を備えるのが好ましい。
この台車2では、第二傾斜保持ユニット34は丸棒から構成される。この第二傾斜保持ユニット34が角棒から構成されてもよい。この第二傾斜保持ユニット34の位置、大きさ等の仕様は、前述の傾斜角度βが考慮されて適宜決められる。
この台車2では、載置モジュール8にリールRを案内する際に、リールRが第二傾斜保持ユニット34と接触する場合がある。この接触時の衝撃を抑える観点から、この第二傾斜保持ユニット34は丸棒から構成されるのが好ましい。この場合、リールRをスムーズに載置モジュール8に案内できる観点から、この第二傾斜保持ユニット34をなす丸棒の外径は載置モジュール8を構成する丸棒12の外径の1.5倍以上が好ましく、1.7倍以下が好ましい。
この台車2では、複数のリールRが載置モジュール8に載せられる。この台車2では、複数のリールRに対して一の案内モジュール10が設けられる。この台車2では、台車2に載置される複数のリールRのそれぞれに対して、一の案内モジュール10が設けられてもよい。この場合、台車2に載置されるリールRの数と同数の案内モジュール10が設けられる。
図4には、本発明の他の実施形態に係るリールR運搬用台車42の一部が示される。この図4において、左右方向は台車42の幅方向である。紙面に対して垂直な方向は、台車42の長さ方向である。
この台車42は、案内モジュール44を備える。この台車42では、案内モジュール44以外は図1に示された台車2と同等の構成を有する。
図4に示された案内モジュール44は、図3に示された案内モジュール10の変形例である。この案内モジュール44は、図3に示された案内モジュール10の要素と同一の構成を有する要素を有する。図3に示された案内モジュール10の要素と同じ要素については、同じ符号を付して、説明を省略する。
この台車42では、案内モジュール44は、連結プレート46とサブプレート48とを備える。連結プレート46は、本体フレーム4からその一部が幅方向外向きに突出するようにこの本体フレーム4に固定される。
図4に示されるように、サブプレート48は、幅方向において、メインプレート18の外側に位置する。この台車42のサブプレート48は、連結プレート46の突出部分に固定される。このサブプレート48は、連結プレート46を介して本体フレーム4に固定される。
この台車42では、サブプレート48の上面をリールRが転動する。サブプレート48の上面は平面である。この図4において、符号SSはサブプレート48の外端であり、符号SUはサブプレート48の内端である。この台車42では、サブプレート48の外端SS及び内端SUは、リールRが転動するサブプレート48の上面に基づいて特定される。
図4に示されるように、サブプレート48は幅方向に対して傾斜する。この台車42では、サブプレート48は、幅方向に対して傾斜した状態で本体フレーム4に固定される。
この台車42では、サブプレート48は、その外端SSが内端SUよりも下方に位置するように台車42にセットされる。メインプレート18は、その外端PSが内端PUよりも下方に位置するように台車42にセットされる。この台車42では、サブプレート48の傾斜方向はメインプレート18の傾斜方向と同じである。
この台車42では、メインプレート18とサブプレート48とにより、台車42の載置モジュール8と路面Gとの間にスロープが構成される。サブプレート48はメインプレート18の幅方向外側に位置するので、サブプレート48の外端SSがこのスロープの外端に相当する。リールRを台車42に積み込む前の状態において、路面Gからサブプレート48の外端SSまでの距離は、30mm〜50mmの範囲にある。
リールRの台車42への積み込み作業では、リールRは台車42の幅方向外側に配置される。作業者がリールRを押すことにより、幅方向において外側から内側に向けてリールRは転動させられ、サブプレート48に載せられる。作業者がさらにリールRを押すことによりリールRはさらに内側に向けて転動させられ、メインプレート18に載せられる。メインプレート18に載せられたリールRは、さらに内側に移動させられる。これにより、リールRはメインプレート18を転動しつつ、上方に移動させられる。やがてこのリールRは、載置モジュール8に案内される。
この台車42では、リールRとメインプレート18との接触面が支持軸14の部分を通過する際、図4(b)に示されるように、このリールRの自重によりメインプレート18が支持軸14を軸芯として回動する。メインプレート18の外端PSは上方に移動し、内端PUは下方に移動する。この台車42では、リールRを転動させるために要する力が低減されるので、リールRの積み込み作業の負担が軽減される。この台車42は、作業効率の向上に貢献する。
前述したように、この台車42では、サブプレート48は、幅方向に対して傾斜した状態で本体フレーム4に固定される。このため、このサブプレート48の傾斜角度は、リールRが通過しても変動しない。
前述の図3に示された案内モジュール10を有する台車2においても、メインプレート18の外端PSと路面Gと間の距離を適正に設定することで、メインプレート18と路面Gと間に、例えば、作業者の足先が挟まれることは効果的に防止できる。この台車42では、サブプレート48の外端SSと路面Gとの間の距離が適正に設定されるとともに、リールRの積み込み作業において、サブプレート48の外端SSと路面Gとの間の距離が一定に保持されるので、サブプレート48と路面Gと間に作業者の足先が挟まれることがより効果的に防止できる。リールRの積み込み作業の負担軽減効果が効果的にかつ持続的に発揮されるので、この台車42は作業効率のさらなる向上を図ることができる。
図4(a)において、符号αは、リールRを積み込む前の台車42における、メインプレート18の上面が幅方向に対してなす角度、すなわち、メインプレート18の回動前の傾斜角度である。符号γは、サブプレート48の上面が幅方向に対してなす角度である。この角度γは、サブプレート48の傾斜角度である。
この台車42では、作業者が、サブプレート48及びメインプレート18に沿ってリールRを動かしスムーズに載置モジュール8に案内することができる観点から、サブプレート48の傾斜角度γはメインプレート18の回動前の傾斜角度αと同じであるのが好ましい。なお、傾斜角度γと傾斜角度αとが同じであるとは、この傾斜角度γと傾斜角度αとの差が、−1°以上1°以下の範囲にあることを意味する。
図4において、両矢印WPはメインプレート18の幅である。この幅WPは、メインプレート18の外端PSから内端PUまでの長さにより表される。両矢印WSは、サブプレート48の幅である。この幅WSは、サブプレート48の外端SSから内端SUまでの長さにより表される。
この台車42では、作業者が、サブプレート48及びメインプレート18に沿ってリールRを動かしスムーズに載置モジュール8に案内することができる観点から、メインプレート18の幅WPに対するサブプレート48の幅WSの比は0.3以上が好ましく、0.5以下が好ましい。
以上説明したように、本発明によれば、リールRの積み込み作業の負担を軽減できる、リール運搬用台車が得られる。
今回開示した実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の技術的範囲は前述の実施形態に限定されるものではなく、この技術的範囲には特許請求の範囲に記載された構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
以上説明された、リールの積み込み作業の負担を軽減できる技術は、種々な用途のタイヤの製造に適用できる。
2・・・成形装置
2、42・・・リール運搬用台車
4・・・本体フレーム
6・・・車輪
8・・・載置モジュール
10・・・案内モジュール
14・・・支持軸
18・・・メインプレート
20・・・復帰ユニット
24・・・スプリング
32・・・第一傾斜保持ユニット
34・・・第二傾斜保持ユニット
44・・・案内モジュール
48・・・サブプレート

Claims (7)

  1. 一対のディスク状のフランジと、両フランジの間に位置するドラムとを備えるリールを運搬するための台車であって、
    本体フレームと、
    前記本体フレームに固定され、前記リールが載置される載置モジュールと、
    幅方向において前記載置モジュールの外側に位置し、前記リールを当該載置モジュールに案内する案内モジュールと、を備え、
    前記案内モジュールが、前記本体フレームに固定され、長さ方向に延びる支持軸と、当該支持軸を軸芯として回動可能に当該支持軸に支持されたメインプレートとを備え、
    前記メインプレートが幅方向に対して傾斜し、
    幅方向において外側から前記メインプレートに前記リールを載せて、当該リールを内側に移動させると、当該メインプレートが回動する、リール運搬用台車。
  2. 前記メインプレートの回動後の傾斜角度が、当該メインプレートの回動前の傾斜角度よりも小さい、請求項1に記載のリール運搬用台車。
  3. 前記メインプレートの回動前の傾斜角度と当該メインプレートの回動後の傾斜角度との差が5°以上15°以下である、請求項2に記載のリール運搬用台車。
  4. 前記メインプレートの回動前の傾斜角度が15°以上25°以下である請求項2又は3に記載のリール運搬用台車。
  5. 前記案内モジュールが復帰ユニットを備え、
    前記復帰ユニットが、前記メインプレートと共に回動する支持プレートと、前記本体フレームと前記支持プレートとを架け渡すスプリングとを備える、請求項1から4のいずれかに記載のリール運搬用台車。
  6. 前記案内モジュールが、幅方向において、前記メインプレートの外側に位置するサブプレートを備え、
    前記サブプレートが、幅方向に対して傾斜した状態で前記本体フレームに固定される、請求項1から5のいずれかに記載のリール運搬用台車。
  7. 前記サイドプレートの傾斜角度が、前記メインプレートの回動前の傾斜角度と同じである、請求項6に記載のリール運搬用台車。

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