JP2020171568A - 食器洗浄機 - Google Patents

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Abstract

【課題】小物カゴに収容した小物に対して洗浄水を十分に行き渡らせることが可能な構成を有する小物カゴを備える食器洗浄機を提供する。【解決手段】食器洗浄機1は、メッシュ状に形成した底部32を有する小物カゴ3を所定位置に配置して、この小物カゴ3の下方を移動する洗浄ノズル4のノズル孔41から洗浄水を上向きに噴射する構成を備える。前記小物カゴ3の底部32における前記ノズル孔41の移動軌跡k又は移動軌跡k周辺を含む範囲は、他の部分のメッシュ開口径よりも大きく開口した水取り入れ部7とする。前記小物カゴ3における前記水取り入れ部7の上方には、下方から上向きに噴射された洗浄水を横方向へ拡散させる拡散手段8を設けることができる。【選択図】図2

Description

本発明は、小物カゴを備える食器洗浄機に関する。
従来の食器洗浄機は、一般的にスプーンや箸等の小物を収容する箱形状の小物カゴを所定位置に配置して、この小物カゴの下方を移動する洗浄ノズルのノズル孔から洗浄水を上向きに噴射することにより小物の食器を洗浄する構成を備えている。小物カゴの底部は、メッシュ状に形成されており、そのメッシュ開口は、洗浄ノズルから噴射する洗浄水を透過可能とし、かつ箸等の小物が落下しないような小径サイズに形成されている(特許文献1の段落0032、図10及び図12等、特許文献2の図11、図13及び図15等、特許文献3の段落0017)。
特開平10−108819号公報 特開平9−98927号公報 特開平7−178032号公報
前記従来の食器洗浄機の小物カゴでは、底部のメッシュが細かいことから、この底部の下方から上向きに噴射された洗浄水が小物カゴの上方まで到達し難くなっていた。そのため、例えば、小物の小物カゴ内に収まっている部分等に洗浄水が十分に行き渡らず、小物全体を綺麗に洗浄することが困難であった。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、小物カゴに収容した小物に対して洗浄水を十分に行き渡らせることが可能な構成を有する小物カゴを備える食器洗浄機を提供することを目的とする。
本発明に係る食器洗浄機は、
メッシュ状に形成した底部を有する小物カゴを所定位置に配置して、この小物カゴの下方を移動する洗浄ノズルのノズル孔から洗浄水を上向きに噴射する構成を備える食器洗浄機であって、
前記小物カゴの底部における前記ノズル孔の移動軌跡又は移動軌跡周辺を含む範囲は、他の部分のメッシュ開口径よりも大きく開口した水取り入れ部とするものである。
前記構成によれば、移動する洗浄ノズルのノズル孔より小物カゴの下方から上向き噴射された洗浄水が、底部の水取り入れ部を通過して小物カゴ内に入り、小物カゴの上方まで到達しやすくなる。これにより、小物カゴに収容した小物に対して洗浄水を万遍なく行き渡らせることができる。従って、小物の小物カゴ内に収まっている部分等にも洗浄水を十分に行き渡らせて小物全体を洗浄することができ、小物の洗浄効果を向上させることができる。
前記小物カゴにおける前記水取り入れ部の上方には、下方から上向きに噴射された洗浄水を横方向へ拡散させる拡散手段が設けられていることが好ましく、この拡散手段によって洗浄水を小物カゴに収容した小物に向けて飛ばすことができる。従って、洗浄水が小物に万遍なく当たるようになり、小物の洗浄効果をさらに向上させることができる。
実施形態1の食器洗浄機の内部を模式的に示す断面図である。 実施形態1における小物カゴを示す斜視図である。 小物カゴの底部と洗浄ノズルのノズル孔との位置関係を模式的に示す上面図である。 実施形態1の小物カゴの変形例として1ブロックを分割して水取り入れ部及び拡散部を設けた部分を模式的に示す斜視図である。 実施形態2の小物カゴを模式的に示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は側面図である。
(実施形態1)
図1に示す実施形態1の食器洗い乾燥機(食器洗浄機)1は、システムキッチンに組み込んで設置されるビルトイン式のものであり、洗浄機本体11によって外枠が構成されている。洗浄機本体11の内部には、洗浄槽12が収容されている。洗浄槽12の前面側には、扉13が取り付けられており、この扉13を手前に引き出すことで洗浄槽12が引き出される。洗浄槽12の下面には、残菜フィルタ14を介して洗浄槽12内部と連通する洗浄水の溜まり部15が設けられている。洗浄槽12の下面空間には、溜まり部15に連通する洗浄ポンプ16が設置されている。洗浄槽12の後面側には、洗浄槽12内の食器類(食器20、小物30)を乾燥させるための乾燥用空気を導入する乾燥ダクト17及び乾燥ファン18が設けられている。なお、本発明は、食器類の乾燥機能を装備しない食器洗浄機に適用することも可能である。
洗浄槽12の内部には、食器カゴ2が載置状態で収容されている。食器カゴ2には、皿、茶碗、コップ等の食器20を置くことができる。食器カゴ2は、洗浄槽12から取り外し可能に設けられている。食器カゴ2は、樹脂コーティングを施した金属製線材により形成されており、格子状の基部21と、基部21から立設する複数の支持部22とから構成されている。なお、食器カゴ2は、樹脂又はステンレス等の金属で形成してもよい。
食器カゴ2の中央寄りの位置には、細長い箱状の小物カゴ3が取り付けられている。小物カゴ3には、箸、スプーン、フォーク等の小物30の食器類を収容することができる。小物カゴ3は、底部32に形成された係合溝31(図2参照)が食器カゴ2の基部21と係合することで食器カゴ2に対して取り外し可能に取り付けられて、洗浄槽12内の所定位置に配置される。小物カゴ3は、樹脂で形成されているが、ステンレス等の金属で形成してもよい。なお、小物カゴ3の詳細については後述する。
洗浄槽12内には、食器カゴ2及び小物カゴ3より下方に位置して水平方向に長手の細長い洗浄ノズル4と、洗浄ノズル4の長手方向中央部に立設された円筒状のセンターノズル5とが設けられている。洗浄ノズル4及びセンターノズル5には、洗浄ポンプ16によって溜まり部15の洗浄水が供給される。
洗浄ノズル4は、上面に複数のノズル孔41が長手方向に沿って設けられている。複数のノズル孔41は、洗浄水を真上に向けて噴射する真上噴射のノズル孔41(図3の41aを参照)と、斜め上に向けて噴射する斜め上噴射のノズル孔41(図3の41bを参照)とを有する。洗浄ノズル4の長手方向両端には、洗浄水を略水平方向に噴射する回転推進用の孔42が設けられている。洗浄ノズル4は、回転推進用孔42及び斜め上噴射のノズル孔41からの洗浄水の噴射反力によって回転される。すなわち、洗浄ノズル4は、長手方向中央部で鉛直軸線回りに回転し、食器カゴ2及び小物カゴ3の下方を移動して各ノズル孔41から洗浄水を食器カゴ2及び小物カゴ3に向けて上向きに噴射する。
センターノズル5は、下半部51と、下半部51に対して上下動自在に挿設された上半部52とを有する。センターノズル5は、洗浄ノズル4とともに回転し、洗浄ポンプ16によって供給される洗浄水の水圧によって上半部52が上方に延びる。センターノズル5の下半部51と上半部52との側壁には、横ノズル孔53が設けられており、各横ノズル孔53から洗浄水を食器カゴ2及び小物カゴ3に向けて横向きに噴射する。
次に、小物カゴ3について詳細に説明する。
図2に示すように、小物カゴ3は、全体が略直方体の箱状に形成されている。この小物カゴ3は、略長方形の板状の底部32と、底部32に立設された支柱33と、支柱33に設けられた略長方形の環状の枠34とを備える。
支柱33は、底部32の後端(一方の長辺部)に長手方向に並んで6本立設されている。枠34は、6本の支柱33間を繋ぐI形の横桟34aと、底部32の長手方向両端2本の支柱33間を繋ぎ、前側(底部32の他方の長辺側)に張り出したコ形の横桟34bとで構成されている。I形横桟34aとコ形横桟34bとは、上下方向に位置を違えて所定間隔を有して複数(9個)設けられている。6本の支柱33のうち内側4本の支柱33には、コ形横桟34bと接続する仕切り桟35が複数設けられており、小物カゴ3の内部空間が仕切り桟35により長手方向に5つのブロック36(36a〜36e)に区画されている。このようにブロック36に区画することで、箸やスプーン等の小物30を起立状態にして小物カゴ3内に収容することができる。
底部32は、基本的には洗浄ノズル4のノズル孔41から噴射される洗浄水を透過可能とし且つ箸等の小物30が落下しないようなサイズのメッシュ開口を多数形成するメッシュ状の板部材から構成したものであるが、この底部32は、メッシュ状となったメッシュ部6と、底部32の一部をくり抜いて開口させた水取り入れ部7とを有する。
水取り入れ部7は、メッシュ部6のメッシュ開口径よりも大きく開口した部分であり、洗浄ノズル4から噴射される洗浄水を直接的に小物カゴ3内に入り込ませることができる。なお、水取り入れ部7は、1つの開口部で形成したものとせず、メッシュ部6のメッシュ開口径よりも大きい開口サイズのメッシュ開口を複数有するメッシュ状の多孔部で形成したものでもよい。
水取り入れ部7を設ける位置は、小物カゴ3が食器カゴ2に取り付けられて洗浄槽12の所定位置に配設された状態で、小物カゴ3の下方を移動する洗浄ノズル4のノズル孔41の移動軌跡k又は移動軌跡k周辺と対応した位置である。図3に示すように、例えば、洗浄水を真上に向けて噴射するノズル孔41aについては、この真上噴射のノズル孔41aを上から眺めた場合に真上噴射のノズル孔41aの移動軌跡kを含む位置であり、また、洗浄水を斜め上に向けて噴射するノズル孔41bについては、この斜め上噴射のノズル孔41bから噴射する洗浄水の噴射線を含む位置である。斜め上噴射のノズル孔41bに対応させた水取り入れ部7の位置は、この斜め上噴射のノズル孔41bを上から眺めた場合、斜め上噴射のノズル孔41bの噴射角度や噴射方向によって斜め上噴射のノズル孔41bの移動軌跡kを含む位置となることもあるし、斜め上噴射のノズル孔41bの移動軌跡kを含まない移動軌跡k周辺を含む位置となることもある。要するに、水取り入れ部7は、洗浄ノズル4の少なくとも1つのノズル孔41から上向きに噴射された洗浄水の当たる底部32の位置が含まれるように設ければよい。
実施形態1では、第1、第3、第5のブロック36a,36c,36eの底部32をメッシュ部6とし、第2、第4のブロック36b,36dの底部32を水取り入れ部7としている。なお、第1〜第5のブロック36a〜36eのそれぞれの底部32には、洗浄ノズル4の複数のノズル孔41のどれかから噴射された洗浄水が当たるようになっている。
このように、小物カゴ3の底部32の所定範囲に水取り入れ部7を設けることで、移動する洗浄ノズル4のノズル孔41より小物カゴ3の下方から上向き噴射された洗浄水は、水取り入れ部7を通り抜けて小物カゴ3内に直接入って小物カゴ3の上方まで到達しやすくなる。洗浄水を小物カゴ3の上方まで到達させることで、洗浄水を小物カゴ3に収容する小物30全体に当てやすくすることができる。これにより、小物カゴ3に収容した小物30の全体に洗浄水を万遍なく行き渡らせることができる。従って、小物30の小物カゴ3内に収まっている部分等にも洗浄水を十分に行き渡らせて小物30全体を綺麗に洗浄することができ、小物30の洗浄効果を向上させることができる。
また、底部32を水取り入れ部7とする第2、第4ブロック36b,36dの上面部には、多数のメッシュ開口を有するメッシュ状の板部材で形成する拡散部(拡散手段)8が設けられている(図2参照)。底部32をメッシュ部6とする第1、第3、第5の各ブロック36a,36c,36eは、上面が開口されており、小物30の収容室となる。
このように、水取り入れ部7を設けたブロック36b,36dの上面部にメッシュ状の拡散部8を設けることで、水取り入れ部7を通り抜けて上方に到達した洗浄水が拡散部8に当たって洗浄水を横方向へ拡散させる。これにより、洗浄水を小物カゴ3に収容した小物30に向けて飛ばすことができる。また、拡散部8をメッシュ状とすることで、この拡散部8の下から当たった洗浄水を拡散部8の下側だけでなく拡散部8の上側でも横方向へ拡散させることができ、洗浄水を広範囲に拡散させることができる。従って、多くの洗浄水が小物30に万遍なく当たるようになり、小物30の洗浄効果をさらに向上させることができる。また、拡散部8は、水取り入れ部7として底部32をくり抜いたブロック36b,36dの上面部に設けることで、このブロック36b,36d内に小物30を誤って入れることの防止にもなる。これより、拡散部8のメッシュ開口径は、箸等の小物30が挿通しないようなサイズとするのが好ましい。
水取り入れ部7は、ブロック36単位に設けられ、水取り入れ部7を設けたブロック36b,36dは、小物収容室となるブロック36a,36c,36eと隣り合って設けられている。従って、水取り入れ部7から入ってきた洗浄水は、小物30を収容した隣りのブロック36a,36c,36eに対して届きやすくなり、小物30に対して洗浄水を当てやすくすることができる。よって、小物30の洗浄効果を確実に向上させることができる。
なお、水取り入れ部7を設けるブロック36を複数設ける場合は、水取り入れ部7のブロック36b,36dと小物30収容室となるブロック36a,36c,36eとを交互に設けることが好ましく、これにより、小物収容室となった隣りのブロック36a,36c,36eに対して洗浄水を確実に浴びせることができる。また、水取り入れ部7のブロック36b,36dは、小物収容室のブロック36a,36c,36eを両側に隣接するように配置するのが好ましく、これにより、小物収容室となった両隣りのブロック36a,36c(36c,36e)に対して洗浄水を確実に浴びせることができ、また、小物30の収容場所を多く確保することができる。
(変形例)
次に、上記実施形態1における小物カゴ3の変形例を例示する。
実施形態1では、水取り入れ部7は、ブロック36の底部32を全体的にくり抜いて形成するが、ブロック36の底部32を部分的にくり抜いて水取り入れ部7を形成してもよい。例えば、水取り入れ部7は、1ブロック36を分割してその分割部分37のどれかの底部32をくり抜いて形成してもよい(図4参照)。この場合、1ブロック36での分割形態は、様々な形態とすることができるが、水取り入れ部7は、ノズル孔41の移動軌跡k又は移動軌跡k周辺と対応する位置の分割部分37に設ける。また、水取り入れ部7は、ここを通過して入る洗浄水がブロック36の内側を指向するような位置に設けるのが好ましい。
例えば、図4に示すように、1ブロック36を左右に二分割(図4(a)の37a,37b)、又は前後に二分割(図4(b)の37a,37b)し、二分割した一方の分割部分37bの底部32をくり抜いて水取り入れ部7を設けることができる。他の分割部分37aの底部32は、メッシュ部6である。この分割部分37bにおける水取り入れ部7の上面部には拡散部8を配設させる。実施形態1の小物カゴ3(図2参照)では、水取り入れ部7を設けたブロック36b,36dに小物30を収容することができないが、図4に示す変形例の小物カゴ3によれば、ブロック36において水取り入れ部7を設けない分割部分37aに箸等の小物30を収容することができ、小物30の収容空間を多く確保することができる。また、水取り入れ部7を設けた分割部分37bに入ってきた洗浄水をこのブロック36内に収容する小物30に十分に当てることができ、小物30の洗浄効果を向上することができる。
また、ブロック36内の分割部分37bに水取り入れ部7を設ける場合、その上面部の拡散部8は、図4(c)(d)に示すように、水取り入れ部7を設けない小物収容空間とする分割部分37a側に斜面を向けた傾斜状に形成することができる。このように、傾斜させた拡散部8に対して下方から洗浄水が当たることで洗浄水を小物収容空間側(分割部分37a側)へ拡散させることができ、小物30に対してより多くの洗浄水を当てることができる。また、拡散部8を傾斜状とすることで、この拡散部8上に洗浄水が残留するのを防止することができ、洗浄後の小物30の乾燥を阻害することもない。
その他の例として、水取り入れ部7は、1ブロック36において、四角形形状の底部32の対角線上部分に設けてもよいし、底部32の中央部分に設けてもよい。また、実施形態1では、上面の拡散部8を平板状に形成したものを底部32の面と略平行に配置するが、両隣りのブロック36側にそれぞれ斜面を向けたV形に形成したもの、一方の隣りのブロック36側に斜面を向けて傾斜状に形成したもの等でもよい。これにより、拡散部8の斜面に対して下方から洗浄水が当たることで洗浄水を効率よく横方向へ拡散させて、小物カゴ3に収容した小物30に対してより多くの洗浄水を当てることができる。
(実施形態2)
図5は、実施形態2の小物カゴ3Aを模式的に示した斜視図(図5(a))と側面図(図5(b))であり、図5(a)の斜視図では、内部の拡散部(拡散手段)8aがわかるように枠34の一部を省略して示している。
図5(a)(b)に示す実施形態2の小物カゴ3Aは、実施形態1の小物カゴ3との主な相違点として、拡散部8aを水取り入れ部7を囲むように底部32から立設して水取り入れ部7の上方に配設した構成としたことである。実施形態2の小物カゴ3Aは、メッシュ状の底部32の中央部を長方形形状に開口した水取り入れ部7を設け、三角屋根状のメッシュ部材を水取り入れ部7の長辺側を跨ぐように立設して水取り入れ部7の上方に配設する三角屋根状の拡散部8aを設けたものである。拡散部8aのメッシュ開口サイズは、箸等の小物30が挿通されない大きさに設定されている。この三角屋根状の拡散部8aの高さは、小物カゴ3Aの下半分程度の高さに設定されているが、任意の高さに設定することができる。また、この小物カゴ3Aは、支柱33を底部32の長手方向両端に2本設けただけであり、また、仕切り桟35を有さず内部空間を複数のブロック36に区画するものではないが、仕切り桟35を設けて内部空間を複数のブロック36に区画するようにしてもよい。
この実施形態2の小物カゴ3Aによれば、三角屋根状の拡散部8aにおける傾斜面に対して下方から洗浄水が当たることで洗浄水を横方向へ拡散させることができる。この場合、拡散部8aの位置で洗浄水が横方向に拡散されるので、拡散部8aを小物カゴ3A内に配設することで小物カゴ3A内において洗浄水を顕著に拡散させることができる。これにより、小物30の小物カゴ3A内に収まっている部分に対して洗浄水を十分に当てることができる。従って、小物30において汚れ落ちの悪かった小物カゴ3A内に収まっている部分も、洗い残しなく綺麗に洗浄することができる。実施形態2における上記以外の構成及び作用効果は、実施形態1と同様である。
なお、本発明は、以上の実施形態のみに限定されず、特許請求の範囲又はその均等の範囲内で様々な変更を行うことが可能である。例えば、小物カゴ3における拡散部8は、メッシュ状の部材で形成するものに限らず、柱状の部材を所定間隔を存して複数本並設するもの等のように洗浄水を拡散させる拡散手段とすることができる。また、小物カゴ3は、拡散部8を設けない構成とすることも可能である。
1 食器洗い乾燥機1(食器洗浄機)
2 食器カゴ
3 小物カゴ
4 洗浄ノズル
5 センターノズル
6 メッシュ部
7 水取り入れ部
8 拡散部(拡散手段)
11 洗浄機本体
12 洗浄槽
13 扉
14 残菜フィルタ
15 溜まり部
16 洗浄ポンプ
17 乾燥ダクト
18 乾燥ファン
20 食器
21 基部
22 支持部
30 小物
31 係合溝
32 底部
33 支柱
34 枠
34a I形横桟
34b コ形横桟
35 仕切り桟
36 ブロック
37 分割部分
41 ノズル孔
42 回転推進用孔
51 下半部
52 上半部
53 横ノズル孔
k 移動軌跡

Claims (2)

  1. メッシュ状に形成した底部を有する小物カゴを所定位置に配置して、この小物カゴの下方を移動する洗浄ノズルのノズル孔から洗浄水を上向きに噴射する構成を備える食器洗浄機であって、
    前記小物カゴの底部における前記ノズル孔の移動軌跡又は移動軌跡周辺を含む範囲は、他の部分のメッシュ開口径よりも大きく開口した水取り入れ部とする食器洗浄機。
  2. 請求項1に記載の食器洗浄機において、
    前記小物カゴにおける前記水取り入れ部の上方には、下方から上向きに噴射された洗浄水を横方向へ拡散させる拡散手段が設けられている食器洗浄機。

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