JP2020170727A - 二次電池 - Google Patents
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Abstract
Description
、マニュファクチャ、または、組成物(コンポジション・オブ・マター)に関する。特に
、本発明の一態様は、半導体装置、表示装置、発光装置、蓄電装置、撮像装置、それらの
駆動方法、または、それらの製造方法に関する。特に、本発明の一態様は、二次電池およ
び二次電池の作製方法に関する。
るという性質から、身体の曲面に沿っている、または身体の動きにあわせて湾曲すること
が好ましい。そのため、ウェアラブルデバイスに搭載する二次電池も、ディスプレイやそ
のほかの筐体と同様に、可撓性を有する二次電池の開発が行われている。
載した電子デバイスが開示されている。
撓性を有する材料を用いる。そして正極と電気的に接続された正極リードの一部、および
負極と電気的に接続された負極リードの一部が、外装体の外側に引き出される。なお正極
のうち、正極リードと電気的に接続するために細く伸びた部分を正極タブという。同様に
負極のうち、負極リードと電気的に接続するために細く伸びた部分を負極タブという。
箇所として、正極タブおよび負極タブが挙げられる。これらの部分は、細く伸びた形状で
あり、また活物質が形成された電極部に比べて薄く、繰り返しの湾曲に対する物理的強度
が弱くなりがちなためである。
を有する新規な構造の二次電池を提供する。
提供することを課題とする。なお、これらの課題の記載は、他の課題の存在を妨げるもの
ではない。なお、本発明の一態様は、必ずしも、これらの課題の全てを解決する必要はな
い。なお、これら以外の課題は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかと
なるものであり、明細書、図面、請求項などの記載から、これら以外の課題を抽出するこ
とが可能である。
響が比較的少ない箇所に設ける。
より、隣り合う集電体同士とのずれが最も大きくなりやすい。そのため、正極タブおよび
負極タブを、湾曲方向における端部を有する辺を避けて設ける。
負極と、負極と電気的に接続された負極リードと、セパレータと、正極、負極およびセパ
レータを覆う外装体と、を有し、正極、セパレータ、負極および外装体は、第1の方向に
湾曲させることが可能であり、正極リードおよび負極リードは、それぞれ外装体の対向す
る辺から引き出される二次電池である。
極リードが電気的に接続される負極タブ部分とを結ぶ第2の方向は、第1の方向と直交す
る方向であることが好ましい。
構造の二次電池を提供することができる。
る。なお、これらの効果の記載は、他の効果の存在を妨げるものではない。なお、本発明
の一態様は、必ずしも、これらの効果の全てを有する必要はない。なお、これら以外の効
果は、明細書、図面、請求項などの記載から、自ずと明らかとなるものであり、明細書、
図面、請求項などの記載から、これら以外の効果を抽出することが可能である。
以下の説明に限定されず、その形態および詳細を様々に変更し得ることは、当業者であれ
ば容易に理解される。また、本発明は以下に示す実施の形態の記載内容に限定して解釈さ
れるものではない。
合が含まれる。ここで、「何らかの電気的作用を有するもの」は、接続対象間での電気信
号の授受を可能とするものであれば、特に制限はない。
の位置、大きさ、範囲などを表していない場合がある。このため、開示する発明は、必ず
しも、図面等に開示された位置、大きさ、範囲などに限定されない。
である。
じて、互いに入れ替えることが可能である。例えば、「導電層」という用語を、「導電膜
」という用語に変更することが可能な場合がある。または、例えば、「絶縁膜」という用
語を、「絶縁層」という用語に変更することが可能な場合がある。
本実施の形態では、図1乃至図8を用いて、本発明の一態様に係る二次電池の構成の例に
ついて説明する。
図1(A1)に示す二次電池100は、正極111、正極111と電気的に接続された正
極リード121、負極115、負極115と電気的に接続された負極リード125、セパ
レータ103、および正極111、負極115、セパレータ103を覆う外装体107を
有する。また、正極リード121および負極リード125は、封止層120を有する。ま
た二次電池100は、外装体107で覆われた領域に、電解液104を有する。
1(B1)、図1(B2)および図1(B3)に抜き出して示す。また図1(A1)にお
けるA1−A2の断面図を、図1(C)に示す。正極111は、正極集電体101と正極
活物質層102を有する。正極活物質層102は、正極活物質を有する。負極115は、
負極集電体105と負極活物質層106を有する。負極活物質層106は、負極活物質を
有する。正極集電体101上の正極活物質層102は、セパレータ103を介して負極集
電体105上の負極活物質層106と重畳する。
きる。
される。二次電池100を単軸方向に湾曲する場合、湾曲方向における端部において、内
径と外径の差により、隣り合う集電体同士とのずれが最も大きくなりやすい。そのため、
正極タブと負極タブは、外装体107の湾曲方向における端部を有する辺を避けて設ける
。なお、本明細書等において、外装体107の端部とは、外装体107の端から、外装体
107の長さの10%の範囲をいうこととする。
負極115と負極リード125が電気的に接続される、負極115のタブ部分とを結ぶ方
向を、第2の方向202とする。図1の二次電池100では、第2の方向202は、第1
の方向201に対して垂直な方向である。
であることが好ましい。これは、正極111と負極115の短絡を防止するため、正極1
11と負極115を積層したとき、負極115のタブに近くなる部分には正極111を設
けないことが好ましいためである。
よび負極115のタブ部分を、湾曲の影響が比較的少ない箇所に設けることができる。そ
のため、二次電池100の劣化を抑制することができる。また、信頼性の高い二次電池1
00とすることができる。
いて特に有効である。そのため外装体107の第1の方向201の長さは、外装体107
の第2の方向202の長さの2倍以上であることが好ましく、3倍以上であることがより
好ましい。
外装体107に用いることのできる材料について説明する。
正極111は、正極集電体101と、正極集電体101上に形成された正極活物質層10
2などにより構成される。
れらの合金など、導電性が高く、顕著な化学変化を引き起こさない材料を用いることがで
きる。また、シリコン、チタン、ネオジム、スカンジウム、モリブデンなどの耐熱性を向
上させる元素が添加されたアルミニウム合金を用いることができる。また、シリコンと反
応してシリサイドを形成する金属元素で形成してもよい。シリコンと反応してシリサイド
を形成する金属元素としては、ジルコニウム、チタン、ハフニウム、バナジウム、ニオブ
、タンタル、クロム、モリブデン、タングステン、コバルト、ニッケル等がある。正極集
電体101は、箔状、板状(シート状)、網状、パンチングメタル状、エキスパンドメタ
ル状等の形状を適宜用いることができる。正極集電体101は、厚みが5μm以上30μ
m以下のものを用いるとよい。また、正極集電体101の表面に、グラファイトなどを用
いてアンダーコート層を設けてもよい。
インダ)、正極活物質層102の導電性を高めるための導電助剤等を有してもよい。
結晶構造、またはスピネル型の結晶構造を有する複合酸化物等がある。正極活物質として
、例えば、LiFeO2、LiCoO2、LiNiO2、LiMn2O4、V2O5、C
r2O5、MnO2等の化合物を用いる。
と、LiNiO2に比べて熱的に安定であること等の利点があるため、好ましい。
料に、少量のニッケル酸リチウム(LiNiO2やLiNi1−xMxO2(0<x<1
)(M=Co、Al等))を混合すると、これを用いた二次電池の特性を向上させること
ができ好ましい。
ガン複合酸化物を用いることができる。ここで、元素Mは、リチウム、マンガン以外から
選ばれた金属元素、またはシリコン、リンを用いることが好ましく、ニッケルであること
がさらに好ましい。また、放電時に0<a/(b+c)<2、かつc>0、かつ0.26
≦(b+c)/d<0.5を満たすことが好ましい。なお、リチウムマンガン複合酸化物
とは、少なくともリチウムとマンガンとを含む酸化物をいい、クロム、コバルト、アルミ
ニウム、ニッケル、鉄、マグネシウム、モリブデン、亜鉛、インジウム、ガリウム、銅、
チタン、ニオブ、シリコン、およびリンなどからなる群から選ばれる少なくとも一種の元
素を含んでいてもよい。また、後述する、表層部と中心部で異なる性質を有するリチウム
マンガン複合酸化物とするために、Li1.68Mn0.8062Ni0.318O3の
組成式であらわされるリチウムマンガン複合酸化物を用いることが特に好ましい。なお、
ここでLi1.68Mn0.8062Ni0.318O3の組成式であらわされるリチウ
ムマンガン複合酸化物とは、原料材料の量の割合(モル比)を、Li2CO3:MnCO
3:NiO=0.84:0.8062:0.318とすることにより形成したリチウムマ
ンガン複合酸化物をいう。そのため該リチウムマンガン複合酸化物は、組成式Li1.6
8Mn0.8062M0.318O3で表されるが、この組成からずれることもある。例
えば、組成式がLiaMnbMcOd(1.5<a<1.8、0.6<b<1、0.1<
c<0.5、d=3)の範囲内になることがある。
であることが好ましい。なお平均粒子径は、SEM(走査型電子顕微鏡)またはTEMに
よる観察、またはレーザ回折・散乱法を用いた粒度分布計等によって測定することができ
る。また比表面積は、ガス吸着法により測定することができる。
を発現することができ好ましい。表層部と中心部で異なる性質を有するリチウムマンガン
複合酸化物の粒子の断面図の例を図2に示す。
化物は、第1の領域331と、第2の領域332と、第3の領域333を有することが好
ましい。第2の領域332は、第1の領域331の外側の少なくとも一部に接する。ここ
で、外側とは、粒子の表面により近いことを示す。また、第3の領域333は、リチウム
マンガン複合酸化物の粒子の、表面と一致する領域を有することが好ましい。
域を有してもよい。また、第2の領域332は、第3の領域333に覆われない領域を有
してもよい。また、例えば第1の領域331に第3の領域333が接する領域を有しても
よい。また、第1の領域331は、第2の領域332および第3の領域333のいずれに
も覆われない領域を有してもよい。
332がリチウム、マンガン、元素Mおよび酸素を有し、第1の領域331のリチウム、
マンガン、元素M、および酸素の原子数比はa1:b1:c1:d1で表され、第2の領
域332のリチウム、マンガン、元素M、および酸素の原子数比はa2:b2:c2:d
2で表される場合について説明する。ここで、d1÷(b1+c1)は2.2以上が好ま
しく、2.3以上であることがより好ましく、2.35以上3以下であることがさらに好
ましい。また、d2÷(b2+c2)は2.2未満であることが好ましく、2.1未満で
あることがより好ましく、1.1以上1.9以下であることがさらに好ましい。
る価数を有してもよい。また、第2の領域332が有する元素Mは、第1の領域331が
有する元素Mと異なる価数を有してもよい。
複合酸化物であることが好ましい。また第2の領域332は、スピネル型の結晶構造を有
するリチウムマンガン複合酸化物であることが好ましい。
についてその組成や価数を評価し、その平均値を算出し、該領域の組成や価数としてもよ
い。
移層とは、例えば組成が連続的、あるいは段階的に変化する領域である。または、遷移層
とは、結晶構造が連続的、あるいは段階的に変化する領域である。または、遷移層とは、
結晶の格子定数が連続的、あるいは段階的に変化する領域である。または、第2の領域3
32と第1の領域331との間に、混合層を有してもよい。ここで混合層とは、例えば異
なる結晶方位を有する2以上の結晶が混合する場合を指す。あるいは、混合層とは、例え
ば異なる結晶構造を有する2以上の結晶が混合する場合を指す。あるいは、混合層とは、
例えば異なる組成を有する2以上の結晶が混合する場合を指す。
覆された粒子を二次電池の電極に用いることにより、例えば電極の抵抗を低くすることが
できる。また、被覆層はグラフェンを有してもよく、酸化グラフェンを有してもよく、還
元した酸化グラフェンを有してもよい。グラフェンおよび還元された酸化グラフェンは、
高い導電性を有するという優れた電気特性、および柔軟性並びに機械的強度が高いという
優れた物理特性を有する。
えばコバルト、アルミニウム、ニッケル、鉄、マンガン、チタン、亜鉛、リチウム、炭素
等が挙げられる。金属化合物の一例として、これらの金属の酸化物や、フッ化物などが挙
げられる。
2の領域332と比較して、酸化・還元のされやすさまたは結晶構造についてより安定で
あることが好ましい。
I)、Ni(II)の一以上))を用いることができる。一般式LiMPO4の代表例と
しては、LiFePO4、LiNiPO4、LiCoPO4、LiMnPO4、LiFe
aNibPO4、LiFeaCobPO4、LiFeaMnbPO4、LiNiaCob
PO4、LiNiaMnbPO4(a+bは1以下、0<a<1、0<b<1)、LiF
ecNidCoePO4、LiFecNidMnePO4、LiNicCodMnePO
4(c+d+eは1以下、0<c<1、0<d<1、0<e<1)、LiFefNigC
ohMniPO4(f+g+h+iは1以下、0<f<1、0<g<1、0<h<1、0
<i<1)等のリチウム化合物を材料として用いることができる。
リチウムイオンの存在等、正極活物質に求められる事項をバランスよく満たしているため
、好ましい。
II)、Ni(II)の一以上、0≦j≦2)等の複合材料を用いることができる。一般
式Li(2−j)MSiO4の代表例としては、Li(2−j)FeSiO4、Li(2
−j)NiSiO4、Li(2−j)CoSiO4、Li(2−j)MnSiO4、Li
(2−j)FekNilSiO4、Li(2−j)FekColSiO4、Li(2−j
)FekMnlSiO4、Li(2−j)NikColSiO4、Li(2−j)Nik
MnlSiO4(k+lは1以下、0<k<1、0<l<1)、Li(2−j)FemN
inCoqSiO4、Li(2−j)FemNinMnqSiO4、Li(2−j)Ni
mConMnqSiO4(m+n+qは1以下、0<m<1、0<n<1、0<q<1)
、Li(2−j)FerNisCotMnuSiO4(r+s+t+uは1以下、0<r
<1、0<s<1、0<t<1、0<u<1)等のリチウム化合物を材料として用いるこ
とができる。
n、Ti、V、Nb、X=S、P、Mo、W、As、Si)の一般式で表されるナシコン
型化合物を用いることができる。ナシコン型化合物としては、Fe2(MnO4)3、F
e2(SO4)3、Li3Fe2(PO4)3等がある。また、正極活物質として、Li
2MPO4F、Li2MP2O7、Li5MO4(M=Fe、Mn)の一般式で表される
化合物、NaFeF3、FeF3等のペロブスカイト型フッ化物、TiS2、MoS2等
の金属カルコゲナイド(硫化物、セレン化物、テルル化物)、LiMVO4等の逆スピネ
ル型の結晶構造を有する酸化物、バナジウム酸化物系(V2O5、V6O13、LiV3
O8等)、マンガン酸化物、有機硫黄化合物等の材料を用いることができる。
属イオンの場合、正極活物質として、リチウムの代わりに、アルカリ金属(例えば、ナト
リウムやカリウム等)、アルカリ土類金属(例えば、カルシウム、ストロンチウム、バリ
ウム、ベリリウム、マグネシウム等)を用いてもよい。例えば、NaFeO2や、Na2
/3[Fe1/2Mn1/2]O2などのナトリウム含有層状酸化物を正極活物質として
用いることができる。
記材料を複数組み合わせた固溶体を正極活物質として用いることができる。例えば、Li
Co1/3Mn1/3Ni1/3O2とLi2MnO3の固溶体を正極活物質として用い
ることができる。
い。炭素層などの導電性材料を設けることで、電極の導電性を向上させることができる。
例えば、正極活物質層102への炭素層の被覆は、正極活物質の焼成時にグルコース等の
炭水化物を混合することで形成することができる。
のを用いるとよい。
ことができる。また、導電助剤として繊維状の材料を用いてもよい。活物質層の総量に対
する導電助剤の含有量は、1wt%以上10wt%以下が好ましく、1wt%以上5wt
%以下がより好ましい。
より、正極活物質どうしの電気伝導の経路を維持することができる。活物質層中に導電助
剤を添加することにより、高い電気伝導性を有する活物質層を実現することができる。
維などを用いることができる。炭素繊維としては、例えばメソフェーズピッチ系炭素繊維
、等方性ピッチ系炭素繊維等の炭素繊維を用いることができる。また炭素繊維として、カ
ーボンナノファイバーやカーボンナノチューブなどを用いることができる。カーボンナノ
チューブは、例えば気相成長法などで作製することができる。また、導電助剤として、例
えばカーボンブラック(アセチレンブラック(AB)など)、グラファイト(黒鉛)粒子
、グラフェン、フラーレンなどの炭素材料を用いることができる。また、例えば、銅、ニ
ッケル、アルミニウム、銀、金などの金属粉末や金属繊維、導電性セラミックス材料等を
用いることができる。
械的強度という優れた物理特性を有する。そのため、グラフェンを、導電助剤として用い
ることにより、活物質同士の接触点や、接触面積を増大させることができる。
の多層グラフェンを含む。単層グラフェンとは、π結合を有する1原子層の炭素分子のシ
ートのことをいう。また、酸化グラフェンとは、上記グラフェンが酸化された化合物のこ
とをいう。なお、酸化グラフェンを還元してグラフェンを形成する場合、酸化グラフェン
に含まれる酸素は全て脱離されずに、一部の酸素はグラフェンに残存する。グラフェンに
酸素が含まれる場合、酸素の割合は、XPSで測定した場合にグラフェン全体の2ato
mic%以上11atomic%以下、好ましくは3atomic%以上10atomi
c%以下である。
非常に高く、少ない量でも効率よく活物質層内で導電パスを形成することができる。
面積が大きく、活物質同士を繋ぐ導電パスがより多く必要となる。このような場合には、
導電性が非常に高く少ない量でも効率よく導電パスを形成することができるグラフェンを
用いることが、特に好ましい。
する。なお、負極活物質層に導電助剤としてグラフェンを用いてもよい。
質322と、導電助剤としてのグラフェン321と、結着剤(バインダともいう。図示せ
ず)と、を含む。
において概略均一にシート状のグラフェン321が分散する。図3においてはグラフェン
321を模式的に太線で表しているが、実際には炭素分子の単層又は多層の厚みを有する
薄膜である。複数のグラフェン321は、複数の粒状の正極活物質322を包むように、
覆うように、あるいは複数の粒状の正極活物質322の表面上に張り付くように形成され
ているため、互いに面接触している。また、グラフェン321どうしも互いに面接触する
ことで、複数のグラフェン321により三次元的な電気伝導のネットワークを形成してい
る。
用いるためである。均一に分散した酸化グラフェンを含有する懸濁液から分散媒を揮発除
去し、酸化グラフェンを還元してグラフェンとするため、正極活物質層102に残留する
グラフェン321は部分的に重なり合い、互いに面接触する程度に分散していることで電
気伝導の経路を形成している。なお、酸化グラフェンの還元は、例えば熱処理により行っ
てもよいし、還元剤を用いて行ってもよい。
ン321は接触抵抗の低い面接触を可能とするものであるから、導電助剤の量を増加させ
ることなく、粒状の正極活物質322とグラフェン321との電気伝導性を向上させるが
できる。よって、正極活物質322の正極活物質層102における比率を増加させること
ができる。これにより、二次電池の放電容量を増加させることができる。
トと呼ぶ)を形成することができる。活物質をグラフェンネットが被覆する場合に、グラ
フェンネットは粒子間を結合するバインダとしても機能することができる。よって、バイ
ンダの量を少なくすることができる、又は使用しないことができるため、電極体積や電極
重量に占める活物質の比率を向上させることができる。すなわち、二次電池の容量を増加
させることができる。
塗布法を用いて集電体上に活物質層を形成する場合は、活物質とバインダと導電助剤と分
散媒(溶媒ともいう)を混合してペーストを作製し、集電体上にペーストを塗布して、分
散媒を気化させればよい。その後、必要があれば、ロールプレス法や平板プレス法等の圧
縮方法によりプレスして圧密化してもよい。
ド等の極性を有する有機溶媒等を用いることができる。安全性とコストの観点から、水を
用いることが好ましい。
は、例えば多糖類などを用いることができる。多糖類としては、カルボキシメチルセルロ
ース(CMC)、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
、ジアセチルセルロース、再生セルロースなどのセルロース誘導体や、澱粉などを用いる
ことができる。
・スチレンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、ブタジエンゴム、フッ素ゴム、エ
チレン・プロピレン・ジエン共重合体などのゴム材料を用いることが好ましい。これらの
ゴム材料は、前述の水溶性の高分子と併用して用いると、さらに好ましい。
チル(PMMA)、ポリアクリル酸ナトリウム、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリ
エチレンオキシド(PEO)、ポリプロピレンオキシド、ポリイミド、ポリ塩化ビニル、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、イソブチレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ナイロン、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)、ポリアクリロニト
リル(PAN)、ポリビニルクロライド、エチレンプロピレンジエンポリマー、ポリ酢酸
ビニル、ポリメチルメタクリレート、ニトロセルロース等の材料を用いることが好ましい
。
好ましく、2wt%以上8wt%以下がより好ましく、3wt%以上5wt%以下がさら
に好ましい。また、正極活物質層102の総量に対する導電助剤の含有量は、1wt%以
上10wt%以下が好ましく、1wt%以上5wt%以下がより好ましい。
を混合して正極ペースト(スラリー)を作製し、正極集電体101上に塗布して乾燥させ
ればよい。
負極115は、負極集電体105と、負極集電体105上に形成された負極活物質層10
6などにより構成される。
合金など、導電性の高く、リチウム等のキャリアイオンと合金化しない材料を用いること
ができる。また、シリコン、チタン、ネオジム、スカンジウム、モリブデンなどの耐熱性
を向上させる元素が添加されたアルミニウム合金を用いることができる。負極集電体10
5は、箔状、板状(シート状)、網状、パンチングメタル状、エキスパンドメタル状等の
形状を適宜用いることができる。負極集電体105は、厚みが5μm以上30μm以下の
ものを用いるとよい。また、負極集電体105の表面に、グラファイトなどを用いてアン
ダーコート層を設けてもよい。
インダ)、負極活物質層106の導電性を高めるための導電助剤等を有してもよい。負極
活物質層に用いるバインダおよび導電助剤の材料は、正極活物質層に用いるバインダおよ
び導電助剤の材料を参酌することができる。
能な材料を用いることができ、リチウム金属、炭素系材料、合金系材料等を用いることが
できる。
び体積当たりの比容量が大きい(それぞれ3860mAh/g、2062mAh/cm3
)ため、好ましい。
ドカーボン)、カーボンナノチューブ、グラフェン、カーボンブラック等がある。
系人造黒鉛等の人造黒鉛や、球状化天然黒鉛等の天然黒鉛がある。
リチウム金属と同程度に卑な電位を示す(0.1V以上0.3V以下 vs.Li/Li
+)。これにより、リチウムイオン二次電池は高い作動電圧を示すことができる。さらに
、黒鉛は、単位体積当たりの容量が比較的高い、体積膨張が小さい、安価である、リチウ
ム金属に比べて安全性が高い等の利点を有するため、好ましい。
り充放電反応を行うことが可能な合金系材料を用いることができる。キャリアイオンがリ
チウムイオンである場合、合金系材料としては、例えば、Mg、Ca、Al、Si、Ge
、Sn、Pb、As、Sb、Bi、Ag、Au、Zn、Cd、Hg、及びIn等のうちの
少なくとも一つを含む材料を用いることができる。このような元素は炭素に対して容量が
大きく、特にシリコンは理論容量が4200mAh/gと飛躍的に高い。このため、負極
活物質にシリコンを用いることが好ましい。このような元素を用いた合金系材料としては
、例えば、Mg2Si、Mg2Ge、Mg2Sn、SnS2、V2Sn3、FeSn2、
CoSn2、Ni3Sn2、Cu6Sn5、Ag3Sn、Ag3Sb、Ni2MnSb、
CeSb3、LaSn3、La3Co2Sn7、CoSb3、InSb、SbSn等があ
る。
ウムチタン酸化物(Li4Ti5O12)、リチウム−黒鉛層間化合物(LixC6)、
五酸化ニオブ(Nb2O5)、酸化タングステン(WO2)、酸化モリブデン(MoO2
)等の酸化物を用いることができる。
y(2>y>0)とも表記できる。例えばSiOは、Si2O3、Si3O4、またはS
i2Oから選ばれた単数または複数を含む材料や、Siの粉末と二酸化ケイ素(SiO2
)の混合物も含む。また、SiOは他の元素(炭素、窒素、鉄、アルミニウム、銅、チタ
ン、カルシウム、マンガンなど)を含む場合もある。即ち、単結晶Si、アモルファスS
i、多結晶Si、Si2O3、Si3O4、Si2O、SiO2から選ばれる複数を含む
材料を指しており、SiOは有色材料である。SiOではないSiOx(Xは2以上)で
あれば無色透明、或いは白色であり、区別することができる。ただし、二次電池の材料と
してSiOを用いて二次電池を作製した後、充放電を繰り返すなどによって、SiOが酸
化した場合には、SiO2に変質する場合もある。
Li3−xMxN(M=Co、Ni、Cu)を用いることができる。例えば、Li2.6
Co0.4N3は大きな充放電容量(900mAh/g、1890mAh/cm3)を示
し好ましい。
正極活物質としてリチウムイオンを含まないV2O5、Cr3O8等の材料と組み合わせ
ることができ好ましい。なお、正極活物質にリチウムイオンを含む材料を用いる場合でも
、あらかじめ正極活物質に含まれるリチウムイオンを脱離させておくことで負極活物質と
してリチウムと遷移金属の複窒化物を用いることができる。
、酸化コバルト(CoO)、酸化ニッケル(NiO)、酸化鉄(FeO)等の、リチウム
と合金化反応を行わない遷移金属酸化物を負極活物質に用いてもよい。コンバージョン反
応が生じる材料としては、さらに、Fe2O3、CuO、Cu2O、RuO2、Cr2O
3等の酸化物、CoS0.89、NiS、CuS等の硫化物、Zn3N2、Cu3N、G
e3N4等の窒化物、NiP2、FeP2、CoP3等のリン化物、FeF3、BiF3
等のフッ化物でも起こる。なお、上記フッ化物の電位は高いため、正極活物質として用い
てもよい。
極ペースト(スラリー)を作製し、負極集電体105上に塗布して乾燥させればよい。
をシリコンとした場合、充放電サイクルにおけるキャリアイオンの吸蔵・放出に伴う体積
の変化が大きいため、負極集電体105と負極活物質層106との密着性が低下し、充放
電により電池特性が劣化してしまう。そこで、シリコンを含む負極活物質層106の表面
にグラフェンを形成すると、充放電サイクルにおいて、シリコンの体積が変化したとして
も、負極集電体105と負極活物質層106との密着性の低下を抑制することができ、電
池特性の劣化が低減されるため好ましい。
電解液の分解等により形成される被膜は、その形成時に消費された電荷量を放出すること
ができず、不可逆容量を形成する。これに対し、酸化物等の被膜をあらかじめ負極活物質
層106の表面に設けておくことで、不可逆容量の発生を抑制又は防止することができる
。
タル、タングステン、ジルコニウム、モリブデン、ハフニウム、クロム、アルミニウム若
しくはシリコンのいずれか一の酸化膜、又はこれら元素のいずれか一とリチウムとを含む
酸化膜を用いることができる。このような被膜は、従来の電解液の分解生成物により負極
表面に形成される被膜に比べ、十分緻密な膜である。
性を示す。このため、酸化ニオブ膜は負極活物質と電解液との電気化学的な分解反応を阻
害する。一方で、酸化ニオブのリチウム拡散係数は10−9cm2/secであり、高い
リチウムイオン伝導性を有する。このため、リチウムイオンを透過させることが可能であ
る。また、酸化シリコンや酸化アルミニウムを用いてもよい。
る。ゾル−ゲル法とは、金属アルコキシドや金属塩等からなる溶液を、加水分解反応・重
縮合反応により流動性を失ったゲルとし、このゲルを焼成して薄膜を形成する方法である
。ゾル−ゲル法は液相から薄膜を形成する方法であるから、原料を分子レベルで均質に混
合することができる。このため、溶媒の段階の金属酸化膜の原料に、黒鉛等の負極活物質
を加えることで、容易にゲル中に活物質を分散させることができる。このようにして、負
極活物質層106の表面に被膜を形成することができる。当該被膜を用いることで、二次
電池の容量の低下を防止することができる。
セパレータ103を形成するための材料として、セルロースや、ポリプロピレン(PP)
、ポリエチレン(PE)、ポリブテン、ナイロン、ポリエステル、ポリスルホン、ポリア
クリロニトリル、ポリフッ化ビニリデン、テトラフルオロエチレン等の多孔性絶縁体を用
いることができる。また、ガラス繊維等の不織布や、ガラス繊維と高分子繊維を複合した
隔膜を用いてもよい。
二次電池100に用いる電解液104の溶媒としては、非プロトン性有機溶媒が好ましく
、例えば、エチレンカーボネート(EC)、プロピレンカーボネート(PC)、ブチレン
カーボネート、クロロエチレンカーボネート、ビニレンカーボネート、γ−ブチロラクト
ン、γ−バレロラクトン、ジメチルカーボネート(DMC)、ジエチルカーボネート(D
EC)、エチルメチルカーボネート(EMC)、ギ酸メチル、酢酸メチル、酪酸メチル、
1,3−ジオキサン、1,4−ジオキサン、ジメトキシエタン(DME)、ジメチルスル
ホキシド、ジエチルエーテル、メチルジグライム、アセトニトリル、ベンゾニトリル、テ
トラヒドロフラン、スルホラン、スルトン等の1種、又はこれらのうちの2種以上を任意
の組み合わせ及び比率で用いることができる。
性が高まる。また、二次電池の薄型化及び軽量化が可能である。ゲル化される高分子材料
の代表例としては、シリコーンゲル、アクリル系ゲル、アクリロニトリルゲル、ポリエチ
レンオキサイド系ゲル、ポリプロピレンオキサイド系ゲル、フッ素系ポリマーのゲル等が
ある。
又は複数用いることで、二次電池の内部短絡や、過充電等によって内部温度が上昇しても
、二次電池の破裂や発火などを防ぐことができる。
、例えばLiPF6、LiClO4、LiAsF6、LiBF4、LiAlCl4、Li
SCN、LiBr、LiI、Li2SO4、Li2B10Cl10、Li2B12Cl1
2、LiCF3SO3、LiC4F9SO3、LiC(CF3SO2)3、LiC(C2
F5SO2)3、LiN(CF3SO2)2、LiN(C4F9SO2)(CF3SO2
)、LiN(C2F5SO2)2等のリチウム塩を一種、又はこれらのうちの二種以上を
任意の組み合わせ及び比率で用いることができる。
に「不純物」ともいう。)の含有量が少ない高純度化された電解液を用いることが好まし
い。具体的には、電解液に対する不純物の重量比を1%以下、好ましくは0.1%以下、
より好ましくは0.01%以下とすることが好ましい。また、電解液にビニレンカーボネ
ートなどの添加剤を加えてもよい。
二次電池の構造としては、様々な構造があるが、本実施の形態では、外装体107の形成
にフィルムを用いる。なお、外装体107を形成するためのフィルムは金属フィルム(ア
ルミニウム、ステンレス、ニッケル鋼など)、有機材料からなるプラスチックフィルム、
有機材料(有機樹脂や繊維など)と無機材料(セラミックなど)とを含むハイブリッド材
料フィルム、炭素含有無機フィルム(カーボンフィルム、グラファイトフィルムなど)か
ら選ばれる単層フィルムまたはこれら複数からなる積層フィルムを用いる。金属フィルム
は、エンボス加工を行いやすく、エンボス加工を行って凹部または凸部を形成すると外気
に触れる外装体107の表面積が増大するため、放熱効果に優れている。
装体107に外部から曲げ応力が加わり、外装体107の一部が変形または一部破壊が生
じる恐れがある。外装体107に凹部または凸部を形成することにより、外装体107に
加えられた応力によって生じるひずみを緩和することができる。よって、二次電池100
の信頼性を高めることができる。なお、ひずみとは物体の基準(初期状態)長さに対する
物体内の物質点の変位を示す変形の尺度である。外装体107に凹部または凸部を形成す
ることにより、二次電池の外部から力を加えて生じるひずみによる影響を許容範囲内に抑
えることができる。よって、信頼性の良い二次電池を提供することができる。
図1では、正極111のタブ部分と負極115のタブ部分を結ぶ第2の方向202が、湾
曲させることのできる第1の方向201に対して垂直な方向である例を示したが、本発明
の一態様はこれに限らない。第1の方向と、第2の方向は平行でなければよい。
0では、第1の方向201と第2の方向202は直交していない。このような構造の二次
電池100としても、正極111のタブおよび負極115のタブを、湾曲の影響が比較的
少ない箇所に設けることができる。
位置の他は、図1についての説明の記載を参酌することができる。
また、図1では正極111、負極115、セパレータ103および外装体107が略長方
形である二次電池の例を示したが、本発明の一態様はこれに限らない。
0は、正極111、負極115、セパレータ103および外装体107が略楕円形である
。また図4(A2)の二次電池100では、正極111のタブ部分と負極115のタブ部
分を結ぶ第2の方向202が、湾曲させることのできる第1の方向201に対して垂直な
方向である。このような構造の二次電池100としても、正極111のタブおよび負極1
15のタブを、湾曲の影響が比較的少ない箇所に設けることができる。
についての説明の記載を参酌することができる。
図1と異なる二次電池100の例を、図4(B1)に示す。図4(B1)の一点破線B1
−B2における断面図を、図4(B2)に示す。
装体107に、複数の穴211を有する。図4(B1)に示す二次電池100は、穴21
1を有する構成であるため、穴が必要な電子デバイス、例えば腕時計型デバイスのバンド
部分にも配置することができる。そのため二次電池100の容量を大きくすることができ
る。
についての説明の記載を参酌することができる。
図1と異なる二次電池100の例を、図5(A)に示す。図5(A)の二次電池100の
正極111、負極115、セパレータ103および外装体107は、湾曲させることので
きる第1の方向201の長さよりも、正極111のタブ部分と負極115のタブ部分を結
ぶ第2の方向202の長さが長い。このような構造の二次電池100としても、正極11
1のタブおよび負極115のタブを、湾曲の影響が比較的少ない箇所に設けることができ
る。
についての説明の記載を参酌することができる。
図1と異なる二次電池100の例を、図5(B1)に示す。図5(B1)の二次電池10
0が有する正極111およびセパレータ103を、図5(B2)に抜き出して示す。また
負極115を図5(B3)に抜き出して示す。また図5(B1)における一点鎖線C1−
C2の断面図を、図5(C)に示す。
れている。この場合、正極111に切欠きがなくとも、正極111と負極115の短絡を
防止することができる。
。
図1と異なる二次電池100の例を、図6(A)に示す。図6(A)の二次電池100は
、複数の正極111および複数の負極115を有する。図6(B)は、図6(A)に示す
二次電池100の正極111および負極115の積層順を示す斜視図である。図6(C)
に、図6(B)における一点鎖線D1−D2の断面図を示す。
11を4枚、負極集電体105の片面に負極活物質層106を有する負極115を4枚有
する。またセパレータ103が正極111を覆うように設けられている。
くすることができる。
103を介して対向するように、また負極115の負極活物質層を有さない面同士が接す
るように、正極111および負極115を積層する。
属同士の接触面をつくることができる。金属同士の接触面は、活物質層とセパレータとの
接触面と比較して摩擦係数を小さくすることができる。
が滑ることで、湾曲の内径と外径の差により生じる応力を逃がすことができる。そのため
、二次電池100の劣化を抑制することができる。また、信頼性の高い二次電池100と
することができる。
、正極集電体101の両面に正極活物質層102を有する正極111を2枚、負極集電体
105の片面に負極活物質層106を有する負極115を4枚積層している。図7(A)
のような構成としても、負極115の負極活物質層を有さない面同士という、金属同士の
接触面をつくることができる。
、正極集電体101の両面に正極活物質層102を有する正極111を2枚、負極集電体
105の片面に負極活物質層106を有する負極115を2枚、負極集電体105の両面
に負極活物質層106を有する負極115を1枚積層している。図7(B)のように集電
体の両面に活物質層を設けることで、二次電池100の単位体積あたりの容量を大きくす
ることができる。
、電解液104としてポリマーを有する電解液を用い、一組の正極111、負極115、
セパレータ103を電解液104で貼りあわせている。このような構成とすることで、二
次電池100を湾曲したとき、電池反応が行われる正極111と負極115の間が滑るこ
とを抑制できる。
有さない面同士という、金属同士の接触面を多くつくることができる。そのため二次電池
100を湾曲したとき、これらの接触面がすべることで、湾曲の内径と外径の差により生
じる応力を逃がすことができる。
二次電池100とすることができる。
ド系、ポリアクリロニトリル系、ポリフッ化ビニリデン系、ポリアクリレート系、ポリメ
タクリレート系ポリマーを用いることができる。また、常温(例えば25℃)で電解液1
04をゲル化できるポリマーを用いることが好ましい。なお本明細書等において、例えば
ポリフッ化ビニリデン系ポリマーとは、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)を含むポリマ
ーを意味し、ポリ(フッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプロピレン)共重合体等を含む。
性分析することができる。例えばポリフッ化ビニリデン系ポリマーは、FT−IRで得た
スペクトルに、C−F結合を示す吸収を有する。またポリアクリロニトリル系ポリマーは
、FT−IRで得たスペクトルに、C≡N結合を示す吸収を有する。
載を参酌することができる。
図8に、図6と異なる長さの正極111および負極115を有する二次電池100の例を
示す。湾曲させた状態の二次電池100の外観を図8(A)に示す。図8(A)における
一点鎖線E1−E2の断面図を、図8(B)および図8(C)に示す。図8(B)は平ら
な状態、図8(C)は湾曲させた状態の二次電池100の断面図である。なお、図8(B
)および図8(C)では、正極111、負極115およびセパレータ103を抜粋して示
す。
二次電池100を湾曲させた際の内径側の電極を、外径側の電極より、湾曲の方向につい
て短くしている。
曲させた際、正極111および負極115の端部をそろえることができる。すなわち、正
極111が有する正極活物質層102のすべての領域を、負極115の有する負極活物質
層106と対向して配置することができる。そのため正極111が有する正極活物質を無
駄なく電池反応に寄与させることができる。そのため、二次電池100の体積当たりの容
量を大きくすることができる。この構成は、二次電池100を使用する際に二次電池10
0の曲率が固定される場合に特に有効である。
載を参酌することができる。
において、本発明の一態様について述べる。ただし、本発明の一態様は、これらに限定さ
れない。例えば、本発明の一態様として、正極リードと負極リードは、それぞれ外装体の
対向する辺から引き出される場合の例を示したが、本発明の一態様はこれに限定されない
。場合によっては、または、状況に応じて、本発明の一態様は、外装体の同じ辺または隣
り合う辺から引き出されていてもよい。例えば、本発明の一態様として、二次電池を湾曲
させた場合の例を示したが、本発明の一態様は、これに限定されない。場合によっては、
または、状況に応じて、本発明の一態様では、二次電池を、曲げる、伸ばす等、随時変形
してもよいし、何らかの形状のままに固定してもよい。または例えば、場合によっては、
または、状況に応じて、本発明の一態様では、二次電池を、湾曲させないままの状態とし
てもよい。例えば、本発明の一態様として、リチウムイオン二次電池に適用した場合の例
を示したが、本発明の一態様は、これに限定されない。場合によっては、または、状況に
応じて、本発明の一態様は、様々な二次電池、鉛蓄電池、リチウムイオンポリマー二次電
池、ニッケル・水素蓄電池、ニッケル・カドミウム蓄電池、ニッケル・鉄蓄電池、ニッケ
ル・亜鉛蓄電池、酸化銀・亜鉛蓄電池、固体電池、空気電池、一次電池、キャパシタ、ま
たは、電気二重層キャパシタ、リチウムイオンキャパシタ、などに適用してもよい。また
は例えば、場合によっては、または、状況に応じて、本発明の一態様は、リチウムイオン
二次電池に適用しなくてもよい。
池としてもよい。
本実施の形態では、図9乃至図12を用いて、本発明の一態様に係る二次電池の作製方法
の例として、図6に示す二次電池100の作製方法について説明する。
まず、負極集電体105上に負極活物質層106を形成し、負極115の形状に加工する
(図9(A))。
次に、正極集電体101上に正極活物質層102を形成し、正極111の形状に加工する
。次いで、折り曲げたセパレータ103で正極111を挟む(図9(B1))。
103を形成する(図9(B2))。セパレータ103の外周部分の接合は、接着材など
を用いて行ってもよいし、超音波溶接や、加熱による融着により行ってもよい。
の外周部分を加熱により接合する。図9(B2)に接合部103aを示す。このようにし
て、正極111をセパレータ103で覆うことができる。セパレータ103は、正極活物
質層102を覆うように形成すればよく、正極111の全体を覆う必要は無い。
されない。例えば、2枚のセパレータで正極111を挟んで形成してもよい。その場合、
接合部103aが4辺のほとんどを囲う形で形成されていてもよい。
で点状として接合してもよい。
接合を行ってもよい。または、外周部分の4辺に、接合を行ってもよい。これにより、4
辺を均等な状態にすることが出来る。
いて述べているが、本発明の一態様は、これに限定されない。例えば、正極111は、セ
パレータ103に覆われていなくてもよい。例えば、正極111の代わりに、負極115
がセパレータ103に覆われていてもよい。
次に、正極111および負極115を積み重ねる(図10(A))。本実施の形態では、
片面に正極活物質層102を形成した正極111を4枚、片面に負極活物質層106を形
成した負極115を4枚積層することとする。これらを、正極活物質層102と負極活物
質層106が、セパレータ103を介して対向するように配置する。また、負極115の
負極活物質層が形成されていない面同士が接するように配置する。
次に、複数の正極集電体101の正極タブと、封止層120を有する正極リード121を
、圧力を加えながら超音波を照射して電気的に接続する(超音波溶接)。
、ヒビや切断が生じやすい。そこで、正極リード121を超音波溶接する際、突起を有す
るボンディングダイで挟み、正極タブに接続領域とは別に湾曲部を形成してもよい。湾曲
部を設けることによって、二次電池100の作製後に外から力が加えられて生じる応力を
緩和することができる。よって、二次電池100の信頼性を高めることができる。
どの強度のあるものとし、正極集電体の厚みを10μm以下とすることで二次電池の作製
後に外から外力が加えられ生じる応力を緩和しやすくする構成としてもよい。
ない。
を有する負極リード125を超音波溶接により電気的に接続する(図10(B))。
次に、外装体に用いるフィルムを折り曲げ、正極111と負極115を挟む(図11(A
))。
極115を外装体107で覆う。(図11(B))。図11(B)に外装体107の2辺
を熱圧着により接合した部位を、接合部107aとして示す。接合部107aは、正極リ
ード121および負極リード125の有する封止層120と重畳する。
次に、外装体107の封止されていない辺から、電解液104を注入する(図12(A)
)。そして真空引き、加熱および加圧を行いながら、外装体107の残りの一辺を封止す
る。これらの操作は、グローブボックスを用いるなどして酸素を排除した環境にて行う。
真空引きは、脱気シーラー、注液シーラー等を用いて行うとよい。またシーラーが有する
加熱可能な2本のバーで挟むことにより、加熱および加圧を行うことができる。それぞれ
の条件は、例えば真空度は60kPa、加熱は190℃、加圧は0.1MPaにおいて3
秒とすることができる。このとき、外装体107の上から正極および負極を加圧してもよ
い。加圧により、電解液注入の際に混入した気泡を正極と負極の間から排除することがで
きる。
ある。
上記実施の形態で説明した負極を含む二次電池と組み合わせて用いることができる電池制
御ユニット(Battery Management Unit:BMU)、及び該電池
制御ユニットを構成する回路に適したトランジスタについて、図13乃至図19を参照し
て説明する。本実施の形態では、特に直列に接続された電池セルを有する蓄電装置の電池
制御ユニットについて説明する。
て、充放電特性にばらつきが生じて、各電池セルの容量(出力電圧)が異なってくる。直
列に接続された電池セルでは、全体の放電時の容量が、容量の小さい電池セルに依存する
。各電池セルの容量にばらつきがあると放電時の電池全体の容量が小さくなる。また、容
量が小さい電池セルを基準にして充電を行うと、充電不足となる虞がある。また、容量の
大きい電池セルを基準にして充電を行うと、過充電となる虞がある。
や、過充電の原因となる、電池セル間の容量のばらつきを低減する機能を有する。電池セ
ル間の容量のばらつきを揃える回路構成には、抵抗方式、キャパシタ方式、あるいはイン
ダクタ方式等あるが、ここではオフ電流の小さいトランジスタを利用して容量のばらつき
を揃えることのできる回路構成を一例として挙げて説明する。
ンジスタ(OSトランジスタ)が好ましい。オフ電流の小さいOSトランジスタを蓄電装
置の電池制御ユニットの回路構成に用いることで、電池から漏洩する電荷量を減らし、時
間の経過による容量の低下を抑制することができる。
Y、Zr、La、Ce、またはNd)を用いる。酸化物半導体膜を成膜するために用いる
ターゲットにおいて、金属元素の原子数比をIn:M:Zn=x1:y1:z1とすると
、x1/y1は、1/3以上6以下、さらには1以上6以下であって、z1/y1は、1
/3以上6以下、さらには1以上6以下であることが好ましい。なお、z1/y1を1以
上6以下とすることで、酸化物半導体膜としてCAAC−OS膜が形成されやすくなる。
scope)によって、CAAC−OS膜の明視野像および回折パターンの複合解析像(
高分解能TEM像ともいう。)を観察することで複数の結晶部を確認することができる。
一方、高分解能TEM像によっても明確な結晶部同士の境界、即ち結晶粒界(グレインバ
ウンダリーともいう。)を確認することができない。そのため、CAAC−OS膜は、結
晶粒界に起因する電子移動度の低下が起こりにくいといえる。
結晶部において、金属原子が層状に配列していることを確認できる。金属原子の各層は、
CAAC−OS膜の膜を形成する面(被形成面ともいう。)または上面の凹凸を反映した
形状であり、CAAC−OS膜の被形成面または上面と平行に配列する。
ると、結晶部において、金属原子が三角形状または六角形状に配列していることを確認で
きる。しかしながら、異なる結晶部間で、金属原子の配列に規則性は見られない。
置を用いて構造解析を行うと、例えばInGaZnO4の結晶を有するCAAC−OS膜
のout−of−plane法による解析では、回折角(2θ)が31°近傍にピークが
現れる場合がある。このピークは、InGaZnO4の結晶の(009)面に帰属される
ことから、CAAC−OS膜の結晶がc軸配向性を有し、c軸が被形成面または上面に略
垂直な方向を向いていることが確認できる。
による解析では、2θが31°近傍のピークの他に、2θが36°近傍にもピークが現れ
る場合がある。2θが36°近傍のピークは、CAAC−OS膜中の一部に、c軸配向性
を有さない結晶が含まれることを示している。CAAC−OS膜は、2θが31°近傍に
ピークを示し、2θが36°近傍にピークを示さないことが好ましい。
シリコン、遷移金属元素などの酸化物半導体膜の主成分以外の元素である。特に、シリコ
ンなどの、酸化物半導体膜を構成する金属元素よりも酸素との結合力の強い元素は、酸化
物半導体膜から酸素を奪うことで酸化物半導体膜の原子配列を乱し、結晶性を低下させる
要因となる。また、鉄やニッケルなどの重金属、アルゴン、二酸化炭素などは、原子半径
(または分子半径)が大きいため、酸化物半導体膜内部に含まれると、酸化物半導体膜の
原子配列を乱し、結晶性を低下させる要因となる。なお、酸化物半導体膜に含まれる不純
物は、キャリアトラップやキャリア発生源となる場合がある。
半導体膜中の酸素欠損は、キャリアトラップとなることや、水素を捕獲することによって
キャリア発生源となることがある。
実質的に高純度真性と呼ぶ。高純度真性または実質的に高純度真性である酸化物半導体膜
は、キャリア発生源が少ないため、キャリア密度を低くすることができる。したがって、
当該酸化物半導体膜を用いたトランジスタは、しきい値電圧がマイナスとなる電気特性(
ノーマリーオンともいう。)になることが少ない。また、高純度真性または実質的に高純
度真性である酸化物半導体膜は、キャリアトラップが少ない。そのため、当該酸化物半導
体膜を用いたトランジスタは、電気特性の変動が小さく、信頼性の高いトランジスタとな
る。なお、酸化物半導体膜のキャリアトラップに捕獲された電荷は、放出するまでに要す
る時間が長く、あたかも固定電荷のように振る舞うことがある。そのため、不純物濃度が
高く、欠陥準位密度が高い酸化物半導体膜を用いたトランジスタは、電気特性が不安定と
なる場合がある。
の変動が小さい。
ランジスタ)に比べてバンドギャップが大きいため、高電圧を印加した際の絶縁破壊が生
じにくい。直列に電池セルを接続する場合、数100Vの電圧が生じることになるが、上
記の理由により、蓄電装置において、このような電池セルに適用される電池制御ユニット
の回路構成には、前述のOSトランジスタで構成することが適している。
子対BT01と、端子対BT02と、切り替え制御回路BT03と、切り替え回路BT0
4と、切り替え回路BT05と、変圧制御回路BT06と、変圧回路BT07と、直列に
接続された複数の電池セルBT09を含む電池部BT08と、を有する。
替え制御回路BT03と、切り替え回路BT04と、切り替え回路BT05と、変圧制御
回路BT06と、変圧回路BT07とにより構成される部分を、電池制御ユニットと呼ぶ
ことができる。
制御する。具体的には、切り替え制御回路BT03は、電池セルBT09毎に測定された
電圧に基づいて、放電する電池セル(放電電池セル群)、及び充電する電池セル(充電電
池セル群)を決定する。
群に基づいて、制御信号S1及び制御信号S2を出力する。制御信号S1は、切り替え回
路BT04へ出力される。この制御信号S1は、端子対BT01と放電電池セル群とを接
続させるように切り替え回路BT04を制御する信号である。また、制御信号S2は、切
り替え回路BT05へ出力される。この制御信号S2は、端子対BT02と充電電池セル
群とを接続させるように切り替え回路BT05を制御する信号である。
び変圧回路BT07の構成を踏まえ、端子対BT01と放電電池セル群との間、または端
子対BT02と充電電池セル群との間で、同じ極性の端子同士が接続されるように、制御
信号S1及び制御信号S2を生成する。
て、切り替え制御回路BT03は、例えば、所定の閾値以上の電圧の電池セルBT09を
高電圧の電池セル(高電圧セル)、所定の閾値未満の電圧の電池セルBT09を低電圧の
電池セル(低電圧セル)と判断する。
できる。例えば、切り替え制御回路BT03は、複数の電池セルBT09の中で、最も電
圧の高い、又は最も電圧の低い電池セルBT09の電圧を基準として、各電池セルBT0
9が高電圧セルか低電圧セルかを判断してもよい。この場合、切り替え制御回路BT03
は、各電池セルBT09の電圧が基準となる電圧に対して所定の割合以上か否かを判定す
る等して、各電池セルBT09が高電圧セルか低電圧セルかを判断することができる。そ
して、切り替え制御回路BT03は、この判断結果に基づいて、放電電池セル群と充電電
池セル群とを決定する。
得る。例えば、切り替え制御回路BT03は、高電圧セルと低電圧セルが混在する中で、
高電圧セルが最も多く連続して直列に接続された部分を放電電池セル群とする。また、切
り替え制御回路BT03は、低電圧セルが最も多く連続して直列に接続された部分を充電
電池セル群とする。また、切り替え制御回路BT03は、過充電又は過放電に近い電池セ
ルBT09を、放電電池セル群又は充電電池セル群として優先的に選択するようにしても
よい。
する。図14は、切り替え制御回路BT03の動作例を説明するための図である。なお、
説明の便宜上、図14では4個の電池セルBT09が直列に接続されている場合を例に説
明する。
、Va=Vb=Vc>Vdの関係にある場合を示している。つまり、連続する3つの高電
圧セルa乃至cと、1つの低電圧セルdとが直列に接続されている。この場合、切り替え
制御回路BT03は、連続する3つの高電圧セルa乃至cを放電電池セル群として決定す
る。また、切り替え制御回路BT03は、低電圧セルdを充電電池セル群として決定する
。
。つまり、連続する2つの低電圧セルa、bと、1つの高電圧セルcと、1つの過放電間
近の低電圧セルdとが直列に接続されている。この場合、切り替え制御回路BT03は、
高電圧セルcを放電電池セル群として決定する。また、切り替え制御回路BT03は、低
電圧セルdが過放電間近であるため、連続する2つの低電圧セルa及びbではなく、低電
圧セルdを充電電池セル群として優先的に決定する。
。つまり、1つの高電圧セルaと、連続する3つの低電圧セルb乃至dとが直列に接続さ
れている。この場合、切り替え制御回路BT03は、高電圧セルaを放電電池セル群と決
定する。また、切り替え制御回路BT03は、連続する3つの低電圧セルb乃至dを充電
電池セル群として決定する。
に基づいて、切り替え回路BT04の接続先である放電電池セル群を示す情報が設定され
た制御信号S1と、切り替え回路BT05の接続先である充電電池セル群を示す情報が設
定された制御信号S2を、切り替え回路BT04及び切り替え回路BT05に対してそれ
ぞれ出力する。
て、端子対BT01の接続先を、切り替え制御回路BT03により決定された放電電池セ
ル群に設定する。
は、この端子A1及びA2のうち、いずれか一方を放電電池セル群の中で最も上流(高電
位側)に位置する電池セルBT09の正極端子と接続し、他方を放電電池セル群の中で最
も下流(低電位側)に位置する電池セルBT09の負極端子と接続することにより、端子
対BT01の接続先を設定する。なお、切り替え回路BT04は、制御信号S1に設定さ
れた情報を用いて放電電池セル群の位置を認識することができる。
て、端子対BT02の接続先を、切り替え制御回路BT03により決定された充電電池セ
ル群に設定する。
は、この端子B1及びB2のうち、いずれか一方を充電電池セル群の中で最も上流(高電
位側)に位置する電池セルBT09の正極端子と接続し、他方を充電電池セル群の中で最
も下流(低電位側)に位置する電池セルBT09の負極端子と接続することにより、端子
対BT02の接続先を設定する。なお、切り替え回路BT05は、制御信号S2に設定さ
れた情報を用いて充電電池セル群の位置を認識することができる。
6に示す。
びBT12とを有する。バスBT11は、端子A1と接続されている。また、バスBT1
2は、端子A2と接続されている。複数のトランジスタBT10のソース又はドレインの
一方は、それぞれ1つおきに交互に、バスBT11及びBT12と接続されている。また
、複数のトランジスタBT10のソース又はドレインの他方は、それぞれ隣接する2つの
電池セルBT09の間に接続されている。
ース又はドレインの他方は、電池部BT08の最上流に位置する電池セルBT09の正極
端子と接続されている。また、複数のトランジスタBT10のうち、最下流に位置するト
ランジスタBT10のソース又はドレインの他方は、電池部BT08の最下流に位置する
電池セルBT09の負極端子と接続されている。
応じて、バスBT11に接続される複数のトランジスタBT10のうちの1つと、バスB
T12に接続される複数のトランジスタBT10のうちの1つとをそれぞれ導通状態にす
ることにより、放電電池セル群と端子対BT01とを接続する。これにより、放電電池セ
ル群の中で最も上流に位置する電池セルBT09の正極端子は、端子対の端子A1又はA
2のいずれか一方と接続される。また、放電電池セル群の中で最も下流に位置する電池セ
ルBT09の負極端子は、端子対の端子A1又はA2のいずれか他方、すなわち正極端子
と接続されていない方の端子に接続される。
タはオフ電流が小さいため、放電電池セル群に属しない電池セルから漏洩する電荷量を減
らし、時間の経過による容量の低下を抑制することができる。またOSトランジスタは高
電圧を印加した際の絶縁破壊が生じにくい。そのため、放電電池セル群の出力電圧が大き
くても、非導通状態とするトランジスタBT10が接続された電池セルBT09と端子対
BT01とを絶縁状態とすることができる。
スイッチBT14と、バスBT15と、バスBT16とを有する。バスBT15及びBT
16は、複数のトランジスタBT13と、電流制御スイッチBT14との間に配置される
。複数のトランジスタBT13のソース又はドレインの一方は、それぞれ1つおきに交互
に、バスBT15及びBT16と接続されている。また、複数のトランジスタBT13の
ソース又はドレインの他方は、それぞれ隣接する2つの電池セルBT09の間に接続され
ている。
ース又はドレインの他方は、電池部BT08の最上流に位置する電池セルBT09の正極
端子と接続されている。また、複数のトランジスタBT13のうち、最下流に位置するト
ランジスタBT13のソース又はドレインの他方は、電池部BT08の最下流に位置する
電池セルBT09の負極端子と接続されている。
ことが好ましい。OSトランジスタはオフ電流が小さいため、充電電池セル群に属しない
電池セルから漏洩する電荷量を減らし、時間の経過による容量の低下を抑制することがで
きる。またOSトランジスタは高電圧を印加した際の絶縁破壊が生じにくい。そのため、
充電電池セル群を充電するための電圧が大きくても、非導通状態とするトランジスタBT
13が接続された電池セルBT09と端子対BT02とを絶縁状態とすることができる。
イッチ対BT17の一端は、端子B1に接続されている。また、スイッチ対BT17の他
端は2つのスイッチで分岐しており、一方のスイッチはバスBT15に接続され、他方の
スイッチはバスBT16に接続されている。スイッチ対BT18の一端は、端子B2に接
続されている。また、スイッチ対BT18の他端は2つのスイッチで分岐しており、一方
のスイッチはバスBT15に接続され、他方のスイッチはバスBT16に接続されている
。
及びトランジスタBT13と同様に、OSトランジスタを用いることが好ましい。
スイッチBT14のオン/オフ状態の組み合わせを制御することにより、充電電池セル群
と端子対BT02とを接続する。
2とを接続する。
応じて、充電電池セル群の中で最も上流に位置する電池セルBT09の正極端子と接続さ
れているトランジスタBT13を導通状態にする。また、切り替え回路BT05は、複数
のトランジスタBT13のゲートに与える制御信号S2に応じて、充電電池セル群の中で
最も下流に位置する電池セルBT09の負極端子に接続されている切り替えトランジスタ
BT13を導通状態にする。
、及び変圧回路BT07の構成によって変わり得る。また、充電電池セル群を充電する方
向に電流を流すためには、端子対BT02と充電電池セル群との間で、同じ極性の端子同
士を接続する必要がある。そこで、電流制御スイッチBT14は、制御信号S2により、
端子対BT02に印加される電圧の極性に応じてスイッチ対BT17及びスイッチ対BT
18の接続先をそれぞれ切り替えるように制御される。
されている状態を挙げて説明する。この時、電池部BT08の最下流の電池セルBT09
が充電電池セル群である場合、スイッチ対BT17は、制御信号S2により、当該電池セ
ルBT09の正極端子と接続されるように制御される。すなわち、スイッチ対BT17の
バスBT16に接続されるスイッチがオン状態となり、スイッチ対BT17のバスBT1
5に接続されるスイッチがオフ状態となる。一方、スイッチ対BT18は、制御信号S2
により、当該電池セルBT09の負極端子と接続されるように制御される。すなわち、ス
イッチ対BT18のバスBT15に接続されるスイッチがオン状態となり、スイッチ対B
T18のバスBT16に接続されるスイッチがオフ状態となる。このようにして、端子対
BT02と充電電池セル群との間で、同じ極性をもつ端子同士が接続される。そして、端
子対BT02から流れる電流の方向が、充電電池セル群を充電する方向となるように制御
される。
04に含まれていてもよい。この場合、電流制御スイッチBT14、制御信号S1に応じ
て、端子対BT01に印加される電圧の極性を制御することにより、端子対BT02に印
加される電圧の極性を制御する。そして、電流制御スイッチBT14は、端子対BT02
から充電電池セル群に流れる電流の向きを制御する。
を示す回路図である。
及びバスBT25とを有する。バスBT24は、端子A1と接続されている。また、バス
BT25は、端子A2と接続されている。複数のトランジスタ対BT21の一端は、それ
ぞれトランジスタBT22とトランジスタBT23とにより分岐している。トランジスタ
BT22のソース又はドレインの一方は、バスBT24と接続されている。また、トラン
ジスタBT23のソース又はドレインの一方は、バスBT25と接続されている。また、
複数のトランジスタ対BT21の他端は、それぞれ隣接する2つの電池セルBT09の間
に接続されている。なお、複数のトランジスタ対BT21のうち、最上流に位置するトラ
ンジスタ対BT21の他端は、電池部BT08の最上流に位置する電池セルBT09の正
極端子と接続されている。また、複数のトランジスタ対BT21のうち、最下流に位置す
るトランジスタ対BT21の他端は、電池部BT08の最下流に位置する電池セルBT0
9の負極端子と接続されている。
BT23の導通/非導通状態を切り換えることにより、当該トランジスタ対BT21の接
続先を、端子A1又は端子A2のいずれか一方に切り替える。詳細には、トランジスタB
T22が導通状態であれば、トランジスタBT23は非導通状態となり、その接続先は端
子A1になる。一方、トランジスタBT23が導通状態であれば、トランジスタBT22
は非導通状態となり、その接続先は端子A2になる。トランジスタBT22及びトランジ
スタBT23のどちらが導通状態になるかは、制御信号S1によって決定される。
いられる。詳細には、制御信号S1に基づいて、2つのトランジスタ対BT21の接続先
がそれぞれ決定されることにより、放電電池セル群と端子対BT01とが接続される。2
つのトランジスタ対BT21のそれぞれの接続先は、一方が端子A1となり、他方が端子
A2となるように、制御信号S1によって制御される。
35とを有する。バスBT34は、端子B1と接続されている。また、バスBT35は、
端子B2と接続されている。複数のトランジスタ対BT31の一端は、それぞれトランジ
スタBT32とトランジスタBT33とにより分岐している。トランジスタBT32によ
り分岐する一端は、バスBT34と接続されている。また、トランジスタBT33により
分岐する一端は、バスBT35と接続されている。また、複数のトランジスタ対BT31
の他端は、それぞれ隣接する2つの電池セルBT09の間に接続されている。なお、複数
の切り替えスイッチ対BT31のうち、最上流に位置する切り替えスイッチ対BT31の
他端は、電池部BT08の最上流に位置する電池セルBT09の正極端子と接続されてい
る。また、複数のトランジスタ対BT31のうち、最下流に位置するトランジスタ対BT
31の他端は、電池部BT08の最下流に位置する電池セルBT09の負極端子と接続さ
れている。
BT33の導通/非導通状態を切り換えることにより、当該トランジスタ対BT31の接
続先を、端子B1又は端子B2のいずれか一方に切り替える。詳細には、トランジスタB
T32が導通状態であれば、トランジスタBT33は非導通状態となり、その接続先は端
子B1になる。逆に、トランジスタBT33が導通状態であれば、トランジスタBT32
は非導通状態となり、その接続先は端子B2になる。トランジスタBT32及びトランジ
スタBT33のどちらが導通状態となるかは、制御信号S2によって決定される。
いられる。詳細には、制御信号S2に基づいて、2つのトランジスタ対BT31の接続先
がそれぞれ決定されることにより、充電電池セル群と端子対BT02とが接続される。2
つのトランジスタ対BT31のそれぞれの接続先は、一方が端子B1となり、他方が端子
B2となるように、制御信号S2によって制御される。
る電圧の極性によって決定される。具体的には、端子B1が正極、端子B2が負極となる
ような電圧が端子対BT02に印加されている場合、上流側のトランジスタ対BT31は
、トランジスタBT32が導通状態となり、トランジスタBT33が非導通状態となるよ
うに、制御信号S2によって制御される。一方、下流側のトランジスタ対BT31は、ト
ランジスタBT33が導通状態、トランジスタBT32が非導通状態となるように、制御
信号S2によって制御される。また、端子B1が負極、端子B2が正極となるような電圧
が端子対BT02に印加されている場合は、上流側のトランジスタ対BT31は、トラン
ジスタBT33が導通状態となり、トランジスタBT32が非導通状態となるように、制
御信号S2によって制御される。一方、下流側のトランジスタ対BT31は、トランジス
タBT32が導通状態、トランジスタBT33が非導通状態となるように、制御信号S2
によって制御される。このようにして、端子対BT02と充電電池セル群との間で、同じ
極性をもつ端子同士が接続される。そして、端子対BT02から流れる電流の方向が、充
電電池セル群を充電する方向となるように制御される。
、放電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数と、充電電池セル群に含まれる電池
セルBT09の個数とに基づいて、変圧回路BT07の動作を制御する変圧信号S3を生
成し、変圧回路BT07へ出力する。
池セルBT09の個数よりも多い場合は、充電電池セル群に対して過剰に大きな充電電圧
が印加されることを防止する必要がある。そのため、変圧制御回路BT06は、充電電池
セル群を充電できる範囲で放電電圧(Vdis)を降圧させるように変圧回路BT07を
制御する変圧信号S3を出力する。
電池セルBT09の個数以下である場合は、充電電池セル群を充電するために必要な充電
電圧を確保する必要がある。そのため、変圧制御回路BT06は、充電電池セル群に過剰
に大きな充電電圧が印加されない範囲で放電電圧(Vdis)を昇圧させるように変圧回
路BT07を制御する変圧信号S3を出力する。
09の製品仕様等に鑑みて決定することができる。また、変圧回路BT07により昇圧及
び降圧された電圧は、充電電圧(Vcha)として端子対BT02に印加される。
を用いて説明する。図17(A)乃至(C)は、図14(A)乃至(C)で説明した放電
電池セル群及び充電電池セル群に対応させた、変圧制御回路BT06の動作例を説明する
ための概念図である。なお図17(A)乃至(C)は、電池制御ユニットBT41を図示
している。電池制御ユニットBT41は、上述したように、端子対BT01と、端子対B
T02と、切り替え制御回路BT03と、切り替え回路BT04と、切り替え回路BT0
5と、変圧制御回路BT06と、変圧回路BT07とにより構成される。
セルa乃至cと、1つの低電圧セルdとが直列に接続されている。この場合、図14(A
)を用いて説明したように、切り替え制御回路BT03は、高電圧セルa乃至cを放電電
池セル群として決定し、低電圧セルdを充電電池セル群として決定する。そして、変圧制
御回路BT06は、放電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数を基準とした時の
、充電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数の比に基づいて、放電電圧(Vdi
s)から充電電圧(Vcha)への変換比Nを算出する。
池セルBT09の個数よりも多い場合に、放電電圧を変圧せずに端子対BT02にそのま
ま印加すると、充電電池セル群に含まれる電池セルBT09に、端子対BT02を介して
過剰な電圧が印加される可能性がある。そのため、図17(A)に示されるような場合で
は、端子対BT02に印加される充電電圧(Vcha)を、放電電圧よりも降圧させる必
要がある。さらに、充電電池セル群を充電するためには、充電電圧は、充電電池セル群に
含まれる電池セルBT09の合計電圧より大きい必要がある。そのため、変圧制御回路B
T06は、放電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数を基準とした時の、充電電
池セル群に含まれる電池セルBT09の個数の比よりも、変換比Nを大きく設定する。
た時の、充電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数の比に対して、変換比Nを1
乃至10%程度大きくするのが好ましい。この時、充電電圧は充電電池セル群の電圧より
も大きくなるが、実際には充電電圧は充電電池セル群の電圧と等しくなる。ただし、変圧
制御回路BT06は変換比Nに従い充電電池セル群の電圧を充電電圧と等しくするために
、充電電池セル群を充電する電流を流すこととなる。この電流は変圧制御回路BT06に
設定された値となる。
個で、充電電池セル群に含まれる電池セルBT09の数が1個であるため、変圧制御回路
BT06は、1/3より少し大きい値を変換比Nとして算出する。そして、変圧制御回路
BT06は、放電電圧を当該変換比Nに応じて降圧し、充電電圧に変換する変圧信号S3
を変圧回路BT07に出力する。そして、変圧回路BT07は、変圧信号S3に応じて変
圧された充電電圧を、端子対BT02に印加する。そして、端子対BT02に印加される
充電電圧によって、充電電池セル群に含まれる電池セルBT09が充電される。
が算出される。図17(B)や図17(C)に示される例では、放電電池セル群に含まれ
る電池セルBT09の個数が、充電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数以下で
あるため、変換比Nは1以上となる。よって、この場合は、変圧制御回路BT06は、放
電電圧を昇圧して充電電圧に変換する変圧信号S3を出力する。
充電電圧に変換する。そして、変圧回路BT07は、変換された充電電圧を端子対BT0
2に印加する。ここで、変圧回路BT07は、端子対BT01と端子対BT02との間を
電気的に絶縁している。これにより、変圧回路BT07は、放電電池セル群の中で最も下
流に位置する電池セルBT09の負極端子の絶対電圧と、充電電池セル群の中で最も下流
に位置する電池セルBT09の負極端子の絶対電圧との差異による短絡を防止する。さら
に、変圧回路BT07は、上述したように、変圧信号S3に基づいて放電電池セル群の合
計電圧である放電電圧を充電電圧に変換する。
コンバータ等を用いることができる。この場合、変圧制御回路BT06は、絶縁型DC−
DCコンバータのオン/オフ比(デューティー比)を制御する信号を変圧信号S3として
出力することにより、変圧回路BT07で変換される充電電圧を制御する。
Ringing Choke Converter)方式、プッシュプル方式、ハーフブ
リッジ方式、及びフルブリッジ方式等が存在するが、目的とする出力電圧の大きさに応じ
て適切な方式が選択される。
C−DCコンバータBT51は、スイッチ部BT52とトランス部BT53とを有する。
スイッチ部BT52は、絶縁型DC−DCコンバータの動作のオン/オフを切り替えるス
イッチであり、例えば、MOSFET(Metal−Oxide−Semiconduc
tor Field−Effect Transistor)やバイポーラ型トランジス
タ等を用いて実現される。また、スイッチ部BT52は、変圧制御回路BT06から出力
される、オン/オフ比を制御する変圧信号S3に基づいて、絶縁型DC−DCコンバータ
BT51のオン状態とオフ状態を周期的に切り替える。なお、スイッチ部BT52は、使
用される絶縁型DC−DCコンバータの方式によって様々な構成を取り得る。トランス部
BT53は、端子対BT01から印加される放電電圧を充電電圧に変換する。詳細には、
トランス部BT53は、スイッチ部BT52のオン/オフ状態と連動して動作し、そのオ
ン/オフ比に応じて放電電圧を充電電圧に変換する。この充電電圧は、スイッチ部BT5
2のスイッチング周期において、オン状態となる時間が長いほど大きくなる。一方、充電
電圧は、スイッチ部BT52のスイッチング周期において、オン状態となる時間が短いほ
ど小さくなる。なお、絶縁型DC−DCコンバータを用いる場合、トランス部BT53の
内部で、端子対BT01と端子対BT02は互いに絶縁することができる。
は、蓄電装置BT00の処理の流れを示すフローチャートである。
テップS001)。そして、蓄電装置BT00は、複数の電池セルBT09の電圧を揃え
る動作の開始条件を満たすか否かを判定する(ステップS002)。この開始条件は、例
えば、複数の電池セルBT09毎に測定された電圧の最大値と最小値との差分が、所定の
閾値以上か否か等とすることができる。この開始条件を満たさない場合は(ステップS0
02:NO)、各電池セルBT09の電圧のバランスが取れている状態であるため、蓄電
装置BT00は、以降の処理を実行しない。一方、開始条件を満たす場合は(ステップS
002:YES)、蓄電装置BT00は、各電池セルBT09の電圧を揃える処理を実行
する。この処理において、蓄電装置BT00は、測定されたセル毎の電圧に基づいて、各
電池セルBT09が高電圧セルか低電圧セルかを判定する(ステップS003)。そして
、蓄電装置BT00は、判定結果に基づいて、放電電池セル群及び充電電池セル群を決定
する(ステップS004)。さらに、蓄電装置BT00は、決定された放電電池セル群を
端子対BT01の接続先に設定する制御信号S1、及び決定された充電電池セル群を端子
対BT02の接続先に設定する制御信号S2を生成する(ステップS005)。蓄電装置
BT00は、生成された制御信号S1及び制御信号S2を、切り替え回路BT04及び切
り替え回路BT05へそれぞれ出力する。そして、切り替え回路BT04により、端子対
BT01と放電電池セル群とが接続され、切り替え回路BT05により、端子対BT02
と放電電池セル群とが接続される(ステップS006)。また、蓄電装置BT00は、放
電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数と、充電電池セル群に含まれる電池セル
BT09の個数とに基づいて、変圧信号S3を生成する(ステップS007)。そして、
蓄電装置BT00は、変圧信号S3に基づいて、端子対BT01に印加される放電電圧を
充電電圧に変換し、端子対BT02に印加する(ステップS008)。これにより、放電
電池セル群の電荷が充電電池セル群へ移動される。
ップの実行順序は、その記載の順番に制限されない。
キャパシタ方式のように、放電電池セル群からの電荷を一旦蓄積し、その後充電電池セル
群へ放出させるような構成を必要としない。これにより、単位時間あたりの電荷移動効率
を向上させることができる。また、切り替え回路BT04及び切り替え回路BT05によ
り、放電電池セル群及び充電電池セル群のうち、変圧回路と接続する電池セルを、個別に
切り替えられる。
充電電池セル群に含まれる電池セルBT09の個数とに基づいて、端子対BT01に印加
される放電電圧が充電電圧に変換され、端子対BT02に印加される。これにより、放電
側及び充電側の電池セルBT09がどのように選択されても、問題なく電荷の移動を実現
できる。
とにより、充電電池セル群及び放電電池セル群に属しない電池セルBT09から漏洩する
電荷量を減らすことができる。これにより、充電及び放電に寄与しない電池セルBT09
の容量の低下を抑制することができる。また、OSトランジスタは、Siトランジスタに
比べて熱に対する特性の変動が小さい。これにより、電池セルBT09の温度が上昇して
も、制御信号S1、S2に応じた導通状態と非導通状態の切り替えといった、正常な動作
をさせることができる。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した二次電池を電子機器に実装する例について説
明する。
す腕章型デバイス7300は、腕7301に装着することが可能であり、曲面を有する表
示部と、曲げることのできる二次電池とを有する。
び発光素子を有する装置である発光装置は、様々な形態を用いること、又は様々な素子を
有することが出来る。表示素子、表示装置、発光素子又は発光装置は、例えば、EL(エ
レクトロルミネッセンス)素子(有機物及び無機物を含むEL素子、有機EL素子、無機
EL素子)、LED(白色LED、赤色LED、緑色LED、青色LEDなど)、トラン
ジスタ(電流に応じて発光するトランジスタ)、電子放出素子、液晶素子、電子インク、
電気泳動素子、グレーティングライトバルブ(GLV)、プラズマディスプレイ(PDP
)、MEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)を用いた表示素子、デジ
タルマイクロミラーデバイス(DMD)、DMS(デジタル・マイクロ・シャッター)、
MIRASOL(登録商標)、IMOD(インターフェアレンス・モジュレーション)素
子、シャッター方式のMEMS表示素子、光干渉方式のMEMS表示素子、エレクトロウ
ェッティング素子、圧電セラミックディスプレイ、または、カーボンナノチューブを用い
た表示素子、などの少なくとも一つを有している。これらの他にも、表示素子、表示装置
、発光素子又は発光装置は、電気的または磁気的作用により、コントラスト、輝度、反射
率、透過率などが変化する表示媒体を有する場合がある。EL素子を用いた表示装置の一
例としては、ELディスプレイなどがある。電子放出素子を用いた表示装置の一例として
は、フィールドエミッションディスプレイ(FED)又はSED方式平面型ディスプレイ
(SED:Surface−conduction Electron−emitter
Display)などがある。液晶素子を用いた表示装置の一例としては、液晶ディス
プレイ(透過型液晶ディスプレイ、半透過型液晶ディスプレイ、反射型液晶ディスプレイ
、直視型液晶ディスプレイ、投射型液晶ディスプレイ)などがある。電子インク、電子粉
流体(登録商標)、又は電気泳動素子を用いた表示装置の一例としては、電子ペーパーな
どがある。なお、半透過型液晶ディスプレイや反射型液晶ディスプレイを実現する場合に
は、画素電極の一部、または、全部が、反射電極としての機能を有するようにすればよい
。例えば、画素電極の一部、または、全部が、アルミニウム、銀、などを有するようにす
ればよい。さらに、その場合、反射電極の下に、SRAMなどの記憶回路を設けることも
可能である。これにより、さらに、消費電力を低減することができる。なお、LEDを用
いる場合、LEDの電極や窒化物半導体の下に、グラフェンやグラファイトを配置しても
よい。グラフェンやグラファイトは、複数の層を重ねて、多層膜としてもよい。このよう
に、グラフェンやグラファイトを設けることにより、その上に、窒化物半導体、例えば、
結晶を有するn型GaN半導体層などを容易に成膜することができる。さらに、その上に
、結晶を有するp型GaN半導体層などを設けて、LEDを構成することができる。なお
、グラフェンやグラファイトと、結晶を有するn型GaN半導体層との間に、AlN層を
設けてもよい。なお、LEDが有するGaN半導体層は、MOCVDで成膜してもよい。
ただし、グラフェンを設けることにより、LEDが有するGaN半導体層は、スパッタ法
で成膜することも可能である。
えばセンサとして、力、変位、位置、速度、加速度、角速度、回転数、距離、光、液、磁
気、温度、化学物質、音声、時間、硬度、電場、電流、電圧、電力、放射線、流量、湿度
、傾度、振動、におい又は赤外線を測定する機能を含むものを用いることができる。また
、タッチパネル、アンテナ、発電素子、スピーカなどの機能素子を有してもよい。
れば、交通の安全効果が得られる。また、軍人や警備員などが上腕部に腕章型デバイス7
300を装着し、ほふく前進を行いながら、上官の指示をリアルタイムで受信して上腕部
の新規デバイスの表示部に表示された表示を確認することができる。軍人や警備員が作業
を実行する上で頭部にヘルメットをかぶり、両手には武器や道具を有しており、無線器や
携帯電話や頭部に装着するデバイスでは使用が困難である。軍人や警備員が上腕部に腕章
型デバイス7300を装着し、両手がふさがったままでもマイクなどの音声入力部への音
声入力などによって腕章型デバイス7300の操作を行えることは有用である。
ラソンなどの場合、選手は時間を腕時計で確認するが、腕の振りを一度止めないと時間を
確認することが困難である。腕の振りを止めてしまうとリズムが乱れ、競技に支障をきた
すおそれがある。腕章型デバイス7300は、上腕部に装着することで、腕の振りを止め
なくとも時間の確認を可能とし、さらに他の情報(コースの自分の位置情報や、自分の健
康状態など)もディスプレイに表示させることができる。さらに、選手が両手を使うこと
なく音声入力などによって新規デバイスの操作を行い、通信機能によって、コーチに指示
を仰ぎ、その指示をスピーカなどの音声出力部による音声出力や表示によって選手が確認
できる機能も備えていると有用である。
腕に装着し、操作することで安全に作業を行えるよう通信や他の人の位置情報を容易に取
得することができる。
な形状を備える二次電池を適用した電子機器として、例えば、テレビジョン装置(テレビ
、又はテレビジョン受信機ともいう)、コンピュータ用などのモニタ、デジタルカメラ、
デジタルビデオカメラ、デジタルフォトフレーム、携帯電話機(携帯電話、携帯電話装置
ともいう)、携帯型ゲーム機、携帯情報端末、音響再生装置、パチンコ機などの大型ゲー
ム機などが挙げられる。
の内装または外装の曲面に沿って組み込むことも可能である。
に組み込まれた表示部7402の他、操作ボタン7403、外部接続ポート7404、ス
ピーカ7405、マイク7406などを備えている。なお、携帯電話機7400は、二次
電池7407を有している。
0を外部の力により変形させて全体を湾曲させると、その内部に設けられている二次電池
7407も湾曲される。また、その時、曲げられた二次電池7407の状態を図21(C
)に示す。二次電池7407は薄型の二次電池である。二次電池7407は曲げられた状
態で固定されている。なお、二次電池7407は集電体と電気的に接続されたリード電極
を有している。例えば、集電体は銅箔であり、一部ガリウムと合金化させることにより、
集電体と活物質層との密着性を向上させている。それによって、二次電池7407が曲げ
られた状態での信頼性が高い構成となっている。
筐体7101、表示部7102、操作ボタン7103、及び二次電池7104を備える。
また、図21(E)に曲げられた二次電池7104の状態を示す。二次電池7104は曲
げられた状態で使用者の腕への装着時に、筐体が変形して二次電池7104の一部または
全部の曲率が変化する。なお、曲線の任意の点における曲がり具合を相当する円の半径の
値で表したものを曲率半径であり、曲率半径の逆数を曲率と呼ぶ。具体的には、曲率半径
が40mm以上150mm以下の範囲内で筐体または二次電池7104の主表面の一部ま
たは全部が変化する。二次電池7104の主表面における曲率半径が40mm以上150
mm以下の範囲であれば、高い信頼性を維持できる。
る。例えば図21(F)に示すストーブ7500は、本体7512にモジュール7511
が取り付けられ、モジュール7511は、二次電池7501、モーター、ファン、送風口
7511a、熱電発電装置を有する。ストーブ7500では、開口部7512aから燃料
を投入、着火した後、二次電池7501の電力を用いてモジュール7511のモーターと
ファンを回転させ、送風口7511aから外気をストーブ7500の内部に送ることがで
きる。このように外気を効率よく取り込めるため火力の強いストーブとすることが可能で
ある。さらに、燃料の燃焼に得た熱エネルギーを用いて、上部のグリル7513において
調理することが可能である。また該熱エネルギーをモジュール7511の熱電発電装置に
より電力に変換し、二次電池7501に充電することができる。さらに、二次電池750
1に充電された電力を外部端子7511bより出力することができる。
本実施の形態では、実施の形態1で説明した二次電池を搭載することのできる電子機器の
他の例を示す。
22(A)および図22(B)に示すタブレット型端末9600は、筐体9630a、筐
体9630b、筐体9630aと筐体9630bを接続する可動部9640、表示部96
31aと表示部9631bを有する表示部9631、表示モード切り替えスイッチ962
6、電源スイッチ9627、省電力モード切り替えスイッチ9625、留め具9629、
操作スイッチ9628、を有する。図22(A)は、タブレット型端末9600を開いた
状態を示し、図22(B)は、タブレット型端末9600を閉じた状態を示している。
電池9635を有する。二次電池9635は、可動部9640を通り、筐体9630aと
筐体9630bに渡って設けられている。
た操作キー9638にふれることでデータ入力をすることができる。なお、表示部963
1aにおいては、一例として半分の領域が表示のみの機能を有する構成、もう半分の領域
がタッチパネルの機能を有する構成を示しているが該構成に限定されない。表示部963
1aの全ての領域がタッチパネルの機能を有する構成としても良い。例えば、表示部96
31aの全面をキーボードボタン表示させてタッチパネルとし、表示部9631bを表示
画面として用いることができる。
をタッチパネルの領域9632bとすることができる。また、タッチパネルのキーボード
表示切り替えボタン9639が表示されている位置に指やスタイラスなどでふれることで
表示部9631bにキーボードボタン表示することができる。
ッチ入力することもできる。
り替え、白黒表示やカラー表示の切り替えなどを選択できる。省電力モード切り替えスイ
ッチ9625は、タブレット型端末9600に内蔵している光センサで検出される使用時
の外光の光量に応じて表示の輝度を最適なものとすることができる。タブレット型端末は
光センサだけでなく、ジャイロ、加速度センサ等の傾きを検出するセンサなどの他の検出
装置を内蔵させてもよい。
ているが特に限定されず、一方のサイズともう一方のサイズが異なっていてもよく、表示
の品質も異なっていてもよい。例えば一方が他方よりも高精細な表示を行える表示パネル
としてもよい。
33、DCDCコンバータ9636を含む充放電制御回路9634を有する。また、二次
電池9635として、本発明の一態様の二次電池を用いる。
び筐体9630bを重ね合せるように折りたたむことができる。折りたたむことにより、
表示部9631a、表示部9631bを保護できるため、タブレット型端末9600の耐
久性を高めることができる。また、本発明の一態様の二次電池を用いた二次電池9635
は可撓性を有し、曲げ伸ばしを繰り返しても充放電容量が低下しにくい。よって、信頼性
の優れたタブレット型端末を提供できる。
情報(静止画、動画、テキスト画像など)を表示する機能、カレンダー、日付又は時刻な
どを表示部に表示する機能、表示部に表示した情報をタッチ入力操作又は編集するタッチ
入力機能、様々なソフトウェア(プログラム)によって処理を制御する機能、等を有する
ことができる。
表示部、又は映像信号処理部等に供給することができる。なお、太陽電池9633は、筐
体9630の一面又は二面に設けることができ、二次電池9635の充電を効率的に行う
構成とすることができる。なお二次電池9635としては、本発明の一態様の二次電池を
用いると、充放電の繰り返しに伴う放電容量の低下を抑制することができるため、長期に
わたって使用することのできるタブレット端末とすることができる。
C)にブロック図を示し説明する。図22(C)には、太陽電池9633、二次電池96
35、DCDCコンバータ9636、コンバータ9637、スイッチSW1乃至スイッチ
SW3、表示部9631について示しており、二次電池9635、DCDCコンバータ9
636、コンバータ9637、スイッチSW1乃至スイッチSW3が、図22(B)に示
す充放電制御回路9634に対応する箇所となる。
太陽電池で発電した電力は、二次電池9635を充電するための電圧となるようDCDC
コンバータ9636で昇圧又は降圧がなされる。そして、表示部9631の動作に太陽電
池9633からの電力が用いられる際にはスイッチSW1をオンにし、コンバータ963
7で表示部9631に必要な電圧に昇圧又は降圧をすることとなる。また、表示部963
1での表示を行わない際には、スイッチSW1をオフにし、スイッチSW2をオンにして
二次電池9635の充電を行う構成とすればよい。
電素子(ピエゾ素子)や熱電変換素子(ペルティエ素子)などの他の発電手段による二次
電池9635の充電を行う構成であってもよい。例えば、無線(非接触)で電力を送受信
して充電する無接点電力伝送モジュールや、また他の充電手段を組み合わせて行う構成と
してもよい。
載することができる。
型デバイス400は、フレーム400aと、表示部400bを有する。湾曲を有するフレ
ーム400aのテンプル部に二次電池を搭載することで、重量バランスがよく継続使用時
間の長い眼鏡型デバイス400とすることができる。
401は、少なくともマイク部401aと、フレキシブルパイプ401bと、イヤフォン
部401cを有する。フレキシブルパイプ401b内やイヤフォン部401c内に二次電
池を設けることができる。
2の薄型の筐体402aの中に、二次電池402bを設けることができる。
薄型の筐体403aの中に、二次電池403bを設けることができる。
部405aおよびベルト部405bを有し、表示部405aまたはベルト部405bに、
二次電池を設けることができる。
ルト部406aおよびワイヤレス給電受電部406bを有し、ベルト部406aの内部に
、二次電池を搭載することができる。
池を搭載することができる。腕輪型デバイス407は、ケース407aの中に、2つの湾
曲した二次電池407bを有する。またケース407aの表面には湾曲した表示部407
cが設けられている。表示部407cに用いることのできる表示部については、図20の
表示部についての記載を参酌することができる。腕輪型デバイス407は、接続部407
dとヒンジ部407eを有し、ヒンジ部407eを中心に接続部407dまでを動かすこ
とができる。また接続部407dに設けられた外部端子を介して充電等を行うことができ
る。
態様に係る二次電池8004を用いた電子機器の一例である。具体的に、表示装置800
0は、TV放送受信用の表示装置に相当し、筐体8001、表示部8002、スピーカ部
8003、二次電池8004等を有する。本発明の一態様に係る二次電池8004は、筐
体8001の内部に設けられている。表示装置8000は、商用電源から電力の供給を受
けることもできるし、二次電池8004に蓄積された電力を用いることもできる。よって
、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時でも、本発明の一態様に係る
二次電池8004を無停電電源として用いることで、表示装置8000の利用が可能とな
る。
装置、電気泳動表示装置、DMD(Digital Micromirror Devi
ce)、PDP(Plasma Display Panel)、FED(Field
Emission Display)などの、半導体表示装置を用いることができる。
、全ての情報表示用表示装置が含まれる。
03を用いた電子機器の一例である。具体的に、照明装置8100は、筐体8101、光
源8102、二次電池8103等を有する。図24では、二次電池8103が、筐体81
01及び光源8102が据え付けられた天井8104の内部に設けられている場合を例示
しているが、二次電池8103は、筐体8101の内部に設けられていても良い。照明装
置8100は、商用電源から電力の供給を受けることもできるし、二次電池8103に蓄
積された電力を用いることもできる。よって、停電などにより商用電源から電力の供給が
受けられない時でも、本発明の一態様に係る二次電池8103を無停電電源として用いる
ことで、照明装置8100の利用が可能となる。
るが、本発明の一態様に係る二次電池は、天井8104以外、例えば側壁8105、床8
106、窓8107等に設けられた据え付け型の照明装置に用いることもできるし、卓上
型の照明装置などに用いることもできる。
る。具体的には、白熱電球、蛍光灯などの放電ランプ、LEDや有機EL素子などの発光
素子が、上記人工光源の一例として挙げられる。
本発明の一態様に係る二次電池8203を用いた電子機器の一例である。具体的に、室内
機8200は、筐体8201、送風口8202、二次電池8203等を有する。図24で
は、二次電池8203が、室内機8200に設けられている場合を例示しているが、二次
電池8203は室外機8204に設けられていても良い。或いは、室内機8200と室外
機8204の両方に、二次電池8203が設けられていても良い。エアコンディショナー
は、商用電源から電力の供給を受けることもできるし、二次電池8203に蓄積された電
力を用いることもできる。特に、室内機8200と室外機8204の両方に二次電池82
03が設けられている場合、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時で
も、本発明の一態様に係る二次電池8203を無停電電源として用いることで、エアコン
ディショナーの利用が可能となる。
例示しているが、室内機の機能と室外機の機能とを1つの筐体に有する一体型のエアコン
ディショナーに、本発明の一態様に係る二次電池を用いることもできる。
用いた電子機器の一例である。具体的に、電気冷凍冷蔵庫8300は、筐体8301、冷
蔵室用扉8302、冷凍室用扉8303、二次電池8304等を有する。図24では、二
次電池8304が、筐体8301の内部に設けられている。電気冷凍冷蔵庫8300は、
商用電源から電力の供給を受けることもできるし、二次電池8304に蓄積された電力を
用いることもできる。よって、停電などにより商用電源から電力の供給が受けられない時
でも、本発明の一態様に係る二次電池8304を無停電電源として用いることで、電気冷
凍冷蔵庫8300の利用が可能となる。
本実施の形態では、車両に実施の形態1で説明した二次電池を搭載する例を示す。
又はプラグインハイブリッド車(PHEV)等の次世代クリーンエネルギー自動車を実現
できる。
400は、走行のための動力源として電気モーターを用いる電気自動車である。または、
走行のための動力源として電気モーターとエンジンを適宜選択して用いることが可能なハ
イブリッド自動車である。本発明の一態様を用いることで、航続距離の長い車両を実現す
ることができる。また、自動車8400は二次電池を有する。二次電池は電気モーターを
駆動するだけでなく、ヘッドライト8401やルームライト(図示せず)などの発光装置
に電力を供給することができる。
装置に電力を供給することができる。また、二次電池は、自動車8400が有するナビゲ
ーションシステムなどの半導体装置に電力を供給することができる。
式や非接触給電方式等により外部の充電設備から電力供給を受けて、充電することができ
る。図25(B)に、地上設置型の充電装置8021から自動車8500に搭載された蓄
電装置に、ケーブル8022を介して充電を行っている状態を示す。充電に際しては、充
電方法やコネクターの規格等はCHAdeMO(登録商標)やコンボ等の所定の方式で適
宜行えばよい。充電装置8021は、商用施設に設けられた充電ステーションでもよく、
また家庭の電源であってもよい。例えば、プラグイン技術によって、外部からの電力供給
により自動車8500に搭載された二次電池を充電することができる。充電は、ACDC
コンバータ等の変換装置を介して、交流電力を直流電力に変換して行うことができる。
して充電することもできる。この非接触給電方式の場合には、道路や外壁に送電装置を組
み込むことで、停車中に限らず走行中に充電を行うこともできる。また、この非接触給電
の方式を利用して、車両どうしで電力の送受信を行ってもよい。さらに、車両の外装部に
太陽電池を設け、停車時や走行時に二次電池の充電を行ってもよい。このような非接触で
の電力の供給には、電磁誘導方式や磁界共鳴方式を用いることができる。
場合、電力需要のピーク時に商用電源を用いることを回避することができる。
101 正極集電体
102 正極活物質層
103 セパレータ
103a 接合部
104 電解液
105 負極集電体
106 負極活物質層
107 外装体
107a 接合部
111 正極
115 負極
120 封止層
121 正極リード
125 負極リード
151 スイッチ
152 電流制御スイッチ
154 スイッチ対
201 方向
202 方向
211 穴
321 グラフェン
322 正極活物質
331 領域
332 領域
333 領域
400 眼鏡型デバイス
400a フレーム
400b 表示部
401 ヘッドセット型デバイス
401a マイク部
401b フレキシブルパイプ
401c イヤフォン部
402 デバイス
402a 筐体
402b 二次電池
403 デバイス
403a 筐体
403b 二次電池
405 腕時計型デバイス
405a 表示部
405b ベルト部
406 ベルト型デバイス
406a ベルト部
406b ワイヤレス給電受電部
407 腕輪型デバイス
407a ケース
407b 二次電池
407c 表示部
407d 接続部
407e ヒンジ部
7100 携帯表示装置
7101 筐体
7102 表示部
7103 操作ボタン
7104 二次電池
7300 腕章型デバイス
7301 腕
7400 携帯電話機
7401 筐体
7402 表示部
7403 操作ボタン
7404 外部接続ポート
7405 スピーカ
7406 マイク
7407 二次電池
7500 ストーブ
7501 二次電池
7511 モジュール
7511a 送風口
7511b 外部端子
7512 本体
7512a 開口部
7513 グリル
8000 表示装置
8001 筐体
8002 表示部
8003 スピーカ部
8004 二次電池
8021 充電装置
8022 ケーブル
8100 照明装置
8101 筐体
8102 光源
8103 二次電池
8104 天井
8105 側壁
8106 床
8107 窓
8200 室内機
8201 筐体
8202 送風口
8203 二次電池
8204 室外機
8300 電気冷凍冷蔵庫
8301 筐体
8302 冷蔵室用扉
8303 冷凍室用扉
8304 二次電池
8400 自動車
8401 ヘッドライト
8500 自動車
9600 タブレット型端末
9625 スイッチ
9626 スイッチ
9627 電源スイッチ
9628 操作スイッチ
9629 留め具
9630 筐体
9630a 筐体
9630b 筐体
9631 表示部
9631a 表示部
9631b 表示部
9632a 領域
9632b 領域
9633 太陽電池
9634 充放電制御回路
9635 二次電池
9636 DCDCコンバータ
9637 コンバータ
9638 操作キー
9639 ボタン
9640 可動部
BT00 蓄電装置
BT01 端子対
BT02 端子対
BT03 制御回路
BT04 回路
BT05 回路
BT06 変圧制御回路
BT07 変圧回路
BT08 電池部
BT09 電池セル
BT10 トランジスタ
BT11 バス
BT12 バス
BT13 トランジスタ
BT14 電流制御スイッチ
BT15 バス
BT16 バス
BT17 スイッチ対
BT18 スイッチ対
BT21 トランジスタ対
BT22 トランジスタ
BT23 トランジスタ
BT24 バス
BT25 バス
BT31 トランジスタ対
BT32 トランジスタ
BT33 トランジスタ
BT34 バス
BT35 バス
BT41 電池制御ユニット
BT51 絶縁型DC−DCコンバータ
BT52 スイッチ部
BT53 トランス部
S1 制御信号
S2 制御信号
S3 変圧信号
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ
SW3 スイッチ
Claims (3)
- 第1の方向に長辺を有し、前記第1の方向と交わる第2の方向に短辺を有し、前記第1の方向に湾曲させることが可能な、可撓性を有する二次電池であって、
正極と、前記正極と電気的に接続された正極リードと、負極と、前記負極と電気的に接続された負極リードと、セパレータと、前記正極、前記負極および前記セパレータを覆う外装体と、を有し、
前記正極リードは、前記二次電池の長辺の一方に設けられ、
前記負極リードは、前記二次電池の長辺の他方に設けられ、
前記正極リードと前記負極リードを結ぶ直線は、前記第1の方向と交わり且つ前記第2の方向と交わる二次電池。 - 第1の方向に長辺を有し、前記第1の方向と交わる第2の方向に短辺を有し、前記第1の方向に湾曲させることが可能な、可撓性を有する二次電池であって、
正極と、前記正極と電気的に接続された正極リードと、負極と、前記負極と電気的に接続された負極リードと、セパレータと、前記正極、前記負極および前記セパレータを覆う外装体と、を有し、
前記正極リードは、前記二次電池の長辺の一方に設けられ、
前記負極リードは、前記二次電池の長辺の他方に設けられ、
前記正極リードと前記負極リードを結ぶ直線は、前記第1の方向と交わり且つ前記第2の方向と交わり、
前記第1の方向に湾曲させた際に、前記正極及び前記負極の端部がそろう二次電池。 - 請求項1または請求項2において、
前記第1の方向の長辺の長さが、前記第2の方向の短辺の長さの2倍以上である、細長い形状の二次電池。
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