JP2020167634A - 送信装置、受信装置、及び伝送システム - Google Patents

送信装置、受信装置、及び伝送システム Download PDF

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Abstract

【課題】送信装置が発振回路を搭載することなく、受信装置と同一のクロックで動作し、低いエラーレートを実現する、送信装置、受信装置、及び伝送システムを提供する。【解決手段】第1の受信回路と、第1の送信回路と、を備える送信装置において、前記第1の受信回路が、受信装置からクロックを受信し、前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データの同期を取り、当該保持データを前記受信装置に送信する、送信装置を提供する。【選択図】図1

Description

本技術は、送信装置、受信装置、及び伝送システムに関する。
従来から、画像データを送信する伝送システムが知られている。伝送システムは、画像データを送信する送信装置と、送信された画像データを受信する受信装置とを有している。
送信装置と受信装置のそれぞれは、PLL(Phase Locked Loop)を搭載しており、搭載するPLLによってそれぞれの内部回路を駆動し、画像データの送受信を行っている。
ここで、従来の高速シリアルインターフェースでは、ソースシンクロナスのシステムの場合、データとクロックとを同じ方向に送信していた。また、クロックエンベデッドの場合は、データにクロックを重畳して送信していた。
近年、転送データの大容量化に伴い、伝送システムでは、信号処理LSI(Large Scale Integrated Circuit)に画像データを送信するインターフェースの転送速度の高速化に、様々な取り組みがなされている(例えば、特許文献1参照)。
特許5761551号公報
従来の高速シリアルインターフェースでは、送信装置側に発振回路を搭載し、水晶発振器やPLL等から参照クロックが供給されていた。しかしながら、送信装置側の発振回路は、配置するための一定の面積を要するため、送信装置の大型化を招いていた。
また、送信装置と受信装置とでは、異なるクロックで動作しているため、ランダムジッタの成分が大きくなり、エラーレートが高くなることが考えられた。
本技術は、このような状況に鑑みてなされたものであり、送信装置が発振回路を搭載することなく、受信装置と同一のクロックで動作し、低いエラーレートを実現する、送信装置、受信装置、及び伝送システムを提供することを主目的とする。
本発明者は、上述の目的を解決するために鋭意研究を行った結果、送信装置が発振回路を搭載することなく、受信装置と同一のクロックで動作し、低いエラーレートを実現することに成功し、本技術を完成するに至った。
即ち、本技術では、まず、第1の受信回路と、
第1の送信回路と、を備える送信装置において、
前記第1の受信回路が、受信装置からクロックを受信し、
前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データの同期を取り、当該保持データを前記受信装置に送信する、送信装置を提供する。
本技術に係る送信装置において、内部回路を備え、
前記受信されたクロックの動作周波数を変更しないで、前記第1の送信回路又は前記内部回路の少なくともいずれか一方を駆動してもよい。
本技術に係る送信装置において、前記第1の送信回路が、
第1の変換部と、
訂正符号化計算部と、
分割部と、
送信部と、を備えるとともに、
前記送信部が、複数の送信処理部を有し、
前記第1の変換部が、前記保持データを、所定のシンボルを構成する単位に変換して、前記単位毎に出力し、
前記訂正符号化計算部が、複数の前記単位毎のデータに、誤り訂正符号を計算し、
前記分割部が、前記複数の単位毎のデータに前記誤り訂正符号を付した符号語を、符号化データに分割し、分割された当該符号化データが、所定の数ずつであって、当該複数の前記符号化データが、複数の伝送路のそれぞれにおいて同一のデータ量となるように割り当てて、
前記複数の送信処理部のそれぞれが、割り当てられた前記同一のデータ量のデータをパケット化して、前記パケット化されたデータを、前記受信されたクロックを用いて、割り当てられた前記複数の伝送路を介して、前記受信装置に送信してもよい。
本技術に係る送信装置において、信号処理部を備え、
前記信号処理部が、前記受信されたクロックを用いて、前記保持データに加算処理を行い、
前記第1の変換部が、前記加算処理されたデータを、前記所定のシンボルを構成する単位に変換してもよい。
本技術に係る送信装置において、前記保持データが、画像データであるか、又は、撮像部を備え、前記保持データが、前記撮像部によって撮像された撮像画像であってもよい。
本技術に係る送信装置において、前記第1の受信回路が、単相クロックもしくは差動クロック、又は、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された、単相信号もしくは差動信号のいずれかの信号を受信してもよい。
本技術に係る送信装置において、フィルタを備え、
前記フィルタが、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された信号から、当該受信装置が送信したクロックを分離してもよい。
本技術に係る送信装置において、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された信号、又は、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳されていてもよい。
本技術に係る送信装置において、第1の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第1の送信パターンキャンセルフィルタが、第1のミキサーを有し、
前記第1のミキサーが、前記保持データの差動信号と、外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該保持データの波形を打ち消して、前記受信装置が送信するクロック及び前記外部データを分離してもよい。
本技術に係る送信装置において、第1の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第1の送信パターンキャンセルフィルタが、
第1の逆パターン生成部と、
第1のミキサーと、を有し、
前記第1の逆パターン生成部が、前記保持データの波形の逆の波形となる第1の逆パターンを生成し、
前記第1のミキサーが、生成された前記第1の逆パターンの波形を、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号に混合し、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号から、当該保持データの波形を打ち消して、前記受信装置が送信するクロック及び前記外部データを分離してもよい。
本技術に係る送信装置において、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳されており、当該外部データ、当該クロック、及び当該保持データの少なくともいずれか1つが差動化されていてもよい。
本技術に係る送信装置において、単相クロックを受信するとともに、
外部装置が送信する外部データと前記保持データと重畳されていてもよい。
また、本技術では、第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備える受信装置において、
前記第2の送信回路が、送信装置にクロックを送信し、
前記第2の受信回路が、前記送信装置が保持する保持データを受信する、受信装置を提供する。
本技術に係る受信装置において、前記第2の送信回路が、単相クロック又は差動クロックを送信してもよい。
本技術に係る受信装置において、第2の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第2の送信パターンキャンセルフィルタが、第2のミキサーを有し、
前記第2のミキサーが、外部データの波形の差動信号及び前記受信装置が送信するクロックの差動信号と、外部装置が送信する前記外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該外部データの波形及び当該受信装置が送信するクロックの波形を打ち消して、前記保持データを分離してもよい。
本技術に係る受信装置において、第2の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第2の送信パターンキャンセルフィルタが、
第2の逆パターン生成部と、
第2のミキサーと、を有し、
前記第2の逆パターン生成部が、外部データの波形の逆の波形となる第2の逆パターン及び前記受信装置が送信するクロックの波形の逆の波形となる第3の逆パターンを生成し、
前記第2のミキサーが、前記第2の逆パターンの波形及び前記第3の逆パターンの波形を、外部装置が送信する前記外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号に混合し、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号から、当該外部データの波形及び当該受信装置が送信するクロックの波形を打ち消して、前記保持データを分離してもよい。
本技術に係る受信装置において、前記第2の受信回路が、
受信部と、
結合部と、
誤り訂正部と、
第2の変換部と、を備え、
前記受信部が、複数の受信処理部を有し、
前記第2の送信回路が、前記送信装置に前記クロックを送信し、
前記複数の受信処理部のそれぞれが、前記送信装置から送信されたパケット化されたデータを、伝送路ごとに対応して受信し、
前記結合部が、複数の前記受信したパケット化されたデータを、符号化データに基づいて符号語を生成し、
前記誤り訂正部が、前記符号語に含まれる前記誤り訂正符号に基づいて、情報語の誤り訂正を行い、
前記第2の変換部が、誤り訂正後の前記情報語を、シンボルのデータとして出力してもよい。
また、本技術では、送信装置と、受信装置とを含む伝送システムにおいて、
前記送信装置が、第1の受信回路と、第1の送信回路と、を備え、
前記受信装置が、第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備え、
前記第2の送信回路が、前記送信装置にクロックを送信し、
前記第1の受信回路が、前記受信装置から前記クロックを受信し、
前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データを前記受信装置に送信し、
前記第2の受信回路が、前記保持データを受信する、伝送システムを提供する。
本技術に係る伝送システムにおいて、前記第1の送信回路が、第1の変換部と、訂正符号化計算部と、分割部と、送信部と、を備え、
前記送信部が、複数の送信処理部を有し、
前記第2の受信回路が、受信部と、結合部と、誤り訂正部と、第2の変換部と、を備え、
前記受信部が、複数の受信処理部を有し、
前記第2の送信回路が、前記送信装置にクロックを送信し、前記第1の受信回路が、前記受信装置から前記クロックを受信すると、
前記第1の変換部が、前記保持データを、所定のシンボルを構成する単位に変換して、前記単位毎に出力し、
前記訂正符号化計算部が、複数の前記単位毎のデータに、誤り訂正符号を計算し、
前記分割部が、前記複数の単位毎のデータに前記誤り訂正符号を付した符号語を、符号化データに分割し、分割された当該符号化データが、所定の数ずつであって、当該複数の前記符号化データが、複数の伝送路のそれぞれにおいて同一のデータ量となるように前記複数の伝送路のそれぞれに割り当てて、
前記複数の送信処理部のそれぞれが、割り当てられた前記同一のデータ量のデータをパケット化して、前記パケット化されたデータを、前記受信したクロックを用いて、割り当てられた前記複数の伝送路を介して、前記受信装置に送信し、
前記複数の受信処理部のそれぞれが、前記送信装置から送信されたパケット化されたデータを、前記複数の伝送路ごとに対応して受信し、
前記結合部が、複数の前記受信したパケット化されたデータを、符号化データに基づいて符号語を生成し、
前記誤り訂正部が、前記符号語に含まれる前記誤り訂正符号に基づいて、前記情報語の誤り訂正を行い、
前記第2の変換部が、誤り訂正後の前記情報語を、シンボルのデータとして出力してもよい。
本技術によれば、送信装置が発振回路を搭載することなく、受信装置と同一のクロックで動作し、低いエラーレートを実現する、送信装置、受信装置、及び伝送システムを提供することができる。なお、本技術の効果は、必ずしも上記の効果に限定されるものではなく、本技術に記載されたいずれかの効果であってもよい。
本技術に係る第1の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第2の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第3の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第4の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第4の実施形態の伝送システムのタイミングチャートを示した図である。 本技術に係る第5の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第5の実施形態の伝送システムのタイミングチャートを示した図である。 本技術に係る第6の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第6の実施形態の伝送システムのタイミングチャートを示した図である。 本技術に係る第7の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第8の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第9の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第10の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第11の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第12の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第13の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第14の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第15の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第15の実施形態の伝送システムにおける、第1の送信回路(TX_T)と、第2の受信回路(RX_R)の詳細を示すブロック図である。 保持データ(送信データ)の並び替えの例を示す図である。 誤り訂正符号化の例を示す図である。 保持データ(送信データ)の伝送路分割の例を示す図である。 保持データ(送信データ)の伝送路分割の他の例を示す図である。 伝送フレームのフレーム構成を示す図である。 保持データ(送信データ)の伝送路結合の例を示す図である。 誤り訂正復号の例を示す図である。 送信装置(CIS)の送信処理について説明するフローチャートである。 受信装置(受信LSI)の受信処理について説明するフローチャートである。 伝送システムの構成の変形例を示す図である。 本技術に係る第16の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第17の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 外部装置が送信する外部データと、受信装置の第2の送信回路の差動クロックとを重畳させて、重畳後のデータを生成していることを示す説明図である。 本技術に係る第18の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 外部装置が送信する外部データに、受信装置の第2の送信回路が送信するクロックを重畳させて、重畳後のデータを生成していることを示す説明図である。 本技術に係る第19の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 外部装置が送信する外部データ(SDA)と、受信装置の第2の送信回路が送信するクロックと、外部データとクロックとが重畳させた重畳後の信号を示す説明図である。 本技術に係る第20の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第21の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第22の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第23の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第24の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 本技術に係る第25の実施形態の伝送システムの一例である伝送システムを示したブロック図である。 既存の伝送システムのブロック図である。
以下、本技術を実施するための好適な形態について図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本技術の代表的な実施形態の一例を示したものであり、これにより本技術の範囲が狭く解釈されることはない。
なお、説明は以下の順序で行う。
1.本技術の概要
2.第1の実施形態(伝送システムの例1)
3.第2の実施形態(伝送システムの例2)
4.第3の実施形態(伝送システムの例3)
5.第4の実施形態(伝送システムの例4)
6.第5の実施形態(伝送システムの例5)
7.第6の実施形態(伝送システムの例6)
8.第7の実施形態(伝送システムの例7)
9.第8の実施形態(伝送システムの例8)
10.第9の実施形態(伝送システムの例9)
11.第10の実施形態(伝送システムの例10)
12.第11の実施形態(伝送システムの例11)
13.第12の実施形態(伝送システムの例12)
14.第13の実施形態(伝送システムの例13)
15.第14の実施形態(伝送システムの例14)
16.第15の実施形態(伝送システムの例15)
17.第16の実施形態(伝送システムの例16)
18.第17の実施形態(伝送システムの例17)
19.第18の実施形態(伝送システムの例18)
20.第19の実施形態(伝送システムの例19)
21.第20の実施形態(伝送システムの例20)
22.第21の実施形態(伝送システムの例21)
23.第22の実施形態(伝送システムの例22)
24.第23の実施形態(伝送システムの例23)
25.第24の実施形態(伝送システムの例24)
26.第25の実施形態(伝送システムの例25)
<1.本技術の概要>
まず、本技術の概要について説明する。本技術は、伝送システムにおける送信装置の構成に関するものである。本技術によれば、送信装置が発振回路を搭載しないため、送信装置の更なる小型化、低電力化、低ノイズ化、低エラーレートが可能となる。
また、PLL(Phase Locked Loop)そのものが搭載されないことにより、PLL設計のための評価リソース、及びIP(Intellectual Property)を購入するためのIPコストが不要になる。
ここで、既存の伝送システムについて説明する。図43に、既存の伝送システムのブロック図を示す。図43は、既存の伝送システムのブロック図である。
図43に示すように、伝送システム300pは、CIS(Complementary Metal Oxide Semiconductor Image Sensor)100pと、受信LSI(Large Scale Integration)200pと、外部装置(I2C TX71)と、クロック源72と、クロック源75とを備えて構成されている。
CIS100pは、外部装置(I2C TX71)と接続されている。外部装置(I2C TX71)は、CIS100pにSDA(シリアルデータ)とSCL(シリアルクロックライン)とを送信する高速インターフェース規格に沿った送信装置(マスタ)である。CIS100pは、外部装置(I2C TX71)から外部データ(SDA)とSCLとをI2C RCV13で受信する。また、CIS100pは、クロック源75と接続されている。CIS100pは、クロック源75から参照クロックrefCLK_Tを受信し、図示しない内部回路を駆動する。CIS100pは、PLL(Phase Locked Loop)76を有し、PLL76においてクロック源75から受信した参照クロックrefCLK_Tを用いて、第1の送信回路(TX_T)42から受信LSI200pに、保持データ(DATA、DATAB)を送信する。
受信LSI200pは、クロック源72と接続されている。受信LSI200pは、クロック源72から参照クロックrefCLK_Rを受信し、内部回路を駆動する。受信LSI200pは、PLL_R81を有し、PLL81においてクロック源72から受信した参照クロックrefCLK_Rを用いて、CIS100pから送信された保持データ(DATA、DATAB)を、第2の受信回路(RX_R)84において受信する。
なお、外部装置(I2C TX71)は、外部装置を構成しているが、受信LSI200pに搭載されてもよい。この場合、CIS100pは、受信LSI200pに搭載されたI2C TX71から、外部データ(SDA)とSCLとを受信する。
ここで、第2の受信回路(RX_R)84は、例えば、PLL_R81から供給されるクロックと同期を取る回路として、遅延回路やキャリブレーション付き遅延回路、又はクロックアンドデータリカバリ回路を含むことができる。なお、CIS100pの第1の送信回路(TX_T)42において特殊な変調が加えれた場合は、第2の受信回路(RX_R)84は、専用のデコード回路を備え、変調を復調する。
従来は、このような構成により、伝送システム300pが構成されていた。即ち、CIS100pと受信LSI200pのそれぞれは、互いに別のクロック(参照クロックrefCLK_T、参照クロックrefCLK_R)で動作していたため、ランダムジッタの成分が大きくなり、エラーを生じることがあった。また、CIS100pと受信LSI200pは、互いに別のクロック(参照クロックCLK_T、参照クロックCLK_R)で動作していたため、送信される保持データ(DATA,DATAB)の品質が高くなかった。
そこで、本技術では、CIS100pは、発振回路を搭載せず、受信LSI200pからクロックを取得する構成を採用することにより、伝送システム300p内で送受信する動作周波数が一致し、受信LSI200pが受信する保持データ(DATA、DATAB)の品質を著しく向上させることができる。また、例えば、送受信のPLLの中心周波数の差を吸収するためのエラスティックバッファや周波数変動調整用のパターンの挿抜が不要となる。
更に、CIS100pがPLL76を搭載しないことにより、PLL76を制御する論理回路も削減することができる。同時に、CIS100pがPLL76を搭載しないことにより、軽量化に加え、水晶発振素子が不要になり、CIS100pだけでなくCIS100pを搭載する基板自体の軽量化を図ることができる。これにより、例えば、手ぶれ補正でCIS100pが搭載された基板をフローティングさせ、デジタル1眼レフカメラに高い手ぶれノイズ耐性を与えることができる。
また、CIS100pが水晶発振素子の削減により、低コスト化も実現することができる。
<2.第1の実施形態(伝送システムの例1)>
本技術に係る第1の実施形態の伝送システムは、送信装置と、受信装置とを備えて構成されている。送信装置は、第1の受信回路と、第1の送信回路と、を備える送信装置において、第1の受信回路が、受信装置からクロックを受信し、第1の送信回路が、受信されたクロックを用いて、第1の送信回路が保持する保持データの同期を取り、当該保持データを受信装置に送信する、送信装置である。受信装置は、第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備える受信装置において、第2の送信回路が、送信装置にクロックを送信し、第2の受信回路が、送信装置が保持する保持データを受信する、受信装置である。
本技術に係る第1の実施形態の伝送システムによれば、送信装置が発振回路を搭載しないため、送信装置の小型化、低電力化、低ノイズ化、低エラーレートが可能となる。
図1に、本技術に係る第1の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1を示す。図1は、本技術を適用した伝送システム1の構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図1中の上方向を意味し、「下」とは、図1中の下方向を意味するものとする。また、図43に示した伝送システム300pと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図1に示す伝送システム1は、送信装置(CIS)11と、受信装置(受信LSI)12と、外部装置(I2C TX71)と、クロック源72とを備えて構成されている。送信装置(CIS)11と、受信装置(受信LSI)12は、例えば、それぞれ異なるLSI(Large Scale Integrated Circuit)により実現され、デジタルカメラ、携帯電話機、パーソナルコンピュータなどの情報を処理する装置内に設けられる。また、外部装置(I2C TX71)は、受信装置(受信側ブロック)12内に設けられていてもよい。この場合の構成については、図2を用いて説明する。
次に、送信装置(CIS)11の構成について説明する。送信装置(CIS)11は、I2C RCV13と、第1の受信回路(クロック受信回路)41と、第1の送信回路(TX_T)42とを備えて構成されている。
I2C RCV13は、外部装置(I2C TX71)から送信された外部データ(SDA)とSCLとを受信する。
第1の受信回路(クロック受信回路)41は、受信装置(受信LSI)12からクロックを受信する。
第1の送信回路(TX_T)42は、後述する送信部(図18)を有し、送信部が、受信されたクロックを用いて、送信装置(CIS)11又は第1の送信回路(TX_T)42が保持するデータ(保持データ)を受信装置(受信LSI)12に送信する。
なお、送信装置(CIS)11又は第1の送信回路(TX_T)42が保持するデータ(保持データ)は、例えば、画像データである。また、送信装置(CIS)11は、撮像部を備え、保持データが、撮像部によって撮像された撮像画像であってもよい。
次に、受信装置(LSI)12の構成について説明する。受信装置(受信LSI)12は、PLL_R81、第2の送信回路(クロック送信回路)82、及び第2の受信回路(RX_R)84を備えて構成されている。
PLL_R81は、クロック源72からクロックを受信する。PLL_R81は、受信したクロックを、第2の送信回路(クロック送信回路)82と、第2の受信回路(RX_R)84に供給する。
第2の送信回路(クロック送信回路)82は、送信装置(CIS)11の第1の受信回路(クロック受信回路)41にクロック(CLK、CLKB)を送信する。
第2の受信回路(RX_R)84は、送信装置(CIS)11の第1の送信回路(TX_T)42から、送信装置(CIS)11又は第1の送信回路(TX_T)42が保持するデータ(保持データ)を受信する。
このような構成により、伝送システム1では、受信装置(受信LSI)12から送信装置(CIS)11にクロック(CLK、CLKB)を送信する。送信装置(CIS)11は、第1の受信回路(クロック受信回路)41において、受信装置(受信LSI)12から送信されたクロック(CLK、CLKB)を受信し、第1の送信回路(TX_T)42が、受信されたクロック(CLK、CLKB)を用いて、送信装置(CIS)11又は第1の送信回路(TX_T)42が保持する保持データ(DATA、DATAB)を受信装置(受信LSI)12に送信する。
これにより、送信装置(CIS)11は、受信したクロックの動作周波数を変更しないで、第1の送信回路(TX_T)42を駆動することができる。
以上説明したように、本技術に係る第1の実施形態の伝送システム1は、送信装置(CIS)11が、発振回路を搭載することなく、受信装置(受信LSI)12と同一のクロックで動作し、低いエラーレートを実現することができるので、PLL設計のための設計評価リソースやIP(Intellectual Property)を購入するためのIPコストを削減することができる。
また、受信装置(受信LSI)12の第2の受信回路(RX_R)84は、遅延回路、キャリブレーション付き遅延回路、クロックアンドデータリカバリ回路等を含んで構成することができ、第2の受信回路(RX_R)84で受信したデータの位相を揃えることもできる。
なお、受信装置(受信LSI)12の第2の送信回路(クロック送信回路)82は、図1では、差動クロック(CLK、CLKB)を送信するようになっていたが、送信するクロックは、単相クロックでも適用することができる。なお、単相クロックについては、図3を用いて説明する。
<3.第2の実施形態(伝送システムの例2)>
図2に、本技術に係る第2の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1aを示す。図2は、本技術を適用した伝送システム1aの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図2中の上方向を意味し、「下」とは、図2中の下方向を意味するものとする。また、図1に示した伝送システム1と共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図2に示す本技術に係る第2の実施形態の伝送システム1aは、図1に示した本技術に係る第1の実施形態の伝送システム1の送信装置(CIS)11が、内部回路を示す画素及び処理回路110を更に備え、受信装置(受信LSI)12が、画像データ処理回路120と、外部装置(I2C TX71)とを更に備えるようになっている。
この場合、送信装置(CIS)11aは、第1の受信回路(クロック受信回路)41において受信されたクロック(CLK、CLKB)の動作周波数を変更しないで、第1の送信回路(TX_T)42、又は、画素及び処理回路110の少なくともいずれか一方を駆動することができる。
受信装置(受信LSI)12aは、外部装置(I2CTX71)を有しているため、受信装置(受信LSI)12aが、送信装置(CIS)11aに、外部データ(SDA)とSCLとを送信することができる。送信装置(CIS)11aは、画素及び処理回路110を有しており、第1の受信回路(クロック受信回路)41で受信したクロックにより画素を処理することができる。また、受信装置(受信LSI)12aは、画像データ処理部120を有しており、送信装置(CIS)11aから送信された保持データを、画像データ処理部120で処理することができる。
これにより、送信装置(CIS)11aと受信装置(受信LSI)12aのそれぞれは、同一の動作周波数で動作し、画素及び処理回路110、又は画像データ処理回路120で処理することができるので、ランダムジッタの成分が大きくならず、エラーレートを低くすることができる。
<4.第3の実施形態(伝送システムの例3)>
図3に、本技術に係る第3の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1bを示す。図3は、本技術を適用した伝送システム1bの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図3中の上方向を意味し、「下」とは、図3中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1、1aと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図3に示すように、本技術に係る第3の実施形態の伝送システム1bは、受信装置(受信LSI)12bの第2の送信回路(クロック送信回路)82aが、単相クロック(CLK)を送信し、送信装置(CIS)11bの第1の受信回路(クロック受信回路)41aが、その単相クロック(CLK)を受信する。また、送信装置(CIS)11bは、第1の送信回路(TX_T)42aが保持データ(DATA)を受信装置(受信LSI)12bに送信し、受信装置(受信LSI)12bの第2の受信回路(RX_R)84aが、その保持データ(DATA)を受信する。
このように、本技術に係る第3の実施形態の伝送システム1bは、単相クロック(CLK)を送受信することができるとともに、保持データ(DATA)を受信装置(受信LSI)12bに送信することができる。
なお、この場合、送信装置(CIS)11と受信装置(受信LSI)12との間での電位差がジッタを生じさせることがある。そのため、例えば、送信装置(送信側ブロック)11bと受信装置(受信側ブロック)12bのグランドを共通化したり、低抵抗化を図ったり、送信装置(送信側ブロック)11bと受信装置(受信側ブロック)12bの交流同士をAC結合する。また、送信装置(送信側ブロック)11bと受信装置(受信側ブロック)12bのグランドの値が異なることがあるため、AC結合を行う。又は、送信装置(送信側ブロック)11bと受信装置(受信側ブロック)12bとの閾値が異なることも想定されるため、AC結合を行う。
AC結合した場合、信号の正負のバランスが取れないと、信号が“H”か“L”のどちらかに偏ることがある。これを回避するためには、8B10Bやマンチェスタ符号化を行うことが望ましい。
また、送信装置(CIS)11bは、単相クロックもしくは差動クロックだけでなく、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データと受信装置(受信LSI)12bが送信するクロックとが重畳された、単相信号もしくは差動信号のいずれかの信号を受信してもよい。
<5.第4の実施形態(伝送システムの例4)>
図4に、本技術に係る第4の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1cを示す。図4は、本技術を適用した伝送システム1cの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図4中の上方向を意味し、「下」とは、図4中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1bと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図5に、本技術に係る第4の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1cのタイミングチャートを示す。図5は、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と、受信装置(受信側ブロック)12cの第2の送信回路(TX_R)82のクロック(CLK、CLKB)と、外部データ(SDA)とクロック(CLK、CLKB)とを重畳させた重畳後の信号AAAを示す説明図である。
図4に示すように、本技術に係る第4の実施形態の伝送システム1cは、送信装置(CIS)11cにフィルタ44を更に備えている。本技術に係る第4の実施形態の伝送システム1cは、第2の送信回路(クロック送信回路)82が送信するクロック(CLK、CLKB)と外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)とを差動のコモンレベルで震動させている。第4の実施形態では、受信装置(受信LSI)12cの外部でコモンレベルに外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳させることができるので、受信装置(受信LSI)12cに特別な仕組みが不要となる。
これにより、送信装置(CIS)11cは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12bが送信するクロック(CLK、CLKB)とが重畳された差動信号を受信することができる。
送信装置(CIS)11cは、フィルタ44を備え、フィルタ44が、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12cが送信するクロック(CLK、CLKB)とが重畳された信号AAAから、当該受信装置(受信LSI)12cが送信したクロック(CLK、CLKB)を分離する。また、フィルタ44は、その分離したクロック(CLK、CLKB)を第1の受信回路(クロック受信回路)41bに送信し、外部データ(SDA)をI2CRCV13に送信する。
なお、クロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳させる期間をブランキング期間に実施することにより、重畳された信号AAAの品質に影響を与えない。そのため、クロック(CLK、CLKB)に外部データ(SDA)を重畳する場合は、送信装置(CIS)11cが保持データ(DATA、DATAB)を送信するブランキング期間を使用することが望ましい。
また、第4の実施形態の伝送システム1cでは、クロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳させたが、これに限定されるものではなく、例えば、参照クロックrefCLK_Rと外部装置(I2C TX71)のSCLを一体化させてもよい。この場合、受信装置(受信LSI)12cは、受信装置(受信LSI)12c内部で外部装置(I2C TX71)のSCLを生成することができ、クロック源72の水晶発振子を基準にすることができるため、送受信のクロックのジッタ差を低減させることができる。
なお、図4では、受信装置(受信LSI)12cの外側に、クロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳する回路が配置されているが、受信装置(受信LSI)12cが備えるようにしてもよい。
<6.第5の実施形態(伝送システムの例5)>
図6に、本技術に係る第5の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1dを示す。図6は、本技術を適用した伝送システム1dの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図6中の上方向を意味し、「下」とは、図6中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1cと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図7に、本技術に係る第5の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1dのタイミングチャートを示す。図7は、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と、受信装置(受信側ブロック)12dの第2の送信回路(TX_R)82aのクロック(CLK)と、外部データ(SDA)とクロック(CLK)とを重畳させた重畳後の信号BBBを示す説明図である。
図6に示すように、本技術に係る第5の実施形態の伝送システム1dは、フィルタ44aを備えている。本技術に係る第5の実施形態の伝送システム1dは、クロック(CLK)に、外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)をワイヤードORすることにより重畳させている。これにより、送信装置(CIS)11dは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12dが送信するクロック(CLK)とが重畳された、単相信号を受信する。
このように、送信装置(CIS)11dは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12dが送信するクロックとが重畳された信号を受信することができる。
また、送信装置(CIS)11dは、フィルタ44aを備え、フィルタ44aが、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12dが送信するクロック(CLK)とが重畳された信号から、当該受信装置(受信LSI)12dが送信したクロック(CLK)を分離する。また、フィルタ44aは、その分離したクロック(CLK)を第1の受信回路(クロック受信回路)41bに送信し、外部データ(SDA)をI2CRCV13に送信する。
送信装置(CIS)11dは、第1の送信回路(TX_T)42aを備え、第1の送信回路(TX_T)42aは、保持データ(DATA)を受信装置(受信LSI)12dに送信する。受信装置(受信LSI)12dは、第2の受信回路(RX_R)84aにおいて、送信装置(CIS)11dの第1の送信回路(TX_T)42aから送信された保持データ(DATA)を受信する。
<7.第6の実施形態(伝送システムの例6)>
図8に、本技術に係る第6の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1eを示す。図8は、本技術を適用した伝送システム1eの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図8中の上方向を意味し、「下」とは、図8中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1dと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図9に、本技術に係る第6の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1eのタイミングチャートを示す。図9は、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と、受信装置(受信側ブロック)12eの第2の送信回路(TX_R)82bが送信するクロック(CLK)と、送信装置(CIS)11dの第1の送信回路(TX_T)42aが送信する保持データ(DATA)と、外部データ(SDA)とクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳させた重畳後の信号CCCを示す説明図である。
図8に示すように、本技術に係る第6の実施形態の伝送システム1eは、送信装置(CIS)11eに第1の送信パターンキャンセルフィルタ47と、受信装置(受信LSI)12eに第2の送信パターンキャンセルフィルタ87を更に備えている。本技術に係る第6の実施形態の伝送システム1eは、第5の実施形態の伝送システム1dにおいて、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)に受信装置(受信LSI)12dの第2の送信回路(TX_R)82bが送信するクロック(CLK)が重畳された信号に、更に、送信装置(CIS)11dの第1の送信回路(TX_T)42aが送信する保持データ(DATA)も重畳するようになっている。
送信装置(CIS)11eは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)と送信装置(CIS)11eが受信装置(受信LSI)12eに送信する保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCを受信する。
この場合、送信装置(CIS)11eは、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47を備え、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47が、第1の逆パターン生成部45と、 第1のミキサー46と、フィルタ44eとを有している。第1の逆パターン生成部45は、保持データ(DATA)の波形の逆の波形となる第1の逆パターンを生成する。第1のミキサー46は、生成された第1の逆パターンを、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCに混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCから、当該保持データ(DATA)の波形を打ち消して、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離する。このように、第1のミキサー46は、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離することができる。
フィルタ44eは、クロック(CLK)及び外部データ(SDA)が重畳された信号から、クロック(CLK)と外部データ(SDA)とに分離する。第1の送信パターンキャンセルフィルタ47は、フィルタ44eによって分離された外部データ(SDA)をI2CRCV13に送信し、クロック(CLK)を第1の受信回路(クロック受信回路)41bに送信する。なお、フィルタ44eは、例えば、周波数フィルタや電圧検知フィルタなどにより構成される。例えば、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なる場合、フィルタ44eを周波数フィルタで構成することができる。この場合、フィルタ44eは、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なるため、周波数帯に応じてクロック(CLK)と外部データ(SDA)とに分離することができる。
また、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が同一の場合は、フィルタ44eは、周波数フィルタの代わりに、電圧検知フィルタで構成されていてもよい。この場合、フィルタ44eは、電圧検知フィルタによって検知される電圧値によって、外部データ(SDA)をクロック(CLK)から分離することができる。
なお、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47は、保持データ(DATA)の差動信号を取得することができる場合は、第1のミキサー46が、保持データ(DATA)の差動信号と、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号とを混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号から、当該保持データ(DATA)の波形を打ち消して、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離してもよい。この場合、第1の逆パターン生成部45が無くても、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47は、クロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離する処理を、一体化して実現することができる。
また、受信装置(受信LSI)12eは、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87を備え、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87が、第2の逆パターン生成部85と、第2のミキサー86と、を有している。第2の逆パターン生成部85は、外部データ(SDA)の波形の逆の波形となる第2の逆パターン及び受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)の波形の逆の波形となる第3の逆パターンを生成する。第2のミキサー86は、生成された、第2の逆パターンの波形及び第3の逆パターンの波形を、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCに混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12eが送信するクロックと保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCから、当該外部データ(SDA)の波形及び当該受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)の波形を打ち消して、保持データ(DATA)を分離する。このように、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、保持データ(DATA)を分離することができる。
なお、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、外部データ(SDA)の波形の差動信号及び受信装置(受信LSI)12が送信するクロックの差動信号を取得することができる場合は、外部データ(SDA)の波形の差動信号及び受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)の差動信号と、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号とを混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号から、当該外部データ(SDA)の波形及び当該受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)の波形を打ち消して、保持データ(DATA)を分離してもよい。この場合、第2の逆パターン生成部85が無くても、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、保持データ(DATA)を分離する処理を、一体化して実現することができる。
なお、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なる場合、周波数フィルタを含んで構成されていてもよい。第2の送信パターンキャンセルフィルタ87が、例えば、周波数フィルタを含んで構成されていた場合、第2の逆パターン生成部85において、外部データ(SDA)の波形の逆の波形となる第2の逆パターンを生成しなくても、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なるため、周波数帯に応じてクロック(CLK)と外部データ(SDA)とに分離することができる。
また、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が同一の場合は、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、周波数フィルタの代わりに、電圧検知フィルタを含んで構成されていてもよい。この場合、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、電圧検知フィルタによって検知される電圧値によって、外部データ(SDA)をクロック(CLK)から分離することができる。
そして、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、第2のミキサー86によって分離された保持データ(DATA)を第2の受信回路(RX_R)84aに送信する。
なお、本技術に係る第6の実施形態は、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12が送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳されていたが、当該外部データ(SDA)、当該クロック(CLK)、及び当該保持データ(DATA、DATAB)の少なくともいずれか1つが差動化されていてもよい。
例えば、保持データ(DATA、DATAB)とクロック(CLK、CLKB)のそれぞれが、差動化された実施形態を第7の実施形態に示し、保持データ(DATA、DATAB)が差動化された実施形態を第8の実施形態に示し、外部データ(SDA、SDAB)、クロック(CLK、CLKB)、及び保持データ(DATA、DATAB)が差動化された実施形態を第9の実施形態に示す。
<8.第7の実施形態(伝送システムの例7)>
図10に、本技術に係る第7の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1fを示す。図10は、本技術を適用した伝送システム1fの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図10中の上方向を意味し、「下」とは、図10中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1eと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図10に示すように、本技術に係る第7の実施形態の伝送システム1fは、第6の実施形態の伝送システム1eと同様に、外部データ(SDA)、クロック(CLK)、及び保持データ(DATA、DATAB)が重畳されている。
第7の実施形態の伝送システム1fが、第6の実施形態の伝送システム1eと異なる点は、外部データ(SDA)が単相化されており、外部データ(SDA)がクロック(CLK、CLKB)にコモンモードによる変調がかけられている。また、クロック(CLK、CLKB)と保持データ(DATA、DATAB)とがワイヤードORで変調されるとともに、差動化されている。
<9.第8の実施形態(伝送システムの例8)>
図11に、本技術に係る第8の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1gを示す。図11は、本技術を適用した伝送システム1gの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図11中の上方向を意味し、「下」とは、図11中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1fと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図11に示すように、本技術に係る第8の実施形態の伝送システム1gは、第7の実施形態の伝送システム1fと同様に、外部データ(SDA)、クロック(CLK)、及び保持データ(DATA、DATAB)が重畳されている。
第8の実施形態の伝送システム1gが、第7の実施形態の伝送システム1fと異なる点は、外部データ(SDA)とクロック(CLK)が単相化されており、保持データ(DATA、DATAB)が差動化されている点である。この場合、外部データ(SDA)とクロック(CLK)は、ワイヤードORで変調がかけられ、その変調のかけられた信号に保持データ(DATA、DATAB)をコモンモードによる変調をかける構成になっている。
<10.第9の実施形態(伝送システムの例9)>
図12に、本技術に係る第9の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1hを示す。図12は、本技術を適用した伝送システム1hの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図11中の上方向を意味し、「下」とは、図12中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1gと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図12に示すように、本技術に係る第9の実施形態の伝送システム1hは、外部データ(SDA、SDAB)、クロック(CLK、CLKB)、及び保持データ(DATA、DATAB)が重畳されている。
第9の実施形態の伝送システム1hが、第7の実施形態の伝送システム1fと異なる点は、外部データ(SDA、SDAB)、クロック(CLK、CLKB)、及び保持データ(DATA、DATAB)が、全て差動化されている点である。この場合、外部データ(SDA)、クロック(CLK)、及び保持データ(DATA)がワイヤードORで変調がかけられるとともに、外部データ(SDAB)、クロック(CLKB)、及び保持データ(DATAB)がワイヤードORで変調がかけられている。
<11.第10の実施形態(伝送システムの例10)>
図13に、本技術に係る第10の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1iを示す。図13は、本技術を適用した伝送システム1iの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図13中の上方向を意味し、「下」とは、図13中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1hと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図13に示すように、本技術に係る第10の実施形態の伝送システム1iは、外部データ(SDA)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳されており、外部データ(SDA)は、単相信号である。また、受信装置(受信LSI)12gが送信するクロック(CLK、CLKB)と保持データ(DATA、DATAB)は、差動信号を構成している。なお、外部データ(SDA)は、保持データ(DATA、DATAB)にコモンモードの変調をかける構成になっている。
フィルタ44bは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳された信号から、外部データ(SDA)を分離する。
<12.第11の実施形態(伝送システムの例11)>
図14に、本技術に係る第11の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1jを示す。図14は、本技術を適用した伝送システム1jの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図14中の上方向を意味し、「下」とは、図14中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1iと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図14に示すように、本技術に係る第11の実施形態の伝送システム1jは、外部装置(I2C TX71a)が送信する外部データ(SDA、SDAB)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳されている。また、外部データ(SDA、SDAB)と受信装置(受信LSI)12gが送信するクロック(CLK、CLKB)と保持データ(DATA、DATAB)のそれぞれは、差動信号を構成している。外部データ(SDA、SDAB)は、保持データ(DATA、DATAB)にワイヤードORで変調をかける構成になっている。
フィルタ44bは、外部装置(I2CTX71a)が送信する外部データ(SDA、SDAB)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳された信号から、外部データ(SDA、SDAB)を分離する。
<13.第12の実施形態(伝送システムの例12)>
図15に、本技術に係る第12の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1kを示す。図15は、本技術を適用した伝送システム1kの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図15中の上方向を意味し、「下」とは、図15中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1jと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図15に示すように、本技術に係る第12の実施形態の伝送システム1kは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と保持データ(DATA)とが重畳されている。外部データ(SDA)と保持データ(DATA)のそれぞれは、単相信号である。この場合、外部データ(SDA)は、保持データ(DATA)にワイヤードORで変調をかける構成になっている。なお、受信装置(受信LSI)12hは、第2の送信回路(クロック送信回路)82aが送信するクロック(CLK)が、単相クロックで構成されているが、差動クロックを構成してもよい。
フィルタ44cは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と保持データ(DATA)とが重畳された信号から、外部データ(SDA)を分離する。
<14.第13の実施形態(伝送システムの例13)>
図16に、本技術に係る第13の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1lを示す。図16は、本技術を適用した伝送システム1lの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図16中の上方向を意味し、「下」とは、図16中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1kと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図16に示すように、本技術に係る第13の実施形態の伝送システム1lは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳されている。外部データ(SDA)は、受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)にワイヤードORで変調をかける。その変調がかけられた信号は、保持データ(DATA)がワイヤードORで変調がかけられる構成になっている。なお、受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)は、差動クロックであってもよい。
フィルタ44dは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)とが重畳された信号から、当該外部データ(SDA)を分離する。フィルタ44dは、その分離した外部データ(SDA)を、I2CRCV13に送信する。
送信装置(CIS)11iは、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47bを備え、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47bが、第1の逆パターン生成部45bと、第1のミキサー46bと、を有している。第1の逆パターン生成部45bは、保持データ(DATA)の波形の逆の波形となる第1の逆パターンを生成する。第1のミキサー46bは、生成された第1の逆パターンを、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号に混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号から、当該保持データ(DATA)の波形を打ち消して、受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離する。このように、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47bは、受信装置(受信LSI)12hが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離することができる。
なお、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47bは、保持データ(DATA)の差動信号を取得することができる場合は、第1のミキサー46bが、保持データ(DATA)の差動信号と、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12iが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号とを混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号から、当該保持データ(DATA)の波形を打ち消して、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離してもよい。この場合、第1の逆パターン生成部45bが無くても、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47bは、クロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離する処理を、一体化して実現することができる。
<15.第14の実施形態(伝送システムの例14)>
図17に、本技術に係る第14の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1mを示す。図17は、本技術を適用した伝送システム1mの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図17中の上方向を意味し、「下」とは、図17中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1lと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図17に示すように、本技術に係る第14の実施形態の伝送システム1mは、信号を重畳する箇所(又は回路)又は分岐して配線する箇所(又は回路)を、送信装置(CIS)11j又は受信装置(受信LSI)12iに取り込むようになっている。
第14の実施形態の伝送システム1mが、第13の実施形態の伝送システム1lと異なる点は、受信装置(受信LSI)12iが、外部データ(SDA)とクロック(CLK)と保持データ(DATA)を重畳し、送信装置(CIS)11jが、外部データ(SDA)とクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号を、分岐する点である。
このように、第14の実施形態の伝送システム1mは、信号を重畳する箇所(又は回路)、又は分岐して配線する箇所(又は回路)を、送信装置(CIS)11jや受信装置(受信LSI)12iに設けることができる。
<16.第15の実施形態(伝送システムの例15)>
本技術に係る第1の実施形態の伝送システムは、送信装置と、受信装置とを備えて構成されている。受信装置は、第2の送信回路と、第2の受信回路とを備え、第2の送信回路が、送信装置にクロックを送信し、第2の受信回路が、送信装置が保持する保持データを受信する。送信装置は、第1の受信回路と、第1の送信回路と、を備え、第1の受信回路が、受信装置からクロックを受信し、第1の送信回路が、受信されたクロックを用いて、第1の送信回路が保持するデータを受信装置に送信する。
本技術に係る第15の実施形態の伝送システムによれば、送信装置が発振回路を搭載しないため、送信装置のさらなる小型化、低電力化、低ノイズ化、低エラーレートが可能となる。
図18に、本技術に係る第15の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1nを示す。図18は、本技術を適用した伝送システムの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図18中の上方向を意味し、「下」とは、図18中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1mと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図18に示す伝送システム1nは、送信装置(CIS)11kと、受信装置(受信LSI)12kと、外部装置(I2C TX71)と、クロック源72とを備えて構成されている。送信装置(CIS)11kと、受信装置(受信LSI)12kは、例えば、それぞれ異なるLSIにより実現され、デジタルカメラ、携帯電話機、パーソナルコンピュータなどの情報を処理する同じ装置内に設けられる。
図18の例においては、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kは、伝送路C1乃至C4の4本の伝送路を介して接続されている。伝送路C1乃至C4は有線の伝送路であってもよいし、また、無線の伝送路であってもよい。また、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kの間の伝送路の数を5以上の所定の数にすることも可能である。
送信装置(CIS)11kの構成について説明する。送信装置(CIS)11kは、I2C RCV13、第1の受信回路(クロック受信回路)41、信号処理部21、及び第1の送信回路(TX_T)42を備えている。
I2C RCV13は、外部装置(I2C TX71)から送信された外部データ(SDA)、SCL(シリアルクロックライン)を受信する。
第1の受信回路(RX_T)41は、受信装置(受信LSI)12kの第2の送信回路(クロック送信回路)82からクロック(CLK、CLKB)を受信する。なお、クロック(CLK、CLKB)は、差動クロックに限定されるものではなく、単相クロックであってもよい。
信号処理部21は、各種の信号処理を行い、信号処理を行うことによって得られた画像データ、テキストデータ、又はオーディオデータなどの送信対象のデータである送信データ(保持データ)を、第1の送信回路(TX_T)42に出力する。なお、送信データは、送信装置(CIS)11kに撮像部を備え、撮像部によって撮像された撮像画像であってもよい。また、送信データには、第1の送信回路(TX_T)42によって保持される保持データ(DATA)が含まれる。
第1の送信回路(TX_T)42は、送信部25(図19に示す複数の送信処理部25−1乃至25−4)を有し、送信部25(図19に示す複数の送信処理部25−1乃至25−4のそれぞれ)が、受信されたクロックを用いて、送信装置(CIS)11kが保持する保持データ(送信データ)を受信装置(受信LSI)12kに送信する。
また、第1の送信回路(TX_T)42は、第1の変換部としての並べ替え処理部22、訂正符号化計算部としてのECC処理部23、分割部24、及び送信部25から構成される。なお、並べ替え処理部22、ECC処理部23、分割部24、及び送信部25については、図19を用いて詳述する。
受信装置(受信LSI)12kの構成について説明する。受信装置(受信LSI)12kは、PLL_R81、第2の送信回路(TX_R)82、第2の受信回路(RX_R)84、及び信号処理部55を備えている。
PLL_R81は、クロック源72から参照クロックrefCLK_Rを受信する。PLL_R81は、受信した参照クロックrefCLK_Rを第2の送信回路(クロック送信回路)82と、第2の受信回路(RX_R)84に供給する。
第2の受信回路(RX_R)84は、遅延回路、キャリブレーション付き遅延回路、クロックアンドデータリカバリ回路等を含んで構成することができ、第2の受信回路(RX_R)84で受信したデータの位相を揃えることもできる。
第2の受信回路(RX_R)84は、受信部51(図19に示す複数の受信処理部51−1乃至51−4)を有し、受信部51(図19に示す複数の受信処理部51−1乃至51−4のそれぞれ)が、送信装置(送信側ブロック)11kから送信された保持データ(DATA、DATAB)を、伝送路(伝送路C1乃至C4)ごとに対応して受信する。
また、第2の受信回路(RX_R)84は、受信部51、結合部52、誤り訂正部としてのECC処理部53、及び、第2の変換部としての並び替え処理部54から構成される。なお、受信部51、結合部52、ECC処理部53、及び並び替え処理部54については、図19を用いて詳述する。
信号処理部55は、第2の受信回路(RX_R)84から送信された保持データ(DATA、DATAB)を用いて各種の処理を行う。例えば、保持データ(DATA、DATAB)が画像を構成する画素データである場合、信号処理部55においては、画素データに基づいて1フレームの画像が生成され、画像データの圧縮、画像の表示、記録媒体に対する画像データの記録などの各種の処理が行われる。
このような構成により、伝送システム1nは、受信装置(受信LSI)12kから送信装置(CIS)11kにクロック(CLK、CLKB)を送信する。送信装置(CIS)11kは、第1の受信回路(クロック受信回路)41において、受信装置(受信LSI)12kからのクロック(CLK、CLKB)を受信し、送信装置(CIS)11kの第1の送信回路(TX_T)42が、受信されたクロックを用いて、送信装置(送信側ブロック)11が保持する保持データを受信装置(受信側ブロック)12に送信する。
この場合、送信装置(CIS)11kは、受信したクロックの動作周波数を変更しないで、第1の送信回路(TX_T)42又は内部回路(例えば、信号処理部21等)の少なくともいずれか一方を駆動することができる。
以上説明したように、本技術に係る第15の実施形態の伝送システム1nは、送信装置(CIS)11kが、発振回路を搭載することなく、受信装置(受信LSI)12kと同一のクロックで動作し、低いエラーレートを実現することができるので、PLL設計のための設計評価リソースやIPを購入するためのIPコストを削減することができる。
第2の送信回路(クロック送信回路)82は、差動クロック(CLK、CLKB)を送信するようになっていたが、送信するクロックは、差動クロック(CLK、CLKB)に限定されるものではなく、単相クロックでも適用することができる。
なお、単相クロックを適用した場合、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kとの間での電位差がジッタを生じさせることがある。このため、例えば、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kのグランドを共通化したり、低抵抗化を図ったり、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kの交流同士をAC結合する。また、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kのグランドの値が異なることがあるため、AC結合を行う。又は、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kとの閾値が異なることも想定されるため、AC結合を行う。
この場合、信号の正負のバランスが取れないときには、信号が“H”か“L”のどちらかに偏ることがある。これを回避するためには、8B10Bやマンチェスタ符号化を行うことが望ましい。
次に、図19に、本技術に係る第15の実施形態の伝送システム1nにおける、第1の送信回路(TX_T)42と、第2の受信回路(RX_R)84の詳細を示す。図19は、本技術に係る第15の実施形態の伝送システム1nにおける、第1の送信回路(TX_T)42と、第2の受信回路(RX_R)84の詳細を示すブロック図である。
なお、特に断りがない限り、「上」とは、図19中の上方向を意味し、「下」とは、図19中の下方向を意味するものとする。また、図18に示した伝送システム1nと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図19を用いて、第1の送信回路(TX_T)42の構成について説明する。第1の送信回路(TX_T)42は、並べ替え処理部22、ECC処理部23、分割部24、及び送信処理部25−1乃至25−4を備えて構成されている。
送信処理部25−1は、フレーム化部31−1、変調部32−1、DAC33−1、及び送信アンプ34−1から構成され、送信処理部25−2は、フレーム化部31−2、変調部32−2、DAC33−2、及び送信アンプ34−2から構成される。送信処理部25−3は、フレーム化部31−3、変調部32−3、DAC33−3、及び送信アンプ34−3から構成され、送信処理部25−4は、フレーム化部31−4、変調部32−4、DAC33−4、及び送信アンプ34−4から構成される。
このように、送信装置(CIS)11kには、伝送路に近い構成を下位の構成とすると、ECC処理部23より下位の位置に分割部24が設けられる。また、分割部24より下位の位置に、伝送路C1乃至C4に対応して、フレーム化部(31−1〜31−4)、変調部(32−1〜32−4)、DAC(33−1〜33−4)、及び送信アンプ(34−1〜34−4)を有する送信処理部25(25−1〜25−4)が設けられる。
なお、送信装置(CIS)11kは、外部の回路から並べ替え処理部22にデータを入力されるようにすることも可能である。例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などの外部の撮像素子により撮像された画像を構成する画素データが、1画素のデータずつ順に送信データとして入力されるようにしてもよい。
並べ替え処理部22は、信号処理部21から供給された保持データ(送信データ)を取得し、取得した保持データ(送信データ)の並び替えを行う。例えば、保持データ(送信データ)が12ビットなどの所定の数のビットで1シンボルを構成するデータである場合、並べ替え処理部22においては、データの並び替えが行われることによって8ビット単位のデータに変換される。例えば、信号処理部21が、受信されたクロックを用いて、保持データ(送信データ)に加算処理を行い、並べ替え処理部22が、加算処理されたデータを、所定のシンボルを構成する単位に変換する。
図20は、保持データ(送信データ)の並び替えの例を示す図である。
図20の左側に示す縦長の4つのブロックは、それぞれ12ビットのデータであるシンボルS1乃至S4を表す。各ブロックの縦方向の長さが12ビットを表す。
例えば、シンボルS1乃至S4が保持データ(送信データ)として入力された場合、並べ替え処理部22においては、入力された順に8ビットずつ集められ、矢印の先に示すような8ビット単位のデータであるシンボルs1乃至s6に並び替えられる。
シンボルs1は、シンボルS1の1ビット目から8ビット目までの8ビットにより構成される。シンボルs2は、シンボルS1の9ビット目から12ビット目までの4ビットと、シンボルS2の1ビット目から4ビット目までの4ビットとの8ビットにより構成される。シンボルs3は、シンボルS2の5ビット目から12ビット目までの8ビットにより構成される。シンボルs4は、シンボルS3の1ビット目から8ビット目までの8ビットにより構成される。シンボルs5は、シンボルS3の9ビット目から12ビット目までの4ビットと、シンボルS4の1ビット目から4ビット目までの4ビットとの8ビットにより構成される。シンボルs6は、シンボルS4の5ビット目から12ビット目までの8ビットにより構成される。
保持データ(送信データ)を構成する各シンボルが12ビット以外のビット数で表されることもある。並べ替え処理部22においては、保持データ(送信データ)の各シンボルがどのようなビット数で表される場合であっても後段の処理部において同じ処理で伝送フレームを生成できるように、保持データ(送信データ)を8ビット単位のデータに区切り直す処理が行われる。並べ替え処理部22は、並び替えを行うことによって得られた8ビット単位の送信データをECC処理部23に出力する。
ECC(Error Correcting Code)処理部23は、並べ替え処理部22から供給された8ビット単位の保持データ(送信データ)に基づいて、保持データ(送信データ)の誤り訂正に用いられる誤り訂正符号を計算する。また、ECC処理部23は、計算により求めた誤り訂正符号であるパリティを送信データに付加することによって誤り訂正符号化を行う。誤り訂正符号として例えばReed Solomon符号が用いられる。
図21は、ECC処理部23による誤り訂正符号化の例を示す図である。
ECC処理部23は、所定の数の8ビット単位の送信データを情報語として生成多項式に適用し、パリティの計算を行う。例えば、ECC処理部23により求められるパリティも8ビット単位のデータとされる。ECC処理部23は、白抜き矢印の先に示すように、計算により求めたパリティを情報語に付加し、符号語を生成する。ECC処理部23は、生成した符号語のデータである符号化データを8ビット単位で分割部24に出力する。
分割部24は、ECC処理部23から供給された8ビット単位の符号化データを、先頭のデータから順に伝送路C1乃至C4の各伝送路に割り当てることによって伝送路分割を行う。分割部24は、ある符号化データを伝送路C4に割り当てたとき、それ以降の符号化データを伝送路C1以降の各伝送路に順に割り当てるようにして伝送路分割を行う。
図22は、伝送路分割の例を示す図である。
数字を付して示す各ブロックは8ビット単位の送信データまたはパリティを表す。ブロック1乃至3、ブロック4乃至6、ブロック7乃至9、ブロック10乃至12のそれぞれの24ビットのデータから1符号語が構成され、ブロック1乃至12の符号化データが順に供給された場合について説明する。
この場合、分割部24は、同じ符号語を構成する符号化データが同じ伝送路を使って伝送されないように、ECC処理部23から供給された符号化データを供給された順に伝送路C1乃至C4に割り当てる。図22の例においては、符号語1を構成するブロック1,2,3の符号化データがそれぞれ伝送路C1,C2,C3に割り当てられ、符号語2を構成するブロック4,5,6の符号化データが伝送路C4,C1,C2に割り当てられている。符号語3を構成するブロック7,8,9の符号化データがそれぞれ伝送路C3,C4,C1に割り当てられ、符号語4を構成するブロック10,11,12の符号化データが伝送路C2,C3,C4に割り当てられている。
伝送路C1に割り当てられたブロック1,5,9の符号化データは、その順番でフレーム化部31−1に供給され、伝送路C2に割り当てられたブロック2,6,10の符号化データは、その順番でフレーム化部31−2に供給される。伝送路C3に割り当てられたブロック3,7,11の符号化データは、その順番でフレーム化部31−3に供給され、伝送路C4に割り当てられたブロック4,8,12の符号化データは、その順番でフレーム化部31−4に供給される。
図23は、伝送路分割の他の例を示す図である。
図23を参照して、図22において説明したブロック1乃至12を伝送路C1乃至C5の5つの伝送路に割り当てる場合について説明する。図23に示す伝送路分割は、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kが5本の伝送路で接続される場合に行われる。
この場合も同様に、分割部24は、同じ符号語を構成する符号化データが同じ伝送路を使って伝送されないように、ECC処理部23から供給された符号化データを供給された順に伝送路C1乃至C5に割り当てる。図23の例においては、符号語1を構成するブロック1,2,3の符号化データがそれぞれ伝送路C1,C2,C3に割り当てられ、符号語2を構成するブロック4,5,6の符号化データが伝送路C4,C5,C1に割り当てられている。符号語3を構成するブロック7,8,9の符号化データがそれぞれ伝送路C2,C3,C4に割り当てられ、符号語4を構成するブロック10,11,12の符号化データが伝送路C5,C1,C2に割り当てられている。
分割部24は、全ての符号化データを各伝送路に割り当てた後、各伝送路に割り当てられる符号化データのデータ量が同じ量になるように、符号化データの割り当て量の少ない伝送路に対してパディングデータを割り当てる。パディングデータも8ビットのデータであり、“00000000”などの所定の値を有する。
図23の例においては、割り当てられた符号化データのデータ量の少ない伝送路である伝送路C3,C4,C5に対してパディングデータが1つずつ割り当てられている。図23において斜線を付して示すブロックはパディングデータを表す。
伝送路C1に割り当てられたブロック1,6,11の符号化データは、その順番でフレーム化部31−1に供給され、伝送路C2に割り当てられたブロック2,7,12の符号化データは、その順番でフレーム化部31−2に供給される。伝送路C3に割り当てられたブロック3,8、および、ブロック8の符号化データに続けて伝送路C3に割り当てられたパディングデータP1は、その順番でフレーム化部31−3に供給される。伝送路C4に割り当てられたブロック4,9、および、ブロック9の符号化データに続けて伝送路C4に割り当てられたパディングデータP2は、その順番でフレーム化部31−4に供給される。伝送路C5に割り当てられたブロック5,10、および、ブロック10の符号化データに続けて伝送路C5に割り当てられたパディングデータP3は、その順番で、伝送路C5を介して送信されるデータの処理を行う図示せぬ送信処理部に供給される。
このように、各伝送路に割り当てられる符号化データのデータ量が異なる場合、分割部24によりパディングデータが割り当てられる。割り当てられるパディングデータ全体の数(バイト数)は、符号化データの数を伝送路の数で割った余りを、伝送路の数から引いて得られた数になる。各伝送路に割り当てられるデータのサイズが同じサイズになることによって、送信処理部25−1乃至25−4において並列に行われる処理の同期を取ることが可能になる。
送信処理部25−1のフレーム化部31−1は、分割部24から供給された符号化データをペイロードに格納し、送信データに関する情報を含むヘッダとフッタを付加することによってパケットを生成する。伝送路C1にパディングデータが割り当てられている場合、フレーム化部31−1においては、符号化データと同様にパディングデータもパケットのペイロードに格納される。
また、フレーム化部31−1は、パケットの先頭にパケットデータの開始位置を表す開始コードを付加し、パケットの末尾にパケットデータの終了位置を表す終了コードを付加することによって伝送フレームを生成する。
図24は、伝送フレームのフレーム構成を示す図である。
図24に示すように、符号化データが格納されたペイロードにヘッダとフッタが付加されることによって1パケットが構成される。また、パケットに開始コードと終了コードが付加されることによって伝送フレームが構成される。
フレーム化部31−1は、図24に示されるようなフレーム構成を有する伝送フレームのデータであるフレームデータを先頭のデータから順に変調部32−1に出力する。
変調部32−1は、フレーム化部31−1から供給されたフレームデータを所定の方式で変調し、変調後のフレームデータをDAC33−1に出力する。
DAC(Digital Analog Converter)33−1は、変調部32−1から供給されたフレームデータに対してD/A変換を施し、D/A変換を施すことによって得られたアナログ信号を送信アンプ34−1に出力する。
送信アンプ34−1は、DAC33−1から供給された信号の信号電圧を調整し、調整後の信号を、伝送路C1を介して受信側ブロック12に送信する。
送信処理部25−2乃至25−4においても、送信処理部25−1の各部において行われる処理と同様の処理が行われる。すなわち、送信処理部25−2においては、伝送路C2に割り当てられた符号化データを対象としてフレーム化、変調、D/A変換が施され、フレームデータを表す信号が伝送路C2を介して送信される。また、送信処理部25−3においては、伝送路C3に割り当てられた符号化データを対象としてフレーム化、変調、D/A変換が施され、フレームデータを表す信号が伝送路C3を介して送信される。送信処理部25−4においては、伝送路C4に割り当てられた符号化データを対象としてフレーム化、変調、D/A変換が施され、フレームデータを表す信号が伝送路C4を介して送信される。
次に、第2の受信回路(RX_R)84の構成について説明する。第2の受信回路(RX_R)84は、受信処理部51−1乃至51−4、結合部52、ECC処理部53、及び並べ替え処理部54から構成される。
受信処理部51−1(図19)は、受信アンプ61−1、クロック再生部62−1、ADC(Analog Digital Converter)63−1、復調部64−1、およびフレーム同期部65−1から構成される。受信処理部51−2は、受信アンプ61−2、クロック再生部62−2、ADC63−2、復調部64−2、およびフレーム同期部65−2から構成される。受信処理部51−3は、受信アンプ61−3、クロック再生部62−3、ADC63−3、復調部64−3、及びフレーム同期部65−3から構成される。受信処理部51−4は、受信アンプ61−4、クロック再生部62−4、ADC63−4、復調部64−4、およびフレーム同期部65−4から構成される。
送信装置(CIS)11kの送信アンプ34−1から送信された信号は、受信アンプ61−1に入力され、送信アンプ34−2から送信された信号は、受信アンプ61−2に入力される。送信アンプ34−3から送信された信号は、受信アンプ61−3に入力され、送信アンプ34−4から送信された信号は受信アンプ61−4に入力される。
このように、受信装置(受信LSI)12kには、伝送路に近い構成を下位の構成とすると、ECC処理部53より下位の位置に結合部52が設けられる。また、結合部52より下位の位置に、伝送路C1乃至C4に対応して、受信アンプ(61−1〜61−4)、クロック再生部(62−1〜62−4)、ADC(63−1〜63−4)、復調部(64−1〜64−4)、及びフレーム同期部(65−1〜65−4)を有する受信処理部51(51−1〜51−4)が設けられる。
受信処理部51−1の受信アンプ61−1は、送信装置(CIS)11kから送信されてきた信号を受信し、信号電圧を調整して出力する。受信アンプ61−1から出力された信号は、クロック再生部62−1とADC63−1に入力される。
クロック再生部62−1は、入力信号のエッジを検出することによってビット同期をとり、エッジの検出周期に基づいてクロック信号を再生する。クロック再生部62−1は、再生したクロック信号をADC63−1に出力する。
ADC63−1は、クロック再生部62−1により再生されたクロック信号に従って入力信号のサンプリングを行い、サンプリングによって得られたフレームデータを復調部64−1に出力する。
復調部64−1は、送信側ブロック11の変調部32−1における変調方式に対応する方式でフレームデータの復調を行い、復調後のフレームデータをフレーム同期部65−1に出力する。
フレーム同期部65−1は、復調部64−1から供給されたフレームデータから開始コードと終了コードを検出し、フレーム同期をとる。フレーム同期部65−1は、開始コードから終了コードまでのデータをパケットデータとして検出し、ペイロードに格納されている符号化データを結合部52に出力する。
受信処理部51−2乃至51−4においても、受信処理部51−1の各部において行われる処理と同様の処理が行われる。すなわち、受信処理部51−2においては、伝送路C2を介して送信されてきた信号のサンプリング、サンプリングにより得られたフレームデータの復調、およびフレーム同期処理が行われ、符号化データが結合部52に出力される。受信処理部51−3においては、伝送路C3を介して送信されてきた信号のサンプリング、サンプリングにより得られたフレームデータの復調、およびフレーム同期処理が行われ、符号化データが結合部52に出力される。受信処理部51−4においては、伝送路C4を介して送信されてきた信号のサンプリング、サンプリングにより得られたフレームデータの復調、およびフレーム同期処理が行われ、符号化データが結合部52に出力される。
結合部52は、受信処理部51−1乃至51−4から供給された符号化データを、送信装置(CIS)11kの分割部24による各伝送路への割り当て順と逆順で並び替えることによって伝送路結合(統合)を行う。
図25は、保持データ(送信データ)の伝送路結合の例を示す図である。
ブロック1乃至12の符号化データの伝送路分割が、図22において説明したように、行われているものとする。この場合、結合部52においては、伝送路分割時の各伝送路への割り当て順と逆順で符号化データが並び替えられ、図25の白抜き矢印の先に示すような、ECC処理部23からの出力順と同じ並びの符号化データが生成される。結合部52は、並び替えを行うことによって生成した各符号語を構成するブロック1乃至12の符号化データを順にECC処理部53に出力する。
符号化データに続けてパディングデータが受信処理部51−1乃至51−4から供給された場合、結合部52はパディングデータを除去し、符号化データのみを出力する。
ECC処理部53は、結合部52から供給された符号化データに含まれるパリティに基づいて誤り訂正演算を行うことによって送信データの誤りを検出し、検出した誤りの訂正を行う。
図26は、ECC処理部53による誤り訂正復号の例を示す図である。
例えば、図26の上段に示す符号語のデータが符号化データとして、送信装置(CIS)11kから送信され、白抜き矢印#11の先に示すようなデータが受信された場合について説明する。図26の受信データ中のビットE1,E2は、誤りのあるビットを表す。
この場合、ECC処理部53においては、パリティに基づく誤り訂正演算が行われることによってビットE1,E2が検出され、白抜き矢印#12の先に示すように訂正される。ECC処理部53は、各符号語を対象として誤り訂正復号を行い、誤り訂正後の送信データを並べ替え処理部54に出力する。
並べ替え処理部54は、ECC処理部53から供給された8ビット単位の送信データを、送信装置(CIS)11kの並べ替え処理部22による並び替えの順番と逆順で並び替える。すなわち、並べ替え処理部54においては、図20を参照して説明した処理と逆の処理が行われることによって、8ビット単位の送信データが、12ビットなどの所定のビット数単位の送信データに変換される。並べ替え処理部54は、並び替えを行うことによって得られた送信データを信号処理部55に出力する。
信号処理部55は、並べ替え処理部54から供給された送信データを用いて各種の処理を行う。例えば、送信データが画像を構成する画素データである場合、信号処理部55においては、画素データに基づいて1フレームの画像が生成され、画像データの圧縮、画像の表示、記録媒体に対する画像データの記録などの各種の処理が行われる。
次に、送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kの一連の処理について説明する。まず、図27のフローチャートを参照して、送信装置(CIS)11kの送信処理について説明する。
ステップS1において、信号処理部21は信号処理を行い、信号処理を行うことによって得られた保持データ(送信データ)を出力する。
ステップS2において、並べ替え処理部22は、信号処理部21から供給された保持データ(送信データ)を取得し、図20を参照して説明したようにしてデータの並び替えを行う。
ステップS3において、ECC処理部23は、並び替えによって得られた8ビット単位の送信データに基づいてパリティを計算し、送信データに付加することによって誤り訂正符号化を行う。
ステップS4において、分割部24は、誤り訂正符号化によって得られた符号化データの伝送路分割を行う。ステップS5乃至S8の処理は、送信処理部25−1乃至25−4において並行して行われる。
すなわち、ステップS5において、フレーム化部31−1乃至31−4は、それぞれ、誤り訂正符号化によって得られた符号化データをペイロードに格納し、ヘッダとフッタを付加することによってパケットを生成する。また、フレーム化部31−1乃至31−4は、パケットの先頭に開始コードを付加し、末尾に終了コードを付加することによってフレーム化を行う。
ステップS6において、変調部32−1乃至32−4は、それぞれ、フレーム化によって得られた伝送フレームを構成するフレームデータを対象として変調処理を行う。
ステップS7において、DAC33−1乃至33−4は、それぞれ、変調処理を行うことによって得られたフレームデータにD/A変換を施す。
ステップS8において、送信アンプ34−1乃至34−4は、それぞれ、D/A変換によって得られた信号を受信装置(受信LSI)12kに送信する。ステップS2乃至S8の処理は、信号処理部21から出力された全ての保持データ(送信データ)を対象として繰り返し行われ、全ての保持データ(送信データ)を対象とした処理が終わったとき、終了される。
次に、図28のフローチャートを参照して、受信装置(受信LSI)12kの受信処理について説明する。
ステップS11乃至S15の処理は、受信処理部51−1乃至51−4において並行して行われる。すなわち、ステップS11において、受信アンプ61−1乃至61−4は、それぞれ、送信装置(CIS)11kから送信されてきた保持データ(送信データ)を受信し、信号電圧を調整する。
ステップS12において、クロック再生部62−1乃至62−4は、それぞれ、受信アンプ61−1乃至61−4から供給された信号のエッジを検出し、クロック信号を再生する。
ステップS13において、ADC63−1乃至63−4は、クロック再生部62−1乃至62−4により再生されたクロック信号に従ってサンプリングを行う。
ステップS14において、復調部64−1乃至64−4は、サンプリングにより得られたフレームデータを対象として復調処理を行う。
ステップS15において、フレーム同期部65−1乃至65−4は、復調部64−1乃至64−4から供給されたフレームデータから開始コードと終了コードを検出することによってフレーム同期をとる。フレーム同期部65−1乃至65−4は、ペイロードに格納されている符号化データを結合部52に出力する。
ステップS16において、結合部52は、フレーム同期部65−1乃至65−4から供給された符号化データを、伝送路分割時の各伝送路への割り当て順と逆順で並び替えることによって伝送路結合を行う。
ステップS17において、ECC処理部53は、符号化データにより構成される符号語に含まれるパリティに基づいて誤り訂正復号を行い、保持データ(送信データ)の誤りを訂正する。
ステップS18において、並べ替え処理部54は、誤り訂正後の送信データの並び替えを行い、保持データ(送信データ)kにおいて信号処理部21から出力されたデータと同じ所定のビット数単位の信号を生成する。ステップS11乃至S18の処理は、送信装置(CIS)11kから送信された信号を対象とした処理が終了するまで繰り返し行われる。
送信装置(CIS)11kから送信されてきた保持データ(送信データ)を対象とした処理が終了したとき、ステップS19において、信号処理部55は、並べ替え処理部54から供給された保持データ(送信データ)に基づいて信号処理を行う。信号処理部55は、信号処理が終了したとき、処理を終了する。
以上のように、伝送システム1nにおいては、伝送路上において生じた保持データ(送信データ)の誤りが、送信データに付加されている誤り訂正符号を用いて訂正される。これにより、保持データ(送信データ)の誤りが生じた場合に保持データ(送信データ)の再送を送信装置(CIS)11kに対して要求する必要がないため、エラー対策を確保しつつ、データ伝送のリアルタイム性を確保することができる。また、再送要求用の伝送路を設ける必要がないため、回路構成の簡易化、コストの削減を図ることができる。回路構成を簡易なものにすることができることによって消費電力を削減することもできる。
さらに、符号化データを分割し、分割後の処理を並列に行った上で、複数の伝送路を用いて符号化データを並列に伝送することによって高速なデータ伝送が可能になる。
また、伝送路分割/結合をECC処理部23、53より下位の位置で行うことによって、ECC処理部23、53を送信装置(CIS)11kと受信装置(受信LSI)12kのそれぞれに1つずつ設ければ済み、回路規模を削減することが可能になる。
例えば、誤り訂正符号化を行うECC処理部23より上位で伝送路分割を行うとした場合、伝送路数と同じ数のECC処理部23を用意する必要があり、送信装置(CIS)11kの回路規模が大きくなってしまうが、そのようなことを防ぐことが可能になる。また、誤り訂正復号を行うECC処理部53より上位で伝送路結合を行うとした場合、伝送路数と同じ数のECC処理部53を用意する必要があり、受信装置(受信LSI)12kの回路規模が大きくなってしまうがそのようなことを防ぐことが可能になる。
誤り訂正符号化を伝送路分割後に行う送信装置(CIS)11lの構成と、誤り訂正復号を伝送路結合前に行う受信装置(受信LSI)12lの構成を図29に示す。図29の送信装置(CIS)11lには、分割部24より下位の位置に、伝送路数と同じ数のECC処理部であるECC処理部23−1乃至23−4が設けられている。また、受信装置(受信LSI)12lには、結合部52より下位の位置に、伝送路数と同じ数のECC処理部であるECCC処理部53−1乃至53−4が設けられている。
また、伝送路分割前に誤り訂正符号化を行い、同じ符号語を構成する符号化データを異なる伝送路で伝送することによって、伝送路で生じたバースト誤り(連続誤り)を復号後の符号語中に分散させることができ、誤り訂正能力を向上させることが可能になる。
例えば、図25の左側に示すように伝送路C2において2バイトのバースト誤りが生じた場合を考える。伝送路C2において続けて伝送されたブロック6の符号化データとブロック10の符号化データは誤りのあるデータである。図25に示すブロックのうち、斜線を付しているブロックは誤りが生じた符号化データのブロックを表し、斜線を付していないブロックは誤りが生じていない符号化データのブロックを表す。
この場合、白抜き矢印の先に示すように、伝送路結合後の符号化データにおいては、伝送路C2を介して伝送されたブロック6の符号化データとブロック10の符号化データが異なる符号語中に分散することになる。一般に、誤り訂正符号ではバースト誤りに弱いものが多い。例えばReed Solomon符号では1符号語あたりに訂正できる誤り数が決まっているため、1符号語に集中するバースト誤りを符号語間で分散させることができれば、誤り訂正能力を高めることができることになる。
<17.第16の実施形態(伝送システムの例16)>
本技術に係る第16の実施形態の伝送システムは、第15の実施形態の伝送システムにおいて、第1の受信回路が単相クロックを受信する、伝送システムである。この場合、受信装置が、送信装置に単相クロックを送信することにより、送信装置の第1の受信回路は、単相クロックを受信するようになっている。
本技術に係る第16の実施形態の伝送システムによれば、受信装置が単相クロックを送信することにより、送信装置は、その受信された単相クロックにより駆動することができる。
図30に、本技術に係る第16の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1pを示す。図30は、本技術を適用した伝送システムの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図30中の上方向を意味し、「下」とは、図30中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1oと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図30に示す伝送システム1pが、図18に示す伝送システム1nと異なる点は、受信装置(受信LSI)12mの第2の送信回路(クロック送信回路)82aが、送信装置(CIS)11mに単相クロック送信している点である。これにより、送信装置(CIS)11mの第1の受信回路(クロック受信回路)41aは、単相クロックを受信することができる。また、送信装置(CIS)11mは、第1の送信回路(TX_T)42aから、受信装置(受信LSI)12mの第2の受信回路(RX_R)84aに、保持データ(DATA)を送信する。
なお、本技術に係る第16の実施形態の伝送システム1pは、図3に示した本技術に係る第3の実施形態の伝送システム1bに、第1の送信回路(TX_T)42aと、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84aと、信号処理部55を付加したものである。
以上説明したように、本技術に係る第16の実施形態の伝送システム1pによれば、受信装置(受信LSI)12mが送信装置(CIS)11mに単相クロックを送信することにより、送信装置(CIS)11mの第1の受信回路(クロック受信回路)41aは、単相クロックを受信する。また、送信装置(CIS)11mの第1の送信回路(TX_T)42aは、保持データ(DATA)を単相で送信する。この場合、実施形態の伝送システム1pは、送信装置(CIS)11mと受信装置(受信LSI)12mとの間で、AC結合をしてもよく、また、8B10Bやマンチェスタ符号化を行うようにしてもよい。
<18.第17の実施形態(伝送システムの例17)>
図31に、本技術に係る第17の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1qを示す。図31は、本技術を適用した伝送システム1qの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図31中の上方向を意味し、「下」とは、図31中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1qと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図32に、本技術に係る第17の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1qのタイミングチャートを示す。図32は、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と、受信装置(受信LSI)12nの第2の送信回路(クロック送信回路)82の差動クロック(CLK、CLKB)と、外部データ(SDA)とクロック(CLK、CLKB)とを重畳させた重畳後の信号AAAを示す説明図である。
本技術に係る第17の実施形態の伝送システム1qは、図4に示した本技術に係る第4の実施形態の伝送システム1cに、第1の送信回路(TX_T)42と、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84と、信号処理部55を付加したものである。
図31に示す伝送システム1qが、図18に示す伝送システム1nと異なる点は、第2の送信回路(クロック送信回路)82が送信するクロック(CLK、CLKB)と外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)とを差動のコモンレベルで震動させている点である。第17の実施形態では、受信装置(受信LSI)12nの外部でクロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳させているので、受信装置(受信LSI)12nに特別な仕組みが不要となる。
これにより、送信装置(CIS)11nは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12nが送信するクロック(CLK、CLKB)とが重畳された、差動信号を受信することができる。
送信装置(CIS)11nは、フィルタ44を備え、フィルタ44が、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12nが送信するクロック(CLK、CLKB)とが重畳された信号AAAから、当該受信装置(受信LSI)12nが送信したクロック(CLK、CLKB)を分離する。また、フィルタ44は、その分離したクロック(CLK、CLKB)を第1の受信回路(クロック受信回路)41bに送信し、外部データ(SDA)をI2CRCV13に送信する。
なお、クロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳させる期間をブランキング期間に実施することにより、重畳された信号AAAの品質に影響を与えない。そのため、クロック(CLK、CLKB)に外部データ(SDA)を重畳する場合は、送信装置(CIS)11cが保持データ(DATA、DATAB)を送信するブランキング期間を使用することが望ましい。
また、第17の実施形態の伝送システム1qでは、クロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳させたが、これに限定されるものではなく、例えば、参照クロックrefCLK_Rと外部装置(I2C TX71)のSCLを一体化させてもよい。この場合、受信装置(受信LSI)12nは、受信装置(受信LSI)12n内部で外部装置(I2C TX71)のSCLを生成することにより、クロック源72の水晶発振子を基準にすることができるため、送受信のクロックのジッタ差を低減させることができる。
なお、図31では、受信装置(受信LSI)12nの外側に、クロック(CLK、CLKB)に外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)を重畳する回路が配置されているが、受信装置(受信LSI)12nが備えるようにしてもよい。
<19.第18の実施形態(伝送システムの例18)>
図33に、本技術に係る第18の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1rを示す。図18は、本技術を適用した伝送システム1rの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図33中の上方向を意味し、「下」とは、図33中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1qと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図34に、本技術に係る第18の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1rのタイミングチャートを示す。図34は、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と、受信装置(受信側ブロック)12dの第2の送信回路(TX_R)82aのクロック(CLK)と、外部データ(SDA)とクロック(CLK)とを重畳させた重畳後の信号BBBを示す説明図である。
本技術に係る第18の実施形態の伝送システム1rは、図6に示した本技術に係る第5の実施形態の伝送システム1dに、第1の送信回路(TX_T)42aと、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84aと、信号処理部55を付加したものである。
図33に示すように、本技術に係る第18の実施形態の伝送システム1rは、フィルタ44aを備えている。本技術に係る第18の実施形態の伝送システム1rは、クロック(CLK)に、外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)をワイヤードORすることにより重畳させている。これにより、送信装置(CIS)11oは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12oが送信するクロック(CLK)とが重畳された、単相信号を受信する。
このように、送信装置(CIS)11oは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12oが送信するクロックとが重畳された信号を受信することができる。
また、送信装置(CIS)11oは、フィルタ44aを備え、フィルタ44aが、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12oが送信するクロック(CLK)とが重畳された信号から、当該受信装置(受信LSI)12oが送信したクロック(CLK)を分離する。また、フィルタ44aは、その分離したクロック(CLK)を第1の受信回路(クロック受信回路)41bに送信し、外部データ(SDA)をI2CRCV13に送信する。
送信装置(CIS)11oは、第1の送信回路(TX_T)42aを備え、第1の送信回路(TX_T)42aは、保持データ(DATA)を受信装置(受信LSI)12oに送信する。受信装置(受信LSI)12oは、第2の受信回路(RX_R)84aにおいて、送信装置(CIS)11oの第1の送信回路(TX_T)42aから送信された保持データ(DATA)を受信する。
<20.第19の実施形態(伝送システムの例19)>
図35に、本技術に係る第19の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1sを示す。図35は、本技術を適用した伝送システム1sの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図35中の上方向を意味し、「下」とは、図35中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1rと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
図36に、本技術に係る第19の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1sのタイミングチャートを示す。図36は、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と、受信装置(受信側ブロック)12pの第2の送信回路(TX_R)82bが送信するクロック(CLK)と、送信装置(CIS)11pの第1の送信回路(TX_T)42aが送信する保持データ(DATA)と、外部データ(SDA)とクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳させた重畳後の信号CCCを示す説明図である。
本技術に係る第19の実施形態の伝送システム1sは、図8に示した本技術に係る第6の実施形態の伝送システム1eに、第1の送信回路(TX_T)42aと、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84aと、信号処理部55を付加したものである。
図35に示すように、本技術に係る第19の実施形態の伝送システム1sは、送信装置(CIS)11pに第1の送信パターンキャンセルフィルタ47と、受信装置(受信LSI)12pに第2の送信パターンキャンセルフィルタ87を更に備えている。本技術に係る第19の実施形態の伝送システム1sは、第18の実施形態の伝送システム1rにおいて、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)に受信装置(受信LSI)12pの第2の送信回路(クロック送信回路)82bが送信するクロック(CLK)が重畳された信号に、更に、送信装置(CIS)11pの第1の送信回路(TX_T)42aが送信する保持データ(DATA)が重畳されるようになっている。
送信装置(CIS)11pは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)と送信装置(CIS)11pが受信装置(受信LSI)12pに送信する保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCを受信する。
この場合、送信装置(CIS)11pは、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47を備え、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47が、第1の逆パターン生成部45と、 第1のミキサー46と、フィルタ44eとを有している。第1の逆パターン生成部45は、保持データ(DATA)の波形の逆の波形となる第1の逆パターンを生成する。第1のミキサー46は、生成された第1の逆パターンを、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCに混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCから、当該保持データ(DATA)の波形を打ち消して、受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離する。このように、第1のミキサー46は、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離することができる。
フィルタ44eは、クロック(CLK)及び外部データ(SDA)が重畳された信号から、クロック(CLK)と外部データ(SDA)とに分離する。第1の送信パターンキャンセルフィルタ47は、フィルタ44eによって分離された外部データ(SDA)をI2CRCV13に送信し、クロック(CLK)を第1の受信回路(クロック受信回路)41bに送信する。なお、フィルタ44eは、例えば、周波数フィルタや電圧検知フィルタなどにより構成される。例えば、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なる場合、フィルタ44eを周波数フィルタで構成することができる。この場合、フィルタ44eは、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なるため、周波数帯に応じてクロック(CLK)と外部データ(SDA)とに分離することができる。
また、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が同一の場合は、フィルタ44eは、周波数フィルタの代わりに、電圧検知フィルタで構成されていてもよい。この場合、フィルタ44eは、電圧検知フィルタによって検知される電圧値によって、外部データ(SDA)をクロック(CLK)から分離することができる。
なお、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47は、保持データ(DATA)の差動信号を取得することができる場合は、第1のミキサー46が、保持データ(DATA)の差動信号と、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号とを混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号から、当該保持データ(DATA)の波形を打ち消して、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離してもよい。この場合、第1の逆パターン生成部45が無くても、第1の送信パターンキャンセルフィルタ47は、クロック(CLK)及び外部データ(SDA)を分離する処理を、一体化して実現することができる。
また、受信装置(受信LSI)12pは、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87を備え、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87が、第2の逆パターン生成部85と、第2のミキサー86と、を有している。第2の逆パターン生成部85は、外部データ(SDA)の波形の逆の波形となる第2の逆パターン及び受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)の波形の逆の波形となる第3の逆パターンを生成する。第2のミキサー86は、生成された、第2の逆パターンの波形及び第3の逆パターンの波形を、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCに混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12pが送信するクロックと保持データ(DATA)とが重畳された信号CCCから、当該外部データ(SDA)の波形及び当該受信装置(受信LSI)12pが送信するクロック(CLK)の波形を打ち消して、保持データ(DATA)を分離する。このように、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、保持データ(DATA)を分離することができる。
なお、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、外部データ(SDA)の波形の差動信号及び受信装置(受信LSI)12が送信するクロックの差動信号を取得することができる場合は、外部データ(SDA)の波形の差動信号及び受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)の差動信号と、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号とを混合し、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)、受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)、及び保持データ(DATA)が重畳された信号から、当該外部データ(SDA)の波形及び当該受信装置(受信LSI)12eが送信するクロック(CLK)の波形を打ち消して、保持データ(DATA)を分離してもよい。この場合、第2の逆パターン生成部85が無くても、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、保持データ(DATA)を分離する処理を、一体化して実現することができる。
なお、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なる場合、周波数フィルタを含んで構成されていてもよい。第2の送信パターンキャンセルフィルタ87が、例えば、周波数フィルタを含んで構成されていた場合、第2の逆パターン生成部85において、外部データ(SDA)の波形の逆の波形となる第2の逆パターンを生成しなくても、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が異なるため、周波数帯に応じてクロック(CLK)と外部データ(SDA)とに分離することができる。
また、クロック(CLK)と外部データ(SDA)との周波数帯が同一の場合は、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、周波数フィルタの代わりに、電圧検知フィルタを含んで構成されていてもよい。この場合、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、電圧検知フィルタによって検知される電圧値によって、外部データ(SDA)をクロック(CLK)から分離することができる。
そして、第2の送信パターンキャンセルフィルタ87は、第2のミキサー86によって分離された保持データ(DATA)を第2の受信回路(RX_R)84aに送信する。
なお、本技術に係る第19の実施形態は、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と受信装置(受信LSI)12が送信するクロック(CLK)と保持データ(DATA)とが重畳されていたが、当該外部データ(SDA)、当該クロック(CLK)、及び当該保持データ(DATA、DATAB)の少なくともいずれか1つが差動化されていてもよい。
例えば、保持データ(DATA、DATAB)とクロック(CLK、CLKB)のそれぞれが、差動化された実施形態を第20の実施形態に示し、保持データ(DATA、DATAB)が差動化された実施形態を第21の実施形態に示し、外部データ(SDA、SDAB)、クロック(CLK、CLKB)、及び保持データ(DATA、DATAB)が差動化された実施形態を第21の実施形態に示す。
<21.第20の実施形態(伝送システムの例20)>
図37に、本技術に係る第20の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1tを示す。図37は、本技術を適用した伝送システム1tの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図37中の上方向を意味し、「下」とは、図37中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1sと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
本技術に係る第20の実施形態の伝送システム1tは、図10に示した本技術に係る第7の実施形態の伝送システム1fに、第1の送信回路(TX_T)42と、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84と、信号処理部55を付加したものである。
図37に示すように、本技術に係る第20の実施形態の伝送システム1tは、第19の実施形態の伝送システム1sと同様に、外部データ(SDA)、クロック(CLK)、及び保持データ(DATA、DATAB)が重畳されている。
第20の実施形態の伝送システム1tが、第19の実施形態の伝送システム1sと異なる点は、外部装置(I2C TX71)の外部データ(SDA)が単相化されており、クロック(CLK、CLKB)に外部データ(SDA)がコモンモードによる変調がかけられている点である。また、クロック(CLK、CLKB)と保持データ(DATA、DATAB)とがワイヤードORで変調されるとともに、差動化されている。
<22.第21の実施形態(伝送システムの例21)>
図38に、本技術に係る第21の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1uを示す。図38は、本技術を適用した伝送システム1uの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図38中の上方向を意味し、「下」とは、図38中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1tと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
本技術に係る第21の実施形態の伝送システム1uは、図11に示した本技術に係る第8の実施形態の伝送システム1gに、第1の送信回路(TX_T)42と、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84と、信号処理部55を付加したものである。
図38に示すように、本技術に係る第21の実施形態の伝送システム1uは、第20の実施形態の伝送システム1tと同様に、外部データ(SDA)、クロック(CLK)、及び保持データ(DATA、DATAB)が重畳されている。
第21の実施形態の伝送システム1uが、第20の実施形態の伝送システム1tと異なる点は、外部データ(SDA)とクロック(CLK)が単相化されており、保持データ(DATA、DATAB)が差動化されている点である。この場合、外部データ(SDA)とクロック(CLK)は、ワイヤードORで変調がかけられ、その変調のかけられた信号に保持データ(DATA、DATAB)をコモンモードによる変調をかける構成になっている。
<23.第22の実施形態(伝送システムの例22)>
図39に、本技術に係る第22の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1vを示す。図39は、本技術を適用した伝送システム1vの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図39中の上方向を意味し、「下」とは、図39中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1uと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
本技術に係る第22の実施形態の伝送システム1vは、図12に示した本技術に係る第9の実施形態の伝送システム1hに、第1の送信回路(TX_T)42と、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84と、信号処理部55を付加したものである。
図39に示すように、本技術に係る第22の実施形態の伝送システム1vは、外部データ(SDA、SDAB)、クロック(CLK、CLKB)、及び保持データ(DATA、DATAB)が重畳されている。
第22の実施形態の伝送システム1vが、第21の実施形態の伝送システム1uと異なる点は、外部データ(SDA、SDAB)、クロック(CLK、CLKB)、及び保持データ(DATA、DATAB)が、全て差動化されている点である。この場合、外部データ(SDA)、クロック(CLK)、保持データ(DATA)がワイヤードORで変調がかけられるとともに、外部データ(SDAB)、クロック(CLKB)、保持データ(DATAB)がワイヤードORで変調がかけられている。
<24.第23の実施形態(伝送システムの例23)>
図40に、本技術に係る第23の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1wを示す。図40は、本技術を適用した伝送システム1wの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図40中の上方向を意味し、「下」とは、図40中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1vと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
本技術に係る第23の実施形態の伝送システム1wは、図13に示した本技術に係る第10の実施形態の伝送システム1iに、第1の送信回路(TX_T)42と、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84と、信号処理部55を付加したものである。
図40に示すように、本技術に係る第23の実施形態の伝送システム1wは、外部データ(SDA)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳されており、外部データ(SDA)は、単相信号である。また、受信装置(受信LSI)12tが送信するクロック(CLK、CLKB)と保持データ(DATA、DATAB)は、差動信号を構成している。なお、外部データ(SDA)は、保持データ(DATA、DATAB)にコモンモードの変調をかける構成になっている。
フィルタ44bは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳された信号から、外部データ(SDA)を分離する。
<25.第24の実施形態(伝送システムの例24)>
図41に、本技術に係る第24の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1xを示す。図41は、本技術を適用した伝送システム1xの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図41中の上方向を意味し、「下」とは、図41中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1wと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
本技術に係る第24の実施形態の伝送システム1xは、図14に示した本技術に係る第11の実施形態の伝送システム1jに、第1の送信回路(TX_T)42と、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84と、信号処理部55を付加したものである。
図41に示すように、本技術に係る第24の実施形態の伝送システム1xは、外部装置(I2C TX71a)が送信する外部データ(SDA、SDAB)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳されている。また、外部データ(SDA、SDAB)と受信装置(受信LSI)12uが送信するクロック(CLK、CLKB)と保持データ(DATA、DATAB)のそれぞれは、差動信号を構成している。外部データ(SDA、SDAB)は、保持データ(DATA、DATAB)にワイヤードORで変調をかける構成になっている。
フィルタ44bは、外部装置(I2CTX71a)が送信する外部データ(SDA、SDAB)と保持データ(DATA、DATAB)とが重畳された信号から、外部データ(SDA、SDAB)を分離する。
<26.第25の実施形態(伝送システムの例25)>
図42に、本技術に係る第25の実施形態の伝送システムの一例である伝送システム1yを示す。図42は、本技術を適用した伝送システム1yの構成例を示すブロック図である。なお、特に断りがない限り、「上」とは、図42中の上方向を意味し、「下」とは、図42中の下方向を意味するものとする。また、上述した伝送システム1〜1xと共通する構成要素については同一の符号を付し、説明を適宜、省略する。
本技術に係る第25の実施形態の伝送システム1yは、図15に示した本技術に係る第12の実施形態の伝送システム1kに、第1の送信回路(TX_T)42aと、信号処理部21と、第2の受信回路(RX_R)84aと、信号処理部55を付加したものである。
図42に示すように、本技術に係る第25の実施形態の伝送システム1yは、外部装置(I2C TX71)が送信する外部データ(SDA)と保持データ(DATA)とが重畳されている。外部データ(SDA)と保持データ(DATA)のそれぞれは、単相信号である。この場合、外部データ(SDA)は、保持データ(DATA)にワイヤードORで変調をかける構成になっている。なお、受信装置(受信LSI)12vは、第2の送信回路(クロック送信回路)82aが送信するクロック(CLK)が単相クロックで構成されているが、差動クロックを構成してもよい。
フィルタ44cは、外部装置(I2CTX71)が送信する外部データ(SDA)と保持データ(DATA)とが重畳された信号から、外部データ(SDA)を分離する。
なお、本技術に係る第1乃至第25の実施形態は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本技術の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
例えば、外部データ(SDA、SDAB)、保持データ(DATA、DATAB)及びクロック(CLK、CLKB)において、単相信号と差動信号について説明したが、差動化されている信号の片側を単相信号として使用しても、本技術において含まれるものとする。
また、受信装置(受信LSI)12は、第2の送信回路(クロック送信回路)82から送信装置(CIS)11にクロック(CLK、CLKB)を送信するようになっていたが、これに限定されるものではない。例えば、画像データ処理回路120で処理した画像データを送り返すようにしてもよく、また、プロジェクタで使用する制御信号を送信するようにしてもよい。
また、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
また、本技術は、以下のような構成を取ることができる。
(1)第1の受信回路と、
第1の送信回路と、を備える送信装置において、
前記第1の受信回路が、受信装置からクロックを受信し、
前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データの同期を取り、当該保持データを前記受信装置に送信する、送信装置。
(2)内部回路を備え、
前記受信されたクロックの動作周波数を変更しないで、前記第1の送信回路又は前記内部回路の少なくともいずれか一方を駆動する、前記(1)に記載の送信装置。
(3)前記第1の送信回路が、
第1の変換部と、
訂正符号化計算部と、
分割部と、
送信部と、を備えるとともに、
前記送信部が、複数の送信処理部を有し、
前記第1の変換部が、前記保持データを、所定のシンボルを構成する単位に変換して、前記単位毎に出力し、
前記訂正符号化計算部が、複数の前記単位毎のデータに、誤り訂正符号を計算し、
前記分割部が、前記複数の単位毎のデータに前記誤り訂正符号を付した符号語を、符号化データに分割し、分割された当該符号化データが、所定の数ずつであって、当該複数の前記符号化データが、複数の伝送路のそれぞれにおいて同一のデータ量となるように割り当てて、
前記複数の送信処理部のそれぞれが、割り当てられた前記同一のデータ量のデータをパケット化して、前記パケット化されたデータを、前記受信されたクロックを用いて、割り当てられた前記複数の伝送路を介して、前記受信装置に送信する、前記(1)又は(2)に記載の送信装置。
(4)信号処理部を備え、
前記信号処理部が、前記受信されたクロックを用いて、前記保持データに加算処理を行い、
前記第1の変換部が、前記加算処理されたデータを、前記所定のシンボルを構成する単位に変換する、前記(3)に記載の送信装置。
(5)前記保持データが、画像データである、又は、撮像部を備え、前記保持データが、前記撮像部によって撮像された撮像画像である、前記(1)乃至(4)のいずれか1つに記載の送信装置。
(6)前記第1の受信回路が、単相クロックもしくは差動クロック、又は、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された、単相信号もしくは差動信号のいずれかの信号を受信する、前記(1)乃至(5)のいずれか1つに記載の送信装置。
(7)フィルタを備え、
前記フィルタが、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された信号から、当該受信装置が送信したクロックを分離する、前記(1)乃至(6)のいずれか1つに記載の送信装置。
(8)外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された信号、又は、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳されている、前記(1)乃至(7)のいずれか1つに記載の送信装置。
(9)第1の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第1の送信パターンキャンセルフィルタが、第1のミキサーを有し、
前記第1のミキサーが、前記保持データの差動信号と、外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該保持データの波形を打ち消して、前記受信装置が送信するクロック及び前記外部データを分離する、前記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の送信装置。
(10)第1の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第1の送信パターンキャンセルフィルタが、
第1の逆パターン生成部と、
第1のミキサーと、を有し、
前記第1の逆パターン生成部が、前記保持データの波形の逆の波形となる第1の逆パターンを生成し、
前記第1のミキサーが、生成された前記第1の逆パターンの波形と、外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該保持データの波形を打ち消して、前記受信装置が送信するクロック及び前記外部データを分離する、前記(1)乃至(8)のいずれか1つに記載の送信装置。
(11)外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳されており、当該外部データ、当該クロック、及び当該保持データの少なくともいずれか1つが差動化されている、前記(1)乃至(10)のいずれか1つに記載の送信装置。
(12)単相クロックを受信するとともに、
外部装置が送信する外部データと前記保持データと重畳されている、前記(1)乃至(11)のいずれか1つに記載の送信装置。
(13)第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備える受信装置において、
前記第2の送信回路が、送信装置にクロックを送信し、
前記第2の受信回路が、前記送信装置が保持する保持データを受信する、受信装置。
(14)前記第2の送信回路が、単相クロック又は差動クロックを送信する、前記(13)に記載の受信装置。
(15)第2の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第2の送信パターンキャンセルフィルタが、第2のミキサーと、を有し、
前記第2のミキサーが、外部データの波形の差動信号及び前記受信装置が送信するクロックの差動信号と、外部装置が送信する前記外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該外部データの波形及び当該受信装置が送信するクロックの波形を打ち消して、前記保持データを分離する、前記(13)又は(14)に記載の受信装置。
(16)第2の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
前記第2の送信パターンキャンセルフィルタが、
第2の逆パターン生成部と、
第2のミキサーと、を有し、
前記第2の逆パターン生成部が、外部データの波形の逆の波形となる第2の逆パターン及び前記受信装置が送信するクロックの波形の逆の波形となる第3の逆パターンを生成し、
前記第2のミキサーが、前記第2の逆パターンの波形及び前記第3の逆パターンの波形を、外部装置が送信する前記外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号に混合し、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号から、当該外部データの波形及び当該受信装置が送信するクロックの波形を打ち消して、前記保持データを分離する、前記(13)又は(14)に記載の受信装置。
(17)前記第2の受信回路が、
受信部と、
結合部と、
誤り訂正部と、
第2の変換部と、を備え、
前記受信部が、複数の受信処理部を有し、
前記第2の送信回路が、前記送信装置に前記クロックを送信し、
前記複数の受信処理部のそれぞれが、前記送信装置から送信されたパケット化されたデータを、伝送路ごとに対応して受信し、
前記結合部が、複数の前記受信したパケット化されたデータを、符号化データに基づいて符号語を生成し、
前記誤り訂正部が、前記符号語に含まれる前記誤り訂正符号に基づいて、情報語の誤り訂正を行い、
前記第2の変換部が、誤り訂正後の前記情報語を、シンボルのデータとして出力する、前記(13)乃至(16)のいずれか1つに記載の受信装置。
(18)送信装置と、受信装置とを含む伝送システムにおいて、
前記送信装置が、第1の受信回路と、第1の送信回路と、を備え、
前記受信装置が、第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備え、
前記第2の送信回路が、前記送信装置にクロックを送信し、
前記第1の受信回路が、前記受信装置から前記クロックを受信し、
前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データを前記受信装置に送信し、
前記第2の受信回路が、前記保持データを受信する、伝送システム。
(19)前記第1の送信回路が、第1の変換部と、訂正符号化計算部と、分割部と、送信部と、を備え、
前記送信部が、複数の送信処理部を有し、
前記第2の受信回路が、受信部と、結合部と、誤り訂正部と、第2の変換部と、を備え、
前記受信部が、複数の受信処理部を有し、
前記第2の送信回路が、前記送信装置にクロックを送信し、前記第1の受信回路が、前記受信装置から前記クロックを受信すると、
前記第1の変換部が、前記保持データを、所定のシンボルを構成する単位に変換して、前記単位毎に出力し、
前記訂正符号化計算部が、複数の前記単位毎のデータに、誤り訂正符号を計算し、
前記分割部が、前記複数の単位毎のデータに前記誤り訂正符号を付した符号語を、符号化データに分割し、分割された当該符号化データが、所定の数ずつであって、当該複数の前記符号化データが、複数の伝送路のそれぞれにおいて同一のデータ量となるように前記複数の伝送路のそれぞれに割り当てて、
前記複数の送信処理部のそれぞれが、割り当てられた前記同一のデータ量のデータをパケット化して、前記パケット化されたデータを、前記受信したクロックを用いて、割り当てられた前記複数の伝送路を介して、前記受信装置に送信し、
前記複数の受信処理部のそれぞれが、前記送信装置から送信されたパケット化されたデータを、前記複数の伝送路ごとに対応して受信し、
前記結合部が、複数の前記受信したパケット化されたデータを、符号化データに基づいて符号語を生成し、
前記誤り訂正部が、前記符号語に含まれる前記誤り訂正符号に基づいて、前記情報語の誤り訂正を行い、
前記第2の変換部が、誤り訂正後の前記情報語を、シンボルのデータとして出力する、前記(18)に記載の伝送システム。
11 送信装置(CIS)
12 受信装置(受信LSI)
21 信号処理部
22 並び替え処理部
23 ECC処理部
24 分割部
25 送信部
41 第1の受信回路(クロック受信回路)
42 第1の送信回路(TX_T)
44、44a、44b、44c フィルタ
45、45a 第1の逆パターン生成部
46、46a ミキサー
47、47a 第1の送信パターンキャンセルフィルタ
51 受信部
52 結合部
53 ECC処理部
54 並び替え処理部
55 信号処理部
81 PLL_R
82 第2の送信回路(クロック送信回路)
85、85a 第2の逆パターン生成部
86、86a ミキサー
87、87a 第2の送信パターンキャンセルフィルタ
71 I2C TX

Claims (19)

  1. 第1の受信回路と、
    第1の送信回路と、を備える送信装置において、
    前記第1の受信回路が、受信装置からクロックを受信し、
    前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データの同期を取り、当該保持データを前記受信装置に送信する、送信装置。
  2. 内部回路を備え、
    前記受信されたクロックの動作周波数を変更しないで、前記第1の送信回路又は前記内部回路の少なくともいずれか一方を駆動する、請求項1に記載の送信装置。
  3. 前記第1の送信回路が、
    第1の変換部と、
    訂正符号化計算部と、
    分割部と、
    送信部と、を備えるとともに、
    前記送信部が、複数の送信処理部を有し、
    前記第1の変換部が、前記保持データを、所定のシンボルを構成する単位に変換して、前記単位毎に出力し、
    前記訂正符号化計算部が、複数の前記単位毎のデータに、誤り訂正符号を計算し、
    前記分割部が、前記複数の単位毎のデータに前記誤り訂正符号を付した符号語を、符号化データに分割し、分割された当該符号化データが、所定の数ずつであって、当該複数の前記符号化データが、複数の伝送路のそれぞれにおいて同一のデータ量となるように割り当てて、
    前記複数の送信処理部のそれぞれが、割り当てられた前記同一のデータ量のデータをパケット化して、前記パケット化されたデータを、前記受信されたクロックを用いて、割り当てられた前記複数の伝送路を介して、前記受信装置に送信する、請求項1に記載の送信装置。
  4. 信号処理部を備え、
    前記信号処理部が、前記受信されたクロックを用いて、前記保持データに加算処理を行い、
    前記第1の変換部が、前記加算処理されたデータを、前記所定のシンボルを構成する単位に変換する、請求項3に記載の送信装置。
  5. 前記保持データが、画像データである、又は、撮像部を備え、前記保持データが、前記撮像部によって撮像された撮像画像である、請求項1に記載の送信装置。
  6. 前記第1の受信回路が、単相クロックもしくは差動クロック、又は、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された、単相信号もしくは差動信号のいずれかの信号を受信する、請求項1に記載の送信装置。
  7. フィルタを備え、
    前記フィルタが、外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された信号から、当該受信装置が送信したクロックを分離する、請求項1に記載の送信装置。
  8. 外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックとが重畳された信号、又は、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳されている、請求項1に記載の送信装置。
  9. 第1の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
    前記第1の送信パターンキャンセルフィルタが、第1のミキサーを有し、
    前記第1のミキサーが、前記保持データの差動信号と、外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該保持データの波形を打ち消して、前記受信装置が送信するクロック及び前記外部データを分離する、請求項1に記載の送信装置。
  10. 第1の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
    前記第1の送信パターンキャンセルフィルタが、
    第1の逆パターン生成部と、
    第1のミキサーと、を有し、
    前記第1の逆パターン生成部が、前記保持データの波形の逆の波形となる第1の逆パターンを生成し、
    前記第1のミキサーが、生成された前記第1の逆パターンの波形と、外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該保持データの波形を打ち消して、前記受信装置が送信するクロック及び前記外部データを分離する、請求項1に記載の送信装置。
  11. 外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳されており、当該外部データ、当該クロック、及び当該保持データの少なくともいずれか1つが差動化されている、請求項1に記載の送信装置。
  12. 単相クロックを受信するとともに、
    外部装置が送信する外部データと前記保持データと重畳されている、請求項1に記載の送信装置。
  13. 第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備える受信装置において、
    前記第2の送信回路が、送信装置にクロックを送信し、
    前記第2の受信回路が、前記送信装置が保持する保持データを受信する、受信装置。
  14. 前記第2の送信回路が、単相クロック又は差動クロックを送信する、請求項13に記載の受信装置。
  15. 第2の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
    前記第2の送信パターンキャンセルフィルタが、第2のミキサーを有し、
    前記第2のミキサーが、外部データの波形の差動信号及び前記受信装置が送信するクロックの差動信号と、外部装置が送信する前記外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号とを混合し、前記外部装置が送信する外部データ、前記受信装置が送信するクロック、及び前記保持データが重畳された信号から、当該外部データの波形及び当該受信装置が送信するクロックの波形を打ち消して、前記保持データを分離する、請求項13に記載の受信装置。
  16. 第2の送信パターンキャンセルフィルタを更に備え、
    前記第2の送信パターンキャンセルフィルタが、
    第2の逆パターン生成部と、
    第2のミキサーと、を有し、
    前記第2の逆パターン生成部が、外部データの波形の逆の波形となる第2の逆パターン及び前記受信装置が送信するクロックの波形の逆の波形となる第3の逆パターンを生成し、
    前記第2のミキサーが、前記第2の逆パターンの波形及び前記第3の逆パターンの波形を、外部装置が送信する前記外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号に混合し、前記外部装置が送信する外部データと前記受信装置が送信するクロックと前記保持データとが重畳された信号から、当該外部データの波形及び当該受信装置が送信するクロックの波形を打ち消して、前記保持データを分離する、請求項13に記載の受信装置。
  17. 前記第2の受信回路が、
    受信部と、
    結合部と、
    誤り訂正部と、
    第2の変換部と、を備え、
    前記受信部が、複数の受信処理部を有し、
    前記第2の送信回路が、前記送信装置に前記クロックを送信し、
    前記複数の受信処理部のそれぞれが、前記送信装置から送信されたパケット化されたデータを、伝送路ごとに対応して受信し、
    前記結合部が、複数の前記受信したパケット化されたデータを、符号化データに基づいて符号語を生成し、
    前記誤り訂正部が、前記符号語に含まれる前記誤り訂正符号に基づいて、情報語の誤り訂正を行い、
    前記第2の変換部が、誤り訂正後の前記情報語を、シンボルのデータとして出力する、請求項13に記載の受信装置。
  18. 送信装置と、受信装置とを含む伝送システムにおいて、
    前記送信装置が、第1の受信回路と、第1の送信回路と、を備え、
    前記受信装置が、第2の送信回路と、第2の受信回路と、を備え、
    前記第2の送信回路が、前記送信装置にクロックを送信し、
    前記第1の受信回路が、前記受信装置から前記クロックを受信し、
    前記第1の送信回路が、前記受信されたクロックを用いて、前記第1の送信回路が保持する保持データを前記受信装置に送信し、
    前記第2の受信回路が、前記保持データを受信する、伝送システム。
  19. 前記第1の送信回路が、第1の変換部と、訂正符号化計算部と、分割部と、送信部と、を備え、
    前記送信部が、複数の送信処理部を有し、
    前記第2の受信回路が、受信部と、結合部と、誤り訂正部と、第2の変換部と、を備え、
    前記受信部が、複数の受信処理部を有し、
    前記第2の送信回路が、前記送信装置にクロックを送信し、前記第1の受信回路が、前記受信装置から前記クロックを受信すると、
    前記第1の変換部が、前記保持データを、所定のシンボルを構成する単位に変換して、前記単位毎に出力し、
    前記訂正符号化計算部が、複数の前記単位毎のデータに、誤り訂正符号を計算し、
    前記分割部が、前記複数の単位毎のデータに前記誤り訂正符号を付した符号語を、符号化データに分割し、分割された当該符号化データが、所定の数ずつであって、当該複数の前記符号化データが、複数の伝送路のそれぞれにおいて同一のデータ量となるように前記複数の伝送路のそれぞれに割り当てて、
    前記複数の送信処理部のそれぞれが、割り当てられた前記同一のデータ量のデータをパケット化して、前記パケット化されたデータを、前記受信したクロックを用いて、割り当てられた前記複数の伝送路を介して、前記受信装置に送信し、
    前記複数の受信処理部のそれぞれが、前記送信装置から送信されたパケット化されたデータを、前記複数の伝送路ごとに対応して受信し、
    前記結合部が、複数の前記受信したパケット化されたデータを、符号化データに基づいて符号語を生成し、
    前記誤り訂正部が、前記符号語に含まれる前記誤り訂正符号に基づいて、情報語の誤り訂正を行い、
    前記第2の変換部が、誤り訂正後の前記情報語を、シンボルのデータとして出力する、請求項18に記載の伝送システム。
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