JP2020160950A - 患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する被検者を検索することができる患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法を提供する。【解決手段】患者検索支援プログラムは、複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第1体動情報と、複数の健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報との差分を前記患者の体動情報の特徴として格納する記憶部を含むコンピュータが、前記複数の患者のうちのいずれかの選択を受け付けることと、前記選択で特定される患者の特徴に類似する特徴を有する患者を前記記憶部から検索することとを含む処理を実行する。【選択図】図12

Description

本発明は、患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法に関する。
従来より、治験の選定条件に適合する被験者を治験実施者に紹介する仲介者が、インターネットを介して被験者を募集し選定するためのコンピュータを用いた被験者募集・選定方法がある。
前記仲介者のサーバは、前記治験参加希望者の端末機から送られた日誌の所定期間分の入力情報を前記治験参加希望者の体調監視結果と共に前記治験実施者の端末機で読み取り可能にする工程を行う(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−233066号公報
ところで、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者の場合、疾患による体への影響、又は、投薬等の効果は、心拍又は脈拍等の生体情報よりも体動に現れやすい。
しかしながら、従来の被験者募集・選定方法では体動を判断できないため、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者を検索することはできない。
そこで、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者を検索することができる患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態の患者検索支援プログラムは、複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第1体動情報と、複数の健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報との差分を前記患者の体動情報の特徴として格納する記憶部を含むコンピュータが、前記複数の患者のうちのいずれかの選択を受け付けることと、前記選択で特定される患者の特徴に類似する特徴を有する患者を前記記憶部から検索することとを含む処理を実行する。
中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する被検者を検索することができる患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法を提供することができる。
実施の形態の患者検索支援システム300とPC500とを示す図である。 コンピュータシステム20を示す図である。 コンピュータシステム20の本体部21内の要部の構成を説明するブロック図である。 PC100の構成を示す図である。 PC200の構成を示す図である。 PC500の構成を示す図である。 ID、歩容情報、及び動画データを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。 患者のIDと差分と動画データとを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。 患者の検索のリクエストIDと患者IDとを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。 歩容情報を取得する処理を説明する図である。 複数の患者の歩容情報の差分を求める処理を説明する図である。 共通特徴を求める処理を説明する図である。 共通特徴と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを検索する処理を説明する図である。 PC100の制御装置110が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。 PC200の制御装置210が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。 PC200の制御装置210が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。
以下、本発明の患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法を適用した実施の形態について説明する。
<実施の形態>
図1は、実施の形態の患者検索支援システム300とPC(Personal Computer)500とを示す図である。患者検索支援システム300は、PC100とPC200を含む。PC100とPC200は、ネットワーク10を介して通信可能に接続されており、PC200とPC500もネットワーク10を介して通信可能に接続されている。ネットワーク10は、一例としてインターネットである。なお、ここでは、PC100とPC500は直接的には通信を行わない。
PC100には、歩容検出器101及びカメラ102が接続されている。PC100は、患者又は健常者の歩容情報と動画を取得する事前処理用のPCである。歩容検出器101は、センサの一例である。
歩容検出器101は、ジャイロ又は加速度センサを含み、患者又は健常者の脚、腕、胴体等に装着され、所定条件下で患者又は健常者の歩行運動に伴う、歩きぶり(脚、腕、胴体等の動き)、姿勢、歩幅等の歩容を検出する。歩容は、体の動き及び姿勢等を表す体動の一例である。歩容を検出する際には、患者及び健常者は、一定条件で歩行すればよく、例えば、所定の距離(一例として10m)を一定の速度で歩行する歩行試験を行えばよい。
歩容検出器101は、ケーブル等によって有線でPC100に接続されていてもよく、Bluetooth(登録商標)等の無線機器によってPC100と無線通信可能に接続されていてもよい。PC100には、歩容検出器101によって検出される体の各部に生じる加速度の時間変化が歩容情報として入力される。体の各部に生じる加速度の軌跡は、歩容を表す。なお、患者から検出される歩容情報は第1体動情報の一例であり、健常者から検出される歩容情報は第2体動情報の一例である。
カメラ102は、歩行試験において歩容検出器101で加速度を検出する際の患者の歩行の様子を表す動画を撮影する。カメラ102によって撮影された動画は、PC100に入力される。
PC200には、データベース201が接続されている。データベース201は、記憶部の一例である。PC200は、PC100によって取得される患者及び健常者の歩容情報をデータベース201に蓄積し、特定の患者の歩容情報の特徴量に類似する特徴量を有する患者を検索するPCである。
PC500は、一例として製薬会社のPCである。PC500は、ネットワーク10を介してPC200にアクセスし、所望の患者の歩容情報の特徴量に類似する特徴量を有する患者の検索結果を入手する。製薬会社にとっての所望の患者とは、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者である。
PC500は、一例としてPC200の運営者が提供するアプリケーションプログラムを通じて、又は、PC200の運営者が管理するウェブブラウザ上において、PC200にアクセスし、リクエストを送信し、リクエストに応じた情報を入手することができる。
図2は、コンピュータシステム20を示す図である。コンピュータシステム20は、PC100、200、500の制御装置を実現するコンピュータシステムの一例である。コンピュータシステム20は、本体部21、ディスプレイ22、キーボード23、マウス24、及びモデム25を含む。
本体部21は、CPU(Central Processing Unit:中央演算装置)、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、及びディスクドライブ等を内蔵する。ディスプレイ22は、本体部21からの指示により画面22A上に処理結果等を表示する。ディスプレイ22は、例えば、液晶モニタであればよい。キーボード23は、コンピュータシステム20に種々の情報を入力するための入力部である。マウス24は、ディスプレイ22の画面22A上の任意の位置を指定する入力部である。モデム25は、外部のデータベース等にアクセスして他のコンピュータシステムに記憶されているプログラム等をダウンロードする。
コンピュータシステム20にPC100、200、又は500の制御装置としての機能を持たせるプログラムは、ディスク27等の可搬型記録媒体に格納されるか、モデム25等の通信装置を使って他のコンピュータシステムの記録媒体26からダウンロードされ、コンピュータシステム20に入力されてコンパイルされる。
コンピュータシステム20にPC100、200、又は500の制御装置としての機能を持たせるプログラムは、コンピュータシステム20をPC100、200、又は500の制御部として動作させる。このプログラムは、例えばディスク27等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、ディスク27、ICカードメモリ、フロッピー(登録商標)ディスク等の磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、USB(Universal Serial Bus)メモリ等の可搬型記録媒体に限定されるものではない。コンピュータ読み取り可能な記録媒体は、モデム25又はLAN等の通信装置を介して接続されるコンピュータシステムでアクセス可能な各種記録媒体を含む。
図3は、コンピュータシステム20の本体部21内の要部の構成を説明するブロック図である。本体部21は、バス30によって接続されたCPU31、RAM又はROM等を含むメモリ部32、ディスク27用のディスクドライブ33、及びハードディスクドライブ(HDD)34を含む。
なお、コンピュータシステム20は、図2及び図3に示す構成のものに限定されず、各種周知の要素を付加してもよく、又は代替的に用いてもよい。
図4は、PC100の構成を示す図である。PC100は、制御装置110と通信部120とを含む。制御装置110は、図2及び図3に示すコンピュータシステム20によって実現される。なお、PC100は、第1コンピュータの一例である。
制御装置110は、主制御部111、歩容情報取得部112、歩容情報処理部113、動画取得部114、メモリ115を有する。主制御部111、歩容情報取得部112、歩容情報処理部113、動画取得部114は、制御装置110が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ115は、制御装置110のメモリを機能的に表したものである。
主制御部111は、制御装置110の制御を統括する処理部であり、歩容情報取得部112、歩容情報処理部113、動画取得部114が実行する処理以外の処理を実行する。
歩容情報取得部112は、歩容検出器101(図1参照)から入力される加速度に基づいて、歩容情報を取得する。歩容情報取得部112は、第1取得部及び第2取得部の一例である。
歩容情報処理部113は、歩容情報取得部112が取得した複数周期にわたる歩容情報を1周期毎に区切り、各周期の平均の歩容情報を求める処理を行い、平均の歩容情報を患者又は健常者のID(Identification:識別子)と関連付けてメモリ115に格納する。
平均の歩容情報とは、1人の患者又は健常者の複数周期にわたる歩容情報の各周期の時間軸方向における複数のポイント(時刻)毎の加速度の平均値を求め、複数のポイントにわたって平均値を並べた1周期分の歩容情報である。
以下では、歩容情報とは、特に記さない限り、このように複数周期にわたる歩容情報の各周期のポイント毎の加速度の平均値を複数のポイントにわたって並べた同一人物(患者又は健常者)についての1周期分の情報(平均の歩容情報)のことをいう。
なお、患者又は健常者の歩行速度及び歩幅等には個人差があるが、1周期におけるポイントの数を決めておけば、歩容の特徴を識別することができる。
動画取得部114は、カメラ102(図1参照)から入力される動画を患者のIDと関連付けてメモリ115に格納する。
メモリ115は、制御装置110が処理を行うために必要なプログラム及びデータを格納するとともに、歩容検出器101(図1参照)から入力される加速度を表すデータ、歩容情報取得部112によって取得される複数周期にわたる歩容情報、歩容情報処理部113によって求められる歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)等を一時的に格納する。また、メモリ115は、制御装置110が処理を行うために必要なその他のデータ等を格納する。
通信部120は、ネットワーク10に接続するモデム等である。通信部120は、送信部の一例である。
なお、主制御部111は、歩容情報処理部113によって患者又は健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)が求められメモリ115に格納されると、患者又は健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)を表すデータをIDとともに通信部120を介してPC200に送信する。
また、主制御部111は、患者の歩容情報をPC200に送信する際には、メモリ115に格納された患者の動画(歩行試験で動画取得部114によって撮影された動画)をIDとともに通信部120を介してPC200に送信する。
図5は、PC200の構成を示す図である。PC200は、制御装置210と通信部220とを含む。制御装置210は、図2及び図3に示すコンピュータシステム20によって実現される。なお、PC200は、第2コンピュータの一例である。
制御装置210は、主制御部211、平均値取得部212、差分取得部213、情報提供部214、受付部215、共通特徴量検出部216、検索部217、メモリ218を有する。主制御部211、平均値取得部212、差分取得部213、情報提供部214、受付部215、共通特徴量検出部216、検索部217は、制御装置210が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ218は、制御装置210のメモリを機能的に表したものである。
主制御部211は、制御装置210の制御を統括する処理部であり、平均値取得部212、差分取得部213、情報提供部214、受付部215、共通特徴量検出部216、検索部217が実行する処理以外の処理を実行する。
主制御部211は、通信部220を介してPC100から受信する患者及び健常者の歩容情報(同一人物の1周期分の平均の歩容情報)を表すデータをIDとともにデータベース201に格納する。
また、主制御部211は、患者の歩容情報(同一人物の1周期分の平均の歩容情報)を表すデータをIDとともにデータベース201に格納する際には、通信部220を介してPC100から受信する患者の動画も関連付けてデータベース201に格納する。
平均値取得部212は、データベース201に格納される複数の健常者の歩容情報の平均を求める。より具体的には、平均値取得部212は、歩容情報処理部113によって求められる平均の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)を複数人の健常者分だけ集め、1周期の時間軸方向における複数のポイント(時刻)毎の加速度の平均値を求め、複数のポイントにわたって平均値を並べた1周期分の歩容情報を求める。以下では、このような複数の健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)を健常者平均歩容情報と称す。平均値取得部212は、健常者平均歩容情報を表すデータをデータベース201に格納する。
差分取得部213は、データベース201から1人の患者の歩容情報を読み出し、読み出した歩容情報と、平均値取得部212によって求められる健常者平均歩容情報との差分を求める。
差分は、1データベース201から読み出した1人の患者の歩容情報に含まれる複数のポイント毎の加速度から、健常者平均歩容情報に含まれる複数のポイント毎の加速度を減算して得る加速度を表す。このため、差分は、1周期の時間軸方向における複数のポイント毎の差分の加速度を並べた情報である。また、差分は、患者の歩容情報の特徴量を表す。健常者平均歩容情報との差分だからである。
差分取得部213は、求めた差分を表すデータを患者の動画と関連付けてデータベース201に登録する。患者の動画は、通信部220を介してPC100から受信した患者の動画である。
情報提供部214は、データベース201に格納されている患者の動画と差分を表すデータとを通信部220を介してPC500に送信する。情報提供部214が患者の動画と差分を表すデータとをPC500に送信するのは、PC500からリクエストがあったときでよい。
受付部215は、PC500から患者の選択のリクエストと、患者の検索のリクエストとを受け付ける。製薬会社は、PC200から受信した患者の動画と差分を表すデータとに基づいて、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者として自社でイメージしている特定の患者(以下、特定患者と称す)を捜す。製薬会社は、例えば、PC500を利用して複数の患者を特定患者の候補として選択し、選択した患者のIDをPC200に通知する(患者の選択のリクエスト)。
また、PC500は、共通特徴量検出部216によって検出される特徴量と類似する特徴量を有する患者を検索する指令をPC200に通知する(患者の検索のリクエスト)。
共通特徴量検出部216は、受付部215によって受け付けられた複数の患者のIDに基づいて、データベース201から歩容情報の差分を読み出し、複数の歩容情報の差分に共通する特徴量(共通特徴量)を検出する。また、共通特徴量検出部216は、検出した共通特徴量を表すデータを通信部220を介してPC500に送信する。
共通特徴量の検出は、例えば、複数の歩容情報の差分について、1周期の間において生じる時間帯、振幅、及び時間軸方向の長さを求め、複数の歩容情報の差分のうちのいずれか1つを基準として、残りの歩容情報の差分との時間帯、振幅、及び時間軸方向の長さの差が所定の範囲(例えば±10%)に含まれる歩容情報の差分があれば、共通特徴量として検出すればよい。
検索部217は、PC500から送信される患者の検索のリクエストに基づいて、データベース201に格納されるすべての患者の歩容情報の差分を表すデータから、共通特徴量検出部216によって検出された共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを検索する。
類似する特徴量を有するかどうかは、例えば、次のようにして判断すればよい。まず、患者の検索のリクエストに含まれる特徴量の部分が1周期の間において生じる時間帯、振幅、及び時間軸方向の長さを求める。そして、時間帯、振幅、及び時間軸方向の長さに所定の範囲(例えば±10%)を持たせ、データベース201から読み出した患者の歩容情報が、時間帯、振幅、及び時間軸方向の長さに所定の範囲(例えば±10%)に含まれる特徴量を有するかどうかで判断すればよい。
検索部217は、検索の結果として見つけた共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを患者の検索のリクエストのID(リクエストID)と関連付けてデータベース201に格納する。
メモリ218は、制御装置210が処理を行うために必要なプログラム及びデータを格納するとともに、制御装置210が処理を行うために必要なその他のデータ等を格納する。
通信部220は、ネットワーク10に接続するモデム等である。
図6は、PC500の構成を示す図である。PC500は、制御装置510と通信部520とを含む。制御装置510は、図2及び図3に示すコンピュータシステム20によって実現される。
制御装置510は、主制御部511、選択処理部512、検索処理部513、メモリ514を有する。主制御部511、選択処理部512、検索処理部513は、制御装置510が実行するプログラムの機能(ファンクション)を機能ブロックとして示したものである。また、メモリ514は、制御装置510のメモリを機能的に表したものである。
主制御部511は、制御装置510の制御を統括する処理部であり、選択処理部512、検索処理部513が実行する処理以外の処理を実行する。主制御部511は、患者の動画と差分を表すデータの送信をPC200にリクエストする処理を行う。また、主制御部511は、患者の動画と差分を表すデータを受信するとメモリ514に格納し、PC500の利用者の操作に基づいてメモリ514から読み出してディスプレイに表示する処理を行う。
選択処理部512は、PC500の利用者の操作に基づいて、患者の選択をリクエストする処理を行う。
検索処理部513、PC500の利用者の操作に基づいて、患者の検索をリクエストする処理を行う。
メモリ514は、制御装置510が処理を行うために必要なプログラム及びデータを格納するとともに、PC200から受信した患者の動画と差分を表すデータを格納する。また、メモリ514は、制御装置510が処理を行うために必要なその他のデータ等を格納する。
通信部520は、ネットワーク10に接続するモデム等である。
図7は、ID、歩容情報、及び動画データを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。IDは、患者又は健常者のIDであり、患者のIDの最後にはPを付し、健常者のIDの最後にはHを付す。歩容情報は、患者と健常者で通し番号になっており、歩容情報の1周期における複数のポイント(時刻t)における三次元方向の加速度を表す。
動画データは患者のID及び歩容情報に関連付けられる。このようなテーブル形式は、PC200がPC100から受信するID、歩容情報、及び動画データに基づいて作成され、主制御部211によってデータベース201に格納される。
図8は、患者のIDと差分と動画データとを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。差分を表すデータは、歩容情報の1周期におけるポイント(時刻t)における三次元方向の加速度を表す。差分を表すデータは、時間方向においては1周期の一部分(差分が生じている区間のみ)のデータである。図8に示すテーブル形式のデータは、差分取得部213によって作成され、データベース201に格納される。
図9は、患者の検索のリクエストIDと患者IDとを関連付けたテーブル形式のデータを示す図である。リクエストIDには、IDの最後にRを付す。図8では、ID001Rのリクエストに対して、検索部217の検索の結果、ID001P,ID002Pの2人の患者が見つかったことを表す。
図10は、歩容情報を取得する処理を説明する図である。図10には、患者1、PC100、歩容検出器101、及びカメラ102と、取得したデータとを示す。
患者1は、両脚、両腕、及び胴体に5つの歩容検出器101を装着している。また、歩行試験を行う患者1の歩行中の様子は、カメラ102によって動画に収められる。
PC100は、5つの歩容検出器101から複数周期にわたる歩容情報を取得する。図10には、(A)として5つの歩容検出器101のうちの1つから複数周期にわたって得られる歩容情報を示す。横軸は時間であり、縦軸は歩容検出器101に含まれるジャイロの出力(加速度)である。実際には加速度は三次元方向のデータである。
このように歩容検出器101を装着した状態での歩容情報の取得を複数の患者1について行うとともに、複数の健常者についても行うことで、複数の患者1及び健常者についての歩容情報を取得すればよい。
歩容情報処理部113は、(A)に示す複数周期にわたる歩容情報を(B)に示すように1周期毎に区切り、各周期の平均を求める処理を行うことで(C)に示す平均の歩容情報を求める。
図11は、複数の患者の歩容情報の差分を求める処理を説明する図である。歩容情報の差分とは、データベース201に含まれる1人の患者(ここでは患者A、B、C・・・の各々)の歩容情報と、健常者平均歩容情報との差分であり、差分取得部213によって求められる。
平均値取得部212は、データベース201に格納される複数の健常者1、2・・・10の歩容情報(1)、(2)・・・(10)の平均を求めることで、(11)に示す健常者平均歩容情報を求める。(11)に示す健常者平均歩容情報は、データベース201に格納される。
差分取得部213は、データベース201から読み出した患者A、B、C・・・の歩容情報と、(11)に示す健常者平均歩容情報との差分A、B、C・・・を求める。差分A、B、C・・・は、それぞれ、患者A、B、C・・・の歩容情報の特徴量を表す。
図12は、特定患者の候補D、E、Fの歩容情報と健常者平均歩容情報との差分D、E、Fから、差分D、E、Fに共通特徴量αを求める処理を説明する図である。
共通特徴量検出部216は、受付部215によって受け付けられた患者D、E、FのIDに基づいて、データベース201から歩容情報の差分D、E、Fを読み出し、複数の歩容情報の差分D、E、Fに共通する共通特徴量αを検出する。
また、共通特徴量検出部216は、検出した共通特徴量αを表すデータをPC500に送信する。このため、PC500のディスプレイには、共通特徴量αが表示される。
図13は、共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを検索する処理を説明する図である。
検索部217は、データベース201に格納されるすべての患者A、B、C・・・の歩容情報の差分A、B、C・・・を表すデータから、PC500から送信される患者の検索のリクエストに含まれる共通特徴量αと類似する差分(特徴量)を含む歩容情報を有する患者のIDを検索する。図13では、一例として、差分A、B、C・・・のうち共通特徴量αと類似するのは差分Cである。このため、差分Cを含む歩容情報を有する患者CのIDが特定される。
このようにして、製薬会社からのリクエスト(患者の検索のリクエスト)に含まれる特徴量と類似する差分を有する患者CのIDが検索され、検索結果がPC500に送信され、PC500のディスプレイに表示される。
図14は、PC100の制御装置110が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。図14に示すフローは、患者又は健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)を求める処理であり、図15及び図16に示す処理の前に行う事前処理である。
ここでは、前提として、患者又は健常者が歩容検出器101を装着し、図10に示すような状態で歩行試験を行っていることとする。
PC100の電源がオンにされて主制御部111が処理をスタートすると、主制御部111は、歩容検出器101から加速度を表すデータを受信したかどうかを判定する(ステップS1)。主制御部111は、加速度を表すデータを受信していない(S1:NO)と判定すると、ステップS1の処理を繰り返し実行する。
主制御部111によって加速度を表すデータを受信した(S1:YES)と判定されると、歩容情報取得部112は、歩容検出器101から受信した加速度に基づいて歩容情報を取得し、患者又は健常者のIDと関連付けてメモリ115に格納する(ステップS2)。
歩容情報処理部113は、歩容情報取得部112が取得した複数周期にわたる歩容情報を1周期毎に区切り、各周期の平均の歩容情報を求める処理を行い、平均の歩容情報を患者又は健常者のIDと関連付けてメモリ115に格納する(ステップS3)。
動画取得部114は、カメラ102(図1参照)から入力される動画を患者のIDと関連付けてメモリ115に格納する(ステップS4)。
主制御部111は、歩容情報処理部113によって患者又は健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)が求められメモリ115に格納されると、患者又は健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)を表すデータとをIDとともに通信部120を介してPC200に送信する(ステップS5)。ステップS5では、主制御部111は、メモリ115に格納されているすべての患者又は健常者の歩容情報をPC200に送信する。
主制御部111は、ステップS5において患者の歩容情報をPC200に送信する際には、メモリ115に格納された患者の動画もIDとともに通信部120を介してPC200に送信する。
以上で制御装置110が実行する処理を表すフローが一巡するため、主制御部111は、一連のフローを終了(エンド)する。制御装置110は、患者又は健常者の歩容情報(同一人物についての1周期分の平均の歩容情報)がメモリ115に格納されるたびに、図14に示す処理を実行する。
図15は、PC200の制御装置210が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。図15に示すフローは、制御装置210が実行する処理は、歩容情報と健常者平均歩容情報との差分を求めてデータベース201に格納する処理であり、図16に示す処理の前に行う事前処理である。
ここでは、前提として、患者又は健常者が歩容検出器101を装着し、図10に示すような状態で歩行試験を行っており、PC100は歩容情報を歩容検出器101から収集していることとする。
PC200の電源がオンにされて主制御部211が処理をスタートすると、主制御部211は、PC100から患者又は健常者の歩容情報を受信したかどうかを判定する(ステップS11)。主制御部211は、歩容情報を受信していない(S11:NO)と判定すると、ステップS11の処理を繰り返し実行する。
主制御部211は、歩容情報を受信した(S11:YES)と判定すると、PC100から受信した患者又は健常者の歩容情報を表すデータをIDとともにデータベース201に格納する(ステップS12)。
また、ステップS12において、主制御部211は、患者の歩容情報を表すデータをIDとともにデータベース201に格納する際には、患者の動画も関連付けてデータベース201に格納する。
平均値取得部212は、データベース201に格納される複数の健常者の歩容情報の平均(健常者平均歩容情報)を求める(ステップS13)。
差分取得部213は、データベース201から読み出した1人の患者の歩容情報と健常者平均歩容情報との差分を求める(ステップS14)。
差分取得部213は、求めた差分を表すデータを患者の動画と関連付けてデータベース201に登録する(ステップS15)。
以上で制御装置210が実行する事前処理を表すフローが一巡するため、主制御部211は、一連のフローを終了(エンド)する。PC100から患者又は健常者の歩容情報を受信する度に制御装置210が図15に示すフローを実行することにより、データベース201に格納されるすべての患者について歩容情報と健常者平均歩容情報との差分が求められる。
図16は、PC200の制御装置210が実行する処理を表すフローチャートを示す図である。図16に示す処理は、図14及び図15に示す事前処理が完了した状態で行われる処理であり、共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを検索する処理である。
主制御部211は、図14及び図15に示す事前処理が完了した状態において処理をスタートさせる。
情報提供部214は、PC500から患者の動画及び差分の送信のリクエストがあったかどうかを判定する(ステップS31)。動画及び差分の送信のリクエストは、PC500で動画及び差分の閲覧を可能にするために送信を求めるリクエストであり、患者を特定せずに動画及び差分の送信を求めるリクエストである。
情報提供部214は、リクエストがない(S31:NO)と判定すると、PC500から患者の動画及び差分の送信のリクエストがあるまでステップS31の処理を繰り返し実行する。
情報提供部214は、リクエストがあった(S31:YES)と判定すると、データベース201に格納されている患者の動画と差分を表すデータとを通信部220を介してPC500に送信する(ステップS32)。ステップS32では、データベース201に格納されているすべての動画と差分を表すデータとがPC500に送信される。
受付部215は、患者の選択のリクエストをPC500から受け付けたかどうかを判定する(ステップS33)。患者の選択のリクエストは、製薬会社が選択した複数の患者のIDを含む。ここでは、製薬会社が選択した複数の患者とは、製薬会社が中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者であると特定し、選択した複数の患者である。受付部215は、患者の選択のリクエストをPC500から受け付けるまでステップS33の処理を繰り返し実行する。
受付部215によって患者の選択のリクエストをPC500から受け付けた(S33:YES)と判定されると、共通特徴量検出部216は、受付部215によって受け付けられた複数の患者のIDに基づいて、データベース201から歩容情報の差分を読み出し、複数の歩容情報の差分に共通特徴量を検出する(ステップS34)。
共通特徴量検出部216は、検出した共通特徴量を表すデータを通信部220を介してPC500に送信する(ステップS35)。PC500では、共通特徴量を表すデータがディスプレイに表示される。
受付部215は、患者の検索のリクエストをPC500から受け付けたかどうかを判定する(ステップS36)。受付部215は、患者の検索のリクエストをPC500から受け付けるまでステップS36の処理を繰り返し実行する。
受付部215によって患者の検索のリクエストをPC500から受け付けた(S36:YES)と判定されると、検索部217は、データベース201に格納されるすべての患者の歩容情報の差分を表すデータから、ステップS34で求めた共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを検索する(ステップS37)。
検索部217は、共通特徴量と類似する差分が見つかったかどうかを判定する(ステップS38)。
検索部217は、類似する差分が見つかった(S38:YES)と判定すると、検索の結果として見つけた共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDをPC500に送信する(ステップS39)。
また、検索部217は、検索の結果として見つけた共通特徴量と類似する差分(特徴量)を有する患者のIDを患者の検索のリクエストのID(リクエストID)と関連付けてデータベース201に格納する(ステップS40)。
以上で制御装置210が実行する処理を表すフローが一巡するため、主制御部211は、一連のフローを終了(エンド)する。制御装置210は、PC100から歩容情報を受信するたびに、図15に示す処理を実行する。
なお、ステップS38において、類似する差分が見つかっていない(S38:NO)と判定されると、主制御部211は、フローを終了させる。現在のデータベース201に格納されている患者の歩容情報には類似する特徴量を含むものがないため、一旦処理を終了することとしたものである。なお、この場合には、再度事前処理を行って新たな患者の歩容情報を取得することを提案するメッセージ等を主制御部211がPC500に送信するようにしてもよい。新たな患者の歩容情報をデータベース201に格納して、一連の処理を再度実行可能な状況にするためである。
また、製薬会社が歩容に所定の特徴量を有する患者を用意している場合には、その患者について図14及び図15に示す事前処理を行うことで、その患者の歩容情報をデータベース201に登録してから図16の処理を実行すればよい。
以上、実施の形態によれば、PC200は、複数の患者の歩容情報の特徴量(健常者平均歩容情報と患者の歩容情報との差分)を求めてデータベース201に格納しておき、製薬会社のPC500に複数の患者の歩容情報の差分を表すデータを提供する。
そして、製薬会社のPC500から患者を選択するリクエストがあると、PC200は、リクエストされた差分に類似する差分を有する患者のIDをデータベース201から検索する。このため、PC200は、製薬会社が探している歩容情報を有する患者を検索することができる。ここでいう歩容情報の差分(特徴量)は、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者の歩容に含まれる特徴量である。
したがって、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者を検索することができる患者検索支援プログラム、患者検索支援システム300、及び、患者検索支援方法を提供することができる。
また、PC200は、検索した患者のIDを製薬会社のPC500に送信する。このため、製薬会社は、患者検索支援システム300を利用して容易に所望の患者を特定することができる。
また、中枢神経又は末梢神経等の疾患を有する患者に歩容検出器101を装着して歩行試験を行うことで歩容情報を容易に取得することができる。
また、歩行試験においてカメラ102で撮影した動画を歩容情報の差分のデータとともにデータベース201に格納しておき、製薬会社のPC500に複数の患者の歩容情報の差分を表すデータとともに提供するため、製薬会社は動画を利用して所望の患者を捜すことができる。
なお、以上では、動画を歩容情報の差分のデータとともにデータベース201に格納する形態について説明したが、動画は必須ではなく、歩容情報の差分のデータをデータベース201に格納し、製薬会社のPC500に提供してもよい。この場合には、PC100にカメラ102を接続する必要はなくなる。
また、以上では、PC100の歩容情報処理部113がステップS3において複数周期にわたる歩容情報を1周期毎に区切り、各周期の平均の歩容情報を求める処理を行う形態について説明した。しかしながら、PC100では平均の歩容情報を求める処理を行わずに歩容情報をPC200に送信し、PC200が平均の歩容情報を求める処理を行ってもよい。
また、以上では、歩容情報処理部113が複数周期にわたる歩容情報を1周期毎に区切って各周期の平均の歩容情報を求める形態について説明したが、このような平均の歩容情報を求める処理を行わなくてもよい。この場合には、歩容情報取得部112が取得する複数周期にわたる歩容情報をPC200に送信し、PC200が各周期における歩容情報の差分を求め、複数周期における差分を用いて、製薬会社のリクエストに含まれる複数の患者の歩容情報の共通の特徴量を検出し、共通の特徴量に類似する差分を有する患者をデータベース201から検索すればよい。
また、以上では、患者の歩容情報の特徴量を求める際に、複数の健常者の歩容情報である健常者平均歩容情報を用いる形態について説明したが、任意の1人の健常者の歩容情報を用いてもよい。
また、以上では、ステップS35で共通特徴量検出部216が共通特徴量を表すデータをPC500に送信した後に、ステップS36で患者の検索のリクエストをPC500から受け付けた場合に、検索部217がステップS37で検索を行う形態について説明した。しかしながら、ステップS36の処理をスキップしてもよい。この場合には、ステップS35で共通特徴量検出部216が共通特徴量を表すデータをPC500に送信した後に、(患者の検索のリクエストを受け付けなくても)検索部217が検索を行うようにすればよい。
また、PC100とPC200が1つのPCであってもよい。
以上、本発明の例示的な実施の形態の患者検索支援プログラム、患者検索支援システム、及び、患者検索支援方法について説明したが、本発明は、具体的に開示された実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
以上の実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
コンピュータが、
それぞれセンサが取り付けられた複数の患者のうちのいずれかの患者の選択を受け付けることと、
複数の患者に取り付けられたそれぞれのセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報と、健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報との複数の差分を前記複数の患者の第1体動情報の特徴量として格納する記憶部を参照して、前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する他の患者を前記記憶部から検索することと
を含む処理を実行する、患者検索支援プログラム。
(付記2)
コンピュータが、
複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報と、健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報とを格納する記憶部に格納された第1体動情報と第2体動情報との差分を当該第1体動情報に対応する患者の第1体動情報の特徴量として求め、前記記憶部に格納することと、
前記複数の患者のうちのいずれかの患者の選択を受け付けることと、
前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する他の患者を前記記憶部から検索することと
を含む処理を実行する、患者検索支援プログラム。
(付記3)
複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報を記憶部に格納することと、
複数の健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報を前記記憶部に格納することと、
前記記憶部に格納された第1体動情報及び第2体動情報の差分を当該第1体動情報に対応する患者の第1体動情報の特徴量として前記記憶部に格納することと、
前記複数の患者のうちのいずれかの選択を受け付けることと、
前記選択で特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索することと
を含む処理をコンピュータが実行する、患者検索支援プログラム。
(付記4)
前記選択を受け付けることは、前記複数の患者のうちのいずれか複数の選択を受け付けることであり、
前記複数の選択によって特定される複数の患者の第1体動情報の共通の特徴量を検出することをさらに含み、
前記検索することは、前記複数の選択で特定される複数の患者の第1体動情報の共通の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索することとである、付記1乃至3のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
(付記5)
前記第1体動情報及び前記第2体動情報は、歩容による体動を表す歩容情報である、付記1乃至3のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
(付記6)
前記差分は、前記第1体動情報と、前記第2体動情報との1周期分の差分である、付記1乃至4のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
(付記7)
前記差分は、前記第1体動情報と、複数の前記健常者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第2体動情報の平均との差分である、付記1乃至5のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
(付記8)
ネットワークを介して接続される第1コンピュータと第2コンピュータとを含む患者検索支援システムであって、
前記第1コンピュータは、
複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報を取得する第1取得部と、
複数の健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報を取得する第2取得部と、
前記第1取得部によって取得された複数の第1体動情報と、前記第2取得部によって取得された第2体動情報とを前記ネットワークを介して前記第2コンピュータに送信する送信部と
を有し、
前記第2コンピュータは、
前記送信部から受信した複数の第1体動情報及び第2体動情報を格納する記憶部と、
前記記憶部に格納された複数の第1体動情報と第2体動情報との複数の差分を前記複数の患者の前記第1体動情報の特徴量として求め、前記記憶部に格納する差分取得部と、
前記複数の患者のうちのいずれかの選択を受け付ける受付部と、
前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索する検索部と
を有する、患者検索支援システム。
(付記9)
コンピュータが、
複数の患者のうちのいずれかの患者の選択を受け付けることと、
前記複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報と、健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報との差分を前記患者の第1体動情報の特徴量として格納する記憶部を参照して、前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索することと
を含む処理を行う、患者検索支援方法。
100 PC
101 歩容検出器
102 カメラ
110 制御装置
112 歩容情報取得部
113 歩容情報処理部
114 動画取得部
200 PC
201 データベース
210 制御装置
212 平均値取得部
213 差分取得部
214 情報提供部
215 受付部
216 共通特徴量検出部
217 検索部
300 患者検索支援システム
500 PC
510 制御装置
512 選択処理部
513 検索処理部

Claims (9)

  1. コンピュータが、
    それぞれセンサが取り付けられた複数の患者のうちのいずれかの患者の選択を受け付けることと、
    複数の患者に取り付けられたそれぞれのセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報と、健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報との複数の差分を前記複数の患者の第1体動情報の特徴量として格納する記憶部を参照して、前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する他の患者を前記記憶部から検索することと
    を含む処理を実行する、患者検索支援プログラム。
  2. コンピュータが、
    複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報と、健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報とを格納する記憶部に格納された第1体動情報と第2体動情報との差分を当該第1体動情報に対応する患者の第1体動情報の特徴量として求め、前記記憶部に格納することと、
    前記複数の患者のうちのいずれかの患者の選択を受け付けることと、
    前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する他の患者を前記記憶部から検索することと
    を含む処理を実行する、患者検索支援プログラム。
  3. 複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報を記憶部に格納することと、
    健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報を前記記憶部に格納することと、
    前記記憶部に格納された第1体動情報及び第2体動情報の差分を当該第1体動情報に対応する患者の第1体動情報の特徴量として前記記憶部に格納することと、
    前記複数の患者のうちのいずれかの選択を受け付けることと、
    前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索することと
    を含む処理をコンピュータが実行する、患者検索支援プログラム。
  4. 前記選択を受け付けることは、前記複数の患者のうちのいずれか複数の選択を受け付けることであり、
    前記複数の選択によって特定される複数の患者の第1体動情報の共通の特徴量を検出することをさらに含み、
    前記検索することは、前記複数の選択で特定される複数の患者の第1体動情報の共通の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索することとである、請求項1乃至3のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
  5. 前記第1体動情報及び前記第2体動情報は、歩容による体動を表す歩容情報である、請求項1乃至4のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
  6. 前記差分は、前記第1体動情報と、前記第2体動情報との1周期分の差分である、請求項1乃至5のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
  7. 前記差分は、前記第1体動情報と、複数の前記健常者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第2体動情報の平均との差分である、請求項1乃至6のいずれか一項記載の患者検索支援プログラム。
  8. ネットワークを介して接続される第1コンピュータと第2コンピュータとを含む患者検索支援システムであって、
    前記第1コンピュータは、
    複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報を取得する第1取得部と、
    健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報を取得する第2取得部と、
    前記第1取得部によって取得された複数の第1体動情報と、前記第2取得部によって取得された第2体動情報とを前記ネットワークを介して前記第2コンピュータに送信する送信部と
    を有し、
    前記第2コンピュータは、
    前記送信部から受信した複数の第1体動情報及び第2体動情報を格納する記憶部と、
    前記記憶部に格納された複数の第1体動情報と第2体動情報との複数の差分を前記複数の患者の第1体動情報の特徴量として求め、前記記憶部に格納する差分取得部と、
    前記複数の患者のうちのいずれかの選択を受け付ける受付部と、
    前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索する検索部と
    を有する、患者検索支援システム。
  9. コンピュータが、
    複数の患者のうちのいずれかの患者の選択を受け付けることと、
    前記複数の患者に取り付けられたセンサによって検出された複数の周期的な第1体動情報と、健常者に取り付けられたセンサによって検出された周期的な第2体動情報との差分を前記患者の第1体動情報の特徴量として格納する記憶部を参照して、前記選択によって特定される患者の特徴量に類似する特徴量を有する患者を前記記憶部から検索することと
    を含む処理を行う、患者検索支援方法。
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