JP2020160218A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置の温度上昇の抑制と、感光体ドラムの温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、複数の画像形成部の現像装置40を冷却する冷却ユニット50を備える。冷却ユニット50は、現像装置40から受熱する循環経路と、循環経路内の冷却液の熱を放熱させる放熱部と、冷却液を循環させるポンプ55と、を備える。複数の画像形成部は、1つのブラック用画像形成部と、ブラックとは異なる2つ以上のカラー用画像形成部と、を含む。循環経路は、ブラック用画像形成部の現像装置40Bのみに接触するブラック用経路5111と、複数のカラー用画像形成部の現像装置40M、40C、40Yそれぞれに直列に接触するカラー用経路5112と、カラー用経路5112への冷却液の流路の開閉を選択的に切り替え可能な切替部514と、を有する。【選択図】図4

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置では、感光体ドラムの表面に形成した静電潜像を現像装置で現像することで、後に用紙に転写されるトナー像を形成する装置が広く利用されている。現像装置は、均一な画像を継続して形成するために、現像容器の内部に収容したトナーを含む現像剤を、現像容器の内部において攪拌しながら搬送している。
現像剤を攪拌、搬送するための攪拌搬送部材を駆動すると、攪拌搬送部材と現像剤の間や、現像剤同士の間で摩擦熱が生じる。この摩擦熱に起因して現像装置の内部の温度が上昇し、トナーの流動性が低下する。これにより、高品質な画像を得ることができないことが懸念される。そこで、トナーの温度上昇を抑制するための冷却ユニットを備えた画像形成装置が知られている。このような画像形成装置の一例が特許文献1に開示されている。
特許文献1で開示された従来の画像形成装置は、現像装置のトナー収容部に接触させた受熱部である冷却ジャケットと、放熱部であるラジエーターと、ラジエーターに外気を当てる冷却ファンと、冷却ジャケット及びラジエーターに冷却液を通す循環経路と、リザーブタンクと、液送ポンプと、を備える。冷却液は、液送ポンプによって循環経路に沿って循環されることで、冷却ジャケットでトナー収容部から受熱し、ラジエーターで冷却される。これにより、トナーの冷却を行うことが可能である。
特開2015−41014号公報
しかしながら、特許文献1で開示された従来の画像形成装置では、イエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色の現像装置それぞれに個別に接触する4つの冷却ジャケットすべてが、循環経路で直列に接続されているので、モノクロ印刷の場合に、使用しない3色のカラー用の現像装置がブラック用の現像装置と一緒に冷却されてしまう。これにより、3色のカラー用の現像装置が過剰に冷却され、当該現像装置に隣接する感光体ドラムも冷却される。感光体ドラムは、温度が下がり過ぎると、画像不良を引き起こす虞がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであり、現像装置の温度上昇の抑制と、感光体ドラムの温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体ドラムと、静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、を含んで並べて配置された複数の画像形成部と、現像装置を冷却する冷却ユニットと、を備える。冷却ユニットは、現像装置に接触するように配置されて現像装置から受熱する循環経路と、循環経路に接続されて循環経路内の冷却液の熱を放熱させる放熱部と、冷却液を循環経路内で循環させるポンプと、を備える。複数の画像形成部は、1つのブラック用画像形成部と、ブラックとは異なる2つ以上のカラー用画像形成部と、を含む。循環経路は、ブラック用画像形成部の現像装置のみに接触するブラック用経路と、複数のカラー用画像形成部の現像装置それぞれに直列に接触するカラー用経路と、カラー用経路への冷却液の流路の開閉を選択的に切り替え可能な切替部と、を有する。
本発明の構成によれば、モノクロ印刷の場合に、カラー用経路への冷却液の流路を閉鎖することができる。これにより、モノクロ印刷の場合に、使用しない3色のカラー用の現像装置がブラック用の現像装置と一緒に冷却されることを抑制することができる。一方、カラー印刷の場合には、カラー用経路への冷却液の流路を開放することができる。これにより、カラー印刷の場合に、ブラック用の現像装置と、カラー用の現像装置とのそれぞれを冷却することができる。したがって、現像装置の温度上昇の抑制と、感光体ドラムの温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能である。
本発明の実施形態の画像形成装置の構成を示す概略断面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の画像形成部周辺を示す断面図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の現像装置の底部の斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の冷却ユニットの斜視図である。 本発明の実施形態の画像形成装置の冷却ユニットの概略構成図である。 本発明の実施形態の変形例1の画像形成装置の冷却ユニットの概略構成図である。 本発明の実施形態の変形例2の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態の変形例2の画像形成装置の冷却ユニットにおける切替処理の例を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態を図に基づき説明する。なお、本発明は以下の内容に限定されるものではない。
図1は、実施形態の画像形成装置1の構成を示す概略断面図である。図2は、画像形成装置1の画像形成部20周辺を示す断面図である。本実施形態の画像形成装置1の一例としては、中間転写ベルト31を用いてトナー像を用紙Pに転写するタンデム方式のカラープリンターである。画像形成装置1は、例えばプリント(印刷)、スキャン(画像読取)、ファクシミリ送信等の機能を備えたいわゆる複合機であって良い。
画像形成装置1は、図1及び図2に示すように、その本体2に、給紙部3、用紙搬送部4、露光部5、画像形成部20、転写部30、定着部6、用紙排出部7及び制御部8を含む。
給紙部3は、複数枚の用紙Pを収容し、印刷時に用紙Pを1枚ずつ分離して送り出す。用紙搬送部4は、給紙部3から送り出された用紙Pを二次転写部33及び定着部6へと搬送し、さらに定着後の用紙Pを用紙排出口4aから用紙排出部7に排出する。両面印刷が行われる場合、用紙搬送部4は、第一面の定着後の用紙Pを分岐部4bによって反転搬送部4cに振り分け、用紙Pを再度、二次転写部33及び定着部6へと搬送する。露光部5は、画像データに基づき制御されたレーザー光を画像形成部20に向かって照射する。
画像形成部20は、イエロー用の画像形成部20Y、シアン用の画像形成部20C、マゼンタ用の画像形成部20M及びブラック用の画像形成部20Bを含む。これらの4つの画像形成部20は、基本的な構成が同じである。これにより、以下の説明において、特に限定する必要がある場合を除き、各色を表す「Y」、「C」、「M」、「B」の識別記号は省略することがある。
画像形成部20は、所定の方向(図1及び図2における時計回り)に回転可能に支持された像担持体である感光体ドラム21を備える。画像形成部20は、さらに感光体ドラム21の周囲に、その回転方向に沿って帯電部22、現像装置40及びドラムクリーニング部23を備える。なお、現像装置40とドラムクリーニング部23との間に一次転写部32が配置される。
帯電部22は、例えば帯電ローラーによって感光体ドラム21の表面を所定電位に帯電させる。そして、露光部5から照射されたレーザー光によって感光体ドラム21の表面に原稿画像の静電潜像が形成される。現像装置40は、この静電潜像にトナーを供給して現像し、トナー像を形成する。4つの画像形成部20それぞれは、異なる色のトナー像を形成する。
転写部30は、中間転写ベルト31、一次転写部32Y、32C、32M、32B、二次転写部33及びベルトクリーニング部34を備える。中間転写ベルト31は、所定の方向(図1における反時計回り)に回転可能に支持され、4つの画像形成部20それぞれで形成されたトナー像が順次重ねて一次転写される中間転写体である。4つの画像形成部20は、中間転写ベルト31の回転方向上流側から下流側に向けて一列に並んだいわゆるタンデム方式にして配置される。
一次転写部32Y、32C、32M、32Bは、各色の画像形成部20Y、20C、20M、20Bの上方に配置される。二次転写部33は、用紙搬送部4の、定着部6よりも用紙搬送方向上流側であって、転写部30の、各色の画像形成部20Y、20C、20M、20Bよりも中間転写ベルト31の回転方向下流側に配置される。ベルトクリーニング部34は、各色の画像形成部20Y、20C、20M、20Bよりも中間転写ベルト31の回転方向上流側に配置される。
トナー像は、各色の一次転写部32Y、32C、32M、32Bで中間転写ベルト31の表面に一次転写される。そして、中間転写ベルト31の回転とともに所定のタイミングで各画像形成部20のトナー像が連続して重ねて中間転写ベルト31に転写されることにより、中間転写ベルト31の表面にはイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの4色のトナー像が重ね合わされたカラートナー像が形成される。ドラムクリーニング部23は、一次転写後に感光体ドラム21の表面に残留するトナー等を除去してクリーニングする。
中間転写ベルト31の表面のカラートナー像は、用紙搬送部4によって同期をとって送られてきた用紙Pに、二次転写部33に形成される二次転写ニップ部で転写される。ベルトクリーニング部34は、二次転写後に中間転写ベルト31の表面に残留するトナー等を除去してクリーニングする。
定着部6は、トナー像が転写された用紙Pを加熱、加圧してトナー像を用紙Pに定着させる。
制御部8は、不図示のCPU、画像処理部、記憶部、その他の不図示の電子回路及び電子部品を含む。CPUは、記憶部に記憶された制御用のプログラムやデータに基づき、画像形成装置1に設けられた各構成要素の動作を制御して画像形成装置1の機能に係る処理を行う。給紙部3、用紙搬送部4、露光部5、画像形成部20、転写部30及び定着部6それぞれは、制御部8から個別に指令を受け、連動して用紙Pへの印刷を行う。記憶部は、例えば不図示のプログラムROM(Read Only Memory)、データROMなどといった不揮発性の記憶装置と、RAM(Random Access Memory)のような揮発性の記憶装置との組み合わせで構成される。
続いて、現像装置40とその周辺の詳細な構成について、図2に加えて図3から図5を用いて説明する。図3は、画像形成装置1の現像装置40の底部411の斜視図である。図4は、画像形成装置1の冷却ユニット50の斜視図である。図5は、画像形成装置1の冷却ユニット50の概略構成図である。なお、各色の画像形成部20は基本的な構成が同じであるので、特に限定する必要がある場合を除き、構成要素について各色を表す識別記号の記載と、説明とを省略する。
現像装置40は、図2に示すように、現像容器41、仕切り部42、攪拌搬送室43、供給搬送室44、攪拌搬送部材45、供給搬送部材46、現像ローラー47及び規制ブレード48を備える。
現像容器41は、現像装置40から感光体ドラム21の表面に供給する現像剤として、例えばトナー及び磁性キャリアを含む二成分現像剤を収容する。現像容器41は、感光体ドラム21の回転軸線方向(図2の紙面奥行き方向、以下、軸線方向と呼ぶ)に延びる細長い形状であって、その長手方向を水平にして配置される。
仕切り部42は、現像容器41の内部の下部に設けられる。仕切り部42は、現像容器41の下部の、軸線方向と交差する方向(図2の左右横方向)の略中央部に設けられ、軸線方向及び上下方向に延びる。仕切り部42は、現像容器41の内部を、軸線方向と交差する方向において区分する。仕切り部42は、軸線方向の両端部それぞれに配置された不図示の現像剤連通口を備える。
攪拌搬送室43及び供給搬送室44は、現像容器41の内部に設けられる。攪拌搬送室43及び供給搬送室44は、現像容器41の内部が仕切り部42によって区分されることで形成される。供給搬送室44は、現像容器41の内部の、現像ローラー47の配置領域の下方に隣接して配置される。攪拌搬送室43は、現像容器41の内部の、供給搬送室44よりも現像ローラー47から離隔した領域に配置される。攪拌搬送室43は、不図示の現像剤補給口から現像剤の補給を受ける。
攪拌搬送部材45は、攪拌搬送室43の内部に配置される。供給搬送部材46は、供給搬送室44の内部に配置される。攪拌搬送部材45及び供給搬送部材46は、感光体ドラム21と平行に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器41に支持される。攪拌搬送部材45及び供給搬送部材46は、その軸線回りに回転することで、回転軸線方向に沿って現像剤を攪拌しながら搬送する。
攪拌搬送部材45及び供給搬送部材46の回転により、現像剤は、仕切り部42の軸線方向両端に設けられた現像剤連通口を通って、攪拌搬送室43と、供給搬送室44との間を循環する。攪拌搬送室43及び供給搬送室44において、外部から補給されたトナー(正帯電トナー)が磁性キャリアと混合されて攪拌され、帯電される。
現像ローラー47は、現像容器41の内部の、供給搬送部材46の上方に配置される。現像ローラー47は、感光体ドラム21と平行に延びる軸線回りに回転可能にして現像容器41に支持される。現像ローラー47は、図2において反時計回りに回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された現像ローラー側磁極とを有する(ともに不図示)。現像ローラー47には、所定の直流電圧(以下、VslvDCと呼ぶ)及び交流電圧(以下、VslvACと呼ぶ)のバイアスが印加される。現像ローラー47の表面の一部は、現像容器41から露出し、感光体ドラム21と対向する。現像ローラー47は、感光体ドラム21との対向領域において、トナーを感光体ドラム21の表面に供給する。
規制ブレード48は、現像ローラー47に近接して対向し、その先端と現像ローラー47の表面との間に所定の間隔を設けて配置される。規制ブレード48は、現像ローラー47と感光体ドラム21との対向領域の、現像ローラー47の回転方向上流側に配置される。規制ブレード48は、現像ローラー47の軸線方向(図2の紙面奥行き方向)の全域にわたって延びる。規制ブレード48は、現像ローラー47の表面に担持される現像剤の層厚を規制する。
現像剤は、攪拌搬送室43及び供給搬送室44において攪拌搬送部材45及び供給搬送部材46により攪拌、循環されて帯電され、供給搬送部材46によって現像ローラー47に渡される。現像ローラー47の表面では、トナー及び磁性キャリアで構成される不図示の磁気ブラシが形成される。磁気ブラシは、規制ブレード48によって層厚が規制された後、現像ローラー47の回転によって現像ローラー47と感光体ドラム21との対向領域に搬送される。そして、現像ローラー47に印加される所定のバイアス(VslvDC及びVslvAC)と、感光体ドラム21との間の電位差により、現像ローラー47から感光体ドラム21にトナーが飛翔し、感光体ドラム21の表面の静電潜像が現像される。
現像容器41は、図2及び図3に示すように、底部411を備える。現像容器41の底部411は、例えばアルミニウム等の金属で構成される。現像容器41の底部411以外の部分は、例えば合成樹脂の成型品で構成される。底部411は、上部4111と、下部4112と、を有する。上部4111は、攪拌搬送室43の内面の一部と、供給搬送室44の内面の一部と、仕切り部42と、を含む。下部4112は、現像容器41の下面を含む。上部4111及び下部4112は、一体として構成され、例えば押出成形された部材を切削加工することにより形成される。
画像形成装置1は、図4及び図5に示す冷却ユニット50を備える。冷却ユニット50は、循環チューブ(循環経路)51、保持部材52、ラジエーター(放熱部)53、タンク54及びポンプ55を備える。
循環チューブ51の内部には、冷却液が流通する。循環チューブ51は、ポンプ55とラジエーター53とを接続する第1チューブ511と、ラジエーター53とタンク54とを接続する第2チューブ512と、タンク54とポンプ55とを接続する第3チューブ513とを含む。
第1チューブ511は、図2に示すように、保持部材52によって、現像容器41の下面部に保持される。保持部材52には、第1チューブ511を位置決めするための第1凹部521が設けられる。第1凹部521は、現像容器41の長手方向(軸線方向)に延び、下方に窪む。現像容器41の底部411の下部4112には、第1チューブ511を位置決めするための第2凹部4113が設けられる。第2凹部4113は、現像容器41の長手方向(軸線方向)に延び、上方に窪む。第1凹部521と、第2凹部4113とは、互いに上下方向に対向する。
第1チューブ511は、例えば外力を受けていない状態で、断面円形状である。第1凹部521の深さと、第2凹部4113の深さとの和は、第1チューブ511の外径よりも小さい。このため、図2に示すように、保持部材52を現像容器41の下面に圧接させると、第1チューブ511は径方向断面が長円形状に変形し、第1チューブ511と現像容器41との接触面積が増加する。
なお、第1チューブ511の少なくとも一部(現像容器41との接触部分)は、例えばセラミック等の熱伝導材を含有するシリコーンチューブやゴムチューブで構成され、弾性及び高熱伝導率を有する。第2チューブ512及び第3チューブ513は、例えば熱伝導材を含有しないゴムチューブや、金属製または樹脂製のチューブで構成される。
このようにして、循環チューブ51は、現像装置40に接触するように配置される。循環チューブ51は、現像装置40から受熱する。
ラジエーター53は、循環チューブ51に接続される。詳細には、ラジエーター53は、循環チューブ51の、第1チューブ511と、第2チューブ512との間に接続される。ラジエーター53には、ラジエーター53内を流通する冷却液を空冷するためのファン531が設けられる。ラジエーター53は、現像装置40から受熱して温められた循環チューブ51内の冷却液の熱を放熱させる。
タンク54は、循環チューブ51の、第2チューブ512と、第3チューブ513との間に設けられる。タンク54は、ラジエーター53によって放熱された冷却液を貯留し、保管する。
ポンプ55は、循環チューブ51の、第3チューブ513と、第1チューブ511との間に設けられる。ポンプ55は、タンク54内の冷却液を第3チューブ513を通して吸い込み、第1チューブ511を通して吐出する。ポンプ55は、冷却液を循環チューブ51内で循環させる。
冷却液は、図4において循環チューブ51に隣接して描画した矢印、また図5において循環チューブ51上に付した矢印の方向に循環する。ポンプ55から吐出された冷却液は、第1チューブ511を通り、現像装置40を通過するときに現像装置40から受熱する。現像装置40から受熱して温められた冷却液は、ラジエーター53に入り、空気に対して放熱する。ラジエーター53で放熱して冷却された冷却液は、第2チューブ512を通り、タンク54で貯留、保管される。タンク54内の冷却液は、ポンプ55によって、第3チューブ513を通して吸い出され、第1チューブ511へと吐出される。このようにして、冷却ユニット50は、現像装置40を冷却する。
第1チューブ511は、図4及び図5に示すように、ブラック用経路5111と、カラー用経路5112と、を有する。カラー用経路5112は、冷却液の流通方向上流端において、ブラック用経路5111から分岐する。ブラック用経路5111及びカラー用経路5112は、ポンプ55からラジエーター53までの区間で並列に配置される。
ブラック用経路5111は、ブラック用画像形成部20Bの現像装置40Bのみに接触する。
カラー用経路5112は、複数のカラー用画像形成部の現像装置40それぞれに直列に接触する。具体的には、カラー用経路5112は、マゼンタ用画像形成部20Mの現像装置40M、シアン用画像形成部20Cの現像装置40C、イエロー用画像形成部20Yの現像装置40Y、の順に直列に接触する。
循環チューブ51は、さらに切替部514を有する。切替部514は、カラー用経路5112の、冷却液の流通方向上流端に配置される。切替部514は、カラー用経路5112への冷却液の流路の開閉を選択的に切り替え可能である。カラー用経路5112は、ラジエーター53でブラック用経路5111に合流する。
上記の構成によれば、モノクロ印刷の場合に、カラー用経路5112への冷却液の流路を閉鎖することができる。これにより、モノクロ印刷の場合に、使用しない3色のカラー用の現像装置40M、40C、40Yがブラック用の現像装置40Bと一緒に冷却されることを抑制することができる。一方 カラー印刷の場合には、カラー用経路5112への冷却液の流路を開放することができる。これにより、カラー印刷の場合に、ブラック用の現像装置40Bと、カラー用の現像装置40M、40C、40Yとのそれぞれを冷却することができる。したがって、現像装置40の温度上昇の抑制と、感光体ドラム21の温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能である。
さらに、上記の構成によれば、モノクロ印刷の場合に、冷却液がブラック用経路5111のみを流通するので、冷却液の流通経路は短くなる。これにより、冷却ユニット50を駆動するための動力を低減させることができ、省電力化を図ることが可能である。さらに、冷却液の流通経路を短くすると、現像装置40の冷却効率の向上を図ることが可能である。
また、切替部514は、二方弁で構成される。これにより、簡便な構成で、カラー用経路5112への冷却液の流路の開閉を選択的に切り替えることが可能である。
次に、実施形態の変形例1の画像形成装置1について説明する。図6は、変形例1の画像形成装置1の冷却ユニット50の概略構成図である。なお、この変形例1の基本的な構成は、先に説明した実施形態(図1から図5参照)と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合があり、特徴箇所以外の構成の記載を省略する。
変形例1の画像形成装置1の冷却ユニット50は、図6に示すように、切替部515を備える。切替部515は、二方弁で構成される。切替部515は、カラー用経路5112への冷却液の流路の開閉を選択的に切り替え可能である。
切替部515は、画像形成装置1の本体2の側壁2aに隣接して配置される。側壁2aは、切替部515と内外に重なる箇所に開口部2bを有する。切替部515は、開口部2bから画像形成装置1の外部に露出する。すなわち、切替部515である二方弁は、画像形成装置1の側壁2aから外部に露出する。
上記変形例1の構成によれば、ユーザーは、切替部515である二方弁を、画像形成装置1の外から手で操作することができる。これにより、ユーザーは、モノクロ印刷の場合に、手動でカラー用経路5112への冷却液の流路を閉鎖することができる。また、ユーザーは、カラー印刷の場合に、手動でカラー用経路5112への冷却液の流路を開放することができる。したがって、ユーザーによって容易に、現像装置40の温度上昇の抑制と、感光体ドラム21の温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能である。
次に、実施形態の変形例2の画像形成装置1について説明する。図7は、変形例2の画像形成装置1の構成を示すブロック図である。図8は、変形例2の画像形成装置1の冷却ユニット50における切替処理の例を示すフローチャートである。なお、この変形例2の基本的な構成は、先に説明した実施形態(図1から図5参照)と同じであるので、共通する構成要素には前と同じ符号または同じ名称を付してその説明を省略する場合があり、特徴箇所以外の構成の記載を省略する。
変形例2の画像形成装置1の冷却ユニット50は、図7に示すように、切替部516を備える。切替部516は、電磁弁である二方弁で構成される。切替部516は、カラー用経路5112への冷却液の流路の開閉を選択的に切り替え可能である。制御部8は、切替部516である電磁弁(二方弁)を制御する。すなわち、制御部8は、カラー用経路5112への冷却液の流路の開閉を制御する。
画像形成装置1において印刷ジョブが開始されると(図8のスタート)、制御部8は、印刷ジョブがモノクロ印刷であるか否かを判定する(図8のステップ#101)。
印刷ジョブがモノクロ印刷である場合(ステップ#101のYes)、制御部8は、冷却ユニット50の切替部516である電磁弁(二方弁)を閉鎖する(ステップ#102)。これにより、カラー用経路5112への冷却液の流路が閉鎖される。
続いて、制御部8は、モノクロ印刷を実行する(ステップ#103)。さらに、制御部8は、所定のタイミングで、冷却ユニット50を駆動させる(ステップ#104)。
一方、印刷ジョブがカラー印刷である場合(ステップ#101のNo)、制御部8は、冷却ユニット50の切替部516である電磁弁(二方弁)を開放する(ステップ#105)。これにより、カラー用経路5112への冷却液の流路が開放される。
続いて、制御部8は、カラー印刷を実行する(ステップ#106)。さらに、制御部8は、所定のタイミングで、冷却ユニット50を駆動させる(ステップ#104)。
上記のように、変形例2の画像形成装置1の制御部8は、モノクロ印刷の場合に、切替部516である電磁弁を閉鎖し、カラー印刷の場合に、切替部516である電磁弁を開放する。この構成によれば、切替部516である電磁弁(二方弁)の開閉を、印刷ジョブがモノクロ印刷であるか、カラー印刷であるかに基づき、自動的に制御することができる。したがって、印刷モードに基づいて自動的に、現像装置40の温度上昇の抑制と、感光体ドラム21の温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能である。
なお、切替部516は、電磁弁に限定されるわけではなく、制御部8によって電気的に制御可能な他の構成であって良い。この場合においても、制御部8は、モノクロ印刷の場合に、切替部516によってカラー用経路5112への冷却液の流路を閉鎖し、カラー印刷の場合に、切替部516によってカラー用経路5112への冷却液の流路を開放する。制御部8により切替部516が制御可能であれば、自動的に、現像装置40の温度上昇の抑制と、感光体ドラム21の温度の下がり過ぎの抑制と、を実現することが可能である。
以上、本発明の実施形態につき説明したが、本発明の範囲はこれに限定されるものではなく、発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更を加えて実施することができる。
例えば、上記実施形態では、画像形成装置1は、いわゆるタンデム型のカラー印刷用の画像形成装置であることとしたが、このような機種に限定されるわけではなく、タンデム型ではないカラー印刷用の画像形成装置であって良い。
また、上記実施形態では、第1チューブ511を現像容器41の下面部に接触するように配置する例について示したが、第1チューブ511の配置はこれに限定されるわけではない。例えば、第1チューブ511を、現像容器41の、感光体ドラム21と対向する側面に接触するように配置して良い。
本発明は、画像形成装置において利用可能である。
1 画像形成装置
2 本体
2a 側壁
8 制御部
20、20B、20C、20M、20Y 画像形成部
21 感光体ドラム
40、40B、40C、40M、40Y 現像装置
41 現像容器
50 冷却ユニット
51 循環チューブ(循環経路)
52 保持部材
53 ラジエーター(放熱部)
54 タンク
55 ポンプ
514、515 切替部(二方弁)
516 切替部(二方弁、電磁弁)
5111 ブラック用経路
5112 カラー用経路

Claims (5)

  1. 静電潜像が形成される感光体ドラムと、前記静電潜像をトナー像に現像する現像装置と、を含んで並べて配置された複数の画像形成部と、
    前記現像装置を冷却する冷却ユニットと、
    を備え、
    前記冷却ユニットは、
    前記現像装置に接触するように配置されて前記現像装置から受熱する循環経路と、
    前記循環経路に接続されて前記循環経路内の冷却液の熱を放熱させる放熱部と、
    前記冷却液を前記循環経路内で循環させるポンプと、
    を備え、
    前記複数の画像形成部は、1つのブラック用画像形成部と、ブラックとは異なる2つ以上のカラー用画像形成部と、を含み、
    前記循環経路は、
    前記ブラック用画像形成部の前記現像装置のみに接触するブラック用経路と、
    複数の前記カラー用画像形成部の前記現像装置それぞれに直列に接触するカラー用経路と、
    前記カラー用経路への前記冷却液の流路の開閉を選択的に切り替え可能な切替部と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記切替部は、二方弁で構成されることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記二方弁は、当該画像形成装置の側壁から外部に露出することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記切替部を制御する制御部を備え、
    前記制御部は、モノクロ印刷の場合に、前記切替部によって前記カラー用経路への前記冷却液の流路を閉鎖し、カラー印刷の場合に、前記切替部によって前記カラー用経路への前記冷却液の流路を開放することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記切替部は、電磁弁である二方弁で構成され、
    前記制御部は、モノクロ印刷の場合に、前記電磁弁を閉鎖し、カラー印刷の場合に、前記電磁弁を開放することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
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