JP6548763B2 - 現像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、装置内の現像剤量の安定化を図った現像装置に関する。
像担持体に形成された静電像(静電潜像)を、非磁性トナーと磁性キャリアを含む二成分現像剤を用いてトナー像に現像する二成分現像方式の現像装置を搭載した画像形成装置が広く用いられている。この方式の現像装置には、隔壁を挟んで現像容器の長手方向に配置した一対の搬送スクリューを用いて二成分現像剤を攪拌しながら循環させる構成のものがある。
この現像装置では、非磁性トナーの消費に伴って新しい非磁性トナーが供給される一方で、古い磁性キャリアが現像容器内を循環し続けるため、次第に二成分現像剤の帯電性能が低下する。そのため、現像容器内の磁性キャリアも少しずつ排出し、補給現像剤に新しいキャリアを混ぜて補給することで、現像容器内の磁性キャリアも入れ替え、容器内の磁性キャリアの帯電性能を一定に維持する、いわゆるトリクル構成が採用されている。
トリクル構成のものとして、画像形成に伴い、非磁性トナーに磁性キャリアを所定割合で混合した補給用二成分現像剤を現像装置に供給して、現像容器内の磁性キャリアを少しずつ入れ替える現像装置が知られている(特許文献1参照)。
特許文献1の現像装置は、第1搬送スクリューと、搬送方向が第1搬送スクリューとは逆の第2搬送スクリューとを有し、第2搬送スクリューの搬送方向の突き当たり面に設けた排出開口を通じて、現像容器内を循環する二成分現像剤が少しずつ排出される。第2搬送スクリューには、二成分現像剤を循環方向に搬送して排出開口へ送り込む主スパイラル部の下流側に、搬送方向が主スパイラル部とは逆方向の返しスクリューが連結されている。現像剤排出部付近の現像剤の流れは、第1及び第2搬送スクリューが互いに逆方向に回転することで、隔壁における返しスクリュー側に設けられた開口部を通じて第2搬送スクリューから第1搬送スクリューに受け渡される。
第1搬送スクリューでは、スクリューの羽根に傾斜がついているため、現像剤の搬送方向以外に、第1搬送スクリューの断面半径方向にも現像剤を搬送しようとする力が働く。さらに、第1搬送スクリューと同方向に回転する現像スリーブから剥ぎ取られて落下した現像剤は、遠心力により別の方向にも力を受ける。このため、第1搬送スクリューの断面半径方向に搬送された現像剤と、現像スリーブから剥ぎ取られ落下した現像剤とが、開口部を通じて第2搬送スクリューから第1搬送スクリューに受け渡される現像剤の流れと衝突する。そして、開口部を有する隔壁と返しスクリューとに挟まれた空間において現像剤の流れが形成され、返しスクリューの外側を流れて、つば部を乗り越えることで、排出開口に落ち込んで排出スクリューに到達する。このように、第1搬送スクリューと現像スリーブの回転速度に起因して流れが変化するため、回転速度によって隔壁と返しスクリュー間の空間における現像剤の流れが大きく変動する。
そこで、第1搬送スクリューの回転速度で大きく変動する隔壁と返しスクリュー間の空間における現像剤の流れを、隔壁と副スパイラル部とに挟まれた空間に配置した制限手段で遮るように構成した現像装置が提案されている(特許文献2参照)。制限手段で遮られた現像剤の流れは、返しスクリューによって押し戻される。その場合、制限手段によって、高速回転時に排出開口(排出部)を通じて排出される二成分現像剤が少なくなり、低速回転時には、同じ空間を通じて排出開口に向かう二成分現像剤の流れが顕著でない。そのため、排出開口部を通じて排出される二成分現像剤は高速回転時ほどには削減されず、現像剤の排出量の回転数依存が低減される。
特開2002−72686号公報 特開2010−256701号公報
近年では、トナーの消費量の低減化が求められている。トナー消費量が低減すると、補給頻度が少なくなり、単位画像当たりに補給するキャリア量が低減する。また、画像比率の極端に低い画像が続いた場合、現像装置の駆動構成が複数のステーションで共通化されている場合、或いは、補給現像剤に混合するキャリアの割合が低減されている場合などでは、単位画像当たりに補給するキャリア量が低減する。
ところで、トリクル構成では、現像剤量に応じて現像剤の排出量が増減し、或る現像剤量以下になると現像剤を排出しないことで、現像剤量が一定の範囲内に保たれることが理想である。しかしながら、上記特許文献2の構成では、隔壁と返しスクリュー間の空間における現像剤の流れを根本的には解決できない。つまり、制限手段を設けることで隔壁と返しスクリュー間の空間での現像剤の流れを低減しているが、部品公差を考えると、制限手段と返しスクリューとの間隙をゼロにすることはできない。そのため、現像剤量が少なくなったとしても、隔壁と返しスクリュー間の空間から現像剤は少量ずつ排出されてしまう。従って、単位画像当たりに補給するキャリアの量が少ない場合に、現像容器内の現像剤量が減少して、現像スリーブに現像剤をコートできないという、いわゆるコート不良を招くおそれがある。
本発明は、補給するキャリア量が少ない場合であっても、現像剤量の減少を抑制し、排出部を通じた二成分現像剤の排出量を適正に維持することで、装置内の現像剤量の安定化を可能にした現像装置を提供することを目的とする。
本発明は、現像装置であって回転可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像する位置に向けてトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像剤を収容する第一室と、前記第一室との間で前記現像剤を循環させる第二室と、前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、前記現像剤担持体の回転軸線方向に関して前記第一連通部と前記第二連通部との間に設けられ、前記第一室と前記第二室とを隔てる隔壁と、前記第一室に配置され、前記第二連通部から前記第一連通部に向かう第一方向に記現像剤を搬送する第一搬送スクリューと、前記第二室に配置され、前記第一連通部から前記第二連通部に向かう第二方向に記現像剤を搬送する第二搬送スクリュー、前記第二室に設けられ、前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、を備え、前記第二搬送スクリューは、前記第二方向に前記現像剤を搬送する第一羽根部と、前記第二方向に関して前記第一羽根部よりも下流側であって前記第二連通部と対向して配置され、前記第一方向に前記現像剤を搬送する第二羽根部と、を有し、前記現像剤排出部は、前記第二方向に関して前記第二羽根部よりも下流側に配置されており、前記第一連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域とオーバーラップしており、前記第二連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持領域とオーバーラップしていない、ことを特徴とする。
本発明は、現像装置であって回転可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像する位置に向けてトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像剤を収容する第一室と、前記第一室との間で前記現像剤を循環させる第二室と、前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、前記現像剤担持体の回転軸線方向に関して前記第一連通部と前記第二連通部との間に設けられ、前記第一室と前記第二室とを隔てる隔壁と、前記第一室に配置され、前記第二連通部から前記第一連通部に向かう第一方向に記現像剤を搬送する第一搬送スクリューと、前記第二室に配置され、前記第一連通部から前記第二連通部に向かう第二方向に記現像剤を搬送する第二搬送スクリュー、前記第二室に設けられ、前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、を備え、前記第二搬送スクリューは、前記第二方向に前記現像剤を搬送する第一羽根部と、前記第二方向に関して前記第一羽根部よりも下流側であって前記第二連通部と対向して配置され、前記第一方向に前記現像剤を搬送する第二羽根部と、を有し、前記現像剤排出部は、前記第二方向に関して前記第二羽根部よりも下流側に配置されており、前記第一連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域とオーバーラップしており、前記回転軸線方向において、前記第二連通部の前記第一方向最下流端と前記現像剤担持領域の前記第一方向最上流端との間の距離は、前記第一連通部の前記第一方向最上流端と前記現像剤担持領域の前記第一方向最下流端との間の距離よりも短い、ことを特徴とする。
本発明は、現像装置であって、回転可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像する位置に向けてトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、前記現像剤を収容する第一室と、前記第一室との間で前記現像剤を循環させる第二室と、前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、前記現像剤担持体の回転軸線方向に関して前記第一連通部と前記第二連通部との間に設けられ、前記第一室と前記第二室とを隔てる隔壁と、前記第一室に配置され、前記第二連通部から前記第一連通部に向かう第一方向に前記現像剤を搬送する第一搬送スクリューと、前記第二室に配置され、前記第一連通部から前記第二連通部に向かう第二方向に前記現像剤を搬送する第二搬送スクリューと、前記第二室に設けられ、前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、を備え、前記第二搬送スクリューは、前記第二方向に前記現像剤を搬送する第一羽根部と、前記第二方向に関して前記第一羽根部よりも下流側であって前記第二連通部と対向して配置され、前記第一方向に前記現像剤を搬送する第二羽根部と、を有し、前記現像剤排出部は、前記第二方向に関して前記第二羽根部よりも下流側に配置されており、前記第一連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域とオーバーラップしており、前記回転軸線方向において、前記第二連通部の前記第一方向最下流端と前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域の中央位置との間の距離は、前記第一連通部の前記第一方向最上流端と前記現像剤担持領域の前記中央位置との間の距離よりも長い、ことを特徴とする。
本発明によると、現像装置の小型化の実現、詳しくは回転軸線方向における現像装置の長さを小さくできる。そして、現像装置を小型化した場合でも、排出部を通じた現像剤の不必要な排出を抑制することができ、もって現像装置内の現像剤量の安定化を図り得る。
本発明に係る実施形態における画像形成装置の概略断面図。 現像装置を軸に直交する方向で断面した状態で示す断面図。 現像装置を軸方向に沿って断面した状態で示す平面図。 (a)は現像装置の現像剤排部出口の付近を示す断面図、(b)は副スパイラル部を有する搬送スクリューを示す斜視図。 (a)は第1の実施形態における現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図、(b)は第2の実施形態における現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図。 現像スリーブ位置と現像剤排出部付近の現像剤の速度との関係を示すグラフ。 第1、第2実施形態と比較例1、2における現像剤の排出特性を示すグラフ。 比較例の構成を説明するための現像装置の斜視図。 (a)は比較例1の現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図、(b)は比較例2の現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図。
以下、本発明に係る実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施形態であるため、技術的に好ましい限定が付されているが、本発明の範囲は以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
本発明は、隔壁と搬送部材とに挟まれた空間を通じて排出開口へ向かう二成分現像剤の流れを抑制されている限りにおいて、実施形態の構成の一部または全部を、その代替的な構成で置き換えた別の形態でも実施可能である。従って、現像装置を共通とする種々の形態の画像形成装置で同様に実施できる。中間転写型、記録材(シート)搬送体型、タンデム型、1ドラム型、フルカラー、モノクロの区別無く実施できる。
<第1の実施形態>
本実施形態では、トナー像の形成/転写に係る主要部を中心に説明するが、本発明は、必要な機器、装備、筐体構造を加えて、プリンタ、各種印刷機、複写機、FAX、複合機等、種々の用途で実施できる。
[画像形成装置]
図1は、本実施形態における画像形成装置100の構成を示す図である。図1に示すように、画像形成装置100は、画像形成装置本体(装置本体)100aを有している。画像形成装置100は、中間転写ベルト10の下向き面に沿って画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdが配列された、プロセス速度が例えば300mm/secで動作する、タンデム型中間転写方式のフルカラープリンタである。
画像形成部Paでは、感光ドラム1aにイエロートナー像が形成されて中間転写ベルト10に一次転写される。画像形成部Pbでは、感光ドラム1bにマゼンタトナー像が形成されて中間転写ベルト10のイエロートナー像に重ねて一次転写される。画像形成部Pc、Pdでは、それぞれ感光ドラム1c、1dにシアントナー像、ブラックトナー像が形成されて同様に中間転写ベルト10に順次重ねて一次転写される。
中間転写ベルト10に一次転写された四色のトナー像は、二次転写部T2へ搬送されて記録材Pに一括二次転写される。四色のトナー像を二次転写された記録材Pは、定着装置15で加熱加圧を受けて表面にトナー像を定着された後に、排出ローラ16を通じて上部トレイ17へ排出される。
分離ローラ21は、記録材カセット20から引き出した記録材Pを1枚ずつに分離して、レジストローラ対22へ送り出す。レジストローラ対22は、停止状態で記録材Pを受け入れて待機させ、中間転写ベルト10のトナー像にタイミングを合わせて記録材Pを二次転写部T2へ送り込む。
定着装置15は、ヒータを有する定着ローラ15aに加圧ローラ15bを圧接して加熱ニップを形成している。記録材Pは、加熱ニップで挟持搬送される過程で、加熱及び加圧されてトナー像が溶融されて、フルカラー画像が表面に定着される。
画像形成部Pa、Pb、Pc、Pdは、現像装置4(4a、4b、4c、4d)で用いられるトナーの色がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックと異なる以外は、ほぼ同一の構成を備える。なお、以下では、画像形成部Paについて説明し、他の画像形成部Pb、Pc、Pdについては、説明中の符号末尾のaを、b、c、dに読み替えて説明されるものとする。
画像形成部Paは、感光ドラム1aを囲むように配置された、帯電ローラ2a、露光装置3、現像装置4a、一次転写ローラ5a、クリーニング装置6aを有している。感光ドラム1aは、アルミニウム製シリンダの外周面に帯電極性が負極性の感光層を形成しており、切り替え可能な複数段階のプロセススピードで回転する。帯電ローラ2aは、直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧を印加されて感光ドラム1aに従動回転することにより、感光ドラム1aの表面を一様な負極性の電位に帯電させる。
露光装置3は、イエローの分解色画像を展開した走査線画像データをON−OFF変調したレーザビームを回転ミラーで走査して、帯電した感光ドラム1aの表面に静電潜像を書き込む。
現像装置4aは、後述する第1、第2搬送スクリュー45,46によって攪拌、帯電された二成分現像剤を現像スリーブ43に担持させる(図2参照)。直流電圧に交流電圧を重畳した振動電圧が現像スリーブ43に印加されることで、現像スリーブ43に対して相対的に正極性になった静電潜像(露光部)に、負極性に帯電した非磁性トナーが移転して、静電像が反転現像される。現像装置4aの詳細な構成については、後述する。
一次転写ローラ5aは、中間転写ベルト10の内側面を押圧して、感光ドラム1aと中間転写ベルト10との間に一次転写部を形成する。一次転写ローラ5aに正極性の直流電圧が印加されることにより、感光ドラム1aに担持された負極性のトナー像が、一次転写部を通過する中間転写ベルト10に一次転写される。
中間転写ベルト10は、テンションローラ12、駆動ローラ11及び張架ローラ13に掛け渡して支持されており、駆動ローラ11の駆動により矢印R2の方向に回転させられる。二次転写ローラ14は、接地電位に接続された張架ローラ13によって内側面を張架された中間転写ベルト10に当接して二次転写部T2を形成する。二次転写ローラ14に正極性の直流電圧が印加されることで、中間転写ベルト10に担持されたトナー像が記録材Pに二次転写される。
[現像装置]
次に、本実施形態における現像装置4aについて図2〜図5(a)を参照して説明するが、他の現像装置4b〜4dも現像装置4aと同様の構成を備えて同様の機能を有することは勿論である。なお、図2は、画像形成装置100(図1参照)の紙面手前側から現像装置4aを見た状態で示す断面図である。図3は、現像装置4aの平面図である。図4(a)は、現像剤排出口の付近を拡大した断面図、図4(b)は、返しスクリュー(副スパイラル部)50を設けた第2搬送スクリュー46を示す斜視図である。図5(a)は、本実施形態における現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図である。
図2における紙面の手前側は、二成分現像剤が排出される正面側に対応している。図2に示すように、現像装置4aは、第1収容室(第1室)42a及び第2収容室(第2室)42bを有する現像容器42を備えている。現像装置4aは、現像容器42の、感光ドラム1aに対向した現像領域の部分を開口するように形成された開口部42cと、開口部42cから感光ドラム1a側に一部露出するように回転可能に支持された、現像剤担持体としての現像スリーブ43とを有している。
第1収容室42aは、現像剤担持体としての現像スリーブ43からの現像剤を回収する。第2収容室42bは、第1収容室42aに連通する開口部47a,47bを有しており、開口部47a,47bを介して第1収容室42aとの間で現像剤(二成分現像剤)を循環させる。開口部47aは、本発明に係る連通部を構成している。
現像容器42には、非磁性トナーと磁性キャリアとからなる二成分現像剤(不図示)が収容されている。本実施形態では、非磁性トナーと磁性キャリアの混合比は、重量比で1:9程度に設定されている。ここで、非磁性トナーと磁性キャリアの混合比は、トナーの帯電量、キャリアの粒径、画像形成装置100の構成等に応じて適正に調整されているが、必ずしもこの数値に限定されるものではない。
第1及び第2収容室42a,42bが水平方向(図2の左右方向)に並ぶように配置され、現像スリーブ43が第1収容室42aの上側に配置されることで、現像スリーブ43から剥ぎ落とされた現像剤が第1収容室内(第1室内)に効率良く回収される。現像スリーブ43の内部には、複数の固定磁極を設けたマグネット44が非回転の状態にされて配置されている。
現像スリーブ43は、非磁性材料で形成され、現像動作時には現像容器42内の二成分現像剤をマグネット44の磁力で担持した状態で矢印Aの方向に回転する。現像スリーブ43は、現像容器42外壁における開口部42c下側に取り付けられた規制部材60によって、担持した二成分現像剤を層状にされながら保持して現像領域に搬送する。
現像スリーブ43は、現像領域で感光ドラム1aに二成分現像剤のうちの非磁性トナーだけを供給して、感光ドラム1a上に形成されている静電像(静電潜像)を現像する。現像スリーブ43では、静電像を現像した後、現像スリーブ上の二成分現像剤が、現像スリーブ43の回転とマグネット44の反発極(N2)によって剥ぎ落とされ、現像容器42の第1収容室42a内に回収される。
このように現像スリーブ43は、第1収容室42aの上側に配置された円筒状の担持体として形成されて、その円周方向にS極(第1磁極性)及びN極(第2磁極性)の複数の永久磁石S1,N1,S2,N2,N3を有している。現像スリーブ43は、複数の永久磁石の内の下方に位置する永久磁石N3に対応する、図2矢印Kで示す部位で現像剤を汲み上げ現像剤を上方に搬送した後、汲み上げた部位(K)より上方の位置(N2に対応する位置)で現像剤を剥ぎ落とす方向に回転する。この構成により、コート領域43aに担持した二成分現像剤を規制部材60で最適な状態の層状にしながら、現像スリーブ43に保持しつつ現像領域に円滑に搬送することができる。
図2に示すように、現像装置4aは、制御部30の制御で作動させられる補給機構31により、現像容器42の第2搬送スクリュー46の上流側(本体奥側)に補給される(図3参照)。現像装置4aへの補給用二成分現像剤の補給は、補給機構31のホッパー(不図示)から補給スクリュー32の回転により実施され、現像容器42上側の補給口(不図示)から流入される。
制御部30は、不図示のROM、RAM及びCPUを有しており、補給スクリュー32の回転のON/OFF、回転速度を制御して、現像容器42内部の二成分現像剤のトナー濃度を一定に保つように補給用二成分現像剤の補給を行う。
また、図2及び図3に示すように、現像容器42の内部は、現像剤(二成分現像剤)を受け渡すための上述の開口部47a,47b(ともに幅が例えば25mm)を両端部に形成された長手方向に延設された隔壁47によって仕切られている。これにより、現像容器42内部は、隔壁47を挟んで第1収容室42aと第2収容室42bとに区画されている。
第1収容室42aには、第1搬送部材としての第1搬送スクリュー45が回転可能に支持されて収容され、第2収容室42bには、第2搬送部材としての第2搬送スクリュー46が回転可能に支持されて収容されている。第1収容室42a内の第1搬送スクリュー45は、第1収容室内の現像剤を搬送する。そして、第2収容室42b内(第2室内)の第2搬送スクリュー46は、第2収容室内の現像剤を、第1搬送スクリュー45による現像剤搬送方向(図3の矢印B方向)と逆の方向(矢印C方向)に搬送する。
このように第1及び第2搬送スクリュー45,46は現像剤の搬送方向が互いに逆方向となるように設定され、第1搬送スクリュー45は矢印B方向に現像剤を攪拌しながら搬送し、第2搬送スクリュー46は矢印C方向に現像剤を攪拌しながら搬送する。従って、隔壁47の長手方向両端部の開口部47a,47bを通じて、第1搬送スクリュー45と第2搬送スクリュー46とが二成分現像剤をスムーズに受け渡すことで、二成分現像剤が現像容器42の内部を円滑に循環させることができる。
図3及び図4(a),(b)に示すように、第2搬送スクリュー46の、現像剤の搬送方向(矢印C方向)の下流側には、現像剤の循環経路外から循環経路内に押し戻すように現像剤を搬送する逆搬送部材としての返しスクリュー50が接続されている。つまり、返しスクリュー(副スパイラル部)50は、排出部53に向かう現像剤の流れを逆方向に付勢するように、第2搬送スクリュー46の主スパイラル部46mに連結されている。主スパイラル部46mは、循環経路における二成分現像剤を排出部53に向けて搬送する。
このように、返しスクリュー50は、第2収容室42bの第2搬送スクリュー46の現像剤の搬送方向(矢印C方向)の下流に配置され、第2搬送スクリュー46で搬送される現像剤の流れを逆方向(矢印G方向)に付勢する。これにより、第2収容室42b内の現像剤を、開口部47a(連通部)を通じて第1収容室42aに円滑に搬送することができる。また、返しスクリュー50が第2搬送スクリュー46と同軸状に且つ一体的に構成されるので、部品点数を削減して組み立て工程を簡素化することができる。
図3及び図5(a)に示すように、第2搬送スクリュー46の主スパイラル部46mと返しスクリュー50との継ぎ目61と対向する位置には、第2搬送スクリュー46から第1搬送スクリュー45へ現像剤を受け渡す開口部47aが設けられている。現像スリーブ43のコート領域43aは、開口部(連通部)47aよりも第1搬送スクリュー45の現像剤搬送方向(矢印B方向)の下流側に位置するように設けられている。
図4(a)に示すように、返しスクリュー50による現像剤搬送方向(矢印G方向)の上流には、循環する二成分現像剤の一部を現像容器42の外部へ排出する排出部53が設けられている。つまり、排出部53は、余剰な現像剤を排出するように、第2搬送スクリュー46による現像剤搬送方向(矢印C方向)における返しスクリュー50の下流(図4(a)の右方)に設けられている。
第2搬送スクリュー46の主スパイラル部46mにより排出部53へ向かって搬送される二成分現像剤の大部分は、返しスクリュー50に押し戻されて排出部53からの排出を逃れる。そして、返しスクリュー50に押し戻されなかった二成分現像剤は、排出部53を通じ、現像容器42の循環経路を介して後述の現像剤排出口48から排出される。
返しスクリュー50の長さ、直径及びピッチは、現像装置4aの構成や排出条件、現像容器42内の二成分現像剤量、目標とする排出量に応じて適宜変更される。例えば、返しスクリュー50の長さが長過ぎると、必要以上に二成分現像剤の排出が抑制されることになり、現像容器42内の二成分現像剤の帯電性能の低下が進行する可能性がある。逆に、返しスクリュー50の長さが短か過ぎると、必要以上に二成分現像剤が排出されて現像容器42内の二成分現像剤量が不足して現像に支障をきたす可能性がある。
図4(a),(b)に示すように、返しスクリュー50の搬送方向の最上流には、排出部53を覆い隠すように円板状のつば部51が設けられている。つば部51では、返しスクリュー50の長手方向で排出部53に重なるように、排出部53に対向する円板部分が返しスクリュー50に連結されている。
つば部51は、第2搬送スクリュー46の主スパイラル部46mと返しスクリュー50との搬送能力差により、排出部53に向かって搬送されてきた二成分現像剤の慣性力差を低減する。つば部51は、返しスクリュー50の搬送羽根の末端の谷部を通じて排出部53へ落ち込む二成分現像剤を低減し、二成分現像剤の排出量を安定させている。
即ち、つば部51が返しスクリュー50の排出部53に対向する末端を覆って搬送羽根の末端の谷部を排出部53側に露出させない構成を備えている。このため、つば部51を設けた返しスクリュー50を採用することで、第2搬送スクリュー46の回転速度を遅い側に切り替えても必要な排出量を確保することができる。また、第2搬送スクリュー46の回転速度を速い側に切り替えても、二成分現像剤の排出量を急増させないようにすることができる。
さらに、返しスクリュー50の現像剤搬送方向(矢印G方向)の上流側には、排出部53の中心を貫通して返しスクリュー50と同軸となるように排出スクリュー49が連結されている。排出スクリュー49は、つば部51を乗り越えて落下してきた二成分現像剤を、排出部53を通じて運び出し、現像剤排出口48に搬送して現像装置4aの外部に排出する。
[補給用二成分現像剤の補給制御]
次に、本実施形態における補給用二成分現像剤の補給制御について説明する。
即ち図2のように、画像形成で消費された非磁性トナーは、新品の磁性キャリアを一定の割合で含んだ補給用二成分現像剤として、制御部30の制御で作動する補給機構31により現像容器42の第2搬送スクリュー46の上流側(本体奥側)に補給される。現像装置4aへの補給用二成分現像剤の補給は、補給機構31のホッパーから補給スクリュー32の回転により実施され、現像容器42上側の補給口(不図示)から流入される。
補給用二成分現像剤には、補給用の非磁性トナー中に、一定の割合(重量比にして10%程度)で磁性キャリアを含んだ二成分現像剤を使用しているが、磁性キャリアの混合比率はこれに限定されるものではない。補給用二成分現像剤の補給量は、補給機構31の補給スクリュー32の回転数によっておおよそ定められる。
現像容器42内の二成分現像剤の量は、画像形成に伴って次第に増加する。画像形成によって非磁性トナーは消費されるが、磁性キャリアは消費されずに現像容器42内部に残って循環し続けるため、現像容器42内の二成分現像剤量が増加してしまう。
二成分現像剤量が増加した場合、図4(a)に示す返しスクリュー50及びつば部51を、現像剤が乗り越えて排出部53へ落ち込んで排出スクリュー49に受け渡され、現像剤排出口48に向けて搬送される。搬送された回収現像剤は、現像剤排出口48から排出されて不図示の現像剤回収パイプに合流され、この現像剤回収パイプを通じて不図示の回収容器にまとめて回収貯蔵される。
このようにして、消費された非磁性トナーが補給用二成分現像剤によって補給される一方で、並行して、磁性キャリアが過剰になった現像容器42内の二成分現像剤が少しずつ排出される。現像容器42内の二成分現像剤量を一定に保つように、二成分現像剤の入れ替えが自動的に徐々に行われることで、現像剤自動排出機能が実現される。
しかし、図9(a)を用いて後述するように、現像剤排出部付近の現像剤の流れには、第2搬送スクリュー46から第1搬送スクリュー45へ受け渡される時の現像剤の流れ(矢印F1)が存在している。さらに、第1搬送スクリュー45の断面半径方向に二成分現像剤を搬送しようとする現像剤の流れ(矢印F2)と、第1搬送スクリュー45と同方向に回転する現像スリーブ43から剥ぎ取られて落下した現像剤の流れ(矢印F3)とが存在する。そして、これらの流れの合成として、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間の現像剤の流れ(矢印F4)が生じる。
また、現像剤量が少ない場合においても、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間の現像剤の流れ(矢印F4)は存在し、徐々に現像剤量が減少する。例えば、現像駆動が他の画像形成部の現像装置と同一駆動である場合、トナーを消費していないにも拘わらず、現像装置は駆動し且つ補給動作がない場合がある。この場合、現像装置内の現像剤量は徐々に減少する。
ここで、前述した特許文献1に対応する比較例1と、前述した特許文献2に対応する比較例2について、図8及び図9を参照して説明する。なお、図8は比較例の構成を説明するための現像装置の斜視図である。図9(a)は、比較例1における現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図、図9(b)は、比較例2における現像剤排出部付近の現像剤の流れを説明する図である。
まず、比較例1の現像装置について図8を参照して説明すれば、第2搬送スクリュー46の搬送方向の突き当たり面に配置した排出部53を通じて、現像容器42内を循環している二成分現像剤が少しずつ排出される。第2搬送スクリュー46は、二成分現像剤を循環させる方向(矢印Cの方向)に搬送して排出部53へ送り込む主スパイラル部の下流側に、回転に伴う搬送方向が主スパイラル部とは逆方向の返しスクリュー50が連結されている。返しスクリュー50は、主スパイラル部に搬送されて排出部53へ向かって移動する二成分現像剤の大部分を押し戻し、排出部53を通じて排出される二成分現像剤が過剰にならないようにする。
次に、図9(a)を参照して、比較例1における現像剤排出部付近の現像剤の流れについて説明する。即ち、第1及び第2搬送スクリュー45,46がそれぞれ矢印D、矢印Eの方向に回転して、返しスクリュー50寄りの開口部47aを通じて、第2搬送スクリュー46から第1搬送スクリュー45へ矢印F1の方向に二成分現像剤が流れて受け渡される。
第1搬送スクリュー45では、スクリューの羽根に傾斜がついているため、二成分現像剤の搬送方向(矢印B方向)以外に、第1搬送スクリュー45の断面半径方向にも二成分現像剤を搬送しようとする力が働く(矢印F2方向)。さらに、第1搬送スクリュー45と同方向に回転する現像スリーブ43から剥ぎ取られて落下した現像剤は、遠心力により矢印F3方向にも力を受ける。
このため、第1搬送スクリュー45の断面半径方向に搬送された現像剤と、現像スリーブ43から剥ぎ取られ落下した現像剤とが、開口部47aを通じて第2搬送スクリュー46から第1搬送スクリュー45へ受け渡される二成分現像剤の流れと衝突する。そして、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間において、矢印F4で示すような二成分現像剤の流れが形成され、返しスクリュー50の外側を流れて、つば部51を乗り越えることで、排出部53に落ち込んで排出スクリュー49に到達する。このように、第1搬送スクリュー45と現像スリーブ43の回転速度によって矢印F2方向と矢印F3方向の流れが変化するため、回転速度によって隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間の現像剤の矢印F4方向の流れが大きく変動する。
そこで、比較例2では、図9(b)に示すように、第1搬送スクリュー45の回転速度によって大きく変動する隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間における現像剤の矢印F4方向の流れを、この空間に配置した制限部材52で遮っている。制限部材52で遮られた現像剤の流れは、返しスクリュー50によって押し戻されて矢印F5で示すようになる。
つまり、制限部材52によって、高速回転時に排出部53を通じて排出される二成分現像剤が少なくなり、低速回転時には、同じ空間を通じて排出部53に向かう二成分現像剤の流れが顕著でない。そのため、排出部53を通じて排出される二成分現像剤は高速回転時ほどには削減されず、現像剤の現像剤の排出量の回転数依存が低減される。
近年、トナー消費量低減化の要請が高まっている。トナー消費量が低減すると、補給頻度が少なくなり、単位画像当たりに補給するキャリア量が低減するからである。画像比率の極端に低い画像が続いた場合、現像装置の駆動構成が複数のステーションで共通化されている場合、補給現像剤に混合するキャリアの割合が低減されている場合等に、単位画像当たりに補給するキャリア量が低減する。
トリクル構成では、現像剤量に応じて現像剤の排出量が増減し、或る現像剤量以下になると現像剤を排出しないことにより、現像剤量が一定の範囲内に保たれることが理想である。しかし、比較例2の構成では、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れを根本的には解決できない。つまり、比較例2では、制限部材52を設けることで隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れを低減しているが、部品公差を考えると、制限部材52と返しスクリュー50との間隙をゼロにすることはできない。そのため、現像剤量が少なくなったとしても、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間から現像剤は少量ずつ排出されてしまう。
従って、比較例1、2の何れにおいても、単位画像当たりに補給するキャリアの量が少ない場合に、現像容器内の現像剤量が減少して、現像スリーブ43に現像剤を充分にコートできないという、いわゆるコート不良を招くおそれがある。
そこで、本実施形態では、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)を低減するように構成している。即ち、本実施形態では、現像スリーブ43から剥ぎ落された現像剤の流れ(矢印F3)の影響を低減することで、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間の剤の流れ(矢印F4)を低減している。
[本実施形態での二成分現像剤の流れ]
ここで、図5(a)を参照して、現像装置4aにおける二成分現像剤の流れについて説明する。図5(a)は、本実施形態の現像装置4aにおける二成分現像剤の流れを説明するための説明図である。
現像スリーブ43は、非磁性トナー(トナー)と磁性キャリア(キャリア)とを含む二成分現像剤(現像剤)を、現像剤担持領域としてのコート領域43aに担持して搬送する。図5(a)に示すように、現像装置4aでは、現像スリーブ43が現像剤を担持するためのコート領域43aが、開口部47aより第1搬送スクリュー45の搬送方向下流に位置している。
現像スリーブ43と開口部47aと返しスクリュー50の位置関係をこのようにすることで、現像スリーブ43から剥ぎ落された現像剤の流れ(矢印F3)は、現像剤排出部付近の現像剤の流れとは無関係になる。その結果、第2搬送スクリュー46から第1搬送スクリュー45への流れ(矢印F1)と、第1搬送スクリュー45から第2搬送スクリュー46への流れ(矢印F2)のみが合成することとなる。これにより、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)を低減することができる。
ここで、現像スリーブ43のコート端と、開口部47a、返しスクリュー50夫々の位置関係と、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間(測定位置X:図5(a))での現像剤の流れ(矢印F4)の速度との関係について図6を参照して説明する。本実施形態では、測定位置Xにおける現像剤の流れを高速度カメラで撮影し、排出部53方向の速度をPIV(Particle Image Velocimetry)解析した。
図6では、開口部47aの返しスクリュー50側の縁端63(図5(a))を基準(ゼロ点)とし、この基準位置と現像スリーブ43のコート領域43aの端部(コート端)との第1搬送スクリュー45下流方向の距離[mm]を横軸としている。そして、測定位置Xにおける排出部53方向の速度[mm/sec]を縦軸としている。
図6によると、現像スリーブ43のコート端が測定位置(基準位置)Xから離れるにつれて、測定位置Xにおける排出部53方向の速度が減少している。これは、現像スリーブ43から剥ぎ取られた現像剤の流れ(矢印F3)の影響が小さくなったことで、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)が小さくなったことに他ならない。
また、開口部47aの領域に現像スリーブ43のコート端があると、現像スリーブ43から剥ぎ取られた現像剤の流れ(矢印F3)により、開口部47a付近の現像剤の流れが滞留する。これにより、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)に影響を及ぼす。
現像スリーブ43のコート端が開口部47aより第1搬送スクリュー45の現像剤搬送方向(図3矢印B)の下流に存在すると、最早、現像スリーブ43から剥ぎ取られた現像剤の流れ(矢印F3)は開口部47aの現像剤の受渡しに対し影響を及ぼさない。従って、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)にも影響を及ぼさなくなる。
隔壁47の、返しスクリュー50から離れた側の縁端64を超えても速度がゼロにならないのは、以下の理由による。即ち、第1搬送スクリュー45からの現像剤の流れ(矢印F2)が存在することで、第2搬送スクリュー46からの現像剤の流れ(矢印F1)と衝突し、少なからず隔壁47と返しスクリュー50間の空間での現像剤の流れ(矢印F4)を形成するためである。
ここで、本実施形態の現像装置4aにおける現像剤の排出特性について図7を参照して説明する。図7は、現像装置4aにおける現像剤の排出特性を示したグラフである。
図7において、横軸は、現像容器42内に収容されている現像剤量[g]を示し、縦軸は、現像装置4aを連続駆動させた際の1分間当たりの現像剤の排出量[g/min]を示している。なお、比較例1(◆)、比較例2(◇)、第1の実施形態(■)の各条件は、下記の表1において異なる内容以外は、全て同一としている。なお、図7における第2の実施形態(●)については、後述する。
Figure 0006548763
図7に示すように、現像剤量[g]が多い場合には、現像剤排出部(排出部53)付近の剤面高さが上昇するため、返しスクリュー50が戻しききれずに、返しスクリュー50を乗り越えて現像剤が排出される。これにより、1分間当たりの現像剤の排出量[g/min]は多くなる。
比較例1(◆)の構成では、現像スリーブ43から剥ぎ落された現像剤の流れ(矢印F3)の影響を強く受けるため、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)が強くなる。このため、現像剤量が少ない場合においても少量ずつ現像剤が排出されていることが分かる。現像剤の排出が始まる現像剤量は、170[g]である。
比較例2(◇)の構成では、制限部材52により、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)が遮られるため、比較例1に比べて、現像剤の排出が始まる現像剤量が多い(190[g])。しかし、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ自体を抑制しているわけではない。
これに対し、第1の実施形態(■)では、現像スリーブ43から剥ぎ取られた現像剤の流れ(矢印F3)の影響が低減されて、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)を弱められている。このため、比較例1、2に比べて、現像剤の排出が始まる現像剤量は200[g]と多い。
また、第1の実施形態(■)では、比較例1、2に比べて、現像剤量[g]と現像剤の排出量[g/min]の感度が高い。これは、比較例1、2に比べて、単位画像当たりに補給するキャリア量が少ない場合においても現像剤量の減少が低減されて、現像装置内の現像剤量が安定することを意味する。
以上のように本実施形態の現像装置4a(4b〜4d)では、現像スリーブ43が現像剤を担持するコート領域43aを開口部47aより第1搬送スクリュー45の搬送方向下流に位置させている。これにより、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れを低減することができる。そして、現像剤量が多い場合の現像剤排出量を維持しながら、現像剤量が少ない場合においても、つば部51を乗り越えて排出される二成分現像剤量を抑制し、排出される現像剤の量を低減することができる。これにより、単位画像当たりに補給するキャリア量が少ない場合においても現像剤量の減少を低減し、排出部53を通じた二成分現像剤の排出量を適正に維持し、現像装置内の現像剤量を安定化させることができる。
<第2の実施形態>
次に、図5(b)を参照して、本発明に係る第2の実施形態について説明する。図5(b)は、本実施形態の現像装置4aにおける現像剤排出部(排出部53)付近の現像剤の流れを説明する図である。なお、本実施形態において、先の第1の実施形態と同一の部材には同一符号を付すと共に、構成、機能が同じものについてはその説明を省略する。
本実施形態では、第1の実施形態に加え、現像剤排出部付近の第1搬送スクリュー45からの現像剤の流れ(矢印F2)も大幅に低減し、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)をより低減するように構成している。
すなわち、本実施形態では、第1搬送スクリュー(第1搬送部材)45が、連通部としての開口部47aと対向する領域で、少なくとも返しスクリュー(逆搬送部材)50と対向する部位に、現像剤を搬送するための搬送羽根45mを有していない。
つまり、図5(b)に示すように、第1の実施形態の構成に加え、開口部47aに面している返しスクリュー50の対向位置における第1搬送スクリュー45の搬送羽根45mが無い構成となっている。このように、開口部47aに面している返しスクリュー50の対向位置に搬送羽根45mが無いことによって、第1搬送スクリュー45の断面方向への現像剤の流れ(矢印F2)が減少する。
従って、第1搬送スクリュー45の断面半径方向に搬送された現像剤と現像スリーブ43から剥ぎ取られ落下してきた現像剤とが、開口部47aを通じて第2搬送スクリュー46から第1搬送スクリュー45へ受渡される現像剤の流れとの衝突が低減される。これにより、隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での矢印F4(図5(a))のような二成分現像剤の流れが低減される。
ここで、前述した図7を参照して、本実施形態における現像装置4aの現像剤の排出特性について説明する。
本実施形態(●)は、第1の実施形態よりも更に隔壁47と返しスクリュー50とに挟まれた空間での現像剤の流れ(矢印F4)を低減している。このため、第1の実施形態に比べて、現像剤の排出が始まる現像剤量が210[g]と多く、現像剤量に対する現像剤排出量の感度が高い。
以上の本実施形態では、第1の実施形態の構成に加え、開口部47aに面している返しスクリュー50の対向位置での第1搬送スクリュー45の搬送羽根45mが無いことで、隔壁47と返しスクリュー50間の空間での現像剤の流れを一層低減できる。これにより、現像剤量が多い場合の現像剤排出量を維持しつつ、現像剤量が少ない場合につば部51を乗り越えて排出する二成分現像剤量を一層抑制することができる。従って、本実施形態では、第1の実施形態に比べて、単位画像当たりに補給するキャリア量が少ない場合においても、現像剤量の減少をより低減し、排出部53を通じた二成分現像剤の排出量を適正に維持して、現像装置内の現像剤量をより安定化できる。
なお、第1、第2の実施形態では、本体手前側の現像スリーブ43のコート端と、開口部47a、返しスクリュー50夫々の位置関係を規定した。一方で、図3に示すように、本体奥側の現像スリーブ43のコート端は、長手方向の小型化のために第1搬送スクリュー45から第2搬送スクリュー46へ現像剤を受け渡す開口部47bの領域内に位置するように構成されている。
尚、受け渡し領域では現像剤が滞留し易く、第1搬送スクリュー45における受け渡し領域の現像剤面高さが、受け渡し領域外に比べて高くなる。現像剤面が高すぎると、第1搬送スクリュー45と同方向に回転する現像スリーブ43から剥ぎ取られて落下した現像剤が、撹拌されずにすぐに現像スリーブ43に汲み上げられる。その結果、トナー濃度の低い現像剤が現像スリーブ43に連れまわることで、画像濃度ムラやキャリア付着が発生しやすくなる。そこで、本実施形態では、開口部47b領域の第1搬送スクリュー45の軸径を小さくすることで、第1搬送スクリュー45における受け渡し領域の現像剤面高さを調整し、コート領域(現像剤担持領域)43aにおける現像剤面の安定化と小型化を達成している。
4a〜4d…現像装置/42a…第1室(第1収容室)/42b…第2室(第2収容室)/43…現像剤担持体(現像スリーブ)/43a…現像剤担持領域(コート領域)/45…第1搬送部材(第1搬送スクリュー)/45m…搬送羽根/46…第2搬送部材(第2搬送スクリュー)/47a…連通部(開口部)/50…逆搬送部材(返しスクリュー)/53…排出部/B,C…現像剤搬送方向/N1〜N3,S1,S2…永久磁石

Claims (11)

  1. 現像装置であって、
    回転可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像する位置に向けてトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    記現像剤を収容する第一室と、
    前記第一室との間で前記現像剤を循環させる第二室と、
    前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、
    前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向に関して前記第一連通部と前記第二連通部との間に設けられ、前記第一室と前記第二室とを隔てる隔壁と、
    前記第一室に配置され、前記第二連通部から前記第一連通部に向かう第一方向に記現像剤を搬送する第一搬送スクリューと、
    前記第二室に配置され、前記第一連通部から前記第二連通部に向かう第二方向に記現像剤を搬送する第二搬送スクリュー
    記第二室に設けられ、前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、
    を備え、
    前記第二搬送スクリューは、前記第二方向に前記現像剤を搬送する第一羽根部と、前記第二方向に関して前記第一羽根部よりも下流側であって前記第二連通部と対向して配置され、前記第一方向に前記現像剤を搬送する第二羽根部と、を有し、
    前記現像剤排出部は、前記第二方向に関して前記第二羽根部よりも下流側に配置されており、
    前記第一連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域とオーバーラップしており、
    前記第二連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持領域とオーバーラップしていない
    ことを特徴とする現像装置。
  2. 前記第一羽根部は、前記第二方向に関して前記第二連通部と対向して配置されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記現像剤担持体に担持される現像剤量を規制するための現像剤規制部更に備え、
    前記像担持体に形成された静電像を現像するときに、前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体に最も近接する位置は、鉛直方向に関して前記現像剤担持体の回転中心よりも下方に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の現像装置。
  4. 現像装置であって、
    回転可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像する位置に向けてトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    記現像剤を収容する第一室と、
    前記第一室との間で前記現像剤を循環させる第二室と、
    前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、
    前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向に関して前記第一連通部と前記第二連通部との間に設けられ、前記第一室と前記第二室とを隔てる隔壁と、
    前記第一室に配置され、前記第二連通部から前記第一連通部に向かう第一方向に記現像剤を搬送する第一搬送スクリューと、
    前記第二室に配置され、前記第一連通部から前記第二連通部に向かう第二方向に記現像剤を搬送する第二搬送スクリュー
    記第二室に設けられ、前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、
    を備え、
    前記第二搬送スクリューは、前記第二方向に前記現像剤を搬送する第一羽根部と、前記第二方向に関して前記第一羽根部よりも下流側であって前記第二連通部と対向して配置され、前記第一方向に前記現像剤を搬送する第二羽根部と、を有し、
    前記現像剤排出部は、前記第二方向に関して前記第二羽根部よりも下流側に配置されており、
    前記第一連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域とオーバーラップしており、
    前記回転軸線方向において、前記第二連通部の前記第一方向最下流端と前記現像剤担持領域の前記第一方向最上流端との間の距離は、前記第一連通部の前記第一方向最上流端と前記現像剤担持領域の前記第一方向最下流端との間の距離よりも短い、
    ことを特徴とする現像装置。
  5. 前記第二連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持領域とオーバーラップしていない、
    ことを特徴とする請求項4に記載の現像装置。
  6. 前記第一羽根部は、前記第二方向に関して前記第二連通部と対向して配置されている、
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制するための現像剤規制部材を更に備え、
    前記像担持体に形成された静電像を現像するときに、前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体に最も近接する位置は、鉛直方向に関して前記現像剤担持体の回転中心よりも下方に配置されている、
    ことを特徴とする請求項4乃至6のいずれか1項に記載の現像装置。
  8. 現像装置であって、
    回転可能に設けられ、像担持体に形成された静電像を現像する位置に向けてトナーとキャリアを含む現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    前記現像剤を収容する第一室と、
    前記第一室との間で前記現像剤を循環させる第二室と、
    前記第一室から前記第二室に前記現像剤が連通することを許容する第一連通部と、
    前記第二室から前記第一室に前記現像剤が連通することを許容する第二連通部と、
    前記現像剤担持体の回転軸線方向に関して前記第一連通部と前記第二連通部との間に設けられ、前記第一室と前記第二室とを隔てる隔壁と、
    前記第一室に配置され、前記第二連通部から前記第一連通部に向かう第一方向に前記現像剤を搬送する第一搬送スクリューと、
    前記第二室に配置され、前記第一連通部から前記第二連通部に向かう第二方向に前記現像剤を搬送する第二搬送スクリューと、
    前記第二室に設けられ、前記現像剤の一部を排出するための現像剤排出部と、
    を備え、
    前記第二搬送スクリューは、前記第二方向に前記現像剤を搬送する第一羽根部と、前記第二方向に関して前記第一羽根部よりも下流側であって前記第二連通部と対向して配置され、前記第一方向に前記現像剤を搬送する第二羽根部と、を有し、
    前記現像剤排出部は、前記第二方向に関して前記第二羽根部よりも下流側に配置されており、
    前記第一連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域とオーバーラップしており、
    前記回転軸線方向において、前記第二連通部の前記第一方向最下流端と前記現像剤担持体の現像剤搬送能力の在る現像剤担持領域の中央位置との間の距離は、前記第一連通部の前記第一方向最上流端と前記現像剤担持領域の前記中央位置との間の距離よりも長い、
    ことを特徴とする現像装置。
  9. 前記第二連通部は、前記回転軸線方向に関して前記現像剤担持領域とオーバーラップしていない、
    ことを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 前記第一羽根部は、前記第二方向に関して前記第二連通部と対向して配置されている、
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の現像装置。
  11. 前記現像剤担持体に担持される現像剤の量を規制するための現像剤規制部材を更に備え、
    前記像担持体に形成された静電像を現像するときに、前記現像剤規制部材の前記現像剤担持体に最も近接する位置は、鉛直方向に関して前記現像剤担持体の回転中心よりも下方に配置されている、
    ことを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の現像装置。
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