JP2006317666A - 現像装置およびこの現像装置が適用された画像形成装置 - Google Patents

現像装置およびこの現像装置が適用された画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 現像ローラ周面に形成されるトナー太り現象が起らないようにする。
【解決手段】 スリーブ軸531回りに回転しながら感光体ドラム20の周面の潜像領域22にトナーTを供給する、スリーブ側磁石533の内装された現像スリーブ53が所定の筐体内に装着されてなる現像装置50において、所定寸法の隙間を介して現像スリーブ53の周面の中央部に対向配置されたトナーTの感光体ドラム20への供給量を調節するブレード81と、ブレード81に長手方向の略全長に亘って付設されたブレード側磁石83とが備えられ、ブレード側磁石83は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定されている。
【選択図】 図4

Description

本発明は、電子写真方式で感光体ドラムの周面に形成された静電潜像に向けてトナーを供給することによりトナー像を形成させるように構成された現像装置およびこの現像装置が適用された画像形成装置に関するものである。
従来、電子写真方式が採用された画像形成装置に適用される現像装置が知られている。この現像装置は、感光体ドラムの周面に画像データに基づいて形成された静電潜像へ向けて現像剤であるトナーを供給するものであり、周面に形成されたトナー像は、感光体ドラムの軸心回りの回転で用紙貯留部から搬送されてきた被転写材である用紙に転写されるようになっている。感光体ドラムの直下流側には定着装置が設けられ、トナー像の転写された用紙は、この定着装置で加熱により当該トナー像を用紙に定着させる定着処理が施された後、外部に排出されるようになっている。
前記現像装置は、所定の筐体内に現像剤(1成分系の場合はトナー、2成分系の場合はトナーとキャリヤとの混合物)を攪拌する攪拌手段と、この攪拌手段によって攪拌されつつあるトナーを感光体ドラムの周面に供給する円筒状の現像スリーブとが装着されることによって構成されている。そして、所定のトナーカートリッジから筐体内に供給されたトナーは、1成分系の場合はそのまま攪拌され、2成分系の場合は予め装填されているキャリヤと混合攪拌され、軸心回りに回転している現像スリーブの周面を介して均一な状態で感光体ドラムの周面に供給されるようになっている。感光体ドラムの周面と対向した現像スリーブの周面の直上位置には所定の隙間を介してブレードが設けられ、現像スリーブ周面のトナーは、このブレードで相対的に擦り取られることにより感光体ドラムに過剰に供給されないようになされている。
このような現像装置の内で特許文献1に記載されたものが注目されている。この現像装置は、ブレードにおける現像スリーブと対向した縁面の厚み寸法がブレード本体のそれより薄く設定された薄肉エッジ部を有し、ブレードおよび現像スリーブ内にそれぞれ設けられた磁石の磁力線をこの薄肉エッジ部に集中させるようになされている。こうすることによってブレードと現像スリーブとの間の隙間空間に密度の高い強力な磁束が形成されるため、現像スリーブによって隙間空間を介し感光体ドラムへ向けて搬送されるトナーは、この強力な磁束による拘束でブレードの長手方向において均等な圧力を受け、これによって粗密のない均一な状態になるという格別の作用効果を得ることができる。
特開2003−167426号公報
このように、特許文献1に記載の現像装置においては、現像スリーブから感光体ドラムに向けて均一な状態のトナーが供給されるという優れた利点を備えているが、強力な磁束によりブレードの両端部から現像スリーブの両端部に押し出されるトナーの量が増加することにもなる。かかる押し出されたトナーが現像スリーブの端部から漏洩するのを防止するべく、通常、現像スリーブの両端部には磁性材料製の磁性シール部材が設けられ、この磁性シール部材と現像スリーブ内の磁石との間に架橋される磁束によってトナーの漏洩が防止されるようになされている。
従って、ブレードの端部から押し出されたトナーは、この磁性シール部材によって移動が阻止されるため、結果として押し出されたトナーがブレードと磁性シール部材との間の現像スリーブ周面に滞留し、この部分が滞留したトナーで盛り上がったいわゆるトナー太りが生じるという問題点が提起される。
本発明は、従来のこのような問題点を解消するためになされたものであり、現像ローラ周面に形成されるトナー太り現象が起らないようにすることができる現像装置を提供することを目的としている。
請求項1記載の発明は、軸心回りに回転しながら感光体ドラムの周面の潜像領域にトナーを供給する、スリーブ側磁石の内装された現像スリーブが所定の筐体内に装着されてなる現像装置において、所定寸法の隙間を介して前記現像スリーブの周面の中央部に対向配置されたトナーの感光体ドラムへの供給量を調節するブレードと、前記ブレードに長手方向の略全長に亘って付設されたブレード側磁石とが備えられ、前記ブレード側磁石は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、筐体内にトナーを装填した状態で現像スリーブを軸心回りに回転させることにより、筐体内のトナーは、現像スリーブの周面に誘導されて感光体ドラムの方向に向けて搬送され、ブレード側磁石およびブレードの下端縁部と現像スリーブの周面との隙間を潜り搬送量が調節された状態で軸心回りに回転している感光体ドラム周面の潜像領域に供給されてトナー像が形成される。このトナー像は、感光体ドラムの回転に応じて同期搬送されてきた用紙に転写される。
そして、ブレード側磁石は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定され、これによって当該ブレード側磁石の両端部は中央部より磁力が強くなっているため、この部分と現像スリーブの周面との間にはスリーブ側磁石との協働によって形成された磁束が中央部より強力になっており、この強力な磁束に阻まれることによって現像スリーブ周面のトナーが現像スリーブの端部に移動することが阻止され、トナーが現像スリーブの端部に滞留することによって形成されるトナー太りの発生が有効に防止される。
因みに、磁石は、磁性材料を強力な磁場空間の中に置くことにより製造されるが、磁場空間内における磁束は、磁性材料の薄い部分に集中する性質があるため、両端部の高さ寸法が中央部より低く設定されたブレード側磁石を磁場空間内に放置すると、自然とブレード側磁石の両端部に磁束が集中して両端部がが中央部より強力な磁石になる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブレード側磁石の両端部の高さ寸法の設定は、中央部より低い高さが均等な段差部によって行われていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、段差部は、高さ寸法が均等であるため、段差部の全域に亘って同一の強さの磁力が形成される。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ブレード側磁石の両端部の高さ寸法の設定は、中央部から端部に向かうに従い高さが漸減する傾斜部によって行われていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、傾斜部は、高さ寸法が端部に向かうに従って漸減しているため、磁力は、端部に向かって漸増していく。
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の発明において、前記現像スリーブには、両端部にその周面から所定寸法の隙間を介して対向配置された円弧状を呈する一対の磁性部材が設けられていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、たとえブレード側磁石の高さ寸法が低く設定された端部を通過して現像スリーブの端部にトナーが向かっても、磁性部材とスリーブ側磁石との間に架橋された磁力線に規制され、これによってトナーが現像スリーブの端部から漏洩することが有効に防止される。
請求項5記載の発明は、前記感光体ドラムの周面に形成された静電潜像にトナーを供給することによりトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写するように構成された画像形成装置において、前記トナー像を形成するべく請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置が適用されていることを特徴とするものである。
かかる構成によれば、画像形成装置に請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置が適用されているため、画像形成装置は、請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置の作用効果を享受したものになり、現像スリーブの両端部におけるトナー太りの発生が有効に防止される。
請求項1記載の発明によれば、ブレード側磁石は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定され、これによって当該ブレード側磁石の両端部は中央部より磁力が強くなっているため、この部分と現像スリーブの周面との間にはスリーブ側磁石との協働によって形成された磁束が中央部より強力になっており、この強力な磁束に阻まれることによって現像スリーブ周面のトナーが現像スリーブの端部に移動することが阻止され、トナーが現像スリーブの端部に滞留することによって形成されるトナー太りの発生を有効に防止することができる。
請求項2記載の発明によれば、ブレード側磁石の両端部に形成された段差部は、高さ寸法が均等であり、これによって段差部の全域に亘って同一の強さの磁力が形成されるため、段差部に対応した現像スリーブ周面の隙間は、全体的に同一の磁力でトナーの侵入を拒み、これによってトナーが段差部を越えることを効果的に規制することができる。
請求項3記載の発明によれば、ブレード側磁石の両端部に形成された傾斜部は、高さ寸法が端部に向かうに従って漸減し、これによって磁力は、端部に向かって漸増していくため、たとえ傾斜部に対応した隙間にトナーが入り込んでも、傾斜部の先端において最も強力な磁力によりそれ以上のトナーの移動を確実に阻止することができる。
請求項4記載の発明によれば、現像スリーブには、両端部にその周面から所定寸法の隙間を介して対向配置された円弧状を呈する一対の磁性部材が設けられているため、たとえブレード側磁石の高さ寸法が低く設定された端部を通過して現像スリーブの端部にトナーが向かっても、磁性部材とスリーブ側磁石との間に架橋された磁力線に規制され、これによってトナーが現像スリーブの端部から漏洩することを有効に防止することができる。
請求項5記載の発明によれば、画像形成装置を、請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置の作用効果を享受したものにすることができる。
図1は、本発明に係る現像装置が適用されたプリンタの一実施形態を示す正面断面視の説明図である。図1に示すように、プリンタ(画像形成装置)10は、印刷処理に供する用紙Pを貯留する用紙貯留部12と、この用紙貯留部12に貯留された用紙束P1から繰り出された1枚ずつの用紙Pに対して画像の転写処理を施す画像形成部13と、この画像形成部13で転写処理の施された用紙Pに対して定着処理を施す定着部14とが装置本体11に内装されると共に、定着部14で定着処理の施された用紙Pが排紙される排紙部15が装置本体11の頂部に設けられることによって構成されている。
前記用紙貯留部12には、所定数(本実施形態では1つ)の用紙カセット121が装置本体11に対して挿脱自在に設けられている。用紙カセット121の上流端(図1の右方)には、用紙束P1から1枚ずつの用紙Pを繰り出させるピックアップローラ122が設けられている。このピックアップローラ122の駆動によって用紙カセット121から繰り出された用紙Pは、給紙搬送路123およびこの給紙搬送路123の下流端に設けられたレジストローラ対124を介して画像形成部13に給紙されるようになっている。
前記画像形成部13は、コンピュータ等から電送された画像情報に基づき用紙Pに転写処理を施すものであり、前後方向(図1の紙面と直交する方向)に延びるドラム軸21回りに回転可能に設けられた感光体ドラム20の周面に沿うように、当該感光体ドラム20の直上位置から時計方向に向けて帯電ローラ30、露光装置40、現像装置50、転写ローラ60およびクリーニング装置70が配設されることによって形成されている。
前記感光体ドラム20は、周面に静電潜像を形成させた後にこの静電潜像に沿ったトナー像を形成させるためのものであり、周面にアモルファスシリコン層が積層され、これによってこれらの像を形成させるのに適したものになっている。かかる感光体ドラム20は、装置本体11の略中央部で前後方向(図1の紙面に直交する方向)に延びるドラム軸21に同心で一体的に軸支され、図略の駆動手段の駆動によるドラム軸21の時計方向に向かう駆動回転によって当該ドラム軸21と一体回転し得るようになっている。
前記帯電ローラ30は、ドラム心回り時計方向に回転している感光体ドラム20の周面に一様な電荷を形成させるものであり、周面が感光体ドラム20の周面と当接しながら従動回転しつつ当該感光体ドラム20へ電荷を付与するようになっている。なお、帯電ローラ30に代えてワイヤからのコロナ放電により感光体ドラム20の周面に電荷を付与するコロナ放電方式のものを採用してもよい。
前記露光装置40は、コンピュータ等の外部の機器から電送されてきた画像データに基づき強弱の付与されたレーザー光を回転している感光体ドラム20の周面に照射し、これによるレーザー光が照査された部分の電荷の消去によって当該周面に静電潜像を形成させるものである。
前記現像装置50は、感光体ドラム20の周面に現像剤であるトナーTを供給することによって周面の静電潜像が形成された部分にトナーTを付着させ、これによって感光体ドラム20の周面にトナー像を形成させるものである。なお、本実施形態においては、現像剤としてトナーTのみからなる、いわゆる1成分系のものが採用されているが、本発明は、現像剤がトナーTのみからなる1成分系のものであることに限定されるものではなく、現像剤がトナーTととキャリアとからなる、いわゆる2成分系のものであってもよい。
因みに、トナーTは、着色剤、電荷制御剤およびワックス等の添加剤をバインダー樹脂中に分散させた粒径が6〜12μmの微粉体である。これに対し、キャリアは、磁鉄鉱(Fe)等の粒径が60〜200μmの磁性粒子であり、トナーTを帯電させるために使用される。そして、トナーTは、トナーカートリッジ59から現像装置50に適宜補給される消耗品であるのに対し、キャリアは、予め所定量が現像装置50内に装填されており、消耗することなく循環使用されるのが一般的であるが、本実施形態においては、現像装置50にキャリアは装填されていない。
前記転写ローラ60は、感光体ドラム20の直下位置に送り込まれた用紙Pに対して当該感光体ドラム20の周面に形成されているプラスに帯電したトナー像を用紙Pに転写させるものであり、トナー像の電荷と逆極性であるマイナスの電荷を用紙Pに付与するようになっている。
従って、感光体ドラム20の直下位置を越えた用紙Pは、転写ローラ60と感光体ドラム20とによって押圧挟持されつつ、プラスに帯電した感光体ドラム20周面のトナー像がマイナスに帯電した用紙Pの表面に向けて引き剥がされ、これによって用紙Pに対し転写処理が施されることになる。
前記クリーニング装置70は、転写処理後の感光体ドラム20の周面に残留しているトナーTを取り除いて清浄化するためのものである。このクリーニング装置70によって清浄化された感光体ドラム20の周面は、次の画像形成処理のために再び帯電ローラ30へ向かうことになる。
前記定着部14は、画像形成部13によって転写処理の施された用紙Pのトナー像に加熱による定着処理を施すものであり、内部にハロゲンランプ等の通電発熱体が装着されたヒートローラ141と、このヒートローラ141の下部で周面が対向配置された加圧ローラ142とを備えて構成されている。そして、転写処理後の用紙Pは、ローラ心回りに時計方向に向けて駆動回転しているヒートローラ141と、ローラ心回りに反時計方向に向けて従動回転している加圧ローラ142との間のニップ部を通過することによって、ヒートローラ141からの熱を得て定着処理が施されるようになっている。定着処理の施された用紙Pは、排紙搬送路143を通って排紙部15へ排出されることになる。
前記排紙部15は、装置本体11の頂部が凹没されることによって形成され、この凹没した凹部の底部に排紙された用紙Pを受ける排紙トレイ151が形成されている。
図2は、現像装置50の第1実施形態を示す一部切り掻き斜視図であり、図3は、そのA−A線断面図である。図2および図3において、X−X方向を左右方向、Y−Y方向を前後方向といい、特に−X方向を左方、+X方向を右方、−Y方向を前方、+Y方向を後方という。これらの図に示すように、現像装置50は、異形の箱形を呈した筐体58内に、トナーカートリッジ59から補給されたトナーを攪拌しながら後方に向かって搬送する第1スパイラルフィーダ51と、この第1スパイラルフィーダ51から受け渡されたトナーを前方に向かって搬送する第2スパイラルフィーダ52と、この第2スパイラルフィーダ52によって搬送されつつあるトナーTを受け取って感光体ドラム20の周面の潜像領域に供給する現像スリーブ53とが装着されることによって構成されている。
前記筐体58は、図2および図3に示すように、−Y方向(図2)から見た正面視でL字状を呈し、左右方向の略中央位置から左方が先上がりに傾斜して左端部が感光体ドラム20に対向した底板581と、上部でこの底板581に対向配置された天板582と、これら底板581および天板582の前後の端部間に架設された前後方向一対の側板583(図2に前方の側板を二点鎖線で示している)と、これら一対の側板583間に架設されたトナー受けトレイ584とを備えている。
前記天板582は、左方が1段高くなった階段状に形成され、右方の低位天板582aと、左方の高位天板582bと、これら低位天板582aの左端縁部と高位天板582bの右端縁部との間に架設された垂直天板582cとからなっている。低位天板582aの前端部には、トナーカートリッジ59からのトナーを受け入れるためのトナー受入れ口582dが設けられている。また、高位天板582bの左端縁部と、底板581の左端縁部との間には、感光体ドラム20の周面に対向して筐体58内のトナーTを感光体ドラム20の周面に供給するためのトナー供給口586が開口されている。
前記トナー受けトレイ584は、第1スパイラルフィーダ51を収容する第1トレイ584aと、第2スパイラルフィーダ52を収容する第2トレイ584bと、下部で現像スリーブ53と対向配置された第3トレイ584cとを備えている。第1〜第3トレイ584a,584b,584cは、いずれも対応した第1および第2スパイラルフィーダ51,52並びに現像スリーブ53に対応するように正面視で円弧状に形成されている。また、第1トレイ584aの右端部には右側壁587が設けられ、この右側壁587が底板581および低位天板582aの各右端部間に架設されることによって筐体58内の右面側が閉止されている。
前記第1スパイラルフィーダ51は、第1トレイ584aの直上位置で一対の側板583間に貫通架設された第1フィーダ軸511と、この第1フィーダ軸511に同心で外嵌固定された第1スパイラルフィン512とを備えて構成されている。前記第1スパイラルフィン512は、左ねじ状態で螺旋状に形成され、第1フィーダ軸511が正面視で時計方向に回転することにより第1トレイ584a上のトナーTを後方に向かって搬送するようになっている。
前記第2スパイラルフィーダ52は、第2トレイ584bの直上位置で一対の側板583間に貫通架設された第2フィーダ軸521と、この第2フィーダ軸521に同心で外嵌固定された第2スパイラルフィン522とを備えて構成されている。前記第2スパイラルフィン522は、右ねじ状態で螺旋状に形成され、第2フィーダ軸521が正面視で時計方向に回転することにより第2トレイ584b上のトナーTを前方に向かって搬送するようになっている。
前記第1および第2トレイ584a,584b間には仕切り壁585が設けられている。この仕切り壁585の前方位置には、前方流通口585aが開口されているとともに、同後方位置には後方流通口585bが開口されている。そして、トナーカートリッジ59からトナー受入れ口582dを介して筐体58内に導入されたトナーTは、まず第1トレイ584a内において第1スパイラルフィーダ51の駆動回転で後方に向けて搬送され、後方流通口585bを通って第2トレイ584bへ搬入され、第2トレイ584b内において第2スパイラルフィーダ52の駆動回転で前方に向けて搬送され、以後、第1および第2トレイ584a,584b間を循環しながら一部が現像スリーブ53へ供給されるようになっている。
前記現像スリーブ53は、一対の側板583間に貫通架設されたスリーブ軸531と、このスリーブ軸531に同心で一体外嵌されたスリーブ本体532とからなっている。かかる現像スリーブ53は、前記第3トレイ584cの上方位置においてスリーブ本体532の周面がトナー供給口586を介して感光体ドラム20の周面と対向するように設置位置が設定され、図略の駆動手段の駆動でスリーブ軸531回りに図3における反時計方向に向けて回転し、これによって第3トレイ584c上に送り込まれたトナーTを感光体ドラム20の周面に向かわせるようになっている。
そして、本発明においては、このように構成された現像装置50に、トナーTを適正に感光体ドラム20に供給するとともに、スリーブ本体532の端部にトナーが滞留して形成される、いわゆるトナー太りを防止し、かつ、トナーTのスリーブ本体532端部からの漏洩を防止するためのトナー太り防止構造80が付設されている。
図4は、トナー太り防止構造80を説明するための当該トナー太り防止構造80の一実施形態を示す斜視図である。また、図5は、図4に示すトナー太り防止構造80の平面視の説明図であり、図6は、同トナー太り防止構造80の側面視の説明図であり、図7は、同トナー太り防止構造80の正面視の説明図である。なお、図4〜図7におけるXおよびYによる方向表示は、図2の場合と同様(Xは左右方向(−X:左方、+X右方)、Yは前後方向(−Y:前方、+Y:後方))である。以下、図4〜図7を基に、必要に応じて図1〜図3を参照しながらトナー太り防止構造80について説明する。
まず図4に示すように、トナー太り防止構造80は、筐体58(図2)の高位天板582bの左縁部からスリーブ本体532の周面に向けて垂下された前後方向に延びるブレード81と、スリーブ本体532の右側位置において当該スリーブ本体532の前後の縁部に対向配置された前後方向一対の磁性部材82と、前記ブレード81の右面側に積層されたブレード側磁石83とを備えて構成されている。
前記ブレード81は、現像スリーブ53のスリーブ軸531回りの回転によって感光体ドラム20の周面の潜像領域22(図4に示す二点鎖線間の静電潜像が形成される領域)に対して供給されるトナーTの量を規制して過供給されないようにするためのものであり、スリーブ本体532の上方位置で当該スリーブ本体532を略横断するように設けられている。
かかるブレード81は、本実施形態においては、下端縁部とスリーブ本体532の周面との間の隙間寸法(ギャップB(図6参照))が0.1mm〜0.5mmに設定されている。このような範囲が設定されるのは、ギャップBが0.1mm未満であると、あまりにも隙間が狭すぎてトナーTを適正に感光体ドラム20の周面に供給し得なくなり、これによって適正な濃度のトナー画像が形成されなくなるからであり、逆にギャップBが0.5mmを超えると、感光体ドラム20に対してトナーTが供給過多になってしまい、感光体ドラム20の潜像領域22に濃過ぎるトナー画像が形成されてしまうからである。
また、本実施形態においては、ブレード81は、ローカルコンディションに応じて上下寸法が略25mmに設定されているが、本発明は、ブレード81の上下寸法が略25mmであることに限定されるものではなく、設計条件など状況に応じて適宜設定すればよい。
また、ブレード81の厚み寸法t(図5)は、本実施形態においては2.0mmに設定されているが、2.0mmであることに限定されるものではなく、状況に応じて2.0mm未満であってもよいし、2.0mmを超えてもよい。
そして、本発明においては、ブレード81として磁性材料が採用されている。ブレード81に磁性材料が採用されるのは、ブレード81に付設されたブレード側磁石83およびスリーブ本体532に内装されたスリーブ側磁石533(図6)からの磁力線をブレード81へ導くようにし、これによってブレード81の先端縁部とスリーブ本体532の周面との隙間に、電荷の付与されたトナーTとの協働で形成される磁力線による磁気穂に誘導させてトナーTの感光体ドラム20への供給を適正に行わせるとともに、ブレード側磁石83との協働でスリーブ本体532の端部にトナーが堆積することによるトナー太りを防止するためである。
前記磁性部材82は、筐体58内においてトナーTがブレード81に到達するまでの間にスリーブ本体532の中央部周面から端部に向けて移動するのを防止するためのものであり、正面視で曲率中心角が略180°に設定された円弧状に形成されている。かかる磁性部材82は、図7に示すように、上端部がブレード81の右面側に当接固定されているとともに、下端部が筐体58の第3トレイ584cに対向配置され、これによってスリーブ本体532に対する離間状態が確保されるようになっている。
このような磁性部材82によれば、当該磁性部材82とスリーブ本体532に内装されたスリーブ側磁石533との間に磁力線による磁気ブラシが形成され、この磁気ブラシがトナーTの移動を規制するため、トナーTがスリーブ本体532の周面からその端部に向かう移動が有効に防止される。
そして、このような磁性部材82は、その曲率内径寸法がスリーブ本体532の外径寸法より0.1mm〜0.5mmだけ大きめに設定されている。このような範囲が設定されるのは、磁性部材82の曲率内径寸法差が0.1mm未満であると、あまりにも隙間が狭すぎてスリーブ本体532の周面が磁性部材82の内面と摺接してしまう虞がある一方、逆に前記曲率内径寸法差が0.5mmを超えると、磁気ブラシによるトナーTの確実な漏洩防止作用を得ることができなくなるからである。
また、このような磁性部材82は、図6に示すように、スリーブ本体532の前後方向(図6の紙面では当該紙面の左右方向)で内側の端部がスリーブ側磁石533の端部と若干重なり合うように設置位置が設定されている。本実施形態においては、この重なり量mは0.5mmに設定されているが、0.5mmに限定されるものではなく、状況に応じて重なり量を適宜設定することができる。かかる重なり量mが設定されるのは、スリーブ側磁石533からの磁気ブラシをスリーブ側磁石533の径方向に向けて真っ直ぐに形成させ、これによって磁気ブラシの磁力の作用を最大限に引き出してトナーTのスリーブ本体532端部へ向かう移動を効果的に規制するためである。
さらに、磁性部材82は、前後幅寸法Cが5mm〜10mmに設定されている。前後幅寸法Cとしてこのような範囲が設定されるのは、磁性部材82の前後幅寸法が5mm未満の場合、幅寸法が小さすぎることによって磁気ブラシのトナー移動規制力が弱いものになり、スリーブ本体532周面のトナーTがスリーブ本体532の端部に移動するのを充分に規制することができない一方、磁性部材82の前後幅寸法が10mmを超えた場合、磁気ブラシのトナー移動規制力がそれ程向上しないため、10mmを超えた長さにする必要性が存在しないからである。
前記ブレード側磁石83は、スリーブ本体532内に動かない状態で装着されたスリーブ側磁石533および磁性材料製のブレード81との協働によってスリーブ本体532周面のトナーTを適正に感光体ドラム20の周面に供給するとともに、スリーブ本体532の端部周面にトナー太りを形成させないようにするためのものであり、図4に示すように、ブレード81の上流側(右面側)における一対の磁性部材82間に積層状態で固定されている。かかるブレード側磁石83は、前後方向に長尺に設定されることによって形成された板状の磁石本体831と、この磁石本体831の両端部から互いに反対方向に突設された上下寸法が磁石本体831のそれより低い段差を形成する段差部832とからなっている。
前記磁石本体831は、本実施形態においては、上下寸法が10mmに設定されているとともに、厚み寸法が1.5mmに設定されているが、本発明は、磁石本体831の上下寸法が10mmであり、かつ、厚み寸法が1.5mmであることに限定されるものではなく、状況に応じて最適の値が適宜設定される。
前記段差部832は、ブレード側磁石83の両端部が上方から所定寸法だけ切り欠かれた状態で形成されている。かかる段差部832は、本実施形態においては、上下寸法が4mmに設定されているとともに、磁石本体831からの突出量が7mmに設定されている。厚み寸法は磁石本体831のそれと同じの1.5mmに設定されている。なお、本発明は、段差部832の上下寸法、突出量および厚み寸法がそれぞれ4mm、7mmおよび1.5mmであることに限定されるものではなく、状況に応じて最適の値が適宜設定される。
そして、本発明においては、このように構成されたブレード側磁石83がブレード81に付設されることにより、スリーブ本体532周面のトナーTを適正に感光体ドラム20の周面に供給することができるとともに、スリーブ本体532の端部周面にトナー太りを形成させないようにすることができるようになっている。
図8は、トナー太り防止構造80の作用を説明するための拡大説明図であり、(イ)は、図4のB−B線断面図であり、(ロ)は、図4のC−C線断面図である。なお、図8におけるXによる方向表示は、図2の場合と同様(−X:左方、+X右方)である。なお、図8においては、スリーブ本体532と磁性部材82および磁性部材側磁石83との間の隙間寸法は誇張して示している。
まず、本実施形態においては、図8の(イ)および(ロ)に示すように、スリーブ本体532に不動状態で内装されたスリーブ側磁石533は、正面視で扇形状を呈した複数の単位磁石(図8には上右側の第1単位磁石533aおよび上左側の第2単位磁石533bが示されている)が集積されて円柱状に形成されている。スリーブ側磁石533の周面における第1単位磁石533aと第2単位磁石533bとの境界位置は、ブレード側磁石83の直下に形成されている。前記第1単位磁石533aは、周面側がS極に設定されているとともに、前記第2単位磁石533bは、周面側がN極に設定されている一方、前記ブレード側磁石83は、下部がS極に設定されている。
そして、スリーブ側磁石533およびブレード側磁石83がこのように配置設定された状態で第1単位磁石533aのS極と第2単位磁石533bのN極との間に架橋される磁力線の磁力の強さと、ブレード側磁石83の磁石本体831のS極とブレード81を介して同N極との間に架橋された磁力線の磁力の強さとが同一に設定されているため、スリーブ本体532の周面におけるブレード側磁石83の磁石本体831に対応した部分においては、図8の(イ)に示すように、スリーブ側磁石533の磁力線とブレード側磁石83側の磁石本体831の磁力線とが略拮抗した状態になっている。
従って、スリーブ本体532の周面のトナーTは、当該スリーブ本体532の中心回りの回転により、前記拮抗状態の両磁力線に誘導されるようにして感光体ドラム20へ向けて適正に供給されることになる。
これに対し、ブレード側磁石83の端部においては、磁石本体831より上下寸法が短い段差部832が設けられているため、図8の(ロ)に示すように、ブレード側磁石83の段差部832におけるS極とN極との間に架橋された磁力線の磁束密度が大きくなり、これによって磁石本体831周りに形成された磁力線の磁力の方が第1単位磁石533aと第2単位磁石533bとの間に架橋された磁力線の磁力よりも強くなって段差部832の磁力線がスリーブ側磁石533の磁力線を下方に押し遣った状態になっているとともに、両磁力線間にはトナーTに対してより強い排斥力が作用するようになっている。
従って、スリーブ本体532の反時計方向に向かう回転によってブレード側磁石83に到達したトナーTは、前記強い排斥力によってスリーブ本体532の端部に向かう移動が規制されるため、スリーブ本体532の周面における磁性部材82の内側にトナーTが堆積することが防止され、結局、前記体積に起因したトナー太りの発生が防止される。
以上詳述したように、本発明に係る現像装置50は、スリーブ軸531回りに回転しながら感光体ドラム20の周面の潜像領域22にトナーTを供給する、スリーブ側磁石533の内装された現像スリーブ53が所定の筐体内に装着されてなるものであり、所定寸法の隙間を介して現像スリーブ53の周面の中央部に対向配置されたトナーTの感光体ドラム20への供給量を調節するブレード81と、ブレード81に長手方向の略全長に亘って付設されたブレード側磁石83とが備えられ、ブレード側磁石83は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定されているものである。
かかる構成によれば、筐体内にトナーTを装填した状態で現像スリーブ53を軸心回りに回転させることにより、筐体内のトナーTは、現像スリーブ53の周面に誘導されて感光体ドラム20の方向に向けて搬送され、ブレード側磁石83およびブレード81の下端縁部と現像スリーブ53の周面との隙間を潜り搬送量が調節された状態でドラム軸21回りに回転している感光体ドラム20周面の潜像領域22に供給されてトナーT像が形成される。このトナーT像は、感光体ドラム20の回転に応じて同期搬送されてきた用紙に転写される。
そして、ブレード側磁石83は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定され、これによって当該ブレード側磁石83の両端部は中央部より磁力が強くなっているため、この部分と現像スリーブ53の周面との間にはスリーブ側磁石533との協働によって形成された磁束が中央部より強力になっており、この強力な磁束に阻まれることによって現像スリーブ53周面のトナーTが現像スリーブ53の端部に移動することが阻止され、トナーTが現像スリーブ53の端部に滞留することによって形成されるトナー太りの発生を有効に防止することができる。
因みに、磁石は、磁性材料を強力な磁場空間の中に置くことにより製造されるが、磁場空間内における磁束は、磁性材料の薄い部分に集中する性質があるため、両端部の高さ寸法が中央部より低く設定されたブレード側磁石83を磁場空間内に放置すると、自然とブレード側磁石の両端部に磁束が集中し、これによって両端部がが中央部より強力な磁石を得ることができる。
そして、上記の実施形態においては、ブレード側磁石83の両端部には、高さが中央部の磁石本体831より低く設定された同一高さ寸法の段差部832が設けられているため、段差部832とスリーブ本体532との間に形成される磁力の強さは段差部832の全域に亘って同一になり、磁石本体831の下部に侵入したトナーTは、段差部832の範囲内において同一の力でスリーブ本体532の端部に向かう移動が規制され、これによってトナーTが段差部832を越えることを効果的に規制することができる。
また、現像スリーブ53には、その周面から所定寸法の隙間を介して両端部に対向配置された円弧状を呈する一対の磁性部材82が設けられているため、たとえブレード側磁石83の高さ寸法が低く設定された端部を通過して現像スリーブ53の端部にトナーTが向かっても、磁性部材82とスリーブ側磁石533との間に架橋された磁力線に規制され、これによってトナーTが現像スリーブ53の端部から漏洩することを有効に防止することができる。
そして、このようなトナー太り防止構造80が適用された現像装置50をプリンタ10に採用することにより、当該プリンタ10は、この現像装置50の備えたの作用効果を享受したものになり、現像スリーブの両端部におけるトナー太りの発生に起因した画像不良を有効に防止することができ、常に汚れのない清浄な印刷出力を行うことができる。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、以下の内容をも包含したものである。
(1)上記の実施形態においては、現像装置50が適用される画像形成装置としてプリンタ10を例に挙げて説明したが、本発明は、画像形成装置がプリンタ10であることに限定されるものではなく、複写機やファクシミリ装置、さらには画像情報を読み取ってコンピュータに電送するスキャナであってもよい。
(2)上記の実施形態においては、ブレード側磁石83の両端部に高さ寸法が一定の段差部832を設けているが、かかる段差部832に代えて、上下寸法が磁石本体831から先端に向かうに従い漸減する傾斜部を設けてもよい。かかる傾斜部を設けた場合には、傾斜部によって形成される磁力は、その端部に向かって漸増していくため、たとえ傾斜部の領域にまでトナーTが入り込んでも、傾斜部の先端において最も強力な磁力によりそれ以上のトナーTの移動を確実に阻止することができる。
(3)上記の実施形態においては、ブレード側磁石83の上流側においてブレード側磁石83のS極と第1単位磁石533aのS極とが対向配置されているが、本発明は、ブレード側磁石83の上流側においてブレード側磁石83のS極と第1単位磁石533aのS極とが対向配置されることに限定されるものではなく、N極同士を対向配置してもよいし、異極同士を対向配置してもよい。
(4)上記の実施形態においては、着脱自在に装着されるトナーカートリッジ59から現像装置50にトナーTを補給する両者分離式のものが適用されているが、本発明は、現像装置50とトナーカートリッジ59とがこのような分離式のものであることに限定されるものではなく、当初からトナーカートリッジ59が現像装置50の筐体58に一体化された、いわゆる現像ユニットであってもよい。かかる現像ユニットの場合には、トナー切れの解消は、現像ユニットごとの新旧交換によって行われる。
本発明に係る現像装置が適用されたプリンタの一実施形態を示す正面断面視の説明図である。 現像装置の第1実施形態を示す一部切り掻き斜視図である。 図2ののA−A線断面図である。 トナー太り防止構造の一実施形態を示す斜視図である。 図4に示すトナー太り防止構造の平面視の説明図である。 図4に示すトナー太り防止構造の側面視の説明図である。 図4に示すトナー太り防止構造の正面視の説明図である。 トナー太り防止構造の作用を説明するための説明図であり、(イ)は、図4のB−B線断面図であり、(ロ)は、図4のC−C線断面図である。
符号の説明
10 プリンタ(画像形成装置) 11 装置本体
12 用紙貯留部 121 用紙カセット
122 ピックアップローラ 123 給紙搬送路
124 レジストローラ対 13 画像形成部
14 定着部 141 ヒートローラ
142 加圧ローラ 143 排紙搬送路
15 排紙部 151 排紙トレイ
20 感光体ドラム 21 ドラム軸
22 潜像領域 30 帯電ローラ
40 露光装置 50 現像装置
51 スパイラルフィーダ 511 フィーダ軸
512 スパイラルフィン 52 スパイラルフィーダ
521 フィーダ軸 522 スパイラルフィン
53 現像スリーブ 531 スリーブ軸
532 スリーブ本体 533 スリーブ側磁石
533a 単位磁石 533b 単位磁石
58 筐体 581 底板
582 天板 582a 低位天板
582b 高位天板 582c 垂直天板
582d トナー受入れ口 583 側板
584 トナー受けトレイ 584a 第1トレイ
584b 第2トレイ 584c 第3トレイ
585 仕切り壁 585a 前方流通口
585b 後方流通口 586 トナー供給口
587 右側壁 59 トナーカートリッジ
60 転写ローラ 70 クリーニング装置
80 防止構造 81 ブレード
82 磁性部材 83 ブレード側磁石
831 磁石本体 832 段差部
B ギャップ C 前後幅寸法
P 用紙 P1 用紙束
T トナー

Claims (5)

  1. 軸心回りに回転しながら感光体ドラムの周面の潜像領域にトナーを供給する、スリーブ側磁石の内装された現像スリーブが所定の筐体内に装着されてなる現像装置において、
    所定寸法の隙間を介して前記現像スリーブの周面の中央部に対向配置されたトナーの感光体ドラムへの供給量を調節するブレードと、
    前記ブレードに長手方向の略全長に亘って付設されたブレード側磁石とが備えられ、
    前記ブレード側磁石は、両端部の高さ寸法が中央部の高さ寸法より低く設定されていることを特徴とする現像装置。
  2. 前記ブレード側磁石の両端部の高さ寸法の設定は、中央部より低い高さが均等な段差部によって行われていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 前記ブレード側磁石の両端部の高さ寸法の設定は、中央部から端部に向かうに従い高さが漸減する傾斜部によって行われていることを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  4. 前記現像スリーブには、両端部にその周面から所定寸法の隙間を介して対向配置された円弧状を呈する一対の磁性部材が設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の現像装置。
  5. 前記感光体ドラムの周面に形成された静電潜像にトナーを供給することによりトナー像を形成し、このトナー像を用紙に転写するように構成された画像形成装置において、
    前記トナー像を形成するべく請求項1乃至4のいずれかに記載の現像装置が適用されていることを特徴とする画像形成装置。
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