JP2020159897A - 材料試験機、及び、材料試験機の制御方法 - Google Patents

材料試験機、及び、材料試験機の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】試験片に依ることなく安定性を確保して精度良く負荷機構をフィードバック制御できるようにする。【解決手段】材料試験機1は、負荷機構12と、クロスヘッド10の移動量を測定する移動量測定部60と、ロードセルと、クロスヘッド10の移動量とロードセルが測定した試験力の増減量との比である制御コンプライアンスを算出する制御コンプライアンス算出部541と、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回る場合、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563以下となるように制御コンプライアンスを補正する制御コンプライアンス補正部543と、制御コンプライアンス補正部543が補正した制御コンプライアンスに基づいて、サーボモータ18をフィードバック制御するフィードバック制御部544と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、材料試験機、及び、材料試験機の制御方法に関する。
従来、材料試験機の材料試験においては、試験対象に負荷を付与する負荷機構の駆動対象に指示を与え制御対象とする計測値をフィードバックする制御が行われている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、クロスヘッドを移動させて試験片に試験力を付与する負荷機構をフィードバック制御する材料試験機を開示している。
特開2005−337812号公報
特許文献1記載のような材料試験機では、フィードバック制御において、試験対象又は負荷機構に生じるフィードバック対象の物理量の変化と負荷機構の駆動対象に与える指示値と相関の最も高い物理量の変化との比を、制御パラメータとして加味する場合がある。この場合、材料試験機は、どのくらいの応答変化に対してどのくらいの物理量変化が試験対象又は負荷機構に生ずるかをフィードバック制御で加味できるため、負荷機構のフィードバック制御の精度が向上する。ところで、前記比は、試験対象に応じて材料試験中の変化が異なる。そのため、前記比には、負荷機構のフィードバック制御が不安定になることを回避するために上限値が設けられていることが多い。しかしながら、前記比に上限値が設けられていると、上限値を上回って前記比が変化する場合では、前記比が実際の変化に追従しない固定値としてフィードバック制御で加味されてしまい、負荷機構のフィードバック制御の精度が低下し得る。
そこで、本発明は、試験対象に依ることなく、安定性を確保して精度良く負荷機構をフィードバック制御できる材料試験機、及び、材料試験機の制御方法を提供することを目的とする。
本発明の第1の態様は、試験対象に負荷を付与する負荷機構と、前記負荷に応じて前記試験対象又は前記負荷機構に生じる物理量の変化を示す第1変化量を測定する第1測定部と、前記負荷機構のフィードバック制御における応答となる物理量を示す応答物理量を測定する第2測定部と、前記第1測定部が測定した前記第1変化量と、前記第2測定部が測定した前記応答物理量の変化を示す第2変化量との比である変化量比を算出する算出部と、材料試験開始時の前記変化量比である初期変化量比と、材料試験中の前記変化量比の変化における最小値に対する最大値の倍率と、前記変化量比の上限値と、を記憶する記憶部と、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値を上回る場合、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値以下となるように前記算出部が算出した前記変化量比を補正する補正部と、前記補正部が補正した前記変化量比に基づいて、前記試験対象における実際の前記応答物理量と、前記応答物理量の目標値である目標応答物理量との偏差を減少させるように前記負荷機構をフィードバック制御するフィードバック制御部と、を備える、材料試験機に関する。
本発明の第2の態様は、前記補正部は、前記倍率を乗じた前記初期変化量比で前記上限値を除した補正係数を算出し、算出した補正係数を前記算出部が算出した前記変化量比に乗ずることにより補正する、材料試験機に関する。
本発明の第3の態様は、前記補正部は、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値以下である場合、前記算出部が算出した前記変化量比を補正せず、前記フィードバック制御部は、前記算出部が算出した前記変化量比に基づいて前記負荷機構をフィードバック制御する、材料試験機に関する。
本発明の第4の態様は、前記第1測定部は、前記第1変化量として前記負荷機構の移動量を測定し、前記第2測定部は、前記応答物理量として前記試験対象に付与されている試験力を測定し、前記変化量比は、前記負荷機構の移動量と前記試験力の増減量との比を示す制御コンプライアンスであり、前記フィードバック制御部は、前記偏差に前記制御コンプライアンスを乗じることによって、前記偏差を前記試験力から前記負荷機構の移動量に換算し、換算した前記負荷機構の移動量に基づいて前記負荷機構をフィードバック制御する、材料試験機に関する。
本発明の第5の態様は、試験対象に負荷を付与する負荷機構と、前記負荷に応じて前記試験対象又は前記負荷機構に生じる物理量の変化である第1変化量を測定する第1測定部と、前記負荷機構のフィードバック制御における応答となる物理量を示す応答物理量を測定する第2測定部と、前記第1測定部が測定した前記第1変化量と、前記第2測定部が測定した前記応答物理量の変化を示す第2変化量の比である変化量比を算出する算出部、及び、前記算出部が算出した前記変化量比に基づいて前記負荷機構をフィードバック制御するフィードバック制御部を有する制御装置と、を備える材料試験機の制御方法であって、前記制御装置が、材料試験開始時の前記変化量比である初期変化量比と、材料試験の前記変化量比の変化における最小値に対する最大値の倍率と、前記変化量比の上限値と、を記憶し、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値を上回る場合、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値以下となるように前記算出部が算出した前記変化量比を補正し、補正した前記変化量比に基づいて、前記試験対象における実際の前記応答物理量と、前記応答物理量の目標値である目標応答物理量との偏差を減少させるように前記負荷機構をフィードバック制御する、材料試験機の制御方法に関する。
本発明の第1の態様によれば、倍率を乗じた初期変化量比が上限値を上回る場合に、当該初期変化量比が上限値を上回らないように変化量比を補正するため、試験対象に依ることなく材料試験中に変化する変化量比を上限値以下とすることができる。これにより、材料試験において変化量比が上限値の制約を受けることがないため、実際の変化に追従して変化する変化量比を負荷機構のフィードバック制御において加味できる。そのため、試験対象に依ることなく、安全性を確保して精度良く負荷機構をフィードバック制御できる。
本発明の第2の態様によれば、倍数を乗じた変化量比で上限値を除した補正係数を、算出部が算出した変化量比に乗じて補正することで、材料試験において変化量比がどのように変化しても、補正した変化量比を上限値以下とすることができる。また、変化量比が増大した場合、負荷機構のフィードバック制御で加味する変化量比の最大値を上限値とすることができ、上限値から不必要に低い値となって変化量比が補正されることを防止できる。以上より、材料試験機は、応答性の低下を抑制しつつ、試験対象に依ることなく精度良く負荷機構をフィードバック制御できる。
本発明の第3の態様によれば、不必要に変化量比を補正しないため不必要に変化量比が低い値となることがない。そのため、不必要に応答性が低下することを抑制しつつ、また、効率良く負荷機構をフィードバック制御できる。
本発明の第4の態様によれば、制御コンプライアンスを乗じることにより試験対象に付与されている試験力の増減量を負荷機構の移動量に換算でき、負荷機構の移動量に基づいて負荷機構をフィードバック制御できる。
本発明の第5の態様によれば、本発明の第1の態様と同様の効果を奏する。
本実施形態の材料試験機の構成を模式的に示す図である。 負荷機構の制御系のブロック線図である。 制御コンプライアンスの時間変化の一例を示す図である。 本実施形態の材料試験機の動作を示すフローチャートである。 従来の材料試験機により圧縮ホールド除荷試験を行った際の測定グラフである。 従来の材料試験機により圧縮ホールド除荷試験を行った際の測定グラフである。 従来の材料試験機により圧縮ホールド除荷試験を行った際の測定グラフである。 本実施形態の材料試験機により圧縮ホールド除荷を行った際の測定グラフである。 本実施形態の材料試験機により圧縮ホールド除荷を行った際の測定グラフである。 本実施形態の材料試験機により圧縮ホールド除荷を行った際の測定グラフである。
[1.材料試験機の構成]
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る材料試験機1の構成を模式的に示す図である。
材料試験機1は、引張試験や、圧縮試験、曲げ試験等の材料試験を実行し、試験対象である試験片TPの機械的性質を試験する試験機である。なお、試験対象は、各種材料や工業製品、この工業製品の部品又は部材等であり、試験片TPは、材料試験のために所定の規格に基づいて作成されている。
本実施形態の材料試験機1は、材料試験として圧縮試験を実行する場合を例示する。
図1に示すように、材料試験機1は、試験片TPに負荷として試験力Fを付与して圧縮試験を行う試験機本体2と、試験機本体2による圧縮試験動作を制御する制御ユニット4と、を備える。なお、図1では、試験片TPの歪みを測定する際に使用する伸び計90を備える材料試験機1を示している。伸び計90は、試験片TPの把持と解放を使用者の手作業に依らずに行う自動伸び計であり、試験片TPを把持して、試験片TPと共に変位する上アーム92及び下アーム93と、上アーム92及び下アーム93の変位を検出する歪みゲージ91とを備える。
[2.試験機本体の構成]
試験機本体2は、テーブル6と、このテーブル6上に鉛直方向を向く状態で回転可能に立設された一対のねじ棹8、9と、これらのねじ棹8、9に沿って移動可能なクロスヘッド10と、このクロスヘッド10を移動させて試験片TPに試験力Fを与える負荷機構12と、ロードセル14と、を備える。ロードセル14は、試験片TPに与えられる荷重である試験力Fを測定し、試験力測定信号A1を出力するセンサである。試験力Fは、本発明の応答物理量の一例に対応する。また、ロードセル14は、本発明の第2測定部の一例に対応する。なお、試験機本体2は、ねじ棹を1本とする構成としてもよい。
一対のねじ棹8、9は、ボールねじから成り、クロスヘッド10は、各ねじ棹8、9に対して図示を省略したナットを介して連結されている。負荷機構12は、各ねじ棹8、9の下端部に連結されるウォーム減速機16、17と、各ウォーム減速機16、17に連結されるサーボモータ18と、ロータリエンコーダ20とを備える。ロータリエンコーダ20は、サーボモータ18の回転量Trを測定し、回転量Trに応じたパルス数の回転測定信号A2を制御ユニット4に出力するセンサである。
そして負荷機構12は、ウォーム減速機16、17を介して、一対のねじ棹8、9にサーボモータ18の回転を伝達し、ねじ棹8、9が同期して回転することにより、クロスヘッド10がねじ棹8、9に沿って昇降する。
クロスヘッド10には、固定具21Aを介して圧盤21が付設され、テーブル6には、固定具22Aを介して支持台22が付設されている。試験機本体2は、圧縮試験において試験片TPを圧縮する際、制御ユニット4の制御の下、支持台22に載置された試験片TPに対してクロスヘッド10を下降させ、圧盤21と支持台22とにより試験片TPに試験力Fを付与する。
なお、材料試験機1は、圧盤21及び支持台22に代えて、試験片TPの上端部を把持する上つかみ具と下端部を把持する下つかみ具とを備え、これらつかみ具により試験片TPを把持した状態で、試験片TPに圧縮試験の試験力Fを与える構成でもよい。
[3.制御ユニットの構成]
制御ユニット4は、制御装置30と、表示装置32と、試験プログラム実行装置34と、を備える。
制御装置30は、試験機本体2を中枢的に制御する装置であり、試験機本体2との間で信号を送受信可能に接続される。試験機本体2から受信する信号は、ロードセル14が出力する試験力測定信号A1や、ロータリエンコーダ20が出力する回転測定信号A2、制御や試験に要する適宜の信号などである。
表示装置32は、制御装置30から入力される信号に基づいて各種情報を表示する装置であり、例えば、制御装置30は、圧縮試験の間、試験力測定信号A1に基づいて試験片TPに付与されている試験力Fの測定値を表示装置32に表示する。
試験プログラム実行装置34は、圧縮試験の試験条件といった各種設定パラメータの設定操作や実行指示操作などのユーザ操作を受け付け、制御装置30に出力する機能や、試験力Fの測定値のデータを解析する機能などを備えた装置である。試験プログラム実行装置34はコンピュータを備え、このコンピュータは、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのストレージ装置と、制御装置30や各種の周辺機器などを接続するためのインターフェース回路と、を備える。そして、プロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶されたコンピュータログラムである材料試験プログラムを実行することで、上述の各種機能を実現する。
次いで、制御装置30について詳述する。
図1に示すように、制御装置30は、信号入出力ユニット40と、制御回路ユニット50と、を備える。
信号入出力ユニット40は、試験機本体2との間で信号を送受する入出力インターフェース回路を構成するものであり、本実施形態では、センサアンプ42と、カウンタ回路43と、サーボアンプ44と、を有する。
センサアンプ42は、ロードセル14が出力する試験力測定信号A1を増幅して制御回路ユニット50に入力する増幅器である。
カウンタ回路43は、ロータリエンコーダ20が出力する回転測定信号A2のパルス数を計数し、サーボモータ18の回転量Tr、すなわちサーボモータ18の回転によって移動するクロスヘッド10の移動量X(ストローク値ともいう)を示す移動測定信号A3を制御回路ユニット50にデジタル信号で出力する。なお、ロータリエンコーダ20とカウンタ回路43とにより移動量測定部60が構成され、この移動量測定部60は、本発明の第1測定部の一例に対応する。また、クロスヘッド10の移動量Xは、本発明の第1変化量の一例に対応する。
なお、移動量測定部60は、ロータリエンコーダ20に代えて、ねじ棹8、9の少なくとも一方に装着されるエンコーダを備える構成でもよい。この構成の場合、当該エンコーダは、装着されたねじ棹8、9の少なくとも一方が所定角度回転する毎に1つのパルスを出力する信号を生成し、カウンタ回路43に出力する。そして、カウンタ回路43は、当該エンコーダが出力する信号のパルス数を計数し、ねじ棹の回転量、すなわちねじ棹の回転によって移動するクロスヘッド10の移動量Xを示す移動測定信号A3を制御回路ユニット50にデジタル信号で出力する。
サーボアンプ44は、制御回路ユニット50の制御の下、サーボモータ18を制御する装置である。
制御回路ユニット50は、通信部52と、制御部54と、記憶部56とを備える。
制御回路ユニット50は、CPUやMPUなどのプロセッサと、ROMやRAMなどのメモリデバイスと、HDDやSSDなどのストレージ装置と、信号入出力ユニット40とのインターフェース回路と、試験プログラム実行装置34と通信する通信装置と、表示装置32を制御する表示制御回路と、各種の電子回路と、を備えたコンピュータを備え、プロセッサがメモリデバイス又はストレージ装置に記憶されたコンピュータログラムを実行することで、制御部54の各機能部を実現する。また信号入出力ユニット40のインターフェース回路にはA/D変換器が設けられており、アナログ信号の試験力測定信号A1がA/D変換器によってデジタル信号に変換される。
なお、制御回路ユニット50は、コンピュータに限らず、ICチップやLSIなどの集積回路といった1又は複数の適宜の回路によって構成されてもよい。
通信部52は、試験プログラム実行装置34との間で通信し、圧縮試験を含む材料試験条件の設定や各種設定パラメータの設定値、圧縮試験を含む材料試験の実行指示や中断指示などを試験プログラム実行装置34から受信する。また通信部52は、試験力測定信号A1に基づく試験力Fの測定値を適宜のタイミングで試験プログラム実行装置34に送信する。
記憶部56は、メモリデバイスにより構成され、初期制御コンプライアンス561、最大変化倍率562、上限値563、及び、目標データ564を記憶する。初期制御コンプライアンス561、最大変化倍率562、及び、上限値563については後述する。なお、初期制御コンプライアンス561は、本発明の初期変化量比の一例に対応する。また、最大変化倍率562は、本発明の倍率の一例に対応する。
目標データは、圧縮試験を含む材料試験における試験力Fやクロスヘッド10の移動速度等の目標値の時間的変動を示す時系列データである。この目標データは、試験プログラム実行装置34に対するユーザ設定操作に応じて制御回路ユニット50によって変更記憶される。
制御部54は、試験機本体2の負荷機構12としてサーボモータ18をフィードバック制御して圧縮試験を含む材料試験に係る処理を実行する機能部である。ここで、制御部54が具備する各機能部を説明する前に、サーボモータ18のフィードバック制御の制御系について説明する。
[3−1.制御系の構成]
図2を参照して、サーボモータ18をフィードバック制御する制御系の構成について説明する。
図2は、本実施形態におけるサーボモータ18のフィードバック制御の制御系を示すブロック線図である。図2においてtは、制御周期の実行タイミングを示している。
負荷機構12のフィードバック制御では、図2に示すようにPID制御が行われ、クロスヘッド10の移動速度に対応するサーボモータ18の回転量Tr(t)を決定する。そして、サーボモータ18のフォードバック制御では、予め設定された制御周期毎に、サーボモータ18の回転量Tr(t)を更新する。
図2に示すようにフィーバック制御のブロック線図は、減算器70、変化量換算器71、及び、制御器78を含む。制御器78は、比例器72、積分器73、第1微分器74、第1加算器75、第2加算器76、及び、第2微分器77を含む。
減算器70は、各制御周期において目標試験力Fc(t)から測定試験力Fs(t)を減じた偏差e(t)を算出し、算出した偏差e(t)を変化量換算器71に出力する。なお、目標試験力Fcは、目標となる試験力Fを示し、本発明の目標応答物理量の一例に対応する。また、測定試験力Fsは、ロードセル14が測定した試験力Fであり、図2においては試験力値とも表現される。
変化量換算器71は、減算器70が出力する偏差e(t)に後述する制御コンプライアンスComp(t)を乗じて、当該偏差e(t)をクロスヘッド10の移動量X(t)に相当する偏差e´(t)に換算する。変化量換算器71は、換算した偏差e´(t)を比例器72、積分器73、及び、第1微分器74に入力する。
第1加算器75は、比例器72、積分器73、及び、第1微分器74の出力を加算し、第1加算値K1(t)を第2加算器76に出力する。また、第2加算器76は、第1加算器75が出力した第1加算値K1(t)に移動量初期値U0を加算し、第2加算値K2(t)を第2微分器77出力する。
第2微分器77は、第2加算器76から出力された第2加算値K2(t)を微分することにより、第2加算値K2(t)が示すクロスヘッド10の移動量X(t)から、クロスヘッド10の移動速度に対応するサーボモータ18の回転量Tr(t)を算出する。そして、図2に示すフィードバック制御では、サーボモータ18の回転量Tr(t)を示す指令信号B1をサーボアンプ44に出力する。
[3−2.制御回路ユニットの構成]
図1を参照して、制御部54の機能ブロックについて説明する。
制御部54は、制御コンプライアンス算出部541、判別部542、制御コンプライアンス補正部543、及び、フィードバック制御部544を備える。制御コンプライアンス算出部541は、本発明の算出部の一例に対応する。また、制御コンプライアンス補正部543は、本発明の補正部の一例に対応する。
制御コンプライアンス算出部541は、制御コンプライアンスCompを算出する。制御コンプライアンスCompとは、試験片TP又は負荷機構12に生じるフィードバック対象の物理量の変化と、負荷機構12の駆動対象に与える指示値(本実施形態ではサーボモータ18の回転量Tr)と相関の最も高い物理量の変化との比である。本実施形態では、制御コンプライアンス算出部541は、移動量測定部60が測定したクロスヘッド10の移動量Xと、ロードセル14が測定した測定試験力Fsの増減量(以下、「試験力増減量」といい「Fd」の符号を付す。)との比である制御コンプライアンスCompを算出する。制御コンプライアンスCompは、本発明の変化量比の一例に対応する。また、試験力増減量Fdは、本発明の第2変化量の一例に対応する。制御コンプライアンス算出部541は、例えば、以下の式(1)に基づいて制御コンプライアンスを算出する。
Comp(t)=X(t)/Fd(t)・・・(1)
式(1)において、tは制御周期の実行タイミングである。また、Comp(t)は各制御周期における制御コンプライアンスを示す。また、X(t)は各制御周期におけるクロスヘッド10の移動量Xを示す。また、Fd(t)は各制御周期における試験力増減量Fdを示し、例えば前回の制御周期における測定値と今回の制御周期における測定値との試験力Fの変化量である。
判別部542は、記憶部56から初期制御コンプライアンス561と最大変化倍率562と上限値563を読み出して、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回るか否かを判別する。なお、当該判別は、初期制御コンプライアンス561が、最大変化倍率562で除した上限値563を上回るか否かを判別することと同じである。
ここで、判別部542の詳細について説明する前に、初期制御コンプライアンス561と最大変化倍率562と上限値563について説明する。
初期制御コンプライアンス561とは、圧縮試験開始時における制御コンプライアンスCompである。初期制御コンプライアンス561は、圧縮試験開始前に所定の方法により制御コンプライアンス算出部541に算出され、記憶部56に記憶される。なお、本実施形態において圧縮試験開始時とは、試験片TPの機械的性質を測定することを目的とした圧縮試験の開始する時を意味する。そのため、本実施形態では、クロスヘッド10を移動させて試験片TPに試験力Fを付与して初期制御コンプライアンス561を算出することは、圧縮試験の開始に含まれない。
最大変化倍率562は、圧縮試験中の制御コンプライアンスCompの変化における最小値に対する最大値の倍率である。例えば、圧縮試験中の制御コンプライアンスCompの変化における最大値が「100」であり、最小値が「10」である場合、最大変化倍率562は、「10」の倍率となる。最大変化倍率562は、圧縮試験において制御コンプライアンスCompの変化が異なる種々の試験片TPに基づいて、事前のテストやシミュレーション等によって予め適切に定められている。すなわち、最大変化倍率562は、種々の制御コンプライアンスCompの変化における最小値に対する最大値の倍率である。例えば、変化幅が10〜30の制御コンプライアンスCompと、変化幅が20〜50の制御コンプライアンスCompと、変化幅が50〜100の制御コンプライアンスCompとの3種の制御コンプライアンスCompに基づいて最大変化倍率562を設定するとする。この場合、最小値が「10」であり最大値が「100」であるため、最大変化倍率562は、10倍率に設定される。
上限値563は、サーボモータ18のフィードバック制御で用いる制御コンプライアンスCompの上限を示す値である。この上限値563は、事前のテストやシミュレーション等によって適切に定められている。サーボモータ18のフィードバック制御では、制御コンプライアンスCompがPID制御のゲインとなる。そのため、サーボモータ18のフィードバック制御の応答が過剰になって制御が不安定になることを回避するために、制御コンプライアンスCompには、上限値563が設けられている。
次に、判別部542の判定について説明する。
図3は、制御コンプライアンスCompの時間変化特性の一例を示す図である。図3において特性Ts−1は、圧縮試験において時間経過と共に制御コンプライアンスCompが大きくなる場合の変化を示している。また、図3において特性Ts−2は、圧縮試験において時間経過と共に制御コンプライアンスCompが小さくなる場合の変化を示している。
図3において、最大変化倍率562は5倍率を例示する。また、図3に示す制御コンプライアンスCompの変化では、初期制御コンプライアンス561が「Sf」の値であるとする。また、図3では、「Sf」の初期制御コンプライアンス561に「5倍率」の最大変化倍率562を乗じた値が「Smax」であるとする。
判別部542が記憶部56から読み出した上限値563が図3に示す「J1」であるとする。この場合、判別部542は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が「J1」の上限値563以下であると判別する。
また、判別部542が読み出した上限値が図3に示す「J2」又は「J3」であるとする。この場合、判別部542は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が「J2」又は「J3」の上限値563を上回ると判別する。
図1の説明に戻り、制御コンプライアンス補正部543は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回ると判別部542が判別した場合、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompを補正する。制御コンプライアンス補正部543は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563以下となるように制御コンプライアンスCompを補正する。つまり、制御コンプライアンス補正部543は、圧縮試験において変化する制御コンプライアンスCompの最大値が上限値563以下となるように制御コンプライアンスCompを補正する。
制御コンプライアンス補正部543は、以下の式(2)により補正係数を算出し、算出した補正係数を制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに乗じて補正する。
補正係数=(上限値563/最大変化倍率562)/初期制御コンプライアンス561・・・(式2)
この補正係数を制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに乗じて補正することで、補正された制御コンプライアンスCompは、圧縮試験において上限値563以下の値となる。
例えば、図3を参照して、判別部542が読み出した上限値563が図3に示す「J2」であり、判別部542が、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が「J2」の上限値563を上回ると判別したとする。この場合、制御コンプライアンスCompの変化が特性Ts−1のように変化した場合でも、式(2)を乗じた補正によって、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompは、変化における最大値が上限値563となるように補正される。なお、制御コンプライアンスCompの変化が特性Ts−2のように変化する場合、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompは、変化における最大値が「J2」の上限値563を最大変化倍率562で除した値となるように補正される。つまり、変化における最大値である初期制御コンプライアンス561が、上限値563より小さい値となって補正される。
材料試験機1にとっては、圧縮試験において制御コンプライアンスCompが特性Ts−1のように時間経過と共に増大する特性であるか、特性Ts−2のように時間経過と共に減少する特性であるかは未知である。したがって、制御コンプライアンス補正部543が上記のように制御コンプライアンスCompを補正することで、どのように制御コンプライアンスCompが変化であっても、補正した制御コンプライアンスCompを上限値563以下にできる。
フィードバック制御部544は、サーボモータ18のフィードバック制御を実行する。フィードバック制御部544は、各制御周期において、目標試験力Fc(t)とロードセル14が測定した測定試験力Fsとの偏差e(t)に、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスComp、或いは、制御コンプライアンス補正部543が補正した制御コンプライアンスCompを乗じて偏差e´(t)を算出する。そして、フィードバック制御部544は、算出した偏差e´(t)に基づいて、測定試験力Fs(t)と目標試験力Fc(t)との偏差e(t)を減少させるサーボモータ18の回転量Tr(t)を演算し、回転量Tr(t)を示す指令信号B1をサーボアンプ44に出力する。
[4.材料試験機の動作]
次に、材料試験機1の動作について説明する。
図4は、材料試験機1の動作を示すフローチャートであり、特にサーボモータ18のフィードバック制御に係る動作を示すフローチャートである。
図4に示すフローチャート開始時点では、所定の方法により初期制御コンプライアンス561が制御コンプライアンス算出部541により算出され、記憶部56に記憶されているとする。
制御回路ユニット50の制御部54の判別部542は、圧縮試験を開始するか否かを判別する(ステップSA1)。例えば、判別部542は、通信部52を介して試験プログラム実行装置34から圧縮試験の実行指示を受信した場合、ステップSA1で肯定判別する。
判別部542は、記憶部56から初期制御コンプライアンス561、最大変化倍率562、及び、上限値563を読み出し、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回るか否かを判別する(ステップSA2)。
判別部542が、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563以下であると判別した場合(ステップSA2:NO)、制御コンプライアンス補正部543は、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに乗じる補正係数を「1」に決定する(ステップSA3)。
一方、判別部542が、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回ると判別した場合(ステップSA2:YES)、制御コンプライアンス補正部543は、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに乗じる補正係数を上記の式(2)に決定する(ステップSA4)。
制御コンプライアンス補正部543が補正係数を決定すると、フィードバック制御部544は、制御周期の実行タイミングが到来したか否かを判別する(ステップSA5)。
制御周期の実行タイミングが到来したと判別した場合(ステップSA5:YES)、制御コンプライアンス算出部541は、制御コンプライアンスCompを算出する(ステップSA6)。ステップSA6において、制御コンプライアンス算出部541は、ロードセル14から出力される試験力測定信号A1に基づいて試験片TPに付与されている試験力Fを測定し、また、移動量測定部60のカウンタ13のカウント値に基づいて、クロスヘッド10の移動量Xを測定する。
次いで、制御コンプライアンス補正部543は、初回のステップSA5の実行前に決定した補正係数を制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに乗じて補正する(ステップSA7)。
補正係数を1と決定した場合、制御コンプライアンス補正部543は、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに1を乗じて補正する。なお、1を乗じる補正前後では、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompが変化しない。そのため、1を乗じる補正は、補正しないことと同じである。
補正係数を式(2)と決定した場合、制御コンプライアンス補正部543は、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに式(2)の補正係数を乗じて補正する。
次いで、フィードバック制御部544は、目標試験力Fc(t)から測定試験力Fs(t)を減じて、偏差e(t)を算出する(ステップSA6)。そして、フィードバック制御部544は、偏差e(t)にステップSA7で補正した制御コンプライアンスCompを乗じて偏差e´(t)を算出する(ステップSA8)。なお、ステップSA8において、1を乗じることにより補正された制御コンプライアンスCompに基づいて偏差e´(t)を算出することは、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに基づいて偏差e´(t)を算出することと同じである。
次いで、フィードバック制御部544は、偏差e´(t)に基づいて、目標試験力Fc(t)と測定試験力Fs(t)とを一致させるサーボモータ18の回転量Tr(t)を算出する(ステップSA9)。
そして、フィードバック制御部544は、算出した回転量Tr(t)を示す指令信号B1をサーボアンプ46に出力する(ステップSA10)。
フィードバック制御部544は、圧縮試験を終了するか否かを判別する(ステップSA11)。フィードバック制御部544は、圧縮試験を終了しないと判別した場合(ステップSA11:NO)、処理をステップSA5に戻す。一方、フィードバック制御部544は、圧縮試験を終了すると判別した場合(ステップSA11:YES)、本処理を終了する。
[5.圧縮ホールド除荷試験の測定グラフ]
図5〜図10は、圧縮ホールド除荷試験を行った際の測定グラフである。圧縮ホールド除荷試験とは、圧縮試験の一種である。圧縮ホールド除荷試験は、試験開始に伴ってクロスヘッド10を下方へ移動させて試験片TPに付与する試験力Fを増加させ、その後にあるタイミングから所定期間クロスヘッド10の移動を停止して試験片TPに付与した試験力Fを所定期間一定に保ち、その後にクロスヘッド10を上方に移動させて試験片TPから付与する試験力Fを減少させる試験である。図5〜図10の測定が行われた圧縮ホールド除荷試験では、測定開始から10秒まで試験力Fを増加させて試験片TPを圧縮し、10秒から20秒まで試験片TPに付与した試験力Fを一定に保ち、20秒以降、試験片TPから付与した試験力Fを減少させている。なお、図5〜図7が示す測定と、図8〜図10が示す測定とにおいて、試験対象は、制御コンプライアンスCompの変化が同じ試験片TPである。
図5〜図10の測定グラフが示す圧縮ホールド除荷試験では、試験片TPに圧縮する際、クロスヘッド10の移動速度を一定にして圧縮力である試験力Fを定速増加させる試験条件が設定されているとする。また、図5〜図10の測定グラフが示す圧縮ホールド除荷試験では、試験片TPから圧縮力を除く際、クロスヘッド10の移動速度を一定にして試験力Fを定速減少させる試験条件が設定されているとする。また、図5〜図10の測定グラフが示す圧縮ホールド除荷試験では、上限値563が「20」に設定されているとする。
図5〜図7は、従来の材料試験機1により圧縮ホールド除荷試験を行った際の測定グラフである。図8〜図10は、本発明の材料試験機1により圧縮ホールド除荷試験を行った際の測定グラフである。図5及び図8は、制御コンプライアンス算出部541が算出する制御コンプライアンスComp、及び、サーボモータ18のフィードバック制御で用いられる制御コンプライアンスCompの時間変化を示す測定グラフであり、横軸が時間(sec)に設定され、縦軸が制御コンプライアンスComp(mm/N)に設定される。図6及び図9は、目標試験力Fcと測定試験力Fsとの時間変化を示す測定グラフであり、横軸が時間(sec)に設定され、縦軸が試験力F(N)に設定される。図7及び図10は、単位時間当たりの試験力を示す試験力速度の目標と、実際の試験力速度との時間変化を示す測定データであり、横軸が時間(sec)に設定され、縦軸が試験力速度(N/sec)に設定される。なお、「N」はニュートンである。図7及び図10における縦軸のプラスマイナスは、クロスヘッド10の移動方向に対応している。
図5において、特性グラフTg1−1は、圧縮ホールド除荷試験において制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompの時間変化を示している。また、図5において、特性グラフTg2−1は、圧縮ホールド除荷試験においてフィードバック制御に用いられた制御コンプライアンスCompの時間変化を示している。図5の特性グラフTg1−1が示すように、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompは、試験開始から時刻TAまで「20」の上限値563を上回る。そのため、従来の材料試験機1では、図6の特性グラフTg2−1が示すように、試験開始から時刻TAまで「20」の上限値563がフィードバック制御で用いられる。
図6において、特性グラフTg3−1は、目標試験力Fc(t)の時間変化を示している。また、図6において、特性グラフTg4−1は、測定試験力Fs(t)の時間変化を示している。図7において、特性グラフTg5−1は、試験力速度の目標の時間変化を示している。また、図7において、特性グラフTg5−1は、実際の試験力速度の時間変化を示している。図6及び図7に示すように、測定試験力Fs(t)、及び、実際の試験力速度は、目標値に対して変動幅を有していて、時間経過に対する目標値の変化に伴って一様に変化していない。例えば、図6において、約4秒から約7秒の区間や、約7秒から約10秒の区間等では、目標値の比例増加に対して、測定試験力Fs(t)が振れて変化している。特に、図7に示すように、試験力速度については、目標値に対する実際の試験力速度の変動幅が大きい。例えば、図7において、時刻TBでは、目標値である0.02(mm/sec)に対して、実際の試験力速度が約40%の誤差を有している。このように測定試験力Fs、及び、実際の試験力速度が目標値に対して変動幅を有するのは、制御コンプライアンスCompが上限値563の制約を受け、サーボモータ18のフィーバック制御において実際の変化に追従しない固定値として扱われるためである。
図8において、特性グラフTg1−2は、圧縮ホールド除荷試験において制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompの時間変化を示している。また、図8において、特性グラフTg2−2は、制御コンプライアンス補正部543が補正した制御コンプライアンスCompであり、また、圧縮ホールド除荷試験においてフィードバック制御に用いられる制御コンプライアンスCompの時間変化を示している。図8の特性グラフTg2−2が示すように、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompは、制御コンプライアンス補正部543によって上限値563以下となるように補正されている。
図8の特性グラフTg2−2が示すように、制御コンプライアンス算出部541が算出する制御コンプライアンスCompは、測定開始から時刻TAまで「20」の上限値563を上回る。しかしながら、図8の特性グラフTg2−2に示すように、サーボモータ18のフィードバック制御で用いられる制御コンプライアンスCompは、制御コンプライアンス補正部543により補正された制御コンプライアンスCompであるため、「20」の上限値563の制約を受けることなく実際の変化に追従して変化する制御コンプライアンスCompとなる。
図9において、特性グラフTg3−2は、目標試験力Fc(t)の時間変化を示している。また、図9において、特性グラフTg4−2は、測定試験力Fs(t)の時間変化を示している。図10において、特性グラフTg5−2は、試験力速度の目標の時間変化を示している。また、図10において、特性グラフTg6−2は、実際の試験力速度の時間変化を示している。図9及び図10に示すように、測定試験力Fs、及び、実際の試験力速度は、図7及び図8と比較して、目標に対する変動幅が小さい。例えば、図6の特性グラフTg4−1では目標の比例増加に対して測定試験力Fsが振れて増加する変化を示していたが、本実施形態の材料試験機1では、図9の特性グラフTg4−2に示すように目標値の比例増加に対して、測定試験力Fsが振れて増加することが抑制され、一様に変化している。また、図7と図10とを比較して明らかな通り、試験力速度について、目標に対する変動幅を小さくなっている。図9及び図10は、フィードバック制御において用いる制御コンプライアンスCompが実際の変化に追従して変化することで、サーボモータ18のフィーバック制御の精度が向上していることを示している。
[6.効果]
以上、説明したように、本実施形態の材料試験機1は、試験片TPに試験力Fを付与する負荷機構12と、試験力Fに応じてクロスヘッド10の移動量Xを測定する移動量測定部60と、試験力Fを測定するロードセル14と、クロスヘッド10の移動量Xとロードセル14が測定した試験力Fの増減量との比である制御コンプライアンスCompを算出する制御コンプライアンス算出部541と、初期制御コンプライアンス561と、最大変化倍率562と、上限値563とを記憶する記憶部56と、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回る場合、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563以下となるように制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompを補正する制御コンプライアンス補正部543と、制御コンプライアンス補正部543が補正した制御コンプライアンスCompに基づいて、試験片TPにおける実際の試験力F(測定試験力Fs)と目標試験力Fcとの偏差eを減少させるように負荷機構12をフィードバック制御するフィードバック制御部544と、を備える。
この構成によれば、材料試験機1は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回る場合に、当該初期制御コンプライアンス561が上限値563を上回らないように制御コンプライアンスCompを補正するため、試験片TPに依ることなく圧縮試験において変化する制御コンプライアンスCompを上限値563以下とすることができる。これにより、圧縮試験において制御コンプライアンスCompが上限値563の制約を受けることがないため、実際の変化に追従した変化を示す制御コンプライアンスCompを負荷機構12のフィードバック制御において加味できる。そのため、材料試験機1は、試験片TPに依ることなく安全性を確保して精度良くサーボモータ18をフィードバック制御できる。
また、以下の効果も更に奏する。一般に、ロードセル14が出力する試験力測定信号A1が示す測定試験力Fsは、例えばN(ニュートン)等の力の単位でなく、定格容量に対して何パーセントといった割合を示す単位である。例えば定格容量100kNのロードセル14に1kNの荷重がかかったとき、ロードセル14は、「(1kN/100kN)×100(%)」を示す試験力測定信号A1を出力する。また、例えば定格容量1kNのロードセル14に1Nの荷重がかかったとき、ロードセル14は、「(1kN/1kN)×100(%)」を示す試験力測定信号A1を出力する。このような出力であるため、ロードセル14に同じ荷重がかかっていても定格容量が大きければ大きいほど、制御コンプライアンス算出部541が算出する制御コンプライアンスCompは大きくなる。これは、制御コンプライアンスCompの計算では試験力増減量Fdが分母となるためである。上記の定格容量の例の場合、定格容量100kNと定格容量1kNとの間では、制御コンプライアンスに100倍の差が生じる。したがって、従来では、小さな試験力Fで変位が大きい試験片TPに対して、定格容量が大きいロードセル14を用いてサーボモータ18のフィードバック制御を行おうとすると制御コンプライアンスCompが大きくなり、上限値563の制約を受けてサーボモータ18のフィードバック制御を精度良く行うことが難しかった。しかしながら、本実施形態の材料試験機1は、制御コンプライアンスCompを上限値563以下にすることができるため、どのような定格容量のロードセル14でも上限値563の制約を受けることがない。そのため、本実施形態の材料試験機1は、どのような定格容量のロードセル14を具備していても、小さな試験力Fで変位が大きい試験片TPに対して精度よくサーボモータ18のフィードバック制御ができる。
制御コンプライアンス補正部543は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561で上限値563を除した補正係数を算出し、算出した補正係数を制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスに乗ずることにより補正する。
前述した通り、材料試験機1にとっては、圧縮試験において制御コンプライアンスCompが特性Ts−1のように時間経過と共に増大する特性であるか、特性Ts−2のように時間経過と共に減少する特性であるかは未知である。しかし、この構成によれば、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561で上限値563を除した補正係数を、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに乗じて補正することで、圧縮試験において制御コンプライアンスCompがどのように変化しても、補正した制御コンプライアンスCompが上限値563以下とすることができる。また、制御コンプライアンスCompが時間経過と共に大きくなる場合、最大値を上限値とすることができる。したがって、サーボモータ18のフィードバック制御で加味する制御コンプライアンスCompが上限値563から不必要に低い値となることを防止できる。以上より、材料試験機1は、応答性が低下することを抑制しつつ、試験片TPに依ることなく精度良くサーボモータ18をフィードバック制御できる。
制御コンプライアンス補正部543は、最大変化倍率562を乗じた初期制御コンプライアンス561が上限値563以下である場合、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompを補正しない。そして、フィードバック制御部544は、制御コンプライアンス算出部541が算出した制御コンプライアンスCompに基づいてサーボモータ18をフィードバック制御する。
この構成によれば、不必要に制御コンプライアンスCompを補正しないため不必要に制御コンプライアンスCompが低い値となることがない。したがって、応答性が低下することを抑制しつつ、また、効率良くサーボモータ18をフィードバック制御できる。
また、移動量測定部60は、クロスヘッド10の移動量Xを測定する。ロードセル14は、試験片TPに付与されている試験力Fを測定する。制御コンプライアンスCompは、クロスヘッド10の移動量Xと試験力増減量Fdとの比である。フィードバック制御部544は、偏差eに制御コンプライアンスCompを乗じることによって、偏差eを試験力Fからクロスヘッド10の移動量Xに換算し、換算したクロスヘッド10の移動量Xに基づいてサーボモータ18をフィードバック制御する。
この構成によれば、制御コンプライアンスCompを乗じることにより測定試験力Fsと目標試験力Fcとの偏差eをクロスヘッド10の移動量Xに換算できるため、クロスヘッド10の移動量Xに基づいてサーボモータ18をフィードバック制御できる。
[7.他の実施形態]
なお、上述した実施形態は、あくまでも本発明の一態様を例示するものであって、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で任意に変形、および応用が可能である。
例えば、上記実施形態では、図2に示したブロック線図に示したように、PID制御により、サーボモータ18のフィードバック制御を行う。他の構成として、一般的なPD制御により、サーボモータ18のフィードバック制御を行ってもよい。
例えば、上記実施形態では、クロスヘッド10の移動量Xを本発明の第1変化量とし、試験片TPに付与される試験力Fを本発明の応答物理量として、試験力増減量Fdを本発明の第2変化量とした場合のサーボモータ18のフィードバック制御を例示した。第1変化量、応答物理量、及び、第2変化量はこれに限定されない。例えば、第1変化量は、試験片TPの伸び量でもよい。また、応答物理量は、トルク、圧力、変位等であってもよい。
例えば、上記実施形態では、ロータリエンコーダ20により、クロスヘッド10の移動量Xを測定したが、試験片TPの変位量を測定する例えば伸び計90等の所定のセンサによりクロスヘッド10の移動量Xを測定してもよい。なお、図2では、測定された試験片TPの変位量を変位計値と表現している。
例えば、上記実施形態では、負荷機構12の駆動源としてサーボモータ18を用いたが、油圧源等の他の駆動源を用いてもよい。この場合は、図2のブロック線図における制御対象への出力は、駆動源に応じた物理量に設定する。
例えば、上述実施形態において、図1に示した機能ブロックは、本願発明を理解容易にするために構成要素を主な処理内容に応じて分類して示した概略図であり、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
例えば、図4に示す動作のステップ単位は、材料試験機1の各部の動作の理解を容易にするために、主な処理内容に応じて分割したものであり、処理単位の分割の仕方や名称によって、本発明が限定されることはない。処理内容に応じて、さらに多くのステップ単位に分割してもよい。また、1つのステップ単位がさらに多くの処理を含むように分割してもよい。また、そのステップの順番は、本発明の趣旨に支障のない範囲で適宜に入れ替えてもよい。
例えば、上記実施形態では、圧縮試験を行う材料試験機1を示したが、本発明は、試験片TPに試験力Fを付与して、試験片TPの物理量の変化を測定する材料試験機に対して広く適用することができる。例えば、引張試験、曲げ試験、引き剥がし試験等を行う材料試験機に対して、本発明を適用することができる。なお、試験片TPの試験機本体2に固定する冶具は、試験種に応じて適切なものが採用される。
1 材料試験機
12 負荷機構
14 ロードセル(第2測定部)
30 制御装置
60 移動量測定部(第1測定部)
541 制御コンプライアンス算出部(算出部)
543 制御コンプライアンス補正部(補正部)
544 フィードバック制御部
561 初期制御コンプライアンス(初期変化量比)
562 最大変化倍率(倍率)
563 上限値
F 試験力(応答物理量)
Fc 目標試験力(目標応答物理量)
Fs 測定試験力(実際の応答物理量)
Fd 試験力増減量(第2変化量)
Comp 制御コンプライアンス(変化量比)
X 移動量(第1変化量)
e 偏差

Claims (5)

  1. 試験対象に負荷を付与する負荷機構と、
    前記負荷に応じて前記試験対象又は前記負荷機構に生じる物理量の変化を示す第1変化量を測定する第1測定部と、
    前記負荷機構のフィードバック制御における応答となる物理量を示す応答物理量を測定する第2測定部と、
    前記第1測定部が測定した前記第1変化量と、前記第2測定部が測定した前記応答物理量の変化を示す第2変化量との比である変化量比を算出する算出部と、
    材料試験開始時の前記変化量比である初期変化量比と、材料試験中の前記変化量比の変化における最小値に対する最大値の倍率と、前記変化量比の上限値と、を記憶する記憶部と、
    前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値を上回る場合、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値以下となるように前記算出部が算出した前記変化量比を補正する補正部と、
    前記補正部が補正した前記変化量比に基づいて、前記試験対象における実際の前記応答物理量と、前記応答物理量の目標値である目標応答物理量との偏差を減少させるように前記負荷機構をフィードバック制御するフィードバック制御部と、を備える、
    材料試験機。
  2. 前記補正部は、
    前記倍率を乗じた前記初期変化量比で前記上限値を除した補正係数を算出し、算出した補正係数を前記算出部が算出した前記変化量比に乗ずることにより補正する、
    請求項1に記載の材料試験機。
  3. 前記補正部は、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値以下である場合、前記算出部が算出した前記変化量比を補正せず、
    前記フィードバック制御部は、前記算出部が算出した前記変化量比に基づいて前記負荷機構をフィードバック制御する、
    請求項1又は2に記載の材料試験機。
  4. 前記第1測定部は、前記第1変化量として前記負荷機構の移動量を測定し、
    前記第2測定部は、前記応答物理量として前記試験対象に付与されている試験力を測定し、
    前記変化量比は、前記負荷機構の移動量と前記試験力の増減量との比を示す制御コンプライアンスであり、
    前記フィードバック制御部は、前記偏差に前記制御コンプライアンスを乗じることによって、前記偏差を前記試験力から前記負荷機構の移動量に換算し、換算した前記負荷機構の移動量に基づいて前記負荷機構をフィードバック制御する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の材料試験機。
  5. 試験対象に負荷を付与する負荷機構と、
    前記負荷に応じて前記試験対象又は前記負荷機構に生じる物理量の変化である第1変化量を測定する第1測定部と、
    前記負荷機構のフィードバック制御における応答となる物理量を示す応答物理量を測定する第2測定部と、
    前記第1測定部が測定した前記第1変化量と、前記第2測定部が測定した前記応答物理量の変化を示す第2変化量の比である変化量比を算出する算出部、及び、前記算出部が算出した前記変化量比に基づいて前記負荷機構をフィードバック制御するフィードバック制御部を有する制御装置と、を備える材料試験機の制御方法であって、
    前記制御装置が、
    材料試験開始時の前記変化量比である初期変化量比と、材料試験の前記変化量比の変化における最小値に対する最大値の倍率と、前記変化量比の上限値と、を記憶し、
    前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値を上回る場合、前記倍率を乗じた前記初期変化量比が前記上限値以下となるように前記算出部が算出した前記変化量比を補正し、
    補正した前記変化量比に基づいて、前記試験対象における実際の前記応答物理量と、前記応答物理量の目標値である目標応答物理量との偏差を減少させるように前記負荷機構をフィードバック制御する、
    材料試験機の制御方法。
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