JP2020158277A - フィルムロールの製造方法、及びフィルムロール。 - Google Patents
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Abstract
Description
測定装置:3次元微細形状測定器(小坂研究所製 型式ET−4000A)
解析機器:3次元表面粗さ解析システム(小坂研究所製 型式TDA−31)
触針:先端半径0.5μmR、径2μm、ダイヤモンド製
針圧:100μN
測定方向・算出法:フィルム長手方向、フィルム幅方向を各々10回測定する。その20回の測定の平均値を表面粗さとする。
[コア周方向曲げ弾性率の測定方法]
コアからサンプリングして測定する。また、式(3)から理解されるとおり、Eはコアの形状(内径、外径や長さ)に影響されないので、コアと同質の材料を用いてテストピースを作製して求めることができる。
フィルムの巻き取り後、25〜28時間経過したフィルムロールに対して、JIS K7312に準じて、高分子計器(株)製のアスカーゴム硬度計C型を用い、フィルムロールの幅方向に10点(ロール端部の10mmずつを除いた全幅を10等分して、各等分の中央部を測定する)測定し、平均した。
(株)ファーステックのパイテープを用いて、フィルム巻回部両端部から20mmの位置のコア外径を測定し、平均した。
フィルムの巻かれていない箇所のコア外径を、(株)ファーステックのパイテープを用いてフィルム端部からコア端部まで20mmごとに測定した値の最大値を示す。
フィルムの巻かれていない箇所のコア外径を、(株)ファーステックのパイテープを用いてフィルム端部からコア端部まで20mmごとに測定した値の最小値を示す。
触針法の高精細微細形状測定器を用いてJIS B0601(1994年)に準拠して、下記条件にてポリエステルフィルムの最大粗さ(Rz)を測定した。
測定装置:3次元微細形状測定器(小坂研究所製 型式ET−4000A)
解析機器:3次元表面粗さ解析システム(小坂研究所製 型式TDA−31)
触針:先端半径0.5μmR、径2μm、ダイヤモンド製
針圧:100μN
測定方向・算出法:フィルム長手方向、フィルム幅方向を各々10回測定する。その20回の測定の平均値を表面粗さとした。なお、表裏両面について測定し、表1には値が大きい方の値を示した。
フィルムロールを各実施例、比較例の条件で100本ずつ巻きとり、帯電欠点の発生状況を確認した。帯電欠点の有無は、帯電発生箇所にはトナーが付着する現象を利用し、フィルムにコピー用のトナーを振りかけて目視にて検査し、評価した。巻き上がったフィルムロールの帯電欠点が100本中3本以下確認された場合は「○」、帯電欠点が100本中4本以上9本以下確認された場合は「△」、帯電欠点が100本中10本以上確認された場合は「×」と判定した。なお、「△」または「○」が合格であり、「△」は良、「○」は優秀である。
フィルムロールを各実施例、比較例の条件で100本ずつ巻きとり、シワの発生状況を確認した。巻き上がったフィルムロールのシワが100本中3本以下確認された場合は「○」、シワが100本中4本以上9本以下確認された場合は「△」、シワが100本中10本以上確認された場合は「×」と判定した。なお、「△」または「○」が合格であり、「△」は良、「○」は優秀である。
フィルムロールのロール径の幅方向の変位(原反形状)を、原反形状測定器(キタノ企画社製)を用い、フィルムロールの幅方向最端部から100mmまでの範囲での最大高さと、幅方向最端部から200mm内側の部分の高さの差をフィルムロールのへり高量とした。ダイヤルゲージ((株)ミツトヨ製)をフィルムロール上に平衡におくことが出来かつ平行にスライド出来る台座に取り付け、まず最端部から200mm内側の部分にダイヤルゲージの触点を当て、目盛りを0に調整した。次に最端部から100mm内側の部分から触点をフィルムロールに接触させたまま最端部まで移動し、値が最大となる点の目盛りを読みとった。任意の位置で片側5ヶ所×両端部の計10カ所を測定し、10箇所の平均値をフィルムロールのへり高量とした。
平均厚み12μm、フィルムの両表面の内、最大高さ粗さRzが大きい方の側の面のRzが110nmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。また、周方向曲げ弾性率30GPa、外半径83.5mm、内半径75mmの繊維強化樹脂製コアを用いて、巻き取り速度200m/min、張力100N/m、面圧150N/mとして、幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は49、コア外径の最大値と最小値の差は90μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間経過した時のフィルム部の硬度は93度であった。
周方向曲げ弾性率45GPa、外半径83.5mm、内半径75mmの繊維強化樹脂製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は60μm、フィルムの巻き取り終了時から26時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は92度であった。
周方向曲げ弾性率55GPa、外半径83.5mm、内半径75mmの繊維強化樹脂製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は49μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間経過した時のフィルム部の硬度は91度であった。
周方向曲げ弾性率73GPa、外半径83.5mm、内半径75mmのアルミニウム製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は20、コア外径の最大値と最小値の差は37μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間経過した時のフィルム部の硬度は93度であった。
周方向曲げ弾性率73GPa、外半径80.0mm、内半径75mmのアルミニウム製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は61μm、フィルムの巻き取り終了時から28時間経過した時のフィルム部の硬度は93度であった。
平均厚み8.0μm、フィルムの両表面の内、最大高さ粗さRzが大きい方の側の面のRzが110nmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。また、実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、巻き取り速度200m/min、張力150N/m、面圧150N/mとして、幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は90μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は94度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例6で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例6と同じ巻き取り条件(同じ巻き取り条件とは、速度、張力、面圧が同じという意味である。以下同じ)で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は74μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は95度であった。
平均厚み4.0μm、フィルムの両表面の内、最大高さ粗さRzが大きいの側の面のRzが110nmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。また、実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、巻き取り速度200m/min、張力200N/m、面圧150N/mとして、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は98μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は97度であった。
実施例4で用いたコアと同じコアを用いて、実施例8で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例8と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は20、コア外径の最大値と最小値の差は74μm、フィルムの巻き取り終了時から26時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は97度であった。
平均厚み12μm、フィルムの両表面の内、最大高さ粗さRzが大きい方の側の面のRzが90nmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。また、実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、実施例6と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は90μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は96度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例10で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例6と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は74μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は94度であった。
平均厚み12μm、フィルムの両表面の内、最大高さ粗さRzが大きい方の側の面のRzが30nmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。また、実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例8と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は97μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は98度であった。
実施例4で用いたコアと同じコアを用いて、実施例12で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例8と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は20、コア外径の最大値と最小値の差は75μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は97度であった。
実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1で用いたフィルムと同じフィルムを用い、実施例6と同じ巻き取り条件で長手方向の長さ10000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は98μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は96度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1で用いたフィルムと同じフィルムを用い、実施例6と同じ巻き取り条件で長手方向の長さ10000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は81μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は95度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1で用いたフィルムと同じフィルムを用い、実施例8と同じ巻き取り条件で長手方向の長さ15000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は98μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は97度であった。
実施例4で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1と同じフィルムを、実施例8と同じ巻き取り条件で長手方向の長さ15000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は20、コア外径の最大値と最小値の差は85μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は98度であった。
平均厚み4.0μm、フィルムの両表面の内、最大高さ粗さRzが大きい方の側の面のRzが30nmのポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムを用いた。また、実施例4で用いたコアと同じコアを用いて、実施例8の条件と同じ巻き取り条件で長手方向の長さ15000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は20、コア外径の最大値と最小値の差は85μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は98度であった。
周方向曲げ弾性率2.0GPa、外半径83.5mm、内半径75mmの紙製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は739、コア外径の最大値と最小値の差は1353μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間経過した時のフィルム部の硬度は92度であった。
周方向曲げ弾性率2.5GPa、外半径83.5mm、内半径75mmのPVC樹脂製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は591、コア外径の最大値と最小値の差は1082μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間経過した時のフィルム部の硬度は93度であった。
周方向曲げ弾性率8.0GPa、外半径83.5mm、内半径75mmのABS樹脂製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は185、コア外径の最大値と最小値の差は338μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間経過した時のフィルム部の硬度は93度であった。
周方向曲げ弾性率15GPa、外半径83.5mm、内半径75mmの繊維強化樹脂製コアを用いた。その他の条件は実施例1と同様にした。式(1)の左辺において求められた値は99、コア外径の最大値と最小値の差は180μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間経過した時のフィルム部の硬度は92度であった。
実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1で用いたフィルムと同じフィルムを、巻き取り速度200m/min、張力90N/m、面圧150N/mとして、幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は44μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は85度であった。
実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、実施例6で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例1と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は60μm、フィルムの巻き取り終了時から26時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は87度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例8で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例6と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は74μm、フィルムの巻き取り終了時から27時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は86度であった。
実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、実施例10で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例1と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は60μm、フィルムの巻き取り終了時から26時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は88度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例12で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例6と同じ巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ7000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は73μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は87度であった。
実施例2で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例1で用いた巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ10000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は33、コア外径の最大値と最小値の差は66μm、フィルムの巻き取り終了時から25時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は88度であった。
実施例3で用いたコアと同じコアを用いて、実施例1で用いたフィルムと同じフィルムを、実施例6で用いた巻き取り条件で幅1000mm、長手方向の長さ15000mのフィルムロールに巻き上げた。式(1)の左辺において求められた値は27、コア外径の最大値と最小値の差は84μm、フィルムの巻き取り終了時から28時間を経過した後の巻回されたフィルム部の硬度は86度であった。
2、10:フィルム
3:芯
4:ゴム層
5:接圧ローラ
6:原反
7:ガイドローラ
8:下刃ローラ
9:上刃
12:フィルムロール
13:除電器
14:巻き出し部
15:搬送部
16:スリット部
17:巻き取り部
18:テストピース
A:搬送方向
Claims (10)
- 前記コアの周方向曲げ弾性率が50GPa以上である、請求項1に記載のフィルムロールの製造方法。
- 前記コアの材質が繊維強化プラスチックである、請求項1または2に記載のフィルムロールの製造方法。
- 円筒状コアにフィルムが巻かれたフィルムロールであって、フィルムが巻回されていないコア部のコア外径の最大値と最小値との差が100μm以下であり、巻回されたフィルム部の硬度が90度以上である、フィルムロール。
- 前記コアの周方向曲げ弾性率が50GPa以上である、請求項4または5に記載のフィルムロール。
- 前記コアの材質が繊維強化プラスチックである、請求項4〜6の何れかに記載のフィルムロール。
- 前記フィルムの厚みが10μm以下である、請求項4〜7の何れかに記載のフィルムロール。
- 前記フィルムの長手方向の長さが8000m以上である、請求項4〜8の何れかに記載のフィルムロール。
- 前記フィルムの表面の最大高さ粗さRzが表裏両面において100nm以下である、請求項4〜9の何れかに記載のフィルムロール。
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