JP2020157948A - 乗り物用座席の背面テーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】乗り物用座席の背面テーブルにおいて、その使用面の清掃効率を高めることを可能にする。【解決手段】本発明の一実施形態に係る乗り物用座席の背面テーブル10は、使用時に座席12の背面側領域10rに格納され、使用時に前記座席の後方へ引き出されるように構成されていて、前記座席の背面側において一端部を中心に回動可能に設けられた一対のステー20と、該ステーの他端部に設けられたテーブル本体22と、前記テーブル本体の使用時に表面となる使用面32が、不使用時に、前記座席の後方側を向くように、前記ステーに対して前記テーブル本体を可動にするように構成された可動機構24とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、新幹線などの乗り物の座席の背面側に設けられ、不使用時に座席の背面側領域に格納され、使用時に座席の後方へ引き出される、乗り物用座席の背面テーブルに関する。
新幹線などの乗り物の座席の背面側に設けられ、不使用時に座席の背面側領域に格納され、使用時に座席の後方へ引き出される、乗り物用座席の背面テーブルの一提案が、特許文献1に開示されている。この背面テーブルでは、不使用時に座席の背面側に格納されているテーブル本体が、使用時に、そのままの向きで引き出されて、テーブル本体の使用面が上側を向くようにされる。
特開平8−2302号公報
ところで、特許文献1の背面テーブルは、不使用時に座席の背面側領域に格納されているとき、使用時の表面つまり使用面が、その座席の背面に対向する。したがって、その使用面を清掃するとき、わざわざ、背面テーブルを引き出さなければならない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みて創案されたものであり、その目的は、乗り物用座席の背面テーブルにおいて、その使用面の清掃効率を高めることを可能にすることにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
不使用時に座席の背面側領域に格納され、使用時に前記座席の後方へ引き出されるように構成された、乗り物用座席の背面テーブルであって、
前記座席の背面側において一端部を中心に回動可能に設けられた一対のステーと、
該ステーの他端部に設けられたテーブル本体と、
前記テーブル本体の使用時に表面となる使用面が、不使用時に、前記座席の後方側を向くように、前記ステーに対して前記テーブル本体を可動にするように構成された可動機構と
を備えた、背面テーブル
を提供する。
好ましくは、前記可動機構は、アーム部材と、前記ステーに対して前記アーム部材を回動可能にする第1回動機構と、前記アーム部材に対して前記テーブル本体を回動可能にする第2回動機構とを備えている。
好ましくは、前記第1回動機構は、前記ステーに対する前記アーム部材の回転軸を定める第1軸部材と、前記第1軸部材周りの前記ステーに対する前記アーム部材の回転に伴い、第1規制部に対して可動である第1回転部とを備えている。
好ましくは、前記第2回動機構は、前記アーム部材に対する前記テーブル本体の回転軸を定める第2軸部材と、前記第2軸部材周りの前記アーム部材に対する前記テーブル本体の回転に伴い、第2規制部に対して可動である第2回転部とを備えている。
前記テーブル本体を前記アーム部材に対してスライド可能にするスライド機構が更に備えられているとよい。
本発明の上記一態様によれば、上記構成を備えるので、乗り物用座席の背面テーブルにおいて、その使用面の清掃効率を高めることが可能になる。
本発明の一実施形態に係る、乗り物用座席の背面テーブルの概略構成を示す模式図である。 図1の背面テーブルを、座席の側方側から見たところを示す図であり、(a)から(e)は背面テーブルの状態変化を段階的に示すものである。 図1の背面テーブルを、テーブル本体を透明にして座席の側方側から見たところを示す図であり、(a)から(e)は背面テーブルの状態変化を段階的に示すものである。 図1の背面テーブルにおけるステーの下端部側を表す図である。 図1の背面テーブルにおけるテーブル本体側を表し、(a)は背面テーブルのテーブル本体側の左側面図であり、(b)はその正面図であり、(c)は下面図である。 図1の背面テーブルにおける、アーム部材とテーブル本体との接続部の図であり、(a)は図5(c)のVI矢視図であり、(b)はそこに設けられた軸部材38の分解図である。 図1の背面テーブルにおける、アーム部材の断面図であり、図6のVII−VII線断面での図である。 図1の背面テーブルにおける、アーム部材とステーとの接続部の図であり、(a)は図5(b)のVIIIA−VIIIA線断面図であり、(b)は図5(b)のVIIIB矢視図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図に基づいて説明する。同一の部品(又は構成)には同一の符号を付してあり、それらの名称及び機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明は繰返さない。
図1は、本発明の一実施形態に係る乗り物用座席の背面テーブル10の概略構成を示す模式図である。背面テーブル10が適用可能な乗り物として、飛行機や列車、例えば新幹線を挙げることができる。この乗り物では、座席12は、基本的に進行方向において前方を向く。ある座席12に座る乗客は、前の座席12の背面側(又は後方側)に設けられたテーブルつまり背面テーブル10を使用することができる。背面テーブル10は、不使用時に座席12の背面側領域10rに格納され、使用時に座席12の後方へ引き出されるように構成されている。図1は、背面テーブル10の4つの態様を重ねて示すものである。図1では、座席12の背面側領域10rに格納状態(又は不使用状態)にある背面テーブル10に符号「10a」を付し、この背面テーブル10aを少し引き出して展開し始めた状態にある背面テーブル10に符号「10b」を付し、更に展開された状態にある背面テーブル10に符号「10c」を付し、完全に引き出されて展開状態(又は使用状態)にある背面テーブル10に符号「10d」を付している。このように、図1では、背面テーブル10の不使用時の格納状態と、使用時の展開状態との間の変化を模式的に示している。この変化を可能にする構成について、以下、説明する。
背面テーブル10は、一対のステー20と、テーブル本体22と、ステー20に対してテーブル本体22を可動にするように構成された可動機構24とを備える。これらの動きを図2及び図3に表す。図2は、座席12の側方側からその座席12の背面テーブル10を見たところを示す図である。図2(a)から図2(e)は背面テーブル10の状態変化を段階的に示すものである。図2(a)は不使用時に格納状態にある背面テーブル10を示し、図2(e)は使用時に展開状態にある背面テーブル10を示す。テーブル本体22を透明にして表した図3において、図3(a)から図3(e)はそれぞれ図2(a)から図2(e)に対応する。
背面テーブル10は、図2(a)に示すように、不使用時、座席12の背面側領域10rに格納され、保持部材であるフック16によりその格納状態に固定されている。そして、フック16を外して、背面テーブル10を図2(b)から図2(d)の段階を経て展開すると、背面テーブル10は図2(e)の展開状態になる。逆に、図2(e)の展開状態から、図2(d)から図2(b)の段階を経て折り畳むことで、背面テーブル10は図2(a)の格納状態になる。
背面テーブル10において、一対のステー20は、それぞれ一端部(以下、下端部)20a側で座席12に対して取り付けられ、その他端部(以下、上端部)20b側にテーブル本体22が設けられている。図4に、ステー20の下端部20a側を示す。図4に示すように、各ステー20は、座席12の背面側において下端部20aを中心に第1所定角度範囲θa内で回動可能に設けられている。このステー20の回動は、座席12の前後方向に延びるとともに座席12が設置された床に直交する仮想面に沿って実質的に生じる。ステー20の下端部20aは、回動軸を定める軸部材26と、その軸部材26周りの座席12に対するステー20の回動範囲を第1所定角度範囲θa内に規制するステー規制部28とを備える。図4において、実線で表したステー20は背面テーブル10が格納状態にあるときのものであり、破線で表したステー20は背面テーブル10が展開状態にあるときのものである。格納状態から展開状態に又は展開状態から格納状態に背面テーブル10の状態が変化するとき、ステー20は、(前述の仮想面に直交する)幅方向に延びる軸部材26の周りに回転する。背面テーブル10が格納状態にあるとき、テーブル本体22が座席12の背面に当接するので、ステー20の格納側への動きは、座席12の背面によって規制されている。一方、背面テーブル10が展開状態にあるとき、ステー20の下端部20aの先端部20cが座席12の下方に設けられたストッパ部30に突き当たる。これにより、ステー20の展開側への動きは、つまりステー20の軸部材26周りの第1方向R1への回動は、第1所定角度範囲θa内に規制されている。なお、第1所定角度範囲θaは任意に設定でき、背面テーブル10が設けられた座席12が後ろに倒されたときも、背面テーブル10の使用が阻害されない角度に設定され得る。ストッパ部30に突き当たり可能な突き当り部としての先端部20cを含めて、ステー規制部28は構成されている。なお、ストッパ部30は、座席12に設けられることに限定されず、例えば座席12が設置された床に設けられてもよい。また、ステー規制部28は、このような構成に限定されず、例えば、軸部材26周りのステー20の回転に伴い移動するピン部と、このピン部が嵌まって移動する溝部又は孔部を備え、ピン部の移動が溝部又は孔部の両端又は一方の端により規制される構成を備えることができる。
一対のステー20の上端部20b側には、テーブル本体22が設けられている。そして、前述の可動機構24は、ステー20に対してテーブル本体22を可動にするように構成されている。可動機構24は、テーブル本体22の使用時に表面となる使用面32が、不使用時につまり格納状態にあるときに、座席12の後方側をつまり後方の別の座席側を向くことを可能にする構成を備える。
可動機構24は、アーム部材34を備える。一対のステー20に対して、アーム部材34が設けられている。アーム部材34に、テーブル本体22は取り付けられている。アーム部材34は、ステー20に対して第2方向R2において所定角度範囲(以下、第2所定角度範囲)内で回動可能に設けられている。そして、アーム部材34は、それに対してテーブル本体22が所定角度範囲(以下、第3所定角度範囲)内で第3方向R3に回動可能であるように設けられている。ステー20に対するアーム部材34の回動を可能にする回動機構(以下、第1回動機構)RM1と、アーム部材34に対するテーブル本体22の回動を可能にする回動機構(以下、第2回動機構)RM2とが備えられている。
ここで、背面テーブル10のテーブル本体22側を図5に表す。図5(a)は、図2(e)及び図3(e)に対応する。図5(a)を背面テーブル10のテーブル本体22側の左側面図とすると、図5(b)はその正面図であり、図5(c)は下面図である。図5では、図3と同様に、テーブル本体22が透明に表されている。図6は、アーム部材34とテーブル本体22との接続部の図であり、図6(a)は図5(c)のVI矢視図であり、図6(b)はそこに設けられた軸部材38の分解図である。図7は、アーム部材34の断面図であり、図6のVII−VII線断面図に相当するものである。図8は、アーム部材34とステー20との接続部の図であり、図8(a)は図5(b)のVIIIA−VIIIA線断面図であり、図8(b)は図5(b)のVIIIB矢視図である。まず、アーム部材34とテーブル本体22との接続について、特に第2回動機構RM2について説明する。
アーム部材34は、2つのサイドアーム部35と、それらを繋ぐ繋ぎ部36とを備える。2つのサイドアーム部35は、それぞれ、対応するステー20に関係付けられている。図1及び図2の状態において、サイドアーム部35は座席12の前後方向に延びるとともに座席12が設置された床に直交する仮想面上に延び、繋ぎ部36は幅方向に延びる。サイドアーム部35は、細長い部材により構成されていて、その長手方向に延びるガイド孔34aを有する。したがって、サイドアーム部35は長細い円環状の部材として構成されている。一対のサイドアーム部35は、それらのガイド孔34aが幅方向に開いて対向するように、一対のステー20に対して設けられている。アーム部材34の繋ぎ部36は、図7に示すように円弧状の断面を有する細長い部材である。繋ぎ部36は、サイドアーム部35の長手方向の一端部に、ガイド孔34aよりも外側に設けられている。一対のサイドアーム部35は繋ぎ部36により一体的にされ、それによりアーム部材34となる。なお、サイドアーム部35と繋ぎ部36との間の接続は、ここではビス36aを用いてなされているが、ボルトなどの他の機械的接続手段によりなされてもよく、接着や溶接といった化学的接続手段によりなされてもよい。
一方、所謂天板を構成するテーブル本体22は、平板部22aと、その平板部22aの両端から平板部22aに直交する方向であって同じ側に延出する側部延出部22bと、これら延出部22bに挟まれるように平板部22aの更なる端から側部延出部22bと同じ側に延出する端部延出部22cとを備える。側部延出部22bは平らであり、端部延出部22cは湾曲している。端部延出部22cは、アーム部材34の繋ぎ部36の湾曲形状に対応する形状を有する。端部延出部22cは、図5(c)に示すように側部延出部22bから離れていて、それらの間に切欠き部が形成されている。この切欠き部Cにより、テーブル本体22はアーム部材34に対する回動機能を有することができる。平板部22aの延出部22b、22cが延出していない側が、背面テーブル10が使用状態にあるときの使用面32となる。各側部延出部22bには図6(b)に示す軸部材38が取り付けられている。軸部材38は、ボルト部材38a、コロ部材38b、ワッシャー38c、スプリングワッシャー38d及びナット38eを備えている。この軸部材38は、サイドアーム部35のガイド孔34aを貫通するように幅方向に延びるように設けられ、アーム部材34に対するテーブル本体22の回転軸を定める。なお、図6(a)から明らかなように、コロ部材38bは、アーム部材34のサイドアーム部35のガイド孔34a内に概ね位置付けられる。軸部材38がガイド孔34aをそれに沿って移動することで、テーブル本体22はアーム部材34に対してスライド移動する。特に、ガイド孔34aのその長手方向長さ分、テーブル本体22はアーム部材34に対してスライド可能である。テーブル本体22をアーム部材34に対してスライド可能にするスライド機構SMは、軸部材38とアーム部材34のガイド孔34aとを含んで構成される。
テーブル本体22及びアーム部材34が図2(b)及び図3(b)に示す状態にあり、テーブル本体22がアーム部材34を概ね覆うように位置づけられているとき、軸部材38はガイド孔34aの長手方向の一端部34b(例えば図3(a)及び図5(a)参照)に位置する。このとき、テーブル本体22の平板部22aが一対のサイドアーム部35の外面34dに当接状態にあるので、アーム部材34に対するテーブル本体22の回動は実質的に生じない。一方で、テーブル本体22がアーム部材34に対してスライド移動して、テーブル本体22がアーム部材34から張り出して図2(c)及び図3(c)に示す状態にあるとき、軸部材38はガイド孔34aの他端部34cに位置する。このとき、テーブル本体22は、平板部22a等により規制されていない側に、アーム部材34に対して、軸部材38を中心にして回動することができる。この回動は、テーブル本体22の平板部22aの内面(使用面32とは反対側の面)22dがアーム部材34のサイドアーム部35の外面34dに当接するまで生じ得る。このように、テーブル本体22は、アーム部材34に対して所定角度範囲内つまり第3所定角度範囲内で回動可能である。なお、アーム部材34に対してテーブル本体22が回動可能な第3所定角度範囲は、図2及び図3から明らかなように、約180°であるが、これ以外も可能である。アーム部材34に対するテーブル本体22の回動を可能にする第2回動機構RM2は、軸部材38(第2軸部材に相当)と、軸部材38周りのアーム部材34に対するテーブル本体22の回転に伴い、アーム部材34の外面34d(第2規制部に相当)に対して可動であるテーブル本体22の内面22d(第2回転部に相当)とを含んで構成されている。なお、軸部材38を覆うように設けられる部材40はカバー部材である。
次に、アーム部材34とステー20との接続について、特に第1回動機構RM1について説明する。ステー20に対してアーム部材34を第2所定角度範囲内で回動可能にする第1回動機構RM1が、それらの間に設けられている。第1回動機構RM1は、アーム部材34がステー20に略平行な不使用位置(例えば図2(c)参照)と、テーブル本体22の使用面32を使用可能とする使用位置(例えば図2(e)参照)との間でアーム部材34をステー20に対して回動可能にするように構成されている。第1回動機構RM1は、ステー20に対するアーム部材34の回転軸を定める軸部材(第1軸部材に相当)42と、軸部材42周りのステー20に対するアーム部材34の回転に伴い相対的に移動するピン部44(第2回転部に相当)と、このピン部44の回転を第2所定角度範囲に規制する規制部(第2規制部に相当)としての円弧状ガイド部46とを備えている。
図8(a)に示すように、軸部材42は、幅方向に延びるように設けられ、ステー20を貫通した状態で、アーム部材34のサイドアーム部35に固定された略U字形状部材である繋ぎ部材48に取り付けられている。この軸部材42と同じ向きにピン部材44が設けられている。ピン部材44は、ここではステー20から繋ぎ部材48に突き出るように設けられている。ピン部材44は、ここでは、軸部材42と一体的にステー20とアーム部材34との間で相対回転可能に構成されている。このピン部材44がガイドされる円弧状ガイド部46は繋ぎ部材48に形成されている。ピン部材44は、軸部材42周りのステー20に対するアーム部材34の回転に伴い、円弧状ガイド部46に対して移動する。円弧状ガイド部46の一端46aにピン部材44が位置するとき、アーム部材34は、ステー20に略平行な不使用位置にある(図2(b)、(c)、図3(b)、(c)参照)。図8(b)に示すように円弧状ガイド部46の他端46bにピン部材44が位置するとき、アーム部材34は、テーブル本体22の使用面32を使用可能とする使用位置にある(図2(e)、図3(e)、図5参照)。このように、第2所定角度範囲は、最も座席12の後方に引き出されたステー20(例えば図2(e)及び図3(e)参照)に対して、略平行なアーム部材34と、使用位置でのアーム部材34との間の角度範囲である。なお、繋ぎ部材48を設けているので、アーム部材34に対するテーブル本体22のスライド移動は可能である。
なお、第1回動機構RM1は、このような構成を備えるが、他の構成を備えてもよい。第1回動機構RM1は、例えば、アームヒンジの種々の構成を備える以外に、ピボットヒンジの種々の構成を備えることが可能である。
上記構成を備える背面テーブル10について、図2及び図3に基づいて更に説明する。背面テーブル10は、不使用状態にあるとき、図2(a)及び図3(a)の格納状態にある。このとき、テーブル本体22の使用面32は、それが設けられた座席12の背面側領域10rにおいて後方の座席12を向いている。背面テーブル10に面する座席12に座った乗客は、前方の座席12の背面テーブル10を使用するとき、フック16を外し、ステー20を第1方向R1に回動させる(図2(b)及び図3(b))。ステー20の回動の途中で又は回動終了後、乗客はアーム部材34に対してテーブル本体22をスライド移動させる(図2(c)及び図3(c))。このスライド移動の途中で又はその終了後、アーム部材34をステー20に対して回動させ、更にテーブル本体22をアーム部材34に対して回動させる(図2(d)及び図3(d))。このとき、ステー20に対するアーム部材34の回動の第2方向R2は、ステー20の回動の第1方向R1とは同じであるが、アーム部材34に対するテーブル本体22の回動の第3方向R3とは逆向きである(図2(b)、図2(d)、図3(b)、図3(d)参照)。アーム部材34に対するテーブル本体22のスライド移動と、ステー20に対するアーム部材34の回動と、アーム部材34に対するテーブル本体22の回動とが完了することで、背面テーブル10は、使用面32が上側に向いて露出する使用状態つまり展開状態になる(図2(e)及び図3(e))。なお、展開状態(図2(e)及び図3(e))のとき、テーブル本体22の端部延出部22cがアーム部材34の繋ぎ部36に掛かってその流れ止めとして機能するので、テーブル本体22がアーム部材34に対してスライド移動することは防止される。
背面テーブル10を格納するときは、この順番と逆の順番で、背面テーブル10は、図2(e)及び図3(e)の展開状態から、図2(a)及び図3(a)の格納状態にされる。なお、この格納のとき、第1方向R1、第2方向R2、第3方向R3は、展開の場合とは、それぞれ逆向きになるが、前述の関係と同じ関係を有する。
このように、背面テーブル10ではテーブル本体22は動かされる。このとき、第1回動機構RM1によるステー20に対するアーム部材34の回動の方向は第2回動機構RM2によるアーム部材34に対するテーブル本体22の回動の方向と逆であるので、不使用時に格納状態にあるとき、使用面32は、背面テーブル10が背面側に設けられた座席12の後方側を向くことができる(例えば図2(a)、図3(a)参照)。したがって、背面テーブル10では、不使用時に格納状態にあるときも、使用面32は露出している。よって、背面テーブル10が格納状態にあるときも、清掃員を含む人々は、背面テーブル10の使用面32の状態(例えば汚れ状態、清潔状態)を容易に見て確認することができ、その使用面を清掃するとき、例えば布巾等でふくとき背面テーブル10を引き出すこと無しに清掃することができる。よって、背面テーブル10においては、その使用面32の清掃効率を高めることが可能になる。
また、上記背面テーブル10は、ステー20とテーブル本体22との間にアーム部材34を備えたリンク機構、具体的には上記第1回動機構RM1及び上記第2回動機構RM2を備えるだけで、不使用時におけるテーブル本体22の使用面32の露出を可能にする。したがって、背面テーブル10は簡易な構成を備えるだけであるので、背面テーブル10の作動を安定的に生じさせ続けることができる。
また、上記背面テーブル10は、一対のステー20を備え、従来の背面テーブルのステーに適用することができる。したがって、従来からある背面テーブルに代えて、背面テーブル10を座席12に設けることは容易に可能である。
更に、上記背面テーブル10は、不使用時に使用面32が露出しているので、それが露出していない従来の背面テーブルに対して、衛生面で優れる。例えば、背面テーブル10のテーブル本体22の使用面32に光触媒作用を発揮する材料(例えばTiO)を塗布することができる。この場合、不使用時にそこに光が当たることにより、使用面32は、より清浄に維持可能になる。
以上、本発明の代表的な実施形態及び変形例について説明したが、本発明は種々の変更が可能である。本願の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。
10 背面テーブル
10r 背面側領域
12 座席
16 フック
20 ステー
22 テーブル本体
24 可動機構
26 軸部材
28 ステー規制部
32 使用面
34 アーム部材
35 サイドアーム部
36 繋ぎ部
34a ガイド孔
38 軸部材
42 軸部材
44 ピン部
46 円弧状ガイド部
48 繋ぎ部材
RM1 第1回動機構
RM2 第2回動機構
SM スライド機構

次に、アーム部材34とステー20との接続について、特に第1回動機構RM1について説明する。ステー20に対してアーム部材34を第2所定角度範囲内で回動可能にする第1回動機構RM1が、それらの間に設けられている。第1回動機構RM1は、アーム部材34がステー20に略平行な不使用位置(例えば図2(c)参照)と、テーブル本体22の使用面32を使用可能とする使用位置(例えば図2(e)参照)との間でアーム部材34をステー20に対して回動可能にするように構成されている。第1回動機構RM1は、ステー20に対するアーム部材34の回転軸を定める軸部材(第1軸部材に相当)42と、軸部材42周りのステー20に対するアーム部材34の回転に伴い相対的に移動するピン部44(第回転部に相当)と、このピン部44の回転を第2所定角度範囲に規制する規制部(第規制部に相当)としての円弧状ガイド部46とを備えている。

Claims (5)

  1. 不使用時に座席の背面側領域に格納され、使用時に前記座席の後方へ引き出されるように構成された、乗り物用座席の背面テーブルであって、
    前記座席の背面側において一端部を中心に回動可能に設けられた一対のステーと、
    該ステーの他端部に設けられたテーブル本体と、
    前記テーブル本体の使用時に表面となる使用面が、不使用時に、前記座席の後方側を向くように、前記ステーに対して前記テーブル本体を可動にするように構成された可動機構と
    を備えた、背面テーブル。
  2. 前記可動機構は、
    アーム部材と、
    前記ステーに対して前記アーム部材を回動可能にする第1回動機構と、
    前記アーム部材に対して前記テーブル本体を回動可能にする第2回動機構と
    を備えている、
    請求項1に記載の背面テーブル。
  3. 前記第1回動機構は、
    前記ステーに対する前記アーム部材の回転軸を定める第1軸部材と、
    前記第1軸部材周りの前記ステーに対する前記アーム部材の回転に伴い、第1規制部に対して可動である第1回転部と
    を備えている、
    請求項2に記載の背面テーブル。
  4. 前記第2回動機構は、
    前記アーム部材に対する前記テーブル本体の回転軸を定める第2軸部材と、
    前記第2軸部材周りの前記アーム部材に対する前記テーブル本体の回転に伴い、第2規制部に対して可動である第2回転部と
    を備えている、
    請求項2又は3に記載の背面テーブル。
  5. 前記テーブル本体を前記アーム部材に対してスライド可能にするスライド機構を更に備えている、
    請求項2から4のいずれか一項に記載の背面テーブル。
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