JP5827767B1 - 把持部短部回動型払拭体保持具及び清掃具 - Google Patents

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Abstract

【課題】耐久化と小型化できる把持部短部回動型の払拭体保持具を提供する。【解決手段】本発明の把持部短部回動型払拭体保持具1は、払拭体94を装着する把持部5と連結部70とハンドル部80を有し、把持部5は把持部長部10と把持部中間部30とその後端部33に枢着されて回動可能な把持部短部20から形成され、把持部中間部30の上に首部40を介して連結部70を設け、首部40には空間部41と開口部46を設け、進退部50が把持部中間部30の上に載置され、進退部50の前方側が開口部46から空間部41の中に収納規制された状態で進退部50は把持部中間部30の上を把持部方向に弾性部材38により進退自在に設けられ、進退部50の後退で把持部短部20の回動を阻止して平行状態又は略平行状態に保持するロック機構と、進退部の前進で把持部短部20を回動可能にし、把持部短部20を下方に傾斜させるロック解除機構が設けられる。【選択図】図4

Description

本発明は払拭体を把持する把持部と手動操作されるハンドルと両者を連結する連結部から構成される払拭体保持具に関し、更に詳細には払拭体を把持する把持部の一部を折曲状に回動可能にした払拭体保持具及び清掃具に関する。
払拭体を把持する把持部の一部を折曲状に回動可能にした払拭体保持具に関し、特に本願の構造に関連するものとして特開2007−190130号公報である特許文献1が知られている。特許文献1はモップ保持具に関するもので、本願の図11に図示され、以下に詳細に説明する。
図11の(11A)はモップ保持具110の要部平面図、(11B)はスライド片150の斜視図、(11C)は第2保持板140を折曲状態にした(11A)のAB−AB線断面図であり、第2保持板140を折曲状態にする回動構造が示されている。
(11A)において、モップ保持具110の中で払拭体を把持する保持板は水平配置された第1保持板120と回転軸Jで第1保持板120に対し回動可能な第2保持板140から形成されている。柄取付具160は第1保持板120に突設した連結部130に連結されている。第2保持板140から突出したリブ132はスライド片150の先細部157aで押さえられて、第2保持板140は第1保持板120に対し平行状態にある。
(11B)において、スライド片150は本体部152に両端立設部152a、152aを設けたコ字型枠であり、左右の両端立設部152a、152aの外表面には多数条の微小凹凸部153が形成されている。また、左右の両端立設部152a、152aの内表面にはガイド爪154、154が突設され、第1保持板120の両側縁のスライド溝122にガイド爪154を嵌合して、スライド片150は第1保持板120に嵌着されている。更に、スライド片150の中央には付勢部材保持部158が突設され、ベース部157の先端に前記先細部157aが設けられ、逆方向に突設された挿通体156をばねBBに挿入してばねBBを支持する。
(11C)において、連結部130の内部の空洞内で、バネBBの一端は挿通体156に外挿支持され、他端は反力壁136に当接している。スライド片150の先細部157aがリブ132に係合すると第2保持板140を平行状態に保持する。スライド片150を手指で左方に移動させると、前記係合が外れて第2保持板140を自重で回動して傾斜させることができる。この傾斜状態が図示されている。
また、第2の公知技術として、実用新案登録第2600863号公報(特許文献2)が知られている。当該特許文献2は「モップにおけるぞうきんの取付装置」に関するもので、本願の図12に図示され、以下に詳細に説明する。
(12A)において、ぞうきん201の左右には袋布203、204からなる袋部203a、204aが形成されている。袋部203aには固定側保持板207が挿通され、袋部204aには回転軸217の周りに回動可能な可動側保持板208が挿通され、ぞうきん部205が垂れ下がった状態に支持されている。左右に隙間229、229を空けて、カバー219が固定側保持板207と可動側保持板208を覆うよう固定側保持板207に結合されている。カバー219の中央に連結杆227が支軸228により軸支され、前記連結杆227に把手225が支軸226により軸支されている。
また、ストッパ210はストッパ部210aとストッパ取付部210bからなり、ストッパ取付部210bはカバー219の案内長穴222遊嵌された操作部材223にねじ224により固定されている。固定側保持板207の案内凹部209に載置されたばね213によりストッパ部210aは常に右方へ付勢され、ストッパ210aは係止片216の下側に進入して可動側保持板208の回動が阻止され、可動側保持板208は固定側保持板207に対し平行状態に配置される。
(12B)において、可動側保持板208の両側の腕216、216には回転軸217、217が取着されている。他方、固定側保持板207はカバー219と4箇所の取付用穴215でビス止めされ、両側に切欠端面207b、207bと溝214、214が形成されている。前記回転軸217、217が前記溝214、214に嵌合され、これを支点として可動側保持板208は回動可能に構成される。
固定側保持板207の中央部にはストッパ210を摺動する案内凹部9が右側207aまで形成されている。カバー219には右側位置決め突起211と左側位置決め突起212が突設され、ストッパ210は右側位置決め突起211により前進位置が規制され、左側位置決め突起212により後退位置が規制されている。即ち、ばね213の付勢によりストッパ210が右方へ前進し右側位置決め突起211に当接して停止し、このときストッパ部210aが係止片218に下側に進入して、可動側保持板208が平行状態にロックされる。また、操作部材223を手指で左方へ移動すると、ストッパ部210aが係止片218から外れて可動側保持板208は自重で回動して下方に傾斜する。
特開2007−190130号公報 実用新案登録第2600863号公報
特許文献1のモップ保持具110では、モップを装着する把持部として第1保持板120と回動自在な第2保持板140は存在するが、柄(ハンドル)を接続する連結部130の下側には中間保持板が無い。通常、前記連結部130は柄から大きな押圧力を受けるから、連結部130の構造的な耐力が弱いという欠点がある。
しかも、進退するコ字型のスライド片150がスライド溝122に嵌合されて吊下げられた状態に配置されるだけであるから、このスライド片150を手指で前進させるときに、手指の力の掛け具合でスライド片150が第1保持板120から分離脱落する可能性があり、スライド片150の耐久性に問題がある。
また、スライド片150の微小な先細部157aがリブ132に係合して第2保持板140を平行状態に保持するだけだから、第2保持板140を持続的に平行状態に保持する力が弱く、構造的な弱点を有している。
更に、スライド片150の進退範囲はばねBBの伸縮範囲だけで決定されており、スライド片150の進退範囲は構造的に制限されておらず、第2保持板140をほぼ垂下させると、スライド片150がばねBBから抜脱して脱落する危険性がある。
特許文献2のぞうきん201の保持具では、払拭体を装着する把持部として、固定側保持板207と案内凹部209と回動自在な可動側保持板208が開示されている。中間保持板としてストッパ210を摺動自在に載置する案内凹部209が存在するため、構造的な耐久性を有する点で特許文献1とは異なる。
しかし、把持部の全体を覆うカバー219が必須部材として設けられ、このカバー219の案内長穴222にストッパ210を遊嵌状に支持しているため、払拭体保持具として大型化し高価になる弱点を有する。
また、把手225をカバー219の中央に連結するため、カバー219が柄(ハンドル)の連結部に相当し、保持具全体の大型化が必然となる。しかも可動側保持板208は、腕216、216の先端に設けた回転軸217、217を固定側保持板207の左右の溝214、214に抱きかかえ状に嵌合される構造であるから、上述と同様に保持具全体の大型化が必須となり、小型や幅狭構造の払拭体保持具には適用できない欠点を有する。
従って、本発明では、次の作用効果を実現する把持部短部回動型払拭体保持具及び清掃具を提供することを目的とする。第1に、把持部長部と一体に把持部中間部とその上に首部を設け、首部の上に連結部を支持する構造にして、耐久性を確保し且つ小型化を実現する。第2に、首部の内部に開口部を有した空間部を形成して、スライドする進退部が把持部中間部に載置されて空間部を進退する構造にして、進退部が空間部の周壁で規制されて脱落することが無い堅固な構造を実現する。第3に、折曲状に回動する把持部短部を進退部と把持部中間部の間で挟んで把持部短部を平行状態に強固に保持する構造を実現する。第4に、空間部の周壁に窓を設けて進退部の一部を窓に無理嵌めして進退部の脱落を防止するだけでなく、窓の前端と後端により進退部の進退範囲の最大範囲を規定する構造を実現する。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、本発明の第1の形態は、払拭体を装着する把持部と前記把持部の途中に設けられる連結部と前記連結部の後方側に設けられるハンドル部を有し、前記把持部は前記連結部を支持する把持部中間部と当該把持部中間部の前方側で一体に長寸法に設けた把持部長部と後方側に短寸法に設けた把持部短部から形成され、前記把持部中間部と前記連結部の間に首部が設けられ、前記首部は内部に空間部を有して後側に開口部が形成され、前記把持部短部は挿込部と短軸部と短部本体を連接して形成され、前記短軸部が前記把持部中間部の後端部に枢着されて前記把持部短部は前記把持部中間部に対し把持部方向に回動可能に設けられ、進退部が前記把持部中間部の上に載置され、前記進退部の前方側が前記開口部から前記空間部の中に収納規制された状態で前記進退部は前記把持部中間部の上を前記把持部方向に進退自在に設けられ、前記進退部が後退すると前記挿込部の上側を重なり状に押さえて前記把持部短部の回動が阻止され、前記把持部短部を前記把持部長部と平行状態又は略平行状態に保持するロック機構と、前記進退部が前進すると前記挿込部の上側から離脱して押さえが外れ、前記把持部短部が回動可能となり、前記把持部短部を下方に傾斜させるロック解除機構を設けた把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第2の形態は、前記進退部は少なくとも突状体から構成され、前記ロック機構により突状体根元下面が前記挿込部の先端部上面を上側から押さえて前記把持部短部を平行状態又は略平行状態に保持し、前記ロック解除機構により押さえが外れると前記挿込部が回動して前記把持部短部が下方に傾斜する把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第3の形態は、前記進退部は前記突状体の後側にコ字型部を設けて構成され、前記コ字型部はコ字型前壁部の左右にコ字型側壁部を突設してその間にコ字型開放部を有するように形成され、前記コ字型前壁部の前側に前記突状体が突設され、前記コ字型部は上方を閉塞するコ字型天壁部を有してもよく、前記ロック機構により前記コ字型前壁部の近傍の前記突状体根元下面が前記挿込部の先端部上面を上側から押さえて前記把持部短部を平行状態又は略平行状態に保持し、前記ロック解除機構により押さえが外れると前記挿込部が前記コ字型開放部を回動して前記把持部短部が下方に傾斜する把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第4の形態は、前記突状体が前記開口部から前記空間部に挿入され前記空間部の中を規制されながら前記把持部方向に進退自在に設けられる把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第5の形態は、前記空間部は前記開口部に対向する前壁部と左右の側壁部と把持部中間部に相当する底壁部と前記首部の頂面である天壁部により囲繞されており、前記側壁部、前記底壁部又は前記天壁部のいずれか一つ以上に規制溝を把持部方向に伸びた状態で形成し、前記突条体の外周面に係止突部を突設し、前記係止突部を前記規制溝に無理嵌めして前記突状体を前記空間部から抜け止めし、前記係止突部が前記規制溝を走行して前記突条体の進退動作が規制される把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第6の形態は、前記規制溝として左右の前記側壁部に窓が開口され、前記係止突部として前記進退部の前記突状体の左右に係止突起が突設され、前記突状体を前記空間部に挿入すると左右の前記係止突起が左右の前記窓に無理嵌めされて前記突状体が前記空間部から抜け止めされている把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第7の形態は、前記コ字型前壁部の前面には前記突状体を挟んで左右にコ字型正面が設けられ、前記開口部を挟む左右の前記側壁部には側壁背面が設けられ、左右の前記コ字型正面が左右の前記側壁背面に対向して配置される把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第8の形態は、前記窓は窓前端と窓後端を有し、前記突状体の先端が前記前壁部に当接する位置が前記進退部の構造上の最大前進位置であり、前記係止突起が前記窓後端に当接する位置が構造上の最大後退位置であり、前記進退部の構造上の最大進退範囲は前記最大前進位置から前記最大後退位置の範囲であり、前記前壁部と前記進退部の間に弾性部材を介挿し、実際の進退範囲は弾性部材の最大圧縮位置と前記係止突起が前記窓後端に当接する位置により決められ、実際の進退範囲は前記最大進退範囲以下に調整される把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第9の形態は、前記突状体の先端に孔開口面を有する筒状孔が開孔され、前記筒状孔の孔底面に進退突起を突設し、前記首部の前壁部に首突起を突設し、前記進退突起と前記首突起を前記弾性部材で接続し、前記弾性部材の伸縮により前記突状体を前記空間部の中で進退自在に設けた把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第10の形態は、前記把持部短部の前記短軸部に短部孔を開孔し、前記把持部中間部の後端部に中間部孔を開孔し、前記短部孔と前記中間部孔に回動軸を挿入して前記把持部短部を前記後端部に回動可能に枢着する把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第11の形態は、前記コ字型前壁部の下端内縁部に傾斜状のコ字型前壁部下縁傾斜部を形成し、前記コ字型部を前進させたときに、前記把持部短部が自重により回動して前記挿込部の挿込部先端が前記コ字型前壁部下縁傾斜部を円滑に抜け出る把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第12の形態は、前記把持部中間部の中央領域の後端で前記後端部に挟まれる中間部中央後端は前記中間部孔より前方側に配置され、前記中間部中央後端の表面の傾斜角を鋭角にして、前記傾斜角を調整して前記把持部短部が自重により回動して自由状態に垂下したときに自由振れ角度範囲が調整される把持部短部回動型払拭体保持具である。
本発明の第13の形態は、第1形態〜第12形態のいずれかの把持部短部回動型払拭体保持具を用い、前記把持部に払拭体を装着した清掃具である。
本発明の第1の形態によれば、払拭体を装着する把持部と前記把持部の途中に設けられる連結部と前記連結部の後方側に設けられるハンドル部を有し、前記把持部は前記連結部を支持する把持部中間部と当該把持部中間部の前方側で一体に長寸法に設けた把持部長部と後方側に短寸法に設けた把持部短部から形成されているから、ハンドルから連結部に作用する応力が把持部中間部で支持され、耐久性を有する。しかも把持部中間部は把持部長部と一体に形成されているから、把持部中間部と把持部長部が一体で種々の方向に作用する応力を支持し、高度の耐久性を有する。
前記把持部中間部と前記連結部の間に首部が設けられているから、把持部が細幅であっても、連結部に作用する応力が首部を介して把持部中間部で支持され、細幅且つ小型化が可能な構造を有する。前記首部は内部に空間部を有して後側に開口部が形成されており、空間部を囲繞する周壁で連結部を支持でき、しかも空間部の内部に各種の構造を内蔵できるから、耐久性があって小型化が可能な構造を提供できる。
前記把持部短部は挿込部と短軸部と短部本体を連接して形成され、前記短軸部が前記把持部中間部の後端部に枢着されて前記把持部短部は前記把持部中間部に対し把持部方向に回動可能に設けられているから、枢着構造の選択により把持部短部も細幅で小型化が実現できる。
進退部が前記把持部中間部の上に載置され、しかも前記進退部の前方側が前記開口部から前記空間部の中に収納規制された状態で前記進退部は前記把持部中間部の上を前記把持部方向に弾性部材により進退自在に設けられているから、進退部は空間部の周壁により進退方向が確実に規制されて、しかも把持部中間部の上に載置されているため、進退部が空間部から脱落することは無い。また、進退部は前進過程では手動操作により実施されても、弾性部材を用いた場合には後退動作は自動的に後退させることができる。
前記進退部が後退すると前記挿込部の上側を重なり状に押さえて前記把持部短部の回動が阻止され、前記把持部短部を前記把持部長部と平行状態又は略平行状態に保持するロック機構が設けられるから、把持部短部の挿込部が進退部と把持部中間部で狭着された状態でロックされ、把持部短部を平行状態又は略平行状態に確実にロックする構造が実現される。
また、前記進退部が前進すると前記挿込部の上側から離脱して挿込部の押さえが外れ、前記把持部短部が回動可能となり、前記把持部短部を下方に傾斜させるロック解除機構が設けられるから、進退部を手動で前進させるだけで把持部短部を簡単に回動傾斜させることができる。
本発明の第2の形態によれば、前記進退部は少なくとも突状体から構成されており、前記進退部が突状体単体で構成される場合には、突状体の後部下面である突状体根元下面が前記挿込部の押さえ又は押さえ解除の動作をおこなう。つまり、前記ロック機構により突状体根元下面が前記挿込部の先端部上面を上側から押さえて前記把持部短部を平行状態又は略平行状態に保持し、前記ロック解除機構により突状体根元下面の押さえが外れると前記把持部短部の自重により前記挿込部が回動して前記把持部短部を下方に傾斜させることができる。
本発明の第3の形態によれば、前記進退部は前記突状体の後側にコ字型部を設けて構成され、コ字型部は突状体より幅広であるから手指で押圧する部分が大きくなり押圧しやすい利点がある。即ち、前記コ字型部はコ字型前壁部の左右にコ字型側壁部を突設してその間にコ字型開放部を有するように形成されており、を手指で押圧することにより進退部を前進させることができる。前記コ字型部は上方を閉塞するコ字型天壁部を有していてもよいが、コ字型天壁部を有さずに上方を完全に開放してもよい。コ字型天壁部を有する場合には、手指で押圧する部分はコ字型天壁部後端とコ字型側壁部後端になり、押圧部が大きくなって押しやすい利点がある。コ字型天壁部があってもコ字型開放部を適正に設計することによって把持部短部の回動性能を保持できる。勿論、コ字型天壁部が無い場合には、把持部短部の回動を容易に行える利点がある。従って、進退部を所定距離だけ前進させるとコ字型部が把持部短部の先端部から離脱し、把持部短部の先端部がコ字型開放部の空間を円滑に回動して、把持部短部を下方に傾斜させることができ、コ字型開放部は把持部短部を回動させる空間を与えている。
前記ロック機構により前記コ字型前壁部の近傍の突状体根元下面が前記挿込部の先端部上面を上側から押さえて前記把持部短部を平行状態又は略平行状態に保持するから、コ字型前壁部の近傍の突状体根元下面が把持部短部の挿込部の先端部上面を上側から押さえて回動を不能にし、把持部短部は平行状態又は略平行状態に保持するようにロックされる。
前記ロック解除機構により、コ字型側壁部の後端を手指で前方へ押圧すると、突状体根元下面が前進して前記挿込部の先端部上面から離脱し、突状体根元下面による押さえが外れて、前記挿込部が前記コ字型開放部を回動して前記把持部短部を下方に傾斜させることができる。
本発明の第4の形態によれば、前記突状体が前記開口部から前記空間部に挿入され前記空間部の中を規制されながら前記把持部方向に進退自在に設けられるから、突状体は空間部の周壁で規制されながら円滑に進退できるように構成できる。つまり、首部は小型の構造体であり、小型の首部の中に形成される空間部は更に小空間であるから、突状体だけが空間部の中で進退する構造にして、細幅又は小型の把持部に対して構成可能な構造を提供している。
また、突状体の後部に前記コ字型部を設ける場合には、前記コ字型部は開口部から外方に配置されるように構成でき、突状体の前方側の一部又は全部が空間部に挿入され、大きめのコ字型部は空間部の外側に配置されるようにして全体構成を小型にできる。
本発明の第5の形態によれば、前記空間部は前記開口部に対向する前壁部と左右の側壁部と把持部中間部に相当する底壁部と前記首部の頂面である天壁部により囲繞されており、空間部は開口部を除く5面が周壁で囲繞され、前記周壁は前壁部、左右の側壁部、底壁部と天壁部からなる。底壁部は把持部中間部そのものであり、天壁部は首部と連結部の境界壁である。特に、前壁部、左右の側壁部、と天壁部の4面により上方にある連結部を十分な強度で支持することができ、耐久性を有する。
また、前記側壁部、前記底壁部又は前記天壁部のいずれか一つ以上に規制溝を把持部方向に伸びた状態で形成し、前記突条体の外周面に係止突部を突設し、前記係止突部を前記規制溝に無理嵌めするから、前記突状体を前記空間部から確実に抜け止めすることができる。更に、前記係止突部を前記規制溝に走行させて前記突条体の進退動作をおこなうから、突状体の進退動作を確実に規制しながら実現できる。
例えば、突状体の下面に係止突部を設け、底壁部に規制溝として長溝を刻設すれば、無理嵌めにより、抜け止めと円滑な進退動作が可能で、規制溝の始端と終端で進退動作の限界を構成できる。また突状体の上下面に係止突部を設けて、天壁部にも長溝を刻設しておけば、上下の係止突部を上下の長溝に無理嵌めでき、抜け止めと進退動作の一層の確実化を図れる等、種々の変形態様を構成できる利点がある。
本発明の第6の形態によれば、前記規制溝として左右の前記側壁部に窓が開口され、前記係止突部として前記進退部の前記突状体の左右に係止突起が突設され、前記突状体を前記空間部に挿入すると左右の前記係止突起が左右の前記窓に無理嵌めされて前記突状体が前記空間部から抜け止めされる把持部短部回動型払拭体保持具が提供できる。
つまり、前記突状体を前記空間部に挿入すると左右の前記係止突起が左右の前記窓に無理嵌めされるように構成されるから、突状体を一旦窓に無理嵌めすると、突状体を空間部から抜脱させることは不能になる。従って、進退部が空間部から脱落することは完全に防止され、しかも進退部の進退構造を強固に構成することが可能になる。
本発明の第7の形態によれば、前記コ字型前壁部の前面には前記突状体を挟んで左右にコ字型正面が設けられ、前記開口部を挟む左右の前記側壁部には側壁背面が設けられ、左右の前記コ字型正面が左右の前記側壁背面に対向して配置される把持部短部回動型払拭体保持具が提供できる。
突状体の左右幅はコ字型前壁部の左右幅より小さく形成され、突状体をコ字型前壁部の中央に突設すると、コ字型前壁部の前面の左右端部にはコ字型正面が現れる。また、コ字型部の左右幅を把持部の幅に略等しく形成し、しかも左右の側壁部を把持部の両側縁に立設すると、左右の前記コ字型正面が左右の前記側壁背面に対向して配置されることになり、コ字型部の左右幅は空間部の左右幅より大きくなって、必然的にコ字型部は空間部の外側に配置される構造が提供される。
また、空間部の底壁部の上面を低く形成すると、把持部中間部の両側縁が突条になり、コ字型部の左右のコ字型側壁部が前記突条に乗って進退し、機能性に優れた進退部を実現できる。
更に、この条件下で突状体下面をコ字型部の下面より下方に配置すれば、突状体は左右の突条により狭着状態に邪魔されて空間部から左右に脱落することが全く無く、進退部の進退動作が確実、円滑且つ安全に実現する利点がある。
本発明の第8の形態によれば、前記窓は窓前端と窓後端を有し、前記突状体の先端が前記前壁部に当接する位置が前記進退部の構造上の最大前進位置であり、前記係止突起が前記窓後端に当接する位置が構造上の最大後退位置であり、前記進退部の構造上の最大進退範囲が前記最大前進位置から前記最大後退位置の範囲である把持部短部回動型払拭体保持具が提供される。
形式的には、構造上の前記最大前進位置には2通りあり、第1は前記突状体の先端が前記前壁部に当接する位置であり、第2には突状体の係止突起が窓前端に当接する位置であり、いずれを採用することもできる。しかし、本形態では、強度上の観点から、第1の前記突状体の先端が前記前壁部に当接する位置を構造的な最大前進位置とした。
更に、構造上の前記最大後退位置として係止突起が前記窓後端に当接する位置を採用した。後述するように、前記前壁部と前記進退部の間には弾性部材が介挿されており、最大後退位置でも弾性部材が未だ圧縮状態にあるようにして進退部を押圧させた状態を維持し、進退部のフラツキ防止と安定化を図っている。つまり、弾性部材が未だ圧縮された状態で最大後退位置を決めるために、係止突起が窓後端で止まった位置を最大後退位置としたのである。
従って、実際の進退範囲は弾性部材の最大圧縮位置と前記係止突起が前記窓後端に当接する位置により決められ、実際の進退範囲は前記最大進退範囲以下に調整された把持部短部回動型払拭体保持具が提供できる。
本発明の第9の形態によれば、前記突状体の先端に孔開口面を有する筒状孔が開孔され、前記筒状孔の孔底面に進退突起を突設し、前記首部の前壁部に首突起を突設し、前記進退突起と前記首突起を前記弾性部材で接続し、前記弾性部材の伸縮により前記突状体を前記空間部の中で進退自在に設ける把持部短部回動型払拭体保持具が提供される。
進退部を手動で押圧して弾性部材をある段階まで圧縮すると、把持部短部が進退部から外れ回動して垂下状態になり、外れた時点で弾性部材の復元力で進退部は後退する。最後退位置は弾性部材が自然状態になる位置が適切である。従って、前記弾性部材の圧縮状態と自然状態の間で前記進退範囲が設定されることができる。自然状態の位置を選択したのは、把持部短部が平行状態及び回動傾斜状態で弾性部材が自然状態にあれば、通常これらの状態は長期間に亘るから、長期間に亘って自然状態を維持することにより、長期間の間、弾性部材や進退部に応力が作用しないようにして耐久性を向上させる。
本発明の第10の形態によれば、前記把持部短部の前記短軸部に短部孔を開孔し、前記把持部中間部の後端部に中間部孔を開孔し、前記短部孔と前記中間部孔に回動軸を挿入して前記把持部短部を前記後端部に回動可能に枢着する把持部短部回動型払拭体保持具が提供される。
具体的には、把持部短部の挿込部は、把持部中間部の左右の後端部の間に狭着された状態で回動軸の挿入で連結され、この回動軸の回りに把持部短部が回動自在に枢着される。
本発明の第11の形態によれば、前記コ字型前壁部の下端内縁部に傾斜状のコ字型前壁部下縁傾斜部を形成し、前記コ字型部を前進させたときに、前記把持部短部が自重により回動して前記挿込部の挿込部先端が前記コ字型前壁部下縁傾斜部を円滑に抜け出る把持部短部回動型払拭体保持具が提供できる。
把持部短部の挿込部先端は短部孔の回りに円弧を描くから、コ字型前壁部の下縁が直角になっていると、直角を構成する頂点の一点だけで円弧を描くかどうかが決定される。本形態のように、上記の直角部に傾斜部、即ちコ字型前壁部下縁傾斜部を設けておけば、挿込部先端が円弧を描くときに円滑にコ字型前壁部下縁傾斜部を通過でき、この傾斜部を直線状や曲線状に設けることにより前記通過を自在に調整することができる。
本発明の第12の形態によれば、前記把持部中間部の中央領域の後端で前記後端部に挟まれる中間部中央後端は前記中間部孔より前方側に配置され、前記中間部中央後端の表面の傾斜角を鋭角にして、前記傾斜角を調整して前記把持部短部が自重により回動して自由状態に垂下したときに自由振れ角度範囲が調整される把持部短部回動型払拭体保持具が提供できる。
把持部短部の回動の必要性は次の理由による。本発明に係る払拭体保持具を払拭体に装着する際に、把持具の全長に対して払拭体の挿入口が短いと払拭体保持具の装着が難しくなり、そのために把持部短部を回動垂下して、把持部の全長を見かけ上短くし、払拭体保持具を払拭体に装着し易くする。
本形態では、垂下状態よりもさらに回動させて自由振れ角度範囲を極力大きくすると払拭体の装着性能が一層向上することが分かったので、前記中間部中央後端の表面の傾斜角を鋭角にし、この鋭角性を一層小さな鋭角にすれば前記自由振れ角度範囲が増大し、装着性能の自由度を向上させることに成功した。
本発明の第13の形態によれば、第1形態〜第12形態のいずれかの把持部短部回動型払拭体保持具を用い、前記把持部に払拭体を装着した清掃具である。
払拭体としては、パイル状モップや不織紙やスポンジ体など各種の清掃用払拭体が利用でき、把持部短部を回動させて各種の払拭体を把持具に装着して利用性能の高い清掃具を提供できる。払拭体を装着するときに、把持部短部を回動できるから、払拭体の装着が容易になり、清掃具の完成を簡単に行うことができる。
図1は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具において、ハンドルを把持部に平行にした全体斜視図である。 図2は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具において、ハンドルの傾斜状態で把持部短部を回動垂下させた全体斜視図である。 図3は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具の要部正面図である。 図4は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具の要部分解斜視図である。 図5は、本発明において、ロック機構により把持部短部が平行状態に保持された通常状態の要部断面図である。 図6は、本発明において、進退部を手動で押圧してロック解除機構により把持部短部を回動傾斜させ始めた傾斜状態の要部断面図である。 図7は、本発明において、ロック解除機構により完全に垂下した把持部短部の自由振れ角度範囲を示す垂下状態の要部断面図である。 図8は、本発明において、垂下状態から平行状態にするために把持部短部を手動で逆回動させ始める逆回動状態の要部断面図である。 図9は、本発明において、把持部短部を垂下回動状態にして把持部短部回動型払拭体保持具を払拭体に装着させる払拭体装着図である。 図10は、本発明において、把持部短部回動型払拭体保持具を払拭体に完全に装着させて把持部短部を平行状態にした清掃具の完成図である。 図11は、特開2007−190130号公報(特許文献1)に示された「モップ保持具」の要部図である。 図12は、実用新案登録第2600863号公報(特許文献2)に示された「モップにおけるぞうきんの取付装置」の要部及び全体図である。
以下に、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具及び清掃具の実施形態を添付する図面に従って詳細に説明する。
図1は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具1において、ハンドル88を把持部5に平行にした全体斜視図である。
本発明の把持部短部回動型払拭体保持具1は、後述する払拭体94を装着する把持部5と、前記把持部5の途中に設けられる連結部70と、前記連結部70の後方側に設けられるハンドル部80から構成されている。前記把持部5は、前記連結部70を支持する把持部中間部30と、当該把持部中間部30の前方側で把持部中間部30と一体に長寸法に設けた把持部長部10と、後方側に短寸法に設けた把持部短部20から形成される。
前記把持部中間部30の上側には首部40が一体に設けられ、この首部40の上側に前記連結部70が形成されている。後述するように、前記首部40は内部には空間部41が形成され、空間部41の後側である出口側に開口部46が形成されている。
前記把持部中間部30の上に進退部50が載置され、前記進退部50の前方側が前記開口部46から前記空間部41の中に収納規制された状態で前記進退部50は前記把持部中間部30の上を前記把持部方向に前進又は後退するように進退自在に設けられている。
前記把持部短部20は前記把持部中間部30の後端部に枢着されて前記把持部短部20は前記把持部中間部30に対し把持部方向に、即ち矢印a方向に回動可能に設けられている。
前記進退部50が後退すると前記把持部短部20の前端部の上側を重なり状に押さえて前記把持部短部20の回動が阻止され、前記把持部短部20を前記把持部長部10と平行状態又は略平行状態に保持するロック機構と、前記進退部50が前進すると前記把持部短部20の前端部の上側から離脱して押さえが外れ、前記把持部短部20が自重により回動して前記把持部短部20を下方に傾斜させるロック解除機構が設けられている。
前記首部40の上側に設けられる連結部70は、前記首部40に一体に形成された頭部72と、この頭部72の左右部を狭着する狭持部84、84と、狭持部84、84の外側から装着されて頭部72の内方へ押引される押ボタン74、74から構成されている。前記押ボタン74、74を左右から押圧すると、前記連結部70の後方に配置されるハンドル部80を矢印b方向に回動可能にできる。
前記ハンドル部80は前記連結部70に連結されたハンドル基部82と、ハンドル基部82に挿入されてハンドル釦穴86で固定されるハンドル88から構成される。
前記連結部70は上述した構造以外に、前記首部40とハンドル部80を連結する構造であればどのような構造でも本発明では利用できる。例えば、ハンドル部80を首部40に固定した構造、ハンドル部80を回動させると多段に傾斜固定する構造、またハンドル部80を連続回動させて任意傾斜位置で固定する構造、ハンドル80を摩擦的に連続回動させて回動を停止した位置で摩擦的に停止する構造などが利用できる。
図2は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具1において、ハンドル88の傾斜状態で把持部短部20を回動垂下させた全体斜視図である。左右の押ボタン74、74を押圧してハンドル部80を所定角度だけ回動させてハンドル部80を傾斜配置させている。また、進退部50を手動で押圧し、進退部50が把持部短部20の前端部から外れると、把持部短部20は自重により回動して垂下した状態になっている。
図3は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具1の要部正面図である。把持部中間部30の上には首部40が一体に立設され、首部40は前壁部43と左右の側壁部42、42から構成されている。左右の側壁部42、42の夫々には、把持部方向に長尺の窓47が開口されており、窓47は把持部方向に窓後端47aと窓前端47bを有している。
進退部50の左右には係止突起66、66が突設され、係止突起66は傾斜した圧入面66aと直立状の係止面66bを有している。進退部50を首部40の空間部41に挿入し、係止突起66を窓47に圧入すると、圧入面66aが左右側壁部42、42の内面に圧入され、係止突起66が窓47の窓後端47aに到達すると、係止突起66が復帰して窓47の中に無理嵌めされ、係止面66bが窓後端47aと当接した状態になっている。進退部50を押圧すると、係止突起66が窓47に沿って移動し、係止突起66の機械的な最大進退範囲は構造上から窓後端47aと窓前端47bの間の間隔である。
把持部中間部30の後端部33は湾曲した後端面33aを有し、把持部短部20は前記後端部33に回動軸36により回動自在に枢着されている。
図4は、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具1の要部分解斜視図である。本図を用いて、首部40と把持部中間部30と進退部50と持把持部短部20の細部の構造を説明する。
前記首部40の内部には、開口部46を有した空間部41が形成されており、前記空間部41は前記開口部46に対向する前壁部43と、左右の側壁部42、42と、把持部中間部30に相当する底壁部44と、前記首部40の天井である天壁部45により囲繞されている。連結部70は、前記前壁部43と、左右の前記側壁部42、42により支持されている。また、前述したように、左右の前記側壁部42、42には、窓後端47aと窓前端47bを有した窓47、47が開口されている。前記前壁部43から空間部41には首突起48が突設されている。
把持部中間部30の中央部は前記底壁部44と同一で、その底面44aは前記把持部中間部30の上面に相当する。前記底面44aは把持部中間部30の両側縁35、35より一段低く形成されており、両側縁35、35は突条としてレール形状をなしている。把持部中間部30の中間部中央後端32は両側縁35、35の後端部33、33より前方にあり、後端切欠部31が後端面33a、33aの間に形成されている。また、左右の後端部33、33には中間部孔34、34が開孔されている。
前記進退部50はコ字型部51に突状体60を突設して構成されている。前記コ字型部51はコ字型前壁部52の左右にコ字型側壁部53、53を突設してその間にコ字型開放部51aを有するように形成される。前記コ字型前壁部52の下端内縁部に傾斜状のコ字型前壁部下縁傾斜部55aが形成され、前記コ字型部51を前進させたときに、把持部短部20が自重により回動して把持部短部20の先端が前記コ字型前壁部下縁傾斜部55aを円滑に抜け出るように構成されている。
前記コ字型前壁部52の前側に前記突状体60が突設されている。突状体60の先端に孔開口面62を有する筒状孔61が開孔され、前記筒状孔61の孔底面63に進退突起64が突設されている。
当該進退突起64と前記首部40の首突起48の間に弾性部材38が接続される。即ち、弾性部材38の弾性部材先端38aは首突起48に接続され、弾性部材後端38bは進退突起64に接続され、前記弾性部材38の伸縮により進退部50の突状体60は前記空間部41の中で進退自在に設けられている。従って、前記弾性部材38の圧縮状態と自然状態の間で進退部50の実際の進退範囲が設定される
前述したように、進退部50の左右には係止突起66、66が突設され、係止突起66は傾斜した圧入面66aと直立状の係止面66bを有している。進退部50の突状体60を首部40の空間部41に挿入し、係止突起66を窓47に圧入する。このとき、圧入面66aが左右側壁部42、42の内面に圧入され、係止突起66が窓47の窓後端47aに到達すると、係止突起66が復帰して窓47の中に無理嵌めされ、係止面66bが窓後端47aと当接した状態になっている。進退部50を押圧すると、係止突起66が窓47に沿って移動し、係止突起66の機械的な最大進退範囲は構造上から窓後端47aと窓前端47bの間の間隔である。
一方、前記弾性部材38の伸縮により前記突状体60は前記空間部41の中で進退自在に設けられ、突状体60の実際の進退範囲は、前記弾性部材38の圧縮状態と自然状態の間で設定される。つまり、構造上の機械的な最大進退範囲は窓後端47aと窓前端47bの間の間隔であるが、実際には、窓後端47aと窓前端47bの間の最大進退範囲の中で、前記弾性部材38の伸縮範囲が調整され、最大進退範囲以下になるように実際の進退範囲が決定されている。
前記把持部短部20は、短部本体21と、これに連接される連続部22と、この連続部22から前方に突設される幅細の挿込部24と、この挿込部24の下方に突設された短軸部25からなり、短軸部25には短部孔26が開孔されている。連続部22には挿込部24の左右に湾曲面23、23が形成されている。また、挿込部24の先端部は上下に先端部上面27と先端部下面28が形成され、その最先端が挿込部先端29である。
まず、進退部50を把持部中間部30に配置するには、弾性部材38の弾性部材後端38bを突状体60の進退突起64に接続し、この突状体60の突状体下面67を前記把持部中間部30の底面44aに載置する。進退部50を前進させて、突状体60の左右の係止突起66、66を左右の窓47、47に圧入し、さらに前進させると弾性部材先端38aが首突起48に接続される。
次に、把持部短部20の挿込部24を突状体60の突状体根元下面68と底面44aの間の空隙69に挿入すると、挿込部24の先端部上面27が突状体根元下面68に対面し、先端部下面28が底面44aに対面するように配置される。このとき、左右の中間部孔34、34が左右の短部孔26、26に連通し、回動軸36の軸端36aを中間部孔34、34と短部孔26、26に挿入すると、把持部短部20は後端部33、33に回動可能に連結される。
前記コ字型前壁部52の前面には前記突状体60を挟んで左右にコ字型正面54、54が設けられ、前記開口部46を挟む左右の前記側壁部42、42には側壁背面42a、42aが設けられている。従って、組み立て状態では、左右の前記コ字型正面54、54が左右の前記側壁背面42a、42aに対向して配置されることになる。
前記コ字型前壁部52の下端内縁部に傾斜状のコ字型前壁部下縁傾斜部55aが形成されるから、前記コ字型部51を前進させたときに、前記把持部短部20が自重により回動して前記挿込部24の挿込部先端29が前記コ字型前壁部下縁傾斜部55aを円滑に抜け出るように構成されている。
以上の構成により、ロック機構により前記コ字型前壁部52の近傍の突状体根元下面68が前記挿込部24の先端部上面27を上側から押さえて前記把持部短部20は平行状態又は略平行状態に保持される。また、ロック解除機構により押さえが外れると前記挿込部24が前記コ字型開放部51aを回動して前記把持部短部20が下方に傾斜される。
更に、前記コ字型前壁部52の下端内縁部に傾斜状のコ字型前壁部下縁傾斜部55aが形成されているから、前記コ字型部51を前進させたときに、前記把持部短部20が自重により回動して前記挿込部24の挿込部先端29が前記コ字型前壁部下縁傾斜部55aを円滑に抜け出ることができる。
以上の結果、前記突状体60が前記開口部46から前記空間部41に挿入され前記空間部41の中を規制されながら前記把持部方向に進退自在に設けられ、前記コ字型部51は前記開口部46から外方に配置されることになる。
また、前記中間部中央後端32の表面を鋭角θに傾斜させて、前記鋭角θを調整すると、前記把持部短部20が自重により回動して自由状態に垂下したときに自由振れ角度範囲を大角度〜小角度まで調整することができる。
図5は、本発明において、ロック機構により把持部短部20が平行状態に保持された通常状態の要部断面図である。
弾性部材先端38aは首突起48に外嵌されて前壁部43の内面に当接しており、弾性部材後端38bは進退突起64に外嵌されて孔底面63に当接し、弾性部材38は伸縮自在に配置されている。図5では、挿込部24の挿込部先端29は突状体60の後端面に当接していないから、弾性部材38は自然状態であり、伸縮していない状態にある。突状体下面67は底面44aに載置されており、突状体60は底面44aを進退自在に配置されている。
挿込部24の先端部上面27は突状体根元下面68により押さえられており、しかも挿込部24は突状体根元下面68と底面44aに上下から狭着された状態であるから、持把持部短部20は回動することができない。従って、把持部短部20は把持部長部10に対し平行状態又は略平行状態に保持されロックされている。
図6は、本発明において、進退部50を手動で押圧してロック解除機構により把持部短部20を回動傾斜させ始めた傾斜状態の要部断面図である。
進退部50のコ字型部51を手動で矢印F方向に押圧すると、弾性部材38を圧縮させながら進退部50は矢印c方向に前進する。コ字型前壁部下縁傾斜部55aが挿込部先端29の位置まで到達すると、把持部短部20の短部本体21の荷重モーメントにより、挿込部24は空隙69から外れ、把持部短部20は回動軸36の回りに自重によって矢印d方向に回動し始める。この把持部短部20を自重回動させる機構がロック解除機構である。ここで、前記空隙69は、突状体根元下面68と把持部中間部30の底面44aによって上下に囲まれた空間である。
図7は、本発明において、ロック解除機構により完全に垂下した把持部短部20の自由振れ角度範囲を示す垂下状態の要部断面図である。
把持部短部20の挿込部先端29がコ字型前壁部下縁傾斜部55aから抜け出ると、把持部短部20は自重回動して垂下形態Aの状態になる。同時に、手動による押圧力を解除すると、圧縮した弾性部材38の復元力により矢印BF方向に付勢されて、進退部材50は矢印e方向へと後退する。弾性部材38が自然状態、即ち自然長まで戻ると、把持部短部20も上記垂下形態Aになる。把持部短部20の挿込部24はコ字型部51のコ字型開放部51aに立設した状態にある。
把持部短部20は垂下形態Aにあるが、回動軸36の回りに自由に振れる状態にある。矢印g両方向で示される自由振れ角度範囲は、最小傾斜角形態Bから最大傾斜角形態Cの範囲である。最小傾斜角形態Bは、挿込部先端29がコ字型前壁部52に当接する状態である。最大傾斜角形態Cは、把持部短部20の連続部下面22aが把持部中間部30の後端である中間部中央後端32に当接する状態である。この両形態BとCの間を自由振れ角度範囲と称する。
中間部中央後端32の傾斜角θを小さくするば、最大傾斜角形態Cはより左側へと回動し、が増大することは明らかである。このように、傾斜角θを調整することによって前記自由振れ角度範囲を調整することができる。
図8は、本発明において、垂下状態から平行状態にするために把持部短部20を手動で逆回動させ始める逆回動状態の要部断面図である。
本図は、把持部短部20を垂下状態(傾斜状態)から平行状態に復帰させる場合を示している。垂下状態にある把持部短部20を手動により矢印f方向に逆回動させると、挿込部先端29がコ字型前壁部52に当接する。更に手動で逆回動を継続すると、挿込部先端29がコ字型前壁部52を矢印PF方向に押圧し、進退部50は弾性部材38を圧縮しながら矢印c方向へと前進する。図6に示される状態まで把持部短部20を逆回動させると、挿込部先端29がコ字型前壁部下縁傾斜部55aを通過し、挿込部24は空隙69に入り込む。このとき、進退部50は圧縮した弾性部材38の復元力に付勢されて矢印e方向に後退し、弾性部材38が自然長(自然状態)になる位置で進退部50は停止する。この最終状態は図5で示される状態である。以上の詳細な機構が本発明のロック機構である。
図9は、本発明において、把持部短部20を垂下回動状態にして把持部短部回動型払拭体保持具1を払拭体94に装着させる払拭体装着図である。
本形態の払拭体94は、軸芯に袋状に形成された袋部95を有し、挿入口97を形成した袋部95の周囲にパイル96を埴設したモップである。この払拭体94の袋部95に本発明の把持部短部回動型払拭体保持具1を装着して清掃具99が構成される。払拭体94は側面のみならず払拭体前部94aと払拭体後部95bにもパイルが埴設されてクッション機能と清掃機能の両機能を有し、清掃具99が壁面に衝突しても壁面を傷つけないように構成されている。
把持部短部回動型払拭体保持具1を袋部95の中に装着するには、まず把持部短部20をロック解除機構により回動傾斜させて自由な垂下形態にし、この垂下形態にすると把持部短部回動型払拭体保持具1が見掛け上短縮するので袋部95に挿入し易い。把持部短部回動型払拭体保持具1が袋部95に挿入されると、把持部短部20をロック機構により平行状態又は略平行状態に復帰させ、清掃具99を完成させる。
図10は、本発明において、把持部短部回動型払拭体保持具1を払拭体94に完全に装着させて把持部短部20を平行状態にした清掃具99の完成図である。
把持部短部20をロック機構により平行状態又は略平行状態に復帰させると、把持部長部10と把持部中間部30と把持部短部20とは平行状態になり、清掃具99が完成される。床面などの清掃作業はこの清掃具99により行われる。
本発明は、上記実施形態や変形例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲における種々変形例、設計変更などをその技術的範囲内に包含するものであることは云うまでもない。
以上詳述したように、本発明に係る把持部短部回動型払拭体保持具1及び清掃具99は次の第1から第4に亘る作用効果を有する。第1に、把持部長部10と一体に把持部中間部30とその上に首部40を設け、首部40の上に連結部70を支持する構造にして、耐久性を確保し且つ小型化を実現する。第2に、首部40の内部に開口部46を有した空間部41を形成して、スライドする進退部50が把持部中間部30に載置されて空間部41を進退する構造にして、進退部50が空間部41の周壁で規制されて脱落することが無い堅固な構造を実現する。第3に、折曲状や傾斜状に回動する把持部短部20を進退部50と把持部中間部30の間で挟んで把持部短部20を平行状態に強固に保持する構造を実現する。第4に、空間部41の周壁に窓47を設けて進退部50の一部を窓47に無理嵌めして進退部50の脱落を防止するだけでなく、窓47の窓前端47bと窓後端47aにより進退部50の進退範囲の構造的な最大進退範囲を規定する構造を実現する。以上の構造により、把持部短部回動型払拭体保持具の小型化と耐久性及び機能の確実性を一段と向上することができる。従って、レンタルモップ業界や売り切りモップ業界の業態の活性化に貢献することができる。
1 把持部短部回動型払拭体保持具
5 把持部
10 把持部長部
20 把持部短部
21 短部本体
22 連続部
22a 連続部下面
23 湾曲面
24 挿込部
25 短軸部
26 端部孔
27 先端部上面
28 先端部下面
29 挿込部先端
30 把持部中間部
31 後端切欠部
32 中間部中央後端
33 後端部
33a 後端面
34 中間部孔
36 回動軸
36a 軸端
38 弾性部材
38a 弾性部材先端
38b 弾性部材後端
40 首部
41 空間部
42 側壁部
42a 側壁部背面
43 前壁部
44 底壁部
44a 底面
45 天壁部
46 開口部
47 窓
47a 窓後端
47b 窓前端
48 首突起
50 進退部
51 コ字型部
51a コ字型開放部
52 コ字型前壁部
52a コ字型前壁部内面
53 コ字型側壁部
54 コ字型正面
55 コ字型前壁部下縁
55a コ字型前壁部下縁傾斜部
60 突状体
61 筒状孔
63 孔底面
64 進退突起
65 突状体側壁
66 係止突起
66a 圧入面
66b 係止面
67 突状体下面
68 突状体根元下面
69 空隙
70 連結部
72 頭部
74 押ボタン
80 ハンドル部
82 ハンドル基部
84 狭持部
86 ハンドル釦穴
88 ハンドル
94 払拭体
94a 払拭体前部
94b 払拭体後部
95 袋部
96 パイル
97 挿入口
99 清掃具
a 把持部短部の回動方向
b ハンドル部の回動方向
c 進退部の前進方向
d 把持部短部の自重回動方向
e 進退部の後退方向
f 手動逆回動方向
g 自由振れ角度範囲
θ 中間部中央後端の鋭角
A 垂下形態
B 最小傾斜回動形態
BF 弾性部材復元方向
C 最大傾斜回動形態
F 手動押圧方向
PF 突板部押圧方向
110 モップ保持具
120 第1保持板
122 スライド溝
130 連結部
132 リブ
136 反力壁
140 第2保持板
150 スライド片
152 本体部
152a 両端立設部
153 微小凹凸部
154 ガイド爪
156 挿通体
157 ベース部
157a 先細部
158 付勢部材保持具
160 柄取付具
BB バネ
J 回転軸
201 ぞうきん
203 袋布
203a 袋部
204 袋布
204a 袋部
205 ぞうきん部
207 固定側保持板
207a 右側
207b 切欠端面
208 可動側保持板
209 案内凹部
210a ストッパ部
210b ストッパ取付部
211 右側位置決め突起
212 左側位置決め突起
213 ばね
214 溝
215 取付用穴
216 腕
217 回転軸
218 係止片
219 カバー
222 案内長穴
224 ねじ
225 把手
226 支軸
227 連結杆
228 支軸
229 隙間

Claims (9)

  1. 払拭体を装着する把持部と前記把持部の途中に設けられる連結部と前記連結部の後方側に設けられるハンドル部を有し、前記把持部は前記連結部を支持する把持部中間部と当該把持部中間部の前方側で一体に長寸法に設けた把持部長部と後方側に短寸法に設けた把持部短部から形成され、前記把持部中間部と前記連結部の間に首部が設けられ、前記首部は内部に空間部を有して後側に開口部が形成され、前記把持部短部は挿込部と短軸部と短部本体を連接して形成され、前記短軸部が前記把持部中間部の後端部に枢着されて前記把持部短部は前記把持部中間部に対し把持部方向に回動可能に設けられ、進退部が前記把持部中間部の上に載置され、前記進退部の前方側が前記開口部から前記空間部の中に収納規制された状態で前記進退部は前記把持部中間部の上を前記把持部方向に進退自在に設けられ、前記進退部が後退すると前記挿込部の上側を重なり状に押さえて前記把持部短部の回動が阻止され、前記把持部短部を前記把持部長部と平行状態又は略平行状態に保持するロック機構と、前記進退部が前進すると前記挿込部の上側から離脱して押さえが外れ、前記把持部短部が回動可能となり、前記把持部短部を下方に傾斜させるロック解除機構を設け、前記進退部は少なくとも突状体から構成され、前記ロック機構により突状体根元下面が前記挿込部の先端部上面を上側から押さえて前記把持部短部を平行状態又は略平行状態に保持し、前記ロック解除機構により押さえが外れると前記挿込部が回動して前記把持部短部が下方に傾斜し、前記進退部は前記突状体の後側にコ字型部を設けて構成され、前記コ字型部はコ字型前壁部の左右にコ字型側壁部を突設してその間にコ字型開放部を有するように形成され、前記コ字型前壁部の前側に前記突状体が突設され、前記コ字型部は上方を閉塞するコ字型天壁部を有してもよく、前記ロック機構により前記コ字型前壁部の近傍の前記突状体根元下面が前記挿込部の先端部上面を上側から押さえて前記把持部短部を平行状態又は略平行状態に保持し、前記ロック解除機構により押さえが外れると前記挿込部が前記コ字型開放部を回動して前記把持部短部が下方に傾斜し、前記空間部は前記開口部に対向する前壁部と左右の側壁部と把持部中間部に相当する底壁部により囲繞されており、前記コ字型前壁部の前面には前記突状体を挟んで左右にコ字型正面が設けられ、前記開口部を挟む左右の前記側壁部には側壁背面が設けられ、左右の前記コ字型正面が左右の前記側壁背面に対向して配置され、前記突状体が前記開口部から前記空間部に挿入され前記空間部の中を規制されながら前記把持部方向に進退自在に設けられることを特徴とする把持部短部回動型払拭体保持具。
  2. 前記側壁部、前記底壁部又は前記天壁部のいずれか一つ以上に規制溝を把持部方向に伸びた状態で形成し、前記突条体の外周面に係止突部を突設し、前記係止突部を前記規制溝に無理嵌めして前記突状体を前記空間部から抜け止めし、前記係止突部が前記規制溝を走行して前記突条体の進退動作が規制される請求項に記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  3. 前記規制溝として左右の前記側壁部に窓が開口され、前記係止突部として前記進退部の前記突状体の左右に係止突起が突設され、前記突状体を前記空間部に挿入すると左右の前記係止突起が左右の前記窓に無理嵌めされて前記突状体が前記空間部から抜け止めされている請求項に記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  4. 前記窓は窓前端と窓後端を有し、前記突状体の先端が前記前壁部に当接する位置が前記進退部の構造上の最大前進位置であり、前記係止突起が前記窓後端に当接する位置が構造上の最大後退位置であり、前記進退部の構造上の最大進退範囲は前記最大前進位置から前記最大後退位置の範囲であり、前記前壁部と前記進退部の間に弾性部材を介挿し、実際の進退範囲は弾性部材の最大圧縮位置と前記係止突起が前記窓後端に当接する位置により決められ、実際の進退範囲は前記最大進退範囲以下に調整される請求項2又は3に記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  5. 前記突状体の先端に孔開口面を有する筒状孔が開孔され、前記筒状孔の孔底面に進退突起を突設し、前記首部の前壁部に首突起を突設し、前記進退突起と前記首突起を前記弾性部材で接続し、前記弾性部材の伸縮により前記突状体を前記空間部の中で進退自在に設けた請求項に記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  6. 前記把持部短部の前記短軸部に短部孔を開孔し、前記把持部中間部の後端部に中間部孔を開孔し、前記短部孔と前記中間部孔に回動軸を挿入して前記把持部短部を前記後端部に回動可能に枢着する請求項1〜5のいずれかに記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  7. 前記コ字型前壁部の下端内縁部に傾斜状のコ字型前壁部下縁傾斜部を形成し、前記コ字型部を前進させたときに、前記把持部短部が自重により回動して前記挿込部の挿込部先端が前記コ字型前壁部下縁傾斜部を円滑に抜け出る請求項1〜6のいずれかに記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  8. 前記把持部中間部の中央領域の後端で前記後端部に挟まれる中間部中央後端は前記中間部孔より前方側に配置され、前記中間部中央後端の表面の傾斜角を鋭角にして、前記傾斜角を調整して前記把持部短部が自重により回動して自由状態に垂下したときに自由振れ角度範囲が調整される請求項6又は7に記載の把持部短部回動型払拭体保持具。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の把持部短部回動型払拭体保持具を用い、前記把持部に払拭体を装着したことを特徴とする清掃具。
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