JP2020157398A - ロボット装置の動作を調整する動作調整装置およびロボット装置の動作を調整する動作調整方法 - Google Patents

ロボット装置の動作を調整する動作調整装置およびロボット装置の動作を調整する動作調整方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ロボット装置の動作を調整することができる動作調整装置を提供する。【解決手段】動作調整装置は、ロボット1およびハンド2を撮像するように配置されたカメラ7を備える。ロボット制御装置4は、予め定められた制御周期にてロボット1に動作指令を送出する動作制御部43を含む。カメラ7は、制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像する。ロボット制御装置4の判定部33は、画像処理部32による画像の処理結果に基づいてハンド2の動作が適切であるか否かを判定する。判定部33がハンド2の動作が適切でないと判定した場合に、ロボット制御装置4の修正部34は、ハンド2の動作が適切な動作になるように動作プログラム41に含まれる指令文を修正する。【選択図】図2

Description

本発明は、ロボット装置の動作を調整する動作調整装置およびロボット装置の動作を調整する動作調整方法に関する。
ロボットを備えるロボット装置では、作業に応じた作業ツールをロボットに取り付けることにより、様々な作業を行うことができる。ロボットの動作と作業ツールの動作とが連携することにより作業を行うことができる。例えば、ロボットが予め定められた位置に到達した後に、ハンドによりワークを把持したり解放したりすることができる。
ロボットおよび作業ツールは、予め作成された動作プログラムに基づいて駆動される。動作プログラムに基づいてロボット装置を駆動すると、ロボット装置が所望の動作とは僅かに異なる動作を実施する場合がある。例えば、予め定められた時刻におけるロボットの位置および姿勢が所望の位置および姿勢から僅かにずれる場合がある。作業者は、ロボットを実際に駆動した時の状態を観察することにより、ロボット装置の動作を修正することができる。
従来の技術においては、ロボット装置に、ロボットの動作を監視する為のカメラを配置することが知られている(例えば、特開2011−19058号公報)。カメラにて撮像した画像を処理することにより、ロボットの位置および姿勢を検出することができる。例えば、実際に駆動しているロボットを撮像して実際のロボットの位置および姿勢を検出し、ロボットの動作の異常を検出したり、ロボットの位置および姿勢を修正したりする制御が知られている(例えば、特開昭60−16386号公報および特開昭61−118810号公報)。
または、ロボットの周りに配置された周辺機器がロボットの動作に応じて動作する場合がある。この場合に、ロボットの動作と周辺機器の動作とが適切に行われるように、カメラにて撮像した画像に基づいて、周辺機器の動作を制御することが知られている(例えば、特開2011−154656号公報)。
特開2011−19058号公報 特開昭60−16386号公報 特開昭61−118810号公報 特開2011−154656号公報
近年においては、製品を生産する効率を向上するために、ロボットの動作の高速化が図られている。ロボットの動作速度が遅い場合には、作業者が目視にてロボットの動作を観察することができる。ところが、高速で駆動するロボットの動作を目視にて確認することは困難である。このために、ロボット装置を駆動した時に、作業者がロボット装置の動作が適切か否かを判定することは困難である。また、ロボット装置による作業が所望の通りに実施されなかった場合に、ロボットおよび作業ツール等の機器の動作の調整を行うことは困難である。
例えば、ロボット装置は、一つの位置から他の位置までワークを搬送する作業を行う場合がある。ロボット装置は、ワークをハンドにて把持してロボットが駆動することによりワークを搬送することができる。ワークをハンドにて把持する場合に、ハンドの駆動を開始する時期が早いと、所望の状態にてワークを把持することができない場合がある。または、ハンドがワークを解放する場合に、ロボットが目標位置に到達する前にハンドが駆動を開始すると、ワークを放り投げてしまう虞がある。
このために、ロボットが駆動されている状態に合わせてハンドの駆動を開始する時期を調整する必要がある。ところが、高速で動作するロボットの状態を確認することは困難である。このように、ロボットを備えるロボット装置の動作の調整が難しい場合がった。
本開示の第1の態様の動作調整装置は、ロボットを含むロボット装置の動作を調整する。動作調整装置は、ロボットおよびロボットの動作と対応して動作する機器のうち少なくとも一方を撮像するように配置された高速度カメラを備える。動作調整装置は、ロボットおよび機器の動作を制御すると共に、高速度カメラにて撮像された画像を受信する制御装置を備える。制御装置は、予め定められた制御周期にてロボットに動作指令を送出する動作制御部と、ロボットおよび機器の動作プログラムを記憶する記憶部とを含む。高速度カメラは、制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像できるように形成されている。制御装置は、制御周期に一致する時間間隔にて撮像された画像の処理を行う画像処理部を含む。制御装置は、画像処理部による処理結果に基づいてロボットの動作および機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定部を含む。制御装置は、動作プログラムに含まれる指令文を修正する修正部を含む。判定部がロボットの動作および機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作でないと判定した場合に、修正部は、ロボットの動作および機器の動作が予め定められた動作になるように動作プログラムに含まれる指令文を修正する。
本開示の第2の態様の動作調整装置は、ロボットを含むロボット装置の動作を調整する。動作調整装置は、ロボットおよびロボットの動作と対応して動作する機器のうち少なくとも一方を撮像するように配置された高速度カメラを備える。動作調整装置は、ロボットおよび機器の動作を制御すると共に、高速度カメラにて撮像された画像を受信する制御装置を備える。制御装置は、予め定められた制御周期にてロボットに動作指令を送出する動作制御部と、ロボットおよび機器の動作プログラムを記憶する記憶部とを含む。高速度カメラは、制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像できるように形成されている。制御装置は、制御周期に一致する時間間隔にて撮像された画像の処理を行う画像処理部を含む。制御装置は、画像処理部による処理結果に基づいて、ロボットが機器の動作を開始するための目標位置に到達したか否かを判定する判定部を含む。制御装置は、動作制御部に動作の指令を送出する指令部を含む。判定部が目標位置にロボットが到達したと判定した場合に、指令部は、動作制御部に対して機器の動作を開始する指令を送出する。
本開示の一態様の動作調整方法は、高速度カメラにて撮像した画像に基づいて、ロボット装置の動作を調整する方法である。ロボット装置は、ロボットと、ロボットの動作と対応して動作する機器を含む。高速度カメラは、ロボットに動作指令を送出する制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像できるように形成されている。動作調整方法は、高速度カメラが制御周期に一致する時間間隔にてロボットおよび機器のうち少なくとも一方を撮像する撮像工程を含む。動作調整方法は、高速度カメラにて撮像された画像の処理を行う画像処理工程を含む。動作調整方法は、画像を処理した処理結果に基づいてロボットの動作および機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定工程を含む。動作調整方法は、動作プログラムに含まれる指令文を修正する修正工程を含む。判定工程においてロボットの動作および機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作でないと判定された場合に、修正工程においてロボットの動作および機器の動作が予め定められた動作になるように動作プログラムに含まれる指令文を修正する。
本開示の態様によれば、ロボットを備えるロボット装置の動作を調整することができる動作調整装置および動作調整方法を提供することができる。
実施の形態におけるロボット装置の概略側面図である。 実施の形態におけるロボット装置のブロック図である。 制御装置の動作制御部がロボットの動作指令を発信する制御周期を説明する図である。 ハンドが所望の時期に駆動を開始してワークをコンベヤに置く状態を撮像した画像である。 実施の形態における第1の制御のフローチャートである。 ハンドが所望の時期よりも早い時期に駆動を開始してワークをコンベヤに置く状態を撮像した画像である。 実施の形態における動作プログラムの例である。 実施の形態における第2の制御のフローチャートである。 ワークをコンベヤに置くときにロボットに振動が生じた状態を撮像した画像である。
図1から図9を参照して、実施の形態におけるロボット装置の動作を調整する動作調整装置およびロボット装置の動作を調整する動作調整方法について説明する。ロボット装置は、ロボットと、ロボットに取り付けられた作業ツールとを備える。また、ロボット装置は、ロボットの周りに配置された周辺機器を備える場合がある。本実施の形態では、ワークを搬送するロボット装置を例に取り上げて説明する。
図1は、本実施の形態におけるロボット装置の概略図である。ロボット装置5は、作業ツール(エンドエフェクタ)としてのハンド2と、ハンド2を移動するロボット1とを備える。本実施の形態のロボット1は、複数の関節部を含む多関節ロボットである。
ロボット1は、ベース部14と、ベース部14に支持された旋回ベース13とを含む。ベース部14は、設置面に固定されている。旋回ベース13は、ベース部14に対して回転するように形成されている。ロボット1は、上部アーム11および下部アーム12を含む。下部アーム12は、関節部を介して旋回ベース13に回動可能に支持されている。上部アーム11は、関節部を介して回動可能に下部アーム12に支持されている。また、上部アーム11は、上部アーム11の延びる方向に平行な回転軸の周りに回転する。
ロボット1は、上部アーム11の端部に連結されているリスト15を含む。リスト15は、関節部を介して回動可能に上部アーム11に支持されている。リスト15は、回転可能に形成されているフランジ16を含む。ハンド2は、リスト15のフランジ16に固定されている。本実施の形態のロボット1は、6個の駆動軸を有するが、この形態に限られない。作業ツールを移動することができる任意のロボットを採用することができる。
ハンド2は、ワークWを把持したり解放したりする作業ツールである。ハンド2は、複数の爪部3を有する。爪部3がワークWを挟むことによりワークWを把持する。ハンド2は爪部3が開いたり閉じたりするように形成されている。本実施の形態のハンド2は、爪部3を有するが、この形態に限られない。ハンドは、ワークを把持できるように形成されている任意の構成を採用することができる。例えば、吸着または磁力によりワークを把持するハンドが採用されても構わない。
本実施の形態におけるロボット装置5は、ロボット1の周りに配置された周辺機器としてのコンベヤ8を含む。コンベヤ8は、ワークWを他の位置まで搬送するように形成されている。
本実施の形態のロボット装置5は、図示しない作業台の上に配置されたワークWを把持する。ロボット1は、ハンド2が作業台の上に配置されたワークWを把持できるように、位置および姿勢を変更する。ハンド2の爪部3が閉じることによりワークWを把持する。次に、ロボット1が位置および姿勢を変更することにより、ワークWをコンベヤ8の載置面まで搬送する。次に、ハンド2が爪部3を開くことによりワークWを解放する。コンベヤ8は、ワークWが載置された後に動作を開始して、ワークWを予め定められた位置まで搬送する。このように、ロボット1の動作とハンド2の動作は連携している。ハンド2は、ロボット1の動作と対応して動作する機器に相当する。
本実施の形態のロボット1は、高速で駆動する。高速で駆動するロボットとしては、例えば、2000mm/sec以上の速度にてツール先端点が移動可能に形成されているロボットを例示することができる。このような高速で駆動するロボットは、ロボットが駆動している状態を目視にて観察することは困難である。
本実施の形態におけるロボット装置5は、ロボット1およびハンド2のうち、少なくとも一方を撮像するように配置されたカメラ7を含む。カメラ7は、架台25に支持されている。本実施の形態のカメラ7は、1秒間に多くの画像を撮像することができる高速度カメラである。高速度カメラとしては、1秒間に30コマ以上(30fps)の画像を取得することができるカメラを例示することができる。カメラ7としては、動画を撮像するカメラを採用することができる。または、カメラ7としては、複数の静止画を撮像するカメラを採用しても構わない。
本実施の形態のロボット装置5には、基準座標系56が設定されている。図1に示す例では、ロボット1のベース部14に、基準座標系56の原点が配置されている。基準座標系56はワールド座標系とも称される。基準座標系56は、原点の位置が固定され、更に、座標軸の向きが固定されている座標系である。ロボット1の位置および姿勢が変化しても基準座標系56の位置および向きは変化しない。基準座標系56は、座標軸として、互いに直交するX軸、Y軸、およびZ軸を有する。また、X軸の周りの座標軸としてW軸が設定される。Y軸の周りの座標軸としてP軸が設定される。Z軸の周りの座標軸としてR軸が設定される。
本実施の形態では、作業ツールの任意の位置に設定された原点を有するツール座標系57が設定されている。ロボット1が位置および姿勢を変化すると、ツール座標系57の位置および向きが変化する。ツール座標系57は、座標軸として、互いに直交するX軸、Y軸、およびZ軸を有する。図1に示す例では、ツール座標系57の原点は、工具先端点に設定されている。また、ツール座標系57は、Z軸の延びる方向がハンド2の爪部3の延びる方向と平行になるように設定されている。また、ツール座標系57は、X軸の周りのW軸、Y軸の周りのP軸、およびZ軸の周りのR軸を有する。例えば、ロボット1の位置は、工具先端点の位置に相当する。また、ロボット1の姿勢は、基準座標系56に対するツール座標系57の向きに相当する。
図2に、本実施の形態におけるロボット装置のブロック図を示す。図1および図2を参照して、ロボット1は、ロボット1の位置および姿勢を変化させるロボット駆動装置を含む。ロボット駆動装置は、アームおよびリスト等の構成部材を駆動するロボット駆動モータ22を含む。ロボット駆動モータ22が駆動することにより、それぞれの構成部材の向きが変化する。
ハンド2は、ハンド2を駆動するハンド駆動装置を備える。ハンド駆動装置は、ハンド2の爪部3を駆動するハンド駆動モータ21を含む。ハンド駆動モータ21が駆動することによりハンド2の爪部3が開いたり閉じたりする。なお、爪部は、空気圧により作動するように形成されていても構わない。この場合には、ハンド駆動装置は、空気ポンプおよびシリンダなどの爪部を駆動する装置を含むことができる。
ロボット装置5の制御装置は、ロボット制御装置4を備える。ロボット制御装置4は、プロセッサとしてのCPU(Central Processing Unit)を有する演算処理装置(コンピュータ)を含む。演算処理装置は、CPUにバスを介して接続されたRAM(Random Access Memory)およびROM(Read Only Memory)等を有する。ロボット制御装置4には、ロボット1、ハンド2、およびコンベヤ8の制御を行うために予め作成された動作プログラム41が入力される。ロボット制御装置4は、ロボット1、ハンド2、およびコンベヤ8の制御に関する情報を記憶する記憶部42を含む。動作プログラム41は、記憶部42に記憶される。本実施の形態のロボット装置5は、動作プログラム41に基づいてワークWを搬送する。ロボット装置5は、自動的に予め定められた位置までワークWを搬送することができる。
ロボット制御装置4は、動作指令を送出する動作制御部43を含む。動作制御部43は、動作プログラム41に基づいてロボット1を駆動するための動作指令をロボット駆動部45に送出する。ロボット駆動部45は、ロボット駆動モータ22を駆動する電気回路を含む。ロボット駆動部45は、動作指令に基づいてロボット駆動モータ22に電気を供給する。
また、動作制御部43は、動作プログラム41に基づいてハンド2を駆動する動作指令をハンド駆動部44に送出する。ハンド駆動部44は、ハンド駆動モータ21を駆動する電気回路を含む。ハンド駆動部44は、動作指令に基づいてハンド駆動モータ21に電気を供給する。更に、動作制御部43は、動作プログラム41に基づいて、カメラ7に画像を撮像する指令を送出する。
ロボット1は、ロボット1の位置および姿勢を検出するための状態検出器を含む。本実施の形態における状態検出器は、アーム等の構成部材の駆動軸に対応するロボット駆動モータ22に取り付けられた位置検出器18を含む。状態検出器の出力により、それぞれの駆動軸における構成部材の向きを取得することができる。例えば、位置検出器18は、ロボット駆動モータ22が駆動するときの回転角を検出する。位置検出器18の出力に基づいて、ロボット1の位置および姿勢が検出される。
ロボット装置5の制御装置は、コンベヤ8の動作を制御するコンベヤ制御装置9を備える。コンベヤ制御装置9は、CPUおよびRAM等を含む演算処理装置(コンピュータ)を含む。コンベヤ制御装置9は、ロボット制御装置4と互いに通信することができるように形成されている。コンベヤ制御装置9は、ロボット制御装置4からの指令を受信して、コンベヤ8を駆動する。また、コンベヤ制御装置9は、コンベヤ8がワークWを予め定められた位置まで搬送した場合にコンベヤ8を停止する。コンベヤ制御装置9は、コンベヤ8を停止した信号をロボット制御装置4に送信する。
本実施の形態のロボット装置5の制御装置は、ロボット1およびハンド2を制御するロボット制御装置4と、コンベヤ8を制御するコンベヤ制御装置9とを備えるが、この形態に限られない。ロボット装置5は、1つの制御装置にて、ロボット1、ハンド2、およびコンベヤ8を制御するように形成されていても構わない。
図3に、制御装置の動作制御部が発信する制御周期を説明する図を示す。図3には、動作プログラムに記載された移動点P1,P2,P3が示されている。ロボット1は、例えばツール先端点が移動点P1から移動点P2に向かうように制御される。さらに、ロボット1は、ツール先端点が移動点P2から移動点P3に移動するように制御される。動作プログラム41には、移動点P1,P2,P3の位置およびそれぞれの位置におけるロボット1の姿勢が定められている。
動作制御部43は、予め定められた制御周期Δtにてロボット1に動作指令を送出する。制御周期Δtは、ロボット1の性能に応じて予め定められている。または、制御周期Δtは、作業者がロボット制御装置に入力しても構わない。ロボット1の制御周期Δtは、例えば、1mmsec以上8mmsec以下の範囲内の時間である。
動作制御部43は、動作プログラム41から移動点P1,P2,P3におけるロボット1の位置および姿勢を取得する。次に、動作制御部43は、それぞれの移動点P1,P2,P3同士の間に補間点IPを追加する。補間点IPは、互いに隣り合う移動点同士の間に設定される。補間点IPは、ロボット1の制御周期Δtの時間間隔に基づいて生成される。また、補間点IPは、ロボット1の駆動する速度および直線移動等のロボット1の駆動方法に基づいて作成される。
動作制御部43は、それぞれの補間点IPにおいて、ロボット1の位置および姿勢を算出する。動作制御部43は、補間点IPごとに動作指令を送出する。ロボット1は、移動点P1,P2,P3および移動点P1,P2,P3同士の間に設定された補間点IPを通るように位置および姿勢が制御される。または、ロボット1は、移動点P1,P2,P3の近傍および補間点IPの近傍を通るように制御される。
図1を参照して、本実施の形態のロボット装置5は、矢印91に示すようにワークWを搬送する。ワークWは、ロボット1およびハンド2の動作により、コンベヤ8のベルトの載置面に配置される。ロボット1が位置および姿勢を変更することにより、ワークWの位置および向きが変化する。本実施の形態においては、図1に示す状態から、ワークWをツール座標系57のZ軸の周りに90°回転させた状態で、ワークWをコンベヤ8に載置する。
図1および図2を参照して、本実施の形態におけるカメラ7は、ロボット1の制御周期Δtに一致する時間間隔にて画像を取得できるように形成されている。例えば、制御周期Δtと同一の時間間隔にて画像を撮像するように形成されている。すなわち、制御周期が5mmsecの場合には、5mmsecごとの画像(200fps)を撮像できるように形成されている。または、カメラは、制御周期の約数の時間間隔にて画像を撮像するように形成されていても構わない。例えば、制御周期が4mmsecの場合には、1mmsec、または2mmsecの時間間隔にて画像を撮像できるように形成されていても構わない。この場合にも、カメラは、制御周期と同一の時間間隔にて画像を撮像することができる。
図4に、ワークがコンベヤまで搬送されたときにカメラにて撮像された画像を示す。図4には、時刻t1から時刻t6までの画像51a〜51fが示されている。画像51a〜51fは、制御周期Δtと一致する時間間隔Δtごとに撮像された画像である。すなわち、図4には、動作制御部43がロボット1に動作指令を発信して、ロボット1の位置および姿勢が変化するごとの画像が示されている。動作制御部43は、ロボット1の動作指令と同じ時期に撮像する指令をカメラ7に送出することができる。すなわち、ロボット1の動作指令の発信とカメラ7にて撮像する指令の発信とを同期させることができる。または、動作制御部43は、ロボット1の動作指令を発信する時期と異なる時期に、制御周期Δtと同一の時間間隔にて撮像する指令をカメラ7に送出することができる。それぞれの画像51a〜51fには、ロボット1およびハンド2の動作状態が撮像されている。
図4に示す画像51a〜51fでは、作業者が所望する通りにロボット1およびハンド2が動作して、ワークWがコンベヤ8に載置されている。画像51aは、時刻t1において、ワークWがコンベヤ8に向かって搬送されている時の画像である。ロボット1は、予め定められた目標位置および目標姿勢に向かって、位置および姿勢を変更している。ワークWは、ハンド2の爪部3にて把持されている。リスト15およびハンド2は、矢印92に示すように、コンベヤ8の載置面に向かって移動している。画像51bは、時刻t2において、ワークWがコンベヤ8に向かって搬送されている時の画像である。ワークWがコンベヤ8に接近し、ロボット1が減速している。
画像51cは、時刻t3において撮像された画像である。ロボット1は、予め定められた目標位置および目標姿勢に到達している。ワークWは、コンベヤ8の載置面に接触してロボット1の動作が停止している。ハンド2の爪部3は、ワークWを把持している。
画像51dは、時刻t4において撮像された画像である。動作制御部43の指令により、ハンド2の爪部3が矢印93に示すように互いに離れる動作を開始する。画像51eは、時刻t5において撮像された画像である。爪部3が矢印93に示すように互いに離れる方向に移動ことにより、ワークWが解放される。画像51fは、時刻t6において撮像された画像である。ハンド2の爪部3は、完全に開いている。爪部3が予め定められた位置まで移動した時に、爪部3の移動が停止する。ワークWは、コンベヤ8の載置面に配置されている。この後に、ロボット1が駆動することにより、ハンド2はワークWから離れる。ロボット1は、次のワークWを把持するために位置および姿勢を変更する。この後に、コンベヤ8は、ワークWを搬送するために駆動を開始する。
図4に示すロボット装置5の動作では、ロボット1がワークWを所望の位置に配置した後に、ハンド2がワークWを解放している。また、ロボット1は、動作を停止した時に振動していない。このために、ロボット装置5は、ワークWをコンベヤ8における所望の位置に配置することができる。一方で、ハンド2のような、ロボット1の動作と対応して動作する機器は、ロボット1の状態に対する機器の動作が所望の動作からずれる場合がある。始めに、ロボット装置の動作を調整する動作調整方法として、制御装置による第1の制御について説明する。第1の制御では、ロボット1の動作に対してハンド2の動作を開始する時期を調整する。
図2を参照して、本実施の形態のロボット装置5は、ロボット装置の動作を調整する動作調整装置を備える。動作調整装置は、ロボット制御装置4とカメラ7とを含む。ロボット制御装置4は、位置検出器18からの信号およびカメラ7からの信号を受信して、信号の処理を行う信号処理部31を含む。信号処理部31は、カメラ7にて撮像された画像の処理を行う画像処理部32を含む。画像処理部32は、カメラ7が撮像した画像を受信する。画像処理部32は、制御周期に一致する時間間隔にて撮像された画像の処理を行う。
信号処理部31は、画像処理部32による処理結果に基づいて、ロボット1の動作およびハンド2の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定部33を含む。判定部33は、ロボット装置5の動作が適切であるか否かを判定する。ここでの例では、判定部33は、ロボット1に取り付けられたハンド2が、ワークWを離す時期が適切であるか否かを判定する。
信号処理部31は、動作プログラムに含まれる指令文を修正する修正部34を含む。判定部33が、ロボット1の動作およびハンド2の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作でないと判定する場合がある。この場合に、修正部34は、ロボット1の動作およびハンド2の動作が予め定められた動作になるように、動作プログラム41に含まれる指令文を修正する。
第1の制御では、コンベヤ8の載置面にワークWを載置する時に、ハンド2の爪部3が開く時期が早い例について説明する。そして、修正部34は、ロボット1が目標位置に到達する時に、爪部3が開く時期が遅くなるように、動作プログラム41に含まれる指令文を修正する。
図5に、本実施の形態における第1の制御のフローチャートを示す。図6に、所望の時期よりも早い時期にて爪部が開く状態を撮像した画像を示す。図5および図6を参照して、ステップ71において、動作制御部43は、動作プログラム41に基づいて、ワークWをコンベヤ8に向かって搬送するようにロボット1を駆動する駆動工程を実施する。動作制御部43は、作業台に載置されたワークWを把持するように、ロボット1およびハンド2を制御する。動作制御部43は、ワークWがコンベヤ8の載置面に載置されるように、ロボット1の位置および姿勢を制御する。
ステップ72において、動作制御部43は、ワークWがコンベヤ8に載置される領域を撮像するようにカメラ7にて画像を撮像する撮像工程を実施する。カメラ7は、制御周期に一致する時間間隔にてロボット1およびハンド2の画像を撮像する。
図6には、撮像工程において撮像された画像52a〜52fが示されている。図6には、図4と同じ時刻t1〜t6にて撮像された画像が示されている。画像52aは、時刻t1にて撮像された画像である。リスト15およびハンド2は、コンベヤ8の表面の近傍まで移動している。ロボット1は、目標位置および目標姿勢に向かって、位置および姿勢を変更している。
図4の画像51c〜51fに示すように、ハンド2は、ワークWをコンベヤ8の載置面に載置した後に、爪部3を開く必要がある。ところが、図6における画像52aでは、時刻t1において矢印93に示すように爪部3が開く動作を開始している。すなわち、爪部3が開く動作が所望の時期よりも早く、ハンド2は予め定められた動作とは異なる動作を実施している。ワークWは、爪部3による把持が解除されてコンベヤ8の載置面に落下する。ワークWは、所望の位置からずれた位置に配置される場合がある。または、ワークWは、ロボット1の動作により放り投げられる場合がある。
画像52bは、時刻t2において撮像された画像である。画像52bにおいては、爪部3は、矢印93に示すように開く動作を継続している。また、ロボット1は、矢印92に示すように、目標位置および目標姿勢に向かって位置および姿勢を変更している。ワークWは、ハンド2から落下して、コンベヤ8の表面に配置されている。
画像52cは、時刻t3において撮像された画像である。ハンド2は、コンベヤ8に対して所望の位置に到達している。すなわち、ロボット1は、目標位置および目標姿勢に到達している。ハンド2は、完全に開いている。
画像52dは、時刻t4において撮像された画像である。画像52eは、時刻t5において撮像された画像である。画像52fは、時刻t6において撮像された画像である。画像52d〜52fに示すように、ロボット1は停止すると共にハンド2は開いた状態が維持されている。図4を参照して、正常な動作においては、時刻t4から時刻t6までの期間は、爪部3を開く期間であるが、図6に示す例では、時刻t3において爪部3が開く動作が終了している。
図5を参照して、画像処理部32は、ステップ73において、カメラ7にて撮像された画像の処理を行う画像処理工程を実施する。画像処理部32は、カメラ7にて撮像された画像を受信する。画像処理部32は、ワークWを操作する時期を算出する。ここでの例では、画像処理部32は、画像52a〜52fに基づいて、ハンド2が開く動作を開始する時期を検出する。
本実施の形態においては、爪部3の位置が互いに異なる複数のハンド2の基準画像が記憶部42に記憶されている。図4を参照して、例えば、画像51aに示される爪部3が閉じたハンド2の基準画像(爪部3にてワークWを把持したハンド2の基準画像)、画像51eに示される爪部3が僅かに開いたハンド2の基準画像が記憶部42に記憶されている。このような基準画像は、作業者が予めハンド2を撮像してロボット制御装置4に入力することができる。
画像処理部32は、図6に示す画像52a〜52fにおいて、爪部3が閉じたハンド2の基準画像がどの画像に含まれるかを判定する。例えば、画像処理部32は、パターンマッチング法によってハンド2の画像を比較することにより、爪部3が閉じているハンド2が含まれる画像を検出する。また、画像処理部32は、爪部3が僅かに開いたハンド2の基準画像が含まれる画像を検出する。この結果、画像処理部32は、爪部3が閉じているハンド2の基準画像は、画像52aに含まれると判定する。また、画像処理部32は、爪部3が僅かに開いたハンド2の基準画像は、画像52bに含まれると判定する。このために、画像処理部32は、ハンド2が動作を開始する時期は、爪部3が開き始める時刻t1であると判定する。
図4に示される正常な駆動の例では、時刻t4の画像51dにおいて爪部3が閉じており、時刻t5の画像54eにおいて爪部3が僅かに開いている。このため、時刻t4を爪部3が開き始める時期に設定することができる。すなわち、時刻t4をハンド2が駆動を開始する目標時期に設定することができる。また、ハンド2が駆動を開始する目標時期の判定範囲を設定することができる。ここでの例では、ワークWがコンベヤ8に載置された後の期間を目標時期の判定範囲に設定することができる。本実施の形態では、時刻t3から時刻t5までの期間が、ハンド2が動作を開始する目標時期の判定範囲に設定されている。
目標時期の判定範囲は、予め定められて記憶部42に記憶されている。目標時期の判定範囲は、作業者により予め設定することができる。または、図4に示される画像51a〜51fに基づいて、画像処理部32がパターンマッチング等の方法により目標時期の判定範囲を設定しても構わない。
図5を参照して、判定部33は、ステップ74において、画像を処理した処理結果に基づいてハンド2の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定工程を実施する。第1の制御の判定工程では、ハンド2の動作が適切であるか否かを判定する。ここでの判定工程では、ハンド2がワークWを操作する時期が判定範囲内であるか否かを判定する。判定部33は、画像処理部32にて検出されたハンド2が動作を開始する時期が目標時期の判定範囲を逸脱するか否かを判定する。ステップ74において、ワークWを操作する時期が判定範囲内である場合には、この制御を終了する。
前述のように、画像処理部32は、ハンド2が動作を開始する時期は、時刻t1であると判定する。これに対して、目標時期の判定範囲は、時刻t3から時刻t5までの期間である。このために、判定部33は、ハンド2が動作を開始する時期が目標の判定範囲を逸脱していると判定する。ステップ74において、ワークWを操作する時期が目標時期の判定範囲を逸脱する場合に、制御はステップ75に移行する。
次に、修正部34は、ハンド2の動作が予め定められた動作になるように動作プログラム41に含まれる指令文を修正する修正工程を実施する。修正部34は、目標時期の判定範囲と画像処理部32にて検出されたハンド2が動作を開始する時期との差に基づいて、動作プログラム41においてハンド2が動作を開始する時期の指令文を修正する。
ステップ75において、修正部34は、ワークWを操作する時期の補正値を算出する。ここでの例では、時刻t3から時刻t5までの判定範囲のうち中央の時期である時刻t4を最も好ましい目標時期として採用している。修正部34は、ハンド2が動作を開始する時刻が時刻t4になる補正値を算出する。修正部34は、補正値として、(t4−t1)の時間長さを設定することができる。
ステップ76において、修正部34は、記憶部42から動作プログラム41を受信する。修正部34は、ハンド2が動作を開始する時刻が(t4−t1)の時間長さにて遅くなるように、動作プログラムに含まれる指令文を修正する。ここで、動作プログラムの例について説明する。
図7に、本実施の形態における動作プログラムの例を示す。動作プログラム41は、ロボット1の動作を定めるための移動点の情報を含む。動作プログラム41には、移動点が記号Pを用いて示されている。図7に示す例では、移動点P[1]および移動点P[2]が設定されている。それぞれの移動点におけるロボット1の位置および姿勢は、動作プログラム41の最後に記載されている。または、移動点におけるロボット1の位置および姿勢は、動作プログラム41の設定ファイルから引用されても構わない。本実施の形態では、移動点におけるロボット1の位置は、ツール先端点の位置にて指定される。また、移動点におけるロボット1の姿勢は、ツール座標系57の向きにて指定されている。ツール座標系57の向きは、基準座標系56のW軸の座標値、P軸の座標値、およびR軸の座標値にて指定されることができる。
ロボット制御装置4は、ロボット1がそれぞれの移動点または移動点の近傍を通る様に、ロボット1を制御する。例えば、動作プログラム41の1行目の指令文においては、ツール先端点が移動点P[1]まで移動する指令が記載されている。更に、2行目の指令文においては、ツール先端点が移動点P[1]から移動点[2]まで移動する指令文が記載されている。3行目の指令文においては、移動点[2]から移動点[1]まで移動する指令が記載されている。
それぞれの指令文において、記号Lは、ツール先端点を直線的に移動することが示されている。また、ツール先端点の速度が4000mm/secにて移動する指令が示されている。また、記号CNTは、移動点から離れても良い距離の変数が示されている。記号CNTに続く値が大きいほど移動点から離れても良い距離が長くなる。記号CNTに続く値が大きくなるほどロボット1の動作が滑らかになる。
2番目の指令文において、記号P[2:Drop_Pos]は、移動点P[2]は、ワークWを置く位置であることを示している。記号「TB .01sec,RO[1]=OFF」は、ロボット1が移動点P[2]に到達する0.01秒前に、機器RO[1]を「OFF」の状態にする制御を示している。ここでの機器RO[1]は、ハンド2である。このために、ロボット1が移動点P[2]に到達する0.01秒前に、ワークWの解放を開始する指令をハンド2に発信する制御が示されている。また、記号ACC100は、目標位置に近づいた時に加速または減速される時のゲインを示している。記号ACCの後に続く値が大きくなるほど、加速度の大きさは大きくなる。
図2、図5および図7を参照して、ステップ76において、修正部34は、ハンド2がワークWを解放する時期が遅くなるように、記号「TB .01sec」を修正する。ここでの例では、修正部34は、0.01から時間長さ(t4−t1)を減算した値になるように修正する。この制御を行うことにより、爪部3が開く時期を遅くすることができる。修正部34は、修正した動作プログラム41を記憶部42に送出する。動作制御部43は、修正された動作プログラム41に基づいてハンド2を制御する。
次に、制御は、ステップ71に戻る。本実施の形態の第1の制御では、ステップ76において動作プログラム41における指令を修正した後に、前述のステップ71からステップ74のプログラム修正制御を繰り返している。すなわち、ロボット制御装置4は、修正部34において動作プログラム41の指令文を修正した後に、前回と同一のロボット1およびハンド2の動作を実施する。また、カメラ7にて画像を撮像する。ロボット制御装置4は、制御周期に対応する間隔にて撮像された画像の処理結果に基づいて、ハンド2の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する。この制御を実施することにより、ロボット装置5の動作が適切に調整されているか否かを判定することができる。
更に、ハンド2の動作が予め定められた動作でない場合には、動作プログラムに含まれる指令を修正する。一方で、ステップ74において、ワークWを操作する時期が判定範囲内である場合には、この制御を終了する。本実施の形態では、ロボット装置の動作が予め定められた動作になるまで、動作プログラムを修正するプログラム修正制御を繰り返している。動作プログラムを修正する制御を複数回にて実施することにより、より確実にロボット装置の動作が適切な動作になるように調整することができる。なお、制御は、1回目のステップ76を実施した後に終了しても構わない。
このように、本実施の形態においては、ロボット1の動作と対応して動作を開始する機器の動作の開始時期を調整することができる。ワークWを配置する位置がずれたり、ワークを放り投げてしまったりすることを抑制することができる。
上記の実施の形態においては、ハンド2の動作として、ハンド2がワークWを解放する動作を例示しているが、この形態に限られない。ハンド2がワークWを把持する動作についても本実施の形態の制御を適用することができる。例えば、ワークを把持する時に、ハンドが閉じる時期が早いと、ワークを把持できない場合がある。または、ハンドは、所望の状態にてワークを把持できない場合がある。一方で、ハンドを閉じる時期が遅いと、ロボットが駆動を開始してワークを把持できない場合がある。または、所望の状態にてワークを把持できない場合がある。この場合に、第1の制御を実施することにより、ハンドが閉じる時期が調整され、ワークを適切な状態で把持することができる。
上記の制御においては、ハンドを開いたり閉じたりする時期を調整しているが、この形態に限られず、ロボットの動作を調整しても構わない。ハンドが適切な時期にワークを把持したり解放したりするように、ロボットの動作速度または加速度を調整しても構わない。たとえば、ハンドがワークを解放する時期が早い場合には、ロボットが停止する時の減速の加速度の大きさを大きくする制御を実施しても構わない。
次に、本実施の形態における制御装置の第2の制御について説明する。ロボット1の動作が停止した時にロボット1が振動する場合がある。第2の制御では、ロボット1が停止した時に発生する振動を抑制するように、動作プログラム41に含まれる指令文を修正する制御を実施する。
図8に、本実施の形態における第2の制御のフローチャートを示す。ステップ71およびステップ72は、第1の制御と同様である(図5を参照)。ステップ71において、ロボット1は、ワークWをコンベヤ8の載置面に向かって搬送するようにロボット1を駆動する駆動工程を実施する。ステップ72において、カメラ7は、制御周期と同一の時間間隔にて画像を撮像する撮像工程を実施する。
図9に、ロボットを停止した後にロボットが振動する状態を撮像した画像を示す。図9には、図4と同一の時刻t1〜t6において撮像した画像53a〜53fが示されている。画像53a,53bは、ロボット装置5の正常な動作を撮像した図4の画像51a,51bと同様である。時刻t1から時刻t2までは、ロボット1およびハンド2の動作は適切である。
画像53cは、時刻t3において撮像されている。時刻t3において、ロボット1は、目標位置および目標姿勢に到達して停止している。ツール先端点TC1は、予め定められた目標位置に到達している。この時に、ロボット1の停止に伴って、ロボット1が振動する場合がある。ロボット1の振動に伴って、ハンド2も振動する。ハンド2は、矢印94に示すように上昇する。
画像53dは、時刻t4において撮像されている。ハンド2の振動により、ワークWが持ち上げられている。ツール先端点TC2は、ツール先端点TC1の位置よりも高くなる。時刻t4において、矢印93に示すように、爪部3が開く動作を開始する。すなわち、ハンド2が動作を開始している。この時に、ワークWは、コンベヤ8から離れているために、コンベヤ8に向かって落下する。ワークWは、所望の位置からずれた位置に配置される場合がある。ハンド2は、ロボット1の振動により、矢印95に示す向きに移動する。
画像53eは、時刻t5において撮像されている。矢印93に示すように爪部3は開く動作を継続している。また、ハンド2は、ロボット1の振動により、矢印94に示すように上昇する。
画像53fは、時刻t6において撮像されている。ロボット1が振動することにより、爪部3がワークWから離れた位置に配置されている。この後に、ハンド2は、ロボット1の振動により、矢印95に示すように下降する。
第2の制御では、ロボット制御装置4は、ロボット1が目標位置および目標姿勢に到達したときの作業ツールの振動量を検出する。振動量が判定範囲を逸脱する場合に、ロボット制御装置4は、動作プログラムにおいてロボット1が停止するための減速の加速度の指令文を修正する。
図2、図8および図9を参照して、ステップ81において、画像処理部32は、カメラ7にて撮像された画像の処理を行う画像処理工程を実施する。画像処理部32は、制御周期と同一の時間間隔にて撮像された画像に基づいてロボット1が目標位置に到達したときの作業ツールの振動量を検出する。本実施の形態では、画像処理部32は、振動量としてハンド2の振動の振幅を検出する。
本実施の形態においては、実際の作業ツールの位置に対して、画像における作業ツールの位置が較正されている。実際のハンド2の位置および向きは、基準座標系56を用いて算出することができる。そして、カメラ7にて撮像される画像におけるハンド2の位置を、基準座標系56にて表される位置に対して較正することができる。すなわち、画像におけるハンド2の位置が特定されば、カメラ7から予め定められた距離の平面上におけるハンド2の位置を特定することができる。
記憶部42は、爪部3が閉じた時のハンド2の基準画像(爪部3にてワークWを把持している時のハンド2の基準画像)、爪部3が僅かに開いた時のハンド2の基準画像、および爪部3が完全に開いた時のハンド2の基準画像を記憶している。画像処理部32は、パターンマッチング法により、それぞれの画像53a〜53fにおけるハンド2の位置を検出することができる。画像処理部32は、画像53a〜53fにおけるハンド2の位置に基づいて、それぞれの時刻における実際のハンド2の位置を算出することができる。また、画像処理部32は、実際のハンド2の位置に基づいて、実際のロボット装置5のツール先端点TC1,TC2,TC3,TC4の位置を算出することができる。
画像処理部32は、ロボット1が停止した時に振動が生じる時期の画像を抽出することができる。本実施の形態では、記憶部42は、作業ツールが動作を開始するためにロボット1が停止する目標位置を記憶している。時刻t3において、ロボット1の位置および姿勢が目標位置および目標姿勢に到達している。画像処理部32は、ロボット1が目標位置および目標姿勢に到達した時刻t3を検出する。画像処理部32は、ロボット1が目標位置および目標姿勢に到達した時刻t3に基づいて、複数の画像を抽出する。ここでの例では、画像処理部32は、予め定められた枚数の画像を抽出する。画像処理部32は、ロボット1が目標位置および目標姿勢に到達した時の画像53cを抽出する。また、画像処理部32は、時刻t3の画像53cに続いて撮像された時刻t4の画像53d、時刻t5の画像53e、および時刻t6の画像53fを抽出する。
画像処理部32は、それぞれの画像53c,53d,53e,53fに対応するツール先端点TC1,TC2,TC3,TC4の位置を算出する。画像処理部32は、ツール先端点の最も高い位置と最も低い位置との差を振動量として算出することができる。ここでの例では、画像処理部32は、ツール先端点TC2の位置とツール先端点TC3との位置との差を振動量VAとして算出している。振動量としてはこの形態に限られず、振動の大きさに関する任意の値を採用することができる。たとえば、画像処理部32は、連続する2枚の画像を抽出し、2枚の画像におけるハンド2の位置の差を振動量として算出しても構わない。
次に、ステップ82において、判定部33は、画像を処理した処理結果に基づいてロボット1の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定工程を実施する。第2の制御における判定工程では、ロボット1の動作が適切か否かを判定する。判定部33は、画像処理部32にて検出されたハンド2の振動量VAが振動量の判定範囲を逸脱しているか否かを判定する。
記憶部42は、ロボット1が動作を停止した時の作業ツールの振動量の判定範囲を記憶している。判定部33は、ハンド2の振動量VAが、振動量の判定値を逸脱している場合に、ロボット1に大きな振動が生じていると判定する。判定部33は、ロボット1の動作が予め定められた動作でないと判定する。ここでの例では、ハンド2の振動量VAが判定範囲の上限値を超えている。この場合に、制御はステップ83に移行する。
ステップ83において、修正部34は、ロボット1の動作が予め定められた動作になるように動作プログラム41に含まれる指令文を修正する修正工程を実施する。修正部34は、ハンド2の振動量VAが振動量の判定範囲を逸脱する場合に、動作プログラム41においてロボット1が停止するための減速の加速度の指令文を修正する。
ここでの例では、修正部34は、加速度の大きさを予め定められた量にて減算した値に変更する。図7を参照して、修正部34は、2行目の指令文における記号ACC100におけるゲインの値を修正する。例えば、加速度のゲインを100から80に変更する。なお、修正部34は、振動量に基づいて減速する加速度の大きさを算出しても構わない。例えば、修正部34は、振動量が大きいほど、減速の加速度の大きさが小さくなるように、指令文を修正しても構わない。
ステップ83の制御が終了した後に、制御は、ステップ71に戻る。第2の制御においても、動作プログラム41の修正が終了した後に、ステップ71からステップ82のプログラム修正制御を繰り返している。このように、動作プログラムを修正する制御を振動量が判定範囲内になるまで繰り返すことにより、より確実に振動を抑制することができる。ステップ82において、振動量VAが判定範囲内である場合には、この制御を終了する。または、第1の制御と同様に、ステップ83を1回実施した後に、この制御を終了しても構わない。
第2の制御においては、ハンド2の振動量を抑制するように、動作プログラムを修正することができる。ハンド2の振動を抑制することにより、ワークWを配置する時に位置のずれを抑制することができる。または、ハンド2の振動により、ワークWを放り投げて予め定められた位置に配置できないことを抑制することができる。
上記の第2の制御においては、ロボットを停止した時の振動量が大きい場合を例示したが、この形態に限られない。ロボットを停止した時の振動量が非常に小さい場合にも、第2の制御を適用することができる。例えば、振動量が判定範囲の下限値よりも小さい場合には、ロボット1を停止する時の加速度の大きさを大きくする制御を実施しても構わない。この制御により、ロボット装置5の作業の時間を短くすることができる。
上記の第1の制御および第2の制御において、カメラにて撮像された画像の処理を行う画像処理工程は、作業者が実施しても構わない。また、画像を処理した処理結果に基づいて、ロボットの動作およびハンドの動作のうち少なくとも一方の動作が適切か否かを判定する判定工程は、作業者が実施しても構わない。更に、ロボット1の動作および機器の動作が適切になるように動作プログラムに含まれる指令文を修正する修正工程は、作業者が実施しても構わない。
次に、本実施の形態における第3の制御について説明する。第3の制御においては、ロボット装置5を駆動している期間中にカメラにて画像を撮像する。カメラにて撮像した画像に基づいて、ロボットおよびロボットの動作と対応して動作する機器のうち少なくとも一方の動作を調整する。図2を参照して、本実施の形態における信号処理部31は、動作制御部43に対して、ロボット1およびロボット1の動作と対応して動作する機器の動作の指令を送出する指令部35を含む。ここでは、ロボット1の動作と対応して動作する機器として、ハンド2を例示して説明する。また、判定部33は、ロボット1の位置および姿勢が動作プログラム41に定められた目標位置および目標姿勢に到達したか否かを判定する。
第3の制御においては、カメラ7は、制御周期に一致する時間間隔にてロボット1およびハンド2を撮像する。画像処理部32は、ハンド2の位置を検出する。判定部33は、ハンド2の位置が、ハンド2の動作を開始するための目標位置に到達したか否かを判定する。すなわち、判定部33は、ロボット1の位置および姿勢が動作プログラム41に記載された目標位置および目標姿勢に到達しているか否かを判定する。判定部33が、ハンド2が目標位置に到達したと判断した場合に、指令部35は、ハンド2の動作を開始する指令を動作制御部43に送出する。
図2および図4を参照して、カメラ7は、画像51aから画像51cに示すように、ワークWがコンベヤ8に接近した時に、ロボット1およびハンド2を撮像する。記憶部42は、ハンド2が閉じた状態の基準画像を記憶している。画像処理部32は、ハンド2の基準画像に基づいてパターンマッチング法により、画像におけるハンド2の位置を検出する。画像処理部32は、1つの画像を取得するごとに実際のハンド2の位置を検出する。また、画像処理部32は、実際のロボット1の位置および姿勢を検出する。判定部33は、ロボット1が動作プログラム41に記載された目標位置および目標姿勢に到達しているか否かを判定する。ここでの例では、時刻t3において、ロボット1は、ハンド2の動作を開始するための目標位置および目標姿勢に到達している。
判定部33は、画像51cにおいて、ロボット1が動作プログラム41に記載された目標位置に到達していると判定する。すなわち、判定部33は、時刻t3において、ワークWがコンベヤ8の上面に載置されたと判定する。指令部35は、ハンド2の爪部3を開く動作を開始する指令を、動作制御部43に送出する。動作制御部43は、ハンド2を開く指令をハンド駆動部44に送出して、ハンド2が爪部3を開く動作を実施する。
このように、第3の制御では、実際に駆動するロボット1およびロボット1の動作に応じて動作を開始する機器を撮像して、機器の動作の開始時期を制御することができる。第3の制御においては、制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像しているために、適切な時期に機器の動作を開始することができる。例えば、ハンド2がワークWを離す時期が早すぎたり遅すぎたりすることを抑制することができる。また、適切なロボット1の位置および姿勢に到達した直後に、機器の動作を開始することができる。このため、ロボット1が停止する待ち時間またはロボット1の動作の余裕のための時間を設定する必要がなく、作業時間を短縮することができる。
上記の第2の制御および第3の制御では、ロボット1およびハンド2の両方を撮像しているが、この形態に限られない。ロボット1およびハンド2のうち少なくとも一方の画像を撮像しても構わない。ロボット1の位置および姿勢は、ハンド2の位置および向きに対応する。このために、ロボット1またはハンド2の画像を取得することにより、画像処理部32は、ロボット1の位置および姿勢を検出することができる。
上記の実施の形態では、ロボット1の動作に対応して動作する機器として、ハンドを例示しているが、この形態に限られない。ロボット1の動作に対応して動作する機器としては、ロボット装置が行う作業に対応して、任意の作業ツールを採用することができる。
例えば、スポット溶接を行うロボット装置においては、作業ツールとしてスポット溶接ガンがロボットに取り付けられる。スポット溶接ガンは、予め定められた位置に配置された後に、互いに対向する電極が接近してスポット溶接が実施される。このときに、電極の移動を開始する時期が所望の時期よりも早かったり遅かったりすると正確な位置でスポット溶接を実施できない虞がある。または、ロボットが停止した時に、ロボットが振動すると、正確な位置にてスポット溶接を実施できない虞がある。スポット溶接を行うロボット装置に、本実施の形態の制御を適用することにより、正確な位置にてスポット溶接を行うことができる。
また、ロボットの動作と対応して動作する機器としては、作業ツールに限られず、ロボット1の周りに配置される任意の周辺機器を採用することができる。特に、ロボットと連携して動作する任意の機器を例示することができる。この機器としては、ロボットの周りに配置されたコンベヤまたはワークを搬送するために地面を走行する走行台車を例示することができる。
例えば、図4において、時刻t6の後にハンド2はワークWから離れるようにロボット1が駆動する。ロボット1が駆動した後に、コンベヤ8は動作を開始してワークWを移動する。このようなコンベヤ8の動作を開始する時期についても本実施の形態の制御を適用することができる。すなわち、ロボット1およびハンド2の動作に合わせてコンベヤ8の動作を開始する時期を調整することができる。
上述のそれぞれの制御においては、機能および作用が変更されない範囲において適宜ステップの順序を変更することができる。
上記の実施の形態は、適宜組み合わせることができる。上述のそれぞれの図において、同一または相等する部分には同一の符号を付している。なお、上記の実施の形態は例示であり発明を限定するものではない。また、実施の形態においては、特許請求の範囲に示される実施の形態の変更が含まれている。
1 ロボット
2 ハンド
3 爪部
4 ロボット制御装置
5 ロボット装置
7 カメラ
8 コンベヤ
32 画像処理部
33 判定部
34 修正部
35 指令部
41 動作プログラム
42 記憶部
43 動作制御部
52a〜52f 画像
53a〜53f 画像
W ワーク

Claims (6)

  1. ロボットを含むロボット装置の動作を調整する動作調整装置であって、
    ロボットおよびロボットの動作と対応して動作する機器のうち少なくとも一方を撮像するように配置された高速度カメラと、
    ロボットおよび前記機器の動作を制御すると共に、前記高速度カメラにて撮像された画像を受信する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、予め定められた制御周期にてロボットに動作指令を送出する動作制御部と、ロボットおよび前記機器の動作プログラムを記憶する記憶部とを含み、
    前記高速度カメラは、前記制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像できるように形成されており、
    前記制御装置は、前記制御周期に一致する時間間隔にて撮像された画像の処理を行う画像処理部と、前記画像処理部による処理結果に基づいてロボットの動作および前記機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定部と、動作プログラムに含まれる指令文を修正する修正部とを含み、
    前記判定部がロボットの動作および前記機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作でないと判定した場合に、修正部は、ロボットの動作および前記機器の動作が予め定められた動作になるように動作プログラムに含まれる指令文を修正する、動作調整装置。
  2. 前記機器は、ロボットに取り付けられた作業ツールであり、
    前記記憶部は、ロボットが目標位置に到達するときに作業ツールが動作を開始する目標時期の判定範囲を記憶しており、
    前記高速度カメラは、ロボットが目標位置に到達するときに作業ツールを撮像し、
    前記画像処理部は、前記制御周期と同一の時間間隔にて撮像された画像に基づいて作業ツールが動作を開始する時期を検出し、
    前記判定部は、前記画像処理部にて検出された作業ツールが動作を開始する時期が目標時期の判定範囲を逸脱するか否かを判定し、
    作業ツールが動作を開始する時期が目標時期の判定範囲を逸脱する場合に、修正部は、目標時期の判定範囲と前記画像処理部にて検出された作業ツールが動作を開始する時期との差に基づいて、動作プログラムにおいて作業ツールが動作を開始する時期の指令文を修正する、請求項1に記載の動作調整装置。
  3. 前記機器は、ロボットに取り付けられた作業ツールであり、
    前記記憶部は、作業ツールが動作するためのロボットが到達する目標位置と、ロボットが動作を停止したときの作業ツールの振動量の判定範囲とを記憶しており、
    前記高速度カメラは、ロボットが目標位置に到達する時にロボットおよび作業ツールのうち少なくとも一方を撮像し、
    前記画像処理部は、前記制御周期と同一の時間間隔にて撮像された画像に基づいてロボットが目標位置に到達した後の作業ツールの振動量を検出し、
    前記判定部は、前記画像処理部にて検出された作業ツールの振動量が振動量の判定範囲を逸脱しているか否かを判定し、
    作業ツールの振動量が振動量の判定範囲を逸脱する場合に、修正部は、動作プログラムにおいてロボットが停止するための減速の加速度の指令文を修正する、請求項1に記載の動作調整装置。
  4. 前記制御装置は、修正部が動作プログラムの指令文を修正した後に、前回と同一のロボットおよび前記機器の動作を実施し、
    前記高速度カメラは、前記制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像し、
    前記判定部は、前記画像処理部による処理結果に基づいて、ロボットの動作および前記機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する、請求項1から3のいずれか一項に記載の動作調整装置。
  5. ロボットを含むロボット装置の動作を調整する動作調整装置であって、
    ロボットおよびロボットの動作と対応して動作する機器のうち少なくとも一方を撮像するように配置された高速度カメラと、
    ロボットおよび前記機器の動作を制御すると共に、前記高速度カメラにて撮像された画像を受信する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、予め定められた制御周期にてロボットに動作指令を送出する動作制御部と、ロボットおよび前記機器の動作プログラムを記憶する記憶部とを含み、
    前記高速度カメラは、前記制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像できるように形成されており、
    前記制御装置は、前記制御周期に一致する時間間隔にて撮像された画像の処理を行う画像処理部と、前記画像処理部による処理結果に基づいて、ロボットが前記機器の動作を開始するための目標位置に到達したか否かを判定する判定部と、動作制御部に動作の指令を送出する指令部とを含み、
    前記判定部が目標位置にロボットが到達したと判定した場合に、指令部は、動作制御部に対して前記機器の動作を開始する指令を送出する、動作調整装置。
  6. 高速度カメラにて撮像した画像に基づいて、ロボット装置の動作を調整する動作調整方法であって、
    ロボット装置は、ロボットと、ロボットの動作と対応して動作する機器を含み、
    前記高速度カメラは、ロボットに動作指令を送出する制御周期に一致する時間間隔にて画像を撮像できるように形成されており、
    前記高速度カメラが前記制御周期に一致する時間間隔にてロボットおよび前記機器のうち少なくとも一方を撮像する撮像工程と、
    前記高速度カメラにて撮像された画像の処理を行う画像処理工程と、
    画像を処理した処理結果に基づいてロボットの動作および前記機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作であるか否かを判定する判定工程と、
    動作プログラムに含まれる指令文を修正する修正工程と、を含み、
    判定工程においてロボットの動作および前記機器の動作のうち少なくとも一方の動作が予め定められた動作でないと判定された場合に、修正工程においてロボットの動作および前記機器の動作が予め定められた動作になるように動作プログラムに含まれる指令文を修正する、動作調整方法。
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