JP5415977B2 - 試験装置、試験システム及び試験方法 - Google Patents

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Description

本発明は、利用者が指示を入力する操作部と、利用者の指示及び動作に応じて作動する機械部とを有する対象装置を試験する試験装置、試験システム及び試験方法に関する。
従来、利用者の指示を受け付ける操作部と、利用者の指示や動作に応じて作動する機械部とを有する装置がある。例えば、タッチパネル等の操作部と、紙幣入出金部やカード挿入部といった機械部と、を有する現金自動預け払い機(Automated Teller Machine;ATM)、現金自動支払機(Cash Dispenser;CD)等がある。従来、このような操作部と機械部とを有する装置についての試験は、作業者が実機を操作して行っていた。
しかし、作業者が実機を操作して行う試験では、多くの手間と時間がかかるという問題点があった。そこで、操作部を置き換えた擬似操作装置と、機械部を置き換えた擬似メカ装置を備え、人手を介することなくソフトウェアのテストを行うテスト装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、擬似メカ装置などの専用装置を汎用装置で置き換えたテストシステムも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開平9−81416号公報 特開2001−154879号公報
しかし、試験には、対象装置の機能評価を行う評価試験等のように、実際の動作状況に近い環境で試験を行うことが望ましいものがある。このような試験は、人手を介さずに実行することが難しいという問題点があった。
従来の人手を介さない試験方法では、例えば、シミュレーション画面などに用意されたカード挿入等を擬似的に発生させるボタンが用意されていた。このシミュレーション画面上のボタンを操作することにより、カードが挿入されたという通知のみが処理部に届き、試験が行われる。このため、カード挿入部や紙幣入出金部等の機械部が実際に動作することはない。このため、実機による試験と同様の結果が得られない可能性もあった。
一般的に、機械動作を伴う機械部の評価試験は、実際に機械部を作動させて行うことが望ましい。特に、連続安定度評価や、寿命評価等では、実際に機械部を作動させて試験を行うことが求められる。このような試験では、試験担当者が実際に操作を行っている。このため、作業者の負担が重くなるばかりでなく、夜間・休日の試験、あるいは連続試験を行うことが難しく、試験期間の短縮や、試験に要するコスト削減の妨げとなっていた。また、動作環境条件を超えた低・高温環境といった人間が長時間いることが難しい環境下において実際に機械部を作動させて行う動作限界評価等の試験ができず、充分な評価結果を得ることが容易ではなかった。
このような点に鑑み、実際の動作状況に近い環境で人手を介さずに試験を行うことが可能な試験装置、試験システム及び試験方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、利用者が指示を入力する操作部と、利用者の指示及び動作に応じて作動する機械部とを有する対象装置を試験する試験装置が提供される。この試験装置は、記憶手段、操作データ出力手段及び同期手段を有する。記憶手段には、試験項目ごとに、試験項目に関し利用者が行う指示入力に応じて操作部が生成する操作データを時系列に記録するとともに、当該操作データに応じて機械部が作動するときは、当該操作データの後に、次の操作データの出力を一時停止させる一時停止指令を設定した操作情報が予め記憶されている。操作データ出力手段は、記憶手段に記憶される操作情報を順次読み出し、操作データが読み出されたときは、当該操作データを対象装置に出力する。同期手段は、操作情報から一時停止指令が読み出されたときは、操作データ出力手段が直前に出力した操作データに応じて機械部が作動すると判定し、予め決められた動作手順に従って機械部に対してこの操作データに応じた所定の動作を実行するロボットから所定の動作の終了が通知されるまで操作データ出力手段による操作データの出力を停止させる。そして、所定の動作の終了が通知された後に操作データ出力手段による操作データの出力を再開する。こうして、ロボットの動作と操作データの出力とを同期させる。
また、上記課題を解決するために、上記試験装置を含む試験システムと、上記と同様の処理手順を実行する試験方法と、が提供される。
開示の試験装置、試験システム及び試験方法によれば、実際の動作状況に近い環境下で対象装置の試験を行うことが可能となる。また、人手によらず対象装置の試験が可能となったことにより、作業者の負担を軽減し、試験期間の短縮やコストの削減が可能となる。
実施の形態に適用される試験システムの概念図である。 実施の形態の試験システム構成を示した図である。 操作シミュレータ(UPD)のハードウェア構成例を示したブロック図である。 試験システムのソフトウェア構成例を示したブロック図である。 操作情報の生成処理の手順を示した図である。 操作情報の一例を示した図である。 操作シミュレータ(UPD)とロボット制御装置間の通信データの一例を示した図である。 ATM動作試験(出金)の操作情報とロボット動作手順の一例を示した図である。 ATM動作試験(出金)の処理手順を示した図である。 ATM動作試験(入金)の操作情報とロボット動作手順の一例を示した図である。 ATM動作試験(入金)の処理手順を示した図である。 操作シミュレータ(UPD)のATM動作試験の処理手順を示したフローチャートである。 ロボット制御装置のATM動作試験の処理手順を示したフローチャートである。 他の実施の形態の試験システムの構成例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
図1は、実施の形態に適用される試験システムの概念図である。図1の試験システムでは、試験装置1が、ロボット2と同期をとって対象装置3の試験手順を順次実行する。試験装置1と対象装置3、及び試験装置1とロボット2とは、所定のデータ伝送路を介して接続し、情報交換を行うことができる。
試験対象である対象装置3は、利用者の指示を受け付ける操作部3aと、利用者の指示及び動作に応じて作動する機械部3bと、操作部3a及び機械部3bを制御して所定の処理を実行させる制御部3cと、を有する。操作部3aは、利用者が操作部3aを操作して入力した指示を受け付け、操作データを生成する。そして、内部バスを介して生成した操作データを制御部3cへ送信する。機械部3bは、利用者からの指示に応じた制御部3cからの指令、または利用者が機械部3bに対し所定の動作を行ったとき、作動する。制御部3cは、操作部3a及び機械部3bから入力する各種情報に基づいて、操作部3a及び機械部3bの動作を制御する。
試験装置1は、記憶手段1a、操作データ記録手段1b、操作データ出力手段1c及び同期手段1dを有する。各処理手段は、コンピュータが試験処理の手順を記述したプログラムを実行することによりその処理機能を実現する。
記憶手段1aは、操作データ記録手段1bが生成した操作情報を記憶している。操作情報には、対象装置3から予め収集した操作データと、この操作データが機械部3bの作動を伴うものであるときは、機械部3bの作動に応じたロボット2の動作終了を待つ一時停止指令と、が記録されている。
操作データ記録手段1bは、作業者が操作部3aを操作したときに操作部3aが生成する操作データを収集し、操作情報を生成する。例えば、対象装置3の操作部3aと制御部3cとを接続する内部バスに接続し、作業者が操作部3aを操作した時に操作部3aが生成する操作データを取得し、操作情報として記録する。また、操作情報は、例えば、外部のパーソナルコンピュータ(以下、PCとする)上で編集することができる。PC上では、取得した操作データが何の操作であるかを示す試験項目や、ロボット2の動作終了を待つ一時停止指令等の挿入等を行う。編集後の操作情報は、操作データ記録手段1bを介して記憶手段1aに格納される。
操作データ出力手段1cは、試験が開始されると、記憶手段1aから操作データを読み出し、対象装置3に送信する。また、操作データを対象装置3に出力後、同期手段1dに処理を引き渡す。
同期手段1dは、操作データ出力手段1cが出力した操作データによって、対象装置3が機械部3bを作動させるかどうかを判定する。操作情報に一時停止指令が設定されているときは、出力された操作データの次に一時停止指令があるか否かで判定する。一時停止指令があるとき機械部3bが作動されると判定し、ロボット2から機械部3bの作動に応じたロボット2の動作終了を受け取るまで、操作データ出力手段1cによる操作データ出力を停止させる。ロボット2から動作終了の通知を受けたときは、操作データ出力手段1cに操作データの出力再開を指示する。また、所定の試験項目の試験が終了し、続けて異なる試験項目を試験するときは、次の試験項目に応じた動作種別をロボット制御部2bに通知するとしてもよい。また、予め、機械部3bを作動させる操作データを登録しておき、操作データ出力手段1cが出力した操作データと登録とを比較し、この機械部3bを作動させるものであるかどうか判断するとしてもよい。
ロボット2は、動作部2aと、ロボット制御部2bとを有する。動作部2aは、ロボット制御部2bに従って人の動作を模擬し、対象装置3の機械部3bに対し、所定の動作を行う。ロボット制御部2bは、予め決められた動作手順に従って動作部2aを動作させる。また、動作部2aによる一連の動作が終了したときは、試験装置1に対しロボット2の動作終了を通知する。
図1に示した試験システムの動作について説明する。事前準備として、担当者は、試験装置1を用いて試験用の操作情報を生成する。まず、試験装置1を操作部3aと制御部3cとを繋ぐ内部バスに接続し、操作部3aから制御部3cに送信されるデータを操作データ記録手段1bで取得できるようにする。この状態で、担当者が操作部3aを操作すると、担当者の操作に応じた操作データが操作部3aで生成され、制御部3cに送信される。この操作データは、内部バスを介して操作データ記録手段1bにも入力する。操作データ記録手段1bは、入力した操作データを入力順に記録して操作情報を設定する。操作データを記録した操作情報は、外部のPC等に送られ、必要に応じて、複数の試験項目の操作の結合や、一時停止指令の付加等の編集が行われる。編集後の操作情報は、操作データ記録手段1bに送られ、操作データ記録手段1bは、これを記憶手段1aに格納する。一方、試験項目に応じて人が行う動作をロボット2の動作部2aに模擬させるための動作手順も別途生成され、ロボット制御部2bに設定される。
次に、試験について説明する。担当者によって試験項目または操作情報が指定され、試験装置1は試験を開始する。試験装置1では、操作データ出力手段1cが記憶手段1aから操作情報を読み出し、時系列に記録されている最初の操作データを対象装置3の制御部3cに出力する。対象装置3の制御部3cは、操作部3aから操作データを受け取った場合と同様に処理を実行する。そして、処理に応じて機械部3bを作動させる。操作データ出力手段1cが操作データを出力すると、同期手段1dは、出力された操作データに応じて機械部3bが作動するかどうかを判定する。機械部3bが作動すると判定したときは、操作データ出力手段1cの次の操作データ出力を停止させる。ロボット2では、ロボット制御部2bが予め決められた動作手順に従って、作動した機械部3bの動きに応じて動作部2aを動作させる。この動作が終了したときは、試験装置1に対し、動作終了通知を送信する。試験装置1の同期手段1dは、動作終了通知をロボット制御部2bから受け取ると、一時停止を解除し、操作データ出力手段1cによる操作データ出力を再開させる。なお、ロボット2の動作によっては、ロボット2の動作終了後も対象装置3が何らかの処理を行っている場合もある。そこで、予め、動作終了通知を受けてから、操作データの出力を再開させるまでに、一定の待ち時間を設けるとしてもよい。また、待ち時間を設けるか否か、どの程度待つか等の情報を、一時停止指令に組み込んでおくとしてもよい。
続いて、操作データの出力が許可された操作データ出力手段1cは、次の操作データを対象装置3に送信する。上記の手順を操作情報の最後まで順に繰り返し、対象装置3の試験を行う。
このように、対象装置3に対し、試験装置1の操作データ出力と、ロボット2の動作とが同期して実行されることにより、利用者が対象装置3を利用しているときと同様の動作環境を作り出すことができる。また、人手を介さないで試験を行うことができるため、長時間に渡る連続試験や、人間が長時間いることが難しい環境下における動作試験等が可能となる。さらに、人手によらず対象装置3の試験が可能となったことにより、作業者の負担の軽減、試験期間の短縮やコストの削減が図れる。
図1に示した試験システムは、操作部3aと機械部3bを備えた装置全般に適用することができる。このような対象装置には、ATMやCDの他、切符や入場券等の販売機、商品代金の受け渡しを行う販売端末等がある。
以下、一例として、ATMを対象装置とする試験システムについて詳細に説明する。図2は、実施の形態の試験システム構成を示した図である。
図2のATM試験システムは、操作シミュレータ(UPD;USB Pseudo Device)100及びロボット200を有し、ATM300の試験を行う。
操作シミュレータ(UPD)100は、試験装置として機能し、ATM300のタッチパネル304等の操作部と、装置全体を制御する制御部とをつなぐUSB(Universal Serial Bus)401に接続し、操作データの収集と、試験用の操作データの出力とを行う。また、LAN(Local Area Network)402を介してロボット200を制御するロボット制御装置210に接続するとともに、PC501に接続する。また、装置前面に、ポーズ・スイッチ108が設けられている。ポーズ・スイッチ108は、ポーズ(一時停止)のタイミングを操作シミュレータ100に通知するために使用する。詳細は後述する。以下、操作シミュレータ(UPD)100は、UPD100とも表記する。
ロボット200は、画像認識カメラ201、アーム202及びハンド203を有する動作部の動作をロボット制御装置210が制御する。図2では、ロボット200と別にロボット制御装置210が設けられているが、ロボット制御装置210がロボット200内にある構成であってもよい。画像認識カメラ201は、ATM300を撮影した画像データをロボット制御装置210に送る。例えば、カード挿入口LED302の点滅や紙幣入出金シャッタ303の開閉等を監視する。アーム202及びハンド203は、ロボット制御装置210の指示に従って、カード挿入口301、紙幣入出金シャッタ303等に対し、所定の動作を行う。
ATM300は、試験の対象装置であり、カード挿入口301、カード挿入口LED(Light Emitting Diode)302、紙幣入出金シャッタ303及びタッチパネル304等を有し、ホストコンピュータ502と通信を行いながら所定の処理を実行する。カード挿入口301は、利用者またはロボット200が、利用者を認証するためのカードを挿入する挿入口である。カード挿入口LED302は、ATM300が利用者に対し、カード挿入口301へのカード挿入、またはカードの取り出しを促す際に点滅する。紙幣入出金シャッタ303は、入金する紙幣の投入、または出金した紙幣の取り出しのために紙幣を一時的に収納する収納部に繋がっており、ATM300が開閉を制御する。カード挿入口301、カード挿入口LED302及び紙幣入出金シャッタ303は、機械部に含まれる。タッチパネル304は、利用者が画面上の表示に従って触れることにより、所定の操作指示を入力する操作部である。利用者がタッチパネル304の表面に触れると、内部のI/O処理部が利用者の触れた位置を検出し、その座標データを、ATM300を制御する制御部に通知する。なお、上記の構成部は一例であり、ATM300は、例えば、キーボード等の操作部や、通帳挿入口等の機械部を適宜装備する。
次に、操作シミュレータ(UPD)100のハードウェア構成について説明する。図3は、操作シミュレータ(UPD)のハードウェア構成例を示したブロック図である。
UPD100は、CPU(Central Processing Unit)101によって装置全体が制御されている。CPU101には、バス107を介してRAM(Random Access Memory)102、ハードディスクドライブ(HDD:Hard Disk Drive)103、USBインタフェース104、入力インタフェース105、及び通信インタフェース106が接続されている。
RAM102には、CPU101に実行させるOS(Operating System)のプログラムやアプリケーションプログラムの少なくとも一部が一時的に格納される。また、RAM102には、CPU101による処理に必要な各種データが格納される。HDD103には、OSやアプリケーションのプログラムが格納される。USBインタフェース104は、USBに接続されており、USBを介してATM300との間で操作データの送受信を行う。入力インタフェース105には、ポーズ・スイッチ108が接続されており、ポーズ・スイッチ108から送られてくる信号を、バス107を介してCPU101に送信する。通信インタフェース106は、LAN402に接続されており、LAN402を介してロボット制御装置210や、PC501との間でデータの送受信を行う。
このようなハードウェア構成によって、UPD100の処理機能を実現することができる。なお、図3には、UPD100のハードウェア構成を示したが、ロボット制御装置210、ATM300及びPC501のハードウェア構成も同様である。
次に、図2に示した試験システムのソフトウェア構成について説明する。図4は、試験システムのソフトウェア構成例を示したブロック図である。
UPD100は、操作情報記憶部110と、操作データ記録部120、操作情報編集部130、操作データ出力部140及び同期部150の各処理部を有する。各処理部は、コンピュータが試験処理の手順を記述したプログラムを実行することによりその処理機能を実現する。操作情報記憶部110は、他の各処理部から読み出し及び書き込みが可能な記憶手段であり、操作情報編集部130が生成した操作情報を記憶する。操作データ記録部120は、担当者がタッチパネル304を操作したときに、I/O処理部310が生成した操作データを入力し、入力順に記録する。また、ポーズ・スイッチ108が押下されたことを検出したときは、一時停止指令(以下、ポーズ指令とする)を直前に入力した操作データの下の行に挿入し、操作情報を生成する。操作情報編集部130は、PC501に接続し、PC501から要求があったときは、操作データ記録部120が生成した操作情報を送信する。また、PC501から編集後の操作情報の書き込み指示を受けたときは、この操作情報を操作情報記憶部110に格納する。操作データ出力部140は、試験が開始されると、操作情報記憶部110から対象の試験項目の操作情報を読み出し、操作データを読み出し順(時系列)にATM300に送信する。また、ポーズ指令を読み出したときは、同期部150に処理を引き渡す。なお、操作データ出力ごとに同期部150に処理を引き渡し、操作データ出力の一時停止の有無を判断してもらうとしてもよい。同期部150は、ポーズ指令を読み出したときは、ロボット200が一連の動作を終了したときにロボット制御装置210が発行する動作終了通知を待つ。そして、動作終了通知を受け取ると、操作データ出力部140に、処理の再開を指示する。
ロボット200は、ロボット制御装置210に従ってATM300の機械部(カード挿入口301、紙幣入出金シャッタ303)に対し、所定の動作を行う。ロボット制御装置210は、アーム・ハンド制御部211と画像処理部212とを有し、予め決められた動作手順に従ってロボット200を動作させる。アーム・ハンド制御部211は、ロボット200のアーム202及びハンド203を動作させる。例えば、カードを掴み、カード挿入口301に挿入する動作を行う。
ATM300は、I/O処理部310と、制御部320とを有する。I/O処理部310は、タッチパネル304が操作されたとき、その座標を検出し、制御部320及び操作データ記録部120に通知する。制御部320は、I/O処理部310または操作データ出力部140から入力する操作データ、カード挿入口301や紙幣入出金シャッタ303の動作状況等に応じて、装置各部の動作を制御する。
次に、上記の構成の試験システムによるATM動作試験について説明する。
最初に、事前準備として操作情報を生成し、操作情報記憶部110に格納するまでの処理について説明する。
図5は、操作情報の生成処理の手順を示した図である。操作情報の生成処理は、UPD100、ATM300及びPC501によって実行する。
担当者は、ATM300と、UPD100とをUSBを介して接続し、ATM300のI/O処理部310が制御部320に出力する操作データを操作データ記録部120で取得できるようにしておく。UPD100は複数のUSBポートを有しており、ATMごと、あるいは操作部ごとに接続するUSBポートを設定しておく。
この状態で、担当者は、所望の試験項目のタッチパネル操作を行う(601a)。ATM300では、I/O処理部310がタッチパネルのI/O処理を行い、担当者がタッチしたタッチパネル304の座標データを生成する(602a)。I/O処理部310が生成した座標データは、USB401を介してUPD100にも伝達される(603a)。UPD100では、操作データ記録部120が、座標データを取得したUSBポート番号とともに記録する記録処理を行う(604a)。このとき、操作データ記録部120は、操作データとともに取得した時刻も記録しておくとしてもよい。
ところで、ATM300を利用する場合、タッチパネル304の操作とともにカード挿入口301にカードを挿入したり、紙幣入出金シャッタ303が開いたときに紙幣を投入したり、紙幣を取り出したりする等、人が行う作業がある。このような利用者の機械部の操作を行う際、担当者は、UPD100のポーズ・スイッチ108を操作する(605a)。例えば、「出金処理」の処理手順では、利用者は、メニューから「出金」を選択した後、カード挿入を行うとする。このようなケースでは、担当者は、タッチパネル304でメニューから「出金」を選択した後、カード挿入を行うタイミングで、ポーズ・スイッチ108を操作する。ポーズ・スイッチ108が操作されたことを検出すると、UPD100では、操作データ記録部120が、入力されたタッチパネル304の座標データに続いてポーズ指令を記録する(606a)。さらに操作があるとき、担当者は次のタッチパネル304の操作を行う(601b)。ATM300では、タッチパネルI/O処理によって座標データが生成され(602b)、UPD100に伝達される(603b)。UPD100は、取得した操作データ(座標データ)を操作情報に記録する(604b)。続いて、ポーズ・スイッチ108が操作されたときは(605b)、座標データの次の行にポーズ指令を記録する(606b)。さらに操作があるときは、上記の処理手順を繰り返す。こうして、操作データ記録部120は、試験項目について、操作が行われた順に、座標データ及びポーズ指令を記録した操作情報を生成する。
次に、操作情報編集部130は、記録した操作情報をPC501にアップロードする(607)。PC501は、予め操作情報編集用のアプリケーションを備えており、UPD100から取得した操作情報を画面等に表示し、担当者に提示する。そして、PC501は、担当者がキーボード等を介して入力した指示に従って操作情報の編集処理を行う(608)。編集処理では、取得した操作情報の一部変更や、既に登録されている他の試験項目の操作情報と結合する等の作業を行うことができる。試験項目には、それぞれの試験項目を識別する識別子を設定しておく。そして、試験項目を結合したときは、先に実行する試験項目の操作情報の最終行にロボット200に結合した次の試験項目を通知する操作指令を付加する。こうして編集した操作情報は、UPD100にダウンロードする(609)。UPD100では、操作情報編集部130が取得した編集後の操作情報を操作情報記憶部110に格納する(610)。
なお、収集した操作データ、または生成した操作情報を、UPD100内の操作情報記憶部110またはPC501内の記憶装置に保存しておけば、他の同様の試験のための操作情報を生成する際に、再度操作データを収集する必要はない。PC501または操作情報記憶部110に保存してある操作情報を読み出し、編集作業を行うことによって、所望の操作情報を生成することができる。
図6は、操作情報の一例を示した図である。操作情報1100は、図5に示したPC501による編集処理(608)で生成される。
図6に示した操作情報1100は、取引種別1100a、ポート番号1100b、記録時間1100c及び操作データ1100dの各項目を有する。取引種別1100aは、試験項目の処理内容を示す情報で、試験項目ごとに一意に付された識別子が設定される。例えば、「1」は「出金処理」、「2」は「入金処理」等と決めておく。ポート番号1100bは、操作データを出力するUSBポートの番号を示す情報である。例えば、UPD100に複数台のATMが接続する構成とし、ATMごとにポートを割り当てるとき、USBポート番号は、操作情報を出力する出力先のATMを表す。また、ATMがタッチパネル304の他にキーボード等の操作部を有する構成で、操作部ごとにATMの制御部320のポートが割り当てられているとき、USBポート番号は操作情報を出力する制御部320のポートの番号を示す。記録時間1100cは、UPD100がATMから操作データを取得した時刻である。例えば、UPD100は、記録時間から操作データの出力間隔を算出し、前の操作データを出力してから算出した出力間隔を空け、次の操作データを出力する。操作データ1100dは、取得した操作データである。タッチパネル304を操作したときの操作データは、タッチした位置の座標データが設定される。また、ポーズ・スイッチ308が押されたときは、ポーズ指令(図6の例では「PAUSE」)が設定される。また、1つの取引種別が終了し、次の取引種別の処理を行う場合は、ポーズ指令に次に実行する取引種別が付加される。
例えば、図6では、取引種別「1」の処理として、ポート番号「01」に座標データ1101の出力が設定されている。座標データ1101の出力の次には、ポーズ指令「PAUSE」1102が設定されている。そして、ポーズ指令「PAUSE」1102の次には、座標データ1103の出力が設定されている。座標データ1103の次には、取引種別「1」の最後のポーズ指令「PAUSE(02)」1104が設定されている。これは、取引種別「1」に続いて、取引種別「2」を行うことを、ロボット制御装置210に通知する指示である。次に、取引種別「1」の次に、取引種別「2」の処理として、ポート番号「01」に座標データ1105の出力が設定されている。
UPD100は、この操作情報1100に基づいて操作データを順次出力していくことにより、ATM300に対する利用者の操作を再現することができる。UPD100は、ロボット制御装置210と通信データを交換し、ロボット200の動作と同期をとって、この操作データを出力する。
次に、UPD100とロボット制御装置210との間の通信データについて説明する。図7は、操作シミュレータ(UPD)とロボット制御装置間の通信データの一例を示した図である。(A)は、ロボットからUPDに送信する通信データである。(B)は、UPDからロボットに送信する通信データである。図7の例では、通信データとして文字コードを送信する。図7のそれぞれの欄が、1つの文字コードを表す。
(A)ロボット→UPDに示した通信データは、出金処理や入金処理でロボット200が行うカード挿入動作やカード取り出し動作など、一連の動作を終了したときにUPD100に送信する電文である。「CYCE,」は、ロボットが動作を終了したことを示すデータである。「p」は、ポート番号を示すデータである。UPD100に複数台のロボット200が接続しているとき、ロボット200を識別する情報になる。「CR LF」は、ともに制御コードであり、電文の終了を示す。
(B)UPD→ロボットに示した通信データは、UPD100がロボット200に送信する電文である。UPD100は、(A)のロボット動作終了が通知されたときの応答、または、試験開始時の動作指示として適宜ロボット200に送信する。「XX」は、ロボット200からロボット動作終了を受けたとき、応答として返す文字列を表す。正常に終了できるときは、「OK」を送信する。ロボット200の動作に対し、UPD100の処理の準備ができていないなど、もう一度ロボット200に動作を行わせたいとき、リトライ要求として「NG」を送信する。「n」は、次の動作をロボット200に指示するデータであり、図6に示した取引種別が設定される。図7では、「n」の欄は1であるが、「n」が複数桁の場合は桁ごとに設ける。予め、取引種別に対応付けて、ロボット動作が決められている。例えば、「0」は初期値(動作指定なし)、「1」は出金処理、「2」は入金処理などと定義しておく。また、ロボット200が複数台のATMを操作するときは、対象のATMも指定するコードを用意することもできる。「CR LF」は、ともに制御コードであり、電文の終了を示す。
次に、ATM動作試験の例として、出金及び入金処理の動作試験について説明する。
図8は、ATM動作試験(出金)の操作情報とロボット動作手順の一例を示した図である。(A)は操作情報(出金処理)、(B)はロボット動作手順(出金処理)である。
図8の例では、出金処理の手順として、利用者は、(1)タッチパネル304を操作して「出金処理」を指示、(2)カード挿入口LED302が点滅したらカード挿入口301にカードを挿入、(3)タッチパネル304を操作して「暗証番号」を入力、(4)タッチパネル304を操作して「出金額」を入力、(5)カード挿入口LED302が点滅したら返却されたカードをカード挿入口301から取り出し、(6)紙幣入出金シャッタ303が開いたら、用意されている紙幣を取り出す、という操作を行う、としている。
(A)に示した操作情報1110には、(1)の「出金処理」を指示する座標データの出力(1111)、ロボット200から(2)の動作の終了通知を待つポーズ指令(1112)、(3)の「暗証番号」を入力する座標データの出力(1113)、(4)の「出金額」を入力する座標データの出力(1114)、ロボット200から(5)の動作の終了通知を待つポーズ指令(1115)、及びロボット200から(6)の動作の終了通知を待つポーズ指令(1116)の操作指示が順に登録されている。なお、最終の指示であるポーズ指令(1116)には、次の取引指示(図8の場合は入金処理=2)が登録されている。
(B)に示したロボット動作手順(出金処理)では、ロボット制御装置210は、出金処理として、ロボット200に対し、開始条件が成立したとき、カード挿入動作2001、カード取り出し動作2002、紙幣取り出し動作2003を順次実行させることが登録されている。それぞれの動作が終了した場合には、UPD100に対し、動作終了を通知する。
図9は、ATM動作試験(出金)の処理手順を示した図である。UPD100には、図8に示した操作情報1110、ロボット制御装置210にはロボット動作手順が予め設定されている。
ATM動作試験(出金)が開始されると、UPD100は、操作情報1110に記述された操作を順次実行する。まず、USB401のポート番号「01」を使って、ATM300に対し、出金処理を指示する操作データ1111を送信する(611)。その後、ポーズ指令1112によって、ロボット制御装置210からの動作終了通知待ちになる(612)。一方、ロボット制御装置210は、カード挿入動作2001の開始タイミングを検出するため、画像認識カメラ201によってカード挿入口LED302の状態を監視する。
ATM300の制御部320は、出金処理を指示する操作データ1111を受け取り、出金処理を開始する(613)。出金処理613では、カード挿入口LED302を点滅し(614)、利用者にカードの挿入を促す。ロボット制御装置210は、カード挿入口LED302の点滅を検出してカード挿入動作2001を開始し、カードをカード挿入口301に挿入する(615)。そして、カード挿入動作の終了(Cycle END)を、UPD100に通知し(616)、次の動作の開始タイミングを検出するため、画像認識カメラ201によってカード挿入口LED302の状態を監視する。また、ATM300では、挿入されたカードを受け取り(617)、出金処理の手順を次に進める。
カード挿入動作の終了(Cycle END)を取得したUPD100は、ポーズ指令1112が次の動作を指定しない(PAUSEの値が0)ので、通常の応答を返す。そして、次の暗証番号を入力する操作データ1113をATM300に送信する(618)。UPD100は、次に、出金額を入力する操作データ1114をATM300に送信する(619)。その後、ポーズ指令1115によって、ロボット制御装置210からの動作終了通知待ちになる(620)。
ATM300の制御部320は、操作データ(暗証番号)618、操作データ(出金額)619を受け、出金処理の手順を進める。ATM300の詳細な処理手順は省略する。ATM300の制御部320は、出金を許可したときは、取り込んだカードの返却と、指示された出金とを行う。制御部320は、カード挿入口LED302を点滅し(621)、利用者にカードの取り出しを促す。ロボット制御装置210は、カード挿入口LED302の点滅を検出してカード取り出し動作2002を開始し、カードをカード挿入口301から取り出す(622)。そして、カード取り出し動作の終了(Cycle END)を、UPD100に通知し(623)、次の動作の開始タイミングを検出するため、画像認識カメラ201によって紙幣入出金シャッタ303の状態を監視する。
カード取り出し動作の終了(Cycle END)を取得したUPD100は、ポーズ指令1115が次の動作を指定しないので、通常の応答を返す。そして、次のポーズ指令1116によって、ロボット制御装置210からの次の動作終了通知を待ち状態を継続する(620)。ATM300の制御部320は、さらに、出金用の紙幣を収納箱に用意し、紙幣入出金シャッタ303を開放する(624)。ロボット制御装置210は、紙幣入出金シャッタ303の開放を検出して紙幣取り出し動作2003を開始し、紙幣入出金シャッタ303から収納箱にある紙幣を取り出す(625)。そして、紙幣取り出し動作の終了(Cycle END)を、UPD100に通知し(626)、処理を終了する。
紙幣取り出し動作の終了(Cycle END)を取得したUPD100は、ポーズ指令1116に基づき、次の動作指定(PAUSEの値は2)を付加した応答をロボット制御装置210に返す(627)。これを受けたロボット制御装置210は、次の動作の準備を開始する。
このように、UPD100は、ロボット200の動作に同期して操作データを送信するため、ATM300では、実際に人が操作を行った場合と同じような動作試験を行うことが可能となる。
次に、ATM動作試験(入金)について説明する。
図10は、ATM動作試験(入金)の操作情報とロボット動作手順の一例を示した図である。(A)は操作情報(入金処理)、(B)はロボット動作手順(入金処理)である。
図10の例では、入金処理の手順として、利用者は、(1)タッチパネル304を操作して「入金処理」を指示、(2)カード挿入口LED302が点滅したらカード挿入口301にカードを挿入、(3)タッチパネル304を操作して「暗証番号」を入力、(4)紙幣入出金シャッタ303が開いたら、用意した紙幣を投入、(5)カード挿入口LED302が点滅したら返却されたカードをカード挿入口301から取り出す、という操作を行う、としている。
(A)に示した操作情報1120には、(1)の「入金処理」を指示する座標データの出力(1121)、ロボット200から(2)の動作の終了通知を待つポーズ(1122)、(3)の「暗証番号」を入力する座標データの出力(1123)、(4)ロボット200から(4)の動作の終了通知を待つポーズ(1124)、及びロボット200から(5)の動作の終了通知を待つポーズ(5)の操作指示が登録されている。なお、最終の指示であるポーズ(1125)には、次の取引指示(図10の場合は3)が登録されている。
(B)に示したロボット動作手順(入金処理)では、ロボット制御装置210は、入金処理として、開始条件が成立したとき、カード挿入動作2101、紙幣投入動作2102、カード取り出し動作2103を順次ロボット200に実行させることが登録されている。それぞれの動作が終了した場合には、UPD100に対し、動作終了を通知する。
図11は、ATM動作試験(入金)の処理手順を示した図である。UPD100には、図10に示した操作情報1120、ロボット制御装置210にはロボット動作手順が予め設定されている。
ATM動作試験(入金)が開始されると、UPD100は、操作情報1120に記述された操作を順次実行する。まず、USB401経由でATM300に対し、入金処理を指示する操作データ1121を送信する(631)。その後、ポーズ指令1122によって、ロボット制御装置210からの動作終了通知待ちになる(632)。一方、ロボット制御装置210は、カード挿入動作2101の開始タイミングを検出するため、画像認識カメラ201によってカード挿入口LED302の状態を監視する。
ATM300の制御部320は、入金処理を指示する操作データ1121を受け取り、入金処理を開始する(633)。入金処理633では、カード挿入口LED302を点滅し(634)、利用者にカードの挿入を促す。ロボット制御装置210は、カード挿入口LED302の点滅を検出してカード挿入動作2101を開始し、カードをカード挿入口301に挿入する(635)。そして、カード挿入動作の終了(Cycle END)を、UPD100に通知し(636)、次の動作の開始タイミングを検出するため、画像認識カメラ201によって紙幣入出金シャッタ303の状態を監視する。また、ATM300では、挿入されたカードを受け取り(637)、入金処理の手順を次に進める。
カード挿入動作の終了(Cycle END)を取得したUPD100は、待ち状態(632)を終了する。また、ポーズ指令1122が次の動作を指定しないので、通常の応答を返す。そして、次に記述された暗証番号を入力する送信データ1123をATM300に送信する(638)。その後、ポーズ指令1124によって、ロボット制御装置210からの動作終了通知待ちになる(639)。
ATM300の制御部320は、暗証番号を入力した操作データ1123を受け、入金処理の手順を先に進める。なお、ATM300の詳細な処理手順は省略する。ATM300の制御部320は、入金を許可したときは、紙幣入出金シャッタ303を開放し(640)、入金受付の準備を行う。ロボット制御装置210は、紙幣入出金シャッタ303の開放を検出して紙幣投入動作2102を開始し、紙幣を紙幣入出金シャッタ303から投入する(641)。そして、紙幣導入動作の終了通知(Cycle END)を、UPD100に通知し(642)、次の動作の開始タイミングを検出するため、画像認識カメラ201によってカード挿入口LED302の状態を監視する。
紙幣投入動作の終了通知(Cycle END)を取得したUPD100は、ポーズ指令1124が次の動作を指定しないので、通常の応答を返す。そして、次のポーズ指令1125に応じて、ロボット制御装置210からの動作終了通知待ち(639)を継続する。ATM300の制御部320は、投入された紙幣を確認すると、カードの返却のため、カード挿入口LED302を点滅し、利用者にカードの取り出しを促す(643)。ロボット制御装置210は、カード挿入口LED302の点滅を検出してカード取り出し動作2103を開始し、カード挿入口301からカードを取り出す動作をロボット200に行わせる(644)。そして、カード取り出し動作の終了(Cycle END)を、UPD100に通知し(645)、処理を終了する。
カード取り出し動作の終了(Cycle END)を取得したUPD100は、ポーズ指令1125に基づき、次の動作指定(PAUSEの値は3)を付加した応答をロボット200に返す(646)。これを受けたロボット200は、次の動作の準備を開始する。
このように、UPD100は、ロボット200の動作に同期して操作データを送信するため、ATM300では、実際に人が操作を行った場合と同じような動作試験を行うことが可能となる。
上記では、出金処理と入金処理の動作試験について説明したが、他の試験項目についても同様の手順で行うことができる。
次に、ATM動作試験における操作シミュレータ(UPD)及びロボット制御装置の処理手順を、フローチャートを用いて説明する。
図12は、操作シミュレータ(UPD)のATM動作試験の処理手順を示したフローチャートである。
[ステップS01] 操作データ出力部140は、操作情報記憶部110に格納される操作情報を読み出す。
[ステップS02] 操作データ出力部140は、読み出した操作情報を記録順に検索し、未処理の操作データがあるかどうかを確認する。未処理の操作データがあるときは、処理をステップS03に進める。未処理の操作データがないときは、処理を終了する。
[ステップS03] 操作データ出力部140は、ステップS02で検出した操作データが、ポーズ指令であるかどうかを判定する。ポーズ指令であるときは、処理をステップS04に進める。ポーズ指令でないときは、処理をステップS08に進める。
[ステップS04] 操作データがポーズ指令であったときは、同期部150によってポーズモードに遷移する。ポーズモードは、ロボット制御装置210からの動作終了通知を待つ状態をいう。
[ステップS05] 同期部150は、ロボット制御装置210から動作終了通知を取得したかどうかを判定する。取得したときは、処理をステップS06に進める。取得していないときは、待ち状態を継続する。
[ステップS06] ロボット200から動作終了通知を受けたとき、同期部150は、ポーズモードを正常終了できるかどうかを判定する。自装置の準備ができていない等の理由により、ロボット200に再度同じ動作を行わせる場合には、ポーズモード終了不可と判定する。ポーズモードを正常終了できるときは、処理をステップS07に進める。ポーズモードを終了できないときは、リトライを要求する応答をロボット制御装置210に返し、処理をステップS05に戻し、リトライ動作の動作終了通知を待つ。
[ステップS07] 同期部150は、ポーズモードを正常終了できるときは、操作データに基づいてロボット制御装置210に応答を返す。操作データにロボット200の次の動作指令が設定されていたときは、応答に次の動作指令を付加して送信する。その後、ポーズモードを通常モードに戻して処理をステップS02に戻し、次の操作データの処理を行う。
[ステップS08] 操作データがポーズ指令でなく、タッチパネル304の座標データであったときは、この操作データをATM300に送信する。その後、処理をステップS02に戻し、次の操作データの処理を行う。
以上の処理手順が実行されることにより、UPD100は、操作情報1100に基づき、ロボット200の動作と同期を取りながら、タッチパネル304を操作したときと同様の操作データをATM300に送信する。
図13は、ロボット制御装置のATM動作試験の処理手順を示したフローチャートである。
[ステップS21] ロボット制御装置210は、所定の試験項目について、予め登録されたロボット動作手順を読み出す。
[ステップS22] ロボット制御装置210は、ステップS21で読み出したロボット動作手順に基づいて、ロボット200に所定の動作を行わせる。
[ステップS23] ロボット制御装置210は、所定の動作を終了したときは、動作終了通知をUPD100に送信する。
[ステップS24] ロボット制御装置210は、ステップS23でUPD100に送信した動作終了通知の応答が正常応答であるかどうかを判定する。正常応答であるときは、処理をステップS25に進める。正常応答でなく、UPD100が次の動作の準備ができていない場合は、ステップS24に戻り、正常応答になるまで待つ。
[ステップS25] ロボット制御装置210は、ステップS21で読み出した所定の試験項目の動作手順に記述された動作がすべて終了したかどうかを判定する。終了しているときは、処理をステップS26に進める。終了していないときは、処理をステップS22に戻し、次の動作を行う。
[ステップS26] ロボット制御装置210は、動作手順に記述されたすべての動作が終了したときは、UPD100から取得した正常応答に次の動作手順が指定されているかどうかを判定する。指定されているときは、ステップS21に戻って、指定された動作手順の読み出しからの処理を実行する。指定されていないときは、処理を終了する。
以上の処理手順が実行されることにより、ロボット200は、UPD100に従って、予め登録された利用者と同様の動作を行う。
以上、開示の試験システムによれば、UPD100が再現するタッチパネル操作と、ロボット200が再現する利用者の動作と、を同期して実行させることができる。この結果、試験対象のATM300では、人手を介すことなく、実際に人が操作を行った場合と同様の動作試験を行うことが可能となる。
上記では、試験システムとして操作シミュレータ(UPD)100に対し、試験対象のATM300が1台、かつ、ロボット200が1台という構成について説明したが、本発明はこれに限定されない。他の実施の形態の試験システムとして、2台のATM、1台の操作シミュレータ(UPD)及び1台のロボットという構成とした場合について説明する。図14は、他の実施の形態の試験システムの構成例を示した図である。
図14の試験システムでは、UPD100は、少なくとも2つのUSBポートを有し、それぞれの異なるポートに接続するUSB401aを介してATM−A300a、USB401bを介してATM−B300bに接続する。また、LAN402を介してロボット制御装置210と接続する。このATM−A300aと、ATM−B300bとは、ロボット200が操作可能な位置に配置される。ロボット200は、ATM−A300a及びATM−B300bのそれぞれのカード挿入口301、カード挿入口LED302、紙幣入出金シャッタ303の操作と監視を行う。
操作情報は、図6に示した操作情報1100と同様に設定される。どちらのATMに対する操作であるかは、ポート番号によって識別する。また、取引種別は、操作対象のATMと動作種類とに応じて予め決めておく。例えば、取引種別「4」をロボット200の左側のATMの入金処理、取引種別「5」をロボット200の右側のATMの入金処理、というようにロボット制御装置210との間で取り決めておく。
動作試験では、UPD100は、操作情報1100に記述された操作データを順次実行していく。このとき、座標データは、操作情報1100に記述されたポート番号のUSBに出力することによって、対象のATMに操作データを送信することができる。また、ロボット制御装置210に対し、試験項目の最終行に設定されている次の動作の取引種別を通知することにより、対象のATMを指示することができる。例えば、操作情報1100に、左側のATM−A300aに対する入金処理の動作終了後、右側のATM−B300bの入金処理を行わせる登録がされていたとする。UPD100は、通知をロボット制御装置210から左側のATM−A300aに対する入金処理の動作終了通知を取得したとき、応答として、次の試験項目として右側のATM−B300bの入金処理を行わせる取引種別「5」をロボット制御装置210に送信する。これにより、ロボット制御装置210は、ATM−A300aに対する入金処理に続いて、ATM−B300bの入金処理の動作をロボット200に実行させる。
また、さらに、LAN402を介して複数台のロボット200及びロボット制御装置210を制御する試験システムを構成することもできる。
なお、上記の処理機能は、コンピュータによって実現することができる。その場合、試験装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、上記処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD(Digital Versatile Disc)、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)などの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。
1 試験装置
1a 記憶手段
1b 操作データ記録手段
1c 操作データ出力手段
1d 同期手段
2 ロボット
2a 動作部
2b ロボット制御部
3 対象装置
3a 操作部
3b 機械部
3c 制御部

Claims (6)

  1. 利用者が指示を入力する操作部と、前記利用者の指示及び動作に応じて作動する機械部とを有する対象装置を試験する試験装置において、
    試験項目ごとに、前記試験項目に関し前記利用者が行う指示入力に応じて前記操作部が生成する操作データを時系列に記録するとともに、当該操作データに応じて前記機械部が作動するときは、当該操作データの後に、次の操作データの出力を一時停止させる一時停止指令を設定した操作情報を予め記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段に記憶される前記操作情報を順次読み出し、前記操作データが読み出されたときは、当該操作データを前記対象装置に出力する操作データ出力手段と、
    前記操作情報から前記一時停止指令が読み出されたときは、前記操作データ出力手段が直前に出力した前記操作データに応じて前記機械部が作動すると判定し、予め決められた動作手順に従って前記機械部に対して該操作データに応じた所定の動作を実行するロボットから前記所定の動作の終了が通知されるまで前記操作データ出力手段による前記操作データの出力を停止させ、前記所定の動作の終了が通知された後に前記操作データ出力手段による前記操作データの出力を再開して、前記ロボットの動作と前記操作データの出力とを同期させる同期手段と、
    を有する試験装置。
  2. 前記同期手段は、第1のデータ伝送路を介して前記ロボットと接続されており、前記ロボットの前記所定の動作の終了の通知を前記第1のデータ伝送路を介して取得したときは、該通知に対する応答に付加して、前記ロボットに次に実行させる動作の種別を指示する動作指示情報を送信する、
    請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記試験装置は、
    前記対象装置の前記操作部と、前記操作部が生成した前記操作データを受け取って所定の処理を実行する制御部とに接続して前記操作データを伝送する第2のデータ伝送路上に接続し、前記試験項目に関する指示入力が前記操作部に対して実行されたとき、前記操作部が該第2のデータ伝送路を介して前記制御部に送信した前記操作データを収集し、収集した前記操作データに基づいて前記操作情報を生成し、前記記憶手段に記憶する操作データ記録手段、
    を有する、請求項1に記載の試験装置。
  4. 利用者が指示を入力する操作部と、前記利用者の指示及び動作に応じて作動する機械部とを有する対象装置を試験する試験システムにおいて、
    前記利用者が前記対象装置の前記機械部に対して行う動作を模擬する動作部と、予め決められた動作手順に従って前記動作部を制御し、前記動作部に前記機械部に対する所定の動作を実行させるとともに、前記所定の動作の終了時には、該所定の動作の終了を通知する制御部と、を有するロボットと、
    試験項目ごとに、前記試験項目に関し前記利用者が行う指示入力に応じて前記操作部が生成する操作データを時系列に記録するとともに、当該操作データに応じて前記機械部が作動するときは、当該操作データの後に、次の操作データの出力を一時停止させる一時停止指令を設定した操作情報を予め記憶する記憶手段と、前記記憶手段に記憶される前記操作情報を順次読み出し、前記操作データが読み出されたときは、当該操作データを前記対象装置に出力する操作データ出力手段と、前記操作情報から前記一時停止指令が読み出されたときは、前記操作データ出力手段が直前に出力した前記操作データに応じて前記機械部が作動すると判定し、前記ロボットから前記所定の動作の終了が通知されるまで前記操作データ出力手段による前記操作データの出力を停止させ、前記所定の動作の終了が通知された後に前記操作データ出力手段による前記操作データの出力を再開して、前記ロボットの動作と前記操作データの出力とを同期させる同期手段と、を有する試験装置と、
    を有する試験システム。
  5. 前記ロボットは、複数台の前記対象装置に対して配置され、
    前記試験装置の前記同期手段は、前記ロボットの前記所定の動作の終了の通知を取得したときは、該通知に対する応答に、前記ロボットに次に実行させる動作の種別及び前記機械部を操作する対象の前記対象装置を指示する動作指示情報を付加して送信する、
    請求項4に記載の試験システム。
  6. 利用者が指示を入力する操作部と、前記利用者の指示及び動作に応じて作動する機械部とを有する対象装置を試験する試験方法において、
    試験装置が、
    試験項目ごとに、前記試験項目に関し前記利用者が行う指示入力に応じて前記操作部が生成する操作データを時系列に記録するとともに、当該操作データに応じて前記機械部が作動するときは、当該操作データの後に、次の操作データの出力を一時停止させる一時停止指令を設定した操作情報を予め記憶手段に記憶しておき、
    前記記憶手段に記憶される前記操作情報を順次読み出し、前記操作データが読み出されたときは、当該操作データを前記対象装置に出力し、
    前記操作情報から前記一時停止指令が読み出されたときは、直前に出力した前記操作データに応じて前記機械部が作動すると判定し、予め決められた動作手順に従って前記機械部に対して該操作データに応じた所定の動作を実行するロボットから前記所定の動作の終了が通知されるまで前記操作データの出力を停止させ、前記所定の動作の終了が通知された後に前記操作データの出力を再開して、前記ロボットの動作と前記操作データの出力とを同期させる、
    試験方法。
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