JP2020155289A - 積層型全固体電池の製造方法 - Google Patents

積層型全固体電池の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】工業的に有利に、積層方向に沿った側面がガラス材料で被覆された積層型全固体電池を製造することができる積層型全固体電池の製造方法を提供する。【解決手段】固体電解質グリーンシート層を介して積層された正極グリーンシート層と負極グリーンシート層とを含む電池単位が所定の方向に沿って2個以上並列配置された電池単位配列グリーンシートを用意する用意工程と、電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、電池単位の正極グリーンシート層と負極グリーンシート層の両側面に沿って第2溝部を形成して、正極グリーンシート層と負極グリーンシート層の両側面を露出させ、次いで、第2溝部にガラス材料を充填することによって、電池単位の両側面にガラス材料被覆層を形成するガラス材料被覆層形成工程と、を含む積層型全固体電池の製造方法。【選択図】図1

Description

本発明は、積層型全固体電池の製造方法に関するものである。
近年、エレクトロニクス技術の発達はめざましく、携帯電子機器の小型軽量化、薄型化、多機能化が図られている。それに伴い、電子機器の電源となる電池に対し、小型軽量化、薄型化、信頼性の向上が強く望まれており、電解質として固体電解質を用いた全固体電池が注目されている。
全固体電池として、固体電解質を介して正極層と負極層とが積層された積層型全固体電池が知られている。正極層は、正極集電体層と正極活物質層とを有する。負極層は、負極集電体層と負極活物質層とを有する。積層型全固体電池は、一般に、一方の端面が正極集電体層と接続する正極取り出し電極で被覆され、他方の端面が負極集電体層と接続する負極取り出し電極で被覆されている。
上記の積層型全固体電池は、固体電解質、正極層及び負極層の積層方向に沿った側面から空気中の水分が侵入し、その水分によって正極層及び負極層が変質することによって、放電特性が低下することがある。このため、積層型全固体電池においては、積層方向に沿った側面をガラス材料で被覆して、水分の侵入を防止することが検討されている(特許文献1の段落[0144]、段落[0346]参照)。
特開2007−5279号公報
本発明の目的は、工業的に有利に、積層方向に沿った側面がガラス材料で被覆された積層型全固体電池を製造することができる積層型全固体電池の製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題を解決するために、鋭意検討を重ねた結果、2個以上の電池単位が並列配置された電池単位配列グリーンシートを用いて、電池単位に取り出し電極とガラス材料被覆層とを形成した後、その取り出し電極とガラス材料被覆層を形成した電池単位を焼成することによって、積層型全固体電池の製造の際の焼成回数を1回とすることができ、これにより、側面がガラス材料被覆層で被覆された積層型全固体電池を工業的に有利に製造することが可能となることを見出した。
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
(1)本発明の第1の態様に係る積層型全固体電池の製造方法は、固体電解質グリーンシート層を介して積層された正極グリーンシート層と負極グリーンシート層とを含み、前記正極グリーンシート層は、前記負極グリーンシート層に対向する正極グリーンシート層対向部と前記正極グリーンシート層対向部から一の方向に延出した正極グリーンシート層延出部とを有し、前記負極グリーンシート層は、前記正極グリーンシート層に対向する負極グリーンシート層対向部と前記負極グリーンシート層対向部から前記一の方向とは反対側の方向に延出した負極グリーンシート層延出部とを有する電池単位が、前記一の方向に沿って2個以上並列配置された電池単位配列グリーンシートを用意する用意工程と、前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、前記電池単位の前記正極グリーンシート層延出部と前記負極グリーンシート層延出部の先端に沿って第1溝部を形成して、前記正極グリーンシート層延出部と前記負極グリーンシート層延出部の先端断面を露出させ、次いで前記第1溝部に導電性材料を充填することによって、前記電池単位に取り出し電極を形成する取り出し電極形成工程と、前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、前記電池単位の前記正極グリーンシート層と前記負極グリーンシート層の両側面に沿って第2溝部を形成して、前記正極グリーンシート層と前記負極グリーンシート層の両側面を露出させ、次いで、前記第2溝部にガラス材料を充填することによって、前記電池単位の両側面にガラス材料被覆層を形成するガラス材料被覆層形成工程と、前記導電性材料が充填された前記第1溝部と、前記ガラス材料が充填された前記第2溝部とを、前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に切断して、前記電池単位配列グリーンシートから前記取り出し電極と前記ガラス材料被覆層とが形成された前記電池単位を回収する切断工程と、前記取り出し電極と前記ガラス材料被覆層とが形成された前記電池単位を焼成して、前記電池単位を焼結させる焼成工程と、を含む。
(2)上記(1)の態様に係る積層型全固体電池の製造方法において、前記ガラス材料が、Si、Li、B、Al、Ti、Zn、P、Sn、Pb、Bi、Mg、Ca、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を含む構成としてもよい。
(3)上記(2)の態様に係る積層型全固体電池の製造方法において、前記ガラス材料が、SiO・B、Bi・B・SiO、Bi・B、Bi・B・Al、Bi・B・ZnO、ZnO・Bi・B、PbO・SiO、PbO・B、SiO・BaO・B、PbO・SiO・B、PbO・SiO・Al、SiO・ZnO・CaO、ZnO・B・SiO、SiO・BaO・ZnO、SiO・RO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、BaO・B・ZnO、SiO・TiO・R O(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、RO・B・SiO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、ZnO・B、SnO・P、SiO・BaO・LiO、Bi・BaO・B、及びSiO・R O・BaO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)からなる群より選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む構成としてもよい。
本発明によれば、工業的に有利に、積層方向に沿った側面がガラス材料で被覆された積層型全固体電池を製造することができる積層型全固体電池の製造方法を提供することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る積層型全固体電池の製造方法により得られる積層型全固体電池の斜視図である。 図1のII−II’線断面図である。 図1のIII−III’線断面図である。 本発明の一実施形態に係る積層型全固体電池の製造方法で用いることができる電池単位配列グリーンシートを説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIV(b)−IV(b)’線断面図である。 図4の電池単位配列グリーンシートに第1溝部を形成した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のV(b)−V(b)’線断面図である。 図5の電池単位配列グリーンシートの第1溝部に導電性材料を充填した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVI(b)−VI(b)’線断面図である。 図6の電池単位配列グリーンシートの導電性材料を充填した第1溝部の開口に底面電極を接続した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVII(b)−VII(b)’線断面図である。 図7の電池単位配列グリーンシートに第2溝部を形成した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVIII(b)−VIII(b)’線断面図である。 図8の電池単位配列グリーンシートの第2溝部にガラス材料を充填した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIX(b)−IX(b)’線断面図である。 図9の電池単位配列グリーンシートを切断して、電池単位を回収する工程を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のX(b)−X(b)’線断面図で、(c)は(a)のX(c)−X(c)’線断面図である。
以下、本発明について、図面を適宜参照しながら詳細に説明する。以下の説明で用いる図面は、本発明の特徴をわかりやすくするために便宜上特徴となる部分を拡大して示している場合がある。したがって、図面に記載の各構成要素の寸法比率などは、実際とは異なっていることがある。以下の説明において例示される材料、寸法等は一例であって、本発明はそれらに限定されるものではなく、その効果を奏する範囲で適宜変更して実施することが可能である。
[積層型全固体電池]
まず、本実施形態の製造方法により得られる積層型全固体電池について説明する。
図1は、本実施形態に係る製造方法により得られる積層型全固体電池の斜視図である。図2は、図1のII−II’線断面図であり、図3は、図1のIII−III’線断面図である。
図1と図2に示すように、積層型全固体電池10は、一方の端面に正極取り出し電極11を、他方の端面に負極取り出し電極13を有する。正極取り出し電極11は正極底面電極12に接続し、負極取り出し電極13は負極底面電極14に接続している。正極底面電極12及び負極底面電極14は、積層型全固体電池10を回路基板に実装する際に、回路基板の配線パターンと接続するための端子として利用される。また、図1と図3に示すように、積層型全固体電池10は、両側の側面がガラス材料被覆層20で被覆されている。さらに、積層型全固体電池10は、固体電解質層30を介して積層された正極層40と負極層50とを含む。なお、正極層40の上方及び負極層50の下方にも固体電解質層30が積層されている。以下、本明細書において、積層型全固体電池10の正極取り出し電極11と負極取り出し電極13が対向する方向をX方向、ガラス材料被覆層20が対向する方向をY方向、固体電解質層30、正極層40、負極層50が積層されている方向をZ方向ということがある。
正極層40は、負極層50に対向する正極層対向部41と、正極層対向部41から一の方向(+X方向)に延出した正極層延出部42とを有する。正極層40は、正極集電体層43と、正極集電体層43の両側表面に備えられた正極活物質層44とからなる。一方、負極層50は、正極層40に対向する負極層対向部51と、負極層対向部51から一の方向とは反対側(−X方向)の方向に延出した負極層延出部52とを有する。負極層50は、負極集電体層53と、負極集電体層53の両側表面に備えられた負極活物質層54とからなる。
正極活物質層44及び負極活物質層54は、電子を授受する正極活物質及び負極活物質を含む。この他、導電助剤や結着剤等を含んでもよい。正極活物質及び負極活物質は、リチウムイオンを効率的に挿入、脱離できることが好ましい。
正極活物質及び負極活物質には、例えば、遷移金属酸化物、遷移金属複合酸化物を用いることが好ましい。具体的には、リチウムマンガン複合酸化物LiMnMa1−a(0.8≦a≦1、Ma=Co、Ni)、コバルト酸リチウム(LiCoO)、ニッケル酸リチウム(LiNiO)、リチウムマンガンスピネル(LiMn)、一般式:LiNiCoMn(x+y+z=1、0≦x≦1、0≦y≦1、0≦z≦1)で表される複合金属酸化物、リチウムバナジウム化合物(LiV)、オリビン型LiMbPO(ただし、Mbは、Co、Ni、Mn、Fe、Mg、Nb、Ti、Al、Zrより選ばれる1種類以上の元素)、リン酸バナジウムリチウム(Li(PO又はLiVOPO)、LiMnO−LiMcO(Mc=Mn、Co、Ni)で表されるLi過剰系固溶体、チタン酸リチウム(LiTi12)、LiNiCoAl(0.9<s<1.3、0.9<t+u+v<1.1)で表される複合金属酸化物等を用いることができる。
正極活物質及び負極活物質は、後述する固体電解質に合わせて、選択してもよい。例えば、固体電解質としてLi1+nAlTi2−n(PO(0≦n≦0.6)を用いる場合は、正極活物質及び負極活物質にLiVOPO及びLi(POのうち一方又は両方を用いることが好ましい。この場合、正極活物質層44及び負極活物質層54と固体電解質層30との界面における接合が、強固なものになる。また、正極活物質層44及び負極活物質層54と固体電解質層30との界面における接触面積を広くできる。
固体電解質層30は固体電解質を含む。固体電解質としては、電子伝導性が低く、リチウムイオンの伝導性が高い材料を用いることが好ましい。具体的には例えば、La0.51Li0.34TiO2.94やLa0.5Li0.5TiOなどのペロブスカイト型化合物や、Li14Zn(GeOなどのリシコン型化合物、LiLaZr12などのガーネット型化合物、Li1.3Al0.3Ti1.7(POやLi1.5Al0.5Ge1.5(POなどのナシコン型化合物、Li3.25Ge0.250.75やLiPSなどのチオリシコン型化合物、50LiSiO・50LiBOやLiS−PやLiO−Li−SiOなどのガラス化合物、LiPOやLi3.5Si0.50.5やLi2.9PO3.30.46などのリン酸化合物、Li2.9PO3.30.46(LIPON)やLi3.6Si0.60.4などのアモルファス、Li1.07Al0.69Ti1.46(POやLi1.5Al0.5Ge1.5(POなどのガラスセラミックスよりなる群から選択される少なくとも1種であることが望ましい。
正極取り出し電極11、正極底面電極12、負極取り出し電極13及び負極底面電極14の材料としては、導電率が大きい導電性材料を用いることが好ましい。例えば、銀、金、プラチナ、アルミニウム、銅、スズ、ニッケルを用いることができる。
ガラス材料被覆層20は、空気中の水分が積層型全固体電池10の側面から侵入することを抑制して、水分によって正極層40及び負極層50が変質して、放電特性が低下することを防止する機能を有する。このため、本実施形態の製造方法によって得られる積層型全固体電池10は、放電特性が長期間にわたって安定する。
ガラス材料被覆層20の材料としては、Si、Li、B、Al、Ti、Zn、P、Sn、Pb、Bi、Mg、Ca、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を含むガラス材料を用いることができる。また、ガラス材料被覆層20の材料としては、SiO・B、Bi・B・SiO、Bi・B、Bi・B・Al、Bi・B・ZnO、ZnO・Bi・B、PbO・SiO、PbO・B、SiO・BaO・B、PbO・SiO・B、PbO・SiO・Al、SiO・ZnO・CaO、ZnO・B・SiO、SiO・BaO・ZnO、SiO・RO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、BaO・B・ZnO、SiO・TiO・R O(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、RO・B・SiO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、ZnO・B、SnO・P、SiO・BaO・LiO、Bi・BaO・B、及びSiO・R O・BaO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)からなる群より選ばれる少なくとも1種の酸化物を含むガラス材料を用いることができる。
[積層型全固体電池の製造方法]
次に、本実施形態の積層型全固体電池の製造方法について説明する。
本実施形態の積層型全固体電池の製造方法は、電池単位が並列配置された配列グリーンシートを用意する用意工程と、電池単位に取り出し電極を形成する取り出し電極形成工程と、取り出し電極に底面電極を接続する底面電極形成工程と、電池単位の両側面にガラス材料被覆層を形成するガラス材料被覆層形成工程と、電池単位配列グリーンシートから取り出し電極とガラス材料被覆層とが形成された電池単位を回収する切断工程と、取り出し電極とガラス材料被覆層とが形成された電池単位を焼成する焼成工程とを含む。
(用意工程)
図4は、本発明の一実施形態に係る積層型全固体電池の製造方法で用いることができる電池単位配列グリーンシートを説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIV(b)−IV(b)’線断面図である。
図4(a)に示すように、用意工程で用意する電池単位配列グリーンシート60は、焼成によって積層型全固体電池を生成する電池単位10aが一の方向(X方向)と、一の方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)とにそれぞれ複数個並列配置されている。電池単位10aは、図4(b)に示すように、それぞれ固体電解質グリーンシート層30aを介して上方に積層された正極グリーンシート層40aと下方に積層された負極グリーンシート層50aとを含む。なお、正極グリーンシート層40aの上方及び負極グリーンシート層50aの下方にも固体電解質グリーンシート層30aが積層されている。
正極グリーンシート層40aは、負極グリーンシート層50aに対向する正極グリーンシート層対向部41aと、正極グリーンシート層対向部41aから一の方向(+X方向)に延出した正極グリーンシート層延出部42aとを有する。正極グリーンシート層40aは、正極集電体グリーンシート層43aと、正極集電体グリーンシート層43aの両側表面に備えられた正極活物質グリーンシート層44aとからなる。一方、負極グリーンシート層50aは、正極グリーンシート層40aに対向する負極グリーンシート層対向部51aと、負極グリーンシート層対向部51aから一の方向とは反対側の方向(−X方向)に延出した負極グリーンシート層延出部52aとを有する。負極グリーンシート層50aは、負極集電体グリーンシート層53aと、負極集電体グリーンシート層53aの両側表面に備えられた負極活物質グリーンシート層54aとからなる。
電池単位配列グリーンシート60は、例えば、固体電解質グリーンシートと、正極グリーンシートと、負極グリーンシートとを作製するグリーンシート作製工程と、そのグリーンシートを積層して、電池単位配列グリーンシート60を得る積層工程とを含む方法により製造することができる。正極グリーンシートは、固体電解質グリーンシート層30aの上に、正極グリーンシート層40aをその表面方向(X−Y方向)に沿って間隔部をあけて並列した積層シートである。負極グリーンシートは、固体電解質グリーンシート層30aの上に、負極グリーンシート層50aをその表面方向(X−Y方向)に沿って間隔部をあけて並列した積層シートである。
グリーンシート作製工程において、固体電解質シート、正極グリーンシート及び負極グリーンシートは、各部材のペーストを作製し、次いで作製した各部材のペーストを基材の上に塗布して乾燥する方法によって製造することができる。
各部材のペーストとしては、正極集電体グリーンシート層43a、正極活物質グリーンシート層44a、固体電解質グリーンシート層30a、負極集電体グリーンシート層53a、負極活物質グリーンシート層54aの各部材をペースト化する。ペースト化の方法は、特に限定されないが、例えば、前記各部材の粉末とビヒクルとを混合することでペーストを作製することができる。ペーストを作製する際の混合装置としては、ビーズミル、遊星型ペースト混練機、自動擂潰機、三本ロールミル、ハイシェアミキサー、プラネタリーミキサー等の従来公知の混練装置を用いることができる。ここで、ビヒクルとは、液相における媒質の総称であり、溶媒、バインダー等が含まれる。各部材のペーストに含まれるバインダーは特に限定されないが、ポリビニルアセタール樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、テルピネオール樹脂、エチルセルロース樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリビニルアルコール樹脂等を用いることができる。これらの樹脂は1種を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。また、各材料のペーストは可塑剤を含んでいてもよい。可塑剤の種類は特に限定されないが、フタル酸ジオクチル、フタル酸ジイソノニル等のフタル酸エステル等を使用してもよい。
固体電解質シートは、例えば、固体電解質層用ペーストを、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムなど基材上に所望の厚みで塗布し、乾燥することによって、固体電解質層30を形成する。固体電解質層用ペーストの塗布方法は、特に限定されず、ドクターブレード法、ダイコーター法、コンマコーター法、グラビアコーター法等の公知の方法を採用することができる。得られた固体電解質層30を基材から剥離することによって固体電解質シートを得ることができる。
正極グリーンシートは、例えば、基材上に形成した固体電解質層30の上に、正極活物質層用ペースト、正極集電体層用ペースト、正極活物質層用ペーストをこの順にスクリーン印刷法によって印刷し、乾燥することによって、正極層40を、間隔部をあけて並列するように形成する。次いで、間隔部(余白マージン)に固体電解質層用ペーストをスクリーン印刷法によって印刷し、乾燥することによって、正極層40と同等の高さの固体電解質層を形成する。得られた固体電解質層30と正極層40との積層体を基材から剥離することによって、正極グリーンシートを得ることができる。
負極グリーンシートは、例えば、基材上に形成した固体電解質層30の上に、負極活物質層用ペースト、負極集電体層用ペースト、負極活物質層用ペーストをこの順にスクリーン印刷法によって印刷し、乾燥することによって、間隔部をあけて並列するように負極層50を形成する。次いで、間隔部(余白マージン)に固体電解質層用ペーストをスクリーン印刷法によって印刷し、乾燥することによって、負極層50と同等の高さの固体電解質層を形成する。得られた固体電解質層30と負極層50との積層体を基材から剥離することによって、負極グリーンシートを得ることができる。
積層工程では、正極グリーンシートと負極グリーンシートを交互にそれぞれの一端が一致しないようにオフセットを行い積層する。これによって、正極層40には、負極層50に対向する正極層対向部41と正極層延出部42とが形成され、負極層50には、正極層40に対向する負極層対向部51と負極層延出部52とが形成される。そして、得られた積層体の上下の面に固体電解質シートを積層することによって、電池単位配列グリーンシート60が得られる。
さらに得られた電池単位配列グリーンシート60を一括して金型プレス、温水等方圧プレス(WIP)、冷水等方圧プレス(CIP)、静水圧プレス等で加圧して圧着させ、正極グリーンシートと負極グリーンシートの密着性を高めることができる。加圧は加熱しながら行う方が好ましく、例えば40〜95℃で実施することができる。
(取り出し電極形成工程)
取り出し電極形成工程は、電池単位配列グリーンシート60に第1溝部61を形成する第1溝部形成工程と、第1溝部61に導電性材料62を充填する導電性材料充填工程とを含む。
図5は、上記の電池単位配列グリーンシートに第1溝部を形成した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のV(b)−V(b)’線断面図である。
図5に示すように、第1溝部形成工程では、電池単位配列グリーンシート60の平面方向に対して垂直な方向(Y方向)に、隣り合う電池単位10aの正極グリーンシート層延出部42aと負極グリーンシート層延出部52aの先端に沿って第1溝部61を形成して、正極グリーンシート層延出部42aと負極グリーンシート層延出部52aの先端断面を露出させる。第1溝部61を形成するための装置としては、ダイシングブレード、微細レーザー加工機等を用いることができる。
図6は、上記の電池単位配列グリーンシートの第1溝部に導電性材料を充填した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVI(b)−VI(b)’線断面図である。
図6に示すように、導電性材料充填工程では、第1溝部61に導電性材料62を充填する。導電性材料62は、積層型全固体電池10に形成される正極取り出し電極11及び負極取り出し電極13を構成する。この充填工程によって、2個以上の互いに隣り合う電池単位10aの正極グリーンシート層延出部42aの先端断面と負極グリーンシート層延出部52aの先端断面とが導電性材料62を介して接続する。導電性材料62は、例えば、正極取り出し電極11及び負極取り出し電極13を形成する導電性材料のペーストを作製し、次いで作製した導電性材料ペーストを第1溝部61に充填した後、乾燥することによって第1溝部61に充填することができる。
(底面電極形成工程)
図7は、上記の電池単位配列グリーンシートの導電性材料を充填した第1溝部の開口に底面電極を接続した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVII(b)−VII(b)’線断面図である。
図7に示すように、底面電極形成工程では、導電性材料62が充填されている第1溝部61の開口に、導電性材料62と接触する底面電極63を形成する。底面電極63は、積層型全固体電池10に形成される正極底面電極12及び負極底面電極14を構成する。
底面電極63は、正極底面電極12及び負極底面電極14を形成する導電性材料のペーストを作製し、次いで作製した導電性材料ペーストをスクリーン印刷法で第1溝部61の開口に印刷した後、乾燥することによって形成することができる。
(ガラス材料被覆層形成工程)
ガラス材料被覆層形成工程は、電池単位配列グリーンシート60に第2溝部64を形成する第2溝部形成工程と、第2溝部64にガラス材料65を充填するガラス材料充填工程とを含む。
図8は、上記の電池単位配列グリーンシートに第2溝部を形成した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVIII(b)−VIII(b)’線断面図である。
図8に示すように、第2溝部形成工程では、電池単位配列グリーンシート60の平面方向に対して垂直な方向(Y方向)に、電池単位10aの正極グリーンシート層40aと負極グリーンシート層50aの両側面に沿って第2溝部64を形成して、正極グリーンシート層40aと負極グリーンシート層50aの両側面を露出させる。第2溝部64を形成するための装置としては、第1溝部61の場合と同様に、ダイシングブレード、微細レーザー加工機等を用いることができる。
図9は、図8の電池単位配列グリーンシートの第2溝部にガラス材料を充填した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIX(b)−IX(b)’線断面図である。
図9に示すように、ガラス材料充填工程では、第2溝部64にガラス材料65を充填する。ガラス材料65は、積層型全固体電池10に形成されるガラス材料被覆層20を構成する。ガラス材料65は、例えば、ガラス材料被覆層20を形成するガラス材料のペーストを作製し、次いで作製したガラス材料ペーストを第2溝部64に充填した後、乾燥することによって第2溝部64に充填することができる。
(切断工程)
図10は、電池単位配列グリーンシートを切断して、電池単位を回収する工程を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のX(b)−X(b)’線断面図で、(c)は(a)のX(c)−X(c)’線断面図である。
図10に示すように、切断工程では、電池単位配列グリーンシート60を、電池単位配列グリーンシート60の平面方向に対して垂直な方向に、導電性材料62が充填された第1溝部61に沿う方向(矢印aの方向)と、ガラス材料65が充填された第2溝部64に沿う方向(矢印bの方向)に切断して、取り出し電極(正極取り出し電極11、負極取り出し電極13)、正極底面電極12、負極底面電極14、ガラス材料被覆層20が形成された電池単位10aを回収する。切断装置としては、ダイシングブレード、微細レーザー加工機等を用いることができる。
(焼成工程)
焼成工程では、上記切断工程で回収された取り出し電極(正極取り出し電極11、負極取り出し電極13)、正極底面電極12、負極底面電極14、ガラス材料被覆層20が形成された電池単位10aを焼成する。この焼成によって、電池単位10aの各層、並びに正極取り出し電極11、正極底面電極12、負極取り出し電極13、負極底面電極14及びガラス材料被覆層20が焼結して、積層型全固体電池10が生成する。焼成条件は、例えば、窒素雰囲気下もしくは還元雰囲気下で600℃以上1000℃以下の温度である。焼成時間は、例えば、0.1時間以上3時間以下の範囲内である。還元雰囲気は、例えば、アルゴン雰囲気、窒素水素混合雰囲気である。
焼成工程の前に、焼成工程とは別の工程として、電池単位10aの脱バインダー処理(仮焼)を行うことができる。焼成前に電池単位10aを仮焼して、バインダー成分を加熱分解することで、焼成工程におけるバインダー成分の急激な分解を抑制することができる。脱バインダー処理は、例えば、窒素雰囲気下もしくは還元雰囲気下で、焼成工程での焼成温度よりも低い温度(通常は、300℃以上800℃以下の範囲内)で、0.1時間以上10時間以下の範囲内で仮焼することによって行われる。還元雰囲気は、例えば、アルゴン雰囲気、窒素水素混合雰囲気である。
焼成工程で得られた積層型全固体電池10の正極底面電極12と負極底面電極14が形成されている側と反対側の固体電解質層30を研磨することによって、図1に示すような積層型全固体組電池10が得られる。ただし、積層型全固体電池10の正極底面電極12と負極底面電極14が形成されている側と反対側の固体電解質層30の厚さは特に制限はなく、積層型全固体組電池10の研磨は必ずしも行う必要はない。
以上に述べた本実施形態の積層型全固体電池の製造方法によれば、2個以上の電池単位10aが並列配置された電池単位配列グリーンシートを用いて、電池単位10aに取り出し電極(正極取り出し電極11、負極取り出し電極13)とガラス材料被覆層20を形成した後、その取り出し電極とガラス材料被覆層20とを形成した電池単位10aを焼成するので、積層型全固体電池の製造の際の焼成回数を1回とすることができる。これに対して、従来は、予め焼成した積層型全固体電池にガラス材料被覆層を焼き付けているために、焼成工程を2回行う必要があった。したがって、本実施形態の積層型全固体電池の製造方法によれば、工業的に有利に、積層方向に沿った側面がガラス材料で被覆された積層型全固体電池を製造することが可能となる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、各実施形態における各構成及びそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換、及びその他の変更が可能である。
例えば、本実施形態の積層型全固体電池の製造方法では、取り出し電極形成工程の後にガラス材料被覆層形成工程を行っているが、取り出し電極形成工程とガラス材料被覆層形成工程との順序は特に制限はない。すなわち、ガラス材料被覆層形成工程の後に、取り出し電極形成工程を行ってもよい。なお、ガラス材料被覆層形成工程の後に、取り出し電極形成工程を行って製造した積層型全固体電池は、通常、図1に示す積層型全固体電池10のガラス材料被覆層20の両側の側面が正極取り出し電極11と負極取り出し電極13で被覆され、ガラス材料被覆層20の両側の上面が正極底面電極12と負極底面電極14で被覆された形態となる。
また、本実施形態の積層型全固体電池の製造方法では、電池単位10aを構成する正極グリーンシート層40a及び負極グリーンシート層50aの層数がそれぞれ1層であるが、正極グリーンシート層40a及び負極グリーンシート層50aの層数はこれに限定されるものではない。正極グリーンシート層40a及び負極グリーンシート層50aの層数はそれぞれ2層以上であってもよい。
さらに、本実施形態の積層型全固体電池の製造方法では、電池単位配列グリーンシート60に、電池単位10aがX方向に8個とX方向に対して直交するZ方向に8個ずつ並列配置されているが、電池単位10aが配列されている方向及び個数は、これに限定されるものではない。ただし、積層型全固体電池10の製造効率の観点から、電池単位配列グリーンシート60は、電池単位10aは2個以上並列配置されている必要がある。
10…積層型全固体電池、10a…電池単位、11…正極取り出し電極、12…正極底面電極、13…負極取り出し電極、14…負極底面電極、20…ガラス材料被覆層、30…固体電解質層、30a…固体電解質グリーンシート層、40…正極層、40a…正極グリーンシート層、41…正極層対向部、41a…正極グリーンシート層対向部、42…正極層延出部、42a…正極グリーンシート層延出部、43…正極集電体層、43a…正極集電体グリーンシート層、44…正極活物質層、44a…正極活物質グリーンシート層、50…負極層、50a…負極グリーンシート層、51…負極層対向部、51a…負極グリーンシート層対向部、52…負極層延出部、52a…負極グリーンシート層延出部、53…負極集電体層、53a…負極集電体グリーンシート層、54…負極活物質層、54a…負極活物質グリーンシート層、60…電池単位配列グリーンシート、61…第1溝部、62…導電性材料、63…底面電極、64…第2溝部、65…ガラス材料

Claims (3)

  1. 固体電解質グリーンシート層を介して積層された正極グリーンシート層と負極グリーンシート層とを含み、前記正極グリーンシート層は、前記負極グリーンシート層に対向する正極グリーンシート層対向部と前記正極グリーンシート層対向部から一の方向に延出した正極グリーンシート層延出部とを有し、前記負極グリーンシート層は、前記正極グリーンシート層に対向する負極グリーンシート層対向部と前記負極グリーンシート層対向部から前記一の方向とは反対側の方向に延出した負極グリーンシート層延出部とを有する電池単位が、前記一の方向に沿って2個以上並列配置された電池単位配列グリーンシートを用意する用意工程と、
    前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、前記電池単位の前記正極グリーンシート層延出部と前記負極グリーンシート層延出部の先端に沿って第1溝部を形成して、前記正極グリーンシート層延出部と前記負極グリーンシート層延出部の先端断面を露出させ、次いで前記第1溝部に導電性材料を充填することによって、前記電池単位に取り出し電極を形成する取り出し電極形成工程と、
    前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、前記電池単位の前記正極グリーンシート層と前記負極グリーンシート層の両側面に沿って第2溝部を形成して、前記正極グリーンシート層と前記負極グリーンシート層の両側面を露出させ、次いで、前記第2溝部にガラス材料を充填することによって、前記電池単位の両側面にガラス材料被覆層を形成するガラス材料被覆層形成工程と、
    前記導電性材料が充填された前記第1溝部と、前記ガラス材料が充填された前記第2溝部とを、前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に切断して、前記電池単位配列グリーンシートから前記取り出し電極と前記ガラス材料被覆層とが形成された前記電池単位を回収する切断工程と、
    前記取り出し電極と前記ガラス材料被覆層とが形成された前記電池単位を焼成して、前記電池単位を焼結させる焼成工程と、
    を含む積層型全固体電池の製造方法。
  2. 前記ガラス材料が、Si、Li、B、Al、Ti、Zn、P、Sn、Pb、Bi、Mg、Ca、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を含む請求項1に記載の積層型全固体電池の製造方法。
  3. 前記ガラス材料が、SiO・B、Bi・B・SiO、Bi・B、Bi・B・Al、Bi・B・ZnO、ZnO・Bi・B、PbO・SiO、PbO・B、SiO・BaO・B、PbO・SiO・B、PbO・SiO・Al、SiO・ZnO・CaO、ZnO・B・SiO、SiO・BaO・ZnO、SiO・RO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、BaO・B・ZnO、SiO・TiO・R O(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、RO・B・SiO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、ZnO・B、SnO・P、SiO・BaO・LiO、Bi・BaO・B、及びSiO・R O・BaO(Rは、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)からなる群より選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む請求項2に記載の積層型全固体電池の製造方法。
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