JP7172778B2 - 積層型全固体電池の製造方法 - Google Patents
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Description
すなわち、本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を提供する。
まず、本実施形態の製造方法により得られる積層型全固体電池について説明する。
図1は、本実施形態に係る製造方法により得られる積層型全固体電池の斜視図である。図2は、図1のII-II’線断面図であり、図3は、図1のIII-III’線断面図である。
次に、本実施形態の積層型全固体電池の製造方法について説明する。
本実施形態の積層型全固体電池の製造方法は、電池単位が並列配置された配列グリーンシートを用意する用意工程と、電池単位に取り出し電極を形成する取り出し電極形成工程と、取り出し電極に底面電極を接続する底面電極形成工程と、電池単位の両側面にガラス材料被覆層を形成するガラス材料被覆層形成工程と、電池単位配列グリーンシートから取り出し電極とガラス材料被覆層とが形成された電池単位を回収する切断工程と、取り出し電極とガラス材料被覆層とが形成された電池単位を焼成する焼成工程とを含む。
図4は、本発明の一実施形態に係る積層型全固体電池の製造方法で用いることができる電池単位配列グリーンシートを説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のIV(b)-IV(b)’線断面図である。
図4(a)に示すように、用意工程で用意する電池単位配列グリーンシート60は、焼成によって積層型全固体電池を生成する電池単位10aが一の方向(X方向)と、一の方向(X方向)に対して直交する方向(Y方向)とにそれぞれ複数個並列配置されている。電池単位10aは、図4(b)に示すように、それぞれ固体電解質グリーンシート層30aを介して上方に積層された正極グリーンシート層40aと下方に積層された負極グリーンシート層50aとを含む。なお、正極グリーンシート層40aの上方及び負極グリーンシート層50aの下方にも固体電解質グリーンシート層30aが積層されている。
取り出し電極形成工程は、電池単位配列グリーンシート60に第1溝部61を形成する第1溝部形成工程と、第1溝部61に導電性材料62を充填する導電性材料充填工程とを含む。
図5に示すように、第1溝部形成工程では、電池単位配列グリーンシート60の平面方向に対して垂直な方向(Y方向)に、隣り合う電池単位10aの正極グリーンシート層延出部42aと負極グリーンシート層延出部52aの先端に沿って第1溝部61を形成して、正極グリーンシート層延出部42aと負極グリーンシート層延出部52aの先端断面を露出させる。第1溝部61を形成するための装置としては、ダイシングブレード、微細レーザー加工機等を用いることができる。
図6に示すように、導電性材料充填工程では、第1溝部61に導電性材料62を充填する。導電性材料62は、積層型全固体電池10に形成される正極取り出し電極11及び負極取り出し電極13を構成する。この充填工程によって、2個以上の互いに隣り合う電池単位10aの正極グリーンシート層延出部42aの先端断面と負極グリーンシート層延出部52aの先端断面とが導電性材料62を介して接続する。導電性材料62は、例えば、正極取り出し電極11及び負極取り出し電極13を形成する導電性材料のペーストを作製し、次いで作製した導電性材料ペーストを第1溝部61に充填した後、乾燥することによって第1溝部61に充填することができる。
図7は、上記の電池単位配列グリーンシートの導電性材料を充填した第1溝部の開口に底面電極を接続した状態を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のVII(b)-VII(b)’線断面図である。
図7に示すように、底面電極形成工程では、導電性材料62が充填されている第1溝部61の開口に、導電性材料62と接触する底面電極63を形成する。底面電極63は、積層型全固体電池10に形成される正極底面電極12及び負極底面電極14を構成する。
底面電極63は、正極底面電極12及び負極底面電極14を形成する導電性材料のペーストを作製し、次いで作製した導電性材料ペーストをスクリーン印刷法で第1溝部61の開口に印刷した後、乾燥することによって形成することができる。
ガラス材料被覆層形成工程は、電池単位配列グリーンシート60に第2溝部64を形成する第2溝部形成工程と、第2溝部64にガラス材料65を充填するガラス材料充填工程とを含む。
図8に示すように、第2溝部形成工程では、電池単位配列グリーンシート60の平面方向に対して垂直な方向(Y方向)に、電池単位10aの正極グリーンシート層40aと負極グリーンシート層50aの両側面に沿って第2溝部64を形成して、正極グリーンシート層40aと負極グリーンシート層50aの両側面を露出させる。第2溝部64を形成するための装置としては、第1溝部61の場合と同様に、ダイシングブレード、微細レーザー加工機等を用いることができる。
図9に示すように、ガラス材料充填工程では、第2溝部64にガラス材料65を充填する。ガラス材料65は、積層型全固体電池10に形成されるガラス材料被覆層20を構成する。ガラス材料65は、例えば、ガラス材料被覆層20を形成するガラス材料のペーストを作製し、次いで作製したガラス材料ペーストを第2溝部64に充填した後、乾燥することによって第2溝部64に充填することができる。
図10は、電池単位配列グリーンシートを切断して、電池単位を回収する工程を説明する図面であって、(a)は平面図であり、(b)は(a)のX(b)-X(b)’線断面図で、(c)は(a)のX(c)-X(c)’線断面図である。
図10に示すように、切断工程では、電池単位配列グリーンシート60を、電池単位配列グリーンシート60の平面方向に対して垂直な方向に、導電性材料62が充填された第1溝部61に沿う方向(矢印aの方向)と、ガラス材料65が充填された第2溝部64に沿う方向(矢印bの方向)に切断して、取り出し電極(正極取り出し電極11、負極取り出し電極13)、正極底面電極12、負極底面電極14、ガラス材料被覆層20が形成された電池単位10aを回収する。切断装置としては、ダイシングブレード、微細レーザー加工機等を用いることができる。
焼成工程では、上記切断工程で回収された取り出し電極(正極取り出し電極11、負極取り出し電極13)、正極底面電極12、負極底面電極14、ガラス材料被覆層20が形成された電池単位10aを焼成する。この焼成によって、電池単位10aの各層、並びに正極取り出し電極11、正極底面電極12、負極取り出し電極13、負極底面電極14及びガラス材料被覆層20が焼結して、積層型全固体電池10が生成する。焼成条件は、例えば、窒素雰囲気下もしくは還元雰囲気下で600℃以上1000℃以下の温度である。焼成時間は、例えば、0.1時間以上3時間以下の範囲内である。還元雰囲気は、例えば、アルゴン雰囲気、窒素水素混合雰囲気である。
Claims (3)
- 固体電解質グリーンシート層を介して積層された正極グリーンシート層と負極グリーンシート層とを含み、前記正極グリーンシート層は、前記負極グリーンシート層に対向する正極グリーンシート層対向部と前記正極グリーンシート層対向部から一の方向に延出した正極グリーンシート層延出部とを有し、前記負極グリーンシート層は、前記正極グリーンシート層に対向する負極グリーンシート層対向部と前記負極グリーンシート層対向部から前記一の方向とは反対側の方向に延出した負極グリーンシート層延出部とを有する電池単位が、前記一の方向に沿って2個以上並列配置された電池単位配列グリーンシートを用意する用意工程と、
前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、前記電池単位の前記正極グリーンシート層延出部と前記負極グリーンシート層延出部の先端に沿って第1溝部を形成して、前記正極グリーンシート層延出部と前記負極グリーンシート層延出部の先端断面を露出させ、次いで前記第1溝部に導電性材料を充填することによって、前記電池単位に取り出し電極を形成する取り出し電極形成工程と、
前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に、前記電池単位の前記正極グリーンシート層と前記負極グリーンシート層の両側面に沿って第2溝部を形成して、前記正極グリーンシート層と前記負極グリーンシート層の両側面を露出させ、次いで、前記第2溝部にガラス材料を充填することによって、前記電池単位の両側面にガラス材料被覆層を形成するガラス材料被覆層形成工程と、
前記導電性材料が充填された前記第1溝部と、前記ガラス材料が充填された前記第2溝部とを、前記電池単位配列グリーンシートの平面方向に対して垂直な方向に切断して、前記電池単位配列グリーンシートから前記取り出し電極と前記ガラス材料被覆層とが形成された前記電池単位を回収する切断工程と、
前記取り出し電極と前記ガラス材料被覆層とが形成された前記電池単位を焼成して、前記電池単位を焼結させる焼成工程と、
を含む積層型全固体電池の製造方法。 - 前記ガラス材料が、Si、Li、B、Al、Ti、Zn、P、Sn、Pb、Bi、Mg、Ca、Sr及びBaからなる群より選ばれる少なくとも1種の元素の酸化物を含む請求項1に記載の積層型全固体電池の製造方法。
- 前記ガラス材料が、SiO2・B2O3、Bi2O3・B2O3・SiO2、Bi2O3・B2O3、Bi2O3・B2O3・Al2O3、Bi2O3・B2O3・ZnO、ZnO・Bi2O3・B2O3、PbO・SiO2、PbO・B2O3、SiO2・BaO・B2O3、PbO・SiO2・B2O3、PbO・SiO2・Al2O3、SiO2・ZnO・CaO、ZnO・B2O3・SiO2、SiO2・BaO・ZnO、SiO2・R1O(R1は、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、BaO・B2O3・ZnO、SiO2・TiO2・R2 2O(R2は、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、R3O・B2O3・SiO2(R3は、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)、ZnO・B2O3、SnO・P2O5、SiO2・BaO・Li2O、Bi2O3・BaO・B2O3、及びSiO2・R4 2O・BaO(R4は、Mg、Ca、Sr、Baのうち少なくとも1種を表す。)からなる群より選ばれる少なくとも1種の酸化物を含む請求項2に記載の積層型全固体電池の製造方法。
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