JP2020154243A - 画像形成装置 - Google Patents

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Yoshiki Nakane
良樹 中根
憩 岡村
Kei Okamura
憩 岡村
森本 浩史
Hiroshi Morimoto
浩史 森本
なつ子 峯岸
Natsuko Minegishi
なつ子 峯岸
木村 丈信
Takenobu Kimura
丈信 木村
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Abstract

【課題】像担持体の回転開始に伴って生じる摩擦力を低減することが可能な画像形成装置を提供する。【解決手段】感光体41と、感光体の回転停止中には第1の位置に配置され、感光体の回転中には第2の位置に配置され、感光体の表面に接触してトナーを除去するクリーニングブレード471と、クリーニングブレードを、感光体との接触状態を維持したまま、感光体の回転軸と平行な方向に移動させることにより第1の位置と第2の位置との間で移動させる移動機構477と、感光体及び移動機構の動作を制御する制御部10と、を備え、制御部は、感光体の回転停止中に、移動機構によってクリーニングブレードを第1の位置から第2の位置へ移動開始させ、当該移動中に感光体を回転開始させる。【選択図】図3

Description

本発明は、画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式による画像形成装置において、像担持体としての感光体上の未転写トナーや転写残トナー等の残留トナーを除去するための手段として、例えば、弾性体からなる平板状のクリーニングブレードを感光体の表面に当接し、これにより感光体上の残留トナーを除去するブレードクリーニング方式のクリーニング装置が知られている。
クリーニングブレードは、感光体上のトナーを掻き取る能力が必要とされるため、感光体への密着性が高く摩擦係数の大きいゴム材料が一般的に用いられる。しかしながら、ゴム材料のように摩擦係数が大きい材料を用いると、感光体の回転に伴い、感光体との間に大きな摩擦力が生じる。
例えば、感光体の回転停止に伴って摩擦力が増大したときには、摩擦によって運動が止まったり滑ったりを繰り返すスティック・スリップ現象に起因して、騒音やクリーニング不良が発生する場合がある。このような問題に対し、特許文献1には、感光体の回転を停止させる過程でクリーニングブレードを感光体の軸方向に沿って往復運動をさせることにより、クリーニングブレードの感光体に対する相対速度を高め、上記した問題を解決している。
特開2013−195993号公報
一般に、動摩擦力よりも静止摩擦力が大きくなることから、感光体の回転開始時点において、クリーニングブレードに最も負荷がかかることになる。
大きな静止摩擦力がかかることによって、クリーニングブレードが感光体の回転方向に引き込まれて反転する、いわゆる「めくれ」が発生する。さらに、静止摩擦力に対抗して感光体を回転させるには、定格トルクの大きなモーターが必要になり、画像形成装置の大型化を招くという問題があった。
特許文献1に記載の画像形成装置においては、感光体の回転停止に伴って発生する問題には対処できるものの、回転開始時おける問題は依然として発生してしまう。
本発明は上記問題に鑑みてなされたものであって、像担持体の回転開始に伴って生じる摩擦力を低減することが可能な画像形成装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の画像形成装置は、
用紙に転写するトナー画像を担持する像担持体と、
前記像担持体の回転停止中には第1の位置に配置され、前記像担持体の回転中には第2の位置に配置され、前記像担持体の表面に接触してトナーを除去する清掃部材と、
前記清掃部材を、前記清掃部材と前記像担持体との接触状態を維持したまま、前記像担持体の回転軸と平行な方向に移動させることにより、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させる移動機構と、
前記像担持体及び前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記像担持体の回転停止中に、前記移動機構によって前記清掃部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動開始させ、当該移動中に、前記像担持体を回転開始させる
ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記像担持体に対して、前記像担持体を回転させるための回転信号を出力するとともに、前記移動機構に対して、前記清掃部材を移動させるための、前記回転信号から独立した移動信号を出力する
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記第1の位置と前記第2の位置は、前記像担持体が回転停止する度に、相互に切り替わる
ことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像担持体の回転中において、前記第2の位置に固定保持される
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像担持体の軸方向を長手方向とする短冊状のクリーニングブレードであり、前記長手方向に延在して前記像担持体の表面に接触する第1の辺と、前記長手方向の一方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第2の辺と、前記長手方向の他方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第3の辺と、を有し、前記第1の辺と前記第2の辺との間に形成される第1の端部と、前記第1の辺と前記第3の辺との間に形成される第2の端部が、R形状である
ことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1又は2に記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像担持体が回転停止する度に、常に前記第1の位置と前記第2の位置のうちのいずれか一方に配置される
ことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の画像形成装置において、
前記制御部は、前記像担持体の回転中に、前記移動機構によって前記清掃部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ移動開始させる
ことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項6又は7に記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像担持体の軸方向を長手方向とする短冊状のクリーニングブレードであり、前記長手方向に延在して前記像担持体の表面に接触する第1の辺と、前記長手方向の一方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第2の辺と、前記長手方向の他方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第3の辺と、を有し、前記第1の辺と前記第2の辺との間に形成される第1の端部と、前記第1の辺と前記第3の辺との間に形成される第2の端部のうち、少なくとも、前記第1の位置から前記第2の位置への移動方向の先端側に位置する端部が、R形状である
ことを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置において、
前記清掃部材は、前記像担持体の軸方向を長手方向とする短冊状のクリーニングブレードであり、前記長手方向に延在して前記像担持体の表面に接触する第1の辺と、前記長手方向の一方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第2の辺と、前記長手方向の他方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第3の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺との間に形成される第1の端部と、前記第1の辺と前記第3の辺との間に形成される第2の端部と、を有し、
前記清掃部材が除去したトナーを回収する回収部材と、
前記第1の端部及び前記第2の端部のそれぞれと、前記回収部材との間の空隙を埋める、弾性体からなるシール部材と、を備え、
前記清掃部材は、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれに配置される場合においても、前記第1の端部及び前記第2の端部のいずれもが、前記シール部材に押し込まれるように配置される
ことを特徴とする。
本発明によれば、像担持体の回転開始に伴って生じる摩擦力を低減することが可能な画像形成装置を提供することができる。
本発明に係る画像形成装置の概略構成を示した図である。 画像形成装置の機能的構成を示したブロック図である。 画像形成部近傍の概略構成を示した図である。 端部シール部材の概略構成を示す図である。 移動機構の概略構成を示した図である。 画像形成部の各部の動作のタイミングチャートである。 本実施形態に係る画像形成装置における感光体の駆動トルクを示す図である。 クリーニングブレードの端部の形状を示す図である。 端部シール部材に対するクリーニングブレードの押し込み量を示す図である。 本発明の実施例の効果を説明する図である。 従来の画像形成装置における感光体の駆動トルクを示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[画像形成装置の構成]
本実施形態に係る画像形成装置1は、電子写真プロセス技術を利用した中間転写方式のカラー画像形成装置であり、図1〜図3に示すように、自動原稿搬送部2と、スキャナー部3と、画像形成部4と、給紙部5と、記憶部6と、操作表示部7と、制御部10と、等を備えて構成されている。
自動原稿搬送部2は、原稿Dを載置する載置トレイ、原稿Dを搬送する機構及び搬送ローラー等を備えて構成され、原稿Dを所定の搬送路に搬送する。
スキャナー部3は、光源や反射鏡等の光学系を備えて構成され、所定の搬送路を搬送された原稿D又はプラテンガラスに載置された原稿Dに光源を照射し、反射光を受光する。また、スキャナー部3は、受光した反射光を電気信号に変換して制御部10に出力する。
画像形成部4は、イエロー作像部Yと、マゼンタ作像部Mと、シアン作像部Cと、ブラック作像部Kと、中間転写ベルトTと、定着部Fと、を備えて構成されている。
各作像部YMCKは、それぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を感光体41に形成し、感光体41に形成されたYMCK各色のトナー像を中間転写ベルトTに一次転写する。
図3は、画像形成部4の概略構成を示す図である。各作像部は、図中a方向に回転駆動されるドラム状の感光体41(像担持体)と、この感光体41の表面を一様に帯電させる帯電装置42と、この帯電装置42により帯電された感光体41の表面を露光して静電潜像を形成する露光装置43と、この露光装置43により形成された静電潜像を、トナーを含む現像剤を用いて可視像化する現像装置44と、感光体41上に形成されたトナー画像を用紙に転写させる一次転写ローラー45と、転写領域を通過した感光体41上のトナーを除去するクリーニング装置47と、中間転写ベルトT上の転写残トナーを除去するベルトクリーニング装置48(図1参照)と、を備え、感光体41上に形成されたトナー画像を図中b方向に移動する中間転写ベルトTに一次転写する。中間転写ベルトTに転写されたトナー画像は、二次転写ローラー46によって用紙に転写され、その後定着部Fに搬送され、用紙上に定着される。
なお、各作像部YMCKの構成及び動作は何れも同様であるため、以下、イエロー作像部Yを例に挙げて、画像形成部4が行う一連の画像形成動作について説明する。
感光体41は、ドラム状の金属基体の外周面に有機光導電体を含有させた樹脂からなる感光層が形成された有機感光体により構成され、図中aの方向に回転駆動される。感光層を構成する樹脂としては、例えば、ポリカーボネート樹脂、シリコーン樹脂、ポリスチレン樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、塩化ビニル樹脂、メラミン樹脂等が挙げられる。
感光体41は、アルミニウム管などの導電性の素管の上に、下引き層(UCL:Under Coat Layer)、電荷発生層(CGL:Charge Generation Layer)、電荷輸送層(CTL:Charge Transport Layer)の順に配置された層構造を有する。
帯電装置42は、帯電チャージャーを用いて感光体41をマイナス極性で一定の電位に帯電させる。
露光装置43は、制御部10からの画像データDyに基づいて感光体41の非画像領域を露光して露光した部分の電荷を除去し、感光体41の画像領域に静電潜像を形成する。
具体的には、帯電装置42によってマイナス極性に帯電された感光体41表面に対して、露光装置43の露光により電荷が除去され、CGLの中の電荷発生材料(CGM:Charge Generation Material)で正負両電荷が発生すると、正電荷(ホール)はCTLを通過して感光体41の表面に、負電荷はUCLを通過して素管に達することにより、感光体41の表面上に静電潜像が形成される。
現像装置44は、感光体41と現像領域を介して対向するように配置された現像スリーブ44aを備える。現像スリーブ44aには、例えば、帯電装置42の帯電極性と同極性、即ちマイナス極性の直流電圧に、交流電圧が重畳された現像バイアスが印加され、これにより、感光体41に形成された静電潜像上に現像剤を供給し、感光体41にイエローのトナー像を形成する。なお、現像剤は、トナーと、トナーを帯電するためのキャリアと、を含む。
トナーは特に限定されず、一般に使用されている公知のトナーを使用することができる。例えば、バインダー樹脂中に、着色剤や必要に応じて荷電制御剤や離型剤等を含有させ、外添剤を処理させたものを使用することができる。トナー粒径は、特に限定されるものではないが、3〜15μm程度が好ましい。
一次転写ローラー45は、感光体41に形成されたイエローのトナー像を中間転写ベルトTに一次転写する。なお、他の作像部MCKも同様に、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像を中間転写ベルトTに一次転写する。これにより、中間転写ベルトT上にYMCK各色のカラーのトナー像が形成される。
中間転写ベルトTは、複数のローラーに懸架され回転可能に支持された半導電性エンドレスベルトであり、ローラーの回転に伴って図中bの方向に回転駆動される。この中間転写ベルトTは、一次転写ローラー45により、対向するそれぞれの感光体41に圧着される。一次転写ローラー45のそれぞれには、印加された電圧に応じた転写電流が流れる。これにより、各感光体41の表面に現像された各トナー像は、それぞれ各一次転写ローラー45により順次中間転写ベルトTに一次転写される。
二次転写ローラー46は、中間転写ベルトTに押圧されて従動回転することで、当該中間転写ベルトTに転写されて形成されたYMCK各色のトナー像を給紙部5の給紙トレイ51〜53から搬送されてきた用紙Pに二次転写する。詳細には、二次転写ローラー46は、中間転写ベルトTを介して二次転写対向ローラー461に当接して配置され、二次転写ローラー46と二次転写対向ローラー461との間で形成される転写ニップを用紙Pが通過することにより、中間転写ベルトT上のトナー像が、用紙Pに二次転写される。
転写領域で中間転写ベルトT上に転写されずに感光体41上に残ったトナーはクリーニング装置47に搬送され、回収される。なお、クリーニング装置47の構成についての詳細な説明は、後述する。
また、クリーニング装置47により表面のトナーが回収された感光体41は、再び帯電装置42により帯電され、次の静電潜像が形成されトナー像を形成することを繰り返す。
ベルトクリーニング装置48は、中間転写ベルトTの表面に摺接するベルトクリーニングブレード481等を有し、二次転写後に中間転写ベルトTの表面に残留する転写残トナーを除去する。
画像形成部4は、YMCK各色のトナー像が二次転写された用紙Pを定着部Fにより加熱及び加圧し、その後所定の搬送路に通して機外に排出する。
以上が画像形成部4による一連の画像形成動作である。
給紙部5は、複数の給紙トレイ51〜53を備えて構成され、各給紙トレイ51〜53に種類の異なる複数の用紙Pを収容する。給紙部5は、所定の搬送路により収容される用紙Pを画像形成部4に給紙する。
記憶部6は、HDD(Hard Disk Drive)、半導体メモリーなどにより構成され、プログラムデータや各種設定データ等のデータを制御部10から読み書き可能に記憶する。
操作表示部7は、例えば、タッチパネル付の液晶ディスプレイ(LCD)で構成され、表示部71及び操作部72として機能する。
表示部71は、制御部10から入力される表示制御信号に従って、各種操作画面、各機能の動作状況等の表示を行う。また、ユーザーによるタッチ操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。
操作部72は、テンキー、スタートキー等の各種操作キーを備え、ユーザーによる各種入力操作を受け付けて、操作信号を制御部10に出力する。ユーザーは、操作表示部7を操作して、画質設定、倍率設定、応用設定、出力設定及び用紙設定等の画像形成に関する設定、用紙搬送指示、並びに装置の停止操作などを行うことができる。
制御部10は、CPU、RAM、ROM等を備えて構成され、CPUはROMに記憶されている各種プログラムをRAMに展開し、展開された各種プログラムと協働して、自動原稿搬送部2、スキャナー部3、画像形成部4、給紙部5、記憶部6、操作表示部7等の画像形成装置1の各部の動作を統括的に制御する(図2参照)。例えば、制御部10は、スキャナー部3からの電気信号を入力して各種画像処理を行い、画像処理により生成されたYMCK各色の画像データDy、Dm、Dc、Dkを画像形成部4に出力する。また、制御部10は、画像形成部4の動作を制御して用紙に検査画像を形成する。
[クリーニング装置の構成]
続いて、クリーニング装置47の構成について、図面を参照して詳細に説明する。
図3に示すように、クリーニング装置47は、クリーニングブレード471と、クリーニングブレード471を保持する保持部材472と、クリーニングブレード471の略下側に設けられたハウジング473と、ハウジング473の内部であって、クリーニングブレード471の略下側に設けられた回収スクリュー474と、ハウジング473に連結され、感光体41の回転方向Aにおいてクリーニングブレード471の上流に設けられた上流シール部材475と、を備え、さらに、クリーニングブレード471の長手方向の両端部に接触するように設けられた端部シール部材476(図4参照)と、移動機構477(図5参照)と、を備えて構成される。
クリーニングブレード471は、感光体41の感光体41の軸方向に平行な方向を長手方向とする短冊状の部材であり、感光体41の表面に残留する未転写トナー等の付着物を掻き取って除去する機能を有する。クリーニングブレード471は、例えば、耐摩耗性、耐オゾン性に優れたウレタンゴムなどの弾性体を平板状に加工したものであり、先端が感光体41の表面を摺擦するように配置されている。クリーニングブレード471の長手方向の長さは、感光体41上の画像形成領域よりも長くなるように形成され、長手方向に直交する方向、即ち短手方向の長さは5〜12mmが望ましいが、これより長くても良い。クリーニングブレード471の厚みは、0.5〜2.0mm程度が望ましいが、これに限定されない。なお、クリーニングブレード471を金型で成型する場合、厚み及び短手方向の長さをさらに小さくすることも可能である。
クリーニングブレード471は、本発明における清掃部材として機能する。
保持部材472は、ハウジング473に固定配置された板金であり、クリーニングブレード471を感光体41に当接させるように保持する。保持部材472のハウジング473への設置位置及び設置角度により、感光体41とクリーニングブレード471との距離が規定される。保持部材472の材質としては、SECCなどの鋼板が挙げられる。保持部材472の厚みは、クリーニングブレード471にかかる圧力や外力などの変形を抑制し、クリーニングブレード47bのエッジ真直度を要求しようとすることが可能な強度を確保するため、厚みを1.6〜2.0mmに設定するのが望ましい。保持部材472をクリーニングブレード471に貼り付けるためには、熱可塑性のホットメルト系接着剤を用いてもよいし、両面テープを用いても良い。なお、クリーニングブレード471の成型時において、金型による一体成型により、保持部材472とクリーニングブレード471とを貼り付ける製造方法を用いても良い。この場合、接着剤を用いない構成となる。
ハウジング473は、感光体41の軸方向に沿って配置された筐体であり、クリーニングブレード471の長手方向にわたって形成された開口部を感光体41に対向させ、クリーニングブレード471によって掻き取られたトナーを収容する。ハウジング473は、本発明における回収部材として機能する。
回収スクリュー474は、ハウジング473の内部に配置され、一方向に回転しながら、クリーニングブレード471で掻き取られて落下したトナーを図示しない廃トナーボックスまで搬送する。
上流シール部材475は、弾性体からなる平板状の部材であり、先端が感光体41に接触するようにハウジング473に固定されている。上流シール部材475は、ハウジング473と感光体41との間の空隙を埋めることにより、ハウジング473の内部のトナーが上流側に飛散して感光体41を汚すことを防ぐ機能を有する。
端部シール部材476は、クリーニングブレード471の発泡ウレタンなどの弾性体から構成される部材である。
図4は、クリーニングブレード471、保持部材472、ハウジング473及び端部シール部材476を、感光体41が配置される側から見た図である。なお、図中cはクリーニングブレード471の長手方向を示し、図中aは感光体41の回転方向を示す。
クリーニングブレード471の長手方向cに延在し、感光体41の表面に接触する辺を第1の辺471a、長手方向の一方の端部に位置し、第1の辺471aに直交する辺を第2の辺471b、長手方向の他方の端部に位置し、第1の辺471aに直交する辺を第3の辺471cとする。クリーニングブレード471の長手方向cの両端部のうち、第1の辺471aと第2の辺471bとの間に形成される端部を第1の端部471d、第1の辺471aと第3の辺471cとの間に形成される端部を第2の端部471eとする。
端部シール部材476は、第1の端部471d及び第2の端部471eにそれぞれ接触する二つの部材から構成され、それぞれ第1の辺471aと、第2の辺471b又は第3の辺473cと、に接触するように設けられたL字形状の部材である。二つの端部シール部材476は、それぞれクリーニングブレード471の第2の辺471b又は第3の辺471cによって押圧され、つぶれた状態で使用される。
図4に示すように、ハウジング473は、クリーニングブレード471の長手方向cに沿って開口する開口部473aを有する。感光体41がaの方向に回転すると、クリーニングブレード471によって掻き取られたトナーの噴煙は、開口部473aからハウジング473の内部に入る。一方で、仮に端部シール部材476が配置されないとすると、第1の端部471d及び第2の端部471eの近傍において、クリーニングブレード471とハウジング473との間の空隙から、トナーがハウジング473に入ることなく漏れ出るおそれがある。端部シール部材476は、第1の端部471d及び第2の端部471eに接触してハウジング473との間の空隙を埋めることにより、トナーの漏出を防ぐ機能を有する。
移動機構477は、クリーニングブレード471を、後述する第1の位置と第2の位置との間で移動させるための機構であって、シャフト477aと、カム477bと、駆動モーター477cと、を備えて構成される。
図5は、クリーニングブレード471、保持部材472及び移動機構477の斜視図である。図5に示すように、保持部材472の両端に設けられた穴には、感光体41の軸方向と平行になるように設けられたシャフト477aが挿通されている。また、保持部材472の一端にはカム477bが接触し、カム477bにはカム477bを回転させるためのモーター477cが接続されている。
制御部10の制御下でモーター477cを回転させると、カム477bは図5(A)〜(C)に示すように回転する。図5(A)は、カム477bの回転中心と外径との距離が最小となる部分が保持部材472に接触している状態であり、図5(B)に示す、カム477bの回転中心と外径との距離が中間的になる部分との接触状態を経て、図5(C)に示す、カム477bの回転中心と外径との距離が最大となる部分が接触する状態に推移する。カム472bは、回転に伴って、図中dに示す方向に保持部材472を押す。これにより、保持部材472は、シャフト477aに沿って図中dの方向に移動するため、クリーニングブレード471も同時に図中dの方向に移動することになる。モーター477cの回転速度やカム477bの形状などを調整することにより、任意の速度でクリーニングブレード471を移動させることができる。
なお、保持部材472をカム477bの回転による移動方向とは逆方向に移動させる場合、保持部材472を押圧する付勢手段を設けることが有効である。即ち、保持部材472の長手方向の端部のうち、カム477bが接触しない側の端部に、図示しないコイルバネなどの付勢手段を設け、カム477bの回転による移動方向とは逆向きに付勢する。これにより、カム477bを図5(C)の位置から図5(A)の位置に戻したとき、クリーニングブレード471も図5(A)の位置に戻すことができる。
[クリーニングブレードの移動]
続いて、クリーニングブレード471の移動について、図面を参照して説明する。本実施形態に係るクリーニングブレード471は、感光体41の回転開始前に、感光体41との接触状態が維持され、かつ感光体41の回転軸と平行な方向に移動することで、第1の位置と第2の位置との間を移動することを特徴とする。
クリーニングブレード471は感光体41との密着性が高く、摩擦係数が大きいゴムなどの材料が用いられているため、感光体41の回転に伴ってクリーニングブレード471との間に大きな摩擦力が発生する。
図11は、従来の画像形成装置1において、感光体41に発生する駆動トルクを示した図である。駆動トルクが大きいほど、感光体41とクリーニングブレード471との間の摩擦力が大きいといえる。なお、図11に示す駆動トルクは、感光体41と感光体41を回転させる駆動モーターとの間にトルク測定値を設置し、感光体41の駆動トルクを測定して得られた値である。
図11に示すように、図中t1で示す感光体41を回転させるための駆動トルクを加え始めた時点から、静止摩擦力が発生する。静止摩擦力が増大し、最大静止摩擦力が加わった後、感光体41が回転開始する。その後は、図中t2で示す感光体41の回転停止時点まで、動摩擦力が作用する。一般に知られている通り、静止摩擦力は動摩擦力に比べて大きい。したがって、この静止摩擦力に起因するクリーニングブレード471の「めくれ」を防止するため、本実施形態に係る画像形成装置1は、感光体41の回転開始前に、クリーニングブレード471を感光体41の軸方向に移動させることで、静止摩擦力ではなく動摩擦力を発生させて、クリーニングブレード471にかかる負荷を低減させる。
即ち、クリーニングブレード471が、感光体41の回転停止中に配置される位置を第1の位置、感光体41の回転中に配置される位置を第2の位置とすると、感光体41の回転開始前に、クリーニングブレード471を第1の位置から第2の位置に移動開始させる。そして、当該移動中に、感光体41が回転開始させる。
図6は、クリーニングブレード471の移動のタイミングを示すタイミングチャートである。なお、図中に示す「回転信号」とは、感光体41を回転させるために、制御部10が感光体41に対して出力する信号を意味し、「移動信号」とは、移動機構477によってクリーニングブレード471を移動させるために、制御部10が移動機構477に対して出力する信号を意味する。
図6に示すように、移動信号と回転信号は各々独立した信号である。感光体41の回転信号が入力される前に、移動信号が入力されるため、感光体41の回転開始前に、移動信号が入力されることによってクリーニングブレード471が感光体41の軸方向に沿って移動し始めることになる。そして、移動機構信号が入力されている最中に、感光体41の回転信号が入力されるため、クリーニングブレード471の移動中に感光体41が回転し始めることになる。
図7は、感光体41の回転開始時点において、クリーニングブレード471を移動させた場合における、感光体41の駆動トルクを示した図である。
感光体41の回転開始時にはクリーニングブレード471が感光体41の軸方向に移動しているため、感光体41とクリーニングブレード471との間には、静止摩擦力ではなく動摩擦力が作用する。したがって、従来の画像形成装置1に比べて摩擦力を小さくし、感光体41の回転に必要な駆動トルクを小さくすることができる。
ここで、クリーニングブレード471の長手方向端部の形状を、図8を用いて説明する。クリーニングブレード471を感光体41の軸方向に動かすときであっても、クリーニングブレード471の移動方向の逆向きに、静止摩擦力が発生する。したがって、クリーニングブレード471の長手方向の端部を、静止摩擦力を低減可能な形状とすることが有効である。
図8(A)は、従来の画像形成装置1におけるクリーニングブレード471の第1の端部471dの形状を示した図である。これに対し、本実施形態に係る画像形成装置1においては、図8(B)に示すように、クリーニングブレード471の第1の端部471dをR形状とする。このように移動方向の先端の形状をR形状とすることで、図8(A)に示すような角形状のクリーニングブレードよりも、静止摩擦力を低減することができる。なお、クリーニングブレード471が第1の位置と第2の位置の間を双方向に移動することを考慮すると、第1の端部471d及び第2の端部471eの両方をR形状とすることが望ましい。
また、クリーニングブレード471の端部シール部材476に対する押し込み量を、図9を用いて説明する。
上述したように、クリーニングブレード471の第1の端部471d及び第2の端部471eは、それぞれ端部シール部材476に押し込まれるように配置されている。ここで、図9上段に示すクリーニングブレード471の配置を第1の位置、図9下段に示すクリーニングブレード471の配置を第2の位置とし、第1の位置に配置されたときの、第1の端部471dの端部シール部材476に対する押し込み量が、e1であるとする。この状態から、第2の位置に移動したとき、即ちクリーニングブレード471が、図中dに示す方向に移動したときの移動量をFとする。
この時、移動量Fは、押し込み量e1よりも小さく、第2の位置に移動しても押し込み量e2が確保される。仮に移動量fが押し込み量e1以上であったとすると、端部シール部材476のシール機能が不十分となり、回収されたトナーの飛散を十分に防ぐことができない。第2の端部471eにおいても同様に、クリーニングブレードが第2の位置から第1の位置に移動した場合でも、第2の端部471eの端部シール部材476に対する押し込み量が確保されるように配置させる。
即ち、クリーニングブレード471が第1の位置及び第2の位置のいずれに配置される場合においても、第1の端部471d及び第2の端部471eのいずれもが、端部シール部材476に押し込まれるように配置される。
なお、クリーニングブレード471が、感光体41の回転停止中に配置される第1の位置と、感光体41の回転中に配置される第2の位置は、感光体41が停止するごとに相互に切り替わるものとしても良いし、感光体41の回転状態に関わらず常に同じ位置となるようにしても良い。
第1の位置と第2の位置が相互に切り替わるものとしたとき、第1のジョブにおいて、第1の位置が、第1の端部471d側にクリーニングブレード471が移動したときの配置であり、第2の位置が、クリーニングブレード471が第2の端部471e側に移動したときの配置であるとしたとき、第1のジョブを完了して感光体41が停止すると、クリーニングブレード471は第2の位置で停止した状態を保つ。そして、第2のジョブを開始するとき、第1のジョブにおける第2の位置、即ちクリーニングブレード471が第2の端部471eの方に移動したときの配置が、第2のジョブにおける第1の位置となる。そして、感光体41の回転開始前に、クリーニングブレード471が第2の端部471eから第1の端部471dの方に移動する。なお、感光体41の回転中は、クリーニングブレード471は第2の位置に固定保持される。
この場合、第1の端部471d及び第2の端部471eの両方が、R形状であることで、静止摩擦力の低減効果を十分に得ることができる。
一方で、第1の位置と第2の位置が常に同じ位置となる場合、例えば、第1の位置が、常に第1の端部471d側にクリーニングブレード471が移動したときの配置であるとし、第2の位置が、常にクリーニングブレード471が第2の端部471e側に移動したときの配置であるとすると、すべてのジョブにおいて、感光体41の回転開始前に、クリーニングブレード471が第1の端部471dから第2の端部471eの方向に移動することになる。なお、第1のジョブにおいて、感光体41の回転中のいずれかのタイミングで、第2の位置から第1の位置に移動させると、第2のジョブの開始時点で、第1の位置から第2の位置への移動が可能となる。
この場合、第1の端部471d及び第2の端部471eのうち、少なくとも第1の位置から第2の位置への移動方向の先端側に位置する端部(上記の例では、第2の端部471e)がR形状であることが望ましい。
なお、クリーニングブレード471の移動の最中に、紙詰まりやドアオープンなどの理由で画像形成部4の動作を緊急停止した場合、クリーニングブレード471の位置が、第1の位置及び第2の位置のいずれであるか、又はいずれの位置でもないかが判別不可能になる。このような場合に備え、クリーニングブレード471の位置を検出可能な位置検出手段を設け、感光体41が回転再開する前に、クリーニングブレード471を所定の位置に移動させるのが有効である。位置検出手段としては、一般的な光学センサーを用いることができ、クリーニングブレード471に設けた突起部を光学センサーで検出することで、クリーニングブレード471の位置を検出することが可能である。
以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されない。
下記の方法に従って、本発明を適用した画像形成装置1における、静止摩擦力の低減の効果を検証した。
(比較例)
従来の画像形成装置1の構成とした。即ち、感光体41の回転開始に伴うクリーニングブレード471の移動を行わない構成とした。
(実施例1)
本発明を適用した画像形成装置1の構成とした。即ち、クリーニングブレード471を、感光体41の回転開始前に感光体41の軸方向に沿って移動させ、クリーニングブレード471の移動中に感光体41の回転を開始させる構成とした。なお、クリーニングブレード471の第1の端部471d及び第2の端部471eを、角形状とした。
(実施例2)
実施例1と同様の構成とし、さらに、クリーニングブレード471の第1の端部471d及び第2の端部471eを、R形状とした。
<共通条件>
画像形成装置1として、コニカミノルタ社製Accurio Press C6100を改造して使用した。クリーニングブレード471は、当接力及び当接角に交差を持つが、ともに上限値に設定した。即ち、「めくれ」が発生しやすい条件下に設定した。
比較例、実施例1及び実施例2について、それぞれNN環境(温度20℃、相対湿度50%)及びHH環境(温度30℃、相対湿度80%)において、カバレッジ0%の原稿を1枚出力することを、50回繰り返した。
<評価結果>
図10に、比較例、実施例1及び実施例2における、めくれ発生の有無の評価結果を示す。なお、図中「〇」はめくれが発生しなかったことを、「×」はめくれが発生したことを示す。また、「トルク」は比較例における感光体41の駆動トルクを1としたときの、各実施例における駆動トルクの比を示している。
図10に示すように、比較例では、めくれがより発生しやすいHH条件下で、めくれが発生した。一方で、実施例1及び実施例2においては、HH条件下でもめくれが発生しなかった。駆動トルクは、実施例1及び実施例2とも、比較例よりも低下することが分かり、特に実施例2においては、駆動トルクが比較例の0.68倍であることから、摩擦力をより効果的に低減可能であることが明らかとなった。
[他の実施形態]
以上、本発明に係る実施形態に基づいて具体的に説明したが、上記の実施形態は本発明の好適な例であり、これに限定されない。
上記実施形態においては、像担持体として感光体41を例に挙げて説明したが、これに限定されない。像担持体としての中間転写ベルトTに対しても本願発明を適用することが可能であり、中間転写ベルトTとベルトクリーニング装置48のベルトクリーニングブレード481との間の摩擦力を低減させることができる。
なお、この場合、中間転写ベルトTの回転軸は、中間転写ベルトTを張架する二次転写対向ローラー461等の回転軸を指し、二次転写対向ローラー461等の回転軸に平行な方向にベルトクリーニングブレード481を移動させる。
上記の説明では、本発明に係るプログラムのコンピューター読み取り可能な媒体として、不揮発性メモリー、ハードディスク等を使用した例を開示したが、この例に限定されない。その他のコンピューター読み取り可能な媒体として、CD−ROM等の可搬型記録媒体を適用することが可能である。また、本発明に係るプログラムのデータを、通信回線を介して提供する媒体として、キャリアウエーブ(搬送波)も適用される。
その他、画像形成装置を構成する各装置の細部構成及び各装置の細部動作に関しても、本発明の主旨を逸脱することのない範囲で適宜変更可能である。
1 画像形成装置
4 画像形成部
41 感光体(像担持体)
47 クリーニング装置
471 クリーニングブレード(清掃部材)
471a 第1の辺
471b 第2の辺
471c 第3の辺
471d 第1の端部
471e 第2の端部
472 保持部材
473 ハウジング(回収部材)
474 回収スクリュー
475 上流シール部材
476 端部シール部材(シール部材)
477 移動機構
477a シャフト
477b カム
477c モーター

Claims (9)

  1. 用紙に転写するトナー画像を担持する像担持体と、
    前記像担持体の回転停止中には第1の位置に配置され、前記像担持体の回転中には第2の位置に配置され、前記像担持体の表面に接触してトナーを除去する清掃部材と、
    前記清掃部材を、前記清掃部材と前記像担持体との接触状態を維持したまま、前記像担持体の回転軸と平行な方向に移動させることにより、前記第1の位置と前記第2の位置との間で移動させる移動機構と、
    前記像担持体及び前記移動機構の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記像担持体の回転停止中に、前記移動機構によって前記清掃部材を前記第1の位置から前記第2の位置へ移動開始させ、当該移動中に、前記像担持体を回転開始させる
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、前記像担持体に対して、前記像担持体を回転させるための回転信号を出力するとともに、前記移動機構に対して、前記清掃部材を移動させるための、前記回転信号から独立した移動信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1の位置と前記第2の位置は、前記像担持体が回転停止する度に、相互に切り替わる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記清掃部材は、前記像担持体の回転中において、前記第2の位置に固定保持される
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記清掃部材は、前記像担持体の軸方向を長手方向とする短冊状のクリーニングブレードであり、前記長手方向に延在して前記像担持体の表面に接触する第1の辺と、前記長手方向の一方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第2の辺と、前記長手方向の他方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第3の辺と、を有し、前記第1の辺と前記第2の辺との間に形成される第1の端部と、前記第1の辺と前記第3の辺との間に形成される第2の端部が、R形状である
    ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像形成装置。
  6. 前記清掃部材は、前記像担持体が回転停止する度に、常に前記第1の位置と前記第2の位置のうちのいずれか一方に配置される
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御部は、前記像担持体の回転中に、前記移動機構によって前記清掃部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ移動開始させる
    ことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記清掃部材は、前記像担持体の軸方向を長手方向とする短冊状のクリーニングブレードであり、前記長手方向に延在して前記像担持体の表面に接触する第1の辺と、前記長手方向の一方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第2の辺と、前記長手方向の他方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第3の辺と、を有し、前記第1の辺と前記第2の辺との間に形成される第1の端部と、前記第1の辺と前記第3の辺との間に形成される第2の端部のうち、少なくとも、前記第1の位置から前記第2の位置への移動方向の先端側に位置する端部が、R形状である
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載の画像形成装置。
  9. 前記清掃部材は、前記像担持体の軸方向を長手方向とする短冊状のクリーニングブレードであり、前記長手方向に延在して前記像担持体の表面に接触する第1の辺と、前記長手方向の一方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第2の辺と、前記長手方向の他方の端部に位置して前記第1の辺に直交する第3の辺と、前記第1の辺と前記第2の辺との間に形成される第1の端部と、前記第1の辺と前記第3の辺との間に形成される第2の端部と、を有し、
    前記清掃部材が除去したトナーを回収する回収部材と、
    前記第1の端部及び前記第2の端部のそれぞれと、前記回収部材との間の空隙を埋める、弾性体からなるシール部材と、を備え、
    前記清掃部材は、前記第1の位置及び前記第2の位置のいずれに配置される場合においても、前記第1の端部及び前記第2の端部のいずれもが、前記シール部材に押し込まれるように配置される
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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