JP2020153995A - 放射線画像撮影装置及び熱拡散方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】放射線検出器の温度ムラを改善することができる放射線画像撮影装置及び熱拡散方法を提供する。【解決手段】照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が二次元状に配置された放射線検出器と、放射線検出器を制御する制御部と、所定の誘導方向に気流を誘導する誘導部が設けられ、制御部の熱を放熱するヒートシンクと、放射線検出器、制御部、及びヒートシンクを収納し、放射線を射出する放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、放射線検出器と制御部との間に設けられ、熱伝導率が予め定められた熱伝導率よりも低い低熱伝導部材と、低熱伝導部材の近傍に設けられ、低熱伝導部材の熱を拡散する熱拡散部材と、を備えた放射線画像撮影装置。【選択図】図1

Description

本開示は、放射線画像撮影装置及び熱拡散方法に関する。
従来、放射線照射装置から射出されて被写体を透過した放射線を放射線検出器で検出することにより放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が知られている。この放射線画像撮影装置は、放射線検出器を駆動するための制御部として機能する電子回路や放射線検出器等を収納部の内部に備えている。この放射線画像撮影装置では、電子回路等が発熱する場合がある。
そのため、例えば、特許文献1には、冷却空気流により、放射線検出器を冷却する技術が記載されている。
特開2007−3196703号公報
ところで、放射線検出器として、複数の画素が二次元状に配置された放射線検出器が知られている。この放射線検出器では、収納部の内部の熱により、二次元上に配置された複数の画素において、温度ムラ(温度勾配)が生じる場合がある。
しかしながら、従来の技術では、放射線検出器を冷却する技術であるものの、放射線検出器の温度ムラを改善するには、必ずしも充分ではない場合があった。
本開示は、以上の事情を鑑みて成されたものであり、放射線検出器の温度ムラを改善することができる放射線画像撮影装置及び熱拡散方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の放射線画像撮影装置は、照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が二次元状に配置された放射線検出器と、放射線検出器を制御する制御部と、所定の誘導方向に気流を誘導する誘導部が設けられ、制御部の熱を放熱するヒートシンクと、放射線検出器、制御部、及びヒートシンクを収納し、放射線を射出する放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、放射線検出器と制御部との間に設けられ、熱伝導率が予め定められた熱伝導率よりも低い低熱伝導部材と、低熱伝導部材の近傍に設けられ、低熱伝導部材の熱を拡散する熱拡散部材と、を備える。
また、本開示放射線画像撮影装置は、ヒートシンクによる放熱を補助する放熱補助部をさらに備え、所定の誘導方向は、放熱補助部に応じて予め定められた放熱方向であってもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の放熱補助部は、収納部の内部から誘導部へ内気を送風する送風機を含んでもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の放熱補助部は、収納部に設けられた通気口を含み、所定の誘導方向は、通気口に向かう方向であってもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、放射線を射出する放射線照射部と、所定の方向に対する放射線検出器及び制御部の角度を一体的に変更する変更部と、をさらに備えてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の変更部は、放射線検出面に対向する位置に、放射線照射部を支持する支持部を含んでもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、放射線を射出する放射線照射部と、所定の方向に対する放射線検出器及び制御部の角度を一体的に変更する変更部と、をさらに備え、変更部は、放射線検出面に対向する位置に、放射線照射部を支持し、かつ通気口を介して収納部の内部と連続した空間を形成する空洞部を有する支持部を含んでもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の熱拡散部材は、低熱伝導部材よりも熱伝導率が高い部材であってもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の誘導部は、1.3mm以上、4.0mm以下のギャップで整列した複数のフィンであってもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の制御部は、放射線照射部から放射線が照射された状態で複数の画素の各々に蓄積された電荷を複数の画素の各々から読み出して画像信号を取得し、放射線照射部から放射線が照射されていない状態で複数の画素の各々に蓄積された電荷を、複数の画素の各々から読み出してオフセットデータを取得し、画像信号をオフセットデータで補正する補正処理を行ってもよい。
上記目的を達成するために、本開示の熱拡散方法は、照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が二次元状に配置された放射線検出器と、放射線検出器を制御する制御部と、放射線検出器、制御部、及びヒートシンクを収納し、放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、放射線検出器と制御部との間に設けられ、熱伝導率が予め定められた熱伝導率よりも低い低熱伝導部材と、低熱伝導部材の近傍に設けられ、低熱伝導部材の熱を拡散する熱拡散部材と、を備えた放射線画像撮影装置の熱拡散方法であって、ヒートシンクに設けられた誘導部により、所定の誘導方向に気流を誘導して制御部の熱を放熱することにより、熱を拡散する方法である。
本開示によれば、放射線検出器の温度ムラを改善することができる。
実施形態の放射線画像撮影装置の構成の一例を示す側面図である。 実施形態の放射線検出器及び制御部の電気系の要部構成の一例を示すブロック図(一部回路図)である。 実施形態の収納部に収納される放射線検出器及び制御部の一例を示す斜視図である。 実施形態のヒートシンクをフィンが突出している側から見た状態の一例を表す平面図である。 図3に示したユニット化された放射線検出器及びFPGAが収納部の内部に収納された収納状態の一例を表す断面図である。 図5に示した収納状態の一例において、収納部の内部の熱を放熱する構成及び方法について説明するための断面図である。 図5に示した収納状態の一例において、収納部の内部の熱を放熱する構成及び方法について説明するための断面図である。 一般的な閉鎖系における放熱について説明するための説明図である。 図8に示した状態から、Cアームを90度、支軸を回転軸として回転させた場合の、放射線検出器、FPGA、及びヒートシンクの状態を模式的に示した説明図である。 図9Aに示した状態におけるファン、ヒートシンク、及び通気口を底板側から見た状態を模式的に示した説明図である。 比較例における、Cアームを90度、支軸を回転軸として回転させた場合の、放射線検出器、FPGA、及びヒートシンクの状態を模式的に示した説明図である。 図10Aに示した状態におけるファン、ヒートシンク、及び通気口を底板側から見た状態を模式的に示した説明図である。 実施形態の収納部に収納される放射線検出器及び制御部の他の例を示す斜視図である。 フィンの形状及び配置のその他の例を示す、平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の放射線画像撮影装置10の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、アーム部22と保持部24とを有するCアーム20を備えている。
アーム部22の一端には、放射線Rを射出する放射線照射部14が設けられる一方、他端には保持部24が設けられている。本実施形態では、図1に示すように、保持部24は、詳細を後述する放射線Rを検出して放射線画像を表す画像データを生成する放射線検出器40及び放射線検出器40を制御する制御部60等を収納する収納部12を保持する。
本実施形態のCアーム20は、図1に示した矢印Z方向(垂直方向)に対する放射線検出器40及び制御部60の角度を一体的に変更する機能を有する。本実施形態において図1に示した矢印Z方向が、開示の技術の所定の方向の一例であり、本実施形態のCアーム20が開示の技術の変更部及び支持部の一例である。
収納部12の放射線照射部14と対向する側には、放射線照射部14から射出された放射線Rが照射される放射線検出面16が設けられている。なお、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、放射線検出面16と放射線照射部14の線源(図示省略)との距離である、いわゆるSID(Source Image Distance)が固定値とされている。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10のCアーム20の内部には、アーム部22及び保持部24にわたって空洞部25が設けられている。
Cアーム20は、Cアーム保持部26によって図1に示した矢印A方向に移動可能に保持されている。また、Cアーム保持部26は軸部27を有しており、軸部27は、Cアーム20を軸受け28に連結する。Cアーム20は、軸部27を回転軸として回転可能とされている。
また、図1に示すように本実施形態の放射線画像撮影装置10は、底部に複数の車輪33が設けられた本体部30を備えている。本体部30の筐体の図1における上部側には、図1のZ軸方向に伸縮する支軸29が設けられている。支軸29の上部には、軸受け28が、矢印B方向に移動可能に保持されている。
また、本体部30には、I/F(Interface)部31及び線源制御部32が内蔵されている。
I/F部31は、放射線画像撮影装置10による放射線画像の撮影に関する全体的な制御を行うコンソール(図示省略)と無線または有線により通信を行う機能を有している。本実施形態の放射線画像撮影装置10は、コンソールからI/F部31を介して受信した撮影指示に基づいて、放射線画像の撮影を行う。
線源制御部32は、上記撮影指示に付随する曝射条件に基づいて、放射線照射部14が有する線源(図示省略)から放射線Rを射出させる。一例として本実施形態の線源制御部32は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部等を備えたマイクロコンピュータによって実現されている。
また、本体部30の上部には、ユーザインタフェース34が設けられている。ユーザインタフェース34は、放射線画像撮影装置10により放射線画像の撮影を行う技師や医師等のユーザが、放射線画像の撮影に関する指示を行う機能、及びユーザに対して放射線画像の撮影に関する情報を提供する機能を有している。ユーザインタフェース34の一例としては、タッチパネルディスプレイ等が挙げられる。
次に、図2を参照して、収納部12に収納される放射線検出器40及び制御部60の電気系の要部構成について説明する。図2に示すように、本実施形態の放射線検出器40は、TFT(Thin Film Transistor)基板42、ゲート配線ドライバ54、及び信号処理部56を備える。
TFT基板42には、画素44が一方向(図2の行方向)及び一方向に交差する交差方向(図2の列方向)に2次元状に複数設けられている。画素44は、センサ部46及び電界効果型薄膜トランジスタ(TFT、以下、単に「薄膜トランジスタ」という)48を含む。
センサ部46は、図示しない上部電極、下部電極、及び光電変換膜等を含み、図示を省略したシンチレータにより放射線Rから変換された可視光を検知して、電荷を発生させ、発生させた電荷を蓄積する。センサ部46により発生される電荷は、検知した可視光が多くなるほど増加する。薄膜トランジスタ48は、センサ部46に蓄積された電荷を制御信号に応じて読み出して出力する。
また、TFT基板42には、上記一方向に配設され、各薄膜トランジスタ48のオン状態及びオフ状態を切り替えるための複数本のゲート配線50が設けられている。また、TFT基板42には、上記交差方向に配設され、オン状態の薄膜トランジスタ48により読み出された電荷が出力される複数本のデータ配線52が設けられている。
TFT基板42の個々のゲート配線50はゲート配線ドライバ54に接続され、TFT基板42の個々のデータ配線52は信号処理部56に接続されている。
TFT基板42の各薄膜トランジスタ48は、ゲート配線ドライバ54からゲート配線50を介して供給される制御信号により各ゲート配線50毎(本実施形態では、図2に示した行単位)で順にオン状態とされる。そして、オン状態とされた薄膜トランジスタ48によって読み出された電荷は、電気信号としてデータ配線52を伝送されて信号処理部56に入力される。これにより、電荷が各ゲート配線50毎(本実施形態では、図2に示した行単位)に順次、読み出され、二次元状の放射線画像を表す画像データが取得される。
信号処理部56は、個々のデータ配線52毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路及びサンプルホールド回路(いずれも図示省略)を備えており、個々のデータ配線52を伝送された電気信号は増幅回路で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、及びA/D(Analog/Digital)変換器(いずれも図示省略)が順に接続されている。そして、個々のサンプルホールド回路に保持された電気信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、マルチプレクサにより順次選択された電気信号がA/D変換器によってデジタルの画像データへ変換され、制御部60に出力される。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)60A、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ60B、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部60Cを備えている。本実施形態では、一例として制御部60をFPGA(Field Programmable Gate Array)62(図3及び図6参照)により実現している。CPU60Aは、放射線検出器40の全体的な動作を制御する。
また、本実施形態の制御部60は、CPU60Aにより、信号処理部56から入力される放射線画像を表す画像データに対して、オフセット補正及びゲイン補正等の各種補正を行う。なお、オフセット補正を行う場合、本実施形態の制御部60は、CPU60AがROM60Bに予め記憶されているオフセット補正処理用の制御プログラムを実行することによりオフセット補正処理を実行する。オフセット補正処理では、まず、制御部60は、放射線照射部14から放射線Rが照射されていない状態で、放射線検出器40の複数の画素44の各々に蓄積された電荷を、複数の画素44の各々から読み出させ、信号処理部56からオフセットデータを取得する。そして、制御部60は、放射線照射部14から放射線Rが照射された状態で、放射線検出器40の複数の画素44の各々に蓄積された電荷を、複数の画素44の各々から読み出させて信号処理部56から画像データを取得する。さらに、取得した画像データをオフセットデータで補正する。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、収納部12の内部に、通信部64が収納されており、通信部64は制御部60に接続され、無線通信及び有線通信の少なくとも一方により、I/F部31を介して図示を省略したコンソール等の外部の装置との間で、放射線画像の画像データを含む各種情報の送受信を行う。
図3には、本実施形態の収納部12に収納される放射線検出器40及びFPGA62の一例の斜視図を示す。また、図4には、ヒートシンク70をフィン72が突出している側から見た状態の一例を表す平面図を示す。さらに、図5には、図3に示したユニット化された放射線検出器40及びFPGA62が収納部12の内部に収納された収納状態の一例を表す断面図を示す。さらに、図6及び図7には、図5に示した収納状態の一例において、収納部12の内部の熱を放熱する構成及び方法について説明するための断面図を示す。なお、図6では、錯綜を回避するため、熱伝導部材74について、本体部74A及び接触部74B個々の形状を省略して簡略化して記載している。
本実施形態の放射線検出器40は、ゲート配線ドライバ54及び信号処理部56と共に、筐体80に覆われている。また、本実施形態のFPGA62は、基板63(図6参照)に搭載されており、基板63と共に、開口部83を有する筐体82に覆われている。本実施形態では、筐体80及び筐体82を組み合わせることにより、放射線検出器40及びFPGA62を一体的に覆うことで、放射線検出器40及びFPGA62をユニット化している。なお、本実施形態に限定されず、例えば、放射線検出器40及びFPGA62を1つの筐体で一体的に覆うことによりユニット化してもよい。
本実施形態の筐体80及び筐体82は、各々フレームアースとしての機能を有しており、各々TFT基板42やFPGA62におけるEMC(Electro Magnetic Compatibility)対策としての機能を有している。このように、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、放射線検出器40及びFPGA62は、ユニット化されており、EMC対策が施されている。
また、基板63に搭載されたFPGA62の表面には、ヒートシンク70が設けられている。ヒートシンク70は、FPGA62で発生した熱を放熱する機能を有しているため、ヒートシンク70はFPGA62と近接して設けられていることが好ましい。本実施形態では、一例として、ヒートシンク70と基板63との間に設けたバネ等の弾性部材(図示省略)により、ヒートシンク70をFPGA62に押しつけた状態としている。
図3及び図4に示すように、本実施形態のヒートシンク70は、平面視した場合に矩形状の基台71に、複数の平板状のフィン72が設けられている。なお、図示の便宜上、図3と図4とでは、ヒートシンク70に設けられたフィン72の数が異なるが、実際には同一の数となっていることはいうまでもない。なお、フィン72の数は、ヒートシンク70の大きさ、フィン72の形状、及び所望の放熱量(熱拡散量)等に応じて任意であり、特に限定されるものではない。本実施形態のフィン72が、開示の技術の誘導部の一例である。また、図4に示した矢印D方向が、開示の技術の所定の誘導方向の一例であり、以下「誘導方向D」という。
フィン72は、筐体82の開口部83から筐体82の外部へ向けて突出している。また、図3及び図4に示すように、本実施形態では、フィン72の形状を、誘導方向Dに沿った幅W2の方が、誘導方向Dと直交する方向に沿った幅W1よりも長い平板状とすることにより、誘導方向Dに気流を生じやすくしている。なお、幅W1と幅W2との比率は、特に限定されないが、幅W1に比べて幅W2が長いほど、気流を誘導方向Dに誘導しやすくなる。また、フィン72の各々の間のギャップG1及びピッチPは、誘導方向Dへの気流の誘導のしやすさに影響し、ギャップG1が長いほど、気流を誘導方向Dに誘導しやすくなる。本実施形態のギャップG1が、開示の技術のギャップの一例である。
一方、放熱性を高め、熱拡散効果を高めるためには、ヒートシンク70における複数のフィン72の全体の表面積を極力広くすることが好ましい。しかしながら、ギャップG1が長くなるほど、複数のフィン72全体の表面積は小さくなる傾向がある。一方、ギャップG2を長くなるほど、誘導方向Dと交差する方向に気流が誘導されてしまう傾向があるため、気流を誘導する観点からは、ギャップG2は短いことが好ましい。また、幅W2は長くなるほど、放熱効果が低下する場合がある。
なお、ファン88による送風Wの風力が強くなるほど、ギャップG1を小さくすることができる。しかしながら、送風Wの風力を強くする場合、例えば、ファン88の回転速度を速めたりしなくてはならず、ファン88の駆動によって生じる振動等がノイズとして撮影される放射線画像に影響を与え、放射線画像の画質を低下させる場合がある。また、ファン88の駆動音が騒音となる場合もある。
そのため、幅W1と幅W2の比率やギャップG1及びG2は、ファン88の風力及び放熱性能等に応じて定めることが好ましい。なお、一般的に用いられている種々のヒートシンクを用いた場合における発明者らの検討によれば、ギャップG1は、1.3mm以上、4.0mm以下が好ましい。ギャップG1が1.3mm未満の場合、風力の圧力損失が大きく、フィン72を通過する送風Wの風量が不足してしまう場合がある。一方、ギャップG1が4.0mmを越えた場合、複数のフィン72の全体の表面積が小さくなり過ぎてしまい、ヒートシンク70による放熱量が低下し、また、熱拡散(熱伝達)が不十分となり、温度ムラが生じる場合がある。
なお、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、収納部12の内部で発生する熱として、主にFPGA62に起因するヒートシンク70によって放熱することにより、熱を拡散する場合について説明している。
さらに、図3に示すように、ヒートシンク70の対向する一対の辺の各々に沿って、一対の熱伝導部材74が設けられている。熱伝導部材74は、熱伝導性や強度の観点から、アルミニウム、銅、真鍮、及び鉄等の金属やこれらの合金が好ましい。
本実施形態の熱伝導部材74は、図3及び図6に示すように、本体部74A及び接触部74Bを有している。一例として図3及び図5に示すように、本実施形態の熱伝導部材74は、本体部74Aが両端部に断面視L字状の屈曲部を有し、全体として長尺状で、かつ平板状の部材により構成されている。また、本実施形態の熱伝導部材74は、接触部74Bが、各々、本体部74Aの中間部から突出された断面視クランク状の複数の部材により構成されている。
なお、本実施形態に熱伝導部材74Aは、本体部74A及び接触部74Bを1枚の平板状の部材から一体的に切り出し、曲げ加工を行うことで製作しているが、製作方法は、この方法に限るものではない。例えば、熱伝導部材74は、本体部74A及び接触部74Bを個別に製作して接合することで製作すること等としてもよいことはいうまでもない。
熱伝導部材74の接触部74Bの終端部は、ヒートシンク70の基台71に接触しており、ヒートシンク70の保有する熱が接触部74Bにより本体部74Aに伝熱する。なお、本実施形態では、接触部74Bの終端部と、基台71とが接触している形態について説明したが、この形態に限定されず、基台71から熱が接触部74Bに伝熱すればよく、例えば、接触部74Bの終端部と基台71とが近接した位置に離間して設けられていてもよい。
一方、熱伝導部材74の本体部74Aは、筐体82を跨いで両端部が筐体80に電気的に接続されている。このように、熱伝導部材74が筐体80と電気的に接続されていることにより、熱伝導部材74は、EMC対策としての機能を有する。
また、本実施形態の本体部74Aは、ヒートシンク70のフィン72よりも外側(具体的には、詳細を後述する通気口90側)に突出している。このように、熱伝導部材74の本体部74Aがヒートシンク70のフィン72よりも通気口90側に突出することにより、フィン72が底板104等に接触するのを抑制することができ、フィン72やヒートシンク70を介して、外部の衝撃がFPGA62や放射線検出器40に伝わるのを抑制することができる。
図5に示すように、本実施形態の収納部12は、放射線検出面16を有する天板102、及び底板104を有する筐体100を含んでいる。本実施形態の底板104には、通気口90が設けられている。本実施形態では、上述したように保持部24及びアーム部22の各々の内部にわたって空洞部25が設けられており、空洞部25と収納部12の各々の内部は、通気口90を介して連続した空間を形成している。本実施形態において「連続した空間」とは、収納部12の内部の熱を伝達(放熱)する観点において、1つの空間とみなせる空間のことをいい、本実施形態では、熱力学的に閉鎖系である空間(熱は移動するが、物質は移動しない空間)である。なお、「連続した空間」は、完全には閉鎖されていなくてもよいが、少なくとも、血液等の体液や、水分等が侵入しない空間であることが好ましい。
図5〜図7に示すように、収納部12には、放射線検出器40(筐体80)が放射線検出面16側(天板102側)、ヒートシンク70が底板104側とされた状態で、ユニット化された放射線検出器40及びFPGA62が収納されている。また、本実施形態では、一例として図5〜図7に示すように底板104のアーム部22側と反対側に通気口90が設けられている。
ところで、放射線検出器40と放射線検出面16との間隔L1が離れるほど、放射線検出器40により撮影された放射線画像がぼやけてしまい、画質が低下するため、放射線検出器40と放射線検出面16との間隔L1は、極力短いことが好ましい。また、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一例として図6に示すように、放射線検出器40とFPGA62とがフレキシブルケーブル66により接続されているが、放射線検出器40とFPGA62との間隔L2が離れるほどノイズの影響を受けやすくなり、放射線検出器40により撮影された放射線画像の画質が低下する。そのため、放射線検出器40とFPGA62との間隔L2も、極力短いことが好ましいが、FPGA62の熱が放射線検出器40に伝わりやすなる。
そこで、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、一例として図6及び図7に示すように、放射線検出器40と基板63との間に、FPGA62の熱が放射線検出器40へ伝わるのを抑制する低熱伝導部材94を備えている。低熱伝導部材94はFPGA62の熱が伝熱するのを抑制する観点から予め定められた熱伝導率よりも熱伝導率が低い部材である。低熱伝導部材94は、特に限定されないが、例えば、PC(ポリカーボネート)樹脂やABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)樹脂が好ましい。なお、低熱伝導部材94としては、JIS A 1412−1(熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法)に準拠して測定された熱伝導率がPC樹脂を用いる場合は0.19W/mK程度、ABS樹脂を用いる場合は、0.19W/mK以上、0.36W/mK以下の範囲内程度であることが好ましい。
さらに、一例として図6及び図7に示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、低熱伝導部材94の近傍、具体的には基板63とFPGA62との間に、低熱伝導部材94を伝わる熱を拡散する熱拡散部材96を備えている。
上述したように、低熱伝導部材94は、FPGA62の熱が伝熱するのを抑制するが、完全に断熱するには至らない場合が多い。そのため、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一端、熱拡散部材96により、低熱伝導部材94を伝わる熱を拡散させる。熱拡散部材96によって低熱伝導部材94を伝わる熱が拡散されることにより、放射線検出器40の画素44が二次元状に配置された面内における、低熱伝導部材94を介して放射線検出器40に伝わる熱のムラが抑制され、上記面内における温度分布の均一化が図れる。
熱拡散部材96は、特に限定されないが、低熱伝導部材94よりも熱伝導率が高い部材が好ましく、例えば、アルミ箔やアルミのテープ等が挙げられる。なお、JIS A 1412−1(熱絶縁材の熱抵抗及び熱伝導率の測定方法)に準拠して測定されたアルミの熱伝導率は、226W/mKである。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、一例として図5及び図7に示すように、収納部12の内部からヒートシンク70のフィン72へ内気を送風するファン88が、収納部12の内部のアーム部22側に設けられている。本実施形態の放射線画像撮影装置10では、ファン88の送風Wが、収納部12の内部から通気口90を介して収納部12の外部へ排出される。本実施形態の放射線画像撮影装置10におけるファン88の送風Wを通気口90へ誘導する方向が誘導方向Dである。なお、本実施形態において「内気」とは、収納部12の内部の気体(本実施形態では、一例として空気)のことをいう。
本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一例として、I/F部31を介して受信した撮影指示に応じてファン88を駆動する制御を行う。具体的には、FPGA62が駆動するタイミングに応じて、ファン88が駆動する。本実施形態のファン88が、開示の技術の送風機の一例である。なお、図7では、簡略化のため、熱伝導部材74の記載を省略している。
一例として図5及び図7に示すように、本実施形態の収納部12の底板104は、ファン88が設けられたアーム部22側から先端部に向けて傾斜しており、先端部に向けて徐々に天板102と底板104との間隔が狭くなっている。なお、本実施形態の底板104は、一例として図5に示したようにアーム部22側から先端部に向けて緩やかに湾曲している。このように底板104を形成することにより、ファン88による送風Wがヒートシンク70のフィン72の領域を経由して通気口90を通過し易くなる。
次に、本実施形態の放射線画像撮影装置10の作用を説明する。
上述したように、本実施形態の放射線画像撮影装置10のCアーム20は、支軸29を回転軸として回転が可能であり、また、図1に示した矢印A方向に移動が可能である。そのため、本実施形態では、図1に示した矢印Z方向に対する収納部12、すなわち放射線検出器40、FPGA62、及びヒートシンク70の角度が変化する。なお、以下では、図1に示した矢印Z方向の上側を単に「上側」、矢印Z方向の下側を単に「下側」という。
図8には、放射線画像撮影装置10の上側に放射線照射部14が、下側に収納部12が位置する場合(図5〜図7参照)の、放射線検出器40、FPGA62、及びヒートシンク70の状態を模式的に示す。
図8に示した状態では、上述したように、ファン88の送風Wは、ヒートシンク70のフィン72を経由して、通気口90から外部に排出される。
なお、図示は省略するが、放射線画像撮影装置10の上側に収納部12が、下側に放射線照射部14が位置する場合(図1参照)も同様に、ファン88の送風Wは、ヒートシンク70のフィン72を経由して、通気口90から外部に排出される。
一方、図9Aには、図8に示した状態から、Cアーム20を90度、支軸29を回転軸として回転させた場合の、放射線検出器40、FPGA62、及びヒートシンク70の状態を模式的に示す。また、図9Bには、図9Aに示した状態におけるファン88、ヒートシンク70、及び通気口90を底板104側から見た状態を模式的に示す。
本実施形態の放射線画像撮影装置10では、ヒートシンク70のフィン72が、通気口90(誘導方向D)に送風W(気流)を誘導するため、図9Aに示した状態であっても、図9Bに示すように、ファン88の送風Wは、ヒートシンク70のフィン72によって誘導され、通気口90から外部に排出される。
ここで、比較例として、本実施形態の放射線画像撮影装置10と異なり、ヒートシンク70のフィン72が通気口90(誘導方向D)に送風W(気流)を誘導しない場合について説明する。
一例として、図10A及び図10Bを参照して、本実施形態の基台201上に、複数のピン(針)状のフィン202が設けられたヒートシンク200を用いた場合の比較例について説明する。図10Aには、上記図9Aと同様に、Cアーム20を90度、支軸29を回転軸として回転させた場合の、放射線検出器40、FPGA62、及びヒートシンク200の状態を模式的に示す。また、図10Bには、図10Aに示した状態におけるファン88、ヒートシンク200、及び通気口90を底板104側から見た状態を模式的に示す。
図10A及び図10Bに示すように、複数のピン(針)状のフィン202が設けられている場合、フィン202を経由する送風Wが暖まっているため、送風Wは、上昇気流となって上昇する。そのため、図10Bに示すように、送風Wは通気口90に到達せず、収納部12の内壁にぶつかり外部に排気されない。この場合、収納部12内に熱気がこもり、FPGA62の熱が拡散されにくくなる。
以上説明したように、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、照射された放射線Rに応じた電荷を蓄積する複数の画素44が二次元状に配置された放射線検出器40と、放射線検出器40を制御する制御部60であるFPGA62と、放射線Rを射出する放射線照射部14と、所定の方向の一例である垂直方向に対す記放射線検出器40及びFPGA62の角度を一体的に変更するCアーム20と、所定の誘導方向Dに気流を誘導するフィン72が設けられ、FPGA62の熱を放熱するヒートシンク70と、放射線検出器40、FPGA62、及びヒートシンク70を収納し、放射線照射部14から射出された放射線Rが照射される放射線検出面16を有する収納部12と、を備える。
これにより、本実施形態の放射線画像撮影装置10によれば、ヒートシンク70を介して放射線検出器40に伝熱するFPGA62の熱が、誘導された気流により拡散されるため、放射線検出器40の画素44が設けられた二次元面における温度勾配が抑制される。従って、本実施形態の放射線画像撮影装置10によれば、温度ムラを改善することができる。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、ヒートシンク70とFPGA62とは近接していることが好ましいが、ヒートシンク70と通気口90との距離が比較的離れてしまう場合がある。これに対して、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一例として図6に示すように、熱伝導部材74の本体部74Aが通気口90に向けて突出しているため、本体部74Aを介して、通気口90から保持部24の内部の空洞部25に、収納部12の内部の熱を放熱し易くなる。
なお、本実施形態では、放射線検出器40とFPGA62とがユニット化された形態について説明したが、この形態に限定されず、放射線検出器40とFPGA62とがユニット化されていない形態であってもよい。
また、本実施形態では、熱伝導部材74がヒートシンク70に接触している場合について説明したが、熱伝導部材74は、FPGA62及びヒートシンク70の少なくとも一方に接触していることが好ましいが、上述したように、ヒートシンク70またはFPGA62から熱が伝熱される状態であれば、ヒートシンク70及びFPGA62のいずれに対しても非接触であってもよい。
また、本実施形態では、FPGA62の表面にヒートシンク70が設けられており、ヒートシンク70の基台71の一部が筐体82に覆われている形態について説明したが、この形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、図11示すように、開口部83が設けられていない筐体82によって、FPGA62が覆われており、筐体82のFPGA62を覆う領域上に、ヒートシンク70を設けてもよい。
また、ヒートシンク70のフィン72の形状及び配置等も、本実施形態に限定されないことはいうまでもなく、気流の誘導方向に応じた形態とすればよい。例えば、放射線画像撮影装置10がファン88及び通気口90を含む場合、ファン88及び通気口90の位置に応じたフィン72の形状及び配置とすればよい。例えば、図12に示したように、ヒートシンク70から見て、ファン88と、通気口90とが交差する方向に設けられている場合、複数のフィン72のうち、少なくとも一部のフィン72を、ファン88及び通気口90の位置に応じて屈曲した形状とすることが好ましい。本実施形態のファン88及び通気口90の少なくとも一方が、本開示の放熱補助部の一例である。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置10が1つのFPGA62を備える形態について説明したが、放射線画像撮影装置10が備えるFPGA62の数は特に限定されず、例えば、複数であってもよい。この場合、複数のFPGA62の各々毎に、ヒートシンク70を備えていてもよいし、複数のFPGA62に対して、例えば、全体を覆う1つのヒートシンク70を備えるようにしてもよい。
また、本実施形態では、収納部12の内気をアーム部22の空洞部25に排気する形態について説明したが、内気の排気先は、空洞部25に限定されない。例えば、放射線画像撮影装置10の外部に排気してもよい。
また、通気口90の大きさ及び形状のいずれも、本実施形態で説明した大きさ及び形状に限定されないことはいうまでもない。
なお、本実施形態では、本開示の技術をCアーム20を備える放射線画像撮影装置10に適用した形態について説明したが、実施形態の放射線画像撮影装置10に限定されないことはいうまでもない。例えば、本開示の技術を、放射線Rを用いて体内を透視して、その様子をリアルタイムで観察する、いわゆるX線テレビ等に適用してもよい。
その他、上記実施形態で説明した放射線画像撮影装置10の構成及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
10 放射線画像撮影装置
12 収納部
14 放射線照射部
16 放射線検出面
20 Cアーム
22 アーム部
24 保持部
25 空洞部
26 Cアーム保持部
27 軸部
28 軸受け
29 支軸
30 本体部
31 I/F部
32 線源制御部
33 車輪
34 ユーザインタフェース
40 放射線検出器
42 TFT基板
44 画素
46 センサ部
48 薄膜トランジスタ
50 ゲート配線
52 データ配線
54 ゲート配線ドライバ
56 信号処理部
60 制御部
60A CPU
60B メモリ
60C 記憶部
62 FPGA
63 基板
64 通信部
66 フレキシブルケーブル
70 ヒートシンク
71 基台
72 フィン
74 熱伝導部材
74A 本体部
74B 接触部
80、82、100 筐体
83 開口部
88 ファン
90 通気口
92 開口部
102 天板
104 底板
A、B、Z 矢印
D 誘導方向(矢印)
G1、G2 ギャップ
R 放射線
W 送風
W1、W2 幅

Claims (11)

  1. 照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が二次元状に配置された放射線検出器と、
    前記放射線検出器を制御する制御部と、
    所定の誘導方向に気流を誘導する誘導部が設けられ、前記制御部の熱を放熱するヒートシンクと、
    前記放射線検出器、前記制御部、及び前記ヒートシンクを収納し、放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、
    前記放射線検出器と前記制御部との間に設けられ、熱伝導率が予め定められた熱伝導率よりも低い低熱伝導部材と、
    前記低熱伝導部材の近傍に設けられ、前記低熱伝導部材の熱を拡散する熱拡散部材と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  2. 前記ヒートシンクによる放熱を補助する放熱補助部をさらに備え、
    前記所定の誘導方向は、前記放熱補助部に応じて予め定められた放熱方向である、
    請求項1に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記放熱補助部は、前記収納部の内部から前記誘導部へ内気を送風する送風機を含む、
    請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記放熱補助部は、前記収納部に設けられた通気口を含み、
    前記所定の誘導方向は、前記通気口に向かう方向である、
    請求項2または請求項3に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 放射線を射出する放射線照射部と、
    所定の方向に対する前記放射線検出器及び前記制御部の角度を一体的に変更する変更部と、
    をさらに備える請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記変更部は、前記放射線検出面に対向する位置に、前記放射線照射部を支持する支持部を含む、
    請求項5に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 放射線を射出する放射線照射部と、
    所定の方向に対する前記放射線検出器及び前記制御部の角度を一体的に変更する変更部と、
    をさらに備え、
    前記変更部は、前記放射線検出面に対向する位置に、前記放射線照射部を支持し、かつ前記通気口を介して前記収納部の内部と連続した空間を形成する空洞部を有する支持部を含む、
    請求項4に記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記熱拡散部材は、前記低熱伝導部材よりも熱伝導率が高い部材である、
    請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  9. 前記誘導部は、1.3mm以上、4.0mm以下のギャップで整列した複数のフィンである、
    請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  10. 前記制御部は、前記放射線照射部から放射線が照射された状態で前記複数の画素の各々に蓄積された電荷を前記複数の画素の各々から読み出して画像信号を取得し、前記放射線照射部から放射線が照射されていない状態で前記複数の画素の各々に蓄積された電荷を、前記複数の画素の各々から読み出してオフセットデータを取得し、前記画像信号を前記オフセットデータで補正する補正処理を行う、
    請求項1から請求項9のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  11. 照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が二次元状に配置された放射線検出器と、前記放射線検出器を制御する制御部と、前記放射線検出器、前記制御部、及びヒートシンクを収納し、放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、前記放射線検出器と前記制御部との間に設けられ、熱伝導率が予め定められた熱伝導率よりも低い低熱伝導部材と、前記低熱伝導部材の近傍に設けられ、前記低熱伝導部材の熱を拡散する熱拡散部材と、を備えた放射線画像撮影装置の熱拡散方法であって、
    前記ヒートシンクに設けられた誘導部により、所定の誘導方向に気流を誘導して前記制御部の熱を放熱することにより、前記熱を拡散する
    熱拡散方法。
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