JP6742291B2 - 放射線画像撮影装置及び放熱方法 - Google Patents

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Description

本開示は、放射線画像撮影装置及び放熱方法に関する。
従来、放射線照射装置から射出されて被写体を透過した放射線を放射線検出器で検出することにより放射線画像を撮影する放射線画像撮影装置が知られている。この放射線画像撮影装置は、放射線検出器を駆動するための制御部として機能する電子回路や放射線検出器等を収納部の内部に備えている。この放射線画像撮影装置では、電子回路等の発熱により収納部の内部に熱がこもってしまう場合がある。
そのため、例えば、特許文献1及び特許文献2には、放射線画像撮影装置の内部で発生した熱を放熱する技術が記載されている。
特許第5619203号公報 特開2012−42302号公報
しかしながら、従来の技術では、収納部の内部の熱を放熱するには、必ずしも充分な放熱効果が得られない場合があった。
本開示は、以上の事情を鑑みて成されたものであり、放射線検出器及び制御部を収納する収納部の内部の熱の放熱効果を向上させることができる放射線画像撮影装置及び放熱方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本開示の放射線画像撮影装置は、照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が配置された放射線検出器と、放射線検出器を制御する制御部と、放射線を射出する放射線照射部と、放射線検出器及び制御部を収納し、放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面及び放熱口を有する収納部と、放射線検出面に対向する位置に放射線照射部を支持し、放熱口を介して収納部の内部と連続した空間を形成する空洞部を有する支持部と、収納部に収納され、かつ制御部と熱的に結合するヒートシンクと、ヒートシンクよりも放熱口側に突出している熱伝導部材と、を備える。
また、本開示の放射線画像撮影装置の熱伝導部材は、制御部及びヒートシンクのいずれか一方に接触てもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、ヒートシンクの一部の領域、放射線検出器、及び制御部を一体的に覆う筐体をさらに備えてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、放射線検出器及び制御部を一体的に覆う筐体をさらに備え、ヒートシンクは、筐体上に設けられていてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の筐体は収納部に収納されており、制御部及びヒートシンクのいずれか一方に接触する熱伝導部材は、筐体に接触していてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置のヒートシンクは、収納部及び支持部と離間されていてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置は、収納部の内部からヒートシンクのフィンの領域を経由して放熱口へ内気を送風する送風機をさらに備えてもよい。
また、本開示の放射線画像撮影装置の支持部は、収納部を保持し、かつ収納部を保持した状態で放熱口を介して収納部の内部と空洞部とを連続した空間とさせる開口部を有する保持部と、保持部と放射線照射部とを一端部と他端部との間で繋ぐアームと、を備え、空洞部は、保持部の内部及びアームの内部にわたって設けられていてもよい。
上記目的を達成するために、本開示の放熱方法は、照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が配置された放射線検出器と、放射線検出器を制御する制御部と、放射線を射出する放射線照射部と、放射線検出器及び制御部を収納し、放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、放射線検出面に対向する位置に放射線照射部を支持する支持部と、収納部に収納され、かつ制御部と熱的に結合するヒートシンクと、ヒートシンクよりも放熱口側に突出している熱伝導部材と、を備えた放射線画像撮影装置の放熱方法であって、収納部内の熱を、収納部が有する放熱口から、放熱口を介して収納部の内部と連続した空間を形成する支持部が有する空洞部に放熱する方法である。
本開示によれば、放射線検出器及び制御部を収納する収納部の内部の熱の放熱効果を向上させることができる。
実施形態の放射線画像撮影装置の構成の一例を示す側面図である。 実施形態の放射線検出器及び制御部の電気系の要部構成の一例を示すブロック図(一部回路図)である。 実施形態の収納部に収納される放射線検出器及び制御部の一例を示す斜視図である。 図3に示したユニット化された放射線検出器及びFPGAが収納部の内部に収納された収納状態の一例を表す断面図である。 図4に示した収納状態の一例において、収納部の内部の熱を放熱する構成及び方法について説明するための断面図である。 図4に示した収納状態の一例において、収納部の内部の熱を放熱する構成及び方法について説明するための断面図である。 一般的な閉鎖系における放熱について説明するための説明図である。 図7に示した閉鎖系よりも容積(表面積)が大きな一般的な閉鎖系における放熱について説明するための説明図である。 比較のため、実施形態の放射線画像撮影装置と異なり、収納部が閉鎖系である場合の放熱について説明するための説明図である。 実施形態の放射線画像撮影装置において、ファンを駆動させない場合の放熱について説明するための説明図である。 実施形態の放射線画像撮影装置において、ファンを駆動させる場合の放熱について説明するための説明図である。 放射線画像撮影装置の収納部における収納部の内部温度の変化について閉鎖系を模式的に示した説明図である。 図12に示した場合よりも熱源が放熱口の近傍に配置された状態について、放射線画像撮影装置の収納部における収納部の内部温度の変化について閉鎖系を模式的に示した説明図である。 ヒートシンクを直接、Cアームに接続することが好ましくない理由を説明するための説明図である。 ヒートシンクを直接、Cアームに接続することが好ましくない理由を説明するための説明図である。 実施形態の収納部に収納される放射線検出器及び制御部の他の例を示す斜視図である。 実施形態の熱伝導部材の他の形態例について模式的に示した平面図である。 実施形態の熱伝導部材の他の形態例について模式的に示した平面図である。 実施形態の熱伝導部材の他の形態例について模式的に示した平面図である。 実施形態の熱伝導部材の他の形態例について模式的に示した平面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態例を詳細に説明する。
まず、図1を参照して、本実施形態の放射線画像撮影装置10の構成について説明する。図1に示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、アーム部22と保持部24とを有するCアーム20を備えている。
アーム部22の一端には、放射線Rを射出する放射線照射部14が設けられる一方、他端には保持部24が設けられている。本実施形態では、図1に示すように、保持部24は、詳細を後述する放射線Rを検出して放射線画像を表す画像データを生成する放射線検出器40及び放射線検出器40を制御する制御部60等を収納する収納部12を保持する。収納部12の放射線照射部14と対向する側には、放射線照射部14から射出された放射線Rが照射される放射線検出面16が設けられている。なお、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、放射線検出面16と放射線照射部14の線源(図示省略)との距離である、いわゆるSID(Source Image Distance)が固定値とされている。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10のCアーム20の内部には、アーム部22及び保持部24にわたって空洞部25が設けられている。
Cアーム20は、Cアーム保持部26によって図1に示した矢印A方向に移動可能に保持されている。また、Cアーム保持部26は軸部27を有しており、軸部27は、Cアーム20を軸受け28に連結する。Cアーム20は、軸部27を回転軸として回転可能とされている。
また、図1に示すように本実施形態の放射線画像撮影装置10は、底部に複数の車輪33が設けられた本体部30を備えている。本体部30の筐体の図1における上部側には、図1の矢印B方向に伸縮する支軸29が設けられている。支軸29の上部には、軸受け28が、矢印B方向に移動可能に保持されている。
また、本体部30には、I/F(Interface)部31及び線源制御部32が内蔵されている。
I/F部31は、放射線画像撮影装置10による放射線画像の撮影に関する全体的な制御を行うコンソール(図示省略)と無線または有線により通信を行う機能を有している。本実施形態の放射線画像撮影装置10は、コンソールからI/F部31を介して受信した撮影指示に基づいて、放射線画像の撮影を行う。
線源制御部32は、上記撮影指示に付随する曝射条件に基づいて、放射線照射部14が有する線源(図示省略)から放射線Rを射出させる。一例として本実施形態の線源制御部32は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部等を備えたマイクロコンピュータによって実現されている。
また、本体部30の上部には、ユーザインタフェース34が設けられている。ユーザインタフェース34は、放射線画像撮影装置10により放射線画像の撮影を行う技師や医師等のユーザが、放射線画像の撮影に関する指示を行う機能、及びユーザに対して放射線画像の撮影に関する情報を提供する機能を有している。ユーザインタフェース34の一例としては、タッチパネルディスプレイ等が挙げられる。
次に、図2を参照して、収納部12に収納される放射線検出器40及び制御部60の電気系の要部構成について説明する。図2に示すように、本実施形態の放射線検出器40は、TFT(Thin Film Transistor)基板42、ゲート配線ドライバ54、及び信号処理部56を備える。
TFT基板42には、画素44が一方向(図2の行方向)及び一方向に交差する交差方向(図2の列方向)に2次元状に複数設けられている。画素44は、センサ部46及び電界効果型薄膜トランジスタ(TFT、以下、単に「薄膜トランジスタ」という)48を含む。
センサ部46は、図示しない上部電極、下部電極、及び光電変換膜等を含み、図示を省略したシンチレータにより放射線Rから変換された可視光を検知して、電荷を発生させ、発生させた電荷を蓄積する。センサ部46により発生される電荷は、検知した可視光が多くなるほど増加する。薄膜トランジスタ48は、センサ部46に蓄積された電荷を制御信号に応じて読み出して出力する。
また、TFT基板42には、上記一方向に配設され、各薄膜トランジスタ48のオン状態及びオフ状態を切り替えるための複数本のゲート配線50が設けられている。また、TFT基板42には、上記交差方向に配設され、オン状態の薄膜トランジスタ48により読み出された電荷が出力される複数本のデータ配線52が設けられている。
TFT基板42の個々のゲート配線50はゲート配線ドライバ54に接続され、TFT基板42の個々のデータ配線52は信号処理部56に接続されている。
TFT基板42の各薄膜トランジスタ48は、ゲート配線ドライバ54からゲート配線50を介して供給される制御信号により各ゲート配線50毎(本実施形態では、図2に示した行単位)で順にオン状態とされる。そして、オン状態とされた薄膜トランジスタ48によって読み出された電荷は、電気信号としてデータ配線52を伝送されて信号処理部56に入力される。これにより、電荷が各ゲート配線50毎(本実施形態では、図2に示した行単位)に順次、読み出され、二次元状の放射線画像を表す画像データが取得される。
信号処理部56は、個々のデータ配線52毎に、入力される電気信号を増幅する増幅回路及びサンプルホールド回路(いずれも図示省略)を備えており、個々のデータ配線52を伝送された電気信号は増幅回路で増幅された後にサンプルホールド回路に保持される。また、サンプルホールド回路の出力側にはマルチプレクサ、及びA/D(Analog/Digital)変換器(いずれも図示省略)が順に接続されている。そして、個々のサンプルホールド回路に保持された電気信号はマルチプレクサに順に(シリアルに)入力され、マルチプレクサにより順次選択された電気信号がA/D変換器によってデジタルの画像データへ変換され、制御部60に出力される。
制御部60は、CPU(Central Processing Unit)60A、ROM(Read Only Memory)とRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ60B、及びフラッシュメモリ等の不揮発性の記憶部60Cを備えている。本実施形態では、一例として制御部60をFPGA(Field Programmable Gate Array)62(図3及び図5参照)により実現している。CPU60Aは、放射線検出器40の全体的な動作を制御する。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、収納部12の内部に、通信部64が収納されており、通信部64は制御部60に接続され、無線通信及び有線通信の少なくとも一方により、I/F部31を介して図示を省略したコンソール等の外部の装置との間で、放射線画像の画像データを含む各種情報の送受信を行う。
図3には、本実施形態の収納部12に収納される放射線検出器40及びFPGA62の一例の斜視図を示す。また、図4には、図3に示したユニット化された放射線検出器40及びFPGA62が収納部12の内部に収納された収納状態の一例を表す断面図を示す。さらに、図5及び図6には、図4に示した収納状態の一例において、収納部12の内部の熱を放熱する構成及び方法について説明するための断面図を示す。なお、図5では、錯綜を回避するため、熱伝導部材74について、本体部74A及び接触部74B個々の形状を省略して簡略化して記載している。
本実施形態の放射線検出器40は、ゲート配線ドライバ54及び信号処理部56と共に、筐体80に覆われている。また、本実施形態のFPGA62は、基板63(図5参照)に搭載されており、基板63と共に、開口部83を有する筐体82に覆われている。本実施形態では、筐体80及び筐体82を組み合わせることにより、放射線検出器40及びFPGA62を一体的に覆うことで、放射線検出器40及びFPGA62をユニット化している。なお、本実施形態に限定されず、例えば、放射線検出器40及びFPGA62を1つの筐体で一体的に覆うことによりユニット化してもよい。
本実施形態の筐体80及び筐体82は、各々フレームアースとしての機能を有しており、各々TFT基板42やFPGA62におけるEMC(Electro Magnetic Compatibility)対策としての機能を有している。筐体80及び筐体82は、単一の金属や合金等の導体を用いたものが好ましい。このように、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、放射線検出器40及びFPGA62は、ユニット化されており、EMC対策が施されている。
また、基板63に搭載されたFPGA62の表面には、平面視した場合に矩形状の基台71に、複数の平板状のフィン72が形成されたヒートシンク70が設けられている。図3に示すように、ヒートシンク70のフィン72は、筐体82の開口部83から筐体82の外部へ向けて突出している。ヒートシンク70は、FPGA62で発生した熱を放熱する機能を有しているため、ヒートシンク70はFPGA62と熱的に結合している。そのため、ヒートシンク70はFPGA62に近接して設けられていることが好ましい。本実施形態では、一例として、ヒートシンク70と基板63との間に設けたバネ等の弾性部材(図示省略)により、ヒートシンク70をFPGA62に押しつけた状態としている。
なお、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、収納部12の内部で発生する熱として、主にFPGA62に起因する熱を放熱する場合について説明している。
さらに、図3に示すように、ヒートシンク70の対向する一対の辺の各々に沿って、一対の熱伝導部材74が設けられている。熱伝導部材74は、熱伝導性や強度の観点から、アルミニウム、銅、真鍮、及び鉄等の金属やこれらの合金が好ましい。
本実施形態の熱伝導部材74は、図3及び図5に示すように、本体部74A及び接触部74Bを有している。一例として図3及び図4に示すように、本実施形態の熱伝導部材74は、本体部74Aが両端部に断面視L字状の屈曲部を有し、全体として長尺状で、かつ平板状の部材により構成されている。また、本実施形態の熱伝導部材74は、接触部74Bが、各々、本体部74Aの中間部から突出された断面視クランク状の複数の部材により構成されている。
なお、本実施形態の熱伝導部材74は、本体部74A及び接触部74Bを1枚の平板状の部材から一体的に切り出し、曲げ加工を行うことで製作しているが、製作方法は、この方法に限るものではない。例えば、熱伝導部材74は、本体部74A及び接触部74Bを個別に製作して接合することで製作すること等としてもよいことはいうまでもない。
熱伝導部材74の接触部74Bの終端部は、ヒートシンク70の基台71に接触しており、ヒートシンク70の保有する熱が接触部74Bにより本体部74Aに伝熱する。なお、本実施形態では、接触部74Bの終端部と、基台71とが接触している形態について説明したが、この形態に限定されず、基台71から熱が接触部74Bに伝熱すればよく、例えば、接触部74Bの終端部と基台71とが近接した位置に離間して設けられていてもよい。
一方、熱伝導部材74の本体部74Aは、筐体82を跨いで両端部が筐体80に電気的に接続されている。このように、熱伝導部材74が筐体80と電気的に接続されていることにより、熱伝導部材74は、EMC対策としての機能を有する。
また、本実施形態の本体部74Aは、ヒートシンク70のフィン72よりも外側(具体的には、詳細を後述する放熱口90側)に突出している。このように、熱伝導部材74の本体部74Aがヒートシンク70のフィン72よりも放熱口90側に突出することにより、フィン72が底板104等に接触するのを抑制することができ、フィン72やヒートシンク70を介して、外部の衝撃がFPGA62や放射線検出器40に伝わるのを抑制することができる。
なお、熱伝導部材74の端部がヒートシンク70の端部よりも放熱口90側に突出している態様ならば、本実施形態の態様に限定されない。例えば、接触部74Bの方が本体部74Aよりも放熱口90側に突出している場合、接触部74Bがフィン72よりも放熱口90側に突出していればよい。
図4に示すように、本実施形態の収納部12は、放射線検出面16を有する天板102、及び底板104を有する筐体100を含んでいる。本実施形態の底板104には、放熱口90が設けられている。本実施形態では、上述したように保持部24及びアーム部22の各々の内部にわたって空洞部25が設けられており、空洞部25と収納部12の各々の内部は、保持部24に設けられた開口部92(図10参照)及び放熱口90を介して、連続した空間を形成している。本実施形態において「連続した空間」とは、収納部12の内部の熱を伝達(放熱)する観点において、1つの空間とみなせる空間のことをいい、本実施形態では、熱力学的に閉鎖系である空間(熱は移動するが、物質は移動しない空間であり、以下、単に「閉鎖系」という)である。なお、「連続した空間」は、完全には閉鎖されていなくてもよいが、少なくとも、血液等の体液や、水分等が侵入しない空間であることが好ましい。
図4及び図5に示すように、収納部12には、放射線検出器40(筐体80)が放射線検出面16側(天板102側)、ヒートシンク70が底板104側とされた状態で、ユニット化された放射線検出器40及びFPGA62が収納されている。また、本実施形態では、図4及び図5に示すようにヒートシンク70と対向する底板104の領域に放熱口90が設けられている。
ところで、放射線検出器40と放射線検出面16との間隔L1が離れるほど、放射線検出器40により撮影された放射線画像がぼやけてしまい、画質が低下するため、放射線検出器40と放射線検出面16との間隔L1は、極力短いことが好ましい。また、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一例として図5に示すように、放射線検出器40とFPGA62とがフレキシブルケーブル66により接続されているが、放射線検出器40とFPGA62との間隔L2が離れるほどノイズの影響を受けやすくなり、放射線検出器40により撮影された放射線画像の画質が低下する。そのため、放射線検出器40とFPGA62との間隔L2も、極力短いことが好ましい。
また、上述したように、ヒートシンク70とFPGA62とは近接していることが好ましい。そのため、ヒートシンク70と放熱口90との距離が比較的離れてしまう場合がある。
そこで、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一例として図4及び図5に示すように、熱伝導部材74の本体部74Aが、放熱口90に向けて突出している。これにより、熱伝導部材74の本体部74Aを介して、放熱口90から保持部24の内部の空洞部25に、収納部12の内部の熱を放熱し易くなる。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、一例として図4及び図6に示すように、収納部12の内部からヒートシンク70のフィン72の領域を経由して放熱口90へ内気を送風するファン88が、収納部12の内部のアーム部22側に設けられている。なお、本実施形態において「内気」とは、収納部12の内部の気体(本実施形態では、一例として空気)のことをいう。
本実施形態の放射線画像撮影装置10では、一例として、I/F部31を介して受信した撮影指示に応じてファン88を駆動する制御を行う。具体的には、FPGA62が駆動するタイミングに応じて、ファン88が駆動する。本実施形態のファン88が、開示の技術の送風機の一例である。なお、図6では、簡略化のため、熱伝導部材74の記載を省略している。
一例として図4及び図6に示すように、本実施形態の収納部12の底板104は、ファン88が設けられたアーム部22側から先端部に向けて傾斜しており、先端部に向けて徐々に天板102と底板104との間隔が狭くなっている。なお、本実施形態の底板104は、一例として図4に示したようにアーム部22側から先端部に向けて緩やかに湾曲している。このように底板104を形成することにより、ファン88による送風Wがヒートシンク70のフィン72の領域を経由して放熱口90を通過し易くなる。
次に、本実施形態の放射線画像撮影装置10の作用を説明する。
まず、図7及び図8を参照して容積(表面積)が異なる一般的な閉鎖系(閉鎖系200、202)における放熱について説明する。
図7に示した閉鎖系200の場合、熱源Hから放出される熱量をW、閉鎖系200の表面積をA1、閉鎖系200の内部の温度をT1_High、室温をT_low、及び熱伝達係数をhで表した場合、下記(1)式が成り立つ。
W=A1×h×(T1_High−T_low) ・・・(1)
一方、図8に示した閉鎖系202は、閉鎖系200よりも容積(表面積)が大きい。閉鎖系202の場合、さらに、閉鎖系202の表面積をA2、及び閉鎖系202の内部の温度をT2_Highで表した場合、下記(2)式が成り立つ。
W=A2×h×(T2_High−T_low) ・・・(2)
上述したように、表面積A2>表面積A1であるため、上記(1)式及び(2)式から、下記(3)式の関係が成り立つ。
T2_High<T1_High ・・・(3)
上記(3)式より、閉鎖系では、容積(表面積)が大きいほど、閉鎖系の内部の温度が下がること、すなわち、放熱効果が向上することがわかる。
次に、放射線画像撮影装置10の収納部12における熱の放熱について図9〜図11を参照して説明する。なお、上述したように本実施形態の放射線画像撮影装置10では、熱源HをFPGA62としている。
まず、比較のため、本実施形態の放射線画像撮影装置10と異なり、収納部12が閉鎖系である場合の放熱について図9を参照して説明する。
図9に示した場合では、収納部12の表面積をX0とすると、上述したように、収納部12内部の温度、すなわち放熱効果は、収納部12の表面積X0に依存する。
一方、本実施形態の放射線画像撮影装置10において、ファン88を駆動させない場合の放熱について図10を参照して説明する。なお、図10では、錯綜を回避するためファン88の図示を省略している。
図10に示したように本実施形態の放射線画像撮影装置10では、収納部12の放熱口90及び保持部24の開口部92を介して収納部12の内部と連続した空間となる空洞部25がCアーム20内に形成されている。そのため、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、収納部12の内部及び空洞部25の連続した空間が1つの閉鎖系となる。従って、放熱口90及び開口部92を介して収納部12の内気が空洞部25に流れこむため、収納部12内部の温度、すなわち放熱効果は、収納部12内部の熱が伝わる領域X2の表面積X2に依存する。
また、本実施形態の放射線画像撮影装置10においてファン88を稼働させた場合の放熱について図11を参照して説明する。
図11に示した場合では、図10に示した場合と異なり、ファン88を駆動することにより、送風Wが熱源H(FPGA62、より具体的には上述したようにヒートシンク70のフィン72の領域)を経由して放熱口90に向かう。そのため、図11に示した場合の放射線画像撮影装置10では、収納部12の内部の熱を放熱しやすくなり、また収納部12の内気がCアーム20内のより広範囲に(奥まで)流れこむことが可能となる。そのたため、図11に示した場合では、収納部12内部の熱が伝わる領域X3は、図10に示した領域X2よりも大きくなり、領域X3の表面積X3も、領域X2の表面積X2よりも大きくなる。上記と同様に、収納部12内部の温度、すなわち放熱効果は、収納部12内部の熱が伝わる領域X3の表面積X3に依存する。
このように表面積X1よりも表面積X2が大きく、さらに表面積X2よりも表面積X3は大きい。従って、本実施形態の放射線画像撮影装置10のように、収納部12と空洞部25とを1つの閉鎖系とすることにより、放熱効果が向上する。さらに、本実施形態の放射線画像撮影装置10において、収納部12内部のファン88を駆動することにより、より放熱効果が向上する。
さらに、放射線画像撮影装置10の収納部12における熱源Hの位置による収納部12の内部温度の変化について閉鎖系を模式的に示した図12及び図13を参照して説明する。なお、上述したように本実施形態の放射線画像撮影装置10では、熱源HをFPGA62としている。また、図12及び図13では、収納部12の内部温度を等温線として点線を用いて図示しており、熱源HであるFPGA62を中心として、FPGA62が最も温度が高く、徐々に温度が低くなる状態が等温線により示されている。
まず、熱源HであるFPGA62が放熱口90(開口部92)から離間した収納部12の内部に設けられている場合の温度について図12を参照して説明する。
図12では、熱源HであるFPGA62が放熱口90(開口部92)から離間しているため、空洞部25に収納部12の内気が到達しづらくなるため、収納部12の内部でしか、FPGA62の熱が伝熱していないことが示されている。
一方、 図13では、熱源HであるFPGA62が放熱口90(開口部92)の近傍に位置するため、空洞部25に収納部12の内気が到達し易くなるため、空洞部25にFPGA62の熱が伝熱することが示されている。
上述したように、閉鎖系の表面積が大きい方が放熱効果が向上するため、図13に示した場合のようにFPGA62が放熱口90(開口部92)の近傍に位置する方が、放熱効果が向上する。
しかしながら、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、上述したように、放射線検出器40及びFPGA62をユニット化している場合、FPGA62そのものを放熱口90(開口部92)の近傍に配置することができない。そこで、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、上述したようにFPGA62の熱をヒートシンク70を介して伝熱する熱伝導部材74を放熱口90(開口部92)に向けて突出させている。熱伝導部材74により、図13に示した状態と同等としているため、本実施形態の放射線画像撮影装置10によれば、放熱効果が向上する。
以上説明したように、本実施形態の放射線画像撮影装置10は、照射された放射線Rに応じた電荷を蓄積する複数の画素44が配置された放射線検出器40と、放射線検出器40を制御する制御部60であるFPGA62と、放射線Rを射出する放射線照射部14と、放射線検出器40及びFPGA62を収納し、放射線照射部14から射出された放射線Rが照射される放射線検出面16及び放熱口90を有する収納部12と、放射線検出面16に対向する位置に放射線照射部14を支持し、放熱口90を介して収納部12の内部と連続した空間を形成する空洞部25を有するCアーム20と、を備える。本実施形態のCアーム20が、開示の技術の支持部の一例である。
このように、本実施形態の放射線画像撮影装置10によれば、放熱口90を介して、Cアーム20の内部に収納部12の熱を放熱することができるため、放射線検出器40及びFPGA62を収納する収納部12の内部の熱の放熱効果を向上させることができる。
ところで、ヒートシンク70の放熱効果を高める観点からは、ヒートシンク70を直接、Cアーム20に接続することが考えられるが、図14A及び図14Bを参照して説明する、以下の理由から好ましくない。なお、図14A及び図14Bは、本実施形態の放射線画像撮影装置10とは異なるが、説明の便宜上、本実施形態の放射線画像撮影装置10に用いたのと同様の符号を用いて図示し、説明に用いている。
図14A及び図14Bは、ヒートシンク70の基台71を、熱伝導率が高い高熱伝導率部材210で底板104と接続した場合を示している。
図14Aは、放射線検出器40を接続部材212により基板63に接続した場合を示している。この場合、基板63が接続部材212により放射線検出器40を支えることになるため、接続部材212や、基板63における接続部材212の近傍に、意図しない無理な力が掛かる場合があり、強度の観点から懸念が生じる。
一方、図14Bは、放射線検出器40を、接続部材214により、収納部12の筐体100に直接、接続した場合を示している。この場合、放射線検出器40の製造誤差や収納部12との接続誤差等によって、より大きな意図しない無理な力が生じる場合がある。そのため、接続部材214や高熱伝導率部材210に、剛性の低い材質を用いる等の必要が生じるが、ヒートシンク70と保持部24や放射線検出器40と収納部12とが接続しにくくなる場合がある。例えば、本実施形態の放射線画像撮影装置10のように、ヒートシンク70をFPGA62に押しつけようとした場合、高熱伝導率部材210の剛性が低いと押しつけが困難になる。そのため、高熱伝導率部材210の剛性を低くすることは好ましくなく、特に、本実施形態の放射線画像撮影装置10のように、移動可能な装置である場合、移動による振動を考慮すると、高熱伝導率部材210の剛性は高い方が好ましい。
また、図14A及び図14Bのように、ヒートシンク70とCアーム20の保持部24とを接続した場合、高熱伝導率部材210を介して、Cアーム20から電気ノイズが放射線検出器40やFPGA62に伝わってしまう場合がある。このような電気ノイズとしては、例えば、電気メス等に起因するノイズが挙げられる。一般的な高熱伝導率な部材として、金属やカーボンが挙げられるが、これらは、導電率も高く、電気ノイズも伝導しやすいため、電気ノイズが伝導しやすくなる。これに対して、高熱伝導率、かつ絶縁体の部材は一般的ではないため、このような部材を用いることは大きな困難が生じる。
また、図14A及び図14Bのように、ヒートシンク70とCアーム20の保持部24とを接続した場合、Cアーム20や保持部24にユーザや撮影対象である被写体の接触等により与えられた衝撃が、放射線検出器40やFPGA62に伝わり易くなるという問題が生じる。
さらに、図14A及び図14Bのように、ヒートシンク70とCアーム20の保持部24とを接続した場合、接続した保持部24の箇所に局所的に熱が伝わり、Cアーム20の全体的に熱が伝わった場合に比べて、高温になるという問題が生じる。
一方、上述したように、本実施形態の放射線画像撮影装置10では、ヒートシンク70に、直接Cアーム20(保持部24)を接続していないため、図14A及び図14Bを用いて説明した上述の問題が生じる懸念が抑制される。
なお、本実施形態では、放射線検出器40とFPGA62とがユニット化された形態について説明したが、この形態に限定されず、放射線検出器40とFPGA62とがユニット化されていない形態であってもよい。
また、本実施形態では、熱伝導部材74がヒートシンク70に接触している場合について説明したが、熱伝導部材74は、FPGA62及びヒートシンク70の少なくとも一方に接触していることが好ましいが、上述したように、ヒートシンク70またはFPGA62から熱が伝熱される状態であれば、ヒートシンク70及びFPGA62のいずれに対しても非接触であってもよい。
また、本実施形態では、FPGA62の表面にヒートシンク70が設けられており、ヒートシンク70の基台71の一部が筐体82に覆われている形態について説明したが、この形態に限定されないことはいうまでもない。例えば、図15に示すように、開口部83が設けられていない筐体82によって、FPGA62が覆われている場合、筐体82のFPGA62を覆う領域上に、ヒートシンク70を設けてもよい。
また、本実施形態では、放射線画像撮影装置10が1つのFPGA62を備える形態について説明したが、放射線画像撮影装置10が備えるFPGA62の数は特に限定されず、例えば、複数であってもよい。この場合、複数のFPGA62の各々毎に、ヒートシンク70を備えていてもよいし、複数のFPGA62に対して、例えば、全体を覆う1つのヒートシンク70を備えるようにしてもよい。
また、熱伝導部材74の形状、大きさ、及び配置箇所等は、本実施形態に限定されないことはいうまでもない。熱伝導部材74の他の形態例について、図16A〜図16Dを参照して説明する。図16A〜図16Dは、フィン72が突出している側から、放射線検出器40(筐体80)、FPGA62(筐体82)、ヒートシンク70、及び熱伝導部材74を見た状態を模式的に表した図である。なお、図16A〜図16Dでは、フィン72の図示を省略している。
例えば、図16Aに示すように、本実施形態の放射線画像撮影装置10(図3参照)と異なる、ヒートシンク70の対向する一対の辺の各々に沿って、一対の熱伝導部材74を設けてもよい。図16Aに示した形態では、熱伝導部材74の接触部74B(図16Aにおける図示省略)が、ファン88から放熱口90への送風Wの経路上に設けられていないため、送風Wが、ヒートシンク70を通り抜けやすくなる。
また例えば、図16Bに示すように、ヒートシンク70の角部の一部を囲う形状の熱伝導部材74を設けてもよい。図16Bに示した形態では、フィン72が底板104等に接触するのを、抑制する効果が高くなるため、フィン72やヒートシンク70を介して、外部の衝撃がFPGA62や放射線検出器40に伝わるのを抑制する効果が高くなる。なお、熱伝導部材74が囲うヒートシンク70の角部の位置及び数は、図16Bに示した形態に限定されないことはいうまでもない。
また例えば、図16Cに示すように、ヒートシンク70の全体を囲う形状の熱伝導部材74を設けてもよい。この場合、図16Bに示した形態よりも、ヒートシンク70を囲む領域が多いため、図16Cに示した形態では、フィン72が底板104等に接触するのを、より抑制することができる。そのため、図16Cに示した形態の熱伝導部材74によれば、フィン72やヒートシンク70を介して、外部の衝撃がFPGA62や放射線検出器40に伝わるのを抑制する効果が高くなる。
さらに例えば、図16Dに示すように、ヒートシンク70の中央部付近で交差する2つの熱伝導部材74を設けてもよい。例えば、FPGA62において、全体が均一に発熱するのではなく、発熱ムラ(温度勾配)が生じる場合があり、ヒートシンク70の、FPGA62に対向する面全体が、均一に発熱せず、発熱ムラ(温度勾配)が生じる場合がある。図16Dに示した形態の熱伝導部材74によれば、ヒートシンク70の、FPGA62に対向する面における発熱ムラ(温度勾配)を抑制する効果が得られる。
また、放熱口90の大きさ及び形状のいずれも、本実施形態で説明した大きさ及び形状に限定されないことはいうまでもない。
なお、本実施形態では、本開示の技術をCアーム20を備える放射線画像撮影装置10に適用した形態について説明したが、実施形態の放射線画像撮影装置10に限定されないことはいうまでもない。例えば、本開示の技術を、放射線Rを用いて体内を透視して、その様子をリアルタイムで観察する、いわゆるX線テレビ等に適用してもよい。
その他、上記実施形態で説明した放射線画像撮影装置10の構成及び動作等は一例であり、本発明の主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更可能であることはいうまでもない。
10 放射線画像撮影装置
12 収納部
14 放射線照射部
16 放射線検出面
20 Cアーム
22 アーム部
24 保持部
25 空洞部
26 Cアーム保持部
27 軸部
28 軸受け
29 支軸
30 本体部
31 I/F部
32 線源制御部
33 車輪
34 ユーザインタフェース
40 放射線検出器
42 TFT基板
44 画素
46 センサ部
48 薄膜トランジスタ
50 ゲート配線
52 データ配線
54 ゲート配線ドライバ
56 信号処理部
60 制御部
60A CPU
60B メモリ
60C 記憶部
62 FPGA
63 基板
64 通信部
66 フレキシブルケーブル
70 ヒートシンク
71 基台
72 フィン
74 熱伝導部材
74A 本体部
74B 接触部
80、82、100 筐体
83 開口部
88 ファン
90 放熱口
92 開口部
102 天板
104 底板
200、202 閉鎖系
210 高熱伝導率部材
212、214 接続部材
A、B 矢印
L1、L2 間隔
R 放射線
W 送風
X2、X3 領域

Claims (9)

  1. 照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が配置された放射線検出器と、
    前記放射線検出器を制御する制御部と、
    放射線を射出する放射線照射部と、
    前記放射線検出器及び前記制御部を収納し、前記放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面及び放熱口を有する収納部と、
    前記放射線検出面に対向する位置に前記放射線照射部を支持し、前記放熱口を介して前記収納部の内部と連続した空間を形成する空洞部を有する支持部と、
    前記収納部に収納され、かつ前記制御部と熱的に結合するヒートシンクと、
    前記ヒートシンクよりも前記放熱口側に突出している熱伝導部材と、
    を備えた放射線画像撮影装置。
  2. 前記熱伝導部材は、前記制御部及び前記ヒートシンクのいずれか一方に接触する、
    請求項に記載の放射線画像撮影装置。
  3. 前記ヒートシンクの一部の領域、前記放射線検出器、及び前記制御部を一体的に覆う筐体をさらに備えた、
    請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  4. 前記放射線検出器及び前記制御部を一体的に覆う筐体をさらに備え、
    前記ヒートシンクは、前記筐体上に設けられている、
    請求項1または請求項2に記載の放射線画像撮影装置。
  5. 前記筐体は前記収納部に収納されており、
    前記制御部及び前記ヒートシンクのいずれか一方に接触する熱伝導部材は、前記筐体に接触している、
    請求項または請求項に記載の放射線画像撮影装置。
  6. 前記ヒートシンクは、前記収納部及び前記支持部と離間されている、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  7. 前記収納部の内部から前記ヒートシンクのフィンの領域を経由して前記放熱口へ内気を送風する送風機をさらに備えた、
    請求項から請求項のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  8. 前記支持部は、前記収納部を保持し、かつ前記収納部を保持した状態で前記放熱口を介して前記収納部の内部と前記空洞部とを連続した空間とさせる開口部を有する保持部と、前記保持部と前記放射線照射部とを一端部と他端部との間で繋ぐアームと、を備え、前記空洞部は、前記保持部の内部及び前記アームの内部にわたって設けられている、
    請求項1から請求項のいずれか1項に記載の放射線画像撮影装置。
  9. 照射された放射線に応じた電荷を蓄積する複数の画素が配置された放射線検出器と、前記放射線検出器を制御する制御部と、放射線を射出する放射線照射部と、前記放射線検出器及び前記制御部を収納し、前記放射線照射部から射出された放射線が照射される放射線検出面を有する収納部と、前記放射線検出面に対向する位置に前記放射線照射部を支持する支持部と、前記収納部に収納され、かつ前記制御部と熱的に結合するヒートシンクと、前記ヒートシンクよりも前記放熱口側に突出している熱伝導部材と、を備えた放射線画像撮影装置の放熱方法であって、
    前記収納部内の熱を、前記収納部が有する放熱口から、前記放熱口を介して前記収納部の内部と連続した空間を形成する前記支持部が有する空洞部に放熱する、
    放熱方法。
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