JP2015000290A - 放射線検出モジュール及び放射線検出ユニット - Google Patents

放射線検出モジュール及び放射線検出ユニット Download PDF

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光俊 杉谷
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Abstract

【課題】放熱性能を向上できる放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットを提供する。
【解決手段】放射線を検出するCT装置用の放射線検出モジュール2は、放射線を検出する検出部5と、検出部5からの信号を処理する処理部7と、処理部7と熱的に結合され、処理部7からの熱を放散する放熱部材8と、を備える。放熱部材8は、複数のフィン81を有している。複数のフィン81は、CT装置のスライス方向Sに沿う第1方向D1において、互いに離間している。複数のフィン81のそれぞれは、第1方向D1と交差するように拡がる板状を呈している。
【選択図】図3

Description

本発明は、放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットに関する。
従来、X線等の放射線を検出する放射線検出モジュール、及び、放射線検出モジュールを複数備えた放射線検出ユニットが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1には、X線を検出する検知器モジュールが記載されている。この検知器モジュールは、複数の半導体検知器と、複数の半導体検知器が取り付けられた金属ブロックと、を備えている。各半導体検知器は、シンチレーション結晶と、フォトダイオードと、を有している。
また、特許文献1には、上記の検知器モジュールを複数備えた検知器アセンブリが記載されている。この検知器アセンブリは、上記の複数の検知器モジュールと、チャンネル方向に沿った円弧状の基準支持背骨と、を備えている。複数の検知器モジュールは、チャンネル方向に沿って基準支持背骨に取り付けられている。
特表平9−508305号公報
上記のような放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットにおいては、使用中に、放射線を検出する検出部からの信号を処理する処理部等が発熱する。発熱により放射線検出モジュールの温度が変動すると、放射線の検出精度が低下するおそれがある。したがって、放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットにおいては、放熱性能を向上することが望まれている。
本発明は、このような課題を解決するために成されたものであり、放熱性能を向上できる放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットを提供することを目的とする。
本発明の一側面の放射線検出モジュールは、放射線を検出するCT装置用の放射線検出モジュールであって、放射線を検出する検出部と、検出部からの信号を処理する処理部と、処理部と熱的に結合され、処理部からの熱を放散する放熱部材と、を備え、放熱部材は、複数のフィンを有しており、複数のフィンは、CT装置のスライス方向に沿う第1方向において、互いに離間しており、複数のフィンのそれぞれは、第1方向と交差するように拡がる板状を呈している。
この放射線検出モジュールでは、放熱部材に設けられた複数のフィンが、CT装置のスライス方向(すなわち、CT装置のガントリの回転方向と直交する方向)に沿う第1方向において互いに離間している。このため、ガントリを回転させた際に、隣接するフィン同士の間に空気の流路が発生するため、放熱性能を向上できる。また、複数のフィンのそれぞれが、スライス方向に沿う第1方向と交差するように拡がる板状(すなわち、ガントリの回転方向と直交しないように拡がる板状)を呈しているため、空気の流路が発生すると共に、例えば複数のフィンのそれぞれがガントリの回転方向と直交するように拡がる板状である場合に比して、ガントリを回転させた際の空気抵抗を低減できる。したがって、ガントリを回転させるために必要な動力を低減できる。
処理部と放熱部材との間には、処理部と放熱部材とを熱的に結合する高熱伝導性樹脂が配置されていてもよい。この場合、処理部で発生した熱は、高熱伝導性樹脂により好適に放熱部材に伝えられる。したがって、放熱性能をさらに向上できる。
放射線検出モジュールは、検出部及び処理部を支持する基板を更に備え、放熱部材は、高熱伝導性樹脂を介して処理部と熱的に結合された結合部と、基板に固定された固定部と、を有しており、固定部は、結合部に対して基板側に突出しており、固定部により形成された基板と結合部との間の隙間に、処理部と高熱伝導性樹脂とが配置されていてもよい。この場合、熱的な結合と、機械的な固定とを、簡易な構造により実現できる。
検出部は、入射した放射線に応じてシンチレーション光を発するシンチレータと、シンチレータからのシンチレーション光を検出する検出素子と、を有していてもよい。シンチレータの発光量は、シンチレータの温度に依存して変化してしまう。上記構成によれば、処理部で発生した熱がシンチレータに伝わることを抑制でき、シンチレータの温度変化を抑制できる。
本発明の一側面の放射線検出ユニットは、上記の放射線検出モジュールを複数備えたCT装置用の放射線検出ユニットであって、第1方向に沿って延在し、複数の放熱部材が第1方向に沿って取り付けられたフレームを備え、放熱部材のそれぞれは、フレームと離間するように、棒状部材を介してフレームに取り付けられている。
この放射線検出ユニットでは、上記のように、放熱性能を向上できると共に、ガントリを回転させるために必要な動力を低減できる。また、この放射線検出ユニットでは、各放射線検出モジュールの放熱部材は、フレームと離間するように、支持部材を介してフレームに取り付けられている。このため、複数の放射線検出モジュールの間において、入射面の位置を揃えつつ、各要素の寸法誤差及び組立誤差を、放熱部材とフレームとの間の隙間で吸収することができる。したがって、複数の放射線検出モジュールの間において、入射面の位置を揃えることが可能となり、位置精度を向上できる。
本発明によれば、放熱性能を向上できる放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットを提供することが可能となる。
実施形態に係る放射線検出ユニットを複数備えたCT装置を示す概略図である。 図1中の放射線検出ユニットを示す斜視図である。 図2中の放射線検出モジュールを示す側面図である。 図3中のIV-IV矢視図である。 図4中のヒートシンクを示す斜視図である。
以下、実施形態に係る放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットついて図面を参照しながら説明する。同一又は相当要素には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[CT装置]
図1は、実施形態に係る放射線検出ユニットを複数備えたCT装置を示す概略図である。図1に示されるように、CT装置1は、被検体Hに対して、不図示の放射線源から放射線(例えば、X線、γ線等)を照射し、被検体Hを透過した放射線を複数の検出モジュール(放射線検出モジュール)2により検出する。複数の検出モジュール2は、不図示の回転機構(ガントリ)に固定されており、ガントリの回転方向(チャンネル方向)Cに沿って回転し、スライス方向(体軸方向)Sに沿って直線運動する。
検出モジュール2は、チャンネル方向C及びスライス方向Sのそれぞれに沿って複数配置されている。検出ユニット(放射線検出ユニット)3は、スライス方向Sに沿って配置された複数の検出モジュール2を備えている。
[放射線検出ユニット]
図2は、図1中の放射線検出ユニットを示す斜視図である。ここで、スライス方向Sに沿う方向は第1方向D1であり、チャンネル方向Cの接線に沿う方向(第1方向D1に直交する方向)は第2方向D2であり、検出モジュール2の入射面51a(後述)の法線に沿う方向は第3方向D3である。
図2に示されるように、検出ユニット3は、上記の複数の検出モジュール2と、フレーム4と、を備えている。フレーム4は、第1方向D1に沿って延在している。具体的には、フレーム4は、第1方向D1に沿って延在した支持部41と、第1方向D1における支持部41の両端部にそれぞれ位置したフレーム側突当部42,42と、を有している。
支持部41は、長板状を呈している。フレーム側突当部42は、直方体状を呈しており、支持部41の一方の面から突出している。フレーム側突当部42には、貫通孔43が設けられている。複数の検出モジュール2は、第1方向D1に沿って支持部41に取り付けられている。検出モジュール2は、支持部41の一方の面に対して、離間して取り付けられている(図3,4参照、詳しくは後述)。
[放射線検出モジュール]
図3は、図2中の放射線検出モジュールを示す側面図、図4は、図3中のIV-IV矢視図である。図3及び図4に示されるように、検出モジュール2は、検出部5、支持基板6、処理部7、及び、放熱部材8を有している。
検出部5は、シンチレータ51及びフォトダイオードアレイ(検出素子)52を含んでいる。シンチレータ51は、矩形板状(詳しくは、長方形板状)を呈している(図2参照)。シンチレータ51は、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。シンチレータ51は、放射線を入射させる入射面51aと、入射面51aと反対側に位置し、入射した放射線に応じてシンチレーション光を出射させる出射面51bと、を含んでいる。入射面51a及び出射面51bのそれぞれは、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。シンチレータ51は、例えば、TlをドープしたCsI等である。CsIは、多数の針状結晶(柱状結晶)が林立した構造を有している。
フォトダイオードアレイ52は、シンチレータ51からのシンチレーション光を検出する。フォトダイオードアレイ52は、複数のフォトダイオードと、複数のフォトダイオードを含む半導体基板53と、を有している。半導体基板53は、第3方向D3から見た場合にシンチレータ51と実質的に同じ形又はシンチレータ51よりも若干大きい形の矩形板状を呈している。半導体基板53は、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。複数のフォトダイオードは、半導体基板53おいて、2次元状に並んでいる。半導体基板53は、シンチレータ51からのシンチレーション光を入射させる第1の面53aと、第1の面53aと反対側に位置する第2の面53bと、を含んでいる。第1の面53a及び第2の面53bのそれぞれは、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。第1の面53a上に、シンチレータ51が位置している。
半導体基板53は、例えばシリコン等により形成されている。フォトダイオードアレイ52は、例えば、裏面入射型であり、その光感応領域が第2の面53b側に位置している。なお、フォトダイオードアレイ52は、表面入射型であってもよく、その光感応領域が第1の面53a側に位置していてもよい。フォトダイオードアレイ52が表面入射型である場合、フォトダイオードアレイ52と支持基板6のランド電極(後述)とは、半導体基板53の内部に形成された貫通電極を介して接続されてもよく、ワイヤボンディングにより接続されてもよい。
フォトダイオードアレイ52は、シンチレータ51からのシンチレーション光に対して光学的に透明な光学カップリング剤を介して、シンチレータ51の出射面51bに結合されている。フォトダイオードアレイ52は、例えば紫外域〜近赤外域に感度を有している。以上のような検出部5において、第3方向に直交する第1方向D1及び第2方向D2に露出した部分(第3方向D3に沿っている部分)は、側部5aである。
支持基板6は、検出部5及び処理部7を支持している。支持基板6は、第3方向D3から見た場合に半導体基板53と実質的に同じ形の矩形板状を呈している。支持基板6は、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。支持基板6は、検出部5を支持する第1の面6aと、第1の面6aと反対側に位置し、処理部7を支持する第2の面6bと、を有している。第1の面6a及び第2の面6bのそれぞれは、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。支持基板6において、第1方向D1及び第2方向D2に露出した部分(第3方向D3に沿っている部分)は、側部6cである。支持基板6と半導体基板53とは、一体化されている。
支持基板6の第1の面6a及び第2の面6bのそれぞれには、ランド電極が形成されている。第1の面6aのランド電極には、バンプ電極を介して、半導体基板53のフォトダイオードが接続されている。第2の面6bのランド電極には、バンプ電極を介して、処理部7が接続されている。支持基板6の内部には、第1の面6a及び第2の面6bのランド電極を互いに接続する導体パターン61が形成されている。
支持基板6は、例えば、セラミックを含むグリーンシートを複数枚積層し、この積層体を焼成することにより形成されている。なお、支持基板6は、有機材料(例えば、ガラスエポキシ等)により形成されていてもよい。
処理部7は、フォトダイオードアレイ52からの信号を処理する。図4に示されるように、処理部7は、ここでは、複数設けられている。処理部7は、第3方向D3から見た場合に支持基板6よりも小さい矩形板状(詳しくは、長方形板状)を呈している。複数の処理部7,7は、第1方向D1において互いに離間している。処理部7は、例えばASIC(Application specific integrated circuit)等である。
放熱部材8は、処理部7,7と熱的に結合されており、処理部7,7で発生した熱を放散する。図5は、図4中の放熱部材を示す斜視図である。図4及び図5に示されるように、放熱部材8は、複数のフィン81を含んでいる。具体的には、第1方向D1及び第3方向D3に沿った放熱部材8の断面は、略櫛状を呈している(図4参照)。複数の櫛歯を連結している部分は、基部82であり、櫛歯の部分は、上記のフィン81である。放熱部材8は、第3方向から見た場合に、支持基板6よりも小さく、略コの字状を呈している(図5参照)。放熱部材8を形成する材料としては、例えば、Al、Cu、真鍮等を使用することができる。
基部82は、略板状を呈している。基部82は、第1方向D1及び第2方向D2に沿って拡がっている。基部82には、処理部7,7が熱的に結合されている。具体的には、基部82において、第1方向D1における中央側の部分は、両端側の部分に対して処理部7側に突出しており、突出した部分が処理部7,7が結合される結合部83となっている。図3に示されるように、結合部83からは、一対の固定部84,84が支持基板6側に突出している。
固定部84は、略直方体状を呈しており、第1方向D1に沿って延在している。一対の固定部84,84は、第2方向D2において互いに離間しており、第2方向D2において結合部83の両端部に位置している。固定部84の突起高さは、処理部7の厚みよりも大きい。固定部84は、樹脂(第1の樹脂)R1により、支持基板6の第2の面6bに固定されている。樹脂R1としては、例えば、エポキシ樹脂系の接着剤等を用いることができる。固定部84,84により形成された支持基板6と結合部83との間の隙間に、上記の処理部7,7が配置されている。
図4に示されるように、結合部83には、処理部7の数に対応して、複数の貫通孔85,85が設けられている。貫通孔85,85は、第1方向D3において、互いに離間している。貫通孔85は、第1方向D1において、対向する一対のフィン81,81の間に設けられている。貫通孔85は、第3方向D3から見た場合に、処理部7と互いに重なっている。
処理部7と結合部83との間には、樹脂(第2の樹脂)R2が挟まれている。樹脂R2としては、高熱伝導性樹脂(例えば、シリコーン樹脂等)を用いることができ、例えば、樹脂R1よりも高い熱伝導率を有する高熱伝導性樹脂を用いることができる。樹脂R2は、例えば、以下のようにして配置できる。まず、支持基板6と固定部84とを、樹脂R1により接着する。続いて、上記の貫通孔85,85から、樹脂R2を処理部7と結合部83との間に挿入する。
フィン81は、基部82から第3方向D3に沿って処理部7側と反対側に突出している。フィン81は、第1方向D1と交差するように拡がる板状を呈している。より詳細には、フィン81は、第1方向D1と実質的に直交するように拡がる板状を呈している。言い換えると、フィン81は、第2方向D2及び第3方向D3に沿って拡がる板状を呈している。対向する一対のフィン81,81の間の隙間のうち、一部の隙間には、対向する一対のフィン81,81を連結する連結部86が設けられている(図5参照)。
連結部86は、第1方向D1に沿って複数(詳しくは、2個)設けられている。連結部86は、第3方向D3から見た場合に、処理部7と重複する位置の隙間に設けられている。連結部86,86は、第1方向D1において、検出モジュール2の中心部に対して対称に配置されている。連結部86,86は、第1方向D1において、上記の樹脂R2の挿入用の貫通孔85,85よりも外側に設けられている。
連結部86の先端部(図3,4において下端部)は、フィン81の先端部よりも突出している。連結部86の先端部は、検出モジュール2において入射面51aと反対側に位置しており、取付部86aとして機能する。
連結部86には、第3方向D3に沿って貫通孔87が設けられている。貫通孔87において、基部82側の部分は、取付部86a側の部分よりも大径になっている。貫通孔87において取付部86a側の部分には、雌ねじが形成されている。検出モジュール2には、信号を外部に取り出すためのFFC(Flexible Flat Cable)が取り付けられている(不図示)。
以上のような検出モジュール2と、上記のフレーム4とは、棒状の支持ピン(棒状部材)FPを介して取り付けられている。具体的には、フレーム4の支持部41において、放熱部材8の貫通孔87と対応する位置には、貫通孔44が設けられている。支持ピンFPには、雄ネジが形成されている。支持ピンFPは、支持部41の貫通孔44を通され、放熱部材8の貫通孔87に螺合されている。支持部41と連結部86との間には、隙間gが存在している。
検出モジュール2とフレーム4との固定には、接着剤が使用されている。接着剤としては、例えば、上記の樹脂R1を使用できる。具体的には、貫通孔87には、樹脂R1が挿入されている。なお、樹脂R1と樹脂R2との間には、空隙が形成されていてもよい。連結部86の先端部と支持部41との間には、支持ピンFPを覆うように、樹脂R1が付着している。支持ピンFPにおいて支持部41から突き出た部分(頭部)は、樹脂R1により覆われている。
以上、本実施形態に係る検出モジュール2では、放熱部材8に設けられた複数のフィン81が、CT装置1のスライス方向S(すなわち、CT装置のガントリの回転方向Cと直交する方向)に沿う第1方向D1において互いに離間している。このため、ガントリを回転させた際に、隣接するフィン81,81同士の間に空気の流路が発生するため、放熱性能を向上できる。
検出モジュール2では、複数のフィン81のそれぞれが、スライス方向Sに沿う第1方向D1と交差するように拡がる板状(すなわち、ガントリの回転方向Cと直交しないように拡がる板状)を呈しているため、空気の流路が発生すると共に、例えば複数のフィン81のそれぞれがガントリの回転方向Cと直交するように拡がる板状である場合に比して、ガントリを回転させた際の空気抵抗を低減できる。したがって、ガントリを回転させるために必要な動力を低減できる。
検出モジュール2では、処理部7と放熱部材8との間には、処理部7と放熱部材8とを熱的に結合する高熱伝導性樹脂である樹脂R2が配置されている。このため、処理部7で発生した熱は、樹脂R2により好適に放熱部材8に伝えられる。したがって、放熱性能をさらに向上できる。
検出モジュール2は、検出部5及び処理部7を支持する支持基板6を備え、放熱部材8は、樹脂R2を介して処理部7と熱的に結合された結合部83と、支持基板6に固定された固定部84と、を有しており、固定部84は、結合部83に対して支持基板6側に突出しており、固定部84により形成された支持基板6と結合部83との間の隙間に、処理部7と樹脂R2とが配置されている。このため、熱的な結合と、機械的な固定とを、簡易な構造により実現できる。
検出部5は、入射した放射線に応じてシンチレーション光を発するシンチレータ51と、シンチレータ51からのシンチレーション光を検出するフォトダイオードと、を有している。シンチレータ51の発光量は、シンチレータ51の温度に依存して変化してしまう。上記構成によれば、処理部7で発生した熱がシンチレータ51に伝わることを抑制でき、シンチレータ51の温度変化を抑制できる。
本実施形態の検出ユニット3は、上記の検出モジュール2を複数備えたCT装置用の検出ユニット3であって、第1方向D1に沿って延在し、複数の放熱部材8が第1方向D1に沿って取り付けられたフレーム4を備え、放熱部材8のそれぞれは、フレームと離間するように、支持ピンFPを介してフレーム4に取り付けられている。
検出ユニット3では、上記のように、放熱性能を向上できると共に、ガントリを回転させるために必要な動力を低減できる。また、検出ユニット3では、各検出モジュール2の放熱部材8は、フレーム4と離間するように、支持ピンFPを介してフレーム4に取り付けられている。このため、複数の検出モジュール2の間において、入射面51aの位置を揃えつつ、各要素の寸法誤差及び組立誤差を、放熱部材8とフレーム4との間の隙間gで吸収することができる。したがって、複数の検出モジュール2の間において、入射面51aの位置を揃えることが可能となり、位置精度を向上できる。
検出モジュール2では、第1方向D1において、検出モジュール2の中心部に対して対称に一対の貫通孔87,87が設けられており、一対の貫通孔87,87に挿入された一対の支持ピンFP,FPを介して、検出モジュール2がフレーム4に固定されている。このため、ガントリの回転時の遠心力による位置ずれを抑制できる。
以上、実施形態に係る放射線検出モジュール及び放射線検出ユニットについて説明したが、本発明は上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態では、検出部5はシンチレータ51及びフォトダイオードアレイ52を含む構成のものであるが、検出部5として放射線を直接検出する直接検出型検出素子(例えば、CdTe、CdZnTe等の結晶を用いたもの)が用いられてもよい。各要素の構成、個数及び材質等は、上記実施形態における構成、個数及び材質等に限られず、適宜変更可能である。
1…CT装置、2…検出モジュール(放射線検出モジュール)、3…検出ユニット(放射線検出ユニット)、4…フレーム、5…検出部、6…支持基板、7…処理部、8…放熱部材、51…シンチレータ、52…フォトダイオードアレイ(検出素子)、81…フィン、FP…支持ピン(棒状部材)、R1…樹脂(第1の樹脂)、R2…樹脂(第2の樹脂)、S…スライス方向、D1…第1方向、D2…第2方向。

Claims (5)

  1. 放射線を検出するCT装置用の放射線検出モジュールであって、
    放射線を検出する検出部と、
    前記検出部からの信号を処理する処理部と、
    前記処理部と熱的に結合され、前記処理部からの熱を放散する放熱部材と、を備え、
    前記放熱部材は、複数のフィンを有しており、
    前記複数のフィンは、前記CT装置のスライス方向に沿う第1方向において、互いに離間しており、
    前記複数のフィンのそれぞれは、前記第1方向と交差するように拡がる板状を呈している、
    放射線検出モジュール。
  2. 前記処理部と前記放熱部材との間には、前記処理部と前記放熱部材とを熱的に結合する高熱伝導性樹脂が配置されている、
    請求項1記載の放射線検出モジュール。
  3. 前記検出部及び前記処理部を支持する基板を更に備え、
    前記放熱部材は、
    前記高熱伝導性樹脂を介して前記処理部と熱的に結合された結合部と、
    前記基板に固定された固定部と、を有しており、
    前記固定部は、前記結合部に対して前記基板側に突出しており、
    前記固定部により形成された前記基板と前記結合部との間の隙間に、前記処理部と前記高熱伝導性樹脂とが配置されている、
    請求項2記載の放射線検出モジュール。
  4. 前記検出部は、
    入射した放射線に応じてシンチレーション光を発するシンチレータと、
    前記シンチレータからのシンチレーション光を検出する検出素子と、を有している、
    請求項1又は2記載の放射線検出モジュール。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項記載の放射線検出モジュールを複数備えたCT装置用の放射線検出ユニットであって、
    前記第1方向に沿って延在し、前記複数の放熱部材が前記第1方向に沿って取り付けられたフレームを備え、
    前記放熱部材のそれぞれは、前記フレームと離間するように、棒状部材を介して前記フレームに取り付けられている、
    放射線検出ユニット。
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