JP2020153389A - パイプ同士の接続用コネクタ - Google Patents

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【課題】2つのパイプをすばやく簡単に接続することが可能なパイプ同士の接続用コネクタを提供すること。【解決手段】コネクタ100(パイプ同士の接続用コネクタ)を構成するコネクタ本体1は、一方の端部に形成された、第2パイプ52が挿入されるパイプ挿入孔1aと、他方の端部に形成された、第2パイプ52の挿入方向と交差する方向から第1パイプ51の胴部51bが嵌まり込むパイプ嵌め込み部4と、を有する。コネクタ100を構成するチェッカー2は、押圧部7の裏面に形成され、第1パイプ51の鍔部51aに嵌まり込む鍔部保持溝14を下面側に有する突設部10を有する。仮止め位置から差込完了位置へチェッカー2が押し込まれることで、第1パイプ51の鍔部51aに鍔部保持溝14が嵌まり込む。【選択図】図2B

Description

本発明は、2つのパイプを接続するのに用いられ、パイプ同士の接続が完全になされているかどうかを外部から確認するためのチェック機能を有するコネクタに関する。
上記したチェック機能を有するコネクタとして、例えば、特許文献1、2に記載のコネクタがある。特許文献1に記載のコネクタは、パイプのスプール部(環状凸部)により押し拡げられたリテーナが元の形状に戻るときの弾性復元力で、パイプの挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔側へリテーナがスライドするように構成されており、リテーナがスライドすることで、仮止め位置から差込完了位置へのコネクタ本体に対するチェッカーの押し込みが可能となっている。
特許文献2に記載のコネクタは、特許文献1に記載のコネクタを改良したものであって、パイプ挿入孔側への上記リテーナの動きのぶれを生じにくくするために、コネクタ本体内のパイプ挿入孔側の底部に係止された下端部を支点にして、パイプ挿入孔側へリテーナが、スライド移動ではなく、傾動するように構成されている。
特開2015−48898号公報 特許第5885372号公報
特許文献1、2に記載のコネクタは、いずれも、ホースとパイプとを接続するためのコネクタであり、2つのパイプ同士を接続することには用いることができない。2つのパイプ同士を接続する場合、従来は、フランジ部材を用いたボルト接合や、ナット部材を用いたネジ込み接合といった方法が採用されている。
しかしながら、上記の従来の方法は、通常、工具を必要とするので、狭い場所等では、パイプ同士を接続するのに手間がかかることがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、2つのパイプをすばやく簡単に接続することが可能なパイプ同士の接続用コネクタを提供することである。
本発明は、先端外周に環状の鍔部が設けられた第1パイプと、端部外周に環状凸部が設けられた第2パイプとを接続するパイプ同士の接続用コネクタであって、コネクタ本体と、前記コネクタ本体に対する仮止め位置から前記コネクタ本体に対する差込完了位置まで、前記コネクタ本体に押し込まれるチェッカーと、前記コネクタ本体の内部に配置され、前記コネクタ本体に前記第2パイプが挿入される前、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記チェッカーの動きを制限するリテーナと、を備える。前記コネクタ本体は、一方の端部に形成された、前記第2パイプが挿入されるパイプ挿入孔と、他方の端部に形成された、前記第2パイプの挿入方向と交差する方向から前記第1パイプの胴部が嵌まり込むパイプ嵌め込み部と、を有する。前記チェッカーは、押圧部と、前記押圧部の裏面に形成され、前記第1パイプの前記鍔部に嵌まり込む鍔部保持溝を下面側に有する突設部と、を有する。前記リテーナは、前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記第2パイプが挿入されることで、前記第2パイプの挿入方向とは反対方向である前記パイプ挿入孔側へ、傾動またはスライド移動するように形成されており、前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナが、傾動またはスライド移動することで、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記コネクタ本体に対する前記チェッカーの押し込みが可能となる。前記仮止め位置から前記差込完了位置へ前記チェッカーが押し込まれることで、前記第1パイプの前記鍔部に前記鍔部保持溝が嵌まり込む。
本発明のパイプ同士の接続用コネクタによれば、2つのパイプをすばやく簡単に接続することができる。
本発明の一実施形態に係るパイプ同士の接続用コネクタを用いて、第1パイプに第2パイプが接続された状態を示す斜視図である。 図1の平面図である。 図2AのA−A断面図である。 第1パイプが組み込まれた状態のパイプ同士の接続用コネクタを示す斜視図である。 図3の平面図である。 図4AのB−B断面図である。 図1〜図4Bに示すコネクタ本体の単品図である。 図1〜図4Bに示すコネクタ本体単品の背面図である。 図1〜図4Bに示すチェッカーの単品図である。 図1〜図4Bに示すリテーナの単品図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照しつつ説明する。
(コネクタの構成)
図1等に示すように、本発明の一実施形態であるコネクタ100(パイプ同士の接続用コネクタ)は、コネクタ本体1と、チェッカー2と、リテーナ3とで構成される。コネクタ100は、例えば、カーエアコンの冷媒配管の接続に用いられる継手であり、接続対象の第1パイプ51および第2パイプ52は、内部に冷媒が流されるパイプ(管)である。パイプの材質は、例えば、アルミニウム合金等の金属である。
<コネクタ本体>
主として、図5、6を参照しつつコネクタ本体1について説明する。コネクタ本体1は、コネクタ100の主要部品であって、リテーナ収容部6を備えている。コネクタ本体1の材質は、例えば、樹脂である。
リテーナ収容部6は、中空の、丸みを有する直方体形状とされており、その前面(コネクタ本体1の一方の端部)には、第2パイプ52が挿入されるパイプ挿入孔1aが設けられ、その上端部は平面視で矩形状の開口6eとされている。この開口6e部分には、上端部内壁面から第2パイプ52の挿入方向へ向かって突出する突起6aが設けられている。また、リテーナ収容部6の底部(コネクタ本体1内のパイプ挿入孔1a側の底部)には、リテーナ被係止部としての被係止孔6dがあけられている。
被係止孔6dは、後述するリテーナ3の下端部に設けられたリテーナ係止部13が嵌め込まれる孔である。リテーナ3が傾動し易いように少し遊びを持たせるため、被係止孔6dは、真円ではなく短い長孔とされている。なお、被係止孔6dは長孔ではなく真円であってもよい。
リテーナ収容部6の背面(コネクタ本体1の他方の端部)には、第2パイプ52の挿入方向と交差する方向(本実施形態では直交する方向)から第1パイプ51の胴部51bが嵌まり込むパイプ嵌め込み部4が設けられ、その背面側の上部両側、および上部両側の下方には、それぞれ、左右一対のチェッカー被係止部6b、および左右一対のチェッカー被係止部6cが設けられている。これらチェッカー被係止部6b,6cは、後述するチェッカー2の係止爪9a(図7参照)が係止される部分である。
図6に拡大して示すように、パイプ嵌め込み部4は、第1パイプ51の胴部51bよりも幅が狭い弾性変形可能なパイプガイド部4aと、円弧形状のパイプ収容部4bとを有する。パイプガイド部4aは、パイプ収容部4bから上方へ延在する部分である。パイプ収容部4bの径Dは、第1パイプ51の胴部51bの外径よりも少し大きくされている。
コネクタ本体1内の底部であって、上記パイプ嵌め込み部4のパイプ収容部4bに隣接する部分には、第1パイプ51の鍔部51aが嵌まり込む本体側鍔部保持溝5が設けられている。本体側鍔部保持溝5の底面5a(図6参照)は、第1パイプ51の鍔部51aに沿う円弧形状とされている。
<チェッカー>
主として、図7を参照しつつチェッカー2について説明する。チェッカー2は、パイプ接続が完全になされているかどうかを外部から確認するための役割を有する部品であって、コネクタ本体1に対する仮止め位置からコネクタ本体1に対する差込完了位置までコネクタ本体1に押し込まれる。
チェッカー2は、人の指で押される矩形の押圧部7と、押圧部7の左右両端部から下方へ向かって延在するように形成されたコネクタ本体1への係止脚部9と、係止脚部9と同様に押圧部7の左右両端部から下方へ向かって延在するように形成されたリテーナ保持片部8とを備えている。チェッカー2の材質は、例えば、樹脂である。
係止脚部9の先端は、コネクタ本体1に設けられたチェッカー被係止部6b,6cへの引っ掛かり部となる係止爪9aとされている。また、リテーナ保持片部8の先端から中央部へかけては、後述するリテーナ3の本体部11をその両側から挟むような形態で保持するリテーナ保持部8aとされている。
押圧部7の裏面には、仮止め位置から差込完了位置へチェッカー2が押し込まれることで、第1パイプ51の鍔部51aに嵌まり込む鍔部保持溝14を下面側に有する突設部10が形成されている。突設部10は、第1壁部17および第2壁部18を有し、この第1壁部17と第2壁部18との間の部分に上記鍔部保持溝14が形成される。第1壁部17の下面17aは、第1パイプ51の胴部51bに沿う円弧形状とされており、第2壁部18の下面18aは、第2パイプ52の胴部52bに沿う円弧形状とされている。鍔部保持溝14の底面14aは、第1パイプ51の鍔部51aに沿う円弧形状とされている。
<リテーナ>
図8を参照しつつリテーナ3について説明する。リテーナ3は、コネクタ本体1の内部に配置され、コネクタ本体1に第2パイプ52が挿入される前、コネクタ本体1に対するチェッカー2の仮止め位置から差込完了位置へのチェッカー2の動きを制限する部品である。
リテーナ3は、第2パイプ52が挿入されると弾性変形して押し拡がるC字形状の本体部11と、本体部11の切欠き形状部の端から上方(外側)へ向かって延在する一対の脚部12とを備えている。リテーナ3の材質は、例えば、樹脂または金属である。
上記のとおり、C字形状の本体部11は弾性変形するように形成される。この本体部11の互いに対向する内側面(内側部分)には、それぞれ、中心方向に少し突出する形態で山形状部11aが設けられている。また、本体部11の外底面の中央部には、下方(外方向)に突出し、先端が拡径部とされたリテーナ係止部13が設けられている。また、リテーナ3は、左右対称かつ表裏対称の形状とされている。
(第1パイプと第2パイプとの接続)
コネクタ100を用いた第1パイプ51と第2パイプ52との接続手順は、これに限られるものではないが、概略の手順として、例えば、コネクタ100を製造する工場において、第1パイプ51が組み込まれたコネクタ100とされ、第1パイプ51が組み込まれた状態でコネクタ100は出荷される。そして、出荷先において、コネクタ100のコネクタ本体1内に第2パイプ52が挿入され、チェッカー2が押し込まれることで、第1パイプ51と第2パイプ52との接続が完了する。
なお、前提として、第1パイプ51の先端外周には、環状の鍔部51aが設けられ、第2パイプ52の端部外周には、スプール部52a(環状凸部)が設けられる。本実施形態では、第2パイプ52の挿入部の外周面にOリング19(環状のシール部材)が装着されている。
<コネクタへの第1パイプの組み込み>
図3〜図4Bは、第1パイプ51が組み込まれた状態のコネクタ100を示す。
コネクタ100への第1パイプ51の組み込みは、次のようにしてなされる。まず、コネクタ本体1のパイプ嵌め込み部4からコネクタ本体1の内部へ第1パイプ51の鍔部51a側端部を押し込む。パイプ嵌め込み部4のパイプガイド部4aは、第1パイプ51の胴部51bよりも幅が狭いので、当該パイプガイド部4aは、第1パイプ51の胴部51bで少し押し拡げられる。第1パイプ51の胴部51bが、パイプガイド部4aを抜けて、その下のパイプ収容部4bに達すると、パイプガイド部4aの幅は元に戻る。また、第1パイプ51の管端の鍔部51aは、パイプ収容部4bに隣接する本体側鍔部保持溝5に嵌まり込む。これにより、第1パイプ51は、その軸方向においてコネクタ本体1から抜けなくなる。また、軸方向に直交する方向への第1パイプ51の動きは、パイプガイド部4aにより拘束される。
その後、コネクタ本体1の内部(リテーナ収容部6)にリテーナ3をセットする。リテーナ3は、その下端部のリテーナ係止部13がリテーナ収容部6の底部にあけられた被係止孔6dに嵌め込まれ、リテーナ収容部6の第1パイプ51側の内壁面に持たせ掛けられた状態とされる。リテーナ3の2本の脚部12のすぐ近くの手前側(パイプ挿入孔1a側)にリテーナ収容部6に設けられた突起6aが位置する。この突起6aにより、パイプ挿入孔1a側にリテーナ3が傾動することがないようにされている(図4B参照)。なお、上記の手順とは逆に、コネクタ本体1の内部にリテーナ3をセットした後に、第1パイプ51を組み込んでもよい。
チェッカー2は、コネクタ本体1から上方へ突出した状態で、コネクタ本体1に仮止めされる。チェッカー2の係止脚部9先端の係止爪9aがコネクタ本体1に設けられたチェッカー被係止部6bに引っ掛けられ、図4Bに示した仮止め位置で、チェッカー2はコネクタ本体1に係止される。
このとき、リテーナ3の2本の脚部12の上方にチェッカー2の突設部10が位置するようになっているので、コネクタ本体1に対してチェッカー2を押し込もうとしても、チェッカー2の突設部10がリテーナ3の2本の脚部12の上端に当たり、それ以上、コネクタ本体1に対してチェッカー2を押し込むことはできない。
<第2パイプの挿入>
その後、出荷先にて、コネクタ本体1内にパイプ挿入孔1aから第2パイプ52が挿入される。第2パイプ52が挿入されていくと、そのスプール部52aが、リテーナ3の本体部11の山形状部11aのうちのパイプ挿入孔1a側の湾曲面に当たる。その後、さらに第2パイプ52を挿入していくと、スプール部52aが山形状部11aを押し拡げることで、本体部11が拡げられる。これにより、リテーナ3の2本の脚部12も拡がり、突起6aによるパイプ挿入孔1a側へのリテーナ3の傾動制限が解除される。
第2パイプ52をさらに挿入していくと、スプール部52aがリテーナ3の本体部11の山形状部11aの頂部を超え、当該山形状部11aの反対側の湾曲面がスプール部52aで押されるのと、リテーナ3の本体部11の弾性復元力による反発とで、リテーナ3は、第2パイプ52の挿入方向とは反対方向であるパイプ挿入孔1a側へ、リテーナ係止部13を支点にして傾動する(リテーナ3の動きに関し図4B→図2B)。これにより、チェッカー2の突設部10の下方空間からリテーナ3の脚部12が外れ、コネクタ本体1に対するチェッカー2の押し込みが可能となる。
その後、チェッカー2の押圧部7を指で押すことで、コネクタ本体1に対してチェッカー2が押し込まれる。チェッカー2が押し込まれると、図2Bに示すように、第1パイプ51の鍔部51aに、チェッカー2の突設部10の下面側に形成された鍔部保持溝14が嵌まり込む。これにより、第1パイプ51の鍔部51aは、本体側鍔部保持溝5およびチェッカー2側の上記鍔部保持溝14により強固に保持される。
また、コネクタ本体1に対してチェッカー2が押し込まれると、チェッカー2の左右一対の係止脚部9先端の係止爪9aが、コネクタ本体1に設けられた被係止部6cに嵌り込む。このときのコネクタ本体1に対するチェッカー2の位置が、コネクタ本体1に対するチェッカー2の差込完了位置である(図2B参照)。
なお、仮止め位置から差込完了位置へチェッカー2が押し込まれると、第2パイプ52は、リテーナ3の本体部11を介して、リテーナ保持片部8のリテーナ保持部8aで、その両側から挟み込まれた状態となる。
(作用・効果)
本実施形態のコネクタ100によると、第1パイプ51と第2パイプ52とを、すなわち、2つのパイプを接続することができる。また、第1パイプ51(一方のパイプ)がコネクタ100に組み込まれた状態において、コネクタ本体1に第2パイプ52(他方のパイプ)を挿入し、その後、コネクタ本体1にチェッカー2を押し込むことで、2つのパイプをすばやく簡単に接続することができる。
また、チェッカー2側に鍔部保持溝14が設けられ、且つ、コネクタ本体1に本体側鍔部保持溝5が設けられていることで、コネクタ100に第1パイプ51を強固に保持することができ、第1パイプ51と第2パイプ52との接続がより強固なものとなる。
また、パイプ嵌め込み部4を構成する弾性変形可能なパイプガイド部4aの幅が、第1パイプ51の胴部51bよりも狭くされていることで、輸送時などにおいて、コネクタ本体1から第1パイプ51が外れることを抑制できる。
また、パイプ嵌め込み部4を構成するパイプ収容部4bの径Dが、第1パイプ51の胴部51bの外径よりも大きくされていることで、コネクタ本体1の内部へ第1パイプ51の鍔部51a側端部を押し込んだ際、第1パイプ51の胴部51bが、パイプガイド部4aを抜けた後に、パイプガイド部4aの幅は確実に元に戻る。
また、チェッカー2の裏面に形成された突設部10を構成する第1壁部17の下面、および第2壁部18の下面が、それぞれ、第1パイプ51の胴部51bに沿う円弧形状、および第2パイプ52の胴部52bに沿う円弧形状とされていることで、第1壁部17と第2壁部18との間に形成された鍔部保持溝14の溝深さを深くし易い。鍔部保持溝14の溝深さを深くすることで、コネクタ100に第1パイプ51をより強固に保持することが可能となる。さらには、上記鍔部保持溝14の底面14aが、第1パイプ51の鍔部51aに沿う円弧形状とされていることで、第1パイプ51の保持がさらに強固なものとなる。
(変形例)
上記の実施形態は、次のように変更可能である。
上記突設部10を構成する第1壁部17の下面、および第2壁部18の下面のうちの少なくとも一方が平面とされてもよい。また、鍔部保持溝14の底面14aが、平面とされてもよい。
リテーナ3を傾動させるための構造に関し、本実施形態のような先端が拡径部とされたリテーナ係止部13とすることに代えて、フック形状のリテーナ係止部とし、リテーナ被係止部に関しては、このフック形状のリテーナ係止部が係止される棒状のリテーナ被係止部とされてもよい。
上記実施形態では、リテーナ3は、パイプ挿入孔1a側へ傾動する。これに代えて、特開2015−48898号公報に記載されているように、パイプ挿入孔1a側へリテーナ3がスライド移動する構造であってもよい。
本発明のコネクタは、冷媒(気液混合流体)が流れる配管の接続ではなく、燃料用配管の接続に用いられてもよい。さらには、本発明のコネクタは、冷媒用配管の接続や、燃料用配管の接続に用いられる継手に限定されるものではなく、様々な用途の配管接続に適用することができる。
その他に、当業者が想定できる範囲で、種々の変更を行えることは勿論である。
1:コネクタ本体
1a:パイプ挿入孔
2:チェッカー
3:リテーナ
4:パイプ嵌め込み部
4a:パイプガイド部
4b:パイプ収容部
5:本体側鍔部保持溝
7:押圧部
10:突設部
14:鍔部保持溝
17:第1壁部
18:第2壁部
51:第1パイプ
51a:鍔部
51b:胴部
52:第2パイプ
52a:スプール部(環状凸部)
52b:胴部
100:コネクタ(パイプ同士の接続用コネクタ)
D:パイプ収容部の径

Claims (6)

  1. 先端外周に環状の鍔部が設けられた第1パイプと、端部外周に環状凸部が設けられた第2パイプとを接続するパイプ同士の接続用コネクタであって、
    コネクタ本体と、
    前記コネクタ本体に対する仮止め位置から前記コネクタ本体に対する差込完了位置まで、前記コネクタ本体に押し込まれるチェッカーと、
    前記コネクタ本体の内部に配置され、前記コネクタ本体に前記第2パイプが挿入される前、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記チェッカーの動きを制限するリテーナと、
    を備え、
    前記コネクタ本体は、
    一方の端部に形成された、前記第2パイプが挿入されるパイプ挿入孔と、
    他方の端部に形成された、前記第2パイプの挿入方向と交差する方向から前記第1パイプの胴部が嵌まり込むパイプ嵌め込み部と、
    を有し、
    前記チェッカーは、
    押圧部と、
    前記押圧部の裏面に形成され、前記第1パイプの前記鍔部に嵌まり込む鍔部保持溝を下面側に有する突設部と、
    を有し、
    前記リテーナは、前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記第2パイプが挿入されることで、前記第2パイプの挿入方向とは反対方向である前記パイプ挿入孔側へ、傾動またはスライド移動するように形成されており、
    前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナが、傾動またはスライド移動することで、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記コネクタ本体に対する前記チェッカーの押し込みが可能となり、
    前記仮止め位置から前記差込完了位置へ前記チェッカーが押し込まれることで、前記第1パイプの前記鍔部に前記鍔部保持溝が嵌まり込むことを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
  2. 請求項1に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
    前記コネクタ本体は、
    底部において前記パイプ嵌め込み部に隣接して設けられ、前記第1パイプの前記鍔部が嵌まり込む本体側鍔部保持溝をさらに有することを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
  3. 請求項1または2に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
    前記パイプ嵌め込み部は、
    円弧形状のパイプ収容部と、
    前記パイプ収容部から上方へ延在する、前記第1パイプの胴部よりも幅が狭い弾性変形可能なパイプガイド部と、
    を有することを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
  4. 請求項3に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
    前記パイプ収容部の径が、前記第1パイプの胴部の外径よりも大きくされていることを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
    前記突設部は、第1壁部および第2壁部を有し、
    前記第1壁部と前記第2壁部との間に前記鍔部保持溝が形成され、
    前記第1壁部の下面が、前記第1パイプの胴部に沿う円弧形状とされており、前記第2壁部の下面が、前記第2パイプの胴部に沿う円弧形状とされていることを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
  6. 請求項5に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
    前記鍔部保持溝の底面が、前記第1パイプの鍔部に沿う円弧形状とされていることを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
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