JP2020153389A - パイプ同士の接続用コネクタ - Google Patents
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Abstract
Description
図1等に示すように、本発明の一実施形態であるコネクタ100(パイプ同士の接続用コネクタ)は、コネクタ本体1と、チェッカー2と、リテーナ3とで構成される。コネクタ100は、例えば、カーエアコンの冷媒配管の接続に用いられる継手であり、接続対象の第1パイプ51および第2パイプ52は、内部に冷媒が流されるパイプ(管)である。パイプの材質は、例えば、アルミニウム合金等の金属である。
主として、図5、6を参照しつつコネクタ本体1について説明する。コネクタ本体1は、コネクタ100の主要部品であって、リテーナ収容部6を備えている。コネクタ本体1の材質は、例えば、樹脂である。
主として、図7を参照しつつチェッカー2について説明する。チェッカー2は、パイプ接続が完全になされているかどうかを外部から確認するための役割を有する部品であって、コネクタ本体1に対する仮止め位置からコネクタ本体1に対する差込完了位置までコネクタ本体1に押し込まれる。
図8を参照しつつリテーナ3について説明する。リテーナ3は、コネクタ本体1の内部に配置され、コネクタ本体1に第2パイプ52が挿入される前、コネクタ本体1に対するチェッカー2の仮止め位置から差込完了位置へのチェッカー2の動きを制限する部品である。
コネクタ100を用いた第1パイプ51と第2パイプ52との接続手順は、これに限られるものではないが、概略の手順として、例えば、コネクタ100を製造する工場において、第1パイプ51が組み込まれたコネクタ100とされ、第1パイプ51が組み込まれた状態でコネクタ100は出荷される。そして、出荷先において、コネクタ100のコネクタ本体1内に第2パイプ52が挿入され、チェッカー2が押し込まれることで、第1パイプ51と第2パイプ52との接続が完了する。
図3〜図4Bは、第1パイプ51が組み込まれた状態のコネクタ100を示す。
コネクタ100への第1パイプ51の組み込みは、次のようにしてなされる。まず、コネクタ本体1のパイプ嵌め込み部4からコネクタ本体1の内部へ第1パイプ51の鍔部51a側端部を押し込む。パイプ嵌め込み部4のパイプガイド部4aは、第1パイプ51の胴部51bよりも幅が狭いので、当該パイプガイド部4aは、第1パイプ51の胴部51bで少し押し拡げられる。第1パイプ51の胴部51bが、パイプガイド部4aを抜けて、その下のパイプ収容部4bに達すると、パイプガイド部4aの幅は元に戻る。また、第1パイプ51の管端の鍔部51aは、パイプ収容部4bに隣接する本体側鍔部保持溝5に嵌まり込む。これにより、第1パイプ51は、その軸方向においてコネクタ本体1から抜けなくなる。また、軸方向に直交する方向への第1パイプ51の動きは、パイプガイド部4aにより拘束される。
その後、出荷先にて、コネクタ本体1内にパイプ挿入孔1aから第2パイプ52が挿入される。第2パイプ52が挿入されていくと、そのスプール部52aが、リテーナ3の本体部11の山形状部11aのうちのパイプ挿入孔1a側の湾曲面に当たる。その後、さらに第2パイプ52を挿入していくと、スプール部52aが山形状部11aを押し拡げることで、本体部11が拡げられる。これにより、リテーナ3の2本の脚部12も拡がり、突起6aによるパイプ挿入孔1a側へのリテーナ3の傾動制限が解除される。
本実施形態のコネクタ100によると、第1パイプ51と第2パイプ52とを、すなわち、2つのパイプを接続することができる。また、第1パイプ51(一方のパイプ)がコネクタ100に組み込まれた状態において、コネクタ本体1に第2パイプ52(他方のパイプ)を挿入し、その後、コネクタ本体1にチェッカー2を押し込むことで、2つのパイプをすばやく簡単に接続することができる。
上記の実施形態は、次のように変更可能である。
上記突設部10を構成する第1壁部17の下面、および第2壁部18の下面のうちの少なくとも一方が平面とされてもよい。また、鍔部保持溝14の底面14aが、平面とされてもよい。
1a:パイプ挿入孔
2:チェッカー
3:リテーナ
4:パイプ嵌め込み部
4a:パイプガイド部
4b:パイプ収容部
5:本体側鍔部保持溝
7:押圧部
10:突設部
14:鍔部保持溝
17:第1壁部
18:第2壁部
51:第1パイプ
51a:鍔部
51b:胴部
52:第2パイプ
52a:スプール部(環状凸部)
52b:胴部
100:コネクタ(パイプ同士の接続用コネクタ)
D:パイプ収容部の径
Claims (6)
- 先端外周に環状の鍔部が設けられた第1パイプと、端部外周に環状凸部が設けられた第2パイプとを接続するパイプ同士の接続用コネクタであって、
コネクタ本体と、
前記コネクタ本体に対する仮止め位置から前記コネクタ本体に対する差込完了位置まで、前記コネクタ本体に押し込まれるチェッカーと、
前記コネクタ本体の内部に配置され、前記コネクタ本体に前記第2パイプが挿入される前、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記チェッカーの動きを制限するリテーナと、
を備え、
前記コネクタ本体は、
一方の端部に形成された、前記第2パイプが挿入されるパイプ挿入孔と、
他方の端部に形成された、前記第2パイプの挿入方向と交差する方向から前記第1パイプの胴部が嵌まり込むパイプ嵌め込み部と、
を有し、
前記チェッカーは、
押圧部と、
前記押圧部の裏面に形成され、前記第1パイプの前記鍔部に嵌まり込む鍔部保持溝を下面側に有する突設部と、
を有し、
前記リテーナは、前記コネクタ本体内に前記パイプ挿入孔から前記第2パイプが挿入されることで、前記第2パイプの挿入方向とは反対方向である前記パイプ挿入孔側へ、傾動またはスライド移動するように形成されており、
前記パイプ挿入孔側へ前記リテーナが、傾動またはスライド移動することで、前記仮止め位置から前記差込完了位置への前記コネクタ本体に対する前記チェッカーの押し込みが可能となり、
前記仮止め位置から前記差込完了位置へ前記チェッカーが押し込まれることで、前記第1パイプの前記鍔部に前記鍔部保持溝が嵌まり込むことを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。 - 請求項1に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
前記コネクタ本体は、
底部において前記パイプ嵌め込み部に隣接して設けられ、前記第1パイプの前記鍔部が嵌まり込む本体側鍔部保持溝をさらに有することを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。 - 請求項1または2に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
前記パイプ嵌め込み部は、
円弧形状のパイプ収容部と、
前記パイプ収容部から上方へ延在する、前記第1パイプの胴部よりも幅が狭い弾性変形可能なパイプガイド部と、
を有することを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。 - 請求項3に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
前記パイプ収容部の径が、前記第1パイプの胴部の外径よりも大きくされていることを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。 - 請求項1〜4のいずれかに記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
前記突設部は、第1壁部および第2壁部を有し、
前記第1壁部と前記第2壁部との間に前記鍔部保持溝が形成され、
前記第1壁部の下面が、前記第1パイプの胴部に沿う円弧形状とされており、前記第2壁部の下面が、前記第2パイプの胴部に沿う円弧形状とされていることを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。 - 請求項5に記載のパイプ同士の接続用コネクタにおいて、
前記鍔部保持溝の底面が、前記第1パイプの鍔部に沿う円弧形状とされていることを特徴とする、パイプ同士の接続用コネクタ。
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-
2019
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