JP2006233482A - パイプジョイント - Google Patents

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Eiichi Aikawa
映一 合川
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Abstract

【課題】ロックレバーの押し込み方向の移動ストロークを規制でき、誤ってロックレバーを押し込んでも、係止凹部にてロックレバーの係合外れがなく、ばねの耐久性を維持できるパイプジョイントの提供。
【解決手段】縦パイプと接続する上部係止爪12を没入させるロックレバー6の押込み位置を一対の係合部7で係止するようにしたパイプジョイント1において、係合部7が、係止孔5の下縁に設けた係止凹部19と、ロックレバー6の操作片23の両側縁で、ロックレバー6を押し込んで上部係止爪12をジョイントパイプ2内に没入させた状態で係止凹部の直上に臨む位置に設けた切り欠き部20とで形成され、両切り欠き部20の後端縁がジョイントパイプ2の内面側に当接してロックレバー6の押し込み状態を保持する後部当接縁25となり、先端縁がジョイントパイプ2の外面側に当接し過剰押し込みを防ぐ前部当接縁26になっている。
【選択図】図1

Description

この発明は、パイプ製の建枠を用いて建築や土木工事用の仮設足場を構築するため、建枠を上下に接続するために使用するパイプジョイントに関する。
仮設枠組足場の構築に使用する建枠は、鋼製パイプを用い、両側縦パイプを横パイプで結合して門型や鳥居型に形成され、この建枠を所定ピッチで対向状に配置し、対向する建枠をブレースで結合すると共に、建枠をパイプジョイントで上方に順次接続して継足すことによって仮設足場が組立てられる。
建枠の接続に用いられていた従前のパイプジョイントは、建枠の縦パイプ内に嵌合するジョイントパイプの下半部を下位建枠の縦パイプ内に嵌合してピンで結合すると共に、ジョイントパイプの上半部に上位建枠の縦パイプを外嵌挿し、両者をピン等で結合するようになっていたが、このような構造では接続及び解体作業に手間と時間がかかり不便であると共に、上下建枠を互に連結するために、アームロックが別途必要になるという問題がある。
このような問題点を解決するため、接続及び解体操作が簡単に行なえると共に、簡単な構造で優れた耐引張り強度が得られ、アームロックの使用が不要となるワンタッチ式のパイプジョイントが実用に供されている。
このワンタッチ式のパイプジョイントは、周壁の中央部に係止孔とこの係止孔の上下位置に貫通孔を設けたジョイントパイプと、前記ジョイントパイプ内に収納され、軸状部の上下両端部に同一方向へ向けて屈曲するよう一体成形した係止爪が上下の貫通孔に各々嵌合するロックピンと、前記ジョイントパイプ内に収納されロックピンの途中を係止爪が上下の貫通孔から常時突出する方向に押圧するばねと、前記係止孔を内外に貫通しロックピンの軸状部で上部寄りの位置と押込み方向に係合するロックレバーとからなり、前記係止孔とロックレバーに、上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させたロックレバーの押込み位置でロックレバーを係止する一対の係合部を設けた構造になっている。
上記パイプジョイントは、ロックレバーと係止孔の係合を解いた状態で、ロックピンの上下係止爪は各々ジョイントパイプの外側に突出し、上部係止爪の上面及び下部係止爪の下面にそれぞれ誘導傾斜面が設けられ、係止爪と対応する位置に係合孔を設けた縦パイプをジョイントパイプの下半部及び上半部に差込むだけで誘導傾斜面の作用で係止爪は係合孔と係合し、上下の縦パイプがロックピンを介して抜止状に結合する。
上位縦パイプの抜取りを行なうには、ロックレバーを押込んで係止孔に係止すればよく、ロックピンは上部係止爪がジョイントパイプ内に没入するように傾動し、上位縦パイプをそのまま引抜くことができ、下位縦パイプとジョイントパイプは下部係止爪によって接続状態のままである。
また、下位縦パイプに対するジョイントパイプの抜取りは、下部係止爪を軸状物で押込み、係合孔との係合を解いた状態でジョイントパイプを抜取ればよいが、通常パイプジョイントは下位縦パイプの上端に取付けたままの状態にしておくのが一般的である。
上記のようなワンタッチ式のパイプジョイントにおける一対の係合部は、係止孔の下縁にロックレバーよりも幅が狭い状態で設けた係止凹部と、前記ロックレバーの両側縁における先端側に設けた切り欠き部とで形成され、このロックレバーを押し込んで上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させた状態で、ロックレバーを押し下げて両側切り欠き部の間を係止凹部に嵌合させることにより、切り欠き部の後端縁がジョイントパイプの内面側に当接してロックレバーの押し込み状態を保持し、また、この状態からロックレバーを押上げると、係止凹部に対するロックレバーの係合が外れ、ばねで押圧されたロックピンの上部係止爪が突出状態に復帰することになる(例えば、特許文献1参照)。
実開平6−18549号公報
ところで、上記のようなパイプジョイントが採用している一対の係合部は、ロックレバーの両側縁における先端側に設けた切り欠き部が、ロックレバーの先端側で開放された構造になっているため、このロックレバーを押し込んで上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させるとき、押し込み方向の移動ストロークを規制するものがなく、このため、ロックレバーの押し込みと押し下げで上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させた状態において、不注意や誤ってロックレバーを押し込むと、係止凹部に対するロックレバーの係合が簡単に外れ、ロックピンの上部係止爪が突出状態になってしまうという問題がある。
また、係止凹部に対するロックレバーの係合を解くためのロックレバーの押し込み操作時において、押し込み方向の移動ストロークを規制するものがないと、ロックレバーの押し込み過剰が発生し、ばねを過剰に圧縮するため、ばねの耐久性を低下させることになる。
更に、上記のようなパイプジョイントは、接続時にジョイントパイプにパイプを差し込むと、パイプの端部で係止爪がその誘導傾斜面によって押し込まれ、パイプに設けた係合孔が係止爪に臨むと、係止爪が係合孔に係合し、ジョイントパイプにパイプが自動的に接続されるようになっているが、このようなパイプジョイントにおけるパイプ接続状態において、引き抜き方向の接続強度を高めるには、ロックピンの上下係止爪をジョイントパイプの外面にできるだけ長く突出させるのが好ましい。
しかし、係止爪を長くすると誘導傾斜面の傾斜角度をゆるく設定しなければならなくなり、誘導傾斜面の角度がゆるいと挿入したパイプの端部で係止爪を押し込むのが困難になり、このため、係止爪の長さの設定が必然的に制限を受け、係止爪が短いとパイプ接続状態において、引き抜き方向の接続強度に不安が生じる。
また、パイプ接続状態において、パイプの引き抜き方向の力は、係止爪を介してロックピンに伝わり、上部係止爪の上端面がジョイントパイプに形成した上部貫通孔の上縁部に、下部係止爪の下端面が下部貫通孔の下縁部にそれぞれ当接することによって引き抜き方向の力を支持することになるが、係止爪が短いと誘導傾斜面の端部が貫通孔に接近し、振動等によってロックピンに移動が加わった場合、引っ張り力の加わった係止爪は誘導傾斜面が貫通孔に臨むことで、ジョイントパイプ内に没入し、パイプの接続状態が外れるという危惧がある。
そこでこの発明の課題は、上記のような問題を解決するため、ロックレバーの押し込み操作時において、押し込み方向の移動ストロークを規制することができ、不注意や誤ってロックレバーを押し込んでも、係止凹部に対するロックレバーの係合外れの発生がなく、かつ、ばねの耐久性を維持することができるパイプジョイントを提供することにある。
また、係止爪を長くすることなく、係止爪の誘導傾斜面に必要な傾斜角度を確保しながら、引き抜き方向に対する接続強度が向上し、引き抜き方向の荷重によるパイプの外れ発生がなく、安全性の向上が図れるパイプジョイントを提供することにある。
上記のような課題を解決するため、この発明は、一対の係合部が、係止孔の下縁にロックレバーよりも幅が狭い状態で設けた係止凹部と、前記ロックレバーの操作片における両側縁で、このロックレバーを押し込んで上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させた状態で係止凹部の直上に臨む位置に設けた切り欠き部とで形成され、前記ロックレバーの両切り欠き部間の位置が押し下げ時に係止凹部へ嵌る嵌合細幅部になり、両切り欠き部のジョイントパイプ寄りに位置する後端縁がジョイントパイプの内面側に当接してロックレバーの押し込み状態を保持する後部当接縁となり、先端縁がジョイントパイプの外面側に当接して過剰押し込みを防ぐための前部当接縁になっている構成を採用したものである。
また、上記ロックピンが、下部貫通孔の下縁に当接して支持される下部係止爪の下面を支点として揺動可能となるようジョイントパイプ内に収納され、前記ジョイントパイプに形成した上部貫通孔がその下縁と上部係止爪の下面との間に上部係止爪の揺動を許容するための空間を確保するように設けられているようにすることができる。
更に、上記ロックピンの上下に位置する係止爪の相対向する面が、接続したパイプの引き抜き方向に対して抜け止め効果のある傾斜面に形成されているようにしたり、上記ジョイントパイプに形成した上部貫通孔の上縁部と下部貫通孔の下縁部に、ジョイントパイプの内側に凹入する屈曲部を設けた構造とすることができる。
ここで、係止凹部は矩形状に切り欠かれ、ロックレバーは、係止孔よりも広幅となり、内端側に設けた溝がロックピンの途中に外嵌する矩形状二又部と、係止孔に丁度適合する幅とスリーブの外面に所定長さ突出する長さを有し、矩形状二又部の先端側に連なる操作片とからなり、この操作片が係止孔を内外に貫通し、操作片の両側部に切り欠き部が設けられ、両切り欠き部間が係止凹部への嵌合部になっている。
この発明によると、ジョイントパイプの係止孔とロックレバーに設けた一対の係合部が、係止孔の下縁にロックレバーよりも幅が狭い状態で設けた係止凹部と、前記ロックレバーの両側縁において、このロックレバーを押し込んで上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させた状態で係止凹部の直上に臨む位置に設けた切り欠き部とで形成され、前記ロックレバーの両切り欠き部間の位置が押し下げ時に係止凹部へ嵌る嵌合細幅部になり、両切り欠き部のジョイントパイプ寄りに位置する後端縁がジョイントパイプの内面側に当接してロックレバーの押し込み状態を保持する後部当接縁となり、先端縁がジョイントパイプの外面側に当接して過剰押し込みを防ぐための前部当接縁にしたので、係止凹部に嵌合細幅部が嵌った状態でロックレバーの押し込み方向の移動を切り欠き部の後部当接縁と前部当接縁によって規制することができ、従って、不注意や誤ってロックレバーを押し込もうとしても押し込むことができず、これによって、係止凹部に対するロックレバーの係合外れの発生がなく、上部係止爪の没入状態を維持することにより、ジョイントパイプに対して外嵌した縦パイプの抜き取り作業が安定して行えることになる。
また、ロックレバーの過剰な押し込みがないので、ばねを過剰に圧縮することがなく、ばねの耐久性を維持することで寿命の向上が図れることになる。
更に、ロックピンの上下に位置する係止爪の相対向する面を、接続したパイプの引き抜き方向に対して抜け止め効果のある傾斜面に形成したり、ジョイントパイプに形成した上部貫通孔の上縁部と下部貫通孔の下縁部に、ジョイントパイプの内側に凹入する屈曲部を設けるようにすると、係止爪を長くすることなく、引き抜き方向に対する接続強度が向上し、引き抜き方向の荷重によるパイプの外れ発生がなく、安全性の向上が図れる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図示のように、パイプジョイント1は、上下に長いジョイントパイプ2と、このパイプ2内に組込んだロックピン3と、このロックピン3を一方に押圧するばね4と、ジョイントパイプ2の中央部に設けた係止孔5を内外に貫通するロックレバー6との組合せによって構成され、前記係止孔5とロックレバー6に、ロックレバー6の押込み位置でロックレバー6を係止する一対の係合部7が設けられている。
上記ジョイントパイプ2は、建枠Aにおける縦パイプa内に嵌合する外径のパイプを用い、上下方向の中央部外周面にスリーブ8を外嵌固定し、下半部に挿入した下位建枠における縦パイプaの上端がスリーブ8の下端に当接すると共に、上半部に挿入した上位建枠における縦パイプaの下端がスリーブ8の上端に当接することになる。
このジョイントパイプ2の周壁における上下方向の中央部には、スリーブ8とにわたって角型の係止孔5が設けられ、更に係止孔5の直上で接近する位置に貫通孔9と、係止孔5の直下でジョイントパイプ2の下端位置に貫通孔10が設けられ、両貫通孔9、10と係止孔5はジョイントパイプ2の軸方向に沿って同一線上に並んでいる。
前記ロックピン3は、丸軸材や角軸材を用い、上下に長い軸状部11の上下両端に同一方向へ向けて直角に屈曲する係止爪12、13を一体に設けて形成され、上部係止爪12が上部貫通孔9に嵌合する状態で下部係止爪13が下部貫通孔10に嵌合するようになっている。
上記軸状部11の上端部寄りで係止孔5に対応する部分は係止爪12、13と反対方向に向けて山形に屈曲し、この屈曲部分の両側面に扁平部14が設けられ、この山形部の少し下方の位置にばね4の係合凹部15が設けられている。
上記ばね4は上下に長い板ばねを用い、中央部に向けてロックピン3と反対の山形に屈曲し、その頂部に係合凹部15へ嵌合するU字状屈曲部16を有し、ジョイントパイプ2内への組込み状態において、ロックピン3の上下略中間部の位置を押圧し、ロックピン3に対して係止爪12、13が貫通孔9、10から外部に突出する方向の弾性を付勢している。
上記上部係止爪12は、貫通孔9からジョイントパイプ2の外部に突出する部分の上面が先端下りの誘導傾斜面12aとなり、下部係止爪13も同様に下面が先端上りの誘導傾斜面13aになっていると共に、建枠における縦パイプaの下端部周壁には上部係止爪12が係合する係合孔17が、また、建枠における縦パイプaの上端部周壁には下部係止爪13が係合する係合孔18が形成されている。
上記係止孔5とロックレバー6に設けた一対の係合部7は、係止孔5の下縁中央部に設けた係止凹部19と、ロックレバー6の両側縁に設けた切り欠き部20とで形成されている。
ロックレバー6は、図1(b)に示すように、ジョイントパイプ2の半径方向に長いプレートを用い、係止孔5よりも広幅となり、内端側に設けた溝21がロックピン3における扁平部14に外嵌する矩形状二又部22と、係止孔5に丁度適合する幅とスリーブ8の外面に所定長さ突出する長さを有し、矩形状二又部22の先端側に連なる操作片23とからなり、この操作片23が係止孔5を内外に貫通している。
上記ロックレバー6における操作片23の先端側両側縁において、このロックレバー6を押し込んで上部係止爪12をジョイントパイプ2内に没入させた状態で、係止凹部19の直上に臨む位置にコ字状の切り欠き部20が設けられ、このロックレバー6の両切り欠き部20間の位置が押し下げ時に係止凹部19へ嵌る嵌合細幅部24になり、両切り欠き部20のジョイントパイプ2寄りに位置する後端縁がジョイントパイプ2の内面側に当接してロックレバー6の押し込み状態を保持する後部当接縁25となり、先端縁がスリーブ8の外面側に当接して過剰押し込みを防ぐための前部当接縁26になっている。
ロックレバー6の操作片23が係止孔5に位置する時、矩形状二又部22が外方への抜止めとなり、かつ、ロックピン3に対して押込みを解いた位置となり、ロックピン3はばね4の押圧によって係止爪12、13がジョイントパイプ2の外部に突出した状態になっている。
また、ロックレバー6の操作片23を上記の状態から押込むと、このロックレバー6は、ロックピン3のばね4での押圧点よりも上部の位置を押すことになり、従って、ロックピン3は図2(a)のように、下部係止爪13と貫通孔10の嵌合部分を支点にして傾動し、上部係止爪12は貫通孔9から内部に没入し、この状態で操作片23を押下げて係止凹部19に対して嵌合細幅部24を嵌合させた状態で押し込みを解くと、ばね4の押圧弾性によって後端の後部当接縁25がジョイントパイプ2の内面に係合し、ロックピン3の押込み状態をロックすることができる。
上記のロックを解除するには、操作片23の先端を指先で押上げて係止孔5内に位置させればよく、ばね4の押圧弾性によってロックレバー6が外方に移動し、同時にロックピン3は上部係止爪12が貫通孔9から外部に突出する姿勢に復帰することになる。
上記ロックピン3は、図4のように、下部貫通孔10の下縁に当接して支持される下部係止爪13の下面を支点として揺動可能となるようジョイントパイプ2内に収納され、図5(a)の拡大図に示すように、前記ジョイントパイプ2に形成した上部貫通孔9がその下縁と上部係止爪12の下面との間に上部係止爪12の揺動を許容するための空間を確保するように設けられている。
更に、上記ロックピン3の好ましい具体的な構造として、図5(a)で示したように、ロックピン3の上下に位置する係止爪12、13の相対向する面が、接続したパイプaの引き抜き方向に対して抜け止め効果のある傾斜面12bと13bに形成されていると共に、図5(a)乃至(c)のように、上記ジョイントパイプ2の周壁で上部貫通孔9の上縁部と下部貫通孔の下縁部に臨む位置に、ジョイントパイプ2の内側に凹入する屈曲部27が設けられている。
上記のように、係止爪12、13の相対向する面を接続した縦パイプaの引き抜き方向に対して抜け止め効果のある傾斜面12b、13bに形成すると、引っ張り荷重がかかったとき、縦パイプaの係合孔17、18は傾斜面12b、13bに対して係止爪12、13を引き出す方向に作用することになり、これにより、係止爪12、13の没入発生を防ぎ、係止爪12、13を長くすることなく、引き抜き方向に対する接続強度が向上し、引き抜き方向の荷重による縦パイプaの外れ発生を防止することになる。
また、上部貫通孔9の上縁部と下部貫通孔10の下縁部に臨む位置に、ジョイントパイプ2の内側に凹入する屈曲部27を設けると、引っ張り荷重がかかったとき、係止爪12、13における上部貫通孔9の上縁部及び下部貫通孔10の下縁部への当接部を誘導傾斜面12a、13aよりも内側に確保することができ、これにより、係止爪12、13の没入発生を防ぎ、係止爪12、13を長くすることなく、引き抜き方向に対する接続強度が向上し、引き抜き方向の荷重による縦パイプaの外れ発生を防止して安全性の向上が図れる。
この発明のパイプジョイントは上記のような構成であり、図1のようにロックレバー6の操作片23を引上げて係止孔5内に位置させ、ロックピン3の押込みを解いて上下の係止爪12、13が貫通孔9、10から外部に突出する状態で、ジョイントパイプ2に対して縦パイプaを挿入すれば、係止爪12、13に設けた誘導傾斜面12a、13aが押されることで、係止爪12、13が自動的に没入し、定量挿入した縦パイプaの係合孔17、18に対して弾性復帰したロックピン3の係止爪12、13が係合し、図1(a)に一点鎖線で示すように、上下の縦パイプaはロックピン3を介して抜止状に結合される。
上記ロックピン3は太径の軸状材を用い、両端に係止爪12、13を一体に折り曲げて連成した構造になっているので、強度的に頑丈で耐引抜強度の強い接続状態が得られる。
通常、建枠においては、縦パイプaの上端にパイプジョイント1を予め取付けておき、上位建枠における縦パイプaの下端をジョイントパイプ2の上半部に挿入することによって仮設枠組足場を組立てるものであり、従って仮設枠組足場の組立及び解体時には、ジョイントパイプ2の上半部に対する上位縦パイプaの接続と抜取りが主な作業となる。
そこで、上位縦パイプaをジョイントパイプ2から抜取るには、ロックレバー6の操作片23を押し込み、ばね4に抗してロックピン3の上部を押込めば、図2(a)のように、ロックピン3は貫通孔10に嵌合する下部係止爪13の下面部分を支点にして傾動し、上部係止爪12が貫通孔9からジョイントパイプ2内に没入し、ロックレバー6を押下げて嵌合細幅部24を係止凹部19に係止すれば、後端の後部当接縁25がジョイントパイプ2の内面に当接し、上記係止爪12の没入状態が保持され、縦パイプaの抜取りが可能になる。
なお、図2(b)では、係止孔5のジョイントパイプ2に設ける部分の下部を係止凹部19の下縁まで広幅とすることにより、後部当接縁25がスリーブ8の内面に当接するようにした状態を示している。
また、上記の係止爪12を没入する状態から突出位置に戻すには、ロックレバー6の操作片23を押上げればよく、操作片23が係止孔5内に位置することにより、ばね4の押圧弾性でロックピン3は図1(a)のように上部係止爪12が貫通孔9から係合孔17内に嵌合することになり、ジョイントパイプ2に対する上位縦パイプaの接続が得られる。
また、下位建枠における縦パイプaの上端からパイプジョイント1を抜取る場合は、軸状物を用い、下部係止爪13を押込んで係合孔18との係合を解いて抜取ればよい。
上記ロックピン3の上部係止爪12を貫通孔9から内部に没入させた状態で、操作片23を押し込もうとすると、先端の前部当接縁26がスリーブ8の外面に当接し、操作片23の押し込み移動を規制するので、不注意や誤ってロックレバー6を押し込んでも、係止凹部19に対するロックレバー6の係合外れの発生がない。
このように、ロックレバー6の押し込みと押下げによってその嵌合細幅部24を係止凹部19に係止すれば、ロックレバー6の内外方向の移動発生がなくなり、ロックレバー6の過剰な押し込み操作ができないので、ジョイントパイプ2に対して外嵌した縦パイプaの抜き取り作業が安定して行えるだけでなく、ばね4を過剰に圧縮させることがなく、ばね4の耐久性を維持することで寿命の向上が図れることになる。
(a)はパイプジョイントの縦パイプ結合状態を示す縦断正面図、(b)は同上要部のロックレバー部分を拡大した横断平面図 (a)パイプジョイントのロックレバーを押し込んで上位縦パイプを抜いた状態を示す縦断正面図、(b)は同上要部のロックレバー部分を拡大した横断平面図 パイプジョイントの要部構造を示す分解斜視図 パイプジョイントにおけるロックピンの揺動動作を説明した縦断正面図 (a)パイプジョイントにおけるロックピンの具体的な構造を示す拡大した縦断正面図、(b)はジョイントパイプに設けた屈曲部を示す拡大した横断平面図、(c)は貫通孔と屈曲部の形状を示す正面図
符号の説明
1 パイプジョイント
2 ジョイントパイプ
3 ロックピン
4 ばね
5 係止孔
6 ロックレバー
7 係合部
8 スリーブ
9 貫通孔
10 貫通孔
11 軸状部
12 係止爪
12a 誘導傾斜面
12b 傾斜面
13 係止爪
13a 誘導傾斜面
13b 傾斜面
14 扁平部
15 係合凹部
16 U字状屈曲部
17 係合孔
18 係合孔
19 係止凹部
20 切り欠き部
21 溝
22 矩形状二又部
23 操作片
24 嵌合細幅部
25 後部当接縁
26 前部当接縁
27 屈曲部

Claims (4)

  1. 周壁の中央部に係止孔とこの係止孔の上下位置に貫通孔が設けられたジョイントパイプと、前記ジョイントパイプ内に収納され、軸状部の上下両端部に同一方向へ向けて屈曲するよう一体成形した係止爪が上下の貫通孔に各々出没可能となるよう嵌合するロックピンと、前記ジョイントパイプ内に収納され、ロックピンの途中を係止爪が上下の貫通孔から常時外部に突出する方向に押圧するばねと、前記係止孔を内外に移動可能となるよう貫通し、ロックピンの軸状部で上部寄りの位置とジョイントパイプ内への押込み方向に係合するロックレバーとからなり、前記係止孔とその係止孔を貫通するロックレバーの操作片に、上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させたロックレバーの押込み位置でロックレバーを係止する一対の係合部を設けたパイプジョイントにおいて、
    前記一対の係合部が、係止孔の下縁にロックレバーよりも幅が狭い状態で設けた係止凹部と、前記ロックレバーの操作片における両側縁で、このロックレバーを押し込んで上部係止爪をジョイントパイプ内に没入させた状態で係止凹部の直上に臨む位置に設けた切り欠き部とで形成され、前記ロックレバーの両切り欠き部間の位置が押し下げ時に係止凹部へ嵌る嵌合細幅部になり、両切り欠き部のジョイントパイプ寄りに位置する後端縁がジョイントパイプの内面側に当接してロックレバーの押し込み状態を保持する後部当接縁となり、先端縁がジョイントパイプの外面側に当接して過剰押し込みを防ぐための前部当接縁になっていることを特徴とするパイプジョイント。
  2. 上記ロックピンが、下部貫通孔の下縁に当接して支持される下部係止爪の下面を支点として揺動可能となるようジョイントパイプ内に収納され、前記ジョイントパイプに形成した上部貫通孔がその下縁と上部係止爪の下面との間に上部係止爪の揺動を許容するための空間を確保するように設けられていることを特徴とする請求項1に記載のパイプジョイント。
  3. 上記ロックピンの上下に位置する係止爪の相対向する面が、接続したパイプの引き抜き方向に対して抜け止め効果のある傾斜面に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のパイプジョイント。
  4. 上記ジョイントパイプの周壁で、上部貫通孔の上縁部と下部貫通孔の下縁部の部分に、ジョイントパイプの内側に凹入する屈曲部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のパイプジョイント。
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