JP6147525B2 - 結合クリップ - Google Patents
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Description
金属クリップと、この金属クリップが組付けられる樹脂クリップとにより構成され、装着部材およびその相手部材のそれぞれに形成されて互いに重なりあっている取付孔に対して装着部材側から挿入することにより、装着部材を相手部材に結合することができる結合クリップであって、金属クリップは、互いに連続しかつ相対向する一対の弾性片と、これらの弾性片にそれぞれ設けられた支持部および係止肩部とを備えている。樹脂クリップは、金属クリップが組付けられることにより、該金属クリップの両弾性片を互いが近づくように内方へ押し撓め状態にロックすることが可能に構成されている。樹脂クリップおよび該樹脂クリップに組付けられた金属クリップは、装着部材および相手部材の取付孔に対する挿入によって金属クリップの両弾性片に対するロックが解除されるように構成され、ロックが解除された両弾性片は、内方に押し撓められた状態から外方へ開く方向への弾性復元力によって、両支持部が装着部材の取付孔の周縁を直接または間接的に支持し、両係止肩部が相手部材の取付孔の周縁を直接または間接的に支持するように構成されていることを特徴とする。
まず、図1乃至図5を用いて、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1に示す結合クリップ1は、例えば、車両用のドアインナーパネルに設けられるサービスホールを被うために、該ドアインナーパネルに対して樹脂パネル等を取付ける際に用いられる。
図1に示すように、結合クリップ1は、金属クリップ2と、この金属クリップ2が組付けられる樹脂クリップ3とにより構成されている。
両支持部16の中央には、該両支持部16を厚み方向に貫通した長方形状の貫通孔16aが設けられている。
側壁52は、挿入孔42の外周を構成する長辺の中央から下方へ延びている。
なお、開放口56は、ロック壁54と頭部40との間で、金属クリップ2の両弾性片10が自由状態になることが可能な大きさに設定されている。
まず、図5の(A)乃至(B)に示すように、自由状態で外方へ開いている金属クリップ2の両弾性片10を内方へ押し撓め、両支持部16の張り出し方向と挿入孔42の長手方向とを平行させた状態で、金属クリップ2を樹脂クリップ3の挿入孔42へ挿入する。図5の(C)に示すように、金属クリップ2の基部12が、樹脂クリップ3の規制突起52aを越えると、基部12が規制突起52aに対して下方側から引っかかり、金属クリップ2が樹脂クリップ3に対して位置規制される。
なお、樹脂クリップ3に対して位置規制された金属クリップ2は、その両係止肩部14が樹脂クリップ3のロック壁54により外方から支持されて、内方へ押し撓められた状態にロックされる。このとき、金属クリップ2の両支持部16は、開放口56に位置している。
樹脂クリップ3を更に押し込むと、図5の(F)に示すように、金属クリップ2の両係止肩部14がロック壁54から外れ、両弾性片10(図1参照)のロックが解除される。両弾性片10は、弾性により弾けるようにして、樹脂クリップ3の開放口56から外方へ広がる。そして、両弾性片10の弾性力により、両支持部16が装着部材92の取付孔92a周縁を上方から支持し、両係止肩部14が相手部材94の取付孔94a周縁を下方から支持した状態となる。すなわち、結合クリップ1は、装着部材92と相手部材94とを、両支持部16と両係止肩部14とにより直接挟み込んだ状態で一体に固定している。
なお、図6乃至図11において第1の実施形態と同一もしくは均等な構成・機能を有すると考えられる部分には、図1乃至図5と同一の符号を付すことで、重複する説明は省略する。また、後述する第3の実施形態乃至第7の実施形態についても、それぞれの図面に図1乃至図5と同一の符号を付すことで、重複する説明は省略する。
図6に示すように、本実施形態における金属クリップ2aは、その両支持部16の先端を基部12側へ折り曲げた当接部20を有する。また、本実施形態における金属クリップ2aは、自由状態で、その両係止肩部14と両支持部16の間が上下に延び、両支持部16が水平に張り出している。
両規制棒58に設けられている規制爪58aと解除爪58bは、撓み軸を軸心として、脚部50の内外へシーソー状に動く構成とされている。なお、この規制棒58が、本発明の「ストッパー」に相当する。
なお、図10の(B)に示すように、樹脂クリップ3aに対して位置規制された金属クリップ2aは、その両係止肩部14の下部が樹脂クリップ3aの両傾斜部54aにより外方から支持されて、内方に押し撓められた状態にロックされる。この時、金属クリップ2aの両支持部16は、樹脂クリップ3aの頭部40に位置している。両支持部16は斜め上方に張り出し、該両支持部16の貫通孔16a(図6参照)に対して樹脂クリップ3の貫入突起44aが貫入している。
まず、本実施形態の結合クリップ1bを構成している金属クリップ2bと樹脂クリップ3bの構成を説明する。
図12に示すように、本実施形態における金属クリップ2bでは、その両弾性片10の幅方向中央の根元から係止肩部14までが内方に切り起こされ、それにより一対の切起し部18が設けられている。両切起し部18は、両弾性片10の根元から上方に延び、一方の切起し部18では、その先端が内方に屈曲して抜け止め部18aとなっている。
両挿入孔42aに挟まれた頭部40の中央部分は、後述する脚部50aの上壁64により構成されている。詳述すると、両挿入孔42aの間部分には、脚部50aの上壁64が下方から延び、この上壁64が両挿入孔42aの中央側の内壁となっている。
なお、この組付け状態で、金属クリップ2bの抜け止め部18aは、下壁66上端側を被って、樹脂クリップ3bが抜け外れるのを防止している。
なお、図17の(F)に示すように、装着部材92と相手部材94の結合状態において、樹脂クリップ3bは、その下壁66(図12参照)により、金属クリップ2bの基部12(図12参照)を下方へ押しつけている。
まず、本実施形態の結合クリップ1cを構成している金属クリップ2cと樹脂クリップ3cの構成を説明する。
図19に示すように、金属クリップ2cにおいて、両支持部16の先端は、基部12と反対方向へ折れ曲げて形成された鍔部26となっている。
なお、樹脂クリップ3cにおける脚部50aの構成は、第3の実施形態と同様である。
なお、図24の(C)乃至(F)に示すように、樹脂クリップ3cと金属クリップ2cが装着部材92と相手部材94に対して組付けられるとき、樹脂クリップ3cの下壁66は、常時、金属クリップ2cの基部12(図19参照)を下方へ押しつけている。
まず、本実施形態の結合クリップ1dを構成している金属クリップ2dと樹脂クリップ3dの構成を説明する。
図25に示すように、金属クリップ2dは、第1の実施形態における金属クリップ2と同様の構成よりなる。
まず、本実施形態の結合クリップ1eを構成している金属クリップ2eと樹脂クリップ3eの構成を説明する。
図31に示すように、樹脂クリップ3eは、第1の実施形態における樹脂クリップ3と同様の構成よりなる。
まず、本実施形態の結合クリップ1fを構成している金属クリップ2fと樹脂クリップ3fの構成を説明する。
図33に示すように、樹脂クリップ3fは、第5の実施形態における樹脂クリップ3dと同様の構成よりなる。
2 金属クリップ
3 樹脂クリップ
10 弾性片
14 係止肩部
16 支持部
92 装着部材
92a 取付孔
94 相手部材
94a 取付孔
Claims (7)
- 金属クリップと、この金属クリップが組付けられる樹脂クリップとにより構成され、装着部材およびその相手部材のそれぞれに形成されて互いに重なりあっている取付孔に対して装着部材側から挿入することにより、装着部材を相手部材に結合することができる結合クリップであって、
金属クリップは、互いに連続しかつ相対向する一対の弾性片と、これらの弾性片にそれぞれ設けられた支持部および係止肩部とを備え、
樹脂クリップは、金属クリップが組付けられることにより、該金属クリップの両弾性片を互いが近づくように内方へ押し撓め状態にロックすることが可能に構成され、
樹脂クリップおよび該樹脂クリップに組付けられた金属クリップは、装着部材および相手部材の取付孔に対する挿入によって金属クリップの両弾性片に対するロックが解除されるように構成され、ロックが解除された両弾性片は、内方に押し撓められた状態から外方へ開く方向への弾性復元力によって、両支持部が装着部材の取付孔の周縁を直接または間接的に支持し、両係止肩部が相手部材の取付孔の周縁を直接または間接的に支持するように構成された結合クリップ。 - 請求項1に記載の結合クリップであって、
樹脂クリップは、該樹脂クリップに組付けられた金属クリップの両弾性片を外方から支持して内方へ押し撓め状態にロックすることができるロック部を備え、
樹脂クリップとこれに組付けられた金属クリップが装着部材および相手部材の取付孔に対して挿入されたときに、該金属クリップが樹脂クリップに対して挿入方向とは逆方向へ相対的に動いて両弾性片がロック部から外れ、ロックが解除されるように構成されている結合クリップ。 - 請求項2に記載の結合クリップであって、
樹脂クリップは、該樹脂クリップに対する金属クリップの組付け位置を規制するストッパーを備え、樹脂クリップとこれに組付けられた金属クリップが装着部材および相手部材の取付孔に対して挿入されたときに、ストッパーによる金属クリップの位置規制が解除されるように構成されている結合クリップ。 - 請求項1に記載の結合クリップであって、
樹脂クリップは、金属クリップの両支持部を外方から支持して該金属クリップの両弾性片を内方に押し撓め状態にロックすることができ、尚且つ、このロックした状態の金属クリップを樹脂クリップに対して位置規制することのできるロック規制部を備え、
樹脂クリップとこれに組付けられた金属クリップが装着部材および相手部材の取付孔に対して挿入されたときに、金属クリップにおける両弾性片の支持部が装着部材に当接することで、ロック規制部による金属クリップの位置規制が解除され、該金属クリップが樹脂クリップに対して挿入方向とは逆方向へ相対的に動いて支持部がロック規制部から外れ、ロックが解除されるように構成されている結合クリップ。 - 請求項1に記載の結合クリップであって、
樹脂クリップは、金属クリップの両支持部を外方から支持して該金属クリップの両弾性片を内方に押し撓め状態にロックすることができ、尚且つ、このロックした状態の金属クリップを樹脂クリップに対して位置規制することのできる撓み部を備え、
樹脂クリップとこれに組付けられた金属クリップが装着部材および相手部材の取付孔に対して挿入されたときに、樹脂クリップにおける撓み部が装着部材に当接することで、該撓み部による金属クリップの位置規制が解除されると共に、支持部が撓み部から外れ、ロックが解除されるように構成されている結合クリップ。 - 請求項1に記載の結合クリップであって、
ロックが解除された金属クリップの両弾性片は、それぞれの支持部および係止肩部が装着部材および相手部材の取付孔の周縁を直接に支持して両部材を挟み込むように設定されている結合クリップ。 - 請求項1に記載の結合クリップであって、
ロックが解除された金属クリップの両弾性片において、支持部および係止肩部のうち、少なくともどちらか一方は、樹脂クリップを介して装着部材あるいは相手部材の取付孔の周縁を支持するように設定されている結合クリップ。
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