JP2005291294A - 止め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 強い挾持力が得られる止め具の提供。
【解決手段】 合成樹脂製のピン1と合成樹脂製のグロメット11と金属製の挾持体21の3部品から成り、ピンは、頭部2と軸部3とを備え、グロメットは、フランジ部12と胴部13とを備え、挾持体は、外向支持腕22と外向挾持片23とを備える止め具であって、ピンは、その軸部に、上記挾持体の外向挾持片側を軸部の中心方向に向けて受け入れる収納室5と、挾持体の外向挾持片を外方へ押圧する加圧面4とを形成し、グロメットは、そのフランジ部又は胴部には、挾持体の外向支持腕を支持する支持部位15を形成し、胴部には、挾持体の外向挾持片を出没する開口窓18を形成することにより、固定対象物は、合成樹脂製グロメットのフランジ部と金属製挾持体の外向挾持片間で挾持されるので、合成樹脂と金属から得られる強い挾持力をもって、強固に固定されることとなる。
【選択図】 図7

Description

本発明は、例えば、自動車の内外装部品などを所定の車体パネルに固定する止め具に関するものである。
従来のこの種止め具は、具体的には図示しないが、合成樹脂製のピンと合成樹脂製のグロメットの2部品から成り、前者のピンは、円盤状の頭部と該頭部の下面から垂下する円柱状の軸部とを備え、軸部には、その側面に大径溝と小径溝とを軸方向に沿って形成し、後者のグロメットは、円盤状のフランジ部と該フランジ部の下面から垂下する円筒状の胴部とを備え、フランジ部には、その中央に上記ピンの軸部を挿入する開口を形成し、胴部には、その周壁をスリットを介して複数の分割脚片に分割して、該各分割脚片の先端部内面に上記した軸部の大径溝と小径溝に個々に係合する膨出突起を形成する構成となっている(例えば、特許文献1参照)。
そして、実際に、自動車内装部品たるトリムボードを車体パネルに固定する場合には、まず、グロメットの胴部内にピンの軸部をその先端側から挿入して、グロメットの各分割脚片の先端部内面に形成された膨出突起がピンの軸部に形成された小径溝に係合する仮止め状態を得て、この状態のまま、グロメットの胴部をトリムボードと車体パネルの一致する各取付孔内に差し込んで、ピンの頭部をグロメットのフランジ部に当接するまで完全に押し込むと、今度は、各分割脚片の膨出突起が軸部の大径溝に係合して、グロメットの分割脚片が外方へ拡開するので、これにより、トリムボートが車体パネル側に固定されることとなる。
特許第3332138号明細書
従って、従来の止め具の下では、トリムボードと車体パネルとを簡単に固定できる利点を有することとなるが、反面、トリムボードの固定状態にあっては、合成樹脂製グロメットのフランジ部と同分割脚片とで、トリムボードと車体パネルとを内外側から挾持する関係で、自ずと、車体パネルの取付孔の孔縁に対する挾持力が弱くなって、強い挾持力を得ることができなかった。
本発明は、斯かる従来の止め具が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、合成樹脂製のピンと合成樹脂製のグロメットと金属製の挾持体の3部品から成り、ピンは、頭部と軸部とを備え、グロメットは、フランジ部と胴部とを備え、挾持体は、外向支持腕と外向挾持片とを備える止め具であって、ピンは、その軸部に、上記挾持体の外向挾持片側を軸部の中心方向に向けて受け入れる収納室と、挾持体の外向挾持片を外方へ押圧する加圧面とを形成し、グロメットは、そのフランジ部又は胴部には、挾持体の外向支持腕を保持する支持部位を形成し、胴部には、挾持体の外向挾持片を出没する開口窓を形成して、合成樹脂製グロメットのフランジ部と上記開口窓から外方へ突出する金属製挾持体の外向挾持片とで固定対象物を挾持することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、ピンの軸部に形成された加圧面が挾持体の外向挾持片を外方へ押圧した時には挾持体に弾性撓みが発生し、ピンの軸部に形成された収納室に挾持体の外向挾持片が受け入れられる時には上記弾性撓みを消失する方向に弾性復帰して、挾持体の外向挾持片がグロメットの胴部に形成された開口窓から没することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2を前提として、グロメットのフランジ部にその内孔から拡径方向に延びる凹状の支持溝を形成して、該支持溝に挾持体の外向支持腕を保持することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項3を前提として、支持溝に凸部を設け、挾持体の外向支持腕に該凸部を嵌入する凹部を設けたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1を前提として、挾持体の外向支持腕をグロメットの支持部位に揺動可能に保持することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5を前提として、挾持体の外向支持腕は円弧状のフック形状を呈し、該フック形状の内側を支点として揺動可能に保持されることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項5を前提として、グロメットのフランジ部側に、挾持体の外向支持腕の揺動を許容する空間を画成したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項5を前提として、ピンの頭部側に、挾持体の外向支持腕の揺動を許容する空間を画成したことを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあっては、グロメットのフランジ部又は胴部に形成された支持部位に挾持体の外向支持腕を保持する状態を得て、このまま、ピンの軸部をグロメットの胴部内に挿入すると、胴部の内側に挾持体を支持したまま、ピンとグロメットとが仮止めされるので、後は、固定対象物の一致する各取付孔内に差し込んで、更に、ピンの軸部をグロメットの胴部内にピンの頭部がグロメットのフランジ部に当接するまで完全に押し込むと、軸部の加圧面の作用で、挾持体の外向挾持片をグロメットの胴部に形成された開口窓から外方へ突出させるので、これにより、合成樹脂製グロメットのフランジ部と金属製挾持体の外向挾持片間とで、固定対象物が内外側から挾持されて、従来のものと比較すると、固定対象物同士が強い挾持力をもって強固に固定されることとなる。
請求項2記載の発明にあっては、ピンの引き抜きに際して、挾持体の外向挾持片をピンの軸部に形成された収納室に受け入れる時には、挾持体が弾性撓みを消失する方向に弾性復帰して、その外向挾持片をグロメットの胴部に形成された開口窓から自動的に内方へ没しさせるので、ピンの引き抜き力を軽減できると共に、グロメットを取り外すなど固定対象物の固定状態を解除して分離する場合に、挾持体が固定対象部の取付孔に引っ掛かることを防止できる。
請求項3記載の発明にあっては、挾持体の外向支持腕がグロメット側の凹状支持溝内に保持されるので、確実な保持状態が期待できると共に、挾持体の弾性撓みを容易に得られることとなる。請求項4記載の発明にあっては、支持溝の凹形状を案内として、挾持体の外向支持腕を上から押し付けるだけで、支持溝の凸部と外向支持腕の凹部が嵌合するので、挾持体のより確実な保持状態が一層期待できると共に、ピンを引き抜く時に、挾持体が脱落しにくくなる。
請求項5記載の発明にあっては、挾持体の外向支持腕をグロメットの支持部位に揺動可能に保持した関係で、例え、弾性撓みや弾性復帰が得にくくなっても、構造的には、挾持体自体を剛性の高い金属板で成形することが可能となるので、挾持力の一層強い止め具を提供できる。請求項6・7・8記載の発明にあっては、挾持体の揺動運動を積極的に促がすことが可能となる。
本発明は、止め具自体を合成樹脂製のピンと合成樹脂製のグロメットと金属製の挾持体の3部品から構成して、固定対象物を固定する場合には、合成樹脂製グロメットのフランジ部と金属製挾持体の外向挾持片とで挾持することにより、従来のものと比較すると、強固に固定対象物を固定することを可能としたものである。
以下、本発明を図示する各好適な実施例に基づいて詳述すれば、第一実施例に係る止め具は、従来のものと異なり、図1に示す如く、合成樹脂製のピン1と合成樹脂製のグロメット11と金属製の挾持体21の3部品から成るものであるが、特徴とするところは、各部品1・11・21に対して以下の構成を採用した点にある。尚、金属製の挾持体21に対しては、特に、剛性の低い弾性金属板で成形して、上記グロメット21に対して一対の関係をもって使用されるものとする。
そこで、まず、合成樹脂製のピン1から説明すると、当該ピン1は、図2にも示す如く、円盤状の頭部2と円柱状の軸部3とを備え、特に、後者の軸部3は、上部の対向する側面の夫々に、後述する挾持体21の外向挾持片23を外方へ押圧する一対の加圧面4を形成すると共に、該各加圧面4から続く中間部の夫々に、挾持体21の外向挾持片23側を軸部3の中心方向に向けて受け入れる一対の収納室5を形成する一方、軸部3の下部には、該各収納室5の下位に後述するグロメット11の分割脚片17を係合する環状の大径溝6を形成すると共に、該大径溝6からテーパー面を介して連続する環状の小径溝7を形成し、且つ、その下位に先細り状の先端部3aを垂下させる構成となっている。
次に、合成樹脂製のグロメット11は、図3にも示す如く、円盤状のフランジ部12と円筒状の胴部13とを備え、前者のフランジ部12は、その中央部に胴部13の内孔と連通する開口14を形成すると共に、その対向する外周部に後述する挾持体21の外向支持腕22を保持する支持部位たる凹状の支持溝15を内孔から拡径方向に延びる状態をもって形成して、該各支持溝15の底面に後述する外向支持腕22の凹部22aに嵌入するピン状の凸部15aを個々に形成する構成となっている。
又、後者の胴部13は、その周壁を軸方向のスリット16を介して4枚の分割脚片17に等分割して、該4枚の分割脚片17中、上記各支持溝15と対応する一対の分割脚片17に、挾持体21の外向挾持片23を出没させる開口窓18を形成すると共に、当該各分割脚片17の上端縁から開口窓18に至る内面に、後述する挾持体21の本体21aを装着する装着溝19を形成する一方、4枚の分割脚片17の下端側内面に、上記したピン1の軸部3に形成された大径溝6と小径溝7に係合する膨出突起20を一体に形成する構成となっている。
最後に、金属製の挾持体21は、一対として左右対称に使用されるもので、図4にも示す如く、その縦長の本体21aの上端縁に、外方に折曲する外向支持腕22を一定の傾斜角度をもって形成すると共に、該外向支持腕22の中央部に、上記グロメット11の支持溝15に形成された凸部15aを嵌入するスリット状の凹部22aを形成する一方、本体21aの下端縁に、同じく、外方に折曲する外向挾持片23を直角に形成する構成となっている。
そして、当該一対の挾持体21は、その上方に傾斜する外向支持腕22を凸部15aと凹部22aの嵌合を得てグロメット11の対応する支持溝15に保持すれば、外向挾持片23側がグロメット11の胴部13内に傾いた状態となって保持されることとなるが、斯かる状態において、ピン1の加圧面4で外方へ押圧される時には、挾持体21に弾性撓みが発生し、ピン1の軸部3に形成された収納室5に挾持体21の外向挾持片23が受け入れられる時には、上記弾性撓みを消失する方向に弾性復帰して、挾持体21の外向挾持片23がグロメット11の胴部13に形成された開口窓18から没するように設定されている。
依って、斯かる構成の止め具を用いて、今仮に、自動車内装部品たるトリムボードP1を所定の車体パネルP2に固定する場合には、まず、グロメット11のフランジ部12に形成された一対の支持溝15内に対応する挾持体21の各外向支持腕22を上から押し込むと、凸部15aと凹部22aの嵌合状態を得て、挾持体21の各外向支持腕22が支持溝15内に保持されることとなるが、この場合には、既述した如く、外向支持腕22が一定の傾斜角度をもって本体21aの上端縁に折曲されているので、これに起因して、図5に示す如く、挾持体21の外向挾持片23側はグロメット11の胴部13内にくの字状に傾いて配されることとなる。
そこで、次に、ピン1の軸部3をその先端部3a側からグロメット11の胴部13内に挿入すると、ピン1の軸部3が一対の挾持体21を撓ませながら差し込まれて、図6に示す如く、ピン1の先端部3aがグロメット11の胴部13の先端縁から外方へ突出して、ピン1とグロメット11とが一旦仮止めされることとなる。尚、この仮止め状態にあっては、各挾持体21の外向挾持片23は軸部3の収納室5内に受け入れられることとなるので、対応する開口窓18から外方へ突出することなく、グロメット11の胴部13内に没している。又、胴部13の各分割脚片17の膨出突起20は、軸部3の小径溝7に係合することとなるので、各分割脚片17も未だ拡開せずにいる。
従って、ピン1とグロメット11の仮止め状態を得た後は、車体パネルP2にトリムボードP1を重ね合わせて、その一致された各取付孔H1・H2内にグロメット11の胴部13を差し込んで、更に、ピン1の軸部3をグロメット11内にピン1の頭部2がグロメット11のフランジ部12に当接するまで完全に押し込むと、今度は、軸部3の収納室5内に受け入れられていた各挾持体21の外向挾持片23側が軸部3の加圧面4により弾性撓みを伴って押圧されて、各挾持体21の外向挾持片23をグロメット11の分割脚片17に形成された開口窓18から外方へ突出させるので、これにより、図7に示す如く、トリムボードP1と車体パネルP2とが合成樹脂製グロメット11のフランジ部12と金属製挾持体21の外向挾持片23間で確実に挾持されて、両者P1・P2は、合成樹脂と金属から得られる強い挾持力をもって、強固に重合固定されることとなる。この為、本実施例にあっては、固定状態の信頼性が一層向上する訳である。
又、この固定状態にあっては、ピン1の押し込みにより、図示する如く、今度は、4枚の分割脚片17の膨出突起20がピン1の軸部3に形成された大径溝6に係合して外方へ拡開することとなるので、この各分割脚片17の拡開によっても、トリムボードP1と車体パネルP2とを挾持することができる。特に、この場合、金属製の挾持体21が存在しない側では、開口窓18が形成されていない分割脚片17の拡開が挾持に積極的に関与することとなるので、全周に亘り均一な挾持力が得られることとなる。
更に、分割脚片17の開口窓18から挾持体21の外向挾持片23が外方へ突出することは、該開口窓18の下縁が外向挾持片23の下面と近接対峙することとなるが、この場合に、対応する分割脚片17が外方へ拡開すると、分割脚片17に形成されている開口窓18の下縁が挾持体21の外向挾持片23の先端部下面を支持できるので、外向挾持片23に対するバックアップ力がより効果的に得られて、金属製の外向挾持片23が撓むことがない。
逆に、必要に応じて、トリムボードP1と車体パネルP2の固定状態を解除する場合には、ピン1の頭部2とグロメット11のフランジ部12間に画成される空間内にマイナスドライバー等の工具先端(図示せず)を差し込んで、ピン1の軸部3をグロメット11の胴部13から上記した仮止め状態まで引き上げると、ピン1の軸部3に形成されている加圧面4で押圧されていた各挾持体21の外向挾持片23側がその弾性撓みを消失する方向に弾性復帰して、軸部3の対応する収納室5内に自動的に受け入れられるので、外向挾持片23の先端部がグロメット11の胴部13内に没することとなる。
従って、斯かる状態を得た後は、このまま、ピン1の軸部3をグロメット11の胴部13から完全に引き抜けば、ピン1とグロメット11は勿論であるが、挾持体21をも不要に変形させることなく、ピン1の軸部3をグロメット11の胴部13から小さな力で引き抜くことができるので、止め具自体の再使用も十分に可能となる。
次に、第二実施例に係る止め具を説明すると、上記した第一実施例が金属製挾持体21の弾性撓みと弾性復帰を利用して、挾持体21の外向挾持片23をピン1の軸部3に形成された収納室5に自動的に受け入れる構成を採用したのに対して、この第二実施例のものは、挾持体21を剛性の高い金属板で成形して、該挾持体21の外向支持腕22をグロメット11側の支持部位に揺動可能に保持する構成となしたものである。
これを具体的に説明すると、図8に示す如く、上記挾持体21の外向支持腕22を円弧状のフック形状となす一方、グロメット11のフランジ部12に該フック形状の外向支持腕22を引っ掛ける引掛孔31を形成して、フック形状の下面を支点とすることにより、挾持体21の外向支持腕22を揺動可能に保持する構成となっている。
従って、第二実施例にあっては、トリムボードP1と車体パネルP2の固定状態を解除する際に、ピン1の軸部3をグロメット11の胴部13から仮止め状態まで引き上げると、挾持体21の外向挾持片23が対応する収納室5内に自動的に受け入れられない事態が生じることなるが、ピン1の軸部3をグロメット11の胴部13から完全に引き抜くと、邪魔物がなくなるので、挾持体21の外向挾持片23が胴部13の内方に容易に揺れて没することができるので、グロメット11をトリムボードP1と車体パネルP2の各取付孔から引き抜く時には、挾持体21の外向挾持片23が不要に変形する恐れはない。これに加えて、第二実施例の下では、挾持体21自体を剛性の高い金属板で成形できるので、第一実施例と比較すると、挾持力の一層強い止め具を提供できる利点を有することとなる。
尚、第二実施例の変形例としては、図9のAに示す如く、挾持体21の外向支持腕22を平板状となす一方、グロメット11のフランジ部12に該平板状の外向支持腕22を揺動可能に載置する傾斜台32を形成して、当該傾斜台32の上方に外向支持腕22の揺動を許容する空間33を画成するか、或いは、同図のBに示す如く、外向支持腕22の揺動を許容する空間34を逆にピン1の頭部2下面に画成しても、同様な効果が得られることとなる。
本発明に係る止め具は、金属製の挾持体を積極的に利用することにより、固定対象物を強い挾持力をもって強固に固定できるので、特に、自動車内外装部品などを所定の車体パネルに固定するような場合には、頗る好都合なものとなる。
本発明の第一実施例に係る止め具を示す分解斜視図である。 ピンを示す図1のA−A線断面図である。 (A)はグロメットを示す図1のB−B線断面図、(B)同図1のC−C線断面図である。 挾持体を示す図1のD−D線断面図である。 グロメットの胴部内に一対の挾持体を保持した状態を示す断面図である。 ピンをグロメットに仮止めした状態を示す断面図である。 第一実施例に係る止め具を用いて、トリムボードと車体パネルを重合状態に固定した状態を示す断面図である。 本発明の第二実施例に係る止め具を示す要部拡大断面図である。 (A)は第二実施例の一の変形例を示す要部拡大断面図、(B)は同他の変形例を示す要部拡大斜視図である。
符号の説明
1 ピン
2 頭部
3 軸部
3a 軸部の先端部
4 加圧面
5 収納室
6 大径溝
7 小径溝
11 グロメット
12 フランジ部
13 胴部
14 開口
15 支持溝(支持部位)
15a 凸部
16 スリット
17 分割脚片
18 開口窓
19 装着溝
20 膨出突起
21 挾持体
21a 本体
22 外向支持腕
22a 凹部
23 外向挾持片
31 引掛孔(支持部位)
32 載置台(支持部位)
33 空間
34 空間
P1 トリムボード(固定対象物)
H1 取付孔
P2 車体パネル(固定対象物)
H1 取付孔

Claims (8)

  1. 合成樹脂製のピンと合成樹脂製のグロメットと金属製の挾持体の3部品から成り、ピンは、頭部と軸部とを備え、グロメットは、フランジ部と胴部とを備え、挾持体は、外向支持腕と外向挾持片とを備える止め具であって、ピンは、その軸部に、上記挾持体の外向挾持片側を軸部の中心方向に向けて受け入れる収納室と、挾持体の外向挾持片を外方へ押圧する加圧面とを形成し、グロメットは、そのフランジ部又は胴部には、挾持体の外向支持腕を保持する支持部位を形成し、胴部には、挾持体の外向挾持片を出没する開口窓を形成して、合成樹脂製グロメットのフランジ部と上記開口窓から外方へ突出する金属製挾持体の外向挾持片とで固定対象物を挾持することを特徴とする止め具。
  2. ピンの軸部に形成された加圧面が挾持体の外向挾持片を外方へ押圧した時には挾持体に弾性撓みが発生し、ピンの軸部に形成された収納室に挾持体の外向挾持片が受け入れられる時には上記弾性撓みを消失する方向に弾性復帰して、挾持体の外向挾持片がグロメットの胴部に形成された開口窓から没することを特徴とする請求項1記載の止め具。
  3. グロメットのフランジ部にその内孔から拡径方向に延びる凹状の支持溝を形成して、該支持溝に挾持体の外向支持腕を保持することを特徴とする請求項2記載の止め具。
  4. 支持溝に凸部を設け、挾持体の外向支持腕に該凸部を嵌入する凹部を設けたことを特徴とする請求項3記載の止め具。
  5. 挾持体の外向支持腕をグロメットの支持部位に揺動可能に保持することを特徴とする請求項1記載の止め具。
  6. 挾持体の外向支持腕は円弧状のフック形状を呈し、該フック形状の内側を支点として揺動可能に保持されることを特徴とする請求項5記載の止め具。
  7. グロメットのフランジ部側に、挾持体の外向支持腕の揺動を許容する空間を画成したことを特徴とする請求項5記載の止め具。
  8. ピンの頭部側に、挾持体の外向支持腕の揺動を許容する空間を画成したことを特徴とする請求項5記載の止め具。

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