JP2020153086A - 屋根防水システム、及び、屋根改修方法 - Google Patents
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Abstract
Description
断面形状が山部と谷部とが繰り返される波型である金属製の防水下地と、前記防水下地における前記山部の上方において互いに間隔を空けた状態で配置され、前記山部に固定された複数のシート固定具と、前記防水下地の上方において敷設され、前記シート固定具に固定された防水シートと、前記防水下地の下方において、前記山部の下方に位置するように複数の谷部に亘る状態で設けられたマグネットシートと、が備えられ、前記マグネットシートは、前記マグネットシートの磁力によって前記防水下地に固着されていることにある。
断面形状が山部と谷部とが繰り返される波型である金属製の防水下地の上方に防水シートを敷設固定した屋根において、前記防水シートの上に新たな改修用防水シートを敷設固定する屋根改修方法であって、前記防水下地の下方において、前記山部の下方に位置するように複数の谷部に亘る状態で、マグネットシートを、前記マグネットシートの磁力によって前記防水下地に固着するマグネットシート設置工程と、前記マグネットシート設置工程の後に、前記防水下地の上方において、前記山部のうち、前記マグネットシートの上方に位置する前記山部に、互いに間隔を空けた状態で、複数のシート固定具を固定する固定具設置工程と、前記固定具設置工程の後に、前記シート固定具の上から前記改修用防水シートを敷設し、前記シート固定具に前記改修用防水シートを固定する防水シート設置工程と、が備えられていることにある。
断面形状が山部と谷部とが繰り返される波型である金属製の防水下地の上方に防水シートを敷設固定した屋根において、前記防水シートの上に新たな改修用防水シートを敷設固定する屋根改修方法であって、前記防水下地の下方において、前記山部の下方に位置するように複数の谷部に亘る状態で、マグネットシートを、前記マグネットシートの磁力によって前記防水下地に固着するマグネットシート設置工程と、前記改修用防水シートを敷設する防水シート設置工程と、前記マグネットシート設置工程及び前記防水シート設置工程の後に、前記改修用防水シートの上方から、前記山部のうち、前記マグネットシートの上方に位置する前記山部に、互いに間隔を空けた状態で、複数のシート固定具を固定する固定具設置工程と、前記固定具設置工程の後に、前記シート固定具を上方から覆うように、増し貼りシートを前記改修用防水シートに固定する増し貼り工程と、が備えられていることにある。
図1は、新築建物の屋根R0への屋根防水システムの適用例を示している。屋根R0は、例えば、デッキプレートや折板屋根等、断面形状が山部5と谷部6とが繰り返される波型である金属下地(防水下地1の一例)1の上に、ボード状の断熱材2が敷き並べられ、断熱材2の上に、防水シート3が敷設して構成されている。
金属下地1は、数組の山部5と谷部6とを有する波型の下地ユニット部材7の複数を、山部5及び谷部6の幅方向Xでの各端部に備えた不図示の連結部を介して連結して、屋根R0の全域にわたる状態に敷設してある。
断熱材2は、例えば、ウレタン系のフォーム材で形成してあり、無数の独立気泡が内在している。また、断熱材2は、適度な強度と断熱性とを備えている。
断熱材2の上には、金属下地1の山部5の上方において、互いに間隔をあけた状態で、複数のシート固定具4が配置されており、シート固定具4の上面に、防水シート3が接着固定されている。シート固定具4は、図1に示すように、金属製の円板と、円板の中央部分に、ビス4aが挿入される筒状部材4cとを備え、筒状部材4cに挿入したビス4aを用いて金属下地1の山部5に固定されている。
防水シート3は、例えば塩化ビニル樹脂等、防水性を有する素材をシート状に形成して構成されている。
また、本実施形態では、金属下地1においてシート固定具4が固定されている山部5の下方に位置するように、複数の谷部6に亘る状態でマグネットシート8が設けられている。
上記実施形態では、新築建物の屋根R0への屋根防水システムの適用例として、マグネットシート8を施工した屋根防水システムについて説明したが、ここでは、図2(a)に示すように、屋根R0と同じ基本構成である改修対象屋根R1を改修する屋根改修方法の各工程を説明する。
図2(b)に示すように、金属下地1の下方において、山部5の下方に位置するように、複数の谷部6に亘る状態で、マグネットシート8を設置する。このとき、マグネットシート8を、マグネットシート8の磁力によって金属下地1に固定する。マグネットシート8は、幅方向Xにおいて、となりあう谷部6間の距離よりも長く、延び方向Yにおいて、金属下地1の長さと略同じ長さの、長尺帯状に形成されている。
マグネットシート設置工程の後、図2(c)に示すように、複数のシート固定具10を、互いに間隔をあけた状態で、金属下地1の上方において、山部5のうち、マグネットシート8の上方に位置する山部5に固定する。ちなみに、シート固定具10は、金属製の円板と、円板の中央部分にビス10aが挿入される筒状部材10cとを備え、円板の上面にホットメルト接着層10bが設けられたものを使用している。
固定具設置工程の後、図2(d)に示すように、改修用防水シート11を、シート固定具10の上面に敷設し、接着固定させる。ちなみに、当該実施形態おいては、防水シート3、及び、改修用防水シート11は、同一の素材を使用してあり、ここでは、塩化ビニル樹脂製のものを例に挙げている。
固定具設置工程の後に、図3に示すように、マグネットシート8を、金属下地1から取り外す。固定具設置工程にて発生した切粉Wは、マグネットシート8の磁力により、マグネットシート8に付着している。そのため、金属下地1からマグネットシート8を取り外すとき、切粉Wが改修対象屋根R1の下方の屋内空間Vに飛散することを防ぐことができる。また、金属下地1から取り外されたマグネットシート8は、繰り返し利用することができる。
剥離工程の後、図3に示すように、マグネットシート8に、マグネットシート8の磁力よりも強力な磁力を有する磁石13を近付けることにより、マグネットシート8から切粉Wを取り除き、切粉Wを磁石13に付着させる。これにより、簡単にマグネットシート8に付着していた切粉Wを取り除くことができ、好適にマグネットシート8を繰り返し利用することができる。
以下、上記実施形態に変更を加えた別実施形態を例示する。以下の別実施形態は、矛盾が生じない限り、複数組み合わせて上記実施形態に適用してよい。尚、本発明の範囲は、各実施形態の内容に限定されるものではない。
3 防水シート
4、10 シート固定具
5 山部
6 谷部
8 マグネットシート
11 改修用防水シート
12 増し貼りシート
13 磁石
W 金属製切り屑(切粉)
Claims (9)
- 断面形状が山部と谷部とが繰り返される波型である金属製の防水下地と、
前記防水下地における前記山部の上方において互いに間隔を空けた状態で配置され、前記山部に固定された複数のシート固定具と、
前記防水下地の上方において敷設され、前記シート固定具に固定された防水シートと、
前記防水下地の下方において、前記山部の下方に位置するように複数の谷部に亘る状態で設けられたマグネットシートと、が備えられ、
前記マグネットシートは、前記マグネットシートの磁力によって前記防水下地に固着されている屋根防水システム。 - 前記マグネットシートは、前記山部のうち、前記シート固定具が固定された前記山部の下方に位置するように設けられている請求項1に記載の屋根防水システム。
- 前記マグネットシートは、前記山部のうち、前記シート固定具が固定されていない前記山部の下方に位置するように設けられている請求項1に記載の屋根防水システム。
- 前記マグネットシートは、長尺帯状に形成されている請求項1から3のいずれか一項に記載の屋根防水システム。
- 前記マグネットシートに、マグネット層と、周囲の塵埃を吸着可能な繊維集積体からなる繊維層とが備えられ、
前記繊維層は、表層として設けられている請求項1から4のいずれか一項に記載の屋根防水システム。 - 断面形状が山部と谷部とが繰り返される波型である金属製の防水下地の上方に防水シートを敷設固定した屋根において、前記防水シートの上に新たな改修用防水シートを敷設固定する屋根改修方法であって、
前記防水下地の下方において、前記山部の下方に位置するように複数の谷部に亘る状態で、マグネットシートを、前記マグネットシートの磁力によって前記防水下地に固着するマグネットシート設置工程と、
前記マグネットシート設置工程の後に、前記防水下地の上方において、前記山部のうち、前記マグネットシートの上方に位置する前記山部に、互いに間隔を空けた状態で、複数のシート固定具を固定する固定具設置工程と、
前記固定具設置工程の後に、前記シート固定具の上から前記改修用防水シートを敷設し、前記シート固定具に前記改修用防水シートを固定する防水シート設置工程と、が備えられた屋根改修方法。 - 断面形状が山部と谷部とが繰り返される波型である金属製の防水下地の上方に防水シートを敷設固定した屋根において、前記防水シートの上に新たな改修用防水シートを敷設固定する屋根改修方法であって、
前記防水下地の下方において、前記山部の下方に位置するように複数の谷部に亘る状態で、マグネットシートを、前記マグネットシートの磁力によって前記防水下地に固着するマグネットシート設置工程と、
前記改修用防水シートを敷設する防水シート設置工程と、
前記マグネットシート設置工程及び前記防水シート設置工程の後に、前記改修用防水シートの上方から、前記山部のうち、前記マグネットシートの上方に位置する前記山部に、互いに間隔を空けた状態で、複数のシート固定具を固定する固定具設置工程と、
前記固定具設置工程の後に、前記シート固定具を上方から覆うように、増し貼りシートを前記改修用防水シートに固定する増し貼り工程と、が備えられた屋根改修方法。 - 前記固定具設置工程よりも後に、前記マグネットシートを前記防水下地から取り外す剥離工程が備えられた請求項6または7に記載の屋根改修方法。
- 前記剥離工程よりも後に、前記マグネットシートの磁力よりも強い磁力の磁石によって、前記マグネットシートに付着した金属製切り屑を除去する切り屑除去工程が備えられた請求項8に記載の屋根改修方法。
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