JP2020150444A - 通信装置および通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】通信方法をスムーズに切り替えることができる通信装置および通信システムを提供すること。【解決手段】CRM通信中に、マスタ装置1がスレーブ装置2へネゴシエーション情報を送信することにより、予めPDCM通信の条件についてのネゴシエーションを実行しておく。そして、CRM通信からPDCM通信への切り替え後、ネゴシエーションした条件を満たす通信が完了したら、マスタ装置1およびスレーブ装置2はともにPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。【選択図】図1

Description

本開示は、通信装置および通信システムに関する。
従来、マスタ装置とスレーブ装置との間において、異なる2つの通信方法を相互に切り替えて通信を行う通信システムが知られている。
例えば非特許文献1には、DSI(Distributed System Interface)3プロトコルを用いた通信システムが開示されている。このDSI3プロトコルでは、CRM(Command and Response Mode)通信とPDCM(Periodic Data Collection Mode)通信の2つの通信方式が規定されている一方で、これらの通信方式に切り替え手段については特段規定されていない。
DSI3 Bus Standard Revision 1.00 February 16,2011 NXP Semiconductor MC33SA0528 Datasheet Rev.3.0, 7/2016
しかしながら、上述したような通信システムでは、通信方法のスムーズな切り替えの点で改善の余地があった。
本開示の一態様の目的は、通信方法をスムーズに切り替えることができる通信装置および通信システムを提供することである。
本開示の一態様に係る通信装置は、マスタ装置として車両に搭載され、第1通信方法と第2通信方法とを切り替えて前記車両に搭載されたスレーブ装置と通信する通信装置であって、前記第1通信方法では前記スレーブ装置へコマンドを送信し、前記第2通信方法では前記スレーブ装置へトリガを送信し、該トリガに基づいて前記スレーブ装置から送信されたデータを受信する通信部と、前記第1通信方法の実行中に、前記第2通信方法の条件を示すネゴシエーション情報を記憶部から読み出し、該ネゴシエーション情報を前記スレーブ装置へ送信するように前記通信部を制御し、前記第1通信方法から前記第2通信方法への切り替え後に前記条件を満たす通信が完了した場合、前記第2通信方法から前記第1通信方法への切り替えを行う制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る通信装置は、スレーブ装置として車両に搭載され、第1通信方法と第2通信方法とを切り替えて前記車両に搭載されたマスタ装置と通信する通信装置であって、前記第1通信方法では前記マスタ装置からコマンドを受信し、前記第2通信方法では前記マスタ装置からトリガを受信し、該トリガに基づいて前記マスタ装置へデータを送信する通信部と、前記第1通信方法の実行中に、前記通信部が前記第2通信方法の条件を示すネゴシエーション情報を受信した場合、該ネゴシエーション情報を記憶部に記憶させ、前記第1通信方法から前記第2通信方法への切り替え後に前記条件を満たす通信が完了した場合、前記第2通信方法から前記第1通信方法への切り替えを行う制御部と、を有する。
本開示の一態様に係る通信システムは、本開示の一態様に係るマスタ装置として用いられる通信装置と、本開示の一態様に係るスレーブ装置として用いられる通信装置と、を有する。
本開示によれば、通信方法をスムーズに切り替えることができる。
本開示の実施の形態1に係る通信システム、マスタ装置、スレーブ装置の構成例を示すブロック図 本開示の実施の形態1に係る通信システムの動作例を示す模式図 本開示の実施の形態2に係る通信システム、マスタ装置、スレーブ装置の構成例を示すブロック図 本開示の実施の形態2に係る通信システムの動作例を示す模式図 本開示の実施の形態3に係る通信システムおよび車両の一例を示す模式図 本開示の実施の形態3に係る通信システムの動作例を示す模式図 本開示の実施の形態2に係る通信システム、マスタ装置、スレーブ装置の構成例を示すブロック図
まず、本開示に至った知見について説明する。
ここでは、非特許文献1に開示されているDSI3プロトコルを用いた通信システムを例に挙げて説明する。上述したとおり、DSI3プロトコルでは、CRM通信とPDCM通信の2つの通信方式が規定されている。CRM通信は、マスタ装置とスレーブ装置との間で双方向の通信を行うことが可能である(但し、マスタ装置からスレーブ装置への一方通行の通信も可能)。これに対し、PDCM通信は、スレーブ装置がマスタ装置からのトリガを受けた場合にスレーブ装置からマスタ装置への一方通行の通信を行うことを特徴としている。なお、PDCM通信は、CRM通信に比べて、ハイレートのデータ通信が可能である。
CRM通信からPDCM通信への切り替えは、マスタ装置が、CRM通信からPDCM通信への切り替えを指示するコマンドをスレーブ装置へ送信することにより、実現する手法が一例として記されている。
一方、PDCM通信からCRM通信へ切り替える場合については、非特許文献1には特に規定はなく、非特許文献2で開示されているマスタ装置のリセットや電源オフ、同様にスレーブ装置のリセットや電源オフにより行われる。そのため、PDCM通信からCRM通信への切り替えがスムーズに行われず、効率的なデータ通信が実現されないおそれがある。
本開示は、マスタ装置、スレーブ装置のリセットや電源オフ等を必要とすることなく、PDCM通信からCRM通信への切り替えをスムーズに実現することを目的とする。
なお、後述する本開示の各実施の形態では、DSI3プロトコルにおけるCRM通信とPDCM通信との切り替えを例に挙げて説明するが、通信プロトコルはDSI3プロトコルに限定されるものではなく、また、通信方法は、CRM通信およびPDCM通信に限定されるものではない。
以上、本開示に至った知見について説明した。
以下、本開示の各実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、各図において共通する構成要素については同一の符号を付し、それらの説明は適宜省略する。
(実施の形態1)
まず、図1を用いて、本実施の形態に係る通信システム100、マスタ装置1、およびスレーブ装置2の構成について説明する。図1は、本実施の形態の通信システム100、マスタ装置1、およびスレーブ装置2の構成例を示すブロック図である。
図1に示す通信システム100は、DSI3プロトコルを用いた通信システムである。よって、通信システム100では、CRM通信とPDCM通信との切り替えが行われる。
図1に示すように、通信システム100は、1つのマスタ装置1と、1つのスレーブ装置2とを有する。マスタ装置1とスレーブ装置2とは、電気的に接続されている。
以下、マスタ装置1の構成について説明する。
マスタ装置1は、通信部10、記憶部11、および制御部12を有する通信装置である。
通信部10は、スレーブ装置2との間で通信を行う。
例えば、通信部10は、CRM通信中において、制御部12の制御により、コマンドをスレーブ装置2へ送信する。このコマンドには、ユニキャストコマンドと、グローバルコマンドとの2種類がある。ユニキャストコマンドは、スレーブ装置2からのレスポンスがあるコマンドであり、グローバルコマンドは、スレーブ装置2からのレスポンスがないコマンドである。
よって、通信部10は、ユニキャストコマンドをスレーブ装置2へ送信した場合、スレーブ装置2からレスポンスを受信する。一方、通信部10は、グローバルコマンドをスレーブ装置2へ送信した場合、スレーブ装置2からレスポンスを受信しない。
また、コマンドとしては、例えば、スレーブ装置2の動作の条件を示す動作コマンド、スレーブ装置2に対してCRM通信からPDCM通信への切り替えを指示する切り替えコマンド、PDCM通信の条件を示すネゴシエーションコマンド等が挙げられる。
また、例えば、通信部10は、PDCM通信中において、制御部12の制御により、BRC(Broadcast Read Command)トリガをスレーブ装置2へ送信する。その後、通信部10は、スレーブ装置2からデータを受信する。このデータは、例えば、スレーブ装置2の動作によって得られたデータである。BRCトリガは、DSI3プロトコルに規定されている。
記憶部11は、種々の情報を記憶する。
例えば、記憶部11は、制御部12の制御により、通信部10がスレーブ装置2から受信したデータを記憶する。
また、例えば、記憶部11は、スレーブ装置2の動作の条件を示す動作情報を記憶する。この動作情報は、動作コマンドとして、通信部10からスレーブ装置2へ送信される。
また、例えば、記憶部11は、PDCM通信の条件を示すネゴシエーション情報を記憶する。このネゴシエーション情報は、ネゴシエーションコマンドとして、通信部10からスレーブ装置2へ送信される。
ネゴシエーション情報は、例えば、BRCトリガ回数(BRCカウント値ともいう)、BRCトリガ間隔(Time between値ともいう)、データ送信タイミング(Tx Data Timingともいう)、データ長(PDCM送信ビット数ともいう)等の情報を含む。
BRCトリガ回数は、BRCトリガが送信(発行といってもよい)される回数である。
BRCトリガ間隔は、前のBRCトリガの送信が完了してから次のBRCトリガの送信が完了するまでの時間間隔である。なお、BRCトリガ間隔は、BRCトリガを送信するタイミングから次のBRCトリガを送信するタイミングまでの時間間隔であってもよい。
データ送信タイミングは、スレーブ装置2がデータの送信を行うタイミングである。具体的には、データ送信タイミングは、スレーブ装置2がBRCトリガの受信を完了してからマスタ装置1へのデータの送信を開始するまでの時間間隔である。
データ長は、スレーブ装置2から送信されるデータの長さである。
制御部12は、通信部10および記憶部11を制御する。
例えば、制御部12は、CRM通信中において、記憶部11から動作情報を読み出し、その動作情報を動作コマンドとしてスレーブ装置2へ送信するように通信部10を制御する。
また、例えば、制御部12は、CRM通信中(例えば、動作コマンドを送信してから所定時間が経過した後)において、記憶部11から読み出したネゴシエーション情報をネゴシエーションコマンドとしてスレーブ装置2へ送信するように通信部10を制御する。
また、例えば、制御部12は、CRM通信中(例えば、ネゴシエーションコマンドを送信してから所定時間が経過した後)において、切り替えコマンドをスレーブ装置2へ送信するように通信部10を制御する。また、切り替えコマンドの送信後、制御部12は、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
また、例えば、制御部12は、PDCM通信中(例えば、切り替えコマンドを送信してから所定時間が経過した後)において、ネゴシエーション情報に示されるBRCトリガ回数およびBRCトリガ間隔に基づいて、BRCトリガを送信するように通信部10を制御する。
また、例えば、制御部12は、PDCM通信中において、通信部10がスレーブ装置2から受信したデータを記憶部11に記憶させる。
また、例えば、制御部12は、ネゴシエーション情報に示される条件の通信が完了した場合、PDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。具体的には、制御部12は、BRCトリガ回数分のBRCトリガの送信を実行し、かつ、BRCトリガ回数に相当する数のデータを受信し、かつ、最後のBRCトリガの送信完了時からBRCトリガ間隔に相当する時間が経過した場合、PDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。
以上、マスタ装置1の構成について説明した。
次に、スレーブ装置2の構成について説明する
スレーブ装置2は、通信部20、記憶部21、および制御部22を有する通信装置である。
通信部20は、マスタ装置1との間で通信を行う。
例えば、通信部20は、CRM通信中において、マスタ装置1からコマンドを受信する。また、そのコマンドがユニキャストコマンドである場合、通信部20は、制御部22の制御により、レスポンスをマスタ装置1へ送信する。
また、例えば、通信部20は、PDCM通信中において、マスタ装置1からBRCトリガを受信する。また、その場合、通信部20は、制御部22の制御により、データをマスタ装置1へ送信する。
記憶部21は、種々の情報を記憶する。
例えば、記憶部21は、制御部22の制御により、通信部20がマスタ装置1から受信した動作情報およびネゴシエーション情報を記憶する。
また、例えば、記憶部21は、制御部22の制御により、スレーブ装置2の動作により得られたデータを記憶する。
制御部22は、通信部20および記憶部21を制御する。
例えば、制御部22は、CRM通信中において、通信部20がマスタ装置1からユニキャストコマンドを受信した場合、レスポンスをマスタ装置1へ送信するように通信部20を制御する。
また、例えば、制御部22は、CRM通信中において、通信部20がマスタ装置1から受信した動作情報を記憶部21に記憶させる。
また、例えば、制御部22は、CRM通信中において、通信部20がマスタ装置1から受信したネゴシエーション情報を記憶部21に記憶させる。
また、例えば、制御部22は、CRM通信中において、通信部20がマスタ装置1から切り替えコマンドを受信した場合、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
また、例えば、制御部22は、PDCM通信中において、通信部20がマスタ装置1からBRCトリガを受信した場合、記憶部21からデータを読み出し、そのデータに対して分割、結合、またはビット挿入などの処理を施すことにより、ネゴシエーション情報に示されるデータ長となるように加工する。または、制御部22は、記憶部21から、ネゴシエーション情報に示されるデータ長分のデータを読み出してもよい。そして、制御部22は、データを、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングでマスタ装置1へ送信するように通信部20を制御する。
また、例えば、制御部22は、ネゴシエーション情報に示される条件の通信が完了した場合、PDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。具体的には、制御部22は、BRCトリガ回数分のBRCトリガを受信し、かつ、BRCトリガ回数に相当する数のデータの送信を行い、かつ、最後のBRCトリガの受信時からBRCトリガ間隔に相当する時間が経過した場合、PDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。
以上、スレーブ装置2の構成について説明した。
なお、図示は省略しているが、マスタ装置1およびスレーブ装置2は、それぞれ、ハードウェアとして、例えば、CPU(Central Processing Unit)、コンピュータプログラムを格納したROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)を有する。本実施の形態および後述の実施の形態2、3で説明するマスタ装置およびスレーブ装置の各機能は、CPUがROMから読み出したコンピュータプログラムを実行することにより実現される。なお、これに限定されず、マスタ装置1およびスレーブ装置2は、それぞれ、CPUを備えない単純なハードウェアロジックで構成されてもよい。また、マスタ装置1およびスレーブ装置2は、基板上に各機能を構築されたIC(Integrated Circuit)で実現されてもよい。
以上、通信システム100の構成について説明した。
次に、図2を用いて、通信システム100(マスタ装置1およびスレーブ装置2)の動作について説明する。図2は、通信システム100の動作の一例を示す模式図である。図2において、時間軸は、左から右へ進むものとする。また、図示は省略しているが、スレーブ装置2は、マスタ装置1からの動作コマンド(動作情報)に基づいて動作を行い、その動作により得られたデータを記憶しているとする。
まず、マスタ装置1は、ユニキャストコマンドであるコマンドC1をスレーブ装置2へ送信する。コマンドC1は、ネゴシエーションコマンド(ネゴシエーション情報)である。ここでは例として、そのネゴシエーション情報において、BRCトリガ回数が2回であり、BRCトリガ間隔aが500μsであり、データ送信タイミングbが30μsであり、データ長が48ビットである旨が規定されているとする。
次に、スレーブ装置2は、コマンドC1を受信する。そして、スレーブ装置2は、ネゴシエーション情報を記憶するとともに、レスポンスR1をマスタ装置1へ送信する。そして、マスタ装置1は、レスポンスR1を受信する。
ここまでの通信方法は、図2に示すように、CRM通信である。
なお、上記説明では、コマンドC1がユニキャストコマンドである場合を例に挙げて説明したが、グローバルコマンドであってもよい。この場合、スレーブ装置2は、コマンドC1に対するレスポンスの送信を行わない。また、上記説明における、ネゴシエーションコマンドC1は複数回あってもよい。
次に、マスタ装置1は、グローバルコマンドであるコマンドC2をスレーブ装置2へ送信するとともに、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。コマンドC2は、CRM通信からPDCM通信への切り替えを指示する切り替えコマンドである。
次に、スレーブ装置2は、コマンドC2を受信する。これをトリガとして、スレーブ装置2は、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
なお、上記説明では、コマンドC2がグローバルコマンドである場合を例に挙げて説明したが、ユニキャストコマンドであってもよい。この場合、スレーブ装置2は、コマンドC2に対するレスポンスの送信を行う。
次に、マスタ装置1は、BRCトリガB1をスレーブ装置2へ送信する。
次に、スレーブ装置2は、BRCトリガB1を受信する。これにより、スレーブ装置2は、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングbに基づいて、データD1をマスタ装置1へ送信する。このデータD1は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長を有する。
次に、マスタ装置1は、スレーブ装置2からデータD1を受信し、そのデータD1を記憶する。
次に、マスタ装置1は、ネゴシエーション情報に示されるBRCトリガ間隔aに基づいて、BRCトリガB2をスレーブ装置2へ送信する。
次に、スレーブ装置2は、BRCトリガB2を受信する。これにより、スレーブ装置2は、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングbに基づいて、データD2をマスタ装置1へ送信する。このデータD2は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長を有する。
次に、マスタ装置1は、スレーブ装置2からデータD2を受信し、そのデータD2を記憶する。
そして、ネゴシエーション情報に示される条件を満たす通信が完了したら、マスタ装置1およびスレーブ装置2は、タイミングTでPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。タイミングTは、例えば、マスタ装置1によるBRCトリガB2の送信完了時(スレーブ装置2にとってはBRCトリガB2の受信時)からBRCトリガ間隔aが経過した時点である。なお、上記説明では、BRCトリガが2回である場合を例に挙げて説明したが、BRCトリガ回数もネゴシエーション情報として取り扱われるので、1回乃至2回より多い複数回であってもよい。
以上、通信システム100の動作について説明した。
以上説明したように、本実施の形態では、CRM通信中に、マスタ装置1がスレーブ装置2へネゴシエーション情報を送信することにより、予めPDCM通信の条件についてのネゴシエーションを実行しておく。そして、CRM通信からPDCM通信への切り替え後、ネゴシエーションした条件を満たす通信が完了したら、マスタ装置1およびスレーブ装置2はともにPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。これにより、本実施の形態では、マスタ装置1のリセットやスレーブ装置2の電源オフ等を必要とすることなく、PDCM通信からCRM通信への切り替えをスムーズに実現することができる。したがって、効率的なデータ通信を実現することができる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、通信システムが1つのスレーブ装置を備える場合を例に挙げて説明したが、通信システムは、複数のスレーブ装置を備えてもよい。本実施の形態では、通信システムが1つのマスタ装置と複数のスレーブ装置とを備える場合を例に挙げて説明する。
まず、図3を用いて、本実施の形態に係る通信システム200、マスタ装置1、およびスレーブ装置2a、2bの構成について説明する。図3は、本実施の形態の通信システム200、マスタ装置1、およびスレーブ装置2a、2bの構成例を示すブロック図である。
図3に示す通信システム200は、DSI3プロトコルを用いた通信システムである。よって、通信システム200では、CRM通信とPDCM通信との切り替えが行われる。
図3に示すように、通信システム200は、1つのマスタ装置1と、2つのスレーブ装置2a、2bとを有する。マスタ装置1とスレーブ装置2a、2bとは、電気的に接続されている。図3では例として、マスタ装置1とスレーブ装置2a、2bとの接続方法がバス接続(並列接続)である場合を図示しているが、これに限定されず、例えば図7に示すようにデイジーチェーン接続(直列接続)であってもよい。
なお、本実施の形態では、スレーブ装置の数が2つである場合を例に挙げて説明するが、スレーブ装置は、2つ以上であってもよい。
図3に示すように、マスタ装置1は、通信部10、記憶部11、および制御部12を有し、スレーブ装置2a、2bは、それぞれ、通信部20、記憶部21、および制御部22を有する。これら各部については、実施の形態1で説明したとおりであるので、ここでの説明は省略する。
以上、通信システム200の構成について説明した。
次に、図4を用いて、通信システム200(マスタ装置1およびスレーブ装置2a、2b)の動作について説明する。図4は、通信システム200の動作の一例を示す模式図である。図4において、時間軸は、左から右へ進むものとする。また、図示は省略しているが、スレーブ装置2a、2bは、それぞれ、マスタ装置1からの動作コマンド(動作情報)に基づいて動作を行い、その動作により得られたデータを記憶しているとする。
まず、マスタ装置1は、スレーブ装置2a宛てのコマンドC1、および、スレーブ装置2a宛てのコマンドC2を、スレーブ装置2a、2bへ送信する。
コマンドC1、C2には、宛先を示す情報(例えば、スレーブ装置の識別情報)が含まれる。これにより、スレーブ装置2a、2bは、それぞれ、受信したコマンドC1、C2のうち、自分宛てのコマンドを認識できる。
コマンドC1、C2はともに、ユニキャストコマンドにより送信されるネゴシエーションコマンド(ネゴシエーション情報)である。
コマンドC1のネゴシエーション情報には、例えば、BRCトリガ回数が2回であり、BRCトリガ間隔aが500μsであり、データ送信タイミングb1が30μsであり、データ長が48ビットである旨が規定されているとする。
コマンドC2のネゴシエーション情報には、例えば、BRCトリガ回数が2回であり、BRCトリガ間隔aが500μsであり、データ送信タイミングb2が200μsであり、データ長が48ビットである旨が規定されているとする。
すなわち、スレーブ装置2a宛てのネゴシエーション情報のデータ送信タイミングb1と、スレーブ装置2b宛てのネゴシエーション情報のデータ送信タイミングb2とは、異なっている。
なお、コマンドC1およびコマンドC2は、それぞれ、複数回に分割されていてもよい。
次に、スレーブ装置2aは、コマンドC1、C2を受信し、それらのうちコマンドC1を自分宛てのコマンドであると認識する。そして、スレーブ装置2aは、ネゴシエーション情報を記憶するとともに、コマンドC1に対するレスポンスR1をマスタ装置1へ送信する。そして、マスタ装置1は、レスポンスR1を受信する。
また、スレーブ装置2bは、コマンドC1、C2を受信し、それらのうちコマンドC2を自分宛てのコマンドであると認識する。そして、スレーブ装置2bは、ネゴシエーション情報を記憶するとともに、コマンドC2に対するレスポンスR2をマスタ装置1へ送信する。そして、マスタ装置1は、レスポンスR2を受信する。
ここまでの通信方法は、図4に示すように、CRM通信である。
なお、上記説明では、マスタ装置1が、ユニキャストコマンドを使用して、ネゴシエーションコマンドであるコマンドC1、C2をスレーブ装置2a、2bに送信する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、マスタ装置1は、グローバルコマンドを使用して、ネゴシエーションコマンドであるコマンドC1、C2を同時にスレーブ装置2a、2bに送信してもよい。この場合、ネゴシエーション情報の共通部分のみグローバルコマンドを使用し、ネゴシエーション情報の異なる部分(例えば、データ送信タイミング)にはユニキャストコマンドを使用する方法を用いてもよい。または、グローバルコマンドにおいて各スレーブ装置2a、2bに対する各コマンドを識別する可能とすることで、グローバルコマンドのみを使用する方法を用いてもよい。
次に、マスタ装置1は、グローバルコマンドであるコマンドC3をスレーブ装置2a、2bへ送信するとともに、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。コマンドC3は、CRM通信からPDCM通信への切り替えを指示する切り替えコマンドである。
次に、スレーブ装置2a、2bは、それぞれ、コマンドC3を受信する。これにより、スレーブ装置a、2bは、それぞれ、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
次に、マスタ装置1は、BRCトリガB1をスレーブ装置2a、2bへ送信する。
次に、スレーブ装置2a、2bは、それぞれ、BRCトリガB1を受信する。
これにより、スレーブ装置2aは、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングb1に基づいて、データD1をマスタ装置1へ送信する。このデータD1は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長を有する。
また、スレーブ装置2bは、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングb2に基づいて、データD3をマスタ装置1へ送信する。このデータD3は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長を有する。
次に、マスタ装置1は、スレーブ装置2aからデータD1を受信し、その後、スレーブ装置2bからデータD3を受信する。そして、マスタ装置1は、データD1、D3を記憶する。
次に、マスタ装置1は、ネゴシエーション情報に示されるBRCトリガ間隔aに基づいて、BRCトリガB2をスレーブ装置2a、2bへ送信する。
次に、スレーブ装置2a、2bは、それぞれ、BRCトリガB2を受信する。
これにより、スレーブ装置2aは、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングb1に基づいて、データD2をマスタ装置1へ送信する。このデータD2は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長を有する。
また、スレーブ装置2bは、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングb2に基づいて、データD4をマスタ装置1へ送信する。このデータD4は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長を有する。
次に、マスタ装置1は、スレーブ装置2aからデータD2を受信し、その後、スレーブ装置2bからデータD4を受信する。そして、マスタ装置1は、データD2、D4を記憶する。
次に、マスタ装置1およびスレーブ装置2a、2bは、タイミングTでPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。タイミングTは、例えば、マスタ装置1によるBRCトリガB2の送信完了時(スレーブ装置2a、2bにとってはBRCトリガB2の受信時)からBRCトリガ間隔aが経過した時点である。
以上、通信システム200の動作について説明した。
以上説明したように、本実施の形態では、CRM通信中に、マスタ装置1がスレーブ装置2a、2bへネゴシエーション情報を送信することにより、予めPDCM通信の条件についてのネゴシエーションを実行しておく。そして、CRM通信からPDCM通信への切り替え後、ネゴシエーションした条件を満たす通信が完了したら、マスタ装置1およびスレーブ装置2a、2bはともにPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。これにより、本実施の形態では、マスタ装置1のリセットやスレーブ装置2a、2bの電源オフ等を必要とすることなく、PDCM通信からCRM通信への切り替えをスムーズに実現することができる。したがって、効率的なデータ通信を実現することができる。なお、上記説明では、BRCトリガが2回である場合を例に挙げて説明したが、BRCトリガ回数もネゴシエーション情報として取り扱われるので、1回乃至2回より多い複数回であってもよい。
(実施の形態3)
本実施の形態では、実施の形態2で説明した通信システム(1つのマスタ装置と複数のスレーブ装置とが接続された通信システム)が車両において用いられる場合を例に挙げて説明する。
まず、本実施の形態の通信システム300の構成について、図5を用いて説明する。図5は、本実施の形態の通信システム300および車両Vの一例を示す模式図である。図5は、車両Vを真上から見た状態を示している。図5に示す車両Vは、例えば乗用車であるが、これに限定されず、トラックやバス等の商用車であってもよい。
図5に示すように、車両Vには、通信システム300が搭載されている。通信システム300は、ECU(Electronic Control Unit)30と、ソナーセンサ群40とを有する。ソナーセンサ群40は、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dを含む。
ECU30は、実施の形態2で説明したマスタ装置の一例に相当する。また、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、それぞれ、実施の形態2で説明したスレーブ装置の一例に相当する。
図5に示すように、ECU30と、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dとは、デイジーチェーン接続により電気的に接続されている。
ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、例えば、車両Vの前方をセンシングする超音波ソナーセンサである。超音波ソナーセンサでは、自ら音波を送波し、その反射波を測定する動作を行う場合と、自らは音波の送波を行わず、他のセンサが送波した音波の反射波を測定する動作を行う場合とがある。例えば、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dのうち、1つが音波の送波を行い、残りの3つが反射波の測定を行う。よって、センシング毎に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dそれぞれの動作の設定が必要になる。この動作の設定は、CRM通信中において、ECU30が、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dそれぞれに対して、動作コマンド(動作情報)を送信することにより行われる。
なお、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dのうち、1つが音波の送波を行い、音波を送波したソナーセンサを含む全てのソナーセンサ40a、40b、40c、40dが反射波の測定を行ってもよい。この場合でも、音波を送波するソナーセンサは1つであるため、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dそれぞれに対して、動作コマンド(動作情報)が送信される。送波するセンサおよび測定するセンサの組み合わせは、上述した例に限定されない。
また、本実施の形態では、ソナーセンサの数が4つである場合を例に挙げて説明するが、ソナーセンサの数はこれに限定されない。また、本実施の形態では、ソナーセンサが車両の前方をセンシングするソナーセンサである場合を例に挙げて説明するが、ソナーセンサは、車両の後方、左方、右方または、これに限られない位置をセンシングするソナーセンサであってもよい。また、本実施の形態では、スレーブ装置の一例が超音波ソナーセンサである場合を例に挙げて説明するが、これに限定されず、ECU30と通信を行う他の車載デバイスであってもよい。
以上、通信システム300の構成について説明した。
次に、図6を用いて、通信システム300(ECU30およびソナーセンサ群40)の動作について説明する。図6は、通信システム300の動作の一例を示す模式図である。図6において、時間軸は、左から右へ進むものとする。
期間Aにおける動作について説明する。期間Aは、ECU30がソナーセンサ群40を制御する期間である。
まず、ECU30は、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dのそれぞれに対し、動作コマンド(動作情報)であるコマンドC1〜C3を送信する。コマンドC1〜C3は、例えばユニキャストコマンドである。なお、ここでは、コマンドC1〜C3がユニキャストコマンドである場合を例に挙げて説明するが、グローバルコマンドであってもよい。さらに、コマンドC1〜C3は、複数回に分割されていてもよい。
例えば、コマンドC1〜C3では、音波の送波を行うソナーセンサに対しては音波の送波の指示や送波の条件等が設定され、反射波の測定を行うソナーセンサに対しては反射波の測定の指示や測定の条件等が設定される。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、それぞれ、コマンドC1〜C3を受信する。そして、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、それぞれ、動作情報を記憶するとともに、レスポンスR1〜R3をECU30へ送信する。そして、マスタ装置1は、レスポンスR1〜R3を受信する(図示略)。
次に、ECU30は、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dのそれぞれに対し、動作コマンド(動作情報)であるコマンドC4を送信する。コマンドC4は、例えばグローバルコマンドであり、音波の送出の開始を指示するコマンドである。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、コマンドC4を受信する。これにより、後述の期間Bにおいて、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dのうち、音波の送信を指示されたソナーセンサは、音波の送波を開始し、反射波の測定を指示されたソナーセンサは、反射波の測定を開始する。このように、コマンドC4により、音波の送波を開始するタイミングと反射波の測定を開始するタイミングとを同期させる。
期間Bにおける動作について説明する。期間Bは、ソナーセンサ群40がセンシングを実行する期間である。
まず、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、動作情報に基づいてセンシングを行う。このセンシングは、上述したとおり、自ら音波を送出し、その反射波を測定する動作、または、自らは音波の送出を行わず、他のセンサが送出した音波の反射波を測定する動作である。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、センシングにより得られたデータを記憶する。
期間Cにおける動作について説明する。期間Cは、ECU30がソナーセンサ群40から最初のデータを受信する期間である。
まず、ECU30は、ユニキャストコマンドであるコマンドC5をソナーセンサ40a、40b、40c、40dへ送信する。
コマンドC5は、BRCトリガ回数、BRCトリガ間隔、データ送信タイミング、およびデータ長が規定されたネゴシエーションコマンド(ネゴシエーション情報)である。ここでは例として、規定されたデータ長は、48ビットであるとする。また、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dそれぞれに送信されるコマンドC5において、データ送信タイミングは異なる値である。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、コマンドC5(ネゴシエーション情報)を受信し、それを記憶する。そして、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、レスポンスをECU30へ送信し、ECU30は、各レスポンスを受信する(図示略)。
なお、上記説明では、ECU30は、ユニキャストコマンドを使用して、ネゴシエーションコマンドコマンドC5を各ソナーセンサ40a、40b、40c、40dに送信している場合を例に挙げて説明したが、ECU30は、グローバルコマンドを使用して、ネゴシエーションコマンドコマンドC5を各ソナーセンサ40a、40b、40c、40dに対し、同時に送信してもよい。この場合、ネゴシエーション情報の共通部分のみグローバルコマンドを使用し、ネゴシエーション情報の異なる部分(例えば、データ送信タイミング)にはユニキャストコマンドを使用する方法を用いてもよい。または、グローバルコマンドにおいて各ソナーセンサに対する各コマンドを識別する可能とすることで、グローバルコマンドのみを使用する方法を用いてもよい。
ここまでの通信方法は、図6に示すように、CRM通信である。
次に、ECU30は、グローバルコマンドであるコマンドC6をソナーセンサ40a、40b、40c、40dへ送信するとともに、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
コマンドC6は、CRM通信からPDCM通信への切り替えを指示する切り替えコマンドである。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、コマンドC6を受信する。これにより、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
次に、ECU30は、BRCトリガB1をソナーセンサ40a、40b、40c、40dへ送信する。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、BRCトリガB1を受信する。
これにより、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、それぞれ、ヘッダ情報(例えば、ECU30が受信するデータの数などを示す情報)であるデータD1〜D4をECU30へ送信する。データD1〜D4は、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングに基づいて送信される。また、データD1〜D4は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長(48ビット)である。
次に、ECU30は、データD1〜D4を受信し、記憶する。
そして、ネゴシエーション情報に示される条件を満たす通信が完了したら、ECU30およびソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、タイミングT1でPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。タイミングT1は、例えば、ECU30によるBRCトリガB1の送信完了時(ソナーセンサ群40にとってはBRCトリガB1の受信時)からネゴシエーション情報に示されるBRCトリガ間隔が経過した時点である。
次に、期間Dにおける動作について説明する。期間Dは、ECU30がソナーセンサ群40から、データD1〜4に続くデータを受信する期間である。
まず、ECU30は、ユニキャストコマンドであるコマンドC7をソナーセンサ40a、40b、40c、40dへ送信する。
コマンドC7は、BRCトリガ回数、BRCトリガ間隔、データ送信タイミング、およびデータ長が規定されたネゴシエーションコマンド(ネゴシエーション情報)である。ここでは例として、規定されたデータ長は、128ビットであるとする。また、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dそれぞれに送信されるコマンドC7において、データ送信タイミングは異なる値である。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、コマンドC7(ネゴシエーション情報)を受信し、それを記憶する。そして、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、レスポンスをECU30へ送信し、ECU30は、各レスポンスを受信する(図示略)。
なお、上記説明では、ECU30は、ユニキャストコマンドを使用して、ネゴシエーションコマンドコマンドC7を各ソナーセンサ40a、40b、40c、40dに送信している場合を例に挙げて説明したが、ECU30は、グローバルコマンドを使用して、ネゴシエーションコマンドコマンドC7を各ソナーセンサ40a、40b、40c、40dに対し、同時に送信してもよい。この場合、ネゴシエーション情報の共通部分のみグローバルコマンドを使用し、ネゴシエーション情報の異なる部分(例えば、データ送信タイミング)にはユニキャストコマンドを使用する方法を用いてもよい。または、グローバルコマンドにおいて各ソナーセンサに対する各コマンドを識別する可能とすることで、グローバルコマンドのみを使用する方法を用いてもよい。
ここまでの通信方法は、図6に示すように、CRM通信である。
次に、ECU30は、グローバルコマンドであるコマンドC8をソナーセンサ40a、40b、40c、40dへ送信するとともに、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
コマンドC8は、CRM通信からPDCM通信への切り替えを指示する切り替えコマンドである。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、コマンドC8を受信する。これにより、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、CRM通信からPDCM通信への切り替えを行う。
次に、ECU30は、BRCトリガB2をソナーセンサ40a、40b、40c、40dへ送信する。
次に、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、BRCトリガB2を受信する。
これにより、ソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、それぞれ、反射波の測定結果を示す情報であるデータD5〜D8をECU30へ送信する。データD5〜D8は、ネゴシエーション情報に示されるデータ送信タイミングに基づいて送信される。また、データD5〜D8は、ネゴシエーション情報に示されるデータ長(128ビット)である。
次に、ECU30は、データD5〜D8を受信し、記憶する。
次に、ECU30およびソナーセンサ40a、40b、40c、40dは、タイミングT2でPDCM通信からCRM通信への切り替えを行う。タイミングT2は、例えば、ECU30によるBRCトリガB2の送信完了時(ソナーセンサ群40にとってはBRCトリガB2の受信時)からネゴシエーション情報に示されるBRCトリガ間隔が経過した時点である。
以上説明したように、ソナーセンサ群40からECU30へ送信されるデータD1〜D8はデータサイズが大きいため、データD1〜D8の送信には、CRM通信に比べてハイレートのデータ通信が可能なPDCM通信が用いられる。
また、ヘッダ情報であるデータD1〜D4のデータ長と、反射波の測定結果を示すデータD5〜D8のデータ長とは異なるため、上述したとおり、ECU30は、最初のネゴシエーション情報(図6に示すコマンドC5)に規定するデータ長と、次のネゴシエーション情報(図6に示すコマンドC7)に規定するデータ長とを異なる値に設定する。
以上、通信システム300の動作について説明した。
以上説明したように、本実施の形態では、車両Vに搭載されたECU30とソナーセンサ群40とがDSI3プロトコルを用いた通信を行う場合に、ECU30のリセットやソナーセンサ群40の電源オフ等を必要とすることなく、PDCM通信からCRM通信への切り替えをスムーズに実現することができる。したがって、効率的なデータ通信を実現することができる。
なお、本開示は、上述した各実施の形態の説明に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の変形が可能である。
例えば、上記各実施の形態では、マスタ装置およびスレーブ装置の各機能がハードウェアとの連携においてソフトウェアで実現される場合を例に挙げて説明したが、マスタ装置およびスレーブ装置の各機能は、ハードウェアで実現されてもよい。
また、上記各実施の形態では、マスタ装置およびスレーブ装置が記憶部を備える場合を例に挙げて説明したが、各記憶部は、マスタ装置およびスレーブ装置の外部(ただし、車両Vの内部)に備えられてもよい。
<本開示のまとめ>
本開示のまとめは、以下のとおりである。
本開示の通信装置は、マスタ装置として車両に搭載され、第1通信方法と第2通信方法とを切り替えて前記車両に搭載されたスレーブ装置と通信する通信装置であって、前記第1通信方法では前記スレーブ装置へコマンドを送信し、前記第2通信方法では前記スレーブ装置へトリガを送信し、該トリガに基づいて前記スレーブ装置から送信されたデータを受信する通信部と、前記第1通信方法の実行中に、前記第2通信方法の条件を示すネゴシエーション情報を記憶部から読み出し、該ネゴシエーション情報を前記スレーブ装置へ送信するように前記通信部を制御し、前記第1通信方法から前記第2通信方法への切り替え後に前記条件を満たす通信が完了した場合、前記第2通信方法から前記第1通信方法への切り替えを行う制御部と、を有する。
本開示の通信装置は、スレーブ装置として車両に搭載され、第1通信方法と第2通信方法とを切り替えて前記車両に搭載されたマスタ装置と通信する通信装置であって、前記第1通信方法では前記マスタ装置からコマンドを受信し、前記第2通信方法では前記マスタ装置からトリガを受信し、該トリガに基づいて前記マスタ装置へデータを送信する通信部と、前記第1通信方法の実行中に、前記通信部が前記第2通信方法の条件を示すネゴシエーション情報を受信した場合、該ネゴシエーション情報を記憶部に記憶させ、前記第1通信方法から前記第2通信方法への切り替え後に前記条件を満たす通信が完了した場合、前記第2通信方法から前記第1通信方法への切り替えを行う制御部と、を有する。
なお、本開示の通信装置において、前記ネゴシエーション情報は、前記トリガが送信される回数を示す情報を含む。
また、本開示の通信装置において、前記ネゴシエーション情報は、前の前記トリガの送信が完了してから次の前記トリガの送信が完了するまでの時間間隔を示す情報を含む。
また、本開示の通信装置において、前記ネゴシエーション情報は、前記データが送信されるタイミングを示す情報を含む。
また、本開示の通信装置において、前記ネゴシエーション情報は、前記データの長さを示す情報を含む。
また、本開示の通信装置において、前記車両が前記スレーブ装置を複数備える場合、前記マスタ装置から複数の前記スレーブ装置のそれぞれに送信される前記ネゴシエーション情報において、前記データが送信されるタイミングが異なっている。
また、本開示の通信装置において、前記車両が前記スレーブ装置を複数備える場合、前記マスタ装置と、複数の前記スレーブ装置とは、デイジーチェーン接続またはバス接続により接続される。
また、本開示の通信装置において、前記第1通信方法は、CRM(Command and Response Mode)通信であり、前記第2通信方法は、PDCM(Periodic Data Collection Mode)通信であり、前記トリガは、BRC(Broadcast Read Command)トリガである。
また、本開示の通信装置において、前記CRM通信、前記PDCM通信、および前記BRCトリガは、DSI(Distributed System Interface)3に規定されている。
また、本開示の通信装置において、前記スレーブ装置は超音波ソナーセンサである。
本開示の通信システムは、本開示のマスタ装置として用いられる通信装置と、本開示のスレーブ装置として用いられる通信装置と、を有する。
本開示の通信装置および通信システムは、異なる2つの通信方法を相互に切り替える技術に有用である。
1 マスタ装置
2、2a、2b スレーブ装置
10、20 通信部
11、21 記憶部
12、22 制御部
30 ECU
40 ソナーセンサ群
40a、40b、40c、40d ソナーセンサ
100、200、300 通信システム
V 車両

Claims (12)

  1. マスタ装置として車両に搭載され、第1通信方法と第2通信方法とを切り替えて前記車両に搭載されたスレーブ装置と通信する通信装置であって、
    前記第1通信方法では前記スレーブ装置へコマンドを送信し、前記第2通信方法では前記スレーブ装置へトリガを送信し、該トリガに基づいて前記スレーブ装置から送信されたデータを受信する通信部と、
    前記第1通信方法の実行中に、前記第2通信方法の条件を示すネゴシエーション情報を記憶部から読み出し、該ネゴシエーション情報を前記スレーブ装置へ送信するように前記通信部を制御し、前記第1通信方法から前記第2通信方法への切り替え後に前記条件を満たす通信が完了した場合、前記第2通信方法から前記第1通信方法への切り替えを行う制御部と、を有する、
    通信装置。
  2. スレーブ装置として車両に搭載され、第1通信方法と第2通信方法とを切り替えて前記車両に搭載されたマスタ装置と通信する通信装置であって、
    前記第1通信方法では前記マスタ装置からコマンドを受信し、前記第2通信方法では前記マスタ装置からトリガを受信し、該トリガに基づいて前記マスタ装置へデータを送信する通信部と、
    前記第1通信方法の実行中に、前記通信部が前記第2通信方法の条件を示すネゴシエーション情報を受信した場合、該ネゴシエーション情報を記憶部に記憶させ、前記第1通信方法から前記第2通信方法への切り替え後に前記条件を満たす通信が完了した場合、前記第2通信方法から前記第1通信方法への切り替えを行う制御部と、を有する、
    通信装置。
  3. 前記ネゴシエーション情報は、
    前記トリガが送信される回数を示す情報を含む、
    請求項1または2に記載の通信装置。
  4. 前記ネゴシエーション情報は、
    前の前記トリガの送信が完了してから次の前記トリガの送信が完了するまでの時間間隔を示す情報を含む、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の通信装置。
  5. 前記ネゴシエーション情報は、
    前記データが送信されるタイミングを示す情報を含む、
    請求項1から4のいずれか1項に記載の通信装置。
  6. 前記ネゴシエーション情報は、
    前記データの長さを示す情報を含む、
    請求項1から5のいずれか1項に記載の通信装置。
  7. 前記車両が前記スレーブ装置を複数備える場合、
    前記マスタ装置から複数の前記スレーブ装置のそれぞれに送信される前記ネゴシエーション情報において、前記データが送信されるタイミングが異なっている、
    請求項5に記載の通信装置。
  8. 前記車両が前記スレーブ装置を複数備える場合、
    前記マスタ装置と、複数の前記スレーブ装置とは、デイジーチェーン接続またはバス接続により接続される、
    請求項1から7のいずれか1項に記載の通信装置。
  9. 前記第1通信方法は、CRM(Command and Response Mode)通信であり、
    前記第2通信方法は、PDCM(Periodic Data Collection Mode)通信であり、
    前記トリガは、BRC(Broadcast Read Command)トリガである、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の通信装置。
  10. 前記CRM通信、前記PDCM通信、および前記BRCトリガは、DSI(Distributed System Interface)3に規定されている、
    請求項9に記載の通信装置。
  11. 前記スレーブ装置は、超音波ソナーセンサである、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の通信装置。
  12. 請求項1から11のいずれか1項に記載のマスタ装置として用いられる通信装置と、
    請求項1から11のいずれか1項に記載のスレーブ装置として用いられる通信装置と、を有する、
    通信システム。
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