JP2020147186A - 車両用シート装置 - Google Patents
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Abstract
Description
以下、図1〜図10に基づいて、本発明の実施形態1に係る車両用シート装置の説明を行なう。本実施形態に係る車両用シート装置10は、車両の車室内の左側に設置されるシート装置である。ここで、図中に示す前後左右及び上下は、車両用シート装置10を備える車両の前後左右及び上下に対応している。
車両用シート装置10は、図1に示すように、乗員が着座するシート本体20と、シート本体20を車両前後方向にスライドさせる前後スライド機構30と、その前後スライド機構30上でシート本体20を回転させる回転機構40とを備えている。また、車両用シート装置10は、図2に示すように、回転機構40の回転をロックする回転ロック装置(ロック機構本体部50、ストライカ61〜63等)を備えている。
前後スライド機構30は、図1等に示すように、車両フロアF上に固定されて車両前後方向に延びる左右一対のロアレール32と、左右一対のロアレール32に沿って前後スライドする左右の一対のアッパレール33とを備えている。そして、左右の一対のアッパレール33が前後スライドベース35の下面に固定されている。ここで、アッパレール33は、多段式ロック機構(図示省略)の働きにより、ロアレール32に対して多段階でスライドロックできるように構成されている。
回転機構40は、シート本体20を車両前向きの着座位置と左側のドア開口部を向く乗降位置との間で回転中心を前方に移動させながら回転させる機構である。回転機構40は、図1に示すように、シート本体20を支持する回転テーブル45と、前後スライド機構30の前後スライドベース35上で回転テーブル45を前傾させながら回転させられるように支持する四節リンク機構40rとを備えている。四節リンク機構40rは、第1リンク41と第2リンク42とから構成されており、スライドベース35の傾斜面上に配置されている。
回転ロック装置は、回転テーブル45の回転を予め決められた位置でロックするための装置である。回転ロック装置は、回転テーブル45に設けられたロック機構本体部50と、前後スライドベース35上に設けられた第1〜第3ストライカ61〜63と、ロック解除機構70と、ロック機構本体部50の姿勢を保持する姿勢保持機構80とを備えている。
ロック機構本体部50は、図3等に示すように、回転テーブル45の右後角部の下面に取付けられている。ロック機構本体部50は、図8〜図10に示すように、回転テーブル45の下面に固定された固定ブラケット52と、固定ブラケット52の下側に回動が可能な状態で連結された回動ブラケット53とを備えている。なお、図8、図9では、回転テーブル45は省略されている。回動ブラケット53は、前後の転動横ローラ53yと、前後の転動横ローラ53y間の転動縦ローラ53wとを備えている。そして、回動ブラケット53の前後の転動横ローラ53yと転動縦ローラ53wとが、図10に示すように、姿勢保持機構80のガイドレール81に転動可能な状態で係合している。
第1〜第3ストライカ61〜63は、同一構造のストライカであり、図3等に示すように、前後スライドベース35上で姿勢保持機構80のガイドレール81に沿って固定されている。第1〜第3ストライカ61〜63は、図8に示すように、ロック機構本体部50のフック55が係合する縦ピン61pと、縦ピン61pを支持する支持ブラケット61bとから構成されている。そして、第1ストライカ61の縦ピン61pは、シート本体20が車両前向きの着座位置にあるときに、ロック機構本体部50のフック55が係合する位置に位置決めされている。また、第2ストライカ62、第3ストライカ63の縦ピン61pは、それぞれシート本体20が予め決められた位置まで回動したときに、ロック機構本体部50のフック55が係合する位置に位置決めされている。
車両用シート装置10のシート本体20が車両前向きの着座位置にある状態では、図3に示すように、ロック機構本体部50のフック55が第1ストライカ61の縦ピン61pと係合しており、シート本体20は回転不能に保持されている。この状態では、シート本体20は前後スライド機構30により前後スライドのみが可能になる。即ち、前後スライド機構30のスライドロックを解除して、シート本体20に対して前後方向に力を加えることで、前後スライド機構30の働きによりシート本体20の前後位置調整が可能になる。
前後スライド機構30の前後スライドベース35が本発明の回転不能な固定部材に相当する。また、回転機構40の回転テーブル45が本発明の回転部材に相当する。さらに、ロック機構本体部50の回動ブラケット53とフック55とが本発明の回転ロック機構に相当する。また、ロック機構本体部50の転動横ローラ53yと転動縦ローラ53wとが本発明の転動ローラに相当する。また、前記ガイドレール81が本発明のガイド機構に相当する。
本発明によると、回転機構40の四節リンク機構40rが動作することにより、シート本体20と回転テーブル45(回転部材)とが前後スライドベース35(固定部材)に対して回転中心を前方に移動させながら回転可能である。このため、回転機構40の単独動作で、例えば、障害物を前後方向に回避した状態でシート本体20を回転させることが可能になる。したがって、従来のように、回転中心軸を定位置に保持した状態でシート本体を回転させる回転機構と前後スライド機構とを連動させて障害物を回避する必要がなくなり、シート本体20を着座位置と乗降位置間で回転させる機構を簡素化できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更が可能である。例えば、本実施形態では、前後スライド機構30の前後スライドベース35上に回転機構40の四節リンク機構40rを設ける例を示した。しかし、車両フロアF上に四節リンク機構40rを設け、回転テーブル45上に前後スライド機構30とシート本体20を設ける構成でも可能である。また、本実施形態では、前後スライドベース35の傾斜面上に回転機構40の四節リンク機構40rを設け、シート本体20を前傾させながら回転させる例を示した。しかし、前後スライドベース35の水平面上に回転機構40の四節リンク機構40rを設け、シート本体20を水平回転させる構成でも可能である。また、本実施形態では、シート本体20を手動で回転させる例を示した。しかし、例えば、四節リンク機構40rをモータの回転力を利用して回動させることで、シート本体20を回転させることも可能である。また、本実施形態では、回転ロック装置のストライカ61〜63を前後スライドベース35上のガイドレール81に沿って三か所に設ける例を示した。しかし、ストライカの個数と、配置とは適宜変更可能である。また、本実施形態では、ロック機構本体部50を回転テーブル45に取付ける例を示したが、シート本体20に取付けることも可能である。
20・・・シート本体
30・・・前後スライド機構
35・・・前後スライドベース(固定部材)
40・・・回転機構
40r・・四節リンク機構
41・・・第1リンク
42・・・第2リンク
45・・・回転テーブル(回転部材)
50・・・ロック機構本体部
52・・・固定ブラケット
53・・・回動ブラケット(回転ロック機構)
53y・・転動横ローラ(転動ローラ)
53w・・転動縦ローラ(転動ローラ)
55・・・フック(回転ロック機構)
61・・・第1ストライカ
62・・・第2ストライカ
63・・・第3ストライカ
80・・・姿勢保持機構
81・・・ガイドレール(ガイド機構)
Claims (6)
- シート本体を車両前向きの着座位置からドア開口部側を向く乗降位置まで回転させる回転機構を備える車両用シート装置であって、
前記回転機構は、回転不能な固定部材と前記シート本体を支持する回転部材間に設置された四節リンク機構を備えており、
前記四節リンク機構の一端側が前記固定部材に回動可能な状態で連結されて、前記四節リンク機構の他端側が前記回転部材に回動可能な状態で連結されており、
前記四節リンク機構の動作により、前記シート本体と前記回転部材とが前記固定部材に対して回転中心を移動させながら回転する車両用シート装置。 - 請求項1に記載の車両用シート装置であって、
前記回転部材の回転を予め決められた位置でロックする回転ロック装置と、
前記回転ロック装置において前記回転部材の回転に伴って移動する部材をガイドするガイド機構と、
を有する車両用シート装置。 - 請求項2に記載の車両用シート装置であって、
前記回転ロック装置は、回転ロック機構とストライカとを備えており、
前記回転部材、あるいは前記シート本体の所定位置には、前記回転ロック機構が回動可能な状態で取付けられており、
前記固定部材には、前記回転ロック機構が係合可能に構成された複数の前記ストライカが前記回転部材の回転に伴う前記回転ロック機構の移動軌跡に沿って取付けられており、
前記固定部材には、各々のストライカに対する前記回転ロック機構の係合姿勢が一定になるように、前記回転ロック機構を前記回転部材、あるいは前記シート本体に対して回動させる姿勢保持機構が設けられている車両用シート装置。 - 請求項3に記載の車両用シート装置であって、
前記姿勢保持機構は、
前記回転部材に対して回動可能な状態で連結されて、複数の転動ローラが設けられた前記回転ロック機構の回動ブラケットと、
前記回動ブラケットの複数の転動ローラが転動可能な状態で係合する前記ガイド機構のガイドレールと、
を備えており、
前記ガイドレールが前記回転ロック機構の移動軌跡に沿って延びるように、前記固定部材に固定されている車両用シート装置。 - 請求項4に記載の車両用シート装置であって、
前記ガイドレールと前記四節リンク機構とは、同一平面内にある車両用シート装置。 - 請求項1から請求項5のいずれかに記載の車両用シート装置であって、
前記固定部材は、車両フロアに対して前後方向にスライドが可能な前後スライドベースである車両用シート装置。
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DE102021128078B4 (de) | 2020-11-13 | 2022-11-03 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Drehsitz |
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JPS63162347A (ja) * | 1986-12-26 | 1988-07-05 | Delta Kogyo Kk | 自動車用シ−ト |
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- 2019-03-14 JP JP2019046947A patent/JP7079401B2/ja active Active
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