JP2020146096A - 台座及び保護キャップ組立体 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に保護キャップを外すことができる台座及び保護キャップ組立体を提供する。【解決手段】カテーテル80(医療用チューブ)の途中を分離可能に接続するコネクタ82に装着される保護キャップ12の台座14は、リング状に形成された把持部16と、把持部16の一端に設けられた支持板18と、支持板18から把持部16の外方に向けて突出し、保護キャップ12の内部に嵌装されて保護キャップ12を保持する嵌合部24と、支持板18から把持部16の周方向に離間して把持部16から外方に突出して形成された回転止め突起20、22とを備えている。【選択図】図5

Description

本発明は、医療用チューブのコネクタに装着される保護キャップの台座及び保護キャップ組立体に関する。
近年、腹膜透析は、患者の負担が少ないことから注目されている。腹膜透析法のなかでも、腹膜透析は、患者自身が自宅や職場で透析液のバッグの交換を行うことができるため、社会復帰がしやすいとされている。
腹膜透析では、患者側に接続されたチューブと、透析液のバッグに接続されたチューブとを、コネクタを介して接続する。透析液のバッグを接続しない間は、患者側に接続されたチューブのコネクタに一時的に保護キャップを装着する。細菌感染を防ぐために、保護キャップは1回のみ使用される使い捨てとなっている。
このような保護キャップは、台座に装着された状態で製品提供され、使用直前に台座から取り外してコネクタに装着して使用される。保護キャップ及びその台座に関し、特許文献1は、保護キャップに対する落下菌の付着を防止するとともに、患者が容易に台座から保護キャップを取り出せるように、筒状の嵌合部を保護キャップの凹部に嵌装してキャップを保持する台座を開示する。また、特許文献2は、使用前の保護キャップをリング状の持ち手のついた栓で封止する構造の台座を開示する。
特開2017−176358号公報 特開2013−42952号公報
保護キャップをコネクタに接続するときには、片方の手にコネクタとそのチューブを把持し、もう片方の手で保護キャップを持って保護キャップを螺合する操作を行う。しかしながら、特許文献1の台座では、保護キャップを台座から外す際に、安定した場所に台座を置いておく必要があり、場所によっては台座から保護キャップを取り外すまでの操作を行いにくい場合がある。
また、特許文献2の台座では、リング状の持ち手を指に嵌めて使用した際に、台座が回転してしまい保護キャップの位置が安定せず、保護キャップを取り外す操作が行いにくいという問題がある。
本発明は、容易に保護キャップを外すことができる台座及び保護キャップ組立体を提供することを目的とする。
本発明の一観点は、医療用チューブの途中を分離可能に接続するコネクタに装着される保護キャップの台座であって、使用者の指に装着可能な把持部と、前記把持部に接合された支持板と、前記支持板から突出し、前記保護キャップの内部に嵌装されて前記保護キャップを保持する嵌合部と、前記支持板から前記把持部の周方向に離間して前記把持部から外方に突出して形成された回転止め突起と、を備えた、台座にある。
本発明の別の一観点は、医療用チューブの途中を分離可能に接続するコネクタに装着される保護キャップと、使用者の指に装着可能な把持部と、前記把持部に接合された支持板と、前記支持板から突出し、前記保護キャップの内部に嵌装されて前記保護キャップを保持する嵌合部と、前記支持板から前記把持部の周方向に離間して前記把持部から外方に突出する回転止め突起と、を有する台座と、を備え、前記台座の前記嵌合部に前記保護キャップが嵌装された、保護キャップ組立体にある。
上記観点の台座及び保護キャップ組立体によれば、台座から容易に保護キャップを外すことができる。
図1Aは腹膜内に透析液を貯留している状態を示し、図1Bは腹膜内の透析液の排液の様子を示し、図1Cは腹膜内に透析液を注液している様子を示し、図1Dは新たな透析液の貯留中の状態を示す。 図2Aは、透析液バッグ及び排液バッグを外した後のカテーテル及びコネクタの斜視図であり、図2Bは図2Aのコネクタに保護キャップを装着する方法を示す説明図である。 図2A及び図2Bの保護キャップ及びコネクタの構造を示す断面図である。 実施形態に係る保護キャップ組立体を示す斜視図である。 図4の台座を示す斜視図である。 図6Aは、図5の台座の正面図であり、図6Bは図5の台座の側面図である。 図4の台座と保護キャップとの嵌合部分の拡大断面図である。 図4の保護キャップ組立体の第1の使用方法を示す説明図である。 図4の保護キャップ組立体の第2の使用方法を示す説明図である。
以下、本発明の好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
腹膜透析は、患者の腹膜内に透析液を注入して、所定時間ためておくと、老廃物や水分が腹膜を介して透析液側に移動する。透析液を体内に注入してから所定時間(例えば4〜8時間)は、図1Aに示すように、患者は自由に行動することができる。患者には、腹膜内の挿入されたカテーテル80が常時取り付けられており、このカテーテル80を介して透析液の交換が実施される。
透析液の交換は、図1B及び図1Cに示すように行う。まず、患者の腹膜内に挿入されたカテーテル80の先端のコネクタ82に、排液バッグ90及び透析液バッグ84が接続された接続チューブ85を接続する。接続チューブ85は、途中で分岐して、一方のチューブ86が透析液バッグ84と接続され、他方のチューブ88が排液バッグ90に接続されている。
図1Bに示すように、患者はチューブ86のクランプを閉じ、患者の腹膜内の老廃物を含んだ透析液を排液バッグ90に排出する。次に、患者はチューブ88を閉じるとともにチューブ86を開き、図1Cに示すように、透析液バッグ84の透析液を、チューブ86及びカテーテル80を介して腹膜内に注入する。
その後、図1Dに示すように、患者が接続チューブ85をカテーテル80から取り外して、透析液の交換が完了する。患者は、体にカテーテル80が装着された状態で生活する。
図2Aに示すように、カテーテル80の先端のコネクタ82は、筒状の接続部82cの外周にねじ山が形成された雄コネクタである。コネクタ82をそのまま露出させておくことは、細菌感染による合併症の原因となる。そこで、患者は、透析液の交換作業の完了後、図2Bに示すように、カテーテル80の先端のコネクタ82を片方の手で持ち、他方の手で保護キャップ12を持って、コネクタ82に保護キャップ12を捻じ込んで装着してコネクタ82を保護する。感染症を防ぐ観点から、保護キャップ12は使い捨てで使用される。また、保護キャップ12の装着作業は、落下菌の付着を防ぐために、保護キャップ12の内側を上に向けないように行う。
図3に示すように、保護キャップ12は、患者の指がカテーテル80と連通する部分(内筒部12bの内部)に触れないようにするために、二重構造となっている。すなわち、有底円筒状に形成された外筒部12aの内側に、短い内筒部12bが形成された構造となっている。外筒部12aの内側部には第1ねじ構造12c(ねじ山)が形成されており、この第1ねじ構造12cが、コネクタ82の第2ねじ構造82eと螺合する。内筒部12bの奥側には、円形リング状のパッキン12dが嵌装されている。外筒部12aと内筒部12bとの間のリング状の溝12eには、ポビドンヨード等の殺菌剤を含んだ多孔質部材が装着されていてもよい。
コネクタ82は、カテーテル80が接続されるカテーテル固定部82aと、カテーテル固定部82aの先端側に形成されたフランジ部82bと、フランジ部82bの先端側に形成された接続部82cとを備える。フランジ部82bは、カテーテル固定部82a及び接続部82cより拡径して形成されている。接続部82cは、フランジ部82bから先端側に向けて筒状に延び出ている。接続部82cの外側部には第2ねじ構造82eが形成されている。第2ねじ構造82eは、外筒部12aの第1ねじ構造12cと螺合可能に形成されている。接続部82cの内側には、内筒部12bの内部に挿入される内側接続部82dが先端に向けて筒状に延びて形成されている。内側接続部82dの内部には、カテーテル80の内部に連通する連通孔82fが形成されている。
保護キャップ12は、外筒部12aが接続部82cの外方を覆うようにして装着され、接続部82cの基部に設けられたリング状のパッキン83aと外筒部12aが当接する。これにより、接続部82cが保護キャップ12の内側に気密に封止される。また、内筒部12bのパッキン12dに内側接続部82dが密着することにより、連通孔82fが気密に封止される。このようにして保護キャップ12は、二重の封止構造により、コネクタ82を保護する。
ところで、本実施形態において、保護キャップ12は、図4に示す本実施形態に係る保護キャップ組立体10として製品提供される。保護キャップ組立体10は、保護キャップ12と、保護キャップ12の開口部を覆うように組付けられた台座14とを備えている。台座14は、使用直前まで、保護キャップ12の内部を塞ぐことで、保護キャップ12の内部を無菌状態に保つように構成されている。
図5に示すように、台座14は、リング状に形成された把持部16と、把持部16の一端に形成された支持板18と、把持部16から外方に延び出た回転止め突起20、22とを備えている。図6Aに示すように、把持部16はX方向から正面視して円形リング状に形成されている。把持部16は、患者の手の指に装着して使用できるように、その内径φ1(図6A参照)が親指よりも若干大きな寸法に形成されている。把持部16の内径φ1は、例えば、20〜30mm程度とすることができる。また、図6Bに示す把持部16のX方向の幅Wは、例えば5mm程度とすることができる。
なお、把持部16の形状は、患者の手の指に装着して使用できるものであればよく、「リング状」には、円環状に閉じた形状だけではなく、歪んだ楕円環状や、多角形環状や、一部に切れ目があるC字状等の形状も含まれるものとする。
図5に示すように、支持板18は、Z方向から平面視して円板状に形成されている。支持板18と把持部16とは、一体的に形成されている。支持板18の外表面18aは、支持板18と把持部16との接線に平行な向きで形成されている。図6Aに示す支持板18の直径D2は、保護キャップ12の開口部を封止するべく、保護キャップ12の外筒部12a(図4参照)の外径と同程度又はこれよりも大きな直径に形成されている。支持板18の直径D2は、例えば20〜25mm程度とすることができる。
図5に示すように、支持板18の外表面18aからは、環状の嵌合部24が外表面18aに垂直なZ方向に突出して形成されている。嵌合部24は、平面視して多角形(例えば6角形状又は8角形状)に形成されている。嵌合部24は、保護キャップ12の外筒部12aの内径と略等しい外径寸法を備えており、外筒部12aの内部に嵌合されることで、保護キャップ12を保持するように構成されている。図6Bに示す嵌合部24の突出高さH1は、例えば2〜3mm程度とすることができる。
嵌合部24の上端24aからは、解除突起26、28が外表面18aに垂直な方向(Z方向)に突出して形成されている。図5及び図6Aに示すように、解除突起26、28は、嵌合部24の周方向に離間しており、嵌合部24の中心軸Zを挟んで対向するように配置されている。ここでは、保護キャップ12の第1ねじ構造12cは2条ねじとして構成されており、解除突起26、28は、第1ねじ構造12cの2つのねじ山に対応して設けられている。
解除突起26、28の上端面26a、28aは、第1ねじ構造12cに対応して、外表面18aに対して30〜40°傾斜した傾斜面で構成されている。また、図6Bに示す解除突起26、28の突出高さH2(外表面18aからの高さ)は、例えば4〜5mm程度とすることができる。
図7に示すように、台座14に保護キャップ12を組付けた保護キャップ組立体10において、解除突起26(28)は、第1ねじ構造12cの近傍に配置されている。解除突起26、28の上端面26a、28aは、保護キャップ12の第1ねじ構造12cのねじ山の近傍にまで延びている。
この状態では、解除突起26、28は第1ねじ構造12cと当接していないが、保護キャップ12を緩める方向に例えば5〜10°回転させると、解除突起26、28と第1ねじ構造12cとが当接する。そして、第1ねじ構造12cが解除突起26、28に乗り上げることで、保護キャップ12が支持板18から外れる方向に変位するように構成されている。
図6Bに示す解除突起26、28による保護キャップ12の変位量H3は、解除突起26、28の突出高さH2(図6B参照)と、第1ねじ構造12cの下端部の高さH4との差分に相当する。保護キャップ12の変位量H3が嵌合部24の突出高さH1の半分又はそれ以上となるように、解除突起26、28の位置及び高さを設定すると好適である。
図5に示すように、回転止め突起20、22は、把持部16の外方に延び出て形成され、把持部16を指にはめた際に、手の他の部位に当接することで、把持部16の回転を規制するように構成されている。
図6Aに示すように、回転止め突起20、22は、支持板18に対して把持部16の周方向に所定の間隔を開けて形成されている。この場合、リング状の把持部16に指を挿入した際に、回転止め突起20、22が隣接する指と接触せずに安定して把持部16を持てるようにするために、回転止め突起20、22は、支持板18の中心部に対して把持部16の周方向に90°以上離れて設けられることが好ましい。また、把持部16のいずれの方向から指を挿入した場合であっても、回転止め突起20、22が手の同じ位置に当接するように、回転止め突起20、22は、支持板18の中心軸Zを中心にして左右対称の位置に形成されていることが好ましい。
回転止め突起20、22は、把持部16の中心軸Xに対して平行な平面として形成されており、把持部16から一体的に延び出た補強部30、32を介して把持部16に接合されている。また、回転止め突起20、22は、使用者に不快感を与えないように、鋭利な突起がない形状とすることが好ましく、図示の例のように、角が面取りされた円板状に形成することができる。回転止め突起20、22の直径は、把持部16を指にはめた際に、邪魔にならない範囲で適宜設定することができる。特に限定されるものではないが、回転止め突起20、22の直径D1(図6A参照)は、例えば10〜15mm程度とすることができる。
回転止め突起20の主面20a及び回転止め突起22の主面22aと支持板18の中心軸Zとの為す角度は、例えば105°程度とすることができる。また、回転止め突起20の主面20aと回転止め突起22の主面22aとの為す角度は、例えば150°程度とすることができる。
なお、台座14は2つの回転止め突起20、22を設けるものに限定されず、回転止め突起20、22のいずれか一方のみ又は3つ以上設けて構成されてもよい。
上記の台座14は、特に限定されるものではないが、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリアセタール、ABS、TPU等の熱可塑性を有する合成樹脂を用いて、一体的に形成することができる。
保護キャップ組立体10は、台座14の支持板18の嵌合部24に保護キャップ12の外筒部12aを押し込むことで組み上げられる。保護キャップ組立体10では、嵌合部24が外筒部12aの内部に嵌合しており、嵌合部24と外筒部12aとの摩擦力によって、保護キャップ12が台座14に固定されている。台座14の支持板18は、保護キャップ12の端部12fと密着することで、保護キャップ12の開口部を塞ぐ。
本実施形態の台座14及び保護キャップ組立体10は以上のように構成され、以下その作用について使用方法とともに説明する。
図8に示すように、第1の使用方法では、まず、患者は、保護キャップ組立体10の把持部16を片方の手の指に装着する。図示の例では、親指に保護キャップ組立体10を装着しているが、親指以外の指に装着することもできる。
その後、患者は、保護キャップ12の装着対象となるカテーテル80及びコネクタ82を、保護キャップ組立体10を装着した方の手で持つ。その後、もう片方の手で保護キャップ組立体10から保護キャップ12を引き抜き、コネクタ82に保護キャップ12を螺合させることで、保護キャップ12の装着を行うことができる。
本実施形態の保護キャップ組立体10では、図示のように、回転止め突起20が手の平に引っ掛かることで、保護キャップ組立体10が回転を防ぐことができる。これにより、高齢者等の手の不自由な患者であっても、容易に保護キャップ12を捉えることができる。
また、保護キャップ組立体10は、回転止め突起20、22を備えているため、把持部16のいずれの方向から指を挿入しても、手の平に引っ掛かる位置に回転止め突起20又は回転止め突起22が位置し、保護キャップ組立体10の回転をより確実に防ぐことができる。
また、従来の台座では、保護キャップ12の嵌合を外すためには保護キャップ12を引き抜くしか方法がなく、保護キャップ12が台座から外しにくいため、引っ張った勢いで、保護キャップ12が手から離れて飛んでいってしまうことがあった。これに対し、本実施形態の台座14は、解除突起26、28を備えている。
すなわち、図7に示すように、保護キャップ12を回転させると、第1ねじ構造12cのねじ山が解除突起26、28に乗り上げるようにして摺動することで、保護キャップ12が嵌合部24から外れる方向に変位する。そのため、保護キャップ12の取り外しが、従来の引っ張り動作に加えて、ねじ回し動作でも行える。これにより、高齢者等の手の不自由な患者であっても、保護キャップ12を落下させることなく取り外すことができる。
図9に示すように、第2の使用方法では、患者は、先にカテーテル80及びコネクタ82を片方の手で持つ。その後、患者は、保護キャップ組立体10を持ち、中指と薬指の間等に保護キャップ組立体10の把持部16を挟むようにして保持する。この場合にも、回転止め突起20、22が手の平や指先に当たることで、台座14を安定して保持することができる。
その後、もう片方の手で保護キャップ組立体10の台座14から保護キャップ12を外して、その保護キャップ12をコネクタ82に螺合することで、保護キャップ12の装着を行うことができる。このように、第2の使用方法では、カテーテル80及びコネクタ82を手に持った後に、リング状の把持部16を指先に装着することを忘れていたことに気づいた場合であっても、保護キャップ12の取り外しを容易に行うことができる。
本実施形態の台座14及び保護キャップ組立体10は、以下の効果を奏する。
カテーテル80(医療用チューブ)の途中を分離可能に接続するコネクタ82に装着される保護キャップ12の台座14であって、使用者の指に装着可能な把持部16と、把持部16に接合された支持板18と、支持板18から突出し、保護キャップ12の内部に嵌装されて保護キャップ12を保持する嵌合部24と、支持板18から把持部16の周方向に離間して把持部16から外方に突出して形成された回転止め突起20、22と、を備えている。このように構成することにより、台座14を指に挿入した際に、台座14の回転を防ぐことができ、指先に不自由を感じる患者であっても容易に保護キャップ12を捉えてこれを取り外すことができる。なお、上記の台座14において、把持部16は、リング状に形成されていてもよい。
上記の台座14において、回転止め突起20、22が把持部16の周方向に離間して複数設けられていてもよい。これにより、把持部16のいずれの方向から指を挿入しても、把持部16の回転を規制することができる。そのため、挿入方向の誤りに気付いて、把持部16の指への挿入をやり直すといった煩雑な操作が不要となる。
上記の台座14において、回転止め突起20、22は、支持板18の中心部に対して把持部16の周方向に90°以上離れていてもよい。このように構成することにより、回転止め突起20、22が隣接する指に当たるのを防ぐことができ、台座14をより安定した状態で持つことが可能となる。
上記の台座14において、回転止め突起20、22は、把持部16の中心軸X方向に平行な板状に形成されていてもよい。このように構成することにより、台座14をより安定した状態で持つことが可能となる。
上記の台座14において、回転止め突起20、22は、把持部16に1対設けられるとともに、支持板18の両側に対称に設けられていてもよい。これにより、把持部16のいずれの方向から指を挿入しても、同じ位置に回転止め突起20、22が当接し、台座14をより安定した状態で持つことが可能となる。
上記の台座14において、回転止め突起20、22は、回転止め突起20、22が設けられている部分の把持部16の法線方向に対して傾斜していてもよい。これにより、把持部16の直径にかかわらず、患者の手と当接しやすい角度に回転止め突起20、22を傾けることができる。
上記の台座14において、支持板18及び回転止め突起20、22は、円板状に形成されるとともに、回転止め突起20、22の径は支持板18の径よりも小さくてもよい。これにより、回転止め突起20、22が手で持つ際に邪魔にならず、台座14をより安定した状態で持つことが可能となる。
上記の台座14であって、回転止め突起20、22の把持部16の軸方向の寸法が把持部16の軸方向幅Wよりも大きくてもよい。これにより、台座14の把持部16の軸方向の安定性が増大し、台座14の保持が容易になる。
本実施形態の保護キャップ組立体10は、カテーテル80(医療用チューブ)の途中を分離可能に接続するコネクタ82に装着される保護キャップ12と、使用者の指に装着可能な把持部16と、把持部16に接合された支持板18と、支持板18から突出し、保護キャップ12の内部に嵌装されて保護キャップ12を保持する嵌合部24と、支持板18から把持部16の周方向に離間して把持部16から外方に突出する回転止め突起22と、を有する台座14と、を備え、台座14の嵌合部24に保護キャップ12が嵌装されている。このように構成することにより、台座14を指に挿入した際に、台座14の回転を防ぐことができ、指先に不自由を感じる患者であっても容易に保護キャップ12を捉えてこれを取り外すことができる。
上記において、本発明について好適な実施形態を挙げて説明したが、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改変が可能なことは言うまでもない。
10…保護キャップ組立体 12…保護キャップ
14…台座 16…把持部
18…支持板 20、22…回転止め突起
24…嵌合部 26、28…解除突起
80…カテーテル 82…コネクタ

Claims (10)

  1. 医療用チューブの途中を分離可能に接続するコネクタに装着される保護キャップの台座であって、
    使用者の指に装着可能な把持部と、
    前記把持部に接合された支持板と、
    前記支持板から突出し、前記保護キャップの内部に嵌装されて前記保護キャップを保持する嵌合部と、
    前記支持板から前記把持部の周方向に離間して前記把持部から外方に突出して形成された回転止め突起と、を備えた、
    台座。
  2. 請求項1記載の台座であって、前記把持部はリング状に形成されている、台座。
  3. 請求項2記載の台座であって、前記回転止め突起が前記把持部の周方向に離間して複数設けられている、台座。
  4. 請求項2又は3記載の台座であって、前記回転止め突起は、前記支持板の中心部に対して前記把持部の周方向に90°以上離れている、台座。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の台座であって、前記回転止め突起は、前記把持部の中心軸方向に平行な板状に形成されている、台座。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の台座であって、前記回転止め突起は、前記把持部に1対設けられるとともに、前記支持板の両側に対称に設けられている、台座。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の台座であって、前記回転止め突起は、前記回転止め突起が設けられている部分の前記把持部の法線方向に対して傾斜している、台座。
  8. 請求項5記載の台座であって、前記支持板及び前記回転止め突起は、円板状に形成されるとともに、前記回転止め突起の径は前記支持板の径よりも小さい、台座。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項に記載の台座であって、前記回転止め突起の前記把持部の軸方向の寸法が前記把持部の中心軸方向の幅よりも大きい、台座。
  10. 医療用チューブの途中を分離可能に接続するコネクタに装着される保護キャップと、
    使用者の指に装着可能な把持部と、前記把持部に接合された支持板と、前記支持板から突出し、前記保護キャップの内部に嵌装されて前記保護キャップを保持する嵌合部と、前記支持板から前記把持部の周方向に離間して前記把持部から外方に突出する回転止め突起と、を有する台座と、
    を備え、前記台座の前記嵌合部に前記保護キャップが嵌装された、
    保護キャップ組立体。
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