JP2020145982A - 透水性防草シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 安価に製造でき、風に飛ばされ難い透水性防草シートの提供。【解決手段】 育苗ポット1に収納された土2の表面を被覆する柔軟な透水性防草シートにおいて、シート本体3の周縁部4が育苗ポット1の外周より大に形成され、その周縁部4には周方向に離間して、育苗ポットの中心部に対して外側に突出した舌部5を複数形成しておく。その各舌部5を、育苗ポット1の内周と収納される土2との隙間に挿入することで、防草シートを固定することができるものである。【選択図】図1
Description
街路樹、若しくは育苗のための透水性防草シートに関する。
従来、植物栽培用の防草シートとして、下記特許文献1及び特許文献2のものが知られている。
各特許文献に記載された防草シートは、運ばれてきた雑草の種が、植物栽培用の植木鉢に入れられた土壌に直接付着しないように、円形のカバーを土壌表面に被覆するものである。
各特許文献に記載された防草シートは、運ばれてきた雑草の種が、植物栽培用の植木鉢に入れられた土壌に直接付着しないように、円形のカバーを土壌表面に被覆するものである。
しかしながら、特許文献1の防草シートは、そのシートを土壌に被覆した状態で、土壌に固定されないものであるため、風が吹くとそのシートが飛ばされてしまうおそれがあった。その際に、植物を傷つけるおそれもある。また、複数の材質のシートを重ねて縫い付けているため、製造に手間がかかるものである。
特許文献2の防草シートは、風でシートを飛ばされないようにするため、シートの外周縁に金属製のリングを付設している。この防草シートは、リングを付設する製造上の手間がかかるとともに、コストがかさむ要因となる。
本発明は、上記従来技術の持つ問題を解決するため、低コストで製造できると共に、簡単な構造でシートを土壌表面に固定できる防草シートを提供する。
特許文献2の防草シートは、風でシートを飛ばされないようにするため、シートの外周縁に金属製のリングを付設している。この防草シートは、リングを付設する製造上の手間がかかるとともに、コストがかさむ要因となる。
本発明は、上記従来技術の持つ問題を解決するため、低コストで製造できると共に、簡単な構造でシートを土壌表面に固定できる防草シートを提供する。
請求項1に記載の発明は、育苗ポット1または、囲み枠1aに収納された土2の表面を被覆する柔軟な透水性防草シートにおいて、
シート本体3の周縁部4が育苗ポット1または、囲み枠1aの外周より大に形成され、
その周縁部4には周方向に離間して、育苗ポット1または前記囲み枠1aの中心部に対して外側に突出した舌部5を複数有し、
その各舌部5が、育苗ポット1または前記囲み枠1aの内周と、収納される土2との隙間に挿入されることを特徴とする透水性防草シートである。
シート本体3の周縁部4が育苗ポット1または、囲み枠1aの外周より大に形成され、
その周縁部4には周方向に離間して、育苗ポット1または前記囲み枠1aの中心部に対して外側に突出した舌部5を複数有し、
その各舌部5が、育苗ポット1または前記囲み枠1aの内周と、収納される土2との隙間に挿入されることを特徴とする透水性防草シートである。
請求項2に記載の発明は、防草の対象である育苗ポット1は、その平面内に互いに離間して複数の凹陥したセグメント6が区画され、各セグメント6の境界に仕切部7が平面に形成され、
前記シート本体3は、その外周が方形の育苗ポット1より外側に大きく広がり、前記仕切部7を除く位置から、複数の前記各舌部5が前記平面の外側に延在したことを特徴とする請求項1に記載の透水性防草シートである。
前記シート本体3は、その外周が方形の育苗ポット1より外側に大きく広がり、前記仕切部7を除く位置から、複数の前記各舌部5が前記平面の外側に延在したことを特徴とする請求項1に記載の透水性防草シートである。
請求項3に記載の発明は、前記シート本体3の各舌部5の前記外側の縁の幅方向の中間位置から、各セグメント6の中心位置に向けて中央切り込み8が形成され、
前記シート本体3の平面上で、各セグメント6の外側に、セグメント6に適合する大きさに切り取るための切取案内線15が予め形成されたことを特徴とする請求項2に記載の透水性防草シートである。
前記シート本体3の平面上で、各セグメント6の外側に、セグメント6に適合する大きさに切り取るための切取案内線15が予め形成されたことを特徴とする請求項2に記載の透水性防草シートである。
請求項4に記載の発明は、前記シート本体3は、シート本体3の周方向に互いに離間して、その縁から中心部に向かう複数の縁部切り込み9を周縁に有し、隣合う切り込み9間に前記舌部5が形成され、そのうち一つの舌部5の縁から中心まで達する中心切り込み10を形成したことを特徴とする請求項1に記載の透水性防草シートである。
請求項1に記載の発明は、シート本体3の周縁部4が育苗ポット1または前記囲み枠1aの外周より大に形成され、その周縁部4に外側に突出した舌部5を複数有し、その各舌部5が、育苗ポット1または前記囲み枠1aの内周と収納される土2との隙間に挿入されるものである。
この舌部5の存在により、シート本体3の舌部5を育苗ポット1又は囲み枠1aと土2との境に挿入して、シート本体3を土2に容易に止着することができる。それによりシートを安定して土の表面に保持し、植物の花粉等が土の表面に付着して、草が生えることを防止できる。
またこのシート本体3は透水性であるので、シートの表面から植物の水やりができる。
この舌部5の存在により、シート本体3の舌部5を育苗ポット1又は囲み枠1aと土2との境に挿入して、シート本体3を土2に容易に止着することができる。それによりシートを安定して土の表面に保持し、植物の花粉等が土の表面に付着して、草が生えることを防止できる。
またこのシート本体3は透水性であるので、シートの表面から植物の水やりができる。
請求項2に記載の発明は、防草の対象となる育苗ポット4の平面内に互いに離間して複数の凹陥したセグメント6が区画され、各セグメント6の境界に仕切部7が形成され、シート本体3は、その仕切部7を除く位置から、複数の前記各舌部5が平面の外側に延在するものである。
この発明によれば、各舌部5を育苗ポット1の各セグメント6と土2との境に挿入することにより、複数のセグメントを同時に被覆して広い範囲を防草することができる。
また、セグメント6の仕切部7を除く位置から、各舌部5が前記平面の外側に延在したので、仕切部7に邪魔されることなく、各舌部5をセグメント6と土2との境に容易に挿入でき、作業性がよい。
この発明によれば、各舌部5を育苗ポット1の各セグメント6と土2との境に挿入することにより、複数のセグメントを同時に被覆して広い範囲を防草することができる。
また、セグメント6の仕切部7を除く位置から、各舌部5が前記平面の外側に延在したので、仕切部7に邪魔されることなく、各舌部5をセグメント6と土2との境に容易に挿入でき、作業性がよい。
請求項3に記載の発明は、シート本体3の各舌部5の外側の縁の幅方向の中間位置から、セグメント6の中心位置に向かう中央切り込み8が形成されているので、既にある程度育成された苗などにシート本体3を被覆する時、その中央切れ込み8を拡げて苗を容易に配置することができる。
また、各セグメント6の外側に切り取り用の切取案内線15が予め形成されたものであるから、セグメントのシートを部分的に分離して切り離すことができる。それにより、各植物をセグメントから分離して取出し、残りのシート部分を他のセグメントと土との間に挿入できる。
また、各セグメント6の外側に切り取り用の切取案内線15が予め形成されたものであるから、セグメントのシートを部分的に分離して切り離すことができる。それにより、各植物をセグメントから分離して取出し、残りのシート部分を他のセグメントと土との間に挿入できる。
請求項4に記載の発明は、シート本体3の周方向に互いに離間して、その縁から中心部に向かう複数の縁部切り込み9を周縁に有し、隣合う切り込み9間に舌部5が形成され、その内一つの舌部5の縁から中心まで達する中心切り込み10を形成したものである。
この発明によれば、育苗ポットまたは囲み枠1aの表面の防草をシンプルなシートで迅速且つ、効果的に行える。
また、中央切れ込み10により、既にある程度育成された苗などにシート本体3を被覆する時、その中央切れ込み10を拡げて苗を容易に配置することができる。
この発明によれば、育苗ポットまたは囲み枠1aの表面の防草をシンプルなシートで迅速且つ、効果的に行える。
また、中央切れ込み10により、既にある程度育成された苗などにシート本体3を被覆する時、その中央切れ込み10を拡げて苗を容易に配置することができる。
次に、図面に基づいて、本発明の実施の形態につき説明する。
図1〜図4は、本発明の第1実施例を示す。
この第1実施例では、図1に示す如く、防草の対象である育苗ポット1の平面が、方形に形成されており、その平面内に互いに離間して複数の凹陥したセグメント6が区画されている。この例では、セグメント6は2列×3行の合計6つのセグメント6が設けられている。そして、各セグメント6の境界には、仕切部7が平面に形成されている。この育苗ポット1には土2が収納されており、その土2の表面には、雑草が生えるのを防止するために、柔軟な透水性の防草シートが被覆される。
この第1実施例では、図1に示す如く、防草の対象である育苗ポット1の平面が、方形に形成されており、その平面内に互いに離間して複数の凹陥したセグメント6が区画されている。この例では、セグメント6は2列×3行の合計6つのセグメント6が設けられている。そして、各セグメント6の境界には、仕切部7が平面に形成されている。この育苗ポット1には土2が収納されており、その土2の表面には、雑草が生えるのを防止するために、柔軟な透水性の防草シートが被覆される。
この防草シートは、図1に示す如く、シート本体3の周縁部4が育苗ポット1の外周縁より大に形成されている。その周縁部4には、図2(A)に示す如く、周方向に離間して、育苗ポット1の中心部に対して外側に突出した舌部5を複数有している。
図1及び図2(A)に示す如く、シート本体3の外周が方形の育苗ポット1より外側に大きく広がり、その育苗ポット1の仕切部7を除く外周縁の位置から、シート本体3の複数の各舌部5が育苗ポット1の平面から外側に延在している。シート本体3の大きさや形状は、育苗ポット1の各セグメント6の配列により、変化する。
このシート本体3の各舌部5には、その外側の縁の幅方向の中間位置から、各セグメント6の中心位置に向けて中央切り込み8が形成されている。
図1及び図2(A)に示す如く、シート本体3の外周が方形の育苗ポット1より外側に大きく広がり、その育苗ポット1の仕切部7を除く外周縁の位置から、シート本体3の複数の各舌部5が育苗ポット1の平面から外側に延在している。シート本体3の大きさや形状は、育苗ポット1の各セグメント6の配列により、変化する。
このシート本体3の各舌部5には、その外側の縁の幅方向の中間位置から、各セグメント6の中心位置に向けて中央切り込み8が形成されている。
この例では、シート本体3の平面上で、各セグメント6の外側に沿って、セグメント6に適合する大きさに切り取るための切取案内線15が、予めミシン目などにより形成されている。
この例では、この切取案内線15は、図1〜図4に示す如く、育苗ポット1の仕切部7に沿って形成されている。そして、隣接するセグメント6の仕切部7を跨ぐように、離間して残部舌片15aとなる部分が、その切取案内線15により形成されている。
このシート本体3に透水性をもたせるために、不織布を加工することにより製造することができる。不織布を加工するのみで製造することができるので、安価に製造することができる。
この例では、この切取案内線15は、図1〜図4に示す如く、育苗ポット1の仕切部7に沿って形成されている。そして、隣接するセグメント6の仕切部7を跨ぐように、離間して残部舌片15aとなる部分が、その切取案内線15により形成されている。
このシート本体3に透水性をもたせるために、不織布を加工することにより製造することができる。不織布を加工するのみで製造することができるので、安価に製造することができる。
図3は、本願発明の防草シートの使用方法を示している。
育苗ポット1の各セグメント6には、図1に示すように、土2が収納されるとともに、育苗ポット1にシート本体3を被覆し、各セグメント6の土2の表面を被覆する。このとき、図3(A)の右側に示すように、各舌部5が育苗ポット1の外周縁から外方に飛び出す。
そこで、その外方に飛び出している各舌部5を、図3(A)(B)に示すように、ヘラ11を使用して、育苗ポット1の内周に沿って、育苗ポット1の内周と収納される土2との間に挿入する。図4は、シート本体3のすべての舌部5が挿入された状態を示している。
育苗ポット1の各セグメント6には、図1に示すように、土2が収納されるとともに、育苗ポット1にシート本体3を被覆し、各セグメント6の土2の表面を被覆する。このとき、図3(A)の右側に示すように、各舌部5が育苗ポット1の外周縁から外方に飛び出す。
そこで、その外方に飛び出している各舌部5を、図3(A)(B)に示すように、ヘラ11を使用して、育苗ポット1の内周に沿って、育苗ポット1の内周と収納される土2との間に挿入する。図4は、シート本体3のすべての舌部5が挿入された状態を示している。
舌部5は、図3(B)の左側のセグメント6に示すように、セグメント6の深さ方向の一例として半分程度に達するような長さを有することが望ましい。この程度の深さまで舌部5を埋め込むことにより、シート本体3を土2に確実に止着し、ある程度の強風でも、シート本体3が飛ばされることを防止できる。それにより、シートを安定して土の表面に保持し、植物の花粉等が土の表面に付着して、草が生えることを防止できる。
また、セグメント6の仕切部7を除く位置から、各舌部5が前記平面の外側に延在したので、仕切部7に邪魔されることなく、各舌片5をセグメント6と土2との境に容易に挿入でき、作業性がよい。つまり、各舌部5を育苗ポット1の各セグメント6と土2との境に挿入することにより、複数のセグメントを同時に被覆して広い範囲を同時に防草することができる。
次いで、各セグメント6の中央部に植物の種を植える。セグメント6の中央部に種が植えられるように、予めシート本体3には、シート本体3の中央切り込み8につながる挿通部12が形成されている。
次いで、各セグメント6の中央部に植物の種を植える。セグメント6の中央部に種が植えられるように、予めシート本体3には、シート本体3の中央切り込み8につながる挿通部12が形成されている。
そして、図4のように植物が成長して、挿通部12から芽13が出てきたら、図2(B)に示す如く、シート本体3の芽13が出てきたセグメントの位置にある切取案内線15に沿って、部分的に分離して切り離すことができる。そして、各植物をセグメント6から分離して取り出すことができる。
切り離して残ったシート本体3には、図2(B)のように、残部舌片15aが形成され、その残部舌片15aを他のセグメント6の内周と土2との間に挿入できる。
なお、この例の育苗ポット1は平面が方形に形成されているが、平面が円形や多角形に形成され、各セグメント6が略扇型に形成されるような育苗ポットであっても良い。育苗ポットの形状は限定されるものではなく、その育苗ポットの形状、仕切部7の配置などに合わせてシート本体3の形状及び切取案内線15の位置等を変更することができる。
切り離して残ったシート本体3には、図2(B)のように、残部舌片15aが形成され、その残部舌片15aを他のセグメント6の内周と土2との間に挿入できる。
なお、この例の育苗ポット1は平面が方形に形成されているが、平面が円形や多角形に形成され、各セグメント6が略扇型に形成されるような育苗ポットであっても良い。育苗ポットの形状は限定されるものではなく、その育苗ポットの形状、仕切部7の配置などに合わせてシート本体3の形状及び切取案内線15の位置等を変更することができる。
図5及び図6は、本発明の第2実施例を示す。
この第2実施例では、図6に示す如く、防草の対象である育苗ポット1は、その平面が円形に形成されている、植木鉢のようなものである。この育苗ポット1にも土2が収納されており、その土2の表面には、第1実施例と同様、柔軟な透水性防草シートが被覆される。
この防草シートのシート本体3は、図5に示す如く、その平面が略円形に形成され、周方向に互いに離間して、その縁から中心部に向かう複数の縁部切り込み9を周縁に有し、隣合う縁部切り込み9間に舌部5が形成され、そのうち一つの舌部5の縁から中心まで達する中心切り込み10が形成されている。その中心切り込み10は、挿通部12まで達しており、この例では第1実施例と異なり、挿通部12には植物の芽13が相通しやすいように、シート本体3の中心部に孔が設けられている。シート本体3の舌部5の埋込みは、第1実施例と同様に、図6(A)の被覆、(B)の舌部5の埋込を経て、(C)のように、土2の表面を覆うことになる。このシートにより、平面円形の育苗ポットの表面の防草をシンプルなシートで迅速且つ、効果的に行える。次いで、シート本体の中央に植物を植える。
この第2実施例では、図6に示す如く、防草の対象である育苗ポット1は、その平面が円形に形成されている、植木鉢のようなものである。この育苗ポット1にも土2が収納されており、その土2の表面には、第1実施例と同様、柔軟な透水性防草シートが被覆される。
この防草シートのシート本体3は、図5に示す如く、その平面が略円形に形成され、周方向に互いに離間して、その縁から中心部に向かう複数の縁部切り込み9を周縁に有し、隣合う縁部切り込み9間に舌部5が形成され、そのうち一つの舌部5の縁から中心まで達する中心切り込み10が形成されている。その中心切り込み10は、挿通部12まで達しており、この例では第1実施例と異なり、挿通部12には植物の芽13が相通しやすいように、シート本体3の中心部に孔が設けられている。シート本体3の舌部5の埋込みは、第1実施例と同様に、図6(A)の被覆、(B)の舌部5の埋込を経て、(C)のように、土2の表面を覆うことになる。このシートにより、平面円形の育苗ポットの表面の防草をシンプルなシートで迅速且つ、効果的に行える。次いで、シート本体の中央に植物を植える。
図7〜図9は、本発明の第3実施例を示す。
この例では、縁部切り込み9及び舌部5の関係は、第2実施例と同じである。
この例が、第2実施例と異なる点は、防草シートの設置対象が街路樹の囲み枠1aである点、シート本体3が囲み枠1aの形状に合わせて成型されている点、そして、この例では、中心切れ込み10につながる挿通部12に孔は設けられていない(第1実施例と同様に、挿通部12に放射状切れ込みが形成されるものである。)。このように、植物の芽や幹の挿通部12の形状は任意である。
この例でも、舌部5を土2と囲み枠1aの内周との間に挿入して固定し、図9のように、シート本体3を土壌の表面に固定する。図7はその断面図である。なお、囲み枠1aは図9の平面形状に限られるものではない。
この囲み枠1a用のシート本体3は、図10のように、中心切れ込み10を複数成形し、1枚の防草シートで複数本の街路樹の幹14に付設することも可能である。
この例では、縁部切り込み9及び舌部5の関係は、第2実施例と同じである。
この例が、第2実施例と異なる点は、防草シートの設置対象が街路樹の囲み枠1aである点、シート本体3が囲み枠1aの形状に合わせて成型されている点、そして、この例では、中心切れ込み10につながる挿通部12に孔は設けられていない(第1実施例と同様に、挿通部12に放射状切れ込みが形成されるものである。)。このように、植物の芽や幹の挿通部12の形状は任意である。
この例でも、舌部5を土2と囲み枠1aの内周との間に挿入して固定し、図9のように、シート本体3を土壌の表面に固定する。図7はその断面図である。なお、囲み枠1aは図9の平面形状に限られるものではない。
この囲み枠1a用のシート本体3は、図10のように、中心切れ込み10を複数成形し、1枚の防草シートで複数本の街路樹の幹14に付設することも可能である。
1 育苗ポット
1a 囲み枠
2 土
3 シート本体
4 周縁部
5 舌部
6 セグメント
7 仕切部
8 中央切り込み
9 縁部切り込み
10 中心切り込み
11 ヘラ
12 挿通部
13 芽
14 幹
15 切取案内線
15a 残部舌片
1a 囲み枠
2 土
3 シート本体
4 周縁部
5 舌部
6 セグメント
7 仕切部
8 中央切り込み
9 縁部切り込み
10 中心切り込み
11 ヘラ
12 挿通部
13 芽
14 幹
15 切取案内線
15a 残部舌片
Claims (4)
- 育苗ポット(1)または、囲み枠(1a)に収納された土(2)の表面を被覆する柔軟な透水性防草シートにおいて、
シート本体(3)の周縁部(4)が育苗ポット(1)または、囲み枠(1a)の外周より大に形成され、
その周縁部(4)には周方向に離間して、育苗ポット(1)または前記囲み枠(1a)の中心部に対して外側に突出した舌部(5)を複数有し、
その各舌部(5)が、育苗ポット(1)または前記囲み枠(1a)の内周と、収納される土(2)との隙間に挿入されることを特徴とする透水性防草シート。 - 防草の対象である育苗ポット(1)は、その平面内に互いに離間して複数の凹陥したセグメント(6)が区画され、各セグメント(6)の境界に仕切部(7)が平面に形成され、
前記シート本体(3)は、その外周が育苗ポット(1)より外側に大きく広がり、前記仕切部(7)を除く位置から、複数の前記各舌部(5)が前記平面の外側に延在したことを特徴とする請求項1に記載の透水性防草シート。 - 前記シート本体(3)の各舌部(5)の前記外側の縁の幅方向の中間位置から、各セグメント(6)の中心位置に向けて中央切り込み(8)が形成され、
前記シート本体(3)の平面上で、各セグメント(6)の外側にセグメント(6)の切取用の切取案内線(15)が予め形成されたことを特徴とする請求項2に記載の透水性防草シート。 - 前記シート本体(3)は、シート本体(3)の周方向に互いに離間して、その縁から中心部に向かう複数の縁部切り込み(9)を周縁に有し、隣合う切り込み(9)間に前記舌部(5)が形成され、そのうち一つの舌部(5)の縁から中心まで達する中心切り込み(10)を形成したことを特徴とする請求項1に記載の透水性防草シート。
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