JP2020145021A - ケーブル固定具及び電子装置 - Google Patents

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貴永 横沢
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Abstract

【課題】コンセントに対して各種寸法のコネクタを固定可能なケーブル固定具を実現する。【解決手段】ケーブル固定具30は、押さえ40とこれを支持する支持金具50とを備える。押さえ40は、コンセント11とそれに差し込まれた電源ケーブル20のコネクタ21とに対向する板部41と、その板部41から、板部41とコンセント11との対向方向の一方側の方向D2に屈曲した板部42とを有する。支持金具50は、押さえ40の板部42を両面側から挟む固定金具60と押さえ金具70とを有する。押さえ40は、コネクタ21の寸法に合わせて、板部41がコネクタ21に当接され、その当接された位置で、板部42が固定金具60と押さえ金具70とで固定される。各種寸法のコネクタ21を、押さえ40でコンセント11側に押さえて固定し、コネクタ21のコンセント11からの抜けを抑制する。【選択図】図8

Description

本発明は、ケーブル固定具及び電子装置に関する。
コンセントに接続されたケーブルのコネクタ又はプラグの、コンセントからの脱落を防止するための技術、コンセントとの接続を保持するための技術が知られている。例えば、ACコードのプラグが挿し込まれるインレットの周囲に装着具を設け、その装着具に係止される固定具を用いて、インレットに挿し込まれたプラグと、インレットの周囲の装着具とを固定する技術が知られている。また、コンセントに接続された電源ケーブルの差込プラグの背面にプレート部材をセットし、そのプレート部材をコンセント側にネジ止め固定して、差込プラグをコンセント側に押圧する技術が知られている。
特開2011−187334号公報 特開2010−157458号公報
コンセントには、各種寸法(コンセントに対する挿抜方向の寸法又は奥行き)のコネクタを備えたケーブルが接続され得る。これまでの技術では、ケーブルのコネクタをコンセントに接続して固定するために、ケーブル毎に、そのコネクタの寸法に応じた固定具を準備したり、準備したその固定具の取り付け作業を行ったりすることを要する場合があった。或いは、固定具を共通とし、使用するケーブルを、その共通の固定具で固定可能な同寸法のコネクタを備えたものに限定することを要する場合があった。
1つの側面では、本発明は、コンセントに対して各種寸法のコネクタを固定可能なケーブル固定具を実現することを目的とする。
1つの態様では、第1コンセントと前記第1コンセントに差し込まれた第1ケーブルの第1コネクタとに対向する第1板部と、前記第1板部から、前記第1板部と前記第1コンセントとの対向方向の一方側に屈曲した第2板部とを有する第1押さえ部材と、前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能な支持部材とを含むケーブル固定具が提供される。
また、1つの態様では、上記のようなケーブル固定具を用いた電子装置が提供される。
1つの側面では、コンセントに対して各種寸法のコネクタを固定可能なケーブル固定具を実現することが可能になる。
第1の実施の形態に係るケーブル固定具の第1の例について説明する図(その1)である。 第1の実施の形態に係るケーブル固定具の第1の例について説明する図(その2)である。 第1の実施の形態に係るケーブル固定具の第2の例について説明する図である。 ラックに搭載された電子装置とそれに接続された電源ケーブル及びケーブル固定具の一例を示す図である。 コンセントの一例を示す図である。 コネクタの一例を示す図である。 ケーブル固定具の一例を示す図である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の一例について説明する図(その1)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の一例について説明する図(その2)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の一例について説明する図(その3)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の押さえの一例について説明する図(その1)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の押さえの一例について説明する図(その2)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の固定金具の一例について説明する図である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具の押さえ金具の一例について説明する図である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その1)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その2)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その3)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その4)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その5)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その6)である。 第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図(その7)である。
[第1の実施の形態]
図1及び図2は第1の実施の形態に係るケーブル固定具の第1の例について説明する図である。図1並びに図2(A)及び図2(B)には、ケーブル固定具の一例の要部側面図を模式的に示している。
図1に示すように、電子装置1には、他の電子装置から電子装置1に電源を供給するための、又は電子装置1から他の電子装置に電源を供給するための、電源ケーブル2が接続される。電子装置1は、本体1bと、本体1bに設けられたコンセント1aとを備える。電源ケーブル2は、電線が被覆された電線部2bと、電線部2bの一端(根元被覆部2c)に設けられたコネクタ2aとを備える。電源ケーブル2は、コネクタ2aが、コンセント1aに接近する方向D1に向かってコンセント1aに差し込まれることで、電子装置1に接続される。電源ケーブル2は、コンセント1aに差し込まれたコネクタ2aが、コンセント1aから離れる方向D2に向かってコンセント1aから引き抜かれることで、電子装置1から取り外される。
電源ケーブル2が接続された電子装置1には、例えば、図1に示すようなケーブル固定具3Aが設けられる。ケーブル固定具3Aは、押さえ部材4と、押さえ部材4を支持する支持部材5とを備える。
押さえ部材4は、コンセント1a及びそれに差し込まれたコネクタ2aに対向する板部4a(第1板部の一例)と、板部4aから屈曲した板部4b(第2板部の一例)とを有する。図1では、コンセント1a及びコネクタ2aに対向する板部4aの端から方向D2に向かって屈曲し、方向D2に延在された板部4bを例示している。押さえ部材4は、後述のように、コンセント1a及びコネクタ2aに対向する板部4aがコネクタ2aに当接され、そのように当接された位置で板部4aから屈曲した板部4bが固定されることで、コンセント1aからのコネクタ2aの抜けを抑制する役割を果たす。
押さえ部材4には、板部4aがコネクタ2aに当接され、そのように当接された位置で板部4bが固定された状態において、コンセント1aからのコネクタ2aの抜けを抑制することのできる、所定の剛性を有する各種材料が用いられる。例えば、押さえ部材4には、樹脂材料が用いられる。このほか、押さえ部材4には、金属材料、セラミック材料若しくは炭素材料、又は、炭素材料やガラス材料のファイバーやクロスと樹脂材料との複合材料が用いられてもよい。
押さえ部材4には、1種の材料が用いられてもよいし、2種以上の材料が用いられてもよい。例えば、押さえ部材4には、板部4aと板部4bとに同じ種類の材料が用いられてもよいし、板部4aと板部4bとに異なる種類の材料が用いられてもよい。押さえ部材4には、1種の材料が用いられた単層板や、1種又は2種以上の材料が用いられた積層板が用いられてもよい。また、押さえ部材4は、必ずしも全体が一定の厚みであることを要しない。例えば、押さえ部材4は、板部4aと板部4bとが同じ厚みを有していてもよいし、板部4aと板部4bとが異なる厚みを有していてもよい。押さえ部材4或いはその板部4a及び板部4bの材料の種類及び厚みによって、押さえ部材4或いはその板部4a及び板部4bの剛性が調整されてもよい。
支持部材5は、電子装置1のコンセント1aに対して固定された位置に設けられ、押さえ部材4を支持する。支持部材5は、押さえ部材4の板部4bをその両面側から挟む支持具6及び支持具7を含む。支持具6は、押さえ部材4の板部4bの一方の面4baに対向する板部6b(第3板部の一例)を有する。支持具7は、押さえ部材4の板部4bの他方の面4bbに対向する板部7b(第5板部の一例)を有する。支持具6の板部6bと支持具7の板部7bとの間に、押さえ部材4の板部4bが挟まれる。
支持部材5は、支持具6の板部6bと支持具7の板部7bとの間に、押さえ部材4の板部4bを挟んだ状態で、押さえ部材4の板部4bを固定することができるようになっている。例えば、押さえ部材4の板部4bを挟んで支持具6の板部6bと支持具7の板部7bとがネジ止め等によって固定されることで、挟まれた板部4bが固定され、押さえ部材4が固定される。押さえ部材4は、板部4bの固定前には、その板部4bが、支持具6の板部6b若しくは支持具7の板部7bに沿って、又はそれらの間に挟まれた状態でそれらに沿って、方向D1,D2(押さえ部材4の板部4aとコネクタ2a及びコンセント1aとの対向方向)に摺動することができるようになっている。
支持具6及び支持具7には、押さえ部材4を支持することのできる、所定の剛性を有する各種材料が用いられる。例えば、支持具6及び支持具7には、金属材料が用いられる。このほか、支持具6及び支持具7には、金属材料、セラミック材料若しくは炭素材料、又は、炭素材料やガラス材料のファイバーやクロスと樹脂材料との複合材料が用いられてもよい。
支持具6及び支持具7にはそれぞれ、1種の材料が用いられてもよいし、2種以上の材料が用いられてもよい。例えば、支持具6には、1種の材料が用いられた単層板や、1種又は2種以上の材料が用いられた積層板が用いられてもよく、また、支持具7には、1種の材料が用いられた単層板や、1種又は2種以上の材料が用いられた積層板が用いられてもよい。支持具6及び支持具7の材料の種類及び厚みによって、支持具6及び支持具7の剛性が調整されてもよい。また、支持具6若しくは支持具7又はそれらの両方の材料の種類(少なくともそれらの表面の材料)によって、押さえ部材4の板部4bがそれに面する板部6b若しくは板部7b又はそれらの両方に沿って摺動される際の摩擦力が調整されてもよい。
ケーブル固定具3Aでは、押さえ部材4の板部4bが、支持具6の板部6b若しくは支持具7の板部7b又はそれらの両方に沿って、方向D1,D2に摺動されることで、コネクタ2aに対向する押さえ部材4の板部4aの位置が変化する。これにより、コネクタ2aと押さえ部材4の板部4aとの距離が変化する。図1には、このような板部4bの摺動による押さえ部材4の変位を太矢印で表している。ここで、図1には、或る位置の押さえ部材4(実線で表したもの)が、方向D1に摺動された時の一状態を鎖線P1で、方向D2に摺動された時の一状態を点線P2で、それぞれ図示している。例えば、押さえ部材4は、その板部4aが電源ケーブル2のコネクタ2a(電線部2b又はその根元被覆部2cとの段差)に当接するように、板部4bが摺動され、その当接された位置(鎖線P1の状態)で、板部4bがそれを挟む支持具6の板部6b及び支持具7の板部7bによって固定される。
ケーブル固定具3Aでは、支持部材5の支持具6の板部6b及び支持具7の板部7bが、電子装置1のコンセント1aに対して固定された位置に設けられる。押さえ部材4の板部4bが、このような支持部材5を摺動され、固定されることで、押さえ部材4の板部4aが、電源ケーブル2のコネクタ2aに当接する位置に固定される。コネクタ2aは、それに当接して固定された押さえ部材4の板部4aによって方向D1に押さえられ、方向D2への移動が規制されることで、コンセント1aからの抜けが抑制される。これにより、コネクタ2aがコンセント1aから抜けてしまうことによる停電が抑制される。
上記のように、ケーブル固定具3Aは、支持具6及び支持具7を用いて押さえ部材4が変位されて固定される機構を有する。そのため、図2(A)及び図2(B)に示すように、コンセント1aに差し込まれるコネクタ2aの寸法L1,L2(方向D1,D2の寸法)が変わっても、その寸法L1,L2に合わせて押さえ部材4の位置を調整し、その板部4aをコネクタ2aに当接させることができる。これにより、押さえ部材4で寸法L1や寸法L2のコネクタ2aを押さえ、いずれのコネクタ2aについてもそのコンセント1aからの抜けを抑制することができる。ケーブル固定具3Aによれば、コンセント1aに差し込まれる各種寸法のコネクタ2aをコンセント1a側に押さえ、コネクタ2aのコンセント1aからの抜け、及びそれによる停電を抑制することができる。
図3は第1の実施の形態に係るケーブル固定具の第2の例について説明する図である。図3には、ケーブル固定具の一例の要部側面図を模式的に示している。
電源ケーブル2が接続された電子装置1には、例えば、図3に示すようなケーブル固定具3Bが設けられてもよい。図3に示すケーブル固定具3Bは、コンセント1a及びそれに差し込まれたコネクタ2aに対向する板部4aの端から方向D1に向かって屈曲して方向D1に延在された板部4bを有する押さえ部材4を備える。このような押さえ部材4の、方向D1に延在された板部4bが、コンセント1aに対して固定された位置に設けられる支持部材5の、支持具6の板部6b及び支持具7の板部7bで挟まれる。押さえ部材4は、その板部4bが、支持具6の板部6b若しくは支持具7の板部7bに沿って、又はそれらの間に挟まれた状態でそれらに沿って摺動され、所定の位置に固定される。
ケーブル固定具3Bでは、押さえ部材4の板部4bが、支持具6の板部6b若しくは支持具7の板部7b又はそれらの両方に沿って、方向D1,D2に摺動されることで、図3に太矢印で表すように、押さえ部材4の板部4aが変位する。ここで、図3には、或る位置の押さえ部材4(実線で表したもの)が、方向D1に摺動された時の一状態を鎖線P1で、方向D2に摺動された時の一状態を点線P2で、それぞれ図示している。例えば、押さえ部材4は、その板部4aが電源ケーブル2のコネクタ2a(電線部2b又はその根元被覆部2cとの段差)に当接するように、板部4bが摺動され、その当接された位置(鎖線P1の状態)で、板部4bがそれを挟む支持具6の板部6b及び支持具7の板部7bによって固定される。
ケーブル固定具3Bでは、支持部材5の支持具6の板部6b及び支持具7の板部7bが、電子装置1のコンセント1aに対して固定された位置に設けられる。押さえ部材4の板部4bが、このような支持部材5を摺動され、固定されることで、押さえ部材4の板部4aが、電源ケーブル2のコネクタ2aに当接する位置に固定される。コネクタ2aは、それに当接して固定された押さえ部材4の板部4aによって方向D1に押さえられ、方向D2への移動が規制されることで、コンセント1aからの抜けが抑制される。これにより、コネクタ2aがコンセント1aから抜けてしまうことによる停電が抑制される。
上記ケーブル固定具3A(図1並びに図2(A)及び図2(B))と同様に、ケーブル固定具3B(図3)は、支持具6及び支持具7を用いて押さえ部材4が変位されて固定される機構を有する。そのため、コンセント1aに差し込まれるコネクタ2aの寸法(方向D1,D2の寸法)が変わっても、その寸法に合わせて押さえ部材4の位置を調整し、そのコネクタ2aのコンセント1aからの抜けを抑制することができる。ケーブル固定具3Bによっても、コンセント1aに差し込まれる各種寸法のコネクタ2aをコンセント1a側に押さえ、コネクタ2aのコンセント1aからの抜け、及びそれによる停電を抑制することができる。
尚、第1の実施の形態の説明では、電子装置1のコンセント1aに接続される電源ケーブル2のコネクタ2aに対してケーブル固定具3A又はケーブル固定具3Bを適用する例を示した。このほか、ケーブル固定具3A及びケーブル固定具3Bは、電源ケーブル2のコネクタ2aに限らず、各種電子装置のコンセントに接続される各種ケーブルのコネクタに対して適用することが可能である。
[第2の実施の形態]
一例として、データセンター等においてラックに搭載されて使用される電子装置と電源ケーブルとの接続、及びその電源ケーブルの抜けを抑制するケーブル固定具について説明する。
はじめに、ラックに搭載される電子装置と電源ケーブルとの接続及びケーブル固定具の一例(比較例)について、図4〜図7を参照して説明する。
図4はラックに搭載された電子装置とそれに接続された電源ケーブル及びケーブル固定具の一例を示す図である。図4には、電子装置とそれに接続された電源ケーブル及びケーブル固定具の一例の要部斜視図を模式的に示している。
ここでは電子装置として、PDU(Power Distribution Unit)を例にする。例えば、図4に示すように、PDU100は、ラック200のフレーム210の所定箇所に、ネジ止めによって固定され、搭載される。PDU100は、これに電源を供給するための主電源ケーブル300を備える。PDU100は、複数のコンセントを備える。図4には一例として、4つのコンセントが並設(連設)されたいわゆる4連コンセントのブロック110が2つ(合計でコンセントが8つ)設けられたPDU100を図示している。図4に示すPDU100には、4連コンセントの1つのブロック110につき4本(2つのブロック110の合計で8本)の電源ケーブル310が接続される。
各電源ケーブル310は、その一端に設けられるコネクタが、PDU100の各コンセントに差し込まれ、PDU100と接続される。電源ケーブル310の他端は、ラック200に搭載される他の電子装置(図示せず)と接続される。主電源ケーブル300からPDU100に電源が供給され、PDU100から各電源ケーブル310を通じて他の電子装置に電源が分配、供給される。図4の例では、4連コンセントのブロック110ごとに、PDU100のコンセントに差し込まれた電源ケーブル310のコネクタの抜けを抑制するためのケーブル固定具400が設けられる。
図5はコンセントの一例を示す図、図6はコネクタの一例を示す図である。図5(A)には、コンセントの一例の要部側面図を模式的に示している。図5(B)には、コンセントの一例の、コネクタが差し込まれる側から見た要部正面図を模式的に示している。図6(A)には、コネクタの一例の要部側面図を模式的に示している。図6(B)には、コネクタの一例の、コンセントに差し込む側から見た要部正面図を模式的に示している。
PDU100には、例えば、図5(A)及び図5(B)に示すようなコンセント111が設けられる。コンセント111は、図5(B)に示すように、凹部111aと、凹部111a内に設けられた3つの端子111bとを有する。このようなコンセント111が、4つ並設されて、上記のようなPDU100のブロック110に設けられる。
電源ケーブル310の電線部312の一端(根元被覆部312c)には、例えば、図6(A)及び図6(B)に示すようなコネクタ311が設けられる。コネクタ311は、図6(A)及び図6(B)に示すように、コンセント111の凹部111aに挿入される挿入部311aを有する。コネクタ311は、図6(B)に示すように、挿入部311a内に設けられ、コンセント111の3つの端子111bとそれぞれ接続される3つの端子311bを有する。このようなコネクタ311が、上記のようなPDU100のブロック110の、4つ並設されたコンセント111に、それぞれ差し込まれる。
例えば、コンセント111側の3つの端子111bがオス端子とされ、コネクタ311側の3つの端子311bがメス端子とされる。尚、コンセント111側の3つの端子111bがメス端子とされ、コネクタ311側の3つの端子311bがオス端子とされてもよい。
図7はケーブル固定具の一例を示す図である。図7(A)及び図7(B)にはそれぞれ、ケーブル固定具の一例の要部側面図を模式的に示している。
ケーブル固定具400は、例えば、図7(A)に示すように、PDU100のコンセント111とそれに差し込まれた電源ケーブル310のコネクタ311とに対向する板部411と、板部411からPDU100側に屈曲した板部412及び板部413とを有する。ケーブル固定具400は、ラック200のフレーム210、又はそれに搭載されたPDU100に接続され、固定される。コンセント111及びコネクタ311に対向する板部411に設けられる開口部414(図4)を通して、電源ケーブル310の電線部312が引き出される。図7(A)の例では、ケーブル固定具400の板部411が、コンセント111に差し込まれたコネクタ311(電線部312又はその根元被覆部312cとの段差)に対向するように位置されることで、コネクタ311のコンセント111からの抜けが抑制される。これにより、PDU100から電源ケーブル310を通じて電源の供給を受ける電子装置の停電が抑制される。
上記図7(A)に示したようなケーブル固定具400では、コンセント111に対して板部411の位置が固定される。そのため、ケーブル固定具400は、コンセント111に差し込んだ時にコンセント111と板部411との間に収まる寸法のコネクタ311を有する電源ケーブル310が用いられる場合、コネクタ311のコンセント111からの抜けを有効に抑制し得る。しかし、PDU100に接続可能な電源ケーブル310には、コネクタ311の寸法、例えば、上記図6(A)に示したような寸法Lを、様々な値にしたものが存在する。
ここで、上記図4に示したような4連コンセントの1つのブロック110につき、上記図4及び図7(A)に示したようなケーブル固定具400を1つ用いる場合について考える。この場合、1つのブロック110の4連のコンセント111には、コンセント111に差し込んだ時にコンセント111と板部411との間に収まる同じ寸法のコネクタ311を用いることを要してしまう。そのため、PDU100に接続する電源ケーブル310の種類が、同じ寸法のコネクタ311を有するものに限定されてしまう。
コンセント111及びそれに差し込まれるコネクタ311の各組についてそれぞれ、コネクタ311の寸法に合わせたケーブル固定具400を設けることも、技術的には可能である。しかし、この場合には、例えば、図7(B)に示すように、コンセント111に差し込むコネクタ311毎に、その寸法に合わせたケーブル固定具400を別途準備することを要してしまう。更に、コンセント111に差し込むコネクタ311毎に、準備したそのケーブル固定具400の取り付け作業を行うことを要してしまう。
また、別の手法として、PDUのコンセント付近にケーブルクランプを設け、コンセントに差し込まれた電源ケーブルのコネクタを、ケーブルクランプによって固定することも考えられる。しかし、このような手法では、コンセント付近にケーブルクランプの設置領域を確保することを要し、複数のコンセント同士を狭いピッチで並設させることが難しくなる。各コンセント付近にケーブルクランプの設置領域を確保して複数のコンセントを並設させると、コンセント間のピッチが広がるため、PDUに設けることのできるコンセントの数が減少してしまう。即ち、PDUに接続してPDUから電源を供給することのできる電子装置の数が減少してしまう。また、各コンセント付近にケーブルクランプの設置領域を確保してコンセント間のピッチを広げつつ、コンセントの数を確保するために、PDUを大型化すると、PDUと共にラックに搭載することのできる電子装置の数が減少してしまう。
上記のような点に鑑み、第2の実施の形態では、ケーブル固定具として、次の図8〜図10に示すような構成を有するものを採用する。
図8〜図10は第2の実施の形態に係るケーブル固定具の一例について説明する図である。図8には、ケーブル固定具の一例の要部側面図を模式的に示している。図9には、ケーブル固定具の一例の要部上面図を模式的に示している。図10には、ケーブル固定具の一例の要部正面図を模式的に示している。
図8〜10に示すように、PDU10(電子装置)には、他の電子装置に電源を供給するための電源ケーブル20が接続される。PDU10は、その本体12に設けられたコンセント11、ここでは一例として4連のコンセント11(図9及び図10)を備える。各コンセント11に、電源ケーブル20が接続される。PDU10のコンセント11には、上記図5に例示したような構成を有するものを採用することができる。
電源ケーブル20は、電線部22の一端(根元被覆部22c)に設けられたコネクタ21を備える。電源ケーブル20のコネクタ21には、上記図6に例示したような構成を有するものを採用することができる。電源ケーブル20は、コネクタ21が、コンセント11に接近する方向D1に向かってコンセント11に差し込まれることで、PDU10に接続される。電源ケーブル20は、コンセント11に差し込まれたコネクタ21が、コンセント11から離れる方向D2に向かってコンセント11から引き抜かれることで、PDU10から取り外される。
電源ケーブル20が接続されたPDU10に、図8〜図10に示すようなケーブル固定具30が設けられる。ケーブル固定具30は、押さえ40(押さえ部材)と、押さえ40を支持する支持金具50(支持部材)とを備える。
押さえ40は、PDU10の4つのコンセント11及びそれらに差し込まれる4つの電源ケーブル20のコネクタ21の各組についてそれぞれ設けられる(図9及び図10)。押さえ40は、コンセント11及びそれに差し込まれたコネクタ21に対向する板部41(第1,第7板部の一例)と、板部41から屈曲した板部42(第2,第8板部の一例)とを有する。板部42には、板部41から屈曲して方向D2に延在された部位42aと、その部位42aの方向D2端から更に屈曲してコンセント11及びコネクタ21に対向する部位42bとが含まれる。押さえ40には、樹脂材料が用いられる。押さえ40の、板部42の所定の領域の表面には、それが屈曲される方向(屈曲方向)と直交する方向に延在される複数の切り欠き部42c(凹部)が設けられる。押さえ40の板部42上には、所定の高さで突出するつまみ43が設けられる。押さえ40の板部41及び板部42には、コネクタ21に繋がる電線部22を通すための開口部44(図10)が設けられる。
支持金具50は、押さえ40の板部42をその両面側から挟む固定金具60(支持具)及び押さえ金具70(支持具)を含む。固定金具60及び押さえ金具70はそれぞれ、複数の押さえ40に対して1つ設けられ、一対の固定金具60及び押さえ金具70に複数の押さえ40の板部42が挟まれる(図9及び図10)。押さえ40は、その板部42を固定金具60及び押さえ金具70で挟む支持金具50によって支持される。
固定金具60は、押さえ40の板部42の一方の面40aに対向する板部62(第3板部の一例)と、板部62の方向D2端で屈曲してコンセント11及びコネクタ21に対向する板部61(第4板部の一例)と、板部61の下方端で屈曲して方向D1に延在される板部63とを有する。固定金具60の板部62及び板部61には、コネクタ21に繋がる電線部22を通すための開口部64(図10)が設けられる。固定金具60には、例えば、金属材料が用いられる。固定金具60は、PDU10が搭載されるラック、又はPDU10に固定される。
押さえ金具70は、押さえ40の板部42の他方の面(面40aと反対側の面)40bに対向する板部72(第5板部の一例)と、板部72の方向D2端で屈曲してコンセント11及びコネクタ21(並びに固定金具60の板部61)に対向する板部71(第6板部の一例)とを有する。押さえ金具70の板部72には、押さえ40の板部42上に設けられたつまみ43に対応する位置に、つまみ43を方向D1,D2に変位させることのできる開口サイズの開口部73(図9)が設けられる。つまみ43は、例えば、開口部73を貫通して板部72の表面から突出するような高さで設けられる。押さえ金具70の板部71には、コネクタ21に繋がる電線部22を通すための開口部74(図10)が設けられる。押さえ金具70には、金属材料が用いられる。押さえ金具70は、ネジ止めによって固定金具60に固定される。
押さえ40は、その板部42が、固定金具60の板部62と押さえ金具70の板部72との間に挟まれる。押さえ40の板部42は、押さえ金具70がネジ止めによって固定金具60に固定されることで、それらの板部72と板部62との間に挟まれて固定される。押さえ40は、押さえ金具70の固定金具60へのネジ止めによる固定前は、板部42が固定金具60の板部62に沿って、又は仮止めされた固定金具60の板部62と押さえ金具70の板部72とに沿って、方向D1,D2(押さえ40の板部41とコネクタ21との対向方向)に摺動可能とされる。押さえ40の板部41は、コンセント11に差し込まれたコネクタ21(電線部22又はその根元被覆部22cとの段差)に当接される。押さえ40の板部41がコネクタ21に当接された状態で、押さえ金具70が固定金具60にネジ止めによって固定されることで、それらに挟まれる板部42が固定され、押さえ40の位置が固定される。
押さえ40は、コンセント11に差し込まれるコネクタ21の寸法L3に合わせて、例えば板部42が摺動され、板部41がコネクタ21に当接する位置に調整され、固定される。ここでは図9のように、各コンセント11に、鎖線で表した寸法L3のコネクタ21を有する電源ケーブル20、それに対して大きな寸法のコネクタ21を有する電源ケーブル20、小さな寸法のコネクタ21を有する電源ケーブル20が接続されたものを例示している。ケーブル固定具30では、押さえ40の調整により、各種寸法のコネクタ21の固定に対応することが可能になっている(図9及び図10)。
ケーブル固定具30について更に説明する。
まず、ケーブル固定具30の押さえ40について述べる。
図11及び図12は第2の実施の形態に係るケーブル固定具の押さえの一例について説明する図である。図11(A)には、押さえの一例の側面図を模式的に示し、図11(B)には、押さえの一例の上面図を模式的に示し、図11(C)には、押さえの一例の正面図を模式的に示している。図12(A)には、屈曲前の押さえの一例の側面図を模式的に示し、図12(B)及び図12(C)にはそれぞれ、屈曲された押さえの一例の側面図を模式的に示している。
ケーブル固定具30の押さえ40は、硬化した状態で所定の剛性を有する樹脂材料を用いて形成される。押さえ40は、図11(A)〜図11(C)に示すように、板部41と、板部41から屈曲した板部42とを有する。板部41が、上記PDU10のコンセント11及びそれに差し込まれた上記電源ケーブル20のコネクタ21に対向される。板部41及び板部42には、コネクタ21に繋がる電線部22を通すための開口部44(図11(C))が設けられる。板部42は、板部41から屈曲した部位42aと、その部位42aから更に屈曲した部位42bとを含む。板部42には、屈曲方向と直交する方向に延在される複数の切り欠き部42cが設けられる。板部42は、複数の切り欠き部42cのうちの、いずれかの箇所の切り欠き部42cに沿って屈曲され、屈曲された一方の側が部位42aとなり、屈曲された他方の側が部位42bとなる。板部42(その部位42a)上には、つまみ43が設けられる。つまみ43は、板部42の、切り欠き部42cに沿って屈曲される箇所の調整に用いられる。
切り欠き部42cに沿って屈曲される前、押さえ40は、例えば、図12(A)に示すように、側面視で、板部41とそこから屈曲する板部42とで形成されるL字状とされる。板部42は、切り欠き部42cに沿って所定の箇所で屈曲されることで、例えば、図12(B)又は図12(C)に示すように、側面視で、板部41と板部42の部位42a及び部位42bとで形成されるU字状(又はコ字状)とされる。板部42は、切り欠き部42cに沿って屈曲される箇所が調整されることで、当該箇所から板部41までの距離、即ち部位42aの長さが調整されるようになっている。例えば、図12(A)に示すような状態から、比較的板部41に近い切り欠き部42cの箇所で板部42が屈曲されると、図12(B)に示すような、当該箇所から板部41までの距離(部位42aの長さ)が比較的短い押さえ40が得られる。また、図12(A)に示すような状態から、比較的板部41から遠い切り欠き部42cの箇所で板部42が屈曲されると、図12(C)に示すような、当該箇所から板部41までの距離(部位42aの長さ)が比較的長い押さえ40が得られる。押さえ40は、板部42の屈曲される箇所が調整可能とされていることで、各種寸法のコネクタ21への板部41の当接が可能になっている。
続いて、ケーブル固定具30の固定金具60について述べる。
図13は第2の実施の形態に係るケーブル固定具の固定金具の一例について説明する図である。図13(A)には、固定金具の一例の側面図を模式的に示し、図13(B)には、固定金具の一例の上面図を模式的に示し、図13(C)には、固定金具の一例の正面図を模式的に示している。
ケーブル固定具30の固定金具60は、所定の剛性を有する金属材料を用いて形成される。固定金具60は、図13(A)〜図13(C)に示すように、板部62と、板部62から屈曲した板部61と、板部61から更に屈曲した板部63とを有する。板部62が、上記押さえ40の板部42の面40aに対向され、板部61が、上記PDU10のコンセント11及びそれに差し込まれた上記電源ケーブル20のコネクタ21に対向される。板部62及び板部61には、コネクタ21に繋がる電線部22を通すための開口部64(この例では4連のコンセント11に対応した4つ。図13(B)及び図13(C))が設けられる。板部61には、固定金具60に押さえ金具70をネジ止めによって固定するためのネジ穴65(この例では2つ。図13(C))が設けられる。尚、図13(A)及び図13(B)には、ネジ穴65が設けられる位置のみを鎖線で図示している。
続いて、ケーブル固定具30の押さえ金具70について述べる。
図14は第2の実施の形態に係るケーブル固定具の押さえ金具の一例について説明する図である。図14(A)には、押さえ金具の一例の側面図を模式的に示し、図14(B)には、押さえ金具の一例の上面図を模式的に示し、図14(C)には、押さえ金具の一例の正面図を模式的に示している。
ケーブル固定具30の押さえ金具70は、所定の剛性を有する金属材料を用いて形成される。押さえ金具70は、図14(A)〜図14(C)に示すように、板部72と、板部72から屈曲した板部71とを有する。板部72が、上記押さえ40の板部42の面40bに対向され、板部71が、上記PDU10のコンセント11及びそれに差し込まれた上記電源ケーブル20のコネクタ21に対向される。板部72には、押さえ40の板部42上に設けられたつまみ43に対応する位置に開口部73(この例では4連のコンセント11に対応した4つ。図14(B))が設けられる。板部71には、コネクタ21に繋がる電線部22を通すための開口部74(この例では4連のコンセント11に対応した4つ。図14(C))が設けられる。板部71には、固定金具60のネジ穴65に対応する位置に、固定金具60に押さえ金具70をネジ止めによって固定するためのネジ穴75(この例では2つ。図14(C))が設けられる。尚、図14(A)及び図14(B)には、ネジ穴75が設けられる位置のみを鎖線で図示している。板部71には更に、固定金具60と押さえ金具70との間に挟まれる押さえ40の厚みに相当する厚みのスペーサ76が設けられてもよい。
上記図8〜図14に示したような構成を有するケーブル固定具30では、固定された位置に設けられる固定金具60上に、押さえ40が設けられ、その押さえ40を挟んで押さえ金具70が固定金具60にネジ止めされる。押さえ40は、コンセント11に差し込まれるコネクタ21の寸法に合わせて、板部42の屈曲される位置(切り欠き部42cの箇所)が調整され、板部41がコネクタ21に当接される。板部42の屈曲される位置の調整、及び板部41のコネクタ21への当接は、PDU10の各コンセント11に差し込まれるコネクタ21について、それぞれの寸法に合わせて、行われる。ケーブル固定具30では、PDU10の各コンセント11に差し込まれるコネクタ21の寸法が異なっていても、各コネクタ21をそれぞれ、当接される押さえ40の板部41によってコンセント11側に押さえることができる。ケーブル固定具30によれば、コンセント11に差し込まれる各種寸法のコネクタ21をコンセント11側に押さえて、コネクタ21のコンセント11からの抜けを抑制することができる。
次に、PDU10に接続される電源ケーブル20を、上記のようなケーブル固定具30を用いて固定する方法について、図15〜図21を参照して説明する。
図15〜図21は第2の実施の形態に係るケーブル固定具を用いた固定方法について説明する図である。
図15は固定金具が設けられたPDUの一例を示す図であって、図15(A)は側面図、図15(B)は上面図、図15(C)は正面図である。図16はPDUに設けられる固定金具の一例を示す図であって、図16(A)は側面図、図16(B)は上面図、図15(C)は正面図である。
例えば、図15(A)〜図15(C)に示すように、本体12に繋がる主電源ケーブル13を備えたPDU10が、ラック80のフレーム81にネジ止めによって取り付けられ、搭載される。ここでは一例として、4つのコンセント11が並設された4連コンセントのブロックが2箇所(ブロック14,15)に設けられたPDU10を図示している。例えば、ラック80には、19インチラックが用いられ、その単位規格高さである1U(44.45mm)の高さのPDU10が搭載される。
例えば、PDU10が搭載されるラック80のフレーム81に、固定金具60が取り付けられる。固定金具60には、PDU10のコンセント11の各ブロック14,15について上記図13(A)〜図13(C)で述べたような構成を有する、図16(A)〜図16(C)に示すようなものが用いられる。図16(A)〜図16(C)に示す固定金具60は、各ブロック14,15に対応して、板部62と、そこから屈曲した板部61と、そこから更に屈曲した板部63と、電源ケーブル20を通す開口部64と、押さえ金具70を固定するネジ穴65とを有する。固定金具60は、側方に張り出すように設けられた、ネジ穴66aを有する張り出し部66で、PDU10と共にラック80のフレーム81にネジ止めされる。
図16(A)〜図16(C)に示すような固定金具60が準備され、準備された固定金具60が、PDU10と共にラック80のフレーム81に固定されることで、図15(A)〜図15(C)に示すような状態が得られる。
このほか、固定金具60は、PDU10の一部として、予めPDU10と一体に作り込まれていてもよい。このように予め固定金具60が一体に作り込まれたPDU10がラック80に搭載されることで、図15(A)〜図15(C)に示したのと同様の状態が得られてもよい。
図17はPDUに電源ケーブルが接続された状態の一例を示す図であって、図17(A)は側面図、図17(B)は上面図、図17(C)は正面図である。
図17(A)〜図17(C)では、PDU10の上記2箇所のブロック14,15のうちの一方のブロック14に着目している。また、図17(A)〜図17(C)では、ラック80のフレーム81の図示は省略している。
固定金具60が設けられたPDU10の各コンセント11に、図17(A)〜図17(C)に示すように、電源ケーブル20のコネクタ21が差し込まれる。ここでは一例として、PDU10の一部のコンセント11に、コネクタ21の寸法の異なる電源ケーブル20が接続された状態を図示している。即ち、この例では、図17(B)に鎖線で示すように、ブロック14の4つのコンセント11のうち、両端のコンセント11には同じ寸法のコネクタ21を有する電源ケーブル20が接続されている。ブロック14の残り2つのコンセント11のうち、一方には、他の電源ケーブル20に比べて大きな寸法のコネクタ21を有する電源ケーブル20が接続され、他方には、他の電源ケーブル20に比べて小さな寸法のコネクタ21を有する電源ケーブル20が接続される。
各コンセント11にコネクタ21が差し込まれる電源ケーブル20の電線部22は、固定金具60に設けられた開口部64を通されて引き出される。
図18は押さえが設けられた状態の一例を示す図であって、図18(A)は側面図、図18(B)は上面図、図18(C)は正面図である。
図18(A)〜図18(C)では、PDU10の上記2箇所のブロック14,15のうちの一方のブロック14に着目している。また、図18(A)〜図18(C)では、ラック80のフレーム81の図示は省略し、図18(A)では、固定金具60の側板(図17(A))の図示を省略している。
固定金具60が設けられ、コンセント11に電源ケーブル20のコネクタ21が差し込まれたPDU10の、その固定金具60上に、図18(A)〜図18(C)に示すように、各コネクタ21に対応して、押さえ40が設けられる。押さえ40には、上記図11(A)〜図11(C)及び図12(A)〜図12(C)で述べたような構成を有するものが用いられる。押さえ40は、板部41と、板部41から屈曲した板部42と、板部42に設けられた切り欠き部42c及びつまみ43と、電源ケーブル20を通す開口部44とを有する。
固定金具60上の押さえ40は、コンセント11に差し込まれたコネクタ21の寸法に合わせて、板部42の屈曲される位置(切り欠き部42cの箇所)が調整され、板部41がコネクタ21(電線部22の根元被覆部22cとの段差)に当接される。板部42の屈曲される位置の調整は、例えば、つまみ43を用いて行われる。コンセント11にコネクタ21が差し込まれた電源ケーブル20の電線部22は、押さえ40に設けられた開口部44を通される。
押さえ40(その板部41)をコネクタ21に当接させる方法の例の詳細は後述する(図20及び図21等)。
図19は押さえ金具が設けられた状態の一例を示す図であって、図19(A)は側面図、図19(B)は上面図、図19(C)は正面図である。
図19(A)〜図19(C)では、PDU10の上記2箇所のブロック14,15のうちの一方のブロック14に着目している。また、図19(A)〜図19(C)では、ラック80のフレーム81の図示は省略し、図19(A)では、固定金具60の側板(図17(A))の図示を省略している。
固定金具60上に設けられた押さえ40の上に、図19(A)〜図19(C)に示すように、押さえ金具70が設けられる。押さえ金具70には、上記図14(A)〜図14(C)で述べたような構成を有するものが用いられる。押さえ金具70は、板部72と、板部72から屈曲した板部71と、押さえ40のつまみ43に対応する開口部73と、電源ケーブル20を通す開口部74と、押さえ金具70を固定するネジ穴75と、押さえ40の厚み相当のスペーサ76とを有する。但し、便宜上、図19(A)〜図19(C)では、スペーサ76の図示を省略している。
押さえ金具70は、各コネクタ21に対応して設けられた押さえ40のつまみ43が開口部73から露出するように、固定金具60上の押さえ40の上に設けられる。押さえ金具70は、そのネジ穴75とそれに対応して設けられた固定金具60のネジ穴65とが用いられ、固定金具60にネジ止めされる。押さえ金具70に、押さえ40の厚みと同じか又は同程度の厚みのスペーサ76が設けられていると、押さえ40を挟んで固定金具60に押さえ金具70をネジ止めする際の過剰なネジの締め付け、締め付け箇所による不均一な荷重の印加が抑制される。ネジ止めによって押さえ金具70が固定金具60に固定されることで、それらの間に挟まれる押さえ40の位置が固定される。
押さえ40の板部41をコネクタ21に当接させた状態で、ネジ止めによって押さえ金具70が固定金具60に固定されることで、押さえ40でコネクタ21をコンセント11側に押さえるケーブル固定具30が実現される。このケーブル固定具30により、コネクタ21のコンセント11から抜ける方向への移動が、押さえ40で規制され、コネクタ21のコンセント11からの抜けが抑制される。ネジ止めによる固定前に予め、各コンセント11に差し込まれたコネクタ21の寸法に合わせて、押さえ40の板部41をコネクタ21に当接させておくことで、図19(A)〜図19(C)に示すような各種寸法のコネクタ21の抜けが、ケーブル固定具30で抑制される。
ここで、押さえ40(その板部41)をコネクタ21に当接させる方法の例について述べる。
図20は押さえをコネクタに当接させる方法の第1の例について説明する図である。図20(A)には、固定金具上に押さえを設ける工程の一例の要部側面図を模式的に示している。図20(B)には、コネクタに押さえを当接させる工程の一例の要部側面図を模式的に示している。図20(C)には、固定金具に押さえ金具を固定する工程の一例の要部側面図を模式的に示している。
この第1の例では、まず、図20(A)に示すように、上記のように固定金具60が設けられてコンセント11に電源ケーブル20のコネクタ21が差し込まれたPDU10を得た状態(図17(A))から、その固定金具60上に、押さえ40が設けられる。この時、固定金具60上に設けられる押さえ40の板部41は、コネクタ21に当接されていることを要しない。図20(A)には一例として、押さえ40の板部41が、コネクタ21から離れて位置している状態を図示している。
固定金具60上に押さえ40が設けられた状態から、押さえ40の位置が調整され、図20(B)に示すように、その板部41がコネクタ21(電線部22の根元被覆部22cとの段差)に当接される。押さえ40の位置の調整には、つまみ43が用いられ、つまみ43が押さえ40とコンセント11との対向方向に変位されることで、押さえ40の板部42が固定金具60上を摺動される。押さえ40は、板部42が固定金具60上を摺動される際、固定金具60の板部62と板部61との屈曲部に対応する切り欠き部42cの箇所で順次屈曲される。押さえ40の板部41は、板部42の固定金具60上の摺動に伴って変位する。例えば、図20(A)に示したような状態から、図20(B)に示すように、押さえ40の板部42が、つまみ43でコネクタ21側に向かって固定金具60上を摺動され、それに伴って板部41がコネクタ21側に変位されて、板部41がコネクタ21に当接される。このような板部41の当接が、PDU10の各コンセント11に差し込まれたコネクタ21についてそれぞれ、各コネクタ21の寸法に合わせて、行われる。
そして、押さえ40の板部41がコネクタ21に当接された状態から、図20(C)に示すように、固定金具60上の押さえ40の上に、つまみ43を開口部73(図19等)から露出させて、押さえ金具70が設けられる。押さえ金具70は、ネジ止めによって固定金具60に固定される。押さえ金具70がネジ止めによって固定金具60に固定されることで、押さえ40は、その板部41がコネクタ21に当接された位置で、固定される。このようにして押さえ40の位置が固定されることで、コネクタ21は、板部41が当接する押さえ40でコンセント11側に押さえられ、コンセント11からの抜けが抑制される。
例えば、この第1の例に示すような方法(図20(A)〜図20(C))が用いられ、押さえ40の位置が調整され、その板部41がコネクタ21に当接される。
また、図21は押さえをコネクタに当接させる方法の第2の例について説明する図である。図21(A)には、固定金具上に押さえを設ける工程の一例の要部側面図を模式的に示している。図21(B)には、押さえ上に押さえ金具を設ける工程の一例の要部側面図を模式的に示している。図21(C)には、コネクタに押さえを当接させる工程の一例の要部側面図を模式的に示している。
この第2の例では、まず、図21(A)に示すように、固定金具60が設けられたPDU10のコンセント11に電源ケーブル20のコネクタ21が差し込まれた状態(図17(A))から、その固定金具60上に、押さえ40が設けられる。この時、固定金具60上に設けられる押さえ40の板部41は、コネクタ21に当接されていることを要しない。図21(A)には一例として、押さえ40の板部41が、コネクタ21から離れて位置している状態を図示している。
固定金具60上に押さえ40が設けられた状態から、図21(B)に示すように、固定金具60上の押さえ40の上に、つまみ43が開口部73(図19等)から露出するように、押さえ金具70が設けられる。この時、押さえ金具70は、固定金具60との間に挟まれる押さえ40をつまみ43で摺動させることができるように、押さえ40上に設けられる。例えば、押さえ金具70は、固定金具60との間に押さえ40が挟まれた状態で、ネジ等で固定金具60に仮止めされる。或いは、押さえ金具70は、押さえ40上に乗せただけの状態で設けられてもよい。
固定金具60上の押さえ40の上に押さえ金具70が設けられた状態から、押さえ40の位置が調整され、図21(C)に示すように、その板部41がコネクタ21(電線部22の根元被覆部22cとの段差)に当接される。押さえ40の位置の調整には、つまみ43が用いられ、つまみ43が押さえ40とコンセント11との対向方向に変位されることで、押さえ40の板部42が固定金具60と押さえ金具70との間を摺動される。押さえ40は、板部42が固定金具60と押さえ金具70との間を摺動される際、固定金具60の板部62と板部61との屈曲部、及び押さえ金具70の板部72と板部71との屈曲部に対応する切り欠き部42cの箇所で順次屈曲される。押さえ40の板部41は、板部42の固定金具60と押さえ金具70との間の摺動に伴って変位する。例えば、図21(B)に示したような状態から、図21(C)に示すように、押さえ40の板部42が、つまみ43でコネクタ21側に向かって固定金具60と押さえ金具70との間を摺動される。それに伴い押さえ40の板部41がコネクタ21側に変位されて、板部41がコネクタ21に当接される。このような板部41の当接が、PDU10の各コンセント11に差し込まれたコネクタ21についてそれぞれ、各コネクタ21の寸法に合わせて、行われる。
そして、押さえ40の板部41がコネクタ21に当接された状態から、上記同様、押さえ金具70がネジ止めによって固定金具60に固定される。押さえ金具70がネジ止めによって固定金具60に固定されることで、押さえ40は、その板部41がコネクタ21に当接された位置で、固定される。このようにして押さえ40の位置が固定されることで、コネクタ21は、板部41が当接する押さえ40でコンセント11側に押さえられ、コンセント11からの抜けが抑制される。
例えば、この第2の例に示すような方法(図21(A)〜図21(C))が用いられ、押さえ40の位置が調整され、その板部41がコネクタ21に当接される。
ここでは、押さえ40が、押さえ金具70の固定金具60へのネジ止めによる固定前に、板部42が固定金具60の板部62に沿って(第1の例)、又は仮止めされた固定金具60の板部62と押さえ金具70の板部72とに沿って(第2の例)、摺動される方法を例示した。このほか、切り欠き部42cの箇所で屈曲された押さえ40が、その屈曲形状を保持するようなものであれば、押さえ40を、固定金具60上に設ける前に予め、コネクタ21の寸法に合わせ、それに板部41が当接する切り欠き部42cの箇所で屈曲させてもよい。このように予め屈曲させた押さえ40を、固定金具60上に設け、押さえ40上に押さえ金具70を設けてこれをネジ止めによって固定金具60に固定することで、コネクタ21が押さえ40によってコンセント11側に押さえられる構造を得ることもできる。
以上説明したように、第2の実施の形態に係るケーブル固定具30によれば、押さえ40が、PDU10のコンセント11に差し込まれた電源ケーブル20のコネクタ21に板部41を当接させた状態で、固定金具60及び押さえ金具70によって固定される。これにより、コネクタ21が押さえ40によってコンセント11側に押さえられ、コネクタ21のコンセント11からの抜けが抑制される。コネクタ21のコンセント11からの抜けが抑制されることで、PDU10から電源ケーブル20を通じて電源の供給を受ける他の電子装置の停電が抑制される。
また、ケーブル固定具30では、コネクタ21の寸法に合わせて押さえ40の位置が調整可能であり、各種寸法のコネクタ21に押さえ40の板部41が当接され、コネクタ21のコンセント11からの抜け、及びそれによる停電が抑制される。このようにケーブル固定具30は、各種寸法のコネクタ21に対応可能であるため、PDU10に使用される電源ケーブル20の種類がコネクタ21の寸法によって限定されることが回避される。また、コネクタ21の寸法が異なる電源ケーブル20が使用される場合でも、各電源ケーブル20(そのコネクタ21)用の固定具の準備、及び電源ケーブル20(そのコネクタ21)毎の固定具の取り付け作業が回避される。また、ケーブル固定具30では、PDU10についてその複数のコンセント11の配置を変更すること、例えばケーブルクランプを設ける場合のようにコンセント間ピッチを広げることを要しない。そのため、PDU10のコンセント11の数の減少、接続可能な電子装置数の減少が回避され、或いは、PDU10の大型化、ラック80に搭載可能な電子装置数の減少が回避される。ケーブル固定具30では、複数のコンセント11が狭いピッチで並設される場合でも、各々に差し込まれるコネクタ21をその寸法に合わせて押さえ40で押さえることができ、各種寸法のコネクタ21のコンセント11からの抜けを抑制することができる。
尚、第2の実施の形態の説明では、PDU10のコンセント11に接続される電源ケーブル20のコネクタ21に対してケーブル固定具30を適用する例を示した。このほか、ケーブル固定具30は、PDU10に限らず、PDU10が電源の供給を受ける電子装置やその他の各種電子装置のコンセントに接続される電源ケーブル20のコネクタ21に対して適用することが可能である。また、ケーブル固定具30は、電源ケーブル20のコネクタ21に限らず、各種電子装置のコンセントに接続される各種ケーブルのコネクタに対して適用することが可能である。
以上説明した実施の形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 第1コンセントと前記第1コンセントに差し込まれた第1ケーブルの第1コネクタとに対向する第1板部と、前記第1板部から、前記第1板部と前記第1コンセントとの対向方向の一方側に屈曲した第2板部とを有する第1押さえ部材と、
前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能な支持部材と
を含むことを特徴とするケーブル固定具。
(付記2) 前記支持部材は、未固定の前記第2板部を、前記対向方向に摺動可能に支持することを特徴とする付記1に記載のケーブル固定具。
(付記3) 前記支持部材は、
前記第2板部の一方の面側に設けられた第1支持具と、
前記第2板部の他方の面側に設けられた第2支持具と
を含み、
前記第1押さえ部材は、前記第2板部が前記第1支持具と前記第2支持具とによって挟まれることを特徴とする付記1又は2に記載のケーブル固定具。
(付記4) 前記第1支持具は、前記対向方向のうち前記第1板部が前記第1コネクタから離れる第1方向に延在した第3板部と、前記第3板部の前記第1方向端で屈曲して前記第1板部に対向する第4板部とを有し、
前記第2支持具は、前記第1方向に延在した第5板部と、前記第5板部の前記第1方向端で屈曲して前記第1板部に対向する第6板部とを有し、
前記第2板部は、前記第1板部から前記第1方向に延在して前記第3板部と前記第5板部との間に挟まれる第1部位と、前記第1部位から屈曲して前記第4板部と前記第6板部との間に挟まれる第2部位とを有することを特徴とする付記3に記載のケーブル固定具。
(付記5) 前記第2板部は、前記第1支持具と前記第2支持具との間に挟まれる領域のうちの一の箇所で屈曲可能な屈曲部を有し、屈曲される前記一の箇所に対して一方の側が前記第1部位となり、他方の側が前記第2部位となることを特徴とする付記4に記載のケーブル固定具。
(付記6) 前記屈曲部は、前記第2板部の表層に設けられ、前記第2板部の屈曲される方向と直交する第2方向に延在し、各々が前記第2板部の屈曲される前記一の箇所として屈曲可能な複数の切り欠き部を有することを特徴とする付記5に記載のケーブル固定具。
(付記7) 前記第1板部は、前記第2板部の屈曲される前記一の箇所が調整されることによって、前記第1コネクタに当接する位置に調整されることを特徴とする付記5又は6に記載のケーブル固定具。
(付記8) 前記第2支持具は、前記第5板部に設けられた開口部を有し、
前記第1押さえ部材は、前記第2板部上に設けられ、前記開口部から露出し、前記第2板部の屈曲される前記一の箇所を調整するためのつまみを有することを特徴とする付記5乃至7のいずれかに記載のケーブル固定具。
(付記9) 前記第1コンセントに並設された第2コンセントと前記第2コンセントに差し込まれた第2ケーブルの第2コネクタとに対向する第7板部と、前記第7板部から前記対向方向の前記一方側に屈曲した第8板部とを有する第2押さえ部材を更に含み、
前記支持部材は、前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能であり、且つ、前記第2押さえ部材を支持し、前記第7板部が前記第2コネクタに当接する位置で前記第8板部を固定可能であることを特徴とする付記1乃至8のいずれかに記載のケーブル固定具。
(付記10) 第1コンセントと、
前記第1コンセントに差し込まれた第1コネクタを有する第1ケーブルと、
前記第1ケーブルを固定するケーブル固定具と
を備え、
前記ケーブル固定具は、
前記第1コンセントと前記第1コネクタとに対向する第1板部と、前記第1板部から、前記第1板部と前記第1コンセントとの対向方向の一方側に屈曲した第2板部とを有する第1押さえ部材と、
前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能な支持部材と
を含むことを特徴とする電子装置。
(付記11) 前記第1コンセントに並設された第2コンセントと、
前記第2コンセントに差し込まれた第2コネクタを有する第2ケーブルと
を更に備え、
前記ケーブル固定具は、前記第2コンセントと前記第2コネクタとに対向する第7板部と、前記第7板部から前記対向方向の前記一方側に屈曲した第8板部とを有する第2押さえ部材を更に含み、
前記支持部材は、前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能であり、且つ、前記第2押さえ部材を支持し、前記第7板部が前記第2コネクタに当接する位置で前記第8板部を固定可能であることを特徴とする付記10に記載の電子装置。
(付記12) 前記第1コネクタと前記第2コネクタとは、前記対向方向の寸法が異なることを特徴とする付記11に記載の電子装置。
1 電子装置
1a,11,111 コンセント
1b,12 本体
2,20,310 電源ケーブル
2a,21,311 コネクタ
2b,22,312 電線部
2c,22c,312c 根元被覆部
3A,3B,30,400 ケーブル固定具
4 押さえ部材
4a,4b,6b,7b,41,42,61,62,63,71,72,411,412,413 板部
4ba,4bb,40a,40b 面
5 支持部材
6,7 支持具
10,100 PDU
13,300 主電源ケーブル
14,15,110 ブロック
40 押さえ
42a,42b 部位
42c 切り欠き部
43 つまみ
44,64,73,74,414 開口部
50 支持金具
60 固定金具
65,66a,75 ネジ穴
66 張り出し部
70 押さえ金具
76 スペーサ
80,200 ラック
81,210 フレーム
111a 凹部
111b,311b 端子
311a 挿入部

Claims (10)

  1. 第1コンセントと前記第1コンセントに差し込まれた第1ケーブルの第1コネクタとに対向する第1板部と、前記第1板部から、前記第1板部と前記第1コンセントとの対向方向の一方側に屈曲した第2板部とを有する第1押さえ部材と、
    前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能な支持部材と
    を含むことを特徴とするケーブル固定具。
  2. 前記支持部材は、未固定の前記第2板部を、前記対向方向に摺動可能に支持することを特徴とする請求項1に記載のケーブル固定具。
  3. 前記支持部材は、
    前記第2板部の一方の面側に設けられた第1支持具と、
    前記第2板部の他方の面側に設けられた第2支持具と
    を含み、
    前記第1押さえ部材は、前記第2板部が前記第1支持具と前記第2支持具とによって挟まれることを特徴とする請求項1又は2に記載のケーブル固定具。
  4. 前記第1支持具は、前記対向方向のうち前記第1板部が前記第1コネクタから離れる第1方向に延在した第3板部と、前記第3板部の前記第1方向端で屈曲して前記第1板部に対向する第4板部とを有し、
    前記第2支持具は、前記第1方向に延在した第5板部と、前記第5板部の前記第1方向端で屈曲して前記第1板部に対向する第6板部とを有し、
    前記第2板部は、前記第1板部から前記第1方向に延在して前記第3板部と前記第5板部との間に挟まれる第1部位と、前記第1部位から屈曲して前記第4板部と前記第6板部との間に挟まれる第2部位とを有することを特徴とする請求項3に記載のケーブル固定具。
  5. 前記第2板部は、前記第1支持具と前記第2支持具との間に挟まれる領域のうちの一の箇所で屈曲可能な屈曲部を有し、屈曲される前記一の箇所に対して一方の側が前記第1部位となり、他方の側が前記第2部位となることを特徴とする請求項4に記載のケーブル固定具。
  6. 前記屈曲部は、前記第2板部の表層に設けられ、前記第2板部の屈曲される方向と直交する第2方向に延在し、各々が前記第2板部の屈曲される前記一の箇所として屈曲可能な複数の切り欠き部を有することを特徴とする請求項5に記載のケーブル固定具。
  7. 前記第1板部は、前記第2板部の屈曲される前記一の箇所が調整されることによって、前記第1コネクタに当接する位置に調整されることを特徴とする請求項5又は6に記載のケーブル固定具。
  8. 前記第2支持具は、前記第5板部に設けられた開口部を有し、
    前記第1押さえ部材は、前記第2板部上に設けられ、前記開口部から露出し、前記第2板部の屈曲される前記一の箇所を調整するためのつまみを有することを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記載のケーブル固定具。
  9. 前記第1コンセントに並設された第2コンセントと前記第2コンセントに差し込まれた第2ケーブルの第2コネクタとに対向する第7板部と、前記第7板部から前記対向方向の前記一方側に屈曲した第8板部とを有する第2押さえ部材を更に含み、
    前記支持部材は、前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能であり、且つ、前記第2押さえ部材を支持し、前記第7板部が前記第2コネクタに当接する位置で前記第8板部を固定可能であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載のケーブル固定具。
  10. 第1コンセントと、
    前記第1コンセントに差し込まれた第1コネクタを有する第1ケーブルと、
    前記第1ケーブルを固定するケーブル固定具と
    を備え、
    前記ケーブル固定具は、
    前記第1コンセントと前記第1コネクタとに対向する第1板部と、前記第1板部から、前記第1板部と前記第1コンセントとの対向方向の一方側に屈曲した第2板部とを有する第1押さえ部材と、
    前記第1押さえ部材を支持し、前記第1板部が前記第1コネクタに当接する位置で前記第2板部を固定可能な支持部材と
    を含むことを特徴とする電子装置。
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