JP5297796B2 - コネクタ保持装置、オーディオ用器材、及びアダプタ装置 - Google Patents

コネクタ保持装置、オーディオ用器材、及びアダプタ装置 Download PDF

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Description

この発明は、コネクタ保持装置、オーディオ用器材、アダプタ装置及び押圧部材に関し、詳しくは、電源ケーブルを接続するコンセント部分でも外部要因振動や、自己振動に起因するノイズが発生することを効果的に抑制することのできるものに関する。
一般に、電気機器等を電源に接続する場合には、この電気機器等から延長されている電源ケーブルの先端の差込プラグをコンセントに接続する。また、複数の電気機器等を電源に接続する際に、予め準備されているコンセントの数が足りない場合には、電気機器等毎の複数の差込プラグをそれぞれ接続できるように、複数のコンセントを備えるコンセントボックスなどがその電気容量を考慮して利用される。
しかるに、コンセントの刃受け部材に差込プラグの差込刃部材を挟持させる接続では、その接続状態にガタが生じ振動が生じるおそれがある。かかる振動が要因となるノイズが電源に乗って電気機器の特性に影響するのを回避するため、特に、音質の向上が重要視されるオーディオの分野では、従来から差込プラグ用の固定具が提案されている。例えば、特許文献1では、コンセントと差込プラグとの間に板状の固定具を挟むことが提案されている。
その一方で、1990年代から、音質の改善を目的として、アース付3P型でその刃受け部材のバネ保持力が強化された医療機器接続用のコンセントを利用したオーディオ機器が増加してきている。近年では、さらに音質改善の可能なオーディオ用コンセントも市販されて人気を得ている。
例えば、刃受け部材を肉厚としたり、バネ性や剛性に優れるベリリウム銅製の刃受け部材を用いることによりバネ保持力が強化されたオーディオ用コンセントが挙げられる。その他にも、刃受け部材に金、銀、ロジウム等の貴金属メッキを施して接触抵抗を小さくしたり、壁への取付金具の強度を強化したり、振動の減衰特性に優れ音質劣化の回避に役立つ合成樹脂を部品に用いたオーディオ用コンセントが挙げられる。
ところで、電源ケーブルと電気機器(電子機器を含んでよい)との接続では、電源ケーブルの一端側に連設されているアウトレットをその電気機器の筐体に備えられるインレット内に差し込んで、そのインレット側の差込刃部材をアウトレット側の刃受け部材に挟持させる形態もある。このような接続形態については、従来から、アウトレットがインレットから不用意に引き抜かれることを制限する装置が提案されている。例えば、特許文献2並びに特許文献3では、弾性力を有する針金部材をアウトレット側の電源ケーブルに引っ掛けておくことで、アウトレットがインレットから完全に引き抜かれることを制限する装置が提案されている。
また、差込プラグの円筒形の曲面部分を2枚で囲む形体の金具で円筒曲面部分を両側からネジ止めし固定するタイプのプラグ固定金具が付いた壁用コンセント(型番CON−5)並びにコンセントボックス(型番C−66R)等が株式会社CSE社(http://www.cse.ne.jp/)から市販されている。
実開平7−42011号公報 特開平6−5331号公報 特開平7−245152号公報
このような差込プラグとコンセントの接続にあっては、差込プラグの差込刃部材をコンセントの刃受け部材にバネ保持力で挟持させる構造であることから、緩みが生じやすい。そのため、例えば、差込刃部材と刃受け部材の位置関係にズレが生じるために接触面積が減り接触電気抵抗が増える問題や、差込刃部材及び刃受け部材が隙間を通して空間中に露出するためにオーディオ機器のスピーカーからの音波がダイレクトに差込刃部材及び刃受け部材を振動させる問題、又は差込プラグが上下・左右に振り子運動を起こすために差込刃部材と刃受け部材の接触面において振動が生じる問題等が生じる。これらのような振動は電圧を発生させることとなり(フレミング法則)、オーディオ機器におけるノイズ発生の要因となる。
また、一般的なコンセントや差込プラグの筐体は薄肉の合成樹脂により成型されるため、それ自体で大きな共鳴振動が生じてしまい音質劣化の原因になるという問題もある。ここで、共鳴振動について補助説明をする。本発明に関連が深い振動としては、外部要因振動、自己振動、共鳴振動などが挙げられる。まず、外部要因振動とは、オーディオ利用時におけるスピーカーからの音圧によるもの等隣接した物体から伝わってくる振動である。また、自己振動とは、内部から発生する振動である。さらに言えば、平行ケーブル等において電流が逆方向に流れる場合に発生する磁場により反撥力が発生するが、オーディオ機器を接続した場合に音楽信号に応じた交流が流れることで生じる振動である。そして、共鳴振動とは、前記外部要因振動又は前記自己振動などの振動をトリガーとし共鳴効果により物体の固有振動数において大幅に増強された振動である。
共鳴振動はその振動エネルギーの消費によって減衰させることができるため、振動エネルギーを熱エネルギーに変換し消費させるか、他の隣接物体を振動させることで自身の振動エネルギーを消費させ振動を減衰させることが好ましい。しかし、振動エネルギーの消費が不十分である場合、導電部材を振動させ、最終的にノイズを発生させることとなる。つまり、大きな圧力を加えて差込プラグ及びコンセントを隙間無く密着させ、摩擦により両者の共鳴振動の振動エネルギーを熱エネルギーに変換し消費させることが好ましい。さらに言えば、新たに別途重量物を用意しそれを大きな圧力で密着させその重量物を振動させることで自身の振動エネルギーを消費させる等の対策が求められる。
しかしながら、オーディオ用コンセントのバネ保持力を強化しても緩みを完全に排除することは困難である。近年のオーディオ用電源ケーブルでは直径20mm程度の極太ケーブルを使った製品もあり、その重さで差込プラグが傾くこともある。また、刃受け部材に貴金属メッキを施したのみでは、接触電気抵抗の問題、振り子運動に基づく摩擦による振動の問題に関する小改善に過ぎない。要するに、音質の向上を目指したとしても、上記のようなオーディオ用コンセントを利用するだけでは不十分であり、根本的には差込プラグとコンセントを大きな圧力で隙間無く密着させることができなければ、音質劣化を回避することは難しいのが実情である。
このことから、上記特許文献1に記載のように、板状の固定具を挟んだとしても、差込プラグの差込刃部材をコンセントの刃受け部材が挟持して接触接続する構造であることから、刃受け部材がバネ保持力で差込刃部材を挟持する構造に起因する問題を解消することはできない。また、上記特許文献2、3に記載の装置を利用したとして、弾性力を有する針金部材は、引き抜かれる負荷が加えられない限り、電源ケーブルなどに触れているだけであり、同様に、刃受け部材のバネ保持力を利用する構造に起因する問題を解消することはできない。
さらに、上記CSE社のプラグ固定金具を利用した場合には、ネジ止めがコンセント方向ではなく、差込プラグの円筒曲面を挟む方向で行われるためにコンセントと差込プラグの接続に対しては圧力が加わらず、共鳴振動の対策として不十分である。また、構造上よほど注意深くネジ止めをしないと隙間も発生する。さらに、固定金具自身も少なからず共鳴振動を起こすため、それが最終的には音にも反映される。この場合、オーディオ機器との相性等により、その音が個人の感覚上で「嫌いな音」になることがある。この問題は、固定金具の材質等の交換により共鳴振動の周波数を変えることで解決することが多いが、当該固定金具の材質等が手軽に交換可能ではない形体である場合には解決が困難である。従って、刃受け部材がバネ保持力で差込刃部材を挟持する構造に起因する問題の一部には有効ではあるが、まだまだ不十分であり、特に共鳴振動に関する部分での効果は非常に少ない。
そこで、本発明は、音圧等に起因する振動が効果的に減衰するようにして、電子機器に高品質の電源を供給可能なコネクタ保持装置等を提供することを目的とする。尚、ここで、オーディオ用器材は、純粋なオーディオに限らず、映像その他を含むいわゆるAV機器に用いられる器材を含んでよい。このようなオーディオ用器材としては、電源配線器具を含んでよい。
上記課題を解決する発明の構成は、コネクタ保持装置に係り、電源ケーブルの一端部に配設されて該電源ケーブル内の導電線に導通する接続端子を内蔵するコネクタボディ部を、前記電源ケーブルの前記接続端子の接続相手の被接続端子を備える相手側部材に接近させる方向に、前記接続端子の接続方向から押圧する押圧手段を有することを特徴としている。
このように、この発明によれば、電源ケーブルの一端部に連設されているコネクタボディ部を、内蔵する接続端子の接続相手となる被接続端子を備える相手側部材に、その接続方向から接近させる方向に押圧して圧接させる状態に保持することができ、コネクタボディ部を相手側部材と一体に連結されている状態にすることができる。このため、刃受け部材と差込刃部材が互いに圧接して電気的に接続する状態を維持しつつ、コネクタボディ部と相手側部材との連結でその刃受け部材と差込刃部材の接続状態を保持することができる。また、同時に、コネクタボディ部及び相手側部材の共鳴振動を摩擦による振動エネルギーの消費によって減衰させることができるため、振動の要因を受けたとしても、刃受け部材等の振動に起因してノイズが発生することを抑制することができる。このことから、例えば、音圧の大きな環境で使用したとしても、その音圧による振動が刃受け部材と差込刃部材の接触接続に影響するのを抑制することができる。したがって、振動の要因となる音圧などを受けても、その影響を受けることが殆どなく、振動ノイズの乗っていない高品質な電源をオーディオ機器などの電子機器に供給することができる。この結果、高性能に電子機器を稼動させることができ、例えば、オーディオ装置でノイズのない高質な音楽などを楽しむことができる。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施例について詳しく説明するが、以下の記載は、本発明の実施例を説明するためになされるもので、本発明がこれらの実施例に限定されるものではない。また、同一若しくは同種類の要素については、同一若しくは関連性のある符号を用い、重複する説明は省略する。
図1〜図4は本発明に係るコネクタ保持装置の第1実施形態を示す図である。図1において、コネクタ保持装置10は、電源ケーブル100の一端側に連設されてコンセント(相手側部材)120に接続する差込プラグ(コネクタボディ部)110の背面側にセットする板形状のプレート部材(押圧部材)21と、このプレート部材21をコンセント120にネジ止め固定する取付ネジ(ネジ部材)30と、を備えて構成されている。なお、ここで用いる取付ネジ30は、市販の汎用品でも十分である。
ここで、差込プラグ110は、3本(ホット、コールド、アース)の差込刃部材(接続端子)が本体部材114の前面側から鉛直に突出している。
一方、コンセント120は、その差込プラグ110の3本の差込刃部材を差込可能に開口する3つ(ホット、コールド、アース)の差込孔がそれぞれ対応する相対位置に形成されており、その差込孔の内部には、差し込まれる3本の差込刃部材を挟持する状態で導通接触する不図示の刃受け部材(被接続端子)が内装されている。コンセント120は、飾りプレート124が表面側に取り付けられており、1組の差込孔が配設されている接続ブロック125は、飾りプレート124に開口する露出穴124a内に位置して、差込プラグ110の差込刃部材を差込可能に露出する。本実施例では、アース付3P型の接続ブロック125が2組配設されているが、1組であってもよく、3組以上であってもよい。また、仕様はアース無2P型であってもよい。
コンセント120の飾りプレート124には、図2に示すように、接続ブロック125を中心とする対称位置に、取付ネジ30を螺合させるネジ孔131、132が形成されている。取付ネジ30は、ネジ山部31が差込プラグ110の本体部材114の高さ(差込刃部材が延長する方向の長さ)にプレート部材21の厚さを加えた長さよりも長めに作製されている。
プレート部材21は、図3に示すように板形状で作製されており、コンセント120の接続ブロック125及びネジ孔131、132の設置領域に対面してカバーすることのできる概略長方形の面積・形状を有している。そして、ネジ孔131、132に対応する領域を残すように長方形の短辺側を平行に切り落として両端側に突片部(係合部)23、24が残されている。また、プレート部材21には、長方形における一方の長辺側中心から中央に向かって切り欠かれているスリット(ケーブル用切欠部)25が形成されており、突片部23、24にも長辺側中心からその中央に向かって切り欠かれているスリット(ネジ用切欠部)27、28が形成されている。このスリット25は、電源ケーブル100を開口側から挿し込んで中央に位置させることができるとともに、電源ケーブル100に連設されている差込プラグ110の後端面(背面)にプレート部材21の本体部分を対面させる形状に切り欠かれて形成されている。また、スリット27、28は、取付ネジ30のネジ山部31を開口側から挿し込んで中央に位置させることができるとともに、取付ネジ30のヘッド部32に対面接触する形状に切り欠かれて形成されている。ヘッド部32は、その外周面を摘まんで回転させることができるように溝形状が連続する、所謂ローレット形状に形成されている。尚、大きな圧力で差込プラグ110をコンセント120に押圧し各々の共鳴振動を抑制するために、プレート部材21は、剛性が高くなるような構造であることが好ましい。例えば、1mm以上の厚さのステンレス板や2mm以上の厚さのジュラルミンなどを用いるのが好ましい。後述の第2実施形態においても同様である。
これにより、プレート部材21は、コンセント120に接続した差込プラグ110に隣接する電源ケーブル100をスリット25内に挿し込むことができる。同様に、スリット27、28には、予めコンセント120のネジ孔131、132に螺合させた状態の取付ネジ30のネジ山部31を挿し込むことができる。従って、プレート部材21は、容易に、差込プラグ110の後端面に本体部分(押圧部)を対面させる状態にすることができ、また、突片部23、24を取付ネジ30のヘッド部32に対面させることができる。そして、図4に示すように、プレート部材21は、取付ネジ30を回転させてヘッド部32を圧接させる状態に容易に取り付けることができ、差込プラグ110の後端面を押圧してその先端面をコンセント120側に押し付ける状態に保持することができる。
このように、本実施形態においては、コンセント120に接続した差込プラグ110をプレート部材21が押圧して圧接する状態に保持するので、そのコンセント120に差込プラグ110を一体化させる連結状態にすることができる。このため、コンセント120内の刃受け部材に差込刃部材を隙間なく圧接させて電気的に接続する状態を維持しつつ、振動の要因を受けたとしても、差込プラグ110(差込刃部材)とコンセント120(刃受け部材)との間に相対的に変位する振動が大きくなるのを抑制することができる。それと同時に、差込プラグ110の共鳴振動とコンセント120の共鳴振動を摩擦による振動エネルギーの消費によって減衰させることができる。したがって、例えば、大出力のオーディオ機器を設置する環境内で使用したとしても、その大出力の音圧による差込プラグ110の振動を抑制することができ、所謂鳴きを発生させることなく、振動ノイズの乗っていない高品質な電源をオーディオ機器などの電子機器に供給することができる。この結果、ノイズのない高質な音楽などを楽しむことができる。
次に、図5〜図8は本発明に係るコネクタ保持装置の第2実施形態を示す図である。図5において、コネクタ保持装置20は、プレート部材21を、コンセント120の表面側に立設する縦棒形状の一対のポール部材(補助部材)11、12を介して取付ネジ30でネジ止め固定するようになっている。取付ネジ30のネジ山部31は必要な長さのものを選択すればよい。
ポール部材11、12は、差込プラグ110の本体部材114の高さ(差込刃部材が延長する方向の長さ)よりも短めの長さに作製されており、図6及び図8(a)に示すように、基端面側にネジ11b、12bを設けて飾りプレート124のネジ孔131、132にネジ止め固定して立設する一方、その基端面の反対側の先端面に取付ネジ30を螺合させるネジ孔11a、12aが穿孔形成されている。すなわち、このポール部材11、12は、上述の第1実施形態と同様に、コンセント120の接続ブロック125を中心とする対称位置にネジ孔11a、12aを位置させる。尚、このポール部材11、12は、ネジ11b、12bを設けて飾りプレート124にネジ止めする形態に限るものではなく、基端面側にネジ孔を穿孔形成して飾りプレート124の背面側からネジ止めする形態でもよい。また、飾りプレート124と共に樹脂材料により作製して溶融接着させることによって強固に固着させてもよい。尚、ポール部材11、12の代わりにリブ部材を用いてもよい。例えば、図7に示されるコネクタ保持装置60では、リブ部材61、62に穿孔形成されるネジ孔61a、62aに取付ネジ30を螺合させることで差込プラグ110とコンセント120とを連結させる。
これにより、プレート部材21は、上述の実施形態と同様に、差込プラグ110の後端面に本体部分を対面させる状態にすることができ、また、突片部23、24をポール部材11、12の先端面に対面させることができる。そして、図8(a)に示すように、プレート部材21は、取付ネジ30を回転させてポール部材11、12の先端面に締め付けた状態に容易に取り付けることができ、ポール部材11、12が差込プラグ110の本体部材114よりも短いことから、差込プラグ110の後端面を押圧してその先端面をコンセント120側に押し付ける状態に保持することができる。
次に、長さの異なる差込プラグ110への対応方法について説明する。単純に長さの異なる取付ネジ30とポール部材11、12を複数用意することで対応する方法でもよいが、ここでは深めのネジ孔にて対応する方法を説明する。このコネクタ保持装置20は、図8(a)に示すように、本体部材114が短いタイプの差込プラグ110を接続する場合でも、また、図8(b)に示すように、本体部材114が長いタイプの差込プラグ110を接続する場合でも、ポール部材11、12に取付ネジ30を螺合させることによりプレート部材21を本体部材114の後端面に締め付けて差込プラグ110の接続状態を保持することができる。
尚、上述の第1実施形態において、本実施形態と同様に長さの異なる差込プラグが用いられる場合でも、取付ネジ30のネジ山部31がネジ孔131、132を貫通させるようにすることで対応可能である。
このように、本実施形態においては、上述の第1実施形態と同様の作用効果を得ることができるのに加えて、ポール部材11、12の重量増加が共鳴振動の抑制にプラスに働くため、より効果的に振動を減衰することができる。また、取付ネジ30のネジ山部31の露出が少なくなるため美観を保つことができる。
次に、本発明に係るコネクタ保持装置の第3実施形態を説明する。図示しないが、第3実施形態では、コンセント120及び差込プラグ110の共鳴振動のさらなる抑制を行うために、隣接した重量物を振動させることで自身の振動エネルギーを消費させるという手法を取り入れることにする。プレート部材21は振動の伝わりやすい材料を用い、板厚を厚くすることで大幅に重くする。例えば、5から20mm厚のステンレス板としてもよく、タングステン、様々な銅合金、チタン、ジュラルミン、鉄、ファインセラミックスなどの他の材料が用いられてもよい。尚、ポール部材11、12、リブ部材、飾りプレート124、取付ネジ30、後述する図13のアダプタ、後述する図17のアダプタの材料についても同様な材料が好ましい。
プレート部材21は、差込プラグ110からの振動により自身も多少の共鳴振動を起こす。それが逆流してコンセント120と差込プラグ110を逆に振動させる要因にもなり、音質にも影響を与える。これを抑制するためには振動エネルギーの内部損失が高い材料(鳴いても直ぐに止まる材料)を使えばよいが、金属メッキを施したり、複数の金属の張り合わせ材料を使ったり、振動吸収合成樹脂を貼り付けたりする方法でもプレート自身の共鳴振動を抑制できる。
また、このプレート共鳴振動を利用して、多種多様なプレート部材21を用意しそれを差し替えすることで、微妙に異なる音質に変化させることもできる。さらに、プレート部材21の差し替えは通電状態のままでもできるため、音を聞きながら差し替えし好みの音に近づけていく等、容易にオーディオシステムのチューニング作業をすることができる。
このように、本実施形態においては、上述の実施形態と同様の作用効果を得ることができるのに加えて、プレート部材21の重量の増加によってより効果的に振動を抑制することができる。また、異なる材料を用いた差し替え用のプレート部材21を複数用意することにより微妙な音質の変化を楽しむことができる。
次に、図9は本発明に係るコネクタ保持装置の第4実施形態を示す図である。材料の異なるプレート部材を重ねることによって各材料固有の共鳴振動特性を組み合わせることで、より減衰特性を向上させる。すなわち、それぞれ異なる金属からなるプレート部材21a、21b、21cを準備する。なお、一方のプレート部材21aとプレート部材21cに挟まれるプレート部材21bに関しては強度は必要ないため、金属製に限らず、振動の減衰機能を備える樹脂材料で作製してもよい。
このように、本実施形態においては、上述の実施形態による作用効果に加えて、プレート部材21を異種材料での複数枚で構成するため、プレート部材21の共鳴振動が少なくなり、より効果的に振動を減衰させることができる。また、チューニングにおいては組み合わせにより全て音が変わることから、1枚での差し替えの場合より選択肢が大幅に増える。
また、本実施形態では、ポール部材11、12を用いる場合を一例に説明するが、上述の第1実施形態のように直接取付ネジ30をコンセント120側に螺合させるようにしても同様の作用効果を得ることができることは言うまでもない(以下で説明する他の実施形態においても同様)。
次に、図10は本発明に係るコネクタ保持装置の第5の実施形態を示す図である。図10に示すように、ポール部材11、12が、飾りプレート124ではなく、コンセント120の本体部120aに設置されている。本実施形態は、飾りプレート124がない場合に適用することができ、あるいは、飾りプレート124を用いる場合には、その飾りプレート124にポール部材11、12を貫通させる貫通穴を形成するなどすればよい。
このように、本実施形態においては、上述の実施形態と同様の構成を備えるので、同様の作用効果を得ることができる。
次に、図11は本発明に係るコネクタ保持装置の第6実施形態を示す図である。図11に示すように、ポール部材11、12が、壁などに設置される2個口のコンセント120に代えて、1組(1個口)の接続ブロック125が複数配列されるコンセントボックス200に設置されている。
また、このポール部材11、12は、コンセントボックス200に設置されている後述のIECインレット210の両側にも、上述のコンセント120の接続ブロック125と同様の位置関係になるように設置されている。ここで、IECインレット210は、上述の差込プラグ110の3本(ホット、コールド、アース)の差込刃部材と同様に3本(ホット、コールド、アース)の差込刃部材が窪み形状部内に配列されて(図15を参照)、接続端子としての刃受け部材を内蔵する電源ケーブル100の他端部(コネクタボディ部)109を差し込んで着脱することができるようになっている。
このように、本実施形態においては、上述の実施形態と同様に、コンセントボックス200に接続した差込プラグ110をプレート部材21により押圧して圧接する状態に保持することができるとともに、同様に、IECインレット210に接続する電源ケーブル100の他端部109もプレート部材21により押圧して圧接する状態に保持することができる。従って、差込プラグ110や電源ケーブル100の他端部109が振動してしまうことを制限することができる。
ここで、本実施形態では、接続ブロック125を複数配設するだけのコンセントボックス200を一例にして説明したが、これに限るものではなく、図12に示すように、例えば、安定化電源装置(電気機器)300にも同様に適用することができ、また、図示することは省略するが、トランス装置や音響機器などにも適用することができることは言うまでもない。さらに、IECインレット210を一例にして説明したが、これに限るものではなく、例えば、メガネ型インレット等の別規格インレットでも同様に適用することができる。
次に、図13〜図16は本発明に係るコネクタ保持装置の第7実施形態を示す図である。図13において、コネクタ保持装置70は、ポール部材11、12(不図示)及びプレート部材21と共に、図14に示すオーディオアンプやCDプレーヤーなどの電子機器400が備えるIECインレット210の両側に設置するリブ部材65、66を備えて構成されている。ここで、IECインレット210は、国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission)の規格に準拠した構造になっており、図15に示すように、上述の差込プラグ110の3本(ホット、コールド、アース)の差込刃部材と同様に3本(ホット、コールド、アース)の差込刃部材が内装されている。これにより、IECインレット210は、刃受け部材を内蔵する電源ケーブル100の他端部(コネクタボディ部)109が着脱可能に接続される。
リブ部材65、66は、IECインレット210の設置面積よりも横長に形成されている設置プレート71の両端側に配設されており、その設置プレート71の短辺と平行に固設されている。また、この設置プレート71には、そのIECインレット210を電子機器400に取り付けるネジ230に対応する位置にスリット72が形成されており、このスリット72は、その設置プレート71の長辺側端辺から短辺と平行に内方に向かって切り欠かれて形成されている。そして、このリブ部材65、66は、ポール部材11、12を取り付けてプレート部材21を締め付け固定可能となるように、そのポール部材11、12のネジ11b、12bを螺合させるネジ穴65a、66aが穿孔形成されている。
これにより、リブ部材65、66は、図16に示すように、IECインレット210のネジ230を緩めるだけで設置プレート71をその下側に差し込んで両側に設置することができ、プレート部材21を取付ネジ30により容易に取り付けることができる。
このように、本実施形態においては、上述の実施形態による作用効果に加えて、ポール部材11、12を取付固定するためのリブ部材65、66をIECインレット210の両側に設置することができ、そのポール部材11、12にプレート部材21を固定することができる。従って、IECインレット210に接続する電源ケーブル100の他端部109でも、振動を抑制しノイズの発生を容易に制限することができる。
ここで、本実施形態では、ポール部材11、12を設置してプレート部材21を取り付ける場合を一例にして説明したが、これに限るものではなく、例えば、ポール部材11、12を設置せず、その代わりにリブ部材65、66の厚みを他端部109方向に厚くしてプレート部材21をリブ部材65、66に直接取付固定できるようにしてもよい。また、IECインレット210を一例にして説明したが、これに限るものではなく、例えば、メガネ型インレット等の別規格インレットでも同様に適用することができる。
次に、図17は本発明に係るコネクタ保持装置の第8実施形態を示す図である。図17において、コネクタ保持装置80は、図示を省略するプレート部材21の他に、取付具(アダプタ装置)81を備えて構成されている。取付具81は、電子機器400の上面に対面させる上対面板82と、電子機器400の下面に対面させる下対面板83と、これら対面板82、83の一辺側の両側方に連設されている角柱部材85、86と、上対面板82を貫通するネジ孔82aに螺合させる固定ネジ89と、により構成されている。また、角柱部材85、86には、上述の実施形態におけるリブ部材65、66のネジ孔65a、66aと同じ位置にネジ孔85a、86aが穿孔形成されている。
これにより、取付具81は、上対面板82のネジ孔82aに螺合させて突出する固定ネジ89のネジ山部89aの先端を電子機器400の上面に突き当てることにより、下対面板83を電子機器400の下面に圧接させて取り付けることができ、角柱部材85、86をIECインレット210の設置面と平行で両側方に位置する姿勢に取り付けることができる。すなわち、この角柱部材85、86は、IECインレット210の設置面に対して横棒形状になっている。
このため、コネクタ保持装置80は、取付具81の角柱部材85、86が上述の第7実施形態におけるリブ部材65、66と同様のIECインレット210からの離隔位置になるように、対面板82、83を固定ネジ89により電子機器400に取り付けることができる。従って、角柱部材85、86には、そのネジ孔85a、86aに取付ネジ30を螺合させてプレート部材21を取り付けることができ、IECインレット210に接続した電源ケーブル100の他端部109を押し付けて圧接させた状態に保持することができる。
このように、本実施形態においては、第7実施形態でのアダプタがIECインレットの形の違い(例えばネジ止め式ではなくはめ込み式のインレット)により取付け不可能な電子機器に対しても、第7実施形態と同様な作用効果を得ることができる。
ここで、上述の実施形態では接続ブロック125などを中心にする両側の上下にポール部材11、12のネジ孔11a、12aなどを位置させてプレート部材21を取り付ける構造に作製する場合を一例にして説明したが、これに限るものではないことは言うまでもない。
例えば、第9実施形態として、図18に示すように、取付ネジ30のネジ山部31を貫通させる貫通孔91aが開口するプレート部材91を用いてもよい。また、第10実施形態として、図19に示すように、スリット(ネジ用切欠部)92a、93aを有するプレート部材92を用いてもよい。これらの実施形態においても、上述の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。なお当然ではあるが、貫通孔やスリットに対応した位置にはネジ孔やネジ孔の付いたポール部材などを用意する必要がある。
さらに、図示することは省略するが、例えば、ポール部材などをプレート部材に一体形成してよく、この場合には、プレート部材自体を直接コンセントなどに固定する構造になって、同様の作用効果を得ることができる。
また、以下のものも提供することができる。
(1)電源ケーブルの一端部に配設されて該電源ケーブル内の導電線に導通する接続端子を内蔵するコネクタボディ部を、前記電源ケーブルの前記接続端子の接続相手の被接続端子を備える相手側部材に接近させる方向に、前記接続端子の接続方向から押圧する押圧手段を有することを特徴とするコネクタ保持装置を提供することができる。ここで、前記コネクタボディ部を前記相手側部材に接近させる方向は、前記接続端子の接続方向と実質的に平行若しくは同一であってよい。また、互いに押圧される前記コネクタボディ部及び前記相手側部材のそれぞれの接触面は、何れかの部材の振動が他方の部材へ伝達可能に十分な接触面積を持ってよい。また、これらの部材が振動に関して一体と扱うことが出来るほど結合するように押圧手段により押圧されてもよい。このようにすれば、それぞれの部材の固有振動数は、一体としてのこれら部材の結合体の固有振動数と異なり易く、各部財で発生する振動を有効に減させることができる。また、一体としてのこれら部材の結合体の構造や形状等は、伝達され得る振動に共振し難いものであることが好ましい。
(2)前記押圧手段は、前記コネクタボディ部の前記相手側部材に対して背面側に配設される板形状の押圧部材と、該押圧部材に開口する係合部に挿通されて後端部を係合させるとともに先端側を前記相手側部材に刻設されているネジ孔に螺合されるネジ部材と、を備え、該ネジ部材の螺合量を増大させて前記押圧部材と前記相手側部材との間の離隔間隔を縮小することにより前記押圧部材が前記コネクタボディ部の背面側を押圧して前記相手側部材に接近させることを特徴とする上記(1)に記載のコネクタ保持装置を提供することができる。ここで、前記コネクタボディ部及び前記相手側部材の相互の押圧力は、前記押圧部材及び/又は前記ネジ部材の弾性変形によって生じるので、これら部材の構造、形状、又はこららの組合せは、十分な押圧力を生じさせるものが好ましい。前記押圧部材は、板形状をしているので、その平坦な面部で前記コネクタボディ部の背面端部に効率よく密着し、相互に押圧するため、何れかの部材の振動が他方の部材へ伝達可能であり、このような振動を効率よく減衰させることができる。
(3)前記相手側部材の前記ネジ孔に螺合されて固定されるとともに前記ネジ部材の先端側が螺合される補助部材を備えることを特徴とする上記(2)に記載のコネクタ保持装置を提供することができる。
(4)前記押圧部材は、周縁部から中央部に向って切り欠かれて開口するケーブル用切欠部が形成されることにより、該ケーブル用切欠部の開口側から前記電源ケーブルを相対移動させて中央部の表裏を通過する挿通状態に位置させて、前記コネクタボディ部の背面側にセット可能に作製されていることを特徴とする上記(2)または(3)に記載のコネクタ保持装置を提供することができる。
(5)前記押圧部材は、周縁部から前記係合部に向って切り欠かれて開口するネジ用切欠部が形成されており、該ネジ用切欠部の開口側から前記ネジ部材を相対移動させて該係合部の表裏を通過する挿通状態に位置させることにより、前記相手側部材との間の離隔間隔を縮小する機能を果たす状態にセット可能に作製されていることを特徴とする上記(2)〜(4)のいずれかに記載のコネクタ保持装置を提供することができる。
(6)前記押圧部材は、振動の減衰特性に優れる材料で作製されていることを特徴とする上記(2)〜(5)のいずれかに記載のコネクタ保持装置を提供することができる。
(7)前記押圧部材を複数備え、前記複数の押圧部材はそれぞれ異なる材料からなり、前記複数の押圧部材は重ねられて前記コネクタボディ部の背面側にセットされることを特徴とする上記(2)〜(6)のいずれかに記載のコネクタ保持装置を提供することができる。ここで、押圧部材はその種類や、大きさ、重量等により共鳴振動の周波数が異なると考えられるので、材料の種類、大きさ、重量等を適宜選択して用いることが好ましい。更に、複合した場合は、1つの押圧部材単独では得られない特性が得られる場合がある。従って、複数の異なる押圧部材を組み合わせることにより、数多くの異なる特性を得ることができる。これは、やはり組合せにより全体としての共鳴振動の周波数が異なると考えられるからである。
(8)上記(1)〜(7)のいずれかに記載のコネクタ保持装置を備えて、前記電源ケーブル側の前記コネクタボディ部を、機器本体側の前記相手側部材に接近させる方向に押圧する機能を有することを特徴とする電気機器及び電源配線器具を提供することができる。
(9)上記(2)〜(7)のいずれかに記載のコネクタ保持装置における前記ネジ部材の先端側が螺合されるネジ孔が刻設されていることを特徴とする電気機器及び電源配線器具を提供することができる。
(10)上記(2)〜(7)のいずれかに記載のコネクタ保持装置を、前記被接続端子を具備する前記相手側部材を備える電気機器に取り付けるアダプタ装置であって、前記ネジ部材の先端側が螺合されるネジ孔が刻設されているネジ孔部材と、前記コネクタ保持装置が機能可能な相対位置に前記ネジ孔部材を位置決め固定する取付部材と、を備えることを特徴とするアダプタ装置を提供することができる。
(11)前記補助部材は、前記相手側部材から突出する棒形状からなることを特徴とする上記(2)に記載のコネクタ保持装置を提供することができる。
(12)前記相手側部材に連設される補助部材を備え、前記補助部材は略角柱形状からなり、一側面は前記相手側部材に対面して固着され、該一側面の対向面に前記ネジ部材の先端側が螺合されるネジ孔が刻設されていることを特徴とする上記(2)に記載のコネクタ保持装置を提供することができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上記した実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することが可能である。例えば、電気機器のケースに直接取付ネジ30やポール部材11、12を螺合させるネジ孔を形成してもよく、また、プレート部材21の取付けに市販のネジを用いてもよい。
本発明に係るコネクタ保持装置の第1実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示す分解斜視図である。 本発明に係る第1実施形態におけるネジ孔の形成位置を説明する正面図である。 本発明に係る第1実施形態におけるプレート部材を示す平面図である。 本発明に係る第1実施形態におけるプレート部材の取付状態を示す一部断面平面図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第2実施形態を示す図であり、その概略全体構成を示す分解斜視図である。 本発明に係る第2実施形態におけるポール部材の立設位置を説明する正面図である。 本発明に係る第2実施形態においてポール部材の代わりにリブ部材を利用した場合の概略構成を示す斜視図である。 本発明に係る第2実施形態におけるポール部材によるプレート部材の取付状態を示す一部断面平面図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第4実施形態を示す図であり、その要部構成を示す一部断面平面図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第5実施形態を示す図であり、その概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第6実施形態を示す図であり、その概略構成を示す斜視図である。 本発明に係る第6実施形態の他の態様を示す図であり、その概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第7実施形態を示す図であり、その概略構成を示す斜視図である。 本発明に係る第7実施形態におけるコネクタ保持装置の設置対象を示す斜視図である。 本発明に係る第7実施形態におけるコネクタ保持装置の設置対象の要部構造を示す正面図である。 本発明に係る第7実施形態におけるコネクタ保持装置の設置対象での設置状態を示す正面図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第8実施形態を示す図であり、その概略構成を示す斜視図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第9実施形態を示す図であり、その概略構成を示す正面図である。 本発明に係るコネクタ保持装置の第10実施形態を示す図であり、その概略構成を示す正面図である。
符号の説明
10、20、60、70、80 コネクタ保持装置
11、12 ポール部材
21、21a、21b、21c、91、92、93 プレート部材
23、24 突片部
30 取付ネジ
61、62、65、66 リブ部材
71 設置プレート
81 取付具
100 電源ケーブル
110 差込プラグ
120 コンセント
124 飾りプレート
125 接続ブロック
200 コンセントボックス
210 インレット
300 安定化電源装置
400 電子機器

Claims (10)

  1. 電源ケーブルの一端部に配設されて該電源ケーブル内の導電線に導通する接続端子を内蔵するコネクタボディ部を、前記電源ケーブルの前記接続端子の接続相手の被接続端子を備える相手側部材に接近させる方向に、前記接続端子の接続方向から押圧する押圧手段と、
    前記押圧手段は、
    前記コネクタボディ部の前記相手側部材に対して背面側に配設される板形状の押圧部材と、
    該押圧部材に開口する係合部に挿通されて後端部を係合させるとともに先端側を前記相手側部材に刻設されているネジ孔に螺合されるネジ部材と、を備え、
    前記相手側部材の前記ネジ孔に螺合されて固定されるとともに前記ネジ部材の先端側が螺合される補助部材と、有し、
    前記押圧部材は、異なる材料を用いた複数のプレート部材を重ねて構成されることを特徴とする振動減衰性のコネクタ保持装置。
  2. 前記ネジ部材の螺合量を増大させて前記押圧部材と前記相手側部材との間の離隔間隔を縮小することにより前記押圧部材が前記コネクタボディ部の背面側を押圧して前記相手側部材に接近させることを特徴とする請求項1に記載のコネクタ保持装置。
  3. 前記複数のプレート部材は、複数の金属の張り合わせたものであることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ保持装置。
  4. 前記複数のプレート部材は、樹脂製のプレート部材を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ保持装置。
  5. 前記押圧部材は、周縁部から中央部に向って切り欠かれて開口するケーブル用切欠部が形成されることにより、該ケーブル用切欠部の開口側から前記電源ケーブルを相対移動させて中央部の表裏を通過する挿通状態に位置させて、前記コネクタボディ部の背面側にセット可能に作製されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のコネクタ保持装置。
  6. 前記押圧部材は、周縁部から前記係合部に向って切り欠かれて開口するネジ用切欠部が形成されており、
    該ネジ用切欠部の開口側から前記ネジ部材を相対移動させて該係合部の表裏を通過する挿通状態に位置させることにより、前記相手側部材との間の離隔間隔を縮小する機能を果たす状態にセット可能に作製されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のコネクタ保持装置。
  7. 前記コネクタボディ部及び前記相手側部材は、一方の部材の振動が他方の部材へ伝達可能に十分な接触面積を持つことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のコネクタ保持装置。
  8. 前記コネクタボディ部及び前記相手側部材が振動に関して一体と扱うことが出来るほど結合するように前記押圧手段により押圧されることを特徴とする請求項7に記載のコネクタ保持装置。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載のコネクタ保持装置を備えて、前記電源ケーブル側の前記コネクタボディ部を、機器本体側の前記相手側部材に接近させる方向に押圧する機能を有することを特徴とするオーディオ用器材。
  10. 請求項1〜8のいずれかに記載のコネクタ保持装置を、前記被接続端子を具備する前記相手側部材を備えるオーディオ用器材に取り付けるアダプタ装置であって、
    前記ネジ部材の先端側が螺合されるネジ孔が刻設されているネジ孔部材と、
    前記コネクタ保持装置が機能可能な相対位置に前記ネジ孔部材を位置決め固定する取付部材と、を備えることを特徴とするアダプタ装置。
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