JP2020137800A - スープ調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】スープの調理中に作業者が鍋容器に付きっきりにならず、省人化を図ることができるスープ調理器を提供する。【解決手段】上端に開口部22が形成され、具材及び液体を入れる有底筒体の鍋容器20と、鍋容器20の鍋底を加熱すると共に鍋容器内を撹拌して煮詰めることでスープを作る調理器本体10とを備えたスープ調理器1であって、鍋容器20は、鍋容器20に投入された具材を保持して鍋底21と具材との間に隙間Sを生じさせると共に液体を透過可能な内籠30と、隙間Sに配置されると共に回転シャフト33の下端33aに設けられた撹拌羽根34とを備え、調理器本体10は、回転シャフト33を回転させるシャフト駆動部34を備えた構成とした。【選択図】図2

Description

本発明は、具材及び液体を入れた鍋容器を加熱し、鍋容器内を撹拌しながら煮詰めることでスープを作るスープ調理器に関するものである。
従来、動物性の骨・臓腑・その他の部位、魚介類、昆布、鰹、野菜類等の具材及び水やだし汁等の液体を入れた鍋容器を加熱し、煮詰めていくことでスープを調理するスープ調理器が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−112743号
ここで、従来のスープ調理器では、具材を煮込んでいくと、具材が煮崩れて鍋底に付着し、焦付きの要因となる。鍋容器内に焦げ付きが生じると良質なスープを作ることができないため、焦げ付きを生じないよう作業者が調理中に随時鍋容器内を撹拌しなければならない。また、スープ調理中、具材から出る血や老廃物が原因の灰汁が液体表面に浮いてくる。この灰汁もスープに溶け込むと不快な臭いの要因となるので、灰汁を除去する必要がある。しかしながら、灰汁をきれいに取るためには、作業者がスープの調理中に鍋容器に付きっきりで灰汁を除去しなければならない。すなわち、焦げ付きの防止や灰汁取りに人員が必要となり、スープ調理の省人化を図ることが難しかった。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、スープの調理中に作業者が鍋容器に付きっきりにならず、省人化を図ることができるスープ調理器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のスープ調理器は、上端に開口部が形成され、具材及び液体を入れる有底筒体の鍋容器と、鍋容器の鍋底を加熱すると共に鍋容器内を撹拌して煮詰めることでスープを作る調理器本体とを備えている。そして、鍋容器は、鍋容器に投入された具材を保持して鍋底と具材との間に隙間を生じさせると共に液体を透過可能な具材保持手段と、隙間に配置されると共に回転シャフトの先端に設けられた撹拌羽根とを備えている。また、調理器本体は、回転シャフトを回転させるシャフト駆動部を備えている。
すなわち、本発明では、調理器本体で鍋容器の鍋底を加熱する際、具材保持手段によって鍋底と具材との間に隙間を生じさせ、具材が鍋底に接触することを防止して、鍋底の焦げ付きを防止することができる。また、この隙間には具材保持手段を貫通した回転シャフトの先端に設けられた撹拌羽根が配置されており、回転シャフトは調理器本体に備えたシャフト駆動部よって回転させられる。そのため、具材の破片等が具材保持手段を通過して鍋底に落下しても、撹拌羽根によって鍋底近傍の液体が撹拌され、鍋底に落下した具材の破片が鍋底に留まらず、焦げ付きを防止することができる。また、回転シャフトはシャフト駆動部によって回転させられるため、作業者が回転シャフトを回転させる必要がない。よって、スープの調理中に作業者が鍋容器に付きっきりにならず、省人化を図ることができる。
実施例1のスープ調理器の全体外観を示す斜視図である。 実施例1のスープ調理器を示す縦断面図である。 実施例1の調理器本体の全体外観を示す斜視図である。 実施例1の給液部、機器制御部、及びシャフト駆動部の配置を示す一部破断した調理器本体の部分斜視図である。 実施例1の回転シャフトの支持構造を示す鍋底近傍の断面図である。 実施例1の灰汁受け部の斜視図である。 実施例1の鍋容器及び内籠の組付分解斜視図である。 実施例1の支持枠に乗せられた籠の底面下側から見た全体斜視図である。 (a)は実施例1の支持枠及び回転シャフトを示す斜視図であり、(b)は回転シャフトの接続構造を示す斜視図である。 回転シャフトの接続方法を示す説明図であり、(a)はスリーブ差し込み手順を示し、(b)は連結シャフト差し込み手順を示し、(c)は連結シャフト連結手順を示し、(d)はスリーブ引下げ手順を示す。 実施例1のスープ調理器における鍋容器の内部状態を示す説明図である。 実施例1のスープ調理器における灰汁吹きこぼし状態を示す説明図である。
以下、本発明のスープ調理器を実施するための形態を、図面に示す実施例1に基づいて説明する。
(実施例1)
まず、実施例1におけるスープ調理器の構成を説明する。
実施例1のスープ調理器1は、図1及び図2に示すように、調理器本体10と、鍋容器20と、内籠30とを備えている。
調理器本体10は、具材及び液体の入った鍋容器20の鍋底21を加熱すると共に、鍋容器20内の液体を撹拌して煮詰めることでスープを作る装置である。この調理器本体10は、側方から見てほぼコ字状の土台ユニット11と、土台ユニット11に内蔵された給液部12、機器制御部13及びシャフト駆動部14と、土台ユニット11の上部前面に設けられた操作パネル15とを有している。
土台ユニット11は、複数の脚部11aによって支持された側面視コ字状の中空の筐体11bであり、図2に示すように、下側が脚部11aによって支持された筐体下部11eと、筐体下部11eの後部から起立した筐体中間部11fと、筐体中間部11fの上部から筐体下部11eの上方に片持ち梁のように張り出した筐体上部11gとから形成されている。
筐体下部11eは、筐体中間部11fに向かうにつれて厚み(高さ)が増しており、上面は傾斜した支持面11cを形成している。つまり、支持面11cは、筐体下部11eの上部に形成され、水平面に対して傾斜した平坦な面である。この支持面11cには、耐熱ガラス等によって形成されたトッププレートが設置され、鍋容器20が着脱可能に載置される。また、支持面11cは、鍋容器20を載置した際、鍋容器20の開口部22の傾倒側が灰汁の吹きこぼれ口27となるように鍋容器20を傾けた状態で支持する。なお、この支持面11cの傾斜角度は、灰汁の吹きこぼれ量や支持する鍋容器20の大きさ等に基づいて適宜設定する。さらに、支持面11cの傾斜角度は、変更可能になっていてもよい。
さらに、図3及び図4をも参照して以下に説明する。筐体下部11eには、支持面11cに載せられた鍋容器20の周囲を着脱可能に固定する複数の鍋固定ブラケット11hと、一対の回り止めブロック11jとが設けられている。ここで、鍋固定ブラケット11hは、支持面11cに載置された鍋容器20の外周面20aに接して、鍋容器20を固定する。また、回り止めブロック11jは、鍋容器20に設けられた回収口25を挟み込み、鍋容器20の位置決め及び回り止めを行う。
電磁調理器11dは、筐体下部11eに内蔵され、支持面11cの裏面側で鍋容器20の鍋底21に対向する位置に配置された誘導コイル(加熱部)11kと、誘導コイル11kの給電状態を制御するIH制御部11mと、一対の放熱ファン11nとを有している。
誘導コイル11kは、リッツ線などの導線を例えば平型の渦巻状に巻くことで形成され、高周波電流を給電することで、支持面11cに載置された鍋容器20の鍋底21を誘導加熱する。IH制御部11mは、機器制御部13からの制御指令に基づいて誘導コイル11kのON/OFF制御や、誘導コイル11kに流す電流強度の調整を行う。放熱ファン11nは、誘導コイル11kやIH制御部11mに向けて送風し、誘導コイル11k等を冷却する軸流ファンである。
給液部12は、土台ユニット11の支持面11cに支持された鍋容器20に液体を断続可能に供給するものであり、筐体中間部11fから先端が露出した給液管12aと、筐体中間部11fに内蔵されると共に、給液管12aに取り付けられたバルブ12bとを有している。なお、実施例1では、給液部12によって供給される液体は水である。そのため、給液管12aは、バルブ12bを介して図示しない水道管に接続されている。
機器制御部13は、筐体中間部11fに内蔵されていて、予め設定された給水時間や給水量や給水センサ13aの検出値等に応じて給液部12のバルブ12bへ開閉制御指令を出力し、液体(水)の供給(給水時間や給水量)を制御する。また、この機器制御部13は、予め設定された加熱時間や、図示しない温度センサによって検出した鍋底21の温度等に応じて、誘導コイル11kのON/OFF制御指令や、誘導コイル11kに流す電流強度の制御指令をIH制御部11mに出力し、誘導コイル11kを制御する。ここで、液体の給水時間や給水量の制御(液体の供給の制御)や、誘導コイル11kによる加熱時間や電流強度の制御(鍋底21の加熱の制御)は、鍋容器20内の調理状態に応じて行う。すなわち、機器制御部13によって、バルブ12bや誘導コイル11kを制御することで、鍋容器20内の状態が所望の状態に制御される。なお、「鍋容器20内の調理状態」とは、例えば鍋容器20に入っている液体の液量や、液位、濃度、温度等である。
シャフト駆動部14は、筐体中間部11fの上部と筐体上部11gとに内蔵され、内籠30の回転シャフト33を回転駆動する機構である。このシャフト駆動部14は、モータ出力軸14bを有するモータ14aと、モータ従動軸14cと、モータ出力軸14bとモータ従動軸14cとの間に架け渡されたタイミングベルト14dと、モータ従動軸14cに固定された接続シャフト部14eと、を備えている。モータ従動軸14cは、筐体上部11gの先端部において、図示しない支持機構によって回転可能に支持されている。モータ従動軸14cの下端部に形成された接続シャフト部14eは、筐体上部11gの下面から支持面11cに向かって突出している。なお、筐体上部11gから突出した接続シャフト部14eの先端には、接続シャフト部14eの外周を削り取った扁平の連結部14fが形成されている。このシャフト駆動部14では、操作パネル15に有するスイッチを制御することで、モータ14aのON/OFF制御が行われる。なお、このシャフト駆動部14は、回転シャフト33を正逆両方 向に回転させることが可能である。
操作パネル15は、作業者によって操作され、誘導コイル11kへの給電をON/OFF制御したり、誘導コイル11kに流す電流の強さを設定したり、給水時間や給水量を設定する指示値設定用の入力手段である。ここでは、操作パネル15は、筐体11bの筐体中間部11fの表面に設けられている。なお、この操作パネル15は、液晶画面に設けられたタッチパネルであってもよいし、筐体11bに設けられた各種のボタンによって形成されていてもよい。なお、機器制御部13への制御指令はあらかじめプログラムによって規定されていてもよい。その場合、操作パネル15によってスープ調理器1がON操作されると、所定のプログラムが作動し、給液制御や加熱制御が自動的に実行される。
鍋容器20は、鍋底21が平坦で上端に開口部22が形成された有底筒体のいわゆる寸胴鍋であり、灰汁受け部23と、一対のガイド板24と、回収口25とを有している。なお、鍋容器20の外周面20aには、一対の取っ手26が設けられている。この鍋容器20は、図2に示すように、支持面11cに支持された際、軸方向Oが鉛直方向Vに対して傾き、開口部22の傾倒側が灰汁の吹きこぼれ口27となる。ここで、開口部22は、全周にわたって外側に広がっており、その一部が吹きこぼれ口27に相当する。なお、鍋容器20の開口部22の一部(回収口25の上方に対応する位置)に低い部分を形成し、当該低い部分を吹きこぼれ口27としてもよい。この場合には、ガイド板24が不要となる。
また、図5に示すように、鍋容器20の鍋底21の内側中央には、回転シャフト33の下端33aを回転可能に支持する支持部材21aが設けられている。この支持部材21aは、上方に開放し、下部がすり鉢状になった金属製の中空円筒体であり、溶接によって鍋底21に固定されている。なお、鍋底21には、支持部材21aを位置決めするための貫通孔21bが形成されている。支持部材21aは、この貫通孔21bに底面の一部が嵌合することで位置決めがなされる。なお、支持部材21aの位置決め固定が正確になされるならば、鍋底21の貫通孔21b及び支持部材21aの下部突起が不要となる。
灰汁受け部23は、鍋容器20の開口部22から液体と一緒に吹きこぼれた灰汁を受け止めて回収するものである。この灰汁受け部23は、開口部22の外側であって、吹きこぼれ口27に対応した位置に設けられ、ここでは、鍋容器20の外周面20aに溶接固定された二か所のブラケット23aに着脱可能に支持されている。また、灰汁受け部23は、図6に示すように、鍋容器20の外周面20aに沿って湾曲した樋形状を呈し、底面23bと、底面23bの全周を囲む外周壁23cと、外周面20aに沿った内周壁23dとを有している。なお、実施例1の灰汁受け部23では、外周壁23cのうち、鍋容器20に取り付けられたときに底面23bの外側を囲む部分の高さが内周壁23dよりも高くなっている。さらに、ここでは、底面23bに、回収した液体及び灰汁を排出する排出口23eが設けられている。排出口23eは、底面23bに形成された開口と、開口から下方に吐出した管部とを有し、図示しないホース等を取り付け可能になっている。
一対のガイド板24は、開口部22からの灰汁の吹きこぼれを規制し、液体表面に浮いた灰汁を吹きこぼれ口27に向けて案内する。すなわち、この一対のガイド板24は、鍋容器20の開口部22から起立した板材であり、吹きこぼれ口27を挟んで対向する位置に設けられ、開口部22の開口縁に沿って湾曲している。また、各ガイド板24の吹きこぼれ口27側の端部24aは、それぞれ開口部22から離れるように外側に向かって屈曲している。これにより、ガイド板24に沿った流れた灰汁が、端部24aから鍋容器20の外周面20aに回り込むように伝わってしまうことを防止し、灰汁受け部23へ灰汁を導くことができる。
回収口25は、鍋容器20内のスープを回収する際に使用される。この回収口25は、鍋容器20の外周面20aを貫通する開口25aと、開口25aから鍋容器20の側方に延びる取出管25bと、取出管25bを開閉するバルブ25cとを有している。なお、開口25aは、鍋容器20の外周面20aのうち、灰汁受け部23の下方であって、鍋底21の近傍位置に形成されている。また、取出管25bの先端は、下方に向かって湾曲している。
図2に示すように、内籠30(具材保持手段)は、鍋容器20に投入された具材を保持し、具材と鍋底21との間に隙間Sを生じさせると共に、鍋容器20に供給された液体や具材から抽出された出汁等を含む水分を透過可能なものである。図7に示すように、この内籠30は、支持枠31と、籠32と、回転シャフト33とを有し、鍋容器20に出し入れ可能に収容される。
支持枠31は、同心円状に配置された大中小の複数のリング部材31bを径方向に延在した複数の連結部材31cで連結することで形成された底部枠31aと、底部枠31aの外周から起立した複数の起立連結部材31dの先端に固定されたリング状の上部枠31eとで構成されている。ここで、リング部材31b及び上部枠31eは、いずれも環状の針金によって形成されている。また、上部枠31eの径は、最も径の大きいリング部材31bと同じ大きさに設定されている。一方、連結部材31c及び起立連結部材31dは、いずれも棒状の針金によって形成されている。
そして、この支持枠31には、鍋容器20内に入れられたときに鍋底21に対向する底部枠31a(内籠30の底面)に撹拌羽根34が一体的に設けられている。撹拌羽根34は、図8に示すように、中心に配置された軸受34aと、この軸受34aから径方向に延びる四枚の羽根部34bとを有している。ここで、羽根部34bは、大中小の複数のリング部材31bの下側(鍋底21に対向した側)のそれぞれに交差位置で溶接されている。
また、図5に示すように、軸受34aは、鍋底21に固定された支持部材21aに被さり、支持部材21aが回転可能に挿入される第1円筒部34cと、回転シャフト33の下端33aに形成された挿入部33bが挿入される第2円筒部34dとを有している。ここで、第1円筒部34cと第2円筒部34dとは、互いに反対方向に開放しており、第1円筒部34cが上方に開放し、第2円筒部34dが下方に開放している。また、第1、第2円筒部34c、34dは、同軸に配置されて一体となっている。なお、第2円筒部34dには、矩形の貫通孔が形成されている。
そして、回転シャフト33の挿入部33bが第2円筒部34dに挿入され、第1円筒部34cがスリーブベアリング34eを介して支持部材21aに被さることで、回転シャフト33の下端33aが支持部材21aによって回転可能に支持されることになる。そして、この軸受34aによって支持枠31が支えられ、支持枠31の底部枠31aと鍋底21との間に隙間Sが生じる。さらに、このとき、底部枠31aに設けられた羽根部34bと鍋底21との間にも隙間が生じており、羽根部34bが鍋底21に接することはない。
籠32は、籠底32aが平坦で上端に開口部32bが形成された有底筒体形状を呈している。この籠32は、籠底32a及び周面32cが全て金網によって形成され、具材を収容可能となっている。なお、この籠32を形成する金網は、液体や具材から抽出された出汁等を含む水分を透過する一方、具材を通過させない目の細かさに設定されている。そして、この籠32は、支持枠31の上部枠31eの内側に挿入され、底部枠31aに載置される。これにより、具材は鍋底21に対して隙間Sを介して保持される。また、籠32の籠底32aには、中心位置に軸受34aが嵌合する貫通孔32dが形成されている。
図7及び図9に示すように、回転シャフト33は、金属製の棒状部材であり、下端33a(先端)に矩形状の挿入部33bが形成され、上端33cには回転シャフト33を貫通して径方向に突出したピン33dが設けられている。そして、挿入部33bが第2円筒部34dの矩形状の貫通孔に挿入されることで、回転シャフト33の回転力が軸受34aに伝達される。これにより、回転シャフト33が回転することで、支持枠31及び籠32、さらに支持枠31に設けられた羽根部34bが一体となって回転する。一方、回転シャフト33の上端33cは、図9(a)に示すように、連結シャフト35を介して接続シャフト部14eに着脱可能に取り付けられる。
ここで、連結シャフト35は、図9(a)及び図9(b)に示すように、下端35aが回転シャフト33の上端33cを挿入可能とする中空に形成され、回転シャフト33の周面から突出したピン33dの両端がそれぞれ嵌め込まれる一対の切欠部35bが形成されている。また、連結シャフト35の上端35cには、接続シャフト部14eの連結部14fが嵌合する凹み部35dが軸を貫通して形成されている。また、この凹み部35dが形成された上端35cは、連結シャフト35の外径よりも細く形成されており、スリーブ36を挿入可能としている。
スリーブ36は、両端が開放した円筒体であり、連結部14fが挿入された凹み部35dを覆うことで、接続シャフト部14eと連結シャフト35とを一体化して回転シャフト33に駆動を伝達する。このスリーブ36の内径寸法は、接続シャフト部14eの外径よりも大きくされ、接続シャフト部14e側に移動可能にされている。
そして、このスープ調理器1においてスープを調理するには、まず、支持枠31の内側に籠32を挿入し、底部枠31aに籠32を載置した後、底部枠31aに設けられた軸受34aに回転シャフト33を連結して内籠30を組み立てる。次に、組み立てた内籠30を鍋容器20に挿入してから、鍋容器20を調理器本体10の支持面11cに載置する。これにより、鍋容器20が傾いた状態で支持され、開口部22の傾倒側が吹きこぼれ口27となる。そして、鍋容器20を支持面11cに載置した後、連結シャフト35を介して回転シャフト33を接続シャフト部14eに連結する。
ここで、回転シャフト33の連結手順を、図10に基づいて詳細に説明する。回転シャフト33を接続シャフト部14eに連結するには、図10(a)に示すように、まず、接続シャフト部14eの先端にスリーブ36を嵌め込む。このとき、図10(b)に示すように、連結部14fが露出する位置までスリーブ36を引き上げる。
スリーブ36を接続シャフト部14eに嵌め込んだら、次に図10(b)に示すように、連結シャフト35を回転シャフト33と接続シャフト部14eとの間に差し込み、この連結シャフト35の上端35cに形成された凹み部35dに接続シャフト部14eの連結部14fを噛合わせ、回転シャフト33と連結シャフト35と接続シャフト部14eとを同軸に配置する(図10(c)参照)。これにより、連結シャフト35と接続シャフト部14eは、一体回転可能に連結される。なお、このとき、連結シャフト35の下端35aと回転シャフト33の上端33cとの間には隙間が生じている。
回転シャフト33と連結シャフト35と接続シャフト部14eの軸方向が一致したら、続いて図10(c)に示すように、連結シャフト35を引き下げ、この連結シャフト35の下端35aに形成された切欠部35bを、回転シャフト33の上端33cに形成されピン33dに嵌め込む。これにより、連結シャフト35と回転シャフト33は、一体回転可能に連結される。また、このとき、図10(d)に示すように、凹み部35dと連結部14fとは噛み合ったままとなる。
連結シャフト35を引き下げて切欠部35bをピン33dに嵌め込んだら、最後に図10(d)に示すように、スリーブ36を引き下げ、スリーブ36に連結シャフト35の上端35cを挿入する。これにより、凹み部35dと連結部14fとの噛み合い部分がスリーブ36によって覆われ、連結部14fが凹み部35dから脱落することを防止できる。
なお、連結シャフト35を引き下げる前にスリーブ36を引き下げ、凹み部35dと連結部14fとの噛み合い部分をスリーブ36によって覆ってから、連結シャフト35を引き下げてもよい。この場合、凹み部35dと連結部14fとの噛み合い状態がずれることがないので、連結シャフト35を引き下げやすくなる。
そして、回転シャフト33を接続シャフト部14eに連結したら、鍋容器20内の内籠30に具材を投入する。そして、液体(水)を供給しながら回転シャフト33を回転させて内籠30を回転させる。さらに、内籠30を回転させながら電磁調理器11dによって鍋容器20の鍋底21を加熱していく。そして、具材を液体(水)と共に炊き込んでいくことでスープが調理される。
以下、実施例1のスープ調理器1における作用を「焦げ付き防止作用」、「灰汁取り作用」に分けて説明する。
[焦げ付き防止作用]
実施例1のスープ調理器1では、図11に示すように、具材Gを収容可能な内籠30が出し入れ可能に鍋容器20内に設けられている。ここで、内籠30は、鍋容器20の鍋底21に位置決めされた回転シャフト33によって回転可能な撹拌羽根34が設けられた支持枠31と、支持枠31に載せられると共に回転シャフト33が貫通する具材Gを収容可能な籠32とを有している。
これにより、鍋容器20に投入する具材Gが籠32に収容されるため、具材Gと鍋容器20の鍋底21との間に隙間Sが生じ、具材Gが鍋底21に直接接触することを防止して、鍋底21の焦げ付きの発生を抑制できる。また、籠32が載った支持枠31に、回転シャフト33によって回転する撹拌羽根34が設けられており、しかも、この撹拌羽根34の羽根部34bが、支持枠31の底部枠31aの下側に取り付けられている。一方、回転シャフト33は、調理器本体10に設けられたシャフト駆動部14によって回転させられる。そのため、羽根部34bが隙間Sに配置され、この羽根部34bによって鍋底21近傍の液体を自動的に撹拌することができる。これにより、籠32の網目から具材Gの破片H等が落下しても、この破片H等が鍋底21に接触し続けることを防止でき、鍋底21の焦げ付きの発生を抑制できる。
そして、鍋底21の焦げ付きの発生を抑制できるため、作業者が鍋容器20に付きっきりで鍋容器20内を撹拌する必要がなくなり、省人化を図ることができる。
特に、この実施例1では、鍋容器20の鍋底21を加熱している間、回転シャフト33を継続的に回転させ、内籠30を回転させ続ける。これにより、鍋容器20内の液体が加熱中は常に撹拌されることになり、鍋底21に落下した具材Gの破片H等が一か所に留まることを防止できる。そのため、鍋底21の焦げ付き発生をさらに抑制することができる。
そして、この実施例1のスープ調理器1では、鍋底21と具材Gとの間に隙間Sを生じさせる具材保持手段が、具材Gを収容可能な籠32を有する内籠30であり、内籠30の籠底(支持枠31の下部)の下側に撹拌羽根34を設けている。すなわち、内籠30の底部枠31aの下側には撹拌羽根34の羽根部34bが一体的に設けられ、回転シャフト33が回転することで、内籠30と羽根部34bとが一体となって回転する。このため、具材保持手段である内籠30と一緒に具材Gが鍋容器20内で回転することになり、具材Gが羽根部34bによって撹拌されることがない。これにより、具材Gの不要な煮崩れを防止して、具材Gの破片Hが隙間Sにさらに落下しにくくできる。また、具材Gが回転することで、具材Gからの出汁の抽出を促進することも可能となる。
また、内籠30の籠32が、籠底32aが平坦で上端に開口部32bが形成された有底筒体形状を呈し、具材Gを収容可能としている。そのため、内籠30が羽根部34bと一体になって回転した際、内籠30と一緒に具材Gが回転しても、破片Hが内籠30と鍋容器20との間からこぼれにくく、破片Hの落下を抑制することができる。これにより、具材Gが隙間Sに落下しにくくなり、鍋底21の焦げ付きをさらに抑制することができる。
しかも、この実施例1では、軸受34aによって支持枠31が支えられた際、底部枠31aに設けられた羽根部34bと鍋底21との間に隙間が生じ、羽根部34bが鍋底21に接することはない。これにより、鍋底21に万が一焦げ付きが生じたとしても、この焦げ付きが羽根部34bによってこすり取られることがなく、焦げついた具材Gが液体に混ざってしまうことを防止できる。
さらに、実施例1のスープ調理器1では、内籠30を鍋容器20内で回転させる回転シャフト33の下端33aを、軸受34aを介して、鍋容器20の鍋底21の内側に固定した支持部材21aによって支持する。一方、回転シャフト33の上端33cは、連結シャフト35を介して、調理器本体10に設けられたシャフト駆動部14によって回転させる接続シャフト部14eに取り付けられている。
これにより、回転シャフト33の両端がそれぞれ鍋底21とシャフト駆動部14によって支持されることになり、回転シャフト33が回転したときのぐらつきを防止することができる。よって、内籠30を安定的に回転させることが可能となる。
さらに、この実施例1では、鍋底21に固定した支持部材21aが、上方に開放した中空円筒体によって形成されている。そのため、鍋底21を加熱した際、この支持部材21aに熱がこもること抑制し、支持部材21aを設けない場合と比較して、鍋容器20内の熱分布が変動することを防止できる。
[灰汁取り作用]
実施例1のスープ調理器1では、図12に示すように、鍋容器20を調理器本体10の支持面11cに載置し、鍋底21を電磁調理器11dによって加熱する。ここで、支持面11cは、水平面に対して傾斜しており、鍋容器20の開口部22の傾倒側が灰汁の吹きこぼれ口27となるように鍋容器20を傾けた状態で支持する。
これに対し、鍋容器20内の液体が沸騰すると、鍋容器20内に対流が発生する。つまり、鍋容器20内で加熱された液体は、図12において太線矢印で示すように鍋底21の近傍から液体表面に向かって上昇し、液体表面を鍋容器20の開口縁に向かって流れた後、鍋容器20の側面に沿って下降する。このとき、液体の上昇流によって、液体表面には沸騰の激しい領域A(図12において一点鎖線で示す)が生じる。
ここで、液体の対流による上昇流は鉛直方向Vに沿って流れるため、沸騰の激しい領域Aは、鍋底21の加熱中心位置、すなわち電磁調理器11dの誘導コイル11kに対向した位置の鉛直上方に発生する。これに対し、鍋容器20は支持面11cによって傾いて支持されており、鍋容器20の軸方向Oは鉛直方向Vに対して傾いてる。そのため、沸騰の激しい領域Aは、液体表面の中心位置よりも鍋容器20の傾倒側とは反対の領域(開口部22が高い側)に位置する。これにより、液体の上昇流によって液体表面に浮き上がった灰汁は、沸騰による液体の流れによって鍋容器20の傾倒側(開口部22が低い側)に押し流される。そして、開口部22の傾倒側の吹きこぼれ口27の周囲に集まっていく(一点鎖線で示す領域B)。
そして、鍋容器20内の液体は、撹拌羽根34が回転することで鍋容器20の開口部22の傾倒側の吹きこぼれ口27から吹きこぼれていく。つまり、鍋容器20から液体が吹きこぼれる範囲は、開口部22の全周ではなく、開口部22の傾倒側の吹きこぼれ口27に限定される。
このように、液体の吹きこぼれる範囲を吹きこぼれ口27に限定して液体の吹きこぼれ量を抑制することができる。また、この吹きこぼれ口27の近傍には、液体表面に浮き上がった灰汁が集まっている。すなわち、鍋容器20の傾倒側に灰汁を集めてから流し出すことができ、吹きこぼれる液体量が少なくても、灰汁を適切に流し出すことができる。よって、灰汁と一緒に鍋容器20から吹きこぼれてしまう液量を抑制しつつ、吹きこぼれ口27という決まった位置から適切に灰汁を除去することができる。
そして、この実施例1のスープ調理器1では、鍋容器20の吹きこぼれ口27から灰汁が吹きこぼれていくため、作業者が鍋容器20に付きっきりで液体表面に浮き上がってきた灰汁を除去する必要がなくなり、省人化を図ることができる。
また、この実施例1では、調理器本体10が有する機器制御部13によって給液部12を制御することで、鍋容器20内の調理状態に応じて液体の供給を制御する。これにより、鍋容器20内の液量や鍋容器20内の液量や、液位、液体濃度、液体温度等のスープの調理状態に応じて、鍋容器20への液体の供給を自動的に行うことができ、スープの調理状態を容易に管理することができる。
さらに、この機器制御部13によって、液体の供給や鍋容器20内の調理状態に応じて誘導コイル11kによる鍋容器20の加熱を制御する。これにより、鍋容器20の加熱も自動的に制御することができ、スープの調理状態をさらに容易に管理することができて、省人化を図ることができる。
また、この実施例1のスープ調理器1では、開口部22の外側の吹きこぼれ口27に対応した位置に灰汁受け部23が設けられ、開口部22から吹きこぼれた灰汁を灰汁受け部23によって回収する。これにより、鍋容器20から吹きこぼれた灰汁の飛散を防止し、容易に回収して廃棄処理することができる。また、この灰汁受け部23が鍋容器20の外周面20aに沿った樋形状を呈し、底面23bに排出口23eが形成されている。そのため、灰汁受け部23に貯留した灰汁を容易に廃棄することができる。
さらに、ここでは、灰汁受け部23の外周壁23cのうち、底面23bの外側を囲む部分の高さが内周壁23dよりも高くなっている。そのため、開口部22から吹きこぼれた勢いで灰汁受け部23から灰汁が溢れてしまうことを防止でき、灰汁の回収を適切に行うことができる。しかも、この灰汁受け部23は、鍋容器20の外周面20aに固定されたブラケット23aによって着脱可能に支持されている。そのため、使用後に鍋容器20から取り外し、洗浄することが可能である。
さらに、実施例1のスープ調理器1では、鍋容器20の開口部22に一対のガイド板24が設けられている。この一対のガイド板24は、開口部22から起立し、吹きこぼれ口27を挟んで対向する。また、一対のガイド板24は、開口部22の開口縁に沿って湾曲している。これにより、開口部22からの灰汁の吹きこぼれを規制し、液体表面に浮いた灰汁を吹きこぼれ口27に向けて案内する。よって、吹きこぼれ口27以外の位置から灰汁が吹きこぼれることを規制して、不要な液体が流れ出てしまうことを防止できる。
また、実施例1のスープ調理器1では、土台ユニット11の支持面11cに、この支持面11cに支持された鍋容器20の外周面20aに接して、鍋容器20の位置を固定する鍋固定ブラケット11hを有している。これにより、鍋容器20を傾けた状態で支持しても不安定になることを防止できる。
以上、本発明のスープ調理器を実施例1に基づき説明してきたが、具体的な構成については、この実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1では、鍋容器20に灰汁受け部23や一対のガイド板24、回収口25を設けており、開口部22のうち灰汁の吹きこぼれ口27となる部分が決まっている鍋容器20を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、灰汁受け部23や一対のガイド板24、回収口25を設けていない寸胴鍋であっても、水平面に対して傾斜した支持面11cに載置することで、開口部22の傾倒側を灰汁の吹きこぼれ口27とすることができる。
また、実施例1では、鍋容器20の開口部22から吹きこぼれ口27を挟んで起立する一対のガイド板24を設けた例を示したが、これに限らない。例えば、開口部22のうち、吹きこぼれ口27となる部分以外を全てガイド板24で囲ってもよい。また、ガイド板24は、開口部22の内側に向かって可動するように設置してもよい。つまり、ガイド板24は、吹きこぼれ口27以外の開口部22からの灰汁の吹きこぼれを規制し、灰汁を吹きこぼれ口27に向けて案内することができればよい。
また、実施例1では、調理器本体10が液体の供給及び加熱部である誘導コイル11kを制御する機器制御部13を有し、鍋容器20に対する液体の供給制御と鍋容器20の加熱制御を自動的に行うことができる例を示した。しかしながら、これに限らない。例えば、作業者が必要に応じて、鍋容器20とは別に汲んでおいた液体を適宜供給したり、誘導コイル11kの電流強度を必要に応じて調整したりしてもよい。この場合であっても、液体の供給や電流調整等の作業がスープの調理中に継続して行う作業ではないため、作業者がスープ調理器1に付きっきりになる必要はなく、省力化を図ることができる。
また、実施例1では、内籠30の籠32を、全て金網によって形成した例を示したが、これに限らない。例えば、パンチングメタルや、フィルター等によって形成してもよいし、これらを組み合わせて形成してもよい。すなわち、籠32は、具材を収容可能であって、液体や出汁を含む水分を透過することができればよく、濾過機能や洗浄性等を考慮して目の細かさを設定することができる。
また、実施例1では、具材保持手段を内籠30によって構成した例を示したが、これに限らない。鍋容器20内に投入された具材と鍋底21との間に隙間Sを生じさせれば良いので、例えば、鍋容器20内を仕切り、具材が載置される穴あきプレートであってもよい。
また、実施例1では、具材保持部材である内籠30と撹拌羽根34とを一体的に設け、回転シャフト33の回転で内籠30と撹拌羽根34とが一体に回転する例を示したが、これに限らない。回転シャフト33によって少なくとも撹拌羽根34が回転すればよく、内籠30(具材保持手段)は回転しなくてもよい。
さらに、実施例1では、撹拌羽根34を回転させる回転シャフト33の下端33aが支持部材21aによって支持され、回転シャフト33の上端33cが接続シャフト部14eに取り付けられる例を示したが、これに限らない。例えば、回転シャフト33の上端33cを接続シャフト部14eに取り付け、内籠30の全体をシャフト駆動部14によってぶら下げ支持するようにしてもよい。また、このとき、内籠30のがたつきを抑えるため、鍋容器20内に籠32の周面32c等に接触するベアリングを設けてもよい。
そして、実施例1では、内籠30が、撹拌羽根34が固定された支持枠31と、この支持枠31の底部枠31aに載置される籠32とを有する例を示したが、これに限らない。例えば、籠32の籠底32aに撹拌羽根34を固定し、籠32と撹拌羽根34とを一体化した内籠であってもよい。
さらに、実施例1では、鍋容器20を加熱する加熱手段として電磁調理器11dを有する例を示したが、これに限らない。例えば、ガスコンロ等の直火で鍋容器20を加熱するものであってもよい。
1 スープ調理器
10 調理器本体
11 土台ユニット
11c 支持面
11d 電磁調理器
11h 鍋固定ブラケット
11k 誘導コイル(加熱部)
12 給液部
13 機器制御部
14 シャフト駆動部
14e 接続シャフト部
20 鍋容器
20a 外周面
21 鍋底
21a 支持部材
22 開口部
23 灰汁受け部
24 ガイド板
27 吹きこぼれ口
30 内籠
31 支持枠
31a 底部枠
32 籠
33 回転シャフト
34 撹拌羽根

Claims (7)

  1. 上端に開口部が形成され、具材及び液体を入れる有底筒体の鍋容器と、前記鍋容器の鍋底を加熱すると共に前記鍋容器内を撹拌して煮詰めることでスープを作る調理器本体とを備えたスープ調理器であって、
    前記鍋容器は、前記鍋容器に投入された前記具材を保持して前記鍋底と前記具材との間に隙間を生じさせると共に前記液体を透過可能な具材保持手段と、前記隙間に配置されると共に回転シャフトの先端に設けられた撹拌羽根とを備え、
    前記調理器本体は、前記回転シャフトを回転させるシャフト駆動部を備える
    ことを特徴とするスープ調理器。
  2. 請求項1に記載されたスープ調理器において、
    前記具材保持手段は、前記鍋底に対して前記隙間を介して対向する底面の下側に前記撹拌羽根が一体的に設けられ、前記回転シャフトが回転することで、前記具材保持手段と前記撹拌羽根とが一体となって回転する
    ことを特徴とするスープ調理器。
  3. 請求項2に記載されたスープ調理器において、
    前記具材保持手段は、前記底面が平坦で上端に開口部が形成された有底筒体形状を呈し、前記具材を収容可能とする
    ことを特徴とするスープ調理器。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載されたスープ調理器において、
    前記回転シャフトは、下端が前記鍋底に設けられた支持部材によって支持され、上端が前記シャフト駆動部によって回転される接続シャフト部に着脱可能に取り付けられる
    ことを特徴とするスープ調理器。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載されたスープ調理器において、
    前記調理器本体は、前記開口部の傾倒側が灰汁の吹きこぼれ口となるように前記鍋容器を傾けた状態で着脱可能に支持する支持面と、前記支持面の裏面側で前記鍋底に対向する位置に設けられた加熱部とを有する土台ユニットを備える
    ことを特徴とするスープ調理器。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載されたスープ調理器において、
    前記調理器本体は、前記鍋容器内の調理状態に応じて、前記鍋容器への前記液体の供給を制御する機器制御部を有する
    ことを特徴とするスープ調理器。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載されたスープ調理器において、
    前記調理器本体は、前記鍋容器内の調理状態に応じて、前記鍋底の加熱を制御する機器制御部を有する
    ことを特徴とするスープ調理器。
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