JP2020131634A - 光照射装置、画像形成装置、及びプログラム - Google Patents

光照射装置、画像形成装置、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】インクにより一定の範囲に単一色の画像が形成された用紙を用いて光量の調整を行う場合と比較して、光量を精度良く調整することができる光照射装置、画像形成装置、及びプログラムを提供する。【解決手段】画像形成装置12は、光及び熱の少なくとも一方により濃度が変化する光量測定部材Sに対して、レーザ光を照射するレーザ照射部80と、レーザ照射部80によりレーザ光が照射された光量測定部材Sの濃度の変化に基づいて、レーザ照射部80の光量を調整するCPU70Aと、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、光照射装置、画像形成装置、及びプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、記録媒体に形成された画像の濃度を調整する液滴乾燥装置が記載されている。この液滴乾燥装置は、画像に応じて液滴を吐出する吐出手段によって記録媒体に吐出された液滴に対して、赤外線レーザを照射する照射手段と、画像の画質に影響を与える属性に基づいて、照射手段によって液滴に照射される赤外線レーザの照射タイミング、照射位置、及び照射量の少なくとも1つを制御する制御手段と、を備えている。
特開2015−112792号公報
ところで、光量照射装置の光量の調整に、インクにより一定の範囲に単一色の画像(所謂ベタ画像)が形成された用紙を用いる場合、インクは液体であるため、レーザ光を照射して乾燥させたときに濃度ムラが発生し易い。このため、乾燥後のインクの濃度変化を利用して光量の調整を行う際に、インクの濃度ムラの影響を受けるため、光量を精度良く調整することが難しい場合がある。
本発明は、インクにより一定の範囲に単一色の画像が形成された用紙を用いて光量の調整を行う場合と比較して、光量を精度良く調整することができる光照射装置、画像形成装置、及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、第1態様に係る光照射装置は、光及び熱の少なくとも一方により濃度が変化する部材に対して、光を照射する照射部と、前記照射部により光が照射された部材の濃度の変化に基づいて、前記照射部の光量を調整する調整部と、を備えている。
また、第2態様に係る光照射装置は、第1態様に係る光照射装置において、前記部材が、感熱材料、感光材料、及びトナーの少なくとも1つが塗布されたシート状の部材とされている。
また、第3態様に係る光照射装置は、第2態様に係る光照射装置において、前記トナーが、黒色トナーとされている。
また、第4態様に係る光照射装置は、第1態様〜第3態様のいずれか1の態様に係る光照射装置において、前記光が照射された部材の濃度を測定する測定部を更に備えている。
また、第5態様に係る光照射装置は、第4態様に係る光照射装置において、前記照射部が、複数の光源を含み、前記測定部が、前記光が照射された部材の濃度を、前記複数の光源の各々に対応する領域毎に測定する。
また、第6態様に係る光照射装置は、第5態様に係る光照射装置において、前記測定部が、前記光が照射された部材に対して光を照射し、前記部材からの反射光の強度から、前記部材の領域毎の濃度を測定する。
また、第7態様に係る光照射装置は、第6態様に係る光照射装置において、前記調整部が、前記測定部により測定された、前記部材の領域毎の濃度が予め定められた目標濃度になるように、前記複数の光源の各々の光量を調整する。
また、第8態様に係る光照射装置は、第5態様〜第7態様のいずれか1の態様に係る光照射装置において、前記複数の光源の各々が、発光ダイオード又はレーザ素子とされている。
一方、上記目的を達成するために、第9態様に係る画像形成装置は、画像情報に応じて液滴を吐出することにより、前記画像情報に対応した画像を記録媒体に形成する形成部と、前記形成部により前記記録媒体に形成された画像に対して、光を照射する第1態様〜8のいずれか1項に記載の光照射装置と、を備えている。
更に、上記目的を達成するために、第10態様に係るプログラムは、コンピュータを、第1態様〜第8態様のいずれか1の態様に係る光照射装置が備える調整部として機能させる。
第1態様、第9態様、及び第10態様によれば、インクにより一定の範囲に単一色の画像が形成された用紙を用いて光量の調整を行う場合と比較して、光量を精度良く調整することができる、という効果を有する。
第2態様によれば、厚みのある部材を用いる場合と比較して、省スペース化を図ることができる、という効果を有する。
第3態様によれば、他の色のトナーを用いる場合と比較して、多くの種類の光源に対応することができる、という効果を有する。
第4態様によれば、測定部を外部に設ける場合と比較して、光量調整を効率的に行うことができる、という効果を有する。
第5態様によれば、複数の光源の各々に対応する領域を考慮せずに濃度を測定する場合と比較して、濃度測定を効率的に行うことができる、という効果を有する。
第6態様によれば、反射光の強度を用いずに濃度を測定する場合と比較して、濃度を精度良く測定することができる、という効果を有する。
第7態様によれば、予め定められた目標濃度を考慮しない場合と比較して、光量を精度良く調整することができる、という効果を有する。
第8態様によれば、発光ダイオード及びレーザ素子以外の光源を用いる場合と比較して、光量を精度良く調整することができる、という効果を有する。
第1の実施形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の構成の一例を示す側面図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の要部構成を模式的に示す側面図である。 (A)は、トナーの濃度変化の一例を示す図である。(B)は、インクの濃度変化の一例を示す図である。(C)は、トナー及びインクの各々における濃度の変化割合の一例を示す図である。 実施形態に係るレーザ照射部及び濃度読取センサの構成の説明に供する図である。 第1の実施形態に係る光量調整処理プログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。 実施形態に係る光量調整処理の説明に供する図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の要部構成を模式的に示す上面図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の要部構成を模式的に示す側面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置12の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、画像形成装置12は、例えば、制御部70、操作表示部72、用紙供給部74、用紙搬送部76、画像形成部78、レーザ照射部80、濃度読取センサ82、及び通信部84を備えている。本実施形態に係る画像形成装置12では、画像を形成する方式として、インクジェット方式が採用される。
本実施形態においては、制御部70、レーザ照射部80、及び濃度読取センサ82により光照射装置が構成される。なお、濃度読取センサ82は画像形成装置12の外部に設けられていてもよく、この場合、制御部70及びレーザ照射部80により光照射装置が構成される。また、本実施形態においては、光照射装置を画像形成装置12に適用した場合について説明するが、光照射装置の適用例は画像形成装置12に限定されるものではない。
制御部70は、CPU(Central Processing Unit)70A、ROM(Read Only Memory)70B、RAM(Random Access Memory)70C、不揮発性メモリ70D、及び入出力インターフェース(I/O)70Eが、バス70Fを介して各々接続された構成であり、I/O70Eには、操作表示部72、用紙供給部74、用紙搬送部76、画像形成部78、レーザ照射部80、濃度読取センサ82、及び通信部84が接続されている。制御部70は、例えば、ROM70Bに予めインストールされているプログラムをCPU70Aで実行し、プログラムに従って各部72〜84と相互にデータ通信を行うことで各部72〜84を制御し、画像形成装置12による画像形成を実現する。
操作表示部72は、画像形成装置12のユーザからの指示を受け付けると共に、ユーザに対して画像形成装置12の動作状況等に関する各種情報を通知する。操作表示部72は、例えば、プログラムによって操作指示の受け付けを実現する表示ボタンや各種情報が表示されるタッチパネル式のディスプレイ、及び、テンキーやスタートボタンなどのハードウェアキー等を含んで構成される。
用紙供給部74は、例えば、用紙が収容される用紙収容ユニットや、用紙収容ユニットから後述する用紙搬送部76へ用紙を供給する供給機構を含んで構成される。なお、用紙は、記録媒体の一例である。
用紙搬送部76は、用紙供給部74から供給された用紙を、後述する画像形成部78、レーザ照射部80、及び濃度読取センサ82に搬送すると共に、画像形成部78によって画像が形成された用紙を画像形成装置12の筐体外部に排出する。用紙搬送部76は、例えば、駆動モータや、駆動モータによって回転駆動され、間隙に用紙を挟み込みながら搬送するローラ対等を含んで構成される。
画像形成部78は、形成部の一例であり、用紙搬送部76の処理によって搬送される用紙に対して、画像形成の対象とされる画像情報に応じて、制御部70により指示された量のインクを指示された吐出位置から吐出し、用紙上に画像を形成する。画像形成部78は、例えば、インク吐出部材、並びにインク吐出部材に電圧や電流を供給する電圧源及び電流源の少なくとも一方等を含んで構成される。
なお、インクとしては水性インク、溶媒が蒸発するインクである油性インク、紫外線硬化型インク等が存在するが、以下の実施形態では水性インクを使用するものとする。以下、単に「インク」又は「インク滴」とある場合は、「水性インク」又は「水性インク滴」を意味しているものとする。
レーザ照射部80は、照射部の一例であり、本実施形態ではレーザ乾燥装置として機能する。レーザ照射部80は、画像形成部78によって用紙に形成された画像に対して、一例として、赤外線レーザを照射することによって用紙上の液滴を乾燥させ、画像の定着を図る。以下の実施形態では、「赤外線レーザ」のことを、単に「レーザ」として表すものとする。
なお、レーザの波長としては、概ね800[nm]以上12000[nm]以下の範囲の波長が用いられるが、特に800[nm]から1200[nm]までの範囲の波長が用いられる。
濃度読取センサ82は、測定部の一例であり、画像形成部78及びレーザ照射部80を経て用紙に形成された画像の濃度を読み取る。読み取った画像の濃度情報は制御部70に通知され、制御部70は、画像の種別、画像の濃度情報、及び液滴の吐出位置情報等を含むユーザによって指定された画像(原画像)の画像情報と比較して、用紙に形成された画像の濃度が、原画像の画像情報に含まれる濃度情報で示された濃度に近づくように、画像形成部78等に対する制御を補正する。ここで画像の種別とは、画像情報で示される画像が、例えば、写真なのか、図形、表、グラフ等のグラフィックなのか、又は文字や記号等なのかといった画像の要素を表す情報である。
通信部84は、有線又は無線の通信回線に接続され、通信回線に接続されているパーソナルコンピュータ(図示省略)等の端末装置と、相互にデータ通信を行うためのインターフェースである。通信部84は、例えば、通信回線を介して端末装置から、画像形成要求と共に原画像の画像情報を受け付ける。
なお、画像形成に関する各種プログラムは、ROM70Bに予めインストールされて提供される形態に限られず、CD−ROMやメモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納された状態で提供される形態、通信部84を介して有線又は無線により配信される形態等であってもよい。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置12の構成の一例を示す側面図である。
画像形成装置12の筐体14内の下部には給紙トレイ16が備えられており、例えば、用紙Pとして、A4サイズ等のカット紙が積層されて収容されている。給紙トレイ16内の用紙Pはピックアップロール18により1枚ずつ取り出される。取り出された用紙Pは、予め定められた搬送経路22を構成する複数の搬送ローラ対20で搬送される。以下、単に「搬送方向」というときは、記録媒体である用紙Pの搬送方向(副走査方向)をいい、単に「幅方向」というときは、記録媒体である用紙Pの幅方向(主走査方向)をいい、「上流」、「下流」というときはそれぞれ、搬送方向の上流及び下流を意味するものとする。
給紙トレイ16の上方には、駆動ロール24及び従動ロール26に張架された無端状の搬送ベルト28が配置されている。これらの駆動ロール24、従動ロール26、及び搬送ベルト28により用紙搬送部76が構成される。搬送ベルト28の上方にはヘッドアレイ30が搬送ベルト28の平坦部分28Fに対向して配置される。この対向した領域が、ヘッドアレイ30からインク滴が吐出される吐出領域SEとなっている。
一方、ヘッドアレイ30の上流側には、電源(図示省略)が接続された帯電ロール36が配置されている。帯電ロール36は、従動ロール26との間で搬送ベルト28及び用紙Pを挟みつつ従動し、用紙Pを搬送ベルト28に押圧する押圧位置と、搬送ベルト28から離間した離間位置との間を移動可能とされている。押圧位置では、接地された従動ロール26との間に予め定められた電位差が生じるため、用紙Pに電荷を与えることにより、用紙Pが搬送ベルト28に静電吸着される。
搬送経路22を搬送された用紙Pは、搬送ベルト28に保持されて吐出領域SEに至り、ヘッドアレイ30に対向した状態で、ヘッドアレイ30から原画像の画像情報に応じたインク滴が吐出される。
なお、用紙Pを搬送させる手段としては、搬送ベルト28に限られない。たとえば円筒状あるいは円柱状に形成された搬送ローラの外周に、用紙Pを吸着保持して回転させる構成でもよい。また、本実施形態では用紙Pとしてカット紙を用いた例を示しているが、搬送方向に長尺状の連続紙を、搬送ローラ対20及び駆動ロール24等によって吐出領域SEに搬送する構成であってもよい。
ヘッドアレイ30は、本実施形態では、有効な液滴吐出領域が用紙Pの幅(搬送方向と直交する方向の長さ)以上とされた長尺状とされ、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の4色それぞれに対応した4つのインクヘッド32が搬送方向に沿って配置されており、フルカラーの画像が記録される。なお、各々のインクヘッド32においてインク滴を吐出する方法は特に限定されず、所謂サーマル方式や圧電方式等、公知のものが適用される。
なお、図1には1つのヘッドアレイ30しか図示されていないが、必要に応じて複数のヘッドアレイ30を搬送ベルト28に対向するように配置してもよい。
ヘッドアレイ30の搬送方向下流側には、有効なレーザ照射領域が用紙Pの幅以上とされた行列状あるいは長尺状のレーザ照射部80が、レーザ照射面を搬送ベルト28と対向させた形態で配置される。
レーザ照射部80は、搬送ベルト28によって搬送される用紙P上のインク滴にレーザを照射することでインク滴を乾燥させ、用紙Pへの画像の定着を促進させる。なお、図1には1つのレーザ照射部80しか図示されていないが、必要に応じて複数のレーザ照射部80を搬送ベルト28に対向するように配置してもよい。
更に、レーザ照射部80の搬送方向下流側には、有効な濃度読取領域が用紙Pの幅以上とされた面状又は長尺状の濃度読取センサ82が、濃度読取面を搬送ベルト28と対向させた形態で配置される。
濃度読取センサ82は、例えば、濃度読取センサ82内部に含まれる発光素子から搬送ベルト28によって搬送される用紙Pの画像形成面に対して光を照射し、その反射光を濃度読取センサ82内部に含まれる受光素子で受光することで、反射光に含まれるスペクトル成分の強度から、画像の濃度を読み取る。なお、発光素子には、一例として、LED(Light Emitting Diode)等が用いられ、受光素子には、一例として、CCD(Charge Coupled Device)等が用いられる。
そして、濃度読取センサ82によって読み取った画像の濃度は制御部70に通知され、以降の画像形成処理における用紙Pに形成された画像の濃度を補正するフィードバック制御量として用いられる。なお、濃度読取センサ82は、画像形成装置12に必須のものではなく、本実施形態では一例として、濃度読取センサ82が画像形成装置12に配置されている。なお、用紙Pの画像の濃度の読み取りには、濃度読取センサ82に代えて、濃度読取カメラを用いてもよい。
濃度読取センサ82の下流側には、剥離プレート40が配置されており、剥離プレート40が搬送される用紙Pと搬送ベルト28との間隙に入り込むことで、用紙Pが搬送ベルト28から剥離される。
剥離された用紙Pは、剥離プレート40の下流側で排出経路44を構成する複数の排出ローラ42で搬送され、筐体14の上部に設けられた排紙トレイ46に排出される。
給紙トレイ16と搬送ベルト28との間には、複数の反転用ローラ50を含んで構成された反転経路52が設けられており、一方の面に画像が形成された用紙Pを反転させて、再び搬送ベルト28に保持させることで、用紙Pの他方の面へも画像を形成する、所謂両面印刷を行う機構が設けられている。
また、搬送ベルト28と排紙トレイ46との間には、CMYK各色のインクをそれぞれ貯留するインクタンク54が設けられている。インクタンク54のインクは、インク供給配管(図示省略)によってヘッドアレイ30に供給される。
以上、画像形成に関する一連の処理は、制御部70によって制御される。なお、図2では給紙トレイ16は1つしか図示されていないが、給紙トレイ16を複数備え、異なる用紙サイズや異なる種別の用紙Pを各々の給紙トレイ16に収容し、ユーザからの指定に従って、指定された用紙Pを取り出すためのピックアップロール18を駆動させ、指定された用紙Pを搬送経路22に搬送するようにしてもよい。
ところで、レーザ照射部80に関して、上述したように、乾燥後のインクの濃度変化を利用して光量の調整を行う際に、インクの濃度ムラの影響を受けるため、光量を精度良く調整することが難しい場合がある。以下、図3を参照して、本実施形態に係るレーザ照射部80の光量調整を行う場合の構成について説明する。
図3は、第1の実施形態に係る画像形成装置12の要部構成を模式的に示す側面図である。
図3に示す画像形成装置12では、所定サイズにカットされた光量測定部材Sが用紙搬送部76のレーザ照射部80と対向する位置に配置される。本実施形態では、光量測定部材Sとして、インクによりベタ画像が形成された用紙に代えて、光及び熱の少なくとも一方により濃度が変化する部材が用いられる。具体的には、感熱材料、感光材料、及びトナーの少なくとも1つが塗布されたシート状の部材が用いられる。感熱材料には、熱により化学反応を起こして変色する物質が用いられる。具体的な物質としては、一例として、色素前駆体であるロイコ色素及びロイコ色素と反応する顕色剤を含む溶剤等が挙げられる。また、感光材料には、光により化学反応を起こして変色する物質が用いられる。具体的な物質としては、一例として、感光性ジアゾニウム塩、ハロゲン化銀等が挙げられる。
光量測定部材Sには、例えば、感熱紙が用いられる。感熱紙は、感熱材料が均一に塗布されたものである。このため、感熱紙では、インクのような濃度ムラは発生し難いため、濃度変化がそのまま光量の変化に反映される。また、光量測定部材Sには,感光材料が均一に塗布された感光紙を用いてもよい。この感光紙でも、感熱紙と同様に、インクのような濃度ムラは発生し難いため、濃度変化がそのまま光量の変化に反映される。従って、光量を精度良く調整するのに好適である。
また、光量測定部材Sには、トナーが均一に塗布されたトナー塗布紙を用いてもよい。トナーは微粒子であるため、トナー塗布紙でも、インクのような濃度ムラは発生し難い。このため、上記の感熱紙及び感光紙と同様に、トナーの濃度変化がそのまま光量の変化に反映される。従って、光量を精度良く調整するのに好適である。なお、黒色トナーは、他の色のトナーよりも光の吸収性が良く、多くの光源に対応可能であるため、より望ましい。以下、図4(A)〜図4(C)を参照して、トナーのほうがインクに比べて、光量調整の精度が向上することを示す比較例について説明する。
図4(A)は、トナーの濃度変化の一例を示す図である。また、図4(B)は、インクの濃度変化の一例を示す図である。また、図4(C)は、トナー及びインクの各々における濃度の変化割合の一例を示す図である。
図4(A)では、レーザエネルギー(光量)を0〜5[J/cm]の6段階に設定した場合に、各段階のレーザエネルギーを照射した場合におけるトナーの濃度の値を示している。この濃度の値は、各段階について3個ずつ計測されている。なお、各段階における3個の濃度の値は各々測定箇所が異なるものとする。
図4(B)では、図4(A)と同様に、レーザエネルギー(光量)を0〜5[J/cm]の6段階に設定した場合に、各段階のレーザエネルギーを照射した場合におけるインクの濃度の値を示している。この濃度の値は、各段階について3個ずつ計測され、各段階における3個の濃度の値は各々測定箇所が異なるものとする。
図4(C)に示すグラフは、縦軸に濃度の変化割合を示し、横軸にレーザエネルギー(光量)を示す。ここでは、レーザエネルギーが1〜5[J/cm]の各段階における濃度の値を、レーザエネルギーが0のときの濃度の値に対する割合で示している。
図4(A)〜図4(C)に示す計測結果から、トナー塗布紙は、インク塗布紙と比べて、レーザ照射した際の濃度変化が大きく、かつ、濃度のばらつきが小さいことが分かる。従って、トナー塗布紙を用いることにより、光量調整の精度が向上する。
図3に戻り、本実施形態に係るレーザ照射部80は、光量測定部材Sに対して、レーザ光を照射する。レーザ照射部80によりレーザ光が照射された光量測定部材Sは、手動又は自動により、濃度読取センサ82と対向する予め定められた位置にセットされる。そして、濃度読取センサ82により、光量測定部材Sの濃度が測定される。そして、CPU70Aは、濃度読取センサ82により測定された、光量測定部材Sの濃度の変化に基づいて、レーザ照射部80の光量を調整する。CPU70Aは、ROM70Bに記憶されている光量調整処理プログラムをRAM70Cに書き込んで実行することにより、調整部の一例として機能する。
なお、本実施形態では、画像形成装置12に内蔵されている濃度読取センサ82を用いて、光量測定部材Sの濃度を測定するが、これに限定されない。例えば、画像形成装置12の外部に設けられた濃度読取センサ82を用いて、光量測定部材Sの濃度を測定してもよい。この場合、外部の濃度読取センサ82を用いて測定された濃度情報が、CPU70Aに入力されるように構成される。
また、図3において、光量測定部材Sが外部からの光や熱の影響を受け難くするために、少なくともレーザ照射部80及び光量測定部材Sを含む空間を遮光空間とすることが望ましい。
また、光量測定部材Sは、カット紙に限らず、ロール紙でもよい。また、光量測定部材Sは、レーザ光の波長毎に異なっていてもよい。この場合、レーザ光の波長に応じて、反応し易い光量測定部材Sを用いることで、より光量調整の精度が向上する。
次に、図5を参照して、レーザ照射部80及び濃度読取センサ82の具体的な構成について説明する。
図5は、本実施形態に係るレーザ照射部80及び濃度読取センサ82の構成の説明に供する図である。
レーザ照射部80は、例えば、レーザ照射面が光量測定部材Sと対向するように、レーザ発光素子Vからレーザ発光素子Vまでのn個のレーザ発光素子が行列状にm×m個配置された構造となっている。なお、各種レーザ発光素子のうちでも、コストが比較的低く、低消費電力であり、2次元化が容易で、かつ、高速変調が可能という優れた特性を持つVCSEL(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)素子が好適に用いられる。以下、レーザ発光素子Vからレーザ発光素子Vまでのn個のレーザ発光素子を総称してレーザ発光素子Vともいう。
そして、レーザ照射部80における各レーザ発光素子Vのレーザ照射量は、例えば、各レーザ発光素子Vに供給する電流値に応じて、レーザ発光素子V毎に調整されるようになっている。具体的には、レーザ発光素子Vに供給する電流値を大きくするに従って、レーザ発光素子Vから照射されるレーザ照射量が大きくなる。なお、本実施形態におけるレーザ照射部80のレーザ発光素子Vは、図示しない電流源を制御して供給電流値を変更することでレーザ照射量を調節するものとして説明するが、例えば、図示しない電圧源を制御してレーザ発光素子Vへの供給電圧値を変更することで、レーザ発光素子Vから照射されるレーザ照射量の調整が行われるものであってもよい。
濃度読取センサ82は、例えば、濃度読取面が光量測定部材Sと対向するように、濃度センサWから濃度センサWまでのn個の濃度センサが行列状にm×m個配置された構造となっている。以下、濃度センサWから濃度センサWまでのn個の濃度センサを総称して濃度センサWともいう。各濃度センサWは、発光素子及び受光素子を含むセンサとして構成されている。
光量測定部材Sには、レーザ照射部80からのレーザ照射によって照射領域Rが形成されており、この照射領域Rには、レーザ発光素子V〜Vの各々のレーザ照射に応じて領域R〜Rが形成されている。これらの領域R〜Rの濃度は、レーザ照射量に応じて異なっており、例えば、領域R12の濃度は他の領域の濃度よりも薄く、レーザ照射量が少ないことを表している。
各レーザ発光素子Vと各濃度センサWとは予め対応付けられている。これにより、例えば、レーザ発光素子Vによってレーザ照射された光量測定部材Sの領域Rの濃度は濃度センサWで読み取られ、レーザ発光素子Vによってレーザ照射された光量測定部材Sの領域Rの濃度は濃度センサWで読み取られる。光量測定部材Sの領域R〜Rについても同様である。
つまり、濃度読取センサ82は、レーザ照射部80によってレーザ光が照射された光量測定部材Sの濃度を、複数個のレーザ発光素子Vの各々に対応する領域毎に測定する。具体的には、各濃度センサWの発光素子から、光量測定部材Sに対して光を照射し、光量測定部材Sからの反射光を受光素子で受光し、受光した反射光の強度から、光量測定部材Sの領域毎の濃度を測定する。
そして、CPU70Aは、濃度読取センサ82により測定された、光量測定部材Sの領域毎の濃度が予め定められた目標濃度になるように、複数個のレーザ発光素子Vの各々の光量を調整する。
なお、本実施形態では、レーザ発光素子数及び濃度センサ数を同一(n個)としたが、これに限定されず、例えば、レーザ発光素子数及び濃度センサ数が異なるようにしてもよい。また、複数個のレーザ発光素子V及び複数個の濃度センサWの各々を行列状に配置する形態としたが、これに限定されず、例えば、複数個のレーザ発光素子V及び複数個の濃度センサWの各々を直線状に配置する形態としてもよい。
また、本実施形態では、照射部の光源の一例として、複数個のレーザ発光素子Vを適用したが、これに限定されない。光源としては、指向性を有するものであればよく、例えば、複数個の発光ダイオード(LED)を適用してもよい。
次に、図6を参照して、第1の実施形態に係る画像形成装置12の作用を説明する。
図6は、第1の実施形態に係る光量調整処理プログラムによる処理の流れの一例を示すフローチャートである。
まず、画像形成装置12に対して、光量調整処理プログラムの起動が指示されると、以下の各ステップを実行する。なお、本実施形態では、光量測定部材Sがレーザ照射部80のレーザ照射面と対向する位置に予めセットされている。
なお、光量測定部材Sとレーザ照射部80のレーザ照射面との距離と、記録媒体とレーザ照射部80のレーザ照射面との距離とが略同一となるように調整されることが望ましい。
図6のステップ100では、レーザ照射部80が、光量測定部材Sに対して、レーザ光を照射する。
ステップ102では、濃度読取センサ82が、ステップ100でレーザ光が照射された光量測定部材Sの濃度を読み取る処理を行う。具体的に、上述したように、濃度読取センサ82は、レーザ照射部80によってレーザ光が照射された光量測定部材Sの濃度を、複数個のレーザ発光素子の各々に対応する領域毎に読み取る。なお、本実施形態に係るレーザ照射部80の複数個のレーザ発光素子V〜V(図5参照)には、固有の素子番号(1〜n)が付与されている。本実施形態に係る濃度読取センサ82の複数個の濃度センサW〜W(図5参照)には、固有のセンサ番号(1〜n)が付与されている。これらの素子番号(1〜n)及びセンサ番号(1〜n)の各々は、光量測定部材Sの各領域R〜R(図5参照)に対応している。
ステップ104では、CPU70Aが、濃度読取センサ82の各濃度センサのセンサ番号を選択する。
ステップ106では、CPU70Aが、ステップ104で選択されたセンサ番号に対応する領域の濃度が目標濃度未満か否かを判定する。センサ番号に対応する領域の濃度が目標濃度未満であると判定した場合(肯定判定の場合)、ステップ108に移行し、センサ番号に対応する領域の濃度が目標濃度未満ではないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ110に移行する。
ステップ108では、CPU70Aが、ステップ104で選択されたセンサ番号に対応するレーザ発光素子の光量を調整する。ここで、図7を参照して、光量調整処理について具体的に説明する。
図7は、本実施形態に係る光量調整処理の説明に供する図である。
図7の左図に示すデータテーブルは、光量測定部材Sの濃度とレーザ照射部80のレーザ光量との対応関係を表している。横軸は光量測定部材Sの濃度を示し、縦軸はレーザ照射部80のレーザ光量を示す。このデータテーブルは、光量測定部材Sの種類毎に予め作成されており、不揮発性メモリ70D等に格納されている。図7の右図に示すグラフは、レーザ照射部80のレーザ発光素子と目標濃度との関係を表している。横軸の素子番号はレーザ発光素子に対応している。
具体的に、CPU70Aは、一例として、図7の左図に示すデータテーブルを用いて、ステップ104で選択されたセンサ番号に対応する領域の濃度が予め定められた目標濃度になるように、レーザ発光素子の光量を調整する。光量の調整は、一例として、図7の右図に示すように、センサ番号に対応する領域の濃度が目標濃度になるように、レーザ照射部80のレーザ発光素子に供給する電圧値、電流値、駆動パルス幅の少なくとも1つを調整することで行われる。
ステップ110では、CPU70Aが、濃度読取センサ82の濃度センサに対応する全てのセンサ番号を選択したか否かを判定する。全てのセンサ番号を選択していないと判定した場合(否定判定の場合)、ステップ104に戻り処理を繰り返す。一方、全てのセンサ番号を選択したと判定した場合(肯定判定の場合)、本光量調整処理プログラムによる一連の処理を終了する。
このように本実施形態によれば、光量測定部材として、インク塗布紙に代えて、感熱紙、感光紙、及びトナー塗布紙の少なくとも1つを用いることにより、レーザ照射部の光量が精度良く調整される。
また、感熱紙、感光紙、及びトナー塗布紙はいずれも安価であり、また、光量調整のために専用の外部装置を用いる必要がないため、コストが低減される。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、光量測定部材Sとして、所定サイズのカット紙を用いて手動で光量調整を行う場合について説明した。これに対して、本実施形態では、光量測定部材Sとして、連続紙を用いて自動的に光量調整を行う場合について説明する。
図8は、第2の実施形態に係る画像形成装置13の要部構成を模式的に示す上面図である。
図9は、第2の実施形態に係る画像形成装置13の要部構成を模式的に示す側面図である。
なお、図8では、図示を単純化するために、CPU70Aの図示を省略している。
図8及び図9に示す画像形成装置13では、レーザ照射部80の光量調整を行う場合に、レーザ照射部80を遮光室86に移動させる移動機構(図示省略)が設けられている。本実施形態に係る光量測定部材Sは、連続紙であり、光量測定部材Sの一端が遮光室86の下流側に設けられた供給ロールに巻き付けられており、光量測定部材Sの他端が遮光室86の上流側に設けられた巻取ロールに巻き付けられている。連続紙である光量測定部材Sには、上記第1の実施形態と同様に、感熱紙、感光紙、及びトナー塗布紙の少なくとも1つが用いられる。
遮光室86は、光量測定部材Sの供給ロールと巻取ロールとの間に設けられており、内部にレーザ照射部80を収容可能な遮光空間を有している。また、巻取ロールの近傍には、濃度読取センサ82が設けられている。この濃度読取センサ82は、濃度読取センサ82の濃度読取面が光量測定部材Sと対向するように設けられている。
図8及び図9に示すように、通常の画像形成時におけるレーザ照射部80は、レーザ照射部80のレーザ照射面が用紙搬送部76と対向するように設けられている。そして、レーザ照射部80の光量調整を行う場合に、レーザ照射部80が遮光室86に移動するように制御され、レーザ照射部80のレーザ照射面が光量測定部材Sと対向するようにセットされる。なお、光量測定部材Sとレーザ照射部80のレーザ照射面との距離と、用紙搬送部76における記録媒体とレーザ照射部80のレーザ照射面との距離とが略同一となるように調整されることが望ましい。
この後の工程は、上記第1の実施形態と同様であるが、レーザ照射部80が、光量測定部材Sに対して、レーザ光を照射し、濃度読取センサ82が、レーザ照射後の光量測定部材Sの濃度を読み取る処理を行う。そして、CPU70Aは、光量測定部材Sの濃度の読取結果を用いて、レーザ照射部80の光量の調整を行う。
このように本実施形態によれば、レーザ照射部の光量調整を行う度にカット紙を用意する必要がなく、効率的に光量調整処理が行われる。
以上、実施形態に係る光照射装置を備えた画像形成装置を例示して説明した。実施形態は、画像形成装置が備えるCPUの機能をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態としてもよい。実施形態は、このプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明した画像形成装置の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。
12、13 画像形成装置
30 ヘッドアレイ
32 インクヘッド
70 制御部
70A CPU
70B ROM
70C RAM
70D 不揮発性メモリ
70E I/O
70F バス
72 操作表示部
74 用紙供給部
76 用紙搬送部
78 画像形成部
80 レーザ照射部
82 濃度読取センサ
84 通信部

Claims (10)

  1. 光及び熱の少なくとも一方により濃度が変化する部材に対して、光を照射する照射部と、
    前記照射部により光が照射された部材の濃度の変化に基づいて、前記照射部の光量を調整する調整部と、
    を備えた光照射装置。
  2. 前記部材は、感熱材料、感光材料、及びトナーの少なくとも1つが塗布されたシート状の部材である請求項1に記載の光照射装置。
  3. 前記トナーは、黒色トナーである請求項2に記載の光照射装置。
  4. 前記光が照射された部材の濃度を測定する測定部を更に備えた請求項1〜3のいずれか1項に記載の光照射装置。
  5. 前記照射部は、複数の光源を含み、
    前記測定部は、前記光が照射された部材の濃度を、前記複数の光源の各々に対応する領域毎に測定する請求項4に記載の光照射装置。
  6. 前記測定部は、前記光が照射された部材に対して光を照射し、前記部材からの反射光の強度から、前記部材の領域毎の濃度を測定する請求項5に記載の光照射装置。
  7. 前記調整部は、前記測定部により測定された、前記部材の領域毎の濃度が予め定められた目標濃度になるように、前記複数の光源の各々の光量を調整する請求項6に記載の光照射装置。
  8. 前記複数の光源の各々は、発光ダイオード又はレーザ素子である請求項5〜7のいずれか1項に記載の光照射装置。
  9. 画像情報に応じて液滴を吐出することにより、前記画像情報に対応した画像を記録媒体に形成する形成部と、
    前記形成部により前記記録媒体に形成された画像に対して、光を照射する請求項1〜8のいずれか1項に記載の光照射装置と、
    を備えた画像形成装置。
  10. コンピュータを、請求項1〜8のいずれか1項に記載の光照射装置が備える調整部として機能させるためのプログラム。
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