JP2020131354A - 加工液の循環システム - Google Patents

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Abstract

【課題】環境への負荷を小さく抑えることができ経済性にも優れる加工液の循環システムを提供する。【解決手段】加工装置で使用された後の加工液を回収して再び使用できる状態にする加工液の循環システムであって、加工装置から排出される加工液から加工屑を除去する加工屑除去ユニットと、イオン交換樹脂が収容されるイオン交換器を有し、加工屑除去ユニットから供給される加工液に含まれている界面活性剤をイオン交換樹脂に吸着させて除去する界面活性剤除去ユニットと、界面活性剤除去ユニットから供給される加工液に所定の量の界面活性剤を添加する界面活性剤添加ユニットと、を備え、界面活性剤添加ユニットで所定の量の界面活性剤が添加された加工液は加工装置に再び供給される。【選択図】図1

Description

本発明は、加工装置で使用された後の加工液を回収して再び使用できる状態にする加工液の循環システムに関する。
携帯電話機やパーソナルコンピュータに代表される電子機器では、電子回路等のデバイスを備えるデバイスチップが必須の構成要素になっている。デバイスチップは、例えば、シリコン等の半導体材料でなるウェーハの表面を分割予定ライン(ストリート)で複数の領域に区画し、各領域にデバイスを形成した上で、この分割予定ラインに沿ってウェーハを分割することにより得られる。
ウェーハを複数のデバイスチップへと分割する際には、例えば、ダイヤモンド等の砥粒を金属や樹脂等の結合材で固めてなる環状の切削ブレードが使用される(例えば、特許文献1参照)。この切削ブレードを高速に回転させて、分割予定ラインに沿ってウェーハに切り込ませることで、ウェーハを複数のデバイスチップへと分割できる。
ウェーハに切削ブレードを切り込ませる上述のような切削加工では、ウェーハと切削ブレードとが接触する加工点に対して、水を主成分とする加工液(切削水)が供給される。この加工液によって、ウェーハと切削ブレードとが冷却される。また、切削加工の際にウェーハ等から発生する加工屑(切削屑)は、加工液とともにウェーハの外部へと排出される。
近年では、加工液にポリマーを添加する技術が提案されている(例えば、特許文献2参照)。この技術を用いると、ポリマーの作用で加工屑がウェーハに付着し難くなる。つまり、加工液とともに加工屑がウェーハの外部へと排出され易くなるので、ウェーハの表面等に加工屑が固着する可能性を低く抑えられる。
特開平10−242083号公報 特開2009−13301号公報
これまでのところ、ポリマーのような添加剤が加えられた加工液は、使用された後に廃棄されている。しかしながら、使用された後の加工液を常に廃棄する方法では、必ずしも環境への負荷を最小にできない。また、この方法では、加工液として用いられる大量の純水を用意する必要があるので、経済性の面でも改善の余地があった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、環境への負荷を小さく抑えることができ経済性にも優れる加工液の循環システムを提供することである。
本発明の一態様によれば、加工装置で使用された後の加工液を回収して再び使用できる状態にする加工液の循環システムであって、該加工装置から排出される該加工液から加工屑を除去する加工屑除去ユニットと、イオン交換樹脂が収容されるイオン交換器を有し、該加工屑除去ユニットから供給される該加工液に含まれている界面活性剤を該イオン交換樹脂に吸着させて除去する界面活性剤除去ユニットと、該界面活性剤除去ユニットから供給される該加工液に所定の量の該界面活性剤を添加する界面活性剤添加ユニットと、を備え、該界面活性剤添加ユニットで該所定の量の該界面活性剤が添加された該加工液は該加工装置に再び供給される加工液の循環システムが提供される。
本発明の一態様において、該界面活性剤除去ユニットは、該加工液に紫外線を照射する紫外線光源を更に有し、該加工液に含まれている該界面活性剤を該紫外線で分解することが好ましい。
また、本発明の一態様において、該界面活性剤除去ユニットは、活性炭が収容される活性炭容器を更に有し、該加工液に含まれている該界面活性剤を該活性炭に吸着させて除去することが好ましい。
また、本発明の一態様において、該界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、又は両性界面活性剤であることが好ましい。
また、本発明の一態様において、該界面活性剤は、その一部にポリオキシエチレン、ポリオキシアルキレン、ポリアクリル酸、多価アルコール、アルキル鎖、脂肪酸のいずれかを含むことが好ましい。
また、本発明の一態様において、該界面活性剤は、炭素数が1〜18のアルキル鎖を含むことが好ましい。
また、本発明の一態様において、該界面活性剤は、ポリオキシアルキレンを含み、該ポリオキシアルキレンの付加モル数が1〜80であることが好ましい。
本発明の一態様に係る加工液の循環システムは、加工装置から排出される加工液から加工屑を除去する加工屑除去ユニットと、加工屑除去ユニットから供給される加工液に含まれている界面活性剤をイオン交換樹脂に吸着させて除去する界面活性剤除去ユニットと、界面活性剤除去ユニットから供給される加工液に所定の量の界面活性剤を添加する界面活性剤添加ユニットと、を備えている。
そのため、加工装置で使用された後の加工液を再び加工装置で使用できる。つまり、加工装置で使用された後の加工液を常に廃棄しなくて良いので、環境への負荷が小さくなる。また、加工装置で使用された後の加工液を常に廃棄する場合のような大量の純水を必要としないので、経済性にも優れている。
加工液の循環システムを示す機能ブロック図である。 廃液処理装置の外観を示す斜視図である。 廃液処理装置の内部の構造を模式的に示す図である。 界面活性剤添加装置の外観を示す斜視図である。 加工装置を示す斜視図である。 界面活性剤の構造を模式的に示す図である。
添付図面を参照して、本発明の一態様に係る実施形態について説明する。図1は、本実施形態に係る加工液の循環システム2を示す機能ブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る加工液の循環システム2は、廃液処理装置4と、界面活性剤添加装置(界面活性剤添加ユニット)6と、を備えている。
廃液処理装置4は、加工装置(切削装置)8から排出される加工液(切削水)を処理して界面活性剤添加装置6へと送る。具体的には、廃液処理装置4は、加工液に混入した加工屑(切削屑)を除去する加工屑除去ユニット4aと、加工液に含まれる界面活性剤を除去する界面活性剤除去ユニット4bと、を備えている。
界面活性剤添加装置6は、廃液処理装置4で処理された後の加工液に所定の量の界面活性剤を添加する。界面活性剤添加装置6で界面活性剤が添加された加工液は、再び加工装置8に供給される。これにより、加工装置8で使用された後の加工液(以下、使用後の加工液)を再び加工装置8で使用することができる。
図2は、本実施形態に係る廃液処理装置4の外観を示す斜視図である。図2に示すように、廃液処理装置4は、直方体状の筐体10を備えている。筐体10の内部には、加工屑除去ユニット4aや界面活性剤除去ユニット4b等を収容するための空間が形成されている。
図3は、廃液処理装置4の内部の構造を模式的に示す図である。筐体10の内部の空間には、図3に示すように、配管14を介して加工装置8に接続される廃液タンク16が収容されている。この廃液タンク16は、加工装置8から受け取った使用後の加工液(廃液)を貯留する。
廃液タンク16の上部には、廃液タンク16に貯留されている加工液を後段に送り出すための廃液ポンプ18が設けられている。廃液ポンプ18によって廃液タンク16から送り出された加工液は、配管20、電磁弁22等を通じて加工屑除去ユニット4aへと供給される。加工屑除去ユニット4aは、廃液タンク16から供給される加工液を濾過して加工屑を除去するためのフィルタ24を備えている。
フィルタ24の下方には、濾過後の加工液(濾液)を受ける濾液受けパン26が配置されている。この濾液受けパン26には、配管28等を介して濾液タンク30が接続されており、フィルタ24で濾過された加工液は、濾液受けパン26等を通じて濾液タンク30に貯留される。
なお、使用後の加工液を加工屑除去ユニット4aへと供給する配管20には、加工液の圧力を検出するための圧力センサ32が設けられている。圧力センサ32は、廃液処理装置4の制御ユニット(不図示)に接続されており、圧力センサ32で検出した圧力の情報を含む信号がこの制御ユニットへと送られる。
制御ユニットは、例えば、圧力センサ32で検出した加工液の圧力が閾値よりも大きくなると、オペレータ(作業者)に対してフィルタ24の機能が低下している旨の通知を行う。このような通知は、警告灯(不図示)の点灯(点滅)、通知音の発生、タッチパネル62(図1参照)への表示等の方法で行われる。
制御ユニットは、代表的には、CPU(Central Processing Unit)等の処理装置及びフラッシュメモリ等の記憶装置を含むコンピュータによって構成される。制御ユニットの様々な機能は、記憶装置に記憶されるソフトウェアに従い処理装置等を動作させることによって実現される。
濾液タンク30には、貯留されている加工液を後段に送り出すための濾液ポンプ34が接続されている。濾液ポンプ34によって濾液タンク30から送り出された加工液は、配管36等を通じて界面活性剤除去ユニット4bへと供給される。界面活性剤除去ユニット4bは、配管36に接続された第1イオン交換器38を備えている。第1イオン交換器38の内部には、イオン交換樹脂が収容されている。
濾液タンク30から送り出された加工液を第1イオン交換器38内のイオン交換樹脂に通じることで、この加工液に含まれている界面活性剤はイオン交換樹脂に吸着される。つまり、加工液から界面活性剤が除去される。イオン交換樹脂の種類等に特段の制限はないが、吸着できる界面活性剤の大きさ(分子量)に着目してイオン交換樹脂を選択することが望ましい。
例えば、カウンターイオンを含めない界面活性剤の分子量が約4000以下の場合には、吸着できるイオンの分子量の上限が約4000のゲルタイプと呼ばれるものを用いると良い。なお、このゲルタイプの中には、マイクロポアーを有するものがある。マイクロポアーを有するものを用いる場合には、吸着できるイオンの分子量(すなわち、カウンターイオンを含めない界面活性剤の分子量)の上限が約12000となる。
より具体的には、例えば、スチレンとジビニルベンゼンの共重合体ポリマーからなるイオン交換樹脂では、この共重合体ポリマーの架橋度が8%の場合に、吸着できるイオンの分子量(カウンターイオンを含めない界面活性剤の分子量)の上限が約3000となる。つまり、このような共重合体ポリマーを用いることで、分子量が約3000以下の界面活性剤(カウンターイオンを含めない)を適切に吸着して除去できる。
また、共重合体ポリマーの架橋度が4%になると、吸着できるイオンの分子量(カウンターイオンを含めない界面活性剤の分子量)の上限が約4000となる。更に、共重合体ポリマーの架橋度が2%になると、吸着できるイオンの分子量(カウンターイオンを含めない界面活性剤の分子量)の上限が約12000となる。よって、共重合体ポリマーを用いる場合には、界面活性剤の分子量に応じてその架橋度を選択すると良い。
すなわち、界面活性剤の分子量(カウンターイオンを含めない)の最大値が約3000の場合には、架橋度が8%以下の共重合体ポリマーを用いると良い。また、界面活性剤の分子量(カウンターイオンを含めない)の最大値が約4000の場合には、架橋度が4%以下の共重合体ポリマーを用いると良い。更に、界面活性剤の分子量(カウンターイオンを含めない)の最大値が約12000の場合には、架橋度が2%以下の共重合体ポリマーを用いると良い。
また、このイオン交換樹脂は、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂とが混合されたものであることが望ましい。この場合には、極性の異なる界面活性剤を適切に吸着できる。なお、陰イオン交換樹脂と陽イオン交換樹脂との混合比率は、加工液に添加される界面活性剤の種類等に応じて任意に選択される。
上述のようなイオン交換樹脂は、ノニオン(非イオン)界面活性剤を吸着できない。よって、加工液には、イオン交換樹脂に吸着される界面活性剤のみを添加することが望ましい。このような界面活性剤としては、アニオン(陰イオン)界面活性剤、カチオン(陽イオン)界面活性剤、又は両性界面活性剤が挙げられる。
ところで、第1イオン交換器38から後段に供給される加工液には、例えば、100ppm以下の僅かな界面活性剤が除去されずに残る可能性がある。そのため、本実施形態の界面活性剤除去ユニット4bでは、第1イオン交換器38の後段に配管40を介して紫外線光源42を接続している。
紫外線光源42は、第1イオン交換器38から供給される加工液に紫外線(紫外光)を照射する。加工液に紫外線が照射されると、この加工液に含まれる僅かな界面活性剤が分解される。これにより、加工液に残る界面活性剤を後段で除去し易くなる。なお、紫外線光源42から照射される紫外線によって、加工液に含まれる界面活性剤以外の有機物(生物性の有機物を含む)を分解することもできる。紫外線光源42の後段には、配管44を介して第2イオン交換器46が接続されている。
紫外線光源42から供給される加工液に含まれる界面活性剤、及びこの界面活性剤を分解して生成される生成物は、第2イオン交換器46に収容されているイオン交換樹脂に吸着される。このイオン交換樹脂の種類等にも特段の制限はない。例えば、第1イオン交換器38に収容されるイオン交換樹脂と同等のイオン交換樹脂を第2イオン交換器46に収容して用いることができる。
第2イオン交換器46の後段には、配管48を介して活性炭容器50が接続されている。この活性炭容器50には、活性炭が収容されている。活性炭容器50に収容されている活性炭により、例えば、切削液に残留する界面活性剤や、この界面活性剤を分解して生成される生成物、イオン交換樹脂から発生する微細な樹脂片、その他の有機物等が除去される。なお、活性炭容器50には、フィルタ機能を持つ活性炭フィルタ等が収容されても良い。
活性炭容器50へと加工液を供給する配管48には、加工液の圧力を検出するための圧力センサ52が設けられている。圧力センサ52は、制御ユニットに接続されており、圧力センサ52で検出した圧力の情報を含む信号が制御ユニットへと送られる。制御ユニットは、例えば、圧力センサ52で検出した加工液の圧力が閾値よりも大きくなると、オペレータに対して活性炭容器50のフィルタ機能が低下している旨の通知を行う。なお、活性炭容器50にフィルタ機能を持たせない場合には、圧力センサ52は省略されて良い。
また、活性炭容器50へと加工液を供給する配管48には、加工液の比抵抗を検出するための比抵抗計54が設けられている。比抵抗計54は、制御ユニットに接続されており、比抵抗計54で検出した比抵抗の情報を含む信号が制御ユニットへと送られる。制御ユニットは、例えば、比抵抗計54で検出した加工液の比抵抗が閾値よりも低くなると、オペレータに対して第1イオン交換器38や第2イオン交換器46に収容されているイオン交換樹脂の機能が低下している旨の通知を行う。
活性炭容器50から供給される加工液は、配管56等を通じて温度調整ユニット58へと送られる。なお、温度調整ユニット58へと加工液を供給する配管56には、活性炭容器50の吸着能の検出に適したTOC(Total Organic Carbon)計(不図示)を接続することが望ましい。
TOC計は、加工液に対して紫外線を照射し、この加工液に含まれる有機物を分解した上で、加工液の比抵抗を測定することで、活性炭容器50から供給される加工液に含まれる有機物の量を算出する。このTOC計により、活性炭容器50の吸着能が低下しているか否かを適切に判定できるようになる。
温度調整ユニット58で所定の温度に調整された加工液は、配管60等を通じて界面活性剤添加装置6に供給される。図2に示すように、筐体10の外部には、タッチパネル62が設けられている。例えば、オペレータからの指示は、このタッチパネル62を介して制御ユニットに入力される。また、タッチパネル62には、廃液処理装置4に関する各種の情報が表示される。
図4は、界面活性剤添加装置6の外観を示す斜視図である。図4に示すように、界面活性剤添加装置6は、筐体72を備えている。筐体72の内部には、各種の構成要素を収容するための空間が形成されており、廃液処理装置4から配管60(図3)を通じて加工液が供給される。
また、筐体72の外部には、操作パッド74が設けられている。例えば、界面活性剤の添加量は、この操作パッド74を介して界面活性剤添加装置6の制御ユニット(不図示)に設定される。操作パッド74に隣接する位置には、表示部76が設けられている。表示部76には、例えば、操作パッド74を介して設定される界面活性剤の添加量(設定値)や、この界面活性剤添加装置6から供給される切削液中の界面活性剤の濃度(測定値)等の情報が表示される。
筐体72に隣接する位置には、界面活性剤供給ユニット82が配置されている。この界面活性剤供給ユニット82には、第1タンク86a及び第2タンク86bが収容される。第1タンク86a及び第2タンク86bには、加工液に供給される界面活性剤が貯留されている。第1タンク86aに貯留された界面活性剤は、第1配管84aを通じて筐体72の内部に供給される。
同様に、第2タンク86bに貯留された界面活性剤は、第2配管84bを通じて筐体72の内部に供給される。このように、本実施形態の界面活性剤供給ユニット82は、2組のタンク(第1タンク86a及び第2タンク86b)を使用するので、一方のタンクが空になったとしても、他方のタンクから界面活性剤を供給できる。つまり、界面活性剤を途切れることなく供給できるので、加工液に対する界面活性剤の添加量が変動し難くなる。
筐体72の内部には、廃液処理装置4から供給される加工液と、界面活性剤供給ユニット82(第1タンク86a又は第2タンク86b)から供給される界面活性剤と、を混合する混合ユニット(不図示)が収容されている。この混合ユニットは、廃液処理装置4から供給される加工液に対して所定の添加量となるように界面活性剤を混合する。なお、具体的な界面活性剤の添加量に特段の制限はない。
また、混合ユニットには、界面活性剤添加装置6の外部に配置された純水の供給源(不図示)が接続される。例えば、所定の期間を経過して加工液が劣化した場合や、廃液処理装置4から供給される加工液の流量が不足した場合には、上述した廃液処理装置4から供給される加工液に代えて、又はこの加工液とともに、純水供給源から混合ユニットに純水を供給する。これにより、加工液の品質や供給量等を一定の水準に保つことができる。
界面活性剤添加装置6で界面活性剤が添加された加工液は、加工装置8に供給される。図5は、加工装置8を示す斜視図である。なお、本実施形態では、加工装置8の一例として、被加工物11を切削加工する際に用いられる切削装置について説明するが、この加工装置8は、被加工物11を研削加工する際に用いられる研削装置や、被加工物11をバイト切削加工する際に用いられるバイト切削装置(旋削装置)等でも良い。
図5に示すように、加工装置8は、各構成要素を支持する基台104を備えている。基台104の上方には、基台104を覆うカバー106が設けられている。カバー106の内側には、空間が形成されており、加工ユニット(切削ユニット)108が収容されている。加工ユニット108は、Y軸方向(割り出し送り方向)に概ね平行な回転軸となるスピンドル(不図示)を備えている。
このスピンドルの一端側には、円環状の切削ブレード110が装着されている。また、スピンドルの他端側には、モータ等の回転駆動源(不図示)が連結されている。更に、切削ブレード110の傍には、被加工物11や切削ブレード110に加工液(切削液)を供給するためのノズルが配置されている。この加工ユニット108は、加工ユニット移動機構(不図示)によってY軸方向に移動する。
加工ユニット108の下方には、被加工物11を保持するチャックテーブル114が設けられている。チャックテーブル114は、チャックテーブル移動機構(不図示)によってX軸方向(加工送り方向)に移動し、回転機構(不図示)によってZ軸方向(鉛直方向)に平行な回転軸の周りに回転する。
被加工物11は、代表的には、シリコン等の半導体でなる円盤状のウェーハである。被加工物11の表面は、例えば、格子状に配列された分割予定ライン(ストリート)で複数の領域に区画されており、各領域には、IC(Integrated Circuit)、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等のデバイスが形成されている。
なお、被加工物11の材質、形状、構造、大きさ等に制限はない。例えば、他の半導体、セラミックス、樹脂、金属等でなる基板を被加工物11として用いることもできる。同様に、デバイスの種類、数量、形状、構造、大きさ、配置等にも制限はない。被加工物11には、デバイスが形成されていないこともある。
基台104の角部には、カセット支持台116が設けられている。このカセット支持台116の上面には、複数の被加工物11を収容可能なカセット118が載せられる。カセット支持台116の高さ(Z軸方向の位置)は、このカセット118から被加工物11を搬出でき、また、カセット118へと被加工物11を搬入できるように、昇降機構(不図示)等によって制御される。
カバー106の前面106aには、ユーザインタフェースとなるタッチパネル120が設けられている。このタッチパネル120は、上述した加工ユニット108、加工ユニット移動機構、チャックテーブル114、チャックテーブル移動機構、回転機構、昇降機構等とともに、加工装置8の各部を制御する制御ユニット(不図示)に接続されている。
次に、加工液に添加される界面活性剤について詳述する。上述のように、本実施形態に係る加工液の循環システム2では、イオン交換樹脂を用いて加工液中の界面活性剤を除去する。そのため、加工液には、イオン交換樹脂に吸着される界面活性剤のみを添加することが望ましい。具体的には、例えば、アニオン(陰イオン)界面活性剤、カチオン(陽イオン)界面活性剤、又は両性界面活性剤が用いられる。
また、界面活性剤は、その一部にポリオキシエチレン、ポリオキシアルキレン、ポリアクリル酸、多価アルコール、アルキル鎖、脂肪酸のいずれかを含むことが望ましい。このような構造の界面活性剤を用いることで、被加工物11への加工屑の付着を効果的に防止できる。
図6は、上述した加工液の循環システム2に使用できる界面活性剤1の構造を模式的に示す図である。図6に示す界面活性剤1は、主に3つの要素からなる。第1要素3は、ポリオキシアルキレンである。このポリオキシアルキレンの付加モル数(number of moles added)は、1〜80であることが望ましい。この場合、イオン交換樹脂によって界面活性剤1を効率的に除去できるようになる。また、被加工物11への加工屑の付着を効果的に防止できる。
また、第2要素5は、アルキル鎖である。このアルキル鎖中の炭素数は、1〜18であることが望ましい。この場合、イオン交換樹脂によって界面活性剤1を効率的に除去できるようになる。また、被加工物11への加工屑の付着を効果的に防止できる。
そして、第3要素7は、極性基である。界面活性剤1がアニオン界面活性剤である場合、その極性基として、硫酸、リン酸、又はカルボン酸が用いられる。界面活性剤1がカチオン界面活性剤である場合、その極性基として、アミン類、アミド、又はアンモニウムが用いられる。界面活性剤1が、アニオン界面活性剤の極性基とカチオン界面活性剤の極性基との両方を備える両性界面活性剤である場合、その極性基として、硫酸、リン酸、又はカルボン酸と、アミン類、アミド、又はアンモニウムとが用いられる。
上述した界面活性剤1の大きさは、イオン交換樹脂に適切に吸着される範囲内となる。具体的には、界面活性剤1の分子量(カウンターイオンを含めない)は、12000以下、好ましくは4000以下、より好ましくは3000以下である。また、この界面活性剤1は、イオン交換樹脂に吸着される極性基(第3要素7)を有している。そのため、加工液中の界面活性剤をイオン交換樹脂によって適切に除去できる。
以上のように、本実施形態に係る加工液の循環システム2は、加工装置(切削装置)8から排出される加工液(切削液)から加工屑(切削屑)を除去する加工屑除去ユニット4aと、加工屑除去ユニット4aから供給される加工液に含まれている界面活性剤をイオン交換樹脂に吸着させて除去する界面活性剤除去ユニット4bと、を含む廃液処理装置4、及び、界面活性剤除去ユニット4bから供給される加工液に所定の量の界面活性剤を添加する界面活性剤添加装置(界面活性剤添加ユニット)6を備えている。
そのため、加工装置8で使用された後の加工液を再び加工装置8で使用できる。つまり、加工装置8で使用された後の加工液を常に廃棄しなくて良いので、環境への負荷が小さくなる。また、加工装置8で使用された後の加工液を常に廃棄する場合のような大量の純水を必要としないので、経済性にも優れている。
なお、本発明は、上述した実施形態の記載に制限されず種々変更して実施可能である。例えば、上述した界面活性剤除去ユニット4bは、第1イオン交換器38、紫外線光源42、第2イオン交換器46、活性炭容器50の順に加工液を処理するが、本発明に係る界面活性剤除去ユニットは、他の構成を取り得る。
例えば、本発明の界面活性剤除去ユニットは、1つのイオン交換器だけで構成されても良いし、イオン交換器と紫外線光源とで構成されても良いし、イオン交換器と活性炭容器とで構成されても良い。また、加工液を処理する順序にも制限はない。例えば、イオン交換器の前段に紫外線光源や活性炭容器等が接続されても良い。
その他、上述した実施形態に係る構造、方法等は、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施できる。
2 :加工液の循環システム
4 :廃液処理装置
4a :加工屑除去ユニット
4b :界面活性剤除去ユニット
6 :界面活性剤添加装置(界面活性剤添加ユニット)
8 :加工装置(切削装置)
10 :筐体
14 :配管
16 :カセット支持台
16 :廃液タンク
18 :廃液ポンプ
20 :配管
22 :電磁弁
24 :フィルタ
26 :濾液受けパン
28 :配管
30 :濾液タンク
32 :圧力センサ
34 :濾液ポンプ
36 :配管
38 :第1イオン交換器
40 :配管
42 :紫外線光源
44 :配管
46 :第2イオン交換器
48 :配管
50 :活性炭容器
52 :圧力センサ
54 :比抵抗計
56 :配管
58 :温度調整ユニット
60 :配管
62 :タッチパネル
72 :筐体
74 :操作パッド
76 :表示部
82 :タンク支持台
84a :第1配管
84b :第2配管
86a :第1タンク
86b :第2タンク
104 :基台
106 :カバー
106a :前面
108 :加工ユニット(切削ユニット)
110 :切削ブレード
114 :チャックテーブル
116 :カセット支持台
118 :カセット
120 :タッチパネル
1 :界面活性剤
3 :第1要素
5 :第2要素
7 :極性基
11 :被加工物

Claims (7)

  1. 加工装置で使用された後の加工液を回収して再び使用できる状態にする加工液の循環システムであって、
    該加工装置から排出される該加工液から加工屑を除去する加工屑除去ユニットと、
    イオン交換樹脂が収容されるイオン交換器を有し、該加工屑除去ユニットから供給される該加工液に含まれている界面活性剤を該イオン交換樹脂に吸着させて除去する界面活性剤除去ユニットと、
    該界面活性剤除去ユニットから供給される該加工液に所定の量の該界面活性剤を添加する界面活性剤添加ユニットと、を備え、
    該界面活性剤添加ユニットで該所定の量の該界面活性剤が添加された該加工液は該加工装置に再び供給されることを特徴とする加工液の循環システム。
  2. 該界面活性剤除去ユニットは、該加工液に紫外線を照射する紫外線光源を更に有し、該加工液に含まれている該界面活性剤を該紫外線で分解することを特徴とする請求項1に記載の加工液の循環システム。
  3. 該界面活性剤除去ユニットは、活性炭が収容される活性炭容器を更に有し、該加工液に含まれている該界面活性剤を該活性炭に吸着させて除去することを特徴とする請求項1に記載の加工液の循環システム。
  4. 該界面活性剤は、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、又は両性界面活性剤であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の加工液の循環システム。
  5. 該界面活性剤は、その一部にポリオキシエチレン、ポリオキシアルキレン、ポリアクリル酸、多価アルコール、アルキル鎖、脂肪酸のいずれかを含むことを特徴とする請求項4に記載の加工液の循環システム。
  6. 該界面活性剤は、炭素数が1〜18のアルキル鎖を含むことを特徴とする請求項4に記載の加工液の循環システム。
  7. 該界面活性剤は、ポリオキシアルキレンを含み、該ポリオキシアルキレンの付加モル数が1〜80であることを特徴とする請求項4に記載の加工液の循環システム。
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