JP2022061903A - ドレッシング工具 - Google Patents

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Abstract

【課題】ドレッシングボードの削りすぎを抑制することができるドレッシング工具を提供すること。【解決手段】ドレッシング工具1は、研削ホイールの研削砥石をドレッシングするドレッシング工具であって、研削砥石をドレッシングするドレッシングボード2と、ドレッシングボード2が上面31に固定された支持プレート3と、を備え、ドレッシングボード2の支持プレート3側の下面22には、所定の深さに設定された凹部23が形成され、研削砥石で研削されドレッシングボード2が摩耗していくと、凹部23を介して支持プレート3が露出することで、ドレッシングボード2の使用限界が識別される。【選択図】図1

Description

本発明は、ドレッシング工具に関する。
各種デバイスが形成されたウェーハや樹脂パッケージ基板、セラミックス、ガラスなどの板状の被加工物を研削して薄化する際、ホイールの下面に砥粒がボンドで固定された研削砥石が固定された研削ホイールが研削装置に装着され使用される(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-142906号公報
研削砥石は、新品の状態では、砥粒がボンドに埋もれており、加工に適した砥粒の突出状態ではない。そのため、ドレッシングボードを研削することで、強制的に研削砥石を摩耗させ、加工に適した状態に加工する必要がある。
ドレッシングボードは、搬送しやすいよう、ドレッシングボードよりも大径な、例えばプラスチック製の支持プレートに接着されている。ドレッシングボードは、研削によって摩耗するが、支持プレートを誤って研削すると、研削砥石の目詰まりを起こし、研削砥石を傷めてしまうため、ある程度の厚さのドレッシングボードを残して廃棄する。
しかし、どこまでドレッシングボードを使用できるかは見た目ではわかりにくいため、削りすぎが発生する恐れがある。
本発明は、このような点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ドレッシングボードの削りすぎを抑制することができるドレッシング工具を提供することである。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明のドレッシング工具は、研削ホイールの研削砥石をドレッシングするドレッシング工具であって、該研削砥石をドレッシングするドレッシングボードと、該ドレッシングボードが上面に固定された支持プレートと、を備え、該ドレッシングボードの該支持プレート側には、所定の深さに設定された凹部が形成され、該研削砥石で研削され該ドレッシングボードが摩耗していくと、該凹部を介して該支持プレートが露出することで、該ドレッシングボードの使用限界が識別されることを特徴とする。
また、前記ドレッシング工具において、該凹部に対応した該支持プレートの該上面に、使用限界を示す情報、または該ドレッシングボードの種類に関する情報が表示されても良い。
本発明のドレッシング工具は、ドレッシングボードの削りすぎを抑制することができるという効果を奏する。
図1は、実施形態1に係るドレッシング工具の構成例を示す斜視図である。 図2は、図1に示されたドレッシング工具により研削ホイールの研削砥石がドレッシングされる研削装置の構成例を示す斜視図である。 図3は、図2に示された研削装置の加工対象の被加工物の一例を示す斜視図である。 図4は、図1に示されたドレッシング工具の平面図である。 図5は、図1中のV-V線に沿う断面図である。 図6は、図2に示された研削装置の装置本体に廃棄用の袋が取り付けられた状態の正面図である。 図7は、図6に示された廃棄用の袋を装置本体に取り付けるための取付金具の斜視図である。 図8は、図2に示された研削装置が研削砥石をドレッシングする状態を一部断面で示す側面図である。 図9は、使用限界に達したドレッシング工具の平面図である。 図10は、実施形態1の変形例の使用限界に達したドレッシング工具の平面図である。
本発明を実施するための形態(実施形態)につき、図面を参照しつつ詳細に説明する。以下の実施形態に記載した内容により本発明が限定されるものではない。また、以下に記載した構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、実質的に同一のものが含まれる。さらに、以下に記載した構成は適宜組み合わせることが可能である。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲で構成の種々の省略、置換又は変更を行うことができる。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1に係るドレッシング工具を図面に基づいて説明する。図1は、実施形態1に係るドレッシング工具の構成例を示す斜視図である。図2は、図1に示されたドレッシング工具により研削ホイールの研削砥石がドレッシングされる研削装置の構成例を示す斜視図である。図3は、図2に示された研削装置の加工対象の被加工物の一例を示す斜視図である。図4は、図1に示されたドレッシング工具の平面図である。図5は、図1中のV-V線に沿う断面図である。
実施形態1に係る図1に示されたドレッシング工具1は、図2に示された研削装置100の研削ホイール121の研削砥石123をドレッシングする工具である。図2に示された研削装置100は、図3に示す被加工物200を研削加工する加工装置である。まず、研削装置100の加工対象である被加工物200を説明する。
(被加工物)
図2に示された研削装置100の加工対象である被加工物200は、実施形態1ではシリコン、サファイア、ガリウムヒ素などを基板201とする円板状の半導体ウェーハや光デバイスウェーハ等のウェーハである。被加工物200は、図3に示すように、基板201の表面202の交差(実施形態1では、直交)する複数の分割予定ライン203によって区画された複数の領域にそれぞれデバイス204が形成されている。
デバイス204は、例えば、IC(Integrated Circuit)、あるいはLSI(Large Scale Integration)等の集積回路、CCD(Charge Coupled Device)、あるいはCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等のイメージセンサ、またはMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)等である。被加工物200は、基板201の表面202側に保護部材210が貼着され、保護部材210を介して表面202側が保持面111に吸引保持されて、表面202の裏側の裏面205が研削加工される。なお、実施形態1では、被加工物200は、前述したウェーハであるが、本発明では、ウェーハに限らず、樹脂により封止されたデバイスを複数有した矩形状の樹脂パッケージ基板、セラミックス板、又はガラス板等でも良い。次に、被加工物200を研削する研削装置100を説明する。
(研削装置)
研削装置100は、被加工物200の基板201の裏面205側を研削し、被加工物200を所定の仕上げ厚さまで薄化する加工装置である。研削装置100は、図2に示すように、装置本体101と、チャックテーブル110と、研削ユニット120と、研削送りユニット130と、カセット140,141と、位置合わせユニット142と、搬送ユニット143と、洗浄ユニット144と、搬入出ユニット145と、制御ユニット190とを備える。
チャックテーブル110は、被加工物200の表面202側を保持面111で保持し、保持面111の中心を通るZ軸方向と平行な軸心回りに回転可能なものである。実施形態1において、チャックテーブル110は、保持面111がポーラスセラミック等で構成され、保持面111が真空吸引経路(不図示)を介して真空吸引源(不図示)と接続されている。チャックテーブル110は、保持面111に被加工物200の表面202側が保護部材210を介して載置され、保持面111が真空吸引源により吸引されることで、保持面111に載置された被加工物200を吸引、保持する。なお、Z軸方向は、鉛直方向と平行である。
また、実施形態1において、チャックテーブル110は、X軸移動ユニット146により水平方向と平行なX軸方向に移動され、図示しない回転駆動源により軸心回りに回転される。チャックテーブル110は、チャックテーブル110に保持した被加工物200が研削ユニット120により研削される加工位置と、チャックテーブル110に被加工物200が搬入又はチャックテーブル110から搬出される搬入出位置とに亘って、X軸移動ユニット146によりX軸方向に移動される。
研削ユニット120は、研削ホイール121を下端に装着しかつZ軸方向と平行な軸心回りに回転可能なスピンドル122を有し、研削ホイール121の研削砥石123でチャックテーブル110に保持された被加工物200の裏面205側を研削加工するものである。研削ユニット120は、研削送りユニット130を介して装置本体101のX軸方向の一端から立設した装置基台102に支持されている。研削ユニット120は、研削ホイール121と、スピンドル122と、スピンドルモータ124とを備える。
研削ホイール121は、チャックテーブル110に保持された被加工物200を研削するものである。研削ホイール121は、円盤状のホイール基台125と、ホイール基台125の下面の外縁に環状に配された研削砥石123とを備える。即ち、研削ホイール121は、研削砥石123が環状に配されている。
研削砥石123は、ホイール基台125のチャックテーブル110に対向する下面に周方向に等間隔に配置されている。実施形態1において、研削砥石123は、ダイヤモンド、又はCBN(Cubic Boron Nitride)等の砥粒が、金属、セラミックス又は樹脂等により構成される結合材(ボンド材ともいう)により固定されて一つの塊に形成された一つの所謂セグメント砥石として構成される。なお、研削砥石123は、新品の状態では、砥粒がボンド材内に埋もれている。また、研削砥石123は、研削加工を行うと、消耗し、目詰まり等により研削能力が低下する。
研削ホイール121は、スピンドルモータ124によりスピンドル122が軸心回りに回転されることで、研削砥石123がチャックテーブル110に保持された被加工物200の裏面205側を研削加工する。
スピンドル122は、研削ホイール121を下端に固定して支持する。スピンドル122は、研削送りユニット130により鉛直方向に移動自在に支持されたスピンドルハウジング126内に回転自在に収容されている。スピンドルモータ124は、スピンドル122を軸心回りに回転させるものである。
実施形態1では、研削ユニット120の軸心は、加工位置に位置付けられたチャックテーブル110の軸心からに離れ、スピンドル122回転時の研削ホイール121の研削砥石123の移動軌跡が、チャックテーブル110の中心上に位置する。また、研削ユニット120は、チャックテーブル110に保持されて研削加工される被加工物200に研削液127(図8に示す)を供給する研削液供給ノズル128(図8に示す)を備えている。
研削送りユニット130は、装置基台102に設置され、研削ユニット120のスピンドル122を研削送り方向であるZ軸方向に移動させるものである。研削送りユニット130は、研削ユニット120のスピンドル122を下降させて、加工位置のチャックテーブル110に向かって研削ユニット120を移動させる。研削送りユニット130は、研削ユニット120のスピンドル122を上昇させて、加工位置のチャックテーブル110から研削ユニット120を遠ざける。
研削送りユニット130は、Z軸方向と平行に配置されかつ軸心回りに回転自在に設けられた周知のボールねじとボールねじを回転軸回りに回転させてスピンドルハウジング126を介してスピンドル122をZ軸方向に移動させるモーターと研削ユニット120をZ軸方向に移動自在に支持する周知のガイドレールとを備える。
カセット140,141は、複数のスロットを有する被加工物200を収容するための収容容器である。カセット140,141は、研削加工前後の被加工物200を収容する。また、位置合わせユニット142は、カセット140,141から取り出された切削加工前の被加工物200が仮置きされて、その中心位置合わせを行うためのテーブルである。
搬送ユニット143は、2つ設けられている。2つの搬送ユニット143は、被加工物200を吸着する吸着パッドを有している。一方の搬送ユニット143は、位置合わせユニット142で位置合わせされた研削加工前の被加工物200を吸着保持して搬入出位置に位置するチャックテーブル110上に搬入する。他方の搬送ユニット143は、搬入出位置に位置するチャックテーブル110上に保持された研削加工後の被加工物200を吸着保持して洗浄ユニット144に搬出する。
洗浄ユニット144は、研削加工後の被加工物200を洗浄し、研削された裏面205に付着している研削屑等のコンタミネーションを除去する。搬入出ユニット145は、例えばU字型ハンドを備えるロボットピックであり、U字型ハンド131によって被加工物200を吸着保持して搬送する。具体的には、搬入出ユニット145は、研削加工前の被加工物200をカセット140,141から取り出して、位置合わせユニット142へ搬出するとともに、研削加工後の被加工物200を洗浄ユニット144から取り出して、カセット140,141へ搬入する。
制御ユニット190は、研削装置100を各構成要素を制御するものである。即ち、制御ユニット190は、被加工物200に対する研削加工動作を研削装置100に実行させるものである。制御ユニット190は、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置と、ROM(Read Only Memory)又はRAM(Random Access Memory)のようなメモリを有する記憶装置と、入出力インタフェース装置とを有し、コンピュータプログラムを実行可能なコンピュータである。
制御ユニット190の演算処理装置は、ROMに記憶されているコンピュータプログラムをRAM上で実行して、研削装置100を制御するための制御信号を生成する。制御ユニット190の演算処理装置は、生成した制御信号を入出力インタフェース装置を介して研削装置100の各構成要素に出力する。
また、制御ユニット190は、加工動作の状態や画像などを表示する液晶表示装置などにより構成される図示しない表示手段や、オペレータが加工内容情報などを登録する際に用いる入力手段と接続されている。入力手段は、表示手段に設けられたタッチパネルと、キーボード等とのうち少なくとも一つにより構成される。
前述した研削装置100は、カセット140,141から被加工物200を1枚取り出して、搬入出位置のチャックテーブル110の保持面111に被加工物200の表面202側を保護部材210を介して吸引保持し、チャックテーブル110を加工位置に位置付ける。研削装置100は、被加工物200に研削液127を供給しながらスピンドル122により研削ホイール121を軸心回りに回転しかつチャックテーブル110を軸心回りに回転させる。研削装置100は、研削ホイール121の研削砥石123を被加工物200の基板201の裏面205に当接させて研削送りユニット130で研削ユニット120をチャックテーブル110に所定の送り速度で近づけて、研削砥石123で被加工物200の裏面205を研削加工して、被加工物200を薄化する。次に、実施形態1に係るドレッシング工具1を説明する。
(ドレッシング工具)
ドレッシング工具1は、研削ホイール121の研削砥石123をドレッシングする工具である。なお、本発明では、ドレッシングとは、新品の研削砥石123の下面を摩耗させて、砥粒を突出させること、研削加工を繰り返して消耗した研削砥石123の下面を保持面111と平行に整形すること、及び目詰まり等して研削能力が低下した研削砥石123を目立てして、研削砥石123の研削能力を回復させることを総称する。
ドレッシング工具1は、図1、図4及び図5に示すように、ドレッシングボード2と、支持プレート3とを備える。ドレッシングボード2は、研削砥石123により研削されて、研削砥石123をドレッシングするものである。実施形態1では、ドレッシングボード2は、外径が被加工物200の外径よりも小さく、上面21と下面22とが平行な扁平な円板状に形成されている、ドレッシングボード2は、樹脂やセラミックスのボンド材に、WA(ホワイトアランダム、アルミナ系)、GC(グリーンカーボナイト、炭化ケイ素系)、ダイヤモンドなどの砥粒が混ぜ込まれて構成されている。
支持プレート3は、ドレッシングボード2が上面31に固定されたものである。実施形態1では、支持プレート3は、外径が被加工物200の外径と同等で、上面31と下面32とが平行な扁平な円板状に形成されている、支持プレート3は、硬質な樹脂や金属等の硬質な材料により構成されている。実施形態1では、支持プレート3は、上面31の中央にドレッシングボード2を固定して、ドレッシングボード2と同軸となる位置に配置されている。
ドレッシング工具1は、ドレッシングの際に、チャックテーブル110の保持面111に支持プレート3が吸引保持され、チャックテーブル110が軸心回りに回転された状態でドレッシングボード2が研削ユニット120の研削砥石123により研削される。ドレッシング工具1は、ドレッシングボード2が研削砥石123により研削されると、ドレッシングボード2の上面21側が摩耗して、厚みが薄くなる。
ドレッシングボード2は、ドレッシングボード2の支持プレート3側の下面22に、凹部23が形成されている。凹部23は、下面22から上面21に向かって凹に形成され、実施形態1では、平面形状が円形でかつ底面24(図5に示す)が上面21及び下面22と平行に形成されている。実施形態1では、凹部23は、外径がドレッシングボード2の外径よりも小さく、ドレッシングボード2の中央に形成されて、ドレッシングボード2と同心円となっているが、形状や位置は限定されない。
凹部23の深さ231は、ドレッシング工具1の使用限界に相当する所定の深さであり、実施形態1では、研削砥石123をドレッシングする際に、上面21側に凹部23が露出していないドレッシングボード2を上面21から研削砥石123で研削し、ドレッシング後に上面21側に凹部23が露出しても必ず支持プレート3の上面31にドレッシングボード2が残存する値である。なお、使用限界とは、ドレッシングボード2が研削砥石123のドレッシングに用いることができないことである。
なお、ドレッシング工具1の凹部23の深さ231は、研削砥石123を複数回ドレッシングすると上面31に凹部23が露出する深さでも良く、研削砥石123を1回のみのドレッシングで上面31に凹部23が露出する深さでも良い。実施形態1では、例えば、支持プレート3の厚み311が1000μm、ドレッシングボード2の厚み211が5400μm、凹部23の深さ231が、300μmである。こうして、ドレッシング工具1は、前述した深さ231の凹部23がドレッシングボード2に形成されていることにより、研削砥石123で研削されドレッシングボード2が摩耗していくと、凹部23を介して支持プレート3が上面21側に露出することで、ドレッシングボード2の使用限界が識別される。
また、ドレッシング工具1は、図1及び図4に示すように、支持プレート3の上面31に情報4が表示されている。実施形態1において、情報4は、支持プレート3の上面31の凹部23の内側、即ち、ドレッシングボード2の上面21側が摩耗して、上面21側に凹部23が露出すると、凹部23に対応した位置である凹部23の底に配置されている。こうして、ドレッシング工具1は、支持プレート3の上面31の凹部23の底に情報を配置することで、凹部23に対応した支持プレート3の上面31の位置に情報4が表示されている。
実施形態1において、情報4は、ドレッシングボード2が使用限界であることを示す情報41(使用限度を示す情報に該当)と、ドレッシング工具1の識別情報42とを含んでいる。使用限界であることを示す情報41は、オペレータにドレッシングボード2が使用限界であることを示す文字と数字との少なくとも一方を含むものであって、例えば、「END」である。
ドレッシング工具1の識別情報42は、例えば、ドレッシング工具1同士を識別するための情報と、ドレッシング工具1を管理する管理コンピュータと通信するための情報等を含んでいる。識別情報42は、実施形態1では、マトリックス型二次元コードである所謂QR(Quick Response)コードであるが、本発明ではこれに限定されず、一次元のバーコードでも良い。
識別情報42は、携帯情報端末により読み込まれると、使用限界を迎えたドレッシング工具1をメーカーに発注する際に用いる商品コードを携帯情報端末の表示部等に表示する。実施形態1では、前述した情報4は、インク等により支持プレート3の上面31に印刷されて構成されている。
実施形態1において、前述した構成のドレッシング工具1は、カセット140,141のいずれか一方に収容される。次に、ドレッシング工具1を用いて、研削砥石123をドレッシングするドレッシング方法を説明する。
(ドレッシング方法)
図6は、図2に示された研削装置の装置本体に廃棄用の袋が取り付けられた状態の正面図である。図7は、図6に示された廃棄用の袋を装置本体に取り付けるための取付金具の斜視図である。図8は、図2に示された研削装置が研削砥石をドレッシングする状態を一部断面で示す側面図である。図9は、使用限界に達したドレッシング工具の平面図である。
ドレッシング方法は、ドレッシング工具1を用いて研削砥石123をドレッシングする方法であって、所定のタイミングで実施される。なお、所定のタイミングは、研削ユニット120のスピンドル122に新品の研削ホイール121を取り付けた直後、所定枚数の被加工物200を研削する毎等である。なお、実施形態1では、図2に示された研削装置100は、図6に示された廃棄用の袋5が、装置本体101に取り付けられる。廃棄用の袋5は、可撓性を有する樹脂により形成され、上部に開口を有し底が塞がれた袋である。
実施形態1では、廃棄用の袋5は、ドレッシング工具1が梱包されていいた袋であるが、この袋に限定されない。また、実施形態1では、廃棄用の袋5は、ドレッシング工具1の外形を示す図形51と、廃棄を促すメッセージ52が示されている。メッセージ52は、文字と数字とのうち少なくとも一方により構成され、例えば、「この袋に戻して廃棄しいてください」である。
また、実施形態1では、袋5は、上端が図7に示す取付金具6により装置本体101に取り付けられる。取付金具6は、図7に示すように、袋5の上端を挟持する挟持部61と、挟持部61に取り付けられかつ装置本体101に取り付けられる取付部62とを備える。取付部62は、実施形態1では、永久磁石を有し、永久磁石が装置本体101に吸着して、装置本体101に取り付けられる。
ドレッシング方法では、研削装置100が、カセット140,141からドレッシング工具1を取り出し、搬入出位置のチャックテーブル110の保持面111にドレッシング工具1の支持プレート3の下面32を吸引保持し、チャックテーブル110を加工位置に位置付ける。研削装置100は、図8に示すように、被加工物200を研削加工する際と同様に、ドレッシング工具1のドレッシングボード2に研削液127を供給しながらスピンドル122により研削ホイール121を軸心回りに回転しかつチャックテーブル110を軸心回りに回転させる。研削装置100は、研削ホイール121の研削砥石123をドレッシング工具1のドレッシングボード2に当接させて研削送りユニット130で研削ユニット120をチャックテーブル110に所定の送り速度で近づけて、研削砥石123でドレッシング工具1のドレッシングボード2を所定時間研削加工して、研削砥石123をドレッシングする。
オペレータは、例えば、図9に示すように、ドレッシング工具1のドレッシングボード2の上面21側に凹部23が露出していると、支持プレート3が視認出来るため、ドレッシング工具1が使用限界であることを認識される。こうして、実施形態1に係るドレッシング工具1は、研削砥石123で研削されドレッシングボード2が摩耗していくと、凹部23を介して支持プレート3の上面31が露出することで、ドレッシングボード2の使用限界が識別される。使用限界に達したドレッシングボード2は、装置本体101に取り付けた廃棄用の袋5に直接収容し、袋5ごと廃棄する。
以上のように、実施形態1に係るドレッシング工具1は、ドレッシングボード2の下面22側に凹部23を備え、研削加工によってドレッシングボード2が摩耗すると凹部23を介して支持プレート3が露出する事で、凹部23を視認することで、ドレッシングボード2が使用限界に達したことを判断できるという効果を奏する。その結果、ドレッシング工具1は、ドレッシングボード2の削りすぎを抑制することができるという効果を奏する。
また、ドレッシング工具1は、凹部23の内側の支持プレート3の上面31に、使用限界であることを示す情報41と、ドレッシング工具1の識別情報42とが表示されている。その結果、ドレッシング工具1のドレッシングボード2が使用限界になった認識、及び使用限界になったので次のドレッシングボード2を注文しようという行動をオペレータに促すことができるという効果を奏する。
〔変形例〕
本発明の実施形態1の変形例に係るドレッシング工具を図面に基づいて説明する。図10は、実施形態1の変形例の使用限界に達したドレッシング工具の平面図である。なお、図10は、実施形態1と同一部分に同一符号を付して説明を省略する。
実施形態2に係るドレッシング工具1は、支持プレート3の上面31に表示された情報4が実施形態1と異なること以外、実施形態1と同じである。実施形態2において、情報4は、ドレッシングボード2の種類に関する情報である種類を示す情報43を含んでいる。種類を示す情報43は、オペレータにドレッシングボード2の種類を示す文字と数字との少なくとも一方を含むものであって、例えば、「Parts#12345」である。
実施形態2に係るドレッシング工具1は、ドレッシングボード2の下面22側に凹部23を備えているので、実施形態1と同様に、使用限界に達したことが判断でき、ドレッシングボード2の削りすぎを抑制することができるという効果を奏する。
また、実施形態2に係るドレッシング工具1は、支持プレート3の上面31にドレッシングボード2の種類を示す情報43が表示されているので、使用限界になって次のドレッシングボード2を注文する際に、使用限界に達したドレッシングボード2の種類を認識しやすくことができる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 ドレッシング工具
2 ドレッシングボード
3 支持プレート
23 凹部
31 上面
41 使用限界であることを示す情報(使用限度を示す情報)
43 ドレッシングボードの種類を示す情報(ドレッシングボードの種類に関する情報)
121 研削ホイール
123 研削砥石
231 深さ

Claims (2)

  1. 研削ホイールの研削砥石をドレッシングするドレッシング工具であって、
    該研削砥石をドレッシングするドレッシングボードと、
    該ドレッシングボードが上面に固定された支持プレートと、を備え、
    該ドレッシングボードの該支持プレート側には、所定の深さに設定された凹部が形成され、
    該研削砥石で研削され該ドレッシングボードが摩耗していくと、該凹部を介して該支持プレートが露出することで、該ドレッシングボードの使用限界が識別されるドレッシング工具。
  2. 該凹部に対応した該支持プレートの該上面に、使用限界を示す情報、または該ドレッシングボードの種類に関する情報が表示されている請求項1に記載のドレッシング工具。
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