JP2017217594A - イオン交換ユニット及びイオン交換樹脂の交換方法 - Google Patents

イオン交換ユニット及びイオン交換樹脂の交換方法 Download PDF

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武 風呂中
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正喜 内田
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【課題】イオン交換樹脂を容易に交換できるイオン交換ユニットを提供する。【解決手段】イオン交換ユニットは、イオン交換樹脂を収容する容器と、容器の上方から水を供給する水供給路と、容器の上方から純水とともに使用前のイオン交換樹脂を供給するイオン交換樹脂供給路と、第1開閉弁を備え、容器の底部から純水を排出する純水排出路と、第2開閉弁を備え、容器の底部から水とともに容器中の使用済みイオン交換樹脂を排出するイオン交換樹脂排出路と、純水排出路からイオン交換樹脂が排出されるのを防ぐフィルターと、を備え、容器を傾けずにイオン交換樹脂が交換できる。【選択図】図3

Description

本発明は、イオン交換ユニット及びイオン交換樹脂の交換方法に関する。
半導体デバイスの製造工程において純水が使用される。純水の精製工程においては、水に含まれるイオンを除去可能なイオン交換ユニットが使用される。イオン交換ユニットは、水に含まれるイオンを除去可能なイオン交換樹脂と、イオン交換樹脂を収容する容器とを有する。容器に注入された水は、容器内部のイオン交換樹脂でイオン交換されて純水となる。容器内部で生成された純水は、容器からオーバーフローして排出される(特許文献1及び特許文献2参照)。オーバーフローの圧力に耐えるため、イオン交換ユニットの容器として、ボンベ型の耐圧容器が使用される場合が多い。
特許第5461918号公報 特開2007−245005号公報
イオン交換樹脂は、消耗品であり交換を要する。イオン交換樹脂を交換する方法として、容器ごと交換する方法と、容器内部のイオン交換樹脂を入れ替える方法とが挙げられる。イオン交換樹脂を入れ替える方法においては、重量が重い耐圧容器を傾けて耐圧容器内部のイオン交換樹脂を排出する作業を実施する必要がある。このような作業は労力を要し、イオン交換樹脂を容易に交換することが困難である。
本発明は、イオン交換樹脂を容易に交換できるイオン交換ユニット及びイオン交換樹脂の交換方法を提供することを目的とする。
本発明は、水からイオンを除去し純水を製造するイオン交換ユニットであって、イオン交換樹脂を収容する容器と、該容器の上方から水を供給する水供給路と、該容器の上方から純水とともに使用前のイオン交換樹脂を供給するイオン交換樹脂供給路と、第1開閉弁を備え、該容器の底部から純水を排出する純水排出路と、第2開閉弁を備え、該容器の底部から水とともに該容器中の使用済みイオン交換樹脂を排出するイオン交換樹脂排出路と、該純水排出路から該イオン交換樹脂が排出されるのを防ぐフィルターと、を備え、該容器を傾けずに該イオン交換樹脂が交換できるイオン交換ユニットを提供する。
また、本発明は、上記のイオン交換ユニットを用いたイオン交換樹脂の交換方法であって、該第1開閉弁を閉じるとともに該第2開閉弁を開けて、該水供給路から供給され該イオン交換樹脂排出路から排出される水の流れに乗せて該容器中のイオン交換樹脂を該容器から排出する排出ステップと、該第2開閉弁を閉じるとともに該第1開閉弁を開けて、該イオン交換樹脂供給路から純水とともにイオン交換樹脂を該容器に供給しつつ、該純水排出路から該純水を排出して該容器にイオン交換樹脂を貯留する貯留ステップと、を備えるイオン交換樹脂の交換方法を提供する。
本発明に係るイオン交換樹脂の交換方法において、該排出ステップでは、該イオン交換樹脂供給路を大気開放し、イオン交換樹脂の該容器からの排出を促進させることが好ましい。
本発明によれば、イオン交換樹脂を容易に交換できるイオン交換ユニット及びイオン交換樹脂の交換方法が提供される。
図1は、本実施形態に係る純水精製装置及び加工装置を備える加工システムの一例を示す斜視図である。 図2は、本実施形態に係るイオン交換ユニットの一例を模式的に示す図である。 図3は、本実施形態に係るイオン交換ユニットを制御する制御手段の一例を示す機能ブロック図である。 図4は、本実施形態に係るイオン交換樹脂交換モードのうち、容器の内部空間に収容されている使用済みイオン交換樹脂を内部空間から排出する排出ステップを説明するための図である。 図5は、本実施形態に係るイオン交換樹脂交換モードのうち、使用前のイオン交換樹脂を容器の内部空間に貯留させる貯留ステップを説明するための図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部の位置関係について説明する。水平面内のX軸と平行な方向をX軸方向、水平面内においてX軸と直交するY軸と平行な方向をY軸方向、X軸及びY軸のそれぞれと直交するZ軸と平行な方向をZ軸方向とする。また、X軸を中心とする回転方向をθX方向、Y軸を中心とする回転方向をθY方向、Z軸を中心とする回転方向をθZ方向とする。X軸及びY軸を含むXY平面は、水平面と平行である。XY平面と直交するZ軸方向は、鉛直方向である。
[加工システム]
図1は、本実施形態に係る純水精製装置1及び加工装置100を備える加工システム1000の一例を示す斜視図である。図1に示すように、加工システム1000は、加工装置100と、純水を製造する純水精製装置1とを備える。本実施形態において、加工装置100は、切削装置である。以下の説明においては、加工装置100を適宜、切削装置100、と称する。
切削装置100は、被加工物Wを保持するチャックテーブル110と、チャックテーブル110に保持された被加工物Wを切削する切削手段120と、切削前及び切削後の被加工物Wを複数収容するカセット130と、カセット130が載置されるカセットエレベータと、カセット130からの被加工物Wの搬出及びカセット130への被加工物Wの搬入を実施する搬出入手段140と、切削後の被加工物Wを洗浄する洗浄手段150と、搬出入手段140とチャックテーブル110と洗浄手段150との間で被加工物Wを搬送する搬送手段160と、を備える。
本実施形態において、被加工物Wは、シリコン、サファイア、及びガリウムなどを母材とする円板状の半導体ウエーハ又は光デバイスウエーハである。なお、被加工物Wは、電子部品に使用されるセラミック基板、樹脂基板、及びガラス基板などでもよい。図1に示すように、被加工物Wは、粘着シートSを介して、環状フレームFに装着される。被加工物Wは、粘着シートSに貼着される。粘着シートSの外周縁は、環状フレームFに支持される。
チャックテーブル110は、X軸移動手段によりX軸方向に移動可能である。また、チャックテーブル110は、回転駆動源によりθZ方向に回転可能である。
切削手段120は、被加工物Wを切削するための切削ブレード121と、切削ブレード121に切削水を供給する供給ノズル122とを有する。切削手段120は、Y軸移動手段によりY軸方向に移動可能である。また、切削手段120は、Z軸移動手段によりZ軸方向に移動可能である。
X軸移動手段、Y軸移動手段、Z軸移動手段、及び回転駆動源により、チャックテーブル110と切削手段120とは、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、及びθZ方向に相対的に移動可能である。切削装置100は、チャックテーブル110に保持されている被加工物Wを切削手段120で切削して、複数のデバイスチップに分割する。
搬出入手段140は、切削前の被加工物Wをカセット130から搬出する。搬送手段160は、カセット130から搬出された被加工物Wをチャックテーブル110に搬送する。チャックテーブル110は、被加工物Wを保持する。切削装置100は、被加工物Wを保持したチャックテーブル110と切削手段120とを、X軸方向、Y軸方向、Z軸方向、及びθZ方向に相対移動させながら、供給ノズル122から切削水を供給しつつ、切削ブレード121で被加工物Wを切削して、被加工物Wを複数のデバイスチップに分割する。切削後の被加工物Wは、搬送手段160によりチャックテーブル110から搬出され、洗浄手段150に搬送される。洗浄手段150は、切削後の被加工物Wを洗浄する。洗浄後の被加工物Wは、搬送手段160から搬出入手段140に搬送される。搬出入手段140は、洗浄後の被加工物Wをカセット130に収容する。
純水精製装置1は、切削装置100において発生した切削屑を含む廃液を精製して純水を製造する。純水精製装置1で製造された純水は、切削水として再利用される。純水精製装置1は、切削屑を含む切削装置100からの廃液が供給され、廃液から切削屑を除去して清水を生成するフィルターユニットと、フィルターユニットにより生成された清水が供給され、清水からイオンを除去して純水を精製するイオン交換ユニット53とを備える。イオン交換ユニット53は、イオン交換樹脂74を収容する容器73を有する。イオン交換ユニット53は、切削装置100よりも大きい装置である。図1に示すように、少なくともZ軸方向において、容器73の寸法は切削装置100の寸法よりも大きい。
なお、純水精製装置1のイオン交換ユニット53に水道水が供給されてもよい。イオン交換ユニット53は、水道水のイオンを除去して純水を精製してもよい。
[イオン交換ユニット]
図2は、本実施形態に係るイオン交換ユニット53の一例を模式的に示す図である。図2に示すように、イオン交換ユニット53は、イオン交換樹脂74を収容する容器73と、容器73の上方から水を供給する水供給路70と、容器73の上方から純水とともに使用前のイオン交換樹脂74を供給するイオン交換樹脂供給路71と、第1開閉弁75を備え、容器73の底部から純水を排出する純水排出路76と、第2開閉弁77を備え、容器73の底部から水とともに容器73中の使用済みイオン交換樹脂74を排出するイオン交換樹脂排出路78と、純水排出路76からイオン交換樹脂74が排出されるのを防ぐフィルター79と、を備える。
容器73は、Z軸と平行な軸の周囲に配置される筒部材73Aと、筒部材73Aの下端部と接続される底板部材73Bと、筒部材73Aの上端部と接続される天板部材73Cとを有する。
容器73は、PO(polyolefin)、PET(polyethylene terephthalate)、PE(polyethylene)、及びPVC(polyvinyl chloride)のような合成樹脂で形成される。容器73の重量は、ボンベ型の耐圧容器の重量に比べて、軽い。容器73の内部の水圧が大きく変化すると、その水圧に応じて、容器73は変形する。容器73は、射出成型、ブロー成型、及び押し出し成型などの安価に大量に生産可能な方法により製造される。
天板部材73Cは、水供給路70と接続される第1供給口80と、イオン交換樹脂供給路71と接続される第2供給口81とを有する。第1供給口80及び第2供給口81は、容器73の内部空間73Hの上部に配置される。
第1供給口80は、水供給路70から供給された水を、内部空間73Hの上部から、内部空間73Hに供給する。本実施形態において、第1供給口80にフィルター87が配置されている。フィルター87は、清水に含まれる固形物を除去する。また、フィルター87は、例えば放射状に設けられた複数の開口を有し、容器73のイオン交換樹脂74に対して偏り無く清水を供給する。水供給路70からの水は、フィルター87を通過して内部空間73Hに供給される。
第2供給口81は、イオン交換樹脂供給路71から純水ととともに供給された使用前のイオン交換樹脂74を、内部空間73Hの上部から、内部空間73Hに供給する。
上述のように、本実施形態においては、フィルターユニットにより切削屑が除去された清水又は水道水が、水供給路70を介して第1供給口80に供給される。
水供給路70には、水供給路70を開閉する電磁開閉弁59が設けられる。電磁開閉弁59が開くと、水供給路70の水が第1供給口80を介して容器73の内部空間73Hに供給される。
イオン交換樹脂供給路71は、純水と混合されたイオン交換樹脂74を収容するイオン交換樹脂混合容器82と接続される。イオン交換樹脂混合容器82には、純水供給源83から配管84を介して純水が供給される。配管84には電磁開閉弁84Bが設けられる。電磁開閉弁84Bが開くと、純水供給源83からの純水が配管84を介してイオン交換樹脂混合容器82に供給される。
イオン交換樹脂供給路71には、吸引ポンプ85と、電磁開閉弁86とが設けられる。吸引ポンプ85が作動すると、イオン交換樹脂混合容器82に収容されているイオン交換樹脂74が純水とともに、イオン交換樹脂供給路71を介して第2供給口81に供給される。また、電磁開閉弁86が開くと、イオン交換樹脂混合容器82からのイオン交換樹脂74及び純水がイオン交換樹脂供給路71を介して容器73の内部空間73Hに供給される。
底板部材73Bは、純水排出路76と接続される第1排出口88と、イオン交換樹脂排出路78と接続される第2排出口89とを有する。第1排出口88及び第2排出口89は、容器73の内部空間73Hの下部に配置される。第1排出口88は、内部空間73Hの純水を、内部空間73Hの下部から排出する。本実施形態において、第1排出口88にフィルター79が配置される。内部空間73Hの純水は、フィルター79を通過して内部空間73Hから排出される。フィルター79により、内部空間73Hのイオン交換樹脂74が第1排出口88から排出されることが防止される。
第2排出口89は、内部空間73Hの使用済みのイオン交換樹脂74を、内部空間73Hの水とともに、内部空間73Hの下部から排出する。
イオン交換樹脂74により容器73において製造された純水は、第1排出口88を介して、純水排出路76に排出される。純水排出路76に排出された純水は、切削装置100等の加工装置に供給される。
純水排出路76には、純水排出路76を開閉する電磁開閉弁からなる第1開閉弁75が設けられる。第1開閉弁75が開くと、第1排出口88を介して容器73の内部空間73Hから排出された純水は、純水排出路76を流れる。
イオン交換樹脂排出路78は、使用済みイオン交換樹脂収容容器91と接続される。第2排出口89を介して容器73の内部空間73Hから排出された使用済みイオン交換樹脂74は、イオン交換樹脂排出路78を介して、使用済みイオン交換樹脂収容容器91に供給される。使用済みイオン交換樹脂収容容器91は、容器73の内部空間73Hから排出された使用済みイオン交換樹脂74を回収する。
イオン交換樹脂排出路78には、イオン交換樹脂排出路78を開閉する電磁開閉弁からなる第2開閉弁77が設けられる。第2開閉弁77が開くと、第2排出口89を介して容器73の内部空間73Hから排出された使用済みイオン交換樹脂74は、イオン交換樹脂排出路78を流れて、使用済みイオン交換樹脂収容容器91に回収される。
[制御手段]
図3は、本実施形態に係るイオン交換ユニット53を制御する制御手段200の一例を示す機能ブロック図である。制御手段200は、イオン交換ユニット53の構成要素である、電磁開閉弁59、電磁開閉弁86、吸引ポンプ85、第1開閉弁75、及び第2開閉弁76を制御する。
制御手段200は、CPU(Central Processing Unit)のようなマイクロプロセッサを有する演算処理装置210と、ROM(Read Only Memory)又ストレージのような不揮発性メモリ及びRAM(random access memory)のような揮発性メモリを含む記憶装置220と、入出力インターフェース装置230とを有する。演算処理装置210は、記憶装置220に記憶されているコンピュータプログラムに従って演算処理を実施して、入出力インターフェース装置230を介して、イオン交換ユニット53の構成要素を制御するための制御信号を出力する。
[イオン交換ユニットの制御方法]
次に、本実施形態に係るイオン交換ユニット53の制御方法について説明する。本実施形態において、イオン交換ユニット53は、純水製造モード、及びイオン交換樹脂交換モードの少なくとも一方のモードで作動する。純水製造モードは、水を精製して、純水を製造するモードである。イオン交換樹脂交換モードは、容器73の内部空間73Hに収容されている使用済みのイオン交換樹脂74を内部空間73Hから排出して、使用前のイオン交換樹脂74を容器73の内部空間73Hに貯留させるモードである。
(純水製造モード)
図2を参照して、純水製造モードについて説明する。図2は、純水製造モードにおけるイオン交換ユニット53の構成を示す図である。純水製造モードにおいて、制御手段200は、電磁開閉弁59及び第1開閉弁75が開くように、制御信号を出力する。また、制御手段200は、電磁開閉弁86及び第2開閉弁76が閉じ、吸引ポンプ85の作動が停止するように、制御信号を出力する。これにより、供給された清水又は水道水は、水供給路70を流れた後、第1供給口80を介して、容器73の内部空間73Hに供給される。容器73の内部空間73Hには、イオン交換樹脂74が収容されている。第1供給口80から容器73の内部空間73Hに供給された水は、イオン交換樹脂74によって精製され、純水に変換された後、第1排出口88を介して、純水排出路76に排出される。第1開閉弁75は開いているため、第1排出口88から排出された純水は、純水排出路76を流れて排出される。また、第1排出口88にはフィルター79が設けられているため、内部空間73Hのイオン交換樹脂74が第1排出口88から排出されることが抑制される。
純水製造モードにおいては、吸引ポンプ85の作動が停止され、電磁開閉弁86は閉じられる。したがって、イオン交換樹脂混合容器82に収容されているイオン交換樹脂74は、容器73に供給されない。また、第2開閉弁77は閉じられている。したがって、容器73の内部空間73Hのイオン交換樹脂74がイオン交換樹脂排出路78を介して排出されてしまうことが防止される。
(イオン交換樹脂交換モード)
次に、図4及び図5を参照して、イオン交換樹脂交換モードについて説明する。図4は、本実施形態に係るイオン交換樹脂交換モードのうち、容器73の内部空間73Hに収容されている使用済みイオン交換樹脂74を内部空間73Hから排出する排出ステップを説明するための図である。図5は、本実施形態に係るイオン交換樹脂交換モードのうち、使用前のイオン交換樹脂74を容器73の内部空間73Hに貯留させる貯留ステップを説明するための図である。
図4に示すように、排出ステップにおいては、制御手段200は、電磁開閉弁59及び第2開閉弁77が開くように、制御信号を出力する。また、制御手段200は、第1開閉弁75が閉じるように、制御信号を出力する。これにより、供給された清水又は水道水は、水供給路70を流れた後、第1供給口80を介して、容器73の内部空間73Hに供給される。
排出ステップにおいては、第1開閉弁75は閉じられている。したがって、容器73の内部空間73Hの水が、純水排出路76を流れることが防止される。また、第1排出口88にフィルター79が設けられているため、容器73の内部空間73Hのイオン交換樹脂74が純水排出路76から排出されることが防止される。
排出ステップにおいては、第2開閉弁77は開けられている。したがって、容器73の内部空間73Hの使用済みのイオン交換樹脂74は、水供給路70から第1供給口80を介して容器73の内部空間73Hに供給された水と一緒に、第2排出口89を介してイオン交換樹脂排出路78から排出される。
本実施形態においては、排出ステップにおいて、電磁開閉弁59を開け、第1開閉弁75を閉じるとともに第2開閉弁77を開けることにより、水供給路70から供給されイオン交換樹脂排出路78から排出される水の流れに乗せて、容器73中のイオン交換樹脂74が容器73から円滑に排出される。
排出ステップにおいては、イオン交換樹脂供給路71が大気開放されることが好ましい。イオン交換樹脂供給路71が大気開放されることにより、イオン交換樹脂74の容器73からの排出が促進される。例えば、イオン交換樹脂供給路71に設けられる電磁開閉弁86として三方弁が用いられ、その三方弁によりイオン交換樹脂供給路71が大気開放されてもよい。なお、大気開放弁が、別途、天板部材73Cに設けられ、その大気開放弁を使って、内部空間73Hが大気開放されてもよい。また、水供給路70に設けられる電磁開閉弁59として三方弁が用いられ、水供給路70から容器73への水の供給と水供給路70の大気開放とが交互に繰り返されてもよい。
なお、排出ステップにおいては、制御手段200は、第1開閉弁75が閉じ、電磁開閉弁59、第2開閉弁77、及び電磁開閉弁86が開き、吸引ポンプ85が作動するように、制御信号を出力してもよい。これにより、供給された清水又は水道水は、水供給路70を流れた後、第1供給口80を介して、容器73の内部空間73Hに供給される。また、イオン交換樹脂混合容器82には純水供給源83から供給された純水が収容されている。電磁開閉弁86が開き、吸引ポンプ85が作動することにより、イオン交換樹脂混合容器82の純水は、イオン交換樹脂供給路71を流れた後、第2供給口81を介して、容器73の内部空間73Hに供給される。
水供給路70からの水のみならず、イオン交換樹脂供給路71からの水も、容器73の内部空間73Hに供給されることにより、水供給路70及びイオン交換樹脂供給路71の両方から供給され、イオン交換樹脂排出路78から排出される水の流れに乗せて、容器73中のイオン交換樹脂74を容器73から円滑に排出することができる。
次に、貯留ステップについて説明する。図5に示すように、貯留ステップにおいては、制御手段200は、第1開閉弁75及び電磁開閉弁86が開き、吸引ポンプ85が作動するように、制御信号を出力する。また、制御手段200は、電磁開閉弁86及び第2開閉弁77が閉じるように、制御信号を出力する。これにより、供給された清水又は水道水は、水供給路70を流れた後、第1供給口80を介して、容器73の内部空間73Hに供給される。また、イオン交換樹脂混合容器82には、使用前のイオン交換樹脂74が純水とともに収容されている。電磁開閉弁86が開き、吸引ポンプ85が作動することにより、イオン交換樹脂混合容器82に収容されている使用前のイオン交換樹脂74は、純水とともに、イオン交換樹脂供給路71を流れた後、第2供給口81を介して、容器73の内部空間73Hに供給される。これにより、使用前のイオン交換樹脂74が容器73の内部空間73Hに貯留される。
また、貯留ステップにおいては、第1開閉弁75は開けられている。したがって、イオン交換樹脂供給路71を介して使用前のイオン交換樹脂74と一緒に容器73の内部空間73Hに供給された純水は、第1排出口88から排出され、純水排出路76を流れることができる。
また、貯留ステップにおいては、第2開閉弁77は閉じられている。したがって、イオン交換樹脂供給路71を介して純水と一緒に容器73の内部空間73Hに供給された使用前のイオン交換樹脂74が、第2排出口89を介してイオン交換樹脂排出路78から排出されることが防止される。
本実施形態においては、貯留ステップにおいて、第2開閉弁77を閉じるとともに、電磁開閉弁86及び第1開閉弁75を開けて、イオン交換樹脂供給路71から純水とともにイオン交換樹脂74を容器73に供給しつつ、純水排出路76から純水を排出して、容器73にイオン交換樹脂を円滑に貯留することができる。
[作用及び効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、イオン交換ユニット53において、第1供給口80が容器73の上部に設けられ、第1排出口88が容器73の下部に設けられ、水は、イオン交換ユニット53の容器73の内部空間73Hを上部から下部に流れる。すなわち、本実施形態に係るイオン交換ユニット53は、オーバーフロー方式ではなく、ダウンフロー方式で、水を流す。これにより、容器73として耐圧容器を採用しなくても、イオン交換ユニット53は、純水を製造することができる。
また、本実施形態によれば、イオン交換ユニット53への水の供給が停止されても、イオン吸着などにより体積が変化したイオン交換樹脂74が容器73の内部空間73Hで移動することが抑制される。これにより、イオン交換ユニット53への水の供給が停止されても、容器73の内部空間73Hでイオン交換樹脂74であるアニオン樹脂とカチオン樹脂とが分離することが抑制される。したがって、イオン交換ユニット53は、水の供給及び停止が繰り返されても、イオン交換樹脂74の分離を抑制することができ、イオン交換の効果を充分に発揮することができる。
また、本実施形態によれば、排出ステップにおいては、内部空間73Hの上部に設けられた第1供給口80から内部空間73Hに水を供給する供給動作と、内部空間73Hの下部に設けられた第2排出口89から内部空間73Hの水及びイオン交換樹脂74を排出する排出動作とが実施され、内部空間73Hのイオン交換樹脂74は、ダウンフロー方式で内部空間73Hから円滑に排出される。また、貯留ステップにおいては、内部空間73Hの上部に設けられた第2供給口81から内部空間73Hに水及びイオン交換樹脂74を供給する供給動作と、内部空間73Hの下部に設けられた第1排出口88から内部空間73Hの水を排出する排出動作とが実施され、イオン交換樹脂74は、ダウンフロー方式で内部空間73Hに円滑に貯留される。
したがって、本実施形態によれば、容器73を傾けることなく、容器73の内部空間73Hのイオン交換樹脂74を交換することができる。ダウンフロー方式を採用したイオン交換ユニット53であるため、ダウンフローの流体の流れを利用して容器73から使用済みのイオン交換樹脂74を排出し、新しいイオン交換樹脂74を供給し貯留することができるため、容器73を傾ける作業は不要となる。本実施形態によれば、容器73を傾けることなく、ダウンフローを利用して、イオン交換樹脂74を容易に交換することができる。
また、本実施形態によれば、容器73を傾けることなくイオン交換樹脂74を交換できるため、容器73を大きくすることができ、容器73におけるイオン交換樹脂74の収容量を増やすことができる。そのため、イオン交換ユニット53の処理量を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、イオン交換樹脂交換モードは、第1開閉弁75を閉じるとともに第2開閉弁77を開けて、水供給路70から供給されイオン交換樹脂排出路78から排出される水の流れに乗せて容器73中のイオン交換樹脂74を容器73から排出する排出ステップと、第2開閉弁77を閉じるとともに第1開閉弁75を開けて、イオン交換樹脂供給路71から純水とともにイオン交換樹脂74を容器73に供給しつつ、純水排出路76から純水を排出して容器73にイオン交換樹脂74を貯留する貯留ステップと、を含む。排出ステップと貯留ステップとを分けて実施することにより、容器73においてイオン交換樹脂74を十分且つ円滑に交換することができる。
また、本実施形態によれば、排出ステップでは、イオン交換樹脂供給路71を大気開放し、イオン交換樹脂74の容器からの排出を促進させる。これにより、イオン交換樹脂74の排出を迅速に実施することができる。
なお、上述の実施形態においては、加工装置100が切削装置であることとした。加工装置100は研削装置でもよいし研磨装置でもよい。すなわち、純水精製装置1は、切削装置100に供給される純水を精製してもよいし、研削装置又は研磨装置に供給される純水を精製してもよい。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されない。すなわち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 純水精製装置
53 イオン交換ユニット
70 水供給路
71 イオン交換樹脂供給路
73 容器
73A 筒部材
73B 底板部材
73C 天板部材
73H 内部空間
74 イオン交換樹脂
75 第1開閉弁
76 純水排出路
77 第2開閉弁
78 イオン交換樹脂排出路
79 フィルター
80 第1供給口
81 第2供給口
82 イオン交換樹脂混合容器
83 純水供給源
84 配管
84B 電磁開閉弁
85 吸引ポンプ
86 電磁開閉弁
87 フィルター
88 第1排出口
89 第2排出口
91 使用済みイオン交換樹脂収容容器
100 切削装置(加工装置)
110 チャックテーブル
120 切削手段
121 切削ブレード
122 供給ノズル
130 カセット
140 搬出入手段
150 洗浄手段
160 搬送手段
200 制御手段
210 演算処理装置
220 記憶装置
230 入出力インターフェース装置
1000 加工システム
F 環状フレーム
S 粘着シート
W 被加工物

Claims (3)

  1. 水からイオンを除去し純水を製造するイオン交換ユニットであって、
    イオン交換樹脂を収容する容器と、
    該容器の上方から水を供給する水供給路と、
    該容器の上方から純水とともに使用前のイオン交換樹脂を供給するイオン交換樹脂供給路と、
    第1開閉弁を備え、該容器の底部から純水を排出する純水排出路と、
    第2開閉弁を備え、該容器の底部から水とともに該容器中の使用済みイオン交換樹脂を排出するイオン交換樹脂排出路と、
    該純水排出路から該イオン交換樹脂が排出されるのを防ぐフィルターと、を備え、
    該容器を傾けずに該イオン交換樹脂が交換できるイオン交換ユニット。
  2. 請求項1に記載のイオン交換ユニットを用いたイオン交換樹脂の交換方法であって、
    該第1開閉弁を閉じるとともに該第2開閉弁を開けて、該水供給路から供給され該イオン交換樹脂排出路から排出される水の流れに乗せて該容器中のイオン交換樹脂を該容器から排出する排出ステップと、
    該第2開閉弁を閉じるとともに該第1開閉弁を開けて、該イオン交換樹脂供給路から純水とともにイオン交換樹脂を該容器に供給しつつ、該純水排出路から該純水を排出して該容器にイオン交換樹脂を貯留する貯留ステップと、を備えるイオン交換樹脂の交換方法。
  3. 該排出ステップでは、該イオン交換樹脂供給路を大気開放し、イオン交換樹脂の該容器からの排出を促進させる請求項2に記載のイオン交換樹脂の交換方法。
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